JP2009033598A - 高周波回路及びこれを用いた高周波モジュール、通信機器、高周波回路の制御方法 - Google Patents

高周波回路及びこれを用いた高周波モジュール、通信機器、高周波回路の制御方法 Download PDF

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和弘 萩原
Keisuke Fukamachi
啓介 深町
Shigeru Kenmochi
茂 釼持
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Abstract

【課題】受信信号の強度を信号処理に最適な強度に調整する高周波回路を低コストで得る。これを用いて良好な増幅特性を得る。
【解決手段】この高周波回路においては、接続切替スイッチ30が接続されている。接続切替スイッチ30はSP3Tスイッチとなっており、受信アンテナに接続される共通端子1は2つの端子2、3に切り替えて接続される。端子3は開放端(開放端子)となっている。共通端子1と端子3が接続された状態でも、端子2と端子3との間のアイソレーション値に応じて、端子3における高周波信号が減衰した信号が端子2に入力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信した高周波信号の強度を、増幅器の動作が最適となるように調整する高周波回路、これを含む高周波モジュール、高周波回路の制御方法に関する。また、この高周波モジュールを用いた通信機器に関する。
携帯電話や無線LAN等には、主に1GHz以上の高周波に対応した高周波回路が用いられている。こうした機器においては、送信と受信で一つのアンテナを共用して使用するため、送信回路と受信回路が適宜切り替えられてアンテナに接続される。
特に受信の動作において、アンテナが受信した受信信号(高周波信号)の強度は、機器の動作環境によって様々である。例えば、電波状況の悪い場所では、弱い受信信号しか得られない。このため、受信された高周波信号はローノイズアンプで増幅されてから、信号処理が行われる。一方、電波状況の良好な場所では、アンプを通過せずとも受信した高周波信号は強くなる。アンプに入力する高周波信号の強度には最適な範囲が存在し、入力される高周波信号の強度が大きく、この範囲からはずれている場合には、出力される高周波信号の波形には歪みが発生する。この場合は高周波信号を忠実に増幅することができず、十分な通信品質を確保することができない。この場合、受信された高周波信号の強度が充分に大きな場合には、アンプを通過させないことが好ましい。
このため、例えば特許文献1の図4においては、アンプと並列にバイパス回路を設置した構成が記載されている。この高周波回路の構成を図10に示す。この高周波回路においては、アンテナは送信・受信に兼用されるため、送信信号と受信信号との切替用にアンテナ切替スイッチ91が用いられる。アンテナ切替スイッチ91はSPDT(Single Pole Dual Throw)スイッチとなっており、アンテナ切替スイッチ91の共通端子1にはアンテナ(Ant)が接続され、端子(分岐端子)2には受信信号を増幅するLNA(Low Noise Amplifier)92が接続される。端子(分岐端子)4には送信信号が入力され、端子2と4は切り替えられて共通端子1に接続される。また、LNA92と並列にバイパス回路93が設けられている。バイパス回路93はSPST(Single Pole Single Throw)スイッチで構成される。バイパス回路93をオン・オフすることにより、受信信号の強度が小さな場合にはLNA92を通過させ、受信信号の強度が大きな場合にはバイパス回路93に受信信号を通過させることができる。この構成により、弱電界時にはローノイズアンプを動作させ受信感度を良くし、強電界時にはローノイズアンプをバイパスさせ、受信信号が歪むことを抑圧する。
特開2002−208874号公報
しかしながら、特許文献1に記載の高周波回路においては、バイパス回路と連動してLNAのオン・オフを制御する必要があり、回路およびその制御が複雑になってしまう。また、バイパス回路を搭載する為には、別途バイパス回路を構成するためのスイッチ部品を搭載するか、バイパス回路内蔵のLNAを使用する必要があり、コストが増大する。
従って、受信信号の強度を信号処理に最適な強度に調整する高周波回路を低コストで得ることは困難であった。
本発明は、斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、増幅器と、該増幅器に接続された少なくとも一つの端子と、副高周波回路用の少なくとも一つの端子と、少なくとも他の一つの端子とが含まれるn個の端子のうちの一つの端子を選択して、高周波信号が入力される共通端子に接続させるSPnT型スイッチ(nは3以上の自然数)とを具備する高周波回路であって、前記他の一つの端子と前記共通端子とが接続された際には、前記増幅器に接続された一つの端子と前記共通端子とが接続された際に前記増幅器に入力される高周波信号よりも減衰した高周波信号が、前記増幅器に入力されることを特徴とする高周波回路に存する。
請求項2記載の発明の要旨は、前記他の一つの端子は開放端となっていることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路に存する。
請求項3記載の発明の要旨は、前記他の一つの端子と前記増幅器に接続された一つの端子とのアイソレーションは−20〜−30dBの範囲であることを特徴とする請求項2に記載の高周波回路に存する。
請求項4記載の発明の要旨は、前記増幅器と前記他の一つの端子との間にカプラが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路に存する。
請求項5記載の発明の要旨は、前記共通端子はアンテナに接続され、前記副高周波回路として、送信信号を増幅する増幅回路を備え、前記副高周波回路用の少なくとも一つの端子は送信される高周波信号が入力される送信側端子であり、前記増幅器に接続された少なくとも一つの端子は受信される高周波信号が出力される受信側端子であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の高周波回路に存する。
請求項6記載の発明の要旨は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の高周波回路を含む高周波モジュールであって、
誘電体層と導電体パターンとが一体化された積層体に、少なくとも一つの前記SPnT型スイッチと、該SPnT型スイッチに接続された前記増幅器とが搭載されていることを特徴とする高周波モジュールに存する。
請求項7記載の発明の要旨は、請求項6に記載の高周波モジュールが用いられたことを特徴とする通信機器に存する。
請求項8記載の発明の要旨は、増幅器を備える高周波回路において、前記増幅器に入力される高周波信号の強度を調整する高周波回路の制御方法であって、前記高周波回路中にSPnT型スイッチ(nは3以上の自然数)を設け、該SPnT型スイッチは、高周波信号が入力される共通端子と、前記増幅器に接続された少なくとも一つの端子と、副高周波回路用の少なくとも一つの端子と、少なくとも他の一つの端子とを有し、前記増幅器から出力される高周波信号に基づいて、前記SPnTスイッチの切替を行い、該他の一つの端子と前記共通端子とが接続された際には、前記増幅器に接続された一つの端子と前記共通端子とが接続された際に前記増幅器に入力される高周波信号よりも減衰した高周波信号を前記増幅器に入力させることを特徴とする高周波回路の制御方法に存する。
請求項9記載の発明の要旨は、前記他の一つの端子を開放端とすることを特徴とする請求項8に記載の高周波回路の制御方法に存する。
請求項10記載の発明の要旨は、前記他の一つの端子と前記増幅器との間にカプラを設けることを特徴とする請求項8に記載の高周波回路の制御方法に存する。
本発明は以上のように構成されているので、受信信号の強度を信号処理に最適な強度に調整する高周波回路を低コストで得ることができ、これを用いて良好な増幅特性を得ることができる。
以下、本発明について具体的な実施形態を示しながら説明する。ただし、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る高周波回路の構成を示す図が図1である。この高周波回路は、例えば携帯電話や無線LAN等の通信機器における送受信アンテナに接続されて用いられる。この際の周波数は例えば800MHz〜5GHz程度のものである。この高周波回路においては、アンテナ端子Antと受信端子8(Rx)の間に接続切替スイッチ30が接続されている。接続切替スイッチ30はSP3T(Single Pole 3 Throw)スイッチとなっており、アンテナ端子に接続される共通端子1は3つの端子(分岐端子)2、3、4に切り替えて接続される。
端子2は増幅器であるLNA(Low Noise Amplifier)40に接続され、ここで増幅された高周波信号は受信端子8(Rx)を介して出力される。端子4は副高周波回路用の端子である。副高周波回路は、例えば、端子2に接続される受信側回路とは別の受信側回路、送信側回路、他の通信システムの送受信回路等である。この副高周波回路は、図1に示す高周波回路の中に含めて形成してもよいし、端子7(Ex)に接続する別の高周波部品に形成してもよい。副高周波回路を、高周波回路に含めて形成する場合は、高周波回路の端子7(Ex)と接続切替スイッチ30の端子4との間に副高周波回路を設ける。図1は、副高周波回路を、端子4の外部端子である端子7(Ex)に接続する、別の高周波部品に形成した例である。なお、副高周波回路の図示は省略されている。この高周波回路は例えば誘電体層としてセラミック基板を用いて構成すればよい。基板上に接続切替スイッチ30とLNA40が配置され、その他の回路素子が適宜基板上または基板内に配置され、一体化されたモジュールとなっている。
LNA40がこの増幅において歪みを発生させず、入力波を忠実に増幅するためには、入力される高周波信号の強度には最適な範囲が存在する。高周波信号の強度がこの範囲よりも大きいと、LNA40における動作において飽和が生じ、増幅された後の波形に歪みが生ずる。
ここで、端子3は開放端(開放端子)となっている。切替スイッチの端子間のアイソレーションには限界があるため、共通端子1と端子3とが接続された状態でも、端子2と端子3との間のアイソレーションに応じて、信号の一部が端子2側に漏洩する。従って、共通端子1と端子3が接続された状態でも、端子2と端子3との間のアイソレーション値に応じて、端子3における高周波信号が減衰した信号が端子2に入力する。この減衰した高周波信号はLNA40に入力され、増幅される。
ここで、この高周波回路において用いられる制御方法においては、LNA40から出力される高周波信号に基づいて、接続切替スイッチ30を切り替える。例えば、LNA40から出力される高周波信号の歪みが大きく信号処理に不都合が生じる場合には、共通端子1と端子2との接続から、共通端子1と端子3(開放端子)との接続に切り替える設定とする。すなわち、接続切替スイッチ30において、受信された高周波信号の強度が小さい場合に共通端子1と端子2とを接続し、受信した高周波信号の強度が大きい場合に共通端子1と端子3(開放端子)とを接続する。受信した高周波信号の強度が小さな場合には、この信号は直接LNA40に入力され、増幅される。受信された高周波信号の強度が大きな場合には、この信号は端子3と端子2の間のアイソレーション値に応じて減衰された後に、LNA40に入力され、増幅される。従って、LNA40に入力される高周波信号の強度が高く、上記のLNA40からの出力信号の歪みが大きい場合には、共通端子1と端子3とを接続させることにより、LNA40に入力される高周波信号の強度を小さくし、LNA40に最適な動作をさせることができる。前記スイッチの制御は、受信端子8(Rx)から出力される信号の強度、波形等に応じて行えばよい。
この接続切替スイッチ30の構成の例を図2(a)(b)に示す。図2(a)はこの接続切替スイッチ30の回路図であり、該スイッチはICチップとして構成され、多層セラミック基板に搭載される。図2(b)はこのICチップの上面図であり、図2(a)における各端子が配列されて形成されている。略矩形の主面の一端側にはアンテナ端子に接続される共通端子1が配置され、該一端側に対向する他端側には受信端子に接続される端子2および3並びに副高周波回路に接続される端子4が配置されている。高周波端子である共通端子1および端子2〜4は主面の縁に沿って配置されるとともに、共通端子1はスイッチの電源端子13および15に挟まれるように配置されている。また、受信端子に接続される端子2および3は隣接して配置されているが、端子3と端子4の間にはスイッチの電源端子14が配置されている。この接続切替スイッチ30においては、スイッチングトランジスタT5〜T10が設けられ、制御端子13、14、15(Vc1、Vc2、Vc3)に印加する電圧を制御することによって、T5、T7、T9のオン・オフを制御することができる。これによって共通端子1と端子2または端子3との接続を切り替えることができる。なお、本実施形態では、SPnT型スイッチとしてSP3Tスイッチを用いているが、さらに分岐端子が多いSP4Tスイッチなども用いることができる。このようにnが3以上の自然数であればよい点は、他の実施形態においても同様である。
この接続切替スイッチ30は、T5〜T10として例えば、GaAsのFETを用い、ICチップで構成される。この構成によってアイソレーション特性は決定される。この接続切替スイッチ30において共通端子1と端子3とが接続された場合、高周波信号はこのアイソレーションの分だけ減衰した後にLNA40に入力される。
この高周波回路は図10(従来例)における端子2以降の構成、すなわち、LNA92とバイパス回路93の組み合わせと同様に、LNAの飽和を防止する動作をする。しかしながら、図10の高周波回路の場合には、別途バイパス回路を構成するためのスイッチ部品を搭載するか、バイパス回路内蔵のLNAを使用する必要があり、コストが高くなる。本実施形態の高周波回路では、このようなコスト増を抑えることができる。また、バイパス回路や、スイッチの切り替えに伴うLNAの制御が不要であるため、回路及びその制御が簡略化される。
従って、この高周波回路は、低コストで受信信号の強度を信号処理に最適な強度に調整することができる。また、回路及びその制御が簡略化されるため、小型化にも有利である。この高周波回路を用いて良好な増幅特性、受信特性を得ることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る高周波回路の構成を示す図が図3である。この高周波回路は、携帯電話や無線LAN等の通信機器の送受信アンテナに接続されて用いられる。この高周波回路においては、アンテナ端子Antと受信端子8(Rx)および送信端子9(Tx)との間に接続切替スイッチ30が接続されている。接続切替スイッチ30はSP3T(Single Pole 3 Throw)スイッチとなっており、アンテナ端子(Ant)に接続される共通端子1は3つの端子2、3、4に切り替えて接続される。
端子2は第1の実施の形態と同様にLNA(Low Noise Amplifier)40に接続される受信側端子である。増幅された高周波信号は受信端子8(Rx)を介して出力される。
図3の高周波回路は、副高周波回路として、送信信号を増幅する増幅回路を備える。端子4は送信端子9(Tx)に接続され、送信される高周波信号が入力される送信側端子となっている。送受信アンテナから送信される高周波信号が送信端子9から端子4に向かって出力される。すなわち、この高周波回路が送信に用いられる際には、接続切替スイッチ30において、端子4と共通端子1とが接続される。
端子3は開放端(開放端子)となっており、端子2と端子3との関係は第1の実施の形態と同様である。すなわち、共通端子1と端子3が接続された状態でも、端子2と端子3との間のアイソレーション値に応じて、端子3における高周波信号が減衰した信号が端子2に入力される。この減衰した高周波信号はLNA40に入力され、増幅される。
この接続切替スイッチ30の構成は、第1の実施の形態における接続切替スイッチと同様である。
この接続切替スイッチ30における端子2と端子3の間のアイソレーションの周波数依存性を調べた結果が図4である。2.2〜2.8GHzの間で−20〜−30dBのアイソレーションとなっている。無線LANで使用される2.4GHz帯では−20〜−25dBの範囲である。従って、この接続切替スイッチ30において共通端子1と端子3とが接続された場合、高周波信号はこのアイソレーションの分だけ減衰した後にLNA40に入力される。
従って、この実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、LNA40に最適な動作が行われる範囲に、LNA40に入力される高周波信号の強度を調整することができる。
この実施の形態に係る高周波回路は、図10(従来例)の高周波回路と同様に、LNA40の飽和を防止する動作をする。すなわち、送受信の切替と、受信端子8から歪みがない高周波信号を出力させることができる。しかしながら、この実施の形態に係る高周波回路においては、LNA40の特性と、接続切替スイッチ30におけるアイソレーションによって受信した高周波信号の増幅を調整することができ、バイパス回路が不要である分、図10の高周波回路よりも低コスト化が可能である。また、バイパス回路や、スイッチの切り替えに伴うLNAの制御が不要であるため、回路およびその制御が簡略化される。
また、図10の高周波回路においては、アンテナ切替スイッチ91とバイパス回路93の二つの高周波スイッチが用いられているのに対し、この実施の形態に係る高周波回路においては、接続切替スイッチ30のみが用いられている。従って、より部品点数が少なく、低コストでこの高周波回路を形成することができる。
従って、低コストで、高周波信号の強度の調整の自由度が高く、また小型化にも有利な高周波回路となる。この高周波回路を用いて良好な増幅特性、受信特性を得ることができる。
一方、図5は、図6に示すSPDT(Single Pole Dual Throw)スイッチで高周波回路を構成した場合の、接続切替スイッチ10における端子2と端子3との間のアイソレーションの周波数依存性を調べた結果である。2.2〜2.8GHzの間で−25〜−35dBのアイソレーションとなっており、無線LANで使用される2.4GHz帯では−30dBを下回っている。図4に示す結果に比べてアイソレーションの度合いが大きい。SPDTスイッチを用いた場合、受信側の端子2から端子3へ切り替えて、受信する高周波信号の減衰を図ろうとすると、端子3には送信側の回路が接続されているため、信号の流れ込みが大きすぎ、アイソレーションが過度になってしまう。その結果適当な減衰量が得られない。これに対して、図3に示す実施形態では、端子(分岐端子)3は他の回路が接続されていない独立の開放端子であるため、スイッチに接続する回路の影響を抑制して、適正かつ、安定な減衰が得られる。この場合、共通端子1と端子3とが接続された時の共通端子1から受信端子8へのアイソレーションをISO1、共通端子1と送信側に接続された分岐端子4とが接続された時の共通端子1から受信端子8へのアイソレーションをISO2、共通端子1と受信側に接続された分岐端子2とが接続された時の共通端子1から受信端子8へのロスをIとした場合、適正な減衰量とスイッチ機能を実現するためには、I>ISO1>ISO2であることが好ましい。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る高周波回路の構成を示す図が図7である。この高周波回路も、第2の実施の形態と同様に携帯電話や無線LANの送受信アンテナに接続されて用いられる。この高周波回路においては、アンテナ切替スイッチ50が接続されている。アンテナ切替スイッチ50はSP3T(Single Pole 3 Throw)スイッチとなっており、アンテナ端子(Ant)に接続される共通端子1は3つの端子2、3、4に切り替えて接続される。
第2の実施の形態と同様に、端子2はLNA(Low Noise Amplifier)60に接続される受信側端子であり、端子4は送信端子9に接続される送信側端子である。
端子3はカプラ(CPL)70を介してLNA60に接続される。従って、端子3と共通端子1とが接続された場合には、カプラ70で減衰した高周波信号がLNA60に入力される。この減衰した高周波信号はLNA40に入力され、増幅される。
このカプラ70の構成の例を図8に示す。このカプラ70においては、一端がカプラ入力端子71に接続され、他端が終端抵抗72を介して接地された主線路73中を、端子3から入力された高周波が伝搬する。この主線路73と高周波的に結合した副線路74が設けられ、その一端はカプラ出力端子75を介してLNA40に接続される。副線路74の他端は終端抵抗76を介して接地されている。従って、入力された高周波信号に対して、結合度に応じて減衰した高周波信号が副線路74に誘起される。この高周波信号がカプラ出力端子75から出力され、LNA60に入力される。
従って、この実施の形態においても、第1、第2の実施の形態と同様に、LNA60に最適な動作が行われる範囲に、入力される高周波信号の強度を調整することができる。
この実施の形態に係る高周波回路においては、LNA60の特性と、カプラ70による減衰によって受信した高周波信号の増幅利得を調整することができる。この場合、カプラ70の結合度等によって更に細かく高周波信号の強度を調整することができるため、この調整の自由度は、第2の実施の形態よりもよりも更に高い。従って、この高周波回路を用いて良好な増幅特性、受信特性を得ることができる
第1〜3の実施の形態における高周波回路においては、いずれも切替スイッチとなるSPnT型スイッチ(nは2又は3)において、アンテナ端子に接続された共通端子が、LNAに接続された端子と、他の端子とに切り替えて接続される。ここで、他の端子と共通端子とが接続された際には、LNAに接続された端子と共通端子とが接続された際にLNAに入力される高周波信号よりも減衰された高周波信号が、LNAに入力される。
また、LNAと接続された端子とのアイソレーションの値が異なる開放端子を複数設け、これを選択することにより、LNAに入力される高周波信号の減衰を制御することも可能である。これによっても、受信端子から出力される高周波信号の強度を更に細かく最適に制御することが可能である。また、他の端子を他の通信システム用の端子として用いてもよい。例えば、上述の実施形態の高周波回路を、無線LAN用の高周波回路とするとともに、他の端子の一つをBluetooth(登録商標)用の端子として用いてもよい。
また、LNAと接続された端子と開放端子との間のアイソレーションを利用する第1及び第2の実施の形態においては、アイソレーションの値としては、図4、図5の結果から、−20〜−30dBの範囲の値が得られ、この減衰を利用することができる。アイソレーションが−20dB超となると、スイッチ本来の機能が損なわれるようになる。また、アイソレーションが−30dB未満と小さくなると、減衰が大きすぎ、漏洩が少なくなり、十分な信号強度が確保しにくくなる。より好ましくは−20〜−25dBの範囲である。
また、上記の実施の形態においては、アンテナから受信した高周波信号の強度の調整を行っていたが、これに限られるものではなく、任意の高周波信号の強度の調整においても上記の高周波回路及び高周波回路の制御方法が用いられることは明らかである。
(第4の実施の形態)
第1〜3の実施の形態の高周波回路は、無線LAN等における送受信回路、受信回路に用いることができる。従って、これを用いた高周波モジュール(フロントエンドモジュール)を構成することができる。
この一例の構成図を図9に示す。この高周波モジュールは二つの通信システムとして2.4GHz帯と5GHz帯を用いたデュアルバンドの無線LANに用いられる高周波モジュールであり、一つの通信システムに対して二つの受信端子を備える、1送信2受信(1T2R)のMIMO(Multi Input Multi Output)型通信用の高周波モジュールである。この高周波モジュール80においては、第1のアンテナ端子「ANT1」には、周波数帯域の異なる二つの通信システム(2.4GHz帯無線LAN、5GHz帯無線LAN)用の送信端子「Tx1−1」、「Tx2−1」と、前記二つの通信システム用の第1の受信端子「Rx1−1」、「Rx2−1」が接続されている。第2のアンテナ端子「ANT2」には前記二つの通信システム用の第2の受信端子「Rx1−2」、「Rx2−2」が接続されている。第1のアンテナ81、第2のアンテナ82がそれぞれ第1、第2のアンテナ端子「Ant1」、「Ant2」にそれぞれ接続されている。
第1のアンテナ端子「Ant1」には接続切替スイッチ83が接続されている。接続切替スイッチ83は第2の実施の形態に係る接続切替スイッチ30と同様のSP3Tスイッチである。従って、このスイッチは「Ant1」に接続された共通端子、送信(「Tx1−1」、「Tx2−1」)側に接続された送信側端子、受信(「Rx1−1」、「Rx2−1」)側に接続された受信側端子とを有する。また、送信側端子と受信側端子との間には開放端子が設けられている。
ダイプレクサ「DIP2」によって受信経路は周波数帯域が異なる二つの経路に分岐される。共通端子1と受信側端子2とが接続された場合には、受信信号はダイプレクサ「DIP2」を通過し、通信システム毎にそれぞれローノイズアンプ「LNA1」、「LNA2」に入力され、増幅される。一方、接続切替スイッチ83における共通端子1と開放端子となる端子3とが接続された場合には、端子3と受信側端子2との間のアイソレーションによって減衰した高周波信号が「DIP2」を通過し、ローノイズアンプ「LNA1」、「LNA2」に入力され、増幅される。従って、受信する高周波信号の強度が小さい場合には、共通端子1と受信側端子となる端子2とを接続し、高周波信号の強度が大きい場合には共通端子1と端子3とを接続することにより、「LNA1」及び「LNA2」による増幅を最適な状態で行うことができる。第2の実施の形態とは異なり、この場合には接続切替スイッチ83と「LNA1」、「LNA2」とが直接接続されておらず、「DIP2」を介して接続されているが、その動作は同様である。
なお、共通端子1と送信側端子となる端子4とが接続された場合には、各通信システムの高周波信号はそれぞれパワーアンプ「PA1」、「PA2」等を通過し、ダイプレクサ「DIP1」を通過した後に、アンテナ端子「ANT1」を経て送信される。
この接続切替スイッチ83の切替動作は、制御電源端子「VTX_1」、「VRX_1」、「VISO」からの電圧により制御される。この制御は、例えば受信信号の復調の可否や「Rx1−1」、「Rx2−1」から出力される信号強度等に基づいて行われる。
第2のアンテナ端子「Ant2」には受信波切替スイッチ84が接続されている。受信波切替スイッチ84はSPDT(SP2T)スイッチである。従って、このスイッチはアンテナ端子「ANT2」に接続された共通端子1、受信(「Rx1−2」、「Rx2−2」)側に接続された受信側端子となる端子2、オプション端子としての開放端子となる端子3が設けられている。
ダイプレクサ「DIP3」によって受信経路が周波数帯域が異なる二つの経路に分岐される。共通端子1と端子2とが接続された場合には、受信信号はダイプレクサ「DIP3」を通過し、通信システム毎にそれぞれローノイズアンプ「LNA3」、「LNA4」に入力され、増幅される。一方、共通端子1と端子3とが接続された場合には、端子3と受信側端子2との間のアイソレーションによって減衰した高周波信号が「DIP3」を通過し、ローノイズアンプ「LNA3」、「LNA4」に入力され、増幅される。従って、受信する高周波信号の強度が小さい場合には、共通端子1と端子2とを接続し、高周波信号の強度が大きい場合には共通端子1と開放端子となる端子3とを接続することにより、「LNA3」及び「LNA4」による増幅を最適な状態で行うことができる。第1の実施の形態とは異なり、この場合には受信波切替スイッチ84と「LNA3」、「LNA4」とが直接接続されておらず、「DIP3」を介して接続されているが、その動作は同様である。
この受信波切替スイッチ84の切替動作は、制御電源端子「VTX_2」、「VRX_2」からの電圧により制御される。この制御は、例えば「Rx1−2」、「Rx2−2」から出力される信号強度等に基づいて行われる。
なお、受信波切替スイッチ84のオプション端子opt(端子3)を他の通信システム用の端子として用いることもできる。この高周波モジュール80は、図9に示した高周波回路を、誘電体層と導電体パターンとが一体化された積層体に形成して構成される。高周波モジュールを積層体で構成することで、小型化を図ることができる。フィルタ回路やダイプレクサ等を構成する回路素子の一部は積層体の中の導電体パターンで構成し、スイッチやLNAなどの半導体素子は積層体上に搭載すればよい。誘電体層には、低温同時焼成セラミックス(LTCC)、高温同時焼成セラミックスなどのセラミックスの他、樹脂基板なども用いることができる。このうち、低温同時焼成セラミックスが、小型化、コストの観点からより好ましい。このモジュールを無線LAN等の通信機器に用いれば、この通信機器においては、受信する高周波信号の強度の調整の自由度が高くなり、良好な増幅特性、受信特性が得られる。また、回路およびその制御が簡略化される、小型化にも有利である。前記高周波モジュールは、広く無線通信機能を備えた携帯機器やパーソナルコンピュータ等に適用することができる
なお、高周波モジュールとしては、図9の構成に限られるものではなく、少なくとも一つの上記の構成のSPnT型スイッチと、これに接続された増幅器とが搭載されていれば、同様の効果が得られることは明らかである。
本発明の第1の実施の形態に係る高周波回路の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る高周波回路において用いられるSP3Tスイッチの一例の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る高周波回路の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る高周波回路において用いられるSP3Tスイッチの端子間のアイソレーション特性を示す図である。 図6に示すSPDTスイッチの端子間のアイソレーション特性を示す図である。 SPDTスイッチを用いた高周波回路の一例の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る高周波回路の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る高周波回路において用いられるカプラの構成の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る高周波モジュールの構成を示す図である。 受信回路の一部である従来の高周波回路の構成を示す図である。
符号の説明
1 共通端子
2、3、4、7 端子
8 受信端子
9 送信端子
10、30、83 接続切替スイッチ
11、12、13、14、15 制御端子
20、40、60、92 ローノイズアンプ(LNA)
50、91 アンテナ切替スイッチ
70 カプラ
71 カプラ入力端子
72、76 終端抵抗
73 主線路
74 副線路
75 カプラ出力端子
80 高周波モジュール
81 第1のアンテナ
82 第2のアンテナ
84 受信波切替スイッチ
93 バイパス回路

Claims (10)

  1. 増幅器と、
    該増幅器に接続された少なくとも一つの端子と、副高周波回路用の少なくとも一つの端子と、少なくとも他の一つの端子とが含まれるn個の端子のうちの一つの端子を選択して、高周波信号が入力される共通端子に接続させるSPnT型スイッチ(nは3以上の自然数)とを具備する高周波回路であって、
    前記他の一つの端子と前記共通端子とが接続された際には、前記増幅器に接続された一つの端子と前記共通端子とが接続された際に前記増幅器に入力される高周波信号よりも減衰した高周波信号が、前記増幅器に入力されることを特徴とする高周波回路。
  2. 前記他の一つの端子は開放端となっていることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路。
  3. 前記他の一つの端子と前記増幅器に接続された一つの端子とのアイソレーションは−20〜−30dBの範囲であることを特徴とする請求項2に記載の高周波回路。
  4. 前記増幅器と前記他の一つの端子との間にカプラが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路。
  5. 前記共通端子はアンテナに接続され、
    前記副高周波回路として、送信信号を増幅する増幅回路を備え、
    前記副高周波回路用の少なくとも一つの端子は送信される高周波信号が入力される送信側端子であり、
    前記増幅器に接続された少なくとも一つの端子は受信される高周波信号が出力される受信側端子であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の高周波回路。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の高周波回路を含む高周波モジュールであって、
    誘電体層と導電体パターンとが一体化された積層体に、少なくとも一つの前記SPnT型スイッチと、該SPnT型スイッチに接続された前記増幅器とが搭載されていることを特徴とする高周波モジュール。
  7. 請求項6に記載の高周波モジュールが用いられたことを特徴とする通信機器。
  8. 増幅器を備える高周波回路において、前記増幅器に入力される高周波信号の強度を調整する高周波回路の制御方法であって、
    前記高周波回路中にSPnT型スイッチ(nは3以上の自然数)を設け、
    該SPnT型スイッチは、高周波信号が入力される共通端子と、前記増幅器に接続された少なくとも一つの端子と、副高周波回路用の少なくとも一つの端子と、少なくとも他の一つの端子とを有し、
    前記増幅器から出力される高周波信号に基づいて、前記SPnTスイッチの切替を行い、
    該他の一つの端子と前記共通端子とが接続された際には、前記増幅器に接続された一つの端子と前記共通端子とが接続された際に前記増幅器に入力される高周波信号よりも減衰した高周波信号を前記増幅器に入力させることを特徴とする高周波回路の制御方法。
  9. 前記他の一つの端子を開放端とすることを特徴とする請求項8に記載の高周波回路の制御方法。
  10. 前記他の一つの端子と前記増幅器との間にカプラを設けることを特徴とする請求項8に記載の高周波回路の制御方法。
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