JP2008238221A - 連続鋳造用パウダー - Google Patents

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Abstract

【課題】パウダーの粘度が十分に高くパウダー巻き込みを低減することができ、パウダーと溶鋼成分との反応を防止して鋳造中におけるパウダー粘度の低下を防止し、さらに鋳造時に鋳型に埋め込んだ熱電対の温度変動を少なくすることのできる連続鋳造用パウダーを提供する。
【解決手段】質量%で、SiO2:5.0〜35.0%、Al23:5.0〜35.0%、T.CaO:40.0%以下、Na2O:3.0〜15.0%、F:2.0〜10.0%を含有し、MgO含有量が2.5%以下であり、その他成分含有量が20%以下であり、T.CaO/SiO2が0.15〜1.05であり、1300℃での粘度が6〜30poise、凝固温度が1260℃以下であることを特徴とする連続鋳造用パウダー。ただしT.CaOは、パウダー中のCaがすべてCaOであるとして算出したCaO含有量である。
【選択図】なし

Description

本発明は、溶融金属の連続鋳造において鋳型内に添加する連続鋳造用パウダーに関するものである。
溶融金属の連続鋳造においては、鋳型内に注入された溶融金属の表面に連続鋳造用パウダー(以下単に「パウダー」ともいう。)を添加する。鋳型内に添加された連続鋳造用パウダーは、高温の溶融金属に加熱されて溶融し、鋳型と凝固シェルの間に流入する。連続鋳造用パウダーは主として、鋳型内の溶融金属表面の保温及び酸化防止、溶融金属中を浮上した非金属介在物の吸収、鋳型とシェル間に流入するパウダーフィルムによる潤滑作用、このフィルムによる鋳型よりの抜熱の制御を行う機能を発揮する。また、溶融パウダーが溶融金属中に巻き込まれると品質不良の原因となるので、パウダー巻き込みの少ない連続鋳造を行うことが必要である。
鋳型と凝固シェル間の潤滑特性は最も重要視され、鋳造品種や連続鋳造条件に応じて溶融物性を調整した多くのパウダー品種がつくられてきた。パウダー溶融物性のうち、1300℃における粘度は潤滑性を制御する上で重要な指標であり、粘度の低いものほど鋳型と凝固シェル間への流入量が多く、高い潤滑効果が期待できる。一方、鋳型内に溶融金属を供給するために浸漬ノズルが用いられる。浸漬ノズルから吐出する溶融金属流により、鋳型内の溶融金属は攪拌されており、溶融金属のメニスカス部も攪拌の影響を受けている。連続鋳造用パウダーとして低粘度パウダーを使用すると、メニスカス部の溶融金属攪拌や浸漬ノズル近傍に生じる渦流によって溶融パウダーが溶融金属中に巻き込まれやすくなる性質があり、巻き込まれたパウダー起因の溶融スラグは鋳片内部に残存して介在物欠陥となる。そのため、鋳片内部欠陥に対して厳格な用途に使われることの多い極低炭素鋼用のパウダーについては、潤滑に支障のない範囲で高粘度化し、パウダー巻き込みを最低限に抑える試みがなされている。
特許文献1においては、1300℃での粘度が10poise以上150poise以下であり、かつ凝固時の固相率と温度の関係を規定したパウダーが開示されている。これにより、パウダー流入不良によるトラブルを防止しつつ、介在物やパウダーの巻き込みに起因する加工時の欠陥を防止できる。また特許文献2においては、CaO/SiO2が0.3〜0.8の範囲にあり、1300℃における粘度が10poise超50poise以下とし、さらに凝固温度及び冷却後の結晶化率を規定したパウダーが開示されている。これにより、流入性を確保しつつパウダー巻き込みが少なく、かつ表面性状に優れた鋼材を製造することができる。
特許文献1、2に記載のパウダーは、1300℃での粘度を10poise以上の高粘度とするための手段として、パウダー中のSiO2含有量を高い含有量とし、CaO含有量を低い含有量とし、CaO/SiO2の値を低くしている。
炭素濃度が0.01質量%以下である極低炭素鋼は、脱酸等を目的としてAlやTiを含有している。鋳型内メニスカスにおいて、溶鋼と溶融パウダーが接しており、この界面において溶鋼中のAlやTiは溶融パウダー中のSiO2と反応し、以下の反応が生成する。
4[Al]+3(SiO2) → 2(Al23)+3[Si] (1)
[Ti]+(SiO2) → (TiO2)+[Si] (2)
ここで[ ]は溶鋼中の成分、( )は溶融スラグ中の成分を意味している。
上記(1)(2)式の反応によって溶融パウダー中のSiO2含有量が低下すると、結果として溶融パウダーの1300℃における粘度が低下する。そのため、パウダーが当初有していた高粘度という性質を失い、パウダー巻き込みを十分に防止することができなくなる。
溶鋼と溶融パウダーの界面における上記(1)(2)式の反応を防止するためには、溶融パウダー中のSiO2活量を下げることが有効である。そのため、パウダー中のSiO2含有量を低減する試みがなされている。例えば特許文献3においては、高粘度の高塩基度パウダーとして、1300℃における粘度が3〜8poise、塩基度(CaO/SiO2)が1.3以上3.0未満である連続鋳造用パウダーが提案されているが、粘度が8poise以下であって決して高粘度ということはできない。
特許文献4においては、高塩基度パウダーの粘度上昇にはAl23等の添加が有効であるが、高塩基度パウダーに単にAl23等を添加すると形成するパウダーフィルム中への結晶析出が不安定になるとしている。そして同文献では、アケルマナイト、ゲーレナイト等を溶融スラグ凝固時に主な結晶組成として析出し、CaO/SiO2が1.0〜1.5であり、Al23、MgO、Na2O、Li2O等の成分範囲及び凝固温度を規定し、1300℃における粘度が0.2〜1.3poiseであるパウダーが開示されている。同文献に記載のパウダーも、十分に高粘度であるということはできない。
特許文献5では、パウダーのSiO2の活量を低下させることで、パウダーと溶鋼との反応が抑制されて、溶鋼とパウダーとの界面張力の低下を抑制し、あわせて粘度の低下も抑制し、溶鋼中へのパウダーの巻き込みを防止できるとしている。そして、パウダー中のCaO/SiO2を0.6〜1.2、SiO2含有量を10〜35%とし、パウダーのSiO2活量を低下させている。実施例によると、1300℃における粘度が8〜20poiseの例が示されている。
特許文献6に記載のものは、1300℃におけるパウダー粘度が12poise以下で、パウダー中のSiO2含有量及びNa2O等の含有量をパウダー粘度から定まる一定値よりも低い値とする発明である。これにより、パウダー溶融物と溶鋼中アルミニウムとの反応性が低減し、アルゴンガスの溶湯面での破泡時における溶鋼中へのパウダーの巻き込みが顕著に減少する。
連続鋳造鋳型内に熱電対を埋め込み、鋳造中の鋳型温度の変動を監視することにより、拘束性ブレークアウト(以下「BO」という。)の発生を予知することが行われている。メニスカス部よりも下方の鋳型温度を監視し、この部位の鋳型温度が非定常に上昇したときには、拘束によるシェルの破断部がこの部位まで下降してきたと認識し、鋳造速度を急減速する。これによりシェルの破断部を修復し、拘束性BO発生を防止することができる。パウダーの種類によって拘束性BO予知信号の発生頻度が異なり、発生頻度が少ないパウダーほど鋳造が安定しており好ましい。また、鋳型内熱電対の温度の時間変動が多い場合には、パウダーの流入状況が不安定であると認識することができる。
特開2003−290888号公報 特開2004−167527号公報 特許第2991057号公報 特開2005−40835号公報 特開2006−175472号公報 特開2006−192440号公報
特許文献3、4に記載のものは、高塩基度パウダーを用いることによってパウダー中SiO2成分と溶鋼中のAl等との反応を低減しているものの、1300℃における粘度が決して高粘度ということはできない。
特許文献5に記載のものは、パウダーのSiO2活量を低下させてパウダーと溶鋼との反応を抑制し、同時に1300℃における粘度が8〜20poiseと高粘度を実現している。また特許文献6に記載のものは、1300℃における粘度が12poise以下で溶鋼成分との反応性の低いパウダーが開示されている。しかし特許文献5、6に記載のもののうち高粘度のパウダーを連続鋳造に用いると、鋳型内に埋め込んだ熱電対で測定する鋳型温度の変動が増加することが分かった。
本発明は、パウダーの粘度が十分に高くパウダー巻き込みを低減することができ、パウダーと溶鋼成分との反応を防止して鋳造中におけるパウダー粘度の低下を防止し、さらに鋳造時に鋳型に埋め込んだ熱電対の温度変動を少なくすることのできる連続鋳造用パウダーを提供することを目的とする。
即ち、本発明の要旨とするところは以下のとおりである。
(1)質量%で、SiO2:5.0〜35.0%、Al23:5.0〜35.0%、T.CaO:40.0%以下、Na2O:3.0〜15.0%、F:2.0〜10.0%を含有し、MgO含有量が2.5%以下であり、その他成分含有量が20%以下であり、T.CaO/SiO2が0.15〜1.05であり、1300℃での粘度が6〜30poise、凝固温度が1260℃以下であることを特徴とする連続鋳造用パウダー。
ただしT.CaOは、パウダー中のCaがすべてCaOであるとして算出したCaO含有量である。
(2)さらにZrO2を10質量%以下含有することを特徴とする上記(1)に記載の連続鋳造用パウダー。
(3)さらにCを5.0%以下含有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の連続鋳造用パウダー。
(4)さらにSrOを5.0%以下含有することを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の連続鋳造用パウダー。
本発明は、1300℃での粘度を6poise以上と高粘度にすることによってパウダー巻き込みを防止し、SiO2含有量を35.0%以下とすることによってパウダーと溶鋼との反応を防止して粘度の低下を防止し、MgO含有量を2.5%以下とすると同時に塩基度を1.05以下とすることによって鋳造時に鋳型に埋め込んだ熱電対の温度変動を少なくすることができ、極低炭素鋼鋳造時において安定してパウダー巻き込みを低減することができる。
本発明の連続鋳造用パウダーは、1300℃での粘度を6〜30poiseとする。粘度が6poise未満では、極低炭素鋼の鋳造においてパウダーの巻き込みを十分に低減することができない。一方、粘度が30poiseを超えると、パウダーフィルムによる鋳型内潤滑機能を十分に得ることができなくなる。1300℃での粘度は8〜20poiseの範囲であるとより好ましい。粘度下限を10poiseとするとさらに好ましく、粘度下限を12poiseとするとより一層好ましい。
従来の高粘度連続鋳造用パウダーにおいては、粘度を高めるためにパウダー中のSiO2含有量を高め(40〜60%)、CaO/SiO2の値も低い値としていた。本発明においては、パウダーのSiO2活量を低下させて溶鋼中成分とパウダー中SiO2との反応を低減するために、パウダー中のSiO2含有量を低い値とする。パウダー中SiO2含有量を35質量%以下、好ましくは30質量%以下とする。
SiO2含有量を減らしても高粘度を確保することが必要であり、またSiO2含有量を低減した分だけ他の成分を補う必要がある。
パウダー中のAl23含有量を増大すると粘度を上昇させることができる。そこで本発明においては、パウダー粘度を低下させずにSiO2含有量を低減するため、第1にAl23含有量の増大を図る。Al23含有量が5.0質量%以上であればパウダー粘度を6poise以上に確保することができるので、下限を5.0質量%とする。好ましくは下限を15.0質量%とする。一方、Al23含有量が35.0質量%を超えると正常な溶融状態が得られないので、上限を35.0質量%とする。Al23含有量上限を25.0質量%とすると好ましい。上限を20.0質量%とするとより好ましい。好ましい範囲内でAl23含有量を高くするほど、粘度を高く保つとともに、SiO2含有量を低減する際に補う他の成分を少なくすることができるので好ましい。
パウダー中のSiO2含有量を低減する際に増量する対象としてT.CaOが挙げられるが、T.CaO含有量を増やすと粘度が低減する。1300℃での粘度を6poise以上とするため、T.CaO含有量の上限は40.0質量%とする。T.CaO含有量の上限を35.0質量%とすれば、粘度をより一層上昇させることができるので好ましい。一方、T.CaO含有量が20質量未満となるとSiO2含有量を35質量%以下とすることが難しくなるので、T.CaO含有量の下限を20質量%とすると好ましい。T.CaOとは前述のとおり、パウダー中のCaがすべてCaOであるとして算出したCaO含有量である。
パウダーの溶融状態を好適に保つため、通常のパウダーにおいてNa2Oを含有させていることが多い。パウダー中のSiO2含有量を減らすためにNa2O含有量を増大することができるが、Na2O含有量が15.0質量%を超えると1300℃での粘度を6poise以上に保持することが困難となるので、Na2O含有量の上限は15.0質量%とする。好ましくはNa2O含有量上限を10.0質量%とする。一方、Na2O含有量が少なすぎると正常なパウダー溶融を得ることが難しくなるので、下限を3.0質量%とする。下限が5.0質量%であるとより好ましい。
パウダーの溶融状態を好適に保つため、Fを通常のパウダーにおいて含有させている。パウダー中のSiO2含有量を減らすためにF含有量を増大することができるが、F含有量が10.0質量%を超えると1300℃での粘度を6poise以上に保持することが困難となるので、F含有量の上限は10.0質量%とする。好ましくはF含有量上限を8.0質量%とする。一方、F含有量が少なすぎると正常なパウダー溶融を得ることが難しくなるので、下限を2.0質量%とする。下限が4.0質量%であるとより好ましい。
パウダー中のSiO2含有量を減らすために含有させるその他成分として、MgOは最も好まれて使用されている成分である。ところが、本発明において、パウダー中にMgOを3%程度含有させると、溶融パウダーが凝固する際にパウダーフィルム中に等軸晶が生成し、分析の結果この結晶はわずかにアケルマナイト(2CaO・MgO・2SiO2)を含むゲーレナイト(2CaO・Al23・SiO2)であることが判明した。そしてゲーレナイトが生成することと関連して、鋳型内に埋め込んだ熱電対で連続鋳造中の鋳型内温度を測定したとき、メニスカス部よりも下方の部位において、連続鋳造中の鋳型内温度の変動が大きくなることが観察された。パウダー成分が低SiO2であって、さらに高Al23である場合に、特に上記MgO含有によるゲーレナイトの生成が顕著である。
現在用いられている連続鋳造パウダーにおいてパウダーフィルム中に結晶が生成する場合、生成する結晶はそのほとんどがカスピダイン(3CaO・2SiO2・CaF2)である。カスピダインはパウダーフィルム中に柱状晶としてフィルムの鋳型側に沿って層状に生成する。これに対し、パウダーフィルム中にゲーレナイトが生成する場合には、フィルム内で局所的に核生成および成長するため、結晶粒界での輻射伝熱を散乱させ、結果として局所的に鋳型抜熱を乱していると推測される。従って、パウダーフィルムを介しての鋳型伝熱を安定化させるためには、パウダーフィルムへのゲーレナイトの生成を防止することが必要である。
本発明においては、パウダー含有成分としてのMgO含有量を2.5質量%以下に限定することにより、パウダーフィルム中へのゲーレナイトの生成を防止することを可能とした。MgO含有量は1.5質量%以下であるとより好ましい。本発明のように、パウダーの高粘度を保持しつつパウダー中のSiO2含有量を低減する場合、代わりに添加する成分としてMgOが最も好まれる成分である。特許文献5に記載のパウダーについても、1300℃での粘度が8poise以上でかつSiO2含有量を低く保持した実施例については、MgO含有量が2.5%を超えていることが明らかである。本発明は、MgO含有量の上限を2.5%と限定することにより、高粘度でかつSiO2含有量を低減するに際し、ゲーレナイトの生成を防止し、安定した伝熱特性を確保することを可能にした。
本発明においては、パウダーフィルム中へのゲーレナイト生成を防止するためには、MgO含有量の上限を規定することに加え、T.CaO/SiO2を1.05以下に限定する。本発明のパウダー成分範囲内においてT.CaO/SiO2が増大すると、パウダー組成がゲーレナイト(2CaO・Al23・SiO2)に近づくのでパウダーフィルム中へのゲーレナイトが生成しやすくなるが、T.CaO/SiO2を1.05以下に限定することにより、パウダーフィルム中へのゲーレナイト生成を抑制することが可能となる。一方、T.CaO/SiO2が0.15未満となるとSiO2含有量を35%以下とすることが難しくなるので、T.CaO/SiO2の下限を0.15とする。T.CaO/SiO2の下限を0.55とするとより好ましい。
本発明の連続鋳造用パウダーは、1300℃での粘度を高粘度とすることにより、パウダー巻き込みの少ない連続鋳造を可能にする。一方、1300℃での粘度が高くなることに引きずられて凝固温度が高くなりすぎると、鋳型と凝固シェル間へ流入したパウダーフィルムの凝固が早すぎ、パウダーフィルムの流入潤滑特性が悪化することとなる。本発明においては、パウダーの凝固温度を1260℃以下とすることにより、パウダーの流入潤滑特性を良好に保持することができる。
従来の高粘度パウダーは、SiO2含有量を高くすることによって高粘度を実現しており、鋳造中に溶鋼成分とパウダー中SiO2が反応するため、反応の結果生じるパウダー成分変化によってパウダーの凝固温度が低下する現象が見られた。そのため、使用前パウダーの特性としての凝固温度が比較的に高い温度であっても、実際にはパウダー流入潤滑特性が良好に保たれる傾向があった。それに対して本発明のパウダーは、SiO2含有量を低く抑えた結果として鋳造中におけるパウダー成分変化が少なくなり、鋳造中における凝固温度の低下が抑制されることとなった。そのため、従来の高SiO2含有量パウダーに比較し、使用前パウダーの特性としての凝固温度をより低い温度とした方が好ましい結果が得られることがわかった。具体的には、パウダーの凝固温度を1160℃以下とすることにより、パウダーの好ましい流入潤滑特性を実現することができる。凝固温度を1120℃以下とするとより好ましい。
パウダー中のZrO2含有量を増大すると粘度を上昇させることができる。そこで本発明においては、1300℃での粘度をより一層高い値として好ましい特性を得ようとする場合には、ZrO2を含有させると好ましい。一方、ZrO2を含有させると、パウダーの凝固温度を上昇させることとなるので、ZrO2含有量を10質量%以下とする。ZrO2を含有させて1300℃での粘度を上昇させつつ、同時にパウダーの凝固温度を1120℃以下に保持するためには、ZrO2含有量を3.0質量%以下に保つと良い。また、ZrO2含有量1.0質量%以上においてZrO2含有の効果を発揮することができる。
パウダーの凝固温度を下げる機能を有する成分として、MgOが知られている。しかし上述のとおり、本発明のパウダー中にMgOを含有させると、パウダー凝固時に有害なゲーレナイトが生成するので、MgOを含有させることによって凝固温度を下げることはできない。
パウダー中のNa2O含有量を増大させると、パウダーの凝固温度を下げることができる。通常のパウダー成分設計において、Na2O含有量は3〜4%とすることが多い。本発明においては、パウダーの凝固温度を低減することを目的として、許容範囲(上限15.0%、好ましくは上限10.0%)においてNa2O含有量を増やすことができる。
パウダーの溶融速度調整剤として、パウダー中にCを含有させても良い。Cを含有させることにより、パウダーの溶融速度を抑えることができる。C含有量を0.4質量%以上とすればこの効果を発揮することができる。一方、極低炭素鋼の連続鋳造に用いるパウダーにおいては、パウダーから溶鋼への加炭が問題となるので、C含有量上限を5.0質量%とする。
本発明においては、SiO2以外の成分含有量を所定範囲に抑えた上でSiO2含有量を減らすために、さらにその他の成分を含有させる必要が生じるときがある。また、原料からの不可避不純物としてその他の成分を含有する。その他の成分として、SrO、BaO、MnO、TiO2、B23、Li2O、K2Oなどを挙げることができる。本発明においては、これらのその他成分の合計含有量を極力少なくすることにより、目標とするパウダーの品質を保持することができる。その他成分の合計含有量は20質量%以下とすると好ましい。その他成分の合計含有量は15質量%以下とするとより好ましい。10質量%以下とするとさらに好ましい。
その他成分のうち、SrOについては炭酸塩であるSrCO3を原料としてパウダーに添加されることがある。パウダー中に炭酸塩を含有すると、鋳型内で酸化物と二酸化炭素とに分解し、発生した二酸化炭素が未溶融パウダーを攪拌し、パウダー中のCの燃焼が促進されてパウダーの溶融特性が変化する可能性がある。SrO含有量を2.5質量%以下に制限することにより、このような現象の発生を抑えることができる。
本発明の連続鋳造用パウダーは、SiO2含有量を35質量%以下、さらに好ましい30質量%以下としつつ、1300℃での粘度を6poise以上、好ましくは8poise以上、さらに好ましくは10poise以上、より好ましくは12poise以上とすることができる。同時にパウダーの凝固温度を1260℃以下、好ましくは1160℃以下、さらに好ましくは1120℃以下とすることができる。パウダーの1300℃での粘度をより高い粘度とするためには、まずSiO2含有量を目標とする上限値の近傍の値とする。CaO含有量は低い方が高い粘度を実現することができるが、SiO2含有量を減らすために含有する他の成分として欠かすことはできず、T.CaO含有量を30質量%前後とすると好ましい。SiO2含有量を減らしつつ粘度を高い値に保持するために、Al23含有量は好ましい範囲でできるだけ高い値とする。Na2O含有量は好ましい範囲内で含有量を減らすほど粘度を高くすることができる。高粘度化と凝固温度の低下を合わせて実現する場合には、Na2O含有量を下げすぎず、6%前後とすると好ましい。F含有量についても好ましい範囲内において含有量を低くするほど高粘度を実現することができる。さらにZrO2を含有し、含有量を好ましい範囲内で増大するほど粘度を高くすることができる。Zr含有量を3%以下に抑えることにより、粘度を高くしつつ凝固温度を1120℃以下に保持することが可能となる。
即ち、本発明の成分範囲内において1300℃での粘度を6poise以上とすることができ、さらに上述の指針に従って各成分の含有量を調整することにより、1300℃での粘度をさらに高めることができる。SiO2含有量を30%程度とし、Al23含有量を20%前後、T.CaO含有量を30%弱、Na2O含有量を6%程度、F含有量を4%強、ZrO2含有量を3%程度とすることにより、低SiO2含有量にもかかわらず、1300℃での粘度を12poise程度の高い値とし、凝固温度を1100℃程度の良好な温度範囲とすることができる。SiO2含有量が低いので溶鋼と溶融パウダーとの反応を抑えることができ、パウダー溶融後のパウダーの特性変化を最小限に抑え、パウダー巻き込みの少ない鋳造を可能とする。さらに凝固温度が低いとともに、パウダーフィルム中へのゲーレナイト結晶の生成を防止するので、パウダーフィルムを通じての鋳片の抜熱挙動を安定化させることができる。
本発明において、パウダーの粘度の測定方法として、回転円筒法を用いると好ましい。測定対象の連続鋳造用パウダーをルツボに装入し1400℃で完全に溶融させた後に縦型環状炉(エレマ炉)に入れ、E形粘度計のローターを溶融パウダー中に浸漬し、1300℃で30分間安定させた後、ローターを回転させ粘性抵抗によるトルクを測定し、粘度を求める。なおE形粘度計は事前に標準粘度計にて較正しておく。
パウダーの凝固温度の測定方法としては、前述の粘度測定用縦型環状炉において、1300℃の粘度を測定後、炉の温度を徐々に下げながら粘度を連続測定する。このとき粘度は、温度降下に従って漸次大きくなっていく。この粘度が急激に大きくなる温度を凝固温度とする。
転炉にて溶製した溶鋼300tonを、RHにて所定の成分濃度に調整した極低炭素鋼の溶鋼を、タンディッシュ、浸漬ノズルを介して垂直曲げ型の連続鋳造機で、厚み240mm、幅1600mmの鋳片に鋳造した。溶鋼成分範囲を表1に示す。
Figure 2008238221
表2に示す成分・特性を有する連続鋳造用パウダーを準備し、連続鋳造において鋳型内に添加した。鋳造速度は1.8m/min程度とした。連続鋳造用パウダーの1300℃における粘度、凝固温度については、前述の方法を用いて測定を行った。
鋳片へのパウダー巻き込み状況については、鋳片を冷延した後のコイル表面欠陥発生率を比較することにより評価し、比較例No.6の発生指数を1.0として標準化した。また鋳型伝熱特性については、鋳型内メニスカス部から40〜400mm下方に埋め込んだ熱電対による鋳型温度測定を行い、BO予知信号の発生頻度により評価した。
Figure 2008238221
表2の本発明例No.1は本発明の好ましいパウダー成分系の条件を全て満たしており、良好な結果を得ることができた。本発明例No.2は請求項1の範囲内であり、良好な結果を得ることができたが、SrO含有量が好適範囲から外れ、溶融スラグ肥大化が見られるとともに、凝固温度が好適範囲よりは高めであり、BO予知発生頻度の上昇が若干見られた。本発明例No.3は請求項1の範囲内であり、良好な結果を得ることができたが、凝固温度が好適範囲よりは高めであり、BO予知発生頻度の上昇が若干見られた。
比較例No.4はMgO含有量が本発明範囲を外れ、パウダーフィルム中にゲーレナイトが発生しており、BO予知発生頻度の上昇が顕著になった。比較例No.5はCaO/SiO2が本発明範囲を上限に外れ、パウダーフィルム中にゲーレナイトが発生しており、BO予知発生頻度増大が顕著になった。
比較例No.6はSiO2含有量が本発明範囲を上限に外れており、鋳造中にSiO2含有量が40.0%前後まで下がり、Al23、TiO2含有量が増大した。鋳型内から溶融パウダーを採取し、1300℃での粘度と凝固温度を測定したところ粘度は8poise、凝固温度は1100℃まで下がっていた。凝固温度の低下によって鋳造伝熱特性は良好であったが、パウダー巻き込みによる表面欠陥発生指数が1.0と不良であった。比較例No.7も同様であった。
比較例No.8は、もともと粘度が低くさらにSiO2濃度が上限外れであるため、表面欠陥発生指数が不良であった。

Claims (4)

  1. 質量%で、SiO2:5.0〜35.0%、Al23:5.0〜35.0%、T.CaO:40.0%以下、Na2O:3.0〜15.0%、F:2.0〜10.0%を含有し、MgO含有量が2.5%以下であり、その他成分含有量が20%以下であり、T.CaO/SiO2が0.15〜1.05であり、1300℃での粘度が6〜30poise、凝固温度が1260℃以下であることを特徴とする連続鋳造用パウダー。
    ただしT.CaOは、パウダー中のCaがすべてCaOであるとして算出したCaO含有量である。
  2. さらにZrO2を10質量%以下含有することを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造用パウダー。
  3. さらにCを5.0%以下含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の連続鋳造用パウダー。
  4. さらにSrOを5.0%以下含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の連続鋳造用パウダー。
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