JP2008278809A - 砂肝切開装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内部空間の中心部まで砂肝を切開する際に、厚肉部を傷付けない砂肝切開装置を提供する。
【解決手段】 砂肝切開装置は、砂肝表面を浅く切る第1回転刃と、第1回転刃によって形成された表面の切れ目に沿って砂肝を中心部まで切る固定刃又は従動回転刃又は第1回転刃よりも低速で回転する第2回転刃と、砂肝を第1回転刃と固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃とへ向けて押圧する砂肝押圧装置と、第1回転刃と固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃とを経由して砂肝を搬送する砂肝搬送装置とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、砂肝切開装置に関するものである。
砂肝を把持しつつ搬送する砂肝搬送装置と、砂肝に突き刺さって砂肝を位置決めする位置決め棒と、位置決め棒によって位置決めされつつ砂肝搬送装置によって搬送される砂肝を、中心部まで切開する回転刃とを備える砂肝切開装置が特許文献1に開示されている。
特公昭61−055924号公報
図1に示すように、卵形の外観を有する食鳥の砂肝Gを当該卵形の長軸に直交する面で切断した断面は、楕円形の外形と前記楕円と直交する楕円形の内部空間とを有する肉部G1と、肉部G1の前記内部空間に接する内面を覆う内皮G2とにより構成されている。肉部G1には、一対の対向する厚肉部G1’と、一対の対向する薄肉部G1”とが形成されている。食鳥が摂取した餌が、前記内部空間内で、砂の働きにより磨り潰される。
特許文献1の装置は、一対の厚肉部G1’を砂肝搬送装置によって外側から把持し、内部空間の中心部に位置決め棒を突き刺し、一方の薄肉部G1”に回転刃を係合させて、回転刃の先端が内部空間の中心部に達するまで前記薄肉部G1”と内皮G2とを深く切開するように構成されている。しかし、運動量の大きな回転刃と砂肝との係合面積が大きいので、回転刃の僅かな横振れ等によって回転刃から砂肝に大きな力が印加されて、砂肝が位置決め棒を中心にして回転する場合があり、その結果、内部空間の中心部まで達した回転刃が厚肉部G1’の内皮G2を切開して厚肉部G1’を傷付け、砂肝Gの商品価値を低下させる場合がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、内部空間の中心部まで砂肝Gを切開する際に、厚肉部G1’を傷付けない砂肝切開装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、砂肝表面を浅く切る第1回転刃と、第1回転刃によって形成された表面の切れ目に沿って砂肝を中心部まで切る固定刃又は従動回転刃又は第1回転刃よりも低速で回転する第2回転刃と、砂肝を第1回転刃と固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃とへ向けて押圧する砂肝押圧装置と、第1回転刃と固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃とを経由して砂肝を搬送する砂肝搬送装置とを備えることを特徴とする砂肝切開装置を提供する。
本発明においては、砂肝表面を浅く切る第1回転刃は、薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2とを浅く切開するが、砂肝Gの内部空間の中心部までは到達しない。従って第1回転刃は厚肉部G1’の内皮G2を切開せず、厚肉部G1’を傷付けない。また第1回転刃と砂肝Gとの係合面積は微小なので、仮に第1回転刃が僅かに横振れしても、第1回転刃から砂肝Gに大きな力は印加されず、砂肝Gは回転しない。従って、薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2とが正確且つ確実に切開される。その後、薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2の切れ目に沿って、固定刃又は従動回転刃又は第1回転刃よりも低速で回転する第2回転刃が砂肝Gの内部空間の中心部に達するまで、薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2とを深く切開する。砂肝Gは固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃に係合することにより回転を阻止されるので、固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃は厚肉部G1’の内皮G2に接触することなく砂肝Gの内部空間の中心部に達することができる。第2回転刃は第1回転刃よりも低速で回転するので、運動量が小さい。従って、第2回転刃が仮に僅かに横振れしたとしても、第2回転刃から砂肝に大きな力は印加されず、砂肝は回転しない。従って、固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃は厚肉部G1’の内皮G2を切開せず厚肉部G1’を傷付けない。
砂肝押圧装置が砂肝を第1回転刃と固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃とへ向けて押圧することにより、第1回転刃と固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃とは、確実に砂肝を切開することができる。
砂肝搬送装置が砂肝を搬送することにより、砂肝の切開作業が自動化される。
本発明の好ましい態様においては、砂肝押圧装置は、第1回転刃の近傍に配設された第1押圧装置と、固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃の近傍に配設された第2押圧装置とを有し、第1押圧装置は砂肝搬送装置と別体であり、第2押圧装置は砂肝搬送装置を形成する。
第2回転刃よりも高速で回転する第1回転刃は大きな運動量を有しているので、第1回転刃の近傍では砂肝の回転を確実に阻止する必要がある。第1回転刃の近傍において、砂肝押圧装置と砂肝搬送装置とが砂肝に係合することにより、砂肝の回転を確実に阻止することができる。固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃に係合している時は、砂肝の回転は固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃と砂肝押圧装置とによって阻止されるので、又第1回転刃よりも低速で回転する運動量が小さい第2回転刃が仮に僅かに横振れしたとしても、第2回転刃から砂肝に大きな力は印加されず、砂肝は回転しないので、砂肝押圧装置と、砂肝押圧装置とは別体の砂肝搬送装置とが砂肝に係合して、砂肝の回転を阻止する必要は無い。固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃の近傍において、砂肝押圧装置が砂肝搬送装置を形成することにより、砂肝切開装置の構成が簡素化される。
本発明の好ましい態様においては、第1回転刃の近傍で延在する砂肝搬送装置は、搬送方向とは逆方向への砂肝の移動を規制する規制部材を有している。
第1回転刃は砂肝の移動方向とは逆方向に高速回転するので、第1回転刃の近傍で延在する砂肝搬送装置は、搬送方向とは逆方向への砂肝の移動を規制する規制部材を有するのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、第2押圧装置は固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃の両側方で砂肝表面に食い込む二列の突起を有する。
砂肝を固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃へ向けて安定的に押圧するために、第2押圧装置は固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃の両側方で砂肝表面に食い込む二列の突起を有するのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、砂肝切開装置は、第1回転刃によって形成された表面の切れ目に沿って砂肝を中心部まで切る固定刃を備え、固定刃は鋸状の切刃を有する。
十分な厚みと強度とを有する内皮を切開する固定刃は、鋸状の切刃を有するのが望ましい。
本発明により、内部空間の中心部まで砂肝Gを切開する際に、厚肉部G1’を傷付けない砂肝切開装置が提供される。
本発明の実施例に係る砂肝切開装置を説明する。
図2〜5に示すように、砂肝切開装置は、電動モータ1の水平に延在する出力軸1aに固定された回転刃2と、上方へ差し向けられた鋸状の切刃3aを有し、回転刃2の側方で回転刃2に整列して配設された略長方形の固定刃3とを備えている。固定刃3の切刃3aは回転刃2の上端縁よりも上方に位置決めされている。固定刃3の回転刃2に近接する部位の上縁3bは、回転刃2へ向けて下方へ傾斜している。
砂肝切開装置は、回転刃2の上方に配設され、砂肝Gを回転刃2へ向けて下方へ押圧する第1砂肝押圧装置4を備えている。第1砂肝押圧装置4は、図示しない枠体に固定された支持部材4aと、上下遊動可能に支持部材4aに挿通された4本の棒材4bと、支持部材4aの下方に配設された一対のH形断面の押圧体4cとを有している。上方から見て4本の棒材4bの中心を結ぶ線は、回転刃2に整列している。押圧体4cの上下の溝は回転刃2に整列している。一対の押圧体4cは、上下の溝の一端を対向させて、また上下の溝を整列させて、且つ所定隙間を隔てて互いに隣接している。一対の押圧体4c間の隙間は、回転刃2の上端縁上方に位置決めされている。4本の棒材4b中の片側の2本の下端部は、一方の押圧体4cの上側の溝に上方から進入し、電動モータ1の出力軸1aに平行に延在する軸線回りに押圧体4cに対して相対回動可能に、押圧体4cに連結されている。従って、押圧体4cは小さな角度範囲で上下に揺動することができる。4本の棒材4b中の他方の片側の2本の下端部は、前記片側の2本の下端部と同様の態様で、他方の押圧体4cに連結されている。砂肝押圧装置4は更に、棒材4bの、支持部材4aと押圧体4cとの間で延在する部位を取り巻き、押圧体4cを下方へ付勢するコイルバネ4dを有している。
砂肝切開装置は、固定刃3の上方に配設され、砂肝Gを固定刃3へ向けて下方へ押圧する第2砂肝押圧装置5を備えている。第2砂肝押圧装置5は、図示しない枠体によってモータ1の出力軸1aに平行に延在する軸線回りに回転可能に支持された一対のスプロケット5aと、当該一対のスプロケット5aに掛け渡され、回転刃2に整列して延在する無端チェーン5bとを有している。一対のスプロケット5aの一方は図示しない駆動源により回転駆動される。無端チェーン5bは、固定刃3へ向けて突出する突起5cを両側部に有している。
砂肝切開装置は、回転刃2の上方に、且つ押圧体4cの下方に配設され、回転刃2を経由して固定刃3へ砂肝Gを搬送する第1砂肝搬送装置6を備えている。第1砂肝搬送装置6は、図示しない枠体によってモータ1の出力軸1aに平行に延在する軸線回りに回転可能に支持された複数のスプロケット6aと、当該複数のスプロケット6aに掛け渡され回転刃2の直上で回転刃2に平行に延在する無端チェーン6bと、無端チェーン6bに固定された支持板6cと、所定ピッチで無端チェーン6bの支持板6cに立設された突起6dとを有し、微小隙間Sを隔てて平行に延在する一対の搬送組立体6’、により構成される。一対の搬送組立体6’間の隙間Sは、回転刃2に整列している。回転刃2の上端縁が、前記隙間Sを通って支持板6cの上方へ僅かに突出している。前記隙間Sの、固定刃3に近接する端部は、上縁3bが回転刃2へ向けて下方へ傾斜した、固定刃3の回転刃2に近接する部位を受け入れている。上縁3bの切刃3a寄りの部分は支持板6cの上方へ突出し、回転刃2寄りの部分は支持板6cの下方へ退避している。前記複数のスプロケット6a中の一つは図示しない駆動源により回転駆動される。
第2砂肝押圧装置5は、第1砂肝搬送装置6によって固定刃3の回転刃2に近接する部位まで搬送された砂肝Gを、固定刃3の切刃3aを経由して搬送する第2砂肝搬送装置7を形成している。
本実施例に係る砂肝切開装置の作動を説明する。
図示しない駆動源により駆動されて、第1砂肝搬送装置6の無端チェーン6bと第2砂肝搬送装置7の無端チェーン5bとは、図2、3の白抜き矢印方向に走行している。モータ1により駆動されて、回転刃2は、図2、3の二重白抜矢印方向に、従って無端チェーン6bの走行方向とは逆方向に、回転している。
図6に示すように、第1砂肝搬送装置6の支持板6cに砂肝Gが載置される。砂肝Gは、卵形の外観の長軸が隙間Sの直上で隙間Sに平行に延在し、肉部G1の一方の薄肉部G1”が隙間Sに対峙するように位置決めされる。支持板6cの隙間Sに近接する部位は、隙間Sへ向けて下方へ傾斜しているので、砂肝Gは卵形の外観の長軸回りに回転することなく安定して支持板6cにより支持される。
砂肝Gが回転刃2に接近すると、図2に示すように、支持板6cと第1砂肝押圧装置4の一方の押圧体4cとの間の上下隙間に砂肝Gが進入する。前記一方の押圧体4cの、砂肝進行方向後方側の下端面は、当該押圧体4cの砂肝進行方向後端へ向けて、支持板6cとの間の上下隙間が増大する方向へ傾斜しており、また前記押圧体4cは上下方向に揺動可能なので、砂肝Gは支障なく支持板6cと前記押圧体4cとの間の隙間に進入できる。前記押圧体4cは砂肝Gを下方へ押圧する。砂肝Gが前記一方の押圧体4cと他方の押圧体4cとの間の隙間に到達すると、一対の押圧体4cはそれぞれ上下方向に揺動して山形を形成し、当該山形の直下に在る砂肝Gを安定して回転刃2へ向けて押圧する。
図6に示すように、H形断面を有する各押圧体4cの二股に分かれた脚部が回転刃2の両側方で砂肝Gの上面に当接するので、各押圧体4cは砂肝Gを安定して回転刃2へ向けて押圧することができる。
図6に示すように、隙間Sを通って支持板6cから僅かに上方に突出する回転刃2の上端縁が、肉部G1の隙間Sに対峙する一方の薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2とを浅く切開する。
回転刃2は、肉部G1の薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2を浅く切開するが、図6から分かるように肉部G1の厚肉部G1’には到達しない。従って回転刃2は厚肉部G1’の内皮G2を切開せず、厚肉部G1’を傷付けない。また回転刃2と砂肝Gとの係合面積は微小なので、仮に回転刃2が僅かに横振れしても、砂肝Gには大きな力は印加されず、砂肝Gは卵形の外観の長軸回りに回転しない。従って、肉部G1の薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2とのみが正確且つ確実に切開される。押圧体4cが砂肝Gを回転刃2へ向けて押圧するので、回転刃2は砂肝Gを確実に切開することができる。
回転刃2は大きな運動量を有しているので、回転刃2の近傍では砂肝Gの回転を確実に阻止する必要がある。回転刃2の近傍において、第1砂肝押圧装置4と第1砂肝搬送装置6とが砂肝Gに係合することにより、砂肝Gの回転を確実に阻止することができる。
回転刃2によって切開される際に、砂肝Gの進行方向とは逆方向に回転する回転刃2によって、砂肝Gは進行方向とは逆方向へ付勢されるが、支持板6cに立設された突起6dに当接して移動を規制される。従って、回転刃2は、砂肝Gを確実に切開することができる。
肉部G1の薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2とが浅く切開された砂肝Gは、第1押圧装置4から離脱する。
砂肝Gが、第1砂肝搬送装置6により搬送されて固定刃3の回転刃2に近接する部位の近傍まで到達すると、薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2とに形成された切れ目が、固定刃3の傾斜した上縁3bに係合する。
図3、7に示すように、第2砂肝搬送装置7の突起5cが、上方から且つ固定刃3の両側方から砂肝Gの表面に食い込む。砂肝Gは、第2砂肝搬送装置7と固定刃3とにより挟持された状態で、第2砂肝搬送装置7の無端チェーン5bの走行に伴って、固定刃3の切刃3aまで搬送される。第2砂肝搬送装置7が形成する第2砂肝押圧装置5が、砂肝Gを切刃3aへ向けて押圧する。2列の突起5cが固定刃3の両側方から砂肝Gの表面に食い込むので、第2砂肝押圧装置5は、安定的に砂肝Gを固定刃3へ向けて押圧することができる。
固定刃3の切刃3aは回転刃2の上端縁よりも上方に位置決めされおり、且つ第2押圧装置5が砂肝Gを切刃3aへ向けて押圧するので、切刃3aは、図3、7に示すように、肉部G1の薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2とに形成された切れ目に沿って、砂肝Gの内部空間の中心部に達するまで、肉部G1の薄肉部G1”と当該薄肉部の内皮G2を深く切開する。
砂肝Gは、固定刃3に係合することにより回転を阻止されるので、切刃3aは厚肉部G1’の内皮G2に接触することなく砂肝Gの内部空間の中心部に達することができる。従って、切刃3aは厚肉部G1’の内皮G2を切開せず厚肉部G1’を傷付けない。
固定刃3に係合している時は、砂肝Gの回転は固定刃3と第2砂肝押圧装置5とによって阻止されるので、第2砂肝押圧装置5と、第2砂肝押圧装置5とは別体の砂肝搬送装置とが、砂肝Gに係合して砂肝Gの回転を阻止する必要は無い。固定刃3の近傍において、第2砂肝押圧装置5が第2砂肝搬送装置7を形成することにより、砂肝切開装置の構成が簡素化される。
固定刃3の切刃3aは鋸状に形成されているので、十分な厚みと強度とを有する内皮G2を確実に切開することができる。
砂肝押圧装置4、5が砂肝Gを回転刃2、固定刃3へ向けて押圧することにより、回転刃2と固定刃3とは、確実に砂肝Gを切開することができる。
砂肝搬送装置6、7が砂肝Gを搬送することにより、砂肝Gの切開作業が自動化される。
切開された砂肝Gは、内部空間の内容物を除去された後洗浄され、次いで内皮を除去され、一対の肉厚部が個々の肉厚部に分離されて、製品化される。
第1砂肝押圧装置4、第2砂肝押圧装置5は、実施例に記載した構成に限定されない。例えば、一対の押圧体4cを単体に纏めても良く、第2搬送装置7とは別体のガイド棒のような第2砂肝押圧装置を配設しても良い。押圧体4cを上下揺動不可能に構成しても良い。
鋸状の切刃3aに代えて、固定刃3の上縁全体を滑らかな切刃にしても良い。
突起5cの形状は、実施例に示した三角形に限定されない。
固定刃3として周縁に切刃を形成した丸刃を使用しても良い。
固定刃3に代えて、固定軸によって回転可能に支持されており、駆動源は有さないが従動回転可能な従動回転刃を使用しても良い。
固定刃3に代えて、回転刃2よりも低速で回転する第2回転刃を使用しても良い。第2回転刃は回転刃2よりも低速で回転し、運動量が小さいので、第2回転刃が仮に僅かに横振れしたとしても、第2回転刃から砂肝Gに大きな力は印加されず、砂肝Gは回転しない。従って、第2回転刃は、厚肉部G1’の内皮G2に接触することなく砂肝Gの内部空間の中心部に達することができる。従って、第2回転刃は厚肉部G1’の内皮G2を切開せず厚肉部G1’を傷付けない。
回転刃2によって形成された表面の切れ目に沿って砂肝Gを中心部まで切るための固定刃及び/又は従動回転刃及び/又は回転刃2よりも低速で回転する第2回転刃を、第2砂肝搬送装置7を形成する第2砂肝押圧装置5に沿って二つ以上配設しても良い。
食鳥の砂肝の断面図である。 本発明の実施例に係る砂肝切開装置の斜視図である。 本発明の実施例に係る砂肝切開装置の斜視図である。 本発明の実施例に係る砂肝切開装置の回転刃近傍の部分拡大斜視図である。 本発明の実施例に係る砂肝切開装置の固定刃近傍の部分拡大斜視図である。 本発明の実施例に係る砂肝切開装置の回転刃の位置での断面図である。 本発明の実施例に係る砂肝切開装置の固定刃の位置での断面図である。
符号の説明
1 電動モータ
2 回転刃
3 固定刃
3a 切刃
4 第1砂肝押圧装置
4c 押圧体
5 第2砂肝押圧装置
5c 突起
6 第1砂肝搬送装置
7 第2砂肝搬送装置
G 砂肝
G1 肉部
G1’ 厚肉部
G1” 薄肉部
G2 内皮

Claims (5)

  1. 砂肝表面を浅く切る第1回転刃と、第1回転刃によって形成された表面の切れ目に沿って砂肝を中心部まで切る固定刃又は従動回転刃又は第1回転刃よりも低速で回転する第2回転刃と、砂肝を第1回転刃と固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃とへ向けて押圧する砂肝押圧装置と、第1回転刃と固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃とを経由して砂肝を搬送する砂肝搬送装置とを備えることを特徴とする砂肝切開装置。
  2. 砂肝押圧装置は、第1回転刃の近傍に配設された第1押圧装置と、固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃の近傍に配設された第2押圧装置とを有し、第1押圧装置は砂肝搬送装置と別体であり、第2押圧装置は砂肝搬送装置を形成することを特徴とする請求項1に記載の砂肝切開装置。
  3. 第1回転刃の近傍で延在する砂肝搬送装置は、搬送方向とは逆方向への砂肝の移動を規制する規制部材を有していることを特徴とする請求項2に記載の砂肝切開装置。
  4. 第2押圧装置は固定刃又は従動回転刃又は第2回転刃の両側方で砂肝表面に食い込む二列の突起を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の砂肝切開装置。
  5. 第1回転刃によって形成された表面の切れ目に沿って砂肝を中心部まで切る固定刃を備え、固定刃は、鋸状の切刃を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の砂肝切開装置。
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