JP2008301149A - 音場制御方法、音場制御プログラム、音声再生装置 - Google Patents

音場制御方法、音場制御プログラム、音声再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】受信した放送番組の番組情報から抽出したジャンル情報と入力チャン数に基づいて、放送番組に適合した音場モードを実現するための音場制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の音場制御方法は、放送番組に付加されている番組情報からジャンル情報と入力チャンネル数を読み取る。そして、この読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数の双方に対応付けされた音場モードに係る情報とその音場制御情報を、番組情報として含まれる入力チャンネル数とジャンル情報とに関連付けして複数の音場モードの何れか一つの音場モードに係る情報を登録した音場モードテーブルを参照して求める。続いて、求めた音場制御情報に基づいて作成した制御指令をオーディオ制御部に出力して、オーディオ制御部を放送番組に適合した音場モードを実現するための処理構成に切り替える。
【選択図】図13

Description

本発明は、デジタル放送等のコンテンツを再生するときに、そのAV信号の音声信号を複数の音場モードのなかから放送番組に適した音場モードで音声出力するための音場制御方法とその音場制御プログラム、及び音声再生装置に関するものである。
デジタル放送を受信するテレビ受信機では、AV信号(オーディオ・ビジュアル信号;映像信号と音声信号を含む)とそれに付加された番組情報(ジャンル情報、番組タイトル名、番組概要、チャンネル情報など。以下、番組情報という)を受信している。テレビ受信機はこれら番組情報を基に番組内容に適した音場モードに切り替えるなどの制御を行うことができる。例えば特開2002−314447号公報(特許文献1)によれば、マイコンが、番組配列信号SIに含まれるジャンル分類コードとサラウンド設定番号とを対応させた対応テーブルを格納し、番組のジャンル分類コードに応じた指令信号DIRを出力し、音声サラウンド回路が、この指令信号DIRに応じて、デジタル音声信号の信号処理条件を設定し、視聴番組に適した音場を設定するようになっている。
特開2002−314447号公報
上記特許文献1に記載された従来技術は、番組のジャンル情報に応じてデジタル音声信号の信号処理条件を設定し、視聴番組に適した音場を設定するようになっているが、番組のジャンル情報のみに応じた音場とした場合、必ずしも番組に最適な音場になるとは限らない。
例えば、同じジャンルに分類されたものであっても、入力チャンネル数が異なる場合には入力チャンネル数に応じて異なる音場モードを設定したほうが適している場合があるからである。
従来は、放送番組のジャンル情報が同じであれば同じ音場モードにしているため、このような同じジャンルであっても入力チャンネル数が異なり、しかも最適な音場モードが入力チャンネル数によって異なる場合に対応することができないという問題があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、番組に応じた音場モードを再生する際、放送番組の番組情報に含まれているジャンル情報と入力チャンネル数の双方を考慮して番組内容に応じた最適な音場と高品位な音質で音声出力することができる音場制御方法とそのプログラム、及び音声再生装置を提供することにある。
本発明の音場制御方法は、複数の音場モードで音声信号を音声出力するために前記音声信号に加工を施すことができるオーディオ制御部に、放送番組の音声信号を入力して前記放送番組に適した音場モードに対応する加工を施すための音場制御方法であって、
前記放送番組に付加された番組情報から読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数との双方に対応する音場モードに係る情報とその音場制御情報を、前記放送番組の番組情報として含まれるジャンル情報と入力チャンネル数に関連付けして前記複数の音場モードの何れか一つの音場モードに係る情報と該音場モードに係る情報に対応して前記音声信号に加工を施すための音場制御情報を登録したジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブルを参照して求め、
前記求めた音場制御情報に基づいて前記加工を施すための制御指令を作成し、作成した前記制御指令を前記オーディオ制御部に出力することを特徴としている。
また、本発明の音場制御方法は、前記番組情報から読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数とに複数の前記ジャンル情報が含まれ、かつ前記ジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブルを参照して前記読み取った複数のジャンル情報の各ジャンル情報と前記入力チャンネル数との双方に対応する前記音場モードに係る情報が複数種求められたときには、
前記複数の音場モードに係る情報から1種を選択するために予め設定した優先順位に関する情報を参照して、前記求められた複数種の前記音場モードに係る情報から1種を選択することを特徴としている。
また、本発明の音場制御プログラムは、複数の音場モードで音声信号を音声出力するために前記音声信号に加工を施すことができるオーディオ制御部に、放送番組の音声信号を入力して前記放送番組に適した音場モードに対応する加工を施す処理を行う音場制御プログラムであって、
前記放送番組に付加されている番組情報のジャンル情報と入力チャンネル数を読み取るステップと、
前記読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数との双方に対応する音場モードに係る情報とその音場制御情報を、前記放送番組の番組情報として含まれるジャンル情報と入力チャンネル数に関連付けして前記複数の音場モードの何れか一つの音場モードに係る情報と該音場モードに係る情報に対応して前記音声信号に加工を施すための音場制御情報を登録したジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブルを参照して求める音場制御情報取得ステップと、
前記求めた前記音場制御情報に基づいて、前記音声信号に加工を施すための制御指令を作成するステップと、
作成した前記制御指令の信号を前記オーディオ制御部に出力するステップと、
を備えていることを特徴としている。
また、本発明の音場制御プログラムは、前記番組情報のジャンル情報と入力チャンネル数とを読み取るステップで読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数とに複数の前記ジャンル情報が含まれ、かつ前記音場制御情報取得ステップにより、前記読み取った複数のジャンル情報の各ジャンル情報と前記入力チャンネル数との双方に対応する前記音場モードに係る情報が複数種求められたときに、
前記複数の音場モードに係る情報から1種を選択するために予め設定した優先順位に関する情報を参照して、前記求められた複数種の前記音場モードに係る情報から1種を選択する処理を行うステップを備えていることを特徴としている。
また、本発明の音声再生装置は、複数の音場モードで音声信号を音声出力するために前記音声信号に加工を施すことができるオーディオ制御部に、放送番組の音声信号を入力して前記放送番組に適した音場モードに対応する加工を施して音声出力する音声再生装置であって、
前記放送番組に付加されている番組情報のジャンル情報と入力チャンネル数を読み取る手段と、
前記読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数の双方に対応する音場モードに係る情報とその音場制御情報を、前記放送番組の番組情報として含まれるジャンル情報と入力チャンネル数に関連付けして前記複数の音場モードの何れか一つの音場モードに係る情報と該音場モードに係る情報に対応して前記音声信号に加工を施すための音場制御情報を登録したジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブルを参照して求める音場制御情報取得手段と、
前記求めた前記音場制御情報に基づいて、前記音声信号に加工を施すための制御指令を作成する手段と、
作成した前記制御指令の信号を前記オーディオ制御部に出力する手段と、
を備えていることを特徴としている。
また、本発明の音声再生装置は、前記番組情報のジャンル情報と入力チャンネル数とを読み取る手段で読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数とに複数の前記ジャンル情報が含まれ、かつ前記音場制御情報取得手段により前記読み取った複数のジャンル情報の各ジャンル情報と前記入力チャンネル数との双方に対応する前記音場モードに係る情報が複数種求められたときに、
前記複数の音場モードに係る情報から1種を選択するために予め設定した優先順位に関する情報を参照して、前記求められた複数種の前記音場モードに係る情報から1種を選択する処理を行う手段を備えていることを特徴としている。
なお、上記した入力チャンネル数とは、放送番組等のコンテンツに係るAV信号に付加されている番組情報に含まれている情報であって、音声信号のモード(音声モード)を表すための情報である。例えば、1チャンネル(ch)、2ch、5.1ch等を表す情報を示す。また、上記コンテンツとは、デジタル放送等の放送番組及びこの放送番組を録画した番組等を示し、AV信号とこのAV信号に付加されている番組情報を含むものを示す。
本発明によれば、番組に応じた音場モードを再生する際、AV信号の番組情報として含まれているジャンル情報と入力チャンネル数との双方に基づいて予め設定された最適な音場モードを自動的に選択する処理を行うようにしているので、番組内容に応じた最適な音場と高品位な音質で音声再生することができる効果を奏する。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1乃至図3は、本発明をテレビ受信機1、オーディオ機器(音声再生装置)2、レコーダ3〜5などを、HDMI(High Definition Multimedia Interface)端子10〜17を備えたHDMIケーブル6〜9、及び光ケーブル18で接続して、AV信号や番組情報信号の授受を行い、映像や音声の再生を行う第1〜第3の実施の形態を示している。
図1はテレビ受信機1と音声再生装置となるオーディオ機器2をHDMIケーブル6と光ケーブル18で接続した第1の実施の形態を示す。図2はテレビ受信機1と2台の映像音声再生装置となる映像音声再生装置レコーダ3、4をHDMIケーブル7及びHDMIケーブル8で接続した第2の実施の形態を示し、図3はテレビ受信機1とオーディオ機器2をHDMIケーブル6と光ケーブル18で接続し、さらにオーディオ機器2とレコーダ5をHDMIケーブル9で接続した第3の実施の形態を示している。
テレビ受信機1は映像音声再生装置、あるいは受信手段であり、放送番組を直接受信して再生することができると共に、HDMIケーブル6〜9を介して外部機器から入力されたAV信号を基に番組を再生することができる。また、オーディオ機器2は音声再生装置であり、HDMIケーブル6〜9、光ケーブル18を介して入力された音声信号を基に音声を再生することができる。またレコーダ3〜5は番組記録再生装置、映像音声再生装置、あるいは受信手段であり、放送番組のAV信号を直接受信して記録、再生することができると共に、再生されたAV信号をHDMIケーブル6〜9を介して外部に出力することができる。図示はしていないがレコーダ3〜5は外部からAV信号を入力して記録、再生することもできる。
HDMI端子10〜17は、ディスプレイ接続技術のDVI(Digital Visual Interface)端子をAV(オーディオ・ビジュアル)関連機器向けにアレンジして開発されたもので、次世代テレビ向けのインターフェース規格に基づいた接続端子である。HDMI端子では1本のケーブルで映像信号、音声信号、制御信号を合わせて送ることができ、制御信号は双方向にも伝送させることができるため、機器間をシンプルに接続でき、1台のリモコンで複数のAV機器(オーディオ・ビジュアル機器)を制御することができるようになる。
図1乃至図3におけるHDMIケーブル6〜9部分の詳細な接続関係を図4に示す。
図4において、21は映像データと音声データの送り側であるHDMIソース、22は映像データと音声データの受け側のHDMIシンクを示している。例えば図2で言えばレコーダ3とレコーダ4がHDMIソース21に相当し、テレビ受信機1がHDMIシンク22に相当している。HDMIソース21にはHDMI送信機23が備わり、HDMIシンク22にはHDMI受信機24が備わっている。25は両端にHDMI端子26、27を備えたHDMIケーブルである。
HDMI送信機23に入力された映像信号、音声信号、及び制御状態信号がTMDSチャンネル28(TMDSチャンネル0〜2とTMDSクロックチャンネル)を通してHDMIシンク22にシリアル伝送される。HDMIシンク22ではTMDSクロックチャンネルを通して送られたクロック信号を基に、TMDSチャンネル28を通して送られた映像信号、音声信号、制御状態信号を再生する。なお、音声信号と制御状態信号は映像信号のブランキング期間を利用して伝送される。
また、HDMIケーブル25にはCEC(Consumer Electronics Control)ライン29とDDC(Display Data Channel)ライン30も配置されている。CECライン29とDDCライン30は双方向ラインであり、これらの信号ラインを通じ機器間で制御信号のやり取りが行われる。
例えば、後述するように、テレビ受信機1やオーディオ機器2の音場モードを切り替えるため、テレビ受信機1、オーディオ機器2、及びレコーダ3〜5の間で、放送番組のジャンル情報や入力チャンネル数に応じた情報がCECライン29を通してやり取りされる。
上記したジャンル情報とは、放送番組を分類するための情報であって、例えば、「映画」、「ドラマ」、「音楽」、「ドキュメンタリ」、「ニュース」、「スポーツ」、「アニメ」等を表す情報をコード化したものである。また、入力チャンネル数とは、放送番組等のコンテンツの音声信号についてその音声モードの種類を表す情報であって、例えば5.1チャンネル(ch)、2ch、1ch等を示す情報である。これらジャンル情報と入力チャンネル数に関する情報は、AV信号の付加する情報として含まれているSI(Service Information:番組配列情報)から抽出して取得することができる。
また、テレビ受信機1やレコーダ3〜5は、自己に直接的又は間接的に外部接続された機器の映像表示仕様や音声出力仕様などを、EDID(Extended Display Identification)−ROM31からDDCライン30を通して読み取り、接続されている機器の仕様にあった映像信号と音声信号を送信するようになっている。
図5は、図3に示す第3の実施の形態を、概略の制御ブロック図で示したものである。図5において、41〜43はホストCPUである。また、44はモニターマイコン、45、46はフロントマイコンである。47〜49はインターフェース回路である。また、50、51はHDMI受信用LSIである。また、52、53はHDMI送信用LSIである。インターフェース47、48、49間はCECラインで接続されている。HDMI受信用LSI50、51はHDMI受信機24をLSI化したもの、HDMI送信用LSI52、53はHDMI送信機23をLSI化したものである。
HDMI送信用LSI53には送信先としてHDMI受信用LSI50が接続されている。またHDMI送信用LSI52には送信先としてHDMI受信用LSI51が接続されている。またHDMI送信用LSI53は、HDMI受信用LSI51がHDMI送信用LSI52から受信したデータを受け取ることができるように、HDMI受信用LSI51に接続されている。
ホストCPU41〜43は、記憶手段となるメモリ(図6に示すメモリ118)を備えている。このメモリとしては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、各ROMにはそれぞれテレビ受信機1、オーディオ機器2、レコーダ5(3、4)の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されている。また、テレビ受信機1とオーディオ機器2のROMには後述するジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブル500(図11参照)等のデータテーブルが記憶されている。そして、これらプログラムの制御により、ホストCPU41〜43は、モニターマイコン44、フロントマイコン45、46、インターフェース回路47〜49、CECラインを介して相互に通信することができる。さらに、ホストCPU41〜43は、HDMI送信用LSI52、53を制御し、TMDSチャンネルを介して映像信号、音声信号、制御状態信号を送信することができる。さらに、ホストCPU41、42は、HDMI受信用LSI50、51を制御し、TMDSチャンネルを介して映像信号、音声信号、制御状態信号を受信することができる。
HDMIケーブル6は、映像信号、音声信号、制御状態信号の伝送方向が一方向のみ可能なので、テレビ受信機1が放送局から受信した番組の音声をオーディオ機器2のスピーカで再生する場合には、テレビ受信機1からオーディオ機器2へ音声データを送る光ケーブル18が設けられる。54、55は光ケーブル用インターフェースである。
例えば、ユーザによって操作されるリモコン(図示なし)からの指令により、テレビ受信機1がレコーダ5の映像信号、音声信号を受信して映像表示及び音声出力する場合には、テレビ受信機1のホストCPU41はプログラム制御により、レコーダ5のホストCPU43に対して映像信号と音声信号を送信するよう制御信号を送る。
この制御信号はモニターマイコン44、インターフェース回路47、CECライン、インターフェース回路49、フロントマイコン46を介してホストCPU43に伝達される。ホストCPU41からの制御信号を受け取ったホストCPU43は、HDMI送信用LSI52を制御してテレビ受信機1に向けて映像信号と音声信号を送信する。HDMI送信用LSI52から送信された映像信号と音声信号は一旦オーディオ機器2のHDMI受信用LSI51で受信される。このときホストCPU42は受信された信号が自己向けでないと判断し、再びHDMI送信用LSI53からテレビ受信機1に向けて映像信号と音声信号を送信する。HDMI送信用LSI53から送信された映像信号と音声信号はテレビ受信機1のHDMI受信用LSI50で受信され、自己向けに送信された信号と判断したら受信したデータを取り込む。
テレビ受信機1はこのようにしてレコーダ5からの映像信号と音声信号を基に映像表示、音声出力を行うことができる。また、レコーダ5で録画番組等のコンテンツの番組情報から抽出されたジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)をレコーダ5のホストCPU43からテレビ受信機1のホストCPU41に、フロントマイコン46、インターフェース回路49、CECライン、インターフェース回路47、モニターマイコン44を介して送信する。テレビ受信機1は、上記により受信したジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)に応じてスピーカ出力モード(音場モード)を番組に適した構成に切り替える制御を行う。
なお、上記したジャンル情報や入力チャンネル数の送信手段として、レコーダ5により番組情報から抽出されたジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)そのものを送るのではなく、この情報をもとにスピーカ出力モードが番組に適したものになるような「番組情報に基づく制御情報」(ここでの番組情報に基づく制御情報とは、音声再生手段が持つ複数の音場モードの中で番組に対応した音場モードになるように制御するための情報であり、例えばバーチャルサラウンドをONするかOFFするかの指定するコマンド(後述の「VS ON/OFF」など)や、番組情報に対応したコードなどを使用することができる)を送っても良い。
また、他の例として、例えば、ユーザによって操作されるリモコン(図示なし)からの指令により、レコーダ5の映像信号を基にテレビ受信機1で映像表示し、レコーダ5の音声信号を基にオーディオ機器2で音声出力する場合には、ホストCPU41はレコーダ5のホストCPU43に対して、映像信号をテレビ受信機1に送信し、音声信号をオーディオ機器2に送信するよう制御信号を送る。
この制御信号はモニターマイコン44、インターフェース回路47、CECライン、インターフェース回路49、フロントマイコン46を介してホストCPU43に伝達される。ホストCPU41からの制御信号を受け取ったホストCPU43は、HDMI送信用LSI52を制御してテレビ受信機1に向けて映像信号を送信し、オーディオ機器2に向けて音声信号を送信する。HDMI送信用LSI52から送信された映像信号と音声信号は一旦オーディオ機器2のHDMI受信用LSI51で受信される。このときホストCPU42は受信された信号のうち、映像信号は自己向けでないと判断し、この映像信号を再びHDMI送信用LSI53からテレビ受信機1のHDMI受信用LSI50に向けて映像信号を送信する。HDMI送信用LSI53から送信された映像信号はテレビ受信機1のHDMI受信用LSI50で受信される。このときホストCPU41は自己向けに送信された映像信号と判断し、受信したデータを取り込む。このようにしてテレビ受信機1は自己の映像表示部に映像を表示する。
一方、オーディオ機器2のホストCPU42は、受信した音声信号は自己向けであると判断するので自己向け音声データとして取り込む。そして、オーディオ機器2は取り込んだ音声データを基に自己のスピーカから音声を出力する制御を行う。また、レコーダ5で抽出されたジャンル情報と入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)をレコーダ5のホストCPU43からオーディオ機器2のホストCPU42に、フロントマイコン46、インターフェース回路49、CECライン、インターフェース回路48、フロントマイコン45を介して送信する。オーディオ機器2は、上記ジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)に応じてスピーカ出力モードを番組に適した構成に制御する。別の手段として、レコーダ5から抽出されたジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)そのものを送るのではなく、この情報をもとにスピーカ出力モードが番組に適したものになるような番組情報に基づく制御情報を送ってもよい。
このようにレコーダ5の映像信号、音声信号を基に、テレビ受信機1で映像表示し、オーディオ機器2で音声を出力することができる。また、ホストCPU43はHDMIケーブル9のCECラインを介してジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)もしくは、この情報をもとにスピーカ出力モードが番組に適したものになるような番組情報に基づく制御情報を送る。これらの情報を受信して、オーディオ機器2はスピーカ出力モードを番組に適した構成に切り替える制御を行う。
また、さらに他の例として、例えば、テレビ受信機1のホストCPU41が、ユーザによって操作されるリモコン(図示なし)からの指令により、テレビ受信機1が放送局からの放送番組を受信して映像をテレビ受信機1で表示し、音声をオーディオ機器2から出力する場合には、テレビ受信機1の通常の処理でテレビ受信機1の表示部に映像を表示し、音声はテレビ受信機に備わるスピーカからの出力を停止し、代わりに光ケーブル18を通して音声データをオーディオ機器2へ送る。
このとき、テレビ受信機1のホストCPU41は、ジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)をテレビ受信機1のホストCPU41からオーディオ機器2のホストCPU42に、モニターマイコン44、インターフェース回路47、CECライン、インターフェース回路48、フロントマイコン45を介して送信する。オーディオ機器2は、上記ジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)に応じてスピーカ出力モードを番組に適した構成に制御する。別の手段として、テレビ受信機1はジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)そのものを送るのではなく、この情報をもとにスピーカ出力モードが番組に適したものになるような番組情報に基づく制御情報を送っても良い。
これにより、テレビ受信機1が受信した放送番組の映像をテレビ受信機1の表示機により表示し、放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に対応した音場モードでオーディオ機器2のスピーカから音声を出力することができるようになる。
このように、HDMIケーブルと光ケーブルにより相互接続されたテレビ受信機1、オーディオ機器2、レコーダ5は、リモコンでテレビ受信機1に操作信号を送ることにより種々の再生モードを実現できるようになる。上記再生モードの例の他にも種々の再生モードが考えられる。この場合、種々の再生モードを実現するに当たり音声データを双方向に送受信することが必要な箇所には光ケーブルが追加的に備えられる。
図6は、図3に示した第3の実施の形態における、テレビ受信機1、オーディオ機器2、レコーダ5の制御構成を更に詳細に示した図である。
図6を参照すると、本実施の形態のテレビジョン受信装置(テレビ受信機)1は、アンテナ104と、チューナ105と、多重化復元部106と、映像復号部107と、音声復号部120と、コンテンツ情報復号部111と、表示部109と、オーディオ制御部121と、システムコントローラ115と、左右のフロントスピーカ129、130と、センタスピーカ131と、サブウーファ132と、リモコン受光部116と、リモコン117と、アンプ125〜128と、ボリューム124と、メモリ118と、操作部119と、セレクタ108、112と、HDMI受信LSI110と、デジタルオーディオインターフェース変調部113と、発光素子114と、双方向インターフェース回路133と、EDID−ROM134を具備している。
なお、上記システムコントローラ115は、ホストCPU41がメモリ118のROMに記憶している各種のプログラムを作動させて、テレビ受信機1の動作を統括して制御するための手段となる。この各種のプログラムは、図9に示すようなプログラムを備えている。これらのプログラムの処理内容については後記する。
チューナ105は、アンテナ104によって受信された放送信号から所望の周波数のチャンネルを選局し、復調処理を行う。なお、アンテナ104によって受信される放送信号は、地上デジタル放送、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送等であり、チューナ105によって復調される信号は、コンテンツの映像信号と音声信号および当該コンテンツに関する番組情報が時分割複合化された多重化信号として多重化復元部106に出力される。また、コンテンツとは、放送局からの放送信号によって供給される放送番組に限らず、インターネット等のネットワークを介して得られる番組を含むものとし、この場合には、ネットワークからコンテンツの映像信号と音声信号および当該コンテンツに関する番組情報が時分割複合化された多重化信号が多重化復元部106に出力される。
多重化復元部106は、チューナ105(もしくはネットワーク、記録媒体の再生装置)から入力された多重化信号を基に、視聴したい番組の映像信号、音声信号、番組情報を分離する。分離した映像信号は映像復号部107に出力され、分離した音声信号は音声復号部120に出力され、分離した番組情報はコンテンツ情報復号部111に出力される。なお、番組情報は、入力信号に多重されている番組のジャンル情報に係わる情報を表すジャンルコードや、EPG(Electronic Programming Guide)等の情報である。このコンテンツのジャンルコードとしては、前記したように、例えば「映画」、「ドラマ」、「音楽」、「ドキュメンタリ」、「ニュース」等を表すコードが含まれているものとする。
映像復号部107は、多重化復元部106から入力された映像信号を復号化し、復号化された映像信号はセレクタ108を介して表示部109に出力され映像表示される。表示部109としては、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT等の表示手段が用いられる。
音声復号部120は、セレクタ112を介して多重化復元部106から入力された音声信号を復号化し、復号化された音声信号はオーディオ制御部121によって加工処理が施された後、ボリューム124を介してアンプ125〜128で増幅され、出力チャンネルが3.1chの左右のフロントスピーカ129、130と、センタスピーカ131と、サブウーファ132とから音声出力される。
コンテンツ情報復号部111は、多重化復元部106から入力された番組情報を復号化すると共に、復号化された番組情報からジャンル情報と入力チャンネル数を抽出し、抽出したジャンル情報と入力チャンネル数は、入出力制御プログラムの制御によりシステムコントローラ115に出力される。なお、同一のコンテンツに複数のジャンルが設定されている場合、すなわち番組情報として同一のコンテンツに複数のジャンルが含まれている場合には、抽出した複数のジャンルがシステムコントローラ115に出力される。
オーディオ制御部121は、音声復号部120によって復号化された音声信号に加工を施して音質の調整を行う音声加工処理手段であり、電子回路から構成されるチャンネル数変換処理部191と、音場変更処理部192と、強調処理部193と、イコライザ処理部194とを備えている。
チャンネル数変換処理部191及び音場変更処理部192は、音声復号部120によって復号化された音声信号の入力チャンネル数を変換する機能を有している。
復号化された音声信号のうち、LFE(低音(20Hz〜120Hz)の効果音)を除く音声信号のチャンネル数変換処理及び、LFEを含まない音声信号からLFE成分を生成する処理を行う。例えば、5.1chの音声信号を3.1ch又は1.1chに、2chの音声信号を1chに、3.1chの音声信号を1.1chにそれぞれ変換するダウンミックス処理、5.1chの音声信号を3.1ch又は2.1chに変換するバーチャルサラウンド処理、2chの音声信号を3ch又は5chに変換するマトリクスデコード処理、1chの音声信号を2chに変換するステレオ変換処理を行う。
また、チャンネル数変換処理部191及び音場変更処理部192は、チャンネル数を変換する処理と同時に、音場、すなわちリスニング環境を変更する機能を有し、例えば、後方にスピーカが存在しないにもかかわらず、あたかも後方に音源があるかのように感じるバーチャルサラウンド処理、仮想的なスピーカ位置をスピーカの外側に移動させるスピーカ位置変更処理などを行う。
そして、チャンネル数変換処理部191及び音場変更処理部192により変換された出力チャンネルの各チャンネルに対応するスピーカ129〜132から音声が再生されることになる。
チャンネル数変換処理部191と音場変更処理部192は、バーチャルサラウンドやプロロジック2(登録商標)、入力された音声信号に従って忠実に音声の再生を実現する音場(ピュア再生)、等を実現する処理を行う。
強調処理部193は、センタスピーカ131からの音声出力を他のスピーカからの音声出力よりも強調する機能を有し、例えば、センタスピーカ131から出力される音声信号のみを増幅するセンタ強調処理、センタスピーカ131から出力される音声信号を増幅すると共に、他のスピーカから出力される音声信号を減幅するバランス調整処理が行われる。
イコライザ処理部194は、周波数帯域毎に、ゲインを増減して音質をコントロールする機能を有し、フロントスピーカ129、130の指向性による周波数特性を補正する指向性補正処理を行うと共に、低音を増幅する低音増強処理を行う。
ボリューム124はシステムコントローラ115の指示にしたがって各スピーカの音圧(音量)を制御する。
リモコン受光部116は、リモコン117からの操作信号(赤外線)を受信し、受信した操作信号を電気信号に変換してシステムコントローラ115に出力する。
メモリ118は、前記したようにROM、RAM等から構成される。このうち、ROMには、前記したようにテレビ受信機1の動作を制御するためのプログラムが記憶されている。さらに、ROMにはAV信号に付加される番組情報のジャンル情報と入力チャンネル数について、これらジャンル情報と入力チャンネル数とに関連付けして音声信号を最適な音場モードで音声出力するための音場制御情報を登録したジャンル情報・入力チャネル数別音場モードテーブル500(後述の図11参照)と、音場モード選択優先順位テーブル600(後述の図12参照)が記憶されている。また、RAMにはコンテンツ情報復号部111によって抽出されたジャンル情報と入力チャンネル数等のコンテンツの番組情報に関するデータが記憶される。
HDMI受信用LSI110は、HDMIケーブル6を介してオーディオ機器2から受信した信号から映像信号と音声信号を分離再生し、映像信号をセレクタ108へ出力し、音声信号をセレクタ112へ出力する。
セレクタ108は、システムコントローラ115の入出力制御プログラムからの指示により映像復号部107からの映像信号、又はHDMI受信用LSI110からの映像信号のいずれか一方を選択して表示部109へ出力する。またセレクタ112は、同様にシステムコントローラ115からの指示により多重化復元部106からの音声信号、又はHDMI受信用LSI110からの音声信号のいずれか一方を選択して音声復号部120とデジタルオーディオインターフェース変調部113へ出力する。
デジタルオーディオインターフェース変調部113は、セレクタ112から入力した音声信号を光ケーブル伝送用信号に変調して発光素子114に出力する。発光素子114はデジタルオーディオインターフェース変調部113からの信号に応じて発光し、この光は光ケーブル18によりオーディオ機器2に向けて伝送される。
また、双方向インターフェース回路133がシステムコントローラ115とHDMIケーブル6のCECラインとの間に備わり、送受信される信号の双方向バッファ回路を構成する。
EDID−ROM134には、テレビ受信機1の映像表示仕様や音声出力仕様が記憶されており、HDMIケーブル6、9のDDCラインを介してオーディオ機器2やレコーダ5にこれらの映像表示仕様又は音声出力仕様情報を伝達する。図示はしていないが、HDMI端子10、11等にはホットプラグ検出端子が備わっているので、HDMI端子が接続されたときにホットプラグ検出機能を使用してこれらの映像表示仕様又は音声出力仕様情報がオーディオ機器2あるいはレコーダ5に伝達される。
テレビ受信機1のROMには、図9に示すプログラムが記憶されている。これらのプログラムは、メイン制御プログラムM1、入出力制御プログラムP1、通信制御プログラムP2、音場制御情報取得プログラムP3(音場制御情報取得手段)、優先順位による音場モード選択プログラムP4、音場切り替え制御プログラムP5、リモコン指令処理プログラムP6、等から構成される。メイン制御プログラムM1は、テレビ受信機1の動作を統括して制御するためのプログラムである。
本実施の形態のオーディオ機器2は、システムコントローラ156と、セレクタ142と、音声復調部143と、オーディオ制御部144と、ボリューム147と、アンプ148〜151と、左右のフロントスピーカ152、153と、センタスピーカ154と、サブウーファ155と、HDMI受信用LSI150と、HDMI送信用LSI160と、受光素子140と、デジタルオーディオインターフェース復調部141と、双方向インターフェース回路157と、EDID−ROM158を具備している。また、オーディオ機器2は、図6には示していないが、テレビ受信機1が備えているメモリ118と同様のROMとRAM等から構成されるメモリを備えている。
なお、オーディオ機器2が備えているROMには、ホストCPU42がオーディオ機器2の動作を制御する各種のプログラムと、前述したジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブル500(以下、音場モードテーブル500という)、音場モード選択優先順位テーブル600、等が記憶されている。この各種のプログラムは、図10に示すように、前記したテレビ受信機1のROMが備えているプログラムとほぼ同様な処理機能を備えたメイン制御プログラムM2、入出力制御プログラムP21、通信制御プログラムP22、音場制御情報取得プログラムP23(音場制御情報取得手段)、優先順位による音場モード選択プログラムP24、音場切り替え制御プログラムP25、等から構成される。メイン制御プログラムM2は、オーディオ機器2の動作を統括して制御するためのプログラムである。
光ケーブル18を介して発光素子114からの音声信号がオーディオ機器2の受光素子140に入力されると、受光素子140は光信号を電気信号に変換して、デジタルオーディオインターフェース復調部141に出力する。デジタルオーディオインターフェース復調部141は光伝送用に変調された信号を復調し、該復調された信号はセレクタ142を介して音声復調部143に入力されて音声信号として復調される。復調された音声信号はオーディオ制御部144に入力される。
オーディオ制御部144に入力された音声信号は、オーディオ制御部144によって加工を施された後、ボリューム147を介してアンプ148〜151で増幅され、左右のフロントスピーカ152、153と、センタスピーカ154と、サブウーファ155とから音声出力される。ボリューム147はシステムコントローラ156の指示に従って各スピーカの音圧を制御する。
オーディオ制御部144は、システムコントローラ156の制御により、音声復調部143によって復調された音声信号に加工を施して音質を調整する音声加工処理手段であり、チャンネル数変換処理部181と、音場変更処理部182と、強調処理部183と、イコライザ処理部184とからなる。
チャンネル数変換処理部181は、音声復調部143によって復調された音声信号のチャンネル数を変換する機能を有し、チャンネル数変換処理として、例えば、5.1chの音声信号を3.1ch又は1chに、2chの音声信号を1chに、3.1chの音声信号を1chにそれぞれ変換するダウンミックス処理、5.1chの音声信号を3.1ch又は2chに変換するバーチャルサラウンド処理、2chの音声信号を3.1ch又は5.1chに変換するマトリクスデコード処理、1chの音声信号を2chに変換するステレオ変換処理を行う。そして、チャンネル数変換処理部181により変換された出力チャンネル数に対応するスピーカ152〜155から音声が再生されることになる。
音場変更処理部182は、前記した音場変更処理部192と同様に音場、すなわちリスニング環境を変更する機能を有し、例えば、後方にスピーカが存在しないにもかかわらず、あたかも後方に音源があるかのように感じるバーチャルサラウンド処理、仮想的なスピーカ位置をスピーカの外側に移動させるスピーカ位置変更処理などを行う。
強調処理部183による処理は、前記した強調処理部193と同様に、センタスピーカ131からの音声出力を他のスピーカからの音声出力よりも強調する機能を有し、例えば、センタスピーカ131から出力される音声信号のみを増幅するセンタ強調処理、センタスピーカ131から出力される音声信号を増幅すると共に、他のスピーカから出力される音声信号を減幅するバランス調整処理が行われる。
チャンネル数変換処理部181、音場変更処理部182は、及び強調処理部183による処理は、前述のチャンネル数変換処理部191、音場変更処理部192と同様に、バーチャルサラウンドやプロロジック2(登録商標)、入力された音声信号に従って忠実に音声の再生を実現する音場(ピュア再生)、等を実現する処理を行う。
イコライザ処理部184は、イコライザ処理部194と同様に、周波数帯域毎に、ゲインを増減して音質をコントロールする機能を有し、フロントスピーカ152、153の指向性による周波数特性を補正する指向性補正処理を行うと共に、低音を増幅する低音増強処理を行う。
また、双方向インターフェース回路157がシステムコントローラ156とHDMIケーブル6、9のCECラインとの間に備わり、送受信される信号の双方向バッファ回路を構成する。
また、EDID−ROM158には、オーディオ機器2の音声出力仕様が記憶されており、HDMIケーブル6、9のDDCラインを介してテレビ受信機1やレコーダ5にこの音声出力仕様情報を伝達する。図示はしていないが、HDMI端子にはホットプラグ検出端子が備わっているので、HDMI端子が接続されたときにホットプラグ検出機能を使用してこれらの映像表示仕様や音声出力仕様情報がテレビ受信機1あるいはレコーダ5に伝達される。
HDMI受信用LSI159は、HDMIケーブルを介して受信したレコーダ5からの映像信号と映像信号を分離再生し、映像信号をHDMI送信用LSI160へ出力し、音声信号をHDMI送信用LSI160とセレクタ142へ出力する。
また、HDMI送信用LSI160はHDMI受信用LSI159から入力した映像信号と音声信号をHDMIケーブル6のTMDSチャンネル167を介してテレビ受信機1のHDMI受信用LSI110に出力する。HDMI送信用LSI160からHDMI受信用LSI110に出力される信号は、図4に示したようにHDMI規格に基づいた信号(TMDSリンクといわれる映像、音声、クロック信号)とされて送信される。
セレクタ142は、システムコントローラ156からの指示によりデジタルオーディオインターフェース復調部141からの音声信号、又はHDMI受信用LSI159からの音声信号のいずれか一方を選択して音声復調部143へ出力する。
また、本実施の形態のレコーダ5は、システムコントローラ172と、HDMI送信用LSI171を具備している。システムコントローラ172は、ホストCPU43によりレコーダ5の動作を制御するためのプログラムを備えている。このプログラムとしては、テレビ受信機1及びオーディオ機器2が備えている前記したメインプログラムM1(M2)、入出力制御プログラムP1(P21)、及び通信制御プログラムP2(P22)と同様な機能を有するプログラムを備えている。
HDMI送信用LSI171は、システムコントローラ172の通信プログラムの指示に従い、レコーダ5内部の記憶手段に記憶した映像データ、HDMI送信用LSI171からオーディオ機器2のHDMI受信用LSI159に向けて映像信号と音声データを送信する。また、システムコントローラ172は、図示されていないホットプラグ検出機能を使用して、テレビ受信機1のEDIR−ROMに記憶された映像表示仕様、音声出力仕様、あるいはオーディオ機器2のEDIR−ROMに記憶された音声出力仕様のデータを、DDCライン166を通して読み取ることができる。また、システムコントローラ172はCECライン165を通してテレビ受信機1又はオーディオ機器2のシステムコントローラ115、156と制御信号の授受ができるようになっている。図示していないがレコーダ内部では、CECラインには双方向バッファ、DDCラインにはEDIDーROMがテレビ受信機1の双方向バッファ133やEDIDーROM134と同様の構成で接続されている。
次に、ユーザによって操作されるリモコン117からの指令により、テレビ受信機1が放送局からの放送番組を受信してテレビ受信機1の表示部109で映像表示し、オーディオ機器2のスピーカ152〜155から音声出力する場合の、映像信号、音声信号、及び制御信号の流れを、図7に従って説明する。なお、図7に示す制御ブロックは、図6に示した構成図と同じである。
オーディオ機器2の音声出力仕様は、テレビ受信機1がオーディオ機器2にHDMIケーブル6を介して接続された際、システムコントローラ115によりEDID−ROM158の音声出力仕様データが読み取られて、予めメモリ118を構成するRAMに記憶されている。
まず、テレビ受信機1はアンテナ104からの放送番組を受信できる状態にあるとする。
ユーザがリモコンを操作して、テレビ受信機1が放送局からの放送番組を受信して映像をテレビ受信機1の表示部109で表示し、音声をオーディオ機器2のスピーカ152〜155から出力するように切り替えるよう指示すると、リモコン117からの指令を受け取ったシステムコントローラ115は、映像復号部107の信号を選択するようにセレクタ108を切り替える。また、多重化復元部106からの信号を選択するようにセレクタ112を切り替える。また、ボリューム124のゲインを0として音声出力がスピーカ129〜132から出力されないように処理する。なお、このときオーディオ制御部121は動作を停止するとよい。
また、システムコントローラ115は、CECラインを通してシステムコントローラ156に音声をオーディオ機器2のスピーカ152〜155から出力するよう指示する。この指令を受け取ったシステムコントローラ156はセレクタ142をデジタルオーディオインターフェース復調部141の信号を選択するように切り替え、また、システムコントローラ115からCECライン169を通して送られてくる放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に応じて、最適な音場モードになるようにオーディオ制御部144の処理構成を切り替える処理を行う。
従って、映像復号部107で復号された映像信号はセレクタ108により選択されて表示部109に送られ、これにより表示部109は放送番組の映像を表示する。この映像信号は図7の実線(イ)で示した信号の流れで示される。
また、コンテンツ情報復号部111で抽出されたジャンルがシステムコントローラ115に出力される。コンテンツ情報復号部111は、多重化復元部106から入力された番組情報を復号化すると共に、復号化された番組情報からジャンル情報に係わる情報を抽出してシステムコントローラ115に出力する。また、多重化復元部106からの音声信号はセレクタ112により選択されて音声復号部120とデジタルオーディオインターフェース変調部113に出力される。
また、音声復号部120によって音声信号の入力チャンネル数が復号化される。そして、システムコントローラ115は、放送番組のジャンルに係わる情報をコンテンツ情報復号部111から読み取り、さらに、入力チャンネル数に係わる情報を音声復号部120から読み取る。システムコントローラ115は、読み取った放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数を、オーディオ機器2のシステムコントローラ156に送信する。この指令は図7の一点鎖線(ロ)で示した信号の流れで示される。なお、この送信処理においては、前記したように、ジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)そのものを送るのではなく、この情報をもとに後述する音場モードテーブルを参照して、スピーカ出力モードを番組に適したものにするための音場制御情報を送っても良い。
この放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に応じた信号を受けたシステムコントローラ156は、メモリ(ROM)に記憶している音場モードテーブル500を参照して、受信したジャンル情報と入力チャンネル数の双方に一致する音場制御情報を求める処理を行う。続いて、システムコントローラ156は音場切り替え指令プログラムを作動させて、オーディオ制御部144に対して、求めた音場制御情報に対応する音場制御信号を作成して出力する。オーディオ機器2のオーディオ制御部144は、この音場制御信号により音声信号を加工するための処理構成が、放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に対応した最適な音場モードを実現するように切り替えられる。
セレクタ112から出力された音声信号はデジタルオーディオインターフェース変調部113にも出力されているので、この音声信号は、デジタルオーディオインターフェース変調部113、発光素子114、光ケーブル18、受光素子10、デジタルオーディオインターフェース復調部141に伝送される。セレクタ142はデジタルオーディオインターフェース復調部141からの信号を選択し音声復調部143に送る。オーディオ制御部144は、既に放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に対応した最適な音場モードを実現する処理構成に切り替えられているので、オーディオ制御部144により加工が施された音声信号を基にスピーカ152〜155から出力される。この音声信号は図7の点線(ハ)で示した信号の流れで示される。
これにより、スピーカ152〜155から出力される音声は、放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に応じた最適な音場モードを実現する。
なお、前記したようにシステムコントローラ115はジャンル情報や入力チャンネル数(コンテンツに関する番組情報)そのものをオーディオ機器2に送信するのではなく、この情報を基に音場モードテーブル500を参照して取得した音場制御情報を送信する手段を採用したときには、オーディオ機器2のシステムコントローラ156は受信した音場制御情報に対応する制御信号を作成してこの信号をオーディオ制御部144に出力する処理を行うようにする。
次に、ユーザによって操作されるリモコン117からの指令により、レコーダ5の録画番組等のコンテンツに係る映像信号を基にテレビ受信機1で映像表示し、レコーダ5の録画番組の音声信号を基にオーディオ機器2で音声出力する場合の、映像信号、音声信号、及び制御信号の流れを、図8に従って説明する。なお、図8に示す制御ブロックは、図6に示した構成図と同じである。
オーディオ機器2の音声出力仕様は、レコーダ5がオーディオ機器2にHDMIケーブル9を介して接続された際、システムコントローラ172によりEDID−ROM158に記憶されている音声出力仕様データが読み取られて、予めシステムコントローラ172の記憶手段に記憶されている。
まず、レコーダ5は放送番組を録画しているとする。このとき、録画情報として放送番組のジャンル情報も記録されている。
ユーザがリモコン117を操作して、レコーダ5の映像信号を基にテレビ受信機1で映像表示し、レコーダ5の音声信号を基にオーディオ機器2で音声出力するように切り替えるようシステムコントローラ115に指示すると、リモコン117からの指令を受け取ったシステムコントローラ115は、HDMI受信機110の映像信号を選択するようにセレクタ108を切り替える。また、ボリューム124のゲインを0として音声出力がスピーカ129〜132から出力されないように処理する。
なお、このときテレビ受信機1の放送受信部(チューナ105と、多重化復元部106と、映像復号部107、コンテンツ情報復号部111)、音声処理部(音声復号部120、オーディオ制御部121、デジタルオーディオインターフェース変調部113、発光素子114)は動作を停止するとよい。
また、システムコントローラ115は、HDMIケーブル6のCECライン169を通してシステムコントローラ156にレコーダ5からの音声信号をオーディオ機器2のスピーカ152〜155で再生するよう指示する。この指令を受け取ったシステムコントローラ156はHDMI受信用LSI159の音声信号を選択するようにセレクタ142を切り替える。
そして、レコーダ5により録画した放送番組の再生がスタートすると、録画情報としてHDMIケーブル9のCECライン165を通して、放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数がオーディオ機器2のシステムコントローラ156に送信される。システムコントローラ156は、これらジャンル情報と入力チャンネル数を受信すると、システムコントローラ156のメモリ(ROM)に記憶している音場モードテーブル500を参照して、受信したジャンル情報と入力チャンネル数の双方に一致する音場制御情報を求める処理を行う。続いて、システムコントローラ156は音場切り替え指令プログラムを作動させて、オーディオ制御部144に対して、求めた音場制御情報と対応する音場制御信号を出力する。オーディオ機器2のオーディオ制御部144は、この音場制御信号により音声信号を加工するための処理構成が放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に最適な音場モードを実現するように切り替えられる。
一方、レコーダ5のHDMI送信用LSI171、オーディオ機器2のHDMI受信用LSI159、HDMI送信用LSI160、テレビ受信機1のHDMI受信用LSI110を介して送られた映像信号は、セレクタ108により選択されて表示部109に送られ、これにより表示部109は放送番組の映像を表示する。この映像信号の流れは図8の実線(ニ)で示される。
また、上記したシステムコントローラ172で抽出されたジャンル情報とチャンネル数の情報がオーディオ機器2のシステムコントローラ156に出力されるときの制御信号の流れは図8の一点鎖線(ホ)で示される。この放送番組のジャンルと入力チャンネル数に応じた信号を受けたシステムコントローラ156は、前記したように、録画番組のジャンル情報と入力チャンネル数に最適な音場モードを実現するようにその処理構成を切り替える処理を行う。
レコーダ5のHDMI送信用LSI171、オーディオ機器2のHDMI受信用LSI159を介してセレクタ142に入力された音声信号は、セレクタ142で選択されて音声復調部143に送られる。オーディオ制御部144は、既に前記したように放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に最適な音場モードを実現する処理構成に切り替えられているので、オーディオ制御部144に入力した音声信号は加工が施されてスピーカ152〜155から出力される。この音声信号の流れは図8の点線(ヘ)で示される。これにより、スピーカ152〜155から出力される音声は、録画番組のジャンル情報と入力チャンネル数に応じた最適な音場モードの音場を実現することになる。
続いて、上記した音場モードテーブル500のデータ構成について説明する。図11に示す音場モードテーブル500は、放送番組の番号情報に含まれるジャンル情報と入力チャンネル数に係る情報について、これら双方の情報と関連付けして設定した音場モードに係る情報とその音場制御情報を登録したデータテーブルである。この音場モードテーブル500は、テレビ受信機1のメモリ118(ROM)と、オーディオ機器2のROMに記憶している。
図11に示す音場モードテーブル500おいては、入力チャンネル数ごとに、ジャンル情報と、このジャンル情報に対応して4種の音場モードに係る情報(音場モード名とそのコード)の何れか1種とその音場制御情報とを関連付けして登録した例を表している。この音場モードテーブル500に登録している音場制御情報は、オーディオ制御部121(又は144)において放送番組の音声信号をこの音場モードに対応した加工を施すための制御情報である。
音場モードテーブル500に登録している音場モードに係る情報は、それぞれの入力チャンネル数ごとに、例えば「じっくり視聴」、「ピュア再生」、「ながら視聴」、「声強調」とネーミングした4種の音場モード名とその音場名コード(J、P、N、K)を登録している。
また、音場モードテーブル500に登録している音場制御情報としては、例えば、バーチャルサラウンドをONするかOFFするかを示す情報(VS ON/OFF)、PL2(プロロジック2(登録商標))をONするかOFFするかを示す情報(PL2 ON/OFF)、及びゲイン設定情報に関する情報から構成されるようにする。なお、ゲイン設定情報としては、音声出力するスピーカの数を制御するためにMixer部(図15、図16参照)のゲインを設定するための制御情報、スピーカ間の音量のバランスを制御するためにVolume部(図示せず)のゲインを設定するための制御情報、等を登録している。
システムコントローラ115(あるいは144)の音場制御情報取得プログラムP3(又はP23)は、放送番組の番組情報に含まれている入力チャンネル数が5.1chでジャンル情報が「映画」、「スポーツ」、「アニメ/特撮」の何れかである場合には、音場モードテーブル500を参照して予め設定した最適な音場モードとして「じっくり視聴」(音場名コード:J)を選択する処理を行う。同様に、入力チャンネル数が2chでジャンル情報が「音楽」、「劇場/公演」の何れかである場合には音場モードとして「ピュア再生」(音場名コード:P)を、同様に、入力チャンネル数が1chでジャンル情報が「ドラマ」、「バラエティ」、「スポーツ」、「アニメ/特撮」の何れかである場合には音場モードとして「ながら視聴」(音場名コードN)を、同じく、入力チャンネル数が1chでジャンル情報が「ニュース/報道」、「情報/ワイドショー」、「ドキュメンタリ/教養」、「趣味/教育」、「福祉」の何れかのときには音場モードとして「声強調」(音場名コード:K)、等を選択する処理を行う。
図11に示す音場モード名である「じっくり視聴」は、音声出力の視聴スイートスポットは狭いがサラウンド効果により臨場感を大きくし、かつセンタスピーカでセリフも聞き取り易くすることによりユーザはテレビ受信機の正面でじっくりと視聴することができることを示す音場モードを意味する。同じく「ピュア再生」は、ソースの音声信号を忠実に音声として出力することを示す音場モードを意味する。同じく「ながら視聴」は、音声出力にステレオ感を残しつつ、ユーザはテレビ受信機の正面にいなくても声を聞き取り易くしたことを示す音場モードを意味する。また、「声強調」は、音声出力のステレオ感は少ないがセンタスピーカ使用により声の聞き取り易さに重点をおいたことを示す音場モードを意味する。このように、本実施形態においては、番組情報の入力チャンネル数とジャンル情報に基づいて設定した4種の音場モードの何れか一つの音場モードで、放送番組の音声信号を音場制御情報に基づいて加工処理を施すようにしている。
図11に例示した4種の音場モード名である「じっくり視聴」、「ピュア再生」、「ながら視聴」、「声強調」は、上記のように、ジャンル情報と入力チャンネル数の双方を考慮して音声信号を音声出力する音質等の特性を表すための名称を示している。従って、これら音場モード名は、本発明を実施するためのテレビ受信機や映像音声再生システムの取扱説明書等に記載されるので、ユーザが理解し易い適切なネーミングを行うことが望ましい。
なお、音場モードテーブル500のデータ構成は必ずしも図11に示すような構成にする必要はなく、入力チャンネル数と、ジャンル情報と、音場モードに係る情報とその音場制御情報とを関連付けした複数のデータテーブルから構成するようにしてもよい。
図12は、音場モード選択優先順位テーブル600のデータ構成の一例を説明するための図である。音場モード選択優先順位テーブル600は、前記した4種の音場名コード(又は音場モード名)ごとに、この音場名コード(又は音場モード名)を選択するための優先順位を設定したデータテーブルである。図12に示す例は、音場モード名「ピュア再生」の優先順位を「1」にして選択の優先順位を最も高くし、音場モード名「じっくり視聴」の優先順位を「4」にして選択の優先順位を最も低く設定したことを示している。
なお、音場モード選択優先順位テーブル600は、音場制御情報取得プログラムP3(又はP23)が音場モードテーブル500を参照して複数種の音場モードに係る情報を求めたときに、この音場モード選択優先順位テーブル600を参照してこれら複数種の音場モードに係る情報から選択の優先順位の最も高い1種の音場モードに係る情報を求める処理を行うときに参照されるデータテーブルである。
ユーザのリモコンの操作により音声信号をテレビ受信機1のスピーカから音声出力するときには、テレビ受信機1のシステムコントローラ115は音場切り替え指令プログラム(音場切り替え指令手段)により、音場制御情報に対応する音場を実現するための音場制御信号をオーディオ制御部121に出力する。すると、オーディオ制御部121が備えているチャンネル数変換処理部191、音場変更処理部192、強調処理部193、イコライザ処理部194を構成する電子回路は、この音場制御信号により予めジャンル情報と入力チャンネル数に対応して設定した音場モードを実現する処理を行う回路に切り替えられる。これにより、オーディオ制御部121に入力した音声信号は、放送番組等のコンテンツのジャンル情報と入力チャンネル数に対応した最適な音場を実現するための加工処理が施されて、スピーカから音声出力される。
同様に、リモコンの操作により音声信号をオーディオ機器2のスピーカから音声出力するときには、オーディオ機器2のシステムコントローラ156はプログラム処理(音場切り替え手段)により、音場制御情報に対応する音場を実現するための音場制御信号をオーディオ制御部144に出力する。この切り替え制御信号により、オーディオ制御部144が備えているチャンネル数変換処理部181、音場変更処理部182、強調処理部183、イコライザ処理部184を構成する電子回路は、この切り替え制御信号に対応する音場が実現する回路に切り替える処理を行う。これにより、オーディオ制御部144に入力した音声信号は、放送番組等のコンテンツのジャンル情報と入力チャンネル数に対応した最適な音場を実現するための加工処理が施されて、スピーカから音声出力される。
続いて、上記実施の形態において、ユーザがリモコン117によりテレビ受信機1が放送局からの放送番組を受信してその映像をテレビ受信機1の表示部109で表示し、音声をオーディオ機器2のスピーカ152〜155から出力する操作を行ったときに、テレビ受信機1が備えている音場モードテーブル500を用いて音場を制御する手順の一例を説明する。
ユーザが上記したリモコン117の操作を行うと、前記したように、システムコントローラ115は、放送局からの映像信号であって映像復号部107により復号化された映像信号を選択するようにセレクタ108を切り替える。また、多重化復元部106からの音声信号を選択するようにセレクタ112を切り替える。さらに、ボリューム124のゲインを0として音声出力がスピーカ129〜132から出力されないように処理する。これにより、テレビ受信機1のセレクタ112から出力された音声信号は、前記したように図7の点線(ハ)で示した信号の流れに従ってオーディオ機器2の音声復調部143に送られることになる。
次に、システムコントローラ115と156による音場の制御方法の手順について説明する。図13はこの音場制御の手順を示すフローチャートであって、以下、処理手順の内容をステップ順に説明する。
(ステップS1)
システムコントローラ115は入出力制御プログラムP1を作動させて、放送番組に含まれている入力チャンネル数とジャンル情報を読み取ってメモリ(RAM)118に記憶する処理を行う。前記したように、放送番組に含まれている音声信号は、音声復号部120によって音声信号の入力チャンネル数が復号化される。一方、放送番組に含まれているジャンルに係わる情報は、コンテンツ情報復号部111で抽出される。そして、システムコントローラ115は、復号化された入力チャンネル数を音声復号部120から読み取り、さらに放送番組のジャンルに係わる情報をコンテンツ情報復号部111から読み取る処理を行う。これにより、システムコントローラ115は、放送番組に係わる入力チャンネル数とジャンル情報を取得することができる。
(ステップS2)
続いて、システムコントローラ115は音場制御情報取得プログラムP3を作動させて、メモリ(ROM)118に記憶している音場モードテーブル500を参照して、ステップS1の処理で取得したジャンル情報と入力チャンネル数の双方に一致する音場名コードとその音場制御情報を求める。そして、求めた音場名コードと音場制御情報をメモリ118(RAM)に記憶する処理を行う。ステップS2の処理において、例えば、番組情報から取得したジャンル情報が「映画」、入力チャンネル数は5.1chの場合には、この音場モードテーブル500から音場モード名が「じっくり視聴」である音場名コード「J」を、音場制御情報の「VS ON/OFF」情報は「ON」を、さらにMixer部とVolume部のゲイン設定情報として「MJ」、「VJ」を求めてメモリ118(RAM)に記憶する処理を行う。
なお、番組情報には1〜3種のジャンル情報を含んでいる可能性があるので、ステップS1の処理において複数種のジャンル情報が取得されてメモリ(RAM)118に複数種のジャンル情報が記憶されている可能性がある。従って、ステップS2の処理においては、メモリ(RAM)118に複数のジャンル情報が記憶されているか否かを判定し、複数のジャンル情報が記憶されている場合には、この複数のジャンル情報ごとに音場モードテーブル500を参照して、ジャンル情報と入力チャンネル数の双方に一致する音場名コードとその音場制御情報を求めてメモリ118に記憶する処理を行う。
(ステップS3)
システムコントローラ115は、ステップS2の処理で求めてメモリ118に記憶した音場名コードが2種以上(複数種)あるか否かを判定する処理を行う。そして、この判定処理により1種の音場名コードが記憶されている場合には、ステップS5の処理に進む。一方、複数種の音場名コードが記憶されている場合には、ステップS4に進む。
(ステップS4)
ステップS2の処理において2種以上の異なった音場名コードが選択されたので、優先順位による音場モード選択プログラムP4の処理により、選択の優先順位が高い音場モードに係る情報(音場名コード)を選択する処理を行う。この処理は、予め、メモリ118(ROM)に記憶している音場モードを選択するための選択優先順位情報を参照して、メモリ118(RAM)に記憶しているこれら2種以上の異なった音場名コードのうち、その選択の優先順位が最も高い音場名コードとその音場制御情報を選択してメモリ118に記憶する処理を行う。
このステップS4の処理においては、ステップS2の処理で複数種の音場名コードが求められたときに、これら複数種の音場名コードから、予め設定した選択の優先順位が高い1種の音場名コードを選択し、続いてこの選択した音場名コードに設定されている音場制御情報を求めるようにしている。従って、従来から採用されている番組情報に含まれているジャンル情報から音場制御情報を求める処理は行っていない。なお、ステップS4の処理においてこのような処理を行うと、予め設定した複数の音場モードの種類数(本実施形態では4種)がジャンル情報の種類数より少ないときには、ジャンル情報に選択の優先順位を設定して一つのジャンル情報を選択する従来の方法と比較してプログラム処理が簡素化されるという効果が生じる。
(ステップS5)
システムコントローラ115は通信制御プログラムP2を作動させて、上記ステップS2又はステップS4の処理で求めてメモリに記憶した音場名コードに対応する音場制御情報をオーディオ機器2に送信する処理を行う。このデータ送信の流れは、前記したように図7の一点鎖線(ロ)で示した信号の流れになる。
(ステップS6)
オーディオ機器2のシステムコントローラ156は上記ステップS5の処理により音場制御情報を受信すると、音場切り替え指令プログラムP5を作動させて、この受信した音場制御情報に対応してオーディオ制御部144の処理構成を切り替えるための制御信号を作成する処理を行う。続いて、この音場制御信号をオーディオ制御部144に出力する処理を行う。
上記ステップS6の処理が実行されると、オーディオ制御部144は放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に対応した最適な音場モードを実現する処理構成に切り替えられる。これにより、音声復調部143からオーディオ制御部144に入力して復調された放送番組の音声信号は、オーディオ制御部144で加工が施されて(ステップS7)、放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に対応した最適な音声がスピーカ152〜155から出力される(ステップS8)。一方、放送番組の映像はテレビ受信機1の表示部109に表示される。
上記した図13に示す処理手順において、前記したように、テレビ受信機1のシステムコントローラ115がステップS1の処理で読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数をオーディオ機器2に送信する手段を採用しても良い。この手段を採用した場合には、図13に示す処理手順の流れは下記(1)〜(3)に記載のようなる。
(1)ステップS2の処理は実行しない。
(2)ステップS5の処理においては、ジャンル情報と入力チャンネル数をオーディオ機器2に送信する処理を実行する。
(3)ステップS6の処理においては、オーディオ機器2のシステムコントローラ156は音場制御情報取得プログラムP23を作動させて、テレビ受信機1から受信したジャンル情報と入力チャンネル数について、音場モードテーブル600を参照してこれらジャンル情報と入力チャンネル数の双方に一致する音場制御情報を求める処理を行う。続いて、音場切り替え指令プログラムP25によりこの音場制御情報に対応する制御指令を作成しその信号をオーディオ制御部144に出力する処理を行うようにする。
続いて、ユーザによって操作されるリモコン117からの指令により、レコーダ5の録画番組の映像信号を基にテレビ受信機1で映像表示し、レコーダ5の録画番組の音声信号を基にオーディオ機器2で音声出力する場合に、オーディオ機器2が備えている音場モードテーブル500を参照して音場を制御する方法について説明する。
ユーザがリモコン117を操作して、レコーダ5の映像信号を基にテレビ受信機1で映像表示し、レコーダ5の音声信号を基にオーディオ機器2で音声出力するように切り替えるようシステムコントローラ115に指示すると、リモコン117からの指令を受け取ったシステムコントローラ115は、HDMI受信機110の映像信号を選択するようにセレクタ108を切り替える。また、ボリューム124のゲインを0として音声出力がスピーカ129〜132から出力されないように処理する。
また、システムコントローラ115は、HDMIケーブル6のCECライン169を通してシステムコントローラ156にレコーダ5からの音声信号をオーディオ機器2のスピーカ152〜155で再生するよう指示する。この指令を受け取ったシステムコントローラ156は、HDMI受信用LSI159からの音声信号を選択するようにセレクタ142を切り替える。以下、図14に示すフローチャートのステップ順に音声再生(音場)の制御手順について説明する。
(ステップS10)
レコーダ5のシステムコントローラ172は、録画番組の番組情報からジャンル情報と入力チャンネル数を読み取ってシステムコントローラ172が備えているメモリ(RAM)に記憶する処理を行う。
(ステップS11)
レコーダ5のシステムコントローラ172は、ステップS10の処理で読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数をオーディオ機器2に送信する。
(ステップS12)
オーディオ機器2のシステムコントローラ156は、レコーダ5から受信したジャンル情報と入力チャンネル数をメモリ(RAM)に記憶する。続いて、音場制御情報取得プログラムP23を作動させて、オーディオ機器2のメモリ(ROM)に記憶している音場モードテーブル500を参照して、レコーダ5から受信したジャンル情報と入力チャンネル数の双方に一致する音場名コードと音場制御情報をこの音場モードテーブル500から求め、求めた音場モードに係る情報と音場制御情報をメモリ(RAM)に記憶する処理を行う。この処理において、例えば、録画番組のジャンル情報が「ニュース」、入力チャンネル数が2chの場合には、音場モードテーブル500から音場名コードとして音場モード名が「声協調」に相当する「K」が、さらに音場制御情報として「VS ON/OFF」に係る情報として「OFF」、等が選択されてメモリ(RAM)に記憶されることになる。
(ステップS13)
システムコントローラ156は優先順位による音場モード選択プログラムP24を作動させて、ステップS12の処理で求めてメモリに記憶した音場名コードが2種以上(複数種)あるか否かを判定する処理を行う。そして、この判定処理により1種の音場名コードが記憶されている場合には、ステップS15の処理に進む。一方、複数種の音場名コードが記憶されている場合には、ステップS14に進む。
(ステップS14)
番組情報に複数のジャンル情報が含まれていることにより、ステップS12の処理において2種以上の異なった音場名コードが選択されたことになるので、選択の優先順位が最も高い音場名コードを選択する処理を行う。この処理は、優先順位による音場モード選択プログラムP24が実行する。このプログラムP24は、オーディオ機器2のメモリ(ROM)に記憶している音場モード選択優先順位テーブル600を参照して、メモリ(RAM)に記憶しているこれら2種以上の異なった音場名コードのうち、その選択の優先順位が最も高い音場名コードを選択し、さらにこの選択した音場名コードに対応して上記ステップS12の処理でメモリに記憶している音場制御情報を選択してメモリに記憶する処理を行う。
(ステップS15)
オーディオ機器2のシステムコントローラ156は音場切り替え指令プログラムP25を作動させて、上記ステップS12又はステップS14の処理により求めた音場制御情報に基づいて、この音場制御情報に対応してオーディオ制御部144の処理構成を切り替えるための制御指令を作成する処理を行う。続いて、この制御指令の信号をオーディオ制御部144に出力する処理を行う。
上記ステップS15の処理が実行されると、オーディオ制御部144は放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に対応した最適な音場モードを実現する処理構成に切り替えられる。これにより、音声復調部143からオーディオ制御部144に入力して復調された放送番組の音声信号は、オーディオ制御部144で加工が施されて(ステップS16)、放送番組のジャンル情報と入力チャンネル数に対応した最適な音声がスピーカ152〜155から出力される(ステップS17)。一方、放送番組の映像はテレビ受信機1の表示部109に表示される。
上記した図14に示す処理手順において、前記したように、レコーダ5のシステムコントローラ172がステップS10の処理で読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数について、上記した音場制御情報取得プログラムP3(又はP23)と同じプログラムを備えておくことにより、これらジャンル情報と入力チャンネル数の双方に対応する音場制御情報を求めて、この音場制御情報をオーディオ機器2に送信する手段を採用しても良い。このとき、複数のジャンル情報が抽出されたことにより2種以上の音場名コードが選択された場合には、前記した音場モード選択優先順位テーブル600を参照して優先順位が最も高い音場名コードに対応する音場制御情報を求める処理を行う。従って、この手段を採用するためにはレコーダ5のメモリ(ROM)にも前記した優先順位による音場モード選択プログラムP24(又はP4)、音場モードテーブル500、及び音場モード選択優先順位テーブル600を記憶させておく必要がある。
そして、上記手段の採用により、オーディオ機器2はレコーダ5から音場制御情報を受信すると、オーディオ機器2のシステムコントローラ156は音場切り替え指令プログラムP25を作動させて、オーディオ制御部144にこの音場制御情報に対応する制御指令の信号を出力する処理を行うようにする。
図15、図16は、図11に示す各音場モードに対応する音声出力を実現するためのオーディオ制御部121あるいは144の処理を概念的にブロックで示したもので、入力チャンネル信号(LS、L、R、C、RS、LFE)入力部から出力チャンネル信号(L、R、C、LFE)出力部までの音声信号変換処理が示されている。図15は5.1ch入力時、図16は2ch又は1ch入力時の処理概念図である。図15、図16に示したオーディオ制御部121(あるいは144)は、入力チャンネル数に応じて前記した音場制御信号により内部の処理構成が制御的に変更されるものであり、ハードウェア的には同じものである。
図15、図16において、LSは左サラウンドチャンネルの音声信号、Lは左チャンネルの音声信号、Cはセンタチャンネルの音声信号、Rは右チャンネルの音声信号、RSは右サラウンドチャンネルの音声信号、LFEは低音(20Hz〜120Hz)の効果音の音声信号である。以下の説明では、符号LS、L、R、C、RSを各処理ブロックの入出力に共通に使用するが、各処理ブロックに入力される各音声信号をLS入力信号、L入力信号、R入力信号、C入力信号、RS入力信号と記載し、各処理ブロックから出力される各音声信号をLS出力信号、L出力信号、R出力信号、C出力信号、RS出力信号と記載する。また、音声出力用スピーカとして、オーディオ制御部121(あるいは144)のL出力信号が入力される左スピーカ、オーディオ制御部121(あるいは144)のR出力信号が入力される右スピーカ、オーディオ制御部121(あるいは144)のC出力信号が入力されるセンタスピーカの3チャンネル、及び付加的にオーディオ制御部121(あるいは144)のLFE出力信号が入力される低音用サブウーハスピーカを想定している。
また、図15において、201はバーチャルサラウンド処理ブロック(以下、VS処理ブロックという)である。また、203は低音の音声信号を合成する処理ブロック(以下、BASS処理ブロックという)である。208、209は信号遅延回路(delay)であり、LS、L、R、C、RSの各信号が直接信号遅延回路208の入力部に達するタイミングに対し、VS処理ブロック201を通過したL、R、Cの各信号が信号遅延回路209の入力部に達するタイミングは時間的にずれがあるので、これらの信号タイミングが合うように調整して出力する信号遅延回路である。また、206は音声信号を所定のゲインで混合する処理ブロック(以下、Mixer処理ブロックという)である。
Mixer処理ブロック206は、信号の大きさを調整するゲイン調整部L1〜L8、C1〜C8、R1〜R8と、ゲイン調整部L1〜L8から出力された信号の和をとる加算器212、ゲイン調整部C1〜C8から出力された信号の和をとる加算器213、ゲイン調整部R1〜R8から出力された信号の和をとる加算器214を備えている。
BASS処理ブロック203は、加算器212、213、214の出力信号とLFE入力の和をとる加算器215を備えている。
図16は、入力チャンネルが2ch入力時及び1ch入力時の処理を示したもので、2ch入力時はL信号とR信号が入力され、1ch入力時はC信号(点線で示す)が入力される。
図16において、207はプロロジック2処理(以下、PL2処理ブロックという)、202はVS処理ブロックである。また、205はセレクタであり、PL2処理ブロック207のL、C、R出力信号、又はVS処理ブロック202のL、C、R出力信号のいずれか一方を選択して通過させる。すなわち、入力チャンネルが2chでジャンル情報が「映画」のときは、音場モードとして「じっくり視聴」が選択される。この2ch入力で音場モードが「じっくり視聴」が選択されたときには、図11の音場モードテーブル500に示すように音場制御情報の「PL2 ON/OFF」がON及び「VS ON/OFF」がONに設定されているので、例えば「PL2+VSモード」の音場を実現する構成にする。これにより、PL2処理ブロック207においてPL2のLS、L、C、R、RS出力信号が生成され、さらにVS処理ブロック202でバーチャルサラウンドL、C、R出力信号が生成されるようにオーディオ制御部121(又は144)が構成される。
なお、Mixer処理ブロック206及びBASS処理ブロック203から出力された音声信号は、図示していないVolume部に入力して、音場モードごとのゲインに基づいてスピーカに出力する音量のバランスを調整する処理が行われる。
また、210、211は信号遅延回路(delay)であり、L、R、又はCの各信号が直接信号遅延回路210の入力部に達するタイミングに対し、PL2処理ブロック207及びセレクタ205を通過したL、R、Cの各信号、あるいはPL2処理ブロック207、VS処理ブロック202及びセレクタ205を通過したL、R、Cの各信号が信号遅延回路211の入力部に達するタイミングは時間的にずれがあるので、これらの信号タイミングが合うように調整して出力する信号遅延回路である。その他、図15と同じ符号は同じものを示している。
なお、VS処理ブロック201、VS処理ブロック202、PL2処理ブロック207は内部の処理について図示を省略している。例えば、VS処理ブロック201、202のバーチャルサラウンド処理はクロストークキャンセル処理を行うので入力信号LS、L、R、C、RSを複雑に組み合わせて処理するが、これらについては表現されていない。VS処理ブロック201、202はバーチャルサラウンドの音場モードを実現する処理ブロックであり、従来より提案されている種々の方式(例えば特開平8−146974号公報、特開平9−46800号公報、特開平10−66198号公報などを参照)を適用することができる。また、PL2処理ブロック207はドルビー・サラウンド・プロロジック2(登録商標)の音場モードを実現する処理ブロックである。これらVS処理ブロック、PL2処理ブロックの処理内容は既知の技術なので詳細説明は省略する。
図17は、入力チャンネル数が5.1chで音場モードが「じっくり視聴」におけるゲイン調整部L1〜L8、C1〜C8、R1〜R8の各ゲインの一例を示している。
図17に示すように、入力チャンネル数が5.1chで音場モードを「じっくり視聴」で音声出力する場合には、Mixer処理ブロック206のゲイン調整部のゲインがL6=1、C7=1、R8=1でありその他は全て0である。このとき、ゲイン調整部L1〜L5、C1〜C5、R1〜R5のゲインが全て0であるから、信号遅延回路208からの信号はMixer処理ブロック206を通過しない。
また、信号遅延回路209から出力されたL出力信号に対しMixer処理ブロック206のゲイン調整部のゲインがL6=1、C6=0、R6=0となっているので、VS処理ブロック201のL出力信号がMixer処理ブロック206のゲイン調整部L6(ゲイン1)、加算器212を通り、オーディオ制御部121(あるいは144)のL出力信号になる。
また、信号遅延回路209から出力されたC出力信号に対しMixer処理ブロック206のゲイン調整部のゲインがL7=0、C7=1、R7=0となっているので、VS処理ブロック201のC出力信号がMixer処理ブロック206のゲイン調整部C7(ゲイン1)、加算器213を通り、オーディオ制御部121(あるいは144)のC出力信号になる。
また、信号遅延回路209から出力されたR出力信号に対しMixer処理ブロック206のゲイン調整部のゲインがL8=0、C8=0、R8=1となっているので、VS処理ブロック201のR出力信号がMixer処理ブロック206のゲイン調整部R8(ゲイン1)、加算器214を通り、オーディオ制御部121(あるいは144)のR出力信号となる。
このように、オーディオ制御部121(あるいは144)の構成が調整されることにより、オーディオ制御部121(あるいは144)に入力されたLS、L、R、C、RSの各音声信号は、VS処理ブロック201によりバーチャルサラウンドの処理がなされてオーディオ制御部121(あるいは144)から3.1chのバーチャルサラウンドL、R、C、及びLFEの各音声信号として出力される。
同様にして、音場モードが「ピュア再生」、「ながら視聴」、「声強調」のときについても、コントローラ115(あるいは144)の音場制御信号によりMixer処理ブロックのゲイン調整部のゲインが適切になるように切り替えることにより、ジャンル情報と入力チャンネル数に対応した最適な音場を実現することができる。
以上、本実施の形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することができる。
本発明は、テレビ受信機、パソコン、レコーダ、HDD装置などで番組を録画/再生するような装置に広く利用できる。
本発明の音声再生装置、映像音声再生装置、音場モードの切り替え方法を実現する第1の実施の形態を示す図である。 本発明の音声再生装置、映像音声再生装置、音場モードの切り替え方法を実現する第2の実施の形態を示す図である。 本発明の音声再生装置、映像音声再生装置、音場モードの切り替え方法を実現する第3の実施の形態を示す図である。 本発明の第1〜第3の実施の形態におけるHDMIケーブルの接続を説明する図である。 本発明の第3の実施の形態におけるテレビ受信機、オーディオ機器、レコーダを概略制御ブロックで示した図である。 本発明の第3の実施の形態におけるテレビ受信機、オーディオ機器、レコーダをより詳細な制御ブロックで示した図である。 本発明の第3の実施の形態における、信号の流れを説明する図である。 本発明の第3の実施の形態における、他の信号の流れを説明する図である。 本発明を実施するためのテレビ受信機が備えているプログラムの構成例を示した図である。 本発明を実施するためのオーディオ機器が備えているプログラムの構成例を示した図である。 本発明の実施の形態における、ジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブルのデータ構成の一例を示した図である。 本発明の実施の形態における、音場モードを選択するための優先順位を設定した音場モード選択優先順位テーブルのデータ構成の一例を示した図である。 テレビ受信機で受信した放送番組について、その音声信号をオーディオ機器で再生するときに、音場を制御する処理の流れを説明するためのフローチャートである。 レコーダで記録した放送番組を再生して、その音声信号をオーディオ機器で再生するときに、音場を制御する処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明において、5.1ch入力時におけるオーディオ制御部の処理構成を示す図である。 本発明において、2ch、1ch入力時におけるオーディオ制御部の処理構成を示す図である。 本発明において、5.1ch入力時におけるMixer処理ブロックのゲイン調整部の各ゲインを示す図である。
符号の説明
1・・・テレビ受信機(映像音声再生装置、受信手段)
2・・・オーディオ機器(音声再生装置、音声再生手段)
3〜5・・・レコーダ(番組記録再生装置、映像音声再生装置、受信手段)
6〜9、25・・・HDMIケーブル
10〜17、26、27・・・HDMI端子
18・・・光ケーブル
21・・・HDMIソース
22・・・HDMIシンク
23・・・HDMI送信機
24・・・HDMI受信機
28・・・TMDSチャンネル
29165、169・・・CECライン
30、166、170・・・DDCライン
31、134、158・・・EDID−ROM
41〜43・・・ホストCPU
44・・・モニターマイコン
45、46・・・フロントマイコン
47〜49、54、55・・・インターフェース回路
50、51、110、159・・・HDMI受信用LSI
52、53、160、171・・・HDMI送信用LSI
104・・・アンテナ
105・・・チューナ
106・・・多重化復元部
107・・・映像復号部
108、112、142・・・セレクタ
109・・・表示部
111・・・コンテンツ情報復号部
113・・・デジタルオーディオインターフェース変調部
114・・・発光素子
115、156、172・・・システムコントローラ
116・・・リモコン受光部
117・・・リモコン
118・・・メモリ
119・・・操作部
120・・・音声復号部
121、144・・・オーディオ制御部
124、147・・・ボリューム
125〜128、148〜151・・・アンプ
129、152・・・左フロントスピーカ
130、153・・・右フロントスピーカ
131、154・・・センタスピーカ
132、155・・・サブウーファ
133、157・・・双方向インターフェース回路
140・・・受光素子
141・・・デジタルオーディオインターフェース復調部
143・・・音声復調部
161、167・・・TMDSチャンネル
181・・・チャンネル数変換処理部
182・・・音場変更処理部
183・・・強調処理部
184・・・イコライザ処理部
191・・・チャンネル数変換処理部
192・・・音場変更処理部
193・・・強調処理部
194・・・イコライザ処理部
200・・・音場モードテーブル
201、202・・・VS処理ブロック
203・・・BASS処理ブロック
205・・・セレクタ
206・・・Mixer処理ブロック
208、209・・・信号遅延回路
212、213、214、215・・・加算器
500・・・ジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブル(音場モードテーブル)
600・・・音場モード選択優先順位テーブル
P1、P21・・・入出力制御プログラム
P2、P22・・・通信制御プログラム
P3、P23・・・音場制御情報取得プログラム
P4、P24・・・優先順位による音場モード選択プログラム
P5、P25・・・音場切り替え指令プログラム

Claims (6)

  1. 複数の音場モードで音声信号を音声出力するために前記音声信号に加工を施すことができるオーディオ制御部に、放送番組の音声信号を入力して前記放送番組に適した音場モードに対応する加工を施すための音場制御方法であって、
    前記放送番組に付加された番組情報から読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数との双方に対応する音場モードに係る情報とその音場制御情報を、前記放送番組の番組情報として含まれるジャンル情報と入力チャンネル数に関連付けして前記複数の音場モードの何れか一つの音場モードに係る情報と該音場モードに係る情報に対応して前記音声信号に加工を施すための音場制御情報を登録したジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブルを参照して求め、
    前記求めた音場制御情報に基づいて前記加工を施すための制御指令を作成し、作成した前記制御指令を前記オーディオ制御部に出力することを特徴とする音場制御方法。
  2. 前記番組情報から読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数とに複数の前記ジャンル情報が含まれ、かつ前記ジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブルを参照して前記読み取った複数のジャンル情報の各ジャンル情報と前記入力チャンネル数との双方に対応する前記音場モードに係る情報が複数種求められたときには、
    前記複数の音場モードに係る情報から1種を選択するために予め設定した優先順位に関する情報を参照して、前記求められた複数種の前記音場モードに係る情報から1種を選択することを特徴とする請求項1に記載の音場制御方法。
  3. 複数の音場モードで音声信号を音声出力するために前記音声信号に加工を施すことができるオーディオ制御部に、放送番組の音声信号を入力して前記放送番組に適した音場モードに対応する加工を施す処理を行う音場制御プログラムであって、
    前記放送番組に付加されている番組情報のジャンル情報と入力チャンネル数を読み取るステップと、
    前記読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数との双方に対応する音場モードに係る情報とその音場制御情報を、前記放送番組の番組情報として含まれるジャンル情報と入力チャンネル数に関連付けして前記複数の音場モードの何れか一つの音場モードに係る情報と該音場モードに係る情報に対応して前記音声信号に加工を施すための音場制御情報を登録したジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブルを参照して求める音場制御情報取得ステップと、
    前記求めた前記音場制御情報に基づいて、前記音声信号に加工を施すための制御指令を作成するステップと、
    作成した前記制御指令の信号を前記オーディオ制御部に出力するステップと、
    を備えていることを特徴とする音場制御プログラム。
  4. 前記番組情報のジャンル情報と入力チャンネル数とを読み取るステップで読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数とに複数の前記ジャンル情報が含まれ、かつ前記音場制御情報取得ステップにより、前記読み取った複数のジャンル情報の各ジャンル情報と前記入力チャンネル数との双方に対応する前記音場モードに係る情報が複数種求められたときに、
    前記複数の音場モードに係る情報から1種を選択するために予め設定した優先順位に関する情報を参照して、前記求められた複数種の前記音場モードに係る情報から1種を選択する処理を行うステップを備えていることを特徴とする請求項3に記載の音場制御プログラム。
  5. 複数の音場モードで音声信号を音声出力するために前記音声信号に加工を施すことができるオーディオ制御部に、放送番組の音声信号を入力して前記放送番組に適した音場モードに対応する加工を施して音声出力する音声再生装置であって、
    前記放送番組に付加されている番組情報のジャンル情報と入力チャンネル数を読み取る手段と、
    前記読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数の双方に対応する音場モードに係る情報とその音場制御情報を、前記放送番組の番組情報として含まれるジャンル情報と入力チャンネル数に関連付けして前記複数の音場モードの何れか一つの音場モードに係る情報と該音場モードに係る情報に対応して前記音声信号に加工を施すための音場制御情報を登録したジャンル情報・入力チャンネル数別音場モードテーブルを参照して求める音場制御情報取得手段と、
    前記求めた前記音場制御情報に基づいて、前記音声信号に加工を施すための制御指令を作成する手段と、
    作成した前記制御指令の信号を前記オーディオ制御部に出力する手段と、
    を備えていることを特徴とする音声再生装置。
  6. 前記番組情報のジャンル情報と入力チャンネル数とを読み取る手段で読み取ったジャンル情報と入力チャンネル数とに複数の前記ジャンル情報が含まれ、かつ前記音場制御情報取得手段により前記読み取った複数のジャンル情報の各ジャンル情報と前記入力チャンネル数との双方に対応する前記音場モードに係る情報が複数種求められたときに、
    前記複数の音場モードに係る情報から1種を選択するために予め設定した優先順位に関する情報を参照して、前記求められた複数種の前記音場モードに係る情報から1種を選択する処理を行う手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載の音声再生装置。
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