JP2008209446A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】未定着の用紙の吸引を確実に行い得ることを確保した上で、装置コストの低減化を達成する。
【解決手段】画像形成部12における感光体ドラム121によるトナー像の転写処理が行われた用紙Pに定着部13での定着処理を施したのち当該定着処理後の用紙Pを排紙部15へ排出する画像形成装置10において、画像形成部12と定着部13との間の用紙搬送路127で用紙Pのトナー像の転写面と反対側の非転写面を吸引する吸引ファン30が設けられ、この吸引ファン30は、吸引方向と直交する周部が角筒状枠体24によって囲繞されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成部でトナー像の転写処理が行われた用紙に定着部で定着処理を施したのち当該定着処理後の用紙を前記装置本体外へ排出するように構成された画像形成装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような画像形成装置が知られている。この画像形成装置においては、装置本体内に形成された、感光体ドラムや現像装置等を有する着脱自在の画像形成部(特許文献1ではカートリッジ10)が設けられ、この画像形成部で感光体ドラムのトナー像が給紙カセットから供給された用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は、画像形成部の上方に配設された定着部(特許文献1では定着器11)へ向けて搬送され、ここでトナー像の用紙上への定着処理が施される。定着処理後の用紙は、外部に排出される。
このような画像形成装置において、画像形成部と定着部との間の用紙搬送路に吸引ファン(特許文献1では側面穴開きファン20)が設けられ、用紙搬送路を搬送されつつある用紙の非転写面側を吸引するようになされている。こうすることで用紙搬送路中を搬送されつつある用紙は、未定着のトナー像が形成された転写面が用紙搬送路の壁面やその他の部材と接触することが回避されるため、未定着のトナー像が乱れることが防止される。
吸引ファンには、その外周を囲む矩形状の枠体が設けられ、吸引ファンの駆動によりこの枠体内を気流が流通するようになされている。
特開平11−84731号公報
ところで、特許文献1に記載の上記のような用紙吸引方式にあっては、吸引ファンを囲む矩形状を呈した枠体の各側面にスリットが形成されていることから、吸引ファンの駆動でこれらのスリットからも空気が吸引されるため、用紙を対象とした吸引力が弱まるという不都合が生じる。かかる不都合を解消するためには、過大な能力の吸引ファンを採用する必要があるが、このようにすると装置コストが嵩むという新たな問題点が提起される。
本発明は、従来のかかる問題点を解消するためになされたものであり、未定着の用紙の吸引を確実に行い得ることを確保した上で、装置コストの低減化を達成することが可能な吸引ファンを備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、所定の装置本体内に設けられた、用紙にトナー像の転写処理を行う画像形成部と、転写処理後の用紙に定着処理を施す定着部と、前記画像形成部と前記定着部との間に形成された用紙搬送路と、前記用紙搬送路において用紙のトナー像転写面と反対側の被転写面を吸引する吸引ファンとを含み、前記吸引ファンは、吸引方向と直交する周部が孔のない枠体によって囲繞されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、画像形成部から定着部へ向かう用紙は、その非転写面が吸引ファンによって吸引されつつ用紙搬送路に沿って搬送されるため、トナー像が形成された用紙の転写面が用紙搬送路の壁面やその他の部材に接触することがなく、これによって用紙の転写面に形成されたトナー画像の乱れが防止される。
そして、吸引ファンは、吸引方向と直交する周部が孔のない枠体によって囲繞され、これによって吸引ファンにより吸引される空気は、側部からの気流を排除して整流された状態になるため、大きな吸引力が得られる。従って、従来の枠体に孔(スリット)が設けられている場合のように吸引ファンの能力を過大に設定する必要がなくなり、これによって吸引ファンのコンパクト化および装置コストの低減化に貢献する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記装置本体には、前記用紙搬送路を開放するメンテナンス用扉が設けられ、前記吸引ファンは、前記メンテナンス用扉に設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、吸引ファンがメンテナンス作業や紙詰まりの解消作業のために開放されるメンテナンス用扉に設けられているため、その分、他の部位に設けられている場合に比較して装置本体の容量を小さくすることができ、これによっても画像形成装置のコンパクト化に貢献する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記メンテナンス用扉には、用紙に両面印刷を施すに際し、片面に印刷処理が施され、かつ、一旦装置本体から排出された用紙を逆送するための逆送搬送路が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、逆送搬送路が装置本体内に設けられている場合に比較し、装置本体の容量を小さくすることが可能になり、これによっても画像形成装置のコンパクト化に貢献することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、吸引ファンは、吸引方向と直交する周部が孔のない枠体によって囲繞されているため、吸引ファンにより吸引される空気を、側部からの気流を排除して整流された状態にすることができる。そして、この状態では搬送中の用紙を対象とした大きな吸引力が得られため、吸引ファンの能力を過大に設定する必要がなくなり、これによって吸引ファンのコンパクト化および装置コストの低減化に貢献することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置10の一実施形態を示す斜視図であり、図1(A)は、メンテナンス用扉20が閉止された状態、図1(B)は、メンテナンス用扉20が開放された状態をそれぞれ示している。また、図2は、画像形成装置10の内部構造の概略を説明するための正面断面視の説明図である。なお、図1および図2においてX−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
図1に示す画像形成装置10は、いわゆる胴内排紙型と称される複写機であり、装置本体11に画像形成部12と、定着部13と、用紙貯留部14と、排紙部15と、画像読取部16と、操作部17と、用紙吸引部18とが形成されている。
前記装置本体11は、外観視で直方体状を呈した下部本体111と、この下部本体111の上方に対向配置された扁平な直方体状を呈する上部本体112と、この上部本体112と前記下部本体111との間に介設された連結体113とを備えている。前記連結体113は、下部本体111と上部本体112との間に排紙部15を形成させた状態で両者を互いに連結するための構造物であり、下部本体111の左部から立設されている。前記上部本体112は、その左部がかかる連結体113の上端部に支持されている。
そして、前記下部本体111には、画像形成部12、定着部13および用紙貯留部14が内装されているとともに、前記上部本体112には画像読取部16が装着されている。
前記排紙部15は、下部本体111と上部本体112との間に形成されている。かかる排紙部15は、下部本体111の上面に形成された胴内排紙トレイ151を有し、画像形成部12からのトナー画像が転写された用紙Pは、連結体113の下部からこの胴内排紙トレイ151へ向けて排出される。
以下、画像形成部12について図2を基に説明する。前記画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー像を形成させるものであり、図2に示すように、上流側(右側)から下流側へ向けて順次配設されたマゼンタ用ユニット12M、シアン用ユニット12C、イエロー用ユニット12Yおよびブラック用ユニット12Kとを備えている。
各ユニット12M,12C,12Y,12Kには、感光体ドラム121および現像装置122がそれぞれ備えられている。各感光体ドラム121は、図2において反時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像装置122からトナーが供給される。各現像装置122には、装置本体11の前面側(図2の紙面の表側)に配設された図略のトナーカートリッジからトナーが補給される。
各感光体ドラム121の直下位置には帯電器123がそれぞれ設けられているとともに、各帯電器123のさらに下方位置には露光装置124が設けられている。そして、各感光体ドラム121は、前記帯電器123によって周面が一様に帯電され、画像読取部16で読み取られた画像データに基づく各色に対応したレーザー光が前記各露光装置124から帯電後の感光体ドラム121の周面に照射されることにより、各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成される。かかる静電潜像に現像装置122からトナーが供給されることにより、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
前記感光体ドラム121の上方位置には、当該各感光体ドラム121に当接するように駆動ローラ125aおよび従動ローラ125b間に張設された転写ベルト125が設けられている。
この転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ125cによって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
従って、転写ベルト125が周回することによりその表面に対しマゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタのトナー像の転写が行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にシアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアンのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にイエロー用ユニット12Yの感光体ドラム121によるイエローのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、最後のブラック用ユニット12Kの感光体ドラム121によるブラックのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。
これらによって転写ベルト125の表面にカラー画像が形成される。この転写ベルト125の表面に形成されたカラー画像が用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写される。
そして、各感光体ドラム121の図2における右方位置には当該感光体ドラム121の周面の残留トナーを除去して清浄化するドラムクリーニング装置126が設けられている。ドラムクリーニング装置126によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電器123へ向かうことになる。
前記ドラムクリーニング装置126で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収される。
かかる画像形成部12の左方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路127が設けられている。この用紙搬送路127には、適所に搬送ローラ対127aが設けられ、用紙貯留部14からの用紙Pがこの搬送ローラ対127aの駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている転写ベルト125へ向けて搬送される。
かかる用紙搬送路127には、駆動ローラ125aと対向した位置に転写ベルト125の表面と当接した第2転写ローラ128が設けられ、用紙搬送路127を通して搬送されつつある用紙Pが転写ベルト125と第2転写ローラ128とに押圧挟持されることによって転写ベルト125上のトナー像が当該用紙Pに転写される。
そして、転写ベルト125の右方には、当該転写ベルト125の表面に残留した残留トナーを除去する図略のベルトクリーニング装置125dが設けられ、用紙Pへの転写処理が完了した転写ベルト125は、表面の残留トナーがこのベルトクリーニング装置125dによって取り除かれ清浄化された状態で次の転写処理へ向けて周回される。
前記定着部13は、画像形成部12で転写された用紙P上のトナー像に対し定着処理を施すものである。かかる定着部13は、内部に加熱源である通電発熱体を備えた定着ローラ131と、左方でこの定着ローラ131と対向配置された加圧ローラ132とを備えている。そして、第2転写ローラ128を介して画像形成部12から導出された転写処理済の用紙Pは、これら定着ローラ131および加圧ローラ132間に押圧挟持されつつ定着ローラ131による加熱処理でトナー像が定着され、用紙P上に安定した状態のカラー画像が形成される。
定着処理の完了したカラー印刷済みの用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路129を通り、排出ローラ対152を介して胴内排紙トレイ151へ向けて排出される。
前記用紙貯留部14は、装置本体11における露光装置124の下方位置に挿脱自在に装着された、用紙束が貯留を貯留するための用紙トレイ141を有している。本実施形態では、用紙トレイ141は2段で設けられている。そして、用紙トレイ141に貯留された用紙束からピックアップローラ142の駆動で用紙Pが1枚ずつ繰り出され、用紙搬送路127を通って画像形成部12へ導入される。
前記画像読取部16は、前記上部本体112の上面開口に装着された、原稿P1が原稿面を下にして載置されるコンタクトガラス161と、このコンタクトガラス161上に載置された原稿を押さえるための当該コンタクトガラス161に対し開閉自在とされた原稿マット162と、コンタクトガラス161上に載置された原稿P1の原稿画像を読み取るための上部本体112に内装された光学系ユニット163とを備えている。
前記光学系ユニット163は、コンタクトガラス161上に載置された原稿が原稿マット162によって押さえられた状態で、下方からコンタクトガラス161を介して光源164からの光を原稿画像に向けて照射するとともに、光源164の移動による走査で原稿面からの反射光に基づきCCD(charge coupled device)165が原稿P1の画像情報を読み取るようになっている。CCD165により読み取られた画像情報は、ディジタル化処理が施された上で画像形成部12の露光装置124へ向けて出力される。
前記操作部17(図1)は、画像形成装置に対してコピー枚数や用紙Pのサイズ等の画像形成処理に係る情報を入力操作するためのものであり、本実施形態においては、上部本体112の前縁部から前方に向かって突設されている。かかる操作部17の上面には、電源スイッチやスタートキー、さらにはテンキー、LCD(Liquid crystal display)等が設けられている。
前記用紙吸引部18は、前記用紙搬送路127における第2転写ローラ128と転写ベルト125との間のニップ部Nを通過して上昇し、定着部13に到るまでの間の用紙を左方に向けて吸引するものである。かかる吸引により用紙Pの画像形成面が用紙搬送路127の右壁面と接触するのが防止され、これによって定着処理前の不安定なトナー画像が乱れるのを防止することができる。
かかる用紙吸引部18は、装置本体11の下部本体111(図1)の左側面の上部に画像形成部12および定着部13に対応して開閉自在に設けられたメンテナンス用扉20と、このメンテナンス用扉20に付設された吸引ファン30とを備えている。
以下、用紙吸引部18のメンテナンス用扉20および吸引ファン30について図3〜図5を基に、必要に応じて図1および図2を参照しながら説明する。
図3および図4は、メンテナンス用扉20および吸引ファン30の一実施形態を示す斜視図であり、図3は、覆い板25が両面印刷用搬送路部材22から取り外された状態、図4は、覆い板25が両面印刷用搬送路部材22に取り付けられた状態をそれぞれ示している。また、図5は、図4のV−V線断面図である。なお、図5においては、両面印刷用搬送路部材22の断面視の形状を単純化して示しているとともに、両面印刷用搬送路部材22の周りの部材についても示している。因みに、図3〜図5におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
まず、図1に示すように、メンテナンス用扉20は、装置本体11の左側の側板(左側板114)における上下方向の中央部に設けられた矩形状のメンテナンス用開口115に、下端縁部の支持軸201を支点として回動可能に設けられ、メンテナンス用開口115を閉止した閉止姿勢(図1(A))と、メンテナンス用開口115を開放した開放姿勢との間で姿勢変更可能とされている。
かかるメンテナンス用扉20は、図5に示すように、閉止姿勢に姿勢設定された状態で上部が定着部13に対向されるとともに、中央部から下部にかけての部分が第2転写ローラ128と転写ベルト125との間のニップ部Nより上方の用紙搬送路127に対向されている。
一方、前記定着部13の構成要素である定着ローラ131および加圧ローラ132が内装されるハウジング133の前方には、複数枚の放冷フィン134(図1(B)、図5)が設けられている。また、放冷フィン134の前方には、仕切り板135が設けられ、この仕切り板135によって定着部13側とメンテナンス用扉20側との間に一線が画されている。仕切り板135における前記放冷フィン134と対向した位置には、放熱口135aが開口されている。かかる放熱口135aが設けられることにより、定着部13で発生した熱が装置本体11内にこもることが防止される。
また、定着部13の下方位置には、当該定着部13の左右方向の略中央部から前記駆動ローラ125aより若干上方位置に向けて垂下された複数枚の搬送フィン127bが設けられている。これらの搬送フィン127bは、前後方向(図5の紙面に直交する方向)に所定ピッチで配設され、これら複数枚の用紙搬送路127と閉止姿勢に姿勢設定されたメンテナンス用扉20の右面との間に第2転写ローラ128より上部の用紙搬送路127が形成されている。
前記メンテナンス用扉20は、メンテナンス用開口115より若干小さめの矩形状に形成された表装板21と、この表装板21の裏面側(右面側)に形成された両面印刷用搬送路部材22とを備えている。前記表装板21の適所には、複数条のスリット202が形成され、これらのスリット202を介して装置本体11の内外で空気が流通する。前記吸引ファン30は、本実施形態においては、2台が両面印刷用搬送路部材22の上部の適所に装着されている。
前記両面印刷用搬送路部材22は、図3に示すように、前後幅方向一対の側板部材221間に複数枚の搬送フィン222が等ピッチで並設されることによって形成されている。前記第2転写ローラ128より上方の前記用紙搬送路127は、これら複数枚の搬送フィン222の右端縁面と前記装置本体11側の複数枚の搬送フィン127bの左端縁面との間に形成されている。
このようなメンテナンス用扉20において、表装板21と仕切り板135との間および表装板21と両面印刷用搬送路部材22との間に両面印刷用の逆送搬送路23が形成されている。装置本体11側におけるこの逆送搬送路23の下端部と対向した部分には、排出ローラ対152(図2)の逆駆動で胴内排紙トレイ151から逆送されて下降してきた用紙Pを上方へ向けて折り返させてニップ部Nへ導く折り返し部231が形成されている。
従って、両面印刷処理を行うときは、片面(図5における右面)のトナー像に定着処理が施されて胴内排紙トレイ151へ途中まで一旦排紙された用紙は、排出ローラ対152の逆駆動でメンテナンス用扉20の逆送搬送路23へ戻され、折り返し部231を通って表裏反転された状態で第2転写ローラ128と転写ベルト125との間のニップ部Nに戻され、ここで裏面側に転写処理が施される。
そして、前記一対の吸引ファン30は、図3に示すように、前記両面印刷用搬送路部材22の上部の略前後対象位置において搬送フィン222の一部が切り欠かれた切り欠き部分に支持された、孔やスリット等が形成されていない角筒状枠体(枠体)24に装着されている。
かかる吸引ファン30は、中央部に円孔が設けられたファン本体31と、このファン本体31の円孔の中心位置に複数本の放射状に配設された支持杆に横置きで支持された駆動モータ32と、この駆動モータ32の駆動軸に放射状で固定された複数枚のファン33とを備えている。駆動モータ32は、ファン33が用紙搬送路127内の空気を吸引するように回転方向が設定されている。
従って、かかる吸引ファン30が駆動された状態で、ニップ部Nからの用紙Pが用紙搬送路127を通過することにより、当該用紙Pは、吸引ファン30に吸引されつつ両面印刷用搬送路部材22の搬送フィン222の右面側に当接しながら搬送されるため、用紙Pのトナー像が形成された面が搬送フィン127bに接触することが防止される。これにより、用紙P上の未定着のトナー像が搬送フィン127bとの接触で乱されるような不都合の発生が防止される。
このような両面印刷用搬送路部材22において、本実施形態においては、左面側(逆送搬送路23側)の上部を覆う覆い板25が設けられている。この覆い板25には、前記各吸引ファン30に対応した位置に通気用の円孔251が穿設されている。従って、覆い板25が両面印刷用搬送路部材22に取り付けられた状態では、図4に示すように、当該各円孔251が各吸引ファン30にそれぞれ対向し、これによって各吸引ファン30が吸引した空気がこれらの円孔251を通って排気される。
また、この覆い板25は、逆送搬送路23の一部を構成している。そして、排出ローラ対152の逆駆動で逆送された用紙Pは、この覆い板25の表面(左面)を通過することにより吸引ファン30等の他の部材と干渉することなく円滑に搬送される。
以上詳述したように、本発明に係る画像形成装置10は、画像形成部12における感光体ドラム121によるトナー像の転写処理が行われた用紙Pに定着部13で定着処理を施したのち当該定着処理後の用紙Pを排紙部15へ排出するように構成されたものであり、画像形成部12と定着部13との間の用紙搬送路127で用紙Pのトナー像の転写面と反対側の非転写面を吸引する吸引ファン30が設けられ、この吸引ファン30は、吸引方向と直交する周部が孔のない角筒状枠体24によって囲繞されている。
かかる構成によれば、画像形成部12から定着部13へ向かう用紙Pは、その非転写面が吸引ファン30によって吸引されつつ用紙搬送路127に沿って搬送されるため、用紙Pのトナー像が形成された転写面が用紙搬送路127の壁面やその他の部材に接触することがなく、これによって用紙Pの転写面に形成されたトナー画像が乱れるのを防止することができる。
そして、吸引ファン30は、吸引方向と直交する周部(すなわちファン本体31の周面)が孔のない角筒状枠体24によって囲繞され、これによって吸引ファン30により吸引される空気は、この角筒状枠体24により側部からの気流を排除して整流された状態になるため、大きな吸引力を得ることができる。従って、吸引ファン30の能力を過大に設定する必要がなくなり、これにより吸引ファン30のコンパクト化および装置コストの低減化に貢献することができる。
また、吸引ファン30は、メンテナンス作業や紙詰まりの解消作業のために開放されるメンテナンス用扉20に設けられているため、その分、他の部位に設けられている場合に比較して装置本体11の容量を小さくすることができ、画像形成装置10のコンパクト化に貢献することができる。
さらに、メンテナンス用扉20には、用紙Pに両面印刷を施すに際し、片面に印刷処理が施され、かつ、一旦胴内排紙トレイ151へ排出された用紙Pを逆送するための逆送搬送路23が設けられているため、かかる逆送搬送路23が装置本体11内に設けられている場合に比較し、装置本体11の容量を小さくすることが可能になり、これによっても画像形成装置10のコンパクト化に貢献することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、画像形成装置10として複写機を例に挙げて説明したが、複写機に代えてファクシミリ装置やプリンタ等であってもよい。
(2)本発明の画像形成装置10は、上記の実施形態のようなカラー印刷用のものに限定されるものではなく、黒色一色のいわゆるモノクロ印刷用のものであってもよい。
(3)本発明の画像形成装置10は、画像形成部12における転写処理後の用紙Pが定着部13へ向かって上方に搬送される上記の実施形態の、いわゆる縦搬送方式が採用されることに限定されるものではなく、転写処理後の用紙Pを定着部13に向けて横方向に搬送する、いわゆる横搬送方式であってもよい。
(4)上記の実施形態においては、吸引ファン30を囲繞する枠体として角筒状枠体24が採用されているが、本発明に係る枠体は、正方形状の角筒状枠体24であることに限定されるものではなく、円筒状や、各種の多角形状のものであってもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す斜視図であり、(A)は、メンテナンス用扉が閉止された状態、(B)は、メンテナンス用扉が開放された状態をそれぞれ示している。 画像形成装置の内部構造の概略を説明するための正面断面視の説明図である。 メンテナンス用扉20および吸引ファン30の一実施形態を示す斜視図であり、覆い板が両面印刷用搬送路部材から取り外された状態を示している。 図3に示すメンテナンス用扉の両面印刷用搬送路部材に覆い板が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図4のV−V線断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置 11 装置本体
111 下部本体 112 上部本体
113 連結体 114 左側板
115 メンテナンス用開口 12 画像形成部
12C シアン用ユニット 12K ブラック用ユニット
12M マゼンタ用ユニット 12Y イエロー用ユニット
121 感光体ドラム 122 現像装置
123 帯電器 124 露光装置
125 転写ベルト 125a 駆動ローラ
125b 従動ローラ 125c 転写ローラ
125d ベルトクリーニング装置
126 ドラムクリーニング装置
127 用紙搬送路 127a 搬送ローラ対
127b 搬送フィン 128 転写ローラ
129 排紙搬送路 13 定着部
131 定着ローラ 132 加圧ローラ
133 ハウジング 134 放冷フィン
135 仕切り板 135a 放熱口
14 用紙貯留部 141 用紙トレイ
142 ピックアップローラ 15 排紙部
151 一旦胴内排紙トレイ 151 胴内排紙トレイ
152 排出ローラ対 16 画像読取部
161 コンタクトガラス 162 原稿マット
163 光学系ユニット 164 光源
17 操作部 171 操作部
18 用紙吸引部 20 メンテナンス用扉
201 支持軸 202 スリット
21 表装板 22 両面印刷用搬送路部材
221 側板部材 222 搬送フィン
23 逆送搬送路 231 折り返し部
24 角筒状枠体(枠体) 25 覆い板
251 円孔 30 吸引ファン
31 ファン本体 32 駆動モータ
33 ファン N ニップ部
P 用紙 P1 原稿

Claims (3)

  1. 所定の装置本体内に設けられた、用紙にトナー像の転写処理を行う画像形成部と、
    転写処理後の用紙に定着処理を施す定着部と、
    前記画像形成部と前記定着部との間に形成された用紙搬送路と、
    前記用紙搬送路において用紙のトナー像転写面と反対側の被転写面を吸引する吸引ファンとを含み、
    前記吸引ファンは、吸引方向と直交する周部が孔のない枠体によって囲繞されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装置本体には、前記用紙搬送路を開放するメンテナンス用扉が設けられ、
    前記吸引ファンは、前記メンテナンス用扉に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記メンテナンス用扉には、用紙に両面印刷を施すに際し、片面に印刷処理が施され、かつ、一旦装置本体から排出された用紙を逆送するための逆送搬送路が設けられていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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