JP2008232511A - 冷凍空調装置および冷凍空調方法 - Google Patents

冷凍空調装置および冷凍空調方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008232511A
JP2008232511A JP2007071123A JP2007071123A JP2008232511A JP 2008232511 A JP2008232511 A JP 2008232511A JP 2007071123 A JP2007071123 A JP 2007071123A JP 2007071123 A JP2007071123 A JP 2007071123A JP 2008232511 A JP2008232511 A JP 2008232511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
temperature
use side
side heat
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007071123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4711438B2 (ja
Inventor
Hirokuni Shiba
広有 柴
Masanori Aoki
正則 青木
Masato Yosomiya
正人 四十宮
Kazutaka Suzuki
一隆 鈴木
Takafumi Mifuji
尚文 美藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007071123A priority Critical patent/JP4711438B2/ja
Publication of JP2008232511A publication Critical patent/JP2008232511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4711438B2 publication Critical patent/JP4711438B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】冷房運転時に、ドレンポンプの無駄運転を回避するとともに、必要なドレン水除去を確実に行う冷凍空調装置および冷凍空調方法を提供する。
【解決手段】圧縮機1、熱源側熱交換器3、減圧手段4、利用側熱交換器5が順次配管によって環状に接続され、利用側制御手段14は、温度差とドレンポンプの運転時間と停止時間とを対応させたテーブルを記憶する記憶手段を内蔵し、冷房運転時、所定時間ごとに室内温度検出手段21によって検出された室内温度と、室内湿度検出手段22によって検出された室内湿度から室内露点温度を算出し、次に算出した室内露点温度と、冷媒温度検出手段23によって検出された利用側熱交換器5の冷媒温度との温度差と上記記憶手段のテーブルに基づいてドレンポンプ24の運転時間と停止時間を決定し、次に決定した運転時間と停止時間に基いてドレンポンプ24を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍空調装置および冷凍空調方法に関するものであり、特にドレン水を排出するドレンポンプを搭載した利用側冷凍空調装置の構造および運転方法に係るものである。
従来のドレンポンプを搭載した利用側冷凍空調装置では、ドレン水を排出するドレンポンプと、室温を検出する温度検出手段と、湿度を検出する湿度検出手段と、空調運転を制御するマイクロコンピュータを備え、冷房運転において、一定時間ごとに室温と湿度を読み込み、マイクロコンピュータ内の記憶部に温度と湿度をパラメータとして予め割付された設定領域を決定し、その設定領域に対応してドレンポンプの運転時間と停止時間を決めるものである。
マイクロコンピュータ内の記憶部に温度と湿度をパラメータとして予め割付された設定領域を設け、高温・高湿度域Aから低温低湿度域Dまで4つの領域A、B、C、Dに区分けしている。検出した室温、湿度は上記4つの領域の内のどの領域にあるのかを判断し、各領域ごとに定めたドレンポンプ運転モードにしたがってドレンポンプを運転する(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−158150号公報(第2頁右下欄第3行〜第3頁左上欄第5行、図1、図3)
従来の技術では室内空気の温度、湿度の状態からドレンポンプの運転方法を定めているが、室内空気の温度、湿度だけでは熱交換器から発生する除湿量は推測できないという問題がある。たとえば冷房運転時、利用側冷凍空調装置が検出した周囲空気の温度、湿度が高温・高湿度域Aにあてはまっていても、熱交換器の冷媒温度が室内空気の露点温度以上の場合、利用側冷凍空調装置を通過する空気は除湿されないのでドレンは発生しない。その結果、ドレンポンプは無駄運転することになる。
一方、冷房運転時、利用側冷凍空調装置が検出した周囲空気の温度、湿度が低温・低湿度域Dにあてはまっていても、熱交換器の冷媒温度が相当低く、かつ送風量が非常に大きい場合、利用側冷凍空調装置を通過する空気は除湿されてドレンは発生する。その量は少なくないため、ドレンポンプの運転時間不足によりドレン水がドレン受け皿をあふれる恐れがある。
本発明は、これらの課題を解消するために為されたものであり、冷房運転時に、ドレンポンプの無駄運転を回避するとともに、必要なドレン水除去を確実に行う冷凍空調装置を提供することを目的としている。
この発明に係る冷凍空調装置は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧手段、利用側熱交換器、が順次配管によって環状に接続され、利用側熱交換器からのドレン水を貯留するドレン水受け皿と、このドレン水受け皿のドレン水を外部へ排出するドレンポンプと、利用側制御手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段と、室内の湿度を検出する室内湿度検出手段と、利用側熱交換器の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段と、を備え、利用側制御手段は、冷房運転時、所定時間ごとに室内温度検出手段によって検出された室内温度と、室内湿度検出手段によって検出された室内湿度から室内露点温度を算出し、次にこの算出した室内露点温度と、冷媒温度検出手段によって検出された利用側熱交換器の冷媒温度との温度差に基づいてドレンポンプの運転時間と停止時間を決定し、次に決定した運転時間と停止時間に基づいてドレンポンプを制御することを特徴とするものである。
この発明によれば、冷凍空調装置は、上記構成により冷房運転時にドレンポンプの無駄運転を回避するとともに、必要なドレン水除去を確実に行うことができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における冷媒回路図である。冷媒回路は、熱源側冷凍装置Xと利用側冷凍装置Yから構成され、この熱源側冷凍装置Xと利用側冷凍装置Yはガス延長配管7および液延長配管8を介して接続される。熱源側冷凍装置Xは、圧縮機1、四方弁2、熱源側熱交換器3、減圧手段4、低圧液溜6、熱源側送風ファン9、熱源側送風ファンモータ10、および熱源側制御手段13から構成される。また、利用側冷凍空調装置Yは、利用側熱交換器5、利用側送風ファン11、利用側送風ファンモータ12、および利用側制御手段14から構成される。
室内温度検知手段21、室内湿度検知手段22、利用側熱交換器の冷媒温度検知手段23は、点線で示される有線あるいは無線の通信手段を介して制御手段14と接続される。熱源側熱交換器に搭載されている温度、圧力検知手段、リモコン及びその通信手段については本発明と関係ないため記載を省略した。
図2は本発明の実施形態1における利用側冷凍空調装置Yの断面図である。ここでは4方向天井カセット形室内機を例に取り上げた。図2において、図1と同符号は同一または相当部分を示しており、説明を省略する。ここでは、ドレンポンプ24と、ドレン水受け皿25と、ドレン水排出管26が追加されている。
室内温度検知手段21、室内湿度検知手段22を利用側冷凍空調装置Yの吸込空気と接する位置に設置する。また、利用側熱交換器5の冷媒温度検知手段23を利用側熱交換器5の配管部に接する位置に設置する。
次に、冷房運転時の冷媒動作を図1を用いて説明する。圧縮機1から吐出された高圧高温ガス冷媒は四方弁2を介して熱源側熱交換器3に流入し、ここで周囲空気と熱交換して凝縮し、高圧液冷媒となって流出する。流出した高圧液冷媒は減圧手段4で減圧されて低圧気液二相冷媒となり、液延長配管8を介して利用側熱交換器5に流入する。ここで冷媒は周囲空気と熱交換して蒸発し、低圧ガス冷媒となって流出する。流出した低圧ガス冷媒はガス延長配管7、四方弁2、低圧液溜6を介して圧縮機1に戻る。
冷房運転時の冷媒動作と空気動作について図2を用いて説明する。冷房運転時、利用側熱交換器5は蒸発器として作用するので利用側熱交換器の配管内には周囲空気よりも低温の冷媒が流通し、その結果、フィン部も含めた利用側熱交換器5は周囲空気よりも温度が低くなる。
利用側送風ファン11により図2下端中央部から吸い込まれた空気は利用側熱交換器5に接触して冷やされる。利用側熱交換器5の温度が吸込空気の露点温度より低い場合は、冷やされる過程において吸込空気中に含まれる水蒸気の一部が利用側熱交換器の表面で凝縮して液体(ドレン)になる。冷やされた空気は空気流出口から外部に放出される。
次に、冷房運転時の除湿量の計算方法を説明する。図3は空気線図である。Aは吸込空気状態、Bは利用側熱交換器5の飽和湿り空気状態、Cは吹出空気状態を示す。除湿量L[kg/h]は吸込空気と吹出空気の絶対湿度X1,Xo[kg/kg']の差と、送風量G[kg/h]から下記の式1により求めることができる。
L[kg/h]=(X1−Xo)*G (1)
吹出空気の絶対湿度Xo[kg/kg']は以下の手順で求める。まず吸込空気のエンタルピi1[kJ/kg]、利用側熱交換器5の冷却能力Q[W]、送風量G[kg/h]から下記の式2により吹出空気のエンタルピi0[kJ/kg]を求めることができる。
io=i1−Q/G*3.6 (2)
次に、図3の空気線図上で吹出空気のエンタルピi0[kJ/kg]の線と、吸込空気状態A、利用側熱交換器5の飽和湿り空気状態Bを結んだ線(A−B)の交点Cから、吹出空気の絶対湿度Xoを求める。
吹出空気の絶対湿度Xo、利用側熱交換器5の飽和湿り空気の絶対湿度Xsが吸込空気の絶対湿度X1より大きい場合は、利用側熱交換器5表面で水蒸気から水への物質移動が発生せず除湿できない。従って、利用側冷凍空調装置の送風空気は顕熱変化(温度だけ低下)して吹出すことになる。除湿してドレン水が発生するかどうか、発生する量はどれくらいかを推測するには絶対湿度を求める必要がある。
次に、絶対湿度のほかに吸込空気の露点温度と利用側熱交換器5の飽和湿り空気温度を利用しても、ドレン水発生有無およびドレン水発生量を推測可能であることを以下に説明する。
吸込空気Aの乾球温度を27℃、湿球温度を19℃とし、吹出空気Cの乾球温度を13℃、湿球温度を12℃とし、利用側熱交換器5の冷媒蒸発温度Dを10℃とする。それぞれの絶対湿度、露点温度を表1に示す。表1より絶対湿度、露点温度において、吸込空気aと吹出空気cの差(a−c)と、吸込空気aと冷媒温度dの差(a−d)の比(a−c)/(a−d)はあまり変わらないので、絶対湿度の代わりに吸込空気の露点温度と利用側熱交換器5の飽和湿り空気温度を利用しても、ドレン水発生有無、発生量が推測できる。
Figure 2008232511
以上、吸込空気状態と、送風量と、利用側熱交換器5の飽和湿り空気状態と、利用側熱交換器5の冷却能力を検出し、これらの値から絶対湿度や露点温度を求めれば吹出空気状態と除湿量を一意的に求めることができることを示した。
実際には吸込空気の温度と湿度、送風量、利用側熱交換器5の冷媒温度、冷却能力を検出すればよい。
上記の場合、検出データ項目が多すぎるので以下のような仮定を置く。送風量は製品に定められた最大量とし、運転時に検出しないようにする。利用側熱交換器のエンタルピ差基準の熱交換効率を100%とし、吹出空気状態は利用側熱交換器の冷媒温度の飽和空気状態と同一であると仮定し、吹出空気状態を求めるために必要な冷却能力を運転時に検出しないようにする。その結果、運転時に検出するデータは吸込空気の温度と湿度、利用側熱交換器5の冷媒温度の3つとする。以下はこの3つのデータを検出することを前提に説明を続ける。
図4にドレンポンプ24の運転パターンを決定する手順を示す。冷房運転を開始(ステップS41)後、利用側冷凍空調装置Yにおいて、所定時間ごとに室内温度検出手段21と、室内湿度検出手段22と、利用側熱交換器5の冷媒温度検出手段23と、を用いて室内温度Tindb、室内湿度Tinwb、冷媒温度Trを検出し、利用側制御手段14に温度、湿度データを転送する(ステップS42)。次に、利用側制御手段14は、上記室内温度Tindb、上記室内湿度Tinwbを用いて室内露点温度Troを算出する(ステップS43)。室内露点温度Troは図3の空気線図から一意的に求めることができる。ここでは一例として、水蒸気飽和蒸気圧Psat、絶対湿度Xを求めてから露点温度を求める方法、式を図5に示す。実際は毎回これらの式を用いて計算することはなく、予め計算した結果をデータマップ化して制御手段14に記憶させておき、必要時にこの記憶されたデータマップを利用する。
従って、図5の詳細説明を省略する。
次に、利用側制御手段14において、上記の方法で算出した露点温度Troから上記冷媒温度Trを引いて得られた値(以下、温度差と呼ぶ)ΔTを求める(ステップS44)。温度差ΔTをもとにドレンポンプの運転時間、停止時間を組み合わせた運転パターンを決定する(ステップS45)。図6は温度差ΔTとドレンポンプ運転パターン例を示したものである。例えばNo.4領域ではドレンポンプ24の運転パターンは3分運転、3分停止と判断する。
利用側制御手段14はドレンポンプ24の電気回路に組み込まれたリレーを操作してドレンポンプ24の運転/停止を実行する(ステップS46)。
なお、本説明では露点温度を利用したが、吸込空気の絶対湿度と、冷媒温度の飽和空気の絶対湿度を利用してもよいことは言うまでもない。
また、本説明では室内機に4方向天井カセット形室内機を想定したが、天吊形や壁掛形など、他の構造の室内機でも同様の動作、制御ができることは言うまでもない。
また、利用側熱交換器5の冷媒温度検知手段23は、熱交換器5を構成する配管パスの中央付近で、配管に接するように設置する。信頼性を向上するために利用側熱交換器5の冷媒温度検知手段23は、熱交換器5を構成する配管パスの冷房時入口付近と中央付近の2箇所に設置することは効果的である。この場合、冷房運転中に検出した温度が低い方を冷媒温度とみなす。
以上により本実施の形態1によれば、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧手段、利用側熱交換器、が順次配管によって環状に接続され、利用側熱交換器からのドレン水を貯留するドレン水受け皿と、このドレン水受け皿のドレン水を外部へ排出するドレンポンプと、利用側制御手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段と、室内の湿度を検出する室内湿度検出手段と、利用側熱交換器の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段と、を備え、利用側制御手段は、温度差とドレンポンプの運転時間と停止時間とを対応させたテーブルを記憶する記憶手段を備え、冷房運転時、所定時間ごとに室内温度検出手段によって検出された室内温度と、室内湿度検出手段によって検出された室内湿度から室内露点温度を算出し、次に算出した室内露点温度と、冷媒温度検出手段によって検出された利用側熱交換器の冷媒温度との温度差と記憶手段のテーブルに基づいてドレンポンプの運転時間と停止時間を決定し、次に決定した運転時間と停止時間に基いてドレンポンプを制御することで、ドレンポンプの無駄運転を回避するとともに、必要なドレン水除去を確実に行うことができる。
実施の形態2.
以下、本発明に係る冷凍空調装置の実施形態2について説明する。図7に冷媒回路図、図8に利用側冷凍空調装置の断面図を示す。実施の形態1と異なるのは利用側冷凍空調装置Yに室内湿度検出手段22を搭載していないことである。冷房運転の冷媒動作は先の実施の形態と同一なので説明を省略する。
また、実施の形態1と同様に以下の仮定を置く。送風量は製品に定められた最大量とし、運転時に検出しないようにする。利用側熱交換器5のエンタルピ差基準の熱交換効率を100%とし、吹出空気状態は利用側熱交換器の冷媒温度の飽和空気状態と同一であると仮定し、吹出空気状態を求めるために必要な冷却能力を運転時に検出しないようにする。その結果、運転時に検出するデータは吸込空気の温度、利用側熱交換器5の冷媒温度の2つとする。
本実施の形態の特徴は、室内湿度検出手段22を利用せずに、圧縮機運転周波数Fと、利用側熱交換器5の冷媒温度検出手段23から検出する冷媒温度Trを用いて室内湿度を推測することである。圧縮機運転周波数Fと、冷媒温度Trから室内湿度を推定する具体的な手順を図9に示す。
まず、利用側制御手段14は、圧縮機冷媒流量Gr[kg/h]を計算する(ステップS91)。冷媒流量は以下の式3により求めることができる。但し、Fは圧縮機1の運転周波数、Vstは圧縮室容積、ρsは圧縮機吸入冷媒密度である。
Gr[kg/h]=F[Hz]×3600×Vst[m3]×ρs[kg/m3] (3)
圧縮機1の運転周波数Fは熱源側制御手段13で所定時間ごとに制御しており、その制御値を用いる。Vstは固定値なので予め熱源側制御手段に記憶させる。圧縮機吸入冷媒密度は、利用側熱交換器5の冷媒温度から計算した飽和ガス密度に補正係数を乗算した値とする。
次に、利用側制御手段14は、冷媒流量Gr[kg/h]から下記の式4を用いて冷却能力Q[kW]を推定する(ステップS92)。今回は、蒸発器の比エンタルピ差ΔI[kJ/kg]はあらかじめ固定値を設定し、熱源側制御手段13に記憶することで運転時に計算して求めない。
Q=Gr×ΔI/3.6/1000 (4)
次に、利用側制御手段14は、冷媒温度Trから吹出空気状態のエンタルピIsを求める(ステップS93)。吹出空気状態は利用側熱交換器の冷媒温度の飽和空気状態と同一である。
次に、利用側制御手段14は、式2を用いて吸込空気のエンタルピI1を求める(ステップS94)。次に、利用側制御手段14は、室内湿度Tinwbとして仮の値を設定し(ステップS95)、この値と、室内温度検知手段21が検出した室内温度TindbとからエンタルピIin'を算出する (ステップS96)。そしてエンタルピIin'がステップS94で算出したエンタルピIinと等しくなるか否かを調べ、等しくなければ、ステップS95に戻る。このようにして、エンタルピIin'がエンタルピIinと等しくなるまでステップS95〜ステップS97を繰り返し実行して、室内湿度Tinwbを変化させていく。そして、等しくなったときのTinwbの値が求めるべき室内湿度(吸込空気湿度)となる。
図10にドレンポンプの運転パターンを決定する手順を示す。まず、冷房運転を開始(ステップS101)後、まず所定時間ごとに、利用側冷凍空調装置Yにおいては室内温度検出手段21と、利用側熱交換器5の冷媒温度検出手段23と、を用いて室内温度Tindb、冷媒温度Trを検出し、利用側制御手段14にデータを転送する。一方、熱源側制御手段13は圧縮機運転周波数Fの設定値を読み込む(ステップS102)。次に、熱源側制御手段13から利用側制御手段14へ圧縮機周波数Fを通信手段を介して送付する(ステップS103)。次に、利用側制御手段14は、圧縮機運転周波数Fと冷媒温度Trから冷媒流量Gr、冷却能力を計算する(ステップS104)。次に、利用側制御手段14は、室内温度Tindb、冷媒温度Tr、冷却能力Qから室内空気エンタルピIinを求める(ステップS105)。室内空気エンタルピがIinになるように室内湿度Tinwbを設定する(ステップS106)。
これ以降は実施の形態1と同様である。利用側制御手段14は、上記室内温度Tindbと、上記の方法で推定した室内湿度Tinwbを用いて室内露点温度Troを算出する(ステップS107)。露点温度は図3の空気線図から一意的に求めることができるし、図5に示した手順でも求めることができる。次に、利用側制御手段14は、上記露点温度Troから上記冷媒温度Trを引いた値ΔT(温度差)を求める(ステップS108)。次に、利用側制御手段14は、温度差ΔTをもとにドレンポンプ24の運転時間、停止時間を組み合わせた運転パターンを決定する(ステップS109)。図6は温度差ΔTとドレンポンプ運転パターン例を示したものである。例えばNo.4領域ではドレンポンプ24の運転パターンは3分運転、3分停止と判断する。次に、利用側制御手段14はドレンポンプ24の電気回路に組み込まれたリレーを操作してドレンポンプ24の運転/停止を実行する(ステップS110)。
本説明では露点温度を利用したが、吸込空気の絶対湿度と、冷媒温度の飽和空気の絶対湿度を利用してもよいことは言うまでもない。
本説明では室内機に4方向天井カセット形室内機を想定したが、天吊形や壁掛形など、他の構造の室内機でも同様の動作、制御ができることも言うまでもない。
本説明では計算手順の大部分を利用側制御手段で実施したが、熱源側制御手段とのどちらで計算してもよいことも言うまでもない。
本説明では圧縮機運転周波数を用いて冷却能力を推定したが、簡単のため冷却能力を予め一定値として与えてもよい。その場合、ステップS102において熱源側制御手段13で圧縮機運転周波数Fの設定値を読み込む手順と、ステップS103と、ステップS104の手順を省くことができる。
以上により、本実施の形態2によれば、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧手段、利用側熱交換器、が順次配管によって環状に接続され、圧縮機を運転周波数に基いて制御する熱源側制御手段と、利用側熱交換器からのドレン水を貯留するドレン水受け皿と、ドレン水受け皿のドレン水を外部へ排出するドレンポンプと、熱源側制御手段と接続する通信手段を有する利用側制御手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段と、利用側熱交換器の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段と、を備え、冷房運転時、熱源側制御手段は、圧縮機の運転周波数を通信手段を介して利用側制御手段に送り、利用側制御手段は、温度差とドレンポンプの運転時間と停止時間とを対応させたテーブルを記憶する記憶手段を備え、冷房運転時、所定時間ごとに熱源側制御手段から受信した圧縮機の運転周波数に基いて利用側熱交換器の冷却能力を算出し、次に室内温度検出手段によって検出された室内温度と、冷媒温度検出手段によって検出された利用側熱交換器の冷媒温度と、算出された利用側熱交換器の冷却能力とに基いて室内湿度を推算し、次に室内温度と推算した室内湿度に基いて室内露点温度を算出し、次に算出した室内露点温度と利用側熱交換器の冷媒温度との温度差と記憶手段のテーブルに基づいてドレンポンプの運転時間と停止時間を決定し、次に決定した運転時間と停止時間に基いてドレンポンプを制御することで、ドレンポンプの無駄運転を回避するとともに、必要なドレン水除去を確実に行うことができる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施形態3について説明する。冷媒回路図(図7)、利用側冷凍空調装置の断面図(図8)、冷房運転の冷媒動作は実施の形態2と同一なので説明を省略する。
実施の形態1,2に共通した特徴を以下に示す。実施の形態1では、除湿量は吸込空気と吹出空気の絶対湿度の差と、送風量と、冷却能力から求めることができることを説明した。しかし、実際は吹出空気の実状態値を検出することができないので、例えば吹出空気状態と利用側熱交換器の蒸発温度同等の飽和空気状態とを同一と仮定したり、送風機の風量を製品の最大値と仮定して、除湿量を推算してきた。
逆に言えば、室内温度、室内湿度、送風量、冷却能力が一定であれば、予め計算や実験で吹出温度、吹出湿度、それらから求めることができる除湿量を推測することが可能である。室内温度、室内湿度、送風量、冷却能力の組み合わせ固定値が数パターンであれば、製品開発時に計算や試験を行って得た除湿量からドレンポンプの運転パターンを決定し、予め制御手段に記憶させてしまうので計算の手間が省けて良い。
例えば博物館の展示品スペースなどで、他の冷凍空調装置によって安定した負荷状態が生成され、その結果、常時室内温度、室内湿度が一定に調整されている場合において、圧縮機周波数、室内ファンモータの回転数がある値で固定され、その結果、冷却能力、利用側冷凍空調装置の送風量がほぼ一定となる場合を想定している。
熱源側周囲温度を35℃、利用側周囲温度を27℃DB,19℃WBとし、圧縮機運転周波数、熱源側、利用側のファンモータ回転数を一定にして運転すると、利用側冷凍空調装置Yの吹出空気状態は事前に試験や計算を行うことで把握できるので、除湿量を高精度に把握することができる。その結果、この条件においては高精度なドレンポンプ運転・停止を実施することができる。
熱源側周囲温度を35℃、利用側周囲温度を27℃DB,19℃WBとし、圧縮機運転周波数、熱源側、利用側のファンモータ回転数を一定とした場合の試験結果例を図11に示す。横軸に冷却能力、縦軸に利用側熱交換器の冷媒温度を示す。利用側周囲温度の露点温度は14.6℃である。図11より冷却能力が低減すると冷媒温度が増加し、ある能力以下では冷媒温度が利用側周囲空気の露点温度を上回ることがわかる。この状態では除湿できないのでドレンポンプを動かすことは動力の無駄となる。従って、この場合はドレンポンプ24を動かさない。
熱源側周囲温度、利用側周囲温度が一定の条件において、圧縮機運転周波数、熱源側、利用側のファンモータ回転数を一定にするためのスイッチを冷凍空調装置に設ける場合、その圧縮機運転周波数、熱源側、利用側のファンモータ回転数で運転した場合の吹出空気状態、除湿量を事前に試験で定量化しておけば、ドレンポンプの運転パターンを事前に設計することができる。その運転パターンを利用側制御手段に記憶させておくと、上記スイッチを入れただけでドレンポンプの運転パターンを一意的に決定でき、かつ冷房運転中にドレンポンプの運転パターンを計算する手間が省ける。
スイッチを元に戻すと、通常の制御に戻る。
熱源側周囲温度、利用側周囲温度が一定の条件において、圧縮機運転周波数、熱源側、利用側のファンモータ回転数を一定にするためのスイッチを冷凍空調装置に設ける場合、定格より低い冷却能力を継続的に実施することを目的とすることがある。事前に吹出空気状態、除湿量を事前に試験で定量化する必要があるが、冷却能力が定格比50%未満の場合には、除湿量がゼロあるいは微量であることが多い。その場合、ドレンポンプの運転パターンは常時停止、あるいは2時間以上停止を継続する。
本発明の実施の形態3によると、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧手段、利用側熱交換器、が順次配管によって環状に接続され、圧縮機と、熱源側熱交換器と、減圧手段と、熱源側制御手段とを有する熱源側冷凍空調装置と、利用側熱交換器と、室内空気を利用側熱交換器へ送る送風ファンと、利用側熱交換器からのドレン水を貯留するドレン水受け皿と、このドレン水受け皿のドレン水を外部へ排出するドレンポンプと、利用側制御手段と、利用側熱交換器の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段と、を有する利用側冷凍空調装置と、を備え、利用側制御手段は、室内露点温度を記憶する記憶手段を備え、熱源側冷凍空調装置の周囲温度、および利用側冷凍空調装置の周囲温度が±0.5℃以内でほぼ一定で、圧縮機の運転周波数、熱源側、利用側のファンモータ回転数が一定で冷房運転されることがわかっている場合、冷媒温度検出手段によって検出された利用側熱交換器の冷媒温度と、記憶手段に記憶した室内露点温度の温度差に基づいてドレンポンプの運転時間と停止時間を決定し、次に決定した運転時間と停止時間に基づいてドレンポンプを制御するので、ドレンポンプの無駄運転を回避するとともに、必要なドレン水除去を確実に行うことができる。
本発明の実施の形態1における冷媒回路図である。 本発明の実施形態1における利用側冷凍空調装置Yの断面図である。 本発明の実施の形態1における空気線図である。 本発明の実施の形態1におけるドレンポンプ運転パターンを決定する手順である。 本発明の実施の形態1における露点温度を求める手順である。 本発明の実施の形態1における温度差ΔTとドレンポンプ運転パターンの関係図である。 本発明の実施の形態2における冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2における利用側冷凍空調装置の断面図である。 本発明の実施の形態2における室内湿度を推定する手順である。 本発明の実施の形態2におけるドレンポンプ運転パターンを決定する手順である。 本発明の実施の形態3の冷却能力と利用側熱交換器の冷媒温度との関係図である。
符号の説明
1 圧縮機、2 四方弁、3 熱源側熱交換器、4 減圧手段、5 利用側熱交換器、6 低圧液溜、7 ガス延長配管、8 液延長配管、9 熱源側送風ファン、10 熱源側送風ファンモータ、11 利用側送風ファン、12 利用側送風ファンモータ、13 熱源側制御手段、14 利用側制御手段、X 熱源側冷凍空調装置、Y 利用側冷凍空調装置、21 室内温度検知手段、22 室内湿度検知手段、23 利用側熱交換器の冷媒温度検知手段、24 ドレンポンプ、25 ドレン水受け皿、26 ドレン水排出管。

Claims (14)

  1. 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧手段、利用側熱交換器、が順次配管によって環状に接続され、
    前記利用側熱交換器からのドレン水を貯留するドレン水受け皿と、このドレン水受け皿のドレン水を外部へ排出するドレンポンプと、利用側制御手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段と、室内の湿度を検出する室内湿度検出手段と、前記利用側熱交換器の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段と、を備え
    前記利用側制御手段は、冷房運転時、所定時間ごとに前記室内温度検出手段によって検出された室内温度と、前記室内湿度検出手段によって検出された室内湿度から室内露点温度を算出し、次にこの算出した室内露点温度と、前記冷媒温度検出手段によって検出された前記利用側熱交換器の冷媒温度との温度差に基づいて前記ドレンポンプの運転時間と停止時間を決定し、次に前記決定した運転時間と停止時間に基づいて前記ドレンポンプを制御することを特徴とする冷凍空調装置。
  2. 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧手段、利用側熱交換器、が順次配管によって環状に接続され、
    前記圧縮機の運転周波数に基づいて制御する熱源側制御手段と、
    前記利用側熱交換器からのドレン水を貯留するドレン水受け皿と、このドレン水受け皿のドレン水を外部へ排出するドレンポンプと、前記熱源側制御手段と接続する通信手段を有する利用側制御手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段と、前記利用側熱交換器の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段と、を備え、
    冷房運転時、前記熱源側制御手段は、前記圧縮機の運転周波数を前記通信手段を介して前記利用側制御手段に送り、
    前記利用側制御手段は、冷房運転時、所定時間ごとに前記熱源側制御手段から受信した圧縮機の運転周波数と、前記利用側熱交換器の冷媒温度に基づいて前記利用側熱交換器の冷却能力を算出し、次に前記室内温度検出手段によって検出された室内温度と、前記冷媒温度検出手段によって検出された前記利用側熱交換器の冷媒温度と、前記算出された利用側熱交換器の冷却能力とに基づいて室内湿度を推算し、次に前記室内温度と前記推算した室内湿度に基づいて室内露点温度を算出し、次にこの算出した室内露点温度と前記利用側熱交換器の冷媒温度との温度差に基づいて前記ドレンポンプの運転時間と停止時間を決定し、次に前記決定した運転時間と停止時間に基づいて前記ドレンポンプを制御することを特徴とする冷凍空調装置。
  3. 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧手段、利用側熱交換器、が順次配管によって環状に接続され、
    前記圧縮機と、前記熱源側熱交換器と、前記減圧手段と、熱源側制御手段とを有する熱源側冷凍空調装置と、
    前記利用側熱交換器と、室内空気を前記利用側熱交換器へ送る送風ファンと、前記利用側熱交換器からのドレン水を貯留するドレン水受け皿と、このドレン水受け皿のドレン水を外部へ排出するドレンポンプと、利用側制御手段と、前記利用側熱交換器の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段と、を有する利用側冷凍空調装置と、を備え、
    前記利用側制御手段は、室内露点温度を記憶する記憶手段を備え、前記熱源側冷凍空調装置の周囲温度、および前記利用側冷凍空調装置の周囲温度が±0.5℃以内でほぼ一定で、前記圧縮機の運転周波数、熱源側、利用側のファンモータ回転数が一定で冷房運転されることがわかっている場合、前記冷媒温度検出手段によって検出された前記利用側熱交換器の冷媒温度と、前記記憶手段に記憶した室内露点温度の温度差に基づいて前記ドレンポンプの運転時間と停止時間を決定し、次に前記決定した運転時間と停止時間に基づいて前記ドレンポンプを制御することを特徴とする冷凍空調装置。
  4. 前記利用側制御手段は、前記利用側熱交換器の冷媒温度と室内露点温度の温度差と、前記ドレンポンプの運転時間と停止時間と、を対応させたテーブルを記憶する記憶手段を備え、
    前記冷媒温度検出手段が検出した前記利用側熱交換器の冷媒温度と、前記記憶手段の室内露点温度との温度差と、前記記憶手段のテーブルに基づいて前記ドレンポンプの運転時間と停止時間を決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  5. 前記利用側熱交換器の冷媒温度検知手段は、前記熱交換器を構成する配管パスの中央付近で、配管に接するように設置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  6. 前記利用側熱交換器の冷媒温度検知手段は、前記熱交換器を構成する配管パスの冷房時入口付近と中央付近の2箇所に設置され、
    前記利用側制御手段は、冷房運転中に前記2つの冷媒温度検知手段が検出した温度のうち、低い方を冷媒温度とみなすことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  7. 前記利用側制御手段は、所定時間ごとに前記利用側熱交換器の冷媒温度検知手段によって検出される前記利用側熱交換器の冷媒温度が所定値より高い場合には、前記ドレンポンプを停止し続けることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  8. 前記所定値とは、前記露点温度、あるいは前記露点温度近傍の温度であることを特徴とする請求項7に記載の冷凍空調装置。
  9. 前記圧縮機の運転周波数、熱源側、利用側のファンモータ回転数を所定の固定値に設定して冷房運転するためのスイッチを備え、
    前記利用側制御手段は、前記スイッチを入れている間、前記ドレンポンプを特定の運転パターンで制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  10. 前記圧縮機の運転周波数、熱源側、利用側のファンモータ回転数を所定の固定値に設定して冷房運転し、前記利用側熱交換器の冷却能力が定格未満になる専用スイッチを備え、
    前記利用側制御手段は、前記スイッチを入れている間、前記ドレンポンプを停止し続けることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  11. 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧手段、利用側熱交換器、が順次配管によって環状に接続され、
    前記利用側熱交換器からのドレン水を貯留するドレン水受け皿と、このドレン水受け皿のドレン水を外部へ排出するドレンポンプと、利用側制御手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段と、室内の湿度を検出する室内湿度検出手段と、前記利用側熱交換器の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段と、を備えた冷凍空調装置に用いられ、
    冷房運転時、所定時間ごとに前記利用側制御手段が、前記室内温度検出手段によって検出された室内温度および前記室内湿度検出手段によって検出された室内湿度から室内露点温度を算出するステップと、前記利用側制御手段が前記算出した室内露点温度と、前記冷媒温度検出手段によって検出された前記利用側熱交換器の冷媒温度の温度差を算出するステップと、前記利用側制御手段が前記算出した温度差に基づいて前記ドレンポンプの運転時間と停止時間を決定するステップと、前記利用側制御手段が決定した前記運転時間と停止時間に基づいて前記ドレンポンプを制御するステップと、を備えたことを特徴とする冷凍空調方法。
  12. 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧手段、利用側熱交換器、が順次配管によって環状に接続され、
    前記圧縮機を運転周波数に基いて制御する熱源側制御手段と、
    前記利用側熱交換器からのドレン水を貯留するドレン水受け皿と、このドレン水受け皿のドレン水を外部へ排出するドレンポンプと、前記熱源側制御手段と接続する通信手段を有する利用側制御手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段と、前記利用側熱交換器の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段と、を備えた冷凍空調装置に用いられ、
    冷房運転時、前記熱源側制御手段が前記圧縮機の運転周波数を前記通信手段を介して前記利用側制御手段に送るステップと、
    冷房運転時、所定時間ごとに前記利用側制御手段が前記熱源側制御手段から受信した圧縮機の運転周波数と、前記利用側熱交換器の冷房温度に基づいて前記利用側熱交換器の冷却能力を算出するステップと、
    前記利用側制御手段が前記室内温度検出手段によって検出された室内温度と、前記冷媒温度検出手段によって検出された前記利用側熱交換器の冷媒温度と、前記算出された利用側熱交換器の冷却能力に基づいて室内湿度を推算するステップと、
    前記利用側制御手段が前記室内温度と前記推算した室内湿度に基づいて室内露点温度を算出するステップと、
    前記利用側制御手段が前記算出した室内露点温度と、前記利用側熱交換器の冷媒温度の温度差を算出するステップと、
    前記利用側制御手段が前記算出した温度差に基づいて前記ドレンポンプの運転時間と停止時間を決定するステップと、
    前記利用側制御手段が前記決定した運転時間と停止時間に基づいて前記ドレンポンプを制御するステップと、を備えたことを特徴とする冷凍空調方法。
  13. 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧手段、利用側熱交換器、が順次配管によって環状に接続され、
    前記圧縮機と、前記熱源側熱交換器と、前記減圧手段と、熱源側制御手段とを有する熱源側冷凍空調装置と、
    前記利用側熱交換器と、室内空気を前記利用側熱交換器へ送る送風ファンと、前記利用側熱交換器からのドレン水を貯留するドレン水受け皿と、このドレン水受け皿のドレン水を外部へ排出するドレンポンプと、利用側制御手段と、前記利用側熱交換器の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段と、を有する利用側冷凍空調装置と、を備えた冷凍空調装置に用いられ、
    前記利用側制御手段は、室内露点温度を記憶する記憶手段を備え、前記熱源側冷凍空調装置の周囲温度、および前記利用側冷凍空調装置の周囲温度が±0.5℃以内でほぼ一定で、前記圧縮機の運転周波数、熱源側、利用側のファンモータ回転数が一定で冷房運転されることがわかっている場合、
    前記利用側制御手段が前記冷媒温度検出手段によって検出された前記利用側熱交換器の冷媒温度と、前記記憶手段に記憶した室内露点温度との温度差を算出するステップと、
    前記利用側制御手段が、算出した温度差に基づいて前記ドレンポンプの運転時間と停止時間を決定するステップと、
    前記利用側制御手段が、前記決定した運転時間と停止時間に基づいて前記ドレンポンプを制御するステップと、を備えたことを特徴とする冷凍空調方法。
  14. 前記利用側制御手段は、予め利用側熱交換器の冷媒温度と室内露点温度との温度差と、前記ドレンポンプの運転時間と停止時間と、を対応させたテーブルを前記記憶手段に記憶しておき、前記ドレンポンプの運転時間と停止時間を決定するステップにおいて、前記冷媒温度検出手段が検出した利用側熱交換器の冷媒温度と、前記記憶手段に記憶した室内露点温度との温度差を算出し、算出した温度差と、前記記憶手段に記憶するテーブルと、に基づいて前記ドレンポンプの運転時間と停止時間を決定することを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の冷凍空調方法。
JP2007071123A 2007-03-19 2007-03-19 冷凍空調装置および冷凍空調方法 Active JP4711438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007071123A JP4711438B2 (ja) 2007-03-19 2007-03-19 冷凍空調装置および冷凍空調方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007071123A JP4711438B2 (ja) 2007-03-19 2007-03-19 冷凍空調装置および冷凍空調方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008232511A true JP2008232511A (ja) 2008-10-02
JP4711438B2 JP4711438B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=39905517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007071123A Active JP4711438B2 (ja) 2007-03-19 2007-03-19 冷凍空調装置および冷凍空調方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4711438B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110088455A1 (en) * 2009-10-15 2011-04-21 Yasuo Takagi Device and method for humidity estimation
US20120160470A1 (en) * 2010-12-23 2012-06-28 Denso Corporation Air conditioner for vehicle
JP2015190734A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 高砂熱学工業株式会社 空気熱源ヒートポンプの暖房運転時における製造熱量の算出方法および算出装置
WO2022234859A1 (ja) * 2021-05-07 2022-11-10 ダイキン工業株式会社 室内機、および、空気調和装置
JP2022172983A (ja) * 2021-05-07 2022-11-17 ダイキン工業株式会社 室内機、および、空気調和装置
JP2022172982A (ja) * 2021-05-07 2022-11-17 ダイキン工業株式会社 室内機、および、空気調和装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0493545A (ja) * 1990-08-07 1992-03-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機におけるドレンポンプの制御装置
JPH0719567A (ja) * 1993-07-02 1995-01-20 Toshiba Corp 空気調和機
JPH07103507A (ja) * 1993-10-05 1995-04-18 Hitachi Air Conditioning & Refrig Co Ltd 空気調和機
JPH07190576A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Toshiba Corp 空気調和機
JPH08136065A (ja) * 1994-11-04 1996-05-31 Matsushita Refrig Co Ltd 冷暖房装置
JPH09303840A (ja) * 1996-05-13 1997-11-28 Toshiba Corp 空気調和装置
JPH1054138A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Nishimatsu Constr Co Ltd 混練り物供給圧送管装置
JPH10170052A (ja) * 1996-12-03 1998-06-26 Toshiba Corp 空気調和機
JP2001263711A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Daikin Ind Ltd ドレン機能確認方法及び空気調和機
JP2005055107A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドレンポンプ制御装置
JP2005076957A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0493545A (ja) * 1990-08-07 1992-03-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機におけるドレンポンプの制御装置
JPH0719567A (ja) * 1993-07-02 1995-01-20 Toshiba Corp 空気調和機
JPH07103507A (ja) * 1993-10-05 1995-04-18 Hitachi Air Conditioning & Refrig Co Ltd 空気調和機
JPH07190576A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Toshiba Corp 空気調和機
JPH08136065A (ja) * 1994-11-04 1996-05-31 Matsushita Refrig Co Ltd 冷暖房装置
JPH09303840A (ja) * 1996-05-13 1997-11-28 Toshiba Corp 空気調和装置
JPH1054138A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Nishimatsu Constr Co Ltd 混練り物供給圧送管装置
JPH10170052A (ja) * 1996-12-03 1998-06-26 Toshiba Corp 空気調和機
JP2001263711A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Daikin Ind Ltd ドレン機能確認方法及び空気調和機
JP2005055107A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドレンポンプ制御装置
JP2005076957A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110088455A1 (en) * 2009-10-15 2011-04-21 Yasuo Takagi Device and method for humidity estimation
JP2011085323A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Toshiba Corp 湿度推定装置および湿度推定方法
CN102042659A (zh) * 2009-10-15 2011-05-04 株式会社东芝 湿度推定装置和湿度推定方法
US8615327B2 (en) 2009-10-15 2013-12-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Device and method for humidity estimation
US20120160470A1 (en) * 2010-12-23 2012-06-28 Denso Corporation Air conditioner for vehicle
US9688118B2 (en) * 2010-12-23 2017-06-27 Denso Corporation Air conditioner for vehicle
JP2015190734A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 高砂熱学工業株式会社 空気熱源ヒートポンプの暖房運転時における製造熱量の算出方法および算出装置
WO2022234859A1 (ja) * 2021-05-07 2022-11-10 ダイキン工業株式会社 室内機、および、空気調和装置
JP2022172983A (ja) * 2021-05-07 2022-11-17 ダイキン工業株式会社 室内機、および、空気調和装置
JP2022172982A (ja) * 2021-05-07 2022-11-17 ダイキン工業株式会社 室内機、および、空気調和装置
JP7193753B2 (ja) 2021-05-07 2022-12-21 ダイキン工業株式会社 室内機、および、空気調和装置
JP7193754B2 (ja) 2021-05-07 2022-12-21 ダイキン工業株式会社 室内機、および、空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4711438B2 (ja) 2011-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4993014B2 (ja) コントローラおよび空調処理システム
JP3977835B2 (ja) マルチ空気調和機の制御方法
JP6494765B2 (ja) 空気調和システム
US20100241287A1 (en) Air conditioning control device, air conditioning apparatus, and air conditioning control method
CN105546770B (zh) 空调的频率控制方法及空调
JP4173880B2 (ja) 空気調和システムの除湿制御方法
JP5487857B2 (ja) 空調システム
JP4711438B2 (ja) 冷凍空調装置および冷凍空調方法
JP5094801B2 (ja) 冷凍サイクル装置及び空気調和装置
JP2004233046A (ja) 空気調和機のパワー除湿運転方法
WO2015092895A1 (ja) 空気調和装置
JPWO2013014708A1 (ja) 調湿装置、空気調和システム及び調湿装置の制御方法
JP5447360B2 (ja) 空気調和装置の制御方法
JP2016008742A (ja) 空気調和装置
JP2010151376A (ja) 空気調和装置、空調システム
JP2007218532A (ja) 空気調和装置
JP3835453B2 (ja) 空気調和装置
JP5068293B2 (ja) 空気調和装置
JP2006275509A (ja) 空気調和装置の制御方法
JP4043756B2 (ja) 空気調和装置及びその制御方法
JP2008232588A (ja) 空気調和装置
WO2021214930A1 (ja) 空気調和システムおよび制御方法
JP5133524B2 (ja) 空気調和装置
JP2016130064A (ja) 車両用空気調和装置
JP2010210222A (ja) 空気調和機およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4711438

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250