JP2008273456A - 車両用内装部品 - Google Patents

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Yosuke Kishimoto
陽介 岸本
Hiromi Wakana
博美 若菜
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Abstract

【課題】 レイアウトに制約を受けることなく、相互間を簡易に取付けることができる車両用内装部品を提供する。
【解決手段】 車両用アームレスト20は、開口32を有するアームレスト本体30と、複数の取付用クリップ56を有するフィニッシャ部材50と、フィニッシャ部材50に装着されてアームレスト本体30の開口32内に配置されるプルハンドル40とを備える。複数の取付用クリップ56は、プルハンドル40に係止してフィニッシャ部材50にプルハンドル40を取付ける第1の係止爪58Aと、アームレスト本体30の開口周縁32Aに係止してフィニッシャ部材50をアームレスト本体30に取付ける第2の係止爪58Bとを備える。これにより、フィニッシャ部材50に対する取付用クリップ56のレイアウトに制約を受けることなく、フィニッシャ部材50とプルハンドル40とアームレスト本体30との間を簡易に取付けることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両用内装部品に関する。
自動車の内装には、車体壁パネルの室内面側に取付けられるドアトリム、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム、あるいはバックドアトリム等の各種の内装トリムが装備されている。
車両用ドアトリムには、座席に着座した搭乗者の腕を乗せておくための車両用内装部品としてのアームレスト部が設けられている。このアームレスト部は、車室内側に突出するよう形成されており、アームレスト部の上面には所定形状の開口が形成されている。このアームレスト部の上面には、アームレスト部の開口を覆うよう化粧パネルとしてのプレート状のフィニッシャ部材が設けられる。
このフィニッシャ部材は、プルハンドル用開口と、ウィンドウガラスを昇降させるウィンドウ開閉スイッチ等の操作スイッチ類を車室側に表出するためのスイッチ用開口とを備えている。フィニッシャ部材のプルハンドル用開口内の縁部には、上部が開放した容器形状のプルハンドル部の取付用フランジが取り付けられる。このプルハンドル部がフィニッシャ部材に取り付けられると、プルハンドル部は、搭乗者が車両のドアを開閉動作する際に把持することができるように、プルハンドルの上部が車室内側に開放するようになっている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
前述のプルハンドル部とアームレスト部に対するフィニッシャ部材の取付構造の従来技術の一例を説明する。フィニッシャ部材の裏面には、プルハンドル用開口周縁に沿って、プルハンドル取付用の複数の係止部と、アームレスト取付用の複数の係止部との2種類の係止部が形成されている。プルハンドル取付用の係止部とアームレスト取付用の係止部とは、異なる長さに設定されている。このプルハンドル取付用の係止部には、プルハンドル部の取付用フランジが係止される。一方、アームレスト取付用の係止部には、アームレスト部の開口縁部が係止される。これにより、フィニッシャ部材は、アームレスト部の開口内にプルハンドル部を装着した状態で、アームレスト部の上面に設置される。
特開平11−278056号公報 実開平5−47258号公報
しかしながら、前述した従来のフィニッシャ部材の取付構造においては、プルハンドル取付用の複数の係止部と、アームレスト取付用の複数の係止部とをフィニッシャ部材の裏面のプルハンドル用開口周縁に個々に設定する必要が生じる。また、フィニッシャ部材のプルハンドル用開口がプルハンドル部の形状に規定されるため、プルハンドル用開口周縁に対して数多くの係止部をレイアウトすることが困難であった。さらに、2種類の係止部をフィニッシャ部材に成形する場合は、種類の異なる係止部毎に別々のスライドコアを成形金型内に用意する必要が生じる。また、係止部の数に応じてスライドコアの数を用意する必要があるため、成形金型全体の費用が嵩む問題が発生していた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、レイアウトに制約を受けることなく、相互間を簡易に取付けることができる車両用内装部品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用内装部品は、開口部を有する内装部品本体と、前記内装部品本体の開口部に取り付けられると共に開口部を有する第1の部材と、前記第1の部材に取り付けられると共に前記第1の部材の開口部に合わせた形状を持つ第2の部材と、前記第1の部材に設けられ前記第1の部材を前記内装部品本体に取り付けるクリップと、を備え、前記クリップは、前記第2の部材を前記第1の部材に係止するための第2の部材用の係止爪が形成されている。
本発明によれば、第2の部材を第1の部材に係止するための第2の部材用の係止爪が、第1の部材を内装部品本体に取り付けるクリップに形成されているため、第1の部材に対するクリップのレイアウトに制約を受けることなく、第1の部材と第2の部材の間、第1の部材と内装部材本体の間を簡易に取付けることができる。このため、第2の部材を第1の部材に係止するための別のクリップを形成する必要がないため、製造コストの削減及び成形性が向上する。
前記クリップは、前記第1の部材の開口部の周縁に設けられ、前記第2の部材は、前記第1の部材の開口部の周縁に設けられたクリップに対応する位置に、前記クリップが挿入されると共に前記クリップの第2の部材用の係止爪が係合される開口部が形成されている。
本発明によれば、第2の部材に形成された開口部が、第1の部材のクリップが挿入できるよう第1の部材のクリップに対応して形成されているため、第1の部材のクリップが第2の部材の開口部に挿入した場合、第1の部材のクリップの第2の部材用の係止爪が第2の部材の開口部に係合することができる。このため、第1部材に対する第2の部材の取付性は向上する。
前記第1の部材は、前記第2の部材を前記第1の部材に取り付け時に前記クリップに設けられた第2の部材用の係止爪を遮蔽する遮蔽部が形成されている。本発明によれば、第1の部材に遮蔽部が形成されているため、第1の部材に第2の部材を取付けた場合でも、第2の部材の開口部に係合している第1の部材のクリップの第2の部材用の係止爪を遮蔽することができる。このため、第1の部材に対する第2の部材の取付状態の外観性能は向上する。
前記クリップは、前記第1の部材を前記内装部品本体に係止するための内装部品本体用の係止爪が形成され、前記内装部品本体の開口部の周縁部は、前記第2の部材用の係止爪と前記内装部品本体用の係止爪との間に保持されている。本発明によれば、内装部品本体の開口部の周縁部がクリップの第2の部材用の係止爪と内装部品本体用の係止爪との間で保持されるため、内装部品本体に対する第1の部材の取付性は向上する。
前記内装部品本体は、搭乗者が腕を乗せておくためのアームレスト本体であり、前記第1の部材は、化粧パネルとしてのプレート状のフィニッシャ部材であり、前記第2の部材は、搭乗者が車両ドアの開閉動作をするためのプルハンドルである。
本発明によれば、レイアウトに制約を受けることなく、相互間を簡易に取付けることができる車両用内装部品を提供することができる。
以下、本発明に係る車両用内装部品について、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。尚、本発明に係る車両用内装部品の例として車両用ドアトリムに設けられる車両用アームレストについて説明する。
本実施の形態による車両用アームレスト20について図1乃至図4を用いて説明する。図1は本発明の実施形態による車両用アームレストを適用した車両用ドアトリム全体の外観正面図、図2は図1に示すフィニッシャ部材にプルハンドルを装着する状態を示す斜視図、図3は図1に示す車両用アームレストのアームレスト本体に開設された開口を示す断面斜視図、図4は図1に示す車両用アームレストのA−A線の断面斜視図である。
車両用アームレスト20は、図1に示すように、車両用ドアトリム100に設けられる車両用内装部品であり、内装部品本体としてのアームレスト本体30と、第2の部材としてのプルハンドル40と、第1の部材としてのフィニッシャ部材50、クリップとしての複数の取付用クリップ56(561,562,563,564,565)等を備える。この複数の取付用クリップ56は、フィニッシャ部材50に設けられており、かつ、第2の部材用の係止爪としての第1の係止爪58Aと、内装部品本体用の係止爪としての第2の係止爪58Bとを有する。
車両用ドアトリム100は、図2に示すように、ドアインナパネル(図示省略)を内装し、車室内の側壁を構成している。この車両用ドアトリム100は、車両上方に配置されたドアトリムアッパー10、車両下方に配置されたドアトリムロア12、ドアトリムアッパー10とドアトリムロア12の間に配置されたドアトリムセンター14との分割体で構成され多色成形品である。ドアトリムアッパー10、ドアトリムロア12とドアトリムセンター14の各々の接合は、ビス等の締結具又は溶着装置により固定される。また、ドアトリムアッパー10とドアトリムセンター14は、保形性を有する樹脂基材と、樹脂基材の表面側に積層一体化される加飾機能を持つ表皮材との積層成形体で構成されている。ドアトリムロア12は、保形性を有する樹脂基材からなる樹脂成形体である。尚、ドアトリムアッパー10、ドアトリムロア12とドアトリムセンター14は、射出成形やモールドプレス成形により図示しない成型用金型内で成形される。
上述の樹脂基材としては、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等の汎用の熱可塑性樹脂により構成されている。
上述の表皮材としては、樹脂基材の表面に貼付される加飾材であり、織布、不織布、編布等の布地シート、あるいはこれら布地シートの裏面にポリエチレンフォーム等のポリオレフィン系樹脂フォーム、ポリウレタンフォーム等のクッション層を裏打ちした積層シート材料である。また、表皮材は、塩ビシートやTPO(サーモプラスチックオレフィン)シート、TPU(サーモプラスチックウレタン)シート等の合成樹脂シート、あるいはこれら合成樹脂シートの裏面にポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォーム等のクッション層を裏打ちした積層シート材料であっても良い。
また、上述のドアトリムセンター14の上方には、乗員の操作により室内側からドアロック機構を解除するためのインサイドハンドルユニット16が設けられている。ドアトリムロア12には、ドアトリムロア12の中央部分に配置されると共に道路マップや小物等の各種備品を収容するドアポケット17と、ドアトリムロア12の車両前方に配置されると共に車載用オーディオスピーカ(図示省略)の表面側に位置して、音声を車室内に出力させるための多数の貫通穴が形成されているスピーカグリル18と、ドアトリムロア12の車両後方の下端に配置されると共に夜間乗降時のドア開閉の際に搭乗者の足下付近を照明する照明具のステップランプ19とが設けられている。
アームレスト本体30は、図1に示すように、車室内の座席に着座している搭乗者の腕を乗せておくためのものである。このアームレスト本体30は、前述のドアトリムセンター14から車室内R側に突出して形成され、かつ、車両前後方向へ延びるように設けられている。アームレスト本体30は、図3に示すように、アームレスト本体30の上面に開設された所定形状の取付用開口(開口部)32と、この取付用開口32の車室内R側の開口周縁の開口周縁部32Aに配置され、かつ、アームレスト本体30の裏面に設けられたボックス状の係止受部34とを備える。
取付用開口32は、フィニッシャ部材50を装着するために設けられている。以下では、係止受部34が設けられた開口周縁部32Aを開口周縁部32Aの肉厚部分といい、係止受部34が設けられていない開口周縁部32Aを開口周縁部32Aの薄肉部分という。この開口周縁部32Aの肉厚部分は、アームレスト本体30の車室R側の表面に比較的高い荷重が加わった場合でも、アームレスト本体30の車室R側の剛性を高めるよう車両上下方向に所定の厚みSに設定されている。また、開口周縁部32Aの肉厚部分及び薄肉部分の下端は、フィニッシャ部材50がアームレスト本体30の取付用開口に装着された場合、複数の取付用クリップ56の第2の係止爪58Bが係止するようになっており、かつ、複数の取付用クリップ56の第1の係止爪58Aと第2の係止爪58Bとの間で保持される。
プルハンドル40は、図1及び図2,図4に示すように、フィニッシャ部材50の後述のプルハンドル取付用開口54の形状に合うよう上方が開放した容器形状のものであり、搭乗者が車両ドアの開閉動作をするときに搭乗者が把持するためのものである。このプルハンドル40は、フィニッシャ部材50の裏面側に取り付けられるものであり、フィニッシャ部材50がアームレスト本体30上に設けられるときアームレスト本体30の取付用開口32内に配置される。また、このプルハンドル40は、図2及び図4に示すように、プルハンドル40の上方周縁に延設された取付用フランジ42と、この取付用フランジ42に開設された開口の複数の開口部44(441,442,443,444,445)等を備える。この複数の開口部44は、フィニッシャ部材50に設けられた複数の取付用クリップ56(561,562,563,564,565)が開口部44の開口内を挿通することができる大きさに設定されており、かつ、複数の取付用クリップ56の第1の係止爪58Aが係合される。
フィニッシャ部材50は、図1及び図2,図4に示すように、化粧パネルとしてのプレート状のものであり、アームレスト本体30の取付用開口32に取付けられる。このフィニッシャ部材50は、図示しないウィンドウガラスを昇降させるウィンドウ開閉スイッチユニット等の操作スイッチ類を車室側に表出するための複数のスイッチ取付用開口52(52,522,523,524)と、プルハンドル40を取り付けておくためのプルハンドル40の形状に対応したプルハンドル取付用開口54と、複数の取付用クリップ56(561,562,563,564,565)等を備える。また、フィニッチャ部材50は、図4に示すように、プルハンドル40をフィニッシャ部材50に取付けたときに、複数の取付用クリップ56に設けられた第1の係止爪58Aを遮蔽する遮蔽部57が形成されている。この遮蔽部57は、フィニッシャ部材50の車室R側の縁部を屈曲して形成したものである。なお、フィニッシャ部材50は、比較的硬質の樹脂等の材料で形成されている。
複数の取付用クリップ56(561,562,563,564,565)は、図2及び図4に示すように、取付用クリップ56の長手方向に沿って、プルハンドル40を係止する第1の係止爪58Aと、アームレスト本体30の開口周縁部32A(肉厚部分と肉薄部分)を係止する第2の係止爪58B等をい部量備えている。この複数の取付用クリップ56は、プルハンドル40をフィニッシャ部材50に取付け、このプルハンドルを取り付けた状態のフィニッシャ部材50をアームレスト本体30に取付けるためのものである。具体的には、複数の取付用クリップ56は、プルハンドル40の複数の開口部44内に挿通してフィニッシャ部材50の裏面にプルハンドル40を装着させ、プルハンドル40を装着した状態のフィニッシャ部材50をアームレスト本体30の取付用開口32に取付ける。この複数の取付用クリップ56(561,562,563,564,565)は、図2に示すように、フィニッシャ部材50の裏面にフィニッシャ部材50と一体的に形成されており、かつ、プルハンドル取付用開口54の開口周縁54Aに沿って設けられている。
複数の取付用クリップ56のうち、取付用クリップ562,563はフィニッシャ部材50の車室R側に配置され、取付用クリップ564,565はフィニッシャ部材50の車室R側とは反対側に配置され、取付用クリップ561はフィニッシャ部材50の車両後方側に配置される。取付用クリップ562,563はアームレスト本体30の開口周縁部32Aの肉厚部分に対応して、取付用クリップ561,564,565の長さより長く設定されている。
第1の係止爪58Aと第2の係止爪58Bは、複数の取付用クリップ56の長手方向に沿って段階的に設けられ、複数の取付用クリップ56の長手方向と直交する方向に突出して設けられた突起状のものである。この第1の係止爪58Aは、第2の係止爪58Bよりフィニッシャ部材50側の取付用クリップ56側に配置されている。また、第1の係止爪58Aと第2の係止爪58Bは、フィニッシャ部材50を成形する成形用金型内の1つのスライドコアによりアンダーカットとして取付用クリップ56に一体的に成形される。
第1の係止爪58Aは、図2及び図4に示すように、アームレスト本体30の取付用開口32の外側で、プルハンドル40の開口部44周縁に係止して、プルハンドル40をフィニッシャ部材50の裏面側に取り付ける。この第1の係止爪58Aは、複数の取付用クリップ56(561,562,563,564,565)がプルハンドル40の複数の開口部44の開口内を挿通したとき、プルハンドル40の複数の開口部44周縁に係止する。これにより、プルハンドル40は、プルハンドル40の上方開放部分がフィニッシャ部材50のプルハンドル取付用開口54と一致するようフィニッシャ部材50の裏面側に装着される。
また、第1の係止爪58Aとフィニッシャ部材50裏面との間隔Sが、図4に示すように、プルハンドル40の取付用フランジ42の厚みに対応して設定されている。これにより、第1の係止爪58Aがプルハンドル40の取付用フランジ42の開口部44周縁に係止したとき、プルハンドル40の取付用フランジ42は、第1の係止爪58Aとフィニッシャ部材50裏面との間で挟持される。この結果、プルハンドル40に対する第1の係止爪58Aの係止強度は向上する。
第2の係止爪58Bは、アームレスト本体30の取付用開口32の内側で、アームレスト本体30の開口周縁部32Aに係止して、フィニッシャ部材50をアームレスト本体30に取付ける。具体的には、プルハンドル40を装着した状態のフィニッシャ部材50がアームレスト本体30上に配置されるとき、車室R側に配置された取付用クリップ562,563の第2の係止爪58Bがアームレスト本体30の開口周縁部32Aの肉厚部分に係止し、車室R側以外に配置された取付用クリップ561,564,565の第2の係止爪58Bがアームレスト本体30の開口周縁部32Aの薄肉部分に係止する。これにより、フィニッシャ部材50はアームレスト本体30の取付用開口32に取付けられる。
また、取付用クリップ562,563の第2の係止爪58Bと第1の係止爪58Aとの間隔S3が、図4に示すように、上述したアームレスト本体30の開口周縁部32Aの肉厚部分の厚みSに対応して設定されている。また、取付用クリップ561,564,565の第2の係止爪58Bと第1の係止爪58Aとの間隔S4が、アームレスト本体30の開口周縁部32Aの薄肉部分の厚みに対応して設定されている。これにより、取付用クリップ562,563の第2の係止爪58Bが車室R内側のアームレスト本体30の開口周縁部32Aの肉厚部分に係止したとき、車室R内側のアームレスト本体30の開口周縁部32Aの肉厚部分は、取付用クリップ562,563の第1の係止爪58Aと第2の係止爪58Bとの間で挟持される。また、取付用クリップ561,564,565の第2の係止爪58Bがアームレスト本体30の開口周縁部32Aの薄肉部分に係止したとき、アームレスト本体30の開口周縁部32Aの薄肉部分は、取付用クリップ561,564,565の第1の係止爪58Aと第2の係止爪58Bとの間で挟持される。この結果、アームレスト本体30の開口周縁部32Aに対する第2の係止爪58Bの係止強度は向上する。
上述のアームレスト本体30とプルハンドル40とに対するフィニッシャ部材50の取付状態について図4を用いて以下に概略を説明する。フィニッシャ部材50に設けられた複数の取付用クリップ56(561,562,563,564,565)が、プルハンドル40の複数の開口部44の開口内を挿通する。そうすると、複数の取付用クリップ56の第1の係止爪58Aがプルハンドル40取付用フランジ42の複数の開口部44周縁に係止する。これにより、プルハンドル40は、フィニッシャ部材50の裏面側に装着される。プルハンドル40がフィニッシャ部材50の裏面側に装着されると、フィニッシャ部材50の下方は、アームレスト本体30の取付用開口32に嵌め込まれる。そうすると、複数の取付用クリップ56の第2の係止爪58Bがアームレスト本体30の開口周縁部32Aの下端に係止する。これにより、フィニッシャ部材50は、プルハンドル40をアームレスト本体30の取付用開口32内に配置した状態で、アームレスト本体30上に取り付けられる。
以上のとおり、フィニッシャ部材50は、複数の取付用クリップ56の第1の係止爪58Aと第2の係止爪58Bとにより、アームレスト本体30とプルハンドル40との間で取付けを行うことができる。
これにより、プルハンドル40をフィニッシャ部材50に係止するための第1の係止爪58Aが、フィニッシャ部材50をアームレスト本体30に取り付ける複数の取付用クリップ56に形成されているため、プルハンドル40をフィニッシャ部材50に係止するための専用の取付用クリップを用意する必要がない。このため、フィニッシャ部材50の裏面には従来のような2種類の複数の係止部を設ける必要がないため、フィニッシャ部材50に対する複数の取付用クリップ56のレイアウトに制約を受けることなく、フィニッシャ部材50とプルハンドル40の間、フィニッシャ部材50とアームレスト本体30の間を簡易に取付けることができる。
また、第1の係止爪58Aと第2の係止爪58Bとを備えた取付用クリップ56は、1つのスライドコアを用いてフィニッシャ部材50に成形することができる。このため、従来のように2種類のスライドコアを用意する必要がなくなるため、成形金型内のスライドコアの設置スペースを確保することができると共に、成形金型全体の費用を低減することができる。すなわち、フィニッシャ部材50に対する取付用クリップ56のレイアウト検討をする上で、取付用クリップ56を成形するスライドコアの設定位置及び数に余裕を持つことができるため、設計の自由度が増大する。
なお、上述の実施形態では、車両用内装部品の例として車両用ドアトリム100に設けられた車両用アームレスト20について説明したが、これに限定されることはなく、車両用ドアトリム100以外の他のアームレストに適用可能であり、また、車両用ドアトリム100に備えられるインサイドハンドルユニット16やスピーカグリル18やステップランプ19等の機能部品が本発明に係る車両用内装部材と同様の構成である場合にはこれらに適用することもできる。また、本発明に係る車両用内装部品は、上述した車両用ドアトリム100に備えられて機能する車両用アームレスト等の機能部品に限定されず、車両用ドアトリム100自体であっても良く、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム、バックドアトリム等の各種の内装トリムにも適用可能である。さらに、本発明に係る車両用内装部品は、前述の内装トリムに付属する機能部品、あるいは他の車室内に配置される内装部品にも適用できる。
また、上述の実施形態では、第1の部材及び第2の部材の例としてフィニッシャ部材50及びプルハンドル40を用いて説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、第1の部材及び第2の部材と同様の構成であれば種々の部材に適用することができる。
また、上述の実施形態では、取付用クリップ56(561,562,563,564,565)を5本に設定しているが、本発明はこれに限らず、取付用クリップ56は1本などでも良く、取付用クリップ56の数量は種々変更することができる。たとえば、取付用クリップ56の数を6本以上に増やす場合は、相互間の取付強度は向上する。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明に係る車両用内装部品は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明の実施形態による車両用アームレストを適用した車両用ドアトリム全体の外観正面図である。 図1に示すフィニッシャ部材にプルハンドルを装着する状態を示す斜視図である。 図1に示す車両用アームレストのアームレスト本体に開設された開口を示す断面斜視図である。 図1に示す車両用アームレストのA−A線の断面斜視図である。
符号の説明
100・・・車両用ドアトリム
10・・・ドアトリムアッパー
12・・・ドアトリムロア
14・・・ドアトリムセンター
16・・・インサイドハンドルユニット
17・・・ドアポケット
18・・・スピーカグリル
19・・・ステップランプ
20・・・車両用アームレスト(車両用内装部品)
30・・・アームレスト本体(内装部品本体)
32・・・取付用開口(開口部)
32A・・・開口周縁部(周縁部)
34・・・係止受部
40・・・プルハンドル(第2の部材)
42・・・取付用フランジ
44・・・複数の開口部
50・・・フィニッシャ部材(第1の部材)
52・・・スイッチ取付用開口
54・・・プルハンドル取付用開口
54A・・・開口周縁
55・・・遮蔽部
56・・・取付用クリップ(クリップ)
58A・・・第1の係止爪(第2の部材用の係止爪)
58B・・・第2の係止爪(内装部品本体用の係止爪)

Claims (4)

  1. 開口部を有する内装部品本体と、
    前記内装部品本体の開口部に取り付けられると共に開口部を有する第1の部材と、
    前記第1の部材に取り付けられると共に前記第1の部材の開口部に合わせた形状を持つ第2の部材と、
    前記第1の部材に設けられ前記第1の部材を前記内装部品本体に取り付けるクリップと、を備え、
    前記クリップは、前記第2の部材を前記第1の部材に係止するための第2の部材用の係止爪が形成されている、ことを特徴とする車両用内装部品。
  2. 前記クリップは、前記第1の部材の開口部の周縁に設けられ、
    前記第2の部材は、前記第1の部材の開口部の周縁に設けられたクリップに対応する位置に、前記クリップが挿入されると共に前記クリップの第2の部材用の係止爪が係合される開口部が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用内装部品。
  3. 前記第1の部材は、前記第2の部材を前記第1の部材に取り付け時に前記クリップに設けられた第2の部材用の係止爪を遮蔽する遮蔽部が形成されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用内装部品。
  4. 前記クリップは、前記第1の部材を前記内装部品本体に係止するための内装部品本体用の係止爪が形成され、
    前記内装部品本体の開口部の周縁部は、前記第2の部材用の係止爪と前記内装部品本体用の係止爪との間に保持されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用内装部品。
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JP2011162013A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のスイッチベース取付け構造

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