JP2008234470A - タッチパネル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度や湿度の変化による絶縁フィルムの収縮により、絶縁フィルムと絶縁基板の接続部に応力が生じ、接続不良などの問題が生じることを防止することである。
【解決手段】絶縁基板3の複数の一方の配線の端部5と、絶縁フィルム2の電極対8の配線の端部26とを互いに接続する接続部9に近接して、絶縁フィルム2にスリット10が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、抵抗膜式タッチパネルの構造に関する。
特許文献1は、ガラス板やアクリル板等に電極を形成した絶縁基板と、フレキシブルな高分子フィルムに電極を形成した絶縁基板とを積層した構造のタッチパネルを開示する。フレキシブルな高分子フィルムには、電極と外部回路とを接続するために電極に2つの取り出し回路を設けている。そして、第2取り出し回路には、その一端をガラス板等に設けた電極と接続するために、導電性接着剤を設けている。導電性接着剤層をガラス板等に設けた電極に接続するには、通常熱プレスして行なうが、この熱プレスにより高分子フィルムにストレスがかかり、たるみを生じ易く、室温においてもそのままたるみが残り、導通不良や外観不良を生じ易い欠点があった。特許文献1は、高分子フィルムの電極と、ガラス板等に設けた電極と接続する、高分子フィルムの第2取り出し回路との間に切り込みを入れることにより、上記欠点を解消することを開示する。
特許文献2も特許文献1と同様に、ガラス基板側の透明電極の取り出し回路と透明フィルム側の透明電極の取り出し回路を一体的に形成することのできる透明タッチパネルを開示している。この透明タッチパネルは、ガラス基板側の透明電極と透明フィルム側の透明電極との取り出し回路が共に透明フィルム上に一体的に形成され、取り出し回路にガラス基板側の透明電極との接続部が形成され、接続部の取り出し回路が形成されている方向以外の二方あるいは三方が透明フィルムと分離するように切込みが形成されている。接続部が異方導電性接着剤により熱圧着して接続されるように透明タッチパネルを構成しているので、ガラス基板側の透明電極に接続部を加熱または圧着して接続しても、透明フィルムの接続部の取り出し回路が形成されている方向以外の二方あるいは三方には熱圧が伝わらない。従って、取り出し回路とその周辺部の透明フィルムに熱や圧力による、歪みが生じにくく、透明フィルムの剥離が生じにくくなる。
特許文献3は、ケーブルをガラス板とフィルムとの間に挟むように配置して、フィルムのランドパターンとケーブルの他の導体パターンとの間も異方性導電接着剤等を介して圧着させられた、タッチパネルが開示されている。このタイプのタッチパネルは、ケーブルとフィルムとがガラス板を介さず直接導電接続されているため、ケーブルの導体パターンがタッチパネルの位置検出に悪影響を与える場合があった。そこで、フィルムに接続される2つの電極接続部の影響によってフィルム上の一対の電極間の等電位線が乱れないようにするために、フィルムは切取部を有する。切取部は、ケーブルとフィルムとの接着部の近傍であって、タッチパネルの位置検出用領域と接着部の間に設けられ、好ましくはフィルムに略垂直に延びる矩形又はスリット形状を有する。また切取部は少なくとも、切取部の延びる方向への接着部の長さより長い長さを有し、好ましくは、一対の電極の直近まで延びている。この切取部によってケーブルの導体パターンの影響が実質的に遮断され、フィルム上の等電位線の乱れが解消される。
特許文献4は、ガラス基板の上面と可撓性フィルムの下面に、透明導電膜を有しており、それらが、透明導電膜を向かい合わせにして間隔を空けて両面接着テープにより、貼り合わせられているタッチパネルが開示されている。この両面接着テープは、電極対側から入力操作領域に向かうにつれて、丸みを形成して緩やかに、可撓性フィルムから離れるように構成されている。これにより、可撓性フィルムの透明導電膜に両名接着テープの縁が当たることを防止でき、可撓性フィルムの透明導電膜が損傷を受けなくなる。
特開平4−118714号公報 特許第2587975号公報 特開2005−141643号公報 特開2003−288167号公報
前述した特許文献1のタッチパネルは、高分子フィルムと取り出し回路が一体となっているタッチパネルについて開示しており、高分子フィルムの電極と、ガラス板等に設けた電極とを接続する。高分子フィルムの第2取り出し回路との間に切れ込みを入れることにより、熱プレスによる、高分子フィルムへのストレス、たるみ、室温におけるたるみの残存、導通不良や外観不良を生じ易い欠点を解決するものであるが、フィルムと取り出し回路を一体に作ると、タッチパネルを取り付ける位置などが決まってしまい、汎用性に欠けるという欠点がある。
特許文献2のタッチパネルも、特許文献1と同様に、ガラス基板側の透明電極の取り出し回路と透明フィルム側の透明電極の取り出し回路を一体的に形成することのできる透明タッチパネルを開示しており、取り出し回路にガラス基板側の透明電極との接続部が形成され、接続部の取り出し回路が形成されている方向以外の二方あるいは三方が透明フィルムと分離するように切込みが形成されていて、取り出し回路とその周辺部の透明フィルムに熱や圧力による、歪みや、透明フィルムの剥離を起こしやすい欠点を解決するものであるが、これも、フィルムと取り出し回路を一体に作ると、タッチパネルを取り付ける位置などが決まってしまい、汎用性に欠けるという欠点がある。
特許文献3のタッチパネルは、ケーブルをガラス板とフィルムとの間に挟むように配置して、フィルムのランドパターンとケーブルの他の導体パターンとの間も異方性導電接着剤等を介して圧着させられた、タッチパネルが開示されていて、フィルムに接続される2つの電極接続部の影響によってフィルム上の一対の電極間の等電位線が乱れないようにするために、フィルム上に切取部を有する。しかし、特許文献3は、あくまでも一対の電極間の等電位線の乱れを防止するためであり、フレキシブル配線板の接続部への応力を排除することについては言及していない。
特許文献4のタッチパネルは、可撓性フィルムが、電極対側から入力操作領域に向かうにつれて、可撓性フィルムとガラス基板の間隔が小さくなるために、干渉縞が発生し、視認性を悪化させる恐れがあった。
本発明の目的は、温度や湿度の変化による絶縁フィルムの収縮により、絶縁フィルムの電極対と絶縁ガラスの電極との接続領域に応力が生じ、接続不良などの問題が生じることを防止することである。
本発明の他の目的は、温度変化による絶縁フィルムの収縮により、絶縁フィルムとフレキシブル配線板との接続部に応力が生じ、接続不良などの問題が生じることを防止するとともに、フレキシブル配線板を絶縁フィルムに圧着する際の温度の影響により、絶縁フィルムの変形による、ニュートンリングの発生や、外観の悪さを防止することである。
本発明の更に他の目的は、フレキシブル配線板の圧着痕や配線パターンの凹凸がタッチパネルの操作面まで干渉して、操作面の外観が平坦でなくなることを防止することである。
本発明の更に他の目的は、ペンなどで操作入力領域を操作する場合に、耐久性に優れ、かつ視認性を向上したタッチパネルを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明によれば以下のような特徴を有するタッチパネルが提供される。
請求項1の発明では、絶縁基板、上記絶縁基板の一表面に設けられる透明導電膜、及び上記透明導電膜に接続される電極対と複数の電極を備える第1電極板と、絶縁フィルム、上記絶縁フィルムに設けられる透明導電膜、及び上記透明導電膜に接続される電極対を備える第2電極板とが、上記透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わされ、上記絶縁基板の上記複数の一方の配線の端部と上記絶縁フィルムの電極対の配線の端部が接続される一対の電極板と、上記一対の電極板の外縁領域に狭持され、上記絶縁基板の上記電極対の配線の端部と上記複数の他方の配線の端部に個別に接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板とを具備するタッチパネルにおいて、上記絶縁基板の上記複数の一方の配線の端部と上記絶縁フィルムの上記電極対の配線の端部とを互いに接続する接続部と、上記一対の電極板のそれぞれの上記電極対の間に画定される入力操作領域を挟んで反対側の上記絶縁フィルムの上記透明導電膜を絶縁する上記透明導電膜の周囲に設けられた絶縁領域である額縁部分の上記絶縁フィルムに、スリットが形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明では、絶縁基板、上記絶縁基板の一表面に設けられる透明導電膜、及び上記透明導電膜に接続される電極対と複数の電極を備える第1電極板と、絶縁フィルム、上記絶縁フィルムに設けられる透明導電膜、及び上記透明導電膜に接続される電極対を備える第2電極板とが、上記透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わされ、上記絶縁基板の上記複数の一方の配線の端部と上記絶縁フィルムの上記電極対の配線の端部が接続される一対の電極板と、上記一対の電極板の外縁領域に狭持され、上記絶縁基板の上記電極対の配線の端部と上記複数の他方の配線の端部に個別に接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板とを具備するタッチパネルにおいて、上記絶縁基板の上記複数の配線の端部の一方と上記絶縁フィルムの上記電極対の配線の端部とを互いに接続する接続部に近接して、上記絶縁フィルムにスリットが形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、絶縁基板、上記絶縁基板の一表面に設けられる透明導電膜、及び上記透明導電膜に接続される電極対を備える第1電極板と、
絶縁フィルム、上記絶縁フィルムに設けられる透明導電膜、及び上記透明導電膜に接続される電極対を備える第2電極板とが、上記透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わされる一対の電極板と、上記一対の電極板の外縁領域に狭持され、それら電極板の上記電極対の配線の端部に個別に接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板とを具備するタッチパネルにおいて、上記フレキシブル配線板周辺の上記絶縁フィルムに、スリットを有することを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項3に記載の発明において、上記透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わせる際に、上記透明導電膜間に粘着部材を備えるとともに、上記フレキシブル配線板の厚さが、上記粘着部材の厚さよりも厚いことを特徴とする。
請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、上記スリットの上に、電気絶縁性のシール材が塗布されていることを特徴とする。
請求項6の発明では、絶縁基板、上記絶縁基板の一表面に設けられる透明導電膜、及び上記透明導電膜に接続される電極対と複数の電極を備える第1電極板と、絶縁フィルム、上記絶縁フィルムに設けられる透明導電膜、及び上記透明導電膜に接続される電極対を備える第2電極板とが、上記透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わされ、上記絶縁基板の上記複数の一方の配線の端部と上記絶縁フィルムの電極対の配線の端部が接続される一対の電極板と、上記一対の電極板の外縁領域に狭持され、上記絶縁基板の上記電極対の配線の端部と複数の他方の配線の端部に個別に接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板とを具備するタッチパネルにおいて、上記一対の電極板のそれぞれの上記電極対の間に画定される入力操作領域の外側、かつ上記絶縁フィルムの上記透明導電膜が設けられた表面とは反対の表面に凹部を成形したことを特徴とする。
請求項7の発明では、請求項6に記載の発明において、上記第1電極板と上記第2電極板の間かつ、上記入力操作領域の外側に、粘着部材を備えるとともに、上記粘着部材に上記凹部が設けられたことを特徴とする。
請求項8の発明では、請求項6に記載の発明において、上記凹部は、加熱、加圧または、除去により設けられたことを特徴とする。
請求項9の発明では、請求項6に記載の発明において、上記粘着部材は、上記透明導電膜の間に挟まれ上記入力操作領域の外側に配置された第1粘着部材と、上記第1粘着部材の外側に、間隔を空けて配置された第2粘着部材とを有することを特徴とする。
請求項10の発明では、絶縁基板、上記絶縁基板の一表面に設けられる透明導電膜、及び上記透明導電膜に接続される電極対と複数の電極とを備える第1電極板と、絶縁フィルム、上記絶縁フィルムに設けられる透明導電膜、及び上記透明導電膜に接続される電極対を備える第2電極板とが、上記透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わされ、上記絶縁基板の上記複数の一方の配線の端部と上記絶縁フィルムの電極対の配線の端部が接続される一対の電極板と、上記一対の電極板の外縁領域に狭持され、上記絶縁基板の上記電極対の配線の端部と複数の他方の配線の端部に個別に接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板とを具備するタッチパネルにおいて、上記入力操作領域の外側で上記第1電極板と上記第2電極板の間に挟まれる、粘着部材を備えるとともに、上記粘着部材は、上記入力操作領域に近接した第1粘着部材と上記入力領域から離れた第2粘着部材とを有することを特徴とする。
請求項11の発明では、請求項11に記載の発明において、上記粘着部材は、上記絶縁フィルムの上記電極対と上記操作領域とに挟まれた領域にのみに設けられたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、上記絶縁基板の上記複数の一方の配線の端部と上記絶縁フィルムの上記電極対の配線の端部とを互いに接続する接続部と、上記一対の電極板のそれぞれの上記電極対の間に画定される入力操作領域を挟んで反対側の上記絶縁フィルムの上記透明導電膜を絶縁する上記透明導電膜の周囲に設けられた絶縁領域である額縁部分の上記絶縁フィルムに、スリットが形成されている。これにより、接続部へのダメージの低減により接続不良などの問題を防止することができ、信頼性の高いパネルを製造することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記絶縁基板の上記複数の一方の配線の端部と上記絶縁フィルムの上記電極対の配線の端部とを互いに接続する接続部に近接して、上記絶縁フィルムにスリットが形成されている。この構成によっても、接続部へのダメージの低減により接続不良などの問題を防止することができ、信頼性の高いパネルを製造することができる。
請求項3に記載の発明によれば、上記フレキシブル配線板周辺の上記絶縁フィルムに、スリットを有するので、接続部へのダメージの低減により接続不良などの問題を防止することができると共に、フレキシブル配線板を絶縁フィルムに圧着する際の温度の影響による絶縁フィルムの変形を防ぐことができ、信頼性の高いタッチパネルを製造することができる。
請求項4に記載の発明によれば、上記フレキシブル配線板の厚さが、上記粘着部材の厚さの合計よりも厚いので常に絶縁フィルムがフレキシブル配線板を押さえるように働き、フレキシブル配線板の接続信頼性を高めながら、絶縁フィルムの歪みを解消することができる。
請求項5に記載の発明によれば、上記スリットの上に、電気絶縁性のシール材が塗布されているので、スリットからの水分等の浸入による不具合の発生を防ぐことが出来る。
請求項6に記載の発明によれば、上記一対の電極板のそれぞれの上記電極対の間に画定される入力操作領域の外側、かつ上記絶縁フィルムの上記透明導電膜が設けられた表面とは反対の表面に凹部を成形したので、凹部に対して上記額縁側の凹凸の影響を受けなくなるので、上記操作領域を平坦にすることができる。
請求項7に記載の発明よれば、上記第1電極板と上記第2電極板の間かつ、上記入力操作領域の外側に、粘着部材を備えるとともに、上記粘着部材に上記凹部が設けられているので、その凹部に上記絶縁フィルムに成形された凹部がうまく適合するとともに、上記絶縁フィルムに凹部が成形されていない場合であっても、上記粘着部材の凹部に押圧することにより、絶縁フィルム上に凹部を設けることができる。
請求項8に記載の発明によれば、凹部は、加熱、加圧または、絶縁フィルムの除去により設けられるので、状況に応じてさまざまな手段を選択することができる。
請求項9の発明によれば、上記粘着部材は、上記透明導電膜の間に挟まれ上記入力操作領域の外側に配置された第1粘着部材と、上記第1粘着部材の外側に、間隔を空けて配置された第2粘着部材とを有し、上記間隔に、上記入力領域の外側、かつ上記絶縁フィルムの上記透明電極膜が設けられた表面とは反対の表面に形成された上記凹部を配置するので、これによっても、その間隔に絶縁フィルムに成形された凹部がうまく適合するとともに、絶縁フィルムに凹部が成形されていない場合であっても、粘着部材上に押圧することにより、絶縁フィルム上に凹部を設けることができる。
請求項10の発明によれば、上記入力操作領域の外側で上記第1電極板と上記第2電極板の間に挟まれる、粘着部材を備えるとともに、上記粘着部材は、上記入力操作領域に近接した柔軟性、弾力性のある第1粘着部材と、上記入力領域から離れた第2粘着部材とを有するので、絶縁フィルムの電極対近傍を操作する際であっても、第1粘着部材が変形するため、絶縁フィルムが撓み、透明導電膜のクラックを防止できると共に、非操作時に、第2粘着部材が元の大きさに戻り、額縁近傍の干渉縞の発生を防止することができる。更に、第1粘着部材を絶縁フィルムの入力操作領域の外側に形成することにより、額縁近傍の入力荷重の上昇を抑えることができる。
請求項11の発明によれば、上記粘着部材は、上記絶縁フィルムの上記電極対と上記操作領域とに挟まれた領域にのみに設けられたので、その領域の絶縁フィルムを撓ませることができるとともに、粘着部材が電極対の周辺にしか設けられないので生産コストを削減することができる。
図1は本発明の第1実施形態のタッチパネル1を示し、図2は絶縁フィルム2の電極対8の配線の端部一つと絶縁基板3の配線の端部5との接続部9の拡大図を示す。図3は図1のA-A断面図である。タッチパネル1は、絶縁基板3、上記絶縁基板3の一表面に設けられる透明導電膜11、及び上記透明導電膜11に接続される電極対6と複数の配線の端部5とを備える第1電極板29と、絶縁フィルム2、上記絶縁フィルム2に設けられる透明導電膜11、及び上記透明導電膜11に接続される電極対8を備える第2電極板28とが、上記透明導電膜11を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で、例えば粘着部材4により組み合わされ、上記絶縁基板3の上記複数の一方の配線の端部5と上記絶縁フィルム2の電極対8の配線の端部26が接続される一対の電極板12と、上記一対の電極板12の外縁領域に狭持され、上記絶縁基板3の上記電極対6の配線の端部27と上記複数の他方の配線の端部5に個別に、例えば導電性接着剤13により接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板7とを具備している。そして、上記絶縁基板3の上記複数の一方の配線の端部5と上記絶縁フィルム2の上記電極対8の配線の端部26とを互いに接続する接続部9に近接して、前上記絶縁フィルム2にスリット10が形成されている。スリット10は、応力を逃がす効果を得るために、上記一対の電極板12のそれぞれの上記電極対6、8の間に画定される入力操作領域14から例えば0.5mm以上離れているのが望ましい。同様に、スリット10は、応力を逃がす効果を得るために、接続部9から0.5mm以上離れているのが望ましい。この構成により、接続部9へのダメージの低減により、接続不良などの問題を防止することができ、信頼性の高いタッチパネル1を製造することができる。
図4は本発明の第1実施形態の別の変形例のタッチパネル101の絶縁フィルム2の電極対8の配線の端部26の一つと絶縁基板3の配線の端部5との接続部9周辺の拡大図を示す。スリット110の形状が異なる以外は、タッチパネル1と実質的に同一の構成を有する。従って、対応する構成要素には、共通の参照符号を付してその説明を省略する。スリット110もスリット10と同様に、応力を逃がす効果を得るために、絶縁フィルム2の入力操作領域14から例えば0.5mm以上離れているのが望ましい。同様に、スリット110は、応力を逃がす効果を得るために、接続部9から0.5mm以上離れているのが望ましい。この構成により、接続部9へのダメージの低減により接続不良などの問題を防止することができ、信頼性の高いタッチパネル101を製造することができる。
図5は、本発明の第2実施形態のタッチパネル201の絶縁フィルム2を示した図である。スリット210の形状が異なる以外は、第1実施形態によるタッチパネル1と実質的に同一の構成を有する。従って、対応する構成要素には、共通の参照符号を付してその説明を省略する。タッチパネル201は、絶縁基板3、上記絶縁基板3の一表面に設けられる透明導電膜11、及び上記透明導電膜11に接続される電極対6と複数の配線の端部5とを備える第1電極板29、絶縁フィルム2、上記絶縁フィルムに設けられる透明導電膜11、及び上記透明導電膜11に接続される電極対8を備える第2電極板28とが、上記透明導電膜11を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で、例えば粘着部材4により組み合わされ、上記絶縁基板3の上記複数の一方の配線の端部5と上記絶縁フィルム2の電極対8の配線の端部26が接続される一対の電極板12と、上記一対の電極板12の外縁領域に狭持され、上記絶縁基板3の上記電極対6の配線の端部27と上記複数の他方の配線の端部5に個別に、例えば導電性接着剤13により接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板7とを具備している。そして、上記絶縁基板3の上記複数の一方の配線の端部5と、上記絶縁フィルム2の上記電極対8とを互いに接続する接続部9と、上記一対の電極板12のそれぞれの上記電極対6、8の間に画定される入力操作領域14を挟んで反対側の上記絶縁フィルム2の上記透明導電膜11を絶縁する上記透明導電膜11の周囲に設けられた絶縁領域である額縁部分15の上記絶縁フィルム2に、スリット210が形成されている。スリット210は、少なくともタッチパネル全長寸法の1/10以上切断することが望ましい。この構成により、接続部9へのダメージの低減により接続不良などの問題を防止することができ、信頼性の高いタッチパネル201を製造することができる。
図6は、本発明の第三の実施形態のタッチパネル301のフレキシブル配線板7周辺の拡大図を示し、図7は、図6のA-A断面図を示す。フレキシブル配線板7が、絶縁フィルムの電極対8に直接接続されることと、スリット310の形状が異なることを除き、第1実施形態によるタッチパネル1と実質的に同一の構成を有する。従って、対応する構成要素には、共通の参照符号を付してその説明を省略する。タッチパネル301は、絶縁基板3、上記絶縁基板3の一表面に設けられる透明導電膜11、及び上記透明導電膜11に接続される電極対6を備える第1電極板29と、絶縁フィルム2、上記絶縁フィルム2に設けられる透明導電膜11、及び上記透明導電膜11に接続される電極対8を備える第2電極板28とが、上記透明導電膜11を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で、例えば粘着部材4により組み合わされる一対の電極板12と、上記一対の電極板12の外縁領域に狭持され、それら電極板12の上記電極対6、8の配線の端部27、26に個別に、例えば導電性接着剤13により接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板7とを具備する。更に、上記フレキシブル配線板7周辺の上記絶縁フィルム2に、スリット310を有する。この構成により、電極対8の配線の端部26とフレキシブル配線板7が接触する接続部9へのダメージの低減により接続不良などの問題を防止することができると共に、フレキシブル配線板7を絶縁フィルム2に圧着して接続する際の温度の影響による絶縁フィルム2の変形を防ぐことができ、信頼性の高いタッチパネル301を製造することができる。
図8は、本発明の第四の実施形態のタッチパネル401の斜視図を示し、図9は、図8のA-A断面図である。粘着部材4の位置が異なる以外は、第三の実施形態によるタッチパネル1と実質的に同一の構成を有する。従って、対応する構成要素には、共通の参照符号を付してその説明を省略する。タッチパネル401は、上記透明導電膜11を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わせる際に、上記透明導電膜11間に粘着部材4を備えるとともに、上記フレキシブル配線板7の厚さ(電極対6,8の厚さと導電性接着剤13の厚さを含む)が、上記粘着部材4の厚さよりも厚い。スリット410を境にして、絶縁フィルム2に段差を生じさせることで、絶縁フィルム2の歪みを解消できる。この構成により、絶縁フィルム2がフレキシブル配線基板7を押さえるように働き、フレキシブル配線基板7の接続の信頼性を高めながら、絶縁フィルム2の歪みを解消することができる。
本発明の第五の実施形態のタッチパネル501は、図8と類似の外観を有し、図10は、タッチパネル501の図8のA-A線に沿った断面図である。スリット410の上に、電気絶縁性のシール材16が塗布されている以外は、第四の実施形態によるタッチパネル401と実質的に同一の構成を有する。従って、対応する構成要素には、共通の参照符号を付してその説明を省略する。上記スリット410の上に、電気絶縁性のシール材16が塗布されている。シール剤16は、望ましくは、シリコーン系シール剤16であり、切断部410を強固に固定するのではなく、柔軟な弾性を持つシリコーン系シール剤16で保護することにより、絶縁フィルムの膨張・収縮から生じる、スリット410での変形に対応できる。電気絶縁性のシール材16が塗布されているので、スリット410からの水分等の浸入による不具合の発生を防ぐことが出来る。もちろん、第一〜第四のタッチパネルのスリットにシール剤16を塗布しても上と同様の効果が得られる。
図11は、本発明のタッチパネル1、101、201、301、401および501の絶縁フィルム2上に光学機能部材17が接着剤で貼り合わされ場合の斜視図を示す。光学機能部材17を更に貼り合わせているので、タッチパネルの視認性を向上させることができる。
図12は、図11のタッチパネルの光学機能部材17の絶縁フィルム2のスリット近傍にもスリット18を有するタッチパネルを示す。光学機能部材17を絶縁フィルム2に貼り合わせる前に、絶縁フィルム2上に凹凸がある場合には、光学機能部材17を貼り合わせると、その表面に歪みや干渉縞が生じる恐れがある。スリット18を設けることで、その切り込み部を境に段差を生じさせて、表面の歪みや干渉縞を解消することができる。なお、スリット18には、上述したシール剤17を塗布してもよい。タッチパネルは、一般的に視認性の向上、特に低反射化と高コントラスト化を可能としたものでもよく、絶縁フィルム2がポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリスルフォン(PSF)、ポリオレフィン(PO)のいずれかであり、光学機能部材17が偏光板でもよい。偏向板の場合には、スリット18を設けないで偏光板に部分的な歪みが生じると、LCDから偏光状態で発せられる表示光を妨げて、視認性を損なう恐れがあるが、スリット18を設けることで、歪みを解消して認性を向上させる効果がある。
図13は、本発明の第六の実施形態のタッチパネル601を示し、図14は図13のA-A断面図を示す。スリットを有さず、絶縁フィルム2の入力操作領域14の外側に凹部19を設けたことを除き、第1実施形態および第三の実施形態のタッチパネル1、301と実質的に同一の構成を有する。従って、対応する構成要素には、共通の参照符号を付してその説明を省略する。タッチパネル601は、絶縁基板3、上記絶縁基板3の一表面に設けられる透明導電膜11、及び上記透明導電膜11に接続される電極対6と複数の配線の端部5とを備える第1の電極板29と絶縁フィルム2、上記絶縁フィルム2に設けられる透明導電膜11、及び上記透明導電膜11に接続される電極対8を備える第2の電極板28とが、上記透明導電膜11を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で、例えば粘着部材4により組み合わされ、上記絶縁基板3の上記複数の一方の配線の端子5と上記絶縁フィルム2の電極対8の配線の端部26が接続される一対の電極板12と、上記一対の電極板12の外縁領域に狭持され、上記絶縁基板3の上記電極対6の配線の端部27と上記複数の他方の配線の端部5に個別に、例えば導電性接着剤13により接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板7とを具備している。
上記一対の電極板12のそれぞれの上記電極対6、8の間に画定される入力操作領域14の外側、かつ上記絶縁フィルム2の上記透明導電膜11が設けられた表面とは反対の表面に凹部19を成形した。これにより、凹部19よりも入力操作領域14の外側から離れた位置にあるフレキシブル配線板7による凹凸の影響を受けなくなるので、入力操作領域14を平坦にすることができる。凹部19は、加熱、加圧または、除去などにより設けることができる。従って、状況に応じてさまざまな手段を選択することができる。なお、本発明の第三の実施形態のタッチパネル301のように、フレキシブル配線板7が、絶縁フィルムの電極対8の配線の端部26に直接接続されるタッチパネルに、凹部19を設けても同様な効果を得られる。
本発明の第七の実施形態のタッチパネル701は図13と同様の外観を有し、図15は、タッチパネル701の図13のA-A線に沿った断面図である。粘着部材4に凹部20が設けられている点を除き、第五の実施形態によるタッチパネル401と実質的に同一の構成を有する。従って、対応する構成要素には、共通の参照符号を付してその説明を省略する。上記第1電極板29と上記第2電極間28かつ、上記入力操作領域14の外側に、粘着部材4を備えるとともに、上記粘着部材4に上記凹部20が設けられている。粘着部材4に凹部20が設けられているので、その凹部20に上記絶縁フィルム20に成形された凹部19がうまく適合するとともに、上記絶縁フィルム20に凹部19が成形されていない場合であっても、上記粘着部材4の凹部20に押圧することにより、絶縁フィルム2上に凹部19を設けることができる。なお、凹部19は、加熱、加圧または、除去などにより設けることができる。
本発明の第八の実施形態のタッチパネル801は、図13と同様な外観を有し、図16は、タッチパネル801の図13のA-A線に沿った断面図である。粘着部材4が、第1粘着部材21と第2粘着部材22を有することを除き、第六の実施形態によるタッチパネル601と実質的に同一の構成を有する。従って、対応する構成要素には、共通の参照符号を付してその説明を省略する。上記粘着部材4は、上記透明導電膜11の間に挟まれ上記入力操作領域14の外側に配置された第1粘着部材21と、上記第1粘着部材21の外側に、間隔を空けて配置された第2粘着部材22とを有する。従って、その間隔に絶縁フィルム2に成形された凹部19がうまく適合するとともに、絶縁フィルム2に凹部19が成形されていない場合であっても、複数の粘着部材21、22上に押圧することにより、絶縁フィルム2上に凹部19を設けることができる。
図17は、第九の実施形態のタッチパネル901の平面図を示し図18は、絶縁フィルム2をペンなどで押下げた場合(図18の矢印部分)の図17のA-A断面図を示す。スリットを有さず、粘着部材4が、第1粘着部材23と第2粘着部材24を有することを除き、第1実施形態と第三の実施形態のタッチパネル1、301と実質的に同一の構成を有する。従って、対応する構成要素には、共通の参照符号を付してその説明を省略する。タッチパネル901は、絶縁基板3、上記絶縁基板3の一表面に設けられる透明導電膜11、及び上記透明導電膜11に接続される電極対6と複数の電極5とを備え、絶縁フィルム2、上記絶縁フィルム2に設けられる透明導電膜11、及び上記透明導電膜11に接続される電極対8を備え、上記透明導電膜11を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で、例えば粘着部材4により組み合わされ、上記絶縁基板3の上記複数の電極5と上記絶縁フィルム2の電極対8が接続される一対の電極板12と、上記一対の電極板12の外縁領域に狭持され、上記絶縁基板3の上記電極対6と上記複数の電極5に個別に、例えば導電性接着剤13により接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板7とを具備している。上記入力操作領域の外側で第1電極板29と第2電極板28の間に挟まれる、粘着部材4を備えている。上記粘着部材4は、上記入力操作領域14に近接した第1粘着部材23と上記入力操作領域14から離れた第2粘着部材24とを有し、絶縁基板3の絶縁層25上に配置されている。従って、絶縁フィルム2の電極対8近傍を操作する際であっても、第1粘着部材23が変形するため、絶縁フィルムが撓み、透明導電膜のクラックを防止できると共に、非操作時に、第1粘着部材23が元の大きさに戻り、額縁部分15近傍の干渉縞の発生を防止することができる。更に、第1粘着部材23を絶縁フィルム2の入力操作領域14の外側に形成することにより、額縁部分15近傍の入力荷重の上昇を抑えることができる。また、第2粘着部材23を透明粘着層とすることもできる。そして、第1粘着部材23を例えば、柔軟性と弾力性を有するアクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤のいずれかとすることができ、更に、柔軟性と弾力性を有する高分子ゲル粘着剤もしくは、これを利用したゲル状粘着シートとすることもできる。また、第1粘着部材23は、スクリーン印刷あるいは、ディスペンスにより形成することもできる。そして、第1粘着部材23の厚さを30〜300μmとすることもできる。なお、本発明の第三の実施形態のタッチパネル301のように、フレキシブル配線板7が、絶縁フィルムの電極対8に直接接続されるタッチパネルに、本実施形態の粘着部材4を設けても、同様な効果が得られる。
図19は、第十の実施形態のタッチパネル1001の平面図を示す。粘着部材4が電極対8の周りにのみ形成されていることを除き、第九の実施形態のタッチパネル901と実質的に同一の構成を有する。従って、対応する構成要素には、共通の参照符号を付してその説明を省略する。上記粘着部材4は、上記絶縁フィルム2の上記電極対8と上記操作領域14とに挟まれた領域にのみに設けられている。上記粘着部材4は、上記絶縁フィルム2の上記電極対8と上記操作領域14とに挟まれた領域にのみに設けられたので、その領域の絶縁フィルム2を撓ませることができるとともに、粘着部材4が電極対8の周辺にしか設けられないので生産コストを削減することができる。
本発明の第1実施形態のタッチパネルを示す。 絶縁フィルムの電極対の配線の端部の一つと絶縁基板の配線の端部との接続部の拡大図である。 図1のA-A断面図を示す。 本発明の第1実施形態の別の変形例のタッチパネルの絶縁フィルムの電極対の配線の端部の一つと絶縁基板の配線の端部との接続部の拡大図を示す。 本発明の第2実施形態のタッチパネルの絶縁フィルムを示す図である。 本発明の第三の実施形態のタッチパネルのフレキシブル配線板周辺の拡大図を示す。 図6のA-A断面図を示す。 本発明の第四の実施形態のタッチパネルの斜視図を示す。 図8のA-A断面図を示す。 本発明の第五の実施形態のタッチパネルの図8のA-A線に沿った断面図を示す。 本発明のタッチパネルの絶縁フィルム上に光学機能部材が貼り合わされた時の斜視図を示す。 図11のタッチパネルの光学機能部材の絶縁フィルムのスリット近傍にスリットを設けたときの図を示す。 本発明の第六の実施形態のタッチパネルを示す図である。 図13のA-A断面図を示す。 本発明の第七の実施形態のタッチパネルの図8のA-A線に沿った断面図を示す。 本発明の第八の実施形態のタッチパネルの図8のA-A線に沿った断面図を示す。 本発明の第九の実施形態のタッチパネルの平面図を示す。 図17のA-A断面図を示す。 本発明の第十の実施形態のタッチパネルの平面図を示す。
符号の説明
1 タッチパネル
2 絶縁フィルム
3 絶縁基板
4 粘着部材
5 配線の端部
6 電極対
7 フレキシブル配線板
8 電極対
9 接続部
10 スリット
11 透明導電膜
12 切断部
13 一対の電極板
26 電極対の配線の端部
27 電極対の配線の端部
28 第2電極板
29 第1電極板

Claims (11)

  1. 絶縁基板、該絶縁基板の一表面に設けられる透明導電膜、及び該透明導電膜に接続される電極対と複数の電極を備える第1電極板と、
    絶縁フィルム、該絶縁フィルムに設けられる透明導電膜、及び該透明導電膜に接続される電極対を備える第2電極板とが、
    該透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わされ、該絶縁基板の該複数の一方の配線の端部と該絶縁フィルムの電極対の配線の端部が接続される一対の電極板と、該一対の電極板の外縁領域に狭持され、該絶縁基板の該電極対の配線の端部と該複数の他方の配線の端部に個別に接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板とを具備するタッチパネルにおいて、
    前記絶縁基板の前記複数の一方の配線の端部と前記絶縁フィルムの前記電極対の配線の端部とを互いに接続する接続部と、前記一対の電極板のそれぞれの前記電極対の間に画定される入力操作領域を挟んで反対側の前記絶縁フィルムの前記透明導電膜を絶縁する該透明導電膜の周囲に設けられた絶縁領域である額縁部分の前記絶縁フィルムに、スリットが形成されていることを特徴とする、タッチパネル。
  2. 絶縁基板、該絶縁基板の一表面に設けられる透明導電膜、及び該透明導電膜に接続される電極対と複数の電極を備える第1電極板と、
    絶縁フィルム、該絶縁フィルムに設けられる透明導電膜、及び該透明導電膜に接続される電極対を備える第2電極板とが、
    該透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わされ、該絶縁基板の該複数の一方の配線の端部と該絶縁フィルムの該電極対の配線の端部が接続される一対の電極板と、該一対の電極板の外縁領域に狭持され、該絶縁基板の該電極対の配線の端部と該複数の他方の配線の端部に個別に接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板とを具備するタッチパネルにおいて、
    前記絶縁基板の前記複数の配線の端部の一方と前記絶縁フィルムの前記電極対の配線の端部とを互いに接続する接続部に近接して、前記絶縁フィルムにスリットが形成されていることを特徴とする、タッチパネル。
  3. 絶縁基板、該絶縁基板の一表面に設けられる透明導電膜、及び該透明導電膜に接続される電極対を備える第1電極板と、
    絶縁フィルム、該絶縁フィルムに設けられる透明導電膜、及び該透明導電膜に接続される電極対を備える第2電極板とが、
    該透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わされる一対の電極板と、該一対の電極板の外縁領域に狭持され、それら電極板の該電極対の配線の端部に個別に接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板とを具備するタッチパネルにおいて、
    前記フレキシブル配線板周辺の前記絶縁フィルムに、スリットを有することを特徴とする、タッチパネル。
  4. 前記透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わせる際に、前記透明導電膜間に粘着部材を備えるとともに、前記フレキシブル配線板の厚さが、前記粘着部材の厚さよりも厚いことを特徴とする、請求項3に記載のタッチパネル。
  5. 前記スリットの上に、電気絶縁性のシール材が塗布されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  6. 絶縁基板、該絶縁基板の一表面に設けられる透明導電膜、及び該透明導電膜に接続される電極対と複数の電極を備える第1電極板と、
    絶縁フィルム、該絶縁フィルムに設けられる透明導電膜、及び該透明導電膜に接続される電極対を備える第2電極板とが、
    該透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わされ、該絶縁基板の該複数の一方の配線の端部と該絶縁フィルムの電極対の配線の端部が接続される一対の電極板と、該一対の電極板の外縁領域に狭持され、該絶縁基板の該電極対の配線の端部と複数の他方の配線の端部に個別に接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板とを具備するタッチパネルにおいて、
    前記一対の電極板のそれぞれの前記電極対の間に画定される入力操作領域の外側、かつ前記絶縁フィルムの前記透明導電膜が設けられた表面とは反対の表面に凹部を成形したことを特徴とする、タッチパネル。
  7. 前記第1電極板と前記第2電極板の間かつ、前記入力操作領域の外側に、粘着部材を備えるとともに、前記粘着部材に前記凹部が設けられたことを特徴とする、請求項6に記載のタッチパネル。
  8. 前記凹部は、加熱、加圧または、除去により設けられたことを特徴とする、請求項6または7に記載のタッチパネル。
  9. 前記粘着部材は、前記透明導電膜の間に挟まれ前記入力操作領域の外側に配置された第1粘着部材と、該第1粘着部材の外側に、間隔を空けて配置された第2粘着部材とを有することを特徴とする、請求項6に記載のタッチパネル。
  10. 絶縁基板、該絶縁基板の一表面に設けられる透明導電膜、及び該透明導電膜に接続される電極対と複数の電極とを備える第1電極板と、
    絶縁フィルム、該絶縁フィルムに設けられる透明導電膜、及び該透明導電膜に接続される電極対を備える第2電極板とが、
    該透明導電膜を互いに導通接触可能に対向かつ離間させた相対配置で組み合わされ、該絶縁基板の該複数の一方の配線の端部と該絶縁フィルムの電極対の配線の端部が接続される一対の電極板と、該一対の電極板の外縁領域に狭持され、該絶縁基板の該電極対の配線の端部と複数の他方の配線の端部に個別に接続される複数の導線を有するフレキシブル配線板とを具備するタッチパネルにおいて、
    前記入力操作領域の外側で前記第1電極板と前記第2電極板の間に挟まれる、粘着部材を備えるとともに、該粘着部材は、前記入力操作領域に近接した第1粘着部材と前記入力領域から離れた第2粘着部材とを有することを特徴とするタッチパネル。
  11. 前記粘着部材は、前記絶縁フィルムの前記電極対と前記操作領域とに挟まれた領域にのみに設けられたことを特徴とする、請求項10に記載のタッチパネル。
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