JP2008505791A - 電子式パーキングブレーキの制御方法 - Google Patents

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Abstract

電子式パーキングブレーキの制御方法。電子式駐車ブレーキ装置の制御ないし調整方法、並びに電子式駐車ブレーキ装置が開示される。ここでは駐車ブレーキ装置の引きつけ過程の開始時に、力−位置割り当て(61)が行われる。この力−位置値(61)に基づいて、駐車ブレーキ装置の機能および/または安全性に関する妥当化が行われる。

Description

本発明は、パーキングブレーキの引きつけ時に力制御を行う電子式パーキングブレーキの制御方法に関する。
本発明はまた、力制御の枠内で引きつけ可能な電子式パーキングブレーキにも関する。
電子式駐車ブレーキ装置は、電子式パーキングブレーキ、または電動式パーキングブレーキまたは自動パーキングブレーキという名称でも知られており、自動車において純粋に機械的な手動式ブレーキに換わってますます使用されるようになってきている。電子式駐車ブレーキ装置を使用すると、車室内に設けられる大抵は比較的大きい操作レバーが省略される。このことにより、車室の形状の自由度が格段に大きくなる。さらにこのような装置では、操作快適性が高くなる。というのも、操作者はブレーキをかけるかまたは解除するのに大きな力を使う必要がなく、また、たとえば坂道での発進または駐車後に行われる最初の発進時でのブレーキ解除等の種々の機能を、電子的にひいては自動的に行うことができるからである。しかし、電子式駐車ブレーキ装置の前記の有利な特徴は、純粋に機械的な手動式ブレーキに匹敵するかまたはさらに良好である安全性を欠いてはならない。
このようなパーキングブレーキがたとえば電動モータトランスミッションユニットによって制御されるかまたは場合によっては調整される場合には(ここでは、文献全体におけるように、制御という概念は調整も含むことができるかないしは含むべきである)、通常、トランスミッション装置の位置とパーキングブレーキにかけられる力との間に不一致が生じる。このことは、制動系および力伝達装置の物理的特性に起因し、とりわけヒステリシス作用を引き起こす。ここでは力伝達装置という概念は、アクチュエータ、すなわちブレーキに力を伝達するすべての部品、およびアクチュエータの力が作用する構成部分を含むこととする。このように、トランスミッション位置と制動力との間で一義的な対応付けを良好に行うことはできないので、制御は通常、トランスミッション位置またはモータ位置のみを使用して行われることはない。択一的に、力伝達装置において力測定を行うことによって電子式駐車ブレーキ装置の制御を行うことができる。しかし、ブレーキの力伝達装置に加わる力を使用して行われる排他的な制御または調整は、安全技術上の理由から適切でない。というのも、力伝達装置におけるエラーと、上記のヒステリシス作用とを考慮しなければならないからである。これらの理由から、電子式駐車ブレーキ装置では通常、力制御と距離制御が組み合わされて使用される。
従来技術によれば、パーキングブレーキの作動は以下のように行われる。スタート位置から出発してパーキングブレーキが引っ張られる。所定の距離内で、力伝達装置に印加される力は所定の値に達するか、またはこれを上回らなければならない。ここでは進むべき距離に対して固定の許容最小限界および許容最大限界が適用される。前記のヒステリシス作用の他に、パーキングブレーキは通常、老化および疲労現象を示し、従って力−距離関係は引きつけ−解除過程の経過中だけでなく、パーキングブレーキの動作時間の経過でも変化するから、最小限界と最大限界との間の領域を比較的大きく選択しなければならない。そうでないと、パーキングブレーキを不所望なことには頻繁に後調整することが必要となり、このことは車両の全寿命にわたるメンテナンスフリー機能に反するものとなる。その結果、パーキングブレーキの距離−力特性に、緩慢な老化とは異なり、突然の変化または一時的な変化が発生する。しかしこの変化は比較的広い許容領域内にあるので識別することができない。しかしまさにこの突然で急速な変化が安全性に重要である。
本発明の基礎となる課題は、従来技術の欠点を解消し、とりわけ、パーキングブレーキの安全性に重要な変化がより良好に識別される電子式パーキングブレーキの制御方法ないしは電子式パーキングブレーキを提供することである。
本発明によればこの課題は、独立請求項に記載の特徴により解決される。
従属請求項に、本発明の有利な実施形態および発展形態が記載されている。
本発明は、上位概念記載の方法において、パーキングブレーキを引きつけるときに力測定を行い、測定された力に依存して少なくとも1つの第1位置、およびひいては少なくとも1つの力−位置対応関係を検出し、第1位置を所定の位置と力−位置対応関係を、妥当化する目的のために比較することに基づく。パーキングブレーキの引きつけ時に検出され、所定の力に割り当てられた位置を用いることによって、この位置を力に割り当てられた所定の位置と比較することができる。このようにして、パーキングブレーキの引きつけ時に検出された力−位置−値ペアの妥当性を検査することができ、これにより引きつけ過程ないしはパーキングブレーキの動作の比較的に高い安全性が達成される。所定の位置は例えば計算結果または経験値とすることができ、または別の条件の下で、または別の時点で測定することもできる。第1位置における力−位置対応関係の妥当性は、所定の位置で検出された値ペアから顕著に偏差しているか否かについて検査することにより検査できる。このことはさらに値を、安全性に関連して考察する際に考慮することができる。このようにして一時的に発生するエラー(このエラーは従来技術によるパーキングブレーキでは相互に比較的に広い公差限界内にある)を検知し、通報し、またはいずれかの形態で考慮することができる。全体としてこの方法により、エラーを早期に識別し、正確に同定することができる。このことは、動作確実性および信頼性をパーキングブレーキの全寿命にわたって向上させる。位置値および力値の検出は、位置測定および力測定により直接行うことができる。択一的にまたは付加的に、アクチュエータの速度および/または力伝達装置に印加される力の勾配を利用することができる。
本発明の方法の有利な実施形態では、第1位置で、パーキングブレーキが引かれた状態に相応する力が存在することができる。従ってパーキングブレーキの引きつけ時に力測定を、パーキングブレーキの引きつけられた状態に相応する力が力伝達装置に印加されているか否かの観点で行うことができる。ここで検出された位置は、パーキングブレーキが「引かれた」として検出された状態の妥当化を可能にする位置と比較される。比較結果に関しての安全性考察に従い、適用される安全性基準に応じてシステムの状態を「引かれた」または「引かれていない」にセットすることができる。
本発明の別の有利な実施形態によれば、パーキングブレーキの引きつけ時に複数の力−位置対応関係を検出することによって、力−位置特性曲線の少なくとも一部が記録される。パーキングブレーキの引きつけ時に複数の力−位置対応関係が検出されるなら、パーキングブレーキの引きつけ時の目下の特性を力−位置特性曲線の形態で記録することができる。この特性曲線は、パーキングブレーキの引きつけの所定の関連区間を代表することができる。しかし択一的にまたは付加的に、複数の区間または力−位置特性曲線全体をパーキングブレーキの引きつけ時に記録することもできる。これにより、検出された力−位置対応関係の妥当化手段を格段に改善することができる。なぜなら比較を個々の力−位置値ペアに基づくのではなく、力−位置特性曲線の重要部分に基づいて行うことができるからである。さらに安全性関連検査が改善される。なぜならさらに順次隣接する領域から比較的多数の値を利用することができるからである。このことは一方では存在する測定誤差を低減し、他方では第1位置の環境から発生する測定値によって、速度に関連する評価および/または力勾配を指向する評価を可能または容易にする。
さらに本発明の方法は、所定の位置が、パーキングブレーキが引かれた状態に対して典型的な位置であることによって有利に改善される。第1位置ないしは力−位置特性曲線の一部または全体と、パーキングブレーキが引かれた状態に対して典型的である所定の位置との比較は、パーキングブレーキの目下の状態を表す力−位置対応関係の特に有利な妥当化である。典型的な位置値は、工場で予め規定された固定値とすることができる。しかしこの位置値は計算によって他の方法で検出されたシステムデータから得ることもでき、または両方の手段の組み合わせによって得ることもできる。この典型値によって妥当化を、他の方法で検出されたデータまたは計算されたデータに基づいて行うことができ、これは重要な安全性関連検査でもある。
同様に有利な実施形態では、所定の位置を第1位置の検出の枠内で先行の引きつけ過程時に検出しておくことができる。この形式の妥当化は、第1位置で検出された力−位置対応関係と典型値との比較を補充ないしは置換する。先行の引きつけ過程時に検出された力−位置対応関係と比較することにより、とりわけ所定の時点で発生する僅かな、しかしそれでもなお安全性に重要な偏差を識別し、場合によりエラーとして通報することができる。特に老化過程または疲労現象を、複数の引きつけ過程にわたる時間的特性経過に基づいて識別し、考慮することができる。
さらに本発明の方法は、第1位置が、所定の領域からの位置と比較されるように有利に構成することができる。このようにして前記の特徴と関連し、パーキングブレーキの引きつけ時にその時に記録された力−位置特性曲線を、例えば工場で規定され、典型的として設定された特性曲線と、または先行の引きつけ過程時に検出された特性曲線と比較することができる。これにより、検出された測定値を十分に包括的に妥当化することができ、同時にパーキングブレーキの瞬時の機能性および過去の機能性を広範に安全技術的に分析することができる。これにより目下の検出された値、過去の記憶された値、および/または固定的に登録された値に基づいて、パーキングブレーキの機能性および安全性を自動車の全寿命にわたって追跡し、保証することができる。
本発明は、上位概念記載の装置において、パーキングブレーキを引きつけるときに力測定を行い、測定された力に依存して少なくとも1つの第1位置、およびひいては少なくとも1つの力−位置対応関係を検出し、第1位置を所定の位置と、力−位置対応関係を妥当化するために比較することに基づく。このような構成により、本発明による方法の利点および特徴が装置の枠内でも実現される。このことは、本発明による装置の下記の特に有利な実施形態にも当てはまる。
本発明の装置の有利な実施形態では、第1位置で、パーキングブレーキが引かれた状態に相応する力が存在する。
本発明の同様に有利な実施形態によれば、パーキングブレーキの引きつけ時に複数の力−位置対応関係を検出することによって、力−位置特性曲線の少なくとも一部が記録される。
本発明の装置は、所定の位置が、パーキングブレーキが引かれた状態に対して典型的な位置であることによって有利に改善される。
さらに有利な実施形態では、所定の位置を第1位置の検出の枠内で先行の引きつけ過程時に検出しておくことができる。
さらに本発明の装置は、第1位置が、所定の領域からの位置と比較されるようにして有利に構成することができる。
本発明はさらに、本発明の装置を備えるフットブレーキ、並びに本発明の電子式パーキングブレーキを備える自動車に関する。
本発明は、電子式パーキングブレーキの引きつけ過程中に力−位置対応関係を検出することによって、検出された測定値の妥当化を行うことができるという技術思想に基づく。とりわけ複数の力−位置対応関係を記録し、これらを規定された典型的値ペア、または先行の引きつけ過程時に検出された値ペアと比較することによって、信頼性のある妥当化が達成され、システムの安全性検査も格段に改善される。
ここで本発明を、添付図面を参照して有利な実施形態に基づいて説明する。
図1は、パーキングブレーキの本発明による第1引きつけ過程を説明するためのフローチャートである。
図2は、パーキングブレーキの解除過程を説明するためのフローチャートである。
図3aから3bは、パーキングブレーキの本発明による較正過程を説明するためのフローチャートである。
図4は、パーキングブレーキの本発明による第2引きつけ過程を説明するためのフローチャートである。
図5は、パーキングブレーキの本発明による第2較正過程を説明するためのフローチャートである。
図6aから6cは、異なる状態にある本発明による装置を説明するための機能ブロック図である。
図7は、本発明の第2装置を説明するための機能ブロック図である。
図8は、力‐位置線図である。
図1は、パーキングブレーキの本発明による第1引きつけ過程を説明するためのフローチャートである。本発明による方法はステップS01で開始する。このステップでは、駐車ブレーキ装置の電子的制御部ないしは電子的調整部が、「パーキングブレーキ引きつけ」命令の実行を開始する。その次に、その時点で力伝達装置に加わる力の検査が行われる。このことは、判定S02に示されている。この力がいわゆる基準力(「FR=force reference」)より小さい場合、アクチュエータを引きつけ方向に動かす(ステップS03)。力伝達装置に加わる力が値FRに到達するかまたは上回ると直ちに(判定S04)、その時点の力値が典型的な領域内にあるか否か、および先行のサイクルによって決定された力投入ポイント(KEP)によって規定される領域内にあるか否かを検査する(判定S05)。この妥当性検査が否定である場合、ここでは引きつけ過程をエラー通知(ステップS06)によって終了し、および/または、エラーを通知することができる。検査結果が肯定である場合には、本方法はステップS07に進む。ここでは、その時点のアクチュエータ位置を新たな力投入ポイント(KEP)として記憶する。このステップの後、本方法は次に判定S08を実行する。この判定でも、その時点で印加される力の検査を行う。この検査はまた、力伝達装置に印加される力の検査時に判定S02でFRより大きい値が検出され、ステップS09で、ステップS03と同様にアクチュエータの引きつけ方向の運動が初期化された場合にも行われる。判定S08で、印加される力が第2限界値、すなわち目標引きつけ力(TFA=target force apply」)を上回るかまたは第2限界値に達した場合、ステップS10で、その時点のアクチュエータ位置が一時的な力遮断ポイントとして記録される。そうでない場合には、その時点のアクチュエータ位置が最大値に関して検査される(判定S11)。この最大値を超えない場合、本方法は判定S08に進み、超える場合には、本方法はステップS12でのエラー通知によって終了する。力遮断ポイントの記録によって判定S13では、値KAPが典型的な領域および/または先行のサイクルによって規定された領域内にあるか否かが検査される。結果が否定である場合、本方法はステップS14でのエラー通知を以て終了し、そうでない場合には、前記の一時的な力遮断ポイントを新たに使用すべき力遮断ポイントKAPとして記憶する(ステップS15)。この時点で駐車ブレーキ装置は、ロック状態ないしは引きつけ状態にある(ステップS16)。
図2は、パーキングブレーキの解除過程を説明するためのフローチャートである。図2に示されているように、制御部ないしは調整部がドライバの要望を許可するか、または自動的機能によって「パーキングブレーキ解除」命令がトリガされると、アクチュエータ位置の制御ないしは検査が行われる。この「パーキングブレーキ解除」命令は、ステップS17に示されている。判定S18で示されているように、アクチュエータ位置がKEPに達したか否かに関して比較される。KEPに達していない場合、ステップS19でアクチュエータは引きつけ方向とは逆の方向に、すなわち解除方向に運動を開始する。この運動は、判定S20においてその時点のアクチュエータ位置の検査時に、KEPに達したことが判定されるまで続行される。この場合、アクチュエータの運動はS21で解除方向に続行される。しかしここでは、絶対的位置にまで進むのではなく、アクチュエータはKEPに対して解除位置距離(「RPT=release position travel」)だけ移動する。ここでは、ステップS18ですでにKEPに達していることが検出された場合でも、本方法は実行される。RPTの距離を進んだ後、判定S22に示されているように、力伝達装置に印加される力が再び検出される。この力が目標解除力(「TFR=target force release」)いわゆる限界値を下回り、典型的な領域内にある場合、ステップS23で本方法を終了する。そうでない場合、アクチュエータ位置が最大値に達したか否かを検査する(判定S24)。達していない場合、アクチュエータは解除方向に、さらなる付加的なステップだけ運動し(ステップS25)、ステップS22で、印加される力が新たに検査される。達している場合、本方法はステップS26でのエラー通知を以て終了する。本方法は、余剰力が限界値TFRを下回るか、または最大解除距離の移動が完了するまで、ステップS22、S24およびS25を繰り返し行う。すなわち、アクチュエータは解除方向に運動し、そこで印加される力と限界値TFRとが比較される。これをもって、本方法を終了する。
図3aから3bは、パーキングブレーキの本発明による較正過程を説明するためのフローチャートである。さらに、本発明による方法は較正を実行することもできる。そのために、本方法は図3のステップS30で較正動作を開始する。ここではまず、アクチュエータが解除方向に移動する(ステップS31)。それと同時に判定S32で、アクチュエータがゼロ位置ないしは較正マークに達したか否かを検出する。達していない場合、最大移動距離を超えていれば(判定S33)、本方法をステップS34でエラー通知を以て終了する。超えていなければ、本方法は判定S32を継続する。較正マークないしはゼロ位置に達した場合、ステップS35でアクチュエータのその時点の位置をゼロ位置として記憶する。次に本方法は、前に図1で説明したステップS03からS08と、S11、S12に相応するステップを実行する。それゆえ、これらのステップを改めて説明しない。ここでは、ステップS05、S06およびS12を相応に適合すべきであるから、S05′、S06′およびS12′により示す。図3bに示すように、判定S08でTFAの力が力伝達装置に加わることが識別されると、ステップS36でその時点の位置が力遮断ポイント(KAP)として記憶される。さらに判定S37で、KAP値が典型的な領域内および/または先行のサイクルによって規定された領域内にあるか否かを検査する。領域内にない場合、本方法をステップS38でエラー通知を以て終了する。領域内にある場合、本方法はステップS39に進み、アクチュエータは計算された解除位置まで運動する。次に、力伝達装置に印加される力の検査が行われる(判定S40)。この力が典型的な領域内にない場合、本方法はステップS41でエラー通知を以て終了する。それ以外の場合、システムはS42で較正された状態となる。
このようにしてポイントKEPおよびKAPに対して絶対的位置が決定され、この絶対的位置はとりわけ後続の引きつけ過程で検出される値の妥当性検査に使用される。
図4は、パーキングブレーキの本発明による第2引きつけ過程を説明するためのフローチャートである。本発明による方法はステップS01で開始する。このステップでは、駐車ブレーキ装置の電子的制御部ないしは電子的調整部が、「パーキングブレーキ引きつけ」命令の実行を開始する。このために判定S51に示されているように、その時点で力伝達装置に印加される力の検査が行われる。この力が目標引きつけ力(「TFA=Target Force Apply」)より小さい場合、アクチュエータは引きつけ方向に移動する(ステップS52)。これに対してその時点で印加される力が目標引きつけ力よい大きいかまたは等しければ、判定S53で、その時点で印加される力が目標引きつけ力TFAと等しいか否かが検査される。等しい場合には、ホン方法はステップS54で終了する。等しくなければ、ステップS55でエラー通知が形成され、本方法は同様にステップS54で終了する。ステップS55でのエラー通知の形成はオプションとして省略することができる。ステップS52の後、ステップS56では複数のパラメータを監視することができる。個別に、同時に、または任意の組み合わせで、その時点の位置で印加される力、その時点の位置に存在する力勾配、および/またはアクチュエータの速度を検出することができる。
検出された測定値の妥当性に依存して、アクチュエータの引きつけ過程がS57で続行されるか、または妥当性が存在しない場合には判定S58で、妥当性が存在しない原因となる問題を同定することが試みられる。この問題が既知であれば、目下の問題の原因となる過程が補正可能であるか否かが検査される(判定S59)。補正可能であれば、ステップS60で目下の過程が変更され、問題を除去し、本方法はステップS56へ進む。これに対して判定S59で、この過程が補正不能であることが検出されるか、または判定S58で問題が既知でないことが検出されると、パーキングブレーキは安全な状態にもたらされ(ステップS61)、引きつけ過程は(オプションとしてエラー通知を以て)ステップS62で終了する。判定S56で開始される妥当性検査は、引きつけ過程の純粋な機能に対してはオプションとして省略することもできる。
判定S57で、その時点で印加される力が目標引きつけ力TFAに相当することが判明すると、その時点の位置が一時的力遮断ポイントKAPとして記録される(ステップS63)。目標引きつけ力にまだ達していなければ、判定S64で、目下の位置が最大許容領域外にあるか否かが検査される。最大許容領域外になければ、本方法は判定S56で続行される。最大許容領域外にあれば、ステップS65でエラー通知が形成され、本方法はステップS66で終了する。ステップS63に続く判定S67では、一時的力遮断ポイントが規定された典型的な領域内にあるか否か、および/または先行の力遮断ポイントによって規定された領域内にあるか否かが検査される。そのような領域内になければ、オプションとしてステップS68でエラー通知が形成され、本方法はステップS69で終了する。オプションとしてここで引きつけ過程を終了し、パーキングブレーキが「引きつけられている」とみなすこともできる。判定S67での一時的力遮断ポイントの検査結果が肯定の場合、ステップS70で一時的力遮断ポイントは新たに使用される力遮断ポイントKAPとして設定される。この時点で駐車ブレーキ装置は、ロック状態ないしは引きつけ状態にある(ステップS71)。
図5は、パーキングブレーキの本発明による第2較正過程を説明するためのフローチャートである。構成過程はステップS80でスタートする。ここではまず、アクチュエータが解除方向に移動する(ステップS81)。それと同時に判定S82で、アクチュエータがゼロ位置ないしは較正マークに達したか否かを検出する。達していない場合、最大移動距離を超えていれば(判定S83)、本方法をステップS84でエラー通知を以て終了する。超えていなければ、本方法は判定S82を継続する。較正マークないしはゼロ位置に達している場合、ステップS85でアクチュエータのその時点の位置をゼロ位置として記憶する。その後、ステップS86でアクチュエータの引きつけ過程が開始される。判定S87では、目標引きつけ力TFAがアクチュエータで達成されているか否かが検査される。達成されていない場合、判定S88で、アクチュエータの位置に対する最大領域を超えていないことが判明すると引きつけ過程はさらに続行される。これに対してアクチュエータ位置に対する最大領域を超えていれば、ステップS89で構成過程はエラー通知を以て終了する。判定S87で、目標引きつけ力がアクチュエータで達成されていることが判明すると、その時点の位置が力遮断ポイントKAPとして設定される(ステップS90)。これに基づき判定S91で、この力遮断ポイントKAPが典型的な領域内にあるか否かが検査される。検査結果が否定の場合、較正過程はエラー通知を以てステップS92で終了する。力遮断ポイントKAPが典型的な領域内にあれば、解除過程をステップS92で開始することができる。ここではブレーキが解除ポイントRP(RP=Release Point)まで開放される。判定S93では付加的に、解除ポイントでアクチュエータに印加される力が典型的な領域内にあるか否かが検査される。典型的な領域内になければ、較正過程はエラー通知を以てステップS94で終了する。ステップS92からS94はオプションとして省略することもできる。解除ポイント(判定S93)ないしは力遮断ポイント(判定S91)でアクチュエータに印加される力の検査結果が肯定の場合、システムはステップS95で較正状態にある。
図6aから6bは、異なる状態にある本発明による装置を説明するための機能ブロック図である。ここに図示された実施形態は、従来技術から公知の電子的構成要素と、機械的構成要素と、場合によって設けられる流体力学的構成要素の他に、電子制御ユニット(ECU)12と、力伝達装置14と、距離センサ16と、力センサ18とを備えている。前記公知の電子的構成要素と、機械的構成要素と、流体力学的構成要素とは、ここでは制動装置10の概念にまとめられている。ここではすでに上記の部分で説明したように、力伝達装置という概念は、アクチュエータ、ブレーキに力を伝達するすべての部品、アクチュエータの力が作用する構成部分を含むこととする。力センサ18は任意の適切な位置で、この力伝達装置14内部にも外部にも、場合によっては制動装置10にも取り付けることができる。電子制御ユニット12は信号伝送線路20を介して力伝達装置14に接続されており、力伝達装置14は制動装置10と機械的に作用結合されている。距離センサ16は、力伝達装置14から供給された位置信号を捕捉し、該位置信号を位置情報22として、電子制御ユニット12へ伝送する。これと同様に力センサ18は、その時点で力伝達装置または制動装置に加わる力に相応する測定信号24を生成し、これも電子制御ユニット12へ送出する。距離センサ16にも力センサ18にも記号表示部26ないしは28が設けられており、これらの記号表示部26ないしは28は選択された種々の信号を表す。距離センサ16では信号KAP,KEPおよびRPTが表示され、力センサ18の表示部28は信号FR,TFAおよびTFRを表示する。図2a,2bおよび2cに示された実施形態の構成部分ひいては参照記号も同一であり、これら構成部分が異なるのは、センサ16および18によって供給される信号20および22のみである。この相違点は、アクチュエータ位置が異なること、ひいてはパーキングブレーキの状態が異なることに相応する。
図6aでは、電子的制御部12は力伝達装置14のアクチュエータへ、引きつけ方向に移動せよとの命令を発する。すなわち、パーキングブレーキは引きつけられる。図示されているこの時点の状態では、力伝達装置14に基準力FRが印加される。これに相応して距離センサ16は、力投入ポイント(KEP)を表す信号22を電子制御ユニット12へ送出し、該電子制御ユニット12はこの距離値を、妥当性検査が成功裏に実行された場合には記録する。図6bでは、ブレーキがロックされた状態に相応する位置に達する。ここでは、力伝達装置14にいわゆる目標引きつけ力(TFA)が印加され、この目標引きつけ力(TFA)の絶対値は力センサ18によって、信号24として電子制御ユニット12へ伝送される。次に、この目標引きつけ力の絶対値は距離センサ16によって、その時点のアクチュエータ位置と相関付けされる。このために電子制御ユニット12は距離信号22をまず一時的な力遮断ポイントとして記憶し、この一時的な力遮断ポイントを妥当性検査の枠内で、典型的な値領域および/または先行のサイクルによって規定された値領域と比較し、検査が成功した場合には、この一時的な力遮断ポイントを新たに使用すべき力遮断ポイント(KAP)として記憶する。
図6cは、電子式駐車ブレーキ装置がパーキングブレーキの解除時にとる状態を示している。ここではまず、力伝達装置14のアクチュエータが電子制御ユニット12の信号20によって、力投入ポイント(KEP)に達するまで再び移動する。これは、図2aに示された状態に相応する。KEPに達した後、力伝達装置14のアクチュエータはここからさらに、解除方向に解除位置距離RPTだけ移動する。これに相応して、距離センサ16は信号22により、RPTに達したことを示す。電子制御ユニット12はこの信号22を受け取ると、力センサ18から供給された力信号24を目標解除力(TFR)である限界値と比較する。この時点で、力伝達装置14のアクチュエータに実際に目標開放力TFRが加わっているので、図6cに示された状態は、パーキングブレーキが解除された状態を示す。
図7は、本発明の第2装置を説明するための機能ブロック図である。ここに図示された実施形態は、図6a−6cに示した実施形態と同様に従来技術から公知の電子的構成要素と、機械的構成要素と、場合によって設けられる流体力学的構成要素の他に、電子制御ユニット(ECU)42と、力伝達装置(KUV)44と、位置センサ(POS)46と、力センサ(HS)18とを備えている。前記公知の電子的構成要素と、機械的構成要素と、流体力学的構成要素とは、ここでは制動装置(BV)40の概念にまとめられている。この関連から、すでに上で説明したように、力伝達装置という概念は、アクチュエータ、ブレーキに力を伝達するすべての部品、アクチュエータの力が作用する構成部分を含むこととする。力センサ48は任意の適切な位置で、この力伝達装置44内部にも外部にも、場合によっては制動装置40にも取り付けることができる。電子制御ユニット42は信号線路50を介して力伝達装置44に接続されており、力伝達装置44は制動装置40と機械的に作用結合されている。距離センサ46は、力伝達装置44から送出された位置信号を捕捉し、該位置信号を位置情報52として、電子制御ユニット42へ伝送する。これと同様に力センサ48は、その時点で力伝達装置44または制動装置40に加わる力に相応する測定信号54を生成し、これも電子制御ユニット42へ送出する。距離センサ46および力センサ48には、象徴的な線図56および58が付されている。これらの線図は引きつけ過程中に形成された測定信号を時間経過で示している。引きつけ過程が正常に経過すると、図示のように力信号の記録は目標引きつけ力TFAに達することにより終了する。同じように位置信号の記録も、力遮断ポイントKAPへの到達により終了する。電子制御ユニット(ECU)42にも同様に線図60と62が示されている。線図60は、信号52と54から求められた力−位置対応関係61を示す。線図62は、先行の引きつけ過程から求められた力−位置対応関係64と、規定された典型的な力−位置対応関係66ないしは68を示す。さらに電子制御ユニット42はエラー表示器70を有する。
電子的制御部42はパーキングブレーキの引きつけ過程時に力伝達装置44のアクチュエータへ、引きつけ方向に移動せよとの命令を発する。すなわち、パーキングブレーキは引きつけられる。力伝達装置44のアクチュエータの運動は位置センサ46によって時間経過で検出される。このようにして検出された位置値は時間経過で線図56に示されている。この測定値は信号52として電子制御ユニット42に供給される。同時に力センサ48は力伝達装置44において、アクチュエータに印加される力を時間経過で測定する。このようにして形成された力信号の時間経過が線図58に示されており、測定情報54として同様に電子制御ユニット42に伝送される。力伝達装置44に印加される力が目標引きつけ力TFAを超えるかまたはこれに達すると、電子制御ユニット42は引きつけ過程を停止する。これによりアクチュエータは力遮断ポイントKAPに達する。力センサ48と位置センサ46により形成された信号54と52は、電子制御ユニット42に力−位置値ペアとして記録される。これが線図60に示されている。このようにして検出された力−位置特性曲線61は引きつけ過程全体にわたって伸長することも、またはその一部だけに伸長することもできる。全引きつけ過程中、とりわけ目標引きつけ力TFAに達すると、電子制御ユニット42は測定された力−位置対応関係61を、先行の引きつけ過程での平均データおよび/または先行の引きつけ過程で規定されたデータにより調整する。特性曲線66および68により規定された典型的な領域を用いて、電子制御ユニット42は特性曲線61の最初の妥当化を行う。さらに電子制御ユニット42は、先行の1つまたは複数の引きつけ過程から求められた特性曲線64を、この時点で求められた特性曲線61と比較し、さらなる妥当化を行う。この2つの妥当化過程の1つで、機能性または安全性に関連する偏差が発生すると、電子制御ユニット42はエラー通知70を出力する。これに対して妥当性検査および安全性検査がポジティブに経過すると、引きつけ過程は成功裏に実行され、駐車ブレーキは引きつけられた状態にある。
図8は、力‐位置線図である。ここには、本発明による方法および本発明による装置で経過するアクチュエータの運動と、アクチュエータに印加される力に対する例が示されている。この線図の横軸には、その時点のアクチュエータ位置に相応する位置がプロットされており、縦軸は、力伝達装置に加わる力を表す。位置値には、解除ポイント(RP)、力投入ポイント(KEP)、力遮断ポイント(KAP)、および解除位置距離(RPT)がプロットされており、力値には目標解除力(TFR)、基準力(FR)、並びに目標引きつけ力(TFA)がプロットされている。
矢印が付された実線の曲線は例として、アクチュエータ位置と、パーキングブレーキの引きつけ時に力伝達装置にその時点で加わる力との対応関係を示しており、逆方向の矢印が付与された一点鎖線の曲線は、アクチュエータ位置とパーキングブレーキの解除時に力伝達装置にその時点で加わる力との対応関係を示す。
アクチュエータがゼロ位置からKEPの方向に動く際には、力‐位置関数は実線に従う。力伝達装置に加わる力が値FRに達すると、その時点のアクチュエータ位置がKEPとして設定される。パーキングブレーキをさらに引きつけると、力伝達装置に印加されう力は値TFAに達し、さらに実線の経過に従い。この力値に、位置KAPが割り当てられる。パーキングブレーキの解除時には、この位置に割り当てられた力は一点鎖線に従う。ここではまず、パーキングブレーキの引きつけ時に検出された位置KEPに向かって移動する。ここからアクチュエータは、解除方向にさらに相対的な距離RPTだけ移動する。制動装置の物理的条件によって、一点鎖線は通常、実線より下方を経過する。このことは上記のヒステリシス作用に起因する。この理由から、位置KEPに達した際に力伝達装置に加わる力はFRより小さく、場合によってはTFRより大きいが、その直後にパーキングブレーキの引きつけが行われても、直ちに値FRには達しないこととなる。ここで、相対的な距離RPTによって決定された位置で、力伝達装置に加わる力がTFRより小さいか否かを検査する。これは図3で解除ポイントRPに達する場合であり、本発明による方法をここで終了する。力伝達装置に加わる力がなお値TFRを上回る場合、アクチュエータは解除方向にさらに、該力伝達装置に加わる力が値TFRを下回るまで移動する。
択一的実施形態による引きつけ過程時では、アクチュエータは例えば解除位置RPで引きつけ方向に移動する。引きつけの際には規則的間隔で力−位置割り当てが行われ、すでに引きつけ時にこの対応関係の妥当化が機能および安全性の観点で行われる。目標引きつけ力TFAに達する際に引きつけ過程は終了し、アクチュエータは力遮断ポイントKAPに存在する。求められた力−位置対応関係を妥当化するために、求められた力値、その時点の位置で生じる力勾配、および/またはアクチュエータの速度を利用することができる。
電子式駐車ブレーキ装置を制御する方法と、電子式駐車ブレーキ装置とを開示する。ここでは、該駐車ブレーキ装置を解除状態にするために、力と位置との割り当てを行う。この力−位置値ペアに基づいて、駐車ブレーキ装置の機能および/または安全性に関しての妥当化が実行される。
上記の詳細な説明、図面および特許請求の範囲で開示された本発明の構成は、個別でも、任意に組み合わされても、本発明を実施するための構成要件となる。
図1は、パーキングブレーキの本発明による第1引きつけ過程を説明するためのフローチャートである。 図2は、パーキングブレーキの解除過程を説明するためのフローチャートである。 図3aは、パーキングブレーキの本発明による較正過程を説明するためのフローチャートである。 図3bは、パーキングブレーキの本発明による較正過程を説明するためのフローチャートである。 図4は、パーキングブレーキの本発明による第2引きつけ過程を説明するためのフローチャートである。 図5は、パーキングブレーキの本発明による第2較正過程を説明するためのフローチャートである。 図6aは、異なる状態にある本発明による装置を説明するための機能ブロック図である。 図6bは、異なる状態にある本発明による装置を説明するための機能ブロック図である。 図6cは、異なる状態にある本発明による装置を説明するための機能ブロック図である。 図7は、本発明の第2装置を説明するための機能ブロック図である。 図8は、力‐位置線図である。

Claims (14)

  1. パーキングブレーキの引きつけ時に力制御を行う電子式パーキングブレーキの制御方法において、
    パーキングブレーキの引きつけ時に力測定を行い、測定された力に依存して少なくとも1つの第1位置と、少なくとも1つの力−位置対応関係(61)を検出し、
    第1位置を所定の位置(64,66,68)と、力−位置対応関係(61)を妥当化する目的に比較する、ことを特徴とする制御方法。
  2. 請求項1記載の制御方法において、
    第1位置では、パーキングブレーキが引きつけられた状態に相応する力(TFA)が存在する制御方法。
  3. 請求項1または2記載の制御方法において、
    パーキングブレーキの引きつけ時に複数の力−位置対応関係(61)を検出することによって、力−位置特性曲線(61)の少なくとも一部が記録される制御方法。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項記載の制御方法において、
    所定の位置(66,68)は、パーキングブレーキが引きつけられた状態に対して典型的な位置(66,68)である制御方法。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項記載の制御方法において、
    所定の位置(64)は、第1位置の検出の枠内で、先行する引きつけ過程時に検出されている制御方法。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項記載の制御方法において、
    第1位置を、所定の領域(64,66,68)からの位置と比較する制御方法。
  7. 力制御の枠内で引きつけ可能な電子式パーキングブレーキにおいて、
    パーキングブレーキの引きつけ時に力測定を行い、測定された力に依存して少なくとも1つの第1位置と、少なくとも1つの力−位置対応関係(61)を検出し、
    第1位置を所定の位置(64,66,68)と、力−位置対応関係(61)を妥当化する目的に比較する、ことを特徴とする電子式パーキングブレーキ。
  8. 請求項7記載の電子式パーキングブレーキにおいて、
    第1位置では、パーキングブレーキが引きつけられた状態に相応する力(TFA)が存在する電子式パーキングブレーキ。
  9. 請求項7または8記載の電子式パーキングブレーキにおいて、
    パーキングブレーキの引きつけ時に複数の力−位置対応関係(61)を検出することによって、力−位置特性曲線(61)の少なくとも一部が記録される電子式パーキングブレーキ。
  10. 請求項7から9までのいずれか一項記載の電子式パーキングブレーキにおいて、
    所定の位置(66,68)は、パーキングブレーキが引きつけられた状態に対して典型的な位置(66,68)である電子式パーキングブレーキ。
  11. 請求項7から10までのいずれか一項記載の電子式パーキングブレーキにおいて、
    所定の位置(64)は、第1位置の検出の枠内で、先行する引きつけ過程時に検出されている電子式パーキングブレーキ。
  12. 請求項7から11までのいずれか一項記載の電子式パーキングブレーキにおいて、
    第1位置を、所定の領域(64,66,68)からの位置と比較する電子式パーキングブレーキ。
  13. 請求項7から12までのいずれか一項記載のパーキングブレーキを有するフットブレーキ。
  14. 請求項7から12までのいずれか一項記載のパーキングブレーキを有する自動車。
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