JP2008289432A - 自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】虫や獣を近づかせないことを可能にする自動車を提供する。
【解決手段】自動車100は電気機器50と電気機器50を制御するための制御装置30とを備える。電気機器50の動作時において、リアクトルL1の振動によりリアクトルL1からノイズ波が生じる。ノイズ波の周波数は電気機器50の動作状態に応じて変化する。制御装置30はノイズ周波数が、自動車100の周囲に存在する可能性がある複数種類の動物のうち、少なくとも1種類の動物を忌避させる(近寄るのを防ぐ)ことが可能な所定範囲の周波数となるように、電気機器50の動作状態を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車に関し、特に、動作時にノイズ波を発生させる電気機器を搭載し、かつ、そのノイズ波を有効活用させることが可能な自動車に関する。
近年、環境問題を背景に、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)や電気自動車(Electric Vehicle)などが注目されている。これらの自動車は、一般的に駆動源としての電動機および、その電動機を駆動するためのインバータを搭載している。
このような自動車を電動機により走行させた場合には走行時に発生する音が比較的小さくなるために自動車の周囲の人物が自動車の存在や接近などに気付きにくいことが起こり得る。たとえば特開2005−130164号公報(特許文献1)はこのような問題を解決することが可能な車両を開示する。この車両は、モータと、車両の情報を検出する検出手段と、検出手段で検出された情報に応じてモータに供給する駆動信号を変化させることにより可聴電磁音を発生させる電磁音発生手段とを備える。具体的には、この車両は右折時や左折時等においてインバータから可聴音のノイズを発生させることにより周囲の人に注意を喚起する。
特開2005−130164号公報 特開2003−310135号公報 特開平10−150899号公報
上記の車両は、その周波数が可聴周波数域にあるノイズ音を発生させているので人の注意を促すことができる。しかし、自動車の走行時には、虫が自動車にぶつかったり、自動車の前を犬や猫等の動物が横切ったりすることがある。これにより、たとえば快適な走行が妨げられることが起こる。特開2005−130164号公報には、このような課題は示されていない。
本発明の目的は、虫や獣を近づかせないことを可能にする自動車を提供することである。
本発明は要約すれば、自動車であって、自身の動作時に、動作状態に応じたノイズ周波数を有するノイズ波を発生させる電気機器を備える。電気機器は、ノイズ周波数が、虫および獣を含む複数種類の動物のうちの少なくとも1種類の動物を忌避可能な所定範囲内の周波数となるように、動作状態を変化させることが可能である。
好ましくは、自動車は、制御装置をさらに備える。制御装置は、少なくとも1種類の動物を忌避させるための所定の条件が満たされた場合に、ノイズ周波数が所定範囲内の周波数となるように電気機器の動作状態を制御する。
好ましくは、制御装置は、ユーザによるノイズ周波数の設定に応じて、ノイズ周波数がユーザの設定した周波数と等しくなるように電気機器の動作状態を制御する。
好ましくは、制御装置は、自動車の走行を検知した場合には、所定の条件が満たされたと判定する。
好ましくは、制御装置は、自動車の停止を検知した場合には、所定の条件が満たされたと判定する。
好ましくは、自動車は、電気機器から所定の電圧を受けることにより充電される蓄電装置と、電気機器と、自動車の外部の電源とを接続するための接続装置とをさらに備える。電気機器は、接続装置を介して電源に接続された場合には、動作状態が、電源から受ける入力電圧を所定の電圧に変換し、かつ、所定の電圧を蓄電装置に出力する状態となるように制御装置によって制御される。制御装置は、接続装置を介して電気機器と電源とが接続されたことを検知した場合に所定の条件が満たされたと判定するとともに、電気機器が入力電圧を所定の電圧に変換する際に、所定範囲内の周波数を有するノイズ波が電気機器から生じるように、電気機器の動作状態を制御する。
好ましくは、電源は、交流電圧を出力する。電気機器は、電源から入力電圧として交流電圧を受け、かつ、交流電圧を直流電圧に変換するインバータと、インバータにおける直流電圧の出力側に接続されるコンデンサと、上アームおよび下アーム用の第1および第2のスイッチング素子を含み、コンデンサに並列に接続されるスイッチング回路と、一方端が蓄電装置に接続され、他方端が第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との間に接続されるリアクトルとを含む。制御装置は、第1および第2のスイッチング素子の少なくとも一方に対して、所定範囲内の周波数に対応する周期でスイッチング動作を行なわせることにより、リアクトルから所定範囲内の周波数を有するノイズ波を発生させる。
好ましくは、自動車は、直流電力を供給する直流電源装置をさらに含む。電気機器は、コンデンサと、上アームおよび下アーム用の第1および第2のスイッチング素子を含み、かつ、コンデンサに並列に接続されるスイッチング回路と、一方端が直流電源装置に接続され、他方端が第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との間に接続されるリアクトルとを含む。制御装置は、所定の条件が満たされる場合には、第1および第2のスイッチング素子の少なくとも一方に対して、所定範囲内の周波数に対応する周期でスイッチング動作を行なわせることにより、リアクトルから所定範囲内の周波数を有するノイズ波を発生させる。
好ましくは、自動車は、ノイズ波を自動車の前方に送信するための送信装置と、ノイズ波が自動車の前方に位置する反射物に反射することによって生じた反射波を受ける受信装置とをさらに備える。制御装置は、受信装置の受信結果に基づいて、自動車から反射物までの距離を検出する。
好ましくは、所定範囲は、超音波域である。
好ましくは、自動車は、ノイズ周波数が、自動車の周囲に存在する少なくとも1種類の動物を忌避可能な周波数となるように、電気機器の動作状態を制御する制御装置をさらに備える。
本発明によれば、電気機器から生じるノイズ波の周波数が虫や獣を忌避可能な周波数となるように電気機器が制御される。よって本発明によれば、虫や獣を自動車に近づかせないことが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る自動車100の模式図である。図1を参照して、自動車100は電気機器50を備える。電気機器50は自身の動作時にノイズ波を発生させる。ノイズ波の周波数であるノイズ周波数は電気機器50の動作状態に応じて変化する。
後で詳細に説明するが、自動車100は電気機器50を制御するための制御装置をさらに備える。制御装置は、ノイズ周波数が、自動車100の周囲に存在する(あるいは存在する可能性がある)複数種類の動物のうちの少なくとも1種類の動物を忌避させる(近寄るのを防ぐ)ことが可能な所定範囲内の周波数となるように、電気機器50の動作状態を制御する。なお本実施の形態では「動物」とは虫および獣を含むが、これらに限定されず、たとえば、鳥がさらに含まれてもよい。
自動車100に虫あるいは獣が近寄った場合には、たとえば以下のような問題が生じることが考えられる。
(1)自動車の走行中に虫がフロントガラスに衝突した場合、虫の死骸がフロントガラスに付着する。
(2)夜間にヘッドライトの光に引き寄せられた虫が自動車のボディに付着する。
(3)自動車の前方を動物が横切ることにより自動車の速度を落とす場合には、自動車の減速および加速が行なわれるため、快適な走行が妨げられる可能性がある。
(4)停止中の自動車のエンジンルームに動物(たとえば猫)が潜り込むことにより、自動車の始動が妨げられる可能性がある。
実施の形態1によれば虫あるいは獣を忌避させることが可能なノイズ波を電気機器50から生じさせることができるので、これらの動物が自動車100に接近するのを防ぐことができる。よって、実施の形態1によれば上述のような課題が生じるのを防ぐことができる。
次に「少なくとも1種類の動物を忌避させることが可能な所定範囲の周波数」について具体例を説明する。たとえば、蚊を忌避させることが可能な周波数の範囲は概ね6kHz〜9kHzの範囲である。たとえば猫を忌避させることが可能な周波数の範囲は概ね18kHz〜23kHzの範囲である。たとえばネズミを忌避させることが可能な周波数の範囲は概ね30kHz〜50kHzの範囲の周波数である。
なお、上述した「所定範囲」は超音波域(周波数が20kHz以上)であることが好ましい。この場合ノイズ波は超音波となるため、ノイズ波が生じてもユーザに気付かれなくすることができる。
図2は、図1の自動車100の主要部の構成を示す図である。図2を参照して、自動車100は、バッテリBと、電気機器50と、システムメインリレーSMR1〜SMR3と、抵抗Rと、電源ラインPL1,PL2と、接地ラインSLと、エンジン4と、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割機構PSDと、電圧センサ10と、電流センサ11,24,25と、制御装置30と、周波数設定部40とを備える。
バッテリBは、電力を蓄積する蓄電装置であるとともに直流電力を供給する直流電源装置である。バッテリBは、たとえばニッケル水素、リチウムイオン等の二次電池を含む。電圧センサ10は、バッテリBの端子間の電圧VBを測定する。電流センサ11は、バッテリBに入出力される電流IBを測定する。
システムメインリレーSMR1および抵抗Rは、バッテリBの正極と電源ラインPL1との間に直列に接続される。システムメインリレーSMR2は、バッテリBの正極と電源ラインPL1との間に接続される。システムメインリレーSMR3は、バッテリBの負極と接地ラインSLとの間に接続される。システムメインリレーSMR1〜SMR3は、制御装置30から与えられる制御信号SEに応じて導通/非導通状態が制御される。
電気機器50は、昇圧コンバータ12と、インバータ14,22とを含む。
昇圧コンバータ12は、接地ラインSLと電源ラインPL1との間の直流電圧を昇圧する。昇圧コンバータ12は、昇圧された直流電圧を接地ラインSLと電源ラインPL2とを介してインバータ14,22に供給する。
インバータ14は、昇圧コンバータ12から与えられる直流電圧を三相交流に変換してモータジェネレータMG2に出力する。インバータ22は、昇圧コンバータ12から与えられる直流電圧を三相交流に変換してモータジェネレータMG1に出力する。
昇圧コンバータ12は、一方端が電源ラインPL1に接続されて他方端が接地ラインSLに接続される平滑用コンデンサC1と、一方端が電源ラインPL1およびシステムメインリレーSMR2を介してバッテリBの正極に接続されるリアクトルL1と、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続されるIGBT素子Q1,Q2と、IGBT素子Q1,Q2にそれぞれ並列に接続されるダイオードD1,D2と、平滑用コンデンサC2とを含む。昇圧コンバータ12は、さらに、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間の電圧VLを検出する電圧センサ6と、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間の電圧VHを検出する電圧センサ8とを含む。
平滑用コンデンサC1はバッテリBから出力されて昇圧される前の直流電圧を平滑化する。平滑用コンデンサC2は昇圧コンバータ12が昇圧した後の直流電圧を平滑化する。なおインバータ14または22が交流電圧を直流電圧に変換して直流電圧を出力する場合には、平滑用コンデンサC2はインバータ14または22から出力される直流電圧を平滑化する。
リアクトルL1の他方端はIGBT素子Q1のエミッタおよびIGBT素子Q2のコレクタに接続される。ダイオードD1のカソードはIGBT素子Q1のコレクタと接続され、ダイオードD1のアノードはIGBT素子Q1のエミッタと接続される。ダイオードD2のカソードはIGBT素子Q2のコレクタと接続され、ダイオードD2のアノードはIGBT素子Q2のエミッタと接続される。
なお、IGBT素子Q1,Q2はそれぞれ上アーム用の第1のスイッチング素子および下アーム用の第2のスイッチング素子であり、かつ、スイッチング回路を構成する。IGBT素子Q1,Q2からなるスイッチング回路は平滑用コンデンサC2に並列に接続される。
インバータ14は自動車100の車輪(図示せず)を駆動するモータジェネレータMG2に対して昇圧コンバータ12の出力する直流電圧を三相交流に変換して出力する。またインバータ14は、回生制動に伴い、モータジェネレータMG2において発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15,V相アーム16,およびW相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。
U相アーム15は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q3,Q4と、IGBT素子Q3,Q4とそれぞれ並列に接続されるダイオードD3,D4とを含む。ダイオードD3のカソードはIGBT素子Q3のコレクタと接続され、ダイオードD3のアノードはIGBT素子Q3のエミッタと接続される。ダイオードD4のカソードはIGBT素子Q4のコレクタと接続され、ダイオードD4のアノードはIGBT素子Q4のエミッタと接続される。
V相アーム16は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q5,Q6と、IGBT素子Q5,Q6とそれぞれ並列に接続されるダイオードD5,D6とを含む。ダイオードD5のカソードはIGBT素子Q5のコレクタと接続され、ダイオードD5のアノードはIGBT素子Q5のエミッタと接続される。ダイオードD6のカソードはIGBT素子Q6のコレクタと接続され、ダイオードD6のアノードはIGBT素子Q6のエミッタと接続される。
W相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q7,Q8と、IGBT素子Q7,Q8とそれぞれ並列に接続されるダイオードD7,D8とを含む。ダイオードD7のカソードはIGBT素子Q7のコレクタと接続され、ダイオードD7のアノードはIGBT素子Q7のエミッタと接続される。ダイオードD8のカソードはIGBT素子Q8のコレクタと接続され、ダイオードD8のアノードはIGBT素子Q8のエミッタと接続される。
モータジェネレータMG2は、三相の永久磁石同期モータであり、U,V,W相の3つのコイルは各々一方端が中性点に共に接続されている。そして、U相コイルの他方端がIGBT素子Q3,Q4の接続ノードに接続される。またV相コイルの他方端がIGBT素子Q5,Q6の接続ノードに接続される。またW相コイルの他方端がIGBT素子Q7,Q8の接続ノードに接続される。モータジェネレータMG2の回転軸は図示されない減速ギヤやディファレンシャルギヤにより車輪に結合される。
動力分割機構PSDは、エンジンとモータジェネレータMG1,MG2とに結合されてこれらの間で動力を分配する。たとえば動力分割機構PSDとしては、サンギヤ、プラネタリキャリヤおよびリングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を用いることができる。この3つの回転軸がエンジンおよびモータジェネレータMG1,MG2の回転軸にそれぞれ接続される。たとえばモータジェネレータMG1のロータを中空としてその中心にエンジンのクランク軸を通すことで動力分割機構PSDにエンジンとモータジェネレータMG1,MG2とを機械的に接続することができる。
電流センサ24は、モータジェネレータMG2に流れる電流をモータ電流値MCRT2として検出し、モータ電流値MCRT2を制御装置30へ出力する。
インバータ22は、昇圧コンバータ12に対してインバータ14と並列的に接続される。インバータ22は、モータジェネレータMG1に対して昇圧コンバータ12の出力する直流電圧を三相交流に変換して出力する。インバータ22は、昇圧コンバータ12から昇圧された電圧を受けてたとえばエンジンを始動させるためにモータジェネレータMG1を駆動する。
また、インバータ22は、エンジン4のクランクシャフトから伝達される回転トルクによってモータジェネレータMG1で発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。なお、インバータ22の内部の構成は、図示しないがインバータ14と同様であり、詳細な説明は繰返さない。
モータジェネレータMG1は、三相の永久磁石同期モータであり、U,V,W相の3つのコイルは各々一方端が中性点に共に接続されている。そして、各相コイルの他方端はインバータ22に接続されている。
電流センサ25は、モータジェネレータMG1に流れる電流をモータ電流値MCRT1として検出し、モータ電流値MCRT1を制御装置30へ出力する。
周波数設定部40は、ユーザによって操作される。ユーザが周波数設定部40に対してノイズ周波数の設定を行なうことにより、周波数設定部40はそのノイズ周波数を示す信号FQを出力する。
制御装置30は、エンジン回転数MRNE、電圧VB,VL,VH、電流IBの各値、モータ電流値MCRT1,MCRT2および起動信号IGONを受ける。制御装置30は、さらに、モータジェネレータMG1の回転数であるモータ回転数MRN1と、モータジェネレータMG2の回転数であるモータ回転数MRN2とを受ける。制御装置30は、さらに、図示しないアクセルポジションセンサが検出したアクセル開度Accおよび図示しない車速センサが検出した自動車100の速度Vを受ける。制御装置30は、さらに、周波数設定部40からノイズ周波数を示す信号FQを受ける。
なお、電圧VBはバッテリBの電圧であり、電圧センサ10によって測定される。電圧VLは平滑用コンデンサC1に印加される昇圧コンバータ12の昇圧前電圧であり電圧センサ6によって測定される。電圧VHは平滑用コンデンサC2に印加される昇圧コンバータ12の昇圧後電圧であり電圧センサ8によって測定される。
そして制御装置30は、昇圧コンバータ12に対して昇圧指示を行なう制御信号PWU,降圧指示を行なう制御信号PWDおよび動作禁止を指示する信号CSDNを出力する。なお、具体的には制御信号PWU、PWDは昇圧コンバータ12に対してPWM(パルス幅変調:Pulse Width Modulation)制御を行なうための信号である。なお、昇圧コンバータ12に対するスイッチング制御はPWM制御に限定されず、他の制御方法を用いることも可能である。ただし以下の説明では昇圧コンバータ12に対するスイッチング制御はPWM制御であるとして説明する。
昇圧コンバータ12の動作時には、リアクトルL1の振動によってリアクトルL1からノイズ波が生じる。制御装置30は信号FQを受けた場合には、リアクトルL1から生じるノイズ波の周波数が信号FQが示すノイズ周波数と等しくなるように昇圧コンバータ12を制御するための制御信号PWU,PWDを出力する。
さらに、制御装置30は、インバータ14に対して昇圧コンバータ12の出力である電圧VH(直流電圧)をモータジェネレータMG2を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示PWMI2と、モータジェネレータMG2で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻す回生指示PWMC2とを出力する。IGBT素子Q3〜Q8はこれらの指示に応じて動作する。
同様に制御装置30は、インバータ22に対して電圧VH(直流電圧)をモータジェネレータMG1を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示PWMI1と、モータジェネレータMG1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻す回生指示PWMC1とを出力する。
なお、昇圧コンバータ12に対する制御と同様に、制御装置30がインバータ14,22に対して行なうスイッチング制御はたとえばPWM制御であるがこれに限定されず、他の制御方法を用いてもよい。
図3は、図1の自動車100が備える、ノイズ波の送信装置を示す図である。図3を参照して、送信装置は導波管52およびホーンアンテナ54を備える。導波管52は電気機器50内のリアクトルL1(図3には示さず)において発生したノイズ波をホーンアンテナ54に伝送する。ホーンアンテナ54は、導波管52からのノイズ波をノイズ波SG1として外部に出力する。ホーンアンテナ54の開口面は自動車100の前方(進行方向)に向けられる。
図4は、図2のリアクトルL1によるノイズ波の発生を説明するための図である。図4を参照して、「ゲート信号」は図2に示す制御信号PWUおよびPWDを総称したものである。ゲート信号の生成については、周知の技術を利用すればよいため、ここではさらなる詳細な説明は繰返さない。
図4および図2を参照して、昇圧コンバータ12がバッテリBからの直流電圧を昇圧する場合には制御装置30はIGBT素子Q1をオフさせるとともにIGBT素子Q2をオン/オフさせる。これによりリアクトルL1にはゲート信号に対応した周期で変化する電流が流れる。リアクトルL1に流れる電流は、IGBT素子Q2がオンしている間は増加し、オフすると低下する。リアクトルL1に電流が流れた場合には、この電流によってリアクトルL1が振動するためリアクトルL1からはゲート信号に対応した周期を有するノイズ波が発生する。制御装置30はゲート信号の周期を変化させることによってノイズ波の周波数を変化させる。
昇圧コンバータ12がインバータ14または22からの直流電圧を降圧する場合には制御装置30はIGBT素子Q2をオフさせるとともにIGBT素子Q1をオン/オフさせる。この場合にもリアクトルL1に電流が流れることによってリアクトルL1が振動する。これによりリアクトルL1からはゲート信号に対応した周期を有するノイズ波が発生する。制御装置30はゲート信号の周期を変化させることによってノイズ波の周波数を変化させる。
なお、ゲート信号のデューティ比を変化させることでリアクトル電流の振幅を変化させることができる。これによりノイズ波の振幅を変えることができる。たとえばノイズ波が超音波である場合には、ノイズ波の振幅が変化することにより音圧が変化する。したがって制御装置30は虫や獣を忌避可能なノイズ波を発生させる場合には、ゲート信号のデューティ比を、通常時の制御の場合と異ならせてもよい。音圧が大きくなるほど虫あるいは獣を忌避させる効果がより高まることが期待できる。
図5は、実施の形態1に係るノイズ波の発生処理を説明するフローチャートである。図5および図2を参照して、制御装置30は信号FQの入力があるか否かを判定する(ステップS1)。信号FQの入力がある場合(ステップS1においてYES)、制御装置30は、ユーザが設定した周波数を有するノイズ波がリアクトルL1から発生するようゲート信号(制御信号PWUまたはPWD)を生成する(ステップS2)。これに対し、信号FQの入力がない場合(ステップS1においてNO)、制御装置30はアクセル開度Acc、速度V、および起動信号IGON等により示される自動車100の状況に基づいてゲート信号を生成する(ステップS3)。制御装置30は、ステップS2またはステップS3の処理において生成したゲート信号を昇圧コンバータ12に出力する。これにより昇圧コンバータ12が制御される(ステップS4)。ステップS4の処理が終了すると、全体の処理はステップS1に戻される。
なお、制御装置30は、自動車100の走行中にノイズ波を発生させる。たとえば制御装置30はアクセル開度Accおよび速度Vに基づいて自動車100が走行していることを検知した場合に、昇圧コンバータ12を制御することによってリアクトルL1からノイズ波を発生させる。
ただし、制御装置30は自動車の停止中にノイズ波を発生させてもよい。この場合、制御装置30は起動信号IGON(図2参照)の非活性化に応じて自動車100が停止したと判断する。そして制御装置30は昇圧コンバータ12を制御することによりリアクトルL1からノイズ波を発生させる。
以上のように実施の形態1によれば、リアクトルL1から虫や獣を忌避させることが可能な周波数を有するノイズを発生させることにより、自動車の周囲にこれらの動物が近づくのを防ぐことができる。
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2に係る自動車100Aの模式図である。図6を参照して、自動車100Aは、外部に設けられた電源により充電可能なように構成される。
具体的には、自動車100Aは、電気機器50と、ケーブル60と、プラグ65とを含む。ケーブル60は、プラグ65に接続される。プラグ65はたとえば一般家庭200に設置されたコネクタ(コンセント)に接続される。この場合「電源」は商用電力系統となる。プラグ65がコネクタ(コンセント)に接続されることによって、ケーブル60にはたとえば単相交流電圧(たとえば100V〜200Vの電圧)が印加される。
電気機器50は、この交流電圧を直流電圧に変換して自動車100Bの内部のバッテリ(図示せず)にその直流電圧を印加する。これによりバッテリが充電される。制御装置は電気機器50に交流電圧から直流電圧への変換を行なわせ、かつ、虫や獣を忌避可能な所定範囲の周波数を有するノイズ波を電気機器50から発生させる。
図7は、図6の自動車100Aの主要部の構成を示す図である。図7および図2を参照して、自動車100Aは、制御装置30に代えて制御装置30Aを備える点で自動車100と異なる。自動車100Aは、さらに、ACラインACL1,ALC2と、電圧センサ9と、リレーRY1,RY2を含む接続部55と、コネクタ56,66と、ケーブル60と、プラグ65とを備える点で自動車100と異なる。ACラインACL1,ALC2と、接続部55と、コネクタ56,66と、ケーブル60と、プラグ65とは、電気機器50と、自動車100Aの外部に設けられた外部電源70とを接続するための接続装置を構成する。なお、自動車100Aの他の部分の構成は自動車100の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
リレーRY1は、ACラインACL1とコネクタ56との間に設けられ、制御装置30Aからの制御信号CNTに応じてオン/オフされる。リレーRY2は、ACラインACL2とコネクタ56との間に設けられ、制御装置30Aからの制御信号CNTに応じてオン/オフされる。
接続部55は、制御装置30Aからの制御信号CNTに応じて、ACラインACL1,ACL2とコネクタ56との接続/切離しを行なう。すなわち、接続部55は、制御装置30AからH(論理ハイ)レベルの制御信号CNTを受けると、ACラインACL1,ACL2をコネクタ56と電気的に接続し、制御装置30AからL(論理ロー)レベルの制御信号CNTを受けると、ACラインACL1,ACL2をコネクタ56から電気的に切離す。
コネクタ56は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に外部から交流電圧を入力するための端子である。
ACラインACL1,ACL2間の電圧VINは、電圧センサ9で測定され測定値が制御装置30Aに送信される。
自動車100Aの充電時には、ユーザによってコネクタ56がコネクタ66に接続される。制御装置30は、コネクタ56がコネクタ66に接続されたことを検知した場合には接続部55にHレベルの制御信号CNTを送る。制御信号CNTに応じてリレーRY1,RY2がオンする。
一方、ユーザによりプラグ65が外部電源70からの交流電圧(たとえばAC100V)を出力するためのコネクタ72に接続される。プラグ65とコネクタ66とはケーブル60により接続される。これによりACラインACL1,ACL2(中性点N1,N2)に外部電源70からの交流電圧が印加される。
制御装置30Aは、電圧VINが所定の電圧値(たとえばAC100V)である場合に、ACラインACL1,ACL2間の交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻すために回生指示PWMC1,PWMC2を生成し、かつ、回生指示PWMC1,PWMC2をインバータ14,22にそれぞれ出力する。インバータ14,22は回生指示PWMC1,PWMC2をそれぞれ受けてACラインACL1,ACL2間の交流電圧を直流電圧に変換する。
さらに制御装置30Aは、制御信号PWDを生成して昇圧コンバータにその制御信号PWDを出力する。昇圧コンバータ12は制御信号PWDに応じてインバータ14,22から受ける直流電圧をバッテリBの充電に適した電圧に変換し、かつ、変換後の直流電圧をバッテリBに出力する。このときに制御装置30AがIGBT素子Q1をスイッチング動作させることによりリアクトルL1に電流が流れる。この電流が制御信号PWDの周期に応じた周期で変化することによりリアクトルL1が振動する。よって、バッテリBの充電時にリアクトルL1からノイズ音が発生する。
制御装置30AはバッテリBの充電時におけるノイズ波の周波数が、虫や獣を忌避させる所定範囲の周波数となるように制御信号PWDの周期を設定する。この場合の制御信号PWDの周期は、たとえばユーザが周波数設定部40を操作することによって予め設定される。制御装置30Aは、周波数設定部40から信号FQを受けるとともに、信号FQが示す周波数に基づいて制御信号PWDの周期を定める。ただし制御信号PWDの周期は固定値でもよい。
図8は、実施の形態2に係るノイズ波の発生処理を説明するフローチャートである。図8および図7を参照して、制御装置30Aは電圧センサ9の測定値である電圧VINが所定値(たとえばAC100V)であるか否かを判定する(ステップS11)。電圧VINが所定値でない場合(ステップS1においてNO)、全体の処理はステップS11に戻される。
電圧VINが所定値である場合(ステップS11においてYES)、制御装置30Aはノイズ波の周波数が虫または獣を忌避可能な周波数となるようにゲート信号(制御信号PWD)を生成する(ステップS12)。次に制御装置30Aは生成したゲート信号を昇圧コンバータ12に出力する(ステップS13)。
なお、ステップS13において制御装置30Aはインバータ14,22に対して回生指示PWMC1,PWMC2をそれぞれ出力する。これによりインバータ14,22は入力された交流電圧を直流電圧に変換する。さらに昇圧コンバータ12はインバータ14,22から出力された直流電圧をバッテリBの充電に適した直流電圧(たとえばDC200V)に変換し、その直流電圧をバッテリBに印加する。これによりバッテリBが充電される。さらにリアクトルL1からは、制御信号PWDの周期に応じた周波数(虫または獣を忌避させる周波数)を有するノイズ波が発生する。ステップS13の処理が終了すると、全体の処理はステップS11に戻される。
以上のように実施の形態2によれば外部電源による自動車100Aの充電時に虫や獣を忌避させるノイズ波を発生させるため、自動車100Aの停車時に虫や獣が近寄るのを防ぐことができる。
また、実施の形態2によれば、バッテリの充電中に電気機器からノイズ波を発生させる。これにより電気機器の動作に伴ってバッテリに蓄積された電力が減少するのを防ぐことができる。
[実施の形態3]
図9は、実施の形態3に係る自動車100Bの模式図である。図9を参照して、自動車100Bは、内部で発生させたノイズ波SG1を自動車100Bの前方に位置する反射物300に向けて送信する。反射物300はたとえば他の自動車あるいは障害物等である。
ノイズ波SG1は反射物300によって反射される。自動車100Bはノイズ波SG1の反射波である反射波SG2を受信する。自動車100Bはノイズ波SG1の送信および反射波SG2の受信によって、自身と反射物300との距離Lを検出する。
図10は、図9の自動車100Bの主要部の構成を示す図である。図10および図2を参照して、自動車100Bは、制御装置30に代えて制御装置30Bを備える点で自動車100と異なる。自動車100Bは、さらに、反射波SG2を受信する受信装置80を備える点で自動車100と異なる。受信装置80は反射波SG2を受信したことを受信結果として制御装置30Bに出力する。
たとえば制御装置30Bは、所定の間隔で昇圧コンバータ12の動作および停止を繰返す。昇圧コンバータ12の動作時にノイズ波SG1が発生する。このノイズ波SG1は図3に示す送信装置によって、自動車100Bの前方に送信される。
ノイズ波SG1が反射物により反射した場合には受信装置80が反射波SG2を受信する。制御装置30Bは、昇圧コンバータ12の動作開始時点から、受信装置80から受信結果を受ける時点までの経過時間を計測する。制御装置30Bは、この経過時間および、反射波の速度に基づいて自動車100Bと反射物との間の距離を算出する。たとえばノイズ波が音波である場合、ノイズ波の速度はノイズ波の周波数に依存しない。よって、たとえばノイズ波の速度を、空気中の音速の値として一般的に用いられる速度(約340m/秒)に固定すれば、自動車100Bと反射物との間の距離Lを容易に算出することができる。
このように実施の形態3によれば実施の形態1の効果だけでなく、ノイズ波を用いて自動車と、その自動車の前方にある障害物との距離を検出することもできる。すなわち実施の形態3によればノイズ波の用途を広げることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1に係る自動車100の模式図である。 図1の自動車100の主要部の構成を示す図である。 図1の自動車100が備える、ノイズ波の放出装置を示す図である。 図2のリアクトルL1によるノイズ波の発生を説明するための図である。 実施の形態1に係るノイズ波の発生処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係る自動車100Aの模式図である。 図6の自動車100Aの主要部の構成を示す図である。 実施の形態2に係るノイズ波の発生処理を説明するフローチャートである。 実施の形態3に係る自動車100Bの模式図である。 図9の自動車100Bの主要部の構成を示す図である。
符号の説明
4 エンジン、6,8〜10 電圧センサ、11,24,25 電流センサ、12 昇圧コンバータ、14,22 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、30,30A,30B 制御装置、40 周波数設定部、50 電気機器、52 導波管、54 ホーンアンテナ、55 接続部、56,66 コネクタ、60 ケーブル、65 プラグ、70 外部電源、72 コネクタ、80 受信装置、100,100A,100B 自動車、200 一般家庭、300 反射物、ACL1,ALC2 ACライン、B バッテリ、C1,C2 平滑用コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、L 距離、L1 リアクトル、MG1,MG2 モータジェネレータ、N1,N2 中性点、PL1,PL2 電源ライン、PSD 動力分割機構、Q1〜Q8 IGBT素子、R 抵抗、RY1,RY2 リレー、SG1 ノイズ波、SG2 反射波、SL 接地ライン、SMR1〜SMR3 システムメインリレー。

Claims (11)

  1. 自動車であって、
    自身の動作時に、動作状態に応じたノイズ周波数を有するノイズ波を発生させる電気機器を備え、
    前記電気機器は、前記ノイズ周波数が、虫および獣を含む複数種類の動物のうちの少なくとも1種類の動物を忌避可能な所定範囲内の周波数となるように、前記動作状態を変化させることが可能である、自動車。
  2. 前記自動車は、
    前記少なくとも1種類の動物を忌避させるための所定の条件が満たされた場合に、前記ノイズ周波数が前記所定範囲内の周波数となるように前記電気機器の前記動作状態を制御する制御装置をさらに備える、請求項1に記載の自動車。
  3. 前記制御装置は、ユーザによる前記ノイズ周波数の設定に応じて、前記ノイズ周波数が前記ユーザの設定した周波数と等しくなるように前記電気機器の前記動作状態を制御する、請求項2に記載の自動車。
  4. 前記制御装置は、前記自動車の走行を検知した場合には、前記所定の条件が満たされたと判定する、請求項2に記載の自動車。
  5. 前記制御装置は、前記自動車の停止を検知した場合には、前記所定の条件が満たされたと判定する、請求項2に記載の自動車。
  6. 前記自動車は、
    前記電気機器から所定の電圧を受けることにより充電される蓄電装置と、
    前記電気機器と、前記自動車の外部の電源とを接続するための接続装置とをさらに備え、
    前記電気機器は、前記接続装置を介して前記電源に接続された場合には、前記動作状態が、前記電源から受ける入力電圧を前記所定の電圧に変換し、かつ、前記所定の電圧を前記蓄電装置に出力する状態となるように前記制御装置によって制御され、
    前記制御装置は、前記接続装置を介して前記電気機器と前記電源とが接続されたことを検知した場合に前記所定の条件が満たされたと判定するとともに、前記電気機器が前記入力電圧を前記所定の電圧に変換する際に、前記所定範囲内の周波数を有する前記ノイズ波が前記電気機器から生じるように、前記電気機器の前記動作状態を制御する、請求項5に記載の自動車。
  7. 前記電源は、交流電圧を出力し、
    前記電気機器は、
    前記電源から前記入力電圧として前記交流電圧を受け、かつ、前記交流電圧を直流電圧に変換するインバータと、
    前記インバータにおける前記直流電圧の出力側に接続されるコンデンサと、
    上アームおよび下アーム用の第1および第2のスイッチング素子を含み、前記コンデンサに並列に接続されるスイッチング回路と、
    一方端が前記蓄電装置に接続され、他方端が前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との間に接続されるリアクトルとを含み、
    前記制御装置は、前記第1および第2のスイッチング素子の少なくとも一方に対して、前記所定範囲内の周波数に対応する周期でスイッチング動作を行なわせることにより、前記リアクトルから前記所定範囲内の周波数を有する前記ノイズ波を発生させる、請求項6に記載の自動車。
  8. 前記自動車は、
    直流電力を供給する直流電源装置をさらに含み、
    前記電気機器は、
    コンデンサと、
    上アームおよび下アーム用の第1および第2のスイッチング素子を含み、かつ、前記コンデンサに並列に接続されるスイッチング回路と、
    一方端が前記直流電源装置に接続され、他方端が前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との間に接続されるリアクトルとを含み、
    前記制御装置は、前記所定の条件が満たされる場合には、前記第1および第2のスイッチング素子の少なくとも一方に対して、前記所定範囲内の周波数に対応する周期でスイッチング動作を行なわせることにより、前記リアクトルから前記所定範囲内の周波数を有する前記ノイズ波を発生させる、請求項2に記載の自動車。
  9. 前記自動車は、
    前記ノイズ波を前記自動車の前方に送信するための送信装置と、
    前記ノイズ波が前記自動車の前方に位置する反射物に反射することによって生じた反射波を受ける受信装置とをさらに備え、
    前記制御装置は、前記受信装置の受信結果に基づいて、前記自動車から前記反射物までの距離を検出する、請求項2に記載の自動車。
  10. 前記所定範囲は、超音波域である、請求項1に記載の自動車。
  11. 前記自動車は、
    前記ノイズ周波数が、前記自動車の周囲に存在する前記少なくとも1種類の動物を忌避可能な周波数となるように、前記電気機器の動作状態を制御する制御装置をさらに備える、請求項1に記載の自動車。
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