JP2008225904A - データ処理システム及びデータ処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】クーポンをユーザに対してより手軽に配布することができ、また、配布するに当たって、クーポンの不正利用を防止する。
【解決手段】クーポンIDデータを埋め込んだ広告映像データを生成し、表示装置30で広告映像データを再生し、広告映像データより広告画像データを携帯電話装置40で撮像し、非セキュアメモリに格納し、格納された広告画像データに対して端末IDデータを埋め込み、クーポンIDデータと端末IDデータが埋め込まれた広告画像データを携帯電話装置40に表示し、償還時に、償還装置70で携帯電話装置40に表示された広告画像データを検出し、検出された広告画像データよりクーポンIDデータと端末IDデータとを抽出し、データ管理装置60に送信し、データ管理装置60のデータベースにアクセスして、償還装置70から送信されたクーポンIDデータの照合を行い、照合がとれたときクーポンデータを償還装置70に送信する。
【選択図】図1
【解決手段】クーポンIDデータを埋め込んだ広告映像データを生成し、表示装置30で広告映像データを再生し、広告映像データより広告画像データを携帯電話装置40で撮像し、非セキュアメモリに格納し、格納された広告画像データに対して端末IDデータを埋め込み、クーポンIDデータと端末IDデータが埋め込まれた広告画像データを携帯電話装置40に表示し、償還時に、償還装置70で携帯電話装置40に表示された広告画像データを検出し、検出された広告画像データよりクーポンIDデータと端末IDデータとを抽出し、データ管理装置60に送信し、データ管理装置60のデータベースにアクセスして、償還装置70から送信されたクーポンIDデータの照合を行い、照合がとれたときクーポンデータを償還装置70に送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、クーポンを広告媒体を用いて効率的に配布すると共に、クーポンの利用状況で広告効果を測定するデータ処理システム及びデータ処理方法に関する。
インターネットのクリック保証型広告等のシステムでは、広告効果測定が可能であるのに対して、テレビジョン放送やディジタルサイネージ等のブロードキャスト型の配信システムでは、広告効果測定のシステムが普及していない。現在は、広告効果測定を行うために、広告媒体、例えばポスターや広告映像中に2次元バーコードを表示する、電話番号・URL(Uniform Resource Locator)と言った付加情報を表示するといった手法や、広告コンテンツ配信と同時に電子クーポン等の配布を行う手法がとられている。しかしながら、広告コンテンツに付加情報を組み込むと、映像広告が再生される時間が短くなったり、広告コンテンツ自体の質の低下を招くことになる。また、クーポンを配布するに当たっては、クーポンの不正コピーや改ざんといった不正利用を防止することが必要である。
更に、クーポンをユーザが取得するに当たって、ユーザに携帯電話装置等のキャリア通信費が発生すると、その分、ユーザに対するインセンティブが低下してしまう。
なお、本件出願人は、本件に関連する先行技術として下記特許文献1を提案している。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、クーポンをユーザに対してより手軽に配布することができ、また、配布するに当たって、クーポンの不正利用を防止することができるデータ処理システム及びデータ処理方法を提供することにある。
本発明に係るデータ処理システムは、クーポンそれぞれに付与されたクーポンIDデータをウォータマークで埋め込んだ広告データを生成する広告データ生成装置と、上記クーポンIDデータが埋め込まれた広告データを提供する広告媒体と、上記広告媒体で提供された広告データより広告画像データを取得する取得手段と、端末IDデータを記憶すると共に上記取得手段で取得した広告画像データを保存する記憶手段と、上記広告画像データに対して更に上記端末IDデータをウォータマークで埋め込む画像処理手段と、上記クーポンIDデータと上記端末IDデータとがウォータマークで埋め込まれた広告画像データを表示する表示手段とを有する端末装置と、上記端末装置の表示手段に表示された広告画像データを検出する検出手段と、この上記検出手段で検出された広告画像データより上記クーポンIDデータと上記端末IDデータとを抽出する抽出手段と、この抽出手段で抽出した上記クーポンIDデータと上記端末IDデータとを送信すると共に、上記クーポンIDデータに関連付けられたクーポンを償還した際のログを送信する償還側通信手段とを有し、上記クーポンIDデータに関連付けられたクーポンを償還する償還装置と、上記クーポンIDデータに関連付けて上記クーポンデータを管理するクーポンデータベースと、上記償還装置から送信されたクーポンIDデータの照合を上記クーポンデータベースにアクセスして行う照合手段と、上記照合手段で照合がとれたとき、このクーポンIDデータに関連付けられたクーポンデータを上記償還装置に送信する管理側通信手段とを有するクーポン管理装置とを備える。
また、本発明に係るデータ処理方法は、クーポンそれぞれに付与されたクーポンIDデータをウォータマークで埋め込んだ広告データを生成するステップと、広告媒体で上記クーポンIDデータが埋め込まれた広告データを提供するステップと、上記広告媒体で提供された広告データより広告画像データを端末装置の撮像手段で取得し、取得した広告画像データを端末IDデータが格納された記憶手段に格納するステップと、上記端末装置で上記記憶手段に格納された広告画像データに対して更に上記端末IDデータをウォータマークで埋め込むステップと、上記クーポンIDデータが埋め込まれている広告画像データに対して更に上記端末IDデータが埋め込まれた広告画像データを上記端末装置の表示手段に表示するステップと、償還時に、償還装置で上記端末装置の表示手段に表示された広告画像データを検出し、この検出された広告画像データより上記クーポンIDデータと上記端末IDデータとを抽出するステップと、上記償還装置で抽出した上記クーポンIDデータと上記端末IDデータとをデータ管理装置に送信し、このデータ管理装置の上記クーポンIDデータに関連付けて上記クーポンデータを管理しているデータベースにアクセスして、上記償還装置から送信されたクーポンIDデータの照合を行うステップと、照合がとれたとき、このクーポンIDデータに関連付けられたクーポンを上記償還装置に送信するステップとを有する。
本発明によれば、広告媒体で提供された広告データより広告画像データを端末装置の撮像手段で取得し、取得した広告画像データに対して更に端末IDデータをウォータマークで埋め込み、クーポンIDデータが埋め込まれている広告画像データに対して更に端末IDデータが埋め込まれた広告画像データを端末装置の表示手段に表示し、償還時、すなわちユーザがクーポンを使用するときに、償還装置で端末装置の表示手段に表示された広告画像データを検出し、この検出された広告画像データよりクーポンIDデータと端末IDデータとを抽出し、償還装置で抽出したクーポンIDデータと端末IDデータとをデータ管理装置に送信し、このデータ管理装置のクーポンIDデータに関連付けてクーポンデータを管理しているデータベースにアクセスして、償還装置から送信されたクーポンIDデータの照合を行うステップと、照合がとれたとき、このクーポンIDデータに関連付けられたクーポンデータを償還装置に送信するようにしたので、ユーザがクーポンIDデータを取得するに当たって、端末装置におけるキャリア通信費の発生させることが無くなるので、クーポンをユーザに対してより手軽に配布することができ、また、クーポンIDデータや端末IDデータがウォータマークとなっているので、クーポンの不正利用を防止することができる。
図1に示すように、本発明が適用されたデータ処理システム1は、広告映像配信のシステムを用いて広告主のクーポンを配布するシステムであって、本システム1で発行するクーポンを識別するクーポンIDデータを管理するクーポンID管理装置10と、発行されたクーポンIDデータをウォータマークで埋め込んで広告映像データを配信する広告映像データ生成装置20と、ウォータマークが埋め込まれた広告映像データを再生し表示する表示装置30と、表示装置30での広告映像を視聴しているユーザが所有する携帯電話装置40と、ユーザが取得したクーポンを償還する償還装置70と、発行したクーポンデータを管理するクーポン管理装置60とを備えている。
クーポンIDデータを発行するクーポンID管理装置10は、通常のサーバ装置と言ったコンピュータで構成されており、例えば広告代理店によって管理される。このクーポンID管理装置10は、図2に示すように、発行するクーポンIDデータとクーポンデータとを関連付けるデータベースが構築された大容量ハードディスク等でなる記憶部11と、クーポンIDデータを発行するクーポンID発行部12と、クーポンID管理装置10や広告映像データ生成装置20からクーポンIDデータがウォータマークで埋め込まれた広告映像データの配信情報が入力される配信情報入力部13と、クーポン管理装置60や償還装置70からクーポンデータが償還された際の償還ログが入力される償還ログ入力部14とを備える。
記憶部11に構築されたクーポンIDデータベースは、発行するクーポンIDデータに、商品の割引等の内容によって定義付けられたクーポンデータ、広告映像データが配信された配信日時、配信時間等を含む配信情報、ユーザのクーポン使用日時、使用場所、ユーザの属性情報等を含む償還ログを関連付けて保存するようにしている。
ここで、配信情報は、クーポンIDデータの発行の後、配信情報入力部13より入力される情報である。この配信情報入力部13は、広告映像データ生成装置20で定義されている配信計画データが配信情報としてネットワークを介して入力され、このような入力された配信情報をクーポンIDデータベースにクーポンIDデータに関連付けて格納する。
また、償還ログは、ユーザのクーポン使用日時、使用場所、ユーザの属性情報等を含む情報であって、クーポンがユーザによって使用された、すなわちクーポンが償還されたとき、償還ログ入力部14より入力される情報である。この償還ログ入力部14には、定期的又は随時、クーポン管理装置60や償還装置70よりネットワークを送信された償還ログが入力されることになり、この入力された償還ログがクーポンIDデータに関連付けられて格納されることになる。
以上のように、クーポンIDデータベースにクーポンIDデータに関連付けて保存されるクーポンデータ、配信情報、償還ログによれば、発行したクーポンが何時何処で取得され使用されたかを知ることができ、広告効果を見る広告測定情報として広告主に提供する情報となる。
クーポンID発行部12は、広告映像データを用いて配布するクーポンを発行する際に、それぞれのクーポンデータに対してクーポンIDデータを付与し、上述したデータベースで、このクーポンIDデータに関連付けて配信情報や償還ログを管理できるようにする。クーポンの発行時、クーポンデータに関連付けてクーポンIDデータが発行されると、クーポンIDデータとクーポンデータとを関連付けてクーポン管理装置60のクーポンデータベースにネットワークや記録媒体を介して供給し、クーポン管理装置60でクーポンIDデータの照合を行うことができるようにする。
ここで、本発明では、クーポンIDデータのみを拡布させることで、不正利用を防止し、また、取り扱われるデータのデータサイズを小さくし、携帯電話装置40や償還装置70等でのデータ処理量を少なくするようにしている。このクーポンID発行部12で発行されたクーポンIDデータは、次に、ネットワークや記録媒体によって広告映像データ生成装置20に供給される。
図3に示すように、広告映像データ生成装置20は、広告代理店やTV局等が管理する装置であり、広告主や広告代理店から提供された広告映像データが入力される広告映像データ入力装置21と、クーポンID管理装置10から供給されたクーポンIDデータが入力されるクーポンID入力装置22と、広告映像データに対してクーポンIDデータをウォータマークによって埋め込む画像処理装置23と、クーポンIDデータが埋め込まれた広告映像データを配信する配信装置24とを備える。
広告映像データ入力装置21は、例えばVTR、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ等の記録媒体再生装置であり、広告主や広告代理店から納入された磁気テープ、DVD等の記録媒体から、広告の映像データを再生して、画像処理装置23に供給する。
クーポンID入力装置22は、USB(Universal Serial Bus)メモリリーダ、メモリカードリーダ等からなり、クーポンID管理装置10から供給されたUSBメモリ、メモリカード等から読み出した又はネットワークを介して供給されたクーポンIDデータを画像処理装置23に供給する。
画像処理装置23は、クーポンIDデータをウォータマークによって広告映像データ中に埋め込む。例えば、可視情報としてクーポンIDデータを埋め込む場合、画像処理装置23は、クーポンIDデータを画像信号に変換し、すなわちクーポンIDデータを構成する数字及び記号のグラフィック画像を生成して、これらのグラフィック画像を、例えばフレームの下側や角等の見たときに邪魔にならない位置において、広告の映像信号にオーバレイ又はスーパインポーズする。
また、不可視情報としてクーポンIDデータを埋め込む場合、広告映像データ入力装置21からの広告映像データを所謂MPEG(Moving Picture Coding Experts Group/Moving Picture Experts Group)−2やMPEG−4の規格に準拠して符号化するに際して、画像処理装置23は、符号化の際に得られる所謂DCT(Discrete Cosine Transform)係数の高域成分に、クーポンID入力装置22からのクーポンIDデータに誤り訂正符号を付加し、誤り訂正符号が付加されたクーポンIDデータをウォータマークとして埋め込む。そして、クーポンIDデータを埋め込むフレーム上での位置は、クーポンIDデータを容易に再生できるように、所定の位置の所謂一若しくは複数のマクロブロック、又はクーポンIDデータのバイト数が大きいときは、その近傍の複数のマクロブロックとなっている。
また、広告の映像コンテンツを圧縮しないでディジタル信号として配信する場合には、広告の映像コンテンツを構成する映像信号の各サンプル値、すなわち各画素のデータの最下位ビット又は下位の数ビットに、クーポンIDデータを空間領域で分散して埋め込む。
なお、ウォータマークで埋め込まれたクーポンIDデータを抽出するため、クーポンIDデータの埋め込まれた領域には、位置合わせのための枠を設けるようにする。更に、画面を携帯電話装置40で撮像することを考慮して、クーポンIDデータをフレームの複数箇所に埋め込む。また、クーポンIDデータを埋め込むフレーム数、すなわち1本の広告における長さ(時間)は、1本の広告全体であっても良いが、例えば、1本の広告に対して複数の商品を紹介することもあるので、その商品が表示されているフレームとする。
画像処理装置23において、上述のようにしてクーポンIDデータが埋め込まれた配信用広告映像データは、配信装置24に供給される。配信装置24は、例えばディジタルテレビジョン放送、アナログテレビジョン放送若しくは衛星放送における送信装置、又は、例えばインターネットにおけるモデム、インサーネットのランカード若しくは無線ランカード等を備えるインターネットに接続されたコンピュータやサーバである。また、配信装置24は、VTR、CDレコーダ、DVDレコーダ等の記録媒体に映像信号を記録する装置である。そして、配信装置24は、伝送媒体、すなわち放送、インターネット配信、記録媒体の配布に適した方法で、クーポンIDデータが埋め込まれた配信用の広告映像データを表示装置30に供給する。
図1に示した表示装置30は、公共スペースや屋外、駅や店舗に設置される大小のディスプレイであって、例えば内蔵ハードディスクに配信装置24から配信されたクーポンIDデータが埋め込まれた広告映像データを受信・蓄積し、指定されたスケジュールに応じて再生表示する。
このデータ処理システム1においてユーザは、この表示装置30の近所を通行しながら再生される広告映像データを視聴する者であり、このようなユーザが所有又は管理する携帯電話装置40によって、表示装置30で表示されている広告映像データからクーポンIDデータを取得することができるようになっている。
具体的に、この携帯電話装置40は、図4に示すように、通常の携帯電話の機能に対してウォータマークを抽出するための機能が格納された機能を有するものであって、被写体を撮像する撮像部41と、撮像部41が撮像した画像データを保存するシステムメモリともなる非セキュアメモリ42と、携帯電話装置40固有の端末IDデータを格納しているセキュアメモリ43と、少なくとも端末IDデータとをウォータマークで広告画像データに埋め込む画像処理部44と、クーポンIDデータと端末IDデータとがウォータマークで埋め込まれた広告画像データを表示する表示部45と、ユーザによって操作される操作部46と、全体の動作を制御する制御部47とを備える。
撮像部41は、複数のレンズやCCD(Charge-Coupled Devices)素子、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor))等の撮像素子を備えており、所定の画像処理、A/D変換処理を行って非セキュアメモリ42に撮像した画像データを保存する。
また、表示装置30で広告映像データを撮像するアプリケーションが起動されているときに、表示装置30に表示されている広告映像データを撮像するときには、広告映像データ中のクーポンIDデータが埋め込まれている所定領域を撮像部41で撮像し、非セキュアメモリ42に、JPEG(Joint Photographic Expert Group)等の圧縮符号化処理を行って保存する。このように、広告映像データを取得手段となる撮像部41で取得するに当たって、広告映像データの撮像の際には、図5に示すように、表示装置30に表示されている広告映像データの位置合わせのための枠36内、すなわちウォータマークでクーポンIDデータが埋め込まれた領域を撮像部41で撮像する。
非セキュアメモリ42は、システムメモリともなり、撮像部41で撮像した画像データ等を保存する。また、セキュアメモリ43は、書換等が不能なメモリであって、端末IDデータ等が格納されている。非セキュアメモリ42やセキュアメモリ43は、物理的には同じメモリ素子であっても良い。また、本発明において、非セキュアメモリ42に端末IDデータを格納するようにしても良い。
画像処理部44は、償還装置70に対してクーポンIDデータと端末IDデータとがウォータマークで埋め込まれた広告画像データを提示する際に、広告画像データに対して少なくともセキュアメモリ43から読み出した端末IDデータとをウォータマークで埋め込む処理を行う。
具体的に、画像処理部44は、可視情報でクーポンIDデータに加えて端末IDデータとを広告画像データに埋め込む場合、端末IDデータを画像信号に変換し、すなわちクーポンIDデータと同じような端末IDデータを構成する数字及び記号のグラフィック画像を生成して、グラフィック画像を、例えばフレームの下側や角等の見たときに邪魔にならない位置において、例えばクーポンIDデータ付き広告画像データに対してオーバレイ又はスーパインポーズする。
なお、広告画像データには、予めクーポンIDデータが可視情報で埋め込まれているが、画像処理部44では、クーポンIDデータを、端末IDデータと共に改めて広告画像データにウォータマークで付加するようにしても良い。この場合、画像処理部44は、先ず、クーポンIDデータを検出削除の後、クーポンIDデータと端末IDデータのグラフィック画像を生成して、クーポンIDデータが除去された広告画像データに対してオーバレイ又はスーパインポーズする。
また、画像処理部44は、償還装置70の検出部で、可視情報となっているクーポンIDデータ及び端末IDデータとをより正確に認識できるようにするため、オーバーレイ又はスーパーインポーズされたクーポンIDデータ及び端末IDデータに対して強調処理、すなわちグラフィック画像のクーポンIDデータ及び端末IDデータのエッジ検出を行ってオーバーシュート又はアンダーシュートを付加する処理を行って表示部45でクーポンIDデータと端末IDデータとが強調処理された広告画像データが表示されるようにする。また、ここでの強調処理は、予め埋め込まれているクーポンIDデータに対してのみ行い、端末IDデータについては、強調処理されたクーポンIDデータのエッジと同レベルのグラフィック画像で広告画像データにオーバレイ又はスーパインポーズするようにしても良い。
また、不可視情報でクーポンIDデータと端末IDデータとを広告画像データに埋め込む場合、画像処理部44は、非セキュアメモリ42にクーポンIDデータが埋め込まれている広告画像データを圧縮符号化処理を行って保存する際に、クーポンIDデータが埋め込まれているマクロブロックとは別のマクロブロック又は異なる領域のDCT係数の高域成分に、セキュアメモリ43から読み出した端末IDデータに誤り訂正符号を付加し、誤り訂正符号が付加されたクーポンIDデータをウォータマークとして埋め込む。
また、広告の映像コンテンツを圧縮しない場合は、広告画像データを構成する画像データの所定領域の各サンプル値、すなわち各画素のデータの最下位ビット又は下位の数ビットに、クーポンIDデータを空間領域で分散して埋め込む。
また、画像処理部44は、償還装置70の検出部で、不可視情報となっているクーポンIDデータ及び端末IDデータとをより正確に認識できるようにするため、クーポンIDデータ及び端末IDデータに対して強調処理を行う。この場合、画像処理部44は、クーポンIDデータや端末IDデータが埋め込まれるマクロブロック又は領域の数をより増やす強調処理を行う。少なくとも、クーポンIDデータについては、表示装置30で撮像した際の広告画像データにクーポンIDデータが埋め込まれているマクロブロック又は領域の数より多くなる強調処理を行い、端末IDデータについては、クーポンIDデータの埋め込まれたマクロブロック又は領域の数と同じ程度にする強調処理を行う。
なお、画像処理部44では、クーポンIDデータと端末IDデータの他、例えば、携帯電話装置40の所有者名、電話番号、電子メールアドレス、現在時刻等をウォータマークで埋め込むようにしても良い。
表示部45は、償還装置70に提示する際、LEDパネルや有機ELパネル等で構成されており、動作状況を表示する。更に、表示部45は、画像処理部44で生成されたクーポンIDデータ及び端末IDデータがウォータマークで埋め込まれた広告画像データを表示する。
操作部46は、押しボタンやスライドスイッチ等で構成されており、操作されることによって操作信号を発生し制御部47に入力する。例えば、携帯電話装置40は、操作部46を操作することによって、相手方と通話を行うことができる他に、店舗で商品を購入する際、アプリケーションを起動することによって、画像処理部44で生成されたクーポンIDデータ及び端末IDデータとがウォータマークで埋め込まれた広告画像データを表示部45に表示し、償還装置70の検出部で検出されるようにする。
なお、本発明では、携帯電話装置40に代わってディジタル又はアナログの表示部を備えたスチルカメラ装置であっても良い。
償還装置70は、図6に示すように、商品を販売する店舗に設置されるPOS(Point Of Sale terminal)端末の機能を有する装置であって、携帯電話装置40の表示部45に表示されたクーポンIDデータ及び端末IDデータがウォータマークで埋め込まれた広告画像データを検出する検出部71と、検出部71が検出した広告画像データよりクーポンIDデータ及び端末IDデータを抽出するウォータマーク抽出部72と、ウォータマーク抽出部72が抽出したクーポンIDデータ及び端末IDデータをクーポン管理装置60に送信する償還側通信I/F73と、POS端末としての機能を実現するPOS機能部74と、動作状況等を表示する表示部75と、全体の動作を制御する制御部76とを備える。
検出部71は、複数のレンズやCCD素子、CMOSの撮像素子によって、携帯電話装置40の表示部45に表示されたクーポンIDデータ及び端末IDデータとがウォータマークで埋め込まれた広告画像データを撮像する。
ウォータマーク抽出部72は、撮像した画像データの位置合わせを、撮像した枠36を目印に、大きさ、傾き、斜めから撮像されたときの歪みを補正した後、検出部71が撮像した広告画像データの中からクーポンIDデータ及び端末IDデータを抽出する。
具体的に、クーポンIDデータ及び端末IDデータが可視情報である場合、ウォータマーク抽出部72は、文字認識処理によって、オーバレイ又はスーパインポーズされているクーポンIDデータを構成する数字及び記号のグラフィック画像を抽出し、抽出したグラフィック画像よりクーポンIDデータ及び端末IDデータを抽出する。
また、クーポンIDデータ及び端末IDデータが不可視情報である場合、ウォータマーク抽出部72は、広告映像データ生成装置20の画像処理装置23や携帯電話装置40の画像処理部44でクーポンIDデータや端末IDデータを埋め込む符号化時のマクロブロックと検出部71で撮像を行った広告画像データのマクロブロックとの位置合わせを行ってから、符号化の際に得られる所謂DCT係数の高域成分よりクーポンIDデータ及び端末IDデータを抽出し、更に、誤り訂正処理を行って、クーポンIDデータを抽出する。
また、広告映像データを圧縮していない場合には、上述した枠36を用いて位置合わせの補正処理を行った後、画像信号の各サンプル値、すなわち各画素のデータの最下位ビット又は下位の数ビットを抽出し、誤り訂正処理を行って、クーポンIDデータを抽出する。
償還側通信I/F73は、携帯電話装置40から取得したクーポンIDデータの照合を行うため、端末IDデータと共にクーポンIDデータをクーポン管理装置60にネットワークを介して送信する。また、償還側通信I/F73は、クーポン管理装置60でクーポンIDデータの照合がとれたとき、送信したクーポンIDデータに関連付けられたクーポンデータを受信する。
POS機能部74は、例えば商品に付されたバーコード等を光学的に読み取るリーダ等を備えており、商品のバーコード等を読み取る。表示部75は、動作状況を表示するものであり、例えば、償還側通信I/F73でクーポンデータを受信したとき、その内容を表示し、ユーザや定員にクーポンの内容の確認を行うことができるようにすると共に、クーポンの内容を示すバーコード等のシンボルを表示し、POS機能部74のリーダ等でシンボルを読み取ることができるようにする。
制御部76は、全体の動作を制御する。例えば、商品の値段に対してクーポンの内容を反映させる、すなわち割引処理等を行う決済処理を行う。
償還装置70からの要求に応じてクーポンIDデータの照合を行うクーポン管理装置60は、図7に示すように、クーポンIDデータとクーポンデータとを関連付けて管理するクーポンデータベースが構築された大容量ハードディスク等で構成された記憶部61と、償還装置70の償還側通信I/F73と通信を行う管理側通信I/F62と、償還装置70から送信されたクーポンIDデータとクーポンID管理装置10から供給されたクーポンIDデータとを照合する照合部63とを備えている。
記憶部61に構築されたクーポンデータベースは、クーポンID管理装置10から供給されたクーポンIDデータに関連付けて、商品の割引等の内容によって定義付けられたクーポンデータ、携帯電話装置40の端末IDデータ、携帯電話装置40の所有者名、電話番号等の属性情報、携帯電話装置40の広告画像データを読み取った日時、すなわちクーポンデータの使用日時、使用場所等が格納されるようになっている。このようなクーポンデータベースは、クーポンID管理装置10からクーポンIDデータとクーポンデータとが供給されて予め格納されており、償還装置70よりクーポンIDデータと端末IDデータが送信されたとき、クーポンIDデータに関連付けて端末IDデータや属性情報を格納する。
また、クーポンデータベースは、更に、クーポンが償還される際に、償還装置70から送信されたクーポンIDデータ及び端末IDデータを受信すると、受信日時や償還装置70の設置場所のIDデータに基づいて、これらの情報を、クーポンの使用日時及び使用場所として登録される。
照合部63は、ユーザがクーポンデータを店舗で使用し償還する場合において、償還装置70から送信されたクーポンIDデータ及び端末IDデータを受信したとき、受信したクーポンIDデータが予め登録してあるクーポンIDデータとクーポンデータベースで照合する。そして、照合部63は、予め登録してあるクーポンIDデータと携帯電話装置40から送信されたクーポンIDデータとが一致したとき、クーポンデータベースに端末IDデータをクーポンIDデータに関連付けて登録すると共に、クーポンIDデータに関連付けられているクーポンデータを管理側通信I/F62より償還装置70に送信する。
次に、図8を参照して、本発明が適用されたデータ処理システム1の処理手順について説明する。
先ず、広告主より宣伝広告の依頼を受けた広告代理店は、広告映像データを制作すると共に、この広告映像データで配布する割引といったクーポンの内容を決定し、クーポンデータを作成する。また、作成するクーポンデータには、個々に、クーポンIDデータを付与する。そして、クーポンID管理装置10では、ステップS1において、クーポンIDデータとクーポンデータとを関連付けて、これを、記憶部11に構築されたクーポンIDデータベースに登録する。
次に、広告代理店では、広告代理店で広告主の依頼に基づいて制作した広告映像データを制作すると、次に、制作した広告映像データの配信情報、すなわち何時何処で広告映像データを配信するかのスケジュールを作成し、作成した配信情報を、広告映像データに関連付けて広告映像データ生成装置20に入力する。そして、ステップS2において、クーポンID管理装置10の配信情報入力部13には、広告映像データ生成装置20よりクーポンIDデータに関連付けられた配信情報が入力され、クーポンIDデータベースには、クーポンIDデータに関連付けて配信情報が登録される。
実際の広告映像データの配信が開始される前には、ステップS3において、クーポン管理装置60には、クーポンID管理装置10のクーポンIDデータベースから、クーポンIDデータとクーポンデータとが互いに関連付けられてネットワークや記録媒体によって供給され、記憶部61のクーポンデータベースに登録される。
以上のように、ステップS1〜ステップS3までの処理がクーポンの配布開始前、すなわち広告映像データの配信が開始される前までの処理である。そして、広告映像データの配信が開始されると、ユーザは、ステップS4において、広告映像データが再生されている表示装置30の前に立ち止まり、広告映像データの再生されている画面より携帯電話装置40を用いてクーポンIDデータがウォータマークで埋め込まれている画像を撮像部41で撮像し保存することになる。
携帯電話装置40では、このクーポンIDデータ付き広告画像データを保存するとき、又は、ステップS5の保存した広告画像データを表示部45に表示するとき、上述したように、表示装置30より取得したクーポンIDデータがウォータマークで埋め込まれている広告画像データに対して、更にセキュアメモリ43に格納してある端末IDデータをウォータマークで埋め込んだ広告画像データを表示部45に表示できるようにする。
ここで、ユーザは、広告画像データで宣伝されている商品を購入するため店舗を訪れた際に、この店舗に設置されている償還装置70の検出部71に、携帯電話装置40をかざす。この際、ステップS5において、携帯電話装置40の表示部45には、クーポンIDデータと端末IDデータとがウォータマークで埋め込まれた広告画像データが表示されることになる。
償還装置70では、ステップS6において、かざされた携帯電話装置40の表示部45に表示されているクーポンIDデータと端末IDデータとがウォータマークで埋め込まれた広告画像データを検出すると、ステップS7において、ウォータマーク抽出部72で、検出した広告画像データよりウォータマークで埋め込まれているクーポンIDデータと端末IDデータとを抽出する。そして、償還装置70は、ステップS8において、償還側通信I/F73より、抽出したクーポンIDデータと端末IDデータとをクーポン管理装置60に送信する。
クーポン管理装置60では、管理側通信I/F62で、償還装置70から送信されたクーポンIDデータと端末IDデータとを受信すると、ステップS9において、照合部63で、受信したクーポンIDデータが予めクーポンデータベースに登録してあるクーポンIDデータと照合する。そして、照合部63は、予め登録してあるクーポンIDデータと携帯電話装置40から送信されたクーポンIDデータとが一致したとき、端末IDデータを、クーポンIDデータに関連付けてクーポンデータベースに登録すると共に、ステップS11において、このクーポンIDデータに関連付けられているクーポンデータを管理側通信I/F62より償還装置70に送信する。
なお、ステップS9において、クーポンIDデータの照合をとることができなかったときには、携帯電話装置40より送信されたクーポンIDデータは無効であるとして、例えば、エラーメッセージを償還装置70に送信し、償還装置70で償還処理、すなわちクーポンを用いた決済が行われないようにする。
償還装置70では、クーポン管理装置60から送信されたクーポンデータを償還側通信I/F73で受信すると、ステップS13において、クーポンデータの償還処理を行う。すなわち、償還装置70では、割引等のクーポンデータの内容を反映させて決済処理を行う。そして、償還装置70は、ステップS14において、端末IDデータ、商品の購入時店舗が取得した携帯電話装置40の所有者名、電話番号等のユーザの属性情報、クーポンの使用日時、償還装置70の設置場所で特定される使用場所等を、償還側通信I/F73よりクーポン管理装置60に送信する。
なお、上述のように、属性情報は、携帯電話装置40の表示部45に表示されるクーポンIDデータと端末IDデータとがウォータマークで埋め込まれた広告画像データに、更にウォータマークで埋め込むようにし、ステップS6,7,8の処理で償還装置70に供給するようにしても良い。
クーポン管理装置60は、管理側通信I/F62で、端末IDデータ、商品の購入時店舗が取得したユーザの属性情報、クーポンの使用日時、使用場所等を受信すると、ステップS15において、これらのデータを、クーポンデータベースに登録する。また、クーポン管理装置60は、定期的に又は随時、クーポンデータベースの登録内容をクーポンID管理装置10に送信し、ステップS16において、クーポンID管理装置10は、クーポンデータベースの登録内容が償還ログ入力部14より入力されると、記憶部11に構築されたクーポンIDデータベースに登録する。
かくして、クーポン管理装置60やクーポンID管理装置10では、データベースに管理されるデータによって、発行したクーポンが何時何処で取得され使用されたかを知ることができ、広告効果を見る広告測定情報として広告主に提供することができる。
以上のようなデータ処理システム1では、表示装置30でクーポンIDデータがウォータマークで埋め込まれた広告映像データを再生することによってクーポンIDデータを配布することができることから、特に、表示装置30には、従来と同じ装置を用いることができる。また、広告映像データにウォータマークで埋め込まれたクーポンIDデータを取得した携帯電話装置40は、広告画像データに、クーポンIDデータに加え端末IDデータをウォータマークで埋め込むので、不正なコピーを防止することができる。更に、このデータ処理システム1では、クーポンIDデータと端末IDデータとを関連付けることで、広告映像データを視聴したユーザの携帯電話装置40でしか利用できない電子クーポンの配布・償還を実現することができる。更に、クーポンID管理装置10やクーポン管理装置60では、クーポンIDデータに関連付けて償還ログを管理することから、広告視聴者の属性を特定し、信頼性の高い宣伝広告の効果測定方法を実現することができる。更に、ユーザがクーポンを使用しようとするときには、償還装置70の検出部71に、携帯電話装置40の表示部45に表示されたクーポンIDデータと端末IDデータとがウォータマークで埋め込まれた広告画像データをかざすだけで良いことから、ユーザに対してキャリア通信費を負担させることを防止することができる。
なお、以上説明した端末IDデータは、携帯電話装置40に固有に割り振られたIDデータでも良いが、ICカードシステムで用いられているICカードのIDデータであっても良い。
また、以上の例では、圧縮、非圧縮画像に対するウォータマークの技術例を説明したが、他のウォータマーク埋め込み処理方法・プロセス・技術を採用してもよい。
また、以上の例では、広告映像データを表示装置30で再生する例を説明したが、ウォータマーク付の広告媒体としては、紙で形成されたポスターや電子ポスターであっても良い。
1 データ処理システム、10 クーポンID管理装置、11 記憶部、12 クーポンID発行部、13 配信情報入力部、14 償還ログ入力部、20 広告映像データ生成装置、21 広告映像データ入力装置、22 クーポンID入力装置、23 画像処理装置、24 配信装置、30 表示装置、36 枠、40 携帯電話装置、41 撮像部、42 非セキュアメモリ、43 セキュアメモリ、44 画像処理部、45 表示部、46 操作部、47 制御部、60 クーポン管理装置、61 記憶部、62 管理側通信I/F、63 照合部、70 償還装置、71 検出部、72 ウォータマーク抽出部、73 償還側通信I/F、74 POS機能部、75 表示部、76 制御部
Claims (6)
- クーポンそれぞれに付与されたクーポンIDデータをウォータマークで埋め込んだ広告データを生成する広告データ生成装置と、
上記クーポンIDデータが埋め込まれた広告データを提供する広告媒体と、
上記広告媒体で提供された広告データより広告画像データを取得する取得手段と、端末IDデータを記憶すると共に上記取得手段で取得した広告画像データを保存する記憶手段と、上記広告画像データに対して更に上記端末IDデータをウォータマークで埋め込む画像処理手段と、上記クーポンIDデータと上記端末IDデータとがウォータマークで埋め込まれた広告画像データを表示する表示手段とを有する端末装置と、
上記端末装置の表示手段に表示された広告画像データを検出する検出手段と、この上記検出手段で検出された広告画像データより上記クーポンIDデータと上記端末IDデータとを抽出する抽出手段と、この抽出手段で抽出した上記クーポンIDデータと上記端末IDデータとを送信すると共に、上記クーポンIDデータに関連付けられたクーポンを償還した際のログを送信する償還側通信手段とを有し、上記クーポンIDデータに関連付けられたクーポンを償還する償還装置と、
上記クーポンIDデータに関連付けて上記クーポンデータを管理するクーポンデータベースと、上記償還装置から送信されたクーポンIDデータの照合を上記クーポンデータベースにアクセスして行う照合手段と、上記照合手段で照合がとれたとき、このクーポンIDデータに関連付けられたクーポンデータを上記償還装置に送信する管理側通信手段とを有するクーポン管理装置とを備えるデータ処理システム。 - 上記端末装置は、上記表示手段に表示する際、上記ウォータマークとして埋め込まれた少なくともクーポンIDデータを強調処理する強調処理手段を有し、
上記強調処理手段は、上記強調処理されたクーポンIDデータと共に、上記端末IDデータを上記クーポンIDデータの強調処理と同程度のレベルで上記表示手段に表示できるようにする請求項1記載のデータ処理システム。 - 上記強調処理手段は、上記ウォータマークが可視であるとき、上記クーポンIDデータのエッジ強調処理を行うと共に、このエッジ強調処理がされたクーポンIDデータと略同程度のレベルにエッジが強調された上記端末IDデータを生成し、上記表示手段に、上記クーポンIDデータ及び上記端末IDデータとがエッジ強調がされた状態で上記広告画像データが表示されるようにする請求項2記載のデータ処理システム。
- 上記強調処理手段は、上記ウォータマークが不可視であるとき、上記クーポンIDデータ及び上記端末IDデータが埋め込まれる領域の数を、上記広告媒体に表示されている広告データの上記クーポンIDデータが埋め込まれる領域の数より多くして、上記表示手段に上記広告画像データが表示されるようにする請求項2記載のデータ処理システム。
- クーポンそれぞれに付与されたクーポンIDデータをウォータマークで埋め込んだ広告データを生成するステップと、
広告媒体で上記クーポンIDデータが埋め込まれた広告データを提供するステップと、
上記広告媒体で提供された広告データより広告画像データを端末装置の撮像手段で取得し、取得した広告画像データを端末IDデータが格納された記憶手段に格納するステップと、
上記端末装置で上記記憶手段に格納された広告画像データに対して更に上記端末IDデータをウォータマークで埋め込むステップと、
上記クーポンIDデータが埋め込まれている広告画像データに対して更に上記端末IDデータが埋め込まれた広告画像データを上記端末装置の表示手段に表示するステップと、
償還時に、償還装置で上記端末装置の表示手段に表示された広告画像データを検出し、この検出された広告画像データより上記クーポンIDデータと上記端末IDデータとを抽出するステップと、
上記償還装置で抽出した上記クーポンIDデータと上記端末IDデータとをデータ管理装置に送信し、このデータ管理装置の上記クーポンIDデータに関連付けて上記クーポンデータを管理しているデータベースにアクセスして、上記償還装置から送信されたクーポンIDデータの照合を行うステップと、
照合がとれたとき、このクーポンIDデータに関連付けられたクーポンデータを上記償還装置に送信するステップとを有するデータ処理方法。 - 更に、上記端末装置の表示手段に、上記ウォータマークとして埋め込まれたクーポンIDデータを、上記表示手段に表示する際、上記クーポンIDデータを強調処理すると共に、上記端末IDデータを上記クーポンIDデータの強調処理と同程度のレベルで上記表示手段に表示できるようにするステップを有する請求項5記載のデータ処理方法。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120117 |