JP2008215651A - 調理器用ガラストッププレート - Google Patents

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Abstract

【課題】高輝度の金属光沢を有する調理器用ガラストッププレート及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】透明低膨張ガラスからなる基板ガラス2における調理面21とは反対側の面である裏側面22にTiO2、CeO2、ZrO2のうち1種以上を主成分とすると共に厚みが20〜300nmである高反射膜3を積層し、高反射膜3上にパール調材料41を含有するパール調層4を積層し、さらに、パール調層4上に遮光層5を積層してなる。高反射膜5は、Ti、Ce、Zrのうち1種以上の金属レジネートと有機樹脂とからなるペーストを基板ガラス2の裏側面22に塗布して熱処理することにより形成されることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理器の上部に配置する調理器用のガラストッププレートに関する。
従来より、電磁調理器やガス調理器などの調理器の上部には、ガラス板よりなる調理器用トッププレートが設置されている。この調理器用トッププレートには、鍋などの被加熱物が載置され、該被加熱物は調理器内部の加熱装置により加熱調理できる。特に、電磁調理器は、安全性が高いため、近年ますますその需要が増加する傾向にあり、それに伴い調理器用トッププレートの需要も増大している。
このような調理器用トッププレートとしては、その意匠性を高めるために、基板ガラスに金属光沢感のある装飾を施す技術(特許文献1、2)が報告されている。
上記特許文献1に記載の技術は、透明なガラス層の裏側面にパール調層を配設し、該パール調層の裏側面に遮光層を配設することにより、パール調の外観を表出するものである。しかしながら、輝度感が少ないという問題があった。
また、上記特許文献2に記載の技術は、透明低膨張ガラス板の表面に光沢層及び遮光層を含む装飾層を形成することにより、金属光沢を表出する調理器用ガラストッププレートである。上記光沢層を蒸着法により形成することにより輝度の高い金属光沢を得ることが可能であるが、製造設備に大型の真空装置が必要であり、製造上不利であるという問題があった。
そのため、大型の真空装置等の製造設備を必要とせず、スクリーン印刷法により、高輝度の金属光沢感を表現することができる装飾技術の確立が望まれていた。
特開2003−86337号公報 特開2004−193050号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、高輝度の金属光沢を有する調理器用ガラストッププレートを提供しようとするものである。
本発明は、透明低膨張ガラスからなる基板ガラスにおける調理面とは反対側の面である裏側面にTiO2、CeO2、ZrO2のうち1種以上を主成分とすると共に厚みが20〜300nmである高反射膜を積層し、該高反射膜上にパール調材料を含有するパール調層を積層し、さらに、該パール調層上に遮光層を積層してなることを特徴とする調理器用ガラストッププレートにある(請求項1)。
本発明の最も注目すべき点は、上記基板ガラスの裏側面に高い反射率を有する特定の高反射膜を形成し、該高反射膜上にパール調の外観を表出するパール調層を形成し、該パール調層上にさらに遮光性を有する遮光層を形成することにある。これにより、表側の調理面から見た場合に高輝度の金属光沢を有する調理器用ガラストッププレートを得ることができる。
上記高反射膜は、TiO2、CeO2、ZrO2のうち1種以上を主成分とすると共に厚みが20〜300nmである。
上記TiO2、CeO2、及びZrO2は屈折率が高いため、上記高反射膜は反射率が高くなる。
そして、高い反射率を有する上記高反射膜を、上記基板ガラスの裏側面と上記パール調層との間に存在させることにより、上記パール調層と上記遮光層とが呈する遮光層の色にパール調を加味した色に更に輝度感を付与し、高輝度の金属光沢を表現することができる。
このように、本発明によれば、高輝度の金属光沢を有する調理器用ガラストッププレートを得ることができる。
なお、上記基板ガラスの裏側面とは、加熱調理器を使用する際に、鍋などを置く面である調理面とは反対の加熱装置側(下側)の面である。
本発明は、透明低膨張ガラスからなる基板ガラスの裏側面にTiO2、CeO2、ZrO2のうち1種以上を主成分とすると共に厚みが20〜300nmである高反射膜を積層し、該高反射膜上にパール調層を積層し、さらに、該パール調層上に遮光層を積層してなる。
上記高反射膜において、TiO2、CeO2、ZrO2のうち1種以上の含有量は、焼成後の高反射膜全体の重量を100%とすると(以下同様)、50〜100%の範囲であることが好ましい。
上記TiO2、CeO2、ZrO2のうち1種以上の含有量が50%未満の場合には、反射効果が十分に得られず、高輝度の金属光沢が得られないおそれがある。上記TiO2、CeO2、ZrO2のうち1種以上の含有量は、より好ましくは、80〜100%である。
また、上記高反射膜は、厚みが20〜300nmである。
上記高反射膜の厚みが20nm未満である場合には、高反射膜による反射効果が十分に得られないおそれがある。一方、上記高反射膜の厚みが300nmを超える場合には、上記基板ガラスと高反射膜の熱膨張差によりクラックが発生し、光の乱反射により高反射膜の反射効果が不十分となったり、高反射膜の剥離が発生するおそれがある。
また、上記高反射膜の厚みは、より好ましくは、40〜110nmである。
また、上記高反射膜は、その反射効果を妨げない範囲で、SiO2、Al23、MgO、Bi23、SnO2、In23、Sb23、遷移金属元素(Fe、Co、Ni、Cu、Mn、Cr)の金属酸化物、貴金属元素(Au、Pt、Pd等)等のうち1種又は2種以上を含有してもよい。
また、上記高反射膜、パール調層、遮光層の3層が積層した部分は、上記基板ガラスの裏側面の全面又は一部に形成されていることが好ましく、上記基板ガラスの裏側面が露出した部分があってもよい。
また、上記基板ガラスは、透明であることが好ましい。ここで、上記透明とは、測色色差計で測定された白色度wが30未満である場合をいう。
上記白色度wとは、酸化マグネシウム標準白板の光の反射量を100、真黒を0とし、光の反射量の割合により示される数値である。具体的には、測色色差計(例えば、日本電色工業株式会社製ZE2000)により、C2光源でL、a、b値を測定し、次式W(白色度)=100−[(100−L)2+a2+b21/2より求められた値である。
上記調理器用ガラストッププレートにおいて、上記高反射膜は、Ti、Ce、Zrのうち1種以上の金属レジネートと有機樹脂とからなるペーストを上記基板ガラスの裏側面に塗布して熱処理することにより形成されることが好ましい(請求項2)。
上記ペーストを塗布する方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、ディッピング法、スクリーン印刷法、及びバーコート法等が挙げられる。
上記金属レジネートは、Ti、Ce、Zrのうち1種以上の有機金属化合物の希釈液であり、分散性が良好な液体であるため、高反射膜を形成する際に、均一な膜を形成することができる。
上記有機樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、アルキッド系樹脂、セルロース系樹脂等が挙げられる。
また、上記ペーストは、必要に応じて有機溶剤を含有してもよい。
上記高反射膜は、Ti、Ce、Zrのうち1種以上の金属レジネートと有機樹脂とからなるペーストを上記基板ガラスの裏側面に塗布して600〜900℃で焼成することにより形成することが好ましい。
上記焼成温度が600℃未満の場合には、上記高反射膜の焼付が十分に行われ難く、焼付け後に高反射膜が剥離するおそれがある。一方、上記焼成温度が900℃を超える場合には、基板ガラスとして透明結晶化ガラスを用いる場合に、基板ガラスが白濁し、金属光沢が得られなくなるおそれがある。上記焼成の温度は、より好ましくは、700〜850℃である。
また、上記パール調層は、パール調材料と、シリコーンレジンと、有機樹脂とからなるパール調絵具を上記高反射膜上に塗布し、熱処理することにより形成されることが好ましい(請求項3)。
上記ペーストの塗布は、スクリーン印刷により行うことが好ましい。
上記有機樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、アルキッド系樹脂、セルロース系樹脂等が挙げられる。
また、上記ペーストは、必要に応じて有機溶剤を含有してもよい。
上記パール調材料としては、天然雲母、合成雲母、酸化アルミニウム、酸化珪素等の板状結晶に酸化チタン、酸化鉄等を被覆してなる材料である。
また、上記酸化チタンや酸化鉄等の膜厚を変えることで、虹彩色の特定な色を発色させることができる。
上記シリコーンレジンとは、珪素に化学反応を加え、シロキサン結合と有機基とが結びついた骨格を持つ有機珪素化合物の重合体であり、有機と無機の両方の性質を持たせた合成樹脂である。
また、上記パール調層は、パール調絵具を上記高反射膜上に塗布して200〜900℃で焼成することにより形成することが好ましい。
上記焼成温度が200℃未満の場合には、上記パール調層の焼付が十分に行われ難く、焼付け後にパール調層が剥離するおそれがある。一方、上記焼成温度が900℃を超える場合には、基板ガラスとして透明結晶化ガラスを用いる場合に、基板ガラスが白濁し、金属光沢が得られなくなるおそれがある。上記焼成の温度は、より好ましくは、700〜850℃である。
また、上記パール調絵具は、さらに、無機顔料を含有することが好ましい(請求項4)。
上記無機顔料は、パール調材料の色を調整するために、パール調材料の色彩を阻害しない範囲で添加することができる。
上記無機顔料としては、例えば、白色無機顔料、黒色無機顔料、灰色無機顔料、黄色無機顔料、茶色無機顔料、緑色無機顔料、青色無機顔料、桃色無機顔料等がある。
具体的には、上記白色無機顔料としては、例えば、TiO2、ZrO2、ZrSiO4、Al23、3Al23−2SiO2、Al2TiO5等が挙げられる。
また、上記黒色無機顔料としては、例えば、Cr−Fe系酸化物、Co−Mn−Cr−Fe系酸化物、Co−Ni−Cr−Fe系酸化物、Co−Ni−Cr−Fe−Mn系酸化物等が挙げられる。
また、上記灰色無機顔料としては、例えば、Sn−Sb系酸化物、Sn−Sb−V系酸化物等が挙げられる。
また、上記黄色無機顔料としては、例えば、Sn−V系酸化物、Zr−V系酸化物、Zr−Si−Pr系酸化物、Ti−Cr−Sb系酸化物等が挙げられる。
また、上記茶色無機顔料としては、例えば、Zn−Al−Cr−Fe系酸化物、Zn−Mn−Al−Cr−Fe系酸化物等が挙げられる。
また、緑色無機顔料としては、例えば、Ca−Cr−Si系酸化物、Cr−Al系酸化物、Co−Zn−Al−Cr系酸化物、Zr−Si−Pr−V系酸化物等が挙げられる。
また、上記青色粉末としては、例えば、Co−Al−Zn系酸化物、Co−Al系酸化物、Zr−Si系酸化物等が挙げられる。
また、上記桃色無機顔料としては、例えば、Mn−Al系酸化物、Ca−Sn−Si−Cr系酸化物、Sn−Cr系酸化物、Zr−Si−Fe系酸化物等が挙げられる。
これらの顔料は、所望の色を得るように任意の割合で混合することが可能である。
また、上記パール調絵具は、さらに、窒化ホウ素を含有することが好ましい(請求項5)。
この場合には、調理器用ガラストッププレートの耐衝撃強度を向上することができる。
上記窒化ホウ素は、パール調材料を100%とすると、外掛けで0.1〜5%含有することが好ましい。
上記窒化ホウ素の含有量が0.1%未満の場合には、耐衝撃強度の向上が見られないおそれがある。一方、上記窒化ホウ素の含有量が5%を超える場合には、反射効果を低減させるおそれがある。
上記窒化ホウ素の含有量は、より好ましくは、0.5〜3%である。
また、上記窒化ホウ素は、平均粒径が10μm以下の六方晶窒化ホウ素の粉末であることが好ましい。
上記平均粒径が10μmを超える場合には、反射効果を低減させるおそれがある。
上記窒化ホウ素の平均粒径は、5μm以下であることがより好ましい。
また、上記遮光層は、無機顔料と、シリコーンレジンと、有機樹脂とからなるペーストを上記パール調層上に塗布し、熱処理することにより形成されることが好ましい(請求項6)。
上記無機顔料としては、上述した無機顔料を用いることができる。
上記有機樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、アルキッド系樹脂、セルロース系樹脂等が挙げられる。
上記ペーストの塗布は、スクリーン印刷により行うことが好ましい。
また、上記ペーストは、必要に応じて有機溶剤を含有してもよい。
また、上記遮光層は、パール調層と同時に熱処理したものであっても良いし、パール調層の熱処理とは別に熱処理したものであってもよい。
上記遮光層は、無機顔料と、シリコーンレジンと、有機樹脂とからなるペーストを上記パール調層上に塗布し、200〜900℃で焼成することにより形成することが好ましい。
上記焼成温度が200℃未満の場合には、上記遮光層の焼付が十分に行われ難く、焼付け後に遮光層が剥離するおそれがある。一方、上記焼成温度が900℃を超える場合には、基板ガラスとして透明結晶化ガラスを用いる場合に、基板ガラスが白濁し、高反射膜の効果がなくなるおそれがある。上記焼成の温度は、より好ましくは、250〜400℃である。
また、上記遮光層は、ラスター彩を上記パール調層上に塗布し、熱処理することにより形成されてもよい(請求項7)。
上記ラスター彩は、有機金属化合物の希釈溶液である。
上記ラスター彩としては、例えば、Au、Pt、Pd、Rh、Ru、Bi、Sn、Ni、Fe、Cr、Ti、Ca、Si、Ba、Sr、Mg、Ag、Zr、In、Mn等の有機金属化合物の希釈溶液が挙げられる。これら有機金属化合物希釈溶液は任意の割合で複数混合することができる。
上記ラスター彩の塗布は、スクリーン印刷により行うことが好ましい。
また、上記遮光層は、パール調層と同時に熱処理したものであっても良いし、パール調層の熱処理とは別に熱処理したものであってもよい。
上記ラスター彩からなる遮光層は、ラスター彩を上記パール調層上に塗布し、600〜900℃で焼成することにより形成することが好ましい。
上記焼成温度が600℃未満の場合には、遮光層の焼付けが十分に行われ難く、焼付け後に、遮光層が高反射膜から剥離するおそれがある。一方、上記焼成温度が900℃を超える場合には、基板ガラスとして透明結晶化ガラスを用いる場合に、基板ガラスが白濁し、高反射膜の効果がなくなるおそれがある。上記焼成の温度は、より好ましくは、700〜850℃である。
また、上記遮光層上に、さらに、耐熱樹脂からなる耐熱樹脂層が形成されていることが好ましい(請求項8)。
この場合には、基板ガラスの裏側面の損傷を抑制する保護効果を得ることができる。
なお、上記耐熱樹脂層は、上述した高反射膜、パール調層、及び遮光層の3層による高輝度の金属光沢の表現にほとんど影響を与えない。
上記耐熱樹脂層は、耐熱樹脂からなるペーストを上記遮光層の裏側面に上記遮光層の一部を覆うように塗布し、200〜450℃で焼成することにより形成することが好ましい。
上記ペーストの塗布は、スクリーン印刷により行うことが好ましい。
また、上記ペーストは、必要に応じて有機溶剤や無機顔料を含有してもよい。
上記焼成温度が200℃未満の場合には、耐熱樹脂層の焼付が十分に行われ難く、焼付け後に耐熱樹脂層が剥離するおそれがある。一方、上記焼成温度が450℃を超える場合には、上記耐熱樹脂が消失し、保護効果がなくなるおそれがある。
また、上記焼成温度は、より好ましくは、250〜400℃である。
また、上記耐熱樹脂は、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、あるいはこれらの複合体であることが好ましい(請求項9)。
この場合には、上述の保護効果を特に良好に得ることができる。
また、上記基板ガラスは、上記裏面側の表面粗さRaが1.0μm未満であることが好ましい(請求項10)。
この場合には、上記高反射膜の高い反射効果を得ることができる。
なお、ここでいう表面粗さRaは、JIS B0601−2001に準拠するものである。
上記基板ガラスの裏側面の表面粗さRaが1.0μm以上である場合には、反射率の高い膜を形成しても、上記裏側面が平坦でなく光が乱反射するため十分な反射効果を得ることができないおそれがある。
また、上記基板ガラスは、線熱膨張係数が−10×10−7〜80×10−7/K(at30〜500℃)であることが好ましい(請求項11)。
上記基板ガラスの線熱膨張係数が−10〜80×10−7/K(at30〜500℃)の範囲から外れる場合には、調理器用ガラストッププレートに用いる基板ガラスとして適していないというおそれがある。
また、上記基板ガラスは、β−石英固溶体又はβ−スポジューメンを主結晶とする透明低膨張結晶化ガラス板であることが好ましい(請求項12)。
上記β−石英固溶体やβ−スポジューメンを主結晶とする透明低膨張結晶化ガラスは、特に、電磁調理器用ガラストッププレートの基板ガラスとして適している。
また、上記基板ガラスの上記調理面上にガラス組成物からなる絵付けガラス装飾層が形成されていることが好ましい(請求項13)。
この場合には、鍋などの被加熱物と調理器用ガラストッププレートの調理面との摩耗により、上記調理面が傷つくことを防止したり、上記被加熱物を滑り難くするという効果を得ることができる。
また、絵付けガラス装飾層がなく上記基板ガラス調理面が露出した部分は高輝度の金属光沢が表現され、上記基板ガラスの調理面上に絵付けガラス装飾層が形成されている部分は光沢のない表現となり、意匠に多様性を付与することができる。
また、上記絵付けガラス装飾層は、上記調理面に占める割合は80%以下であることが好ましい。この場合には、意匠性を損なうことなく、摩耗強度を維持することができる。上記絵付けガラス装飾層の占有面積が80%を超える場合には、調理器用ガラストッププレートの調理面の露出部分が小さくなり、意匠性が低下するおそれがある。
上記絵付けガラス装飾層の占有面積は、より好ましくは、50%以下である。
また、上記絵付けガラス装飾層は、厚みが1〜15μmであることが好ましい。上記絵付けガラス装飾層の膜厚が1μm未満の場合には、上述した効果が十分に得られないおそれがある。一方、上記絵付けガラス装飾層の膜厚が15μmを超える場合には、上記絵付けガラス装飾層が剥離するおそれがある。
上記絵付けガラス装飾層の膜厚は、より好ましくは、2〜10μmである。
上記ガラス組成物としては、リサイクル性などを考慮し、無鉛ガラス組成物であることが好ましい。
また、上記ガラス組成物は、軟化点が650℃以下であることが好ましい。また、上記ガラス組成物は、SiO2、Al23、B23、Li2O、Na2O、及びK2Oを必須成分として含有し、必要に応じてCaO、SrO、BaO、ZnO、TiO2、ZrO2のうち1種以上を添加成分として含有し、750〜900℃で熱処理することにより熔着する無鉛ガラス組成物を用いることがより好ましい。
また、上記絵付けガラス装飾層は、ガラス組成物のほかに、無機顔料等を含有してもよい。
上記無機顔料は、上述した無機顔料を用いることができる。
また、上記絵付けガラス装飾層は、任意のパターンとなるように形成されていることが好ましい(請求項14)。
この場合には、意匠性を損なうことなく、摩耗強度を維持することができる。
上記任意のパターンとしては、例えば、ドット状、ライン状、ある面積をもった石目状等がある。
(実施例1)
本例では、本発明の調理器用ガラストッププレートの実施例として、調理器用ガラストッププレート(試料E1)を作製した。
図1に示すように、本例の調理器用ガラストッププレート1は、透明低膨張ガラスからなる基板ガラス2における調理面21とは反対側の面である裏側面22にTiO2を主成分とすると共に厚みが110nmである高反射膜3を積層し、該高反射膜3上にパール調材料41を含有するパール調層4を積層し、さらに、該パール調層4上に遮光層5を積層し、該遮光層5上に、さらに、耐熱樹脂からなる耐熱樹脂層6を積層している。また、上記基板ガラス2の上記調理面21上にガラス組成物からなる絵付けガラス装飾層7が形成されている。
以下、これを詳説する。
上記基板ガラス2としては、熱膨張係数が10×10−7/Kで、表面粗さRaが0.6μmの透明低膨張結晶化ガラスを用いた。
高反射膜3用のペーストとしては、チタンレジネートと有機樹脂(セルロース系樹脂)とから構成されるTi濃度1%のペーストを用意した。
また、パール調層4用のペーストとしては、パール調材料41(シルバーパール メルク株式会社製イリオジン123)、シリコーンレジン、及び有機樹脂(セルロース系樹脂)からなるパール調材料成分13%のパール調絵具を用意した。
また、上記遮光層5用のペーストとしては、黒色ラスター絵付け材料を用意した。
また、上記耐熱樹脂層6用のペーストとしては、シリコーンレジンと有機溶剤(キシレン)とからなるペーストを用意した。
また、上記絵付けガラス装飾層7用のペーストとしては、SiO2:65重量%、Al23:7重量%、B23:22重量%、Li2O:1重量%、Na2O:3重量%、K2O:2重量%からなるガラス組成物97%と白色顔料Al23からなる添加剤3%を含有し、外掛けでアクリル樹脂100%を加えたペーストを用意した。
次に、製造方法を説明する。
まず、上記基板ガラス2の調理面21上の一部に、テトロン355メッシュのスクリーンを使用して上記絵付けガラス装飾層用のペーストを塗布し、850℃で焼成を行った。これにより、調理面21の5%を占める、膜厚が5μmの絵付けガラス装飾層7を形成した。
次に、上記基板ガラス2の裏側面22全面に、ステンレス250メッシュのスクリーンを使用して上記高反射膜用のペーストを塗布し、850℃で焼成を行った。これにより、膜厚110nmの高反射膜3を形成した。
次に、上記高反射膜3上に、ステンレス250メッシュのスクリーンを使用して、上記パール調層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が15μmのパール調層4を形成した。
次に、上記パール調層4上に、ステンレス350メッシュのスクリーンを使用して、上記遮光層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が600nmの遮光層5を形成した。
次に、上記遮光層5上に、テトロン200メッシュのスクリーンを利用して、上記耐熱樹脂層用のペーストを塗布し、350℃で焼成を行った。これにより、膜厚が20μmの耐熱樹脂層6を形成した。
上記高反射膜3、パール調層4、遮光層5の3層が積層し、上記絵付けガラス装飾層が存在しない部分は高輝度の金属光沢が得られ、上記絵付けガラス装飾層7が存在する部分は光沢がない表現となり、コントラストのある表現となっている。
上記高反射膜、パール調層、及び遮光層は、それぞれスクリーン印刷法を用いて形成した。そのため、高輝度の金属光沢を有する調理器用ガラストッププレートを大型の製造装置を必要とすることなく製造することができた。
また、本例において、上述の4層は基板ガラス2の裏側面22全面に形成したが、一部分でもよい。
なお、上記耐熱樹脂層7が調理器用ガラストッププレート1の金属光沢へ影響を与えることはほとんどない。
(実施例2)
本例では、本発明の実施例として、調理器用ガラストッププレート(試料E2)を作製した。
本例の調理器用ガラストッププレートは、透明低膨張ガラスからなる基板ガラスにおける調理面とは反対側の面である裏側面にZrO2を主成分とすると共に厚みが80nmである高反射膜を積層し、該高反射膜上にパール調材料を含有するパール調層を積層し、さらに、該パール調層上に遮光層を積層し、該遮光層上に、さらに、耐熱樹脂からなる耐熱樹脂層を積層している。
上記基板ガラスとしては、熱膨張係数が10×10−7/Kで、表面粗さRaが0.5μmの透明低膨張結晶化ガラスを用いた。
高反射膜用のペーストとしては、ジルコニアレジネートと有機樹脂(セルロース系樹脂)とから構成されるZr濃度1.0%のペーストを用意した。
また、パール調層用のペーストとしては、パール調材料(シルバーパール メルク株式会社製イリオジン123)、シリコーンレジン、及び有機樹脂(セルロース系樹脂)からなるパール調材料成分13%のパール調絵具を用意した。
また、上記遮光層用のペーストとしては、黒色ラスター絵付け材料を用意した。
また、上記耐熱樹脂層用のペーストとしては、シリコーンレジンと有機溶剤(キシレン)とからなるペーストを用意した。
次に、製造方法について説明する。
上記基板ガラスの調理面全面に、ステンレス250メッシュのスクリーンを使用して上記高反射膜用のペーストを塗布し、900℃で焼成を行った。これにより、膜厚80nmの高反射膜を形成した。
次に、上記高反射膜上に、ステンレス250メッシュのスクリーンを使用して、上記パール調層用のペーストを塗布し、900℃で焼成を行った。これにより、膜厚が14μmのパール調層を形成した。
次に、上記パール調層上に、ステンレス350メッシュのスクリーンを使用して、上記遮光層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が600nmの遮光層を形成した。
次に、上記遮光層上に、テトロン200メッシュのスクリーンを利用して、上記耐熱樹脂層用のペーストを塗布し、350℃で焼成を行った。これにより、膜厚が20μmの耐熱樹脂層を形成した。
これにより、上記高反射膜、パール調層、遮光層の3層が積層した部分は、高輝度の金属光沢の表現となっている。
(実施例3)
本例では、本発明の実施例として、調理器用ガラストッププレート(試料E3)を作製した。
本例の調理器用ガラストッププレート1は、透明低膨張ガラスからなる基板ガラスにおける調理面とは反対側の面である裏側面にTiO2を主成分とすると共に厚みが40nmである高反射膜を積層し、該高反射膜上にパール調材料を含有するパール調層を積層し、さらに、該パール調層上に遮光層を積層し、該遮光層上に、さらに、耐熱樹脂からなる耐熱樹脂層を積層している。また、上記基板ガラスの上記調理面上にガラス組成物からなる絵付けガラス装飾層が形成されている。
上記基板ガラスとしては、熱膨張係数が0.4×10−7/Kで、表面粗さRaが0.7μmの透明低膨張結晶化ガラスを用いた。
高反射膜用のペーストとしては、チタンレジネートと有機樹脂(セルロース系樹脂)とから構成されるTi濃度0.75%のペーストを用意した。
また、パール調層用のペーストとしては、パール調材料(シルバーパール メルク株式会社製イリオジン123)、シリコーンレジン、及び有機樹脂(セルロース系樹脂)からなるパール調材料成分13%のパール調絵具を用意した。
また、上記遮光層用のペーストとしては、黒色ラスター絵付け材料を用意した。
また、上記耐熱樹脂層用のペーストとしては、シリコーンレジンと有機溶剤(キシレン)とからなるペーストを用意した。
また、上記絵付けガラス装飾層用のペーストとしては、SiO2:65重量%、Al23:7重量%、B23:22重量%、Li2O:1重量%、Na2O:3重量%、K2O:2重量%からなるガラス組成物97%と白色顔料Al23からなる添加剤3%を含有し、外掛けでアクリル樹脂100%を加えたペーストを用意した。
次に、製造方法を説明する。
まず、上記基板ガラスの調理面の一部に、テトロン355メッシュのスクリーンを使用して上記絵付けガラス装飾層用のペーストを塗布し、850℃で焼成を行った。これにより、上記調理面の10%を占める膜厚5μmの絵付けガラス装飾層を形成した。
上記基板ガラスの裏側面全面に、ステンレス325メッシュのスクリーンを使用して上記高反射膜用のペーストを塗布し、850℃で焼成を行った。これにより、膜厚40nmの高反射膜を形成した。
次に、上記高反射膜上に、ステンレス250メッシュのスクリーンを使用して、上記パール調層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が13μmのパール調層を形成した。
次に、上記パール調層上に、ステンレス350メッシュのスクリーンを使用して、上記遮光層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が600nmの遮光層を形成した。
次に、上記遮光層上に、テトロン200メッシュのスクリーンを利用して、上記耐熱樹脂層用のペーストを塗布し、350℃で焼成を行った。これにより、膜厚が20μmの耐熱樹脂層を形成した。
上記高反射膜、パール調層、遮光層の3層が積層し、上記絵付けガラス装飾層が存在しない部分は高輝度の金属光沢が得られ、上記絵付けガラス装飾層が存在する部分は光沢がない表現となり、コントラストのある表現となっている。
(実施例4)
本例では、本発明の実施例として、調理器用ガラストッププレート(試料E4)を作製した。
本例の調理器用ガラストッププレートは、透明低膨張ガラスからなる基板ガラスにおける調理面とは反対側の面である裏側面にTiO2を主成分とすると共に厚みが110nmである高反射膜を積層し、該高反射膜上にパール調材料を含有するパール調層を積層し、さらに、該パール調層上に遮光層を積層し、該遮光層上に、さらに、耐熱樹脂からなる耐熱樹脂層を積層している。また、上記基板ガラスの上記調理面上にガラス組成物からなる絵付けガラス装飾層が形成されている。
上記基板ガラスとしては、熱膨張係数が0.4×10−7/Kで、表面粗さRaが0.6μmの透明低膨張結晶化ガラスを用いた。
高反射膜用のペーストとしては、チタンレジネートと有機樹脂(セルロース系樹脂)とから構成されるTi濃度1%のペーストを用意した。
また、パール調層用のペーストとしては、パール調材料(シルバーパール メルク株式会社製イリオジン123)、シリコーンレジン、及び有機樹脂(セルロース系樹脂)からなるパール調材料成分13%のパール調絵具に、さらに窒化ホウ素(電気化学工業製SP−2)をパール調材料に対し外掛けで0.8%添加したパール調絵具を用意した。
また、上記遮光層用のペーストとしては、黒色ラスター絵付け材料を用意した。
また、上記耐熱樹脂層用のペーストとしては、シリコーンレジンと有機溶剤(キシレン)とからなるペーストを用意した。
また、上記絵付けガラス装飾層用のペーストとしては、SiO2:65重量%、Al23:7重量%、B23:22重量%、Li2O:1重量%、Na2O:3重量%、K2O:2重量%からなるガラス組成物97%と白色顔料Al23からなる添加剤3%を含有し、外掛けでアクリル樹脂100%を加えたペーストを用意した。
次に、製造方法を説明する。
まず、上記基板ガラスの調理面の一部に、テトロン355メッシュのスクリーンを使用して上記絵付けガラス装飾層用のペーストを塗布し、850℃で焼成を行った。これにより、上記調理面の5%を占める膜厚5μmの絵付けガラス装飾層を形成した。
上記基板ガラスの裏側面全面に、ステンレス250メッシュのスクリーンを使用して上記高反射膜用のペーストを塗布し、850℃で焼成を行った。これにより、膜厚110nmの高反射膜を形成した。
次に、上記高反射膜上に、ステンレス250メッシュのスクリーンを使用して、上記パール調層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が15μmのパール調層を形成した。
次に、上記パール調層上に、ステンレス350メッシュのスクリーンを使用して、上記遮光層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が600nmの遮光層を形成した。
次に、上記遮光層上に、テトロン200メッシュのスクリーンを利用して、上記耐熱樹脂層用のペーストを塗布し、350℃で焼成を行った。これにより、膜厚が20μmの耐熱樹脂層を形成した。
上記高反射膜、パール調層、遮光層の3層が積層し、上記絵付けガラス装飾層が存在しない部分は高輝度の金属光沢が得られ、上記絵付けガラス装飾層が存在する部分は光沢がない表現となり、コントラストのある表現となっている。
(実施例5)
本例では、本発明の実施例として、調理器用ガラストッププレート(試料E5)を作製した。
本例では、上記実施例4のパール調層用のペーストを変更した例である。
具体的には、パール調層用のペーストとしては、パール調材料(シルバーパール メルク株式会社製イリオジン123)、シリコーンレジン、及び有機樹脂(セルロース系樹脂)からなるパール調材料成分13%のパール調絵具に、さらに窒化ホウ素(電気化学工業製SP−2)をパール調材料に対し外掛けで2.5%添加したパール調絵具を用意した。
その他は実施例4と同様に行った。
(実施例6)
本例では、本発明の実施例として、調理器用ガラストッププレート(試料E5)を作製した。
本例では、上記実施例4のパール調層用のペーストを変更した例である。
具体的には、パール調層用のペーストとしては、パール調材料(シルバーパール メルク株式会社製イリオジン123)、シリコーンレジン、及び有機樹脂(セルロース系樹脂)からなるパール調材料成分13%のパール調絵具に、さらに窒化ホウ素(電気化学工業製SP−2)をパール調材料に対し外掛けで4.2%添加したパール調絵具を用意した。
その他は実施例4と同様に行った。
(実施例7)
本例では、本発明の実施例として、調理器用ガラストッププレート(試料E5)を作製した。
本例では、上記実施例4のパール調層用のペーストを変更した例である。
具体的には、パール調層用のペーストとしては、パール調材料(シルバーパール メルク株式会社製イリオジン123)、シリコーンレジン、及び有機樹脂(セルロース系樹脂)からなるパール調材料成分13%のパール調絵具に、さらに窒化ホウ素(電気化学工業製SP−2)をパール調材料に対し外掛けで0.08%添加したパール調絵具を用意した。
その他は実施例4と同様に行った。
(実施例8)
本例では、本発明の実施例として、調理器用ガラストッププレート(試料E5)を作製した。
本例では、上記実施例4のパール調層用のペーストを変更した例である。
具体的には、パール調層用のペーストとしては、パール調材料(シルバーパール メルク株式会社製イリオジン123)、シリコーンレジン、及び有機樹脂(セルロース系樹脂)からなるパール調材料成分13%のパール調絵具に、さらに窒化ホウ素(電気化学工業製SP−2)をパール調材料に対し外掛けで5.1%添加したパール調絵具を用意した。
その他は実施例4と同様に行った。
(比較例1)
本例では、本発明の比較例として、調理器用ガラストッププレート(試料C1)を作製した。
本例の調理器用ガラストッププレートは、透明低膨張ガラスからなる基板ガラスにおける調理面とは反対側の面である裏側面に直接パール調材料を含有するパール調層を積層し、さらに、該パール調層上に遮光層を積層し、該遮光層上に、さらに、耐熱樹脂からなる耐熱樹脂層を積層している。
上記基板ガラスとしては、熱膨張係数が0.5×10−7/Kで、表面粗さRaが0.6μmの透明低膨張結晶化ガラスを用いた。
上記パール調層用のペーストとしては、パール調材料(シルバーパール メルク株式会社製イリオジン123)、シリコーンレジン、及び有機樹脂(セルロース系樹脂)からなるパール調材料成分15%のパール調絵具を用意した。
また、上遮光層用のペーストとしては、黒色ラスター絵付け材料を用意した。
また、上記耐熱樹脂層用のペーストとしては、シリコーンレジンと有機溶剤(トルエン)とからなるペーストを用意した。
また、上記絵付けガラス装飾層用のペーストとしては、SiO2:65重量%、Al23:7重量%、B23:22重量%、Li2O:1重量%、Na2O:3重量%、K2O:2重量%からなるガラス組成物97%と白色顔料Al23からなる添加剤3%を含有し、外掛けでアクリル樹脂100%を加えたペーストを用意した。
次に、製造方法を説明する。
上記基板ガラスの裏側面全面に、ステンレス250メッシュのスクリーンを使用して、上記パール調層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が15μmのパール調層を形成した。
次に、上記パール調層上に、ステンレス350メッシュのスクリーンを使用して、上記遮光層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が600nmの遮光層を形成した。
次に、上記遮光層上に、テトロン200メッシュのスクリーンを利用して、上記耐熱樹脂層用のペーストを塗布し、350℃で焼成を行った。これにより、膜厚が20μmの耐熱樹脂層を形成した。
(比較例2)
本例では、本発明の比較例として、調理器用ガラストッププレート(試料C2)を作製した。
本例の調理器用ガラストッププレートは、透明低膨張ガラスからなる基板ガラスにおける調理面とは反対側の面である裏側面にTiO2を主成分とすると共に厚みが320nmである高反射膜を積層し、該高反射膜上にパール調材料を含有するパール調層を積層し、さらに、該パール調層上に遮光層を積層し、該遮光層上に、さらに、耐熱樹脂からなる耐熱樹脂層を積層している。また、上記基板ガラスの上記調理面上にガラス組成物からなる絵付けガラス装飾層が形成されている。
上記基板ガラスとしては、熱膨張係数が1.0×10−7/Kで、表面粗さRaが0.6μmの透明低膨張結晶化ガラスを用いた。
高反射膜用のペーストとしては、チタンレジネートと有機樹脂(セルロース系樹脂)とから構成されるTi濃度3%のペーストを用意した。
また、パール調層用のペーストとしては、パール調材料(シルバーパール メルク株式会社製イリオジン123)、シリコーンレジン、及び有機樹脂(セルロース系樹脂)からなるパール調材料成分15%のパール調絵具を用意した。
また、上記遮光層用のペーストとしては、黒色ラスター絵付け材料を用意した。
また、上記耐熱樹脂層用のペーストとしては、シリコーンレジンと有機溶剤(キシレン)とからなるペーストを用意した。
また、上記絵付けガラス装飾層用のペーストとしては、SiO2:65重量%、Al23:7重量%、B23:22重量%、Li2O:1重量%、Na2O:3重量%、K2O:2重量%からなるガラス組成物97%と白色顔料Al23からなる添加剤3%を含有し、外掛けでアクリル樹脂100%を加えたペーストを用意した。
次に、製造方法を説明する。
まず、上記基板ガラスの調理面の一部に、テトロン355メッシュのスクリーンを使用して上記絵付けガラス装飾層用のペーストを塗布し、850℃で焼成を行った。これにより、上記調理面の15%を占める、膜厚5μmの絵付けガラス装飾層を形成した。
上記基板ガラスの裏側面全面に、ステンレス200メッシュのスクリーンを使用して上記高反射膜用のペーストを塗布し、850℃で焼成を行った。これにより、膜厚320nmの高反射膜を形成した。
次に、上記高反射膜上に、ステンレス250メッシュのスクリーンを使用して、上記パール調層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が15μmのパール調層を形成した。
次に、上記パール調層上に、ステンレス350メッシュのスクリーンを使用して、上記遮光層用のペーストを塗布し、820℃で焼成を行った。これにより、膜厚が600nmの遮光層を形成した。
次に、上記遮光層上に、テトロン200メッシュのスクリーンを利用して、上記耐熱樹脂層用のペーストを塗布し、350℃で焼成を行った。これにより、膜厚が20μmの耐熱樹脂層を形成した。
本例では、本発明の比較例として、裏面スパッタにより装飾された市販のシルバー反射の調理器用ガラストッププレート(試料C3)を用意した。
すなわち、基板ガラスの裏側面に、高反射膜、パール調層、及び遮光膜が形成されていないものである。
この試料C3を製造するには、製造設備に大型の真空装置が必要である。
ここで、表1に上記実施例1〜8の調理器用ガラストッププレート(試料E1〜試料E8)、及び比較例1〜3の調理器用ガラストッププレート(試料C1〜試料C3)について、裏側面の表面粗さRa、高反射膜の主成分と膜厚、パール調層の窒化ホウ素の含有量(パール成分に対する外掛け)を示す。表面粗さの測定は以下のようにして行った。
<表面粗さ>
株式会社東京精密製SURFCOM130を用いて、基板ガラスの裏側面の表面粗さRaを測定した。
Figure 2008215651
また、表2に上記試料E1〜試料E8、及び試料C1〜試料C3の、可視光反射率、明度指数L値を示す。可視光反射率、及び明度指数L値の測定は以下のようにして行った。
<可視光反射率>
日本分光株式会社製の紫外可視分光光度計V−570、及び積分球装置ISN−570を使用し、分光反射曲線を測定し、日本工業規格「板ガラスの透過率・反射率・日射取得率試験方法」JIS R 3106に準拠し、計算により可視光反射率を求めた。測定は、基板ガラスの調理面から行った。可視光反射率は37%以上であることが好ましく、40%以上であることがより好ましい。
<明度指数L値>
エックスライト社製の積分球分光測色計SP60を使用し、明度指数L値を求めた。測定は、基板ガラスの調理面から行った。明度指数L値は70以上であることが好ましく、71以上であることがより好ましい。
Figure 2008215651
(実験例1)
本例では、まず、基板ガラスの裏側面とパール調層との間に高反射膜を形成している上記実施例1〜8、及び比較例2の調理器用ガラストッププレート(試料E1〜試料E8、及び試料C2)について、高反射膜を形成しない以外は同じ構成を有するガラストッププレートを用意した。そして、以下の項目を評価した。結果を表2に合わせて示す。
<反射効果>
高反射膜がある場合と高反射膜がない場合の可視光反射率の差を高反射膜がない場合の可視光反射率で除し、100を乗じて百分率を求め、その値の範囲で反射効果を評価した。評価が○及び△の場合を合格、評価が×の場合を不合格とする。
(評価基準)
○:反射効果が20%以上の場合。
△:反射効果が5%以上20%未満の場合
×:反射効果が5%未満の場合。
<明度向上>
高反射膜がある場合と、高反射膜がない場合の明度指数の差を、高反射膜がない場合の明度指数で除し、100を乗じて百分率を求め、その値の範囲で明度向上を評価した。評価が○及び△の場合を合格、評価が×の場合を不合格とする。
(評価基準)
○:明度向上が5%以上の場合。
△:明度向上が1%以上5%未満の場合。
×:明度向上が1%未満の場合。
(実験例2)
次に、本例では、実施例1において作製したパール調層に窒化ホウ素を含有していない試料E1、及び実施例4〜8において作製したパール調層に窒化ホウ素を含有している試料E4〜試料E8について、鋼球ボールの落下試験を行い、試料E4〜試料E8耐衝撃強度向上効果の評価を行った。結果を表2に合わせて示す。
(鋼球ボールの落下試験)
鋼球ボールの落下試験においては、調理器用ガラストッププレートの調理面を上にして、鋼球ボールを自由落下させ、調理器用ガラストッププレートが割れた破損落球高さを測定した。
具体的には、まず、調理器用ガラストッププレートから400mm×400mm角で正方形の試験片を切り取った。この試験片を調理面を上にして試験装置のフレームに設置した。そして、重さ540gの鋼球製球形ボールを上記試験片上に自由落下させた。鋼球ボールの落球高さは、試験片が破損するまで段階的に引き上げていった。
各試料について、落下試験を5回行い、試験片が破損した落球高さの平均値を破損落球高さとした。
(耐衝撃強度向上効果の評価)
耐衝撃強度向上効果は、試料E4〜試料E8のそれぞれについて、その破損落球高さとパール調層に窒化ホウ素を含有していない試料E1の破損落球高さとの差を、試料E1の破損落球高さで除し、100を乗じて百分率を求めることにより評価した。向上効果が認められる場合は評価を○とし、向上効果が認められない場合は評価を△とする。
(評価基準)
○:耐衝撃強度向上が20%以上の場合。
△:耐衝撃強度向上が0%以上20%未満の場合。
表2より知られるごとく、本発明の実施例としての試料E1〜試料E8は、十分な可視光反射率及び明度指数L値を有し、反射効果及び明度向上のいずれの項目においても良好な結果を示した。
また、本発明の実施例としての試料E4〜試料E6は、パール調層に窒化ホウ素を含有しているため、耐衝撃強度に向上が見られた。
また、表2より知られるごとく、本発明の比較例としての試料C1は、基板ガラスとパール調層との間に高反射膜を形成していないため、可視光反射率及び明度指数L値が不十分であり、高輝度の金属光沢を得ることができなかった。
また、本発明の比較例としての試料C2は、高反射膜の膜厚が本発明の上限を上回り、上記基板ガラスと高反射膜の熱膨張さによりクラックが発生し、光の乱反射により高反射膜の反射効果が不十分となり、可視光反射率及び明度指数L値が不十分であると共に、反射効果及び明度向上が不合格であった。
また、本発明の比較例としての試料C3は、十分な可視光反射率及び明度指数L値を有し、輝度の高い金属光沢を有しているが、製造設備に大型の真空装置が必要であり、製造上不利である。
これより、基板ガラスとパール調層との間に特定の高反射膜を設け、上記パール調層上に遮光層を設けることにより、高反射膜を有していない場合に比べて反射効果及び明度が向上し、高輝度の金属光沢を表現することができることがわかる。
そのため、本発明によれば、高輝度の金属光沢を有する調理器用ガラストッププレートを得ることができる。
実施例1における、調理器用ガラストッププレートを示す説明図。
符号の説明
1 調理器用ガラストッププレート
2 基板ガラス
21 調理面
22 裏側面
3 高反射膜
4 パール調層
5 遮光層
6 耐熱樹脂層
7 絵付けガラス装飾層

Claims (14)

  1. 透明低膨張ガラスからなる基板ガラスにおける調理面とは反対側の面である裏側面にTiO2、CeO2、ZrO2のうち1種以上を主成分とすると共に厚みが20〜300nmである高反射膜を積層し、該高反射膜上にパール調材料を含有するパール調層を積層し、さらに、該パール調層上に遮光層を積層してなることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  2. 請求項1において、上記高反射膜は、Ti、Ce、Zrのうち1種以上の金属レジネートと有機樹脂とからなるペーストを上記基板ガラスの裏側面に塗布して熱処理することにより形成されることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  3. 請求項1又は2において、上記パール調層は、パール調材料と、シリコーンレジンと、有機樹脂とからなるパール調絵具を上記高反射膜上に塗布し、熱処理することにより形成されることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  4. 請求項3において、上記パール調絵具は、さらに、無機顔料を含有することを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  5. 請求項2又は3において、上記パール調絵具は、さらに、窒化ホウ素を含有することを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記遮光層は、無機顔料と、シリコーンレジンと、有機樹脂とからなるペーストを上記パール調層上に塗布し、熱処理することにより形成されることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記遮光層は、ラスター彩を上記パール調層上に塗布し、熱処理することにより形成されることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、上記遮光層上に、さらに、耐熱樹脂からなる耐熱樹脂層が形成されていることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  9. 請求項8において、上記耐熱樹脂は、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、あるいはこれらの複合体であることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項において、上記基板ガラスは、上記裏面側の表面粗さRaが1.0μm未満であることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項において、上記基板ガラスは、線熱膨張係数が−10×10−7〜80×10−7/K(at30〜500℃)であることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項において、上記基板ガラスは、β−石英固溶体又はβ−スポジューメンを主結晶とする透明低膨張結晶化ガラス板であることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項において、上記基板ガラスの上記調理面上にガラス組成物からなる絵付けガラス装飾層が形成されていることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
  14. 請求項13において、上記絵付けガラス装飾層は、任意のパターンとなるように形成されていることを特徴とする調理器用ガラストッププレート。
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