JP2009010690A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents
画像読取装置および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009010690A JP2009010690A JP2007170150A JP2007170150A JP2009010690A JP 2009010690 A JP2009010690 A JP 2009010690A JP 2007170150 A JP2007170150 A JP 2007170150A JP 2007170150 A JP2007170150 A JP 2007170150A JP 2009010690 A JP2009010690 A JP 2009010690A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- area
- document
- original
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【課題】マーキング領域検出の誤検出を低減し、マーキング領域画像の抽出や編集処理を可能とする。
【解決手段】編集する領域をマーカーペンで囲んだ原稿を原稿トレイにセットし、キー押下により、ピックアップローラ,レジストローラ,搬送ドラムを介し搬送する(S1)。第1読取部の停止読取位置で、原稿の表面情報を読み取り(S2)、第1読取部の読み取り速度と同速度で同期した搬送により裏面情報を第2読取部で読み取り(S3)、画像処理部に入力する。原稿裏面のマーキングの検出は、密着型イメージセンサで行い、マーキング部分の特定の輝度または濃度の画像データから領域を検出(S4)。検出画像領域を表示手段に表示、所望する画像か確認し、領域を決定(S5)。所望の画像を得られなかった場合(No)、領域の調整を行う(S6)。所望の画像を得た場合(Yes)、決定領域に係る画像を記録媒体上に出力し画像形成する(S7)。
【選択図】図2
【解決手段】編集する領域をマーカーペンで囲んだ原稿を原稿トレイにセットし、キー押下により、ピックアップローラ,レジストローラ,搬送ドラムを介し搬送する(S1)。第1読取部の停止読取位置で、原稿の表面情報を読み取り(S2)、第1読取部の読み取り速度と同速度で同期した搬送により裏面情報を第2読取部で読み取り(S3)、画像処理部に入力する。原稿裏面のマーキングの検出は、密着型イメージセンサで行い、マーキング部分の特定の輝度または濃度の画像データから領域を検出(S4)。検出画像領域を表示手段に表示、所望する画像か確認し、領域を決定(S5)。所望の画像を得られなかった場合(No)、領域の調整を行う(S6)。所望の画像を得た場合(Yes)、決定領域に係る画像を記録媒体上に出力し画像形成する(S7)。
【選択図】図2
Description
本発明は、複写機やスキャナ,プリンタ機能を有する複合機等に適用されるデジタルデータ処理を行う画像読取装置および画像形成装置に関するものである。
従来、原稿上の文字や画像(原稿イメージ)をマーカーペンなどの指示手段により囲んだ領域を削除する、または囲んだ領域以外を削除する編集操作を操作パネル上で実行できる画像処理装置が知られている(第1従来技術:特許文献1,2,3参照)。
具体的に図5(a)〜(c)を用いて説明する。図5(a)は画像処理する原稿101を示す図であり、まず、使用者はこの原稿101の必要とする部分にマーカーペンを使用して、図5(b)に示すようにマーキング102する。このマーキング102後の原稿101を例えば複写機等の画像読取手段にセットして、原稿101の画像を読み取り、マーキング102の部分で囲まれた領域の画像を抽出しようとするものである。このようなマーキング102の領域を検出した理想的な抽出結果103を示すのが図5(c)である。
また、原稿内の矩形領域を指定する手法としては、座標の入力として数値を用いて行う手法(第2従来技術)と座標入力装置等を用いて原稿上で指定する手法(第3従来技術:特許文献4,5,6参照)が存在している。
前者の(第2従来技術)の手法では、例えば原稿上で矩形を構成する4点の座標あるいは矩形の1つの対角線で両端の2点の座標を、テンキー等のキーあるいは数値を示したダイヤルを用いてコントロールパネルから入力している。また、後者(第3従来技術)の手法では、例えばライトペンを用いて原稿上マーキングの点を直接指示するようになっている。
また、特許文献7には、2つの光学式読取装置を備え、原稿の両面を読み取って、一方の面の情報を他方の面の情報に基づき編集する装置が記載されている。
特開平6−291950号公報
特許第3536165号公報
特開2000−078389号公報
特許第3376607号公報
特開2002−269495号公報
特開平7−111584号公報
特開2006−148803号公報
特開2001−171213号公報
しかしながら、第1従来技術のような検出方法においては、マーキング部分を特定の輝度データまたは濃度データとして検出するものであるため、原稿画像中のマーキング部分以外の部分にマーキング部と同一の輝度データまたは濃度データが存在する場合には、この部分まで、マーキング部分として検出してしまうという問題が生じた。特に、黒単色で画像を形成する複写機においては、高階調(高濃度)の文字部との誤検出を避けるために、マーキングを中間調の輝度データまたは濃度データをもつもので行うため、この中間調のデータが存在しやすい絵柄部分をマーキング部分として誤検出することが多かった。
また、第2従来技術のような装置においては、各点の位置としてスケールを用いて事前に測定し、x軸およびy軸を表した座標値として入力する必要があった。このため、座標値の入力までに手間と時間が掛かるばかりでなく、スケールの読み間違いを行ったり単位の設定にミスを生じさせたりする場合があった。この際には所望の領域と大きく違った領域を切り出すことになり、再度領域の指定を行う必要があった。
また、第3従来技術のような手法においては、原稿を広げた状態で矩形領域を指定する必要があったので、大きな原稿を編集処理の対象とすると、領域指定のための装置が大型化してしまう、また、領域の認識を一度行ってからその領域の切り出しを行うので、編集処理までに要する時間を十分短縮することができないという問題があった。
さらに、特許文献7には、原稿の両面を読み取る光学式読取装置として、裏面を読み取る第2の光学式読取装置の原稿搬送下流側に表面を読み取る第1の光学式読取装置が配置され、かつそれぞれ異なる搬送手段により原稿の搬送が行われており、第1の光学式読取装置への原稿搬送時に速度変動が生じ、領域の認識位置が正確に行われない可能性がある。
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、マーキングした領域の検出における誤検出を低減し、マーキングにより特定された領域における画像の抽出や編集処理を可能とする画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載した発明の画像読取装置は、自動原稿送り装置から原稿搬送路を介した原稿が順次搬送される画像読取部に、原稿の表面情報を読み取る第1光学的スキャナと、原稿の裏面情報を読み取る第2光学的スキャナを有し、原稿両面の情報を取得可能な画像読取装置において、原稿の表面情報を編集する編集手段と、原稿の裏面情報を表面情報の属性情報として認識する認識手段とを備え、原稿搬送路において第2光学的スキャナを第1光学的スキャナの下流側に配置し、かつ第1光学的スキャナの読み取り速度で第2光学的スキャナによる読み取りを行って、取得した裏面情報に基づき表面情報を編集することを特徴とし、この構成によって、原稿表面のマーキングによって原稿画像を損なうことなく、裏面情報により表面情報の編集用の属性情報を認識し、かつ第1,第2の光学的スキャナの読み取り速度の変動を抑えて確実に認識でき、また、属性情報の検出は独立した検出手段ではなく、両面画像の読取手段を用いることでコストアップなく装置を小型化できる。
請求項2に記載した発明は、請求項1の画像読取装置であって、原稿の裏面情報を認識する認識手段は、原稿裏面に特定の輝度または濃度のラインでマーキングされた座標を検出し、検出した座標に基づき特定した原稿の表面情報を編集可能とする領域を認識することを特徴とし、この構成によって、裏面にラインのマーキングを施すことで、原稿表面の画像を損なうことなくこのマーキングにより領域を検出し、検出領域に基づいて表面情報の編集ができる。
請求項3に記載した発明は、請求項2の画像読取装置であって、原稿の表面情報を編集可能に特定する領域において、編集手段が領域の内側または外側のいずれかを選択して、この選択した領域の画像を消去することを特徴とし、この構成によって、原稿表面の画像を損なうことなく領域指定でき、この領域指定した部分もしくは領域指定した以外の領域を編集できる。
請求項4に記載した発明は、請求項2の画像読取装置であって、原稿の表面情報を編集可能に特定する領域において、編集手段が領域内の画像を任意に拡大または縮小することを特徴とし、この構成によって、原稿表面の画像を損なうことなく領域指定された部分を編集できる。
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4の画像読取装置であって、認識手段が編集可能に特定した領域の表面情報を表示処理するための表示/選択手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、領域指定した部分の誤検知、あるいは誤指示したことをユーザに報知でき、さらに画像を確認しながら領域指定した部分を再指定し修正することができる。
請求項6に記載した発明の画像形成装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置を備え、この画像読取装置により原稿の裏面情報に基づき表面情報を読み取り、処理して記録媒体に出力することを特徴とし、この構成によって、原稿表面のマーキングによって原稿画像を損なうことなく、裏面情報により表面情報の編集用の属性情報に基づき、原稿搬送の速度変動を抑えて確実に認識し、かつ取得した画像を記録媒体に出力できる。
請求項7に記載した発明は、請求項6の画像形成装置であって、表面情報を処理して出力する記録媒体のサイズに応じて、出力する表面情報の倍率を選択する倍率選択手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、領域指定した部分の画像を倍率編集して適切な記録媒体のサイズでの画像出力することができる。
本発明によれば、原稿裏面に表面情報の属性情報であるマーキングを原稿表面に記載せず表面画像を損なうことがなく、かつマーキング領域の誤検出を低減して、このマーキングで特定された領域画像の抽出や編集処理が容易にできるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態における画像読取装置を示す概略構成図である。本実施形態の画像読取装置は、図1に示すように、原稿表面を読み込む第1読取部Bと、原稿裏面を読み込む第2読取部Cを備えた構成とされている。
まず、第1読取部B側の構成について説明する。読み取る原稿が載置されるコンタクトガラス4を有しており、このコンタクトガラス4に下方から対向する位置には、反射ミラー5と照明ランプ6とが搭載された第1走行体7が副走査方向Aに移動自在に配置されている。第1走行体7の反射光路には、2個の反射ミラー8により光路を折り返す第2走行体9が、副走査方向Aに移動自在に配置されており、この第2走行体9の反射光路には、結像レンズ10を介してCCD(Charge Coupled Device)11が位置している。
第1走行体7と第2走行体9とには、走行体モータ12がプーリやワイヤなどにより連結されており、2対1の速度で同一の副走査方向Aに移動自在とされている。このように2個の走行体7,9が移動することにより、コンタクトガラス4に載置された原稿の読み取る画像がCCD11により副走査方向Aに読み取り走査されるので、ここに原稿表面を読み取る第1読取部Bが構成されている。
このような第1読取部Bによる原稿の読み取り走査は、原稿固定モードであるブックモードの設定下で実行されるが、ここで例示する画像読取装置(イメージスキャナ)には、前述したブックモードの他に原稿搬送モードであるADFモードも切替自在な動作モードとして設定されている。このADFモードの設定下では、図中右端に破線で図示するように、2個の走行体7,9をホームポジションとなる停止読取位置Dに配置した状態で、ADF(Automatic Document Feeder)ユニット13により原稿を副走査方向に順次搬送して画像を読み取り走査する。
このADFユニット13は、原稿トレイ14,ピックアップローラ15,一対のレジストローラ16,搬送ドラム17,一対の搬送ローラ18,一対の排紙ローラ19等を有しており、読み取る原稿が停止読取位置Dを順次通過するように副走査方向に順次搬送して排紙トレイ20に排紙させる。この排紙トレイ20は原稿圧板21の上面に形成されており、この原稿圧板21はコンタクトガラス4上に開閉自在に設けられている。
また、ADFユニット13のピックアップローラ15,レジストローラ16,搬送ドラム17,搬送ローラ18には、図示しないがステッピングモータからなる給紙モータがギヤ列などにより連結され原稿を同期して搬送する。なお、ADFユニット13において、搬送ローラ18と排紙ローラ19間にはエンドーサーユニット23とエンドーサープラテン24とが配設されている。エンドーサーユニット23は、インクを染み込ませたアルファベット文字と数字との印からなる印字部と、この印字部をエンドーサープラテン24側に加圧する加圧ソレノイド(図示せず)とにより構成されており、読み取り済みの原稿をエンドーサーユニット23上に停止させ、エンドーサープラテン24で加圧方向に固定し、エンドーサーユニット23中の印字部の加圧により原稿面にアルファベット文字や数字を印字することができる。
次に、第2読取部Cについて説明する。この第2読取部Cは、ADFユニット13中の搬送ドラム17より原稿搬送方向の下流であって搬送ローラ18の前段に設定され、密着型イメージセンサ26と白色ローラ27とを後付け配設することにより構成される。ここで、図1に示すように、密着型イメージセンサ26はCCD11側とは逆側の原稿面(裏面)の読み取りを行うもので、搬送経路の上方側に下向きに配設されており、原稿面を照明するランプや等倍結像レンズアレイやセンサアレイを一体化してなる等倍型の光電変換素子である。搬送経路を挾んで反対側に位置する白色ローラ27は密着型イメージセンサ26による読み取り時のシェーディング補正用白色部材としても使用される。
図2は本発明の実施形態1におけるラインでマーキングした領域を検出する処理動作を示すフローチャートである。ここで、原稿の表面にはこの原稿の画像情報、裏面には表面情報の属性情報が記載されており、この原稿の読み取りに関する処理を行う。以下、図2に示すフローチャートに基づき図1を参照しながら処理動作を説明する。
図2に示すように、まず使用者は、例えば、図3(a)の原稿101の一部を領域指定し、その領域内外を編集するときには、図3(b)に示すように、所定のマーカーペン等を用いて、領域指定したい部分を囲むように原稿101裏面にマーキング102する。そして、この原稿101を図1に示す原稿トレイ14にセットする。
図1に示す画像読取装置を備えた画像形成装置、例えば複写機の操作パネル上の「コピースタート」キーが押下されると、原稿トレイ14にセットされた原稿はピックアップローラ15、レジストローラ16、搬送ドラム17を介して搬送される(S1)。
第1読取部Bの停止読取位置Dにおいて、原稿画像の読み取りを開始する。原稿の表面情報は第1読取部Bで読み取られ(S2)、さらに、第1読取部Bの読み取り速度と同じ速度で同期して搬送され、原稿の裏面情報が第2読取部Cで読み取られて(S3)、各々デジタルデータとなって画像処理部(図示せず)に入力される。
ここで、処理S3の属性情報として原稿裏面に記載されたマーキングの検出は、図1に示す密着型イメージセンサ26により行う。さらに、マーキング領域の検出は、マーキングの部分に対応した特定の輝度または濃度の画像データによって囲まれた領域を検出するものである(S4)。
次に、検出した画像領域を操作パネル上の表示手段に表示する。このとき、原稿裏面の属性情報から検出した領域の表面情報に、所望する画像が得られているか確認し、領域を決定する(S5)。
処理S5において、所望の画像が得られなかった場合(S5のNo)、領域の調整を行う(S6)。具体的には、マーキング部分で囲まれた領域角部の座標に対して、座標の数値入力や表示画面上からライトペン入力等によって変更することが考えられる。また、所望の画像が得られた場合(S5のYes)、決定された領域に係る画像データを記録媒体上に出力し画像形成を行う(S7)。
以上のように、原稿の裏面に表面情報の属性情報であるマーキングを表面に記載しないため、このマーキングの記載によって原稿の表面画像を損なうことなく、表面と同速での搬送により裏面の属性情報を正確に認識し、これに基づいて表面情報を編集することができ、また、属性情報を検出する手段は独立した検出手段を別途設けたものではなく、後付する両面画像の読取手段と兼用するためコストアップがなく、装置の小型化も可能になる。
また、原稿の領域指定したい部分を囲むマーカーペンとして、特許文献8に記載されるようなインクを用いても良い。このインクを用いることにより、裏面情報の読み取り後に原稿に熱を加えることで、インクの特性により消色することができ、マーキングを消去することが可能となる。このとき、消色に使う熱源としては、裏面情報の読み取りを行う密着型イメージセンサ26よりも原稿搬送路の下流側に設ける必要がある。この方法によれば、マーキングを施しても原稿の表面画像を損なうことはない。
さらに、前述の処理S5において、操作パネル上の表示手段に表示された画像の領域が所望の領域と異なるときには、特許文献8に記載されるインクを用いたマーキングによって、原稿を再度読み込ませることにはなるが複数回修正することが可能となる。
図4は本発明の実施形態2におけるラインでマーキングした領域を検出する処理動作を示すフローチャートである。前述の実施形態1と同様に、原稿の表面にはこの原稿の画像情報、裏面には表面情報の属性情報が記載され、この原稿の読み取りに関する処理を行う。以下、図4に示すフローチャートに基づき図1を参照しながら処理動作を説明する。
図4に示すように、使用者は、図3(a)の原稿101の一部を領域指定し、その領域内外を編集するときには、図3(b)に示すように、所定のマーカーペン等を用いて、領域指定したい部分を囲むように原稿101裏面にマーキング102し、この原稿101を図1に示す原稿トレイ14にセットする。
図1の画像読取装置を有する複写機の操作パネル上の「コピースタート」キーの押下により、原稿トレイ14にセットされた原稿はピックアップローラ15、レジストローラ16、搬送ドラム17を介して搬送される(S11)。
第1読取部Bの停止読取位置Dにおいて、原稿画像の読み取りを開始する。原稿の表面情報は第1読取部Bで読み取られ(S12)、さらに、第1読取部Bの読み取り速度と同じ速度で同期して、原稿の裏面情報が第2読取部Cで読み取られて(S13)、各々デジタルデータとなって画像処理部(図示せず)に入力される。
また、処理S13に属性情報として原稿裏面に記載されたマーキングの検出は、図1に示す密着型イメージセンサ26で行い、マーキング領域の検出は、マーキング部分に対応した特定の輝度または濃度の画像データで囲まれた領域を検出する(S14)。
次に、検出した画像領域を操作パネル上の表示手段に表示し、原稿裏面の属性情報から検出した領域に係る表面情報が、所望する画像が得られているか確認し、領域を決定する(S15)。
処理S15にて、所望の画像が得られなかった場合(S15のNo)、領域の調整を行う(S16)。具体的には、前述したようにマーキング部分で囲まれた領域角部の座標に、数値入力や表示画面上をライトペン入力により変更する。また、所望の画像が得られた場合(S15のYes)、決定された領域に係る画像を、記録媒体上に出力し画像形成を行う際に、検出したマーキング領域の編集する領域内外のいずれかの選択を行う(S17)。
処理S17にて、編集するマーキング領域の内側、もしくは外側の選択は、例えば操作パネル上において行うことができる。さらに、どちらか選択された領域において、画像情報の消去、変倍等の編集を行うことも可能である(S18)。いま、選択したマーキング領域の外側を消去した場合、図3(c)に示すような画像(抽出結果103)が得られ、選択した領域の内側を消去した場合、図3(d)のような画像(抽出結果103a)が得られる。さらに、画像形成する記録媒体サイズに応じた倍率を選択する手段を有することにより、図3(e)のような画像(抽出結果103b)を得ることも可能となる。
以上のように、原稿の裏面に表面情報の属性情報であるマーキングを表面に記載しないため、このマーキングの記載によって原稿の表面画像を損なわず、表面と同期した搬送により裏面の属性情報を正確に認識して領域指定、および領域指定の部分もしくは以外の領域を編集することが可能となる。
本発明に係る画像読取装置および画像形成装置は、原稿裏面に表面情報の属性情報であるマーキングを原稿表面に記載せず表面画像を損なうことがなく、かつマーキング領域の誤検出を低減して、このマーキングで特定された領域画像の抽出や編集処理が容易にでき、複写機やスキャナ,プリンタ機能を有する複合機等に適用されデジタルデータ処理として有用である。
14 原稿トレイ
15 ピックアップローラ
16 レジストローラ
17 搬送ドラム
18 搬送ローラ
19 排紙ローラ
26 密着型イメージセンサ
27 白色ローラ
101 原稿
102 マーキング
103,103a,103b 抽出結果
B 第1読取部
C 第2読取部
D 停止読取位置
15 ピックアップローラ
16 レジストローラ
17 搬送ドラム
18 搬送ローラ
19 排紙ローラ
26 密着型イメージセンサ
27 白色ローラ
101 原稿
102 マーキング
103,103a,103b 抽出結果
B 第1読取部
C 第2読取部
D 停止読取位置
Claims (7)
- 自動原稿送り装置から原稿搬送路を介した原稿が順次搬送される画像読取部に、前記原稿の表面情報を読み取る第1光学的スキャナと、前記原稿の裏面情報を読み取る第2光学的スキャナを有し、前記原稿両面の情報を取得可能な画像読取装置において、
前記原稿の表面情報を編集する編集手段と、前記原稿の裏面情報を前記表面情報の属性情報として認識する認識手段とを備え、前記原稿搬送路において前記第2光学的スキャナを前記第1光学的スキャナの下流側に配置し、かつ前記第1光学的スキャナの読み取り速度で前記第2光学的スキャナによる読み取りを行って、取得した前記裏面情報に基づき表面情報を編集することを特徴とする画像読取装置。 - 前記原稿の裏面情報を認識する認識手段は、前記原稿裏面に特定の輝度または濃度のラインでマーキングされた座標を検出し、前記検出した座標に基づき特定した前記原稿の表面情報を編集可能とする領域を認識することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 前記原稿の表面情報を編集可能に特定する領域において、前記編集手段が前記領域の内側または外側のいずれかを選択して、前記選択した領域の画像を消去することを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
- 前記原稿の表面情報を編集可能に特定する領域において、前記編集手段が前記領域内の画像を任意に拡大または縮小することを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
- 前記認識手段が編集可能に特定した領域の表面情報を表示処理するための表示/選択手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置を備え、前記画像読取装置により原稿の裏面情報に基づき表面情報を読み取り、処理して記録媒体に出力することを特徴とする画像形成装置。
- 前記表面情報を処理して出力する記録媒体のサイズに応じて、出力する前記表面情報の倍率を選択する倍率選択手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007170150A JP2009010690A (ja) | 2007-06-28 | 2007-06-28 | 画像読取装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007170150A JP2009010690A (ja) | 2007-06-28 | 2007-06-28 | 画像読取装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009010690A true JP2009010690A (ja) | 2009-01-15 |
Family
ID=40325322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007170150A Pending JP2009010690A (ja) | 2007-06-28 | 2007-06-28 | 画像読取装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009010690A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8643889B2 (en) | 2010-01-29 | 2014-02-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image reader |
CN109842733A (zh) * | 2017-11-27 | 2019-06-04 | 东芝泰格有限公司 | 图像处理装置 |
-
2007
- 2007-06-28 JP JP2007170150A patent/JP2009010690A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8643889B2 (en) | 2010-01-29 | 2014-02-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image reader |
CN109842733A (zh) * | 2017-11-27 | 2019-06-04 | 东芝泰格有限公司 | 图像处理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20200053230A1 (en) | Reading device, image forming apparatus, authenticity determination system, and reading method | |
JP6060557B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP4678278B2 (ja) | 両面同時読取装置 | |
US7106477B2 (en) | Semi-automatic image registration control for a digital copier | |
JP2003173109A (ja) | 画像形成装置および画像形成調整方法 | |
JP4441558B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法ならびにプログラム | |
US20180091671A1 (en) | Image Reading Apparatus and Image Reading Method That Simply Detect Document Direction in Reading of Book Document, and Recording Medium Therefor | |
JP2009010690A (ja) | 画像読取装置および画像形成装置 | |
JP2019192999A (ja) | 画像形成装置及び画像形成プログラム | |
JP2007013360A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006270753A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2007096662A (ja) | 画像読取装置及び画像処理装置 | |
US7224931B2 (en) | Image forming apparatus and image forming method | |
JP2007116285A (ja) | 原稿読取装置及び画像形成装置 | |
JP4855017B2 (ja) | 原稿サイズ検知装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 | |
JP2006295794A (ja) | 画像処理装置,画像処理方法,画像処理プログラム及びそれが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP5477568B2 (ja) | ミシン目検出方法,画像形成方法および画像形成装置 | |
JP4212545B2 (ja) | 画像処理装置,画像処理方法,画像処理プログラム及びそれが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2006014191A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム | |
JP2006091979A (ja) | 画像処理システム及び画像処理方法 | |
JPH07245680A (ja) | 画像読取装置及びそれを組み込んだ複写機 | |
JP2010087953A (ja) | 画像読取装置 | |
JP3987850B2 (ja) | 画像処理装置及び画像形成装置 | |
JP2006115461A (ja) | 画像形成装置、画像合成方法及びそのプログラム | |
JP2008271464A (ja) | 画像読取装置 |