JP2008256823A - 光源装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】0次光の著しい輝点が発生するのを回避するとともに、光利用効率を向上させることが可能な光源装置及びプロジェクタを提供すること。
【解決手段】所定の被照射面における対象照明領域を照明するための照明光を生成する光源装置1であって、光を射出する光源2と、該光源2から射出された入射した光を回折させ、0次光とは異なる方向に射出させるとともに、対象照明領域に向かう第1回折光L2と対象照明領域以外に向かう第2回折光L3とを含む回折光を射出する回折光学素子4と、第2回折光L3を対象照明領域に反射させる反射部材5とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置及びプロジェクタに関する。
液晶装置等の空間光変調装置で生成された画像情報を含む色光を投射系を用いてスクリーン上に投射する投射型画像表示装置(プロジェクタ)において、レーザ光源を用いる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の照明装置は、光を射出する光源装置及び入射した光の照度分布を均一にする回折光学素子を備えている。これにより、光源装置から射出された光を回折光学素子により所定の照明エリアに回折させ照明する。そして、この照明装置を用いた投射型画像表示装置では、回折光学素子に対向してライトバルブを配置することにより、回折光学素子により生成された回折光でライトバルブを照明する。
特開2007−33576号公報
上記従来の技術には以下のような課題が残されている。
すなわち、上記特許文献1に記載の照明装置では、均一な照度分布で照明するための手段として回折光学素子を用いるため、回折光学素子の作成時のプロセス誤差や、光源波長の設計時との誤差(温度変化等により生じる誤差)により0次光(回折光学素子において変換されない光)が発生し、光変調装置上の0次光が当たった位置に著しい輝点が発生するという問題が生じる。
さらに、回折光学素子は、設計上及び製造上の問題により−1次の回折光が発生するが、+1次の回折光以外の回折光は光変調装置を照明しないため、光利用効率が低下する。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、0次光の著しい輝点が発生するのを回避するとともに、光利用効率を向上させることが可能な光源装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の光源装置は、所定の被照射面における対象照明領域を照明するための照明光を生成する光源装置であって、光を射出する光源と、該光源から射出された入射した光を回折させ、0次光とは異なる方向に射出させるとともに、前記対象照明領域を照明する第1回折光と前記対象照明領域以外に向かう第2回折光とを含む回折光を射出する回折光学素子と、前記第2回折光を前記対象照明領域に反射させる反射部材とを備えることを特徴とする。
本発明に係る光源装置では、光源から射出された光は、回折光学素子に入射し、第1回折光及び第2回折光を含む回折光として射出される。ここで本回折光学素子は、第1回折光及び第2回折光が0次光とは異なる方向に射出するように作成されている。そして、回折光学素子から射出された回折光のうち第2回折光は、反射部材により、対象照明領域に反射される。そして、第1回折光及び第2回折光により被照射面の対象照明領域が照明される。
すなわち、反射部材により、第1回折光だけでなく、第2回折光も対象照明領域を照射することができるため、光利用効率を向上させることが可能となる。
また、本発明の光源装置は、前記対象照明領域が前記回折光学素子から射出された前記第1回折光の光路上に設けられていることが好ましい。
本発明に係る光源装置では、対象照明領域が回折光学素子から射出された第1回折光の光路上に設けられているため、対象照明領域には0次光が入射することはない。したがって、0次光の著しい輝点の発生を抑えた照明光により被照射面の対象照明領域を照明することが可能となる。
また、本発明の光源装置は、前記第1回折光により照明される前記被照射面上の照明領域は、前記被照射面の対象照明領域より大きいことが好ましい。
本発明に係る光源装置では、第1回折光により照明される被照射面上の照明領域は所定の対象照明領域より大きいため、より確実に被照射面の対象照明領域を照射することが可能となる。
また、本発明の光源装置は、前記第1回折光と前記第2回折光とが、前記回折光学素子の光軸に対して対称に照射され、前記第1回折光により照明される前記被照射面上の照明領域が、前記回折光学素子の光軸から離れる側において前記被照射面の対象照明領域より大きいことが好ましい。
本発明に係る光源装置では、第2回折光は、回折光学素子の光軸に対して第1回折光と対称に照射されるため、光軸側から対象照明領域を照射される。このとき、第1回折光により照明される被照射面上の照明領域が、回折光学素子の光軸から離れる側に対して被照射面の対象照明領域より大きいため、第1回折光及び第2回折光によって、より確実に被照射面の対象照明領域を照明することが可能となる。
また、第2回折光による照明領域は光軸側に対して大きいことが好ましい。すなわち、第1回折光と第2回折光とを一致させて重ね合わせる場合に比較して、照明領域への照明光の入射角度を小さくすることができる。これにより、光源装置をプロジェクタに用いた場合、入射角度依存性を有する、例えば、液晶ライトバルブを照明するときに効果的である。すなわち、液晶ライトバルブに入射した光の光量の損失を抑えて射出することが可能となる。
また、本発明の光源装置は、前記対象照明領域が前記回折光学素子の光軸上に設けられ、前記第1回折光を前記対象照明領域に向かって反射させる他の反射部材を備えることが好ましい。
本発明に係る光源装置では、他の反射部材により、第1回折光を対象照明領域に向かって反射させる。すなわち、対象照明領域が前記回折光学素子の光軸上に設けられている場合でも、他の反射部材により、第1回折光及び第2回折光で対象照明領域を照明することが可能である。また、対象照明領域が回折光学素子の光軸上に設けられているため、装置全体のコンパクト化を図ることができる。したがって、本発明は、光利用効率を向上させるとともに、対象照明領域が回折光学素子から射出された第1回折光の光路上に設けられている場合に比べて、省スペース化を図ることが可能となる。
また、0次光の光路上に遮光部を配置することによって、0次光を回避することができる。
また、本発明の光源装置は、前記反射部材により反射された前記第2回折光と前記他の反射部材により反射された前記第1回折光とが、前記対象照明領域の同一領域を照明することが好ましい。
本発明に係る光源装置では、例えば、第1回折光及び第2回折光により、対象照明領域上の同一領域が照明されるように、他の反射部材及び反射部材とを配置する。これにより、第1回折光あるいは第2回折光のみが照明される領域がないため、無駄になる光がないので、光の利用効率をさらに向上させることが可能となる。
なお、第1回折光と第2回折光とが同一領域を照明するように、回折光学素子を設計しても良い。
また、前記反射部材により反射された前記第2回折光と前記他の反射部材により反射された前記第1回折光とが、前記対象照明領域の異なる領域を照明するとともに、隣接していることが好ましい。
本発明に係る光源装置では、反射部材により反射された第2回折光と他の反射部材により反射された第1回折光とが、異なる領域を照明するため、照明領域への照明光の入射角度を小さくすることができる。また、それぞれの回折光に対応した素子により、平行化し易くなる。また、第1回折光と第2回折光とが隣接しているため、効率良く対象照明領域を照明することが可能となる。
また、本発明の光源装置は、前記第1回折光及び前記第2回折光をそれぞれ平行光にする平行化手段を備えることが好ましい。
本発明に係る光源装置では、平行化手段により、反射部材により反射された第2回折光と他の反射部材により反射された第1回折光とを平行光にする。すなわち、第2回折光と第1回折光とが隣接する位置に平行化手段が設けられているため、平行化した第1回折光及び第2回折光で対象照明領域をムラなく照明することができる。
また、本発明の光源装置は、前記回折光学素子がホログラム素子であることが好ましい。
本発明に係る光源装置では、ホログラム素子としては、例えば、ガラス基板に計算機で計算して人工的に作成した凹凸構造が形成された計算機合成ホログラム(CGH :Computer Generated Hologram、以下CGHと称す。)を用いることができる。このCGHは回折現象を利用して入射光の波面を変換する波面変換素子である。特に位相変調型のCGHは入射光波のエネルギをほとんど失うことなく波面変換が可能である。このように、CGHは均一な強度分布や単純な形状の強度分布を発生させることができるので、光源装置に好適に用いることができる。さらに、CGHは、回折格子の分割領域の自由な設定が可能であり、収差の問題が生じないので好適である。
本発明のプロジェクタは、上記の光源装置と、該光源装置から射出された光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、該光変調装置により形成された画像を投射する投射装置とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタでは、光源装置より射出された光は光変調装置に入射される。そして、光変調装置により形成された画像が、投射装置によって投射される。このとき、光源装置より射出される光は、上述したように、0次光の著しい輝点が発生するのを回避するとともに、光利用効率が高いため、明るくムラのない画像を被投射面に照射することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る光源装置及びプロジェクタの実施形態について説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
[第1実施形態]
本発明の光源装置の第1実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
図1は第1実施形態に係る光源装置を示す概略構成図である。図1において、光源装置1は、照明対象物10の照射面(被照射面)11を照明するものであって、レーザ光源2と、回折光学素子4と、反射板5とを備えている。また、光源装置1が、照射面11の対象照明領域Sに照射光を照射する場合を例にして説明する。また、照明対象物10の照射面11と対象照明領域Sとはほぼ同じ大きさとする。
レーザ光源(光源)2は、レーザ光L1を射出するものである。
回折光学素子4は、図2に示すように、レーザ光源2から射出されたレーザ光L1が入射されるとともに、その入射されたレーザ光L1により+1次回折光(第1回折光)L2及び−1次回折光(第2回折光)L3を生成する。この+1次,−1次回折光L2,L3は、回折光学素子4の射出端面4aと所定の回折角をなして射出される。ここで、本回折光学素子は、第1回折光及び第2回折光が0次光とは異なる方向に射出するように作成されている。
また、照明対象物10は回折光学素子4の光軸Oから外れた位置に、すなわち、光軸Oに対して+1次回折光L2の光路上(+1次回折光L2の射出方向)に配置されている。これにより、回折光学素子4により回折された+1次回折光L2は、照明対象物10に向かい、照射面11の対象照明領域Sを照明する。
なお、回折光学素子4により、±2次回折光以上の回折光も生成されるが、回折光学素子4から射出される回折光は主に±1次回折光L2,L3である。
また、回折光学素子4の光軸Oとは、後述する複数の凹部4Mが形成されている領域の中心であり、複数の凹部4Mが形成された平面に対して垂直な軸である。
回折光学素子4は、例えば石英(ガラス)、透明な合成樹脂等、レーザ光を透過可能な材料で形成されている。本実施形態の回折光学素子4は、計算機合成ホログラム(Computer Generated Hologram;CGH)である。
回折光学素子(ホログラム素子)4は、照明領域設定機能、拡散光生成機能(照度均一化機能)、及び拡大照明機能を有する。照明領域設定機能を有する回折光学素子4は、入射した光を回折させ、対象照明領域Sを照明する照射光を生成する。また、拡散光生成機能を有する回折光学素子4は、所定の領域の少なくとも一部の照度を均一化する。また、拡大照明機能を有する回折光学素子4は、回折光学素子4の射出端面4aから光が射出される射出領域よりも大きい照明領域で対象照明領域Sを照明する。具体的には、+1次回折光L2による照明光は、照明対象物10の上面10a側(光軸Oから離れる側)に照射面11の対象照明領域Sより大きくなっている。
図3は、回折光学素子の一例を示す模式図であって、図3(a)は平面図、図3(b)は図3(a)のA−A線断面矢視図である。図3において、回折光学素子4は、その表面に複数の矩形状の凹部(凹凸構造)4Mを有している。凹部4Mは、互いに異なる深さを有している。また、凹部4Mどうしの間の複数の凸部も互いに異なる高さを有している。
そして、凹部4Mどうしのピッチd及び凹部4Mの深さ(凸部の高さ)tを含む回折光学素子4の表面条件を適宜調整することにより、回折光学素子4に所定の機能(照明領域設定機能、拡散光生成機能、及び拡大照明機能)を持たせることができる。その表面条件を最適化する設計手法としては、例えば反復フーリエ法など、所定の演算手法(シミュレーション手法)が挙げられる。
なお、回折光学素子4としては、矩形の凹部4Mを有するものに限られず、互いに異なる方向を向く平面を組み合わせた表面を有するものであってもよい。例えば、回折光学素子4としては、斜面を有する三角形状の凹部を有する、いわゆる、ブレーズ型のものであってもよい。また回折光学素子4としては、図3に示したような矩形状の凹部4Mを有する領域と、三角形状の凹部を有する領域とのそれぞれを有するものであってもよい。そして、その表面条件を最適化することにより、所望の機能を有する回折光学素子4を形成することができる。
反射板(反射部材)5は、図2の側面図に示すように、+1次回折光L2と光軸Oに対して対称な方向に回折された−1次回折光L3を照明対象物10の下側(光軸O側)から照射面11に反射させるものである。この反射板5は、回折光学素子4により生成された−1次回折光L3の光路上に設けられている。また、反射板5は、反射面5aが回折光学素子4の光軸Oに対して略平行となるように、光軸Oから−1次回折光L3側に間隔をあけて配置されている。この光軸Oと反射板5との間隔Pは0.5mmとなっている。
ここで、0次光の発生について説明する。
回折光学素子4は、上述の反復フーリエ法等の所定の手法を用いて、0次光を発生させないように設計され、発生した+1次回折光L2によって、均一な照度分布で照射面11を照明できるように設計されているが、例えば回折光学素子4を製造するときの製造誤差(プロセス誤差)、レーザ光源2から射出されるレーザ光の波長誤差等に起因して、回折光学素子4より0次光が発生してしまう可能性がある。なお、レーザ光源2から射出されるレーザ光の波長の誤差(ぶれ)は、例えば温度変化に起因する。0次光は、回折光学素子4に入射するレーザ光の延長線上に形成される場合が多い。すなわち、図1においては、0次光は、回折光学素子4の射出端面4aの法線方向(光軸O,Z軸方向)に射出される場合が多い。
このため、反射板5を0次光が入射されない位置に配置することにより、回折光学素子4により生成された−1次回折光L3のみが反射される。これにより、図2に示すように、−1次回折光L3は、反射板5を設けていない場合、光軸Oに対して+1次回折光L2と対称な位置に生成されるレーザ光Laとなる(図2に示す二点鎖線)が、反射板5により光軸O側に折り返される(図2に示す破線)。すなわち、−1次回折光L3は、回折光学素子4の射出端面4aの光軸Oの下方にずれた位置から、+1次回折光L2と略平行に射出された光と同様のレーザ光Lbとなる(図2に示す一点鎖線)。これにより、+1次回折光L2と−1次回折光L3とは延長上で重なり、照射面11の対象照明領域Sを照明する。
また、照明対象物10の対象照明領域Sは、回折光学素子4の光軸Oから外れた+1次回折光L2の光路上に配置されており、0次光は照射面11に照射されないようになっている。
次に、照明対象物10の照射面11における照明について説明する。
まず、照明対象物10の照射面11の対象照明領域Sの大きさは、縦方向(x方向)の長さが9mm(x方向の長さ)、横方向(y方向)の長さが16mmとなっている。また、回折光学素子4により回折された+1次回折光L2の照射面11における照明領域S1、いわゆる再生像は、縦方向(x方向)の長さが9.5mm(x方向の長さ)、横方向(y方向)の長さが16mmとなっている。すなわち、+1次回折光L2の照明領域S1が、対象照明領域Sを覆うとともに、照射面11の対象照明領域Sの上側に0.5mmずれた位置まで照明するように、回折光学素子4が設計されている。
一方、回折光学素子4により回折された−1次回折光L3の照射面11における照明領域S2、いわゆる再生像も、縦方向(x方向)の長さが9.5mm(x方向の長さ)、横方向(y方向)の長さが16mmとなっている。このとき、光軸Oと反射板5との間隔Pは0.5mmとなっているため、−1次回折光L3の照明領域S2が、照射面11の対象照明領域Sの下側に0.5mmずれた位置まで照明することになる。
このように、照明対象物10の照射面11の対象照明領域Sより大きい第1照明領域S1及び第2照明領域S2をずらして照明することにより、照明対象物10の照射面11の対象照明領域Sは常に+1次回折光L2及び−1次回折光L3により重畳照明されることが可能となる。
次に、照明対象物10の照射面11の対象照明領域Sに照射される回折光による光の利用効率について説明する。
照明効率は、(16×9)/(16×9.5)=0.95となり、95%の効率で対象照明領域Sを照明可能となる。ここで、+1次回折光L2の回折効率が80%で、−1次回折光L3が10%発生した場合は、従来の装置では、+1次回折光L2のみを利用しているため、光の利用効率は80%となっている。
本実施形態では、+1次回折光L2及び−1次回折光L3を利用しているため、光の利用効率は、(0.8+0.1)×0.95=0.855(85.5%)となり、従来の装置に比べて光の利用効率が向上する。
本実施形態に係る光源装置1では、反射板5により、+1次回折光L2だけでなく、−1次回折光L3も利用し、照明対象物10の照射面11の対象照明領域Sを照射しているため、光利用効率が高く、かつ、均一な照明光を得ることができる。
また、+1次回折光L2の光路上に対象照明領域Sが配置されているため、対象照明領域Sに0次光が入射することを抑えることができる。したがって、照明対象物10の照射面11において、0次光の著しい輝点が発生するのを回避することが可能となる。
つまり、本実施形態の光源装置1は、0次光の著しい輝点が発生するのを回避するとともに、光利用効率を向上させることができる。
また、照明対象物10の照射面11の対象照明領域Sより、+1次回折光L2による照明領域S1,−1次回折光L3による照明領域S2を大きくすることで、確実に対象照明領域Sを照明することが可能となる。
また、−1次回折光L3は照射面11の下面10b側から照明される。このとき、+1次回折光L2により照明される照射面11の照明領域S1を回折光学素子4の光軸Oから照明対象物10の上面10a側に対して照射面11の対象照明領域Sより大きくすることにより、より確実に照射面11の対象照明領域Sを照明することが可能となる。
さらに、反射板5は、反射面5aが回折光学素子4の光軸Oに対して略平行となるように配置されているため、より平行化された−1次回折光L3を照射面11に入射させることができる。
なお、第1照明領域S1及び第2照明領域S2の大きさ、照射位置等は上記のものに限らない。すなわち、例えば、対象照明領域Sと同一の大きさの第1照明領域S1及び第2照明領域S2で照明しても良い。
さらに、回折光学素子4と照明対象物10との間に、照明対象物10からはみ出した光を被照射面に集光させる素子を配置しても良い。この構成では、照明対象物10からはみ出した光を照射面11の全体に照射する素子であることが望ましい。これにより、光の利用効率をさらに高く、かつ、照射面11を均一に照明することが可能となる。
また、反射板5は、回折光学素子4の光軸Oに対して略平行となるように配置させたが、光軸O方向に交差する方向に設けても良い。このように、反射板5を光軸Oに対して傾斜させることにより、+1次回折光L2と−1次回折光L3とは平行ではなくなるが、照射面11からはみ出してしまう+1次回折光L2及び−1次回折光L3を抑えることができる。したがって、レーザ光源2から射出されたレーザ光の利用効率を向上させることが可能となる。
また、反射板5により、−1次回折光L3を反射させたが、正の高次回折光や負の高次回折光を反射させ、照射面11の対象照明領域Sを照明させても良い。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る第2実施形態について、図4を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、上述した第1実施形態に係る光源装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
本実施形態に係る光源装置20では、照明対象物10が光軸O上に配置されている点、他の反射部材21を備える点において第1実施形態と異なる。その他の構成においては第1実施形態と同様である。
光源装置20では、図4に示すように、照明対象物10が回折光学素子4の光軸O上、すなわち、0次光の光路上に配置されている。
また、反射板5は、第1実施形態と同様に、−1次回折光L3の光路上に配置されており、−1次回折光L3による第2照明領域S2が照射面11の対象照明領域Sを照明するように反射させる。
また、光源装置20には、回折光学素子4により生成された+1次回折光L2の光路上に反射板(他の反射部材)21が設けられている。
反射板21は、+1次回折光L2を−1次回折光L3と交差する方向に反射させるものである。すなわち、反射板21は、反射面21aが回折光学素子4の光軸Oに対して略平行となるように、光軸Oから+1次回折光L2側に間隔をあけて、反射板5と光軸Oに対して対称な位置に配置されている。
これにより、反射板21は、+1次回折光L2よる第1照明領域S1が照射面11の対象照明領域Sを照明するように反射する。したがって、反射板21及び反射板5は、+1次回折光L2及び−1次回折光L3が対象照明領域Sの同一領域を照明するように配置されている。
さらには、光源装置20には、回折光学素子4から射出された0次光を遮光する遮光部材25が設けられている。この遮光部材25は、回折光学素子4と照明対象物10との間に設けられ、反射板5と反射板21とにより挟持されている。
また遮光部材25は、光軸O上に設けられた遮光部25aと、遮光部25aを保持する支持基板25bとを有している。
この支持基板25bは、透明のガラス基板からなっており、入射した光を透過するようになっている。遮光部25aは、図4に示すように、光源装置20から射出され、回折光学素子4において回折されず照明対象物10に射出される0次光を吸収する光吸収体である。遮光部25aの大きさは、0次光を吸収できる程度の大きさである。本実施形態では、レーザ光源2のレーザビームの直径が0.1mmのものを用いているため、遮光部25aの直径は約0.1mmとなっている。なお、この構成の場合、遮光部25aの直径は、0.5mm程度であれば、対象照明領域Sに影響を及ぼすことはない。また、遮光部25aの材料としては、低反射クロムや、樹脂ブラック等が使用可能であり、いずれを用いた場合においても、反射率は数%以下となっている。
次に、照明対象物10の照射面11の対象照明領域Sに照射される回折光による光の利用効率について説明する。
照明効率は、+1次回折光L2及び−1次回折光L3により、照明対象物10の照射面11の対象照明領域Sを照明している。ここで、+1次回折光L2の回折効率が80%で、−1次回折光L3が10%発生した場合は、従来の装置では、+1次回折光L2のみを利用しているため、光の利用効率は80%となっている。
本実施形態では、+1次回折光L2及び−1次回折光L3を利用しているため、光の利用効率は、80%+10%=90%となる。
本実施形態に係る光源装置20では、第1実施形態の光源装置1と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態の光源装置20では、反射板21を備えることにより、+1次回折光L2の照射面11に入射するレーザ光の角度を変えることができるため、+1次回折光L2及び−1次回折光L3により同一領域を照明し易くなる。これにより、光の利用効率をさらに向上させることが可能となる。
また、回折光学素子4と照明対象物10との間に遮光部材25が配置されているので、照明対象物10に向かう0次光が、遮光部材25により吸収されることになる。したがって、照明対象物10に0次光の著しい輝点が発生するのを回避するとともに、均一な照明光を照明対象物10に照射することが可能となる。
なお、+1次回折光L2及び−1次回折光L3により同一領域(対象照明領域S)を照明したが、第1実施形態と同様に、対象照明領域Sより、+1次回折光L2による照明領域S1,−1次回折光L3による照明領域S2を大きくしても良い。この構成では、確実に対象照明領域Sを照明することが可能となる。
また、対象照明領域Sの同一領域を照明するように、反射板5及び反射板21を配置したが、これに限るものではない。例えば、反射板5及び反射板21を光軸Oに対し傾斜させて配置し、且つ、対象照明領域Sの同一領域を照明するように、+1次回折光L2及び−1次回折光L3の回折角が設計された回折光学素子4を用いても良い。
[第3実施形態]
次に、本発明に係る第3実施形態について、図5を参照して説明する。
本実施形態に係る光源装置30では、対象照明領域Sの照明の仕方及び平行化レンズ31を備える点において第2実施形態と異なる。その他の構成においては第2実施形態と同様である。
光源装置30には、図5に示すように、反射板21により反射された+1次回折光L2と反射板5により反射された−1次回折光L3との隣接する位置に平行化レンズ(平行化手段)31が設けられている。また、光源装置30には、第2実施形態と同様に、0次光を遮光する遮光部材25が設けられている。
平行化レンズ31は、凸形状の第1レンズ31aと、凸形状の第2レンズ31bとを有している。そして、第1レンズ31aが+1次回折光L2の光路上に配置され、第2レンズ31bが−1次回折光L3の光路上に配置されている。これにより、第1レンズ31aにより平行化された+1次回折光L2は、対象照明領域Sの半分の領域Saを照明する。
一方、第2レンズ31bにより平行化された−1次回折光L3は、対象照明領域Sの半分の領域Sbを照明する。
次に、照明対象物10の照射面11の対象照明領域Sに照射される回折光による光の利用効率について説明する。
本実施形態では、+1次回折光L2及び−1次回折光L3により、照明対象物10の照射面11の対象照明領域Sを半分ずつ照明している。ここで、+1次回折光L2の回折効率が80%で、−1次回折光L3が10%発生した場合は、従来の装置では、+1次回折光L2のみを利用しているため、光の利用効率は80%となっている。本実施例では、+1次回折光L2の回折効率を45%、−1次回折光L3の回折効率を45%となるようにCGHを設計する。+1次回折光L1及び−1次回折光L3の対象照明領域が軸対称であることにより、前記回折効率の分配が容易に可能となる。これにより、本実施形態でも第2実施形態と同様に、光の利用効率は90%となる。また、前記構成により、対象照明領域Sの照度分布を均一にすることも可能である。
本実施形態に係る光源装置30では、第2実施形態の光源装置20と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態の光源装置30では、+1次回折光L2と−1次回折光L3との隣接する位置に平行化レンズ31が設けられているため、平行化した+1次,−1次回折光L2,L3により対象照明領域Sを効率良く照明することができる。
また、上述した第2実施形態では、対象照明領域Sに入射する+1次回折光L2と−1次回折光L3の角度とが光軸Oを対称に異なるため、+1次回折光L2と−1次回折光L3とを平行化させるのは難しい。しかしながら、本実施形態では、反射板21により反射された+1次回折光L2と、反射板5により反射された−1次回折光L3とが別の領域を照明するため、+1次回折光L2及び−1次回折光L3それぞれのレーザ光を略平行化することが可能となる。
なお、平行化手段として、第1レンズ31aと、第2レンズ31bとを有する平行化レンズ31を用いたが、+1次回折光L2及び−1次回折光L3をそれぞれ平行化できる部材であれば良く、例えば、CGHであっても良い。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態では、上述の各実施形態で説明した光源装置1を応用したプロジェクタの一例について説明する。
図6は、上述の第1実施形態で説明した光源装置1(1R、1G、1B)を備えたプロジェクタを示す概略構成図である。本実施形態においては、プロジェクタとして、空間光変調装置で生成された画像情報を含む色光を投射系を介してスクリーン上に投射する投射型のプロジェクタを例にして説明する。
図6において、投射型のプロジェクタPJは、スクリーン100(表示面)上に画像情報を含む光を投射する投射ユニットUを備えている。投射ユニットUからスクリーン100に対して光が投射されることにより、スクリーン100上に画像が形成される。本実施形態の投射型のプロジェクタPJは、スクリーン100を反射型のスクリーンとし、スクリーン100の正面側からスクリーン100上に画像情報を含む光を投射する。
投射ユニットUは、第1の基本色光(赤色光)で照射面11を照明可能な第1光源装置1Rと、第2の基本色光(緑色光)で照射面11を照明可能な第2光源装置1Gと、第3の基本色光(青色光)で照射面11を照明可能な第3光源装置1Bと、第1光源装置1Rで照明される入射面(被照射面)11を有し、照明された光を画像情報に応じて光変調する第1空間光変調装置(光変調装置)40Rと、第2光源装置1Gで照明される入射面(被照射面)11を有し、照明された光を画像情報に応じて光変調する第2空間光変調装置(光変調装置)40Gと、第3光源装置1Bで照明される入射面(被照射面)11を有し、照明された光を画像情報に応じて光変調する第3空間光変調装置(光変調装置)40Bと、空間光変調装置40R、40G、40Bにより変調された各基本色光を合成するダイクロイックプリズム(色合成手段)41と、ダイクロイックプリズム41で生成された光をスクリーン100上に投射する投射系(投射装置)42とを備えている。空間光変調装置40R、40G、40Bのそれぞれは液晶装置を含んで構成されている。以下の説明においては、空間光変調装置を適宜、ライトバルブ、と称する。
なお、本実施形態では、上述した対象照明領域Sはライトバルブの画像形成領域である。
ライトバルブは、入射側偏光板と、一対のガラス基板どうしの間に封入された液晶を有するパネルと、射出側偏光板とを備えている。ガラス基板には画素電極や配向膜が設けられている。空間光変調装置を構成するライトバルブは、定められた振動方向の光のみを透過させるようになっており、ライトバルブに入射した基本色光は、ライトバルブを通過することによって光変調される。
第1光源装置1Rのレーザ光源2は、赤色(R)のレーザ光をそれぞれ射出する。第1光源装置1Rは、赤色のレーザ光に基づいて、第1ライトバルブ40Rの入射面11を照明する。
第2光源装置1Gのレーザ光源2は、緑色(G)のレーザ光をそれぞれ射出する。第2光源装置1Gは、緑色のレーザ光に基づいて、第2ライトバルブ40Gの入射面11を照明する。
第3光源装置1Bのレーザ光源2は、青色(B)のレーザ光をそれぞれ射出する。第3光源装置1Gは、青色のレーザ光に基づいて、第3ライトバルブ40Bの入射面11を照明する。
各ライトバルブ40R、40G、40Bを通過することで変調された各基本色光(変調光)は、ダイクロイックプリズム41で合成される。ダイクロイックプリズム41はダイクロイックプリズムによって構成されており、赤色光(R)、緑色光(G)、及び青色光(B)はダイクロイックプリズム41で合成されてフルカラー合成光となる。ダイクロイックプリズム41から射出されたフルカラー合成光は投射系42に供給される。投射系42はフルカラー合成光をスクリーン100上に投射する。投射系42は、入射側の画像を拡大してスクリーン100上に投射する所謂拡大系である。
投射ユニットUは、各光源装置1R、1G、1Bのそれぞれで照明された各ライトバルブ40R、40G、40Bを介した画像情報を含むフルカラー合成光を投射系42を用いてスクリーン100上に投射することによって、スクリーン100上にフルカラーの画像を形成する。鑑賞者は、投射ユニットUによりスクリーン100に対して投射された画像を鑑賞する。
本実施形態のプロジェクタPJの各ライトバルブ40R、40G、40Bは、高い照明効率を有する各光源装置1R、1B、1Gにより、高い照度を有し、均一な照度分布を有する照射光で照明される。したがって、プロジェクタPJは、コントラストが高い良好な画像を表示できる。
なお、図6を用いた説明では、スクリーン100の正面側からスクリーン100上に画像情報を含む光を投射するフロント投射型のプロジェクタを例にして説明したが、投射ユニットUと、スクリーン100と、筐体とを有し、投射ユニットUがスクリーン100の背面側に配置され、スクリーン100の背面側から透過型のスクリーン100上に画像情報を含む光を投射する所謂リアプロジェクタに、上述の各実施形態の光源装置1を適用することもできる。
なお、上述の各実施形態においては、空間光変調装置として透過型の液晶装置(ライトバルブ)を用いているが、反射型の液晶装置を用いることもできるし、例えばDMD(Digital Micromirror Device)等の反射型光変調装置(ミラー変調器)を用いてもよい。
なお、上述の実施形態のプロジェクタPJは、各基本色光(R、G、B)を射出可能なレーザ光源2をそれぞれ有する第1、第2、第3光源装置1R、1G、1Bを有しているが、赤色光(R)を射出する赤色レーザ光源、緑色光(G)を射出する緑色レーザ光源、及び青色光(B)を射出する青色レーザ光源をアレイ状に配置した構成を有する光源装置を1つ有する構成であってもよい。この場合、各基本色光を射出可能なレーザ光源のレーザ光射出動作を時分割で行い、その各レーザ光源のレーザ光射出動作に同期して、ライトバルブの動作を制御することにより、1つの光源装置及び1つのライトバルブでスクリーン100上にフルカラー画像を表示することができる。
また、上述の実施形態のプロジェクタにおいては、光源装置1で空間光変調装置を照明し、その空間光変調装置を介した光によりスクリーン100上に画像を表示しているが、プロジェクタとしては、空間光変調装置を有していなくても良い。例えば、画像情報を含むスライド(ポジフィルム)の面を光源装置1で照明し、スクリーン上に画像情報を含む光を投射する、所謂スライドプロジェクタに、上述の各実施形態の光源装置1を適用することも可能である。
また、上述の各実施形態で説明した光源装置1を、レーザ加工機の光源として用いることもできる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、色光合成手段として、クロスダイクロイックプリズムを用いたが、これに限るものではない。色光合成手段としては、ダイクロイックミラーをクロス配置とし色光を合成するもの、ダイクロイックミラーを平行に配置し色光を合成するものを用いることができる。
本発明の第1実施形態に係る光源装置を示す斜視面図である。 図1の光源装置の光源から射出された光の光路を示す側面図である。 図1の光源装置に用いられる回折光学素子の構造を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る光源装置を示す斜視面図である。 本発明の第3実施形態に係る光源装置を示す斜視面図である。 本発明の第4実施形態に係るプロジェクタを示す平面図である。
符号の説明
L2…+1次回折光(第1回折光)、L3…−1次回折光(第2回折光)、S1…照明領域、S2…照明領域、1,20,30…光源装置、11…被照射面、25…遮光部材、40R…第1空間光変調装置(光変調装置)、40G…第2空間光変調装置(光変調装置)、40B…第3空間光変調装置(光変調装置)、42…投射系(投射装置)、

Claims (10)

  1. 所定の被照射面における対象照明領域を照明するための照明光を生成する光源装置であって、
    光を射出する光源と、
    該光源から射出された入射した光を回折させ、0次光とは異なる方向に射出させるとともに、前記対象照明領域を照明する第1回折光と前記対象照明領域以外に向かう第2回折光とを含む回折光を射出する回折光学素子と、
    前記第2回折光を前記対象照明領域に反射させる反射部材とを備えることを特徴とする光源装置。
  2. 前記対象照明領域が前記回折光学素子から射出された前記第1回折光の光路上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1回折光により照明される前記被照射面上の照明領域は、前記被照射面の対象照明領域より大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記第1回折光と前記第2回折光とが、前記回折光学素子の光軸に対して対称に照射され、
    前記第1回折光により照明される前記被照射面上の照明領域が、前記回折光学素子の光軸から離れる側において前記被照射面の対象照明領域より大きいことを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記対象照明領域が前記回折光学素子の光軸上に設けられ、
    前記第1回折光を前記対象照明領域に向かって反射させる他の反射部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記反射部材により反射された前記第2回折光と前記他の反射部材により反射された前記第1回折光とが、前記対象照明領域の同一領域を照明することを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  7. 前記反射部材により反射された前記第2回折光と前記他の反射部材により反射された前記第1回折光とが、前記対象照明領域の異なる領域を照明するとともに、隣接していることを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  8. 前記第1回折光及び前記第2回折光をそれぞれ平行光にする平行化手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
  9. 前記回折光学素子がホログラム素子であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光源装置。
  10. 請求項1または請求項9のいずれか1項に記載の光源装置と、
    該光源装置から射出された光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、
    該光変調装置により形成された画像を投射する投射装置とを備えることを特徴とするプロジェクタ。
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