JP2006331398A - 中継サーバ装置及びデータ処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】広告データを配信する配信装置への負荷を少なくし、広告データを時間通りに表示装置に配信できるようにする。
【解決手段】配信装置22からWANを介して配信される広告データをLANを介して接続された複数の表示端末装置32に配信する中継サーバ装置71であり、配信装置22から送信された表示端末装置32での広告データの再生スケジュールを受信し、受信した再生スケジュールに従って配信装置22から広告データをダウンロードするダウンロードスケジュールを生成し、ダウンロードスケジュールに従って蓄積手段に広告データをダウンロードし、再生スケジュールに従って蓄積手段の広告データを上記表示端末装置で表示できるようにする。
【選択図】 図18
【解決手段】配信装置22からWANを介して配信される広告データをLANを介して接続された複数の表示端末装置32に配信する中継サーバ装置71であり、配信装置22から送信された表示端末装置32での広告データの再生スケジュールを受信し、受信した再生スケジュールに従って配信装置22から広告データをダウンロードするダウンロードスケジュールを生成し、ダウンロードスケジュールに従って蓄積手段に広告データをダウンロードし、再生スケジュールに従って蓄積手段の広告データを上記表示端末装置で表示できるようにする。
【選択図】 図18
Description
本発明は、配信装置から第1のネットワークを介して配信される複数の広告データを、第2のネットワークを介して接続された複数の表示装置に配信する中継サーバ装置及びこの装置のデータ処理方法に関する。
メモリを内蔵したICカードの中には、価値データとして金額データをメモリに格納したものがある。このICカードは、ユーザが店舗で商品を購入するとき、リーダ/ライタによって、購入した商品の価格分だけ金銭データを減額すると共にメモリに購入履歴データを記録する更新処理が行われる。
また、人が多く集まる駅、広場、ロビー等には、宣伝広告用の表示装置が設置されることが多い。この表示装置では、広告代理店等が作成した広告データが動画又は静止画で表示される。この表示装置に表示される広告は、視聴者に対して一方的に流すものであり、仮に、視聴者が広告された一の商品の詳細を知りたいと思っても、即座に知ることはできない。また、広告主としても、所定場所に設置された表示装置を用いて行った広告の効果確認をすることもできない。特に、広告主は、表示装置が設置された所定場所と広告効果とを関連づけることはできない。
なお、特許文献1には、広告提供店舗の端末装置でクーポンを発行し、このクーポンをICカードに記録し、更に、店舗で使用したクーポン利用情報を管理装置に記録し、この利用情報に応じて広告報酬を算定するシステムが記載されている。しかしながら、この特許文献1のシステムでは、ICカードのユーザがどのような商品を購入したかを示す商品購入履歴、ICカードのユーザがどのような店舗を訪れたかを示す行動履歴等の履歴を追跡することができない。
この表示装置で表示される広告データは、通常、配信サーバ等の配信装置よりネットワークを介して配信されることが多い。しかしながら、多くの表示装置からの広告データの取得要求が集中すると、広告データを配信する配信サーバに対する負荷が大きくなりすぎ、時間通りの広告データの配信を行うことができなくなってしまう。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、広告データを配信する配信装置への負荷を少なくし、広告データを時間通りに表示装置に配信できるようにする中継サーバ装置及びこの装置のデータ処理方法を提供することにある。
本発明に係る中継サーバ装置は、配信装置から第1のネットワークを介して配信される広告データを第2のネットワークを介して接続された複数の表示端末装置に配信する中継サーバ装置であって、上記配信装置と通信を行う第1の通信手段と、上記表示端末装置と通信を行う第2の通信手段と、上記第1の通信手段で受信した広告データを蓄積する広告蓄積手段と、上記第1の通信手段で受信した上記蓄積手段に蓄積された広告データの上記表示端末装置での再生スケジュールを格納する再生スケジュール格納手段と、上記再生スケジュール格納手段の再生スケジュールに従って、上記第1の通信手段を介して上記配信装置から広告データをダウンロードするダウンロードスケジュールを生成するスケジュール生成手段とを備える。上記スケジュール生成手段は、上記再生スケジュールで直近に再生される広告データから順に上記配信装置から広告データをダウンロードするダウンロードスケジュールを生成する。
また、上記装置のデータ処理方法は、配信装置から第1のネットワークを介して配信される広告データを第2のネットワークを介して接続された複数の表示端末装置に配信する中継サーバ装置のデータ処理方法であって、上記配信装置から送信された上記表示端末装置での広告データの再生スケジュールを受信するステップと、上記受信した再生スケジュールに従って上記配信装置から広告データをダウンロードするダウンロードスケジュールを生成するステップと、上記ダウンロードスケジュールに従って蓄積手段に広告データをダウンロードし保存するステップと、上記再生スケジュールに従って上記蓄積手段の広告データを上記表示端末装置に送信するステップとを有する。
本発明によれば、配信装置から送信された上記表示端末装置での広告データの再生スケジュールに従って配信装置から広告データをダウンロードするダウンロードスケジュールを生成し、このダウンロードスケジュールに従って広告データをダウンロードするので、配信装置に対して広告データをダウンロードするためのアクセスが集中することを防止することができ、配信装置の通信負荷を低減することができる。したがって、中継サーバ装置は、常に、表示端末装置で再生される広告データを蓄積することができ、表示端末装置での広告データの再生が遅れることを防止することができる。
以下、本発明を適用したデータ処理システム及びデータ処理方法を図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明を適用したデータ処理システム1では、広告主A、広告主B、広告主C・・・が管理する端末装置として第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cを備える。
ここで、広告主Aは、例えば大手広告代理店であり、特定企業及び/又は特定商品の第1の広告データAD1を第1の広告入力装置10aで生成する。広告主Aは、広告データを配信するための条件として、表示時間(例えば15秒、30秒)、時間帯、ループ回数、表示期間等を第1の広告入力装置10aに入力する。
広告主Bは、所定地域内の広告主であり、例えばホテルHの周辺500m内のチケット販売業者である。広告主Bは、第2の広告入力装置10bで特定の映画の広告データ、クーポンデータ等でなる第2の広告データAD2を生成する。
広告主Cは、例えば所定地域内における飲食店であり、例えばホテルHの周辺500m内の飲食店である。広告主Cは、第3の広告入力装置10cで特定店舗の広告データ、クーポンデータ等でなる第3の広告データAD3を生成する。
第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cは、例えば通常のコンピュータと同様な構成を有しており、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CPU(Central Processing Unit)、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置、キーボード、マウス等の入力装置、光ディスク等の外部記憶装置の入出力インタフェース(以下単にI/Fと言う。)、インターネット等のネットワークを介して通信するための通信I/F等を備えている。第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cは、インストールされた編集ソフトウェア等で動画又は静止画データ、音声データ、文字データ等で構成された第1乃至第3の広告データAD1〜AD3を生成する。なお、本発明では、広告主の数や広告入力装置の数は、これに限定されるものではない。
また、このデータ処理システム1では、このシステム運営者Sが管理する装置として、広告主A、広告主B、広告主Cの第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cから供給された第1乃至第3の広告データAD1〜AD3を編集する編集装置21と、編集した編集広告データを配信する配信装置22とを備える。
編集装置21は、例えば通常のコンピュータと同様の構成を有し、ハードディスク、ROM、RAM、CPU、LCD、CRT等の表示装置、キーボード、マウス等の入力装置、光ディスク等の外部記憶装置の入出力I/F、インターネット等のネットワークを介して通信するための通信I/F等を備えている。
編集装置21は、通信I/F又は入出力I/Fを介して第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cから供給される第1乃至第3の広告データAD1〜AD3が入力され、インストールされた編集ソフトウェア等の機能を実行することによって、入力された第1乃至第3の広告データAD1〜AD3を編集し、動画、静止画データ、音声データ、文字データ等で構成された一連の編集広告データEDを生成する。
なお、第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cからの第1乃至第3の広告データAD1〜AD3の入力は、公衆回線網を使って接続したWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して行われる。したがって、後述するように、第1乃至第3の広告データAD1〜AD3の入力は、SSL(Secure Sockets Layer)等のHTTP(HyperText Transfer Protocol)等のプロトコルを利用して第1乃至第3の広告データAD1〜AD3を暗号化してセキュアな回線を利用して行うようにしても良い。
ここで生成される編集広告データEDは、図2に示すように、第1の広告入力装置10aで生成された第1の広告データAD1、第2の広告入力装置10bで生成された第2の広告データAD2、第3の広告入力装置10cで生成された第3の広告データAD3を含む。そして、編集広告データEDは、例えば、第1乃至第3の広告データAD1〜AD3が表示画面上に3つに分割して表示されたり、一又は複数の広告データを他の広告データを重畳して表示するように編集されている。また、各広告データAD1〜AD3は、階層構造を有しており、一の広告データが選択されると、更に詳細な下層の広告データが表示されるようになっている。
なお、編集広告データEDは、システム運営者Sが編集装置21を用いて付した場所識別データPID、ここではホテルHの場所を特定する場所識別データPIDが含まれている。更に、編集広告データEDは、更に、後述するホテル入力装置31より供給された広告場所、ここではホテルHの提供する関連データRDが含まれている。
編集装置21は、以上のような編集広告データEDを生成すると、有線又は無線のネットワークを介して又は光ディスク等の可搬性記録媒体を介して配信装置22に供給する。なお、ここでのネットワーク送信も、上述のSSL等で暗号化するようにしても良い。この配信装置22は、例えば通常のサーバ装置と同様の構成を有し、ハードディスク、ROM、RAM、CPU、光ディスク等の外部記憶装置の入出力I/F、インターネット等のネットワークを介して通信するための通信I/F等を備えている。配信装置22は、指定された日時等の所定条件に従って、編集装置21で生成された編集広告データEDをホテルHにインターネット等のネットワークを介して配信する。ここで、配信装置22は、ハードディスクに構築されたデータベースによって、後述する編集広告データEDの配信先となる表示端末装置32a〜32cに割り振られている場所識別データPIDを、表示端末装置32a〜32cの例えばネットワーク上のアドレスデータに関連付けて管理している。配信装置22は、編集広告データEDに含まれる場所識別データPIDと同じ場所識別データPIDが割り当てられている表示端末装置32a〜32cに対して編集広告データEDを配信する。
なお、以上の例では、編集装置21で一連の編集広告データEDを第1乃至第3の広告データAD1〜AD3に基づいて生成した場合を説明したが、編集装置21では、第1乃至第3の広告データAD1〜AD3を一連とせず、個々とし、個々の第1乃至第3の広告データAD1〜AD3を、再生時間や広告データの所在を示すアドレスデータが記録されたプレイリストに従って表示端末装置32にダウンロードされるようにしても良い。
更に、このデータ処理システム1は、ホテルHが管理する装置として、編集広告データEDに含ませるホテル関連データRD等を生成し、システム運営者Sが管理する編集装置21に供給するホテル入力装置31と、ホテルHのロビーと言った公共スペースや各客室に設置される表示端末装置32a〜32cとを備える。
ホテル入力装置31は、例えば通常のコンピュータと同様の構成を有し、ハードディスク、ROM、RAM、CPU、LCD、CRT等の表示装置、キーボード、マウス等の入力装置、光ディスク等の外部記憶装置の入出力I/F、インターネット等のネットワークを介して通信するための通信I/F等を備えている。ホテルHは、宿泊者等の利用者に対して提供するホテル関連データRDとして、天気情報、周辺施設情報、交通機関運行情報、客室備品情報、試供品の宣伝情報等をホテル入力装置31で生成し、ネットワーク又は可搬性記録媒体を介して、システム運営者Sが管理する編集装置21に供給する。このホテル関連データRDも、図2に示すように、編集装置21の編集工程において、上述した編集広告データEDに含まれることになる。
上述した配信装置22から配信される編集広告データEDは、公衆回線網を使って接続したWAN等のネットワークを介して表示端末装置32a〜32cに配信される。ここで、編集広告データEDは、SSL等利用してセキュアに表示端末装置32a〜32cに配信されるようにしても良い。
表示端末装置32a〜32cは、図3に示すように、8〜12インチ程度のタッチパネル等で構成された表示操作部33と、十字キー、複数の押しボタン等でなる操作部34と、利用者が所有するICカード40の読出や書込を行う第1のリーダ/ライタ35と、配信装置22と通信をするための通信I/F36と、制御プログラム等が格納されたROM37aと、プログラム等がロードされるRAM37bと、制御プログラムに基づいて演算する制御部38とを備えている。この表示端末装置32a〜32cは、設置された場所を識別する場所識別データPIDが割り振られており、ROM37a等の記憶手段に格納されている。この表示端末装置32a〜32cに割り振られる場所識別データPIDは、ホテルH内の個々の表示端末装置32a〜32cに割り振られる識別データではなく、ホテルH内の例えば全ての表示端末装置32a〜32cに共通の識別データであり、表示端末装置32a〜32cの設置場所であり広告場所を特定するための識別データである。
なお、場所識別データPIDには、更に、各客室、ロビー等ホテルH内の具体的設置場所の識別データを枝番等を用いて付加するようにしても良い。この場合、ホテルサーバを、配信装置22と表示端末装置32との間に設置し、編集広告データED等を中継するプロキシサーバとなるホテルサーバに場所識別データPIDを付与し、SSL等でセキュアな状態のLAN(Local Area Network)を介して接続された表示端末装置32に枝番を付与する。そして、例えば、ホテルサーバには、所定の客室に宿泊する利用者に合わせたホテル関連データRDが入力されるようにすることで、ホテル関連データRDは、編集装置21に入力するまでもなく、ホテルサーバから表示端末装置32に配信されるようになる。また、編集広告データEDは、ホテルサーバに配設されるようになり、配信装置22の負荷を減らすことができる。
第1のリーダ/ライタ35は、RFID(Radio Frequency Identification System)、NFC(Near Field Communication)等の短距離又は近距離の非接触の無線通信でICカード40と通信を行うものであり、そのアンテナコイルが表示操作部33上に設けられている。なお、以下の説明では、RFIDを例に取って説明する。この第1のリーダ/ライタ35のアンテナコイルは、表示操作部33上に設けるには、表示画面を見る際の妨げとならないように、光透過性を有するように例えば透明に形成されている。なお、表示操作部33は、表示機能のみの表示部であっても良い。また、第1のリーダ/ライタ35は、表示操作部33の近傍や筐体の裏面等に設けても良く、更に、表示端末装置32a〜32cと有線又は無線で接続された機器であっても良い。
このような表示端末装置32a〜32cの表示操作部33には、配信された編集広告データEDが表示され、表示操作部33又は操作部34を操作することによって、表示されている複数の広告データの中から一の広告データを選択し、下層の詳細な広告データを表示操作部33に表示することができる。また、この表示端末装置32a〜32cでは、編集広告データの各広告データに含まれるクーポンデータCDのダウンロードや各広告データAD1〜AD3で宣伝される商品の購入を第1のリーダ/ライタ35のアンテナコイルにICカード40を近接させることによって行うことができる。編集広告データEDでは、アンテナコイルが表示操作部33上に設けられているとき、クーポンデータCDをダウンロードする画面や商品を購入する画面において、アンテナコイルが設けられた部分に、「ICカードをかざして下さい。」といった表示を行うようになっている。また、表示端末装置32a〜32cは、ICカード40が利用されたとき、そのアクセスログデータを生成しハードディスク、半導体メモリ等に保存する。例えば、表示端末装置32a〜32cは、編集広告データED中のアクセスしたページのアドレスデータや日時データ、ICカード40のアクセスのあった日時等のログデータを保存する。なお、この表示端末装置32a〜32cが設置される場所は、すなわちホテルHがICカード40が使用されたり宣伝広告が行われる第1の場所である。
なお、ホテルHに設置される表示端末装置32a〜32cの数は、これに限定されるものではない。また、表示端末装置32としては、図4に示すように、大画面のものと小画面のものを用意しても良い。すなわち、図4に示すように、表示部が50インチ、60インチ、それ以上といった大画面の表示端末装置32dをホテルHのロビー等の公共の場所に設置し、大勢の人が一度に広告データを見ることができるようにし、客室に宿泊客個人が見られる程度の例えば20インチ、30インチ、40インチ程度の小画面の表示端末装置32eを設置するようにする。そして、客室に置かれる小画面の表示端末装置32eを、図3の構成にし、第1のリーダ/ライタ35を設け、図11に示すようなアンテナコイル33bが設けられたカード領域33aを設けるようにする。これにより、客室に宿泊する個人の履歴データを取得することができるようになる。なお、公共場所に設置される大画面の表示端末装置32dにも第1のリーダ/ライタ35を設けても良いが、ここでは設けず、単に、公衆に対してプッシュ型の広告だけを行うようにしても良い。この場合、大画面の表示端末装置32dは、映し出された広告データの履歴データを蓄積するようにする。
ここで、利用者が所有するICカード40は、このRFIDに従って、リーダ/ライタ側のアンテナコイルとICカード40側のアンテナコイルとが誘導結合によって磁気的に結合し、ICカードとリーダライタとの間で非接触データ通信を行う。このICカード40は、内部にメモリ素子を有しており、メモリ素子内には、メモリ素子の識別データに関連付けて価値データである金額データ等が格納されている。
ここで、ICカード40には、例えば第1のICカード40aと第2のICカード40bの二つの型がある。第1のICカード40aは、図5(A)に示すように、メモリ素子に、電子マネー領域41を有し、この電子マネー領域41に、メモリ素子を識別するメモリ識別データMID、貨幣価値データとなる金額データVD及び第1の履歴データHD1が格納される。第1の履歴データHD1には、入金や出金で金額が変動したときの日時データ、リーダ/ライタの識別データ、リーダ/ライタが設置されている店舗等の識別データ、購入した商品の識別データ、リーダ/ライタにアクセスしたときの日時データ等が含まれている。そして、メモリ識別データMIDには、金額データVDや第1の履歴データHD1が関連付けられている。
また、第2のICカード40bは、第1のICカード40aに、更なる機能を付加したものであり、ここでは、例えばホテルHの会員カードとして用いられるカードである。この第2のICカード40bは、図5(B)に示すように、メモリ素子に、上述の電子マネー領域41に加え、会員データ領域42とクーポン領域43とを有している。会員データ領域42には、会員識別データMDと第2の履歴データHD2とが格納されている。会員識別データMDは、例えば、会員番号、顧客ランク、氏名、電話番号、住所、電子メールアドレス等を含んでいる。また、第2の履歴データHD2は、ホテルHを何時、チェーン店であるときどこのホテルを利用したか、表示端末装置32a〜32cを利用した際のログ等の利用履歴等のデータを含んでいる。また、クーポン領域43には、表示端末装置32a〜32cからダウンロードしたクーポンデータCD等が格納される。そして、メモリ識別データMIDには、会員識別データMD、第2の履歴データHD2、クーポンデータCDが関連付けられている。
なお、以下、第1のICカード40aと第2のICカード40bとをまとめて単にICカード40とも言う。また、本発明では、ICカード40の種類に関し、上述の第1及び第2のICカード40a,40bの他に、更に別の機能、例えばクレジットカードやデビットカードといった機能が付加されたICカードが存在しても良い。更に、本発明では、利用者が携帯する携帯機器であれば、ICカード40に代わって、ICカード40の機能を実現する各種部品が内蔵された携帯型電話、電子手帳等の携帯型情報処理端末装置であっても良い。
上述した表示端末装置32a〜32cの第1のリーダ/ライタ35は、第1のICカード40aと通信を行うとき、少なくとも電子マネー領域41よりメモリ識別データMIDを読み出す。すなわち、第1のリーダ/ライタ35は、利用者が表示端末装置32a〜32cを用いて編集広告データEDの閲覧をしたとき、第1のICカード40aの電子マネー領域41よりメモリ識別データMIDを読み出す。また、第1のリーダ/ライタ35は、利用者が表示端末装置32a〜32cを用いて編集広告データEDの閲覧をし、広告対象の商品を購入したとき、第1のICカード40aの電子マネー領域41よりメモリ識別データMIDを読み出すと共に、商品の代金分金額データVDを減算し、第1の履歴データHD1を更新する。また、ホテルHが管理する装置であるから、この表示端末装置32a〜32cに設けられた第1のリーダ/ライタ35は、第2のICカード40bと通信を行うとき、第1のICカード40aのときと同様な第2のICカード40bの電子マネー領域41の読出や書込に加え、会員データ領域42にアクセスし、会員識別データMDを読み出すと共に、第2の履歴データHD2を更新する。更に、第1のリーダ/ライタ35は、利用者が表示端末装置32a〜32cを用いて編集広告データEDの閲覧をし、クーポンデータCDのダウンロードを行ったとき、クーポン領域43にクーポンデータCDを書き込む。
なお、図1に示すように、ICカード40の取扱店Aは、店舗端末装置51を管理している。このICカード40の取扱店Aは、例えば、上述した広告主B又は広告主Cにもなるものであり、例えばホテルHの周辺500m内の第1の広告データAD2や第2の広告データAD3の広告対象となった商品を実際に取り扱っている店舗である。ICカード40の取扱店Aが管理する店舗端末装置51は、例えばPOS端末(Point Of Sale terminal)に、ICカード40の第2のリーダ/ライタ52が有線又は無線で接続された装置であり、また、表示端末装置32a〜32cが設置された場所とは異なる第2の場所に設置される装置である。この第2のリーダ/ライタ52は、ICカード40とRFIDに従って通信を行う。
なお、この第2のリーダ/ライタ52のアンテナコイルは、上述の第1のリーダ/ライタ35のアンテナコイルと異なり表示部に設けられるものではないから、必ずしも光透過性である必要は無い。この第2のリーダ/ライタ52では、第1のICカード40aと通信を行うとき、すなわち商品購入時の決済を行うとき、第1のICカード40aの電子マネー領域41よりメモリ識別データMIDを読み出すと共に、商品の代金分金額データVDを減算し、第1の履歴データHD1を更新する。また、第2のリーダ/ライタ52は、第2のICカード40bと商品購入時の決済のための通信を行うとき、第1のICカード40aの電子マネー領域41よりメモリ識別データMIDを読み出すと共に、商品の代金分金額データVDを減算し、第1の履歴データHD1を更新する。第2のリーダ/ライタ52は、第2のICカード40bのクーポン領域43に対応するクーポンデータCDがあるときには、その内容を代金に反映し、クーポン領域43のクーポンデータCDを消去する。
なお、所定期間後、ICカードの管理会社Mによって、ICカード40のメモリ識別データMIDは、ICカード管理装置61からシステム運営者Sが管理する履歴管理装置23に送信され、ICカードの管理会社Mからシステム運営者Sへの報告が行われる。そして、システム運営者Sの履歴管理装置23は、所定の広告主、例えば広告主Bが発行したクーポン割引率を適用すべきICカード40のメモリ識別データMIDと照合し、同広告主Bが発行したクーポンをホテルHにおいてICカード40の保有者が、ホテルH内の表示端末装置32a〜32c内の第1のリーダ/ライタ35を利用して取得したこと証明し、その結果を、ICカードの管理会社MのICカード管理装置61へ送信し、システム運営者SからICカードの管理会社Mへの報告を行う。ICカードの管理会社MのICカード管理装置61は、ICカード40の保有者が利用した金額に応じたクーポン割引率を適用し、同クーポンを適用したことを示す使用データをシステム運営者Sの履歴管理装置23に送信し、履歴管理装置23は、ICカード40のメモリ識別データMIDに関連された未利用クーポン情報を、利用済み状態へと更新する。
なお、この際、第2のリーダ/ライタ52は、第2のICカード40bの会員データ領域42には、ホテルHとは経済的や組織的に無関係であるためアクセスできない。一方で、第1のリーダ/ライタ35と第2のリーダ/ライタ52が経済的や組織的に同一の事業体に属し第1のICカード40aへのアクセス権限を有する場合する場合には、第1のICカード40aの保有者に関する第1の履歴データHD1等にアクセスすることができる。
また、図1に示すように、ホテルH内に設置された表示端末装置32a〜32cの第1のリーダ/ライタ35及び/又はICカード40の取扱店Aに設置された店舗端末装置51の第2のリーダ/ライタ52によって商品が購入されたとき、表示端末装置32a〜32cや店舗端末装置51は、ICカード40の管理会社M等が管理するICカード管理装置61にアクセスする。このICカード管理装置61は、例えば通常のコンピュータと同様の構成を有し、ハードディスク、ROM、RAM、CPU、LCD、CRT等の表示装置、キーボード、マウス等の入力装置、光ディスク等の外部記憶装置の入出力I/F、インターネット等のネットワークを介して通信するための通信I/F等を備えている。このICカード管理装置61は、第1及び第2のICカード40a,40bの電子マネー領域41を管理する装置である。ICカード管理装置61は、表示端末装置32a〜32cの通信I/F36又は店舗端末装置51からネットワークを介して送信されたメモリ識別データMID等を管理する。システム運営者Sが運営する履歴管理装置23は、第1の履歴データHD1等を受信認証をし、ハードディスク等に構築されたデータベースで、暗号化されたセキュアな通信ネットワーク、又は可搬性記録媒体を介してICカードの管理会社Mが管理するICカード管理装置61から受信したメモリ識別データMIDと第1の履歴データHD1を相互に関連付けて管理する。また、履歴管理装置23は、利用者がクーポン領域43を有していない第1のICカード40aを用いてクーポンデータCDの取得を行ったとき、第1のICカード40にクーポンデータCDを保存することができないことから、クーポンデータCDをメモリ識別データMIDに関連付けて管理する。
本発明を適用したデータ処理システム1では、図1に示すように、更に、システム運営者Sが管理する装置として、ICカード40の履歴を管理する履歴管理装置23と、ICカード40の履歴を管理する履歴分析装置24とを備えている。
履歴管理装置23は、例えば通常のコンピュータと同様の構成を有し、ハードディスク、ROM、RAM、CPU、LCD、CRT等の表示装置、キーボード、マウス等の入力装置、光ディスク等の外部記憶装置の入出力I/F、インターネット等のネットワークを介して通信するための通信I/F等を備えている。
この履歴管理装置23は、上述した表示端末装置32a〜32cの第1のリーダ/ライタ35が第1のICカード40aや第2のICカード40bにアクセスしたときの履歴として、表示端末装置32a〜32cの通信I/F36から送信されたメモリ識別データMID、アクセスした編集広告データEDのアドレスデータ、会員識別データMD、第1及び第2の履歴データHD1,HD2等をネットワークを介して受信し、これらのデータをハードディスク等に構築されたデータベースで相互に関連付けて管理する。また、この履歴管理装置23は、ICカード管理装置61から送信された取扱店Aにおける第1のICカード40aや第2のICカード40bの電子マネー領域41のメモリ識別データMIDや第1の履歴データHD1をICカード管理装置61を経由して受信する。
かくして、履歴管理装置23には、図6に示すように、ホテルHに設置された表示端末装置32a〜32cの第1のリーダ/ライタ35で取得したメモリ識別データMID、第1の履歴データHD1、会員識別データMD及び第2の履歴データHD2とICカード管理装置61で管理している商品の購入履歴に関する履歴データとして、メモリ識別データMID及び第1の履歴データHD1が蓄積されることになる。そして、この蓄積されたデータは、ネットワークや可搬性記録媒体を介して履歴分析装置24に供給される。
履歴分析装置24は、例えば通常のコンピュータと同様の構成を有し、ハードディスク、ROM、RAM、CPU、LCD、CRT等の表示装置、キーボード、マウス等の入力装置、光ディスク等の外部記憶装置の入出力I/F、インターネット等のネットワークを介して通信するための通信I/F等を備えている。履歴分析装置24は、ホテルHに設置された表示端末装置32a〜32cで取得したメモリ識別データMIDと一致するICカード管理装置61で管理されているメモリ識別データMIDに関連付けられている第1の履歴データHD1を抽出する。
これを図7(A)乃至図7(C)を用いて説明する。図7(A)は、ホテルHに設置された表示端末装置32a〜32cの第1のリーダ/ライタ35からのメモリ識別データMID、第1の履歴データHD1、会員識別データMD及び第2の履歴データHD2を示し、図7(B)は、ICカード管理装置61が管理が管理しているメモリ識別データMID及び第1の履歴データHD1を示す。図7(A)の第1のリーダ/ライタ35からのメモリ識別データMID「0003」及び「0009」が図7(B)のICカード管理装置61からのメモリ識別データMIDと一致している。そこで、履歴分析装置24は、図7(C)に示すように、一致するメモリ識別データMID「0003」の第1の履歴データHD1(「BBB」、「FFF」)、会員識別データMD(「H0002」)及び第2の履歴データHD2(「YYY」)を抽出し、分析データDを生成する。また、一致するメモリ識別データMID「0009」の第1の履歴データHD1(「DDD」、「HHH」)、会員識別データMD(「H0004」)及び第2の履歴データHD2(「XYZ」)を抽出し分析データDを加工・生成する。この分析データDは、例えば、CSV(Comma Separated Value)形式やHTML(HyperText Markup Language)形式で生成される。
以上のように履歴分析装置24で生成された分析データDは、図1に示すように、ホテルHが管理するホテル管理装置39にネットワークを介して又は可搬性記録媒体で供給される。このホテル管理装置39は、例えば通常のコンピュータと同様の構成を有し、ハードディスク、ROM、RAM、CPU、LCD、CRT等の表示装置、キーボード、マウス等の入力装置、光ディスク等の外部記憶装置の入出力I/F、インターネット等のネットワークを介して通信するための通信I/F等を備えている。履歴分析装置24から供給されたホテル管理装置39では、分析データDを閲覧し、更に分析することによって、ホテルHの利用者の行動パターンを分析することができる。
例えば、図7(C)に示す分析データDによれば、ホテルHは、メモリ識別データMID「0003」に関連付いている会員識別データMD「H0002」によって、利用者の氏名、年齢、住所等の個人情報を得ることができ、更に、第2の履歴データHD2「YYY」によって、編集広告データEDの中でどの広告に興味を持ったかを知ることができ、更に、第1の履歴データHD1「BBB」、「FFF」によって、ホテルHからどれくらい離れた店舗を訪れ又商品を購入したかを知ることができ、これによって、例えば、ホテルHの生成する関連データRDの内容や編集広告データEDに含まれる第2の広告データAD2や第3の広告データAD3の内容を決めることができる。すなわち、ホテルHとしては、ホテルHの利用者、更に具体的には場所識別データPIDで特定される表示端末装置32a〜32cを利用した利用者の行動パターンを分析データDによって知ることができる。
なお、以上の例では、広告主B及び広告主Cは、ホテルHの周辺500mのものであったが、利用者の想定される行動範囲がこれより広い場合には、広告主Bや広告主Cを更に広い範囲から選ぶことができる。
次に、以上のような本発明が適用されたデータ処理システム1の処理手順について説明する。先ず、編集広告データEDが生成されて、表示端末装置32a〜32cに配信されるまでの一連の手順を説明する。
先ず、第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cでは、広告主A〜Cの操作に応じて所定の第1乃至第3の広告データAD1〜AD3が生成される。具体的に、広告主Aは、ここでは大手広告代理店であり、ここではホテルHの周辺500mといった所定地域に関係の無い第1の広告データAD1を第1の広告入力装置10aで生成する。例えば、第1の広告入力装置10aは、広告主Aの操作に応じて例えば所定のビールメーカの広告データを生成する。具体的に、第1の広告入力装置10aは、動画ファイル、静止画ファイル等の第1の広告データAD1を直接構成するHTML形式等のデータの他に、表示端末装置32a〜32cで流す表示時間(例えば15秒、30秒)、時間帯、ループ回数、表示期間等の配信条件データを広告主Aの操作に応じて生成する。
また、広告主B及び広告主Cは、ホテルHの周辺500mといった所定地域内の店舗主等であり、店舗が取り扱う商品やクーポンデータCDを第2及び第3の広告入力装置10b,10cで生成する。具体的に、第2及び第3の広告入力装置10b,10cは、店名、動画ファイル、静止画ファイル、店名、住所、電話番号、クーポンデータの割引率等の第2及び第3の広告データAD2,AD3を構成するHTML、CHTML(Compact HTML)形式等のデータを広告主Aや広告主Cの操作に応じて生成する。そして、第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cは、図1に示すように、ネットワークを介して又は可搬性記録媒体を用いてシステム運営者Sの編集装置21に供給する。
また、ホテルHが管理するホテル入力装置31では、ホテルHの担当者の操作に応じて宿泊者等の利用者に対して提供する天気情報、周辺施設情報、交通機関運行情報、客室備品情報、試供品の宣伝情報等ホテル関連データRDが生成される。そして、ホテル入力装置31は、図1に示すように、ネットワークを介して又は可搬性記録媒体を用いてシステム運営者Sの編集装置21に供給する。
そして、システム運営者Sが管理する編集装置21は、図8に示すように、ステップS1において、第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cからの第1乃至第3の広告データAD1〜AD3及びホテル入力装置31からのホテル関連データRDが入力されると、ステップS2において、第1乃至第3の広告データAD1〜AD3及びホテル関連データRDを編集して編集広告データEDを生成する。ここで生成される編集広告データEDは、例えば、第1乃至第3の広告データAD1〜AD3が表示画面上に3つに分割して表示されたり、一又は複数の広告データを他の広告データを重畳して表示するように編集されているデータである。また、各広告データAD1〜AD3は、階層構造を有しており、一の広告データが選択されると、更に詳細な下層の広告データが表示されるようになっている。
ステップS3において、編集装置21は、ホテルHの表示端末装置32a〜32cに割り振られている場所識別データPIDを編集広告データEDに付与する。そして、編集装置21は、ステップS4において、場所識別データPIDが付与された編集広告データEDを配信装置22にネットワーク又は可搬性記録媒体を介して供給する。
ステップS5で場所識別データPIDが付与された編集広告データEDが入力された配信装置22は、ステップS6において、各編集広告データEDの配信条件、例えば配信時間になったかを判断する。そして、配信装置22は、配信条件に合致したとき、ステップS7において、データベースにアクセスし、入力された編集広告データEDに付された場所識別データPIDと一致する表示端末装置32a〜32cのアドレスデータに対してネットワークを介して配信する。
ホテルHに設置されている表示端末装置32a〜32cは、ステップS8において、配信装置22から送信された編集広告データEDを順次再生し、表示操作部33に表示する。ステップS9において、表示端末装置32a〜32bは、配信装置22から送信された次の又は新たな編集広告データEDを受信したかを判断し、次の又は新たな編集広告データEDを受信したとき、ステップS10において、順次、次の又は新たな編集広告データEDを再生する。
表示端末装置32a〜32cでは、例えば図9に示すように、表示操作部33上に第1乃至第3の広告データAD1〜AD3が表示画面上に3つに分割して表示される。例えば、図9の例では、第1の広告データAD1が最も大きく上段に表示され、その下段に、第2の広告データAD2が次に大きく表示され、最下段に、第3の広告データAD3が表示される。なお、表示操作部33に表示される第1乃至第3の広告データAD1〜AD3の表示面積や位置は、図9の例に限定されるものではなく、最も強調したい広告データを表示画面上で目立つように最も大きく又は中央に表示するようにしても良く、また、一又は複数の広告データを他の広告データを重畳して表示するようにしても良い。かくして、ホテルH内に設置された表示端末装置32a〜32cでは、図9に示すような編集広告データEDが表示操作部33に表示され、ホテルHの客室やロビーにいるホテルHの利用者に対して編集広告データEDを見せることができる。この編集広告データEDには、ホテルHの近隣の第2の広告主Bや第2の広告主Cの広告データAD2,AD2が含まれているので、ホテルHとして、宿泊者等の利用者に対して近隣の店舗情報を提供することができる。
なお、以上の例では、配信装置22から直接的に表示端末装置32a〜32cに編集広告データEDを配信する場合を説明したが、本発明では、上述のように、ホテル内に、プロキシサーバとなる場所識別データPIDが割り振られたホテルサーバを設置し、このホテルサーバに対して配信装置22から編集広告データEDが配信されるようにし、編集広告データEDを受信したホテルサーバが更に、ホテルH内に設置された表示端末装置32a〜32cに配信するようにしても良い。更に、本発明では、宿泊客に応じたきめ細かな情報提供を行うために、ホテルサーバにおいて、ホテル入力装置31より入力された客室毎の店舗や商品の情報を編集広告データEDに付加し、各客室の表示端末装置32a〜32cに配信するようにしても良い。
次に、表示端末装置32a〜32cが利用者によって操作されたときの処理手順について図10を参照して説明する。
表示端末装置32a〜32cは、ステップS11において、図9に示す表示画面の第1の広告データAD1、第2の広告データAD2、第3の広告データAD3の何れの広告データが選択されたかを判断し、次いで、ステップS12において、選択された第1の広告データAD1、第2の広告データAD2、第3の広告データAD3の何れかを表示操作部33に表示する。ここで、第1乃至第3の広告データAD1〜AD3は、上述のように階層構造を有していることから、利用者が表示された画面を更に下層に進む選択操作を行うと、表示端末装置32a〜32cは、操作に応じて順次下層の広告データを表示する。表示端末装置32a〜32cは、その都度、ハードディスク等に表示した広告データのアドレスデータや日時データ等のログデータを記録する。なお、表示端末装置32a〜32cは、定期的に、ログデータを履歴管理装置23及び/又は履歴分析装置24にネットワーク等を介して供給するようにして、履歴分析装置24で個々の表示端末装置32の分析データを生成できるようにする。
ここで、表示端末装置32a〜32cは、例えば第2の広告データAD2の下層の広告データに進み、ICカード40を必要とする画面が表示される。ここで、ICカード40を必要とする画面には、図11に示すように、その一部にICカード40をかざすカード領域33aが表示される。このカード領域33aは、表示操作部33の表面のICカード40と通信を行うアンテナコイル33bが設けられた領域に一致させるように表示される。そして、表示端末装置32a〜32cは、ステップS13において、第1のリーダ/ライタ35でICカード40と誘導結合によって磁気的に結合したかを判断することによって、ICカード40がかざされたかどうかを判断する。
なお、カード領域33aは、ICカード40がかざされたとき、その周囲が例えば点灯されることによって、アクティブ状態、すなわち通信中であることを利用者に知らせるようにしても良い。また、カード領域33aは、利用者によって商品購入がされたとき、硬貨同士が当たったときの音のような効果音を放音するようにしても良い。
なお、アンテナコイル33bとカード領域33aとの位置が不一致のときにも、表示端末装置32a〜32cは、第1のリーダ/ライタ35で、カード領域33aのアンテナコイル33bとICカード40とが誘導結合によって磁気的に結合したかによって、ICカード40がかざされたかどうかを判断する。
ステップS14において、表示端末装置32a〜32cは、第1のリーダ/ライタ35で通信を行うICカード40が第1のICカード40aかどうか、すなわちICカード40の種類を判断する。図5に示すように、第1のICカード40aには、会員データ領域42が無いからである。ここで、例えば、表示端末装置32a〜32cは、ICカード40の種類を示す識別データを第1のリーダ/ライタ35で読み出すことによってICカード40の種類を判別する。この種類の判別は、第1のICカード40a、第2のICカード40bに割り振られた種類識別データを第1のリーダ/ライタ35参照することによって行われる。
表示端末装置32a〜32cは、通信を行うICカードが第1のICカード40aであるとき、第1のリーダ/ライタ35で、電子マネー領域41のメモリ識別データMIDを読み出し取得する。また、表示端末装置32a〜32cは、通信を行うICカードが第2のICカード40bであるとき、ステップS16において、第1のリーダ/ライタ35で、電子マネー領域41のメモリ識別データMID及び会員データ領域42の会員識別データMDを読み出し取得する。
ステップS17において、表示端末装置32a〜32cは、ネットワークを介して、履歴管理装置23に、ICカード40の履歴データを送信する。具体的に、表示端末装置32a〜32cは、第1のICカード40aのとき、電子マネー領域41のメモリ識別データMIDを履歴管理装置23に送信する。このとき、表示端末装置32a〜32cは、ログとして記録している表示した広告データのアドレスデータ等をメモリ識別データMIDに関連付けて履歴管理装置23に送信するようにしても良い。これにより、匿名ではあるがメモリ識別データMIDに関連付けられた分析データDを生成することができる。また、表示端末装置32a〜32cは、第2のICカード40bのとき、電子マネー領域41のメモリ識別データMID及び会員データ領域42の会員識別データMD、更に、第2の履歴データHD2としてログとして記録している表示した広告データのアドレスデータ等を履歴管理装置23に送信する。かくして、履歴管理装置23には、表示端末装置32a〜32cでの利用者のアクセスの履歴が蓄積されることになる。
次に、表示端末装置32a〜32cで利用者がクーポンデータCDを取得するまでの一連の手順について図12を参照して説明する。
表示端末装置32a〜32cは、ステップS21において、利用者の操作に応じて、第2の広告データAD2又は第3の広告データAD3の下層ページでクーポンデータCDの取得画面を表示する。ここで表示端末装置32a〜32cの表示操作部33に表示されるクーポンデータCDの取得画面は、図11に示したICカード40と通信を行う画面と同様で、表示操作部33の表面のICカード40と通信を行うアンテナコイル33bが設けられた領域に一致させてカード領域33aが表示されるものである。そして、表示端末装置32a〜32cは、ステップS22において、クーポンデータCDの取得要求の操作が行われたかを判断し、クーポンデータCDの取得要求操作が行われたとき、ステップS23において、第1のリーダ/ライタ35でICカード40と誘導結合によって磁気的に結合したかを判断することによって、ICカード40がかざされたかどうかを判断する。
表示端末装置32a〜32cは、ICカード40を検出したとき、ステップS24において、第1のリーダ/ライタ35で通信を行うICカード40が第1のICカード40aかどうか、すなわちICカード40の種類を判断する。図5に示すように、第1のICカード40aには、クーポンデータCDを格納する記憶領域が無いからである。この種類の判別は、第1のICカード40a、第2のICカード40bに割り振られた種類識別データを第1のリーダ/ライタ35参照することによって行われる。
表示端末装置32a〜32cは、通信を行うICカードが第1のICカード40aであるとき、ステップS25において、第1のリーダ/ライタ35で、電子マネー領域41のメモリ識別データMIDを読み出し取得すると共に、クーポンデータCDの取得要求をICカード管理装置61に送信する。第1のICカード40aには、クーポンデータCDを記憶する領域が無く、ICカード管理装置61で管理する必要があるためである。ICカード管理装置61では、クーポンデータCDの取得要求を、メモリ識別データMIDに関連付けてデータベースで管理する。かくして、第1のICカード40aを所有している利用者及び第2のICカード40bを所有している利用者は、何時でもICカード40の取扱店AでクーポンデータCDを使用することができるようになる。また、履歴管理装置23では、第1のICカード40a、第2のICカード40bを問わずクーポンデータCDの発行状況を管理する。
また、表示端末装置32a〜32cは、通信を行うICカードが第2のICカード40bであるとき、ステップS26において、第2のICカード40bに、クーポンデータCDを送信する。第2のICカード40bは、メモリ素子のクーポン領域43に表示端末装置32a〜32cから送信されたクーポンデータCDを格納する。
ステップS27において、表示端末装置32a〜32cは、上述した図10のステップS17と同様に、ネットワークを介して、ICカード40の使用履歴を管理するため、履歴管理装置23に、ICカード40の履歴データを送信する。
次に、利用者がICカード40で商品を購入する際の一連の手順について図13を参照して説明する。
表示端末装置32a〜32cの第1のリーダ/ライタ35及びICカード40の取扱店Aの店舗端末装置51の第2のリーダ/ライタ52は、ステップS31において、ICカード40と誘導結合によって磁気的に結合したかを判断することによって、ICカード40がかざされたかどうかを判断する。ステップS32において、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、ICカード40の電子マネー領域41のメモリ識別データMIDを読み出し取得する。また、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、ステップS33において、利用者又は店員によって商品の購入操作が行われたかを判断する。
商品の購入操作が行われたとき、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、ステップS34において、通信を行うICカード40が第2のICカード40bであるかどうか、すなわちICカード40の種類を判断する。第2のICカード40bには、クーポンデータCDが格納されるクーポン領域43があるのに対して第1のICカード40aには、クーポン領域43が設けられていないからである。この種類の判別は、第1のICカード40a、第2のICカード40bに割り振られた種類識別データを第1のリーダ/ライタ35参照することによって行われる。
ここで、通信を行うICカード40がクーポン領域43を有していない第1のICカード40aであるとき、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、ステップS35において、ICカード管理装置61で管理されているクーポンデータCDの有無を確認するため、確認要求データを、メモリ識別データMIDと共にICカード管理装置61に送信する。
ICカード管理装置61では、ステップS51において、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52から送信されたクーポンデータCDの確認要求データをメモリ識別データMIDと共に受信すると、次いで、ステップS52において、データベースにアクセスして、受信したメモリ識別データMIDと同じメモリ識別データMIDを検索する。
ステップS53において、ICカード管理装置61は、受信したメモリ識別データMIDと同じメモリ識別データMIDがあるとき、メモリ識別データMIDにクーポンデータCDが関連付けられているかを判断する。そして、ICカード管理装置61は、クーポンデータCDがあるとき、ステップS54において、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52に対してクーポンデータCD有りの確認データを送信する。ICカード管理装置61は、クーポンデータCD有りの確認データを送信するとき、これに合わせてクーポンデータCDの内容も第1及び第2のリーダ/ライタ35,52に送信する。
また、ICカード管理装置61は、クーポンデータCDが無いとき、ステップS54において、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52に対してクーポンデータCD無しの確認データを送信する。第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、ステップS36において、ICカード管理装置61から送信されたクーポンデータCDの有り又は無しの確認データを受信する。
第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、ステップS37において、クーポンデータCDの有無を判断する。すなわち、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、クーポン領域43のある第2のICカード40bのとき、第2のICカード40bのクーポン領域43にアクセスし、クーポンデータCDが無いかどうかを判断する。また、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、クーポン領域43の無い第1のICカード40aのとき、ICカード管理装置61から送信された確認データに基づいてクーポンデータCDが無いかどうかを判断する。
第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、クーポンデータCDが無いとき、ステップS38において、割引等の特典無しの通常の課金処理、すなわちICカード40の電子マネー領域41にアクセスし、購入する商品の代金の金額分、金額データの減算処理を行うと共に、第1の履歴データHD1を更新する。また、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、クーポンデータCDが有るとき、ステップS39において、割引等の特典有りの割引課金処理、すなわちICカード40の電子マネー領域41にアクセスし、購入する商品の代金から割り引いた金額分、金額データの減算処理を行うと共に、第1の履歴データHD1を更新する。また、クーポンデータCDに応じたポイント等の加算を行う。
ステップS40において、第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、メモリ識別データMIDに関連付けた第1の履歴データHD1を、ICカード管理装置61に送信する。これにより、ICカード管理装置61では、データベースによって、メモリ識別データMIDに関連付けて第1の履歴データHD1を蓄積することができる。なお、第1のリーダ/ライタ35は、第2のICカード40と通信を行ったとき、履歴分析装置24に、会員データ領域42の会員識別データMDや第2の履歴データHD2を送信し、履歴分析装置24でこれらのデータを管理するようにしても良い。
なお、上述のように、システム運営者Sは、第1のICカード40a、第2のICカード40bの両方に対するクーポンデータCDの発行状況、すなわちクーポンデータCDの取得要求を履歴管理装置23で管理している。利用者が第1及び第2のリーダ/ライタ35,52から商品の購入を行う場合には、ICカードの管理会社Mが管理するICカード管理装置61を介してシステム運営者Sが管理する履歴管理装置23でクーポンデータCDを照合しクーポンデータCDの認証を取るようにしても良い。クーポンデータCDの認証が取れた場合には、履歴管理装置23は、ICカード管理装置61に認証結果を送信し、ICカード管理装置61及び第1及び第2のリーダ/ライタ35,52は、ここで、クーポンデータCDの内容を反映させて課金処理を行う。
また、表示端末装置32a〜32cのリーダ/ライタ35がシステム運営者Sが管理する履歴管理装置23だけとネットワーク上で接続している場合にあって、第1のリーダ/ライタ35で商品購入が行われたときには、上述の購入に関するデータを履歴管理装置23を介してICカード管理装置61に送信するようにしても良い。
次に、履歴分析装置24で分析データDするまでの一連の手順を図14を参照して説明する。
先ず、ステップS61において、履歴管理装置23には、表示端末装置32a〜32cからの履歴データが入力され、入力されたデータをデータベースに蓄積する。具体的に、履歴管理装置23には、上述のステップS17で表示端末装置32a〜32cから送信された第1のICカード40aのメモリ識別データMIDやこれに関連付けられた広告データのアドレスデータ等、更には、第2のICカード40bの電子マネー領域41のメモリ識別データMID、会員データ領域42の会員識別データMD及び第2の履歴データHD2が入力される。また、ステップS62において、履歴管理装置23には、ICカード管理装置61からの履歴データが入力される。具体的に、上述のステップS40でICカード管理装置61が管理しているメモリ識別データMIDに関連付けた第1の履歴データHD1が入力される。
かくして、履歴管理装置23には、第1のICカード40a及び第2のID40bの全ての履歴データが蓄積されることになる。すなわち、図6に示すように、履歴管理装置23には、第1のICカード40a及び第2のICカード40bの電子マネー領域41に格納されているメモリ識別データMID及び第1の履歴データ並びに第2のICカード40bの会員データ領域42の会員識別データMD及び第2の履歴データHD2が蓄積されることになる。
次いで、履歴管理装置23は、所定期間が経過すると、ステップS63において、蓄積したデータを履歴分析装置24に出力する。ステップS64において、履歴分析装置24は、履歴管理装置23から入力されたデータを受信すると、次いで、ステップS65において、ホテルHに設置された表示端末装置32a〜32cで取得したメモリ識別データMIDと一致するICカード40の取扱店Aに設置された店舗端末装置51で取得したメモリ識別データMIDに関連付けられている第1の履歴データHD1を抽出し、分析データDを生成する。上記図7の例では、表示端末装置32a〜32cからのメモリ識別データMID「0003」及び「0009」が履歴管理装置23からのメモリ識別データMIDに一致する。そこで、履歴分析装置24は、一致するメモリ識別データMID「0003」に関し、第1の履歴データHD1(「BBB」、「FFF」)、会員識別データMD(「H0002」)及び第2の履歴データHD2(「YYY」)を抽出し、分析データDを生成する。また、履歴分析装置24は、一致するメモリ識別データMID「0003」に関し、第1の履歴データHD1(「DDD」、「HHH」)、会員識別データMD(「H0004」)及び第2の履歴データHD2(「XYZ」)を抽出し、分析データDを加工・生成する。
そして、履歴分析装置24は、ステップS66において、分析データDをホテル管理装置39に出力する。ホテル管理装置39では、分析データDを閲覧し、更に分析することによって、ホテルHの利用者の行動パターンを分析することができる。
例えば、図7(C)に示す分析データDによれば、ホテルHは、メモリ識別データMID「0003」に関連付いている会員識別データMD「H0002」によって、利用者の氏名、年齢、住所等の個人情報を得ることができ、更に、第2の履歴データHD2「YYY」によって、編集広告データEDの中でどの広告に興味を持ったかを知ることができ、更に、第1の履歴データHD1「BBB」、「FFF」によって、ホテルHからどれくらい離れた店舗を訪れ又商品を購入したかを知ることができ、これによって、例えば、ホテルHの生成する関連データRDの内容や編集広告データEDに含まれる第2の広告データAD2や第3の広告データAD3の内容を決めることができる。すなわち、ホテルHとしては、ホテルHの利用者、更に具体的には場所識別データPIDで特定される表示端末装置32a〜32cを利用した利用者の行動パターンを分析データDによって知ることができる。そして、例えば、広告主B及び広告主Cは、ホテルHの周辺500mのものであったが、利用者の行動範囲がこれより広い場合には、広告主Bや広告主Cを更に広い範囲から選ぶことができる。
以上、ホテルHに分析データDを提供するためのデータ処理システム1を例に取り説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、表示端末装置32a〜32cを駅等の公共場所に複数設置し、分析データDを、駅近隣の第2の広告主Bや第3の広告主Cに提供するようにしても良い。これにより、例えば、第2の広告主Bや第3の広告主Cは、駅に設置された表示端末装置32a〜32cの利用者の行動履歴等を知ることができる。
ところで、先に図4を用いて説明したように、表示端末装置32は、大画面の表示端末装置32dをホテルHのロビー等の公共の場所に設置し、大勢の人が一度に広告データを見ることができるようにし、客室に宿泊客個人が見られる程度の小画面の表示端末装置32eを設置するようにする。そして、小画面の表示端末装置32eには、図11に示すようなアンテナコイル33bが設けられたカード領域33aを設けるようにする。そして、大画面の表示端末装置32dには、第1のリーダ/ライタ35を設けないようにし、プッシュ型の広告端末の専用機にしても良い。この場合においても、何れの表示端末装置32d,32eは、ログを記録し、履歴管理装置23にそのログデータ供給するようにしている。このログデータの一例を、図15に示す。大画面の表示端末装置32dは、図15(A)に示すようなログデータを記録し、履歴管理装置23に送信する。大画面の表示端末装置32dは、上述のように、第1のリーダ/ライタ35を設けていない。したがって、履歴管理装置23に送信されるログデータとしては、各広告データの再生開始時間、再生終了時間、繰り返し回数がログデータとして、履歴管理装置23に送信されることになる。この図15(A)のログデータは、各広告主A〜Cへの広告が一行われたかを示す確認用のデータとなる。
図15(B)は、小画面の表示端末装置32eのログデータを示している。小画面の表示端末装置32eは、第1のリーダ/ライタ35が設けられていることから、ICカード40の使用履歴、クーポンデータCDの取得状況等の更に詳細な情報となる。そして、小画面の表示端末装置32eは、図15(B)に示すようなログデータを記録し、履歴管理装置23に送信する。この図15(B)のログデータは、図15(A)と同様の各広告データの再生開始時間、再生終了時間、繰り返し回数の他に、ICカード40がかざされた回数(操作履歴)、メモリ識別データMID毎のクーポン取得履歴、メモリ識別データMID毎のクーポンの使用の有無を含む購入履歴となっている。分析データDは、クーポン取得履歴や購入履歴を元に履歴管理装置23で生成されることになる。
また、表示端末装置32や店舗端末装置51で商品が購入されたとき、その履歴データHD1,HD2は図16に示すようになる。すなわち、この履歴データでは、メモリ識別データMIDに関連付けられて商品が購入された日時、すなわち商品購入のためICカード40が第1又は第2のリーダ/ライタ35,52にかざされた日時と、使用されたクーポンの識別データと、金額データVDの履歴(減算額(商品の代金)と残高)が含まれることになる。図16の例では、メモリ識別データMIDに関連付けられて使用されたクーポンの識別データ等が管理されることから、メモリ識別データMID毎の商品購入履歴を知ることができ、例えば、クーポンデータCDを発行することに対する売上効果を分析できることになる。
また、履歴分析装置24では、以上のような履歴データを集計することによって例えば図17に示すような分析データDを生成することもできる。図17は特定のクーポンデータCDの各店舗での利用頻度を時間帯別に示したものである。これにより、例えば、特定のクーポンデータCDがどの店舗のどの時間帯に多く利用されているかを見ることができる。
また、以上の例は、ホテルHを中心とした地域のシステムを例に取り説明したが、更に、地理的範囲を広げると、図18に示すような場面に本発明を適用することができる。例えば、図18の例では、表示端末装置32が設置される場所として、大規模店舗LSと駅の構内SとコンビニエンスストアCSとがある。そして、表示端末装置32の各設置場所LS,S,CSには、図4に示したような大画面の表示端末装置32と小画面の表示端末装置32eが複数設置されている。なお、コンビニエンスストアCSは、上述の例のICカード40の加盟店Aに相当するものであり、店舗端末装置51が更に設置されている。そして、編集広告データEDや個々場所での広告データは、各設置場所LS,S,CSに応じて定められている。すなわち、上述の例で言うホテルHに相当するものが大規模店舗LSと駅の構内Sであり、これら設置場所に応じて種類の異なる広告データが流されることになる。したがって、配信装置22には、一度に表示端末装置32からのアクセスがあることになり、通信負荷が極めて多くなってしまう。そこで、各設置場所LS,S,CSには、複数の表示端末装置32がLANで中継サーバ装置71と接続されている。中継サーバ装置71は、例えばプロキシサーバであり、表示端末装置32を代理して表示端末装置32で流される広告データのダウンロードを行う。なお、この中継サーバ装置71と配信装置22とは、WAN等のネットワークで接続されている。また、この例では、中継サーバ装置71が1万台程度設置されることを想定している。そして、各中継サーバ装置71には、表示端末装置32が20台程度接続されることを想定している。
また、各広告主A〜Cの広告入力端末装置10a〜10cも、広告データを編集装置21に入力するためWAN等のネットワークを介して配信装置22及び/又は編集装置21と接続されている。
ここで、図18のシステムで用いられる配信装置22について図19を参照して説明する。この配信装置22は、編集装置21から第1乃至第3の広告データAD1〜AD3が入力される入力部91と、入力部91より入力された第1乃至第3の広告データAD1〜AD3等の広告データが蓄積される広告データ蓄積部92と、広告データ蓄積部92に蓄積された広告データの表示端末装置32での再生スケジュールを格納する再生スケジュール格納部93と、再生スケジュール格納部93に格納された再生スケジュールに変更か合ったかを判断する判断部94と、WAN等のネットワークを介して大規模店舗LS、駅の構内S、コンビニエンスストアCSの中継サーバ装置71と通信する通信I/F95とを備える。
入力部91は、通信I/F等であり、編集装置21より、編集装置21で編集された各種広告データや広告データの再生スケジュール等が入力される。
図20を参照して、入力部91より入力されて広告データ蓄積部92に蓄積される広告データについて説明する。図20(A)に示すように、クーポンデータCDを含まない、例えば、ICカード40のリーダ/ライタ機能を備えていない大画面の表示端末装置32dに配信される広告データ96は、広告データ本体96aと、配信される大画面の表示端末装置32dのID96bと、広告表示開始時刻96cと、広告表示終了時刻96dと、広告表示回数96eとで構成されている。そして、この広告データ96の内、配信される大画面の表示端末装置32dのID96bと、広告表示開始時刻96cと、広告表示終了時刻96dと、広告表示回数96eが再生スケジュールとなっている。広告データ蓄積部92には、例えば、編集装置21で生成されたこのような広告データ96が蓄積されることになる。
また、図20(B)に示すように、クーポンデータCDを含む、例えばリーダ/ライタ機能を備えた小画面の表示端末装置32eに配信される広告データ97は、クーポンデータCDを含む広告データ本体97aと、配信される小画面の表示端末装置32eのID97bと、クーポンを含む広告表示開始時刻97cと、クーポンを含む広告表示終了時刻97dと、広告データに含まれるクーポンデータCDのID97eとで構成されている。なお、更に、広告表示回数96eが含まれていても良い。そして、この広告データ97の内、配信される小画面の表示端末装置32eのID97bと、クーポンを含む広告表示開始時刻97cと、クーポンを含む広告表示終了時刻97dと、広告データに含まれるクーポンデータCDのID97eとが再生スケジュールとなっている。広告データ蓄積部92には、例えば、編集装置21で生成されたこのような広告データ97が蓄積されることになる。
また、広告データ蓄積部92に蓄積する広告データとしては、図20(A)及び図20(B)に示した広告データ96,97の内、広告データ本体96a,97aのみであっても良い。この場合、各広告データ本体96a,97aの再生時刻等の再生スケジュールが不明となる。そこで、この場合には、編集装置21より各広告データ本体96a,97aの再生スケジュールが入力部91を介して再生スケジュール格納部93に格納されることになる。この再生スケジュール格納部93に格納される再生スケジュールは、例えば図21に示すように構成されている。図21に示す再生スケジュール98は、複数の広告データの再生リストとなっており、各広告データの所在を示すURL(Uniform Resource Locator)と、各広告データの広告表示開始時刻と広告表示終了時刻とで構成されている。そして、このような再生リストとなっている再生スケジュール98は、編集装置21で作成され、入力部91を介して再生スケジュール格納部93に格納されることになる。
表示端末装置32で表示される広告データは、常に同じではなく、1日、1週間、1箇月に一度と言ったように更新されるものである。そこで、配信装置22は、判断部94を備えることによって、再生スケジュール格納部93に格納された再生スケジュール98に変更があったかどうかを判断するようにしている。なお、この判断部94は、図20に示すように広告データが再生スケジュールを含む構成となっているときには、広告データ蓄積部92にアクセスして、再生スケジュールの部分に変更があったかどうかを判断する。そして、配信装置22は、再生スケジュールに変更があったとき、中継サーバ装置71やその先の表示端末装置32に告知するようにする。
通信I/F95は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)と言ったネットワークプロトコルに従って中継サーバ装置71との間で通信を行う。この際、通信I/F95は、中継サーバ装置71のステータスの確認、更には、中継サーバ装置71にLANで接続された表示端末装置32のステータス確認を定期的に行い、この一連の動作の中で、例えば図20に示した広告データ96,97や図21に示した再生スケジュール98を中継サーバ装置71に配信するようにしている。また、通信I/F95は、常時通信負荷、すなわちアクセスしている中継サーバ装置71の台数等を監視しており、図20に示した広告データ96,97や図21に示した再生スケジュール98を配信するに当たって、通信負荷が所定値より小さいときに限って、図20に示した広告データ96,97や図21に示した再生スケジュール98の配信を行うようにしている。
次に、各設置場所LS,S,CSのフロントエンドに配置される中継サーバ装置71の構成について図22を参照して説明する。
図22に示すように、中継サーバ装置71は、WAN等のネットワークを介して配信装置22と通信を行う通信I/F72と、配信装置22から送信された表示端末装置32で表示する広告データを蓄積する広告データ蓄積部73と、配信装置22から送信された再生スケジュールを格納する再生スケジュール格納部74と、再生スケジュール格納部74に格納された再生スケジュールに変更か合ったかを判断する判断部75と、表示端末装置32にLANを介して広告データ等を配信する通信I/F76と、再生スケジュール格納部74に格納された再生スケジュール98に従って配信装置22より広告データをダウンロードするスケジュールを生成するダウンロードスケジュール生成部77と、表示端末装置32のステータスを格納するステータス格納部78と、表示端末装置32での履歴データを格納する履歴データ蓄積部79とを備える。
通信I/F72は、定期的に、自身のステータスと共に表示端末装置32のステータスを配信装置22にWAN等のネットワークを介して送信する。また、通信I/F72は、ダウンロードスケジュール生成部77で生成されたダウンロードスケジュールに従って広告データを配信装置22よりダウンロードする。
広告データ蓄積部73には、表示端末装置32で表示する広告データが蓄積される。表示端末装置32は、図22に示すように、広告データ記憶部32fを有しているが、中継サーバ装置71程に記憶部の容量を有していないため、随時、広告データ蓄積部73より所定の広告データをダウンロードして上述した表示操作部33等の表示部32hに表示する。この広告データ蓄積部73に蓄積される広告データは、表示端末装置32で表示される広告データであり、図20に示した広告データ96,97の再生スケジュールや図21に示した再生スケジュール98に従って表示端末装置32に所定の広告データを供給する。
再生スケジュール格納部93に格納される再生スケジュールは、上述した図21に示すものであり、配信装置22より送信されたものである。判断部75は、再生スケジュール格納部93に格納された再生スケジュール98に変更があったかどうかを判断するようにし、変更があったときには、表示端末装置32に告知するようにしている。表示端末装置32は、図22に示すように、再生スケジュール記憶部32gを有しており、再生スケジュール記憶部32gには、常時、最新の再生スケジュール98が格納され、この再生スケジュール98に従って広告データが表示部32hに表示されるようにしている。なお、この判断部75は、図20に示すように広告データが再生スケジュールを含む構成となっているときには、広告データ蓄積部73にアクセスして、再生スケジュールの部分に変更があったかどうかを判断する。
通信I/F76は、TCP/IPをベースにしたLAN等のネットワークを介して各表示端末装置32と通信を行う。この際、通信I/F76は、表示端末装置32のステータスの確認を定期的に行い、この一連の動作の中で、表示端末装置32が例えば図20に示した広告データ96,97や図21に示した再生スケジュール98のダウンロードを行うようになっている。また、通信I/F76は、常時通信負荷、すなわちアクセスしている表示端末装置32の台数等を監視しており、表示端末装置32が広告データ蓄積部73の図20に示した広告データ96,97や再生スケジュール格納部74に格納された図21に示した再生スケジュール98をダウンロードするに当たって、通信負荷が所定値より小さいときに限って行うことができるようにしている。
ダウンロードスケジュール生成部77は、図20に示した広告データ96,97の再生スケジュールや再生スケジュール格納部74に格納されている再生リストに基づいて、広告データ蓄積部73に蓄積する広告データのダウンロードスケジュールを組み立てる。ダウンロードスケジュール生成部77は、例えば、再生リストに挙げられている広告データの中で最先に再生されるスケジュールの広告データからダウンロードを行うような計画を生成する。そして、通信I/F72は、生成されたダウンロードスケジュールに従って順次広告データを配信装置22よりダウンロードを行うようにする。
ステータス格納部78は、表示端末装置32から送信された該表示端末装置32のステータス通知を一時的に保存し、表示端末装置32のステータスを配信装置22に送信できるようにする。ここで、表示端末装置32のステータス通知には、例えば表示端末装置32のメモリの残容量、操作部34、表示操作部33、第1のリーダ/ライタ35等の故障等のステータスが記録されている。中継サーバ装置71は、表示端末装置32のステータスを配信装置22に送信するようにして、表示端末装置32の状態をシステム運営者Sが把握できるようにする。システム運営者Sが確実に広告が行われているかどうかを知るためである。そして、通信I/F72は、配信装置22に対して表示端末装置32のステータスと共に中継サーバ装置71のステータスを配信装置22に送信する。
履歴データ蓄積部79は、各表示端末装置32から送信された図15や図16のログデータを記録し、所定期間毎に、通信I/F72よりこれらのログデータを履歴管理装置23に送信するようにする。具体的に、表示端末装置32は、図22に示すように、履歴記憶部32iに格納された履歴データHD1,HD2等を中継サーバ装置71に対して送信し、これらのデータを、中継サーバ装置71は、履歴データ蓄積部79に蓄積する。
以上のように、中継サーバ装置71は、広告データを広告データ蓄積部73に蓄積するようにし、ここから、表示端末装置32が広告データを必要に応じてダウンロードするようにしたので、表示端末装置32が配信装置22に直接アクセスすることが無くなり、配信装置22の通信負荷を減らすことができる。また、ダウンロードスケジュール生成部77は、再生スケジュール98に従って広告データを広告データ蓄積部73にダウンロードするようにしたので、一度に、中継サーバ装置71が配信装置22にアクセスすることも無くなり、この点からも、配信装置22の通信負荷を減らすことができる。すなわち、広告データは、配信に当たって通信速度が安定しないWANを利用しているが、このシステムでは、配信装置22への集中が防止されていることから、確実に表示端末装置32で広告データが表示されることになる。
ここで、先ず、表示端末装置32のステータスが中継サーバ装置71に格納される手順を図23を参照して説明する。これは、配信装置22を管理しているシステム運営者Sに対して表示端末装置32の動作状況等を報告するためである。
ステップS91において、表示端末装置32は、常時又は定期的に、第1のリーダ/ライタ35の動作状況や広告データを保存するメモリ等の容量不足や故障かどうかのステータスを確認し、このステータス通知を、中継サーバ装置71に対して送信する。
ステップS92において、中継サーバ装置71は、通信I/F76でステータス通知を受信すると、ステップS93において、受信したステータス通知をステータス格納部78に格納する。そして、中継サーバ装置71は、ステップS94において、表示端末装置32に対して、ステータス通知の受信結果と次回のステータス通知の時間の情報を、通信I/F76より送信する。かくして、表示端末装置32は、常時又は定期的に、中継サーバ装置71に対してステータスを報告するようにしている。
次に、配信装置22と中継サーバ装置71との間で行われる再生スケジュール及び広告データのやり取りの手順を図24を参照して説明する。
ステップS71において、中継サーバ装置71は、定期的に、通信I/F72より配信装置22に対してステータス通知を送信する。ここで、中継サーバ装置71は、ステータス通知に、自身の広告データ蓄積部73の空き容量不足のエラー情報等を含める他に、ステータス格納部78に格納されている表示端末装置32のメモリの空き容量不足やICカード40のリーダ/ライタ機能の不良等のステータス情報を含め、これらを一のステータス通知として配信装置22に送信する。
ステップS72において、配信装置22は、通信I/F95で、中継サーバ装置71からのステータス通知を受信したことを検出すると、ステップS73において、ステータス通知の受信結果と次回のステータス通知の時間の情報を、通信I/F95より送信する。
ステップS74において、配信装置22は、編集装置21より新たな広告データの再生スケジュールが入力され、再生スケジュールに変更があったかを判断部94で判断し、変更があったとき、ステップS76に進む。
ステップS75において、中継サーバ装置71では、次回のステータス通知の時間になると、ステップS71と同様のステータス通知を配信装置22に通信I/F72より送信する。ステップS76において、配信装置22は、通信I/F95で、中継サーバ装置71から送信されたステータス通知を受信したかを判断し、受信したとき、ステップS77に進む。
ステップS77において、配信装置22は、ステータス通知の受信結果と次回のステータス通知の時間の情報に加えて、再生スケジュールの更新通知を、通信I/F95より送信する。
中継サーバ装置71は、通信I/F72で、配信装置22から送信された再生スケジュールの更新通知を受信すると、ステップS78において、再生スケジュールを取得するため、配信装置22に対して再生スケジュールの取得要求を通信I/F72より送信する。なお、この再生スケジュールの取得要求もステータス通知と共に行うようにしても良い。
配信装置22は、ステップS79において、常時、通信負荷が所定値より大きいかを判断している。具体的に、配信装置22は、通信I/F95にアクセスしている中継サーバ装置71の台数が閾値より大きいかで判断する。そして、配信装置22は、通信負荷が所定値より小さきとき、ステップS80において、通信I/F95より、更新後の再生スケジュール98を、中継サーバ装置71に対して送信する。
ステップS81において、中継サーバ装置71は、通信I/F72で変更後の再生スケジュール98を受信すると、これを、再生スケジュール格納部74に格納する。
なお、以上の例では、図21の再生スケジュール98のやり取りを例に取り説明したが、図20に示すように広告データに再生スケジュールが一体的の場合は、再生スケジュール98の送信のときに、図20の広告データ96,97を送信するようにする。
ステップS82において、中継サーバ装置71は、ダウンロードスケジュール生成部77が再生スケジュール格納部74の再生スケジュール98を参照することによって、変更後の再生スケジュール98に従った広告データのダウンロードスケジュールを生成する。具体的に、ダウンロードスケジュール生成部77は、図20に示した広告データ96,97の再生スケジュールや再生スケジュール格納部74に格納されている再生リストに基づいて、広告データ蓄積部73に蓄積する広告データのダウンロードスケジュールを組み立てる。ダウンロードスケジュール生成部77は、例えば、再生リストに挙げられている広告データの中で最先に再生されるスケジュールの広告データからダウンロードを行うような計画を生成する。
そして、中継サーバ装置71は、ダウンロードスケジュールに規定された時刻になると、ステップS83において、配信装置22に対してダウンロード要求を送信する。配信装置22は、ここでも、ステップS84において、ステップS79と同様に、通信負荷が所定値より大きいかを判断している。そして、配信装置22は、通信負荷が所定値より大きくないとき、ステップS85において、中継サーバ装置71のダウンロード要求に応じる処理を行う。すなわち、中継サーバ装置71は、ダウンロード要求に応じた広告データをダウンロードする。そして、中継サーバ装置71は、ステップS86において、ダウンロードした広告データを順次広告データ蓄積部86に蓄積する。
次に、中継サーバ装置71と表示端末装置32との間で行われる再生スケジュール及び広告データのやり取りの手順を図25を参照して説明する。
中継サーバ装置71は、ステップS101において、配信装置22から送信された再生スケジュール98によって、現在格納している再生スケジュール98に変更があったかどうかを判断部75で判断し、変更があったとき、ステップS103に進む。
一方、表示端末装置32は、ステップS102において、定期的に、上記ステップS91と同様、ステータス通知を中継サーバ装置71に対して送信する。中継サーバ装置71は、ステップS103において、通信I/F76で、表示端末装置32からのステータス通知を受信したかを判断し、受信したとき、ステップS104において、ステータス通知をステータス格納部78に格納すると共に、ステータス通知の受信結果と次回のステータス通知の時間の情報に加えて、再生スケジュールの更新通知を、表示端末装置32を通信I/F76より送信する。
表示端末装置32は、中継サーバ装置71から送信された再生スケジュールの更新通知を受信すると、ステップS105において、変更後の再生スケジュールを取得するため、中継サーバ装置71に対して再生スケジュールの取得要求を送信する。なお、この再生スケジュールの取得要求もステータス通知と共に行うようにしても良い。
中継サーバ装置71は、ステップS106において、常時、通信負荷が所定値より大きいかを判断している。そして、中継サーバ装置71通信負荷が所定値より小さきとき、ステップS107において、通信I/F76より、更新後の再生スケジュール98を、表示端末装置32に対して送信する。
表示端末装置32は、ステップS108において、変更後の再生スケジュール98を受信すると、これを再生スケジュール記憶部32gに格納する。そして、表示端末装置32は、再生スケジュール記憶部32gに格納された再生スケジュールに従って、随時、中継サーバ装置71の広告データ蓄積部73より広告データをダウンロードして、表示部32hに広告データを表示する。ここで、表示端末装置32は、例えば、一の広告データが再生中のときに、次に再生する広告データを中継サーバ装置71よりダウンロードし、ダウンロードした広告データを広告データ記憶部32fに保存し、次の広告データの再生に備えるようにする。
次に、図26を参照して、表示端末装置32に蓄積された履歴データを中継サーバ装置71を介してシステム運営者Sが管理する履歴管理装置23に送信するまでの一連の手順を説明する。
ステップS111において、中継サーバ装置71は、表示端末装置32の履歴データHD1,HD2を回収するための所定期間、例えば15分、30分、1時間、1日と言った期間を経過したかどうかを判断し、この所定期間を経過したとき、履歴データを回収するモードとなる。
ステップS112において、表示端末装置32は、定期的に、ステータス通知を中継サーバ装置71に対して送信する。中継サーバ装置71は、ステップS113において、通信I/F76で、表示端末装置32からのステータス通知を受信したかを判断し、受信したとき、ステップS114において、ステータス通知をステータス格納部78に格納すると共に、ステータス通知の受信結果と次回のステータス通知の時間の情報に加えて、表示端末装置32の履歴記憶部32iに格納されている履歴データの取得要求を、通信I/F76より送信する。
表示端末装置32は、中継サーバ装置71より送信された履歴データの取得要求を受信すると、ステップS115において、履歴記憶部32iに格納されている履歴データを読み出し、中継サーバ装置71に送信する。そして、中継サーバ装置71は、ステップS116においいて、通信I/F76で受信した履歴データを履歴データ蓄積部79に蓄積する。
次に、中継サーバ装置71が履歴データを履歴管理装置23に送信する場合を説明する。この処理は、例えば1日に1回行われる。先ず、ステップS117において、中継サーバ装置71は、通信I/F72を介して履歴管理装置23に対して認証要求を送信する。ここでは、中継サーバ装置71と履歴管理装置23との間は、公衆回線を利用したWANであり、不正にデータを第三者に取得されるおそれがあるため、履歴データのやり取りに先立って認証をするためである。ステップS118において、履歴管理装置23は、中継サーバ装置71から送信された認証要求を受信し、中継サーバ装置71の認証が取れると、認証通知を中継サーバ装置71に対して送信する。これにより、中継サーバ装置71は、履歴管理装置23によって認証されたことになる。
次いで、ステップS119において、中継サーバ装置71は、履歴データ蓄積部79より履歴データを読み出して、通信I/F72を介して履歴データを履歴管理装置23に送信する。そして、履歴管理装置23は、ステップS120において、中継サーバ装置71に対して履歴データの受信完了通知を送信する。なお、この受信完了通知は、中継サーバ装置71を介して更に表示端末装置32に送信するようにしても良い。かくして、履歴管理装置23は、表示端末装置32での履歴データを取得でき、分析データを生成できるようになる。
ところで、図18に示すように、配信装置22と各設置場所LS,S,CSのフロントエンドに配置される中継サーバ装置71との間は、公衆回線網を使って接続したWAN等のネットワークを介して接続されているため、SSL等で回線をセキュアな状態としている。また、配信装置22や編集装置21と第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cとの間も、公衆回線網を使って接続したWAN等のネットワークを介して接続されているため、SSL等でセキュアな状態にされている。更に、中継サーバ装置71と表示端末装置32との間は、LANであるが、不特定多数の者が集まる公共施設である。そこで、中継サーバ装置71と表示端末装置32との間もSSL等でセキュアな状態にされている。このように、図18に示すシステムでは、装置間のネットワークにSSLを利用することによって所謂なりすましによってデータ不正に第三者に取得されることを防止している。
そこで、図27を用いて、広告データ等のデータ伝送を行うに当たって、SSLを用いた認証処理を説明する。ここで、説明する第1の装置と第2の装置は、図18に表された装置であり、伝送するデータの種類に応じて配信装置22、編集装置21、中継サーバ装置71、表示端末装置32等が第1の装置と第2の装置に当てはまることになる。また、第1の装置101と第2の装置102には、内蔵であっても良いが、ここでは外付けで認証デバイス100が取り付けられる。この認証デバイス100は、図27(A)に示すように、一意性が保証されたセキュアなROM100aを有しいる。このROM100aには、PKI(Public Key Infrastructure)における電子証明書100bと公開鍵100cと秘密鍵100dの各データが、機器固有のものとして格納されている。ここで、公開鍵100cと秘密鍵100dは、どちらか一方の鍵で暗号化されたデータはもう一方の鍵でなければ復号できないという関係であり、かつ、どちらか一方の鍵からもう一方の鍵を想定することができない性格を持つペアのデータである。
図27(B)に示すように、第2の装置102が広告データ等を第1の装置101から取得する際は、先ず、ステップS131において、第1の装置101と第2の装置102との間でSSL通信に関する仕様の確認を行い、次に、ステップS132において、第1の装置101から該第1の装置101の機器認証デバイス100内に格納されている電子証明書100bと公開鍵100cを第2の装置102へ送信する。
第2の装置102では、受け取った電子証明書100bを確認することで、通信相手である第1の装置101であることを認証し、次に送信された公開鍵100c使って、自身の、すなわち第2の装置102の機器認証デバイス100に格納されている秘密鍵100dを暗号化し、暗号化秘密鍵100eを生成する。更に、第2の装置102は、ステップS133において、生成した暗号化秘密鍵100eと、第2の装置102の機器認証デバイス100の電子証明書100bを第1の装置101へ送信する。
そして、第1の装置101は、受け取った電子証明書100bを確認し、通信相手が第2の装置102であることを認証し、次に送信された暗号化秘密鍵100eを、第1の装置101の機器認証デバイス100内に格納されている秘密鍵100dを使って復号化し、第2の装置102の秘密鍵100dを生成する。そして、上述のように、第2の装置102と第1の装置101とは、暗号化された通信を使用しながら両者で共通の秘密鍵100dを得ることができ、この秘密鍵100dを使って広告データ等のデータ通信を行うことができる。
図28(A)には、SSLを用いて再生スケジュールを配信装置22から中継サーバ装置71へ配信するときの処理を示す。配信装置22から再生スケジュールを中継サーバ装置71へ送信するときは、ステップS141において配信装置22内で、再生スケジュールをハッシュ計算して得られた結果データを、ステップS142で秘密鍵100dで暗号化し、暗号化した再生スケジュールを、ステップS143で再生スケジュール電子署名とし、ステップS144で再生スケジュールを秘密鍵100dで暗号化したデータと共に中継サーバ装置71へ送信する。
中継サーバ装置71では、受け取った暗号化された再生スケジュールをステップS145において、秘密鍵100dで復号化してステップS146で再生スケジュールを得て、更に、このデータをステップS147でハッシュ計算し、結果データを生成する。また、中継サーバ装置71は、ステップS148で配信装置22から受け取った再生スケジュール電子署名をステップS149において秘密鍵100dで復号化し、ステップS150で復号化データを生成する。こうしてステップS144で得られたハッシュ計算での結果データとステップS150の復号化データは、通信途中で改ざんやデータ化け等が起こっていなければ一致するはずであり、これを比較/検証することで通信路の安全が保証される。
図28(B)には、SSLを用いて広告データを配信装置22から中継サーバ装置71へ配信するときの処理を示す。配信装置22から広告データを中継サーバ装置71へ送信するときは、ステップS151において配信装置22内で、広告データをハッシュ計算して得られた結果データを、ステップS152で秘密鍵100dで暗号化し、暗号化した広告データを、ステップS153で広告データ電子署名とし、ステップS154で広告データを秘密鍵100dで暗号化したデータと共に中継サーバ装置71へ送信する。
中継サーバ装置71では、受け取った暗号化された広告データをステップS155において、秘密鍵100dで復号化してステップS156で広告データを得て、更に、このデータをステップS157でハッシュ計算し、結果データを生成する。また、中継サーバ装置71は、ステップS158で配信装置22から受け取った広告データ電子署名をステップS159において秘密鍵100dで復号化し、ステップS160で復号化データを生成する。こうしてステップS154で得られたハッシュ計算での結果データとステップS160の復号化データは、通信途中で改ざんやデータ化け等が起こっていなければ一致するはずであり、これを比較/検証することで通信路の安全が保証されることになる。
図29には、SSLを用いて履歴データを中継サーバ装置71から履歴管理装置23へ送信するときの処理を示す。中継サーバ装置71から履歴データを履歴管理装置23へ送信するときは、ステップS161において中継サーバ装置71内で、履歴データをハッシュ計算して得られた結果データを、ステップS162で秘密鍵100dで暗号化し、暗号化した履歴データを、ステップS163で履歴データ電子署名とし、ステップS164で履歴データを秘密鍵100dで暗号化したデータと共に履歴管理装置23へ送信する。
履歴管理装置23では、受け取った暗号化された履歴データをステップS165において、秘密鍵100dで復号化してステップS166で履歴データを得て、更に、このデータをステップS167でハッシュ計算し、結果データを生成する。また、履歴管理装置23は、ステップS168で中継サーバ装置71から受け取った履歴データ電子署名をステップS169において秘密鍵100dで復号化し、ステップS160で復号化データを生成する。こうしてステップS164で得られたハッシュ計算での結果データとステップS160の復号化データは、通信途中で改ざんやデータ化け等が起こっていなければ一致するはずであり、これを比較/検証することで通信路の安全が保証されることになる。
ところで、図1や図18に示すシステム運営者Sが各広告主A〜Cに対して販売するものは、具体的には、広告の時間枠である。これを図30を用いて説明すると、例えば図18で言う表示端末装置32の各設置場所LS,S,CSには、図30に示すような広告データの再生リストがある。図30では、1番目と2番目を広告主Aが購入し、3番目と4番目を広告主Bが購入し、5番目を広告主Cが購入している。すなわち、広告主は、予め枠に定義づけられた表示端末装置32に対して広告データを流すための広告枠を購入するようになっている。そして、この再生リストは、表示端末装置32の設置場所LS,S,CS毎に異なる。
したがって、各広告主間では、広告データが配信されるまでは互いに秘密である必要がある一方で、各広告主は、自分の広告枠に対しては、自由に改変することができる必要がある。また、システム運営者Sは、全体システムを把握する必要があり、必要な限度で全ての広告枠に対してアクセスする必要がある。このように、このシステムでは、端末の性格に応じて編集・閲覧可能な権限を設定することで、秘匿性を確保しつつ、それぞれの権利を持つ広告枠の管理を行うことができるようになっている。なお、図31中○は、システム内の全データへのアクセス権限を有することを示し、△は、権利のあるデータに関してのみアクセス権限を有することを示し、×は、アクセス権限を有さないことを示している。
例えば、図18に示すシステム管理端末装置62は、システム運営者Sによって操作される装置であり、このシステム全体を統括する装置である。また、編集装置21も、システム運営者Sが管理装置であり、広告データや再生スケジュールを生成する装置である。したがって、図31に示すように、システム管理端末装置62や編集装置21は、システム管理者でログインされたとき、再生スケジュールの編集、広告データの登録、広告データの事前閲覧、履歴データの閲覧、クーポンの流通履歴に関してアクセス権限を有するようになっている。なお、図32は、具体的に、システム管理端末装置62や編集装置21にシステム管理者でログインしたときアクセスできるデータを示す。図32より分かるように、ここでは、広告データのファイルやテキストファイル等を編集することができる。また、14:15:30〜14:30:00までの枠は、空き枠であるが、この空き枠に新たな広告データを入力することもできる。
また、システム管理端末装置62や編集装置21は、広告データ・再生リスト承認者でログインされたとき、再生スケジュールの編集、広告データの事前閲覧に限ってアクセス権限を有することになる。
また、広告主A〜C間では、自分の広告データに関してはアクセスする必要があるが他の広告主の広告データに対してはアクセスできてはいけない。そこで、各広告主の第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cは、自分の広告データに関し、再生スケジュールの編集、広告データの登録、広告データの事前閲覧、履歴データの閲覧、クーポンの流通履歴に関してアクセス権限を有するようになっている。なお、図33は、具体的に、第1乃至第3の広告入力装置10a〜10cがアクセスできるデータを示す。図32と比較して、自分の広告データの枠に関してのみアクセスすることができることが分かる。
更に、表示端末装置32の各設置場所LS,S,CSの管理端末装置81は、各設置場所における表示端末装置32を管理する必要がある。そこで、管理端末装置81は、自分に関連する範囲で、自分の広告データに関し、再生スケジュールの編集、広告データの登録、広告データの事前閲覧、履歴データの閲覧、クーポンの流通履歴、表示端末装置32の電源管理に関してアクセス権限を有するようになっている。
以上のように、システムが保持する広告データ・再生スケジュール・クーポンデータ・機器設定情報・履歴情報等の各種広告情報を、複数の管理端末で編集・管理する際、管理端末・管理者毎に編集・閲覧可能な広告時間枠を設定することで、秘匿性の確保を実現ですることができる。また、複数の管理者が異なった権限でそれぞれの権利を持つ広告枠の管理を行うことができる。
1 データ処理システム、10a〜10c 第1乃至第3の広告入力装置、21 編集装置、22 配信装置、23 履歴管理装置、24 履歴分析装置、31 ホテル入力装置、32a〜32c 表示端末装置、32d 大画面の表示端末装置、32e 小画面の表示端末装置、32f 広告データ記憶部、32g 再生スケジュール記憶部、33 表示操作部、33a カード領域、33b アンテナコイル、35 第1のリーダ/ライタ、39 ホテル管理装置、40 ICカード、40a 第1のICカード、40b 第2のICカード、41 電子マネー領域、42 会員データ領域、43 クーポン領域、51 店舗端末装置、52 第2のリーダ/ライタ、61 カード管理装置、62 システム管理端末装置、71 中継サーバ装置、72 通信I/F、73 広告データ蓄積部、74 再生スケジュール格納部、75 判断部、76 通信I/F、77 ダウンロードスケジュール生成部、78 ステータス格納部、79 履歴データ蓄積部、81 管理端末装置、91 入力部、92 広告データ蓄積部、93 再生スケジュール格納部、94 判断部、95 通信I/F、96 広告データ、96a 広告データ本体、96b ID、96c 広告表示開始時刻、96d 広告表示終了時刻、96e 広告表示回数、97 広告データ、97a 広告データ本体、97b ID、97c 広告表示開始時刻、97d 広告表示終了時刻、97e ID、98 再生スケジュール、100 認証デバイス、100a ROM、100b 電子証明書、100c 公開鍵、100e 秘密鍵、101 第1の装置、102 第2の装置
Claims (2)
- 配信装置から第1のネットワークを介して配信される広告データを第2のネットワークを介して接続された複数の表示端末装置に配信する中継サーバ装置であって、
上記配信装置と通信を行う第1の通信手段と、
上記表示端末装置と通信を行う第2の通信手段と、
上記第1の通信手段で受信した広告データを蓄積する広告蓄積手段と、
上記第1の通信手段で受信した上記蓄積手段に蓄積された広告データの上記表示端末装置での再生スケジュールを格納する再生スケジュール格納手段と、
上記再生スケジュール格納手段の再生スケジュールに従って、上記第1の通信手段を介して上記配信装置から広告データをダウンロードするダウンロードスケジュールを生成するスケジュール生成手段とを備え、
上記スケジュール生成手段は、上記再生スケジュールで直近に再生される広告データから順に上記配信装置から広告データをダウンロードするダウンロードスケジュールを生成することを特徴とする中継サーバ装置。 - 配信装置から第1のネットワークを介して配信される広告データを第2のネットワークを介して接続された複数の表示端末装置に配信する中継サーバ装置のデータ処理方法であって、
上記配信装置から送信された上記表示端末装置での広告データの再生スケジュールを受信するステップと、
上記受信した再生スケジュールに従って上記配信装置から広告データをダウンロードするダウンロードスケジュールを生成するステップと、
上記ダウンロードスケジュールに従って蓄積手段に広告データをダウンロードし保存するステップと、
上記再生スケジュールに従って上記蓄積手段の広告データを上記表示端末装置に送信するステップとを有するデータ処理方法。
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