JP2008303927A - ピストン - Google Patents

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Abstract

【課題】低速領域における減衰力をピストン速度に対して比例可能とする。
【解決手段】二つの円盤10,20を積層してなり、一方側円盤10は、他方側円盤20との合わせ面11aと反対側面12とを連通する一方側出口孔13と、反対側面12の一方側出口孔13より外周側から開口して合わせ面11aに通じる一方側入口孔14とを備え、他方側円盤20は、一方側円盤10との合わせ面21と反対側面22とを連通する他方側出口孔23と、反対側面22の他方側出口孔23より外周側から開口して合わせ面21に通じる他方側入口孔24とを備え、一方側出口孔13と他方側入口孔24とで一方ポートP1を形成し、他方側出口孔23と一方側入口孔14とで他方ポートP2を形成し、一方側円盤10の合わせ面11aと他方側円盤20の合わせ面21の一方あるいは両方に一方ポートP1と他方ポートP2とを連通するチョーク通路Cを設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、緩衝器のピストンの改良に関する。
一般的に緩衝器に設けられるピストンは、減衰バルブのバルブディスクとして機能しており、ピストンを利用した減衰バルブとしては、緩衝器内に二つの圧力室を隔成するピストンと、当該ピストンに設けたポートの外周に配置される環状弁座に着座する環状のリーフバルブとを備え、このリーフバルブでポートを開閉するものが知られている。
そして、リーフバルブの外周側を撓ませることによりポートを開閉する減衰バルブでは、ピストン速度が低い場合には、作動液体は、環状弁座に設けた切欠あるいはリーフバルブの外周に設けた切欠によって形成されるオリフィスを通過して、圧縮される圧力室から拡張される圧力室へ移動する。
したがって、このような減衰バルブでは、ピストン速度が低い場合には、オリフィス特有の二乗特性となる減衰特性(ピストン速度に対する減衰力変化)が発揮されて、ピストン速度が低速領域にあるときのピストン速度変化に対して減衰力変化が大きく、また、ピストン速度が低速領域を脱して中速となるとリーフバルブが環状弁座から離座するので中速領域における減衰特性が低速領域における減衰特性と大きく異なり、減衰特性が急激に変化してしまう。
そこで、低速領域においてピストン速度に対して減衰力をリニアに変化させるべく、弁座に着座するリーフバルブと、リーフバルブに積層されるサブリーフバルブの一部に切欠を設けるとともに、最上部に積層されるサブリーフバルブで切欠の大部分を閉塞してチョーク通路を構成する減衰バルブの提案がなされている(たとえば、特許文献1参照)。
また、これとは別に、ピストンに設けたポートに並列してピストンロッドにチョーク通路を形成し、低速領域においてピストン速度に対して減衰力をリニアに変化させる提案もある(たとえば、特許文献2参照)。
特開2001−165224号公報 特開2000−186734号公報
しかしながら、上述のように構成された減衰力バルブにおいては、特に問題がある訳ではないが、以下の不具合があると指摘される可能性がある。
即ち、リーフバルブとサブリーフバルブでチョーク通路を形成する場合、ピストン速度の微低速時には、上記ポートを通過した作動油が上記チョーク通路を通過することで高い減衰力を発生させるので、上記リーフバルブとサブリーフバルブとが確実に密着してチョーク通路を形成していないと、リーフバルブとサブリーフバルブの積層隙間から作動油の漏れが生じて、ピストン速度が低速領域において狙い通りの減衰特性を実現できない場合がある。
さらに、上記リーフバルブおよびサブリーフバルブを高い加工精度で製造するのは勿論、これらリーフバルブおよびサブリーフバルブを積層する際にも高い組付精度が必要となる。
従って、リーフバルブ自体の製造コストや、リーフバルブを積層する組付コストが嵩み、ひいては緩衝器自体の製造コストが嵩むという問題がある。
また、ピストンロッドにチョーク通路を形成する場合には、リーフバルブとサブリーフバルブの積層状態に関わらず、安定した減衰特性を発生可能ではあるが、ピストンロッドに孔空け加工が必要で、さらに、ピストンロッドに設けた孔にチョーク通路を備えたプラグを装着する必要があり、加工が面倒で製造コストが嵩んでしまう。
そこで、本発明は、上記した不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、加工が容易で安価に製造でき緩衝器に適用された際に低速領域における減衰力をピストン速度に対して比例的に変化させることが可能なピストンを提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、緩衝器のピストンロッドに連結されるピストンであって、二つの円盤を積層してなり、一方側円盤は、他方側円盤との合わせ面と反対側面とを連通する一方側出口孔と、反対側面の一方側出口孔より外周側から開口して合わせ面に通じる一方側入口孔とを備え、他方側円盤は、一方側円盤との合わせ面と反対側面とを連通する他方側出口孔と、反対側面の他方側出口孔より外周側から開口して合わせ面に通じる他方側入口孔とを備え、一方側出口孔と他方側入口孔とで一方ポートを形成し、他方側出口孔と一方側入口孔とで他方ポートを形成し、一方側円盤の合わせ面と他方側円盤の合わせ面の一方あるいは両方に一方ポートと他方ポートとを連通するチョーク通路を設けた。
本発明のピストンによれば、低速領域における減衰力をピストン速度に対して比例的に変化させるうえで、焼結にて製造可能な一方側円盤と他方側円盤の合わせ面に一方ポートと他方ポートとを連通するチョーク通路を形成するようにしたので、チョーク通路の加工が容易で製造コストが低減される。
また、このピストンを緩衝器に適用すれば、リーフバルブの積層状態の如何を問わず、安定的にチョーク通路が機能するので、確実に、低速領域における減衰力をピストン速度に対して比例的に変化させることができ、安定した減衰力の発生を期待できる。
以下、本発明のピストンを図に基づいて説明する。図1は、一実施の形態におけるピストンの平面図である。図2は、一実施の形態におけるピストンのYY’断面図である。図3は、一実施の形態におけるピストンを構成する一方側円盤の斜視図である。図4は、一実施の形態におけるピストンを構成する他方側円盤の斜視図である。図5は、一実施の形態におけるピストンを適用した緩衝器の減衰特性を示す図である。
一実施の形態におけるピストン1は、図1から図4に示すように、緩衝器のピストンロッド2の先端に固定されており、一方側円盤10および他方側円盤20の二つの円盤を積層することで構成され、緩衝器を構成するシリンダ40内に摺動自在に挿入されてシリンダ40内を上室41と下室42とに区画している。
また、このピストン1は、詳しくは後述するが、一方側出口孔13と他方側入口孔24とで形成される一方ポートP1と、他方側出口孔23と一方側入口孔14とで形成される他方ポートP2とを備えて、上記した緩衝器の上室41と下室42とを連通している。
そして、一方側円盤10の図2中下方には、弁座15に着座して一方側出口孔13を開閉するリーフバルブ4が積層されるとともに、他方の他方側円盤20の図2中上方には、弁座25に着座して他方側出口孔23を開閉するリーフバルブ5が積層され、ピストン1は、ピストンロッド2の先端2aに他方側円盤20が図2中上方に配置されピストンナット6で固定されている。
他方、このピストン1が適用される緩衝器は、周知であるので詳細には図示して説明しないが、具体的にたとえば、シリンダ40と、シリンダ40の上端を封止するヘッド部材(図示せず)と、ヘッド部材(図示せず)を摺動自在に貫通するピストンロッド2と、ピストンロッド2の先端2aに設けた上記ピストン1と、シリンダ40内にピストン1で隔成される2つの圧力室たる上室41と下室42と、シリンダ40の下端を封止する封止部材(図示せず)と、シリンダ40から出没するピストンロッド2の体積分のシリンダ内容積変化を補償する図示しないリザーバあるいはエア室と、を備えて構成され、シリンダ40内には流体、具体的には作動油が充填されている。
したがって、この緩衝器の場合、シリンダ40に対してピストン1が図1中上方に移動する場合、上室41内の圧力が上昇して一方側円盤10の弁座15に着座するリーフバルブ4を図2中下方に撓ませて一方側出口孔13が開かれるので、作動油は、上記した他方側円盤20の他方側入口孔24と一方側円盤10の一方側出口孔13とで形成される一方ポートP1を通過して上室41から下室42へ移動することになり、一方ポートP1は、緩衝器の伸長時に作動油が通過する伸側ポートとして機能し、また、リーフバルブ4で該伸側ポートを通過する作動油の流れに抵抗を与えて所定の圧力損失を生じせしめて、緩衝器に所定の伸側減衰力を発生させることになる。他方、シリンダ40に対してピストン1が図2中下方に移動する場合、下室42内の圧力が上昇して他方側円盤20の弁座25に着座するリーフバルブ5を図2中上方に撓ませて他方側出口孔23が開かれるので、作動油は、上記した一方側円盤10の一方側入口孔14と他方側円盤20の他方側出口孔23とで形成される他方ポートP2を通過して下室42から上室41へ移動することになり、他方ポートP2は、緩衝器の圧縮時に作動油が通過する圧側ポートとして機能し、また、リーフバルブ5で該圧側ポートを通過する作動油の流れに抵抗を与えて所定の圧力損失を生じせしめて、緩衝器に所定の圧側減衰力を発生させることになる。
以下、上記したピストン1の各部について詳しく説明すると、ピストン1を構成する一方側円盤10は、焼結成形によって製造されて凹部11を備えた有底筒状とされて中央部にはピストンロッド挿通孔10aを備えるとともに、同一円周上に配置されて他方側円盤20との合わせ面となる凹部11の底面11aと反対側面となる下面12とを連通する複数の一方側出口孔13と、下面12の一方側出口孔13より外周側から開口して凹部11の底面11aの一方側出口孔13,13間に通じる複数の一方側入口孔14とを備えて構成されている。
なお、一方側出口孔13は、図示したところでは六個等間隔に設けられており、各一方側出口孔13の出口端は一方側円盤10の下面12に設けた環状窓16によって連通され、この環状窓16の外周にはリーフバルブ4が離着座する環状の弁座15が設けられている。また、一方側出口孔13の上方側の開口端は、凹部11の底部11aに同一円周上で、かつ、底部11aの縁部、すなわち、底部11aと側壁部11bとの境を避ける位置に配置されている。
一方側入口孔14は、図示したところでは六個等間隔に設けられ、上記した弁座15より外周側から開口して凹部11の底部11aに通じているが、底部11a側の開口端は、一方側出口孔13,13間に配置されるとともに、これも底部11aの縁部、すなわち、底部11aと側壁部11bとの境を避ける位置に配置されている。
続いて、他方側円盤20は、焼結成形によって製造されて一方側円盤10の凹部11に嵌まり込む径の円盤とされるとともに中央部にはピストンロッド挿通孔27を備え、その合わせ面となる図2中下面21が凹部11の底部11aに当接するまで嵌め込まれると、上部が凹部11から突出するように上下長さが設定されている。このように、他方側円盤20は、その図2中下端側を一方側円盤10の凹部11内に挿入することによって、他方側円盤20が一方側円盤10の凹部11にフィットして径方向に位置決められるようになっている。
そして、ピストン1を構成する他方側円盤20は、同一円周上に配置されて一方側円盤10との合わせ面となる下面21と反対側面となる上面22とを連通する複数の他方側出口孔23と、上面22の他方側出口孔23より外周側となる他方側円盤20の外周側壁面20aから開口して下面21の他方側出口孔23,23間に通じる複数の他方側入口孔24とを備えて構成されている。
なお、他方側出口孔23は、図示したところでは六個等間隔に設けられており、各他方側出口孔23の出口端は他方側円盤20の上面22に設けた環状窓26によって連通され、この環状窓26の外周にはリーフバルブ5が離着座する環状の弁座25が設けられている。また、他方側出口孔23の下方側の開口端は、下面21に同一円周上で、かつ、下面21の縁部、すなわち、下面21と外周側壁面20aとの境を避ける位置に配置されている。
他方側入口孔24は、図示したところでは六個等間隔に設けられ、上記した弁座25より外周側から開口して下面21に通じているが、下面21側端は、他方側出口孔23,23間に配置されるとともに、下面21の縁部にかかるように開口している。
すなわち、この実施の形態の場合、他方側入口孔24は、他方側円盤20の単体で見た場合、他方側円盤20の外周側壁面から下面21にかけて設けた切欠となっており、この他方側円盤20を上記したように一方側円盤10の凹部11に嵌め込むことで、凹部11の内壁面と上記切欠とで他方側入口孔24が形作られ、また、この他方側入口孔24は、凹部11によって閉塞されることがないように、他方側円盤20の外周側壁面20aの凹部11から突出する部位から開口するようになっている。
そして、他方側円盤20を一方側円盤10の凹部11に嵌め込むと、他方側円盤20の他方側入口孔24と一方側円盤10の一方側出口孔13とが連通するとともに、他方側円盤20の他方側出口孔23と一方側円盤10の一方側入口孔14とが連通し、一方ポートP1と他方ポートP2とが六つずつ、円周方向に一つおきに形成される。なお、他方側円盤20を一方側円盤10の凹部11に嵌め込む際に、他方側入口孔24と一方側出口孔13との連通、および、他方側出口孔23と一方側入口孔14との連通を確実にするため、ピン、キーとキー溝、突条と凹部、あるいはスプラインといった一方側円盤10と他方側円盤20との円周方向の適宜の位置決め機構を設けておくとよい。
さらに、他方側円盤20は、同一円周上に配置されて一方側円盤10との合わせ面となる下面21側の端部外周にテ−パ面21aを備えるとともに、他方側出口孔23からテーパ面21aに通じる溝21bが設けられており、他方側円盤20を一方側円盤10の凹部11に嵌め込むと、テーパ面21aと凹部11の内壁との間に断面三角形状の隙間が形成され、この環状の隙間と上記溝21bとで他方側円盤20の他方側入口孔24と他方側出口孔23とを互いに連通状態とするチョーク通路Cが形成され、この環状のチョーク通路Cによって一方ポートP1と他方ポートP2とが連通される。
ピストン1の各部を成す一方側円盤10および他方側円盤20は、以上のように構成されるが、このピストン1にあっては、上記したように、伸側ポートとして機能する一方ポートP1と圧側ポートとして機能する他方ポートP2とがチョーク通路Cを介して連通状態とされるので、リーフバルブ4(5)が弁座15(25)から撓んでポートP1(P2)を開放するまでのピストン速度が低速領域にある場合には、作動油はチョーク通路Cを介して上室41と下室42とを行き来するので、当該緩衝器が発生する減衰力はピストン速度に対して比例的に変化する。
また、リーフバルブ4(5)が弁座15(25)から撓んでポートP1(P2)を開放するピストン速度が中速領域にある場合には、リーフバルブ4(5)がポートP1(P2)を開放する減衰特性となり、ピストン速度が低速領域にある場合に比較すると、減衰係数が低くなる。
したがって、このピストン1を適用した緩衝器の減衰特性は、図5に示すが如くとなり、オリフィス特性を備えた減衰バルブを採用する緩衝器に比較して、低速領域と中速領域との境で減衰特性が急激に変化するような事が無く、このピストン1を緩衝器に適用することで、低速領域における減衰力をピストン速度に対して比例的に変化させることができる。
そして、従来の減衰バルブのように、リーフバルブ、サブリーフバルブやピストンロッドに加工を施す方法を採用せず、低速領域における減衰力をピストン速度に対して比例的に変化させるうえで、本発明のピストン1では、焼結にて製造可能な一方側円盤10と他方側円盤20の合わせ面に一方ポートP1と他方ポートP2とを連通するチョーク通路Cを形成するようにしたので、チョーク通路Cの加工が容易で製造コストが低減される。
さらに、リーフバルブの積層状態の如何を問わず、安定的にチョーク通路Cが機能するので、確実に、低速領域における減衰力をピストン速度に対して比例的に変化させることができ、安定した減衰力の発生を期待できる。
またさらに、従来の減衰バルブのようにリーフバルブとサブリーフバルブでチョーク通路を形成する場合に比較して、ピストン1にチョーク通路Cが形成されるので、チョーク通路を形成するサブリーフバルブが不用となり、部品点数が削減される。
なお、一方側円盤10と他方側円盤20との合わせ面は、当該実施の形態の場合、一方側円盤10にあっては凹部11の底部11aおよび側壁部11bとなり、他方側円盤20にあっては下面21と外周側壁面20aの下方側となり、一方側入口孔14の凹部11側の開口端が底部11aと側壁部11bとの境にまでかかるように開口する場合には、他方側円盤20に溝21bを設けずともテーパ面21aにより他方側円盤20の他方側入口孔24と一方側円盤10の一方側入口孔14とを互いに連通状態とするチョーク通路Cが形成されるので、溝21bを省略する事が可能であり、また、一方側入口孔14の凹部11側の開口端が凹部11の側壁部11bまでにかけて開口する場合には、他方側円盤20の外周側壁面20aおよび凹部11の側壁部11bの一方あるいは両方にチョーク通路として機能する溝を設けて他方側入口孔24と一方側入口孔14とを連通してもよい。すなわち、ピストン1を二分割した円盤で構成して、合わせ面にチョーク通路を形成することで、チョーク通路の加工が容易となり製造コストが低減され安定した減衰力の発生を期待できるのである。
したがって、上記した他に、テーパ面21aを設ける代わりに凹部11の縁部に溝を設けて、当該溝にてチョーク通路を形成するとしてもよい。
しかしながら、本実施の形態のように、他方側円盤20の合わせ面となる下面側の端部外周にテーパ面21aを設けて、当該テーパ面21aと凹部11の内面との間の隙間でチョーク通路Cを形成する場合には、焼結にてテーパ面21aの形成が可能で、チョーク通路Cを設けるための後加工が不要となって、さらに製造コストが低減される点でさらに有利となる。
なお、上述したところでは、チョーク通路Cは環状とされているが必ずしも環状としなくともよいが、この実施の形態の場合、チョーク通路Cはテーパ面21aによって形成されて環状とされて、かつ、他方側出口孔23と他方側入口孔24とを接続するようにしているので、一方側円盤10とに対しての多少の位置ずれが生じたとしても、チョーク通路長さが均一となるので発生減衰力にバラつきが出ないので有利である。同様に、環状のチョーク通路が一方側円盤10に設けられる場合には、当該チョーク通路で一方側出口孔13と一方側入口孔14とを連通すれば上記利点を享受する事ができる。
また、上記したところでは、チョーク通路Cをテーパ面21aによって形成しているが、これに代えて他方側円盤20の下面21であってピストンロッド挿通孔27と、他方側出口孔23および他方側入口孔24の内縁との間に、他方側出口孔23と他方側入口孔24とに通じる溝を設け、当該溝をチョーク通路として機能させてもよい。この場合には、上記溝で連通する他方側出口孔23と他方側入口孔24とを複数の内から任意に選択できるので溝の長さの設定によってチョーク通路の長さを変更することができる。
なお、他方側入口孔を他方側円盤20の外周から切り欠いて形成するのではなく、他方側円盤20の上下を貫く孔で形成する場合には、他方側円盤20の図2中下端外周にテーパ面21aを形成してもチョーク通路Cは孔で形成される他方側入口孔に直接には連通しないので、他方側出口孔23とチョーク通路Cとを連通する溝21bと同様の溝を設けて、複数の他方側入口孔から任意のものを選択してチョーク通路Cに連通させることができる。この場合には、チョーク通路Cの長さを、チョーク通路Cで連通させる他方側出口孔23と孔で形成される他方側入口孔を複数の内から任意に選択することによって、調節することができる。
さらに、この実施の形態の場合、一方側円盤10に凹部11を設けて他方側円盤20を嵌め込んで一体化してピストン1を形成しているが、一方側円盤10および他方側円盤20を単純な円盤形状として、その合わせ面となる積層面にチョーク通路を形成するようにしてもよい。しかしながら、本実施の形態のように、一方側円盤10を有底筒状に形成することで、ピストン1の外周に設けられるピストンリング7を一方側円盤10の外周に装着することができるから、単純な円盤を二つ積層してその外周にピストンリング7を装着するとピストンリング7の外周面に凹凸ができてしまうといった事態を回避でき、緩衝器の伸縮動作に抵抗を与えてしまう危惧も無い点で一方側円盤10を有底筒状に形成することの利点がある。
また、本実施の形態にあっては、一方側出口孔13、一方側入口孔14、他方側出口孔23および他方側入口孔24がそれぞれ複数設けられているが、その数は任意である。
以上で本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されない。
一実施の形態におけるピストンの平面図である。 一実施の形態におけるピストンのYY’断面図である。 一実施の形態におけるピストンを構成する一方側円盤の斜視図である。 一実施の形態におけるピストンを構成する他方側円盤の斜視図である。 一実施の形態におけるピストンを適用した緩衝器の減衰特性を示す図である。
符号の説明
1 ピストン
2 ピストンロッド
2a ピストンロッドの先端
4,5 リーフバルブ
6 ピストンナット
7 ピストンリング
10 一方側円盤
10a,27 ピストンロッド挿通孔
11 凹部
11a 凹部における底部
11b 凹部における側壁部
12 下面
13 一方側出口孔
14 一方側入口孔
15,25 弁座
16,26 環状窓
20 他方側円盤
20a 外周側壁面
21 下面
21a テーパ面
21b 溝
22 上面
23 他方側出口孔
24 他方側入口孔
40 シリンダ
41 上室
42 下室
C チョーク通路
P1 一方ポート
P2 他方ポート

Claims (5)

  1. 緩衝器のピストンロッドに連結されるピストンであって、二つの円盤を積層してなり、
    一方側円盤は、他方側円盤との合わせ面と反対側面とを連通する一方側出口孔と、反対側面の一方側出口孔より外周側から開口して合わせ面に通じる一方側入口孔とを備え、
    他方側円盤は、一方側円盤との合わせ面と反対側面とを連通する他方側出口孔と、反対側面の他方側出口孔より外周側から開口して合わせ面に通じる他方側入口孔とを備え、
    一方側出口孔と他方側入口孔とで一方ポートを形成し、他方側出口孔と一方側入口孔とで他方ポートを形成し、
    一方側円盤の合わせ面と他方側円盤の合わせ面の一方あるいは両方に一方ポートと他方ポートとを連通するチョーク通路を設けたことを特徴とするピストン。
  2. 一方側円盤に凹部を設け、他方側円盤は一方側円盤の凹部に嵌め込まれてなる請求項1に記載のピストン。
  3. 他方側円盤の合わせ面側端部外周にテーパ部を設け、一方側円盤の凹部内壁とテーパ部との間にできる隙間でチョーク通路を形成したことを特徴とする請求項2に記載のピストン。
  4. チョーク通路は、環状とされて一方側円盤に設けられて一方側出口孔と一方側入口孔とを連通することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のピストン。
  5. チョーク通路は、環状とされて他方側円盤に設けられて他方側出口孔と他方側入口孔とを連通することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のピストン。
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