JP2008510654A - カーテンエアバッグモジュール - Google Patents

Abstract

カーテンエアバッグ（１００）は、内部に構成された内部テザー（２００、２０２、２０４、２０６）を有する少なくとも１つの膨張可能な領域（１５０、１５２）を含むエアバッグ（１０２）を有する。少なくとも１つの内部テザー（２００、２０２、２０４、２０６）はガス分散チューブ（１２０）に対して傾斜角をもって配置される。エアバッグ（１０２）は、エアバッグ（１０２）の膨張可能な領域（１５０、１５２）の近くに配置されたガス分散チューブ（１２０）を含む。ガス分散チューブ（１２０）は、膨張ガスを受け入れるようになっている端部（１２２）を有する。ガス分散チューブ（１２０）は、膨張ガスを膨張可能な領域（１５０、１５２）に供給する少なくとも１組の開口部（１２６、１６８）をそれぞれの膨張可能な領域（１５０、１５２）の近くに有する。

Description

本発明は、車両のルーフレールに沿って設置されたカーテンエアバッグに関する。

図１は、車両２４の乗員コンパートメント２３のルーフレール２２に沿って設置された従来技術のカーテンエアバッグモジュール２０を示している。代表的なカーテンエアバッグ構成では、エアバッグは、車両のＡピラー３０からＢピラー３２を横切ってＣピラー３４まで延びている。一般に、エアバッグモジュール２０は、円筒状の形態に折り畳まれるかまたは巻かれた矩形または楕円形のエアバッグ４０を有する。この形態では、エアバッグは、多数の形状をとることができるハウジング内に滑り込む。１つのそのようなハウジングは、エアバッグを折り畳まれるかまたは巻かれた状態に維持する長い円筒形で、有孔の、または壊すことのできるカバリングまたはスリーブである。

エアバッグは一般に、インフレータ４４と連通する入口４２を有する。インフレータは、入口に直接連結できるかまたは間接的に連結されるようにハウジング内に挿入することができる。他の構成では、入口はエアバッグの膨張可能な領域内の開口部であり、インフレータは入口に直接挿入される。インフレータおよび／またはハウジングは、１つまたは２つ以上の固定部材またはブラケット４６を使用して適切な車両構造に適切に固定される。図１では、インフレータはＣピラーに取り付けられている。しかし、インフレータ４４は、ＢピラーまたはＡピラーの近くに取り付けることができる。当技術分野で公知のように、エアバッグの下側角部は、テザーと呼ばれることが多いストラップによって、隣接する対応するピラーに固定されることが多い。１つの前方ストラップ４８が、図１にＡピラーに沿った格納形態で示されている。図１に示されている各種の構成部材は、通常の使用時にこれらの構成部材を隠す１つまたは２つ以上の装飾部品（不図示）によって覆われている。エアバッグモジュールは通常、インフレータおよびエアバッグを固定する複数の固定部材によってルーフレールに固定されている。モジュールは、Ｂピラーの近くに配置され、エアバッグが膨張するときにエアバッグを押し出してＢピラーから引き離す、デフレクタまたは斜面５０を有していてもよい。

本発明は、請求項１および従属請求項に記載された改良されたカーテンエアバッグモジュールを提供する。

図２において、本発明によるエアバッグモジュール１００はエアバッグ１０２（折畳み状態で示されている）を有している。インフレータ１０４は、中空の管状ハウジング１０６内に取り付けられている。ハウジング１０６は、ハウジングの一部として形成される嵌め合いコネクタまたはブラケット１０８を通して受け入れられるねじ付き固定部材１０７によって、車両のＣピラー３４に固定されている。ハウジング１０６またはハウジング機能は、ブラケット自体であってよく、あるいはたとえば、ハウジングは、円筒形のインフレータを受け入れるように構成された円筒形のチューブであってよい。エアバッグ１０２は、図２に格納形態で示され、図２ａに膨張状態で示されている。格納形態では、エアバッグは、一般に公知である、薄く長い引き裂くことのできるカバリング１０２ａで覆われている。カバリング１０２ａは、図２に示されているようにカバリングの後部側の複数の開口部を通して受け入れられるプラスチック製プッシュピンのような他の複数の固定部材１０７ａを保持するようにも構成されている。固定部材１０７ａは、カバリング１０２ａから後方に延びている。ルーフレールへのモジュールの設置時に、モジュールは最初、ルーフレールに揃えられ、固定部材１０７ａはルーフレールの開口部に押し込まれ、それによって、モジュールの取付けの第１のステップが行われる。続いて、モジュール１００が全体的に所定の位置に配置されると、モジュールは、他の１組の固定部材１０７ｂによってルーフレールにさらに固定される。固定部材１０７ｂは、エアバッグ１０２のフラップ２６０および回転防止部材４００を通って延びている。

エアバッグ１０２は、多数の形状をとることができるネックまたはネック部１１０を有し、インフレータと連通している。図示の実施形態では、ネックまたはネック部１１０は、ハウジングの連結チューブ１０９（図２参照）と動作可能に連通している。ネックは、ハウジングが使用されない場合、インフレータの周りに直接連結される。

この種の構成では、エアバッグのネックを平らにしておくことは、実際上、不可能である。というのは、インフレータ１０４または連結チューブ１０９が、ネックに円形（断面）をとらせるからである。エアバッグ１０２は、エアバッグの外側に嵌め込まれ、ネック１１０を補強すると共に、ネック部１００を損傷から保護する追加の織物層を形成する補強パネル３１０（図２ａおよび３参照）を、ネック１１０の近くにさらに有している。補強パネル３１０は、図３に示されており、中心線３１２に関して配置された互いに向かい合うハーフ２１１ａを含んでいる楕円形の本体３１１を有している。中心線３１２に沿って少なくとも１つの細長い穴３１３が形成されている。楕円形の本体は、互いに向かい合う対称的に位置する切欠き３１４を有している。補強パネル３１０は、中心線３１２上に折り畳まれ、図２ａに示されている形状を実現している。

切欠き３１４は、ネック１１０に形成された同様の形状を有する切欠き１１４に揃えられている。補強パネル３１０は、各パネルハーフ３１１ａをネック１１０の両側に固定する継ぎ目３１６の所でエアバッグに縫い付けられている。ネック１１０、補強パネル３１０（および後述のガス分散チューブ１２０）は、図２および２ａに示されているように円形フープまたはリング型の固定部材１１０ａによって連結チューブ１０９の周りに固定されている。図４は、ネック１１０の断面を示し、かつエアバッグ１０２の他の部分３２０であって、このような他の部分がエアバッグの格納形態でとる相対的配置においてネックに対して折り畳まれ密に位置させられた部分３２０を（点線で）示している。カバリング１０２ａは図示されていない。補強パネル３１０は、エアバッグ１０２のこれらの部分３２０が、エアバッグ１０２が膨張するにつれてネック１１０をこするのを防止する。

エアバッグ１０２は、ガス分散チューブ１２０を有している。ガス分散チューブは、ネック１１０内に挿入され、エアバッグの上側に隣接して位置する。ガス分散チューブ１２０は、ネック内に受け入れられ、やはり連結チューブ１０９の周りに位置させられ、固定部材１１０ａによって流体密封方法で固定された端部１２２を有している（図２ａ参照）。ガス分散チューブ１２０は、開いていてよく、または図示のように、ステッチまたはステープル１２２ｂなどによって閉じられていてもよい、他の端部１２４を含んでいる。ガス分散チューブ１２０は、ネックの近くに位置する複数の開口部１２６と、端部１２４の近くに位置し、それぞれの膨張可能な領域１５０、１５２と連通する他の複数の開口部１２８とをさらに有している。好ましい実施形態では、開口部１２６の数は２つであり、一方、開口部１２８の数は４つである。この構成の理由は、膨張可能なガスを分散させ、したがって、カーテンエアバッグの前部または後部がすべての動作温度で一様にかつ迅速に充填されるからである。

ガス分散チューブ１２０は、押出し成形された固体の金属チューブであってよく、あるいはその代わりに、密度が高い織物材料で作ることもできる。上記の材料の選択は当技術分野で公知である。ガス分散チューブ１２０は、エアバッグの上部１３０内に受け入れられ、かつガス分散チューブ１２０は、ガス分散チューブ１２０およびエアバッグの様々なパネルを通って延びて端部１２４を所定の位置に保持し、一方、ガス分散チューブ１２０の開口直径の寸法をそれほど制限しない、薄い壊すことのできるワイヤや、プラスチックストリップや、場合によっては縫い付けられたステッチ１２２ａ、１２２ｃなどの固定部材によって所定の位置に保持することができる。

エアバッグは、前方または第１の膨張可能な領域１５０と、後方の膨張可能な領域１５２とをさらに有している。膨張可能な領域１５０、１５２は、それらを連結する通路１５１、１５３を形成するエアバッグの開放領域を介して互いに連通している。通路１５１、１５３も膨張する。

膨張可能な領域１５０、１５２の間には、任意の膨張不能な領域１６０が位置している。膨張不能な領域は、通常円弧として形作られる弧状の上面１６２と、接線方向に延びる２つの直線状の部分１６４ａ、１６４ｂとを有しており、エアバッグが膨張するにつれて不要な応力集中部が形成されることはない。膨張不能な領域の下部は、基準線１７０によって示されているように三角形であり、２つの下降突出部（lobe）を有している。下部三角形の中央１７２は、弧状に形成されている。膨張不能な領域は、第１および第２の弧状端部１７４、１７６を有している。各端部は、下縁部または継ぎ目１８０から所定の距離ｄ１、ｄ２に配置され、エアバッグ１０２の膨張可能な領域１５０の緩衝剛性を低下させる。本発明のこの実施形態に例示されているように、領域１６０の下方の領域への空気流の釣合いをとるためにエアバッグの端部１７４と下縁部１８０との間の距離ｄ１は、エアバッグの端部１７６と縁部１８０との間の距離ｄ２よりも小さくなっている。エアバッグは、共にエアバッグの周囲を形成する横縁部１８４、１８６と同様に上縁部１８２を有している。縁部１８６は、ネック１１０の細長い形状を形成する凹部１８８を含んでいる。

一般に、エアバッグの膨張可能な部分は、第１および第２の、または内側（１９０）および外側（１９２）の織物またはパネル（またはパネル部）によって形成される。図２ａでは、内側パネル１９０しか見えず、外側パネル１９２は、概ね同一であり、図２ａの断面５−５における断面図である図５のようないくつかの断面図に示されている。

前方の膨張可能な領域１５０の領域２００、２０２、２０４、２０６のような、内側および外側パネル１９０、１９２のある領域は、内側および外側のパネルタッチを有するかあるいは（エアバッグを形成するのに使用される技術に応じて）同一空間内を延びるように、または一体的に、または共通的に連結されて内部テザーとして働くように構成されている。共通的に連結された領域２００〜２０６はそれぞれ、一般にショルダまたはベース２１０と、ネック２１２と、ヘッド２１４とを有している。領域２００、２０４の構成は、ネックとヘッドが概ね同じ大きさであり、かつこれらの領域２００、２０４が、領域２００、２０４の近くでエアバッグの周囲を通って延びる点線２０５に垂直に配置されているので、ほとんど同様である。領域２０２は、領域２００、２０４とほとんど同様であり、すなわち、領域２０２も、対応するヘッド２１４よりもかなり狭いネックを有している。しかし、領域２０２は、参照番号２２０によって示されているエアバッグの局所周囲に対して傾斜角Ａに向けられている。図では、領域２０２は、ガス分散チューブ１２０内の開口部１２８に最も近く、矢印１２５によって概略的に示されている膨張ガスの比較的高速の流れにぶつかる。領域２０２が斜めに向けられているため、エアバッグ膨張中にエアバッグの互いに隣接する部分における応力蓄積が少なくなる。

これらの相互に連結された領域２００、２０２、２０４などをエアバッグに導入する理由は、これらの領域が、エアバッグの膨張可能容量を減らし、かつエアバッグが急速に膨張する際にエアバッグを形成する材料の内側で発生する圧力を選択的に低下させる働きをすることである。領域２０６は、ショルダ、ネック、およびヘッド部を有するという点で他の領域２００〜２０４と同様であるが、ネックの幅はヘッドの幅と概ね同じである。この構成は緩衝容積を減らし、同時に、膨張したエアバッグの正面下部で乗員の頭部を適切に保護する。

エアバッグは、図６および７にさらに詳細に示されている複数のタブ２６０を有している。各タブは、複数の材料層２６２、通常、織物の４つの部材またはパネルによって形成されている。織物材料の部材またはパネルである層は、互いに積み重ねられ、その後すべての層が同時にレーザ切断される。レーザ切断は、各部材の周囲を溶融させ、本質的に、各層を一体として連結する周囲溶接部２６４を形成する。結果として得られる構成は、強度が高められたタブ２６０である。タブの内側にレーザまたはダイ切断によって取付け開口部２６６が形成される。タブの下縁部２６８は、エアバッグの頂部１８２に、１本または２本以上のステッチライン２７０で縫い付けられる。エアバッグ１０２がカバリング１０２ａ内に嵌め込まれた後、各タブ２６０がスリット１０２ｂを通してカバリングから引き出される。

図１では、従来技術のカーテンの中央部が、本発明のＢピラーを横切って延びている。通常、このＢピラーは、シートベルトシステム（不図示）のＤリングと呼ばれる固定点も支持する。さらに、様々なプラスチック製の装飾部品（不図示）が、Ｂピラーを形成する金属下部構造に取り付けられている。エアバッグモジュール内には、分岐構造を有することが望ましい。この分岐構造は、エアバッグが膨張するときにエアバッグを、Ｄリングや装飾部品のようなＢピラー上にまたはＢピラーによって形成されるあらゆる考えられる障害物から引き離させるデフレクタまたは斜面として働く。本発明は、図８〜１１に示されている新規の改良された保持・斜面機構を利用する。

図８〜１１は、本発明によるＢピラー斜面またはデフレクタ２３０の詳細を示している。デフレクタ２３０は概ねＵ字形であり、外壁２３２や内壁２３４のような可とう性の壁を有している。各壁は、開口部２３２ａ、２３４ａと、２枚の互いに平行な壁によって形成された二重のまたは補強された底部２３３とを有している。デフレクタは通常、押出し成形されたプラスチックで作られ、デフレクタ２３０に所望の可とう性を与えている。個々の各デフレクタ２３０は、より長い押出し成形された構成部材または部品から打ち抜くかまたは切り出される。側面または外壁２３２は、固定開口部２３６を有する端部２３５で終わっている。側面または内壁２３４も、エアバッグカバリング１０２ａから開口部２３４ａを通って延びている固定部材１０７ａを介してルーフレールに取り付けられている。側面２３４は、他の取付け開口部２４４（端部２３５に面する）がある端部２４２で終わる、概ね水平に形成されたショルダ２４０を有している。

端部２３５、２４２間に１つのタブ２６０が配置されている。図２、８、および１１は、デフレクタ２３０を、端部２３５、２４２がそれぞれ位置合わせされたその取付けられた形態で示している。取付けボルト１０７ｂが開口部２３４ａ、２３６を通って延びている。図９で、エアバッグの１つのタブ２６０ａは、端部２３５、２４２の間を通って延びており、ボルト１０７ｂは、両端部およびタブ２６０ａの取付け開口部を通って延びている。デフレクタはさらに、開口部２５８がもっている下部取付けアーム２５６を、底部２３３の下方に有している。下部取付けアーム２５６は、他の固定部材（不図示）を開口部２５８に挿入することによって、Ｂピラー（またはルーフレールの下部）に固定されている。

デフレクタは、上辺２５２が底面を形成し、さらに、側面２３２、２３４と組み合わされて、エアバッグを受け入れるキャビティまたはチャンバ２５３も形成する、４つの辺を持つ多角形の断面を有するチューブ２３３ａとして形成された二重底部２３３を有している。残りの辺２５４ａ、ｂ、ｃは、上辺２５２と協働してチューブ２３３ａを形成し、この部分の剛性を高めている。

上記の構成は、デフレクタの下部が、エアバッグの膨張中に損傷を受けずにいるのを可能にし、裂け目が破れた後にデフレクタの辺２３４を回転させるためのヒンジを（側面２３４と底部の上辺２５２の交差部に）形成する縁部２５５をもたらす。この縁部は、デフレクタの内側に配置され、膨張するエアバッグが、ＢピラーまたはＢピラートリム３２ａから離れる方向に向くのを助ける。

エアバッグは、開くと、膨張してデフレクタの壁２３４を外側に、矢印２３７で示される方向へ移動させる。デフレクタ２３０は裂け目２４４ａに沿って裂かれる。斜面２３０が下向きに回転した後、斜面２３０は、Ｂピラーの装飾と、膨張するエアバッグとの間に配置される。デフレクタ２３０は基本的に、斜面として動作し、エアバッグが完全に延びるのを妨げるか、またはたとえば、エアバッグとこれらの障害物とのこすり摩擦によってエアバッグの膨張を減速させる恐れのあるＢピラー上の障害物から離れる方向に、膨張するエアバッグを付勢するかまたは向ける。円筒形のケーシングまたはカバリング１０２ａ内に納められた、折り畳まれたエアバッグ１０２もまた図９に示されていることに留意されたい。

好ましい実施形態では、エアバッグ１０２は、ジャカードヘッドおよび製織プロセスを利用して、非膨張領域と、共通的に連結された領域とを一体的に形成するのと同様に、パネル１９０、１９２とエアバッグの周囲縁部とを一体的に形成することによって織られる。あるいは、エアバッグは、ほぼ同一の２枚の織物を重ね合わせて、縫い付けて、周囲・ネック領域、非膨張領域およびネック領域１１０、ならびに共通的に連結された領域２００〜２０６を形成することによって製造することができる。あるいは、当技術分野で公知のように、中央の周りに折り畳まれ、すべてではないにしても大部分の共通の辺に沿って縫い付けられた、１枚の大きな織物からエアバッグを製造することができる。この構成では、より大きいパネルの折り畳まれた部分は、別個のパネルを織るかまたは縫う必要なしにエアバッグの下縁部を形成する。

各固定部材１０７ｂは、各タブ２６０をルーフレールにぴったりと取り付けるのを助け、各タブ２６０が回転するのを防止する回転防止部材４００（図１１および１２に示されている）内に受け入れられる。回転防止部材４００は、固定部材１０７ｂ用の開口部４０３を有する小さいプレート４０２を含んでいる。突起またはフック４０４は、車両のルーフレール２２に沿って形成された受入れ長穴２２ａに押し込まれる。各フックは対応するタブ２６０の細長い穴２７２を通って延びている。各部材４００は、それぞれのタブ２６０に揃えられ、固定部材１０２ｂはタブ２６０を通して挿入される。固定部材１０２ｂとフック４０４の結合によってエアバッグタブ２６０が所定の位置に維持される。

従来技術のカーテンエアバッグモジュールを示す図である。 本発明によるカーテンエアバッグモジュールを示す図である。 膨張された形態のエアバッグを示す図である。 エアバッグのネックの構成を示す図である。 エアバッグのネックおよびネック補強部の構成を示す図である。 図２の断面５−５における断面図である。 連結または取付けタブの詳細を示す図である。 連結または取付けタブの詳細を示す図である。 Ｂピラー斜面またはデフレクタの等角図である。 Ｂピラー斜面またはデフレクタの側面図である。 Ｂピラー斜面またはデフレクタの正面図である。 Ｂピラー斜面の断面図である。 エアバッグタブと一緒に使用される回転防止部材を示す図である。 車両の長穴の近くに配置されたタブの細長い穴から離れた位置に位置する回転防止部材を示す分解図である。

Claims (10)

1. 少なくとも１つの膨張可能な領域（１５０、１５２）を有するエアバッグ（１０２）と、
   前記エアバッグ（１０２）の前記膨張可能な領域（１５０、１５２）の近くに配置され、膨張ガスを受け入れるようになっている端部（１２２）を有するガス分散チューブ（１２０）であって、前記膨張可能な領域（１５０、１５２）に膨張ガスを供給する少なくとも１組の開口部を、それぞれの前記膨張可能な領域（１５０、１５２）の近くに有し、前記エアバッグ（１０２）は、複数の内部テザー（２００、２０２、２０４、２０６）を有し、該内部テザー（２００、２０２、２０４、２０６）の少なくとも１つは、前記ガス分散チューブ（１２０）に対して傾斜角（Ａ）で配置されているガス分散チューブ（１２０）とを備え、
   前記エアバッグ（１０２）のネック部（１１０）が、連結チューブ（１０９）を介してインフレータ（１０４）と連通するように構成され、前記エアバッグ（１０２）は、前記エアバッグ（１０２）の前記ネック部（１１０）の周りに配置された補強パネル（３１０）をさらに有している、車両用のカーテンエアバッグモジュール（１００）。
2. 前記エアバッグ（１０２）は、一体的に織られた単体構造体であり、
   前記内部テザー（２００、２０２、２０４、２０６）は、前記一体的に織られた構造の一部である、請求項１に記載のカーテンエアバッグモジュール（１００）。
3. 複数の前記膨張可能な領域（１５０、１５２）間に配置された膨張不能な領域（１６０）を有し、
   前記膨張不能な領域（１６０）は、前記エアバッグ（１０２）の下縁部および上縁部（１８０、１８２）から離れた位置に配置されている、請求項１に記載のカーテンエアバッグモジュール（１００）。
4. 前記膨張不能な領域（１６０）は２つの下降突出部を有し、
   前記各下降突出部の下端部（１７４、１７６）が、前記下縁部および互いに対して非対称的に配置されている、請求項３に記載のカーテンエアバッグモジュール（１００）。
5. 前記膨張不能な領域（１６０）と隣接し、複数の前記膨張可能な領域（１５０、１５２）を互いに連結する膨張可能な上部および下部通路（１５１、１５２）を有している、請求項３に記載のカーテンエアバッグモジュール（１００）。
6. 前記エアバッグ（１０２）の頂部から延びる複数のタブ（２６０）を有し、
   前記各タブ（２６０）が、それに対応する開口部を通して前記補強パネル（３１０）内に挿入可能である、請求項１に記載のカーテンエアバッグモジュール（１００）。
7. 前記タブのスリットを通して延びることができ、前記車両の開口部を通して延びることができる湾曲した側面をもつ回転防止部材（４００）を有している、請求項６に記載のカーテンエアバッグモジュール（１００）。
8. 取付け固定部材が、前記各タブ（２６０）および前記回転防止部材（４００）を通して延びている、請求項７に記載のカーテンエアバッグモジュール（１００）。
9. 車両のピラー上に取付け可能なＵ字形のデフレクタ（２３０）を有している、請求項１に記載のカーテンエアバッグモジュール（１００）。
10. 前記デフレクタ（２３０）は、プラスチックの押出し成形品である、請求項９に記載のカーテンエアバッグモジュール（１００）。

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