JP2008283112A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】FWD内蔵IGBTにおいて、FWDおよびIGBT以外の素子周辺領域の寄生ダイオード動作を抑制することにより、ダイオード動作時のリカバリ特性を改善し、破壊しにくい半導体装置を提供する。
【解決手段】FWD内蔵IGBTにおいて、IGBT部1およびFWD部3以外の領域、すなわちランナー部2にP型拡散層20を貫通してN−型ドリフト層11に達するダミートレンチであるトレンチ21を、IGBT部1と同じピッチ、深さで形成する。この場合、トレンチ16、21の間隔を4μm以下にする。これにより、ランナー部2の耐圧を低下させずに、P型拡散層20をエミッタ電極25にコンタクトしない構造にすることができ、P型拡散層20がリカバリ時にダイオードとして機能しないようにすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、FWD(フリーホイールダイオード)を内蔵したIGBTを備えてなる半導体装置に関する。
従来より、FWDをIGBTに内蔵したFWD内蔵IGBTが知られている。当該FWD内蔵IGBTは、高性能IGBTに高性能FWDを組み合わせた構造である。図5は、従来のFWD内蔵型IGBTの概略断面図である。この図に示されるように、FWD内蔵型IGBTは、IGBT部30、ランナー部31、FWD部32を備えて構成されている。これら各部は、N型シリコン基板41上に形成されたN−型ドリフト層42の表層部にそれぞれ設けられている。このN型シリコン基板41の裏面にはIGBT部30およびランナー部31に対応する領域にP+型領域43が形成されており、FWD部32に対応する領域にN+型領域44が形成されている。これらP+型領域43、N+型領域44は例えばコレクタ接地とされている。
IGBT部30では、N−型ドリフト層42の表層部にP型ベース領域45が形成されており、当該P型ベース領域45の表層部にN+型ソース領域46が形成されている。そして、N+型ソース領域46およびP型ベース領域45を貫通してN−型ドリフト層42に達するトレンチ47が形成されており、このトレンチ47内にゲート絶縁膜48およびゲート電極49が形成され、トレンチゲート構造が構成されている。そして、ゲート電極49上を含み、N+型ソース領域46の上に層間絶縁膜50が形成されている。
ランナー部31では、N−型ドリフト層42の表層部に、当該N−型ドリフト層42を貫通するP型拡散領域51が形成されている。そして、このP型拡散領域51上にSiOからなる層間絶縁膜52が形成されており、この層間絶縁膜52上に例えばSiOからなる層間絶縁膜53が形成されている。また、FWD部32では、N−型ドリフト層42の表層部にIGBT部30と同様のトレンチゲート構造が形成され、N型シリコン基板41の裏面にN+型領域44が形成されている。
そして、各部にわたってN型シリコン基板41の表面側にAlで形成されたエミッタ電極54が形成されている。当該エミッタ電極54は、IGBT部30ではN+型ソース領域46にコンタクトされており、ランナー部31ではP型拡散領域51にコンタクトされている。また、FWD部32では、エミッタ電極54はP型ベース領域45とコンタクトされ、アノード電極として機能するようになっている。
このように、FWDをIGBTに内蔵した半導体装置では、IGBTとFWDに加えてランナー部31のような素子周辺領域が存在する。この素子周辺領域は、通常N型シリコン基板41の場合、P型拡散領域51が各領域を電気的に分離するものとして機能するようになっている。このP型拡散領域51の耐圧は、素子耐圧と同等以上となるように、動作時に不安定動作(寄生動作)しないように、上述のようにエミッタ接地とされている。
しかしながら、上記従来の構造では、素子周辺領域としてのランナー部31はダイオード構造となっており、高注入型のダイオードとなる。したがって、内蔵されるダイオードを高性能構造にしたとしても、周辺領域の寄生ダイオードの性能が悪いために、ランナー部31でのダイオード構造で半導体装置の特性が決まってしまう。そのため、ダイオードリカバリ時にこの箇所に電流集中が起こりやすく、素子破壊し易いという問題が生じる。
本発明は、上記点に鑑み、FWD内蔵IGBTにおいて、FWDおよびIGBT以外の素子周辺領域の寄生ダイオード動作を抑制することにより、ダイオード動作時のリカバリ特性を改善し、破壊しにくい半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴では、素子周辺部(2)は、第1導電型半導体基板(10、11)の表層部に形成された第2導電型拡散層(20)と、第2導電型拡散層(20)を貫通して第1導電型半導体基板(10、11)に達する複数の第2トレンチ(21)と、当該第2トレンチ(21)の壁面および素子周辺部(2)における第1導電型半導体基板(10、11)の表面に一体的に形成された酸化膜(22)と、酸化膜(22)上に形成された第2ゲート電極(23)と、第2ゲート電極(23)を覆うように形成された第2層間絶縁膜(24)とを備え、第2トレンチ(21)間に配置された第2導電型拡散層(20)は、第2トレンチ(21)および第2層間絶縁膜(24)によって第1電極(25)と絶縁されていることを特徴とする。
これにより、素子周辺部(2)では寄生ダイオード構造が形成されず、素子周辺部(2)が寄生ダイオードとして動作しないので、ダイオードリカバリ特性を良好とすることができ、電流集中が無くなって素子破壊しにくい半導体装置を提供することができる。また、素子周辺部(2)に複数の第2トレンチ(21)を設けることで、電界緩和効果によって耐圧を確保することができる。
本発明の第2の特徴では、素子周辺部(2)は、第1導電型半導体基板(10、11)の表層部に形成された複数の第2トレンチ(21)と、当該第2トレンチ(21)の壁面および素子周辺部(2)における第1導電型半導体基板(10、11)の表面に一体的に形成された酸化膜(22)と、酸化膜(22)上に形成された第2ゲート電極(23)と、第2ゲート電極(23)を覆うように形成された第2層間絶縁膜(24)とを備え、第2トレンチ(21)間に配置された第1導電型半導体基板(10、11)の一部は、第2トレンチ(21)および第2層間絶縁膜(24)によって第1電極(25)と絶縁されていることを特徴とする。
このように、上記のように素子周辺部(2)に第2導電型拡散層(20)を設けない構成としても、素子周辺部(2)における第1導電型半導体基板(10、11)が第1電極(25)と絶縁された状態とすることができ、素子周辺部(2)が寄生ダイオードとして動作しないようにすることができる。これにより、上記と同様の効果を得ることができる。
また、素子周辺部(2)における複数の第2トレンチ(21)の深さおよび間隔は、IGBT部(1)における複数の第1トレンチ(16)の深さおよび間隔と同じになっていることが好ましい。
これにより、IGBT部(1)と素子周辺部(2)との耐圧を同一にすることができ、耐圧低下のない半導体装置を提供することができる。
さらに、第1トレンチ(16)および第2トレンチ(21)の間隔は、それぞれ4μm以下とすることができる。これにより、良好な耐圧を得ることができる(図3参照)。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。また、以下の各実施形態で示されるN型、N−型、N+型は本発明の第1導電型に対応し、P型、P+型は本発明の第2導電型に対応している。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態で示される半導体装置は、フリーホイールダイオード(フライホイールダイオード)、ダイオードを内蔵した電力用素子、ダイオード内蔵型IGBTに適用することができるものである。
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略断面図である。この図に示されるように、FWD内蔵型IGBTは、IGBT部1、ランナー部2、FWD部3を備えて構成されている。これらは、N型シリコン基板10上に形成されたN−型ドリフト層11の表層部にそれぞれ設けられている。また、N型シリコン基板10の裏面にはIGBT部1およびランナー部2に対応する領域にP+型領域12が形成されており、FWD部3に対応する領域にN+型領域13が形成されている。本実施形態ではP+型領域12およびN+型領域13はコレクタ接地されている。
IGBT部1では、N−型ドリフト層11の表層部に、チャネル領域を設定するP型ベース領域14が形成されている。このP型ベース領域14の表層部にはN+型ソース領域15が形成されている。以下では、N型シリコン基板10、N−型ドリフト層11によって構成される基板を半導体基板という。なお、当該半導体基板は、本発明の第1導電型半導体基板に相当する。
また、半導体基板には、N+型ソース領域15およびP型ベース領域14を貫通してN−型ドリフト層11に達するようにトレンチ16が形成されている。そして、このトレンチ16の内壁にSiOで構成されたゲート絶縁膜17とPolySiで構成されたゲート電極18とが順に形成され、これらトレンチ16、ゲート絶縁膜17、ゲート電極18からなるトレンチゲート構造が構成されている。本実施形態では、IGBT部1におけるトレンチ16の間隔は例えば4μm以下になっている。さらに、ゲート電極18上を含み、N+型ソース領域15の上にはBPSG等からなる層間絶縁膜19が形成されている。
なお、IGBT部1に設けられるトレンチ16、ゲート電極18、層間絶縁膜19は、それぞれ本発明の第1トレンチ、第1ゲート電極、第1層間絶縁膜に相当する。
ランナー部2は、IGBT部1に挟まれた領域であり、N−型ドリフト層11の表層部にP型拡散層20が形成され、当該P型拡散層20を貫通してN−型ドリフト層11に達するトレンチ21が複数形成されている。
このトレンチ21の壁面およびP型拡散層20上にはSiOからなるシリコン酸化膜22が形成されており、当該シリコン酸化膜22上にPolySiからなるゲート電極23が形成されている。また、ゲート電極23上には例えばSiOからなる層間絶縁膜24が形成されている。
なお、ランナー部2は本発明の素子周辺部に相当する。また、ランナー部2におけるトレンチ21、シリコン酸化膜22、ゲート電極23、層間絶縁膜24は、それぞれ本発明の第2トレンチ、酸化膜、第2ゲート電極、第2層間絶縁膜に相当する。
このような構造により、ランナー部2におけるトレンチ21は、IGBT部1に形成されたトレンチ16と同じ間隔、かつ、同じ深さとされたダミートレンチをなしている。すなわち、各トレンチ21の間隔は例えば4μm以下になっている。
ランナー部2では、P型拡散層20はトレンチ21および層間絶縁膜24によってフローティングにされており、どこにも接地されていない。言い換えると、P型拡散層20は、トレンチ21および層間絶縁膜24によってエミッタ電極25と絶縁されている。
また、各トレンチ21内に形成された各ゲート電極23は半導体基板上に一体的に形成されているため、ダミートレンチ間は電気的に短絡されている。本実施形態では、ゲート電極23はIGBT部1のゲート電極18に接続されている。
FWD部3は、ダイオードとして機能する領域である。このようなFWD部3では、半導体基板の表層部にIGBT部1と同様のトレンチゲート構造が多数形成されていると共に、N型シリコン基板10の裏面上にN+型領域13が設けられている。このような構成を有するFWD部3では、P型ベース領域14とN−型ドリフト層11とがPNダイオードとして機能することとなる。
そして、半導体基板上にエミッタ電極25が形成されている。これにより、IGBT部1では、層間絶縁膜19に形成されたコンタクトホール19aを介して、P型ベース領域14およびN+型ソース領域15にエミッタ電極25が電気的に接続されている。また、ランナー部2では、P型拡散層20は、層間絶縁膜24さらにはシリコン酸化膜22によってエミッタ電極25と絶縁されている。さらに、FWD部3では、エミッタ電極25はP型ベース領域14に電気的に接続されている。すなわち、エミッタ電極25はFWD部3においてアノード電極としても機能する。
なお、N型シリコン基板10の裏面側に設けられたP+型領域12およびN+型領域13上にコレクタ電極が形成される。当該コレクタ電極は、IGBT部1ではコレクタ電極として機能するが、FWD部3ではカソード電極として機能する各部共通の電極となっている。また、上記エミッタ電極25は本発明の第1電極に相当し、コレクタ電極は本発明の第2電極に相当する。以上が、本実施形態に係る半導体装置の全体構成である。
次に、上記半導体装置の製造方法について説明する。まず、N型シリコン基板10を用意し、このN型シリコン基板10の上にエピタキシャル成長によってN−型ドリフト層11を成膜する。ついで、N−型ドリフト層11のうち、IGBT部1およびFWD部3ののP型ベース領域14、N+型ソース領域15となる部分に選択的にイオン注入を行い、ランナー部2のP型拡散層20となる部分に選択的にイオン注入を行い、熱拡散によってP型ベース領域14、N+型ソース領域15、P型拡散層20をそれぞれ形成する。
この後、マスク材となるシリコン酸化膜をCVD法によって堆積したのち、フォトリソグラフィおよびドライエッチングによってシリコン酸化膜をパターニングすることで、シリコン酸化膜に開口部を形成する。
続いて、パターニングされたシリコン酸化膜をマスクとして用いた異方性ドライエッチングにより、IGBT部1およびランナー部2にN+型ソース領域15およびP型ベース領域14を貫通してN−型ドリフト層11に達するトレンチ16、およびP型拡散層20を貫通してN−型ドリフト層11に達するトレンチ21をそれぞれ形成する。この場合、IGBT部1、ランナー部2に形成する各トレンチ16、21の間隔をそれぞれ4μmとする。
次に、HOまたはO雰囲気中での熱酸化により、各トレンチ16、21内にゲート絶縁膜17およびシリコン酸化膜22をそれぞれ形成する。そして、例えばLPCVD法により、ゲート電極18、23を形成するためのPolySiを成膜したのち、IGBT部1ではPolySiをパターニングしてゲート電極18を形成する。他方、ランナー部2ではPolySiをパターニングせずに各トレンチ21内に形成されたゲート電極23をそれぞれ一体化させた状態とする。
さらに、CVD法による層間絶縁膜19、24の形成を行い、IGBT部1にはフォトリソグラフィおよび異方性エッチングによる層間絶縁膜19へのコンタクトホール19aの形成を行う。そして、スパッタ法によるエミッタ電極25の電極形成を行う。
そして、N型シリコン基板10を裏面研磨することによって厚みを薄くしたのち、N型シリコン基板10の裏面に選択的にイオン注入を行ってIGBT部1およびランナー部2に対応する領域にP+型領域12を形成し、FWD部3に対応する領域にN+型領域13を形成する。この後、P+型領域12およびN+型領域13上にスパッタ法によってコレクタ電極の形成を行うことで、図1に示す半導体装置が完成する。
上記のようにして製造された半導体装置においては、ランナー部2におけるP型拡散層20をエミッタ電極25にコンタクトせずにフローティングとしている。このため、ランナー部2では寄生ダイオード構造が形成されないので、ダイオードリカバリ特性は良好となり、電流集中が無くなって素子破壊しにくくなる。
しかしながら、ランナー部2のP型拡散層20を単にフローティングにするだけでは、このP型拡散層20の耐圧が低下してしまい、ランナー部2、または耐圧部より低くなり素子全体の耐圧が低下するという問題が生ずる。そこで、上述のように、フローティングになっているP型拡散層20に、IGBT部1に設けたトレンチ16と同一ピッチでダミートレンチであるトレンチ21を形成することにより、トレンチ21間での電界緩和効果によってP型拡散層20の耐圧をIGBT部1と同一の耐圧とすることができ、耐圧低下の無い構造を得ることができる。
また、発明者らは、IGBT部1やランナー部2におけるトレンチ16、21の間隔によって得られる耐圧についてシミュレーションを行った。図2は、IGBT部1またはランナー部2の構造モデルの断面を示したものである。図2に示されるように、シミュレーションでは、トレンチ26間の領域27は、図1に示されるP型ベース領域14に相当する。
なお、図2に示されるトレンチ26は、図1に示されるトレンチ16、21に相当するものとしている。また、図2に示される構造は、図1に示されるIGBT部1やランナー部2におけるトレンチゲート構造が形成されたものと同様の構造である。
そして、この領域27が、P型不純物が拡散したP型ベース領域14になっている場合とN−型ドリフト層11になっている場合とについて、トレンチ26の間隔をパラメータとすると共にエミッタ(ゲート)−コレクタ間に電圧を印加して耐圧をシミュレーションした。ここで、トレンチ26の間隔とは、隣り合うトレンチ26の中心位置の距離としている。シミュレーションの結果を図3に示す。
図3に示されるように、領域27がP型ベース領域14、N−型ドリフト層11になっている場合いずれについても、トレンチ26間の間隔が狭くなるほど耐圧が上昇している。特に、トレンチ26・トレンチ26間隔が4μmでは、耐圧が1500Vを超える結果が得られた。図3に示される結果から、トレンチ26の間隔を4μm以下としても、耐圧は下がらないと考えられる。したがって、少なくとも4μm以下とすることで、IGBT部1における良好な耐圧を得ることができる。そして、ランナー部2におけるトレンチ21の間隔をIGBT部1と同じにすることで、ランナー部2においてもIGBT部1と同じ耐圧を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態では、IGBT部1およびFWD部3の領域、すなわちランナー部2において、半導体基板の表層部に設けられたP型拡散層20をエミッタ電極25に接地させずにフローティングさせることが特徴となっている。これにより、ダイオードリカバリ動作時にランナー部2をダイオードとして動作しない構造にすることができ、リカバリ特性を改善することができる。
また、ランナー部2にダミートレンチであるトレンチ21を形成することで、耐圧を低下させずにエミッタ電極25とのコンタクトを設けない構造にすることができる。この場合、IGBT部1およびランナー部2におけるトレンチ16、21の間隔を4μm以下とすることで、良好な耐圧を得ることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の概略断面図である。この図に示されるように、本実施形態における半導体装置では、図1に示される半導体装置に対してP型拡散層20が設けられていない構造になっている。
すなわち、ランナー部2ではトレンチ21がN−型ドリフト層11に設けられている。このような場合であっても、ランナー部2のトレンチ21は、IGBT部1に形成されたトレンチ16とピッチや深さが同じになるように形成される。
この場合、図3に示されるように、トレンチ16、21の間隔を4μm以下とすることで、IGBT部1およびランナー部2における耐圧を高くすることができ、IGBT部1、ランナー部2における各トレンチ16、21の間隔を等しくすることで、IGBT部1とランナー部2との耐圧を等しくすることができる。
このように、ランナー部2においてP型拡散層20が設けられていない場合であっても、ランナー部2にトレンチ21を複数設けることによってランナー部2における耐圧を確保することができ、破壊しにくい半導体装置を得ることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、ランナー部2においてシリコン酸化膜22がトレンチ21の側壁およびP型拡散層20上すべてに形成されているが、IGBT部1やFWD部3に隣接するトレンチ21内のゲート電極23をそれぞれゲートに接続し、IGBT部1やFWD部3に隣接しないトレンチ21内のゲート電極23をそれぞれフローティングにしても構わない。この場合、フローティングとされたゲート電極23をP型拡散層20に接地しても構わない。
上記各実施形態では、ランナー部2はIGBT部1の間に設けられているが、例えばIGBT部1とFWD部3との間に配置される構成であっても構わない。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略断面図である。 耐圧のシミュレーションを行うに際し、IGBT部またはランナー部の構造モデルの断面を示した図である。 図2に示される試験によって得られたIGBT部におけるトレンチの間隔と耐圧との相関関係を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の概略断面図である。 従来のFWD内蔵型IGBTの概略断面図である。
符号の説明
1…IGBT部、2…素子周辺部、3…FWD部、10…N型シリコン基板、11…N−型ドリフト層、12…P+型領域、13…N+型領域、16、21…トレンチ、17…ゲート絶縁膜、18、23…ゲート電極、19、24…層間絶縁膜、20…P型拡散層、22…シリコン酸化膜、25…エミッタ電極。

Claims (4)

  1. 第1導電型半導体基板(10、11)の表層部に、スイッチング素子として機能するIGBT部(1)、ダイオードとして機能するFWD部(3)、そして素子周辺部(2)が設けられ、前記第1導電型半導体基板(10、11)の裏面に前記FWD部(3)に対応する領域に前記第1導電型半導体基板(10、11)よりも不純物濃度が高い第1導電型領域(13)が形成され、前記IGBT部(1)および前記素子周辺部(2)に対応する領域に第2導電型領域(12)が形成され、
    前記IGBT部(1)および前記FWD部(3)では、前記第1導電型半導体基板(10、11)の表層部に形成された複数の第1トレンチ(16)内それぞれにゲート絶縁膜(17)と第1ゲート電極(18)とが順に形成されることでトレンチゲート構造が構成されており、前記第1ゲート電極(18)上を含むように第1層間絶縁膜(19)が形成されており、
    前記第1導電型半導体基板(10、11)の表面側に形成された第1電極(25)と、前記第1導電型領域(13)および前記第2導電型領域(12)上に形成された第2電極との間に電流を流すように構成された半導体装置であって、
    前記素子周辺部(2)は、
    前記第1導電型半導体基板(10、11)の表層部に形成された第2導電型拡散層(20)と、
    前記第2導電型拡散層(20)を貫通して前記第1導電型半導体基板(10、11)に達する複数の第2トレンチ(21)と、
    当該第2トレンチ(21)の壁面および前記素子周辺部(2)における前記第1導電型半導体基板(10、11)の表面に一体的に形成された酸化膜(22)と、
    前記酸化膜(22)上に形成された第2ゲート電極(23)と、
    前記第2ゲート電極(23)を覆うように形成された第2層間絶縁膜(24)とを備えており、
    前記第2トレンチ(21)間に配置された前記第2導電型拡散層(20)は、前記第2トレンチ(21)および前記第2層間絶縁膜(24)によって前記第1電極(25)と絶縁されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 第1導電型半導体基板(10、11)の表層部に、スイッチング素子として機能するIGBT部(1)、ダイオードとして機能するFWD部(3)、そして素子周辺部(2)が設けられ、前記第1導電型半導体基板(10、11)の裏面に前記FWD部(3)に対応する領域に前記第1導電型半導体基板(10、11)よりも不純物濃度が高い第1導電型領域(13)が形成され、前記IGBT部(1)および前記素子周辺部(2)に対応する領域に第2導電型領域(12)が形成され、
    前記IGBT部(1)および前記FWD部(3)では、前記第1導電型半導体基板(10、11)の表層部に形成された複数の第1トレンチ(16)内それぞれにゲート絶縁膜(17)と第1ゲート電極(18)とが順に形成されることでトレンチゲート構造が構成されており、前記第1ゲート電極(18)上を含むように第1層間絶縁膜(19)が形成されており、
    前記第1導電型半導体基板(10、11)の表面側に形成された第1電極(25)と、前記第1導電型領域(13)および前記第2導電型領域(12)上に形成された第2電極との間に電流を流すように構成された半導体装置であって、
    前記素子周辺部(2)は、
    前記第1導電型半導体基板(10、11)の表層部に形成された複数の第2トレンチ(21)と、
    当該第2トレンチ(21)の壁面および前記素子周辺部(2)における前記第1導電型半導体基板(10、11)の表面に一体的に形成された酸化膜(22)と、
    前記酸化膜(22)上に形成された第2ゲート電極(23)と、
    前記第2ゲート電極(23)を覆うように形成された第2層間絶縁膜(24)とを備えており、
    前記第2トレンチ(21)間に配置された前記第1導電型半導体基板(10、11)の一部は、前記第2トレンチ(21)および前記第2層間絶縁膜(24)によって前記第1電極(25)と絶縁されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記素子周辺部(2)における前記複数の第2トレンチ(21)の深さおよび間隔は、前記IGBT部(1)における前記複数の第1トレンチ(16)の深さおよび間隔と同じになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1トレンチ(16)および前記第2トレンチ(21)の間隔は、それぞれ4μm以下になっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の半導体装置。
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