JP2008242936A - 信号機データ作成方法、交差点通過情報取得方法、信号機データ作成システム及び交差点通過情報取得装置 - Google Patents

信号機データ作成方法、交差点通過情報取得方法、信号機データ作成システム及び交差点通過情報取得装置 Download PDF

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Abstract

【課題】新たに設置された信号機に関する信号機データ作成のための情報を容易に収集することができる信号機データ作成方法等、を提供する。
【解決手段】信号機データ作成システム1は、情報収集センター2と複数の車両Cに搭載した運転支援装置3からなる。情報収集センター2と運転支援装置3は携帯電話網を介して相互にデータの授受を行うことができる。情報収集センター2は、運転支援装置3に対して信号機データを送信する。運転支援装置3は、情報収集センター2に対して走行軌跡情報を送信する。情報収集センター2は、各車両Cからの走行軌跡情報に基づいて、交差点を割り出し、該交差点での信号機の信号機データを作成するための、交差点通過情報を走行軌跡情報から抽出し作成する。情報収集センター2は、交差点通過情報を1つの信号機に対して複数集め、その集めた複数の交差点通過情報から1つの信号機に対する信号機データを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号機データ作成方法、交差点通過情報取得方法、信号機データ作成システム及び交差点通過情報取得装置に関する。
従来、ナビゲーション装置において、新規にできた道路(新規道路)を走行すると、データとして登録されていないことから、表示装置の表示画面上で自車位置を示す指標が、道路が表示されていない所に表示される。これを解消するために、特許文献1において、新規道路を走行しているとき、既存の道路から外れた地点から、既存の道路に到達するまでの間の走行経路を記憶し、その間の走行経路を新規道路として新たにデータとして登録する。そして、以後、その新規道路を走行する時、表示装置にその新規道路を重ね合わせて表示して、その新規道路上を指標が移動するようにしたナビゲーション装置が提案されている。
また、各交差点に設置されている信号機において、矢印信号灯が付設されているかどうか、また、付設されている場合、その矢印信号灯が示す方向、矢印信号灯が対象とするレーン等、をデータ(信号機データ)として備えることは、それを使って車両に様々な運転支援が可能となり便利となる。従って、各交差点に設置されている信号機に対する信号機データを、取得してデータベース化し共有することは重要である。
特開2004−251790号 公報
しかしながら、信号機は益々増加し、その設置は広い範囲に設置されることから、データベース化には、多大な時間と労力を必要としていた。
ところで、上記のようなナビゲーション装置は、新規道路や新規交差点を新たなデータとして登録できるが、新設の信号機、とくに、矢印信号灯が設置されている信号機について新たなデータを作成することは、従来のナビゲーション装置ではできなかった。
この発明の目的は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は新たに設置された信号機や新たに信号機に付設された矢印灯に関する信号機データ作成のための情報を容易に収集することができ、しかも、信頼性の高い信号機データを作成できる信号機データ作成方法、交差点通過情報取得方法、信号機データ作成システム及び交差点通過情報取得装置を提供することにある。
請求項1の発明は、各道路に設置された矢印信号灯が付設された信号機の信号機データ作成方法であって、各車両は、その時々の自車位置の自車位置情報とその各自車位置に位置している時間の時間情報とからなる走行軌跡情報を作成し、それぞれ取得した前記走行軌跡情報を、情報収集センターに送信し、情報収集センターは、前記各車両から送信されてくる走行軌跡情報を受信し、前記受信した前記各車両からの走行軌跡情報に基づいて、各走行軌跡が交差する地点を割出しその交差する地点を交差点と判定し、その交差点の位置を示す交差点位置情報と、その交差点を通過した時の進入方向と脱出方向からなる通過経路情報と、その交差点を通過した時の交差点の進入時間と脱出時間からなる通過時間情報から構成される交差点通過情報を作成し、前記交差点通過情報に基づいて、該交差点での信号機の有無及び矢印信号灯の有無を判定し、その判定した信号機に対する設置位置情
報、矢印信号灯の付設有無情報及び矢印信号灯が示す種別情報からなる信号機データを作成して記憶手段に記憶する。
請求項2の発明は、各道路に設置された矢印信号灯が付設された信号機の信号機データ作成のための交差点通過情報取得方法であって、車両からのその時々の自車位置の自車位置情報とその各自車位置に位置している時間の時間情報とからなる走行軌跡情報を取得し、受信した前記各車両からの走行軌跡情報に基づいて、各走行軌跡が交差する地点を割出しその交差する地点を交差点と判定し、その交差点の位置を示す交差点位置情報と、その交差点を通過した時の進入方向と脱出方向からなる通過経路情報と、その交差点を通過した時の交差点の進入時間と脱出時間からなる通過時間情報から構成される交差点通過情報を作成する。
請求項3の発明は、各道路に設置された矢印信号灯が付設された信号機の信号機データ作成システムであって、
各車両は、車両に搭載した位置検出手段と計時手段にて検出したその時々の自車位置の自車位置情報とその各自車位置に位置している時間の時間情報とからなる走行軌跡情報を作成する走行軌跡情報作成手段と、前記走行軌跡情報作成手段が作成した走行軌跡情報を情報収集センターに送信する送信手段とを備え、前記情報収集センターは、前記各車両から送信されてくる走行軌跡情報を受信する受信手段と、前記受信した前記各車両からの走行軌跡情報に基づいて、各走行軌跡が交差する地点を割出しその交差する地点を交差点と判定し、その交差点の位置を示す交差点位置情報と、その交差点を通過した時の進入方向と脱出方向からなる通過経路情報から構成される交差点通過情報を作成する交差点通過情報作成手段と、前記作成した前記交差点通過情報に基づいて、該交差点での信号機の有無及び矢印信号灯の有無を判定する信号有無判定手段と、その判定した信号機に対する設置位置情報、矢印信号灯の付設有無情報及び矢印信号灯が示す種別情報からなる信号機データを作成し記憶手段に記憶する信号機データ作成手段とを備えた。
請求項4の発明は、請求項3に記載の信号機データ作成システムであって、前記各車両はそれぞれ受信手段を備え、前記情報収集センターは送信手段を備え、前記情報収集センターは、前記信号機データ作成手段が作成した信号機データを、前記各車両に配信する。
請求項5の発明は、各道路に設置された矢印信号灯が付設された信号機の信号機データ作成のための交差点通過情報取得装置であって、車両からのその時々の自車位置の自車位置情報とその各自車位置に位置している時間の時間情報とからなる走行軌跡情報を受信する受信手段と、前記受信した前記各車両からの走行軌跡情報に基づいて、各走行軌跡が交差する地点を割出しその交差する地点を交差点と判定し、その交差点の位置を示す交差点位置情報と、その交差点を通過した時の進入方向と脱出方向からなる通過経路情報と、その交差点を通過した時の交差点の進入時間と脱出時間からなる通過時間情報から構成される交差点通過情報を作成する交差点通過情報作成手段と、を備えた。
請求項1の発明によれば、前記各車両から、各車両がそれぞれ取得した通過した交差点に対する走行軌跡情報が送信され、交差点と信号機を求めるための情報が情報収集センターに集められる。情報収集センターは、各車両からの走行軌跡情報から交差点通過情報が抽出され、その交差点通過情報に基づいて、1つの交差点での信号機の有無及び矢印信号灯の有無が統計的に判定される。その判定した信号機に対する設置位置情報、付設有無情報及び種別情報からなる信号機データが作成され記憶手段に登録される。従って、各車両が交差点を通過するだけで、取得した走行軌跡情報に基づいて、信号機の信号機データを簡単に作成することができる。
請求項2の発明によれば、前記各車両からの送信されてくる、その時々の自車位置の自車位置情報とその各自車位置に位置している時間の時間情報からなる走行軌跡情報を受信する。従って、各車両から送信されてくる走行軌跡情報から交差点を特定できるとともに、新たに設置された信号機や新たに信号機に付設された矢印信号灯に関する信号機データ作成のための通過時間情報を容易に取得することができる。
請求項3の発明によれば、前記各車両から、各車両がそれぞれ取得した通過した交差点に対する走行軌跡情報が送信され、交差点と信号機を求めるための情報が情報収集センターに集められる。情報収集センターは、各車両からの走行軌跡情報から交差点通過情報が作成され、その交差点通過情報に基づいて、1つの交差点での信号機の有無及び矢印信号灯の有無が統計的に判定される。その判定した信号機に対する設置位置情報、付設有無情報及び種別情報からなる信号機データが作成され記憶手段に登録される。従って、各車両が交差点を通過するだけで、取得した走行軌跡情報に基づいて、信号機の信号機データを簡単に作成することができる。
請求項4の発明によれば、情報収集センターで作成された信号機データは、各車両に配信され、各車両は新たな信号機データを直ちに利用できる。
請求項5の発明によれば、前記各車両から送信されてくる、その時々の自車位置の自車位置情報とその各自車位置に位置している時間の時間情報からなる走行軌跡情報を受信する。従って、各車両から送信されてくる走行軌跡情報から交差点を特定できるとともに、新たに設置された信号機や新たに信号機に付設された矢印信号灯に関する信号機データ作成のための通過時間情報を容易に取得することができる。
以下、本発明を具体化した信号機データ作成配信システムの一実施形態を図1〜図16に従って説明する。図1は、本実施形態の信号機データ作成システムの構成を示すシステム構成図である。
図1において、信号機データ作成システム1は、情報収集センター2と複数の自動車(車両C)に搭載した運転支援装置3からなる。情報収集センター2と運転支援装置3は、通信網(移動体通信網)としての無線通信網を介して相互にデータの授受を行うことができる。無線通信網は、本実施形態ではその通信形態が携帯電話網である。
情報収集センター2は、各車両の運転支援装置3に対して携帯電話網を介して、信号機データSDを送信する。信号機データSDは、図4に示す交差点CRに設置された信号機SGの各種データであって、本実施形態では、図5に示すように、ヘッダSDa、設置位置情報としての設置位置座標データSDb、付設有無情報としての矢印信号灯付設データSDc、種別情報としての種別データSDdを有している。ヘッダSDaは、各信号機SGを指標するIDデータである。設置位置座標データSDbは、該信号機SGの設置位置の座標を示す。矢印信号灯付設データSDcは、該信号機SGに矢印信号灯ALが付設されているかを示すデータである。種別データSDdは、付設されている矢印信号灯ALの数データSDe、対象走行レーンデータSDf及び矢印方向を示す方向データSDgから構成されている。
矢印信号灯の数データSDeは、付設されている矢印信号灯ALの数を指標するデータである。
例えば、図8(a)に示すように、青色信号灯BL、黄色信号灯YL、赤色信号灯RLからなる信号機SGに、3個の矢印信号灯AL(図8(a)では左折矢印信号灯AL1、直進矢印信号灯AL2、右折矢印信号灯AL3)が付設されている場合には、その3の数がデータとなる。
図8(b)に示すように、信号機SGに、2個の矢印信号灯AL(図8(b)では左折矢印信号灯AL1、直進矢印信号灯AL2)が付設されている場合には、その2の数がデータとなる。
さらに、図8(c)に示すように、信号機SGに、1個の矢印信号灯AL(図8(c)では右折矢印信号灯AL3)が付設されている場合には、その1の数がデータとなる。
対象走行レーンデータSDfは、付設された矢印信号灯ALが対象とする走行レーン(対象走行レーン)を指標するデータである。
例えば、図9に示すように、交差点CRにおいて、信号機SGで走行指示される道路に3つの走行レーンTL1,TL2,TL3がある。そして、左側の走行レーンTL1は直進と左折可能な走行レーン、中央の走行レーンTL2は直進可能な走行レーン、右側の走行レーンTL3は右折と直進が可能な走行レーンである。このとき、該信号機SGに矢印信号灯ALとして右折矢印信号灯AL3が付設されているとき、対象走行レーンデータSDfは、「右側の走行レーンTL3」がデータとなる。
矢印方向を示す方向データSDgは、対象走行レーンデータSDfに対応づけられており、矢印信号灯ALの向き、つまり、「左折可能」、「直進可能」又は「右折可能」等を指標するデータである。例えば、方向データSDgの「右折可能」と対象レーンデータSDfの「右側の走行レーンTL3」が対応づけて記憶される。
一方、各車両Cの運転支援装置3は、情報収集センター2に対して携帯電話網を介して、走行軌跡情報TDを送信する。
走行軌跡情報TDは、該車両Cが道路を走行する際に得られるその時々(例えば、1秒毎)の位置情報であって、図6に示すように、車両識別情報TDa、走行時間情報TDb、自車位置情報としての走行位置情報TDcとから構成されている。
車両識別情報TDaは、車両Cを指標するデータであって、車両Cと情報収集センター2との間で、契約によって付与されるデータある。走行時間情報TDbは、自車位置を検出した時の時間データである。走行位置情報TDcは、検出した自車位置の座標データである。
そして、各車両Cは、一秒毎に検出する走行軌跡情報TDを、一定時間経過する毎に、まとめて情報収集センター2に送信するようになっている。
そして、情報収集センター2は、各車両Cから送信された走行軌跡情報TDに基づいて、交差点CRの地点を割り出す。つまり、各車両Cの走行軌跡情報TDに基づくそれぞれの軌跡から、それら軌跡が交差する地点を割り出す。そして、軌跡が交差する地点を交差点CRと特定する。交差点CRを特定すると、まず、信号機SGの信号機データSDを作成するための、交差点通過情報PDを取得する。交差点通過情報PDは、特定された交差点CRを該車両Cが通過する際に得られる情報であって、走行軌跡情報TDから求められる。
交差点通過情報PDは、図7に示すように、車両識別情報PDa、交差点位置情報PDb、交差点種別情報PDc、通過経路情報PDd、その交差点CRを通過した時の交差点CRへの進入時間と脱出時間からなる通過時間情報PDeとから構成されている。
車両識別情報PDaは、車両Cを指標するデータであって、車両Cと情報収集センター2との間で、契約によって付与される前記車両識別情報TDaと同じデータある。交差点位置情報PDbは、交差点CRの位置(軌跡が交差する地点)の座標を示すデータである
。交差点種別情報PDcは、交差点CRについて、例えばT字交差点又は十字交差点等を区別するデータであって、前記軌跡の交差の仕方に基づいて求めることができる。
通過経路情報PDdは、交差点CRを進入した走行レーンのデータ(進入レーンデータPDd1)と、その交差点CRを通過した後の走行レーン(退出レーンデータPDd2)とからなる。これは、走行軌跡情報TDの走行時間情報TDb及び走行位置情報TDcと、交差点CRの位置から、走行レーンの数と車両Cが走行している走行レーンを求めることができる。
そして、図4に示す交差点CRにおいて、第1走行レーンTLA、第2走行レーンTLB、第3走行レーンTLC、及び、第4走行レーンTLDがる。そして、第1走行レーンTLAには、3つのレーンTLA1,TLA2,TLA3があり、第2走行レーンTLBには、3つのレーンTLB1,TLB2,TLB3がある。また、第3走行レーンTLCには、2つのレーンTLC1,TLC2があり、第4走行レーンTLDには、2つのレーンTLD1,TLD2がある。
ここで、車両Cが、第1走行レーンTLAの第3レーンTLA3から交差点CRを通過して、第3走行レーンTLCの第2レーンTLC2に到ったとき、通過経路情報PDdの進入レーンデータPDd1は「第3レーンTLA3」となり、退出レーンデータPDd2は「第2レーンTLC2」となる。
また、車両Cが、第1走行レーンTLAの第1レーンTLA1から交差点CRを通過して、第4走行レーンTLDの第1レーンTLD1に到ったとき、通過経路情報PDdの進入レーンデータPDd1は「第3レーンTLA1」となり、退出レーンデータPDd2は「第1レーンTLD1」となる。
さらに、車両Cが、第1走行レーンTLAの第2レーンTLA2から交差点CRを通過して、第1走行レーンTLAの第2レーンTLA2に到ったとき、通過経路情報PDdの進入レーンデータPDd1は「第2レーンTLA2」となり、退出レーンデータPDd2は「第2レーンTLA2」となる。
通過時間情報PDeとは、交差点CRに進入した時間のデータ(進入時間データPDe1)と交差点CRを通過した時間のデータ(退出時間データPDe2)からなる。これも、走行軌跡情報TDの走行時間情報TDb及び走行位置情報TDcと、交差点CRの位置からで進入した時間と通過した時間から求めることができる。
詳述すると、図4に示す交差点CRにおいて、車両Cが、第1走行レーンTLAの第3レーンTLA3から交差点CRを通過して、第3走行レーンTLCの第2レーンTLC2に到ったとき、第3レーンTLA3から交差点CRに進入した時間(日・時・分・秒)が進入時間データPDe1となり、交差点CRから第2レーンTLC2に進入した時間(日・時・分・秒)が退出時間データPDe2となる。
そして、情報収集センター2は、各車両Cからの走行軌跡情報TDから抽出して得られた交差点通過情報PDを1つの信号機SGに対して複数集め、その集めた複数の交差点通過情報PDから1つの信号機SGに対する信号機データSDを作成する。この作成された信号機データSDは、携帯電話網を介して、各車両Cに配信される。
次に、情報収集センター2及び車両Cに搭載した運転支援装置3の電気的構成を説明する。
(情報収集センター2)
図2に示すように、情報収集センター2は、交差点通過情報作成手段、信号有無判定手段及び信号機データ作成手段としての管理コンピュータ5、走行履歴情報記憶装置6、交差点通過情報記憶装置7及び記憶手段としての信号機データ記憶装置8を備えている。また、情報収集センター2は、受信装置(受信手段)及び送信装置(送信手段)を備えた入出力インターフェース9を備えている。
走行履歴情報記憶装置6は、各車両Cから送信される走行軌跡情報TDを記憶する記憶装置である。
交差点通過情報記憶装置7は、管理コンピュータ5が走行履歴情報記憶装置6に記憶された各車両Cからの走行軌跡情報TDに基づいて交差点CRを特定し、特定した交差点CRについて、交差点通過情報PDを作成して記憶する記憶装置である。
信号機データ記憶装置8は、管理コンピュータ5が交差点通過情報記憶装置7に記憶された交差点CR毎に記憶された各交差点通過情報PDに基づいて作成した交差点CRに設置された信号機SGの信号機データSDを記憶する記憶装置である。
入出力インターフェース9は、データ授受のために携帯電話網を介して各車両Cの運転支援装置3と結ぶためのインターフェースである。
入出力インターフェース9は、携帯電話網を介して各車両Cからの走行軌跡情報TDを受信し管理コンピュータ5に出力するようになっている。管理コンピュータ5はこの走行軌跡情報TDを一旦、走行履歴情報記憶装置6に記憶するようになっている。そして、管理コンピュータ5は、走行履歴情報記憶装置6に記憶された各車両Cから交差点CRを特定し、その特定した交差点CRに対して、走行軌跡情報TDから必要な情報を抽出し交差点通過情報PDを作成し交差点通過情報記憶装置7に記憶する。
管理コンピュータ5は、交差点通過情報記憶装置7に記憶された1つの交差点CR対する交差点通過情報PDの数が、所定の数(信号機SG及び付設した矢印信号灯ALの有無が統計的に判定できる数)になったとき、その信号機SGに対する信号機データSDを作成する。管理コンピュータ5は、作成した信号機データSDを信号機データ記憶装置8に記憶する。
入出力インターフェース9は、管理コンピュータ5が信号機データ記憶装置8から読み出した信号機データSDを各車両Cに対して携帯電話網を介して送信する。
(運転支援装置3)
図3に示すように、運転支援装置3は、主制御を行う走行軌跡情報作成手段としてのCPU11、CPU11の演算結果等を一時記憶するRAM12、経路案内プログラム、信号機検出支援プログラム、走行軌跡情報取得プログラム等、各種の運転支援プログラムを記憶するROM13を備えている。また。運転支援装置3は、GPS受信部14及び車両側センサ入力インターフェース(車両側センサ入力I/F部15)を備えている。
CPU11は、同CPU11とともに位置検出手段を構成するGPS受信部14と接続され、そのGPS受信部14から入力した位置検出信号に基づいて、絶対座標を算出する。さらに、CPU11は、車両側センサ入力I/F部15を介して、車両Cに設けられた位置検出手段を構成する車速センサ15a及びジャイロ15bから、車速パルス信号及び方位検出信号を入力して、自律航法により基準位置からの相対座標を演算する。そして、CPU11は、GPS受信部14に基づく絶対座標と合わせて現在位置、即ち、自車位置を特定するとともに、後記する経路データRD及び地図データMDに基づいて車両Cが走行している走行レーン(車両走行レーン)を特定する。尚、車両用のXY座標系は、路面上の車両Cの位置を示すための座標系(路面座標)である。CPU11は、その時々の自車位置の路面座標値をRAM12の所定の記憶領域に更新記憶する。また、CPU11は
、車速センサ15aからの車速パルス信号に基づいてその時々の車両Cの車速を演算している。
また、車両側センサ入力I/F部15は、車両Cに設けられたステアリングセンサ15c及びイグニッションスイッチ15dと接続されている。CPU11は、車両側センサ入力I/F部15を介して、ステアリングセンサ15cから、操舵角信号を入力して、その時の操舵角を演算するようになっている。
運転支援装置3は、受信装置(受信手段)及び送信装置(送信手段)を備えたセンター用入出力インターフェース(通信用入出力I/F部16)を備えている。通信用入出力I/F部16は、データ授受のために携帯電話網を介して情報収集センター2と結ぶためのインターフェースである。通信用入出力I/F部16は、携帯電話網を介して情報収集センター2からの信号機データSDを受信するようになっている。また、通信用入出力I/F部16は、運転支援装置3が取得した走行軌跡情報TDを情報収集センター2に携帯電話網を介して送信する。
また、運転支援装置3は、地理データ記憶部17を備えて、その地理データ記憶部17には経路データRD及び地図データMDが格納されている。経路データRDは、全国を各区域に区画したリージョン毎のデータであって、図10に示すように、ヘッダRDa、ノードデータRDb、リンクデータRDc、リンクコストRDd、座標データRDeを有している。ヘッダRDaは、各経路データRDを管理するためのデータを有している。ノードデータRDbは、交差点、道路の端点等を示す各ノードの識別データ、隣接するノードの識別データ等を有している。リンクデータRDcは、リンク列を構成し、接続ノードを示す各リンクレコード、通行規制を示すデータ等を有している。リンクコストRDdは、各リンクレコードに対して付与されたリンクID、リンク長、走行レーンの数(車線数)、平均旅行時間等から構成されたデータ群である。座標データRDeは、各ノードの絶対座標を示す。
一方、地図データMDは、全国の地図を分割したエリア毎に格納され、広域の地図から狭域の地図まで各階層に分かれている。図11に示すように、各地図データMDは、ヘッダMDa、道路データMDb、背景データMDcを有している。ヘッダMDaは、その地図データMDの階層、エリア等を示し、管理目的のデータである。道路データMDbは、道路の形状・種類を示すデータであって、道路属性データMDd、リンク形状データMDe、接続データMDfを有している。道路属性データMDdは、道路名称、道路の方向、道路幅、車線数を有している。接続データMDfは、各リンクと各ノードの接続状態を表わすデータである。
リンク形状データMDeは、座標データMDg、形状補間データMDhを有している。座標データMDgはリンク及びノードの座標を示している。形状補間データMDhは、リンクの途中に設定され、道路のカーブ形状を示すために設定された形状補間点に関するデータであり、形状補間点の座標、リンクの方位等のデータである。また、背景データMDcは、道路、市街地、河川等を描画する描画データである。
また、地理データ記憶部17は、通信用入出力I/F部16を介して情報収集センター2から送信された前記作成した全国の交差点CRに設置した各信号機SGの信号機データSDを格納する。
また、運転支援装置3は、画像プロセッサ18及び外部入出力インターフェース(外部入出力I/F部19)を備えている。CPU11は、画像プロセッサ18を介してタッチパネルであるディスプレイDSPと接続されている。ディスプレイDSPは、そのディス
プレイDSPに隣接した位置に設けられた操作スイッチSW1の入力操作により、外部入出力I/F部19を介して、目的地を示すデータを受信する。この目的地のデータを受信すると、CPU11は、経路データRDを用いて、目的地と自車位置とを接続する推奨経路を探索する。
また、CPU11は、前記車両側センサ入力I/F部15を介して、イグニッションスイッチ15dからのオンを入力すると、画像プロセッサ18を制御して、車両Cの自車位置周辺の地図データMDを読出す。そして、CPU11は、画像プロセッサ18を介してその地図データMDに基づく地図画面P(道路案内画像)をディスプレイDSPに出力する。このとき、画像プロセッサ18は、地図画面Pに、その地図内での道路(探索して選択した目的地までの案内経路R)上に自車位置を示す指標Poを重畳して表示する。またこのとき、CPU11は、道路が図9に示すように複数の走行レーンTL1,TL2,TL3を有している場合、車両Cがどの走行レーンを走行しているかを特定しRAM12に逐次更新し記憶している。
運転支援装置3は、音声プロセッサ21を備えている。CPU11は、音声プロセッサ21と接続され、その音声プロセッサ21にはスピーカSPが接続されている。音声プロセッサ21は、CPU11の制御により、スピーカSPを駆動して、その時々に経路案内や、交差点CRでの信号機SGに付設した矢印信号灯ALに基づく走行指示のための音声案内をする。その音声案内のための音声データは、予め音声プロセッサ21の記憶部に記憶されている。
運転支援装置3は、画像データ入力部22を備えている。画像データ入力部22は、撮影手段としての前方カメラCAが接続されている。CPU11は、画像データ入力部22と接続され、画像データ入力部22を介して、常時、前方カメラCAを起動させる。前方カメラCAは、広角レンズ、ミラー等から構成される光学機構と、CCD撮像素子と(いずれも図示せず)を備えている。
前方カメラCAは、図12に示すように、車両Cのルームミラーを支持する支持部材が固着されている部分のルーフの前側に取付けられ、車両Cのフロントガラスから前方に向いた光軸を有し、前方に広がる撮像領域Z1を撮像する。CPU11は、画像データ入力部22を制御して、前方カメラCAが撮像した前方画像の画像データを前方画像データG1として取得すると、画像プロセッサ18の図示しないVRAMに一時記憶する。
画像プロセッサ18は、VRAMに一時記憶した前方画像データG1を補正処理し、補正した前方画像データG1に基づいて、前方に設置された信号機SGを画像認識する。まず、信号機SGがあるかどうかの判断は、本実施形態では、前方画像中の映った像の水平エッジと垂直エッジを前方画像データG1に基づいて検出し、その水平エッジ及び垂直エッジ検出に基づいて像が信号機SGかどうか判断する。
そして、信号機SGが映っていると判断したとき、画像プロセッサ18は、その信号機SGの青色信号灯BL、黄色信号灯YL、赤色信号灯RLのうちどれが点灯しているか判定する。この判定は、予め用意したパターンデータと比較して行う。つまり、本実施形態では、図13(a)に示すように、青色信号灯BLが点灯しているパターンPT1、図13(b)に示すように、黄色信号灯YLが点灯しているパターンPT2、図13(c)に示すように、赤色信号灯RLが点灯しているパターンPT3の3種類のパターンデータと
比較して行う。この3つのパターンPT1〜PT3のパターンデータは、予め地理データ記憶部17に記憶されている。
また、信号機SGに付設した矢印信号灯ALが点灯しているか判定する。この判定は、
本実施形態では、赤色信号灯RLが点灯していると判定したときに実行されるようになっている。そして、判定は、予め用意したパターンデータと比較して行う。つまり、本実施形態では、図13(d)に示すように、1つの矢印信号灯ALが点灯しているパターンPT4、図13(e)に示すように、2つの矢印信号灯ALが点灯しているパターンPT5、図13(f)に示すように、3つの矢印信号灯ALが点灯しているパターンPT6の3
種類のパターンデータと比較して行う。なお、この3つのパターンPT4〜PT6のパターンデータも、予め地理データ記憶部17に記憶されている。
CPU11は、画像プロセッサ18が赤色信号灯RLの点灯を判定するとともに矢印信号灯ALの点灯を判定すると、その矢印信号灯ALの対象走行レーンを車両Cが走行しているかどうかを判定するようになっている。
運転支援装置3は、車両用入出力インターフェース(車両用入出力I/F部23)を備えている。車両用入出力I/F部23は、車両用電子制御装置(車両用ECU)24に接続されている。車両用ECU24は、車両Cの走行に関する駆動系を制御する制御装置であって、ブレーキ制御装置25、燃料噴射量制御装置26及び変速制御装置27と接続されている。
ブレーキ制御装置25は、ブレーキペダルの操作量を調整して車両Cに所定のブレーキを掛けるブレーキ装置(図示しない)を駆動制御する。燃料噴射量制御装置26は、エンジンの噴射量を調整し、車両Cの加速度を制御する燃料噴射装置(図示せず)を駆動制御する。変速制御装置27は、変速機の変速値を制御するシフト駆動装置(図示せず)を制御する。
そして、車両用ECU24は、車両用入出力I/F部23を介して、CPU11からのブレーキ信号を入力すると、そのブレーキ信号をブレーキ制御装置25に出力する。ブレーキ制御装置25は、該ブレーキ信号に基づいてブレーキ装置を駆動制御し車両Cにブレーキ力を加える。従って、車両Cは、該ブレーキ力によって制動する。
また、車両用ECU24は、CPU11からの加速度信号を入力すると、その加速度信号を燃料噴射量制御装置26に出力する。燃料噴射量制御装置26は、入力した該加速度信号に対する燃料噴射量を演算し、燃料噴射装置を駆動制御し車両Cのエンジンに該燃料噴射量を供給する。従って、車両Cは、エンジンに供給される燃料噴射量に基づいて加減速する。
また、車両用ECU24は、CPU11からの変速信号を入力すると、その変速信号を変速制御装置27に出力する。変速制御装置27は、入力した該変速信号に対する変速値を演算し、シフト駆動装置を駆動制御し変速機をシフトする。従って、車両Cは、変速機をシフトダウンさせてエンジンブレーキをかけて減速させることができる。
また、運転支援装置3は、計時手段としてのタイマ28を備えている。タイマ28は、その時々の時間(日・時・分・秒)を計時する。CPU11は、CPU11は、1秒間隔で、自車位置を求め、その自車位置を求めた時の時間(日・時・分・秒)をタイマ28から求め、走行軌跡情報TDとして通信用入出力I/F部16を介して情報収集センター2に送信する。
次に、信号機データ作成配信システムの作用について説明する。
まず、情報収集センター2の交差点通過情報取得処理及び信号機データ作成処理を、図14に示す情報収集センター2に設けた管理コンピュータ5の処理手順を示すフローチャートに従って説明する。
情報収集センター2の管理コンピュータ5は、登録した各車両Cから送信されてくる走行軌跡情報TDを受信し、走行履歴情報記憶装置6に記憶する(ステップS1−1)。管理コンピュータ5は、走行履歴情報記憶装置6に記憶された各車両Cからの多くの走行軌跡情報TDから、各走行軌跡を求め、それら軌跡が交差する地点を求める(ステップS1−2)。そして、交差する地点が求まると(ステップS1−3でYES)、管理コンピュータ5は、交差する地点を交差点CRと特定する(ステップS1−4)。反対に、交差する地点が求まらない場合(ステップS1−3でNO)、管理コンピュータ5は、ステップS1−1に戻り更に新たな走行軌跡情報TDの受信を待つ。
次に、判定した交差点CRが未登録の交差点CRかどうか判定する(ステップS1−5)。未登録の交差点CRとは、信号機データ記憶装置8に記憶されていない交差点をいう。つまり、信号機データ記憶装置8に記憶された信号機データSDは、既に交差点CRが特定され、その交差点CRに設置された信号機SGに関するデータであるから、信号機データ記憶装置8に記憶されていない交差点は、未登録の交差点CRということになる。
そして、判定した交差点CRが登録済み交差点CRであると判定すると(ステップS1−5でNO)、管理コンピュータ5は、ステップS1−1に戻り更に新たな走行軌跡情報TDの受信を待つ。
一方、判定した交差点CRが未登録の交差点CRであると判定すると(ステップS1−5でYES)、管理コンピュータ5は、走行履歴情報記憶装置6に記憶された走行軌跡情報TDに基づいて、特定した交差点CRについて、交差点通過情報PDを走行軌跡情報TDから抽出して作成して交差点通過情報記憶装置7に記憶する(ステップS1−6)。
管理コンピュータ5は、交差点通過情報記憶装置7に記憶された交差点通過情報PDに基づいて、信号機SGの設置の有無を判断する(ステップS1−7)。つまり、管理コンピュータ5は、交差点CRにおいて、交差点CRに接続する道路それぞれで、定期的に定まったタイミングで各車両Cの停止及び発進があるかどうかを、交差点通過情報PDの通過経路情報PDd及び通過時間情報PDe等から統計的に求める。
そして、交差点CRにおいて、定期的に車両Cの停止及び発進があると判断すると(ステップS1−7でYES)、管理コンピュータ5は、信号機SGが設置されていると判定し、次にその信号機SGに矢印信号灯ALが付設されているかどうか判断する(ステップS1−8)。つまり、管理コンピュータ5は、交差点CRの信号機SGにおいて、定期的に定まったタイミングで各車両Cの旋回、即ち、右折又は左折があるかどうか、同じく交差点通過情報PDの通過経路情報PDd及び通過時間情報PDe等から統計的に求める。
そして、その交差点CRの信号機SGにおいて、定期的に定まったタイミングで車両Cの右折又は左折があると判断、即ち矢印信号灯ALが付設されていると判断すると(ステップS1−8でYES)、管理コンピュータ5は、矢印信号灯ALが付設された信号機SGとして信号機データSD(ヘッダSDa、設置位置座標データSDb、矢印信号灯付設データSDc、種別データSDd)を作成し信号機データ記憶装置8に記憶する(ステップS1−9)。なお、種別データSDdの方向データSDgについては、ステップS1−8の各車両Cの右折、左折の判断結果に基づいて作成され、対象走行レーンデータSDfは、通過経路情報PDdに基づいて作成される。
一方、交差点CRの信号機SGにおいて、定期的に定まったタイミングで各車両Cの右折又は左折がないと判断、即ち矢印信号灯ALが付設されていないと判断すると(ステップS1−8でNO)、管理コンピュータ5は、矢印信号灯ALが付設さていない信号機S
Gとして信号機データSD(ヘッダSDa、設置位置座標データSDb、矢印信号灯付設データSDc、種別データSDd)を作成し信号機データ記憶装置8に記憶する(ステップS1−10)。
そして、ステップS1−9及びステップS1−10で、信号機SGに対する信号機データSDが作成され信号機データ記憶装置8に記憶されると、管理コンピュータ5は、その信号機データSDを各車両Cの運転支援装置3に送信し(ステップS1−11)、一つの信号機SGに対する信号機データSDの作成と配信が終了し、新たな信号機SGの信号機データSDの作成と配信のための処理を行う。
ステップSS1−7において、交差点通過情報PDの数が少なく、信号機SGの設置の有無が判断できない場合(ステップSS1−7でNO)、ステップS1−1に戻り、新たな交差点通過情報PDの追加を待つ。
このように、情報収集センター2は、各車両Cからの走行軌跡情報TDに基づいて、交差点CRを特定し、その特定した交差点CRでの車両Cの交差点通過情報PDを、その交差点CRを通過した各走行軌跡情報TDからそれぞれ抽出し作成した。そして、抽出した各交差点通過情報PDに基づいて、信号機SGの設置の有無、その信号機SGに矢印信号灯ALの付設の有無を判定することによって、信号機データSDは作成される。つまり、情報収集センター2は、各車両Cからの走行軌跡情報TDを受信するだけで、信号機データSDを作成することができる。
次に、各車両Cに搭載された運転支援装置3の走行軌跡情報取得処理及び信号機データ取得処理を、図15に示す運転支援装置3の処理手順を示すフローチャートに従って説明する。
今、車両Cにおいてイグニッションスイッチ15dがオンされると、走行軌跡情報取得処理のプログラムが実行され、CPU11は、1秒間隔で、自車位置とその時の時間を計測し、自車位置(走行位置情報TDc)とその時の時間(走行時間情報TDb)を1つの走行軌跡情報TDとしてRAM12に順次記憶する(ステップS2−1)。続いて、CPU11は、走行軌跡情報TDが予め定めた数(本実施形態では20個)蓄積されかどうか判断する(ステップS2−2)。
走行軌跡情報TDが20個になると(ステップS2−2でYES)、CPU11は、時系列に蓄積された20個の走行軌跡情報TDを、一括して車両識別情報TDaを付加して情報収集センター2に送信する(ステップS2−3)。そして、CPU11は、RAM12に記憶した時系列に蓄積された20個の走行軌跡情報TDを消去(リセット)して後(ステップS2−4)、情報収集センター2からの信号機データSDを受信したどうか判断する(ステップS2−5)。なお、ステップS2−2において、走行軌跡情報TDが20個に満たない場合も(ステップS2−2でNO)、ステップS2−5に移り、信号機データSDを受信したどうか判断する。
情報収集センター2からの信号機データSDを受信したとき(ステップS2−5でYES)、CPU11は、その受信した信号機データSDを、地理データ記憶部17に更新登録する(ステップS2−6)。信号機データSDの地理データ記憶部17への更新登録が終了すると、CPU11は、イグニッションスイッチ15dがオフされたかどうか判断し(ステップS2−7)し、オフされてない場合には、ステップS1に戻り、新たな走行軌跡情報TDの取得を行う。
また、情報収集センター2からの信号機データSDの送信がないとき(ステップS2−
5でNO)、CPU11は、イグニッションスイッチ15dがオフされたかどうか判断し(ステップS2−7)し、オフされてない場合には、ステップS2−1に戻り、新たな走行軌跡情報TDの取得を行う。
このように、各車両Cが走行しているだけで、信号機データSDを作成するために必要な、走行軌跡情報TDを取得することができる。
次に、本実施形態の運転支援装置3の信号機検出支援処理を、図16に示す運転支援装置3の処理手順を示すフローチャートに従って説明する。
今、運転者によるイグニッションスイッチ15dのオン操作に基づいて、CPU11は「信号機検出支援モード」となり、図16のフローチャートに示す信号機検出支援プログラムを実行する。
まず、CPU11は、GPS受信部14、車速センサ15a及びジャイロ15bからの各信号に基づいて車両Cの現在位置(自車位置)を求める(ステップS3−1)。また、CPU11は、画像データ入力部22を介して、前方カメラCAを撮像動作させ前方画像データG1を画像データ入力部22に取り込ませている(ステップS3−2)。
なお、本実施形態では、目的地までの案内経路が複数探索されその中の選択された1つの案内経路Rを案内表示する経路案内プログラムは実行されていないものとする。従って、CPU11は算出した自車位置に基づいて自車位置を示す指標Poを合わせた地図画面PをディスプレイDSPに表示しているだけで、目的地までの案内経路Rは表示されていない。勿論、経路案内プログラムを実行して走行してもよい。
続いて、CPU11は、求めた自車位置と地理データ記憶部17に記憶した信号機データSD(経路データRD及び地図データMD)に基づいて、車両Cが走行している前方であって予め定めた距離(本実施形態では100メートル)の先に交差点CRがあって、その交差点CRに矢印信号灯ALが付設された信号機SGが設置してあるどうかを判断する(ステップS3−3)。
前方に交差点CRがあって矢印信号灯ALが付設された信号機SGが設置してあると判断すると(ステップS3でYES)、CPU11は、その信号機SGに関する信号機データSDを地理データ記憶部17から読み出してRAM12に一時記憶する(ステップS3−4)。なお、前方に交差点CRがない、交差点CRあっても信号機SGが設置してない、又は、信号機SGに矢印信号灯ALが付設されてない場合(ステップS3−3でNO)、CPU11は、ステップS11に移り、イグニッションスイッチ15dがオフされたかどうか判断し、オフ操作されてない場合には、ステップS3−1に戻る。すなわち、矢印信号灯ALが付設されている信号機SGが見つかるまで、自車位置を更新しながら走行する。
ステップS3−4で信号機データSDを取得すると、CPU11は、ステップS3−1で求めた自車位置と、地理データ記憶部17に記憶した経路データRD及び地図データMDに基づいて、車両Cが走行している自車両走行レーンを特定してRAM12に一時記憶する(ステップS3−5)。
続いて、CPU11は前方カメラCAを撮像している前方画像の前方画像データG1を画像プロセッサ18に逐次転送して、前方画像データG1を使って画像プロセッサ18に対して前方の信号機SGの各信号灯BL,YL,RLの点灯の有無と矢印信号ALの点灯の有無を判定するための画像認識を実行する(ステップS3−6)。そして、画像プロセッサ18が、赤色信号灯RLが点灯していると画像認識すると(ステップS3−7でYE
S)、CPU11は、ステップS3−8に移り、矢印信号灯ALが点灯していることを画像プロセッサ18が画像認識したかどうか判断する。
画像プロセッサ18が、矢印信号灯ALが点灯していると画像認識すると(ステップS3−8でYES)、CPU11は、ステップS3−5で取得した自車両走行レーンとステップS3−4で取得した信号機データSD(対象走行レーンデータSDf)と比較し、自車両走行レーンが点灯していると判定された矢印信号灯ALの対象走行レーンと一致しているかどうか判定する(ステップS3−9)。
自車両走行レーンが対象走行レーンと一致していると判定すると(ステップS3−9でYES)、CPU11は、音声プロセッサ21を介してスピーカSPから、注意を喚起するアナウンスする(ステップS3−10)。
例えば、自車両走行レーンが右折走行レーンTL3であって、矢印信号灯ALの対象走行レーンが右折走行レーンTL3である場合には、「対向車を確認しながら右折して下さい。」という音声案内する。また、自車両走行レーンが左折走行レーンTL1であって、矢印信号灯ALの対象走行レーンが左折走行レーンTL1である場合には、「歩行者を確認しながら左折して下さい。」という音声案内する。また、自車両走行レーンが直進走行レーンTL2であって、矢印信号灯ALの対象走行レーンが直進走行レーンTL2である場合には、「矢印信号灯を確認して直進して下さい。」という音声案内する。
その後、イグニッションスイッチ15dがオフされたかどうか判断し(ステップS3−11)し、オフ操作されてない場合には、ステップS1に戻り、新たな矢印信号灯ALを付設した信号機SGのための支援処理を行う。
一方、自車両走行レーンが対象走行レーンと一致していないと判定すると(ステップS3−9でNO)、CPU11は、車両Cが自車位置から交差点CRの停止線で停止できる速度を演算し、停止できるように減速・停止制御を実行する(ステップS3−12)。詳述すると、CPU11は、車両用入出力I/F部23を介して減速・停止制御のための制御信号(ブレーキ信号、加速度信号、変速信号)を車両用ECU24に出力する。
車両用ECU24は、制御信号(ブレーキ信号、加速度信号、変速信号)に基づいて、ブレーキ制御装置25、燃料噴射量制御装置26及び変速制御装置27を介して、ブレーキ装置、燃料噴射装置、シフト駆動装置を駆動制御して、交差点CRの停止線で停止できるように車両Cを減速・停止制御する。
なお、ステップS3−8において、矢印信号灯ALが点灯していないと画像認識すると(ステップS3−8でNO)、CPU11は、前方の信号機SGは走行レーンに関係なく全て「交差点CRで停止である」としてステップS3−12に移る。そして、CPU11は、前記と同様に、車両Cが自車位置から交差点CRの停止線で停止できる速度を演算し、停止できるように減速・停止制御を実行する(ステップS3−12)。
さらに、ステップS3−7において、画像プロセッサ18が、赤色信号灯RL以外の青色信号灯BL又は黄色信号灯YLが点灯していると画像認識すると(ステップS3−7でNO)、CPU11は、ステップS3−11に移り、イグニッションスイッチ15dがオフされたかどうか判断し、オフ操作されてない場合には、ステップS3−1に戻り、新たな矢印信号灯ALを付設した信号機SGのための支援処理を行う。
次に、上記のように構成した本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)本実施形態では、各車両Cから、各車両Cがそれぞれ取得した通過した交差点C
Rに対する走行軌跡情報TDが送信、即ち、交差点CRと信号機SGを求めるための情報が情報収集センター2に集められるようにした。情報収集センター2は、各車両Cからの走行軌跡情報TDから交差点通過情報PDが抽出作成され、その交差点通過情報PDに基づいて、1つの交差点CRでの1つの信号機SGの有無及び矢印信号灯ALの有無が統計的に判定される。そして、その判定された信号機SGに対する設置位置座標データSDb、矢印信号灯付設データSDc及び種別データSDdからなる信号機データSDを作成し信号機データ記憶装置8にした。
従って、各車両Cが交差点CRを通過するだけで、取得した走行軌跡情報TDに基づいて、新たな信号機SGの信号機データSDを簡単に作成することができる。
(2)本実施形態では、情報収集センター2で作成された信号機データSDは、各車両Cに配信するようにした。従って、各車両Cは新たな信号機データSDを直ちに利用できる。
(3)本実施形態では、情報収集センター2は、各車両Cから送信されてくる、その時々の自車位置の走行位置情報TDcとその各自車位置に位置している時間の走行時間情報TDbとからなる走行軌跡情報TDを受信する。従って、各車両Cから送信されてくる走行軌跡情報TDから交差点CRを特定できるとともに、新たに設置された信号機SGや新たに信号機SGに付設された矢印信号灯ALに関する信号機データ作成のための交差点通過情報PDを容易に取得することができる。
(4)本実施形態では、各車両Cは、その時々の自車位置の走行位置情報TDcとその各自車位置に位置している時間の走行時間情報TDbを、既存のGPS受信部14、タイマ28灯で検出できるため、新たな装置を加えることなく走行軌跡情報TDを非常に簡単に作成でき情報収集センター2に送信することができる。
尚、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、各車両Cから車両識別情報TDa、走行時間情報TDb、走行位置情報TDcとからなる走行軌跡情報TDを情報収集センター2に送信した。これを、車両識別情報PDa、交差点位置情報PDb、交差点種別情報PDc、通過経路情報PDd、通過時間情報PDeとからなる交差点通過情報PDを、走行軌跡情報TDとして情報収集センター2に送信してもよい。この場合、車両Cは、交差点の判断を、方向指示器の操作に基づいて判断したり、車両Cに設置された前方を撮影するカメラ画像、車速、ブレーキ操作、ステアリングの操舵角等で判断する。これによって、情報収集センター2の管理コンピュータ5の負荷は軽減される。
・上記実施形態では、走行軌跡情報TDは1秒間で取得したが、1秒未満の間隔で走行軌跡情報TDを取得してもよい。この場合、より正確な交差点通過情報PDを抽出でき精度の高い信号機データSDを作成できる。また、反対に、信号機データSDの作成に支障の内範囲であれば、1秒を超える間隔で走行軌跡情報TDを取得してもよい。
・上記実施形態では、1秒間で取得した走行軌跡情報TDを20個取得する毎に一括して情報収集センター2に送信したが、その数を適宜変更して実施してもよい。また、1つ走行軌跡情報TDを取得するごとに、情報センター2に送信してもよい。
・上記実施形態では、走行軌跡情報TDが所定の数(20個)蓄積された時、一括して情報収集センター2に送信した。これを、所定の時間、車両Cが所定の状態(例えば、停止している時等)、又は送信可能な場所に位置して入るときに、一括して情報センター2に送信してもよい。
・上記実施形態では、情報収集センター2の管理コンピュータ5は、1つの信号機データSDが作成されると、直ちに、各車両Cに送信した。これを、一定期間経過したときに、一括して信号機データSDを各車両Cに配信(送信)してもよい。
信号機データ作成配信システムの構成を示すシステム構成図。 情報収集センターの構成を説明するブロック図。 本実施形態の運転支援装置の構成を説明するブロック図。 交差点と交差点に設置された信号機を説明するための説明図。 信号機データのデータ構成を説明するための説明図。 走行軌跡情報のデータ構成を説明するための説明図。 交差点通過情報のデータ構成を説明するための説明図。 (a)は3種類の矢印信号灯が付設された信号機の図、(b)は2種類の矢印信号灯が付設された信号機の図、(c)は1種類の矢印信号灯が付設された信号機の図。 走行レーンと矢印信号灯との関係を説明するための説明図。 経路データのデータ構成を説明するための説明図。 地図データのデータ構成を説明するための説明図。 前方カメラの撮像範囲を説明するための説明図。 信号灯の点灯のパターンを説明するための説明図であって、(a)は青色信号灯が点灯しているパターン、(b)は黄色信号灯が点灯しているパターン、(c)は赤色信号灯が点灯しているパターン、(d)は3つの矢印信号灯が点灯しているパターン、(e)は2つの矢印信号灯が点灯しているパターン、(f)は1つの矢印信号灯が点灯しているパターンを説明する図。 信号機データ作成のフローチャート。 走行軌跡情報取得のフローチャート。 交差点での支援動作を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…信号機データ作成配信システム、2…情報収集センター、3…運転支援装置、
5…管理コンピュータ、6…車両用通過履歴情報記憶装置、7…交差点通過情報記憶装置、8…信号機データ記憶装置、9…入出力インターフェース、11…CPU、12…RAM、13…ROM、14…GPS受信部、15a…車速センサ、15b…ジャイロ、15d…イグニッションスイッチ、16…通信用入出力インターフェース、17…地図データ記憶部、18…画像プロセッサ、21…音声プロセッサ、24…車両用電子制御装置(車両用ECU)、25…ブレーキ制御装置、26…燃料噴射量制御装置、27…変速制御装置、28…タイマ、AL,AL1,AL2,AL3…矢印信号灯、C…車両、CA…前方カメラ、CR…交差点、BL…青色信号灯、YL…黄色信号灯、RL…赤色信号灯、TL1,TL2,TL3…走行レーン、SG…信号機、MD…地図データ、RD…経路データ、SD…信号機データ、SDb…設置位置座標データ、SDe…種別データ、Df…対象走行レーンデータ、SDg…方向データ、SP…スピーカ、PD…交差点通過情報、PDa…車両識別情報、PDb…交差点位置情報、PDc…交差点種別情報、PDd…通過経路情報、PDe…通過時間情報、TD…走行軌跡情報。

Claims (5)

  1. 各道路に設置された矢印信号灯が付設された信号機の信号機データ作成方法であって、
    各車両は、
    その時々の自車位置の自車位置情報とその各自車位置に位置している時間の時間情報とからなる走行軌跡情報を作成し、
    それぞれ取得した前記走行軌跡情報を、情報収集センターに送信し、
    情報収集センターは、
    前記各車両から送信されてくる走行軌跡情報を受信し、
    前記受信した前記各車両からの走行軌跡情報に基づいて、各走行軌跡が交差する地点を割出しその交差する地点を交差点と判定し、その交差点の位置を示す交差点位置情報と、その交差点を通過した時の進入方向と脱出方向からなる通過経路情報と、その交差点を通過した時の交差点の進入時間と脱出時間からなる通過時間情報から構成される交差点通過情報を作成し、
    前記交差点通過情報に基づいて、該交差点での信号機の有無及び矢印信号灯の有無を判定し、その判定した信号機に対する設置位置情報、矢印信号灯の付設有無情報及び矢印信号灯が示す種別情報からなる信号機データを作成して記憶手段に記憶することを特徴とする信号機データ作成方法。
  2. 各道路に設置された矢印信号灯が付設された信号機の信号機データ作成のための交差点通過情報取得方法であって、
    車両からのその時々の自車位置の自車位置情報とその各自車位置に位置している時間の時間情報とからなる走行軌跡情報を取得し、受信した前記各車両からの走行軌跡情報に基づいて、各走行軌跡が交差する地点を割出しその交差する地点を交差点と判定し、その交差点の位置を示す交差点位置情報と、その交差点を通過した時の進入方向と脱出方向からなる通過経路情報と、その交差点を通過した時の交差点の進入時間と脱出時間からなる通過時間情報から構成される交差点通過情報を作成することを特徴とする信号機の信号機データ作成のための交差点通過情報取得方法。
  3. 各道路に設置された矢印信号灯が付設された信号機の信号機データ作成システムであって、
    各車両は、
    車両に搭載した位置検出手段と計時手段にて検出したその時々の自車位置の自車位置情報とその各自車位置に位置している時間の時間情報とからなる走行軌跡情報を作成する走行軌跡情報作成手段と、
    前記走行軌跡情報作成手段が作成した走行軌跡情報を情報収集センターに送信する送信手段と
    を備え、
    前記情報収集センターは、
    前記各車両から送信されてくる走行軌跡情報を受信する受信手段と、
    前記受信した前記各車両からの走行軌跡情報に基づいて、各走行軌跡が交差する地点を割出しその交差する地点を交差点と判定し、その交差点の位置を示す交差点位置情報と、その交差点を通過した時の進入方向と脱出方向からなる通過経路情報から構成される交差点通過情報を作成する交差点通過情報作成手段と、
    前記作成した前記交差点通過情報に基づいて、該交差点での信号機の有無及び矢印信号灯の有無を判定する信号有無判定手段と、
    その判定した信号機に対する設置位置情報、矢印信号灯の付設有無情報及び矢印信号灯が示す種別情報からなる信号機データを作成し記憶手段に記憶する信号機データ作成手段と
    を備えたことを特徴とする信号機データ作成システム。
  4. 請求項3に記載の信号機データ作成システムであって、
    前記各車両はそれぞれ受信手段を備え、前記情報収集センターは送信手段を備え、
    前記情報収集センターは、前記信号機データ作成手段が作成した信号機データを、前記各車両に配信することを特徴とする信号機データ作成システム。
  5. 各道路に設置された矢印信号灯が付設された信号機の信号機データ作成のための交差点通過情報取得装置であって、
    車両からのその時々の自車位置の自車位置情報とその各自車位置に位置している時間の時間情報とからなる走行軌跡情報を受信する受信手段と、
    前記受信した前記各車両からの走行軌跡情報に基づいて、各走行軌跡が交差する地点を割出しその交差する地点を交差点と判定し、その交差点の位置を示す交差点位置情報と、その交差点を通過した時の進入方向と脱出方向からなる通過経路情報と、その交差点を通過した時の交差点の進入時間と脱出時間からなる通過時間情報から構成される交差点通過情報を作成する交差点通過情報作成手段と、
    を備えたことを特徴とする交差点通過情報取得装置。
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