JP2005278281A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両の存在を歩行者に報知する。
【解決手段】 HVECUは、ハイブリッド車両がEV走行している場合(S50にてYES)、歩行者などの障害物が検知されると(S100にてYES)、MG(2)のトルクリプルを高くして、ハイブリッド車両の走行に伴う騒音を大きくするステップ(S200)を含むプログラムを実行する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、車両の制御装置に関し、特に、車両の周囲の物体が検知された場合は、走行に伴う音を大きくする車両の制御装置に関する。
近年、環境問題対策の一環として、モータからの駆動力により走行可能なハイブリッド車、燃料電池車および電気自動車が注目されている。このような車両においては、モータからの駆動力のみにより走行する場合は、車両から発せられる騒音が小さいため、歩行者などが車両の接近を認識し難い。そこで、警報音を発生させて、歩行者などに車両の接近を知らせる技術が提案されている。
特開平10−201001号公報(特許文献1)は、走行中に、車両の接近を歩行者に知らせる電気自動車を開示する。特許文献1に記載の電気自動車は、走行状態に応じた音の電気信号を送る警報音制御装置と、警報音制御装置から電気信号を受取り、警報音を発生させる拡声装置とを含む。
この公報に記載の電気自動車によれば、警報音制御装置と拡声装置とにより、走行状態に応じた警報音を発生させ、通常の走行中に、確実に歩行者側に電気自動車の接近を知らせることができる。
特開平10−201001号公報
通常の車両には、クラクション(警音器)が搭載されているが、上述の公報に記載の電気自動車においては、警音器とは別に、警報音制御装置と拡声装置とを搭載する必要がある。そのため、車両に搭載される部品点数が増加し、コストの増大に繋がるという問題点があった。
本発明は、上述の問題点を解決するためのなされたものであって、その目的は、コストの増大を抑制しつつ、車両の存在を歩行者などに報知することができる車両の制御装置を提供することである。
第1の発明に係る車両の制御装置は、回転電機により駆動力を発生する電気駆動システムを搭載した車両を制御する。車両は、少なくとも回転電機の駆動力により走行する。電気駆動システムは、作動により音が発生する機構を有する。制御装置は、車両の周囲の物体を検知するための検知手段と、物体が検知された場合は、物体が検知されない場合に比べて、電気駆動システムの音が大きくなるように、電気駆動システムを制御するための制御手段とを含む。
第1の発明によると、検知手段が、車両の周囲の物体を検知し、物体が検知された場合、制御手段が、物体が検知されない場合に比べて、電気駆動システムの音が大きくなるように、電気駆動システムを制御する。これにより、警音器とは異なる拡声器を別途追加することなく、歩行者などの車両の周囲の物体が検知された場合は、電気駆動システムの走行音を大きくして、歩行者などに車両の存在を報知することができる。その結果、コストの増大を抑制しつつ、車両の存在を歩行者などに報知することができる車両の制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る車両の制御装置においては、第1の発明の構成に加え、制御手段は、物体が検知された場合は、物体が検知されない場合に比べて、回転電機のトルクリプルを大きくして、電気駆動システムの音が大きくなるように、電気駆動システムを制御するための手段を含む。
第2の発明によると、制御手段は、物体が検知された場合は、物体が検知されない場合に比べて、回転電機のトルクリプルを大きくする。回転電機のトルクリプルが大きくなると、回転電機の駆動に伴う振動が大きくなるため、電気駆動システムから発生する音が大きくなる。その結果、歩行者などに車両の存在を報知することができる。
第3の発明に係る車両の制御装置においては、第1または2の発明の構成に加え、回転電機は、三相交流回転電機である。電気駆動システムは、PWMキャリア信号に基づいて作動するインバータを含む。制御手段は、物体が検知された場合、PWMキャリア信号の周波数を可聴域に設定して、電気駆動システムの音が大きくなるように、電気駆動システムを制御するための手段を含む。
第3の発明によると、インバータは、PWMキャリア信号に基づいて作動する。したがって、インバータ内のトランジスタは、PWMキャリア信号の周波数に応じてデューティー制御され、インバータからは、PWMキャリア信号の周波数に応じた音が発生する。制御手段は、物体が検知された場合、PWMキャリア信号の周波数を可聴域に設定する。PWMキャリア信号の周波数が可聴域に設定されると、インバータから発生する音の周波数は可聴域の周波数になり、歩行者などが音を聞取り易くなる。これにより、歩行者などに車両の存在を報知することができる。
第4の発明に係る車両の制御装置は、第3の発明の構成に加え、物体が検知された場合、PWMキャリア信号の周波数を連続的に変化させるための手段をさらに含む。
第4の発明によると、制御手段は、物体が検知された場合、PWMキャリア信号の周波数を連続的に変化させる。これにより、インバータから発生する音の周波数が変動し、インバータからの音が、歩行者などの聴覚をより刺激する。そのため、歩行者などに車両の存在を報知することができる。
第5の発明に係る車両の制御装置においては、第1ないし4のいずれかの発明の構成に加え、電気駆動システムは、リアクトルと、リアクトルを覆う開閉可能なリアクトルカバーとを含む。制御手段は、物体が検知された場合、リアクトルカバーを開けて、電気駆動システムの音が認知され易くなるように、電気駆動システムを制御するための手段を含む。
第5の発明によると、リアクトルが、リアクトルカバーに覆われている。物体が検知された場合、制御手段によりリアクトルカバーが開けられる。これにより、リアクトルから発生する音が車外に漏れ易くなり、電気駆動システムの音が歩行者に認知され易くなる。そのため、歩行者などに車両の存在を報知することができる。
第6の発明に係る車両の制御装置においては、第1ないし5のいずれかの発明の構成に加え、電気駆動システムは、システムに含まれる発熱部を冷却する冷却媒体を吐出するポンプを含む。制御手段は、物体が検知された場合、物体が検知されない場合に比べて、ポンプの回転数を高くして、電気駆動システムの音が大きくなるように、電気駆動システムを制御するための手段を含む。
第6の発明によると、電気駆動システムには、システムに含まれる発熱部を冷却する冷却媒体を吐出するポンプが設けられている。物体が検知された場合、物体が検知されない場合に比べて、制御手段が、ポンプの回転数を高くする。これにより、ポンプの作動音が増大し、電気駆動システムの音が大きくなる。そのため、歩行者などに車両の存在を報知することができる。
第7の発明に係る車両の制御装置は、回転電機とエンジンとを有するハイブリッドシステムを搭載した車両を制御する。車両は、回転電機およびエンジンの少なくともいずれか一方からの駆動力により走行する。制御装置は、車両の周囲の物体を検知するための検知手段と、物体が検知された場合は、物体が検知されない場合に比べて、エンジンの回転数を高くして、エンジンで発生する音が大きくなるように、ハイブリッドシステムを制御するための制御手段を含む。
第7の発明によると、検知手段が、車両の周囲の物体を検知し、物体が検知された場合は、制御手段が、物体が検知されない場合に比べて、エンジンの回転数を高くして、エンジンで発生する音が大きくなるように、ハイブリッドシステムを制御する。これにより、警音器とは異なる拡声器を別途追加することなく、歩行者などの車両の周囲の物体が検知された場合は、電気駆動システムの走行音を大きくして、歩行者などに車両の存在を報知することができる。その結果、コストの増大を抑制しつつ、車両の存在を歩行者などに報知することができる車両の制御装置を提供することができる。
第8の発明に係る車両の制御装置においては、第7の発明の構成に加え、ハイブリッドシステムは、エンジンのクランクシャフトに連結された始動機をさらに含む。制御手段は、エンジンが停止している状態において、物体が検知された場合、エンジンを始動させずに始動機を駆動してエンジンの回転数を高くし、エンジンで発生する音が大きくなるように、ハイブリッドシステムを制御するための手段を含む。
第8の発明によると、エンジンのクランクシャフトには、始動機が連結されている。物体が検知された場合、制御手段が、エンジンを始動させずに始動機を駆動してエンジンの回転数を高くする。始動機によりエンジンの回転数が高くされると、エンジンの給排気バルブの開閉音、タペットとカムシャフトとの衝突音、吸気音および排気音などにより、エンジンから発生する音が大きくなる。これにより、エンジンを始動させて燃費を悪化させることなく、車両の存在を歩行者などに報知することができる。
第9の発明に係る車両の制御装置においては、第7の発明の構成に加え、制御手段は、エンジンが停止している状態において、物体が検知された場合、エンジンを始動させて、エンジンで発生する騒音が大きくなるように、ハイブリッドシステムを制御するための手段を含む。
第9の発明によると、エンジンが停止している状態において、物体が検知された場合、制御手段が、エンジンを始動させる。これにより、燃料の爆発音などの音が大きくなり、車両の存在を歩行者などに報知することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置を搭載したハイブリッド車両について説明する。なお、本実施の形態において、ハイブリッド車両は、シリーズ/パラレルハイブリッド車両として説明するが、ハイブリッド車両は、シリーズハイブリッド車両やパラレルハイブリッド車両であってもよい。また、ハイブリッド車両の代わりに、燃料電池車や電気自動車であってもよい。
ハイブリッド車両は、エンジン100と、エンジンECU(Electronic Control Unit)200と、動力分割機構300と、減速機400と、車輪500と、モータジェネレータ(1)(以下、MG(1)と記載する)600と、モータジェネレータ(2)(以下、MG(2)と記載する)700と、PCU(Power Control Unit)800と、バッテリ1100と、HV(Hybrid Vehicle)ECU1200と、障害物センサ1300と、ウォータポンプ1400と、EV(Electric Vehicle)スイッチ1500とを含む。
エンジン100は、燃料と空気との混合気を燃焼して駆動力を発生する。エンジン100は、エンジンECU200により制御される。エンジンECU200のCPU(Central Processing Unit)は、HVECU1200から送信された信号、ハイブリッド車両に搭載されたセンサから送信された信号およびメモリに記憶されたマップなどに基づいて演算処理を行なう。これにより、エンジンECU200は、エンジン100を制御する。エンジン100で発生した駆動力は、動力分割機構300により2経路に分けられる。一方は、減速機400を介して車輪500を駆動させる経路である。もう一方は、MG(1)600を駆動させる経路である。
MG(1)600は、三相交流回転電機である。MG(1)600は、動力分割機構300を介してエンジン100から伝達された駆動力により駆動させられて、発電する。MG(1)600が発電した電力は、ハイブリッド車両の運転状態や、バッテリ1100のSOC(State Of Charge)の状態に応じて使い分けられる。たとえば、通常走行時や急加速時では、MG(1)600により発電された電力は、そのままMG(2)700を駆動させるために消費される。一方、たとえばバッテリ1100のSOCが予め定められた値よりも低い場合、MG(1)600により発電された電力は、PCU800を介して、バッテリ1100に蓄えられる。
MG(2)700は、三相交流回転電機である。MG(2)700は、MG(1)600により発電された電力およびバッテリ1100に蓄えられた電力の少なくともいずれか一方の電力により駆動する。MG(2)700の駆動力は、減速機400を介して車輪500に伝達される。これにより、MG(2)700は、エンジン100をアシストしてハイブリッド車両を走行させたり、MG(2)700からの駆動力のみによりハイブリッド車両を走行させたりする。
ハイブリッド車両の回生制動時には、減速機400を介して車輪500によりMG(2)700が駆動させられて、MG(2)700が発電機として作動させられる。これにより、MG(2)700は、制動エネルギを電気エネルギに変換する回生ブレーキとして作動する。MG(2)700により発電された電力は、PCU800を介してバッテリ1100に蓄えられる。
PCU800は、DC/DCコンバータ900と、インバータ1000とを含む。DC/DCコンバータ900は、バッテリ1100から供給された電力の電圧を昇圧して、MG(1)600およびMG(2)700の少なくともいずれか一方に供給する。DC/DCコンバータ900は、MG(1)600およびMG(2)700が発電した電力の電圧を降圧して、バッテリ1100に供給する。
インバータ1000は、バッテリ1100から供給された直流電力を交流電力に変換して、MG(1)600およびMG(2)700の少なくともいずれか一方に供給する。インバータ1000は、MG(1)600およびMG(2)700が発電した交流電力を直流電力に変換して、バッテリ1100に供給する。
バッテリ1100は、複数のバッテリセルを一体化したバッテリモジュールを、さらに複数直列に接続して構成された組電池である。なお、バッテリ1100の代わりに、キャパシタ(コンデンサ)を用いてもよい。
HVECU1200のCPUは、エンジンECU200から送信された信号、車両の運転状態、アクセル開度センサ(図示せず)により検知されたアクセル開度、アクセル開度の変化率、シフトポジション、バッテリ1100のSOC、メモリに保存されたマップおよびプログラムなどに基づいて演算処理を行なう。これにより、HVECU1200は、車両が所望の状態となるようにハイブリッド車両に搭載された機器類を制御する。本実施の形態においては、ハイブリッド車両の運転効率を考慮して予め定められた条件(たとえばエンジン100が停止しており、車速が0以上という条件)が満たされた場合、HVECU1200は、MG(2)700からの駆動力のみでハイブリッド車両が走行するように機器類を制御する。
障害物センサ1300は、ハイブリッド車両の周囲の歩行者などの障害物を検知する。なお、障害物センサ1300には、ミリ波レーダ、レーザレーダ、超音波センサおよび赤外線センサなど、ハイブリッド車両の周囲の歩行者などを検知できるものであれば、どれを用いてもかまわない。
ウォータポンプ1400は、MG(1)600、MG(2)700およびPCU800を冷却する冷却水を吐出する。なお、ウォータポンプ1400から吐出された冷却水により、MG(1)600、MG(2)700およびPCU800以外の機器を冷却するように構成してもよい。
EVスイッチ1500は、運転者が、ハイブリッド車両をMG(2)700からの駆動力のみで走行させたい場合に、運転者により操作される。EVスイッチ1500がオンにされると、予め定められた条件の範囲内で、エンジン100が停止させられ、ハイブリッド車両がMG(2)700からの駆動力のみで走行する。
図2を参照して、動力分割機構300についてさらに説明する。動力分割機構300は、遊星歯車機構により構成されている。動力分割機構300は、サンギヤ302と、プラネタリギヤ304と、キャリア306と、リングギヤ308とを含む。
サンギヤ302は、MG(1)600の出力軸に連結されている。したがって、サンギヤ302の回転数とMG(1)600の回転数とは同じである。プラネタリギヤ304は、サンギヤ302とリングギヤ308とに噛み合っている。キャリア306は、プラネタリギヤ304を回転自在に支持する。キャリア306は、エンジン100のクランクシャフト(図示せず)に連結されている。したがって、キャリア306の回転数とエンジン100の回転数とは同じである。リングギヤ308は、MG(2)700の出力軸に連結されている。したがって、リングギヤ308の回転数とMG(2)700の回転数とは同じである。
図3ないし図7を参照して、エンジン100の回転数、MG(1)600の回転数およびMG(2)700の回転数の関係について説明する。ハイブリッド車両が停車している状態では、図3に示すように、エンジン100、MG(1)600およびMG(2)700はすべて止まっている。
たとえばハイブリッド車両の発進時や、運転者によりEVスイッチ1500がオンにされた場合は、図4に示すように、エンジン100は停止したままで、MG(2)700が駆動させられ、MG(2)700からの駆動力のみでハイブリッド車両が走行する。
エンジン100を始動させる場合は、図5に示すように、MG(1)600が駆動することにより、エンジン100がクランキングされ、エンジン100が始動する。エンジン100が始動すると、MG(1)600は発電を開始し、発電した電力はバッテリ1100の充電およびMG(2)700に供給され、ハイブリッド車両の走行に利用される。
定常走行時は、図6に示すように、ハイブリッド車両は主にエンジン100からの駆動力により走行する。この場合、効率を高めるために、MG(1)600の発電は最小限に抑制されている。
定常走行から加速を行なう場合は、図7に示すように、エンジン100の回転数を上げるとともに、MG(1)600の回転数を上げて発電を開始する。MG(1)600により発電された電力とバッテリ1100の電力を使ってMG(2)700を駆動させ、エンジン100からの駆動力に加えてMG(2)700からの駆動力を用いて加速する。
図8ないし図10を参照して、DC/DCコンバータ900およびインバータ1000についてさらに説明する。
DC/DCコンバータ900は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)910,920と、リアクトル930とを含む。IGBT910およびIGBT920は、直列に接続されている。IGBT910のコレクタ側がインバータ1000の正極側に接続されている。IGBT920のエミッタ側がバッテリ1100の負極側およびインバータ1000の負極側に接続されている。IGBT910のエミッタ側(IGBT920のコレクタ側)には、リアクトル930の一端が接続されている。リアクトル930の他端は、バッテリ1100の正極側に接続されている。
各IGBTは、HVECU1200によりデューティー制御される。各IGBTがデューティー制御されることにより、リアクトル930には間欠的に電力が流れる。電力が間欠的に流れることにより、リアクトル930で発生する磁場が変動し、リアクトル930自体が振動することにより、リアクトル930から騒音が発生する。
インバータ1000は、6つのIGBT1010〜1060を含む。各層(U層、V層、W層)と対応するように、IGBT1010とIGBT1020とが、IGBT1030とIGBT1040とが、IGBT1050とIGBT1060とがそれぞれ直列に接続されている。
各IGBTは、HVECU1200によりデューティー制御される。各IGBTがデューティー制御されることにより、インバータ1000は、バッテリ1100から供給された直流電力を交流電力に変換してMG(2)700に供給したり、MG(2)700が発電した交流電力を直流電力に変換して、バッテリ1100に供給したりする。
なお、図8には記載していないが、インバータ1000は、MG(1)600に接続された6つのIGBTをさらに含む。それらの機能については、IGBT1010〜1060と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
DC/DCコンバータ900およびインバータ1000の各IGBTは、HVECU1200により生成されたPWM(Pulse Width Modulation)信号に基づいてデューティー制御される。
PWM信号は、図9に示すように、変調波(キャリア信号)と信号波とに基づいて生成される。キャリア信号の周波数が高くなるほど、IGBTがオン/オフされる頻度が高くなる。IGBTをオン/オフさせると、MG(1)600、MG(2)700およびPCU800には、PWM信号に対応した周期で交流電力が流れる。交流電流により、MG(1)600、MG(2)700およびPCU800で発生する磁場が変動する。磁場の変動に伴い、MG(1)600、MG(2)700およびPCU800が振動する。振動により、MG(1)600、MG(2)700およびPCU800から騒音が発生する。MG(1)600、MG(2)700およびPCU800から発生する騒音の周波数は、キャリア信号の周波数に応じた周波数である。
MG(2)700は、インバータ1000から供給された交流電力により連続的に駆動するが、MG(2)700のトルクは、ロータ(図示せず)の回転角度により異なる。すなわち、MG(2)700のトルクはトルクリプルを有する。MG(2)700のトルクリプルは、MG(2)700のステータからロータにかけられる回転磁界の位相により定まる。回転磁界の位相は、PWM信号に応じて定められる。
図10において破線で示すように、MG(2)700が発生するトルクが最大となるような位相に、回転磁界の位相を設定すると、トルクリプルは最も低くなる。図10において、一点鎖線および二点鎖線で示すように、MG(2)700で発生するトルクが最大値とならないような位相に、回転磁界の位相を設定すると、トルクリプルは高くなる。トルクリプルが高くなると、MG(2)700の駆動に伴う振動が大きくなる。したがって、ハイブリッド車両から発生する騒音が大きくなる。
図11を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置においてHVECU1200が実行するプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す)50にて、HVECU1200は、現在ハイブリッド車両がMG(2)700からの駆動力のみで走行(以下、EV走行と記載する)しているか否かを判別する。ハイブリッド車両がEV走行しているか否かは、たとえば運転者によりEVスイッチ1500がオンにされたか否かにより判別したり、ハイブリッド車両の運転効率を考慮して予め定められた条件(たとえばエンジン100が停止しており、車速が0以上という条件)が満たされたか否かにより判別したりすればよい。ハイブリッド車両がEV走行している場合(S50にてYES)、処理はS100に移される。そうでない場合(S50にてNO)、この処理は終了する。
S100にて、HVECU1200は、障害物センサ1300により、歩行者などの障害物を検知したか否かを判別する。障害物が検知された場合(S100にてYES)、処理はS200に移される。そうでない場合(S100にてNO)、この処理は終了する。S200にて、HVECU1200は、MG(2)700のトルクリプルが高くなるように、PWM信号を生成して、MG(2)700の回転磁界の位相を決定する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態におけるHVECU1200の動作について説明する。
ハイブリッド車両がEV走行している場合において(S50にてYES)、歩行者などの障害物が検知されると(S100にてYES)、MG(2)700のトルクリプルが高くされる(S200)。これにより、MG(2)700の駆動に伴う振動が大きくなり、ハイブリッド車両から発生する騒音が大きくなる。そのため、歩行者などが、ハイブリッド車両から発せられる騒音を聞取り易くなり、歩行者などがハイブリッド車両の接近を認識することができる。
以上のように、本実施の形態に係る車両の制御装置において、HVECUは、歩行者などの障害物を検知すると、MG(2)のトルクリプルが高くなるように、MG(2)を駆動させる。これにより、MG(2)の駆動に伴う振動が大きくなり、ハイブリッド車両から発生する騒音が大きくなる。そのため、歩行者などがハイブリッド車両から発せられる騒音を聞取り易く(認知し易く)なり、歩行者などがハイブリッド車両の接近を認識することができる。
<第2の実施の形態>
図12および図13を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る車両の制御装置について説明する。
前述の第1の実施の形態においては、MG(2)のトルクリプルを高くすることにより騒音を大きくしていたが、本実施の形態においては、キャリア信号の周波数を人の聴覚における可聴域の周波数に設定することにより騒音を大きくする。
その他の構成については、前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図12を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置においてHVECU1200が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、S50およびS100については、前述の第1の実施の形態と同じである。したがって、その詳細な説明はここでは繰返さない。本実施の形態においては、S300にて、HVECU1200は、キャリア信号の周波数を可聴域に変更する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態におけるHVECUの動作について説明する。
ハイブリッド車両がEV走行している場合において(S50にてYES)、歩行者などの障害物が検知されると(S100にてYES)、図13に示すように、キャリア信号の周波数が、可聴域の周波数に変更される(S300)。これにより、インバータ1000の各IGBTをデューティー制御することに伴って、MG(1)600、MG(2)700およびPCU800から発生する騒音の周波数が、可聴域の周波数となる。そのため、ハイブリッド車両から発生する騒音が大きくなり、歩行者などが、ハイブリッド車両から発生する騒音を聞取ることが可能となる。その結果、歩行者などは、ハイブリッド車両の接近を認知することができる。このように構成しても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第3の実施の形態>
図14および図15を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る車両の制御装置について説明する。前述の第2の実施の形態においては、キャリア信号の周波数を可聴域の周波数に変更することにより騒音を大きくしていたが、本実施の形態においては、キャリア信号の周波数を可聴域の周波数に変更することに加え、キャリア信号の周波数を変動させる。その他の構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図14を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置においてECU1200が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、S50およびS100については、前述の第1の実施の形態と同じである。したがってその詳細な説明はここでは繰返さない。本実施の形態においては、S400にて、HVECU1200は、キャリア信号の周波数を可聴域の周波数の間で変動させる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態におけるHVECU1200の動作について説明する。
ハイブリッド車両がEV走行している場合において(S50にてYES)、歩行者などの障害物が検知されると(S100にてYES)、図15に示すように、キャリア信号の周波数が可聴域の周波数に変更されるとともに、可聴域の周波数の間で変動させられる(S400)。これにより、MG(1)600、MG(2)700およびPCU800から発生する騒音の周波数が、可聴域の周波数の間で変動する。そのため、MG(1)600、MG(2)700およびPCU800から発生する騒音が、より歩行者の聴覚を刺激する。その結果、歩行者が騒音をより聞取り易くなり、ハイブリッド車両の接近を認識することができる。このように構成しても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第4の実施の形態>
図16および図17を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る車両の制御装置について説明する。前述の第1の実施の形態においては、MG(2)のトルクリプルを高くすることにより騒音を大きくしていたが、本実施の形態においては、リアクトルを覆うリアクトル遮音カバーを開くことにより、走行に伴う騒音を大きくする。
図16に示すように、リアクトル930は、リアクトル遮音カバー932により覆われている。リアクトル遮音カバー932は、リアクトル930から発生される騒音が車外に漏れないように遮音する。リアクトル遮音カバー932は、アクチュエータ934により開閉可能である。その他の構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図17を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置においてHVECU1200が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、S50およびS100については前述の第1の実施の形態と同じである。したがって、その詳細な説明はここでは繰返さない。本実施の形態においては、S500にて、HVECU1200は、リアクトル遮音カバー932を、アクチュエータ934により開かせる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態におけるHVECU1200の動作について説明する。
ハイブリッド車両がEV走行している場合において(S50にてYES)、歩行者などの障害物が検知されると(S100にてYES)、リアクトル遮音カバー932がアクチュエータ934により開かれる(S500)。これにより、リアクトル930で発生する騒音がハイブリッド車両の外に漏れ易くなり、歩行者などが、リアクトル930から発生する騒音を聞取り易くなる。そのため、歩行者などが、ハイブリッド車両の接近を認識することができる。このように構成しても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第5の実施の形態>
図18を参照して、本発明の第5の実施の形態に係る車両の制御装置について説明する。前述の第1の実施の形態においては、MG(2)のトルクリプルを高くすることにより騒音を大きくしていたが、本実施の形態においては、ウォータポンプの回転数を高くすることにより騒音を大きくする。その他の構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図18を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置においてHVECU1200が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、S50およびS100については、前述の第1の実施の形態と同じである。したがってその詳細な説明はここでは繰返さない。本実施の形態においては、S600にて、HVECU1200は、ウォータポンプの回転数を高くする。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態におけるHVECU1200の動作について説明する。
ハイブリッド車両がEV走行している場合において(S50にてYES)、歩行者などの障害物が検知されると(S100にてYES)、ウォータポンプの回転数が高くされる(S600)。これにより、ウォータポンプ1400から発生する騒音が大きくなり歩行者が騒音を聞き易くなる。そのため、歩行者はハイブリッド車両の接近を認識することができる。このように構成しても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第6の実施の形態>
図19および図20を参照して、本発明の第6の実施の形態に係る車両の制御装置について説明する。前述の第1の実施の形態においては、MG(2)のトルクリプルを高くすることにより騒音を大きくしていたが、本実施の形態においては、エンジンを始動させずにMG(1)を駆動させて、エンジンの回転数を高くすることにより騒音を大きくする。その他の構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。なお、本実施の形態に係る車両の制御装置は、シリーズ/パラレルハイブリッド車両およびシリーズハイブリッド車両に適用することができる。
図19を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置においてHVECU1200が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、S50およびS100については前述の第1の実施の形態と同じである。したがってその詳細な説明はここでは繰返さない。本実施の形態においては、S700にて、HVECU1200は、MG(1)600を駆動させてエンジン100の回転数を高くする。このとき、HVECU1200は、エンジンECU200に対して、エンジン100の始動要求を表す信号を送信しない。したがって、エンジン100は始動されない。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態におけるHVECU1200の動作について説明する。
ハイブリッド車両がEV走行している場合において(S50にてYES)、歩行者などの障害物が検知されると(S100にてYES)、MG(1)600に電力が供給され、MG(1)600が駆動させられる(S700)。これにより、エンジン100からは給排気バルブの開閉音、タペットとカムシャフトとの衝突音、シリンダ内に給排気される空気の音などにより騒音が発生する。そのため、歩行者などはエンジン100から発生する騒音を聞取り易くなる。また、図20に示すように、MG(1)600の駆動に伴いエンジン100の回転数が高くされたり低くされたりする。これにより、エンジン100から発生する騒音の周波数が変化させられ、より歩行者の聴覚を刺激する。その結果、歩行者などがハイブリッド車両の接近を認識することができる。エンジン100は始動されないため、燃費の悪化が抑制される。このように構成しても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第7の実施の形態>
図21を参照して、本発明の第7の実施の形態に係る車両の制御装置について説明する。前述の第6の実施の形態においては、エンジンを始動させないでMG(1)によりエンジンの回転数を高くしたり低くしたりしていたが、本実施の形態においては、エンジンを始動させる。その他の構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。なお、本実施の形態に係る車両の制御装置は、シリーズ/パラレルハイブリッド車両、シリーズハイブリッド車両およびパラレルハイブリッド車両に適用することができる。
図21を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置においてHVECU1200が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、S50およびS100については、前述の第6の実施の形態と同じである。したがって、その詳細な説明はここでは繰返さない。本実施の形態においては、S800にて、HVECU1200は、MG(1)600を駆動させてエンジンをクランキングする。このとき、HVECU1200は、エンジンECU200に対して、エンジン100の始動要求を表す信号を送信する。したがって、エンジン100が始動させられる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態におけるHVECU1200の動作について説明する。
ハイブリッド車両がEV走行している場合において(S50にてYES)、歩行者などの障害物が検知されると(S100にてYES)、エンジン100がMG(1)600によりクランキングさせられて始動させられる(S800)。これにより、エンジン100からは、混合気の爆発音などの騒音が発生する。そのため、ハイブリッド車両から発生する騒音を歩行者が聞取り易くなり、歩行者は、ハイブリッド車両の接近を認識することができる。このように構成しても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、第1ないし第7の実施の形態を適宜組合わせてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る車両の制御装置を搭載したハイブリッド車両を示す制御ブロック図である。 動力分割機構を示す断面図である。 ハイブリッド車両の停止時における動力分割機構の共線図である。 ハイブリッド車両の発進時における動力分割機構の共線図である。 ハイブリッド車両のエンジン始動時における動力分割機構の共線図である。 ハイブリッド車両の定常走行時における動力分割機構の共線図である。 ハイブリッド車両の加速時における動力分割機構の共線図である。 DC/DCコンバータおよびインバータを示す図である。 PWM信号を示す図である。 回転磁界の位相とMG(2)のトルクとの関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両の制御装置において、HVECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る車両の制御装置において、HVECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 キャリア信号の周波数を示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る車両の制御装置において、HVECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 キャリア信号の周波数を示すタイミングチャートである。 DC/DCコンバータおよびインバータを示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る車両の制御装置において、HVECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係る車両の制御装置において、HVECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態に係る車両の制御装置において、HVECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態に係る車両の制御装置において、歩行者を検知した場合における動力分割機構の共線図である。 本発明の第7の実施の形態に係る車両の制御装置において、HVECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
100 エンジン、200 エンジンECU、300 動力分割機構、400 減速機、500 車輪、600 モータジェネレータ(1)、700 モータジェネレータ(2)、800 PCU、900 DC/DCコンバータ、930 リアクトル、932 リアクトル遮音カバー、934 アクチュエータ、1000 インバータ、1100 バッテリ、1200 HVECU、1300 障害物センサ、1400 ウォータポンプ、1500 EVスイッチ。

Claims (9)

  1. 回転電機により駆動力を発生する電気駆動システムを搭載した車両の制御装置であって、前記車両は、少なくとも前記回転電機の駆動力により走行し、前記電気駆動システムは、作動により音が発生する機構を有し、
    前記車両の周囲の物体を検知するための検知手段と、
    前記物体が検知された場合は、前記物体が検知されない場合に比べて、前記電気駆動システムの音が大きくなるように、前記電気駆動システムを制御するための制御手段とを含む、車両の制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記物体が検知された場合は、前記物体が検知されない場合に比べて、前記回転電機のトルクリプルを大きくして、前記電気駆動システムの音が大きくなるように、前記電気駆動システムを制御するための手段を含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記回転電機は、三相交流回転電機であって、
    前記電気駆動システムは、PWMキャリア信号に基づいて作動するインバータを含み、
    前記制御手段は、前記物体が検知された場合、前記PWMキャリア信号の周波数を可聴域に設定して、前記電気駆動システムの音が大きくなるように、前記電気駆動システムを制御するための手段を含む、請求項1または2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記物体が検知された場合、前記PWMキャリア信号の周波数を連続的に変化させるための手段をさらに含む、請求項3に記載の車両の制御装置。
  5. 前記電気駆動システムは、リアクトルと、前記リアクトルを覆う開閉可能なリアクトルカバーとを含み、
    前記制御手段は、前記物体が検知された場合、前記リアクトルカバーを開けて、前記電気駆動システムの音が認知され易くなるように、前記電気駆動システムを制御するための手段を含む、請求項1ないし4のいずれかに記載の車両の制御装置。
  6. 前記電気駆動システムは、前記システムに含まれる発熱部を冷却する冷却媒体を吐出するポンプを含み、
    前記制御手段は、前記物体が検知された場合、前記物体が検知されない場合に比べて、前記ポンプの回転数を高くして、前記電気駆動システムの音が大きくなるように、前記電気駆動システムを制御するための手段を含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の車両の制御装置。
  7. 回転電機とエンジンとを有するハイブリッドシステムを搭載した車両の制御装置であって、前記車両は、前記回転電機および前記エンジンの少なくともいずれか一方からの駆動力により走行し、
    前記車両の周囲の物体を検知するための検知手段と、
    前記物体が検知された場合は、前記物体が検知されない場合に比べて、前記エンジンの回転数を高くして、前記エンジンで発生する音が大きくなるように、前記ハイブリッドシステムを制御するための制御手段を含む、車両の制御装置。
  8. 前記ハイブリッドシステムは、前記エンジンのクランクシャフトに連結された始動機をさらに含み、
    前記制御手段は、前記エンジンが停止している状態において、前記物体が検知された場合、前記エンジンを始動させずに前記始動機を駆動して前記エンジンの回転数を高くし、前記エンジンで発生する音が大きくなるように、前記ハイブリッドシステムを制御するための手段を含む、請求項7に記載の車両の制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記エンジンが停止している状態において、前記物体が検知された場合、前記エンジンを始動させて、前記エンジンで発生する音が大きくなるように、前記ハイブリッドシステムを制御するための手段を含む、請求項7に記載の車両の制御装置。
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