JP2005050301A - 自動料金収受用車載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第3者がETC車載装置をETCカードごと盗んで自車両に取り付けた場合にも、ETCカードの不正利用を防止できるようにする。
【解決手段】 マスターキーデータ受信部112が、車両のマスターキー受け入れ部102からのマスターキー101の照合結果データを受信し、ETCアプリケーション制御部113が、照合結果データが一致を示している場合のみ、カード制御部114によるETCカード115の読み取りを可能とする。一致していない場合は、盗難車両と判断して、課金処理ができないようにする。さらに、一致している場合でも、ETCカードから認証データを読み取り、認証データの照合結果が一致している場合のみ、課金処理を実行可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高速道路などの有料道路の料金収受を路側装置と車載装置との間の無線通信により完了させる自動料金収受(ETC:Electronic Toll Collection)システムにおける自動料金収受用車載装置に関する。
従来の自動料金収受用車載装置(以下、ETC車載装置という。)では、使用者が自動料金収受に用いるICカード(以下、ETCカードという。)をETC車載装置のカードソケットに挿入して暗証番号を入力すると、ETC車載装置が、入力された暗証番号と記憶してある暗証番号とを照合して、一致した場合に正当使用者による使用と判断して、ETCシステムの使用を許可するようになっている。このようなETCカードの認証方式では、使用の度毎に暗証番号の入力を必要とするので利便性に乏しく、また暗証番号が簡単であるため不正利用を防止することが難しいという問題があった。このため、利便性が高くかつETCカードの第3者による不正利用を高い確率で防止するための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来技術におけるカード不正利用防止技術は、ETC車載装置の製造番号と、ETC車載装置で使用するカードのシリアル番号とから正当性を識別するための第3の識別情報を創出し、この第3の識別情報をETCカードに記載しておくものである。したがって、紛失または盗難されたETCカードを第3者が自分の車両のETC車載装置で使用しようとしても、ETCカードからは第3の識別情報が読み取られるため、ETC車載装置ではその第3の識別情報の意味する所が分からず、結果としてETCシステムを利用することができなくなる。
一方、従来のETC車載装置では、ICカードを挿入するとETC機能が有効になるように構成されているため、ICカードを挿入し忘れたままETC料金所を通ろうとするとゲートが開かず、ETCシステムを利用することができない。また、ICカードを抜き忘れて車内に放置した場合には、ICカードが盗難されて、そのICカードが不正利用される恐れもある。そこで、車載装置を車両に固定する車両設置部と、搭乗者が携帯する携帯部とに分け、携帯部にICカードを挿入するETC車載装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この分離型のETC車載装置は、図14に示すように、車両に固定する車両設置部3が、路側装置との電波の送受信を行うETCアンテナ31と、ETC車載装置の制御を行うETC制御部32と、携帯部4との通信を行うための近距離無線通信部33と、近距離無線通信アンテナ34とで構成され、携帯部4は、ICカード44と、ICカードの情報を読み込むICカードリーダー43と、車両設置部3との通信を行うための近距離無線通信部42と、近距離無線通信アンテナ41とで構成されている。
図15は上記のように構成されたETC車載装置において、ICカードに記録された個人情報や利用情報などのETCカード情報を読み込んで、ETC機能を有効にするまでの動作を示すフロー図である。図14および図15において、車両設置部3に電源が投入されると、ETC制御部32は、近距離無線通信部33および近距離無線通信アンテナ34を通じて携帯部4へETCカード情報を要求する(S501)。携帯部4では、近距離無線通信部42においてETCカード情報要求を受信すると、ICカードリーダー43でICカード44に記録されているETCカード情報を読み出し、近距離無線通信アンテナ41を通じて車両設置部3に送信する。車両設置部3では、携帯部4からETCカード情報が送られてくるまで待ち(S502)、ETCカード情報を受信すると、ETC車載装置の機能を有効にする(S503)。ETC車載装置の機能が有効になると、ETC制御部32は、料金所の路側装置と通信を行って有料道路の利用料金支払いの処理を行う。
このように、上記従来のETC車載装置でも、車両に固定される車両設置部にICカードを挿入することなく、車両設置部からの要求により、ICカードを搭乗者が携帯する携帯部に挿入することで、ICカードの挿し忘れおよび置き忘れを防止することができる。
特許2942550号公報 特開2003−16493号公報
しかしながら、上記従来のETCカード不正利用防止技術では、ETC車載装置が、ETCカードと一緒に盗難された場合には、不正利用を防止することができないという問題があった。利用者によっては、ETCカードをETC車載装置に挿入したまま車両を離れたり、ETCカードをダッシュボードのグローブボックスや小物入れケースに入れてままにしておくことがあるので、このような問題が発生する。また、ETC車載装置が搭載された車両がETCカードと一緒に盗まれた場合にも、同様な問題が発生する。
また、上記従来の携帯部を有するETC車載装置おいては、携帯部は有料道路を利用する場合にのみ必要であるため、携帯部を携帯し忘れても有料道路を利用しようとするまで気が付きにくく、その場合にはETC車載装置を使用できないという問題があった。また、携帯部にICカードリーダーを含むため、携帯部のサイズが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、自動料金収受用車載装置の不正利用を防止することのできる自動料金収受用車載装置を提供することを第1の目的とする。
本発明はまた、ICカードの挿し忘れおよび抜き忘れを防止することのできる自動料金収受用車載装置を提供することを第2の目的とする。
本発明の自動料金収受用車載装置は、車両の電子キーの照合結果データを取り込んで、前記照合結果データが可を示していれば自動料金収受処理を可とし、前記照合結果データが不可を示していれば自動料金収受処理を不可とする制御手段を備えた構成を有している。この構成により、電子キーの正当保持者でなければ自動料金収受用車載装置を利用することができないので、自動料金収受用車載装置の不正利用を防止することができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、車両の電子キーの照合結果データを受信する電子キーデータ受信手段と、ICカードに対するデータの読み書きおよび挿入、排出の制御を行うカード制御手段と、アンテナを通じて路側機との無線交信を行う無線制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電子キーデータ受信手段が取得した照合結果データが一致を示している場合には課金処理を可とし、不一致を示している場合には課金処理を不可とすることを特徴とする。この構成により、電子キー情報が入力されないか、または異なる電子キー情報が入力された場合には、課金処理が実行されないので、第3者が自動料金収受用車載装置をICカードごと盗んで自車両に取り付けた場合にも、ICカードの不正利用を防止することができる。また、ICカードと自動料金収受用車載装置が車両ごと盗まれた場合にも、その車両の電子キーが一緒に盗まれた場合を除き、ICカードの不正利用を防止することができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、前記制御手段は、前記電子キーの照合結果データが一致を示している場合には、前記カード制御手段により前記ICカードから認証データを読み取り、前記読み取った認証データとメモリに記憶した認証データとの照合結果が一致している場合にのみ、課金処理を可とすることを特徴とする。この構成により、電子キーの照合結果データが一致し、さらにICカードの認証結果が一致している場合にのみ、課金処理が実行されるので、自動料金収受用車載装置がICカードごと盗まれて第3者の車両に搭載された場合にも、また、自動料金収受用車載装置が、車両ごと盗まれた場合にも、ICカードの不正利用を防止することができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、個人認証情報を入力する入力手段を備え、前記制御手段は、前記カード制御手段が取得したICカードの認証データおよび前記入力手段から入力された個人認証情報の両方を照合し、その両方の照合結果が一致している場合にのみ、課金処理を可とすることを特徴とする。この構成により、個人認証情報という特定の個人しか知り得ない情報の入力を自動料金収受用車載装置の動作条件とするので、第3者によるICカードの不正利用を防止することができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、個人認証情報を入力する入力手段を備え、前記制御手段は、前記入力手段から入力された新たなICカードの暗証番号をそのICカードの認証データとして前記メモリに再設定することを特徴とする。この構成により、同じ自動料金収受用車載装置を異なるユーザーが使用できるようにしたり、正当利用者による自動料金収受用車載装置の別の車両への乗せ換えを行うことができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、前記制御手段は、前記カード制御手段に設定変更用ICカードが挿入された場合にのみ、前記新たなICカードの再設定を許可することを特徴とする。この構成により、再設定用ICカードを保持しない不正利用者によるユーザーの変更や乗せ換えを防止することができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、予めICカード情報を記録しておくICカード情報記録部と、車両の電子キーと通信を行う通信部と、前記車両の電子キーと同じ識別番号を記録する識別番号記録部と、前記通信部により受信された前記電子キーの識別番号と前記識別番号記録部に記録された識別番号とを照合して認証を行う認証部とを備え、前記制御手段が、前記認証部の結果が可の場合のみ前記ICカード情報を参照して自動料金収受処理を実行することを特徴とする。この構成により、車両に搭乗するときには必ず携行する小型の電子キーを用いてETC機能を有効にするので、電子キーを保持する正当利用者のみが自動料金収受用車載装置を使用でき、自動料金収受用車載装置の不正利用を防止することができる。また、予め記憶したICカード情報で自動料金収受処理を実行するので、自動料金収受用車載装置内にICカードを挿入することなく自動料金収受用車載装置を利用することができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、前記電子キーが、少なくともエンジンの始動を行う電子キーであること特徴とする。この構成により、電子キーによりエンジンを始動させた時にETC機能が働くので、車両走行時のみETC機能を働かせることができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、自動料金収受処理を実行できるか否かを利用者に通知する通知手段を備えたことを特徴とする。この構成により、利用者は自動料金収受用車載装置が使用できるか否かを利用前に予め確認することができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、前記通知手段が、文字および音声のうち少なくとも一方で通知することを特徴とする。この構成により、利用者は自動料金収受用車載装置が使用できるか否かを文字または音声により確認することができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、前記制御手段は、前記電子キーの照合結果データが不一致を示している場合には、前記無線制御手段による路側機との無線交信時に、前記路側機に対して盗難通報要請データを送信することを特徴とする。この構成により、電子キーの照合結果データが不一致を示している場合には、その車両が盗まれた確率が高いと判断することができるので、その不一致のデータをメモリに記憶しておき、その盗難車両がETCゲートを通過する際に、路側機から警察などへ迅速な情報伝達が行うことができ、盗難車の早期発見および窃盗犯人逮捕のための情報を提供することができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、携帯無線制御手段を備え、前記制御手段は、前記電子キーの照合結果データが不一致を示している場合には、前記携帯無線制御手段を通じてユーザに盗難通報を送信することを特徴とする。この構成により、電子キーの照合結果データが不一致を示している場合には、その車両が盗まれた確率が高いと判断することができるので、直ちにユーザに盗難通報を送信することで、盗難車両の回収を迅速に行うことができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、前記携帯無線制御手段が、ユーザーの携帯電話へ盗難通報を送信することを特徴とする。この構成により、ユーザーが何処にいても盗難通報を送信することができる。
また、本発明の自動料金収受用車載装置は、前記電子キーの照合結果データが不一致を示している場合には、前記ICカードの抜き取りを禁止するロック手段を備えたことを特徴とする。この構成により、電子キーの照合結果データが不一致を示している場合には、その車両が盗まれた確率が高いと判断することができるので、ICカードの抜き取りができないようにロックすることにより、第3者によるICカードの不正利用を防止することができる。
本発明は、車両の電子キーの照合結果データを取り込んで、照合結果データが可を示していれば自動料金収受処理を可とし、照合結果データが不可を示していれば自動料金収受処理を不可とする制御手段を備えているので、電子キーの正当保持者でなければ自動料金収受用車載装置を利用することができず、自動料金収受用車載装置の不正利用を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態における自動料金収受用車載装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるETC車載装置の構成を示している。図1において、車両のマスターキー101は、車両のドアの開閉およびエンジン始動などを行う電子キーである。マスターキー101は、ここではシリンダタイプのもので説明するが、キーレスエントリシステムなどの無線通信を行うカードタイプのものでもよい。車両内のマスターキー受け入れ部102は、マスターキー101が挿入されるキーシリンダであり、挿入されたマスターキー101が正当なマスターキーであるかどうかを照合して判定する。マスターキー101がキーレスエントリタイプのものである場合には、マスターキー受け入れ部102は無線受信部となる。ETC車載装置111は、マスターキー受け入れ部102からの照合結果データを受信するマスターキーデータ受信部112と、不揮発メモリ113aを有し、ETC車載装置111の全体を制御するETCアプリケーション制御部113と、ETCカード115に対するデータ読み書きおよび挿入、排出を制御するカード制御部114と、アンテナ117を通じて路側機との無線交信を行う無線制御部116とを備えている。
以上のように構成されたETC車載装置について、図2を参照してその動作を説明する。まず、車両のマスターキー101を例えばドアのキーシリンダである車両のマスターキー受け入れ部102に挿入すると(ステップS1)、キーシリンダ内のコントローラによりマスターキー101に記憶されている特定のコード信号である認証データが読み出され、その認証データがマスターキー受け入れ部102に記憶されている認証データと照合され(ステップS2)、その照合結果データがETC車載装置111内のマスターキーデータ受信部112に送信される(ステップS3)。なお、マスターキー受け入れ部102では、本来の機能として、マスターキー101から読み出された認証コードと内部に記憶されている認証コードとが一致した場合には、ドアのロックが解除されるようになっている。また、マスターキー101がキーレスエントリタイプのものである場合には、ドアロックの解除とともにエンジンが始動し、ETC車載装置111の電源が投入されるようになっている。マスターキー受信部112は、受信した照合結果データをETCアプリケーション制御部113に送信し(ステップS4)、ETCアプリケーション制御部113は、マスターキーデータ受信部112からの照合結果データの判別を行い(ステップS5)、照合結果データが一致を示していれば、カード制御部114を動作させ、ETCカード115から認証データを読み取る(ステップS6)。次いで、ETCカード115から読み取った認証データが、ETCアプリケーション制御部113の不揮発メモリ113aに記憶してある認証データと一致しているか否かを判断し(ステップS7)、一致していれば、無線制御部116の電源を入れて待機状態とする(ステップS8)。これ以降は通常の課金処理が実行され、アンテナ117を通じて路側機からの電波が受信されるのを待つ。ステップS5で照合結果データが一致を示していない場合、またはステップS7でETCカードの認証データが一致していない場合は、処理を終了し、課金処理が実行できないようにする。
このように、本実施の形態1のETC車載装置111によれば、マスターキーデータ受信部112が、車両のマスターキー受け入れ部102からのマスターキー101の照合結果データを受信し、ETCアプリケーション制御部113が、照合結果データが一致を示している場合のみ、カード制御部114によるETCカード115の読み取りができるようにしたので、一致していない場合は、盗難車両と判断して、課金処理ができないようにすることができ、第3者によるETCカードの不正利用を防止することができる。また、照合結果データが一致している場合には、さらにETCカードから認証データを読み取り、認証データの照合結果が一致している場合のみ、課金処理を実行可能とするので、ETCカードの不正利用を防止することができる。
なお、本実施の形態1において、マスターキー101の照合結果データが不一致を示している場合、またはETCカードの認証データが一致していない場合には、ETCアプリケーション制御部113は、カード制御部114および無線制御部116の一部の機能のみを動作させるように制御することもできる。例えば、カード制御部114に対しては、ETCカード115の挿入の有無のみを確認してデータの読み書きを不可としたり、課金に関するデータの読み書きを不可とする。無線制御部116に対しては、課金に関するデータの通信のみを不可とし、一般的な通信は可とする。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態のETC車載装置について図3を用いて説明する。図3において、本実施の形態2におけるETC車載装置211は、実施の形態1と同様なマスターキーデータ受信部212、不揮発メモリ213aを有するETCアプリケーション制御部213、カード制御部214、ETCカード215、無線制御部216、アンテナ217の他に、キーボードから個人認証情報を入力する個人情報入力部219と、個人情報入力部219からのキー入力やLED表示器の表示などのHMI(ヒューーマン・マシン・インターフェイス)全般の制御を行うHMI制御部218とを備えている。
以上のように構成されたETC車載装置について、図4を用いてその動作を説明する。まず、利用者であるユーザーが利用可能なETCカードの認証番号とマスターキーの認証番号とを組み合わせた個人認証情報を、個人情報入力部219から入力する。その個人認証情報は、HMI制御部218を通じてETCアプリケーション制御部213内の不揮発メモリ213aに格納される。個人情報入力処理が済んでいる状態で、車両のマスターキー101を車両のマスターキー受け入れ部102に挿入すると(ステップS11)、キーシリンダ内のコントローラによりマスターキー101に記憶されている特定のコード信号である認証データが読み出され、その認証データがマスターキー受け入れ部102に記憶されている認証データと照合され(ステップS12)、その照合結果データがETC車載装置211内のマスターキーデータ受信部212に送信される(ステップS13)。マスターキーデータ受信部212は、受信した照合結果データをETCアプリケーション制御部213に送信する(ステップS14)。ETCアプリケーション制御部213は、マスターキーデータ受信部212からの照合結果データの判別を行い(ステップS15)、照合結果データが一致を示していれば、カード制御部214を動作させ、ETCカード215から認証データを読み取る(ステップS16)。次いで、認証データが一致しているか否かを判断し(ステップS17)、一致していれば、HMI制御部218が、LED表示器を通じて個人認証情報の入力を求め(ステップS18)、入力された個人認証情報と不揮発メモリ213aに記憶した個人認証情報とを照合し(ステップS19)、一致していれば、無線制御部216の電源を入れて待機状態とする(ステップS20)。これ以降は通常の課金処理が実行され、アンテナ217を通じて路側機からの電波が受信されるのを待つ。ステップS15で照合結果データが一致を示していない場合、またはステップS17でETCカードの認証データが一致していない場合、またはステップS19で個人認証情報が一致していない場合は、処理を終了し、課金処理が実行できないようにする。
このように、本実施の形態2のETC車載装置211によれば、個人認証情報を入力する個人情報入力部219と、個人情報入力部219からのキー入力やLED表示器などのHMI全般の制御を行うHMI制御部218とを備え、入力された個人認証情報をETCアプリケーション制御部213内に設けられた不揮発メモリ213aに記憶し、個人認証情報という特定の個人しか知り得ない情報の入力をETC車載装置211の動作条件とするので、第3者によるETCカードの不正利用を防止することができる。
なお、本実施の形態2において、マスターキー101の照合結果データが不一致を示している場合、またはETCカードの認証データが一致していない場合、または個人認証情報が一致していない場合には、ETCアプリケーション制御部213は、カード制御部214および無線制御部216の一部の機能のみを動作させるように制御することもできる。例えば、カード制御部214に対しては、ETCカード215の挿入の有無のみを確認してデータの読み書きを不可としたり、課金に関するデータの読み書きを不可とする。無線制御部216に対しては、課金に関するデータの通信のみを不可とし、一般的な通信は可とする。
また、上記の説明では、個人情報入力部219をキーボードで構成した例について説明したが、その他のキーバッドやタッチパネルについても同様に実施可能である。また、入力する個人認証情報として、ETCカードの認証番号とマスターキーの認証番号との組み合わせを用いたが、他の認証番号等を用いてもよい。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態のETC車載装置を図5を用いて説明する。図5において、本実施の形態3におけるETC車載装置311は、実施の形態1と同様なマスターキーデータ受信部312と、判定結果管理テーブル313aを備えたETCアプリケーション制御部313と、ETCカード315の抜き取りを禁止するカードロック部318を備えたカード制御部314と、盗難通報要請データ316aを記憶した無線制御部316と、アンテナ317を備えている。
以上のように構成されたETC車載装置について、図6を用いてその動作を説明する。車両のマスターキー101により車両のマスターキー受け入れ部102でマスターキーの照合を行い、照合結果データがETC車載装置311内のマスターキーデータ受信部312に送信されるまでの処理は、図2のステップS1からS4までの処理と同じである。ETC車載装置311のETCアプリケーション制御部313は、マスターキーデータ受信部312から送られてきた照合結果データの判別を行い(ステップS21)、照合結果が不一致を示していれば、判定結果管理テーブル313aの照合結果判定フラグを“0”に設定し(ステップS22)、照合結果データが一致を示していれば、判定結果管理テーブル313aの照合結果判定フラグを“1”に設定する(ステップS23)。次に、カード制御部314を動作させ、ETCカード315から認証データを読み出し(ステップS24)、認証データがETCアプリケーション制御部313内部の不揮発メモリに記憶した認証データと一致しているか否かを判断する(ステップS25)。認証データが不一致であれば、判定結果管理テーブル313aの認証結果判定フラグを“0”に設定し(ステップS26)、認証データが一致していれば、判定結果管理テーブル313aの認証結果判定フラグを“1”に設定する(ステップS27)。次いで、無線制御部316の電源を入れて待機状態とし(ステップS28)、路側機からの電波の受信を待つ。自車両が路側機からの電波の受信エリア内に入り、路側機からの電波を受信すると(ステップS29)、ETCアプリケーション制御部313は、判定結果管理テーブル313aの照合結果判定フラグを見に行き(ステップS30)、判定フラグが“0”の場合は、無線制御部316を介して路側機に対し盗難通報要請データ316aを送信し(ステップS31)、次いで、カード制御部314を制御して、ETCカード315の抜き取りができないように、カードロック部318によりETCカード315をロックする(ステップS32)。一方、判定結果管理テーブル313aの照合結果判定フラグが“1”であれば、次に認証結果判定フラグが“0”か“1”かを判断し(ステップS33)、“0”であれば、処理を終了して課金処理が実行できないようにし、“1”であれば、課金処理を実行する(ステップS34)。
図7は本実施の形態3における路側機との交信で車両から路側機へ最初に送られるデータの構成を示している。通常時の送信データ411は、車両のナンバープレート情報などの車両情報が挿入される車両データ412と空きデータ413とで構成されている。マスターキーの照合結果データおよび認証データが不一致の場合の送信データ414は、車両データ412と、空きデータ413の代わりに挿入された盗難通報要請データ316aにより構成される。この盗難通報要請データ316aを受信した路側機側では、その旨を警察等に通報することにより、盗難車の通報を迅速に行うことができるとともに、窃盗犯人逮捕への情報を提供することができる。
また、ステップS31で路側機に対し盗難通報要請データ316aを送信すると同時に、ETC車載装置311から車内に対して、音や光などを発射して、不正利用者への警告による防犯を行ってもよい。または、このような警告を行わないことで、不正利用者に対して通報が分からないようにし、ETCカード315の抜き取りができないことで、ETC車載装置311が故障と思わせるようにしてもよい。
図8は本実施の形態3におけるカード制御部314におけるカードロック部318の概略構成を示している。カードロック部318は、ETCカード315が挿入されるカードソケット511内に、ETCカード315の引き抜きを禁止する制御棒513、514を備えている。制御棒513、514は、通常は実線で示す退避位置に位置しており、マスターキーの照合結果データおよび認証データが不一致の場合は、制御棒駆動部512によって、鎖線で示す禁止位置に突出して、イジェクトボタン515を押しても、ETCカード315の抜き取りができないようになっている。
このように、本実施の形態3のETC車載装置によれば、マスターキーの照合結果データおよび認証データが不一致の場合は、車両データ412と空きデータ413の代わりに挿入された盗難通報要請データ316aにより構成される送信データ414が路側機に送信されるので、この盗難通報要請データ316aを受信した路側機側では、その旨を警察等に通報することにより、盗難車の通報を迅速に行うことができ、早期の盗難発見を行うことができる。また、窃盗犯人逮捕への情報を提供することができる。さらに、マスターキーの照合結果データおよび認証データが不一致の場合は、通常は実線で示す退避位置に位置している制御棒513、514が、制御棒駆動部512によって、鎖線で示す禁止位置に突出して、ETCカード315の抜き取りを阻止するように作用するので、第3者によるETCカードの不正使用を防止することができる。
なお、本実施の形態3は、実施の形態1と組み合わせた例であるが、実施の形態2と組み合わせてもよい。すなわち、マスターキーの照合結果データ、認証データまたは個人認証情報が不一致の場合に、盗難通報要請データを送信する。
上記した実施の形態1、2、3において、ETCカード認証処理は、ETCカードがETC車載装置に初めから挿入されている場合には、マスターキー挿入直後またはエンジン始動直後または車両走行開始直後に行われ、ETCカードがETC車載装置に挿入されていない場合には、エンジン始動後に、ETCカードの挿入を促す案内情報をユーザに提示して、ETCカードがETC車載装置に挿入された後に実行される。
(実施の形態4)
次に、本発明の第4の実施の形態のETC車載装置を図9を用いて説明する。本実施の形態4は、ユーザーが現在使用しているICカードとは別のICカードを使用できるようにしたり、ユーザーを別のICカードを持つユーザーに切り換えたり、ETC車載装置を別の車両に移載した場合に、ICカードの設定登録の変更をユーザー自身が行えるようにしたものである。図9において、本実施の形態4におけるETC車載装置211は、実施の形態2と同様に、マスターキーデータ受信部212、不揮発メモリ213aを有するETCアプリケーション制御部213、カード制御部214、ETCカード215、無線制御部216、アンテナ217、キーボードから個人認証情報を入力する個人情報入力部219、個人情報入力部219からのキー入力やLED表示器の表示などのHMI(ヒューーマン・マシン・インターフェイス)全般の制御を行うHMI制御部218とを備え、さらに携帯電話との発呼、着呼、通話制御を行う携帯無線制御部220とそのためのアンテナ221とを備えている。ここでは、携帯無線制御部220は携帯電話を対象としているが、トランシーバ等であってもよい。
以上のように構成されたETC車載装置について、図10を用いてICカードの設定変更処理について説明する。車両のマスターキー101により車両のマスターキー受け入れ部102でマスターキーの照合を行い、照合結果データがETC車載装置211内のマスターキーデータ受信部212に送信されるまでの処理は、図2のステップS1からS4までの処理と同じである。ETC車載装置211のETCアプリケーション制御部213は、マスターキーデータ受信部212から送られてきた照合結果データの判別を行い(ステップS41)、照合結果が不一致を示していれば、携帯無線制御部220からユーザーの携帯電話に向けて盗難通報を送信する(ステップS50)。照合結果データが一致を示していれば、カード制御部214を動作させ、ETCカード215から認証データを読み出し(ステップS42)、認証データがETCアプリケーション制御部213の不揮発メモリ213aに記憶された認証データと一致しているか否かを判断する(ステップS43)。認証データが不一致であれば、設定変更前のETCカードを挿入することをユーザーに警告案内し(ステップS48)、これを3回繰り返して(ステップS49)、認証データが一致しなければ処理を終了する。認証データが一致しており、ユーザーが設定変更カードをカード制御部214に挿入すると(ステップS44)、ETCアプリケーション制御部213は、設定変更モードに移行し(ステップS45)、個人情報入力部219からの新たなETCカードの暗証番号の入力を許可する。設定変更カードは、ETC管理事業者が本人確認を行った後に発行するものである。設定変更モードに移行し、ユーザーが個人情報入力部219から新たなETCカードの暗証番号を入力すると(ステップS46)、HMI制御部218が所定のデータに変更してETCアプリケーション制御部213へ送り、ETCアプリケーション制御部213が、不揮発メモリ213aに記憶されている現在のETCカードの暗証番号を新たなETCカードの暗証番号に書き換えて、ETCカードの設定変更を行う(ステップS47)。
このように、本実施の形態4のETC車載装置によれば、カード制御部214に設定変更カードを挿入することにより、新たなETCカードの設定登録が可能になるので、個人情報入力部219から新たなETCカードの暗証番号を入力することにより、ETCアプリケーション制御部213が、不揮発メモリ213aの認証データを書き換えるので、ユーザーの変更や正当利用者による自動料金収受用車載装置の別の車両への乗せ換えを行うことができ、設定変更カードを保持しない不正利用者によるユーザーの変更や乗せ換えを防止することができる。
また、電子キーの照合結果データが不一致を示している場合には、携帯無線制御部220およびアンテナ221を通じてユーザに盗難通報を送信するので、ユーザは直ちに車両の盗難を知ることができ、盗難車両の回収を迅速に行うことができる。
なお、本実施の形態4において、ステップS47の新たなETCカードの設定登録の際に、現在のETCカードの暗証番号を新たなETCカードの暗証番号に書き換えるのではなく、両方のETCカードを設定登録して、いずれのETCカードでも使用可能とすることにより、例えば家族や会社の構成員がそれぞれ別のETCカードを持って、同じETC車載装置を共通に利用できるようにしてもよい。
(実施の形態5)
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態5は、ETC車載装置の不正利用を防止するとともに、ETCカードを挿着しなくても自動料金収受が行えるようにしたものである。また、上記実施の形態1から実施の形態4までは、ETC車載装置は、電子キーの照合結果データを受け取るようにしているが、本実施の形態5では、ETC車載装置自体に電子キーを照合する機能を備えている。
図10は本発明の第5の実施の形態におけるETC車載装置の構成を示している。図10において、ETC車載装置1は、路側装置との電波の送受信を行うETCアンテナ11と、路側装置との間で通行料金の支払い処理を実行する車両番号や車種などの車両情報を記憶したCPUであるETC制御部12と、予めETCカード(ICカード)情報を記録しておくメモリであるETCカード情報記録部13と、近距離無線通信アンテナ14と、車両の電子キー2との通信を行うための近距離無線通信部15と、電子キー2と同じ識別番号、ここでは車両IDを記録しておく車両ID記録部16と、車両IDの認証を行う認証部17とを備えている。ETCカード情報記録部13には、ETC制御部12が、ETC車載装置1に接続された外部装置から予めETCカード情報を読み込んで記憶しておく。または近距離無線通信アンテナ14および近距離無線通信部15を通じて外部装置からETCカード情報を読み込んで記憶しておく。
電子キー2は、近距離無線通信アンテナ21と、ETC車載装置1と通信を行うための近距離無線通信部22と、CPUからなる制御部23と、予め車両IDを記録しておくメモリである車両ID記録部24とを備えており、これらはICチップとして一体に構成される。電子キー2は、いわゆるキーレスエントリーシステムにおけるICカードタイプのものであり、ドアの開閉およびエンジンの始動等を行うことができる。ドアの開閉とエンジンの始動等とが別々の電子キーを使用する場合は、本実施の形態ではエンジンの始動等に用いる電子キーとする。
以上のように構成されたETC車載装置について、図12を用いてその動作を説明する。まず、電子キー2をダッシュボードに近づけると、車両のイモビライザからの電波により電子キー2の近距離無線通信アンテナ21に電流が流れる。これにより、電子キー2の内部回路が起動し、制御部23が、車両ID記憶部24に記憶された車両IDが近距離無線通信部22および近距離無線通信アンテナ21を介して送信し、イモビライザ側でその車両IDの照合を行い、車両IDの照合が可となると、エンジンを始動させる。エンジンが始動すると、ETC車載装置1の電源が投入され、ETC制御部12は、近距離無線通信部15を通して電子キー2へ車両IDを要求する(S201)。電子キー2の近距離無線通信部22が車両ID要求を受け取ると、制御部23が、車両ID記録部24から車両IDを読み出し、近距離無線通信部22を通じてETC車載装置1に車両IDを送信する(S202)。ETC車載装置1は、電子キー2から車両IDを受信すると、認証部17が車両ID記録部16から車両IDを読み出して、電子キー2から送られてきた車両IDと一致するかどうかを判定し、ETC制御部12へ判定結果を通知する(ステップS203)。ETC制御部12は、車両IDが一致している場合には、ETC車載装置1のETC機能を有効にしてETCプログラムを立ち上げ、ETCカード記録部13から個人情報や利用情報などのETCカード情報を読み込み、有料道路の料金所に近づいた場合には、料金所の路側機との間で利用料金支払に関する処理を行う(S205)。
このように、本実施の形態5のETC車載装置1によれば、予めETCカード情報を記録しておくETCカード情報記録部13と、電子キー2との通信を行うための近距離無線通信部15と、車両ID記録部16と、車両IDの認証を行う認証部17とを備え、ETC制御部12が、電子キー2から車両IDを受信して車両ID記録部16から車両IDを読み出して認証部17で認証を行い、認証が可となった場合にのみ、ETC機能を有効にしてETCカード情報記録部13からETCカード情報を読み込むようにしたので、ETC車載装置1内にETCカードを挿入する必要がなく、ETCカードの挿し忘れや抜き忘れを防止することができる。また、電子キーを保持する正当利用者のみがETC車載装置1を使用できるので、ETC車載装置1の不正利用を防止することができる。
(実施の形態6)
次に、本発明の第6の実施の形態について図13を用いて説明する。本実施の形態6におけるETC車載装置は、図10に示した実施の形態5のETC車載装置1の構成に、ETC車載装置1が使用できるか否かを利用者に通知する通知部18を備えたものであり、他の構成は図10に示したものと同じなので、同様な構成要素に同様な符号を付して重複した説明は省略し、以下には実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。
通知部18は、液晶装置または発光ダイオード装置による文字表示およびスピーカによる音声表示により通知を行うものである。なお、通知部18は、文字および音声のうち少なくとも一方を出力するものであってもよい。電子キー2によりエンジンが始動して、ETC車載装置1に電源が投入されると、通知部18には、例えば「只今、認証待ちです」との文字および音声が出力される。ETC制御部12が、認証部17から車両IDの認証結果を受け取り、認証が不適合の場合には、「車両IDが一致しないので、ETCが利用できません」とのメッセージを文字と音声により表示し、適合している場合には、ETC制御部12は、ETC機能を有効にして、通信部18に「ETC処理中」の文字を表示し、ETCカード情報記録部13を参照し、適性なETC情報が記憶されていない場合には、「ETC情報を読み込んで下さい」等の案内メッセージを文字と音声で通知する。なお、認証が適合している場合、「ETCが使用可能です」と表示または音声で通知することが望ましい。
このように、本実施の形態6のETC車載装置によれば、ETC車載装置が使用できるか否かを利用者に通知する通知部18を備えているので、利用者は、ETC機能が使用できるか否かを予め確認することができ、料金所に近づいて初めてETCが利用できないことが分かるような事態を未然に防ぐことができる。
なお、本実施の形態5および実施の形態6において、電子キー2の認証が不一致の場合は、実施の形態3のように盗難通報を路側機へ送信したり、実施の形態4のように盗難通報をユーザーの携帯電話へ送信するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、電子キーの正当保持者でなければ自動料金収受用車載装置を利用することができず、自動料金収受用車載装置の不正利用を防止することができるという効果を有し、ETCシステムにおける自動料金収受用車載装置等への適用に有用である。
本発明の第1の実施の形態におけるETC車載装置の構成を車両のマスターキー受け入れ部とともに示すブロック図 本発明の第1の実施の形態におけるETCカード認証処理を示すフロー図 本発明の第2の実施の形態におけるETC車載装置の構成を車両のマスターキー受け入れ部とともに示すブロック図 本発明の第2の実施の形態におけるETCカード認証処理を示すフロー図 本発明の第3の実施の形態におけるETC車載装置の構成を車両のマスターキー受け入れ部とともに示すブロック図 本発明の第3の実施の形態におけるETCカード認証処理を示すフロー図 本発明の第3の実施の形態における路側機との交信で車両から路側機へ最初に送られるデータの構成を示す模式図 本発明の第3の実施の形態におけるETCカードロック部の構成を示す概略構成図 本発明の第4の実施の形態におけるETC車載装置の構成を車両のマスターキー受け入れ部とともに示すブロック図 本発明の第4の実施の形態におけるETCカード設定変更処理を示すフロー図 本発明の第5の実施の形態におけるETC車載装置の構成を車両のマスターキーとともに示すブロック図 本発明の第5の実施の形態におけるETC車載装置のETCカード認証処理を示すフロー図 本発明の第6の実施の形態におけるETC車載装置の構成を車両の電子キーとともに示すブロック図 従来例におけるETC車載装置の構成を示すブロック図 従来例におけるETC車載装置の動作を示すフロー図
符号の説明
101 車両のマスターキー
102 車両のマスターキー受け入れ部
111、211、311 ETC車載装置
112、212、312 マスターキーデータ受信部
113、213、313 ETCアプリケーション制御部
114、214、314 カード制御部
115、215、315 ETCカード
116、216、316 無線制御部
117、217、317 アンテナ
218 HMI制御部
219 個人情報入力部
318 カードロック部
411 通常時の送信データ
412 車両データ
413 空きデータ
414 異常時の送信データ
511 カードソケット
512 制御棒駆動部
513、514 制御棒
1 ETC車載装置
2 電子キー
11 ETCアンテナ
12 ETC制御部
13 ETCカード情報記録部
14 近距離無線通信アンテナ
15 近距離無線通信部
16 車両ID記録部
17 認証部
18 通信部
21 近距離無線通信アンテナ
22 近距離無線通信部
23 制御部
24 車両ID記録部

Claims (14)

  1. 車両の電子キーの照合結果データを取り込んで、前記照合結果データが可を示していれば自動料金収受処理を可とし、前記照合結果データが不可を示していれば自動料金収受処理を不可とする制御手段を備えた自動料金収受用車載装置。
  2. 車両の電子キーの照合結果データを受信する電子キーデータ受信手段と、ICカードに対するデータの読み書きおよび挿入、排出の制御を行うカード制御手段と、アンテナを通じて路側機との無線交信を行う無線制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電子キーデータ受信手段が取得した照合結果データが一致を示している場合には課金処理を可とし、不一致を示している場合には課金処理を不可とすることを特徴とする請求項1に記載の自動料金収受用車載装置。
  3. 前記制御手段は、前記電子キーの照合結果データが一致を示している場合には、前記カード制御手段により前記ICカードから認証データを読み取り、前記読み取った認証データとメモリに記憶した認証データとの照合結果が一致している場合にのみ、課金処理を可とすることを特徴とする請求項2記載の自動料金収受用車載装置。
  4. 個人認証情報を入力する入力手段を備え、前記制御手段は、前記カード制御手段が取得したICカードの認証データおよび前記入力手段から入力された個人認証情報の両方を照合し、その両方の照合結果が一致している場合にのみ、課金処理を可とすることを特徴とする請求項3に記載の自動料金収受用車載装置。
  5. 個人認証情報を入力する入力手段を備え、前記制御手段は、前記入力手段から入力された新たなICカードの暗証番号をそのICカードの認証データとして前記メモリに再設定することを特徴とする請求項3に記載の自動料金収受用車載装置。
  6. 前記制御手段は、前記カード制御手段に設定変更用ICカードが挿入された場合にのみ、前記新たなICカードの再設定を許可することを特徴とする請求項5に記載の自動料金収受用車載装置。
  7. 予めICカード情報を記録しておくICカード情報記録部と、車両の電子キーと通信を行う通信部と、前記車両の電子キーと同じ識別番号を記録する識別番号記録部と、前記通信部により受信された前記電子キーの識別番号と前記識別番号記録部に記録された識別番号とを照合して認証を行う認証部とを備え、前記制御手段は、前記認証部の結果が可の場合のみ前記ICカード情報を参照して自動料金収受処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の自動料金収受用車載装置。
  8. 前記電子キーが、少なくともエンジンの始動を行う電子キーであること特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の自動料金収受用車載装置。
  9. 自動料金収受処理を実行できるか否かを利用者に通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の自動料金収受用車載装置。
  10. 前記通知手段は、文字および音声のうち少なくとも一方で通知することを特徴とする請求項9に記載の自動料金収受用車載装置。
  11. 前記制御手段は、前記電子キーの照合結果データが不一致を示している場合には、前記無線制御手段による路側機との無線交信時に、前記路側機に対して盗難通報要請データを送信することを特徴とする請求項2ないし請求項10のいずれかに記載の自動料金収受用車載装置。
  12. 携帯無線制御手段を備え、前記制御手段は、前記電子キーの照合結果データが不一致を示している場合には、前記携帯無線制御手段を通じてユーザに盗難通報を送信することを特徴とする請求項2ないし請求項10のいずれかに記載の自動料金収受用車載装置。
  13. 前記携帯無線制御手段は、ユーザーの携帯電話へ盗難通報を送信することを特徴とする請求項12に記載の自動料金収受用車載装置。
  14. 前記電子キーの照合結果データが不一致を示している場合には、前記ICカードの抜き取りを禁止するロック手段を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の自動料金収受用車載装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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