JP2008511584A - マイクロ粒子状の有機uv吸収剤組成物 - Google Patents

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Abstract

マイクロ粒子状の有機UV吸収剤組成物を提供する。
【解決手段】開示されるのは、(a)少なくとも1種の水相;(b)少なくとも1種の脂肪相;(c)(c1)少なくとも1種の、0.01μmないし2μmの範囲の平均粒径を
有する不溶性のマイクロ化された有機UV−遮蔽活性剤20%ないし99%(c2)少な
くとも1種の炭素原子数6ないし28の一級脂肪アルコール0.5%ないし80%;を含む有効なUV−光保護組成物;を含む、局所的に適用し得る油中水型(w/o)の又はシリコン中水型(w/Si)型の配合物である。マイクロ化された有機UV吸収剤及び特定の脂肪アルコールの組み合わせは、w/oエマルジョンの連続油相中のマイクロ化された有機粒子の混和性を最大にし得、前記マイクロ化された粒子が組成物の油相中で安定化される。同時に、W/Oエマルジョン内のマイクロ化された有機UV吸収剤の結晶成長が制限されるか又はなくされる。
【選択図】なし

Description

本発明は、局所的に適用し得る油中水型(w/o)の又はシリコン中水型(w/Si)型の配合物に、とりわけマイクロ化されたUV吸収剤を含み、前記マイクロ化されたUV吸収剤は、特定の脂肪酸アルコールと組み合わされるところの配合物に関する。
UV線に対する継続的な曝露が、紅斑又は光皮膚病の形成を、並びに皮膚癌の発生率の上昇又は皮膚老化の促進を導き得ることが長期にわたり既知である。
UV線に対抗しそれにより皮膚に対する前述の望ましくない影響を抑制するような材料を含む種々のサンスクリーン配合物が提案されている。
多数の化合物、とりわけ可溶性の有機UV吸収剤及び不溶性のマイクロ化された無機化合物、特に酸化亜鉛及び二酸化チタンが、サンスクリーン配合物中のUV保護剤としての使用のために提案されている。
可溶性の有機UV吸収剤のサンスクリーン配合物中の使用に関して、それらは、サンスクリーン配合物におけるSPF(日焼け防止指数)に関してUV保護剤としての効果が市販品目的にはしばしば低すぎる;それらの溶解性の結果として、それらは比較的高いアレルギー誘発潜在能力を示す;及び本来の光化学的な不安定の結果として保護効果の継続時間がしばしば短すぎる、という不利さを有していた。
二酸化チタンのような、高い比重量の不溶性の無機化合物は、それらを含む配合物の安定性を低下させる。さらにその上、そのような無機化合物は、光及び水の影響下で毒性のラジカルを生じると主張されてきた(非特許文献1)。
特許文献1においては、マイクロ化された不溶性の有機UV吸収剤を製造する方法、並びに前記方法に従い製造された不溶性の有機UV吸収剤のマイクロ化された配合物を含むサンスクリーン組成物を記載している。
そうして得られたUV吸収剤がサンスクリーン配合物中で使用された場合、それらは優れたUV保護性を与え、及び既知の無機UV吸収剤を含む対応するサンスクリーン配合物と少なくとも同程度のSPF格付けを有する。既知のUV吸収剤とは異なり、マイクロ化された不溶性の有機UV吸収剤は、光の影響下でヒトの皮膚に損傷を与え又は感作し得るラジカルを生じる傾向を示さない。
特許文献2においては、マイクロ化された有機UV吸収剤サンスクリーン組成物が開示されており、該マイクロ化された有機UV吸収剤が配合物の油相に存在する。
"Redox Mechanisms in Heterogeneous Photocatalysis",Serpone他,Electrochemistry in Colloids and Dispersions,編集Mackay及びTexter,VCH Publishers Inc.,ニューヨーク1992年 英国特許出願公開第2303549号明細書 国際公開第99/66896号パンフレット
驚くべきことに、マイクロ化された有機UV吸収剤と特定の脂肪アルコールの組み合わせが、w/oエマルジョンの連続油相中のマイクロ化された有機粒子の混和性を最大にし得、前記マイクロ化された粒子が組成物の油相中で安定化されることが見出された。同時に、W/Oエマルジョン内のマイクロ化された有機UV吸収剤の結晶成長が制限されるか又はなくされる。
それ故、本発明は、
(a)少なくとも1種の水相;
(b)少なくとも1種の脂肪相;
(c)(c1)少なくとも1種の、0.01μmないし2μmの範囲の平均粒径を有する
不溶性のマイクロ化された有機UV−遮蔽活性剤20%ないし99%
(c2)少なくとも1種の炭素原子数6ないし28の一級脂肪アルコール0.5%ない
し80%;
を含む有効なUV−光保護組成物;
を含む、局所的に適用し得る油中水型(w/o)の又はシリコン中水型(w/Si)型の配合物に関する。
適する有機UV吸収剤(c1)は例えば、トリアジン、ベンゾトリアゾール、ベンゾフ
ェノン、ビニル基含有のアミド、ケイ皮酸アミド及びスルホン化ベンズイミダゾールUV吸収剤であり得る。
トリアジン化合物の好ましい類は、式
Figure 2008511584
[式中、
1、R2及びR3は互いに独立して、水素原子;ヒドロキシ基;炭素原子数1ないし3
のアルコキシ基;NH2;NHR4;N(R42;OR4;炭素原子数6ないし12のアリ
ール基;フェノキシ基;アニリノ基;ピロロ基を表し;前記それぞれフェニル部分、フェノキシ部分、アニリノ部分又はピロロ部分は、未置換であるか、或いは、OH、カルボキシ基、CO−NH2、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数1ないし12の
アルコキシ基、メチリデンカンファー基、基−(CH=CH)mC(=O)−OR4、基
Figure 2008511584
又は対応するアルカリ金属塩、アンモニウム塩、モノ−、ジ−又はトリ−炭素原子数1ないし4のアルキルアンモニウム塩、モノ−、ジ−又はトリ−炭素原子数2ないし4のアルカノールアンモニウム塩、又はその炭素原子数1ないし3のアルキルエステルから選択される1個、2個又は3個の置換基により、又は式(1a)
Figure 2008511584
で表される基により置換されており;
4は、炭素原子数1ないし5のアルキル基を表し;
5は、ヒドロキシ基;未置換であるか又は1個以上のOH基により置換された炭素原
子数1ないし5のアルキル基;炭素原子数1ないし5のアルコキシ基;アミノ基;モノ−又はジ−炭素原子数1ないし5のアルキルアミノ基;M;式
Figure 2008511584
で表される基を表し;
R’、R”及びR”’は互いに独立して、未置換であるか、或いは1個以上のOH基により置換された炭素原子数1ないし14のアルキル基を表し;
6は、水素原子;M;炭素原子数1ないし5のアルキル基;又は式
Figure 2008511584
で表される基を表し;
Mは、金属カチオンを表し;
1は、水素原子;又は炭素原子数1ないし8のアルキル基を表し;
mは、0又は1を表し;
1は、1ないし5を表し;
2は、1ないし4を表し;及び
3は、2ないし14を表す。]
を有するものである。
式(1)で表される好ましい化合物は、式中、
1、R2及びR3は互いに独立して、式
Figure 2008511584
で表される基を表し、
7及びR11は、互いに独立して、水素原子;炭素原子数1ないし18のアルキル基;
又は炭素原子数6ないし12のアリール基を表し;
8、R9及びR10は互いに独立して、水素原子;又は式
Figure 2008511584
で表される基を表し、ここで、式(1f)において、基R8、R9及びR10のうちの少なくとも1つは、式(1h)で表される基を表し;
12、R13、R14、R15及びR16は互いに独立して、水素原子;ヒドロキシ基;ハロゲン原子;炭素原子数1ないし18のアルキル基;炭素原子数1ないし18のアルコキシ基;炭素原子数6ないし12のアリール基;ビフェニリル基;炭素原子数6ないし12のアリールオキシ基;炭素原子数1ないし18のアルキルチオ基;カルボキシ基;−COOM;炭素原子数1ないし18のアルキルカルボキシル基;アミノカルボニル基;モノ−又はジ−炭素原子数1ないし18のアルキルアミノ基;炭素原子数1ないし10のアシルアミノ基;又は−COOHを表し;
Mは、アルカリ金属イオンを表し;
xは、1又は2を表し;及び
yは、2ないし10の数を表す
ところのものである。
最も好ましいトリアジン誘導体は、式
Figure 2008511584
(式中、R7、R11、R12、R13及びR14は、式(1f)、(1g)又は(1h)で定義
されたとおりである。)
で表される化合物であり、及び最も好ましい式(2)で表される化合物は、式中、R7
びR11が水素原子を表すものである。
さらには、式
Figure 2008511584
(式中、R7、R8、R9、R15及びR16は式(1g)で定義されたとおりである。)
で表されるトリアジン誘導体が好ましく、及び、式中、R7、R8、R9、R15及びR16
水素原子;又は互いに独立して、炭素原子数1ないし18のアルキル基を表すところの式(3)で表される化合物が最も好ましい。
成分(c1)として最も好ましいのは、式
Figure 2008511584
で表されるトリアジン誘導体である。
成分(c1)に従うさらに好ましいトリアジン誘導体は、式
Figure 2008511584
[式中、
17及びR18は、互いに独立して、炭素原子数1ないし18のアルキル基;炭素原子数2ないし18のアルケニル基;式−CH2−CH(−OH)−CH2−O−T1で表される
基;又は式
Figure 2008511584
で表される基;式
Figure 2008511584
で表される基を表し;
19は、直接結合;直鎖状の又は枝分れ状の炭素原子数1ないし4のアルキレン基、又は式
Figure 2008511584
で表される基を表し;
20、R21及びR22は互いに独立して、炭素原子数1ないし18のアルキル基;炭素原子数1ないし18のアルコキシ基又は式
Figure 2008511584
で表される基を表し;
23は、炭素原子数1ないし5のアルキル基を表し;
1及びT2は互いに独立して、水素原子;又は炭素原子数1ないし8のアルキル基を表し;
1、m2及びm3は互いに独立して、1ないし4を表し;
1は0であるか;又は1ないし5の数を表し;
1は式
Figure 2008511584
又は
Figure 2008511584
で表される基を表し、
24は、水素原子;炭素原子数1ないし10のアルキル基、
Figure 2008511584
−CH2−CH(−OH)−CH2−O−T1;又は式
Figure 2008511584
で表される基を表し、
25は、水素原子;M;炭素原子数1ないし5のアルキル基を表すか;又は式
Figure 2008511584
で表される基を表し;
26は、水素原子;又はメチル基を表し;
1は、炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し;
Mは、金属カチオンを表し;及び
1は、1ないし16を表す。]
に対応するものである。
成分(c1)に従う他の好ましいトリアジントリアジン誘導体は、式
Figure 2008511584
及び式
Figure 2008511584
[式中、
27及びR28は互いに独立して、炭素原子数3ないし18のアルキル基;又は−CH2
−CH(−OH)−CH2−O−T1を表し;
30は、炭素原子数1ないし10のアルキル基又は式
Figure 2008511584
又は式
Figure 2008511584
で表される基を表し;
30は、水素原子;M;炭素原子数1ないし5のアルキル基;−NH−炭素原子数1ないし5のアルキル基、好ましくは−NH−第三アルキル基;又は式−(CH2m−O−T2で表される基を表し;
1及びT2は互いに独立して、水素原子;又は炭素原子数1ないし5のアルキル基を表し;及び
mは1ないし4を表す。]
で表される化合物である。
最も興味あるのは、式中、R27及びR28が互いに独立して、炭素原子数3ないし18のアルキル基;又は−CH2−CH(−OH)−CH2−O−T1を表し;R29が炭素原子数
1ないし10のアルキル基を表すところの式(5e)及び(5f)で表される化合物、並びに、式中、R27及びR28が互いに独立して、炭素原子数3ないし18のアルキル基;又は−CH2−CH(−OH)−CH2−O−T1を表し;及びT1が水素原子;又は炭素原子数1ないし5のアルキル基を表すところの式(5g)及び(5h)で表される化合物である。
この場合、非常に特に好ましいのは、式中のR27及びR28が同じ意味を有するところの式(5e)ないし(5h)で表されるトリアジン化合物である。
さらに、興味あるトリアジンは、式
Figure 2008511584
(式中、
31は、炭素原子数1ないし30のアルキル基;炭素原子数2ないし30のアルケニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし5のアルキル基でモノ−又はポリ−置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし5のアルコキシ−炭素原子数1ないし12のアルキル基;アミノ−炭素原子数1ないし12のアルキル基;炭素原子数1ないし5のモノアルキルアミノ−炭素原子数1ないし12のアルキル基;炭素原子数1ないし5のジアルキルアミノ−炭素原子数1ないし12のアルキル基;式
Figure 2008511584
で表される基を表し;
32、R33及びR34は互いに独立して、水素原子;ヒドロキシル基;炭素原子数1ないし30のアルキル基;又は炭素原子数2ないし30のアルケニル基を表し;
35は、水素原子;又は炭素原子数1ないし5のアルキル基を表し;
1は、0又は1を表し;及び
1は、1ないし5を表す。)
に対応する。
好ましい化合物は、式
Figure 2008511584
(式中、R36は、
Figure 2008511584
を表す。)
に対応するものである。
成分(c1)に従う他の好ましいトリアジン誘導体は、式
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
のうちの1つを有する化合物、並びに、2,4,6−トリス(ジイソブチル−4’−アミノベンザルマロネート)−s−トリアジン及び2,4−ビス(ジイソブチル−4−アミノベンザルマロネート)−6−(4’−アミノベンジリデンカンファー)−s−トリアジンである。
式(1)で表される特に好ましい化合物は、式:
Figure 2008511584
[式中、
37、R38及びR39は互いに独立して、水素原子;アルカリ金属;アンモニウム;基N+(R404を表し;
40は、水素原子;又は有機基;炭素原子数1ないし3のアルキル基;又は1ないし10個のエチレンオキシド単位を含み、及びその末端OH基が炭素原子数1ないし3のアルコールによりエーテル化され得るポリオキシエチレン基を表す。]
を有するものである。
式(28)で表される化合物に関して、R37、R38及びR39がアルカリ金属である場合
、好ましくはカリウム、又はとりわけナトリウムであり;R37、R38及びR39が基N(R404(式中、R30は前述の意味を有する。)を表す場合、好ましくは、モノ−、ジ−又
はトリ−炭素原子数1ないし4のアルキルアンモニウム塩、モノ−、ジ−又はトリ−炭素原子数2ないし4のアルカノールアンモニウム塩又はその炭素原子数1ないし3のアルキルエステルであり;R40が炭素原子数1ないし3のアルキル基を表す場合、好ましくは炭素原子数1又は2のアルキル基、より好ましくはメチル基を表し;及びR30がポリオキシエチレン基を表す場合、好ましくは2ないし6のエチレンオキシド単位を含む。
トリアゾール系のマイクロ化された有機UV吸収剤の1つの好ましい類は、式
Figure 2008511584
(式中、T1は、炭素原子数1ないし3のアルキル基を表すか、又は好ましくは水素原子
を表すか;又は式
Figure 2008511584
で表される基を表し;及び
2及びT3は互いに独立して、炭素原子数1ないし12のアルキル基、好ましくはi−オクチル基;又はフェニル基、好ましくはα,α−ジメチルベンジル基により置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)
を有するところのものである。
トリアゾール系のマイクロ化された有機UV吸収剤の他の好ましい類は、式
Figure 2008511584
(式中、T2は、前述の意味を有する。)
に対応する。
トリアゾール系のマイクロ化された有機UV吸収剤のさらに他の好ましい類は、式
Figure 2008511584
(式中、T2は、水素原子;炭素原子数1ないし12のアルキル基、好ましくは、イソ−
オクチル基、又はフェニル基、好ましくはα,α−ジメチルベンジル基により置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)
に対応する。
ビニル基含有のアミドのマイクロ化された有機UV吸収剤の好ましい類は、式:

(32) R41−(Y)m−CO−C(R42)=C(R43)−N(R44)(R45

(式中、
41は、炭素原子数1ないし3のアルキル基、好ましくは炭素原子数1または2のアルキル基、又は所望により、OH、炭素原子数1ないし3のアルキル基、炭素原子数1ないし3のアルコキシ基又はCO−OR46から選択された1個、2個又は3個の置換基により置換されたフェニル基を表し、
46は、炭素原子数1ないし3のアルキル基を表し;
42、R43、R44及びR45は、同じであるか又は異なっており、及び各々は炭素原子数1ないし3のアルキル基、好ましくは炭素原子数1又は2のアルキル基;又は水素原子を表し;
Yは、−NH−;又は−O−を表し;及び
mは、0又は1を表す。)
に対応する。
式(32)で表される好ましい化合物は、4−メチル−3−ペンテノ−2−オン、エチル−3−メチルアミノ−2−ブテノエート、3−メチルアミノ−1−フェニル−2−ブテノ−1−オン及び3−メチルアミノ−1−フェニル−2−ブテノ−1−オンである。
ケイ皮酸アミドのマイクロ化された有機UV吸収剤の好ましい類は、式
Figure 2008511584
[式中、
47は、ヒドロキシ基又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、好ましくはメトキシ基又はエトキシ基を表し;
48は、水素原子又は炭素原子数1ないし4のアルキル基、好ましくはメチル基又はエチル基を表し;及び
49は、−(CONH)m−フェニル基(式中、mは0又は1であり、及びフェニル基
は所望により、OH、炭素原子数1ないし3のアルキル基、炭素原子数1ないし3のアルコキシ基又はCO−OR50から選択された1個、2個又は3個の置換基により置換されている。)を表し;及び
50は、炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。]
に対応する。
スルホン化されたベンズイミダゾールのマイクロ化された有機UV吸収剤の好ましい類は、式
Figure 2008511584
(式中、Mは、水素原子;又はアルカリ金属、好ましくはナトリウム、マグネシウム又はカルシウムのようなアルカリ土類金属、或いは亜鉛を表す。)
に対応する。
本発明で使用されるマイクロ化されたか又はマイクロ化し得るUV吸収剤の他の好ましい類は、以下のものである:
− p−アミノ安息香酸誘導体、典型的には2−エチルヘキシル−4−ジメチルアミノベンゾエート
− サリチル酸誘導体、典型的には2−エチルヘキシルサリチレート;ホモサレート(homosalate);及びイソプロピルシリチレート(isopropyl sylicylate);
− ベンゾフェノン誘導体、典型的には2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン;− ジベンゾイルメタン誘導体、典型的には1−(4−第三ブチルフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン;
− ジフェニルアクリレート、典型的には2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート及び3−(ベンゾ−フラニル)−2−シアノアクリレート;
− 3−イミダゾリ−4−イルアクリル酸及び3−イミダゾリ−4−イルアクリレート;− 欧州特許出願公開第582189号明細書、米国特許出願公開第5338539号明細書、米国特許出願公開第5518713号明細書及び欧州特許出願公開第613893号明細書に開示されるベンゾフラン誘導体、好ましくは、2−(p−アミノフェニル)ベンゾフラン誘導体;
− とりわけ欧州特許出願公開第709080号明細書に記載されるベンジリデンマロネート誘導体のようなポリマー系UV吸収剤;
− ケイ皮酸誘導体、典型的には2−エチルヘキシル−4−メトキシシンナメート又はイソアミレート、或いはとりわけ米国特許出願公開第5601811号明細書及び国際公開第97/00851号パンフレットに開示されるケイ皮酸誘導体;
− カンファー誘導体、典型的には3−(4’−メチル)ベンジリデンボルナノ−2−オン、3−ベンジリデンボルナノ−2−オン、N−[2(及び4)−2−オキシボルニ−3−イリデンメチルベンジル]アクリルアミドポリマー、3−(4’−トエイメチルアンモニウム)ベンジリデンボルナノ−2−オンメチルスルフェート、3,3’−(1,4−フェニレンジメチン)−ビス(7,7−ジメチル−2−オキソビシクロ−[2.2.1]ヘプタン−1−メタンスルホン酸)及びその塩、3−(4’−スルホ)ベンジリデンボルナノ−2−オン及びその塩;
− 2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸及びその塩;及び
− メチル−o−アミノベンゾエート。
脂肪アルコールは一般的に、6ないし22個の炭素原子を有する飽和又は不飽和の一級アルコール(1−アルカノール)として理解される。それらは、トリグリセリド、脂肪酸又は脂肪酸メチルエステルの還元により得られる。
好ましくは、成分(c2)に従う脂肪アルコールは、直鎖状又は直鎖状の枝分れ状の炭
素原子数8ないし20のアルコールである。
成分(c2)に従う脂肪アルコールは好ましくは、式
Figure 2008511584
(式中、R51及びR52は互いに独立して、直鎖状の炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し、ここでR51とR52の炭素原子数の合計は≦18である。)
に対応する一級アルコールである。
成分(c2)に従う脂肪アルコールの例は、式
Figure 2008511584
に対応する。
本発明の組成物中の成分(c2)に従う脂肪アルコールは、単一の化合物として、又は
2種以上の単一の化合物の混合物として使用され得る。
好ましくは、直鎖状オクタノールと直鎖状デカノールの混合物が成分(c2)として使
用される。
不溶性のマイクロ化された有機UV−遮蔽活性剤(成分(c1))と炭素原子数6ない
し28の一級脂肪アルコール(成分(c2))の好ましい組み合わせは、以下のものであ
る:
Figure 2008511584
マイクロ化された有機UV吸収剤、成分(c1)は好ましくは、英国特許出願公開第2
303549号明細書に記載された方法により、すなわち、マイクロ化された有機UV吸収剤に基づき、式Cn2n+1O(C6105xH(式中、nは8ないし16の整数であり、及びxはグルコシド部分(C6105)平均重合度を表し、そして1.4ないし1.6である。)を有するアルキルポリグルコシド又はそのエステル1ないし50質量%、好ましくは5ないし40質量%の存在下、粉砕機内で、粗粒子形態にある対応する有機UV吸収剤を粉砕することを含む方法により、製造される。
マイクロ粒子の調製に適するいかなる既知の方法も、マイクロ化されたUV吸収剤の調製に使用され得、例えば湿式粉砕、湿式ニーディング、適する溶媒からの噴霧乾燥、RESSプロセス(apid xpantion of upercritical olution)に従う膨張、超臨界流体を含む適する溶媒からの再沈殿(GASRプロセス=as nti−olvent ecrystallisation/PCAプロセス=recipitation with ompressed nt
i−solvents)である。
そうして得られたマイクロ化されたUV吸収剤は大抵、0.02ないし2マイクロメーター、好ましくは0.03ないし1.5マイクロメーター、及びよりとりわけ0.05ないし1.0マイクロメーターの平均粒径を有する。
成分(c1)に従うUV吸収剤はまた、粉体形態にある乾燥基質として使用され得る。
本発明に従う局所的に適用し得る油中水型(w/o)の又はシリコン中水型(w/Si)型の配合物は、表1及び2に列挙されるような、1種以上の他のマイクロ化されていないUVフィルタを所望により含み得る。
以下表1及び2に記載されるようなUV吸収剤は、0.1ないし20質量%の量で、本発明に従う局所的に適用し得る油中水型(w/o)の又はシリコン中水型(w/Si)型の配合物に添加され得る。これらUV吸収剤の混合物が、とりわけ溶解度を改良するために又はUV吸収率を高めるために使用され得る。
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
Figure 2008511584
本発明の局所的に適用し得る配合物は、少なくとも一の水相及び一の油相を含む。
それらは好ましくは、油中水型(w/o)の又はシリコン中水型(w/Si)のエマルジョン又はマイクロエマルジョンとして配合される。
それら配合物は、非イオン性、カチオン性、両性及びアニオン性乳化剤から選択される
低分子量の乳化剤を0.1ないし20質量%含み得る。
UV−光保護組成物(c)は、炭素原子数6ないし28の一級脂肪アルコール(成分(c2))を、マイクロ化されたUV吸収剤を含むUV吸収剤分散液に、該2成分を単に混
合することにより配合することにより、調製される。
そうして得られたUV−光保護組成物(c)は好ましくは、W/Oエマルジョンの油相に配合される。
そのようなUV−光保護組成物の単なる添加が、W/O又はW/Siエマルジョンの油相中、或いはとりわけw/SiエマルジョンのSi相内の選択されたマイクロ化された有機UV−遮蔽剤の結晶成長を止めるか或いはなくすことを補助する。
本発明に従う最終的なW/O又はW/Si配合物は、幅広い種々の提示形態、例えば:−W/O、O/W、O/W/O、W/O/W又はPITエマルジョン及びすべての種のマイクロエマルジョンとしての液体製剤の形態で、
−ジェルの形態で、
−オイル、クリーム、ミルク又はローションの形態で、
−スティックの形態で、
−スプレー(噴射ガスによるスプレー又はポンプ式スプレー)又はエアゾールの形態で、−フォームの形態で、又は
−ペーストの形態で、
存在し得る。
皮膚のための化粧品製剤として特に重要なものは、サンミルク、ローション、クリーム、オイル、サンブロック又はトロピカル、プレタンニング製剤又はアフターサン製剤、またスキンタンニング製剤、例えばセルフタンニングクリームのような光保護製剤である。特に興味あるのは、日焼け止めクリーム、日焼け止めローション、日焼け止めオイル、日焼け止めミルク及びスプレーの形態にある日焼け止め製剤である。
ヘアのための化粧品製剤として特に重要なのは、ヘアトリートメントのための前述の製剤、とりわけシャンプーの形態にあるヘア洗浄用製剤、ヘアコンディショナー、ヘアケア製剤、例えばプレトリートメント製剤、ヘアトニック、スタイリングクリーム、スタイリングジェル、ポマード、ヘアリンス、トリートメントパック、強力ヘアトリートメント、ヘアストレートニング製剤、液体ヘアセット製剤、ヘアフォーム及びヘアスプレーである。特に興味あるのは、シャンプーの形態にあるヘア洗浄用製剤である。
水−及び油−含有のエマルジョン又はマイクロエマルジョンとして、製剤は例えば、
組成物の総質量に基づき、有効なUV−光保護組成物(=成分(c))0.1質量%ないし30質量%、好ましくは0.1質量%ないし15質量%、及びとりわけ0.5ないし10質量%;
組成物の総質量に基づき、少なくとも1種の油成分1質量%ないし60質量%、とりわけ5質量%ないし50質量%、及び好ましくは10質量%ないし35質量%、
組成物の総質量に基づき、少なくとも1種の乳化剤0ないし30質量%、とりわけ1質量%ないし30質量%、及び好ましくは4質量%ないし20質量%、
組成物の総質量に基づき、水10質量%ないし90質量%、とりわけ30質量%ないし90質量%、及び
他の化粧品的に許容し得る助剤0ないし88.9質量%、とりわけ1質量%ないし50質量%
を含む。
局所的に適用し得る水中油型(w/o)の又はシリコン中水型(w/Si)の配合物はまた、脂肪酸のエステル、グリセリルエステル及び誘導体を含む天然の又は合成のトリグリセリド、真珠光沢のワックス、炭化水素オイル、シリコン又はシロキサン(有機基で置換されたポリシロキサン)、フッ素化されたか又はパーフルオロ化されたオイル、過脂肪
剤、界面活性剤、稠度調節剤/増粘剤及びレオロジー改良剤、ポリマー、生体有効成分、脱臭有効成分、ふけ防止剤、抗酸化剤、ヒドロトロープ剤、防腐剤及び抗菌剤、香油、着色剤、昆虫忌避剤又はポリマービーズ又はSPF値向上剤としての中空球を含み得る。
化粧品又は医薬品配合物は、スキンケア製剤、浴用製剤、化粧パーソナルケア製品、フットケア製剤、光保護製剤、スキンタンニング製剤、脱色製剤、昆虫忌避剤、脱臭製剤、傷ついた皮膚のための洗浄及び治療のための製剤、例えば合成洗浄剤(固体又は液体)、ピーリング又はスクラブ製剤又はピーリングマスク;化学的形態にある脱毛製剤(脱毛剤)、−シェービング製剤、フレグランス製剤、化粧ヘアトリートメント製剤のような、幅広い種々の化粧品製剤に含まれる。
本発明に従う化粧品製剤は、日光の損傷効果に対してヒトの皮膚を顕著に保護しることを特徴とする。
実施例
実施例1:チノソルブM及びチノソルブOMCを含むW/Oサンスクリーン
Figure 2008511584
製造インストラクション:A部を80℃に、及びB部を80℃にそれぞれ加熱した。高
撹拌下でB部をA部にゆっくりと添加した。穏やかな撹拌の500rpmまで速度を落とした。35℃まで冷却しそしてC部を添加した。
実施例2:W/O−サンスクリーン
Figure 2008511584

製造インストラクション:A部及びB部をそれぞれ、撹拌下に80℃に加熱した。続けて撹拌しながら、B部をA部に添加した。ウルトラツラックス(Ultra Turrax)を用いて、11000rpmにて30秒間均質化した。40℃まで冷却し、そしてC部を添加した。続けて撹拌しながら室温まで冷却した。
実施例3:W/Oサンスクリーン
Figure 2008511584

外観:白色粘性のエマルジョン
粘度(ブルックフィールド(Brookfield)DVIII+LV/T−C/50rpm):80000ないし100000mPas
製造インストラクション:A部を連続した撹拌下に70℃に加熱した。B部をA部に添加し、そして11000rpmで1分間均質化した。室温まで冷却し、そして穏やかな撹拌下、C部を添加した。
実施例4:W/Oサンエマルジョン
Figure 2008511584
PMMAにおけるラブスフィア UV トランスミッタンス アナライザー(Labsphere UV Transmittance Analyzer)1.2μL/cm2にて行った測定結果
製造インストラクション:A相を75℃に加熱した。B部をA部に添加し、そして11000rpmにて30秒間均質化した。50℃まで冷却し、そしてC部を添加した。室温まで続けて撹拌した。

Claims (19)

  1. (a)少なくとも1種の水相;
    (b)少なくとも1種の脂肪相;
    (c)(c1)少なくとも1種の、0.01μmないし2μmの範囲の平均粒径を有する
    不溶性のマイクロ化された有機UV−遮蔽活性剤20%ないし99%
    (c2)少なくとも1種の炭素原子数6ないし28の一級脂肪アルコール0.5%ない
    し80%;
    を含む有効なUV−光保護組成物;
    を含む、局所的に適用し得る油中水型(w/o)の又はシリコン中水型(w/Si)型の配合物。
  2. 前記(c1)は、トリアジン、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノン、ビニル基含有のア
    ミド、ケイ皮酸アミド及びスルホン化ベンズイミダゾールUV吸収剤から選択される、請求項1に記載の配合物。
  3. 前記トリアジンUV吸収剤は、式
    Figure 2008511584
    [式中、
    1、R2及びR3は互いに独立して、水素原子;ヒドロキシ基;炭素原子数1ないし3
    のアルコキシ基;NH2;NHR4;N(R42;OR4;炭素原子数6ないし12のアリ
    ール基;フェノキシ基;アニリノ基;ピロロ基を表し;前記それぞれのフェニル部分、フェノキシ部分、アニリノ部分又はピロロ部分は、未置換であるか、或いは、OH、カルボキシ基、CO−NH2、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数1ないし12
    のアルコキシ基、メチリデンカンファー基、基−(CH=CH)mC(=O)−OR4、基
    Figure 2008511584
    又は対応するアルカリ金属塩、アンモニウム塩、モノ−、ジ−又はトリ−炭素原子数1ないし4のアルキルアンモニウム塩、モノ−、ジ−又はトリ−炭素原子数2ないし4のアルカノールアンモニウム塩、又はその炭素原子数1ないし3のアルキルエステルから選択される1個、2個又は3個の置換基により、又は式(1a)
    Figure 2008511584
    で表される基により置換されており;
    4は、炭素原子数1ないし5のアルキル基を表し;
    5は、ヒドロキシ基;未置換であるか又は1個以上のOH基により置換された炭素原
    子数1ないし5のアルキル基;炭素原子数1ないし5のアルコキシ基;アミノ基;モノ−又はジ−炭素原子数1ないし5のアルキルアミノ基;M;式
    Figure 2008511584
    で表される基を表し;
    R’、R”及びR”’は互いに独立して、未置換であるか、或いは1個以上のOH基により置換された炭素原子数1ないし14のアルキル基を表し;
    6は、水素原子;M;炭素原子数1ないし5のアルキル基;又は式
    Figure 2008511584
    で表される基を表し;
    Mは、金属カチオンを表し;
    1は、水素原子;又は炭素原子数1ないし8のアルキル基を表し;
    mは、0又は1を表し;
    1は、1ないし5を表し;
    2は、1ないし4を表し;及び
    3は、2ないし14を表す。]
    に対応するものである、請求項1又は2に記載の配合物。
  4. 1、R2及びR3は互いに独立して、式
    Figure 2008511584
    で表される基を表し、
    7及びR11は、互いに独立して、水素原子;炭素原子数1ないし18のアルキル基;
    又は炭素原子数6ないし12のアリール基を表し;
    8、R9及びR10は互いに独立して、水素原子;又は式
    Figure 2008511584
    で表される基を表し、ここで、式(1f)において、基R8、R9及びR10のうちの少なく
    とも1つは、式(1h)で表される基を表し;
    12、R13、R14、R15及びR16は互いに独立して、水素原子;ヒドロキシ基;ハロゲン原子;炭素原子数1ないし18のアルキル基;炭素原子数1ないし18のアルコキシ基;炭素原子数6ないし12のアリール基;ビフェニリル基;炭素原子数6ないし12のアリールオキシ基;炭素原子数1ないし18のアルキルチオ基;カルボキシ基;−COOM;炭素原子数1ないし18のアルキルカルボキシル基;アミノカルボニル基;モノ−又はジ−炭素原子数1ないし18のアルキルアミノ基;炭素原子数1ないし10のアシルアミノ基;又は−COOHを表し;
    Mは、アルカリ金属イオンを表し;
    xは、1又は2を表し;及び
    yは、2ないし10の数を表す
    ところの、請求項2に記載の配合物。
  5. 前記トリアジンは、式
    Figure 2008511584
    (式中、R7、R11、R12、R13及びR14は請求項4で定義されたとおりである。)
    に対応するものである、請求項4に記載の配合物。
  6. 7及びR11は、水素原子を表すところの、請求項5に記載の配合物。
  7. 前記成分(c1)は、式
    Figure 2008511584
    (式中、R7、R8、R9、R15及びR16は請求項4で定義されたとおりである。)
    で表される化合物に関するところの、請求項4に記載の配合物。
  8. 7、R8、R9、R15及びR16は、水素原子;又は互いに独立して、炭素原子数1ないし
    18のアルキル基を表すところの、請求項7に記載の配合物。
  9. 前記成分(c1)は、式
    Figure 2008511584
    に対応するものである、請求項5に記載の配合物。
  10. 前記トリアジンUV吸収剤は、式
    Figure 2008511584
    [式中、
    17及びR18は、互いに独立して、炭素原子数1ないし18のアルキル基;炭素原子数2ないし18のアルケニル基;式−CH2−CH(−OH)−CH2−O−T1で表される
    基;又は式
    Figure 2008511584
    で表される基;式
    Figure 2008511584
    で表される基を表し;
    19は、直接結合;直鎖状の又は枝分れ状の炭素原子数1ないし4のアルキレン基、又
    は式
    Figure 2008511584
    で表される基を表し;
    20、R21及びR22は互いに独立して、炭素原子数1ないし18のアルキル基;炭素原子数1ないし18のアルコキシ基又は式
    Figure 2008511584
    で表される基を表し;
    23は、炭素原子数1ないし5のアルキル基を表し;
    1及びT2は互いに独立して、水素原子;又は炭素原子数1ないし8のアルキル基を表し;
    1、m2及びm3は互いに独立して、1ないし4を表し;
    1は0であるか;又は1ないし5の数を表し;
    1は式
    Figure 2008511584
    又は
    Figure 2008511584
    で表される基を表し、
    24は、水素原子;炭素原子数1ないし10のアルキル基、
    Figure 2008511584
    −CH2−CH(−OH)−CH2−O−T1;又は式
    Figure 2008511584
    で表される基を表し、
    25は、水素原子;M;炭素原子数1ないし5のアルキル基を表すか;又は式
    Figure 2008511584
    で表される基を表し;
    26は、水素原子;又はメチル基を表し;
    1は、炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し;
    Mは、金属カチオンを表し;及び
    1は、1ないし16を表す。]
    を有するものである、請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の配合物。
  11. 成分(c1)に従うトリアジン化合物は、式
    Figure 2008511584
    [式中、
    37、R38及びR39は互いに独立して、水素原子;アルカリ金属;アンモニウム;基N+(R404を表し;
    40は、水素原子;又は有機基;炭素原子数1ないし3のアルキル基;又は1ないし10個のエチレンオキシド単位を含み、及びその末端OH基が炭素原子数1ないし3のアルコールによりエーテル化され得るポリオキシエチレン基を表す。]
    に対応するものである、請求項1又は2に記載のサンスクリーン配合物。
  12. 前記トリアゾール有機UV吸収剤は、式
    Figure 2008511584
    (式中、T1は、炭素原子数1ないし3のアルキル基を表すか、又は好ましくは水素原子
    を表すか;又は式
    Figure 2008511584
    で表される基を表し;及び
    2及びT3は互いに独立して、炭素原子数1ないし12のアルキル基、好ましくはi−オクチル基;又はフェニル基、好ましくはα,α−ジメチルベンジル基により置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)
    を有するところの、請求項1又は2に記載の配合物。
  13. 前記ベンゾトリアゾール有機UV吸収剤は、式
    Figure 2008511584
    (式中、T1は、水素原子;炭素原子数1ないし12のアルキル基;又はフェニル基によ
    り置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)
    に対応するものである、請求項2に記載の配合物。
  14. 2がイソ−オクチル基を表すところの、請求項13に記載の配合物。
  15. 前記(c2)は、直鎖状又は直鎖状の枝分れ状の炭素原子数8ないし20のアルコールで
    あるところの、請求項1ないし14のうちいすれか1項に記載の配合物。
  16. 前記(c2)は、式
    Figure 2008511584
    (式中、R51及びR52は互いに独立して、直鎖状の炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し、ここでR51とR52の炭素原子数の合計は≦18である。)
    で表される化合物である、請求項15に記載の配合物。
  17. 前記脂肪アルコールは、式
    Figure 2008511584
    で表される化合物から選択されるところの、請求項15又は16に記載の配合物。
  18. 前記(c2)は、直鎖状オクタノール及び直鎖状デカノールの混合物である、請求項15
    に記載の配合物。
  19. 前記サンスクリーン配合物は、p−アミノ安息香酸誘導体;サリチル酸誘導体;ベンゾフェノン誘導体;ジベンゾイルメタン誘導体;ジフェニルアクリレート誘導体;ベンゾフラン誘導体;1個以上のシリコ−有機残基含有のポリマー系UV吸収剤;ケイ皮酸エステル;カンファー誘導体;トリアニリノ−s−トリアジン誘導体;フェニルベンズイミダゾールスルホン酸又はその塩のうちの1種;ウロカニン酸(3−イミダゾリ−4−イル−アクリル酸)又はそのエチルエステル;メンチルアントラニレート;ベンゾトリアゾール;ヒドロキシフェニルトリアジン誘導体;及びビス−レゾルシノール−ジアルキルアミノトリアジンから選択される油溶性の有機UV吸収剤をさらに含む、請求項1ないし18のうちいずれか1項に記載の配合物。
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