JP2009020364A - 地図表示装置および地図表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】CPUの処理量の増加を抑え、処理速度を速くした地図表示装置及び地図表示方法を提供する。
【解決手段】地図表示装置1において、CPU11は、地図データのレイヤー毎の属性情報を、識別情報と関連付けて属性情報記憶部25への登録を行い、レイヤー毎の図形データと、図形データの属性情報に対応する識別情報とを関連付けて出力する。描画プロセッサ13は、CPU11からの識別情報に関連する属性情報記憶部25の属性情報と、CPU11から出力されたレイヤー毎の図形データと、に基づいて描画処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、地図表示装置および地図表示方法に関し、特に、複数のレイヤーを有する地図データを表示するための地図表示装置および地図表示方法に関する。
従来より、カーナビゲーション装置等において地図表示が行われている。地図表示は、一般に、描画プロセッサを用いて行われる。描画プロセッサを用いる場合、属性情報(State)を設定した後に、複数の座標データを設定すると、描画プロセッサは、その設定された属性情報を利用して、複数の座標データに基づく描画を連続して行うことができる。すなわち、各図形の描画の度に属性情報の設定をする必要なく、描画プロセッサは、連続して複数の図形を描画することができる。
このような属性情報の設定と、座標データの設定を組み合わせて行う方法は、例えば、「OpenGLプログラミングガイド 第2版」Person Education Japan p9に記述されている。その方法によれば、属性情報の設定の効果は、属性情報の変更がされるまで持続する。すなわち、設定された属性情報は、他の属性情報に設定の変更がされるまで有効とされ、描画される図形は、設定された属性情報に基づいて行われる。地図表示を行うための地図データにおいても、属性情報が描画図形毎に異なっている技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、カーナビゲーション装置、GIS(地図情報システム)、DAS(配電自動化システム)等において地図の描画を行う場合は、任意の、位置及び倍率の地図データを読み出すために、図形データは、一般的にパーセル(parcel)等の名称で呼ばれる、地図を矩形で区切った単位で読み出される。さらに、各パーセルは、一般に、階層構造を有する複数のレイヤーで構成され、例えば最下位層のレイヤーに街路の図形を割り当て、その上のレイヤーに高速道路を割り当て、さらにその高速道路の図形のレイヤーの上のレイヤーに建物の図形を割り当てる、などのように、下位のレイヤーから上位のレイヤーの各レイヤーに順に、各描画図形が割り当てられる。各パーセルにおける図形の描画は、レイヤー毎に、属性情報を設定し、かつ座標データ等の図形データを設定することを、繰り返しながら行われる。すなわち、レイヤーが切り替る度に、属性情報の設定が行われる。
従って、地図の描画を行う場合、地図データをパーセル単位で読み出し、かつレイヤー単位で各図形の描画が行われるが、レイヤー毎に属性情報が異なる為に、その都度に属性情報の設定が行わなければならない。表示される地図全体を一枚の地図としてみれば、同じ属性情報を何度も出力しなければならない。
しかし、上述したOpenGLのような方法では、カーナビゲーション装置等における地図データのような、パーセル単位及びレイヤー単位に分割され同じ属性情報が繰返されるタイプの電子データに対する描画処理は、そもそも考慮されていない。これは、例えばOpenGLでは、モデルとなる、描画対象としてのオブジェクトを定義し、そのオブジェクトを投影して描画するというプロセスを経由して描画が行われるが、その描画の元となるオブジェクトが、地図データのように矩形で分割されたものであるという概念が無いためである。すなわち、1回の属性情報の設定で、その属性情報に係る複数の図形を描画できるので、属性情報の設定は、一回で問題ないと考えられたためである。
また、属性情報を保存する考え方も既にあり、OpenGLでは、次のようなAPI(Application Program Interface)が実装されている。
・glPushAttrib
・glPopAttrib
これらのAPIは、属性情報をスタックメモリに保存する機能を実現している。しかし、属性情報はスタックメモリに保存されるため、保存した属性情報はスタックメモリに保存された順とは逆の順でしか取り出せない。そのため、地図の描画処理においては、パーセルが切り替ると最下位のレイヤーから描画を始めるために、スタックメモリ内の全ての属性情報をポップする必要があり、属性情報をスタックメモリに保存する機能は、有効な機能ではない。
以上のように、OpenGLのような方法は、例えば3次元オブジェクト等、同一の属性情報を有して連続して描画を行うような場合には適しているが、地図描画のように、矩形で分割されかつ複数のレイヤーで構成される地図データに基づいて、図形等の描画を行う場合には、属性情報の設定の頻度が多くなる。属性情報の設定頻度が多くなると、CPUの処理量が増えて処理速度が遅くなるだけでなく、属性情報を記憶するためのメモリの記憶容量も多く必要となるという問題があった。
特開2002-333829号公報
そこで、本発明は、CPUの処理量の増加を抑え、処理速度を速くした地図表示装置及び地図表示方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、地図データのレイヤー毎の属性情報を、識別情報と関連付けて属性情報記憶部への登録を行う登録部と、前記レイヤー毎の図形データと、該図形データの属性情報に対応する前記識別情報とを関連付けて出力する出力制御部と、該出力制御部から出力された前記識別情報に関連する前記属性情報記憶部の属性情報と、前記出力制御部から出力された前記レイヤー毎の図形データと、に基づいて描画処理を行う描画処理部と、を有する地図表示装置を提供することができる。
本発明によれば、CPUの処理量の増加を抑え、処理速度を速くした地図表示装置及び地図表示方法を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
まず図1に基づき、本発明の第1の実施の形態に係わる地図表示装置の構成を説明する。図1は、本実施の形態に係わる地図表示装置の構成を示すブロック図である。
地図表示装置1は、中央処理装置(以下、CPUという)11と、地図表示プログラム12a及び地図データ12bを記憶する記憶部としてのハードディスク装置(以下、HDDという)12と、描画処理を実行する描画プロセッサ13と、地図表示を行うためのモニタ装置(以下、単にモニタという)14とを含んで構成される。地図表示装置1は、例えば、カーナビゲーション装置である。
CPU11は、図示しない操作部からの操作信号に基づいて、HDD12に記憶された地図データ12bの中から表示に必要な1以上のパーセルの地図データを読み出して、描画プロセッサ13へ供給する。ここで、供給とは、例えば、主メモリ15に受け渡したい地図データを書き込み、そのデータの主メモリ15における先頭アドレスとサイズの情報を通知することでもよく、さらに、プロセッサ、全体の装置構成等に応じて、種々の供給形態があり得る。描画プロセッサ13は、供給されたデータに基づいて、描画処理を行って表示データを生成して、モニタ14へ出力する。その結果、モニタ14には、カーナビゲーション装置である地図表示装置1に対してユーザにより指示された所定の地図が表示される。
HDD12に記憶される地図データ12bは地図を矩形で区切ったパーセル単位で記憶され、かつ各パーセルは複数のレイヤーを有する。ここでは、4つのレイヤーを有する地図データで説明する。最下位層の第1のレイヤーL1に街路の図形が割り当てられ、その上の第2のレイヤーL2に高速道路の図形が割り当てられ、さらにその第2のレイヤーL2の上の第3のレイヤーL3に建物の図形が割り当てられ、最上位の第4のレイヤーL4に文字が割り当てられている。各レイヤーには、属性情報が対応付けられている。HDD12には、各レイヤーの属性情報も予め記憶されている。
CPU11から描画プロセッサ13に供給されるデータは、図形、文字等を表示するための座標データ、フォントデータ等の図形データと、属性情報と、属性情報の識別情報とである。図形データ、属性情報、及び識別情報は、地図表示プログラム12aによって、ライブラリプログラムを介して、描画プロセッサ13に供給される。描画プロセッサ13は、各レイヤーの図形を、対応する属性情報を用いて描画する。
よって、ユーザが、例えばカーナビゲーション装置である地図表示装置1に対して、所望の操作を行うと、その操作に対応した機能が実行され、そのときに、HDD12から必要な地図データの一部がCPU11によって読み出され、その読み出された地図データに基づいて描画プロセッサ13が描画処理を実行して、モニタ14に地図表示を行う。
図2は、描画プロセッサ13の構成を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、CPU11と、HDD12と、描画プロセッサ13と、主メモリ15は、バス16を介して接続されている。
描画プロセッサ13は、CPUI/F21と、描画処理部としての画像データ生成部22と、表示画像データを保持するVRAM23と、表示制御部24と、属性情報保持部25と、属性情報保持部25から出力する属性情報を指定するためのセレクタ26を含んで構成されている。
CPUI/F21は、CPU11と内部バス27とのインターフェースである。表示制御部24は、VRAM23に記憶された表示画像データに基づいてモニタ14に地図画像を表示するための制御を行う。
画像データ生成部22、属性情報保持部25、及びセレクタ26は、内部バス27を介して互いに接続されている。画像データ生成部22には、CPU11からCPUI/F21を介して座標データ等の図形データが供給される。属性情報保持部25には、CPU11からCPUI/F21を介して属性情報が供給され、記憶される。セレクタ26には、CPU11からCPUI/F21を介して属性情報を指定する属性情報指定情報が供給される。
画像データ生成部22は、属性情報保持部25からの属性情報とレイヤー毎の図形データとに基づいて描画処理を行う描画処理部を構成する。
CPU11は属性情報保持部25に属性情報を記憶するとき、セレクタ26に対して、記憶する属性情報に対応する属性情報指定情報を付加して、あるいは指定して、その属性情報指定情報と対応付けて属性情報を、属性情報保持部25に記憶すなわち保持させる。すなわち、属性情報保持部25は、図形データに基づいて画像データ生成部22が描画処理を行うために用いる属性情報を、属性情報指定情報であるID情報と関連付けて、保持すなわち記憶する属性情報記憶部である。従って、CPU11は、地図データのレイヤー毎の属性情報を、識別情報と関連付けて属性情報保持部25への登録を行う登録部を構成する。セレクタ26は、属性情報保持部25に保存された属性情報を切り替えて出力するための属性情報切替え部を構成する。
そして、属性情報保持部25は、ID情報を指定することによって属性情報を選択するための選択信号(図2において、Sで示す)が入力されると、その指定されたID情報に対応する属性情報(図2において、Aで示す)を、出力することができる記憶部である。ID情報は、属性情報を出力するための属性情報保持部25にとっての識別情報である。以下、4つのレイヤーのID情報を、ID1、ID2、ID3、ID4とする。
属性情報は、例えば、カラー、線分及びポリゴンの破線パターン、ポリゴンの描画モード、ピクセル格納のルールなどの情報であり、OpenGLの例では、glEnable/DisableのAPIコマンドで設定される項目である。例えば、街路表示であれば、属性情報として、カラー情報、破線パターン、街路に使用するポリゴンの描画パターン等の複数の項目情報が指定される。建物表示であれば、ポリゴンで描画するためのカラー情報、塗り潰し用のテクスチャ情報等の複数の項目情報が設定される。
上述したように、主メモリ15には、HDD12から読み出された地図表示プログラム12a及び地図データ12bが記憶され、地図表示プログラム12aが実行されると、CPU11は、地図データを各パーセルのレイヤー別に、描画プロセッサ13へ出力する。そして、CPU11は、描画プロセッサ13へ地図データを供給するとき、そのレイヤー毎に対応する属性情報を属性情報保持部25から出力するためのID情報と共に、そのレイヤーの図形データを、描画処理データとして、描画プロセッサ13に供給する。
なお、属性情報は、描画プロセッサ13に描画処理を行わせる前に、CPU11によって主メモリ15に記憶され、その後、その記憶された属性情報が、CPUI/F21を介して属性情報保持部25に記憶される。
そして、地図表示プログラム12aが実行されて、描画プロセッサ13によって描画が行われるとき、CPU11は、レイヤー毎に、描画に使用するID情報をセレクタ26に供給し、画像データ生成部22は、属性情報保持部25から出力された属性情報を用いて、CPU11から供給された図形データに基づいて描画処理を行い、処理された描画処理結果データをVRAM23に記憶する。描画処理については、後で詳述する。
次に、具体的な例を用いて説明する。図3は、複数のパーセルにより構成される地図データのデータ構造を説明するための図である。ここでは、理解容易のために、表示すべき地図データのパーセルが9つの例で説明する。9つのパーセルPi(iは、1から9のいずれかの整数)は、それぞれ4つのレイヤーを有する。各パーセルPiにおいて、第1のレイヤーL1に街路の図形表示、第2のレイヤーL2に高速道路の図形表示、第3のレイヤーL3に建物の図形表示、そして第4のレイヤーL4に文字の図形表示が、割り当てられており、それぞれのレイヤーLk(kは、1から4のいずれかの整数)の座標データ、フォントデータ等(以下、図形データという)に対応する属性情報が指定されることにより、描画プロセッサ13は、各レイヤーLkの図形データを適切に描画することができる。
次に、地図表示を行うときのCPU11からの情報の供給について説明する。図4は、CPUから供給される図形データと属性情報の対応を説明するための図である。9つのパーセルPiの図形データがP1からP9の順に供給され、かつ各パーセルPi内では、4つのレイヤーLkの図形データがL1からL4の順に供給されるとする。
図4において、図形データPiと各レイヤーのID情報とを含む描画処理データ31は、CPU11から描画プロセッサ13に供給される描画処理データである。各レイヤーの属性情報32は、属性情報保持部25に記憶された情報である。属性情報32は、CPU11によって、主メモリ15から属性情報保持部25に予め転送して記憶された情報である。
後述するように、9つのパーセルP1からP9の図形データは、パーセルP1からP9の順にCPU11から描画プロセッサ13に供給される。なお、図4において、矢印Pは、9つのパーセルPiの図形データの供給順番の方向を示し、矢印Lにより、各パーセル内のレイヤーLkの図形データの供給順番の方向を示している。
CPU11が描画プロセッサ13に描画処理データ31を供給するとき、CPU11は、まずパーセルP1のレイヤーL1の図形データDL1を、描画プロセッサ13に供給するが、レイヤーL1の属性情報(すなわち、街路の図形を表示するための属性情報)に対応するID情報、すなわちID1を、レイヤーL1の図形データDL1の供給に先立って描画プロセッサ13に供給する。続いて、CPU11は、パーセルP1のレイヤーL2の図形データDL2を、描画プロセッサ13に供給するときに、レイヤーL2の属性情報(すなわち、高速道路の図形を表示するための属性情報)に対応するID2を、図形データDL2の供給に先立って描画プロセッサ13に供給する。続いて、同様にして、CPU11は、パーセルP1のレイヤーL3の図形データDL3を、描画プロセッサ13に供給するときに、レイヤーL3の属性情報(すなわち、建物の図形を表示するための属性情報)に対応するID3を、図形データDL3の供給に先立って描画プロセッサ13に供給する。そして、同様にして、CPU11は、パーセルP1のレイヤーL4の図形データDL4を、描画プロセッサ13に供給するときに、レイヤーL4の属性情報(すなわち、文字を表示するための属性情報)に対応するID4を、図形データDL4の供給に先立って描画プロセッサ13に供給する。
以上のようにして、CPU11は、パーセルP1についての図形データを描画プロセッサ13に供給する。同様にして、パーセルP2についても、各レイヤーの図形データを描画プロセッサ13に供給するときに、CPU11は、各図形データの供給に先立って対応するID情報を供給する。以下、パーセルP3からP9の各パーセルについても、同様に、CPU11は、各レイヤーの図形データを描画プロセッサ13に供給するときに、各図形データの供給に先立って対応するID情報を供給する。
一方、描画プロセッサ13では、初めに、ID1がセレクタ26によって受信され、セレクタ26は、ID1に対応する属性情報Aを選択して画像データ生成部22に出力するように属性情報保持部25に選択信号Sを出力する。図形データDL1は、画像データ生成部22によって受信され、画像データ生成部22は、属性情報保持部25の属性情報32の中から出力されたID1に対応する属性情報Aを用いて、図形データDL1に基づいて、描画処理を実行する。
続いて、ID2がセレクタ26によって受信され、セレクタ26は、ID2に対応する属性情報Aを選択して画像データ生成部22に出力するように属性情報保持部25に選択信号Sを出力する。図形データDL2は、画像データ生成部22によって受信され、画像データ生成部22は、属性情報保持部25の属性情報32の中から出力されたID2に対応する属性情報Aを用いて描画処理を実行する。
以下、パーセルP1のレイヤーL3とレイヤーL4についても、それぞれ、CPU11から描画プロセッサ13にID情報と図形データが同様に供給されて、属性情報保持部25に保持された属性情報32の中から出力された、それぞれのID情報に対応する属性情報Aを用いて、画像データ生成部22は、レイヤーL3とL4の描画処理を実行する。
パーセルP1についてレイヤーL1からL4の順に描画処理を行い、パーセルP1の描画処理が終了すると、CPU11は続いて、パーセルP2についての地図データの供給を行う。すなわち、CPU11からは、まず、パーセルP2のレイヤーL1のID1が、出力され、続いてパーセルP2のレイヤーL1の図形データDL1が出力される。ID1は、描画プロセッサ13のセレクタ26によって受信され、セレクタ26は、ID1に対応する属性情報を選択して画像データ生成部22に出力するように属性情報保持部25に選択信号Sを出力する。図形データDL1は、描画プロセッサ13の画像データ生成部22によって受信され、画像データ生成部22は、属性情報保持部25の属性情報32の中から出力されたID1に対応する属性情報を用いて描画処理を実行する。
続いて、パーセルP2のレイヤーL2のID2が、出力され、続いてパーセルP2のレイヤーL2の図形データDL2が出力される。ID2は、描画プロセッサ13のセレクタ26によって受信され、セレクタ26は、ID2に対応する属性情報を選択して画像データ生成部22に出力するように属性情報保持部25に選択信号Sを出力する。図形データDL2は、描画プロセッサ13の画像データ生成部22によって受信され、画像データ生成部22は、属性情報保持部25の属性情報32の中から出力されたID2に対応する属性情報を用いて描画処理を実行する。以下、パーセルP2のレイヤーL3とレイヤーL4についても、同様に描画処理が実行される。
さらに、以下、パーセルP3からP9まで同様に描画処理が行われる。
次に、上述した、CPU11における地図表示プログラム12aの処理について説明する。図5は、CPU11における地図表示プログラム12aの処理の流れの例を示すフローチャートである。
図5は、地図の中からある場所の地図を表示する処理を実行する際、CPU11が9つのパーセルからなる地図データをHDD12から読み出し、読み出したパーセル毎の図形データを描画プロセッサ13に供給するときの処理を示す。
まず、CPU11は、パーセルの番号をカウントするために、変数kを1にする処理(k=1)を行う(ステップS1)。続いて、地図データのレイヤーLk、すなわちレイヤーL1、の属性情報をHDD12から主メモリ15に読み出し、CPU11は、属性情報保持部25にID情報、すなわちID1と関連付けて登録する(ステップS2)。地図データが複数あれば、その中から表示を行う地図データの各レイヤーの属性情報が読み出されて登録される。
従って、初めにレイヤーL1の属性情報が属性情報保持部25にID1と関連付けて登録される。
そして、変数kがレイヤー数4に1を加えた5になったか、すなわち、k=5か否かが判断され(ステップS3)、Noであると、k=k+1の処理がされ(ステップS4)、処理は、ステップS2に戻る。その結果、CPU11は、ステップS2において、レイヤーL2、の属性情報をHDD12から読み出し、CPU11は、属性情報保持部25にID2と関連付けて登録する(ステップS2)。
以下同様にして、k=5でなければ、レイヤーL3とL4の属性情報も、それぞれID情報であるID3とID4と関連付けられて登録される。以上により、CPU11によって実行されるステップS1からS4までの処理が、属性情報をID情報と関連付けて属性情報保持部25に登録する登録部を構成する。
k=5になると、ステップS3においてYESとなり、i=1の処理がされ(ステップS5)、続いて、k=1の処理がされる(ステップS6)。
そして、CPU11は、パーセルP1のレイヤーLk、すなわちレイヤーL1のID情報であるID1を、描画プロセッサ13に供給する(ステップS7)。
次に、CPU11は、ステップS7において供給したID1に対応する、レイヤーL1の図形データDL1を、描画プロセッサ13に供給する(ステップS8)。
そして、k=5か否かが判断され(ステップS9)、Noであると、k=k+1の処理がされ(ステップS10)、処理は、ステップS7に戻る。その結果、CPU11は、レイヤーL2のID情報(ID2)を、描画プロセッサ13に供給し(ステップS7)、その後、レイヤーL2の図形データDL2を、描画プロセッサ13に供給する(ステップS8)。
以下同様にして、k=5か否かが判断され(ステップS9)、Noであると、k=k+1の処理がされ(ステップS10)、ステップS7以下の処理が繰り返されることによって、パーセルP1の4つのレイヤーLkの図形データの全てが、CPU11から描画プロセッサ13に出力される。
CPU11によって実行されるステップS7とS8の処理が、レイヤー毎の図形データと、その図形データの属性情報に対応するID情報とを関連付けて出力する出力制御部を構成する。
ステップS9において、YESのとき、すなわち1つのパーセルの4つのレイヤーの全ての図形データの出力が終了すると、i=10か否かが判断される(ステップS11)。ステップS11でNOの場合、すなわち、パーセルP1から始めてP9まで終了していない場合、処理は、i=i+1の処理を行い(ステップS12)、ステップS6に移行する。
ステップS6において、k=1の処理がされ、CPU11は、パーセルP2のレイヤーLk、すなわちL1のID情報であるID1を、描画プロセッサ13に供給し(ステップS7)、レイヤーL1の図形データDL1を、描画プロセッサ13に供給する(ステップS8)。
以下同様にして、k=5か否かが判断され(ステップS9)、Noであると、k=k+1の処理がされ(ステップS10)、ステップS7以下の処理が繰り返されることによって、パーセルP2の4つのレイヤーLkの図形データの全てが、CPU11から描画プロセッサ13に出力される。
以上のステップS6からS9の処理が9つのパーセルについて行われると、ステップS11で、i=10が判断されたときに、YESの場合となって処理は終了する。
上述したように、地図表示プログラム12aは、地図表示のために図形の描画をする場合に、まずID情報を付加してすなわち指定して、属性情報を送り、描画プロセッサ13に必要な属性情報の設定すなわち登録を行う。そして、地図表示プログラム12aは、属性情報の登録後、図形描画処理の度に属性情報の設定をする必要のないように、各レイヤーの図形データを描画プロセッサ13に供給するときに、図形データに関連付けてID情報を送る。すなわち、描画プロセッサ13内では、各レイヤーの図形データに基づいて描画処理を行うときに、ID情報によって、各レイヤーに応じた属性情報が切り替えられる。
以上のように、地図表示のための描画処理を行う時に、レイヤー毎の属性情報を初回だけ設定し、以降は属性情報をIDで指定することにより属性情報の設定するようにしたので、従来のような描画処理の度に属性情報を設定するという処理が削減される。
特に、CPU11が描画プロセッサ13に各図形データの描画処理の度に属性情報を送信する処理が削減され、描画プロセッサ13内においても、各図形データの描画処理の度に属性情報を設定する処理が削減される。また、描画処理において、描画処理の度に属性情報を用意する処理が不要になり、また、コマンドとして属性情報を保存する記憶領域も不要となる。
よって、本実施の形態の地図表示装置によれば、CPU11から描画プロセッサ13に各レイヤーの図形データを、属性情報と共に供給する必要がないので、CPU11の処理量も従来に比べて減少し、処理速度を速くした地図表示を実現することができる。
なお、上述した実施の形態では、描画プロセッサ13内の属性情報保持部25が、地図データの4つのレイヤー分の属性情報を記憶できる記憶領域を有しているが、4つ分の記憶領域がない場合(例えば1つ分の記憶領域しかない場合)は、残りのレイヤー(例えば3つ分のレイヤー)の属性情報は、対応する図形データを描画処理するときに、CPU11が主メモリ15から読み出して描画プロセッサ13に供給するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態の地図表示装置は、CPUと描画プロセッサを含んで構成されていたが、第2の実施の形態の地図表示装置は、専用の描画プロセッサを有しておらず、CPUが描画処理をソフトウエアプログラムにより実行する。
図6は、本実施の形態に係る地図表示装置1Aの構成を示すブロック図である。図6において、図2と同じ構成要素については同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施の形態の地図表示装置1Aにおいても、CPU11は、HDD12から地図表示プログラム12aを読み出して、かつHDD12から地図データを読み出して、主メモリ15に展開して処理を実行し、かつ、描画処理プログラム22aもHDD12から読み出し、主メモリ15に展開して実行する。
描画処理プログラム22aは、第1の実施の形態における画像データ生成部22の機能をソフトウエアプログラムで実現するプログラムである。なお、図6では、描画処理プログラム22aは、CPU11が実行することを示すためにCPU11のブロック中に描かれている。
すなわち、CPU11が、図5のステップS1からS4の属性情報の登録処理と、描画処理プログラムによる描画処理とを行う。
また、主メモリ15には、第1の実施の形態における属性情報保持部25と同じデータを記憶する属性情報記憶部25aが含まれる。
図7は、地図表示装置1Aの地図表示プログラム12aの処理の流れの例を示すフローチャートである。図5のフローチャートと同じ処理については同じ符号を付し、説明は省略する。
ステップS1からS6までは、図5と同じ処理である。ステップS6の後、CPU11は、パーセルPiのレイヤーLkのID情報に基づいて、属性情報記憶部25aから属性情報を読み出す(ステップS21)。
そして、CPU11は、描画処理プログラム22aを実行することによって、パーセルPiのレイヤーLkの図形データに基づいて、ステップS21で読み出した属性情報を用いて描画処理を行う(ステップS22)。
ステップS22の後は、ステップS9以降の処理を実行するが、ステップS9以降の処理は、図5と同様である。
すなわち、ステップS21とS22の処理は、第1の実施の形態における描画プロセッサ13によって実行されていた処理であるが、第2の実施の形態では、CPU11の描画処理プログラム22aにより実行される。
従って、本実施の形態によっても、CPU11は、描画処理を行う前に、一度だけ属性情報保持部25aに属性情報を記憶させる。そして、CPU11は、ID情報と図形データを含む描画処理データを生成して、描画処理プログラム22aによって描画処理を行うときに、属性情報保持部25aから属性情報を読み出して使用するので、CPU11の処理量も従来に比べて減少し、処理速度を速くした地図表示を実現することができる。
以上のように、上述した2つの実施の形態によれば、CPUの処理量の増加を抑え、処理速度を速くした地図表示装置及び地図表示方法を実現することができる。
なお、以上説明した動作を実行するプログラムのコードは、ソフトウエアプログラム製品として、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM等の可搬媒体や、ハードディスク等の記憶装置等に、その全体あるいは一部が記録され、あるいは記憶されている。そのプログラムがコンピュータにより読み取られて、動作の全部あるいは一部が実行される。あるいは、そのプログラムの全体あるいは一部を通信ネットワークを介して流通または提供することができる。利用者は、通信ネットワークを介してそのプログラムをダウンロードしてコンピュータにインストールしたり、あるいは記録媒体からコンピュータにインストールすることで、容易に本発明の地図表示装置を実現することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係わる地図表示装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係わる描画プロセッサの構成を説明するためのブロック図である。 複数のパーセルにより構成される地図データのデータ構造を説明するための図である。 CPUから供給される図形データと属性情報の対応を説明するための図である。 第1の実施の形態に係わる、地図表示プログラムの処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る地図表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、地図表示プログラムの処理の流れの例を示すフローチャートである。
符号の説明
1、1A 地図表示装置、11 CPU、12 ハードディスク装置、13 描画プロセッサ、14 モニタ、15 主メモリ、16、27 バス、21 CPUインターフェース、22 画像データ生成部、23 VRAM、24 表示制御部、25、25a 属性情報保持部、26 セレクタ

Claims (5)

  1. 地図データのレイヤー毎の属性情報を、識別情報と関連付けて属性情報記憶部への登録を行う登録部と、
    前記レイヤー毎の図形データと、該図形データの属性情報に対応する前記識別情報とを関連付けて出力する出力制御部と、
    該出力制御部から出力された前記識別情報に関連する前記属性情報記憶部の属性情報と、前記出力制御部から出力された前記レイヤー毎の図形データと、に基づいて描画処理を行う描画処理部と、
    を有することを特徴とする地図表示装置。
  2. さらに、描画プロセッサを有し、該描画プロセッサは前記描画処理部を含むことを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
  3. 前記属性情報記憶部は、前記描画プロセッサ内に設けられ、前記出力制御部からの前記識別情報を入力して、入力された前記識別情報に関連付けられた属性情報を出力することを特徴とする請求項2に記載の地図表示装置。
  4. さらに、中央処理装置と、主メモリとを有し、前記中央処理装置が、前記登録部による前記登録と、前記描画処理部による前記描画処理とを行うことを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
  5. 地図データのレイヤー毎の属性情報を、識別情報と関連付けて属性情報記憶部への登録を行い、
    前記レイヤー毎の図形データと、該図形データの属性情報に対応する前記識別情報とを関連付けて出力し、
    出力された前記識別情報に関連する前記属性情報記憶部の属性情報と、出力された前記レイヤー毎の図形データと、に基づいて描画処理を行う、
    ことを特徴とする地図表示方法。
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