JP2008310801A - 車載装置及び半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】イグニッションスイッチが「オン」から「オフ」に変化した場合(S450:Yes)や、活性化状態から非活性化状態への変更を意味する操作がユーザによってなされた場合に、記憶部に記憶されている車載装置用カード情報を非活性化状態にして(S455)、記憶部から読み出しできないようにする。したがって、明示的なユーザの操作又は車両降車時の通常動作に伴い、車載装置用カード情報が使用不能にでき、ユーザが車両に乗車していない場合における車載装置用カード情報の不正使用を防止することが可能になる。
【選択図】図7
Description
(2)ICカードを発行するクレジット会社や道路管理法人などにしても、本来ユーザが常に携帯し、自己管理を行うべきICカードと実質的に同じ情報が、ユーザのいない車両に残されたままとされることは、防犯上、好ましい状態ではないと判断する可能性がある。
なお、他の装置から入力された活性化可能情報によって課金必要情報を非活性化状態から活性化状態に変更するようになっている場合であって、課金必要情報を複数記憶することができるようになっている場合には、課金必要情報記憶手段は、課金必要情報と活性化可能情報とを対応させて記憶するようになっているとよい。そして、設定手段は、他の装置から入力した活性化可能情報に対応する課金必要情報を非活性化状態から活性化状態に変更するようになっているとよい(請求項13)。
また、この場合は、他の装置より課金必要情報と活性化可能情報とを取得し、これらを対応付けて課金必要情報記憶手段に記憶させる課金必要情報取得手段をさらに備えるように車載装置が構成されているとよい(請求項14)。
また、このようになっている場合には、他の装置から入力された活性化可能情報に対応する課金必要情報に対応する履歴情報を履歴情報記憶手段より読み出して出力する履歴情報出力手段をさらに備えるように車載装置が構成されているとよい(請求項16)。
(1)全体構成
図1は、ETCシステム10の全体構成を示すブロック図である。ETCシステム10は、車両に搭載された車載装置20と、料金所等に設置された路側装置30と、ユーザが持ち運び可能な携帯端末40と、携帯端末40用のWebサイトを提供する携帯端末用サイトサーバ60と、携帯端末40が備える記憶媒体(後述する記憶部46)の中に記憶領域(エリア)を設定するための情報を提供するエリア発行サーバ70と、クレジットカード会社に設置されたカードセンターサーバ80と、車載装置20のセットアップを行うためのセットアップ端末91と、セットアップ時に使用するセットアップカード92、車載装置20に記憶された車載装置用カード情報(必要に応じて車載装置20から読み出されて課金処理に用いられる情報)を活性化するための活性化用カード93とを備えたシステムである。なお、これらは、図1に一つずつしか描かれていないが、通常、複数存在する。また、車載装置20と路側装置30とは、DSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)によって通信が行われる。また、車載装置20と携帯端末40の間、車載装置20とセットアップカード92の間、車載装置20と活性化用カード93の間、セットアップカード92とセットアップ端末91の間、及び、活性化用カード93とセットアップ端末91の間は近距離無線通信によって通信が行われる。また、携帯端末40と各サーバ(携帯端末用サイトサーバ60、エリア発行サーバ70及びカードセンターサーバ80)とは無線公衆回線網50を介して通信が行われる。ただし、携帯端末40と無線公衆回線網50とは無線によって接続されるが、各サーバと無線公衆回線網50とは有線によって接続されている。また、セットアップ端末91とカードセンターサーバ80とは図示しないインターネット等の通信網を介して通信が行われる。
次に、車載装置20の詳細について図2(a)のブロック図を用いて説明する。車載装置20は、無線アンテナ21と、DSRC部22と、HMI23と、SAM24と、非接触通信インターフェース25と、記憶部26と、制御部27とを備える。
DSRC部22は、無線アンテナ21を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。なお、通信対象は路側装置30である。
制御部27は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部22、HMI23、SAM24、非接触通信インターフェース25及び記憶部26をプログラムに基づいて統括的に制御する部位である。なお、制御部27は、車載装置20とは別体或いは車載装置20を内包するナビゲーション装置、キーレスエントリーECU、及び、セキュリティECUとも通信することができる。また、制御部27は、内部に図示しないバッテリーを有しており、電力供給が断たれた場合でも、後述する自動活性化設定処理2を実行する間だけは少なくとも記憶部26と共に動作可能に構成されている。
次に、路側装置30について説明する。路側装置30は、車載装置20とDSRCによる情報の送受信を行う機能、車載装置20から送られてくる暗号化された情報を復号化する機能、車載装置20へ送る情報を暗号化する機能、有線通信によって図示しない情報センターと通信する機能等を有する。なお、情報センターというのは、路側装置30を管理するセンターであり、路側装置30から送られてきた課金処理情報に基づいて決済処理(カード会社への請求処理等)を行う機能を有する。
次に、携帯端末40の詳細について図2(b)のブロック図を用いて説明する。携帯端末40は、無線アンテナ41と、公衆通信部42と、HMI43と、非接触通信インターフェース45と、記憶部46と、制御部47とを備える。
公衆通信部42は、無線アンテナ41を介して無線通信(例えば、CDMA等の通信)によって情報の送受信を行う部位である。なお、最終的な通信対象は、携帯端末用サイトサーバ60、エリア発行サーバ70及びカードセンターサーバ80である。
制御部47は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、公衆通信部42、HMI43、非接触通信インターフェース45及び記憶部46をプログラムに基づいて統括的に制御する部位である。
次に、携帯端末用サイトサーバ60について説明する。携帯端末用サイトサーバ60は、携帯端末40向けのHTMLデータや、携帯端末40で動作させるセットアップAP(Application)等を記憶する機能、記憶しているこれらのデータ等を、無線公衆回線網50を介して携帯端末40へ送信する機能等を有する。
次に、エリア発行サーバ70について説明する。エリア発行サーバ70は、携帯端末40が記憶部46にETCエリアを作成する際に必要な情報(ETCエリア作成情報)を記憶する機能、ETCエリア作成情報を、無線公衆回線網50を介して携帯端末40へ送信する機能等を有する。
次に、カードセンターサーバ80について説明する。カードセンターサーバ80は、無線公衆回線網50を介して携帯端末40と通信を行う機能、車載装置20によって暗号化された情報の復号化及び車載装置20に送る情報の暗号化を行う機能、所定のID等の情報に基づいて車載装置用カード情報を生成する機能、セットアップ端末91と通信を行う機能等を有する。
次に、セットアップ端末91について説明する。セットアップ端末91は、車載装置20に車載装置用カード情報をセットアップする(記憶させる)ための端末であり、車載装置20の販売店や、車両販売ディーラ等に設置されている端末である。セットアップ端末91は、カードセンターサーバ80と図示しないインターネット等の通信網を介して通信を行う機能、セットアップカード92と近距離無線通信によって通信を行う機能、活性化用カード93と近距離無線通信によって通信を行う機能、HMI機能等を有する。なお、セットアップ端末91は、車載装置20に車両情報等をセットアップする(記憶させる)機能を有していてもよい。また、近距離無線通信の方式としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、UWB(Ultra Wide Band)の各方式が考えられる。
次に、セットアップカード92について説明する。セットアップカード92は、非接触型のICカードであり、セットアップ端末91より近距離無線通信によって車載装置用カード情報等を受信して記憶する機能、車載装置20に対して近距離無線通信によって車載装置用カード情報等を送信する機能等を有する。なお、近距離無線通信の方式としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、UWB(Ultra Wide Band)の各方式が考えられる。
次に、活性化用カード93について説明する。活性化用カード93は、セットアップ端末91より近距離無線通信によって活性化用カード情報(車載装置20に記憶されている車載装置用カード情報を活性化する際に利用される情報、例えば活性化用カードを特定可能な活性化用カード固有情報)を受信して記憶する機能、車載装置20に対して近距離無線通信によって活性化用カード情報を送信する機能等を有する。なお、近距離無線通信の方式としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、UWB(Ultra Wide Band)の各方式が考えられる。
次に、ETCシステム10の動作について説明する。ただし、以下においては、本発明に関連する部分を中心に説明し、料金所のゲートで実行される課金処理(車載装置20に記憶された車載装置用カード情報が路側装置30に渡されて課金される処理)のような、特願2006−313377号によって既に開示した処理については説明を省略する。
まず、ユーザが車載装置20の利用を開始して終了(廃却・交換)するまでの一連の流れについて、図3のフローチャートを用いて説明する。
次に、車載装置20のユーザ自らが携帯端末40を用いて車載装置用カード情報を車載装置20に登録する場合の処理の概要について、図4の説明図を用いて説明する。
セットアップ用APを受け取った携帯端末40の制御部47は、当該セットアップ用APの実行を開始し、無線公衆回線網50を介してエリア発行サーバ70へETCエリア作成情報の要求を行う(S60)。ここで言う「ETCエリア作成情報」というのは、携帯端末40の記憶部46に、特定のカード情報のための記憶領域(エリア)を設定するための情報である。
その後、携帯端末40の制御部47は、HMI43(具体的には操作ボタン)を介してユーザから、車載装置用カード情報をカードセンターサーバ80から取得して車載装置20に登録する旨の指令を受け付けると、まず、非接触通信インターフェース45を介して車載装置20と通信を行い車載装置20から車載装置固有情報(管理番号、形式登録番号、車両のナンバー等)を取得し、記憶部46のETCエリアに記憶させる(S70)。そして、無線公衆回線網50を介してカードセンターサーバ80に車載装置用カード情報を要求する(S75)。
車載装置用カード情報を記憶部46のETCエリアに格納した携帯端末40の制御部47は、携帯端末40に固有の情報である携帯端末固有情報を、車載装置用カード情報とともに車載装置20へ送信する。
(3)登録部分の詳細
次に、上述した処理手順のうち、車載装置用カード情報をカードセンターサーバ80から取得して車載装置20に登録する旨の指令を、HMI43(具体的には操作ボタン)を介して受け付けた以降の処理の詳細(主にS70〜S80)について、図5のラダーチャートを用いて説明する。
指令要求を受信した携帯端末40の制御部47は、車載装置用カード情報を車載装置20へ登録させる旨の指令とともに、車載装置固有情報を要求する旨の指令を、非接触通信インターフェース45を介して車載装置20へ送信する(S106)。この「車載装置固有情報」というのは、例えば、管理番号、形式登録番号、車両のナンバー等である。
車載装置固有情報を受信した携帯端末40の制御部47は、受信した車載装置固有情報を記憶部46のETCエリアに記憶させ、さらに、無線アンテナ41及び公衆通信部42を介してカードセンターサーバ80に車載装置用カード情報を要求する(S115)。送信する情報は、要求を意味する情報だけではなく、記憶部46のETCエリアに記憶させた車載装置固有情報と、予め記憶部46に記憶されている携帯端末用カード情報についても、カードセンターサーバ80に送信する。なお、「携帯端末用カード情報」というのは、携帯端末40によって課金処理を行う際に使用するカード情報である。携帯端末40の利用者は、コンビニエンスストアやレストラン等において、専用端末に携帯端末40をかざすことにより、この携帯端末用カード情報が専用端末によって読み出されて課金処理が実行される。
車載装置用カード情報を受信した携帯端末40の制御部47は、受信した車載装置用カード情報と、記憶部26に記憶されている携帯端末固有情報とを、非接触通信インターフェース25を介して車載装置20へ送信する(S140)。なお、「携帯端末固有情報」とういのは、携帯端末40に固有の情報であり、具体的には、例えば、携帯端末40のハードウェア固有IDや、予めHMI43を介してユーザより入力されたパスワードや、携帯端末40に通話機能がある場合には電話番号等が考えられる。また、記憶部26に予め記憶されている携帯端末用カード情報に基づいて生成した情報を、携帯端末固有情報としてもよい。
次に、車載装置20の販売店や車両販売ディーラ等の店員が車載装置用カード情報を車載装置20に登録する場合の処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
車載装置用カード情報及び活性化用カード情報を受信したセットアップ端末91は、受信したこれらの情報を内部の記憶部に一旦記憶させる(S325)。その後、販売店や車両販売ディーラ等の店員がセットアップカード92をセットアップ端末91に近づけて、車載装置用カード情報及び活性化用カード情報をセットアップカード92へコピーして記憶する旨の操作をセットアップ端末91に対して行うと、セットアップ端末91に記憶されている車載装置用カード情報及び活性化用カード情報が、近距離無線通信によってセットアップカード92へコピーされて記憶される(S330)。
次に、車載装置20の制御部27が実行する車載装置処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。この車載装置処理は、車載バッテリーより常時供給電力(いわゆる+B)が車載装置20に供給されている限り、実行され続ける処理である。
続いて、車載装置20の制御部27は、記憶部26に記憶されている車載装置用カード情報が、活性化状態であるか否かを判定する(S420)。活性化状態であると判定した場合は(S420:Yes)、S425へ処理を移行し、活性化状態でない、すなわち、非活性化状態であると判定した場合は、S415へ処理を戻す。
続いて、車載装置20の制御部27は、イグニッションスイッチの状態が「オン」から「オフ」に変化したか否かを判定する(S450)。これは、イグニッションスイッチの状態を出力するセンサからの信号に基づいて判定を行う。その結果、イグニッションスイッチの状態が「オン」から「オフ」に変化したと判定した場合は(S450:Yes)、S455へ処理を移行し、イグニッションスイッチの状態が「オン」から「オフ」に変化していないと判定した場合には(S450:No)、S415へ処理を戻す。
次に、車載装置20の制御部27が実行する状態変更処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。状態変更処理は、上述した車載装置処理のS415で呼び出されて実行が開始される処理である。
次に、車載装置20の制御部27が実行する自動活性化設定処理1について、図9のフローチャートを用いて説明する。なお、自動活性化設定処理1は、上述した車載装置処理のS445で呼び出されて実行が開始される処理である。
自動活性化フラグは「オン」でないと判定した場合に進むS640では、記憶部26に記憶されている車載装置用カード情報の登録に使用された携帯端末40から自動活性化フラグを「オン」にする要求があったか否かを判定する。この判定は、上述したS101〜S103のやりとりと同様のやりとりが車載装置20と携帯端末40の間で行われた結果に基づいて行われる。車載装置20と携帯端末40の間で通信自体がない場合は、要求はなかったと判定するのは当然である。この判定の結果、車載装置用カード情報の登録に使用された携帯端末40から自動活性化フラグを「オン」にする要求があったと判定した場合は(S640:Yes)、S655へ処理を移行し、車載装置用カード情報の登録に使用された携帯端末40から自動活性化フラグを「オン」にする要求がなかったと判定した場合は(S640:No)、S645へ処理を移行する。
(8)自動活性化設定処理2
次に、車載装置20の制御部27が実行する自動活性化設定処理2について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、自動活性化設定処理2は、一定間隔(例えば、10秒間隔)で繰り返し実行が開始される処理である。
(9)車載装置用カード情報消去処理
次に、車載装置20の制御部27が実行する車載装置用カード情報消去処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。車載装置用カード情報消去処理は、車載装置20のユーザよりHMI23を介して、車載装置用カード情報を消去する旨の指令を受けた場合に実行が開始される。
次に、車載装置20の制御部27が実行する報知処理1について、図12(a)のフローチャートを用いて説明する。なお、報知処理1は、上述した車載装置処理のS410、状態変更処理のS515,S550等で呼び出されて実行が開始される。
[実施形態の効果]
車載装置20は、イグニッションスイッチが「オン」から「オフ」に変化した場合(S450:Yes)、及び、活性化状態から非活性化状態への変更を意味する操作がユーザによってなされた場合に(S510:Yes)、記憶部26に設けられた活性化状態フラグの状態を「オン」から「オフ」に変更するようになっている(S455,S515)。活性化状態フラグの状態が「オン」から「オフ」になることにより、記憶部26に記憶された車載装置用カード情報が活性化状態から非活性化状態になり、車載装置用カード情報を記憶部26から読み出しできないようになる。したがって、明示的なユーザの操作又は車両降車時の通常動作に伴い、車載装置用カード情報が使用不能になるため、ユーザが車両に乗車していない場合における車載装置用カード情報の不正使用を防止することが可能である。
(1)報知処理2
車載装置20の制御部27は、報知処理2を実行してもよい。以下、報知処理2について、図12(b)のフローチャートを用いて説明する。なお、報知処理2は、車両の運行の準備に必要な所定の操作を運転者が行った際に実行が開始される。「車両の運行の準備に必要な所定の操作」というのは、例えば、イグニッションキーの操作や、ナビゲーション装置への目的地設定操作等である。
このように報知処理2を実行するようになっていれば、必要である可能性が高い場合にのみ車載装置用カード情報を活性化状態にするための操作をユーザに促すため、報知に対してユーザが感じる煩わしさを軽減することができる。
車載装置20の制御部27は、例えば、ナビゲーション装置より経路案内が開始された旨の通知を受けた場合、報知処理3を実行してもよい。以下、報知処理3について、図12(c)のフローチャートを用いて説明する。
また、複数の車載装置用カード情報を記憶部26に記憶するようになっている場合には、利用履歴情報も、その利用履歴が生成された際に用いられた車載装置用カード情報に対応させて記憶部26に記憶するようになっているとよい。そして、利用履歴情報が読み出される際には、活性化状態フラグが「オン」になっている車載装置用カード情報に対応する利用履歴情報のみを出力するようになっているとよい。また、携帯端末40より受け取った携帯端末固有情報に対応する車載装置用カード情報についての利用履歴情報のみを出力するようになっていてもよい。
(5)上記実施形態の車載装置処理(図7)のS405では、イグニッションスイッチの状態が「オフ」から「オン」に変化したか否かを判定するようになっていたが、この替わりに、キーレスエントリーECUから「ドアロックを解除させた」旨の通知を受けた否かを判定するようになっていてもよい。また、S450では、イグニッションスイッチの状態が「オン」から「オフ」に変化したか否かを判定するようになっていたが、この替わりに、キーレスエントリーECUから「車外からの指示によってドアロックを施錠させた」旨の通知を受けた否かを判定するようになっていてもよい。このようになっていても、同様の効果を得ることができる。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲に記載した用語との対応を示す。
車載装置用カード情報が課金必要情報に相当し、携帯端末固有情報及び活性化カード情報が活性化可能情報に相当し、記憶部26が課金必要情報記憶手段、フラグ記憶手段、及び、履歴情報記憶手段に相当する。また、制御部27が設定手段に相当する。また、HMI23(具体的には操作ボタン)又は車載装置20に接続されたナビゲーション装置の操作部が第一の操作受付手段、第二の操作受付手段、及び、第三の操作受付手段に相当する。また、HMI23(具体的にはスピーカ)が出力手段に相当する。また、図5のS140及びS150が課金必要情報記憶手段としての機能に相当し、図7のS440が履歴情報出力手段としての機能に相当し、図11の車載装置用カード情報消去処理が、課金必要情報消去手段としての機能に相当する。
Claims (19)
- 路側装置と通信を行い、課金処理を実行する課金実行手段と、
前記課金実行手段による前記課金処理の実行に必要な情報である課金必要情報を記憶する課金必要情報記憶手段と、
前記課金必要情報記憶手段に記憶されている前記課金必要情報について、利用可能な状態である活性化状態、又は、利用不可能な状態である非活性化状態のいずれかの状態を設定する設定手段と、
を備えることを特徴とする車載装置。 - 請求項1に記載の車載装置において、
前記設定手段は、イグニッションスイッチの状態情報を取得し、イグニッションスイッチがオン状態からオフ状態に変化した場合、前記課金必要情報の状態が活性化状態であれば前記課金必要情報を非活性化状態に変更すること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車載装置において、
前記課金必要情報を活性化状態から非活性化状態へ変更する旨の操作をユーザから受け付ける第一の操作受付手段をさらに備え、
前記設定手段は、前記第一の操作受付手段が、前記課金必要情報を活性化状態から非活性化状態へ変更する旨の操作を受け付けると、前記課金必要情報を活性化状態から非活性化状態に変更すること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車載装置において、
前記課金必要情報を非活性化状態から活性化状態へ変更するための暗証コードの入力操作をユーザから受け付けるための第二の操作受付手段をさらに備え、
前記設定手段は、前記第二の操作受付手段が受け付けた暗証コードが予め定められた暗証コードと同一か否かを判定し、同一であると判定した場合に前記課金必要情報を非活性化状態から活性化状態に変更すること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車載装置において、
前記設定手段は、他の装置から入力した活性化可能情報が予め入力されて記憶されている情報と同一か否かを判定し、同一であると判定した場合に前記課金必要情報を非活性化状態から活性化状態に変更すること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項5に記載の車載装置において、
前記活性化可能情報は、前記他の装置に固有の情報であること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の車載装置において、
前記設定手段は、キーレスエントリーECUからドアロックを解除させた旨の通知を受け取ると、前記課金必要情報の状態が非活性化状態であれば前記課金必要情報を活性化状態に変更すること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項7のいずれかの記載の車載装置において、
前記課金必要情報を活性化状態にするか否かを示すフラグを記憶するフラグ記憶手段をさらに備え、
前記設定手段は、イグニッションスイッチの状態情報を取得し、イグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に変化した場合、前記フラグ記憶手段に記憶されている前記フラグに基づき、前記課金必要情報を活性化すること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の車載装置において、
前記車両の所定の運行準備操作がユーザにより行われたことが検知されると、前記課金必要情報記憶手段に記憶されている前記課金必要情報の状態を示す情報を出力させる出力手段をさらに備えること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の車載装置において、
前記車両の所定の運行準備操作がユーザにより行われたことが検知されると、前記課金必要情報記憶手段に記憶されている前記課金必要情報の状態が非活性化状態である場合に、その状態を示す情報を出力させる出力手段をさらに備えること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の車載装置において、
ナビゲーション装置によって行われる案内の経路上に課金処理を実行可能な場所があることが検知され、かつ、前記課金必要情報記憶手段に記憶されている前記課金必要情報の状態が非活性化状態である場合に、その状態を示す情報を出力させる出力手段をさらに備えること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項11のいずれかに記載の車載装置において、
前記課金必要情報記憶手段は、前記課金必要情報を複数記憶することができ、
前記設定手段は、前記課金必要情報記憶手段に記憶されている前記課金必要情報のいずれも非活性化状態であるか、又は、いずれか一つだけが活性化状態であるように設定すること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項5を引用する請求項12、又は、請求項6を引用する請求項12に記載の車載装置において、
前記課金必要情報記憶手段は、前記課金必要情報と前記活性化可能情報とを対応させて記憶し、
前記設定手段は、前記他の装置から入力した前記活性化可能情報に対応する前記課金必要情報を非活性化状態から活性化状態に変更すること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項13に記載の車載装置において、
前記他の装置より前記課金必要情報と前記活性化可能情報とを取得し、これらを対応付けて前記課金必要情報記憶手段に記憶させる課金必要情報取得手段をさらに備えること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項12〜請求項14のいずれかに記載の車載装置において、
前記課金実行手段による前記課金処理の履歴情報を、当該課金処理に用いられた前記課金必要情報と対応付けて記憶する履歴情報記憶手段をさらに備えること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項15に記載の車載装置において、
前記他の装置から入力された前記活性化可能情報に対応する前記課金必要情報に対応する前記履歴情報を前記履歴情報記憶手段より読み出して出力する履歴情報出力手段を、さらに備えること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項16のいずれかに記載の車載装置において、
前記課金必要情報記憶手段が記憶する前記課金必要情報を消去する旨の操作をユーザから受け付けるための第三の操作受付手段と、
前記第三の操作受付手段が、前記操作を受け付けると、前記課金必要情報記憶手段が記憶する前記課金必要情報を消去する課金必要情報消去手段と、
前記課金処理により得られた制御情報を記憶するための制御情報記憶手段と、
をさらに備え、
前記課金実行手段は、入口料金所にて前記課金処理を実行した際に得られた前記制御情報を前記制御情報記憶手段に記憶させるとともに、出口料金所にて前記課金処理を実行した際に前記制御情報記憶手段より前記制御情報を消去し、
前記課金必要情報消去手段は、消去対象の前記課金必要情報に対応する前記制御情報が前記制御情報記憶手段に記憶されていないことを条件に、消去対象の前記課金必要情報を前記課金必要情報記憶手段より消去すること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項17のいずれかに記載の車載装置における前記設定手段に関して記載した構成を備えること、
を特徴とする半導体装置。 - 課金処理の実行に必要な情報である課金必要情報について、利用可能な状態である活性化状態、又は、利用不可能な状態である非活性化状態のいずれかの状態を設定することを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (4)
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