JP2008250986A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信装置が記憶しているデータベースの中から特定の個別の情報のみをネットワークに接続された端末から閲覧可能として、セキュリティの向上を図った通信装置を提供する。
【解決手段】ファクシミリ装置100(通信装置)は、ネットワークを介して端末150と通信することができる。記憶手段は、夫々が個別の情報を記述している複数のレコードの集合であるデータベースを記憶している。受信手段は、端末から、データベース中の特定のレコードに関する読出要求を受信する。ファイル生成手段は、レコードに含まれる個別の情報から、端末が閲覧可能な形式のファイルをレコード単位で生成する。送信手段は、受信手段により読出要求を受信したレコードについて、そのレコードに基づき生成したファイルを端末に送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワークを介して端末と通信可能であるとともに、電話帳データに記述されたアドレスを有する装置と通信可能な通信装置に関する。
従来、ファクシミリ装置等の通信装置のワンタッチダイヤル記憶領域に記憶された電話帳データをすべて読み出し、読み出した電話帳データを1つのテキストデータ形式のファイルとして電子メールに添付して端末へ送信する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−312317号公報
特許文献1の技術では、ワンタッチダイヤル記憶領域に記憶されている電話帳データの全てがひとつのファイルとして端末へ送信される。通信装置が記憶している電話帳データを端末で閲覧することができる。しかしながら、電話帳データに記述されている全てのデータがひとつのファイルとして端末へ送信されるので、ユーザが必要としない電話帳データまでもが閲覧可能になってしまう。電話帳データには、電話番号等の個人情報が含まれており、誰でも閲覧できることは、セキュリティの面で好ましくない。例えば、通信装置を利用するユーザが電話番号を知るために、外出先から端末を操作して通信装置に記憶されている電話番号を読み出す場合がある。ユーザは、電話をかける宛先の電話番号だけを知ることができれば十分であるが、特許文献1の技術では、目的の電話番号を閲覧するためには、すべての電話番号を出力しなければならない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、通信装置が記憶しているデータベースの中から特定の個別の情報のみをネットワークに接続された端末から閲覧可能として、セキュリティの向上を図った通信装置を提供することを目的とする。
本発明に係る通信装置は、ネットワークを介して端末と通信可能な通信装置である。この通信装置は、記憶手段(典型的にはストレージ)と受信手段とファイル生成手段と送信手段を備えている。記憶手段は、夫々が個別の情報を記述している複数のレコードの集合であるデータベースを記憶している。受信手段は、前記端末から、データベース中の特定のレコードに関する読出要求を受信する。別言すれば、データベース中の特定レコードの読出要求を受信する。ファイル生成手段は、レコードに記述されている個別の情報から、前記端末が閲覧可能な形式のファイル(terminal-viewable fileと称する場合がある)をレコード単位で生成する。送信手段は、受信手段により受信した読出要求で指定された特定のレコードについて、そのレコードに基づいてファイル生成手段が生成したファイルを前記端末に送信する。
それぞれのレコードには、前述した個別の情報(例えば、電話番号等の個人情報)が記述されている。複数のレコードの集合であるデータベースが、例えば、前述した電話帳データに相当する。上記の通信装置は、受信手段により受信した読出要求によって指定されたレコードについて、そのレコードに基づいてファイル生成手段が生成したファイルを、読出要求を発信した端末に送信する。したがって、端末のユーザは、通信装置から送信されるファイルから、所望の個別の情報を閲覧することが可能である。すなわち、通信装置が記憶しているデータベースの中から特定の個別の情報のみを選択的に閲覧できる。
通信装置は、レコードごとに異なるレコード識別子を生成する識別子生成手段を備えていることが好ましい。このとき、前述した受信手段は、端末から、データベースに含まれている複数のレコードの一覧要求を受信するとよい。また、前述した送信手段は、識別子生成手段が生成した複数のレコード識別子を、前記端末へ送信するとよい。
このような通信装置では、レコードの一覧(すなわち、例えば、電話帳データに記述されている宛先の一覧)を要求している端末へ、レコード識別子を送信する。レコードに記述されたそのものを送信することなく、レコードの一覧を端末のユーザに知らせることができる。端末のユーザは、複数のレコード識別子から、所望のレコードを特定することができる。
受信手段は、送信手段により送信された複数のレコード識別子の中の所定のレコード識別子とともに特定のレコードの読出要求を受信することが好ましい。このとき、送信手段は、受信したレコード識別子によって指定される特定のレコードに基づき生成されたファイルを送信することが好ましい。レコード識別子によって、複数のレコードのなかからひとつのレコードを指定することができる。
送信手段は、ファイル生成手段により生成されるファイルの名称(ファイル名)をレコード識別子として送信することが好ましい。
ファイル生成手段が生成するファイルとレコード識別子の関係をユーザにわかりやすく示すことができる。
ファイル生成手段は、受信手段により特定のレコードの読出要求を受信したことを条件として、その読出要求を受信したレコードについて、前記端末が閲覧可能な形式のファイルを生成することが好ましい。端末で閲覧しないレコードまでファイル変換することを防止できる。
レコードに記述されている個別の情報は、通信装置が、他の通信装置にデータを送信するために該他の通信装置を特定する宛先情報(例えば、通信先の電話番号)を含んでいてよい。通信装置は、他の通信装置を特定する宛先情報がそれぞれ対応付けられた複数の操作手段(例えば、複数の操作キー)を備えていることが好ましい。ユーザによる操作手段の操作に応答して、通信装置は操作手段に対応付けられた宛先情報(例えば、通信先の電話番号)を読み出す。例えば、この機能の一例として、「ワンタッチダイヤル」と呼ばれるユーザからのひとつのキー操作で所望の通信先へ電話をかけることができる機能があげられる。
操作手段には、読出情報が関連付けられていてよい。このとき、識別子生成手段は、読出情報を、その読出情報に関連付けられた操作手段に対応付けられたレコードのレコード識別子として生成することが好ましい。「読出情報」は、例えば、1桁あるいは2桁の番号でよい。電話番号のように長い桁数は必要ではなく、通信装置が記憶している宛先の数を区別することができる桁があればよい。
通常、通信装置を利用するユーザであれば、読出情報に基づいて通信先情報を特定することは容易である。したがって、端末からレコード識別子を確認するだけで、所望の通信先情報を容易に、特定することができる。
特に、電話帳データに多数の登録先が記憶されている場合、端末のユーザは、多数の登録先が記憶されている電話帳データの中からでも、容易に目的の宛先を探し出すことができる。
さらに、各レコードに、端末からの閲覧を許可するか否かが設定されているとよい。このとき、受信した読出要求が指定する特定のレコードに閲覧不可が設定されている場合に、送信手段によるファイルの送信を禁止する送信禁止手段を備えているとよい。
他人に見られたくない個人情報に関しては、禁止手段を設けて、端末からの閲覧に制限をかけることにより、より高いセキュリティを持つことができる。
また、各レコードに、端末からの閲覧を許可するか否かが設定されているとよい。このとき、送信手段は、受信手段が一覧要求を受信した際に、閲覧許可が設定されているレコードのレコード識別子のみを送信するとよい。
レコードの一覧に対応するファイル名の中から、端末からアクセスできないレコード識別子(例えばファイル名であってよい)は送信されないため、ユーザが不用意にその通信先情報の読み出しを要求することを防ぐことができる。
さらに、記憶手段に記憶されている各レコードに、レコードを識別する識別情報が付されているとよい。このとき通信装置は、端末から、識別情報と新たな個別の情報とを含んでいるファイルを受信するファイル受信手段と、データベースに含まれているレコードのうち受信したファイルに含まれている識別情報によって識別されるレコードの個別の情報を、受信したファイルに含まれている新たな個別の情報で更新する更新手段を備えているとよい。
更新すべきレコードのみを含むファイルを受信するだけで、電話帳データを更新することができる。
記憶手段は、全てのレコードをそれぞれ変換した全ファイルの合計容量より容量が小さくなるデータ形式でデータベース(電話帳データ)を記憶することが好ましい。少ない記憶容量で電話帳データを記憶することができる。
本発明によれば、通信装置が記憶している複数のレコード(電話帳データ)の中から特定のレコードのみをネットワークに接続された端末から閲覧することでセキュリティの向上を図った通信装置を実現できる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である、通信装置の一例としてのファクシミリ装置100を示した外観図である。
ファクシミリ装置100の本体の上部には、ファクシミリ送信時における原稿読取などのためのスキャナ部5が配置されている。
ファクシミリ装置100の本体の上部前方には、数値や文字、各種コマンドなどを入力する操作キー群15(操作手段)と、メニューや操作手順や実行中の処理の状態を表示するためのLCD16(表示部)とが設けられている。操作キー群15には、ワンタッチキーが複数あり、それぞれのキーに対応付けて、電話番号やメールアドレスが記憶されている。ユーザは、このワンタッチキーを押すだけで、そのキーに対応する電話番号またはメールアドレスを呼び出すことかできる。なお、本実施例では、電話番号またはメールアドレスを「宛先情報」と総称する場合がある。
ファクシミリ装置100の本体の下部には、給紙カセット3および排紙部4が設けられている。ファクシミリ装置100は、給紙カセット3にセットされた記録用紙を給紙し、排紙部4に排紙する。またファクシミリ装置100は、ファクシミリ機能により受信したファクシミリデータにおける画像を、給紙カセット3にセットされた記録用紙に印刷し、排紙部4に排紙する。
次に、図2を参照して、ファクシミリ装置100と端末150との電気的構成について説明する。図2に、ファクシミリ装置100のブロック図を示す。ファクシミリ装置100は、LAN102を介して端末150に接続され、通信を行うことができる。
ファクシミリ装置100には、CPU110、記憶装置120、ファクシミリユニット112等が設けられている。
ファクシミリユニット112には、具体的には、スキャナ、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下、「NCU」という)、モデム、バッファ、符号化部、復号化部、プリンタとを備える。ファクシミリ装置100のCPU110は、回線制御を行うNCUを介して送受信される各種信号に従って、装置各部を制御してファクシミリ動作、即ち、データ通信を実行するものである。
記憶装置120は、このファクシミリ装置100で実行される制御プログラムや、このファクシミリ装置100に記憶されている電話帳データ126を記憶している。また、記憶装置120は、ファクシミリ装置100の各動作の実行時に、各種のデータを一時的に記憶するためのメモリも有する。
ファクシミリユニット112は、スキャナにより読み取った画像を、後述する電話帳データに記述された送信先へファクシミリ送信できる。またファクシミリユニット112は、端末150から送られる文書データを、電話帳データに記述された送信先へファクシミリ送信できる。
CPU110は、記憶装置120に記憶されたプログラムに基づいて各種の処理を実行する。CPU110が実行する処理は、例えば、ファクシミリユニット112を制御する処理や、端末150とのデータ送受信処理などである。
記憶装置120には、各種のプログラムとデータが記憶されている。記憶装置120に格納されているプログラムには、通信処理プログラム122とファクシミリ制御プログラム124がある。なお、図2に示す「PGM」の文字は、プログラムを意味している。
記憶装置120に記憶された各種のプログラムとデータについて説明する。
通信処理プログラム122には、端末150から送信されるコマンドやデータを受信する処理が記述されている。また、通信処理プログラム122には、受信する処理に応答して、端末にファイル等を送信する処理も記述されている。
ファクシミリ装置100が端末150から受信するコマンドは、例えば、ファイル一覧要求コマンド、ファイル読出しコマンド、ファイル書込みコマンドなどである。これらのコマンドに応じた処理については後述する。
ファクシミリ制御プログラム124には、ファクシミリユニット112を制御するための処理が記述されている。
次に端末150について説明する。端末150は、パーソナルコンピュータである。端末150は、CPU152と記憶装置160を備える。また、図示を省略しているが端末150はディスプレイを備える。
CPU152は、記憶装置160に記憶されたプログラムに基づいて各種の処理を実行する。記憶装置160には、通信処理プログラム161と表示処理プログラム162とファイル164が記憶されている。通信処理プログラム161には、ファクシミリ装置100とコマンドやデータを送受信するための処理が記述されている。表示処理プログラム162には、ファイルやフォルダなどの情報や、ファクシミリ装置100から受信するエラーメッセージをディスプレイに表示するための処理が記述されている。ファイル164は、端末150のユーザが作成したファイルや、ファクシミリ装置100から受信したファイルなどである。
ファクシミリ装置100の通信処理プログラム122、及び、端末150の通信処理プログラム161には、ファイル共有プロトコルに基づいた通信手順が記述されている。従って、ファクシミリ装置100と端末150は、ファイル共有プロトコルに基づいてデータやコマンドを送受信することができる。ファイル共有プロトコルは、例えば、WebDAV(Web−based Distributed Authoring and Versioning)である。
ファイル共有プロトコルには、端末150とファクシミリ装置100の間で送受信される幾つかのコマンドが規定されている。例えばWebDAVでは、PROPFINDコマンド(ファイル一覧要求コマンド)、GETコマンド(ファイル読出しコマンド)、PUTコマンド(ファイル書込みコマンド)などが規定されている。PROPFINDコマンドは、相手の装置(端末150又はファクシミリ装置100)が記憶しているファイルの一覧情報の送信を要求するコマンドである。GETコマンドとPUTコマンドは、特定のファイル名とともに送信される。GETコマンドは、指定したファイルを相手の装置が有する場合に、その指定したファイルの送信を要求するコマンドである。換言すれば、GETコマンドは、指定したファイルを相手の装置から読み出すためのコマンドである。PUTコマンドは、特定のファイル名とともに、そのファイル名を有するファイルも送信する。PUTコマンドは、指定したファイルを記憶することを相手の装置に要求するコマンドである。換言すれば、PUTコマンドは、指定したファイルを相手の装置に書き込むためのコマンドである。
ファクシミリ装置100と端末150は、これらのコマンドを送受信することで、ファイルの一覧の情報やファイルを送受信することができる。
ファクシミリ装置100のCPU110が実行する処理を具体的に説明する。図3は、ファクシミリ装置100と端末150との間の通信処理のフローチャート図である。
ファクシミリ装置100は、端末150からコマンドを受信すると、本処理を実行する。具体的には、CPU110が、通信処理プログラム122を読み出して実行を開始する。まず、ファクシミリ装置100は、端末150から受信したコマンドの種類を特定する(ステップS102)。受信したコマンドがファイル一覧要求コマンド(PROPFINDコマンド)の場合はステップS104に移行する。受信したコマンドがファイル読出しコマンド(GETコマンド)の場合はステップS108に移行する。受信したコマンドがファイル書込みコマンド(PUTコマンド)の場合は、ステップS114に移行する。
ファイル一覧要求コマンドを受信したときの処理を説明する。
ファクシミリ装置100は、ファイル一覧要求コマンドを受信すると、記憶している電話帳データ126に基づいて所定のファイル名を作成する(ステップS104)。
図4に、電話帳データ126のデータ構造を示す。電話帳データ126は、宛先名(Name)とアドレス(電話番号とメールアドレスの少なくとも一方)が対応付けられたデータの集合である。宛先名とアドレスの組は、ひとつのレコードとして記憶されている。即ち、電話帳データ126は、宛先名とアドレスが対応付けられた複数のレコードの集合である。夫々のレコードにはレコード番号が付されている。例えば、レコード番号「1」のレコードでは、「AAA」という宛先名に、「1234567」という電話番号が対応付けられている。レコード番号「2」のレコードでは、「BBB」という宛先名に、「xxx@yyy.com」というメールアドレスが対応付けられている。また、レコード番号「3」のレコードでは、「CCC」という宛先名に、「9876543」という電話番号が対応付けられている。またレコード番号「4」のレコードには、「DDD」という宛先名に、「2345678」という電話番号が対応付けられている。
また、各レコードには、ワンタッチ番号が対応付けられている。例えば、レコード番号「1」のレコードでは、ワンタッチ番号が「1」である。これは、ファクシミリ装置100のワンタッチキー(操作キー15のうちのひとつ)の「1」と対応している。ユーザが、ワンタッチキーの「1」を押すと、「1234567」の電話番号が読み出される。このワンタッチ番号は、端末150にファイルを送信する際のファイル名としても用いられる。
さらに各レコードには、読出可否情報を有している。「読出可否情報」は、レコードの読み出しを端末150に許可するか禁止するか否かを定めるフラグである。例えば、レコード番号「4」のレコードには、「NO」のフラグ(読出し不可のフラグ)が設定されている。ファクシミリ装置100は、端末150からのファイル一覧要求を受信したときに、「NO」が設定されているレコード(レコード番号「4」)のファイル名を生成しない。他方、ファクシミリ装置100は、端末150からのファイル一覧要求を受信したときに、読出可否情報に「YES」のフラグ(読出し許可フラグ)が設定されているレコードのファイル名を生成する。ファクシミリ装置100は、端末150からのファイル一覧要求を受信すると、読出可否情報に「YES」のフラグが設定されているレコードのファイル名のみを生成して端末150へ送信する。すなわち、ファクシミリ装置100は、レコード番号「4」のファイル名を生成することなく、レコード番号「1」「2」「3」に対応するファイル名のみを生成して端末150へ送信する。
電話帳データ126自体はひとつのまとまったデータ(データベース)である。ステップS104の処理では、ひとまとまりの電話帳データ126から、記憶しているレコードの数と同数(ただし、読出可否情報に「YES」が設定されているレコードの数)のファイル名を作成する。ステップS104では、「OneTouch_」という文字綴りにレコード番号を付し、さらに拡張子として「txt」を付したファイル名を作成する。図4に示す電話帳データ126には、レコード番号が「1」、「2」、「3」、「4」の4つのレコードが含まれている。このうち、レコード番号「1」、「2」、「3」の3つのレコードについては、読出可否情報に「YES」が設定されている。ファクシミリ装置100は、この3つのレコードのレコード番号に対応して、「OneTouch_1.txt」、「OneTouch_2.txt」、及び、「OneTouch_3.txt」という3つのファイル名を作成する。また、夫々のファイル名は、電話帳データ126の中の夫々のワンタッチ番号に対応する。
図3のフローチャートの説明に戻る。
ステップS106では、ステップS104で作成されたすべてのファイル名を端末150へ送信する。即ち、ファクシミリ装置100は、電話帳データに含まれるレコードの一覧の情報を、ファイル名の一覧の情報として端末150へ送信する。
なお、ファクシミリ装置100からファイル名を受信した端末150は、受信したファイル名を表示装置に表示する。このとき端末150は、受信したファイル名のそれぞれを表すアイコンを対応付けて表示する(図5参照)。
次に、ファイル読出しコマンドを受信したときの処理を説明する。
ファクシミリ装置100は、ファイル読出しコマンドを受信すると、ファイル読出しコマンドが指定するファイル名が存在するか否かを判断する(ステップS108)。指定されたファイル名が存在するか否かの判断は、具体的には次の通り行われる。ファクシミリ装置100は、ステップS104の処理と同様に、電話帳データ126に含まれるレコードに応じたファイル名を作成する。ファイル読出しコマンドが指定するファイル名が、作成したファイル名の中に含まれている場合に、ファイル読出しコマンドが指定するファイル名が存在すると判断する。換言すれば、ステップS108の処理は、ファイル読出しコマンドが指定するファイル名によって特定されるレコード番号が、電話帳データ126に含まれているレコードの番号に一致するか否かを判断する。このとき、ファイル名を作成せずに、電話帳データ126に含まれるワンタッチ番号と比較することにより、指定されたファイル名が存在するか否かを判断してもよい。
ファイル読出しコマンドが指定するファイル名が存在しない場合(ステップS108:NO)、ファクシミリ装置100は、該当するファイルが存在しない旨のエラーメッセージを作成する(ステップS116)。次いで、作成したエラーメッセージを端末150へ送信する(ステップS118)。
ファイル読出しコマンドによって指定されるファイル名が存在する場合(ステップS108:YES)、ファクシミリ装置100は、指定されたファイル名のファイルを作成する(ステップS110)。
ステップS110の処理を具体的に説明する。
ファイル読出しコマンドによって指定されるファイル名が存在する場合には、そのファイル名が特定のレコード番号に対応する。別言すれば、ファイル読出しコマンドによってレコードが指定される。ファクシミリ装置100は、指定されたファイル名によって特定されるレコード(ファイル読出しコマンドによって指定されるレコード)を一つのテキストファイルに変換する。テキストファイルは、端末150が閲覧可能なファイル形式である。また、ファクシミリ装置100は、レコード単位でファイルを生成する。すなわちステップS110では、受信したファイル読出しコマンドによって指定されるレコードに基づいてテキストファイルが生成される。さらに別言すれば、ステップS110では、受信したファイル読出しコマンドによって指定されるレコードがテキストファイルに変化される。
変換されるテキストファイルの例を、図4を参照して説明する。ファイル読出しコマンドによって指定されるファイル名が「OneTouch_1.txt」の場合、ファイル名「OneTouch_1.txt」は、レコード番号「1」のレコードに対応する。ファクシミリ装置100は、レコード番号「1」のレコードを読出してそのレコードの内容を一つのテキストファイルに変換する。レコード番号「1」のレコードは、図4に示すテキストファイル126aに変換される。図3のテキストファイル126aに示されている<CR>は、テキストファイルにおけるキャリッジリターンの制御コードを意味している。<LF>は、テキストファイルにおけるラインフィードの制御コードを意味している。<EOF>は、テキストファイルにおけるエンドオブファイルの制御コードを意味している。即ち、レコード番号「1」のレコードは、ファイル本文の第1行目のテキスト文字列が「Name:AAA」であり、第2行目のテキスト文字列が「Phone Number:1234567」である2行のテキストファイル126aに変換される。
ファイル読出しコマンドによって指定されるファイル名が「OneTouch_2.txt」の場合、ファクシミリ装置100は、ファイル名「OneTouch_2.txt」が特定するレコード番号「2」のレコードを読み出して、テキストファイル126bに変換する。テキストファイル126bは、第1行目のテキスト文字列が「Name:BBB」であり、第2行目のテキスト文字列が「Mail Address:xxx@yyy.com」である2行のテキストファイルである。同様にファイル読出しコマンドによって指定されるファイル名が「OneTouch_3.txt」の場合、ファクシミリ装置100は、ファイル名「OneTouch_3.txt」が特定するレコード番号「3」のレコードを読み出して、テキストファイル126cに変換する。テキストファイル126cは、第1行目のテキスト文字列が「Name:CCC」であり、第2行目のテキスト文字列が「Phone Number:9876543」である2行のテキストファイルである。
このようにステップS110では、ファイル読出しコマンドが指定するファイル名によって特定されるレコードを一つのテキストファイルに変換する。
次にステップS112では、ステップS110の処理で変換したテキストファイルを端末150へ送信する。
端末150は、電話帳データ126に含まれるレコードをテキストファイルとして受信する。電話帳データ126に多数のレコードが含まれている場合でも、端末150のユーザは、特定のレコードのみをテキストファイルとして閲覧したり編集したりすることができる。
次に、ファイル書込みコマンド(PUTコマンド)を受信したときの処理を説明する。
ファクシミリ装置100は、ファイル書込みコマンドを受信すると、そのコマンドのフォーマットが適切か否かを判断する(ステップS114)。ステップS114ではまた、ファイル書込みコマンドによって指定されるファイルが存在するか否かを判断する。端末150は、ファイル書込みコマンドとともに所定のファイル名やファイルを送信する。従って、「ファイル書込みコマンドによって指定されるファイルが存在するか否かを判断する」とは、「ファイル書込みコマンドとともにファイル名やファイルを受信したかを判断する」と別言することができる。ファイル書込みコマンドのフォーマットが適切でない場合(ステップS114:NO)、すなわち、指定されたファイルが存在しない場合、ファクシミリ装置100は、該当するファイルが存在しない旨のエラーメッセージを作成する(ステップS116)。次いで、作成したエラーメッセージを端末150へ送信する(ステップS118)。
ファイル書込みコマンドのフォーマットが適切である場合(ステップS114:YES)、ファクシミリ装置100は、指定されたファイル(ファイル書込みコマンドとともに受信したファイル)の中身が適切か否かを判断する(ステップS120)。具体的にはステップS120では、指定されたファイルの中に文字列「Name:」が含まれているか否かを確認する。文字列「Name:」が含まれている場合、次いで、文字列「Phone Number:」と文字列「Mail Address:」の少なくとも一方が含まれているか否かを確認する。2つの文字列の少なくとも一方が含まれている場合に、指定されたファイルが適切であると判断する。別言すれば、指定されたファイルは書込み可能であると判断する。即ち、ステップS120では、指定されたファイルの中に予め決められた特定の文字列が存在する場合に、そのファイルは適切であると判断する(ファイルは書込み可能であると判断する)。特定の文字列とは、電話帳データのレコードの項目名である。この判断によって、ファクシミリ装置100は、ファイル書込みコマンドによって指定されるファイルの内容が電話帳データのレコードに対応していることを確認する。
ファイル書込みコマンドによって指定されたファイルが適切でない場合(ステップS120:NO)、ファクシミリ装置100は書込み不可である旨のエラーメッセージを作成し(ステップS122)、作成したエラーメッセージを端末150へ送信する(ステップS118)。
ファイル書込みコマンドによって指定されたファイルが適切である場合(ステップS120:YES)、ファクシミリ装置100は指定されたファイルの内容で電話帳データ126を更新する(ステップS124)。
次に、電話帳データの更新処理(ステップS124)について説明する。図5に、電話帳データ126の更新処理のフローチャート図を示す。
まず、ファイル書込みコマンドによって指定されたファイル名を読み出す。そして、このファイル名に該当するレコードが電話帳データ126に存在するかを判断する(ステップS304)。具体的には、読み出したファイル名が、文字列「OneTouch_」と、これに続く数字から構成されているかを判断する。文字列「OneTouch_」と、これに続く数字から構成されている場合、文字列「OneTouch_」に続く数字が、電話帳データ126のワンタッチ番号と一致するレコードを電話帳データ126から探索する。番号の一致するレコードが電話帳データ126内に存在する場合(ステップS304:YES)、該当する番号のレコードを、指定されたファイルの内容で上書き更新する(ステップS306)。一方、該当するレコードが電話帳データ126に存在しない場合(ステップS304:NO)、電話帳データ126に新たなレコードを追加して、追加したレコードに指定されたファイルの内容を書き込む(ステップS308)。なお、追加したレコードには、新たなレコード番号を付す。このとき、新たなワンタッチ番号も付したレコードを作成してもよい。このとき、ファイル書込みコマンドを送信した端末150に、新たに付したワンタッチ番号を通知してもよい。ステップS120において、指定されたファイルには電話帳データのレコードの項目名が記述されていることが確認されている。即ち、指定されたファイルには、レコードの各項目(宛先名と電話番号又はメールアドレス)のデータが存在している。従って、指定されたファイルに記述されている各項目をレコードに書き込むことができる。
なお、本実施例は、ファイル名が、文字列「OneTouch_」と、これに続く数字から構成されているか否かにかかわらず、ファイル名に該当するレコードが電話帳データ126に存在しないと判断した場合には、共通の処理を行うようにしている。しかしそのような処理に限る必要はない。例えば、文字列「OneTouch_」と、これに続く数字から構成されているが、その文字列に続く数字が一致するレコードが存在しない場合には、ファイル番号も含め、新たに生成したレコードに追加する処理を行い、ファイル名が文字列「OneTouch_」と、これに続く数字から構成されていない場合は、エラーメッセージを送信するようにしてもよい。
次に、端末150の処理について説明する。図6は、端末150の表示画面200の一例である。端末150からファクシミリ装置100へファイル一覧要求コマンドを送信すると、ファクシミリ装置100は図3のステップS104及びS106の処理を実行する。この処理によって、電話帳データ126に含まれるレコード数と同数のファイル名が端末150へ送信される。端末150は、受信したファイル名を表示する。図4で例示したように電話帳データ126がレコード番号「1」からレコード番号「3」までの3個のレコードを含む場合、端末150の画面200には、「OneTouch_1.txt」、「OneTouch_2.txt」、及び、「OneTouch_3.txt」の3つのファイル名と、夫々のファイルを表すアイコン226a、226b、226cが表示される。端末150のユーザが「OneTouch_3.txt」のアイコンをダブルクリックすると、端末150からファクシミリ装置100へ「OneTouch_3.txt」を指定するファイル読出しコマンドが送信される。ファクシミリ装置100は、ファイル読出しコマンドに応答してステップS108、S110、及びS112の処理を実行する。これらの処理によって、ファクシミリ装置100は、ファイル名「OneTouch_3.txt」によって特定されるレコード番号「3」のレコードの内容をテキストファイルに変換して端末150へ送信する。端末150の画面200には、レコード番号「3」のレコードの内容を記述したテキストファイル126cが表示される。ユーザはこのテキストファイル126cを編集したのち、端末150に保存コマンドを入力する。ユーザが保存コマンドを入力すると、端末150からファクシミリ装置100へ「OneTouch_3.txt」を指定するファイル書込みコマンドが送信される。ファクシミリ装置100は、ファイル書込みコマンドに応答してステップS114、S120、及びS124の処理を実行する。これらの処理によって、ファクシミリ装置100は、編集されたテキストファイル126cの内容でレコード番号「3」のレコードの内容を更新する。ファイル書込みコマンドによって指定されるファイルの内容が、電話帳データのレコードに対応していない場合は、ファクシミリ装置100から送信される書込み不可である旨のエラーメッセージが、表示画面200に表示される。また、そのテキストファイル126cの保存コマンドが受け付けられないため、編集する前のテキストファイル126cの内容が保たれる。
以上説明した通り、ファクシミリ装置100は、記憶している電話帳データ126のレコードをテキストファイルに変換して端末150へ送信する。従って端末150のユーザは、電話帳データをレコード単位でテキストファイルとして閲覧又は修正することができる。端末150のユーザは、電話帳データの閲覧や修正を容易に行うことができる。
夫々のレコードにはレコード番号が付されているので、端末のユーザは更新すべきレコードのみを含むテキストファイルを編集してファクシミリ装置100へ送信するだけよい。
なお、ファクシミリ装置100は、電話帳データ126をテキストファイル形式で記憶していなくともよい。例えば、1桁の数字を1バイトで表現する形式で記憶してよい。テキスト形式の場合には、1桁の数字を記憶するために2バイトの容量が必要である。1桁の数字を1バイトで表現する形式で記憶することによって、電話帳データ126を少ない容量で記憶することができる。電話帳データ126が如何なる形式で記憶されていても、記憶するときの形式が既知であれば、電話帳データ126をレコード単位でテキストファイルへ変換することができる。
上記の実施例における電話帳データ126が、「夫々が個別の情報を記述している複数のレコードの集合であるデータベース」の一例に相当する。
端末からコマンドを受信し、ステップS102とS108およびS104の処理を実行するときのCPU110が、「受信手段」の一例に相当する。
ステップS110の処理を実行するときのCPU110が、「ファイル生成手段」の一例に相当する。なお、ステップS110では、ファイル読出しコマンドによって指定されたレコードをテキスト形式のファイルに変換する。テキスト形式のファイルは、端末150が画面に表示することができるファイルである。従って、ステップS110で変換されるテキスト形式のファイルは、「端末が閲覧可能な形式のファイル」の一例に相当する。
ステップS112、S106の処理を実行するときのCPU110が、「送信手段」の一例に相当する。
ステップS104の処理を実行するときのCPU110が「識別子生成手段」の一例に相当する。なお、ステップS104で生成する「ファイル名」が、「夫々のレコードを識別するためのレコード識別子」の一例に相当する。
電話帳データ126の各レコードに記述された電話番号又はメールアドレスが、「宛先情報」の一例に相当する。なお、「宛先情報」は、「通信先情報」の一例である。
各レコードに記述されている「ワンタッチ番号」が、「読出情報」の一例に相当する。
ステップS104では、「読取可否情報」に「NO」が設定されているレコードのレコード名は生成されない。「読取可否情報」に「NO」が設定されているレコードのレコード名を生成しないステップS104の処理が、「送信禁止手段」の一例に相当する。
図3のステップS114では、ファクシミリ装置100は、ファイル書込みコマンドとともにファイルを受信する。ファイル書込みコマンドとともにファイルを受信するステップS114の処理が「ファイル受信手段」の一例に相当する。ステップS124の処理を実行するときのCPU110が「更新手段」の一例に相当する。
上記の実施例では、ファイル名をワンタッチ番号としたが、これに限らない。例えば、レコード番号をファイル名にしてもよいし、宛先名をファイル名としてもよい。宛先名をファイル名とすることで、ワンタッチキーに対応する電話番号のみならず、電話番号が登録されているレコードであれば、レコード単位で端末150へ電話帳データを提供することが可能となる。また、宛先名をファイル名とすることで、レコード番号よりも、端末150で一覧の中からユーザが目的のファイルを、ファイル名から特定しやすくなる。
読取不可のファイルについては、一覧を送信しないため、端末150からそのファイルを選択できないようにしたが、これに限らない。例えば、一覧要求では、ファイル名を送信するが、そのファイルを端末150でダブルクリックしても、ファイルの内容を表示せずにエラーメッセージを表示する、等の処理を行っても良い。このとき、ファクシミリ装置100では、S108で指定されたファイル名は存在すると判断した後に、その指定されたファイル名に対応するレコードが「読出許可」に設定されているか否かを判断する。「読出許可」に設定されていると判断すれば、S110へ移行する。「読出不可」に設定されていると判断すれば、S116へ移行し、エラーメッセージを作成して、端末に送信する処理を行う。このとき作成するエラーメッセージは、「該当ファイルなし」のメッセージでもよいし、「閲覧不可」である旨のメッセージであってもよい。
電話帳データ126に登録されている読取可否情報の設定は、特に限定されないが、例えば、デフォルト設定では「YES」(読取許可)を設定しておき、ファクシミリ装置100の操作により、設定を「NO」(読取不可)に変更してもよい。
書き込み要求で、該当するレコード番号に登録されている内容が、電話番号であり、書き込み要求を受けた内容が、メールアドレスであった場合には、電話番号を削除してメールアドレスを書き込むようにしてもよいし、電話番号に加え、メールアドレスを書き込むようにしてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
図1は、ファクシミリ装置(通信装置)の概観図である。 図2は、ファクシミリ装置(通信装置)のブロック図である。 図3は、ファクシミリ装置の処理のフローチャート図である。 図4は、電話帳データの一例を示す図である。 図5は、電話帳データの更新処理のフローチャート図である。 図6は、端末の表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
100:ファクシミリ装置(通信装置)
102:ネットワーク
110:CPU
112:ファクシミリユニット
120:記憶装置
150:端末
152:CPU
160:記憶装置

Claims (11)

  1. ネットワークを介して端末と通信可能な通信装置であって、
    夫々が個別の情報を記述している複数のレコードの集合であるデータベースを記憶する記憶手段と、
    前記端末から、データベース中の特定のレコードに関する読出要求を受信する受信手段と、
    夫々のレコードに記述されている個別の情報から、前記端末が閲覧可能な形式のファイルを、レコード単位で生成するファイル生成手段と、
    受信手段により受信した読出要求で指定された特定のレコードに基づいてファイル生成手段が生成したファイルを前記端末に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. レコードごとに異なるレコード識別子を生成する識別子生成手段を備え、
    前記受信手段は、前記端末から、データベースに含まれている複数のレコードの一覧要求を受信し、
    送信手段は、識別子生成手段が生成した複数のレコード識別子を、前記端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記受信手段は、前記送信手段により送信された複数のレコード識別子の中の所定のレコード識別子とともに特定のレコードの読出要求を受信し、
    前記送信手段は、受信したレコード識別子によって指定される特定のレコードに基づき生成されたファイルを送信することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記送信手段は、ファイル生成手段により生成されるファイルの名称をレコード識別子として送信することを特徴とする請求項2または3に記載の通信装置。
  5. 前記個別の情報として、該通信装置が、他の通信装置にデータを送信するために、該他の通信装置を特定する宛先情報を含み、
    宛先情報がそれぞれ対応付けられた操作手段を備え、
    ユーザによる前記操作手段の操作に応答して、その操作手段に対応付けられた宛先情報が読み出されることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記操作手段に、読出情報が関連付けられており、
    前記識別子生成手段は、前記読出情報を、その読出情報に関連付けられた操作手段に対応付けられたレコードのレコード識別子として生成することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 各レコードに、端末からの閲覧を許可するか否かが設定されており、
    受信した読出要求が指定する特定のレコードに閲覧不可が設定されている場合に、送信手段によるファイルの送信を禁止する送信禁止手段を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 各レコードに、端末からの閲覧を許可するか否かが設定されており、
    送信手段は、受信手段が一覧要求を受信した際に、閲覧許可が設定されているレコードのレコード識別子のみを送信することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記ファイル生成手段は、受信手段により特定のレコードの読出要求を受信したことを条件として、前記端末が閲覧可能な形式のファイルを生成することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記記憶手段に記憶されている各レコードに、レコードを識別する識別情報が付されており、
    前記端末から、識別情報と新たな個別の情報とを含んでいるファイルを受信するファイル受信手段と、
    データベースに含まれているレコードのうち受信したファイルに含まれている識別情報によって識別されるレコードの個別の情報を、受信したファイルに含まれている新たな個別の情報で更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 記憶手段は、全てのレコードをそれぞれ変換した全ファイルの合計容量より容量が小さくなるデータ形式で、前記データベースを記憶することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の通信装置。
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