JP2008296799A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Nobuo Suzuki
亘男 鈴木
Tomoya Nakano
智也 中野
Toshiro Oyama
俊郎 大山
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Abstract

【課題】トレッド部のショルダー部の肩落ち摩耗を低減するためにショルダー部の横側面にタイヤ周方向に延びる細溝を設けた空気入りタイヤにおいて、細溝の溝底における耐クラック性を向上する。
【解決手段】細溝7の溝底7aに溝幅の小さい切溝8を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は空気入りタイヤに関し、更に詳しくはトレッド面の肩落ち摩耗を防止するためにショルダーリブ側面に設けた細溝の耐クラック性を向上した空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤのうち特にトラックやバス等に用いられる重荷重用空気入りタイヤにおいては、トレッド部の耐摩耗性を向上するためにトレッド展開幅を拡大することが行われている。しかし、ショルダー端部の接地圧が局部的に著しく上昇するため、ショルダー部の肩落ち摩耗が増大してしまうという問題があった。
このような問題を解決するため、特許文献1はトレッド部のショルダー部の横側面に斜め内側に延びる細溝をタイヤ周方向に沿って設けた空気入りタイヤを提案している。
しかし、この空気入りタイヤでは、実車装着時においてタイヤ気室内の空気が自然漏洩して標準空気圧よりも低い空気圧で使用された場合には、タイヤの撓みが増大することにより細溝が潰れるため溝底に歪みが集中し、その溝底にクラックが生じてしまうという問題があった。
特許第3344794号公報
本発明の目的は、トレッド部のショルダー部の肩落ち摩耗を低減するためにショルダー部の横側面にタイヤ周方向に延びる細溝を設けた空気入りタイヤにおいて、細溝の溝底における耐クラック性を向上することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の空気入りタイヤは、トレッド部踏面のショルダー部に位置するリブの横側面に、斜め内側に延びる細溝をタイヤ周方向に沿って設けた空気入りタイヤにおいて、細溝の溝底に細溝よりも溝幅が小さい切溝をタイヤ周方向に沿って形成したものである。
細溝の溝底における切溝の位置としては、タイヤ幅方向内側又はタイヤ幅方向外側に形成することが望ましい。
細溝の溝底において切溝をタイヤ幅方向内側に形成した場合には、細溝の溝幅をD、切溝の溝幅をdとし、トレッド部踏面のエッジ部における接線から細溝の溝底までの垂直距離をH、及びその接線に垂直な方向の切溝の溝深さをhとしたときに、0.1≦d/D≦0.25かつ0.03≦h/H≦1.0の関係にすることが好ましい。
また、細溝の溝底において切溝をタイヤ幅方向外側に形成した場合には、細溝の溝幅をD、切溝の溝幅をdとし、トレッド部踏面のエッジ部における接線から細溝の溝底までの垂直距離をH、及びその接線に垂直な方向の切溝の溝深さをhとしたときに、0.1≦d/D≦0.50かつ0.03≦h/H≦1.5の関係にすることが好ましい。
上記切溝の位置は、細溝の溝底のいずれか一方に限定されることはなく、タイヤ幅方向内側及び外側の両方に形成するようにしてもよい。
本発明の空気入りタイヤは、特に重荷重用空気入りタイヤに好ましく用いられる。
本発明の空気入りタイヤによれば、トレッド部のショルダー部の肩落ち摩耗を低減するためにショルダー部の横側面に設けられたタイヤ周方向に延びる細溝の溝底に、溝幅の小さい切溝を形成したので、タイヤが低空気圧で走行した場合でも、溝底に集中する歪みを切溝に分散させるようにできるため、溝底における耐クラック性を向上することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの重荷重用タイヤの一例である。
この空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)は、タイヤの内側にトレッド部1から図示しない左右一対のビード部へカーカス層2を装架すると共に、トレッド部1におけるカーカス層2の外周側に4層のベルト層3を層間でコードを交差させるように配置している。トレッド部1の踏面には、タイヤ周方向に延びる複数の主溝4が形成され、これら主溝4により複数のリブ5が区画形成されている。
トレッド部1のショルダー部6に形成されたリブ(以下、「ショルダーリブ」という。)5Aの外側面には、斜め内側へ延びる細溝7がタイヤ周方向に沿って設けられており、図2に詳細に示すように、その溝底7aには溝幅の小さい切溝8がタイヤ周方向に沿って形成されている。
このように、ショルダー部6の横側面に細溝7が設けられていることにより、重荷重用タイヤによってトレッド展開幅を拡大した場合であっても、肩落ち摩耗を防止することができる。また、ショルダー部6の横側面に設けられた細溝7の溝底7aに、溝幅の小さい切溝8を設けることにより、低空気圧の状態で走行することによりタイヤの撓みが増加した場合に、細溝7が潰れることによって溝底7aに歪みが集中しようとしても、その溝底7aへ加わろうとする歪みを切溝8により分散させることができるため、細溝7の溝底7aの耐クラックを向上することができる。
この切溝8の溝底7aにおける形成位置は、図2のようにタイヤ幅方向内側、図3のようにタイヤ幅方向外側、或いは図4のように溝底7aの中央をいずれかであってもよいが、好ましくは前2者とすることが望ましい。
更に好ましくは、図2の実施形態においては、切溝8の溝幅や溝深さを細溝7との関係で以下のように設定するとよい。
0.1≦d/D≦0.25かつ0.03≦h/H≦1.0 ---(1)
但し、細溝7の溝幅をD、切溝8の溝幅をdとし、トレッド部踏面のエッジ部9における接線から細溝7の溝底7aまでの垂直距離をH、及びその接線に垂直方向の切溝8の溝深さをhとする。
また、図3の実施形態においては、切溝8の溝幅や溝深さを細溝7との関係で以下のように設定するとよい。
0.1≦d/D≦0.50かつ0.03≦h/H≦1.5 ---(2)
但し、切溝8の溝幅をdとする。
タイヤサイズを275/80 22.5とし、タイヤの基本構造を図1とすることを共通の構成要件とし、切溝の形成位置、細溝と切溝の溝幅比(d/D、d/D)及び溝深さ比(h/H)の3つの条件を、表1に記載のように異ならせた本発明タイヤ(実施例1〜9)と、切溝を設けなかった比較タイヤとを製作した。
これらのタイヤを以下の測定方法により耐クラック性の評価を行い、その結果を表1に記載した。
[耐クラック性]
標準空気圧の85%を充填し、JIS規定の最大荷重の100%の荷重を負荷した各20本の供試タイヤを、2−D4(前輪2輪、駆動輪4輪及び遊輪4輪)のフロント軸に装着し、テストコースにて13万kmの走行を行った後、細溝の溝底におけるクラックの発生状況を肉眼で調べ、クラックが発生したタイヤ本数の逆数を求めた。評価は、比較例の測定値を100とする指数で示した。指数値が大きいほど耐クラック性に優れていることを意味する。
Figure 2008296799
表1に示す実験結果から、本発明の空気入りタイヤは、いずれも比較タイヤに比べて耐クラック性が優れていることが分かる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの重荷重用タイヤの一例を示す半断面図である。 図1におけるX部の拡大図である。 本発明の別の実施形態からなる空気入りタイヤの重荷重用タイヤの一例を示す一部拡大図である。 本発明の更に別の実施形態からなる空気入りタイヤの重荷重用タイヤの一例を示す一部拡大図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 カーカス層
3 ベルト層
4 主溝
5 リブ
5A ショルダーリブ
6 ショルダー部
7 細溝
7a 溝底
8 切溝
9 エッジ部

Claims (7)

  1. トレッド部踏面ショルダー部に位置するリブの横側面に、斜め内側に延びる細溝をタイヤ周方向に沿って設けた空気入りタイヤにおいて、
    前記細溝の溝底に該細溝よりも溝幅が小さい切溝をタイヤ周方向に沿って形成した空気入りタイヤ。
  2. 前記切溝を、前記細溝の溝底のタイヤ幅方向内側に形成した請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記細溝の溝幅をD、前記切溝の溝幅をdとし、前記トレッド部踏面のエッジ部における接線から前記細溝の溝底までの垂直距離をH、及び前記接線に垂直方向の前記切溝の溝深さをhとしたとき、0.1≦d/D≦0.25かつ0.03≦h/H≦1.0の関係にした請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記切溝を、前記細溝の溝底のタイヤ幅方向外側に形成した請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記細溝の溝幅をD、前記切溝の溝幅をdとし、前記トレッド部踏面のエッジ部における接線から前記細溝の溝底までの垂直距離をH、及び前記接線に垂直方向の前記切溝の溝深さをhとしたとき、0.1≦d/D≦0.50かつ0.03≦h/H≦1.5の関係にした請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記切溝を、前記細溝の溝底のタイヤ幅方向内側及び外側の両方に形成した請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記空気入りタイヤが重荷重用空気入りタイヤである請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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