JP2008230408A - 車両用ホイールとその製造方法 - Google Patents

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【課題】高い操縦安定性を確保しつつ車両への振動を抑制し、乗り心地がよく、車内騒音の低減を実現でき、高い生産性と製造時の作りやすさを極力実現した車両用ホイールとその製造方法を提供する。
【解決手段】タイヤ主気室と副気室3との間で共鳴吸収を可能とするように設けられた連通孔5を有する車両用ホイール1の製造方法である。蓋部材13上に導入孔20を設けて、内部に柱状の開口部21を備えた第一の治具22と、丸みを帯びた先端部24を有した棒状の第二の治具23と、第一の治具22と第二の治具23との間に導入孔20とを、同一直線上に配置して、先端部24を開口部21内側の方向へ導入孔20に押圧することにより、導入孔20の拡張と、導入孔20周縁部の開口部21内側への伸長とを、行って導入孔20から開口部21内側へ伸長された突出部25を形成して連通孔5を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤを取り付ける車両用ホイールとその製造方法に関し、詳しくは高い操縦安定性を確保しつつ車両に伝達される振動を抑制し、乗り心地の向上、車内騒音の低減等を実現できる車両用ホイールを高い生産性で得ることができるとともに、製造時の作りやすさ等を実現した車両用ホイールとその製造方法に関する。
近年、自動車、特に、高級車とされる自動車においては、操縦安定性と車内空間の快適さとが共に求められている。このため、いわゆる足回りと呼ばれるタイヤ、車両用ホイール、サスペンション等においては、例えば、サスペンションのアクティブ制御技術、防振ゴムやタイヤの構造の改良技術等が開発されてきている。
車両用ホイールに関しても種々の改良がなされており、例えば、車内騒音に対して、その大きな要因であるタイヤ空洞共鳴音を抑えるべく、副気室をリムホイール内に設け、この副気室とタイヤ内部主気室と連通させる連通孔の寸法を調整することによりヘルムホルツ共鳴吸音器として作用させる車両用ホイール等が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−291896号公報
しかしながら、特許文献1に示すリムホイールは、連通部を形成する方法については具体的に開示されていない。特許文献1に示すリムホイールにおいて、タイヤ主気室と副気室とでヘルムホルツ共鳴吸音器として作用させるためには、この連通部を高い精度で形成する必要があり、生産工程の増加、コストの上昇等が避けられない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高い操縦安定性を確保しつつ車両への振動を抑制し、乗り心地がよく、車内騒音の低減を実現でき、高い生産性と製造時の作りやすさを極力実現した車両用ホイールとその製造方法を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、以下の構成を採用することにより上記課題を達成することを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は下記に示す通りである。
[1]少なくとも1つ以上の連通孔を備えた金属からなる蓋部材によって、少なくとも一部が形成された副気室が車両用ホイールのリム外周面上にて環状に設けられた状態で、連通孔がタイヤ主気室と副気室との間で共鳴吸収を可能とするように設けられた連通孔を有する車両用ホイールの製造方法であって、蓋部材上の連通孔を設ける位置に連通孔より小さな径の導入孔を設けて、内部に柱状の開口部を備えた第一の治具と、開口部の内部に収容しうる棒状の第二の治具と、第一の治具と第二の治具との間に導入孔とを、同一直線上に配置して、先端部を開口部内側の方向へ導入孔に押圧することにより、導入孔の拡張と、導入孔周縁部の開口部内側への伸長とを、行って導入孔から開口部内側へ伸長された突出部を形成して連通孔を得る車両用ホイールの製造方法。
[2]導入孔を設けた後に、導入孔の内壁表面に研磨処理を施す前記[1]に記載の車両用ホイールの製造方法。
[3]少なくとも1つ以上の連通孔を備えた金属からなる蓋部材によって、少なくとも一部が形成された副気室が車両用ホイールのリム外周面上にて環状に設けられた状態で、連通孔がタイヤ主気室と副気室との間で共鳴吸収を可能とするように設けられた連通孔を有する車両用ホイールの製造方法であって、蓋部材上の連通孔を設ける位置に、プレス加工により凹部を設け、凹部の底面部中央に連通孔より小さな径の底面導入孔を設け、内部に柱状の開口部を備えた第一の治具と、開口部の内部に収容しうる棒状の第二の治具と、第一の治具と第二の治具との間に凹部とを、同一直線上に配置して、先端部を開口部内側の方向へ凹部に押圧することにより、底面導入孔の拡張と、凹部の開口部内側への伸長とを、行って凹部が開口部内側へ伸長された突出部を形成して連通孔を得る車両用ホイールの製造方法。
[4]底面導入孔を設けた後に、底面導入孔の内壁表面に研磨処理を施す前記[3]に記載の車両用ホイールの製造方法。
[5]第二の治具は丸みを帯びた先端部を有して先端部から開始して次第に径を大きくした棒状である前記[1]〜[4]のいずれかに記載の車両用ホイールの製造方法。
[6]前記[1]〜[5]のいずれかに記載の製造方法により得られた連通孔を有する車両用ホイール。
[7]連通孔内壁表面の長手方向の曲率半径の最小値が蓋部材の厚み以上かつ厚みの2倍以下であって、連通孔外壁表面の長手方向の曲率半径の最小値が蓋部材の厚み以下である前記[6]に記載の連通孔を有する車両用ホイール。
[1]または[3]の構成によれば、蓋部材を別体で製造した後、リム外周面上にて蓋部材とリムとを固定して副気室を形成するため、ツーピースタイプのホイールだけでなく、鋳造一体型の車両用ホイールの場合であっても容易に形成することが可能である。また、生産工程が少なく、コストを抑えることができる。
[1]の構成によれば、第二の治具が棒状であり、導入孔の拡張をする際に導入孔に亀裂を生じさせることがなく、導入孔周縁部の開口部内側への伸長が容易である。
[3]の構成によれば、蓋部材上の連通孔を設ける位置に、あらかじめプレス加工により凹部を設けることで、所望の連通孔の形状に近い凹部が設けられ、その後で、突出部を形成する。従ってこの凹部を形成する工程によって突出部を形成することが容易になる。
[5]の構成によれば、第二の治具が丸みを帯びた先端部を有して先端部から開始して次第に径を大きくした棒状であるため、導入孔の拡張をする際に導入孔に亀裂を生じさせることがなく、更に導入孔周縁部の開口部内側への伸長が容易である。
[2]または[4]の構成によれば、導入孔または底面導入孔をそれぞれ設けた後に、導入孔または底面導入孔の内壁表面に研磨処理を施すことで、突出部を形成する際に導入孔または底面導入孔に亀裂が生じるのを防ぐことができる。
[6]の構成によれば、連通孔が蓋部材と一体で形成されるため、車両用ホイールの回転に伴う振動に強く、長期間の使用にも耐えられる。
[7]の構成によれば、ヘルムホルツ共鳴吸収が可能である連通孔の精度が満たされるばかりでなく、連通孔の付け根部分の強度が充分に確保される。
本発明によれば、高い操縦安定性を確保しつつ車両に伝達される振動を抑制し、乗り心地の向上、車内騒音の低減等を実現でき、溶接欠陥などによる故障の低減した車両用ホイールを高い生産性で得ることが出来る。
以下、図面を参照して、本発明をその実施形態に基づいて説明するが、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
図1、図2はそれぞれ本発明の製造方法により製造された車両用ホイール1を模式的に示す模式的平面図、模式的断面図である。図中の矢印はホイール軸方向19を示す。図3、図4はそれぞれ蓋部材13を示す模式的斜視図及び模式的断面図である。本発明に係る車両用ホイール1は、リム外周面4上に副気室3を備えた車両用ホイール1であり、図3、図4で示されるような蓋部材13が、図1、図2に示されるようにリム外周面4上に固定されることで、副気室3を備えている。また、副気室は図1、2に示すように複数であっても良く、本実施の形態では複数の副気室を有した車両用ホイールとして説明する。
以下、本発明に係る車両用ホイールの製造方法をより詳しく説明する。
蓋部材13を材質として金属、好ましくはリム2と同種の金属、例えばアルミニウムやマグネシウム等の軽合金を用いて別体で作成するが、蓋部材13とリム2とを接合する方法は特に限定しない。蓋部材13がリム外周面4上においてその位置が固定されさえすれば良い。また蓋部材13の形状は特に限定しない。
図13に示すように蓋部材13と、蓋部材13の開口部の形状と対応して密封することが可能な下蓋部材12とを、重ね合わせて固定することで副気室3を形成することが可能である。蓋部材13と下蓋部材12とを重ね合わせた状態でリム外周面上に固定する方法は問わない。
また、蓋部材13及び下蓋部材12が板厚4mm以内の薄肉部材である場合、図13に示すように蓋部材13と下蓋部材12とを重ね合わせた状態で強固に固定するためにはレーザー溶接治具31等を用いて接合することが好ましい。レーザー溶接治具31等は金属表面の酸化膜を容易に突き破り溶接することができるから、特にアルミニウム系材料のように、鉄系材料に比べて金属表面に酸化膜のできやすい溶接の困難となる材料に接合することが可能である。蓋部材13と下蓋部材12が重ね合わされる部分全周または一部に段差11を設けて、蓋部材13と下蓋部材12が重ね合わされる部分の全周または一部を接合部10として、この接合部10をレーザー溶接治具31等を用いて接合することが好ましい。接合部10の全周をレーザー溶接治具31等を用いて接合することにより、副気室3を気密に形成することができる。なお「気密」とは連通孔5を塞いだ場合に副気室3に密閉空間が形成されることを意味する。
このとき、図13に示すレーザー溶接治具としては、COレーザーまたはYAGレーザー等を用いることができる。COレーザーに比べて、レーザーの波長が短いため、金属材料に対する反射が少なく、エネルギーの吸収が大きいYAGレーザーを用いることが好ましい。また、蓋部材13及び下蓋部材12が板厚4mm以内のアルミニウム系薄肉部材である場合、YAGレーザーの出力をパルス制御することが、表面の酸化膜を高い出力で突き破り、突き破った後に低い出力で安定した溶接ができることから更に好ましい。
金属からなる、例えばアルミニウム合金(A5052−0)からなり、板厚が1.5mmの蓋部材13上にΦ8.3mmで高さが4.7mmの連通孔5を設ける際に以下の工程を経る。
連通孔5を設ける位置に連通孔5より小さな径の図5に示されるようなΦ3.0mmの導入孔20をドリルやレーザー等を用いて設ける。更にこの導入孔20の内壁に対してバフ磨き等によって研磨処理を施す。次に、図5に示すような内部に柱状の開口部21を備えた第一の治具22と、開口部21の内部に収容しうる丸みを帯びた先端部24を有して先端部24から開始して次第に径を大きくした棒状の第二の治具23を用い、第一の治具22と第二の治具23との間に導入孔20とを、同一直線上に配置するよう蓋部材13を固定する。続いて先端部24を図5に示される方向30即ち開口部21の内側へ向かって導入孔20に荷重2tで押圧する。
先端部24を導入孔20に押圧し、導入孔20の拡張と、導入孔20周縁部の開口部21内側への伸長とを行うことにより、導入孔20から開口部21内側へ伸長された図6に示す突出部25を形成し、図7に示すような連通孔5を得る。
また上記と同様の金属からなる、例えばアルミニウム合金(A5052−0)からなり、板厚が1.5mmの蓋部材13上にΦ8.3mmで高さが4.7mmの連通孔5を設ける際に次の工程を経ることもできる。
図8に示されるように蓋部材13上の連通孔5を設ける位置に、プレス加工により凹部40を設ける。続いて図9に示すように、凹部40の底面部41の中央に連通孔5より小さな径の底面導入孔43を設ける。この底面導入孔43の内壁に対してバフ磨き等によって研磨処理を施す。更に図10に示すような内部に柱状の開口部21を備えた第一の治具と、開口部21の内部に収容しうる丸みを帯びた先端部24を有して先端部24から開始して次第に径を大きくした棒状の第二の治具23を用い、第一の治具22と第二の治具23との間に凹部40とを、同一直線上に配置するよう蓋部材13を固定する。続いて先端部23を図10に示す方向30即ち開口部21の内側へ向かって凹部に荷重2tで押圧する。
先端部24を凹部40に押圧し、底面導入孔43の拡張と、凹部の開口部21内側への伸長とを行うことにより、凹部40から開口部21内側へ伸長された図10に示す突出部25を形成し、図11に示すような連通孔5を得る。
上述のようにして得られる連通孔5は、図12に示すように連通孔5内壁表面51における連通孔5の長手方向50の曲率半径の最小値が蓋部材13の厚み以上かつ厚みの2倍以下であることが好ましい。また、連通孔5の外壁表面52における連通孔5の長手方向50の曲率半径の最小値が蓋部材13の厚み以下であることが好ましい。このとき、「長手方向50の曲率半径」とは長手方向50に平行な平面での断面形状において測定される曲率半径のことを言う。
さらに、本実施形態の車両用ホイールにおいては、図1、図2の副気室3に連通する連通孔5が設ける際、この副気室3と連通孔5とによって良好な共鳴吸収の効果を得るためには、副気室3と連通孔5とが、下記式(1)の関係を満たすように構成されていることが好ましい。
Figure 2008230408
(但し、Vは副気室3の総体積(cm3)、Sは連通孔5の総断面積(cm2)、Lは連通孔5の長さ(cm)、Nは一つの副気室3に穿設する連通孔5の数(個)、及びCは音速(cm/sec)を示す)
本発明による副気室3と連通孔5とが、前記式(1)の関係を満たすように構成されることにより、本実施形態の車両用ホイールに装着したタイヤの空洞共鳴音と同程度の周波数となるように共鳴周波数を設定することが可能となり、タイヤの空洞共鳴音を減少させることができる。なお、本実施形態の車両用ホイールにおいて、副気室3の数が二つ以上であり、それぞれの副気室3に穿設された連通孔5の数が異なる場合には、前記式(1)におけるNは一つの副気室3に穿設する連通孔5の平均数(個)のことである。
また、本実施形態の車両用ホイールにおいては、図1において、副気室3の総体積が、車両用ホイールに実際にタイヤを装着した際のタイヤ主気室の体積に対して2〜25体積%に相当することが好ましく、3〜15体積%に相当することがさらに好ましい。なお、副気室3の総体積が2体積%未満であると、走行時の乗り心地の改良効果や共鳴吸収の効果が低下することがあり、25体積%を超えると、上述した共鳴吸収を行う場合には、低周波に対してバネ定数が下がり、減衰性が低下することがある。
本発明に係る車両用ホイールの製造方法によれば、車両用ホイールを作業性よく、かつ簡便、高精度に製造することができ、しかも、得られる車両用ホイールは、機械的強度に
も優れ安定した走行を実現することが出来る。したがって、車両用ホイールの製造方法として、工業上極めて有益である。
本発明の車両用ホイールを模式的に示す平面図である。 本発明の車両用ホイールを模式的に示す断面図である。 蓋部材を示す模式的斜視図である。 蓋部材を示す模式的断面図である。 第一の治具、第二の治具及び導入孔を示す模式的断面図である。 第一の治具と第二の治具とで、導入孔付近に突出部を形成する工程を説明する模式的説明図である。 第二の治具により、突出部から連通孔を形成する工程を説明する模式的説明図である。 凹部を示す模式的断面図である。 底面導入孔を示す模式的断面図である。 第一の治具と第二の治具とで、底面導入孔付近に突出部を形成する工程を説明する模式的説明図である。 第二の治具により、突出部から連通孔を形成する工程を説明する模式的説明図である。 連通孔の内壁表面と外壁表面とを示す説明図である。 蓋部材と下蓋部材を溶接する模式的断面図である。
符号の説明
1:車両用ホイール、2:リム、3:副気室、4:リム外周面、5:連通孔、6:ディスク、10:溶接箇所、11:段差、12:下蓋部材、13:蓋部材、19:ホイール軸方向、20:導入孔、21:開口部、22:第一の治具、23:第二の治具、24:先端部、25:突出部、30:押圧する方向、31:レーザー溶接治具、40:凹部、41:凹部底面、43:底面導入孔、50:連通孔の長手方向、51:連通孔の内壁表面、52:連通孔の外壁表面。

Claims (7)

  1. 少なくとも1つ以上の連通孔を備えた金属からなる蓋部材によって、少なくとも一部が形成された副気室が車両用ホイールのリム外周面上にて環状に設けられた状態で、前記連通孔がタイヤ主気室と前記副気室との間で共鳴吸収を可能とするように設けられた前記連通孔を有する車両用ホイールの製造方法であって、
    前記蓋部材上の前記連通孔を設ける位置に前記連通孔より小さな径の導入孔を設けて、
    内部に柱状の開口部を備えた第一の治具と、前記開口部の内部に収容しうる棒状の第二の治具と、前記第一の治具と前記第二の治具との間に前記導入孔とを、同一直線上に配置して、
    前記先端部を前記開口部内側の方向へ前記導入孔に押圧することにより、前記導入孔の拡張と、前記導入孔周縁部の前記開口部内側への伸長とを、行って前記導入孔から前記開口部内側へ伸長された突出部を形成して前記連通孔を得る車両用ホイールの製造方法。
  2. 前記導入孔を設けた後に、前記導入孔の内壁表面に研磨処理を施す請求項1に記載の車両用ホイールの製造方法。
  3. 少なくとも1つ以上の連通孔を備えた金属からなる蓋部材によって、少なくとも一部が形成された副気室が車両用ホイールのリム外周面上にて環状に設けられた状態で、前記連通孔がタイヤ主気室と前記副気室との間で共鳴吸収を可能とするように設けられた前記連通孔を有する車両用ホイールの製造方法であって、
    前記蓋部材上の前記連通孔を設ける位置に、プレス加工により凹部を設け、
    前記凹部の底面部中央に前記連通孔より小さな径の底面導入孔を設け、
    内部に柱状の開口部を備えた第一の治具と、前記開口部の内部に収容しうる棒状の第二の治具と、前記第一の治具と前記第二の治具との間に前記凹部とを、同一直線上に配置して、
    前記先端部を前記開口部内側の方向へ前記凹部に押圧することにより、前記底面導入孔の拡張と、前記凹部の前記開口部内側への伸長とを、行って前記凹部が前記開口部内側へ伸長された突出部を形成して前記連通孔を得る前記車両用ホイールの製造方法。
  4. 前記底面導入孔を設けた後に、前記底面導入孔の内壁表面に研磨処理を施す請求項3に記載の車両用ホイールの製造方法。
  5. 前記第二の治具は丸みを帯びた先端部を有して前記先端部から開始して次第に径を大きくした棒状である請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ホイールの製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用ホイールの製造方法により得られた前記連通孔を有する車両用ホイール。
  7. 前記連通孔内壁表面の長手方向の曲率半径の最小値が前記蓋部材の厚み以上かつ厚みの2倍以下であって、前記連通孔外壁表面の長手方向の曲率半径の最小値が前記蓋部材の厚み以下である請求項6に記載の車両用ホイール。
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