JP2007096662A - 画像読取装置及び画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送された原稿の種類に応じて、原稿の読取画像の使用を禁止することができ、無駄な印刷又は通信を防止することができる画像読取装置及び画像処理装置を提供する。
【解決手段】搬送された原稿の種類を、画像読取装置1が読取った画像とROM32又はRAM33に記憶されている特定の画像とに基づいてCPU31で判定し、画像読取装置1が読取った画像の使用(画像形成装置38によるシートへの画像形成)をCPU31が判定結果に基づいて禁止する。
【選択図】図1
【解決手段】搬送された原稿の種類を、画像読取装置1が読取った画像とROM32又はRAM33に記憶されている特定の画像とに基づいてCPU31で判定し、画像読取装置1が読取った画像の使用(画像形成装置38によるシートへの画像形成)をCPU31が判定結果に基づいて禁止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、原稿を搬送する搬送手段と、該搬送手段が搬送する原稿の画像を読取る画像読取手段とを備える画像読取装置及び画像処理装置に関する。
複写機、ファクシミリ機、又は複合機など、画像読取装置を備える装置においては、片面のみに印刷が行われている原稿(裏面は白紙)の画像を読取ったり、両面に印刷が行われている原稿の画像を読取る。また、両面に印刷が行われている原稿は、一方の面が既に使用済み(不要)となった裏紙の場合もある。裏紙の場合は他方の面のみ画像読取を行えばよい(例えば特許文献1参照)。
特開平8−237398号公報
しかし、画像読取装置は、表面を上に向けて原稿をセットするものもあれば、裏面を上に向けて原稿をセットするものもあり、例えば原稿の裏表を反対に載置した場合、白紙の面を読取ったり、裏紙などの不要な面を読取るなど、無駄な画像読取を行い、さらに無駄な印刷を行うという問題がある。また、裏面が白紙の原稿又は裏紙の原稿の場合に誤って両面読取を指示した場合も、無駄な画像読取を行い、さらに無駄な印刷を行うという問題がある。特に原稿を自動的に搬送する原稿自動搬送装置を用いた場合は、複数枚の原稿を連続して読取るため、原稿載置の表裏を間違えると、大量の原稿の無駄な読取を行い、また無駄な印刷を大量に行うことになる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、搬送手段が搬送する原稿の種類を、画像読取手段が読取った画像に基づいて判定する判定手段と、画像読取手段が読取った画像の使用を判定結果に基づいて禁止する禁止手段とを備えることにより、搬送された原稿の種類に応じて、原稿の読取画像の使用を禁止することができる画像読取装置及び画像処理装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記画像読取手段が原稿の両面の画像を読取るように構成してあり、前記判定手段が両面の画像に基づいて原稿の種類を判定するように構成してあることにより、原稿の種類をより正確に判定することができる画像処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記判定手段が前記画像読取手段が読取った画像に特定の画像が含まれているか否かを判定するように構成してあることにより、特定の画像が形成された原稿の読取画像の使用を禁止することができる画像処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記特定の画像を記憶する記憶部を備え、前記判定手段は前記画像読取手段が読取った画像に、記憶部に記憶されている特定の画像が含まれているか否かを判定するように構成してあることにより、様々な特定の画像を登録することができる画像処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記搬送手段が複数原稿を連続的に搬送するように構成してあり、前記判定手段は前記画像読取手段が連続して読取った画像が同一であるか否かを判定するように構成してあることにより、連続する同一原稿の読取画像の使用を禁止することができる画像処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記搬送手段が複数原稿を連続的に搬送するように構成してあり、前記画像読取手段が読取った画像からページ番号を抽出する抽出手段を備え、前記判定手段は該抽出手段が連続して抽出したページ番号が不連続であるか否かを判定するように構成してあることにより、ページ番号が不連続の原稿の読取画像の使用を禁止することができる画像処理装置を提供することを他の目的とする。
本発明に係る画像読取装置は、原稿を搬送する搬送手段と、該搬送手段が搬送する原稿の画像を読取る画像読取手段とを備える画像読取装置において、前記画像読取手段が読取った画像に基づいて原稿の種類を判定する判定手段と、該判定手段の判定結果に基づいて前記画像読取手段が読取った画像の使用を禁止する禁止手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置は、前記画像読取手段は、原稿の両面の画像を読取るように構成してあり、前記判定手段は、両面の画像に基づいて原稿の種類を判定するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置は、前記判定手段は、前記画像読取手段が読取った画像に特定の画像が含まれているか否かを判定するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置は、前記特定の画像を記憶する記憶部を備え、前記判定手段は、記憶部に記憶されている特定の画像が、前記画像読取手段が読取った画像に含まれているか否かを判定するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置は、前記搬送手段は複数原稿を連続的に搬送するように構成してあり、前記判定手段は、前記画像読取手段が連続して読取った画像が同一であるか否かを判定するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置は、前記搬送手段は複数原稿を連続的に搬送するように構成してあり、前記画像読取手段が読取った画像からページ番号を抽出する抽出手段を備え、前記判定手段は、該抽出手段が連続して抽出したページ番号が不連続であるか否かを判定するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、上述した本発明に係る画像読取装置と、該画像読取装置が読取った画像をシートに形成する画像形成装置とを備えることを特徴とする。
本発明においては、搬送手段が搬送する原稿の原稿の種類を、画像読取手段が読取った画像に基づいて判定手段で判定し、画像読取手段が読取った画像の使用を禁止手段が判定結果に基づいて禁止するため、搬送された原稿の種類に応じて、原稿の読取画像の使用を禁止することができる。例えば原稿の読取面が白紙の場合は、原稿の表裏が誤ってセットされているので、原稿の読取画像の使用(例えば印刷又はファクシミリ送信)を禁止することができ、無駄な印刷又は通信を防止することができる。
本発明においては、前記画像読取手段は原稿の両面の画像を読取る構成であり、両面の画像に基づいて判定手段が原稿の種類を判定するため、片面の画像に基づく判定よりも原稿の種類をより正確に判定することができる。例えば表面は白紙でなく、裏面が白紙の場合は、原稿の表裏が正しくセットされていると判定できる。
本発明においては、前記画像読取手段が読取った画像に特定の画像が含まれているか否かを前記判定手段で判定するため、特定の画像が形成された原稿の読取画像の使用を禁止することができる。例えばテスト印刷を行った原稿の場合は、テスト印刷用の画像を特定の画像とすることにより、テスト印刷を行った原稿の読取画像の使用(例えば印刷又はファクシミリ送信)を禁止できる。
本発明においては、前記画像読取手段が読取った画像に、記憶部に記憶されている特定の画像が含まれているか否かを判定手段で判定するため、様々な特定の画像を登録することができる。様々な特定の画像を記憶部に記憶することにより、様々な特定の画像が形成された原稿の読取画像の使用を禁止することができる。例えば使用済みマークなどの任意の画像を特定画像として登録できる。
本発明においては、前記搬送手段は複数原稿を連続的に搬送する構成であり、連続して読取られた画像が同一であるか否かを判定手段で判定するため、連続する同一原稿の読取画像の使用(例えば印刷又はファクシミリ送信)を禁止することができる。
本発明においては、前記搬送手段は複数原稿を連続的に搬送する構成であり、前記画像読取手段が読取った画像から抽出手段がページ番号を抽出し、連続して抽出されたページ番号が不連続であるか否かを判定手段で判定するため、ページ番号が不連続の原稿の読取画像の使用(例えば印刷又はファクシミリ送信)を禁止することができる。
本発明によれば、搬送された原稿の種類に応じて、原稿の読取画像の使用を禁止することができる。無駄な印刷又は通信を防止することができる。
本発明によれば、原稿の種類をより正確に判定することができる。
本発明によれば、特定の画像が形成された原稿の読取画像の使用を禁止することができる。
本発明によれば、様々な特定の画像を登録することができ、様々な特定の画像が形成された原稿の読取画像の使用を禁止することができる。
本発明によれば、連続する同一原稿の読取画像の使用を禁止することができる。
本発明によれば、ページ番号が不連続の原稿の読取画像の使用を禁止することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明に係る画像読取装置を備える画像処理装置の要部構成を示すブロック図である。画像処理装置は、画像読取装置1と、画像読取装置1が読取った画像データを格納する画像メモリ34と、画像データに基づく画像をシートに形成する画像形成装置38と、CPU31と、画像処理装置を動作させるためのプログラムを格納するROM32と、不揮発性のメモリでありCPU31の作業領域となるRAM33と、画像読取装置1の搬送ローラなどを駆動する駆動モータ35と、液晶表示パネル、画像読取処理を開始させるスタートキー及び種々の条件設定等を受け付ける各種キー、又は、タッチパネルなどを有する操作部36とを備える。CPU31は、ROM32に記憶されているプログラムを実行して画像処理装置の上述した各構成部を制御する。
図1は、本発明に係る画像読取装置を備える画像処理装置の要部構成を示すブロック図である。画像処理装置は、画像読取装置1と、画像読取装置1が読取った画像データを格納する画像メモリ34と、画像データに基づく画像をシートに形成する画像形成装置38と、CPU31と、画像処理装置を動作させるためのプログラムを格納するROM32と、不揮発性のメモリでありCPU31の作業領域となるRAM33と、画像読取装置1の搬送ローラなどを駆動する駆動モータ35と、液晶表示パネル、画像読取処理を開始させるスタートキー及び種々の条件設定等を受け付ける各種キー、又は、タッチパネルなどを有する操作部36とを備える。CPU31は、ROM32に記憶されているプログラムを実行して画像処理装置の上述した各構成部を制御する。
図2は本発明に係る画像読取装置の要部構成を示す模式図である。画像読取装置1は、原稿載置トレイ2から原稿排出トレイ3へ至る原稿搬送路4、原稿の第1面(表面)の画像を読み取る第1画像読取部(画像読取手段)5、及び原稿の第2面(裏面)の画像を読み取る第2画像読取部(画像読取手段)6などを備えている。原稿は、原稿搬送路4中を、原稿載置トレイ2から原稿排出トレイ3へ向けて搬送される。原稿の搬送方向において原稿搬送路(搬送手段)4の上流側端部にピックアップローラ7及び捌きローラ8(搬送手段)が配置され、原稿載置トレイ2上に積載された原稿がピックアップローラ7及び捌きローラ8によって1枚ずつ原稿搬送路4へ供給される。また、原稿の搬送方向において原稿搬送路4の下流側端部に排出ローラ9(搬送手段)が配置され、原稿搬送路4を搬送されてきた原稿は排出ローラ9によって原稿排出トレイ3へ排出される。ピックアップローラ7、捌きローラ8、及び排出ローラ9は、駆動モータ35によって駆動される。
原稿搬送路4の中間には、第1画像読取部5の画像読取位置Aと、第2画像読取部6の画像読取位置Bとが存在する。原稿の搬送方向において画像読取位置Aの上流側には、搬送ローラ10、11(搬送手段)、及び湾曲部12が、原稿の搬送方向に沿ってこの順序で配置されている。搬送ローラ10,11はそれぞれ、駆動モータ35によって駆動され、原稿を画像読取位置Aへ向けて搬送する。湾曲部12は、図1において左下方向に凸となる向きに湾曲している。画像読取位置Aと画像読取位置Bとの間の原稿搬送路4には、上向きに凸の屈曲部13と、下向きに凸の屈曲部14とが設けられている。屈曲部13には、従動ローラ15が配置され、屈曲部14の上流側の近傍には搬送ローラ16(搬送手段)が配置されている。搬送ローラ16は、駆動モータ35によって駆動され、原稿を画像読取位置Bへ向けて搬送する。
第1画像読取部5は、露光ランプ51及び第1反射ミラー52を備えた第1走査ユニット53と、第2反射ミラー54及び第3反射ミラー55を備えた第2走査ユニット56と、結像レンズ57と、CCD58とを備えている。露光ランプ51から照射され、原稿の第1面で反射された光は、第1反射ミラー52、第2反射ミラー54及び第3反射ミラー55で順次反射されて結像レンズ57に入射する。結像レンズ57は、入射した光をCCD58上に結像させる。CCD58は、結像レンズ57によって結像された光を光電変換した画像データを画像メモリ34に出力する。
第1走査ユニット53及び第2走査ユニット56はそれぞれ、駆動モータ35によって、原稿固定方式で原稿の画像を読み取る際に原稿が載置されるプラテンガラス17に沿った副走査方向に移動可能である。第1画像読取部5は、第1走査ユニット53及び第2走査ユニット56を副走査方向に移動させることで、プラテンガラス17上に載置された原稿の画像を読み取り、原稿の画像データを画像メモリ34に出力する。よって、第1画像読取部5を原稿移動方式と原稿固定方式とに兼用できる。また、原稿搬送路4に搬送される原稿の画像を読み取る原稿移動方式の画像読取時の第1走査ユニット53及び第2走査ユニット56の位置は、プラテンガラス17上に載置された原稿の画像を読み取る原稿固定方式の画像読取時の第1走査ユニット53及び第2走査ユニット56のホームポジションに設定されている。そのため、原稿移動方式におけるシェーディング補正用の標準白板と原稿固定方式におけるシェーディング補正用の標準白板とを兼用することができる。
また、画像読取位置Aには、プラテンガラス18が配置されており、露光ランプ51から発せられた光は、プラテンガラス18を透過して原稿に照射される。画像読取位置Aにおける原稿搬送路4のプラテンガラス18に対向する壁面には、シェーディング補正に用いられる標準白板19が配置されている。標準白板19の上流側にある湾曲部12には、後に詳述する汚れ除去部材が配置されている。汚れ除去部材は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)又はマイラーシートで形成されている。原稿は汚れ除去部材に当接しながら搬送されるため、原稿の第1面(図1において下側の面)の汚れが除去され、湾曲部12の標準白板19が汚れることが未然に防止される。
第2画像読取部6は、露光ランプ61、複数の反射ミラー62,63,64,65、結像レンズ66、及びCCD67を備えている。露光ランプ61から照射され原稿の第2面(裏面)で反射された光は、反射ミラー62〜65で順次反射されて結像レンズ66に入射する。結像レンズ66は、入射した光をCCD67上に結像させる。CCD67は、結像レンズ66によって結像された光を光電変換した画像データを画像メモリ34に出力する。CCD67として、第1画像読取部5のCCD58の画像の読取解像度と略同一の読取解像度を有するものが用いられる。CCDの解像度を略同じにすることにより、原稿の表面と裏面とについて、同じ画像解像度の画像データを取得することができるので、表面用と裏面用とで同じ画像処理を適用することができ、画像読取後の画像処理が簡易になる。
図3は、画像読取装置1の画像読取位置Bの要部構成を示す拡大図である。画像読取位置Bには、プラテンガラス20が配置されており、露光ランプ61から発せられた光は、プラテンガラス20を透過して原稿に照射される。画像読取位置Bにおける原稿搬送路4のプラテンガラス20に対向する壁面には、シェーディング補正に用いられる標準白板21が配置されている。標準白板21のすぐ上流側にある屈曲部14からその下流側にかけて、原稿搬送路4の下側の内壁面に、汚れ除去部材22が配置されている。汚れ除去部材22は、例えばPET又はマイラーシートで形成されている。原稿搬送路4を搬送されてきた原稿は、屈曲部14から下流側の部分では原稿搬送路4の下側の壁面に当接しながら搬送される。このとき、原稿は、汚れ除去部材22に当接しながら移動するので、原稿の第1面(図2において下側の面)の汚れが除去される。これによって、標準白板21が原稿の汚れによって汚損されることが防止される。
上述のように構成された画像読取装置1では、原稿載置トレイ2に載置された原稿は、ピックアップローラ7によって原稿搬送路4に供給され、搬送ローラ10によってさらに下流側へ搬送される。そして、原稿は、搬送ローラ11によって搬送力を与えられ、湾曲部12において原稿搬送路4の下側の内壁面に当接しながら画像読取位置Aへ搬送される。原稿の搬送方向において画像読取位置Aの上流側に搬送ローラ11と湾曲部12とがこの順序で配置されていることによって、原稿が画像読取位置Aを通過する場合に原稿は、画像読取位置Aにおいて、常に原稿搬送路4中の下側の内壁面に沿って搬送される。原稿が画像読取位置Aにおいて常に原稿搬送路4の高さ方向の一定の位置を搬送されるので、第1画像読取部5の焦点を原稿に合致させることが容易になり、原稿の第1面(表面)の画像の高品位な画像データが取得される。
画像読取位置Aで第1面の画像を読み取られた原稿は、搬送ローラ11によってさらに屈曲部13及び屈曲部14を経由して画像読取位置Bへ搬送される。屈曲部13では、原稿は、従動ローラ15に誘導されることで円滑に搬送される。原稿の先端部が搬送ローラ16に到達すると、原稿は、搬送ローラ16によって搬送力を与えられ、湾曲部14において原稿搬送路4の下側の内壁面に当接しながらさらに下流側へ向けて搬送される。原稿の搬送方向において画像読取位置Bの上流側に搬送ローラ16と湾曲部14とがこの順序で配置されていることによって、原稿が画像読取位置Bを通過する場合、画像読取位置Bにおいて、原稿は常に原稿搬送路4中の下側の内壁面に沿って搬送される。原稿が画像読取位置Bにおいて常に原稿搬送路4の高さ方向の一定の位置を搬送されるので、第2画像読取部6の焦点を原稿に合致させることが容易になり、原稿の第2面(裏面)の画像の高品位な画像データが取得される。
第1画像読取部5による画像読取位置Aと、第2画像読取部6による画像読取位置Bとの間に、2個の屈曲部13,14が設けられていることで、第1画像読取部5から原稿に照射された光が原稿搬送路4に沿って画像読取位置Bに迷光として入射することが大幅に抑制され、同様に、第2画像読取部6から原稿に照射された光が画像読取位置Aに迷光として入射することが大幅に抑制される。なお、第2画像読取部6のCCD67に代えてCISを用いた場合にも、画像読取位置A,Bそれぞれへの迷光の入射を抑制することができる。
画像形成装置38は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用の4個の画像形成部を備えたタンデム型の電子写真方式の画像形成装置を用いる。画像形成装置38は、画像読取装置1で読取った画像をシートに形成する。
CPU31は、第1画像読取部5及び/又は第2画像読取部6が読取った読取画像(原稿の表面画像及び/又は裏面画像)に基づいて原稿の種類を判定する判定手段、及び、判定結果に基づいて読取画像の使用(本実施の形態では画像形成装置によるシートへの画像形成)を禁止する禁止手段として動作する。CPU(判定手段)31は、原稿の種類の判定として、読取画像に特定の画像が含まれているか否かを判定する。例えば、ROM32又はRAM33(記憶部)に特定の画像を記憶しておき、記憶した特定の画像が読取画像に含まれているか否かをCPU31で判定する。
図4(a)〜(c)、図5(a)〜(b)、及び図6(a)は特定の画像の例を示す概念図である。図4(a)は白紙(特定の画像)であり、読取画像に画像は含まれていない。図4(b)は使用済み(裏紙)であることを示す斜め線の画像(特定の画像)が読取画像に含まれており、図4(c)は使用済み(裏紙)であることを示すバツ印の画像(特定の画像)が読取画像に含まれており、図5(a)は使用済み(裏紙)であることを示す報知画像(特定の画像)が読取画像に形成されており、図5(b)は使用済み(裏紙)であることを示す済マークの画像(特定の画像)が読取画像に含まれている。また、図6(a)は印刷テスト用の画像(特定の画像)が読取画像に含まれている。
また、画像読取装置1は連続的に原稿を読取ることが可能であり、連続する同一画像の使用を禁止することも可能である。この場合、CPU31は、第1画像読取部5及び/又は第2画像読取部6が連続して読取った読取画像が同一であるか否かを判定する。例えば図6(a)に示した印刷テスト用の画像が特定の画像でない場合、同一の読取画像(印刷テスト用の画像)が連続することを検出することが可能である。
また、ページ番号が不連続の画像の使用を禁止することも可能である。この場合、CPU31は、読取画像からページ番号を抽出する抽出手段として動作し、連続して読取られた読取画像から抽出したページ番号が不連続であるか否かを判定する。図6(b)は特定の画像の例を示す概念図であり、読取画像の下部にページ番号が形成されている。CPU31は、OCR(Optical Character Reader)による文字認識によってページ番号を抽出することが可能である。
図7は原稿の複写の処理手順の例を示すフローチャートである。原稿がセットされ(S10:YES)、操作部36のスタートキーが押下された場合(S12:YES)、CPU31は、画像読取装置1を制御して原稿の画像を読取らせる(S14)。画像読取装置1が読取った原稿の読取画像は、CPU31の制御によって画像メモリ34に記憶される。CPU31は、画像メモリ34に記憶されている読取画像に、ROM32又はRAM33に記憶されている特定の画像が含まれている又は一致するか否かを判定する。特定の画像が含まれていない場合(S16:NO)、CPU31は、画像形成装置38を制御して読取った画像の印刷を行う(S30)。他に原稿がある場合(S32:YES)、CPU31は画像読取装置1を制御して原稿の画像を読取り(S34)、画像形成装置38を制御して読取った画像の印刷を行う(図7の実線矢印(A)、S30)。他に原稿がない場合(S32:NO)、図7に示す処理を終了する。なお、原稿の画像を読取り(S34)、特定の画像が含まれている又は一致するか否かを判定することも可能である(図7の破線矢印(B))。
特定の画像が含まれている場合(S16:YES)、CPU31は、画像メモリ34に記憶した読取画像からページ番号の抽出を行う。ページ番号が含まれている場合(S18:YES)、CPU31は、画像読取装置1を制御して原稿の画像を読取らせ(S20)、特定の画像が含まれているか否かを判定する。特定の画像が含まれておらず(S22:NO)、ページ番号が連続している場合(S24:YES)、CPU31は、画像形成装置38を制御して読取った画像の印刷を行い(S30)、上述したS32及びS34の処理を行う。
ページ番号が含まれていない場合(S18:NO)、特定の画像が含まれている場合(S22:YES)、又は、ページ番号が連続していない場合(S24:NO)、CPU31は、画像読取装置1による画像の読取を停止し(S26)、操作部36に停止メッセージを表示するなどの報知を行い(S28)、図7に示す処理を終了する。
上述した実施の形態では、画像読取装置1で読取った画像を画像形成装置38によってシートに形成する場合を例にして説明したが、ファクシミリなどの通信装置を画像処理装置に設け、画像読取装置1で読取った画像を通信装置から送信することも可能である。
また、原稿の種類の判定は、特定画像が含まれているか否かの判定のみを行ったり、ページが不連続であるか否かの判定のみを行ったり、同一画像が連続しているか否かの判定のみを行ったり、前記各判定を任意数組合わせて行うことが可能である。
また、CPU31は、原稿の裏面の読取画像が白紙又は裏紙であるか否かを確認し、原稿の表面が正しく読取られていることを確認してから印刷又は送信を行うなど、両面の読取画像に基づいて原稿の種類を判定することも可能である。原稿の種類の判定は、原稿の表面の読取画像のみを用いたり、原稿の裏面の読取画像のみを用いたり、原稿の表面及び表面の両方の読取画像を用いることが可能である。
また、上述した実施の形態では表面読取用のCCD及び裏面読取用のCCDを設けたが、用紙の表裏が反転するように搬送路を構成し、共通のCCDで両面の画像を読取ることも可能である。
また、上述した実施の形態においては、原稿の両面を読取可能な画像読取装置を例にして説明したが、片面のみ読取可能な画像読取装置を用いて、読取画像が裏面であるか否かを判定し、裏面の場合は印刷などを禁止することも可能である。
1 画像読取装置
5 第1画像読取部
6 第2画像読取部
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 画像メモリ
35 駆動モータ
36 操作部
38 画像形成装置
5 第1画像読取部
6 第2画像読取部
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 画像メモリ
35 駆動モータ
36 操作部
38 画像形成装置
Claims (7)
- 原稿を搬送する搬送手段と、該搬送手段が搬送する原稿の画像を読取る画像読取手段とを備える画像読取装置において、
前記画像読取手段が読取った画像に基づいて原稿の種類を判定する判定手段と、
該判定手段の判定結果に基づいて前記画像読取手段が読取った画像の使用を禁止する禁止手段と
を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 前記画像読取手段は、原稿の両面の画像を読取るように構成してあり、
前記判定手段は、両面の画像に基づいて原稿の種類を判定するように構成してあることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。 - 前記判定手段は、前記画像読取手段が読取った画像に特定の画像が含まれているか否かを判定するように構成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
- 前記特定の画像を記憶する記憶部を備え、
前記判定手段は、記憶部に記憶されている特定の画像が、前記画像読取手段が読取った画像に含まれているか否かを判定するように構成してあることを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。 - 前記搬送手段は複数原稿を連続的に搬送するように構成してあり、
前記判定手段は、前記画像読取手段が連続して読取った画像が同一であるか否かを判定するように構成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。 - 前記搬送手段は複数原稿を連続的に搬送するように構成してあり、
前記画像読取手段が読取った画像からページ番号を抽出する抽出手段を備え、
前記判定手段は、該抽出手段が連続して抽出したページ番号が不連続であるか否かを判定するように構成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。 - 請求項1乃至6の何れかひとつに記載の画像読取装置と、
該画像読取装置が読取った画像をシートに形成する画像形成装置と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-09-28 JP JP2005282329A patent/JP2007096662A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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