JP2008230286A - 車両の車室内構造 - Google Patents

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Katsuaki Sasaki
克明 佐々木
Kazuhide Sumita
和英 住田
Sawako Yamane
佐和子 山根
Tadashi Ioka
忠士 井岡
Kenji Kaneno
賢治 金納
Shunichi Takahashi
俊一 高橋
Yukako Miyazaki
由佳子 宮▲崎▼
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Abstract

【課題】車体の前後寸法が大きくなるのを防止しつつ、荷物等の収納スペースを充分に確保できるようにする。
【解決手段】車室内のフロアパネル1上に前席シート5が設置されるとともに、この前席シート5の後方に複数の乗員が着座可能な後席シート7が配設された車両において、上記前席シート5の側方に形成された乗降用開口部を開閉可能に覆うサイドドアを有し、このサイドドアと上記前席シート5との間に荷物等を収納可能なラゲージルーム19が設けられた。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内のフロアパネル上に前席シートが設置されるとともに、この前席シートの後方に複数の乗員が着座可能な後席シートが配設された車両の車室内構造に関するものである。
近年、燃料消費量の節減等の要求から、コンパクトで軽量な車両が求められているが、このような車両では、コンパクトな構成でありながら車室内に複数の乗員が着座可能なスペースを確保するための工夫が必要となる。例えば、下記特許文献1では、車室内の車幅方向中心部に運転席シートを配設するとともに、その後方側に複数の後席シートを配設することにより、車体をコンパクト化しつつ車室内に複数の乗員が着座可能なスペースを確保することが行われている。
特開平7−156807号公報
上記特許文献1に開示されているように、車体をコンパクト化しつつ複数の乗員が着座し得るように構成した場合には、車両に要求される荷物等の収納スペースを確保することが困難であるという問題がある。すなわち、上記特許文献に開示された車両では、車室の後方側に荷台床(ラゲージルーム)を設けることにより、荷物等の収納スペースを確保するようにしているが、上記荷台床の存在に起因して車体の前後寸法が大きくなることが避けられないため、車体を効果的にコンパクト化することができないとともに、車体のデザイン性が極端に悪化するという問題があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、車体の前後寸法が大きくなるのを防止しつつ、荷物等の収納スペースを充分に確保することができる車両の車室内構造を提供することを目的としたものである。
請求項1に係る発明は、車室内のフロアパネル上に前席シートが設置されるとともに、この前席シートの後方に複数の乗員が着座可能な後席シートが配設された車両において、上記前席シートの側方に形成された乗降用開口部を開閉可能に覆うサイドドアを有し、このサイドドアと上記前席シートとの間に荷物等を収納可能なラゲージルームが設けられたものである。
請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の車両の車室内構造において、サイドドアと前席シートとの間に仕切部材が車両の前後方向に延びるように設置され、この仕切部材により上記ラゲージルームが車幅方向に区画されるように構成されたものである。
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2に記載の車両の車室内構造において、上記仕切部材を構成する仕切板が車両の前後方向に延びるように設置された状態と、車幅方向に延びるように設置されて上記ラゲージルームを前後方向に区画した状態とに変位可能に支持されたものである。
請求項4に係る発明は、上記請求項2または3に記載の車両の車室内構造において、上記仕切部材が、車両の前後方向に延びるように設置された状態と、車幅方向に延びるように設置されて上記ラゲージルームを前後方向に区画した状態とに変位可能に支持されたものである。
請求項5に係る発明は、上記請求項3または4に記載の車両の車室内構造において、上記仕切部材が、前席シートの前方側に位置するインストルメントパネルの下方に空間部の前面を覆った格納位置に保持されるように構成されたものである。
請求項1に係る発明では、上記サイドドアと前席シートとの間に荷物等を収納可能なラゲージルームを設けることにより、車体の前後寸法が大きくなるのを防止しつつ、車両に必要とされる荷物等の収納スペースを充分に確保できるという利点がある。
請求項2に係る発明では、サイドドアと前席シートとの間において車両の前後方向に延びるように仕切部材を設置し、この仕切部材により上記ラゲージルームを車幅方向に区画するように構成したため、このラゲージルームに収納された荷物等の側方移動を上記仕切部材によって拘束することにより、上記荷物等を安定した収納状態に保持できるという利点がある。
請求項3に係る発明では、仕切部材を複数枚の仕切板により構成するとともに、この仕切板を折り畳み可能に連結したため、乗員が車室内に乗降する際等の邪魔にならないように、上記仕切部材をコンパクト化することができるとともに、上記仕切部材の使用時には、上記複数枚の仕切板を伸長状態とすることにより、ラゲージルーム内の広い範囲を区画して荷物等を安定した収納状態に保持できるという利点がある。
請求項4に係る発明では、上記ラゲージルーム内に長尺の荷物を収納する際には上記仕切部材を車両の前後方向に延びるように設置してラゲージルームを車幅方向に区画することにより、上記長尺の荷物等を安定した収納状態に保持できるとともに、ラゲージルーム内に小形の荷物を収納する場合には、上記仕切板を車幅方向に延びるように設置してラゲージルームを前後方向に区画することにより、上記小形の荷物等を安定した収納状態に保持できる等の利点がある。
請求項5に係る発明では、仕切部材を構成する仕切板を折り畳んだ状態で、インストルメントパネルの下方に設けられた空間部の前面を覆った格納位置に保持することにより、上記仕切部材が乗降の邪魔になるのを効果的に防止できるとともに、上記空間部からなる物品収納部の開閉リッドとして仕切部材を利用できる等の利点がある。
図1〜図5は、本発明の第1実施形態に係る車両の車室内構造を示し、この車両には、車室の側面部に乗降用開口部1,2が形成されるとともに、各乗降用開口部1,2にサイドドア3,4がそれぞれ開閉可能に設置されている。そして、上記車両の車室内には、運転席シートからなる前席シート5がフロアパネル6上の車幅方向中央部に設置され、この前席シート5の前方側にステアリングホイール9が設置されている。また、上記前席シート5の後方には、左右一対の後席シート7,8が配設されることにより、前席着座部よりも大きな車幅方向寸法を有する後席着座部が形成されている。
上記フロアパネル6の前方部には、前席シート5の設置部となる第1キックアップ部13が車幅方向の中央部分に形成されるとともに、この第1キックアップ部13上に、前席シート5を、車両の前後方向にスライド自在に支持する左右一対のシートスライドレール15が設置されている。上記第1キックアップ部13とサイドシル11との間には、車幅方向に延びるようにフロントフロア部12が設けられている。また、上記フロアパネル6の後方部には、後席シート7,8の設置部となる第2キックアップ部14が、車室後部において車幅方向の略全域に亘り形成されている。
上記第2キックアップ部14上に設置された左右の後席シート7,8は、それぞれ図1に示すように、側面視で前席シート5の後方部と重複し、かつ図3に示すように、平面視で前席シート5を左右から挟むように配設されるとともに、前方部が車幅方向の斜め外側を向くように傾斜したラインに沿って配設されている。上記第1,第2キックアップ部13,14の下方には、燃料タンク16が配設されている(図4参照)。また、上記車体の後部には、図2に示すように、車幅方向略中央にリヤピラー17が配設され、このリヤピラー17と上記サイドドア3,4との間には、車体の後部側面および後面を連続して覆うようにリヤウインド18が配設されている。
上記サイドドア3,4と前席シート5との間には、荷物等を収納可能な左右一対のラゲージルーム19,20がフロントフロア部12上に設けられている。すなわち、平面視で略矩形に形成された車室内の車幅方向中央部に上記前席シート5が配設され、この前席シート5の設置部となる第1キックアップ部13と、上記サイドドア3,4の下方に位置するサイドシル11との間に、車幅方向に延びる所定幅の略平坦面からなるフロントフロア部12が形成されている。このフロントフロア部12は、前席シート5の前方において車幅方向に延びるように設置されたインストルメントパネル21の下方部に位置するダッシュパネル22と、上記後席シート8,9の下方に位置する第2キックアップ部14との間において、車両の前後方向に延びる所定長さの略平坦面状に形成され、これにより荷物等を載置することが可能なラゲージルーム19,20が上記フロントフロア部12上に設けられている。
上記インストルメントパネル21の下方には、後述するように、前席シート5の側方部に沿って車両の前後方向に延びるように設置されることにより上記ラゲージルーム19,20を車幅方向に区画する仕切部材23が設置されている。この仕切部材23は、図6〜図10に示すように、上下方向に延びる支持軸25を有する第1パネル26と、この第1パネル26の先端部にヒンジ部材27を介して折り畳み可能に連結された第2パネル28とを有している。上記第1,第2パネル26,28は、例えば金網材、パンチングメタルまたは薄板材等からなるパネル本体29とその周辺部を保持する枠体30により構成され、上記仕切部材23の不使用時に、インストルメントパネル21の下方に設けられた空間部33の前面を覆った格納位置に保持されるように構成されている。
すなわち、上記第1パネル26の上方に突設された支持軸25の上端部が、インストルメントパネル21に設けられた枢支部31に支持されるとともに、上記第1パネル26の下方に突設された支持軸25の下端部が、フロントフロア部12の上面に設けられた枢支部32に支持されている。そして、第1,第2パネル26,28は、互いに重なり合うように折り畳まれた状態で、上記支持軸25を支点として揺動変位することにより、上記インストルメントパネル21の下方に設けられた空間部33の前面を覆った格納位置から、図8等に示すように第1パネル26の先端部が車体の後方側に位置して車両の前後方向に延びるように設置された使用位置へと変位可能に支持されている。
上記第1パネル26の先端部には、図6に示すように、ロックピン34が上下方向にスライド自在かつ回転自在に設置されている。このロックピン34には、操作レバー36が設けられている。この操作レバー36は、第1パネル26に形成された上下溝35を貫通して第1パネル26の表面側に突設されるとともに、その軸部が上記上下溝35に沿って上下方向にスライド可能に支持されることにより、上記ロックピン34の下端部を第1パネル26内に格納した状態と、第1パネル26の下方に突出させた状態とに変位させように構成されている。
上記上下溝35の上下両端部には、水平方向に延びる係止溝37,38が形成され、上記操作レバー36の軸部が上下溝35の上端部から上方の係止溝37内に導入されて、上記ロックピン34の下端部が第1パネル26内に格納された状態に係止されるとともに、上記操作レバー36の軸部が上下溝35の下端部から下方の係止溝38内に導入されて、上記ロックピン34の下端部が第1パネル26の下方に突出した状態に係止されるようになっている。
また、上記フロントフロア部12には、第1パネル26を上記使用位置に設置した際に、上記ロックピン34の下端部が挿入されて係止される係止部39と、第1パネル26を格納位置に設置した際に上記ロックピン34の下端部が挿入されて係止される係止部(図示せず)とが形成されている。そして、上記ロックピン34の下端部が、フロントロア部12に設けられた上記係止部39等に対して選択的に係止されることにより、第1パネル26が上記使用位置および格納位置に設置された状態に保持されるようになっている。
上記第2パネル28は、図8に示すように、上記使用位置に保持された第1パネル26の壁面に重なり合うように折り畳まれた状態から、上記ヒンジ部材27を支点として揺動変位することにより、図9に示すように、第1パネル26の先端部から車幅方向に延びるように設置された第1使用位置、つまり平面から見て上記第1パネル26に対して直角に設置された位置と、図10に示すように、第1パネル26と連続しつつ前席シート5の側方部に沿って車体の後方側に延びるように設置された第2使用位置とに変位可能に支持されている。
また、上記第2パネル28の先端部には、第1パネル26に設けられた上記ロックピン34と同様の構成を有するロックピン(図示せず)が設けられている。さらに、上記フロントフロア部12には、第2パネル28を上記第1使用位置に設置した際に上記ロックピンの下端部が挿入されて係止される凹孔からなる係止部41と、第2パネル28を上記第2使用位置に設置した際に上記ロックピンの下端部が挿入されて係止される係止部42とが形成されている(図5参照)。そして、上記ロックピンの下端部が係止部41,42に対して選択的に係止されることにより、第2パネル28が上記第1使用位置に設置された状態および第2係止位置に設置された状態に保持されるようになっている。なお、図7において符号40は、フロアパネル6の上面を覆うように設置されたフロアマットである。
上記のように車室内のフロアパネル6上に前席シート5が設置されるとともに、この前席シート5の後方に複数の乗員が着座可能な後席シート7,8が配設された車両において、上記前席シート5の側方に形成された乗降用開口部1,2を開閉可能に覆うサイドドア3,4を有し、このサイドドア3,4と上記前席シート5との間に荷物等を収納可能なラゲージルーム19,20が設けられた構成によれば、車体の前後寸法が大きくなるのを防止しつつ、車両に必要とされる荷物等の収納スペースを充分に確保できるという利点がある。
すなわち、上記第1実施形態では、運転席からなる前席シート5を車室の前方部においてその車幅方向中央に配設することにより、上記前席シート5の左右両側方部に形成された空間部をラゲージルーム19,20として利用可能に構成したため、車室の後方側にラゲージルームを設けた場合のように、車体の前後寸法が大きくなったり、車体のデザイン性が悪化したりする等の問題を生じることなく、乗員用の荷物等を収納するためのスペースを充分に確保することができる。
特に、上記第1実施形態に示すように前席シート5をフロアパネル6上の車幅方向中心部に配設するとともに、この前席シート5の後部がその後方に配設された左右一対の後席シート7,8と側面視で重複するように、上記前席シート5と後席シート7,8とを互いに近接させて配設した場合には、搭乗可能な乗員の人数を確保しつつ、室内スペースの前後寸法が大きくなるのを防止できるとともに、上記前席シート5および後席シート7,8の両方を効率よく配設することにより、車体を効果的にコンパクトかつ軽量に形成できるという利点がある。
また、上記第1実施形態では、前席シート5とサイドドア3,4との間において車両の前後方向に延びるように仕切部材23を設置し、この仕切部材23により上記ラゲージルーム19,20を車幅方向に区画するように構成したため、このラゲージルーム19,20に収納された荷物等の側方移動を上記仕切部材23によって拘束することにより、上記荷物等を安定した収納状態に保持できるという利点がある。
例えば、図11に示すように、上記仕切部材23を前席シート5の側方部に沿って車両の前後方向に伸びるように設置した状態で、上記ラゲージルーム19,20にボストンバッグ43等からなる大型の荷物を収納した場合には、上記ボストンバッグ43等を仕切部材23とサイドドア3,4との間に安定して保持することができ、上記荷物等が前席シート5側に移動することに起因して運転者が違和感を受けるのを効果的に防止できるという利点がある。しかも、上記のようにボストンバッグ43等からなる荷物を仕切部材23とサイドドア3,4との間に安定して保持した状態で、サイドドア3,4を開放することにより、ラゲージルーム19,20に収納された荷物等に対して車外からアクセスすることができるため、その出し入れ作業等を容易に行うことができる。
さらに、上記第1実施形態に示すように、仕切部材23を第1,第2パネル26,28からなる複数枚の仕切板により構成するとともに、この仕切板を折り畳み可能に連結した構成によれば、上記仕切部材23の不使用時には、乗員の乗降等の邪魔にならないように、上記仕切部材23をコンパクト化することができる。しかも、上記仕切部材23の使用時には、図10等に示すように、第1,第2パネル26,28を伸長状態とすることにより、ラゲージルーム19,20内の広い範囲を区画して荷物等を安定した収納状態に保持できるという利点がある。
また、上記第1実施形態では、仕切部材23を構成する第2パネル28からなる仕切板を車両の前後方向に延びるように設置した状態と、車幅方向に延びるように設置して上記ラゲージルーム19,20を前後方向に区画した状態とに変位可能に支持したため、図12に示すように、ラゲージルーム19,20の前方部に買い物袋44からなる小形の荷物を収納する場合には、上記第1パネル26を車両の前後方向に延びるように設置するとともに、上記第2パネル28を車幅方向に延びるように設置することにより、上記買い物袋44等の側面および後面の両方を上記第1,第2パネル26,28で拘束して、より安定した保持状態が得られるという利点がある。しかも、第1パネル26および第2パネル28を上記のように設置した場合には、上記仕切部材23の第1,第2パネル26,28により物品の収納部と、後席シート7,8の着座スペースとを区画することができるため、物品の収納スペースを確保しつつ後席シート7,8に着座した乗員の居住性を効果的に向上させることができる(図3の仮想線参照)。
さらに、上記第1実施形態に示すように、仕切部材23を構成する第1,第2パネル26,28を折り畳んだ状態で、前席シート5の前方側に位置するインストルメントパネル21の下方に設けられた空間部33の前面を覆った格納位置に保持するように構成した場合には、乗員が車室に昇降する際に、上記仕切部材23が邪魔になるのを効果的に防止できるとともに、図13に示すように、上記空間部33からなる物品収納部の開閉リッドとして仕切部材23を利用することにより、上記空間部33内の荷物等を仕切部材23によって収容状態に保持できる等の利点がある。しかも、上記仕切部材23を構成する第1,第2パネル26,28を伸長状態とすることにより、上記空間部33とラゲージルーム19,20とを連通状態とすることができるため、この空間部33およびラゲージルーム19,20からなる広い収納スペースを利用して、図14に示すようにゴルフバッグ46等からなる長尺の荷物を収納できるという利点がある。
図15および図16は、本発明の第2実施形態に係る車両の車室内構造を示している。この車両の車室内には、前席シート5の側方部に沿って車両の前後方向に延びるように設置されることにより上記ラゲージルーム19,20を車幅方向に区画する仕切部材47がフロントフロア部12上に設置されている。上記仕切部材47は、フロントフロア部12に設けられたヒンジ部材47aにより揺動可能に支持された縦板48と、この縦板48の後辺部および前後方向中央部に設けられた図外のヒンジ部材により揺動可能に支持された前後一対の横板49,50と、上記縦板48の上辺部に設けられたロール軸51に巻取自在に支持されたトノカバー52とを有している。
上記縦板48は、図16の仮想線および図17に示すように、フロントフロア部12に形成されて下方に凹入する凹入部53内に水平状態で格納された格納位置と、図15に示すように、前席シート5の側面に沿って車両の前後方向に延びるように起立状態で設置された使用位置とに変位可能に設置されている。また、上記前後一対の横板49,50は、それぞれ図15に示すように縦板48の壁面に折り重ねられた不使用位置と、図18に示すように車幅方向に延びるように設置された使用位置との変位可能に支持されている。そして、上記前後一対の横板49,50を使用位置に保持した状態で、上記ロール軸51に巻き取られた状態にあるトノカバー52を引き出し、その先端部に設けられたフック54を、図16に示すように、横板49,50の上端部に設けられた係合ピン55に係止することにより、図19に示すように、トノカバー52が引き出された状態に保持されるようになっている。
上記のように縦板48、前後一対の横板49,50およびトノカバー52を備えた仕切部材47を設置した構成によれば、前席シート5とサイドドア3,4との間に形成されたラゲージルーム19,20を上記仕切部材47で囲繞することにより、上記ラゲージルーム19,20に収納された荷物の移動を効果的に規制して安定した収納状態に保持できるという利点がある。しかも、上記縦板48、前後一対の横板49,50およびトノカバー52により上記収納物を隠蔽することにより、車室内の美観が損なわれるのを効果的に防止できるという利点がある。
なお、上記実施形態では、車室内の車幅方向中心部に運転席シートからなる前席シート5を設置するとともに、この前席シート5の後方に左右一対の後席シート7,8を配設した例について説明したが、これに限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、車室内の右側または左側にオフセットした位置に上記前席シート5を配設した構造としてもよく、この場合には、上記前席シート5の側方に広いラゲージルームを形成できるという利点がある。また、上記前席シート5の後方側に、複数の乗員が着座可能なベンチシートタイプの後列シートを配設した構造としてもよい。
また、上記仕切部材23,47を省略し、例えば図20および図21に示す第3実施形態ように、基端部がサイドドア3,4の内壁面に固定されるとともに、その上方部に先端部が着脱可能に係止されるネット状の物品保持部材56を設けた構造とし、この物品保持部材56に保持されたバッグ57等の荷物を、前席シート5とサイドドア3,4との間にラゲージルーム19,20に収納するように構成してもよい。なお、図20および図21において、符号58はグローブボックスである。
上記構成によれば、ラゲージルーム19,20の不使用時には、上記物品保持部材56をコンパクト化してサイドドア3,4の壁面に沿わせることにより、前席シートの側方部に広い空間部を確保して居住性を効果的に向上させることができる。しかも、上記物品保持部材56の先端部をサイドドア3,4に対して係脱するだけでバッグ57等からなる物品の保持状態へと容易に移行させることができるとともに、上記ラゲージルーム19,20の上方部において上記物品を安定した収納状態に保持できるという利点がある。
また、図22に示す第4実施形態のように、ボックス本体59と開閉蓋60とを有する収納ボックス61をサイドドア3,4の内壁面に着脱可能に設置し、この収納ボックス内に物品を収納するように構成してもよい。この構成によれば、上記開閉蓋60を開閉するだけで上記ボックス本体59に対する物品の出し入れを容易に行うことができるとともに、この物品を安定した収納状態に保持することができ、前席シート5とサイドドア3,4との間にラゲージルーム19,20の有効利用を図ることができる。特に、サイドドア3,4の係止時に上記ボックス部材59が干渉するのを防止するための切欠き62をインストルメントパネル21の側端部に設けた構造とすれば、上記収容ボックス61の容量を充分に確保できるという利点がある。
本発明に係る車両の車室内構造の第1実施形態を示す側面図である。 上記車両の平面図である。 上記車両の車室内構造を示す平面図である。 上記車両の車室内構造を示す正面断面図である。 上記車両の車室内構造を示す斜視図である。 仕切部材の具体的構成を示す斜視図である。 仕切部材の格納状態を示す図5のA−A線断面図である。 仕切部材を使用状態に移行する過程を示す斜視図である。 仕切部材の第1使用状態を示す斜視図である。 仕切部材の第2使用状態を示す斜視図である。 荷物の収納状態を示す斜視図である。 荷物の収納状態の他の例を示す斜視図である。 荷物の収納状態のさらに別の例を示す斜視図である。 荷物の収納状態のさらに別の例を示す斜視図である。 本発明に係る車両の車室内構造の第2実施形態を示す側面図である。 仕切部材の具体的構成を示す正面断面図である。 仕切部材の格納状態を示す斜視図である。 仕切部材を使用状態に移行する過程を示す斜視図である。 荷物の収納状態を示す斜視図である。 本発明に係る車両の車室内構造の第3実施形態を示す斜視図である。 荷物の収納状態を示す斜視図である。 本発明に係る車両の車室内構造の第4実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1,2 乗降用開口部
3,4 サイドドア
5 前席シート
6 フロアパネル
7,8 後席シート
19,20 ラゲージルーム
21 インストルメントパネル
23,47 仕切部材
26 第1パネル(仕切板)
28 第2パネル(仕切板)
33 空間部

Claims (5)

  1. 車室内のフロアパネル上に前席シートが設置されるとともに、この前席シートの後方に複数の乗員が着座可能な後席シートが配設された車両において、上記前席シートの側方に形成された乗降用開口部を開閉可能に覆うサイドドアを有し、このサイドドアと上記前席シートとの間に荷物等を収納可能なラゲージルームが設けられたことを特徴とする車両の車室内構造。
  2. サイドドアと前席シートとの間に仕切部材が車両の前後方向に延びるように設置され、この仕切部材により上記ラゲージルームが車幅方向に区画されるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の車両の車室内構造。
  3. 上記仕切部材が複数枚の仕切板により構成されるとともに、各仕切板が折り畳み可能に連結されたことを特徴とする請求項2記載の車両の車室内構造。
  4. 上記仕切部材が、車両の前後方向に延びるように設置された状態と、車幅方向に延びるように設置されて上記ラゲージルームを前後方向に区画した状態とに変位可能に支持されたことを特徴とする請求項2または3に記載の車両の車室内構造。
  5. 上記仕切部材が、前席シートの前方側に位置するインストルメントパネルの下方に空間部の前面を覆った格納位置に保持されるように構成されたことを特徴とする請求項3または4に記載の車両の車室内構造。
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