JP4367394B2 - 画像表示装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示装置及びプロジェクタに関するものである。
液晶装置等の空間光変調装置で生成された画像情報を含む色光を投射系を用いてスクリーン上に投射する投射型画像表示装置(プロジェクタ)において、光源にレーザを用いる技術が提案されている。
特開平11−64789号公報 特開2000−162548号公報
レーザ光により空間光変調装置の入射面を均一な照度分布で照明するために所定の光学系を用いる場合、レーザ光と光学系との位置関係によっては、所望の画像を得られない可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、所望の画像を得ることができる画像表示装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は以下の構成を採用する。
本発明の第1の観点によると、第1面を照明し、前記第1面を介した光により画像を表示する画像表示装置において、レーザ光を射出するレーザ光源装置と、前記レーザ光源装置から射出されたレーザ光が入射されるとともに、該入射されたレーザ光により回折光を生成し、前記回折光で第1面を照明する回折光学素子とを備え、前記第1面は、前記回折光学素子から発生する0次光が入射されない位置に設けられている画像表示装置が提供される。
本発明によれば、第1面を、回折光学素子から発生する0次光が入射されない位置に設けたので、回折光学素子から0次光が発生しても、その0次光が第1面に入射することを抑えることができる。したがって、第1面を所望状態で照明することができ、その第1面に照射された光により所望の画像を得ることができる。
本発明の画像表示装置において、前記第1面は、前記回折光学素子に入射するレーザ光の延長線上から外れた位置に設けられている構成を採用することができる。これにより、第1面に0次光が入射することを防止することができる。
本発明の画像表示装置において、前記回折光学素子は1次光で前記第1面を照明する構成を採用することができる。これにより、第1面を所望状態で照明することができる。
本発明の画像表示装置において、前記回折光学素子は前記回折光で前記第1面上を所定の照明領域で照明する構成を採用することができる。これにより、装置の大型化や複雑化、あるいは装置コストの上昇を抑え、第1面を効率良く照明することができる。
本発明の画像表示装置において、前記回折光学素子は前記第1面上を矩形状の照明領域で照明する構成を採用することができる。これにより、照明領域を効率良く照明することができる。
本発明の画像表示装置において、前記レーザ光源装置を複数備え、前記第1面は所定の辺を有し、前記複数のレーザ光源装置の光射出面が平面視において前記所定の辺に沿って並ぶように配置されている構成を採用することができる。これにより、第1面を高い照度で効率良く照明することができる。また、スペックルパターンの発生を抑え、第1面をほぼ均一な照度分布で照明することができる。
本発明の画像表示装置において、前記第1面は第1の辺と前記第1の辺よりも長い第2の辺とを有し、前記複数のレーザ光源装置の光射出面が平面視において前記第2の辺に沿って並ぶように配置されている構成を採用することができる。これにより、スペックルパターンの発生を抑え、第1面を高い照度で、且つほぼ均一な照度分布で効率良く照明することができる。
本発明の画像表示装置において、前記第1面は互いに対向する2つの辺を有し、前記複数のレーザ光源装置の光射出面が平面視において前記2つの辺のそれぞれに沿って並ぶように配置されている構成を採用することができる。これにより、スペックルパターンの発生を抑え、第1面を高い照度で、且つほぼ均一な照度分布で効率良く照明することができる。
本発明の画像表示装置において、前記第1面は互いに対向する2つの辺を少なくとも2組有し、前記複数のレーザ光源装置の光射出面が平面視において前記辺のそれぞれに沿って並ぶように配置されている構成を採用することができる。これにより、スペックルパターンの発生を抑え、第1面を高い照度で、且つほぼ均一な照度分布で効率良く照明することができる。
本発明の画像表示装置において、前記第1面は画像情報を含む構成を採用することができる。これにより、第1面を照明した光により画像を表示することができる。
本発明の画像表示装置において、前記回折光学素子は、該回折光学素子に対してレーザ光が入射する方向とは異なる方向に前記0次光を発生し、前記第1面は、前記回折光学素子に入射するレーザ光の延長線上に設けられている構成を採用することができる。これにより、回折光学素子から0次光が発生しても、その0次光が第1面に入射することを抑えることができる。また、装置のコンパクト化を図ることができる。
本発明の画像表示装置において、前記第1面は照明された光を画像信号に応じて光変調する空間光変調装置の入射面を含む構成を採用することができる。前記空間光変調装置は液晶装置を含む構成を採用することができる。これにより、所望の画像を表示することができる。
本発明の第2の観点によると、上記記載の画像表示装置を含み、前記第1面を介した画像情報を含む光を第2面上に投射する投射系を備えたプロジェクタが提供される。
本発明によれば、装置の大型化や複雑化、あるいは装置コストの上昇を抑え、所望の画像を良好に形成することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、必要に応じてXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る画像表示装置PJを示す概略構成図、図2は図1の要部を拡大した図である。本実施形態においては、画像表示装置として、空間光変調装置で生成された画像情報を含む色光を投射系を介してスクリーン上に投射する投射型画像表示装置(プロジェクタ)を例にして説明する。
図1において、プロジェクタPJは、スクリーン100(第2面)上に画像情報を含む光を投射する投射ユニットUを備えている。投射ユニットUからスクリーン100に対して光が投射されることにより、スクリーン100上に画像が形成される。本実施形態のプロジェクタPJは、スクリーン100を透過型のスクリーンとし、スクリーン100の正面側からスクリーン100上に画像情報を含む光を投射する。
投射ユニットUは、第1の基本色光(赤色光)で第1面を照明可能な第1照明装置1Rと、第2の基本色光(緑色光)で第1面を照明可能な第2照明装置1Gと、第3の基本色光(青色光)で第1面を照明可能な第3照明装置1Bと、第1照明装置1Rで照明される入射面(第1面)11を有し、照明された光を画像情報に応じて光変調する第1空間光変調装置10Rと、第2照明装置1Gで照明される入射面(第1面)11を有し、照明された光を画像情報に応じて光変調する第2空間光変調装置10Gと、第3照明装置1Bで照明される入射面(第1面)11を有し、照明された光を画像情報に応じて光変調する第3空間光変調装置10Bと、空間光変調装置10R、10G、10Bにより変調された各基本色光を合成する色合成系12と、色合成系12で生成された光をスクリーン100上に投射する投射系13とを備えている。空間光変調装置10R、10G、10Bのそれぞれは液晶装置を含んで構成されている。以下の説明においては、空間光変調装置を適宜、ライトバルブ、と称する。
ライトバルブは、入射側偏光板と、一対のガラス基板どうしの間に封入された液晶を有するパネルと、射出側偏光板とを備えている。ガラス基板には画素電極や配向膜が設けられている。空間光変調装置を構成するライトバルブは、定められた振動方向の光のみを透過させるようになっており、ライトバルブに入射した基本色光は、ライトバルブを通過することによって光変調される。
各照明装置1(1R、1G、1B)は、レーザ光L1を射出する複数のレーザ光源装置2と、レーザ光源装置2から射出されたレーザ光L1が入射されるとともに、その入射されたレーザ光L1により回折光L2を生成し、回折光L2で入射面11上を照明する回折光学素子4Kと、ライトバルブ10の入射面11と回折光学素子4Kとの間に配置され、入射面11に入射する光の角度を調整する光学素子5とを備えている。
第1照明装置1Rのレーザ光源装置2は、赤色(R)のレーザ光を射出する。第1照明装置1Rは、回折光学素子4Kにより赤色のレーザ光から所望の領域を照明する回折光(拡散光)を生成し、その生成された回折光で第1ライトバルブ10Rの入射面11を光学素子5を介して照明する。
第2照明装置1Gのレーザ光源装置2は、緑色(G)のレーザ光を射出する。第2照明装置1Gは、回折光学素子4Kにより緑色のレーザ光から所望の領域を照明する回折光(拡散光)を生成し、その生成された回折光で第2ライトバルブ10Gの入射面11を光学素子5を介して照明する。
第3照明装置1Bのレーザ光源装置2は、青色(B)のレーザ光を射出する。第3照明装置1Bは、回折光学素子4Kにより青色のレーザ光から所望の領域を照明する回折光(拡散光)を生成し、その生成された回折光で第3ライトバルブ10Bの入射面11を光学素子5を介して照明する。
各ライトバルブ10R、10G、10Bを通過することで変調された各基本色光(変調光)は、色合成系12で合成される。色合成系12はダイクロイックプリズムによって構成されており、赤色光(R)、緑色光(G)、及び青色光(B)は色合成系12で合成されてフルカラー合成光となる。色合成系12から射出されたフルカラー合成光は投射系13に供給される。投射系13はフルカラー合成光をスクリーン100上に投射する。投射系13は、入射側の画像を拡大してスクリーン100上に投射する所謂拡大系である。
投射ユニットUは、各照明装置1R、1G、1Bのそれぞれで照明された各ライトバルブ10R、10G、10Bを介した画像情報を含むフルカラー合成光を投射系13を用いてスクリーン100上に投射することによって、スクリーン100上にフルカラーの画像を形成する。鑑賞者は、投射ユニットUによりスクリーン100に対して投射された画像を鑑賞する。
次に、図2を参照しながら、空間光変調装置10の入射面11を照明する照明装置10について説明する。なお、以下の説明においては、第2空間光変調装置10Gの入射面11を照明する第2照明装置1Gについて説明するが、他の空間光変調装置10R、10Bを照明する照明装置1R、1Bもほぼ同等の構成を有する。
図2において、照明装置1(1G)は、空間光変調装置10の入射面11を照明するものであって、レーザ光L1を射出する複数のレーザ光源装置2と、レーザ光源装置2から射出されたレーザ光L1が入射されるとともに、その入射されたレーザ光L1により回折光L2を生成し、回折光L2で入射面11上を照明する回折光学素子4Kとを備えている。複数のレーザ光源装置2はアレイ状に配置されており、本実施形態においては、一次元方向(X軸方向)に複数並んで設けられている。図2においては、レーザ光源装置2の光射出面は+Z側を向いており、各レーザ光源装置2は+Z方向に向けてレーザ光L1を射出する。回折光学素子4Kは、複数のレーザ光源装置2のそれぞれに対応するように複数設けられている。回折光学素子4Kは支持部材4Bに支持されている。図2に示す例では、回折光学素子4Kは、複数のレーザ光源装置2に対応するように、支持部材4B上で一次元方向(X軸方向)に複数並んで設けられている。複数の回折光学素子4Kのそれぞれは、複数のレーザ光源装置2の位置及び特性等に応じて最適化されている。
そして、空間光変調装置10の入射面11は、回折光学素子4Kに入射するレーザ光の延長線上から外れた位置に設けられている。具体的には、入射面11は、回折光学素子4Kから発生する0次光が入射されない位置に設けられている。そして、回折光学素子4Kは、発生した1次光で入射面11を照明する。
回折光学素子4Kと入射面11との間には光学素子5が設けられている。光学素子5は、回折光学素子4Kからの1次光が照射されるとともに、射出する光の射出角度を調整する角度調整機能を有している。光学素子5は、屈折レンズ(フィールドレンズ)によって構成されている。屈折レンズは、例えば球面レンズ、又は非球面レンズ等の光軸に対して回転対称な軸対象レンズを含む。あるいは、光学素子5はフレネルレンズ等を含むものであってもよい。光学素子5は、回折光学素子4Kのそれぞれから照射された光の射出角度、ひいては入射面11に対する光の入射角度を調整可能である。本実施形態では、光学素子5は、複数の回折光学素子4Kのそれぞれからの回折光(1次光)L2で、入射面11上の所定領域を重畳的に照明するように、射出する光の射出角度を調整できるように最適化されている。
回折光学素子4Kは、レーザ光源装置2により照射されたレーザ光L1により回折光L2を生成し、その回折光L2で入射面11を所定の照明領域で照明する。また、回折光学素子4Kにより生成される回折光L2は所定の領域を照明するように拡散された光であり、回折光学素子4Kは、その拡散された光(回折光)L2で入射面11を所定の照明領域で照明し、照明領域での照度を均一化する。そして、回折光学素子4Kは、その回折光学素子4Kの光射出面から光が射出される射出領域よりも大きい照明領域で入射面11を照明する。すなわち、回折光学素子4Kは所謂拡大系(拡大照明系)である。また、本実施形態においては、回折光学素子4Kは、入射面11上を矩形状の照明領域で照明する。
図3は回折光学素子4Kの一例を示す模式図であって、図3(A)は平面図、図3(B)は図3(A)のA−A線断面矢視図である。図3に示す回折光学素子は、その表面に複数の矩形状の凹部(凹凸構造)4Mを有している。凹部4Mは互いに異なる深さを有している。また、凹部4Mどうしの間の複数の凸部も互いに異なる高さを有している。そして、凹部4Mどうしのピッチd(凹部又は凸部の幅)及び凹部4Mの深さt(凸部の高さ)を含む回折光学素子4Kの表面条件を適宜調整することにより、この回折光学素子4Kに照射された光を拡散させ、照明領域の大きさ及び形状を設定することができる。換言すれば、凹部4Mどうしのピッチd及び凹部4Mの深さtを含む表面条件を最適化することにより、回折光学素子4Kに所定の機能を持たせることができる。また、凹部4Mどうしのピッチdや凹部4Mの深さtの値を回折光学素子4Kの表面の複数の領域毎にそれぞれ異ならせる場合には、回折光学素子4Kの表面条件には、形成される凹部4Mどうしのピッチdの分布や、凹部4Mの深さtの分布も含まれる。凹部4Mどうしのピッチd及び凹部4Mの深さtを含む表面条件を最適化する設計手法としては、例えば反復フーリエ法など、所定の演算手法(シミュレーション手法)が挙げられる。そして、回折光学素子4Kの表面条件を最適化することで、所望の機能を有する回折光学素子4Kを形成することができる。
なお、回折光学素子4Kとしては、矩形の凹部4Mを有するものに限られず、互いに異なる方向を向く平面を組み合わせた表面を有する回折格子であってもよい。例えば、回折光学素子4Kとしては、図4に示すような、斜面を有する三角形状の凹部を有するものであってもよい。また、回折光学素子4Kとしては、図3に示したような矩形状の凹部を有する領域と、図4に示したような三角形状の凹部を有する領域とのそれぞれを有するものであってもよい。そして、その表面条件を最適化することにより、所望の機能を有する回折光学素子4Kを形成することができる。
図5は回折光学素子4Kを含む照明装置1で照明された入射面11を示す模式図である。図5に示すように、回折光学素子4Kを含む照明装置1は、入射面11上での照明領域LAを設定することができる。具体的には、回折光学素子4Kを含む照明装置1は、入射面11上での照明領域LAの大きさ及び形状の少なくとも一方を設定することができる。本実施形態では、回折光学素子4Kを含む照明装置1は、照明領域LAを矩形状(長方形状)に設定する。本実施形態の入射面11は矩形状(長方形状)であり、回折光学素子4Kを含む照明装置1は、入射面11に応じた照明領域LAを設定する。照明領域LAの大きさ及び形状は、回折光学素子4Kの表面条件(凹部4Mどうしのピッチd、凹部4Mの深さtなど)を適宜調整することにより設定可能である。換言すれば、凹部4Mどうしのピッチd及び凹部4Mの深さtを含む表面条件を最適化することにより、回折光学素子4Kに照明領域設定光学系としての機能を持たせることができる。また、回折光学素子4Kの表面条件を最適化することにより、照明領域LAでの照度を均一化できるような回折光を生成でき、また、回折光学素子4Kの光射出面から光が射出される射出領域よりも大きい照明領域LAで入射面11を照明することができる。そして、上述の反復フーリエ法など、所定の手法を用いて回折光学素子4Kの表面条件を最適化することで、所望の機能(照明領域設定機能、拡散光生成機能、拡大照明機能等)を有する回折光学素子4Kを形成することができる。
すなわち、本実施形態の回折光学素子4Kは、照明領域設定機能、拡散光生成機能(照度均一化機能)、及び拡大照明機能のそれぞれを有しており、それらの機能を有するように、凹部4Mどうしのピッチd及び凹部4Mの深さtを含む表面条件が最適化されている。
なお、本実施形態では、回折光学素子4Kは、照明領域LAを矩形状に設定しているが、凹部4Mどうしのピッチd及び凹部4Mの深さtを含む表面条件を最適化することにより、例えば照明領域LAをライン状や円形状など、任意の形状に設定することができる。
ここで、図6を参照しながら、回折光学素子4Kの製造方法の一例について説明する。図6(A)に示すように、石英基板上にレジストを塗布した後、電子ビーム描画装置によりレジストに電子ビームを照射し、このレジストをパターニングする。次いで、エッチング処理することにより、図6(B)に示すように、石英からなるモールド(型)を形成する。そして、合成樹脂製のフィルム状部材など、回折光学素子を形成するための基板とモールドとを、基板のガラス転移温度以上に加熱する。そして、図6(C)に示すように、基板とモールドとを押し付け、一定時間保持する。その後、基板とモールドとを、基板のガラス転移温度以下に冷却し、基板とモールドとを離す。これにより、図6(D)に示すように、所望の形状を有する合成樹脂製の回折光学素子が形成される。このように、本実施形態では、モールド(型)を形成した後、そのモールドの形状を基板に熱転写する、所謂ナノインプリントの手法により、回折光学素子を形成する。
なお、ここで説明した回折光学素子の製造方法は一例であり、所望の形状を有する回折光学素子を製造できるのであれば、任意の手法を用いることができる。
以上説明したように、本実施形態の画像表示装置(プロジェクタ)PJによれば、入射面11は、レーザ光源装置2から回折光学素子4Kに入射するレーザ光L1の延長線上から外れた位置に設けられているので、仮に回折光学素子4Kから0次光が発生しても、その0次光が入射面11に入射することを抑制することができる。本実施形態においては、回折光学素子4Kは、上述の反復フーリエ法等の所定の手法を用いて、0次光を発生させないように設計され、発生した1次光によって、均一な照度分布で空間光変調装置10の入射面11を照明できるように設計されているが、例えば回折光学素子4Kを製造するときの製造誤差(プロセス誤差)や、レーザ光源装置2から射出されるレーザ光L1の波長誤差等に起因して、回折光学素子4Kより0次光が発生してしまう可能性がある。なお、レーザ光源装置2から射出されるレーザ光L1の波長の誤差(ぶれ)は、例えば温度変化に起因する。0次光は、回折光学素子4Kに入射するレーザ光L1の延長線上に形成される場合が多い。すなわち、図2においては、0次光は、回折光学素子4Kの光射出面の法線方向(Z軸方向)に射出される場合が多い。そのような場合において、空間光変調装置10の入射面11が、回折光学素子4Kに入射するレーザ光L1の延長線上に配置されている場合、空間光変調装置10の入射面11に、0次光が照射されてしまう可能性がある。空間光変調装置10の入射面11に0次光が照射された場合、入射面11のうち、0次光が照射された部分の照度(輝度)が局所的に増大する場合がある。その場合、その空間光変調装置10に基づいて形成される画像は不良となる。本実施形態では、入射面11は、レーザ光源装置2から回折光学素子4Kに入射するレーザ光L1の延長線上から外れた位置に設けられているので、仮に回折光学素子4Kから0次光が発生しても、その0次光が入射面11に照射されることを抑制することができる。したがって、所望の画像を形成することができる。
また、本実施形態の照明装置1によれば、装置の大型化や複雑化、あるいは装置コストの上昇を抑え、入射面11を均一な照度分布で効率良く照明することができる。すなわち、レーザ光源装置から射出されたレーザ光を用いて入射面11を均一な照度分布で照明するために、例えばロッドインテグレータやフライアイレンズ等の光学系を用いた場合、部品点数の増大や光学系の複雑化を招き、装置全体の大型化、複雑化を招く虞がある。また、部品点数の増大やロッドインテグレータ等の高価な部品の使用により装置コストの上昇を招く虞もある。更には、各光学素子の界面より発生するフレネル反射損失等、光利用効率等の低下を招く虞もある。本実施形態では、比較的安価な光学素子を用い、しかもその部品点数が抑えられているので、装置の大型化や複雑化、あるいは装置コストの上昇を抑え、入射面11を効率良く照明することができる。
また、回折光学素子4Kは入射面11上での照明領域LAを設定することができるので、照明領域LAを効率良く照明することができる。すなわち、レンズ等を介した光で入射面11を照明した場合、照明領域LAの形状と入射面11の形状とが異なる状況が生じる可能性がある。すなわち、例えば入射面11が矩形状であるのに対して、レンズを介して入射面11を照明したときの照明領域LAが円形状となる可能性がある。この場合、光の漏洩を抑えつつ、入射面11を照明するためには、円形状の照明領域LAを拡大するとともに、遮光部材等を用いて、照明領域LAを整形する必要がある。この場合、光利用効率が低下する。本実施形態では、回折光学素子4Kを用いて照明領域LAを設定することにより、回折光学素子4Kで生成した光のほぼ全てを入射面11に照射することができ、光利用効率を向上することができる。
また、光源としてレーザ光源装置を用いているので、偏光された光を射出することができ、光源として例えば超高圧水銀ランプ等の白色光源を用いる構成に比べて、偏光分離素子(偏光ビームスプリッタ)や、色分離素子(ダイクロイックミラー)等の部品を省略することができる。また、狭波長帯域のレーザ光(基本色光)を射出するので、そのレーザ光を用いて画像を表示する際、良好な色再現性を得ることができる。また、液晶装置(ライトバルブ)には紫外光が照射されないので、ライトバルブの劣化を抑制することもできる。
また、本実施形態においては、照明装置1は複数のレーザ光源装置2を備えているので、入射面11上での光量(照度)を増大することができる。そして、その照明装置1で照明された入射面11を介した光により画像を表示することにより、画像の高輝度化、高コントラスト化を実現することができる。
また、本実施形態においては、照明装置1は複数のレーザ光源装置2を備えているので、スペックルパターンの発生を抑えることもできる。スペックルパターンとは、レーザ光のようなコヒーレント光で粗面や不均質な媒質を含む散乱面を照射し、その散乱光を観察したとき、空間に生じるコントラストの高い斑点状の模様をいう。散乱面の各点で発生した散乱光は、互いにランダムな位相関係で干渉し、その結果複雑な干渉パターンを生じ、入射面11を不均一な照度分布で照明する可能性がある。本実施形態では、照明装置1は複数のレーザ光源装置2を備えており、それら複数のレーザ光源装置2のそれぞれから射出されたレーザ光は互いにインコヒーレントであるため、互いに異なる照度分布(輝度分布)を持つ光で入射面11を照明することとなる。そのため、それら各レーザ光に基づく回折光を入射面11上で重ね合わせることにより、見た目上のスペックルパターンを低減し、入射面11上での照度分布をほぼ均一にすることができる。したがって、画像表示装置PJは、輝度むら(照度むら)が小さい画像を表示することができる。
また、光学素子5を設けたことにより、入射面11に対する光の入射角度を小さくすることができ、入射面11を効率良く照明することができる。また、複数の回折光学素子4Kのそれぞれで生成した回折光L2で、入射面11上の所定領域を重畳的に照明することができる。これにより、入射面11を高い照度で効率良く照明することができる。また、スペックルパターンの発生を抑え、入射面11をほぼ均一な照度分布で照明することができる。
また、図3等を参照して説明したように、回折光学素子4Kはナノインプリントの手法で製造することができるため、回折光学素子を容易に大量に製造することができ、製造コストを低減することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態について図7を参照しながら説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
上述の図2の実施形態においては、回折光学素子4Kの表面(光射出面)と、空間光変調装置10の入射面11とはほぼ平行に設けられているが、図7に示すように、回折光学素子4Kの表面(光射出面)と、空間光変調装置10の入射面11とを互いに異なる方向に向くように配置してもよい。こうすることにより、装置の小型化を図ることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について図8を参照しながら説明する。図8は空間光変調装置10(入射面11)と、複数のレーザ光源装置2との位置関係を模式的に示す平面図である。図8に示すように、入射面11は平面視において略矩形状(長方形状)であり、Y軸に平行な第1の辺H1と、X軸に平行な第2の辺H2とを有している。なお、平面視とは、ある面(ここでは入射面)に対して垂直な方向からその面を見たときの形状、位置関係を言う。すなわち、平面視とは、ある面に沿う二次元方向における形状、位置関係を言う。したがって、例えば、入射面11が平面視において略矩形状である、とは、入射面11が二次元方向において略矩形状である、ということである。第2の辺H2は第1の辺H1よりも長い。そして、複数のレーザ光源装置2の光射出面が、平面視において第2の辺H2に沿って並ぶように配置されている。
このような配置にすることにより、複数のレーザ光源装置2のそれぞれを入射面11に近い位置に配置することができるので、入射面11を高い照度で、且つほぼ均一な照度分布で効率良く照明することができる。また、複数のレーザ光源装置2によってスペックルパターンの発生を抑えることができる。
すなわち、図9に示すように、例えば入射面11の辺に対して垂直方向に並ぶように複数のレーザ光源装置2を配置した場合、複数のレーザ光源装置2のうち、入射面11に最も遠いレーザ光源装置2Tから射出されたレーザ光L1に基づいて回折光学素子4Kで生成された回折光L2の入射面11での照度が低下してしまう可能性がある。すなわち、レーザ光源装置2Tは入射面11から遠いので、そのレーザ光源装置2Tから射出されたレーザ光L1に基づいて生成された回折光のうち、入射面11に入射可能な光は、回折角が大きい高次の回折光となってしまう場合がある。高次の回折光は回折効率が低いため、入射面11での照度が低下する。
一般に、回折格子の凹部4M(スリット)の幅をα、回折格子の凹部4Mどうしのピッチをd、光が入射している範囲での凹部4Mの数をM、回折格子に入射する光強度をI、回折格子から射出する光強度をI 、N次の回折光の角度(回折角)をθ、回折格子に対するレーザ光の入射角度をθとした場合、以下の(1)式、(2)式が成り立つ。
Figure 0004367394
Figure 0004367394
このように、高次の回折光では、回折効率(入射する光強度と射出する光強度との比=I/I)が低下する。
そこで、図8に示したような配置にすることにより、入射面11に対して著しく遠い位置にレーザ光源装置2が配置されることを防ぎ、複数のレーザ光源装置2のそれぞれを入射面11に近い位置に設けることができる。したがって、低次の回折光(1次光)を入射面11に入射させることができ、回折角の増大に伴う回折効率の低下、ひいては入射面11に入射する光強度(照度)の低下を抑制することができる。
また、図8の実施形態では、複数のレーザ光源装置2は、1つの辺に沿って並んで配置されており、入射面11を一方向(−Y方向)のみから照明する構成である。そのため、装置の小型化を図ることができる。
なお、図8の実施形態では、複数のレーザ光源装置2は、第2の辺H2に沿って並んで配置されているが、各部材の配置を考慮して、第1の辺H1に並べて配置することもできる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について図10及び図11を参照しながら説明する。図10は空間光変調装置10(入射面11)と、複数のレーザ光源装置2との位置関係を模式的に示す平面図、図11は側面図である。
本実施形態においては、複数のレーザ光源装置2の光射出面は、入射面11のうち互いに対向する第2の辺H2のそれぞれに沿って並ぶように配置されている。また、図11に示すように、複数のレーザ光源装置2のそれぞれから射出されたレーザ光L1は、回折光学素子4Kで回折光L2に変換された後、光学素子5を介して入射面11に入射されるようになっている。そして、複数のレーザ光源装置2は、2つの辺に沿って並んで配置されており、入射面11を双方向(+Y方向及び−Y方向)から照明する構成である。このように、入射面11を双方向から照明することにより、偏りの少ない均一な照度分布で入射面11を照明することができる。また、照明装置1は、入射面11を高い照度で照明することができる。
また、図11に示すように、本実施形態では、回折光学素子4Kに入射するレーザ光L1の延長線上には、遮光部材9が配置されている。したがって、仮に回折光学素子4Kから0次光が発生しても、遮光部材9によって遮光することができる。したがって、例えば0次光がスクリーン100等に到達してしまう不都合を防止することができる。
なお、上述の第1〜第4実施形態においても、回折光学素子4Kから発生する0次光の光路上に、図11に示すような遮光部材を配置することができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態について図12を参照しながら説明する。図12は空間光変調装置10(入射面11)と、複数のレーザ光源装置2との位置関係を模式的に示す平面図である。
図12において、入射面11は、互いに対向する第1の辺H1と、互いに対向する第2の辺H2とを有しており、互いに対向する2つの辺を2組有した構成となっている。そして、複数のレーザ光源装置2の光射出面が、平面視において、第1、第2の辺H1、H2のそれぞれに沿って並ぶように配置されている。そして、複数のレーザ光源装置2は、入射面11を4つの方向から照明することができる。このように、入射面11を複数の方向(4つの方向)から照明することにより、偏りの少ない均一な照度分布で入射面11を照明することができる。また、照明装置1は、入射面11を高い照度で照明することができる。
なお、上述の第3〜第5実施形態において、複数のレーザ光源装置2のそれぞれの動作を制御する制御装置を設け、その制御装置を用いて、各レーザ光源装置2の光射出動作を制御するようにしてもよい。例えば、図12に示したように、第1、第2の辺H1、H2のそれぞれに沿うようにレーザ光源装置2を配置した場合、制御装置は、それら複数のレーザ光源装置2のうち、必要に応じて、一部のレーザ光源装置2のみからレーザ光を射出するようにしてもよい。
なお、上述の第1〜第5実施形態においては、回折光学素子として透過型の回折光学素子(回折格子)のうち、位相変調型の回折光学素子を用いているが、振幅変調型の回折光学素子を用いることもできる。また、透過型の回折光学素子に限られず、反射型の回折光学素子を用いることもできる。また、例えば、透過型の回折光学素子と、反射型の回折光学素子とを組み合わせてもよい。そして、それら回折光学素子の表面条件を最適化することにより、その回折光学素子に所望の機能を持たせることができる。
なお上述の各実施形態においては、空間光変調装置として透過型の液晶装置(ライトバルブ)を用いているが、反射型の液晶装置を用いることもできるし、例えばDMD(Digital Micromirror Device)等の反射型光変調装置(ミラー変調器)を用いてもよい。
なお、上述の各実施形態では、スクリーン100の正面側からスクリーン100上に画像情報を含む光を投射するフロント投射型のプロジェクタを例にして説明したが、投射ユニットUと、スクリーン100と、筐体とを有し、投射ユニットUがスクリーン100の背面側に配置され、スクリーン100の背面側からスクリーン100上に画像情報を含む光を投射する所謂リアプロジェクタに、上述の各実施形態の照明装置1を適用することもできる。
なお、上述の実施形態のプロジェクタPJは、各基本色光(R、G、B)を射出可能なレーザ光源装置2をそれぞれ有する第1、第2、第3照明装置1R、1G、1Bを有しているが、赤色光(R)を射出する赤色レーザ光源装置、緑色光(G)を射出する緑色レーザ光源装置、及び青色光(B)を射出する青色レーザ光源装置をアレイ状に配置した構成を有する照明装置を1つ有する構成であってもよい。この場合、各基本色光を射出可能なレーザ光源装置のレーザ光射出動作を時分割で行い、その各レーザ光源装置のレーザ光射出動作に同期して、ライトバルブの動作を制御することにより、1つの照明装置及び1つのライトバルブでスクリーン100上にフルカラー画像を表示することができる。
<第6実施形態>
なお、上述の各実施形態においては、照明装置1で空間光変調装置を照明し、その空間光変調装置を介した光によりスクリーン100上に画像を表示しているが、画像表示装置(プロジェクタ)としては、空間光変調装置を有していなくてもよい。例えば図13に示すような、画像情報を含むスライド(ポジフィルム)10’の面11’を照明装置1で照明し、スクリーン100上に画像情報を含む光を投射する、所謂スライドプロジェクタに、上述の各実施形態の照明装置1を適用することも可能である。
また、画像表示装置としては、投射系を有さず空間光変調装置の画像を直接観察する直視型の画像表示装置であってもよい。
なお、上述の第1〜第6実施形態においては、回折光学素子4Kと入射面11との間に光学素子5が設けられているが、光学素子5は無くてもよい。回折光学素子4Kを最適化することにより、回折光学素子4Kで生成した回折光(1次光)L2で入射面11を所望状態で照明することができる。
<第7実施形態>
なお、上述の各実施形態においては、入射面11を、回折光学素子4Kから発生する0次光が入射されない位置に設けるために、回折光学素子4Kに入射するレーザ光の延長線上から外れた位置に設けているが、回折光学素子が0次光を斜め方向に射出する場合には、入射面11を、回折光学素子4Kに入射するレーザ光の延長線上に設けてもよい。要は、入射面11に、回折光学素子4Kから発生する0次光が入射されないようにすればよい。
例えば、図14の模式図に示すように、回折光学素子4Kに、回折光学機能及びプリズム機能を持たせることにより、回折光学素子4Kから0次光が発生する場合でも、その回折光学素子4Kは、回折光学素子4Kに対してレーザ光L1が入射する方向(図ではZ軸方向)とは異なる方向(Z軸に対して斜め方向)に0次光を発生することができる。
そして、このような回折光学素子4Kを用いることにより、図15に示すように、入射面11を、回折光学素子4Kに入射するレーザ光L1の延長線上に設けた場合でも、回折光学素子4Kから発生した0次光が入射面11に入射することを抑制することができる。そして、回折光学素子4Kから発生する1次光で入射面11を照明できるように、回折光学素子4Kを調整することで、回折光学素子4Kに入射するレーザ光L1の延長線上に設けられた入射面11を、1次光で照明することができる。また、入射面11(ライトバルブ10)と、回折光学素子4Kと、レーザ光源装置2とを並べて配置することができ、画像表示装置全体のコンパクト化を図ることもできる。
なお、上述の各実施形態においては、回折光学素子4Kから発生した1次光で入射面11を照明しているが、1次光以外の例えば2次光、3次光で入射面11を照明するようにしてもよい。
第1実施形態に係る画像表示装置を示す概略構成図である。 図1の要部を示す図である。 拡散光学素子の一例を示す模式図である。 拡散光学素子の一例を示す模式図である。 照明装置で照明された第1面を示す図である。 回折光学素子の製造方法の一例を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る画像表示装置を示す概略構成図である。 第3実施形態に係る画像表示装置を模式的に示す平面図である。 レーザ光源装置と第1面との位置関係の一例を示す模式図である。 第4実施形態に係る画像表示装置を模式的に示す平面図である。 第4実施形態に係る画像表示装置を模式的に示す側面図である。 第5実施形態に係る画像表示装置を模式的に示す平面図である。 第6実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図である。 第7実施形態に係る回折光学素子の一例を説明するための模式図である。 第7実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1…照明装置、2…レーザ光源装置、4K…回折光学素子、10…空間光変調装置、11…第1面(入射面)、100…スクリーン(第2面)、H1…第1の辺、H2…第2の辺、LA…照明領域、PJ…画像表示装置(プロジェクタ)

Claims (9)

  1. 第1面を照明し、前記第1面を介した光により画像を表示する画像表示装置において、
    レーザ光をそれぞれ射出する複数のレーザ光源装置と、
    複数の前記レーザ光源装置から射出されたレーザ光が入射されるとともに、該入射されたレーザ光により回折光を生成し、前記回折光で第1面を照明する回折光学素子とを備え、
    前記第1面は、前記回折光学素子から発生する0次光が入射されない位置に設けられるとともに、第1の辺と前記第1の辺よりも長い第2の辺とを有し、
    前記第1の辺は、互いに対向するように2つ設けられ、
    前記第2の辺は、互いに対向するように2つ設けられ、
    前記複数のレーザ光源装置の光射出面が平面視において前記2つの第2の辺のそれぞれに沿って並ぶように配置されている画像表示装置。
  2. 前記第1面は、前記回折光学素子に入射するレーザ光の延長線上から外れた位置に設けられている請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記回折光学素子は1次光で前記第1面を照明する請求項1又は2記載の画像表示装置。
  4. 前記回折光学素子は前記第1面上を矩形状の照明領域で照明する請求項1〜3のいずれか一項記載の画像表示装置。
  5. 第1面を照明し、前記第1面を介した光により画像を表示する画像表示装置において、
    レーザ光をそれぞれ射出する複数のレーザ光源装置と、
    複数の前記レーザ光源装置から射出されたレーザ光が入射されるとともに、該入射されたレーザ光により回折光を生成し、前記回折光で第1面を照明する回折光学素子とを備え、
    前記第1面は、前記回折光学素子から発生する0次光が入射されない位置に設けられるとともに、第1の辺と前記第1の辺よりも長い第2の辺とを有し、
    前記第1の辺は、互いに対向するように2つ設けられ、
    前記第2の辺は、互いに対向するように2つ設けられ、
    前記複数のレーザ光源装置の光射出面が平面視において前記2つの第2の辺のそれぞれに沿って並ぶように配置され、
    さらに、前記回折光学素子に入射するレーザ光の延長線上に配置された遮光部材を備える画像表示装置。
  6. 前記複数のレーザ光源装置の光射出面が平面視において前記2つの第1の辺のそれぞれに沿って並ぶように配置されている請求項1又は5記載の画像表示装置。
  7. 前記回折光学素子は、該回折光学素子に対してレーザ光が入射する方向とは異なる方向に前記0次光を発生し、
    前記第1面は、前記回折光学素子に入射するレーザ光の延長線上に設けられている請求項1記載の画像表示装置。
  8. 前記第1面は照明された光を画像信号に応じて光変調する空間光変調装置の入射面を含む請求項1〜のいずれか一項記載の画像表示装置。
  9. 請求項1〜請求項のいずれか一項記載の画像表示装置を含み、前記第1面を介した画像情報を含む光を第2面上に投射する投射系を備えたプロジェクタ。
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