JP2009012433A - 画像形成装置、走査光学装置、及びそれらの制御方法 - Google Patents

画像形成装置、走査光学装置、及びそれらの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発光部の光量を精度良く調整するとともに、光量調整に要する制御時間の増大を抑制する画像形成装置、走査光学装置及びそれらの制御方法を提供する。
【解決手段】本画像形成装置は、発光手段の閾値電流及びバイアス電流を導出する。さらに、本画像形成装置は、最小の濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合にバイアス電流を発光手段に供給し、最小の濃度レベルを超える濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に閾値電流を超える電流を発光手段に供給する。
【選択図】図3

Description

本発明は、感光体に静電潜像を形成するための走査光学装置を備える画像形成装置、走査光学装置及びそれらの制御方法に関するものである。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、感光体に静電潜像を形成するための走査光学装置を備える。走査光学装置は、光を照射するための半導体レーザを備え、照射する光の光強度(光量)を調整することにより、形成する画像の濃度を調整している。一般に、半導体レーザでは、入力される電流が一定以上になると、安定して光量が増大し始める。以下では、この一定の電流を閾値電流と称す。従来では、閾値電流より小さい電流と最大光量に対応する駆動電流との間で、濃度レベルの増加とともに比例して光量を増加させていたが、この方法では低濃度部の階調性が悪化していた。
特許文献1は、閾値電流を超える電流とゼロ電流との間で低濃度部の電流を制御し、閾値電流を超える電流と最大駆動電流との間で画像信号に応じて均等に電流制御する方法を提案している。
特開平09−069662号公報
しかし、特許文献1に記載の方法では、画像情報がない領域にトナーが付着する画像カブリを発生させない電流量に低濃度部の駆動電流を決定するため、設定した駆動電流で感光体上を露光し、感光体電位を測定してカブリの発生を確認する必要がある。したがって、確認結果でカブリが発生していれば、再び駆動電流を設定することとなる。また、他の方法として、低濃度部の駆動電流を閾値電流に近い電流に設定する方法も考えられる。しかしながら、この方法においても、低濃度部の駆動電流用D/Aを数回設定しなおして確認する必要がある。このように、従来技術では、精度良く濃度階調を再現するために数回に渡り駆動電流を設定しなおす必要があり、制御時間が増大していた。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、発光部の光量を精度良く調整するとともに、光量調整に要する制御時間の増大を抑制する画像形成装置、走査光学装置及びそれらの制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、形成する画像の濃度レベルに応じて静電潜像を形成するための光の光量を調整する画像形成装置として実現できる。画像形成装置は、入力される電流に対応した光量で光を発光する発光手段と、受光した光の光量に対応した電流を出力する受光手段と、発光手段によって発光された光の光量が線形に増加し始める電流となる閾値電流を導出するために、発光手段及び受光手段を用いて、閾値電流よりも大きい第1電流に対応する第1光量と、第1電流よりも大きい第2電流に対応する第2光量とをサンプリングするサンプリング手段と、前記第1電流、前記第2電流、サンプリングされた第1光量及び第2光量の関係から閾値電流を導出する導出手段と、導出された閾値電流の値から予め定められた差分電流の値を引くことにより、発光手段のバイアス電流を決定するバイアス電流決定手段と、最小の濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合にバイアス電流を発光手段に供給し、最小の濃度レベルを超える濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に閾値電流を超える電流を発光手段に供給する電流供給手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、例えば、形成する画像の濃度レベルに応じて静電潜像を形成するための光の光量を調整する画像形成装置に備えられる走査光学装置として実現できる。走査光学装置は、入力される電流に対応した光量で光を発光する発光手段と、受光した光の光量に対応した電流を出力する受光手段と、発光手段によって発光された光の光量が線形に増加し始める電流となる閾値電流を導出するために、発光手段及び受光手段を用いて、閾値電流よりも大きい第1電流に対応する第1光量と、第1電流よりも大きい第2電流に対応する第2光量とをサンプリングするサンプリング手段と、前記第1電流、前記第2電流、サンプリングされた第1光量及び第2光量の関係から閾値電流を導出する導出手段と、導出された閾値電流の値から予め定められた差分電流の値を引くことにより、発光手段のバイアス電流を決定するバイアス電流決定手段と、最小の濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合にバイアス電流を発光手段に供給し、最小の濃度レベルを超える濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に閾値電流を超える電流を発光手段に供給する電流供給手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、入力される電流に対応した光量で光を発光する発光手段と、受光した光の光量に対応した電流を出力する受光手段とを備え、形成する画像の濃度レベルに応じて静電潜像を形成するための光の光量を調整する画像形成装置の制御方法として実現できる。制御方法は、発光手段によって発光された光の光量が線形に増加し始める電流となる閾値電流を導出するために、発光手段及び受光手段を用いて、閾値電流よりも大きい第1電流に対応する第1光量と、第1電流よりも大きい第2電流に対応する第2光量とをサンプリングするステップと、前記第1電流、前記第2電流、サンプリングされた第1光量及び第2光量の関係から閾値電流を導出するステップと、導出された閾値電流の値から予め定められた差分電流の値を引くことにより、発光手段のバイアス電流を決定するステップと、最小の濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合にバイアス電流を発光手段に供給し、最小の濃度レベルを超える濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に閾値電流を超える電流を発光手段に供給するステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、入力される電流に対応した光量で光を発光する発光手段と、受光した光の光量に対応した電流を出力する受光手段とを備え、形成する画像の濃度レベルに応じて静電潜像を形成するための光の光量を調整する画像形成装置に備えられる走査光学装置の制御方法として実現できる。制御方法は、発光手段によって発光された光の光量が線形に増加し始める電流となる閾値電流を導出するために、発光手段及び受光手段を用いて、閾値電流よりも大きい第1電流に対応する第1光量と、第1電流よりも大きい第2電流に対応する第2光量とをサンプリングするステップと、前記第1電流、前記第2電流、サンプリングされた第1光量及び第2光量の関係から閾値電流を導出するステップと、導出された閾値電流の値から予め定められた差分電流の値を引くことにより、発光手段のバイアス電流を決定するステップと、最小の濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合にバイアス電流を発光手段に供給し、最小の濃度レベルを超える濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に閾値電流を超える電流を発光手段に供給するステップとを含むことを特徴とする。
本発明は、例えば、発光部の光量を精度良く調整するとともに、光量調整に要する制御時間の増大を抑制する画像形成装置、走査光学装置及びそれらの制御方法を提供できる。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
以下では、図1乃至図6Bを参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタ100全体の断面を示す図である。ここでは、画像形成装置として電子写真方式のプリンタ100を一例に説明する。
プリンタ100は、スキャナ部111、レーザ露光部101、作像部103、定着部104、給紙/搬送部105及び、これらを制御する不図示のプリンタ制御部を備える。
スキャナ部111は、原稿台に置かれた原稿に対して、照明を当てて原稿画像を光学的に読み取り、その像を電気信号に変換して画像データを生成する。レーザ露光部101は、生成された画像データに応じて変調されたレーザ光を、等角速度で回転する回転多面鏡106に入射させることにより反射走査光として感光ドラム102に照射する。
作像部103は、感光ドラム102及び転写ドラム108を備える。作像部103は、画像形成が開始されると、感光ドラム102を回転駆動し、帯電器によって感光ドラム102の表面を帯電させる。その後、レーザ露光部101によって感光ドラム102上に形成された静電潜像をトナーによって現像化し、そのトナー像を用紙に転写する。ここで、作像部103は、転写されずに感光ドラム102上に残った微小トナーをクリーナによって回収する。このように電子写真プロセスが実行される。
画像形成中には、給紙カセット107から給紙された用紙が転写ドラム108の所定位置に巻きつく。ここで、転写ドラム108が4回転する間に、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナーを持つそれぞれの現像ユニット(現像ステーション)が入れ替わりで電子写真プロセスを繰り返し実行する。これにより、4色のフルカラートナー像が用紙に転写される。トナー像の転写が完了すると、用紙は、転写ドラム108を離れ、定着部104へ搬送される。
定着部104は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータなどの熱源を内蔵する。定着部104は、用紙上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。
給紙/搬送部105は、給紙カセット107やペーパーデッキ109に代表される用紙収納庫を一つ以上有しており、プリンタ制御部の指示に応じて用紙収納庫に収納された複数の用紙の中から一枚づつ分離して給送する。用紙は上述したように作像部103の転写ドラム108に巻きつけられ、4回転した後に定着部104へ搬送される。また、用紙の両面に画像を形成する場合、給紙/搬送部105は、搬送経路110を介して、定着部104を通過した用紙を再び作像部103へ搬送する。
次に、図2を参照して、走査光学装置として機能するレーザ露光部101の基本的な動作について説明する。図2は、本実施形態に係るレーザ露光部101の構成を示す図である。
レーザ露光部101は、レーザ駆動装置31、絞り32、コリメータレンズ35、BDセンサ36、fθレンズ34及び回転多面鏡106を備える。また、レーザ露光部101には、当該レーザ露光部101を制御するために、レーザ駆動制御部54、画像信号生成部53及び画像クロック発生部61が接続されている。
レーザ駆動装置31は、発光手段として機能し、内部に備える半導体レーザ43を用いて、回転多面鏡106に光りを照射する。半導体レーザ43は、入力される電流に対応する光量で発光する。BDセンサ36は、回転多面鏡106からの反射光を受光し、検出信号201を画像クロック発生部61に出力する。
BDセンサ36の検出信号201は、回転多面鏡106の回転とデータの書き込みの同期をとるための同期信号として用いられる。画像クロック発生部61は、BDセンサ36からの同期信号に同期した画像クロックを画像信号生成部53へ出力する。画像クロックが入力されると、画像信号生成部53は、画像信号202を生成してレーザ駆動制御部54に出力する。レーザ駆動制御部54は、画像信号202に基づいて半導体レーザ43を駆動することで、半導体レーザ43からレーザ光を出射する。半導体レーザ43の内部には、受光手段として機能するレーザ光の一部を検出するためのPDセンサが設けられる。
本実施形態に係るレーザ露光部101は、PDセンサの検出信号を用いて半導体レーザ43のAPC制御(光量調整)を行う。半導体レーザ43から発光されたレーザ光は、コリメータレンズ35及び絞り32によりほぼ平行光となり、所定のビーム径で回転多面鏡106に入射する。回転多面鏡106は、矢印で示す方向に等角速度の回転を行う。入射した光ビームは、この回転に伴って連続的に角度を変える偏向ビームとなって反射される。偏向ビームとなった光は、fθレンズ34により集光作用を受ける。一方、fθレンズ34は同時に走査の時間的な直線性を保証するような歪曲収差の補正を行う。これにより、光ビームは、感光ドラム102上に示す矢印の方向に等速で結合走査される。
次に、図3を参照して、レーザ駆動制御部54の動作について説明する。図3は、本実施形態に係るレーザ駆動制御部54の構成を示すブロック図である。ここでは、説明を容易にするため、画像信号が2ビット(DATA1、DATA0)の場合の構成について説明する。しかしながら、本発明に係るプリンタ100は、画像信号が2ビットに限定されるわけではない。
半導体レーザ43には、電流源301、302、303、304が接続される。電流源301及び電流源302は、最小の光量でない光を発光させる場合に、画像信号に対応して駆動される駆動電流源である。電流源303は、差分電流を出力する差分電流源である。電流源304は、半導体レーザ43のバイアス電流を出力する電流源である。ここで、閾値電流とは、半導体レーザ43によって発光される光量が線形に増加し始める電流を示す。また、差分電流とは、閾値電流とバイアス電流との差分となる。閾値電流及び差分電流についての詳細な説明は、図5を用いて後述する。
さらに、電流源301には、スイッチ305が接続される。スイッチ305には、画像信号の上位ビットDATA1とフル点灯信号Sfの論理和演算を行う論理素子312が接続される。したがって、スイッチ305は、論理素子312からの出力D1で電流源301の駆動を切り替える。また、電流源302には、画像信号の下位ビットDATA0とフル点灯信号Sfと小点灯信号Shとの論理和演算をする論理素子313の出力D2で切り替わるスイッチ306が接続される。電流源303には、出力D1と出力D2の論理和演算をする論理素子308の出力Daで切り替わるスイッチ307が接続される。したがって、駆動電流源301及び駆動電流源302の少なくとも一方が駆動された場合、差分電流源303は、必ず駆動されることとなる。
図3に示す314は、プリンタ制御部を示す。311は、APC制御部を示す。309は、電流−電圧変換部を示す。310は、増幅器を示す。プリンタ制御部314は、制御信号を出力することによりAPC制御部311を制御する。APC制御部311は、プリンタ制御部314からの制御信号に従ってスイッチ305、306、307を制御し、画像信号に応じた電流を半導体レーザ43に供給する。半導体レーザ43は、入力された電流に応じた光量で光を発光する。
発光された光の光量は、PDセンサ44でモニタされ、光量に応じた電流が発生する。PDセンサ44から出力される光量に応じた電流は、電流−電圧変換部309で電圧に変換される。さらに、変換された電圧は、増幅器310で増幅されて、APC制御部311に入力される。入力された電圧に応じて、APC制御部311は、各電流源(301〜304)の電流値を調整する。
また、APC制御部311は、1走査の非画像領域で入力された信号に応じて、上述した電流値の調整を行なう。さらに、APC制御部311は、スイッチ305、306、307を切り替えることで、1走査の画像領域内で入力された画像信号DATA1及び画像信号DATA0に応じて半導体レーザ43の発光量を調整する。
次に、図4A乃至図5を参照して、APC制御部311の詳細な動作について説明する。図4Aは、本実施形態に係るAPC制御部311の機能ブロックを示す図である。図4Bは、本実施形態に係るAPC制御部311の回路構成を示す図である。図5は、本実施形態に係る半導体レーザ43に入力される電流と、発光される光の光量との関係を示す図である。
APC制御部311は、入力される画像信号に応じた濃度レベルを実現するために、半導体レーザ43から発光される光の光量を調整する。具体的には、APC制御部311は、図3に示す各電流源301〜304を制御して半導体レーザ43に入力する電流を制御する。ここで、半導体レーザ43の特徴について図5を参照して説明する。図5は、横軸に半導体レーザ43に入力される電流を示し、縦軸に半導体レーザ43から発光される光の光量を示す。Ibはバイアス電流源304から出力されるバイアス電流示す。Iaは差分電流源303から出力される差分電流を示す。I0は駆動電流源302から出力される駆動電流を示す。I1は駆動電流源301から出力される駆動電流を示す。Ithは閾値電流を示す。
図5に示すように、半導体レーザ43に入力される電流と発光される光の光量との関係は非線形となる。具体的に、半導体レーザ43の出力は、閾値電流Ithまでは不安定であり、閾値電流Ithを超えると線形に増加し始める。APC制御部311は、この閾値電流Ithを導出することにより、再現する濃度レベルの増加とともに比例して光量を増加させるように光量制御を行う。
閾値電流Ithを導出すると、APC制御部311は、差分電流Iaからバイアス電流Iaを決定する。この差分電流Iaは、閾値電流Ithよりも低い不安定な領域において、バイアス電流を十分小さくするために予め定められた電流である。例えば、画像信号が0である場合、即ち、最小の濃度レベルである場合、APC制御部311は、バイアス電流Ibのみを半導体レーザ43に入力させる。しかし、バイアス電流Ibが閾値電流Ith付近の値である場合、発光される光の光量が不安定であるため画像カブリ等が発生してしまう。したがって、バイアス電流Ibを十分小さくするために差分電流Iaを設けている。一方、画像信号が1〜3である場合、APC制御部311は、閾値電流Ithから最大光量Pを出力するための最大電流Ifの間で、電流を均等に制御して画像信号に対応する濃度レベルを均等に制御する。
次に、図4Aを参照して、上述した制御を行うためのAPC制御部311の機能ブロックについて説明する。APC制御部311は、サンプリング部422、導出部423、バイアス電流決定部424及び電流供給部421を備える。
電流供給部421は、電流供給手段として機能し、入力された画像信号に応じた電流を半導体レーザ43に入力させる。具体的に、電流供給部421は、論理素子312、313に対して信号を入力することにより、スイッチ305、306、307を切り替えて、駆動させる電流源を制御する。さらに、電流供給部421は、各電流源が出力する電流値を調整する。
また、電流供給部421は、画像信号に対応する電流を半導体レーザ43に入力するため、調整手段として機能する調整部425を備える。例えば、画像信号が最小の濃度レベルを示す場合、調整部425は、論理素子312、313に対しての信号を出力することなくバイアス電流源304のみを駆動させる。これにより、半導体レーザ43には、バイアス電流Ibのみが供給される。一方、画像信号が最小の濃度レベルを超える濃度レベルを示す場合、調整部425は、論理素子312、313に対しての信号を出力することにより、スイッチ305、306、307を切り替えて、画像信号に対応する所望の電流を出力させる。ここで、信号とは、フル点灯信号Sf及び小点灯信号Shを示す。したがって、調整部425は、画像信号が最小の濃度レベルを超える場合、当該画像信号に応じてフル点灯信号Sf及び小点灯信号Shの少なくとも一方を出力する。
サンプリング部422は、サンプリング手段として機能し、閾値電流Ithよりも大きい第1電流に対応する第1光量と、第1電流よりも大きい第2電流に対応する第2光量とをサンプリングする。サンプリングした光量は、APC制御部311内のコンデンサに蓄積され、導出部423によって閾値電流Ithを決定するために用いられる。
導出部423は、導出手段として機能し、第1電流、第2電流、サンプリングされた第1光量及び第2光量の関係から閾値電流Ithを導出する。閾値電流Ithを導出するため、導出部423は、算出手段として機能する算出部426及び閾値電流決定手段として機能する閾値電流決定部427を備える。算出部426は、第1電流、第2電流、サンプリングされた第1光量及び第2光量から、半導体レーザ43に入力する電流と光量との関係を表す線形関数を算出する。閾値電流決定部427は、算出された線形関数において光量がゼロとなる電流を、閾値電流Ithとして決定する。
バイアス電流決定部424は、導出された閾値電流Ithの値から予め定められた差分電流Iaの値を引くことにより、半導体レーザ43のバイアス電流Ibを決定する。閾値電流Ith及びバイアス電流Ibが決定されると、電流供給部421は、各電流源に対して、調整された電流値を出力するように制御する。
次に、図4Bを参照して、APC制御部311の回路構成について説明する。図4Bに示すように、APC制御部311は、アナログスイッチ402、407、コンデンサ403、404、比較器405、411、D/A404、410、閾値電流演算部412、バイアス電流演算部413及び3分の1乗算器409を備える。APC制御(光量調整)は、図4Aに示した機能ブロックがこれらのコンポーネントを制御することにより実行される。以下では、これらのコンポーネントを用いたAPC制御部311の制御について説明する。
まず、電流供給部421は、半導体レーザ43のバイアス電流Ibを決定するために、差分電流源303及びバイアス電流源304の仮の電流値を設定する。具体的に、電流供給部421は、バイアス電流Ibと差分電流Iaを所定の電流に設定した上で、小点灯信号Shによってスイッチ306及び307をONに設定する。これにより、駆動電流源302及び差分電流源303が駆動される。また、半導体レーザ43を駆動する際には、バイアス電流源304が常に駆動されている。したがって、半導体レーザ43には、第1電流となる駆動電流I0、差分電流Ia及びバイアス電流Ibが供給される。ここで設定されるバイアス電流Ibは、前回使用された際の電流値に予め定められた電流値を加えた電流値であることが望ましい。これは、閾値電流Ithを超える領域の特性を表す線形関数を導出するために必要となる。即ち、この場合、Ib+Iaが前回の閾値電流を超えるように設定される。また、Ib+Ia+I0が前回の閾値電流を超えるように設定してもよい。この場合、駆動電流I0についても前回使用された電流値が設定される。
半導体レーザ43が発光すると、PDセンサ44から受光した光の光量に対応する電流(モニタ電流)が出力される。続いて、モニタ電流が電流−電圧変換部309によって電圧変換される。さらに、増幅器310によって増幅された電圧Vpdが1走査の非画像領域においてAPC制御部311に入力される。この電圧Vpdは、プリンタ制御部314からの小点灯信号Shによってアナログスイッチ407が切り替わりサンプリングされる。このサンプルした電圧Vh(第1光量)は、コンデンサ408に蓄えられて画像領域内でホールドされる。このようなサンプリングの処理に関しては、サンプリング部422によって統括的に制御される。
また、プリンタ制御部314から入力される光量設定値Powが3分の1乗算器409に入力され、光量設定値Powの3分の1の値がD/A410に入力される。D/A410は、入力された値に応じたアナログ電圧DAhを比較器411に出力する。比較器411は、サンプルホールドされた電圧Vhと光量設定値Powの3分の1相当の電圧DAhとを比較し、差分信号ΔI0を出力する。光量設定値Powは、画像信号に対応する濃度レベル実現するために必要となる最大光量を示す。
電流供給部421は、この差分信号ΔI0を解消するように、駆動電流源302の電流I0の値を制御する。具体的に、サンプルホールドされた電圧VhがDAhよりも小さい場合、即ち設定値より光量が低い場合、電流供給部421は、DAhに近づけるように駆動電流源302に流す電流I0を増大させる。一方、サンプルホールドされた電圧VhがDAhよりも大きい場合、即ち設定値より光量が高い場合、電流供給部421は、DAhに近づけるように駆動電流源302に流す電流I0を低減させる。即ち、2ビットの画像信号(DATA1、DATA0)のうち、DATA0が1である場合に出力する電流を設定している。ここで、電流Ih(=Ib+Ia+I0)は、最大光量の3分の1に設定されたこととなる。
次に、電流供給部421は、バイアス電流Ib、差分電流Ia及び上述した駆動電流I0の値を固定したまま、フル点灯信号Sfによってスイッチ305、306及び307をONに設定する。これにより、駆動電流源301も駆動させる。したがって、半導体レーザ43には、第2電流となるバイアス電流Ib、差分電流Ia及び駆動電流I0、I1が供給される。ここで、APC制御部311に入力される電圧Vpdはアナログスイッチ402に入力される。このアナログスイッチ402は、プリンタ制御部314からのフル点灯信号Sfによって切り替わりVpdをサンプリングする。サンプリングされた電圧(第2光量)Vfはコンデンサ403に蓄えられて画像領域内でホールドされる。さらに、プリンタ制御部314から入力される光量設定値PowがそのままD/A404に入力され、入力された値に応じたアナログ電圧DAfが比較器405に出力される。
比較器405は、サンプルホールドされた電圧Vfと光量設定値Powとの電圧DAfを比較し、差分信号ΔI1を出力する。電流供給部421は、この差分信号ΔI1を解消するように、駆動電流源301の電流I1の値を制御する。つまり、サンプルホールドされた電圧VfがDAfよりも小さい場合、即ち設定値より光量が低い場合、電流供給部421は、DAfに近づけるように駆動電流源301に流す電流I1を増大させる。一方、サンプルホールドされた電圧VfがDAfよりも大きい場合、即ち設定値より光量が高い場合、電流供給部421は、DAfに近づけるように電流源301に流す電流I1を低減させる。即ち、2ビット画像信号(DATA1、DATA0)のうち、DATA1が1である場合に出力する電流を設定している。ここで、電流If(=Ib+Ia+I0+I1)は、最大光量に設定されたこととなる。さらに、Ib+Ia+I1は、画像信号が2である場合の濃度レベルを再現するための電流(2/3Pow)となる。
さらに、上述した制御の中でコンデンサ403、408でそれぞれホールドされた電圧Vf、Vhは、閾値電流演算部412に入力される。閾値電流演算部412は、導出部423によって統括的に制御され、閾値電流Ithを導出する。具体的に、閾値電流演算部412では、図5に示すフル点灯に相当する電圧Vfと、その時の電流値If(=I1+I0+Ia+Ib)と、3分の1点灯に相当する電圧Vhと、その時の電流値Ih(=I0+Ia+Ib)とから線形関数を算出する。さらに、算出された線形関数において電圧0Vとの交点となる閾値電流Ithが算出される。
決定された閾値電流Ithは、バイアス電流演算部413に出力される。バイアス電流演算部413は、バイアス電流決定部424によって統括的に制御される。具体的に、バイアス電流演算部413は、決定された閾値電流Ithから予め決まった差分電流Iaを差し引いた電流であるバイアス電流Ibを生成する。電流供給部421は、生成されたバイアス電流Ibにバイアス電流源304を調整する。
こうして決定されたバイアス電流Ib及び差分電流Iaを用いて、APC制御部311は、再度上述した方法で駆動電流I0、I1を決定する。また、ここではバイアス電流Ibを生成するのに、閾値電流Ithから予め決まった差分電流Iaを引いて算出したが、バイアス電流Ibを閾値電流Ithに対する比で求め、その差分電流をIaとしてもよい。つまり、Ib/Ith=αとすると、Ia=Ith−Ith×αに従って、Iaを決定してもよい。
上述したように、バイアス電流Ib、差分電流Iaが決定されると、画像信号の下位ビットDATA0用のスイッチング電流(駆動電流)I0と、画像信号の上位ビットDATA1用のスイッチング電流(駆動電流)I1が決定する。図5に示すように、これらは、閾値電流IthにI0を加算するとP/3相当の光量になり、同様に閾値電流IthにI1を加算すると2P/3相当の光量になる。さらに、閾値電流IthにI0とI1を加算すると最大光量となるP相当の光量となる。
したがって、上述したAPC制御が完了すると、決定したバイアス電流Ibと、差分電流Iaと、画像信号の2ビットに対応した駆動電流I1、I0とを用いることで、画像信号に対応した濃度レベルを均等に再現することができる。具体的に、画像信号DATA1、DATA0の何れかのビットが立っている時は、論理素子308がアクティブになり、差分電流源303が駆動される。そのため、半導体レーザ43には、バイアス電流Ibと、差分電流Iaと、画像信号に応じた駆動電流I0及び駆動電流I1のうち少なくとも一方の電流とが入力される。これにより、APC制御部311は、閾値電流の発光点からフル点灯(光量P)までの間で、均等に3等分した光量制御を行うことができる。また、画像信号DATA1及び画像信号DATA0の何れもビットが立っていない場合、即ち画像信号が0の場合、論理素子308が非アクティブとなり、半導体レーザ43には、バイアス電流Ibしか流れなくなる。したがって、閾値電流Ithから十分抑えられたバイアス電流Ibのみで半導体レーザ43が駆動されるため、画像カブリの発生を抑制できる。上述した制御は、数回の走査でのAPC制御で実現できるため、従来技術のように低濃度部の電流を決定するのに要する時間を必要としない。
次に、図6A及び図6Bを参照して、APC制御中に変化する半導体レーザ43に入力される電流及びAPC制御における制御手順について説明する。図6Aは、本実施形態に係るAPC制御時の電流の変化を示す図である。図6Bは、本実施形態に係るAPC制御の処理手順を示すフローチャートである。
図6Aは、横軸に図6Bに示すAPC制御部311の処理シーケンスを示し、縦軸にその処理でのバイアス電流Ib、差分電流Ia、駆動電流I0、I1を示す。以下では、図6Bに示すフローチャートに従って動作を説明する。
まず、画像形成を開始するため半導体レーザ43を点灯すると、ステップS601において、APC制御部311は、バイアス電流Ib及び差分電流Iaを仮の電流値に設定する。続いて、ステップS602において、APC制御部311は、プリンタ制御部314から小点灯信号Shを取得することにより、駆動電流源302、差分電流源303及びバイアス電流源304を駆動させる。この状態で数回の走査を行う間に、ステップS603において、APC制御部311は、電流源302〜304に流す電流の総和をIh(ホールド電圧Vh)に設定する。
次に、ステップS604において、APC制御部311は、プリンタ制御部314からフル点灯信号Sfを取得し、全ての電流源(301〜304)を駆動させる。さらに、この状態で数回の走査を行う間に、ステップS605において、APC制御部311は、各電流源(301〜304)に流す電流の総和をIf(ホールド電圧Vf)に設定する。
電流Ih、Ifを設定すると、ステップS606において、APC制御部311は、これらの値から閾値電流Ithを算出し、バイアス電流Ibを決定する。ここまでの処理は、半導体レーザ43の点灯を開始してから光量制御が収束するまでの初期調整となる。初期調整が終了すると、画像形成動作が可能となる。なお、画像形成中は、上述した制御フローを1走査毎に繰り返してもよい。また、初期調整は、例えば、プリンタ100の電源投入時に行われることが望ましい。
画像形成の要求を受信すると、ステップS607において、APC制御部311は、1走査の非画像領域でプリンタ制御部314から小点灯信号Shを出力して、半導体レーザ43を駆動する。続いて、ステップS608において、APC制御部311は、S607の駆動により得られる光量から、駆動電流I0を決定する。
次に、ステップS609において、APC制御部311は、プリンタ制御部314からフル点灯信号Sfを取得して、半導体レーザ43を駆動する。続いて、ステップS610において、APC制御部311は、S609の駆動により得られる光量から、駆動電流I1を決定する。さらに、ステップS611において、APC制御部311は、S606と同様に、同一走査内の非画像領域で閾値電流Ithを算出し、バイアス電流Ib及び差分電流Iaを修正する。
半導体レーザ43は、環境温度等により閾値電流Ithが変動する。したがって、S607乃至S611の処理のように、画像形成毎に修正されることが望ましい。これらS607乃至S611の処理は、初期調整時に1度光量が収束した後の動作であるため、初期調整(S601乃至S606)と比較して短い時間で収束する。
光量を調整すると、同一走査の画像領域内(ステップS612)において、APC制御部311は、図6Aの右表に示す画像信号に応じて半導体レーザ43に流す電流を制御する。さらに、ステップS613において、APC制御部311は、レーザが消灯したか否かを判定する。レーザが消灯している場合、APC制御部311は、処理を終了する。一方、レーザが点灯している場合、APC制御部311は、処理をS607に遷移させる。つまり、S607乃至S612の一連の処理は、画像形成を開始してレーザが消灯するまで繰り返される。
上述したように、本実施形態に係るAPC制御部311は、閾値電流Ithを算出し、画像信号に応じて切り替えるスイッチング電流(駆動電流I0、I1)が閾値電流を超えるように設定する。これにより、低濃度部の光量から高濃度部の最大光量まで均等な光量制御を行うことができる。さらには、画像信号が0の場合、即ち、最小の濃度レベルの場合に、差分電流Iaを流さない構成としたことで、確実に閾値電流Ithより小さいバイアス電流Ibのみで駆動することができ、画像カブリを抑制しうる。
また、本実施形態では画像信号が2ビットである場合について説明したが、3ビット以上であってもよく、2ビットである場合と同様の制御で実現することができる。以下では、図7A及び図7Bを参照して、画像信号が3ビットである場合について説明する。図7Aは、画像信号が3ビットである場合のレーザ駆動制御部54の構成を示すブロック図である。図7Bは、画像信号が3ビットである場合に設定される電流について説明する図である。ここでは、画像信号が2ビットである場合と異なる構成についてのみ説明を記載する。
レーザ駆動制御部54は、図3に示す構成に加えて、駆動電流源701、スイッチ702及び論理素子703をさらに備える。駆動電流源301に接続されるスイッチ305は、論理素子703の出力D3によって切り替えられる。駆動電流源701に接続されるスイッチ702は、論理素子312の出力D1によって切り替えられる。駆動電流源302に接続されるスイッチ306は、論理素子312の出力D2によって切り替えられる。
したがって、差分電流源303に接続されるスイッチ307は、出力D1、D2、D3が入力される論理素子308の出力Daによって切り替えられる。また、3ビットの画像信号(DATA2、DATA1、DATA0)のうち、駆動電流源301はDATA2のビットに対応する。さらに、駆動電流源701はDATA1のビットに対応し、駆動電流源302はDATA0のビットに対応する。
さらに、駆動電流源701に設定される駆動電流I2は、駆動電流I0の2倍に設定される。さらに、図4に示す3分の1乗算器409を7分の1乗算器に変更する。このように変更することで、図7Bに示すように、各ビットに対応した駆動電流(スイッチング電流)が最大光量Pの7分のXの光量に相当する。即ち、駆動電流源302は、最大光量Pの7分の1相当に設定される。また、駆動電流源701は、最大光量Pの7分の2相当に設定される。さらに、駆動電流源301は、最大光量Pの7分の4相当に設定される。これにより、図7Bに示すように、APC制御部311は、画像信号(1〜7)に応じて各スイッチを制御することで、低濃度部の光量から高濃度部の最大光量Pまでを均等に7等分した光量制御をすることが可能になる。また、画像信号が0の場合は、バイアス電流Ibのみが半導体レーザ43に入力される。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、閾値電流よりも大きい第1電流と当該第1電流よりも大きい第2電流を用いて、発光部(半導体レーザ43)の閾値電流を導出する。さらに、画像形成装置は、閾値電流から予め定められた差分電流を引くことにより発光部のバイアス電流を決定する。これにより、画像形成装置は、最小の濃度レベルである場合にバイアス電流のみを発光部に入力し、最小の濃度レベルを超える濃度レベルである場合に閾値電流から最大電流との間で均等に電流を制御することができる。したがって、本発明は、安価な構成で閾値電流の光量に相当する低濃度部から最大光量に相当する高濃度部まで階調性が良好な画像形成装置及び光学走査装置を提供することができる。さらには、閾値電流とバイアス電流の差分電流を画像信号に応じて切り替えることができるため、画像信号によってはバイアス電流のみを流すことで低濃度部での画像カブリを抑制することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限らず様々な変形が可能となる。画像形成装置は、バイアス電流源、差分電流源及び複数の駆動電流源を備え、再現する濃度レベルに応じてバイアス電流源、差分電流源及び複数の駆動電流源のうち少なくとも1つを選択して発光部に入力する電流を調整してもよい。これにより、本画像形成装置は、容易な制御により均等に濃度レベルを調整することができ、低濃度レベルの画像カブリを抑制することができる。
また、本画像形成装置は、複数の駆動電流源のうち少なくとも1つの駆動電流源を駆動するときに、差分電流源が駆動されるように構成されてもよい。具体的に、本画像形成装置は、駆動電流源を駆動する場合に、自動的に差分電流源が駆動されるように構成することができる。言い換えると、本画像形成装置は、最小の濃度レベルを再現する場合に、自動的にバイアス電流のみでの発光部の駆動を実現できる。これにより、本画像形成装置は、低濃度レベルにおける画像カブリをさらに容易に抑制しうる。
また、本画像形成装置は、閾値電流を導出する際にサンプリングしたデータから、発光部に入力される電流と、発光部から出力される光量との関係を表す線形関数を算出してもよい。この場合、画像形成装置は、算出した線形関数において光量がゼロとなる電流を、閾値電流として決定することができる。よって、本画像形成装置は、処理負荷の少ない制御で閾値電流を求めることができる。
また、本画像形成装置は、サンプリングに用いられる第1電流の値を、前回決定された閾値電流の値に予め定められた電流の値を加えた値としてもよい。これにより、発光部からの出力が不安定な閾値電流以下の特性に影響を受けることなく、線形に増加する光量と電流との関係を確実に導出することができる。よって、本画像形成装置は、より精度のよい光量調整を行うことができる。
さらに、各駆動電流源は、濃度レベルを示す画像信号の各ビットに対応して電流を供給してもよい。これにより、本画像形成装置は、画像形成中において、画像信号に応じて調整する光量を容易に制御することができる。
本実施形態に係るプリンタ100全体の断面を示す図である。 本実施形態に係るレーザ露光部101の構成を示す図である。 本実施形態に係るレーザ駆動制御部54の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るAPC制御部311の機能ブロックを示す図である。 本実施形態に係るAPC制御部311の回路構成を示す図である。 本実施形態に係る半導体レーザ43に入力される電流と、発光される光の光量との関係を示す図である。 本実施形態に係るAPC制御時の電流の変化を示す図である。 本実施形態に係るAPC制御の処理手順を示すフローチャートである。 画像信号が3ビットである場合のレーザ駆動制御部54の構成を示すブロック図である。 画像信号が3ビットである場合に設定される電流について説明する図である。
符号の説明
43:半導体レーザ
44:PDセンサ
301、302:駆動電流源
303:差分電流源
304:バイアス電流源
305、306、307:スイッチ
308、312、313:論理素子
309:電流−電圧変換部
310:増幅器
311:APC制御部
314:プリンタ制御部

Claims (9)

  1. 形成する画像の濃度レベルに応じて静電潜像を形成するための光の光量を調整する画像形成装置であって、
    入力される電流に対応した光量で光を発光する発光手段と、
    受光した光の光量に対応した電流を出力する受光手段と、
    前記発光手段によって発光された光の光量が線形に増加し始める電流となる閾値電流を導出するために、前記発光手段及び前記受光手段を用いて、前記閾値電流よりも大きい第1電流に対応する第1光量と、該第1電流よりも大きい第2電流に対応する第2光量とをサンプリングするサンプリング手段と、
    前記第1電流、前記第2電流、前記サンプリングされた第1光量及び第2光量の関係から前記閾値電流を導出する導出手段と、
    前記導出された閾値電流の値から予め定められた差分電流の値を引くことにより、前記発光手段のバイアス電流を決定するバイアス電流決定手段と、
    最小の濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に前記バイアス電流を該発光手段に供給し、該最小の濃度レベルを超える濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に前記閾値電流を超える電流を該発光手段に供給する電流供給手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記バイアス電流を出力するバイアス電流源と、
    前記差分電流を出力する差分電流源と、
    前記濃度レベルに対応する光量で光を発光させるための複数の駆動電流源とをさらに備え、
    前記電流供給手段は、
    前記バイアス電流源、前記差分電流源及び前記駆動電流源のうち少なくとも1つを選択して、前記濃度レベルに応じて前記発光手段に供給する電流を調整する調整手段を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記調整手段は、
    前記複数の駆動電流源のうち少なくとも1つの駆動電流源から電流を供給させるときは、該差分電流源からも電流を供給させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記導出手段は、
    前記第1電流、前記第2電流、前記サンプリングされた第1光量及び第2光量から、前記発光手段に入力する電流と光量との関係を表す線形関数を算出する算出手段と、
    前記算出された線形関数において光量がゼロとなる電流を、前記閾値電流として決定する閾値電流決定手段と
    を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1電流の値は、前回決定された閾値電流の値に予め定められた電流の値を加えた値であることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 各駆動電流源は、前記濃度レベルを示す画像信号の各ビットに対応して電流を供給することを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 形成する画像の濃度レベルに応じて静電潜像を形成するための光の光量を調整する画像形成装置に備えられる走査光学装置であって、
    入力される電流に対応した光量で光を発光する発光手段と、
    受光した光の光量に対応した電流を出力する受光手段と、
    前記発光手段によって発光された光の光量が線形に増加し始める電流となる閾値電流を導出するために、前記発光手段及び前記受光手段を用いて、前記閾値電流よりも大きい第1電流に対応する第1光量と、該第1電流よりも大きい第2電流に対応する第2光量とをサンプリングするサンプリング手段と、
    前記第1電流、前記第2電流、前記サンプリングされた第1光量及び第2光量の関係から前記閾値電流を導出する導出手段と、
    前記導出された閾値電流の値から予め定められた差分電流の値を引くことにより、前記発光手段のバイアス電流を決定するバイアス電流決定手段と、
    最小の濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に前記バイアス電流を該発光手段に供給し、該最小の濃度レベルを超える濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に前記閾値電流を超える電流を該発光手段に供給する電流供給手段と
    を備えることを特徴とする走査光学装置。
  8. 入力される電流に対応した光量で光を発光する発光手段と、受光した光の光量に対応した電流を出力する受光手段とを備え、形成する画像の濃度レベルに応じて静電潜像を形成するための光の光量を調整する画像形成装置の制御方法であって、
    前記発光手段によって発光された光の光量が線形に増加し始める電流となる閾値電流を導出するために、前記発光手段及び前記受光手段を用いて、前記閾値電流よりも大きい第1電流に対応する第1光量と、該第1電流よりも大きい第2電流に対応する第2光量とをサンプリングするステップと、
    前記第1電流、前記第2電流、前記サンプリングされた第1光量及び第2光量の関係から前記閾値電流を導出するステップと、
    前記導出された閾値電流の値から予め定められた差分電流の値を引くことにより、前記発光手段のバイアス電流を決定するステップと、
    最小の濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に前記バイアス電流を該発光手段に供給し、該最小の濃度レベルを超える濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に前記閾値電流を超える電流を該発光手段に供給するステップと
    を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  9. 入力される電流に対応した光量で光を発光する発光手段と、受光した光の光量に対応した電流を出力する受光手段とを備え、形成する画像の濃度レベルに応じて静電潜像を形成するための光の光量を調整する画像形成装置に備えられる走査光学装置の制御方法であって、
    前記発光手段によって発光された光の光量が線形に増加し始める電流となる閾値電流を導出するために、前記発光手段及び前記受光手段を用いて、前記閾値電流よりも大きい第1電流に対応する第1光量と、該第1電流よりも大きい第2電流に対応する第2光量とをサンプリングするステップと、
    前記第1電流、前記第2電流、前記サンプリングされた第1光量及び第2光量の関係から前記閾値電流を導出するステップと、
    前記導出された閾値電流の値から予め定められた差分電流の値を引くことにより、前記発光手段のバイアス電流を決定するステップと、
    最小の濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に前記バイアス電流を該発光手段に供給し、該最小の濃度レベルを超える濃度レベルに対応する光量で光を発光させる場合に前記閾値電流を超える電流を該発光手段に供給するステップと
    を含むことを特徴とする走査光学装置の制御方法。
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