JP2008205972A - 通信端末、音声メッセージ伝達装置、及び音声メッセージ伝達システム - Google Patents

通信端末、音声メッセージ伝達装置、及び音声メッセージ伝達システム Download PDF

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Abstract

【課題】
電話番号を前提としない、蓄積型の音声によるコミュニケーションを行うことが出来る通信端末と、音声メッセージ伝達装置を提供する。
【解決手段】
通信端末1は、音声メッセージ及び送信者のメールアドレスなどの音声メッセージに関連する情報を、音声メッセージ伝達装置2に送信する。音声メッセージ伝達装置2は、受信した音声メッセージや関連する情報をデータベースに登録する。そして音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージが届いていることを知らせるため、送信先アドレスへ電子メールを送信する。送信先アドレスを有する通信端末1は、電子メールを受信し、メールに記された音声メッセージに関連する情報を基に、音声メッセージ伝達装置2から音声メッセージを受信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声メッセージを伝達する装置、方法、及びシステムに関するものである。
従来より、第1の技術として、ボイスメールと呼ばれるシステムが利用されている。これは、着呼側電話機が話し中もしくは不在などの場合に、発呼側電話機の音声メッセージをメールボックスに蓄積し、着呼側電話機が空いたときに着呼側電話機の操作によりメールボックスに蓄積した音声メッセージを着呼側電話機に送出して発声させるシステムである。
また、通話機能と電子メール機能を備えた、携帯電話や固定電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants)、パーソナルコンピュータなどの通信端末が一般に利用されている。
特開2001−309039号広報 特開2002−335338号広報
しかしながら、前述の第1の技術では、留守番録音技術の延長であり、電話による通話の補完技術としてのシステムである。
また、例えば特許文献1におけるボイスメールサービスのように、Webブラウザ機能を内蔵した携帯電話機を利用してパーソナルコンピュータ端末の利用と同等な利便性と、携帯電話機発信にしてユーザ側に通話料金を課金するというボイスメールサービスが開示されている。
しかしながら、このようなボイスメールサービスにおいては、携帯電話のWebブラウザ機能を用いてメッセージセンターにWebアクセスして初めて着信メッセージ一覧を取得する。つまり、メッセージセンター側からボイスメール着信の通知を行うことはない。これは、携帯電話の利用者側からアクセスする必要があるという不便さを生じる。
また、ユーザIDとして電話番号もしくは携帯電話機を一意に特定できるもの、としている。これは、ユーザの特定方法を限定するものである。
また、例えば特許文献2における音声メッセージ伝達システムのように、音声メッセージとその音声メッセージを伝達すべき対象者の指定を受け付け、メール送信部118が対象者の携帯電話に電子メールを送信し、電子メールを確認した対象者が、その携帯電話の通話機能を利用して音声メッセージの再生を要求したとき、再生部122が、対象者に向けて音声メッセージを再生するシステムが開示されている。
しかしながら、このような音声メッセージ伝達システムにおいては、音声メッセージ再生対象者の判定を発信者番号に基づいて行っている。つまり、発信者番号を事前に知っている必要がる。
以上示した各技術においては、いずれも利用者の電話番号情報を認証などの基本情報としている。また、利用者の事前の登録を前提としている。事前の登録を前提としているため、会社などの組織内での利用を前提とした技術となっている。
しかしながら、これらの技術においては、広く情報通信ネットワークにつながる通信端末を利用する一般利用者が自由に活用できるものとはなっていない。
また、これらの技術においては、通信端末の電話番号を基本情報としているため、システム内のサーバー装置などにおいて通信端末の電話番号を記録する必要がある。もしくは、音声メッセージの発信者は受信者の電話番号を事前に知っている必要がある。
しかしながら、音声メッセージによるメッセージの交換において、相手の電話番号を敢えて知る必要はない。相手の電話番号を知らなくとも、文書によるメッセージの交換と同様に、なんら問題なく音声メッセージによるメッセージの交換は可能である。同様に、システム内のサーバー装置などにおいて、通信端末の電話番号を記録しなくとも、音声メッセージによるメッセージの交換は可能である。
また、相手に電話番号を知らせる必要がないのであれば、それだけ迷惑電話などの問題も起こらない。
送受話機能と電子メール機能を有する通信端末において、相手先電子メールアドレスが分かれば、相手の電話番号を知らなくとも音声メッセージの伝達は可能である。
このようにすることで、実際のリアルタイムの通話を前提としない、音声によるメッセージの交換が可能となる。事実、この場合、相手の電話番号を知らなければ、リアルタイムの通話は成立しない。しかし、相手の電話番号を知らなくとも、音声によるメッセージの交換(つまり、コミュニケーション)は自在に行うことが出来る。
もちろん、電子メールシステムを用いて、電子メールに音声メッセージデータを添付する方法も考えられるが、電子メールの情報容量にはシステム上の制限が加えてある場合が多く、音声メッセージを伝達するための手段としては適さない。また、この方法では、音声を一度データ化(ファイル化)する必要がある。
このように、電話番号を前提とせず、しかもリアルタイムの通話を前提としないものは、電話システムの延長と考えるべきではなく、新しい形のコミュニケーションシステムと捉えるべきである。
リアルタイムの会話(電話)では伝えにくい内容も、この蓄積型の音声によるコミュニケーション手段によれば、自分が伝えたいメッセージを、自分のタイミングで、相手に中断されることなく発信することが出来る利点がある。このようにすることで、メッセージの伝え忘れや、言い残しなどの問題が軽減できる。
また、メッセージを事前にファイル化して送信する方法を用いれば、音声メッセージを事前に編集することで、よりメッセージの完成度を高めた上で、相手に伝えることが出来る利点がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決することを目的とする。
具体的には、本発明は、電話番号を前提としない、音声メッセージを伝達するコミュニケーション技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、
情報通信ネットワークと通信する通信手段と、
音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を送信する送信手段と、
音声メッセージが届いていることを知らせる電子メールを受信する電子メール受信手段と、
受信した電子メールから音声メッセージを受信するための情報を抽出する抽出手段と、
音声メッセージを受信するための情報を送信する送信手段と、
音声メッセージを受信する音声メッセージ受信手段と、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の通信端末において、
前記通信手段は、デジタル信号をアナログ信号に変換し、かつアナログ信号をデジタル信号に変換する変換手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の通信端末において、
音声メッセージである音声データを作成する音声データ作成手段と、
前記音声メッセージを送信する送信手段は、音声メッセージである音声データを送信する送信手段と、
前記音声メッセージ受信手段により音声データを受信し、その音声データを用いて音声メッセージを再生する音声再生手段と、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明は、請求項1または3に記載の通信端末において、
前記通信手段は、蓄積交換による通信手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4いずれかに記載の通信端末において、
情報を暗号化する暗号化手段と、暗号化された情報を復号化する復号化手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項6記載の発明は、請求項5に記載の通信端末において、
前記暗号化手段は、通信を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、通信を復号化する復号化手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項7記載の発明は、請求項5または6に記載の通信端末において、
前記暗号化手段は、音声メッセージを暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、音声メッセージを復号化する復号化手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項8記載の発明は、請求項5乃至7いずれかに記載の通信端末において、
前記暗号化手段は、音声メッセージに関連する情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、音声メッセージに関連する情報を復号化する復号化手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至8いずれかに記載の通信端末において、
音声メッセージの認証情報を作成するために乱数を生成して用いるための乱数生成手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項10記載の発明は、請求項9に記載の通信端末において、
前記暗号化手段は、前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、前記認証情報を復号化する復号化手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項11記載の発明は、請求項1乃至10いずれかに記載の通信端末において、
音声メッセージ送信要求を検知する検知手段と、
音声メッセージに関連する情報を自動送信する自動送信手段と、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項12記載の発明は、請求項11に記載の通信端末において、
音声メッセージに関連する情報と共に音声メッセージを自動送信する自動送信手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項13記載の発明は、請求項1乃至12いずれかに記載の通信端末において、
音声メッセージ受信要求を検知する検知手段と、
音声メッセージが届いていることを知らせる電子メールから音声メッセージを受信するための情報を自動抽出する自動抽出手段と、
音声メッセージを受信するための情報を自動送信する自動送信手段と、
音声メッセージを自動受信する音声メッセージ自動受信手段と、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項14記載の発明は、請求項11乃至13いずれかに記載の通信端末において、
環境情報を取得する環境情報取得手段を備え、
前記検知手段は、前記環境情報をもとに要求を検知することを特徴とするものである。
また、請求項15記載の発明は、請求項11乃至14いずれかに記載の通信端末において、
健康情報を取得する健康情報取得手段を備え、
前記検知手段は、前記健康情報をもとに要求を検知することを特徴とするものである。
また、請求項16記載の発明は、請求項11乃至15いずれかに記載の通信端末において、
医療情報を取得する医療情報取得手段を備え、
前記検知手段は、前記医療情報をもとに要求を検知することを特徴とするものである。
また、請求項17記載の発明は、請求項1乃至16いずれかに記載の通信端末において、
前記音声メッセージは、音声情報と共に映像情報を含むことを特徴とするものである。
また、請求項18記載の発明は、
情報通信ネットワークと通信する通信手段と、
音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を受信する受信手段と、
音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を登録する登録手段と、
音声メッセージの送信先に、音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを作成する電子メール作成手段と、
作成した電子メールを送信する電子メール送信手段と、
音声メッセージ受信要求を受信する受信手段と、
前記音声メッセージ受信要求に基づいて音声メッセージを選択する音声メッセージ選択手段と、
選択した音声メッセージを送信する送信手段と、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項19記載の発明は、請求項18に記載の音声メッセージ伝達装置において、
前記通信手段は、アナログ信号をデジタル信号に変換し、かつデジタル信号をアナログ信号に変換する変換手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項20記載の発明は、請求項18または19に記載の音声メッセージ伝達装置において、
前記音声メッセージ受信手段は、音声メッセージである音声データを受信する受信手段と、
前記送信手段は、音声メッセージである音声データを送信する送信手段と、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項21記載の発明は、請求項18または20に記載の音声メッセージ伝達装置において、
前記通信手段は、蓄積交換による通信手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項22記載の発明は、請求項18乃至21いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置において、
情報を暗号化する暗号化手段と、暗号化された情報を復号化する復号化手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項23記載の発明は、請求項22に記載の音声メッセージ伝達装置において、
前記暗号化手段は、通信を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、通信を復号化する復号化手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項24記載の発明は、請求項22または23に記載の音声メッセージ伝達装置において、
前記暗号化手段は、音声メッセージを暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、音声メッセージを復号化する復号化手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項25記載の発明は、請求項22乃至24いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置において、
前記暗号化手段は、音声メッセージに関連する情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、音声メッセージに関連する情報を復号化する復号化手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項26記載の発明は、請求項18乃至25いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置において、
音声メッセージの認証情報を作成するために乱数を生成して用いるための乱数生成手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項27記載の発明は、請求項26に記載の音声メッセージ伝達装置において、
前記暗号化手段は、前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、前記認証情報を復号化する復号化手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項28記載の発明は、請求項18乃至27いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置において、
音声メッセージを音声認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段により認識した音声メッセージを文書化する文書化手段と、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項29記載の発明は、請求項28に記載の音声メッセージ伝達装置において、
前記音声認識手段により認識した音声メッセージを翻訳する翻訳手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項30記載の発明は、請求項28または29に記載の音声メッセージ伝達装置において、
テキストを音声に変換する音声合成手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項31記載の発明は、請求項18乃至30いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置において、
前記音声メッセージは、音声情報と共に映像情報を含むことを特徴とするものである。
また、請求項32記載の発明は、
情報通信ネットワークと通信する通信ステップと、
音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を送信する送信ステップと、
音声メッセージが届いていることを知らせる電子メールを受信する電子メール受信ステップと、
受信した電子メールから音声メッセージを受信するための情報を抽出する抽出ステップと、
音声メッセージを受信するための情報を送信する送信ステップと、
音声メッセージを受信する音声メッセージ受信ステップと、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項33記載の発明は、請求項32に記載の音声メッセージ通信方法において、
前記通信ステップは、デジタル信号をアナログ信号に変換し、かつアナログ信号をデジタル信号に変換する変換ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項34記載の発明は、請求項32または33に記載の音声メッセージ通信方法において、
音声メッセージである音声データを作成する音声データ作成ステップと、
前記音声メッセージを送信する送信ステップは、音声メッセージである音声データを送信する送信ステップと、
前記音声メッセージ受信ステップにより音声データを受信し、その音声データを用いて音声メッセージを再生する音声再生ステップと、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項35記載の発明は、請求項32または34に記載の音声メッセージ通信方法において、
前記通信ステップは、蓄積交換による通信ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項36記載の発明は、請求項32乃至35いずれかに記載の音声メッセージ通信方法において、
情報を暗号化する暗号化ステップと、暗号化された情報を復号化する復号化ステップとを有することを特徴とするものである。
また、請求項37記載の発明は、請求項36に記載の音声メッセージ通信方法において、
前記暗号化ステップは、通信を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、通信を復号化する復号化ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項38記載の発明は、請求項36または37に記載の音声メッセージ通信方法において、
前記暗号化ステップは、音声メッセージを暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、音声メッセージを復号化する復号化ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項39記載の発明は、請求項36乃至38いずれかに記載の音声メッセージ通信方法において、
前記暗号化ステップは、音声メッセージに関連する情報を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、音声メッセージに関連する情報を復号化する復号化ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項40記載の発明は、請求項32乃至39いずれかに記載の音声メッセージ通信方法において、
音声メッセージの認証情報を作成するために乱数を生成して用いるための乱数生成ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項41記載の発明は、請求項40に記載の音声メッセージ通信方法において、
前記暗号化ステップは、前記認証情報を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、前記認証情報を復号化する復号化ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項42記載の発明は、請求項32乃至41いずれかに記載の音声メッセージ通信方法において、
音声メッセージ送信要求を検知する検知ステップと、
音声メッセージに関連する情報を自動送信する自動送信ステップと、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項43記載の発明は、請求項42に記載の音声メッセージ通信方法において、
音声メッセージに関連する情報と共に音声メッセージを自動送信する自動送信ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項44記載の発明は、請求項32乃至43いずれかに記載の音声メッセージ通信方法において、
音声メッセージ受信要求を検知する検知ステップと、
音声メッセージが届いていることを知らせる電子メールから音声メッセージを受信するための情報を自動抽出する自動抽出ステップと、
音声メッセージを受信するための情報を自動送信する自動送信ステップと、
音声メッセージを自動受信する音声メッセージ自動受信ステップと、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項45記載の発明は、請求項42乃至44いずれかに記載の音声メッセージ通信方法において、
環境情報を取得する環境情報取得ステップを備え、
前記検知ステップは、前記環境情報をもとに要求を検知することを特徴とするものである。
また、請求項46記載の発明は、請求項42乃至45いずれかに記載の音声メッセージ通信方法において、
健康情報を取得する健康情報取得ステップを備え、
前記検知ステップは、前記健康情報をもとに要求を検知することを特徴とするものである。
また、請求項47記載の発明は、請求項42乃至46いずれかに記載の音声メッセージ通信方法において、
医療情報を取得する医療情報取得ステップを備え、
前記検知ステップは、前記医療情報をもとに要求を検知することを特徴とするものである。
また、請求項48記載の発明は、請求項32乃至47いずれかに記載の音声メッセージ通信方法において、
前記音声メッセージは、音声情報と共に映像情報を含むことを特徴とするものである。
また、請求項49記載の発明は、
情報通信ネットワークと通信する通信ステップと、
音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を受信する受信ステップと、
音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を登録する登録ステップと、
音声メッセージの送信先に、音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを作成する電子メール作成ステップと、
作成した電子メールを送信する電子メール送信ステップと、
音声メッセージ受信要求を受信する受信ステップと、
前記音声メッセージ受信要求に基づいて音声メッセージを選択する音声メッセージ選択ステップと、
選択した音声メッセージを送信する送信ステップと、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項50記載の発明は、請求項49に記載の音声メッセージ伝達方法において、
前記通信ステップは、アナログ信号をデジタル信号に変換し、かつデジタル信号をアナログ信号に変換する変換ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項51記載の発明は、請求項49または50に記載の音声メッセージ伝達方法において、
前記音声メッセージ受信ステップは、音声メッセージである音声データを受信する受信ステップと、
前記送信ステップは、音声メッセージである音声データを送信する送信ステップと、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項52記載の発明は、請求項49または51に記載の音声メッセージ伝達方法において、
前記通信ステップは、蓄積交換による通信ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項53記載の発明は、請求項49乃至52いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法において、
情報を暗号化する暗号化ステップと、暗号化された情報を復号化する復号化ステップとを有することを特徴とするものである。
また、請求項54記載の発明は、請求項53に記載の音声メッセージ伝達方法において、
前記暗号化ステップは、通信を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、通信を復号化する復号化ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項55記載の発明は、請求項53または54に記載の音声メッセージ伝達方法において、
前記暗号化ステップは、音声メッセージを暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、音声メッセージを復号化する復号化ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項56記載の発明は、請求項53乃至55いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法において、
前記暗号化ステップは、音声メッセージに関連する情報を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、音声メッセージに関連する情報を復号化する復号化ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項57記載の発明は、請求項49乃至56いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法において、
音声メッセージの認証情報を作成するために乱数を生成して用いるための乱数生成ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項58記載の発明は、請求項57に記載の音声メッセージ伝達方法において、
前記暗号化ステップは、前記認証情報を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、前記認証情報を復号化する復号化ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項59記載の発明は、請求項49乃至58いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法において、
音声メッセージを音声認識する音声認識ステップと、
前記音声認識ステップにより認識した音声メッセージを文書化する文書化ステップと、
を有することを特徴とするものである。
また、請求項60記載の発明は、請求項59に記載の音声メッセージ伝達方法において、
前記音声認識ステップにより認識した音声メッセージを翻訳する翻訳ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項61記載の発明は、請求項59または60に記載の音声メッセージ伝達方法において、
テキストを音声に変換する音声合成ステップを有することを特徴とするものである。
また、請求項62記載の発明は、請求項49乃至61いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法において、
前記音声メッセージは、音声情報と共に映像情報を含むことを特徴とするものである。
また、請求項63記載の発明は、コンピュータを、請求項1乃至17いずれかに記載の通信端末として機能させることを特徴とするプログラムである。
また、請求項64記載の発明は、コンピュータを、請求項18乃至31いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置として機能させることを特徴とするプログラムである。
また、請求項65記載の発明は、コンピュータに、請求項32乃至48いずれかに記載の音声メッセージ通信方法を実行させることを特徴とするプログラムである。
また、請求項66記載の発明は、コンピュータに、請求項49乃至62いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法を実行させることを特徴とするプログラムである。
また、請求項67記載の発明は、請求項63乃至66いずれかに記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
また、請求項68記載の発明は、
請求項1乃至17いずれかに記載の通信端末と、
情報通信ネットワークを介して前記通信端末と通信する請求項18乃至31いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置と、
を具備したことを特徴とする音声メッセージ伝達システムである。
以上に説明したように、本発明によれば、お互いの電話番号を知らずとも、音声メッセージの伝達が可能となる。これにより、電話のようなリアルタイムの通話や、電子メールのような文字による伝達とは違った、蓄積型の音声による新しい形のコミュニケーション技術を提供することが出来る。
本発明はリアルタイムの通話ではないので、自分が伝えたいメッセージを、自分のタイミングで、相手に中断されることなく発信することが出来る利点がある。このようにすることで、メッセージの伝え忘れや、言い残しなどの問題を軽減できる。
また、本発明によれば、携帯電話などの小型の通信端末で問題となる文字入力の不便さを解消できる。文字の代わりに音声で伝えることが出来るので、装置の小型化は不利とならない。
また、本発明によれば、高齢者や障害者にとって問題となる電子メールなどにおける文字入力の困難さを解決できる。
また、災害現場や工事現場などにおいても、本発明のような蓄積型の音声によるメッセージ伝達技術は有効である。リアルタイムの通話ではないので、通信回線や通信帯域を占有する必要がない。また、蓄積された情報であるので、再利用が簡単である。
(第1の実施の形態)
本発明のひとつの実施の形態について、図1〜図10を参照して説明する。
図1に、本発明に係る通信端末1及び音声メッセージ伝達装置2と、それらを用いた音声メッセージ伝達システム10の概要を模式的に示してある。本実施形態では、音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報をデジタル情報として通信する場合を想定している。
図において、音声メッセージを送信及び受信することができ、また電子メールを送受信することができる通信端末1は、有線あるいは無線を経由して携帯電話網などの情報通信ネットワーク3に接続することが出来る。図においては、通信端末1a、1n、1xを示したが、これ以外に多数の通信端末1が存在してよい。
図において、情報通信ネットワーク3と通信する音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージ及びメッセージの送信先情報などの音声メッセージに関連する情報を受信及び登録し、メッセージ送信先にメッセージが届いていることを知らせるための電子メールを作成及び送信し、メッセージ送信先(メッセージ受信対象者)からの音声メッセージ受信要求に基づいて該当する音声メッセージを選択し、その音声メッセージを送信することが出来る。
情報通信ネットワーク3は、加入電話回線やISDN回線網、IP電話網、インターネット、携帯電話網、専用通信回線、無線通信回線などの、単一あるいは複数の情報通信ネットワークであって、回線交換やパケット交換などにより、少なくとも音声による通信、音声メッセージに関連する情報の通信、及び電子メールパッケージの通信が可能である。
音声メッセージ伝達システム10は、以上の通信端末1、音声メッセージ伝達装置2、情報通信ネットワーク3により構成される。
図1において、通信端末1a(送信側)は、利用者のキー操作などによる音声メッセージの送信要求に従い、情報通信ネットワーク3を介して音声メッセージ伝達装置2に接続する。通信端末1aは、利用者が指定した送信先アドレス情報(この場合通信端末1n)などの音声メッセージに関連する情報を音声メッセージ伝達装置2に送信すると共に、利用者が発した音声によるメッセージを音声メッセージ伝達装置2に送信する。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aから送信された音声メッセージを録音し、音声データを作成すると共に、同じく送信された送信先アドレスなどの音声メッセージに関連する情報を内部データベースに登録する。この際、音声メッセージを識別するための音声メッセージ固有IDを割り付ける。そして音声メッセージ伝達装置2は、送信先アドレス情報を基に、音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを作成し、送信先アドレスに宛てて送信する。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。そして通信端末1nは、受信した電子メールを確認した音声メッセージ受信対象者のキー操作などによるによる音声メッセージ受信要求に従い、情報通信ネットワーク3を介して音声メッセージ伝達装置2に接続する。そして通信端末1nは、音声メッセージ伝達装置2に、電子メールに記載された当該音声メッセージの固有IDなどの音声メッセージを受信するための情報と共に音声メッセージ受信要求を行う。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1nからの音声メッセージ受信要求に基づき、送信された固有IDなどの音声メッセージを受信するための情報を基に指定された音声メッセージを選択し、通信端末1nに向けて音声として発信する。
このように、本実施形態においては、送信先(音声メッセージ受信対象者)の電話番号を知らずとも送信先の電子メールアドレスのみを用いて音声メッセージを伝達することが出来る。このようにすることで、リアルタイムの通話によるコミュニケーションとは違った、蓄積型の音声によるコミュニケーションが可能となる。特に双方の電話番号を必要としないことから、電話番号を知らないどうしでも自由にコミュニケーションを行うことが出来る利点は大きい。また、いわゆるボイスメールと呼ばれる、電話番号その他を登録した利用者間(例えば組織内)での音声による情報交換とも違い、広く一般に利用することが出来る開かれたシステムといえる。これは、リアルタイムの通話を前提とした電話によるコミュニケーションとは違った、新しいコミュニケーションの形である。
また、電話番号は通信端末1それぞれに固有であるので、電話番号を基礎情報とするシステムにおいては、通信端末1の制約を受ける。しかし、本実施形態においては、電話番号に依存しないことから、音声メッセージの受信対象者は音声メッセージ伝達装置2からの連絡メールを受信できるのであれば、通信端末1を自由に取り替えることが出来る。
電話番号に依存しない伝達方法としては、電子メールを用いて音声メッセージを添付ファイルとして伝達する方法もある。しかし、電子メールシステムにおいては、1個の電子メールの情報量に制限が設けられている場合が多く、音声情報のような大きなデータを伝達するには適さない。本実施形態においては、音声メッセージを音声として送信しているので、このような制限を受けない。
また、相手に電話番号を教える必要がないことから、迷惑電話などの問題を軽減させる効果もある。
また、端末側から回線を接続するので、音声メッセージ伝達装置2の装置提供者は、端末利用者に通信料金として課金することが出来る。
図2に、通信端末1の内部ブロック図を示す。
図において、有線あるいは無線を経由して情報通信ネットワーク3に接続するための通信部101は、例えばTDMA(時分割多元接続)あるいはCDMA(符号分割多元接続)、無線LAN(Local Area Network)などの方式により無線通信を行う。または、電話回線や、LAN、モデム装置を用いたダイヤルアップ接続などによる有線通信の形態でもよい。通信部101は、少なくとも音声通信、音声メッセージに関連する情報の通信、及び電子メールによる通信を制御することが出来る。
ボタンやキー、ペン入力装置などで構成される入力部102を用いて、通信端末1を用いる利用者は、各種の操作や音声メッセージ送信先の指定、文字メッセージの作成などを行うことが出来る。入力部102は、それらの情報をアドレス情報や文字情報、画像情報などとして取り込む。
液晶ディスプレーなどでできた表示部103は、各操作画面や入力画面、設定画面などを表示する。
送受話部104は、スピーカやマイクロフォン等を備え、音声(音波)を音声情報に変換して装置内に取り込む。また、装置内で出力された音声情報を音声(音波)に変換して出力する。
電子メールを処理する電子メール処理部105は、音声メッセージ受信時においては、メッセージが届いていることを知らせる音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信し、表示部103を用いて表示することが出来る。また、その電子メールに記載されている、音声メッセージを受信するための音声メッセージ伝達装置2への接続先電話番号を、利用者がキー操作などにより選択すると、電子メール処理部105は、電子メールの本文から接続先電話番号など音声メッセージを受信するための情報を抽出し、通信部101を用いてその接続先電話番号に発呼することが出来る。また、このとき、接続先電話番号と共に電子メールに記載された、送られた音声メッセージを特定するための固有IDなどの情報を送信することが出来る。
また、電子メール処理部105は、音声メッセージ伝達装置2への音声メッセージの送信時においては、利用者が入力部102を用いて入力したメッセージ送信先アドレスや、メッセージの件名、文字として入力されたメッセージ文、通信端末1に登録された送信者のアドレスなどの音声メッセージに関連する情報を、送信者の音声メッセージと共に送信することが出来る。
音声メッセージ送信時において、音声メッセージ伝達装置2への発呼のタイミングは、例えばメッセージ送信画面に用意されたボタンを利用者がキー操作などにより選択した時に行う。音声メッセージ伝達装置2への接続先電話番号は、事前に通信端末1に設定することが出来る。また、複数個用意して電話番号を選択できるようにしてもよい。
ROMやRAM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどで構成された内部記憶部106には、通信端末1全体を制御する管理プログラムやその他の各種処理プログラム、また取得した各種情報や処理データなどが保存されている。
また通信端末1は、フラッシュメモリなどの取り外し可能な外部記憶部107を備える。
通信端末1全体の制御は、中央処理部108が行う。
なお、通信端末1は、具体的には例えば携帯電話の形態がある。また、PHS(Personal Handyphone System)やPDA(Personal Digital Assistants)、パーソナルコンピュータなどの形態も有り得る。同じく、送受話機能と電子メールの送受信機能など、上記の機能を有するのであれば、IP電話などの固定電話の形態も有り得る。
図3に、音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図を示す。
図において、通信部201は、有線あるいは無線を経由して情報通信ネットワーク3に接続することが出来る。通信部201は、ネットワーク接続用インターフェース、通信端末1からの回線接続を受け付けるための電話回線接続用インターフェースを有する。また、通信部201は、複数の通信端末1からの発呼を受け付けることが出来る。このとき、回線接続用の電話番号は、共通の電話番号でもよいし、複数の電話番号を用いてもよい。
受信メッセージ処理部202は、通信端末1から送信された音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報の処理を行う。具体的には、通信端末1が通信部201を介して音声メッセージ伝達装置2に接続したのち、受信メッセージ処理部202は、通信端末1から発信される音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を受信する。音声メッセージは録音され、音声データが作成される。関連情報には、送信先アドレス情報、送信者のアドレス情報などが含まれる。
受信メッセージ処理部202が受信した音声メッセージ及びその関連情報を、音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージを基に関連付けて音声メッセージデータベース204として登録する。この際、音声メッセージデータベース204は、音声メッセージを識別するための音声メッセージ固有IDを割り付ける。なお、音声メッセージデータベース204は、内部記憶部206にあってもよく、また外部記憶部207にあってもよい。あるいは、ネットワーク上の他の装置内にあってもよい。また、これらを重複して用いてもよい。
電子メール処理部205は、音声メッセージが届いていることを音声メッセージ受信対象者に知らせるための電子メールを作成し、送信する。作成する電子メールには、音声メッセージ送信者のアドレスやメッセージの記録日時、メッセージの容量、録音時間などを記録する。また、メッセージの受信対象者がその音声メッセージを確認できるように、メッセージを確認するための接続先電話番号と、対象となる音声メッセージを特定するための固有IDも記録する。
送信メッセージ処理部203は、音声メッセージの受信対象者に、対象となる音声メッセージを選択し、その音声メッセージを、音声として送信する。
電子メール処理部205により送信された電子メールを、通信端末1を用いて確認したメッセージの受信対象者は、キー操作などにより電子メールに記録された接続先電話番号への回線接続を選択すると、通信端末1は、その接続先電話番号へ接続する。送信メッセージ処理部203は、接続された通信端末1から音声メッセージ受信要求と共に送信される音声メッセージを特定するための固有IDなどの音声メッセージを受信するための情報を受信する。
送信メッセージ処理部203は、この固有IDを基に、音声メッセージデータベース204から該当するメッセージを選択し、音声として通信端末1に送信する。
ROMやRAM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどで構成された内部記憶部206には、音声メッセージ伝達装置2全体を制御する管理プログラムやその他の各種処理プログラム、また取得した各種情報や処理データなどが保存されている。
また音声メッセージ伝達装置2は、読み書き可能なCDドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ、外付けハードディスクなどの取り外し可能な外部記憶部207を備える。
認証部208は、各種の認証を行う。具体的には、例えば通信部201を介して接続された通信端末1の音声メッセージ受信要求が正しいものであるかどうかの認証を行う。接続された通信端末1から送信された情報には、少なくとも音声メッセージを特定するための固有IDが含まれているが、それ以外に、音声メッセージ受信対象者であることを示すための情報を送信ことが出来る。例えば、音声メッセージ受信対象者の電子メールアドレス情報を一緒に送信することで、通信端末1の発信者が音声メッセージ受信対象者であることを認証する方法がある。また、音声メッセージ送信者がメッセージに個別にパスワードを設定し、メッセージと共に音声メッセージ伝達装置2に送信しているならば、認証部208は、メッセージ受信対象者の通信端末1から送信される情報に含まれるパスワード情報を確認し、それが音声メッセージ送信者の設定したパスワードと一致しているかどうかの認証を行うことが出来る。
ただし、認証手段を用いることで利用者の不便を招くことも考えられるので、必ずしも用いる必要はない。例えば、音声メッセージ受信対象者が、音声メッセージ伝達装置2から送信された電子メールを通信端末1pで確認後、その電子メールを他の通信端末1qに転送した場合が考えられる。転送した先の通信端末1qを用いる場合、通信端末1qの電子メールアドレスが異なると考えられる。この場合、元々の送信先アドレスである通信端末1pの電子メールアドレスを認証に用いると、転送先の通信端末1qでは、音声メッセージの確認が出来ない。これは利用者にとって不便である。このような場合、認証が必要であるのならば、例えばメッセージ単位のパスワードによる認証を用いることで、各通信端末1による電子メールアドレスの違いを解決できる。
メッセージ単位のパスワードによる認証は、例えば音声メッセージ送信者側と受信対象者側で共通の文字列などを用いる方法がある。この場合、音声メッセージ送信者が操作する通信端末1rは、メッセージの送信と共に、送信者が設定したパスワードを送信する。音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージ登録の際、送信されたパスワードも関連付けて登録する。音声メッセージ受信対象者が操作する通信端末1sは、音声メッセージの受信要求の際、指定された共通のパスワードを送信する。このようにすることで、共通のパスワードによる認証が可能となる。
もしくは、音声メッセージ受信対象者の情報を事前に音声メッセージ伝達装置2に登録することで、例えば音声メッセージ伝達装置2が設定した利用者IDとパスワードを用いた認証により、音声メッセージを受信することが出来るようにする方法もある。これは、アクセスした利用者単位の認証となる。そして、音声メッセージの送信者についても同様の認証手段が利用できる。もちろん、利用者登録の際、アクセス権限を複数個設定し、アクセス内容に応じて利用者の権限を制限することも出来る。この方法によれば、通信端末1を取り替えることによる利用者の不都合も解消できる。ただし、利用者を音声メッセージ伝達装置2に事前に登録する必要がある。
音声メッセージ伝達装置2全体の制御は、中央処理部209が行う。
図4に、メッセージ送信者が通信端末1a(送信側)を用いて送信した音声メッセージが、音声メッセージ伝達装置2を介して最終的に通信端末1n(受信側)を操作するメッセージ受信対象者に確認されるまでの動作の手順を、シーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
図において、音声メッセージの送信者は、通信端末1aを操作して音声メッセージを送信するための処理プログラムを起動する。この処理プログラムは、少なくとも送信先メールアドレスを設定し、情報通信ネットワーク3を介して音声メッセージ伝達装置2へ接続し、音声を送信すると共に、送信先メールアドレスを送信する機能を有する。実際の処理は、電子メール処理部105にて行う。
音声メッセージの送信者は、起動した処理プログラムにおいて、入力部102を用いてメッセージの送信先メールアドレスを指定する。アドレスは、事前に通信端末1a内に設定しておくことで、選択できるようにすることも出来る。
通信端末1aは、音声メッセージの送信者により指定されたアドレスを、内部記憶部106に記録する。(ステップS10)
このとき、送信先メールアドレスと共に、音声メッセージの件名、音声メッセージに添える文字メッセージ、また、メッセージの認証に用いるパスワードなどを、入力部102を用いて記録することも出来る。
次に、音声メッセージの送信者がキーなどを操作して回線接続を選択すると、通信端末1aは、音声メッセージ伝達装置2の接続先電話番号に発呼する。(ステップS11)
音声メッセージ伝達装置2の接続先電話番号は、事前に通信端末1aに登録することが出来る。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aからの回線接続要求を受け付け、通信回線が確立する。(ステップS12)
次に、通信端末1aは、音声メッセージを送信するため、音声メッセージ送信要求と共に送信先メールアドレスや送信者のメールアドレスなどの音声メッセージに関連する情報を音声メッセージ伝達装置2に送信する。(ステップS13)
このとき、音声メッセージの件名、音声メッセージに添える文字メッセージ、また、メッセージの認証に用いるパスワードなどが記録されていれば、一緒に送信することが出来る。
また、通信端末1aは、必要であれば利用者の認証のため、音声メッセージ伝達装置2に事前に登録された利用者IDやパスワードなどの情報を送信する。これらの情報は、通信端末1aに事前に設定しておいてもよいし、ステップS10の段階で通信端末1aが利用者に入力を促してもよい。
次に、音声メッセージ伝達装置2は、認証部208において、送信された利用者IDやパスワードなどの情報を用いて利用者の認証を行う。(ステップS14)ただし、音声メッセージ送信者の認証を必ずしも行う必要はない。
このとき、音声メッセージ伝達装置2は、認証が終了した段階で、通信端末1aの利用者に、音声によるメッセージを発信するように音声アナウンスを流すようにしてもよい。
次に、通信端末1aは、送受話部104を介してメッセージの送信者が発する音声によるメッセージを送信する。(ステップS15)
実際の処理は、電子メール処理部105にて行う。
音声メッセージ伝達装置2は、送信された音声メッセージを録音し、音声データを作成し、内部記憶部206もしくは外部記憶部207に記録する。(ステップS16)
音声データの形式はMP3やAACなど、数々のフォーマットが考えられる。
メッセージを送信完了した通信端末1aは、通信回線を切断する。(ステップS17)
次に、音声メッセージ伝達装置2は、受信メッセージ処理部202において受信した音声メッセージや送信先メールアドレス、送信者のメールアドレスなどの関連情報を、音声メッセージを基に関連付けて音声メッセージデータベース204として登録する。この際、音声メッセージを識別するための音声メッセージ固有IDを割り付ける。(ステップS18)
次に音声メッセージ伝達装置2は、電子メール処理部205において、音声メッセージが届いていることを音声メッセージ受信対象者に知らせるための電子メールを作成する。作成する電子メールには、音声メッセージ送信者のメールアドレスやメッセージの記録日時、メッセージの容量、録音時間などの音声メッセージに関する情報と共に、メッセージを確認するための接続先電話番号と、対象となる音声メッセージを特定するための音声メッセージ固有IDを記録する。(ステップS19)
ステップS19において作成した電子メールを、音声メッセージ伝達装置2は送信先アドレスに宛てて送信する。(ステップS20)
通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2から送信された電子メールを受信する。(ステップS21)
受信の方法は、通信端末1nを利用する音声メッセージ受信対象者が操作して受信することも出来るし、通信端末1nが自動で受信することも出来る。
音声メッセージ受信対象者は、音声メッセージ伝達装置2から送信された電子メールを確認する。そして音声メッセージ確認のため、キーなどを操作して、電子メールに記載された接続先電話番号を選択すると、通信端末1nは電子メールの本文から接続先電話番号など音声メッセージを受信するための情報を抽出し、接続先電話番号(音声メッセージ伝達装置2の電話番号)に発呼する。(ステップS22)
実際の処理は、電子メール処理部105にて行う。
このとき通信端末1nは、電子メールに記載された音声メッセージ固有IDを記録する。また、パスワード記入画面を用意し、音声メッセージ受信対象者にパスワードを記入させ、その情報を内部記憶部106に記録することも出来る。この、メッセージに関連付けられたパスワードは、後の認証ステップS26で利用することが出来る。
なお、音声メッセージ伝達装置2への接続先電話番号を電子メールに記載せず、事前に通信端末1nに登録して利用する方法もある。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1nからの回線接続要求を受け付け、通信回線が確立する。(ステップS23)
次に、通信端末1nは、ステップS22において記録した音声メッセージ固有IDなど音声メッセージを受信するための情報を、音声メッセージ受信要求と共に送信する。(ステップS24)
このとき、ステップS22でメッセージのパスワードも記録したのであれば、一緒に送信することが出来る。また、認証などに用いる情報として、音声メッセージ受信対象者の電子メールアドレスなどの情報を一緒に送信することも出来る。
また、音声メッセージ伝達装置2へのアクセス時に、利用者の認証を行うため利用者IDとパスワードを設定する形であれば、メッセージ受信対象者は利用者IDとパスワードを送信することが出来る。情報は利用者が入力することも出来るし、通信端末1nに事前に登録することも出来る。
次に、音声メッセージ伝達装置2は、送信メッセージ処理部203において、送信された音声メッセージ固有IDを基に、音声メッセージデータベース204から該当する音声メッセージを選択する。(ステップS25)
次に、音声メッセージ伝達装置2は、認証部208において、利用者の認証を行う。(ステップS26)
音声メッセージ受信対象者の認証には、ステップS25において選択した音声メッセージに関連付けられたメッセージ受信対象者の電子メールアドレスやパスワードなどと、ステップS24において通信端末1nより送信されたメッセージ受信対象者の電子メールアドレスやパスワードなど音声メッセージを受信するための情報とを利用する。
利用者単位の認証を行うのであれば、音声メッセージ伝達装置2に登録された利用者のIDとパスワードと、通信端末1nより送信された利用者IDとパスワードを確認する。
なお、利用者の認証については、必要により行うことが出来るが、必ずしも必要ではない。
そして、音声メッセージ伝達装置2は、送信メッセージ処理部203において、選択した音声メッセージを、通信回線を介して音声として通信端末1nに送信する。(ステップS27)
通信端末1nを利用する音声メッセージ受信対象者は、送受話部104を介して発せられる音声メッセージを確認する。(ステップS28)
メッセージを確認した音声メッセージ受信対象者がキーなどを操作して通信回線の切断を選択すると、通信端末1nは通信回線を切断する。(ステップS29)
図5に、通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す。
図において、(A)(B)(C)(D)は共に音声メッセージの送信画面の例である。画面(A)は、送信先の宛先(電子メールアドレス)のみを記入する場合の例である。画面(B)は、(A)に加えて音声メッセージの件名及び音声メッセージに添える文字メッセージを記入できる。画面(C)は、(B)に加えてメッセージの認証に用いるパスワードを記入できる。画面(D)は、音声メッセージ伝達装置2にアクセスする際、利用者の認証が必要な場合の、利用者IDとパスワードの記入欄が追加されている。
音声メッセージを送信する利用者は、通信端末1に表示された図の画面(A)において、送信先メールアドレスを宛先欄に入力する。アドレスが事前に設定されていれば、アドレスを選択することが出来る。
次に、メッセージ送信者が「接続」ボタンを選択すると、通信端末1は、装置内に登録してある音声メッセージ伝達装置2の接続先電話番号に発呼する。通信端末1からの回線接続要求を受け付け、音声メッセージ伝達装置2は通信回線を確立する。
通信端末1は、入力された送信先メールアドレス及び登録されている送信者のメールアドレスを送信する。
音声メッセージ伝達装置2は、音声によるメッセージを発信するように音声アナウンスを流すことができる。アナウンスにしたがって、メッセージ送信者は音声によるメッセージを発する。
音声によるメッセージを送信し終った利用者は、通信端末1を操作し通信の切断を選択すると、通信端末1は通信回線を切断する。
このように、画面(A)の構成において、音声メッセージの送信は基本的に可能である。
図の画面(B)において、音声メッセージを送信する利用者は、送信先メールアドレスに加えて、音声メッセージの件名及び音声メッセージに添える文字メッセージを入力できる。
このようにすることで、メッセージ受信対象者は、メッセージの件名や文字メッセージによって、音声によるメッセージの概略を把握することが出来る利点がある。
これらの情報は、送信先メールアドレスなどと共に送信される。
図の画面(C)において、音声メッセージを送信する利用者は、メッセージの認証に用いるパスワードを入力できる。
ここで設定したパスワードは、音声メッセージ伝達装置2により音声のメッセージと関連付けられて登録される。これにより、音声メッセージの受信対象者にパスワードの認証を求めることが可能となる。このようにすることで、メッセージ受信対象者以外の者にメッセージを確認される恐れを軽減できる。
図の画面(D)において、音声メッセージを送信する利用者は、利用者認証のための利用者IDとパスワードを入力できる。これにより、音声メッセージ伝達装置2は、利用者単位の認証が可能となる。
もちろん、これ以外にも例えば送信者名記入欄を設け、送信者名情報を一緒に送信することも出来る。その他必要により必要な情報を取得し音声メッセージ伝達装置2に送信することが出来ることはもちろんである。
図6に、音声メッセージ伝達装置2が、通信端末1から送信された音声メッセージ及び関連情報を受信し、音声メッセージデータベース204として登録する際のデータ形式の具体例を示す。
図において、「音声メッセージ固有ID」は、各音声メッセージを識別するための固有IDであり、音声メッセージ伝達装置2が割り付ける。音声メッセージ伝達装置2は、メッセージ受信対象者へのメール送信の際、このID情報を本文に記載する。「送信者メールアドレス」は、メッセージ送信者のメールアドレスであり、通信端末1に登録されている情報である。もちろん、送信者が個別に指定する方法でもよい。「送信先メールアドレス」は、メッセージ送信先のメールアドレスであり、メッセージ送信者が指定した情報である。
「記録日時」は、メッセージが記録された日時であり、音声メッセージ伝達装置2が記録する。「録音時間」は、音声メッセージが録音された長さを表し、音声メッセージ伝達装置2が記録する。「データ容量」は、各音声メッセージが占めるデータの情報量であり、音声メッセージ伝達装置2が記録する。「データ保存場所」は、記録した各音声メッセージデータの実際の保存場所であり、音声メッセージ伝達装置2が記録する。「有効期限」は、各音声メッセージデータの保存期限を表し、音声メッセージ伝達装置2が設定する。
これらが、各音声メッセージの基本情報となる。
「記録日時」「録音時間」「データ容量」「データ保存場所」は、音声メッセージ伝達装置2が記録する情報であり、音声メッセージの詳細情報でもある。また、「有効期限」は、音声メッセージ伝達装置2の記憶領域に関わるものであり、期限を設定してメッセージを削除もしくはデータを移動するためのものである。この期限は、利用者の希望に沿って延長することもできる。もちろん、それにより音声メッセージ伝達装置2の提供者は利用者に課金することも出来る。同じように、「データ容量」の情報を基に、音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージデータの容量を制限することが出来る。また、その拡張(長時間の録音)において、音声メッセージ伝達装置2の提供者は利用者に課金することも出来る。
これら以外にも、次のような情報をデータベースに登録することができる。
「件名」は、音声メッセージのタイトルであり、メッセージ送信者が記入した情報である。「文字メッセージ」は、音声メッセージに添える文字メッセージであり、メッセージ送信者が記入したテキスト情報である。この2つの情報は、音声メッセージ伝達装置2がメッセージ受信対象者宛にメールを送信する際に、メール本文に加えられる。これにより、メッセージ受信対象者は、音声メッセージの概略を事前に把握することが出来る利点がある。
「パスワード」は、メッセージの認証に用いるパスワード情報であり、メッセージ送信者が設定した情報である。このパスワードは、音声メッセージごとに異なってよい。
もちろん、これらの情報以外にも多数の情報を関連付けて登録することが出来る。同じく、登録するデータテーブルを内容により複数個用意し、それらを関連付けてリレーショナルデータベースの形とすることも出来ることはもちろんである。
図7に、音声メッセージ受信対象者が、通信端末1を用いて音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例を示す。
音声メッセージ伝達装置2は、メッセージ送信者が通信端末1を用いて送信した音声メッセージを受信し、音声メッセージやその関連情報をデータベースに登録したのち、メッセージ受信対象者に音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを作成し、送信する。図の画面は、その送信された電子メールを表す。
図において、「件名」は、このメールのタイトルであり、音声メッセージ伝達装置2が記録したものである。「送信者」は、メールの送信者である音声メッセージ伝達装置2のメールアドレスであり、音声メッセージ伝達装置2が設定したものである。「送信日時」は、メールの送信日時である。
メールの本文には、このメールが音声メッセージ伝達装置2(この例では「音声メッセージセンター」と表現している。)から送信されたものであり、そして音声メッセージが届いていることを知らせる案内が記されている。これにより、メッセージ受信対象者は、音声によるメッセージが届いていることを知ることができる。
また、本文には、その音声メッセージに関する詳細情報が記されている。具体的には、「送信者アドレス」「件名」「記録日時」「録音時間」「データ容量」「有効期限」「文字メッセージ」などである。これらの情報は、音声メッセージ伝達装置2のデータベースに記録された情報である。これにより、メッセージ受信対象者は、その音声メッセージの詳細を把握することが出来る。
また、本文には、音声メッセージを確認するための接続先電話番号と音声メッセージ固有IDが記されている。図における「/098-xxx-xxxx?id=xx0001/」がそれに当たる。メッセージ受信対象者がキーなどを操作し、その電話番号を選択すると、通信端末1は、音声メッセージを確認するため、音声メッセージ伝達装置2に接続する処理を開始する。このとき通信端末1は、上記の文字列から接続先電話番号「098-xxx-xxxx」と音声メッセージ固有ID「xx0001」を抽出することが出来る。実際の処理は、電子メール処理部105にて行う。
本文には、その他、この音声メッセージに対する音声による返信をするための手順が記載されている。音声による返信は、例えば、通常の文書による返信ボタンとは別の「音声返信」ボタンを用意し、これを選択することで、音声による返信画面を立ち上げることが出来る。
もちろん、文書による返信も可能である。文書による返信は、例えば「返信」ボタンを用意し、これを選択することで、返信画面を立ち上げることが出来る。文書による返信は、通常の電子メールの返信処理と同様となる。
図8の(A)(B)に、音声メッセージ受信対象者が、メッセージ確認のためキーなどを操作し、記載された接続先電話番号を選択したときの、通信端末1による、音声メッセージ伝達装置2への接続確認画面の具体例を示す。
図の(A)において、本画面が音声メッセージ伝達装置2への接続であることを示すタイトルが表示されている。また、その具体的手順が記されている。そして、メッセージにパスワードが設定されているときのため、パスワードの入力が可能となっている。
この画面において、メッセージ受信対象者が「接続」を選択すると、通信端末1は、音声メッセージ伝達装置2への回線接続を開始する。
図の(B)においては、(A)に加えて利用者の認証を行うための利用者IDとパスワードの入力が可能である。
図9の(A)(B)に、音声メッセージ受信対象者が、図7のメール受信画面において、音声による返信をするため、「音声返信」ボタンを選択した場合の、音声による返信メッセージを送信するための画面の具体例を示す。
返信のための操作は、実際は音声メッセージを新たに送信する操作と基本的に変わらないので、画面構成も、図5の音声メッセージを送信する場合の送信画面の具体例と同様となる。
図の(A)(B)の例は、それぞれ図5の(C)(D)の構成と同様であるので、詳しい説明は省略する。
ただし、この画面が返信であることを確認するため、「返信メッセージ」というタイトルが表示されている。また、宛先には自動的に送信者のアドレスが記載されている。同じく、件名や本文に、送信者の記述が引用されている。
音声メッセージ受信対象者は、この返信画面に、必要な記述を行い、またパスワードを設定するのであればパスワードを入力し、最後に「接続」ボタンを選択する。すると、通信端末1は、音声メッセージ返信のため、音声メッセージ伝達装置2への回線接続を開始する。
図10に、音声メッセージ受信対象者が、その音声メッセージを確認した後、メッセージの送信者に宛てて音声メッセージの返信を行い、その返信メッセージを、初めの送信者が確認するまでの動作の手順を、シーケンス図を用いて説明する。
図において、音声メッセージ受信対象者は、送られた音声メッセージを、通信端末1n(受信側)を用いて確認する。(ステップS28)
メッセージを確認した音声メッセージ受信対象者がキーなどを操作して通信回線の切断を選択すると、通信端末1nは通信回線を切断する。(ステップS29)
ここまでは、図4における、音声メッセージ送信の動作の手順に当たる。
ここから、音声メッセージ受信者の返信の動作の手順となる。
音声メッセージを確認したメッセージ受信対象者は、図7のメール受信画面において、音声による返信をするため、「音声返信」ボタンを選択する。通信端末1nは、電子メール処理部105を用いて図9に示す返信メッセージの送信画面を開く。
メッセージ受信対象者は、返信メッセージの送信画面において、入力部102を用いてメッセージの返信先メールアドレスを指定する。アドレスは、事前に通信端末1nが元の送信者のアドレスを記載しているが、変更もできる。通信端末1nは、指定されたアドレスを、内部記憶部106に記録する。(ステップS50)
このとき、返信先メールアドレスと共に、音声メッセージの件名、音声メッセージに添える文字メッセージ、また、メッセージ認証に用いるパスワード、利用者の認証に用いる利用者IDとパスワードなどを、入力部102を用いて記録することも出来る。
これ以降の、通信端末1nによる音声メッセージ伝達装置2への発呼(ステップS51)から、元の音声メッセージ送信者が、通信端末1aを用いて音声による返信メッセージを確認し(ステップS68)、通信端末1aを用いて通信回線を切断する(ステップS69)までの動作の手順は、図4における音声メッセージ送信の手順の、ステップS11からステップS29と同様であるので、ここでの説明は省略する。
このように、本発明によれば、通信端末1を用いた音声によるメッセージの交換において、相手の電話番号を知らなくとも問題なく音声メッセージの伝達は可能である。これにより、メールアドレスを用いた新しい形のコミュニケーションが可能となる。
お互いの電話番号を必要としないコミュニケーションであるから、例えば迷惑談話などの問題が解消できる。
また、電話番号に依存しないので、通信端末1の変更も、電子メールアドレスが移動できる範囲において自由に行うことが出来る。
また、実際のリアルタイムの通話を前提としない、音声によるメッセージの交換であるから、相手に中断されることもなくメッセージを伝えることが出来る。また、相手を電話で呼び出す必要もないので、相手の状況を気にすることなくいつでもメッセージを送ることが出来る。例え夜中でも、伝えたいタイミングで伝えたい内容を伝えられる利点は大きい。
また、電子メールのような文字コミュニケーションと違い、音声を伝えるので、音声が持つ微妙な表現や、文字にしては伝えにくい内容、また文字にするには長すぎる内容も伝えることが出来る利点がある。
また、通信端末1の具体的な形として携帯電話などが考えられるが、携帯電話では文字の入力がパーソナルコンピュータほど簡単ではない。しかしこの形態においては、文字入力などの操作がほとんど必要ないので、携帯電話によるコミュニケーション方法としても有効である。
また、高齢者や障害を持つ利用者においても、キーなどの操作をほとんど伴わない形で、しかも細かいコミュニケーションが可能となる本発明は、高齢者や障害を持つ人を支援する手段として大いに有効である。
また、本発明においては電子メールアドレスを用いているので、電子メールシステムと一体化した活用も可能となる。
なお、本実施形態においては、通信端末1の電話番号を音声メッセージデータベース204に登録する形を示していないが、これに限定されず、音声メッセージ伝達装置2が通信端末1の電話番号を登録してもよいことはもちろんである。そして登録した通信端末1の電話番号を情報の検索や関連付けに用いることができる。
また、音声メッセージの送信時に、通信端末1が写真などのデータを添付する形で送信することも出来る。この場合、音声メッセージ伝達装置2は、それらの添付データを音声メッセージに関連付けて登録する。そして、音声メッセージ伝達装置2は、送信先アドレスへの電子メール作成時に、添付ファイルの形などでメッセージ受信対象者に伝達することが出来る。
(第2の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図13を参照して説明する。
本実施形態では、音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を、加入電話などのアナログ信号として通信する場合を想定している。
この形態は、第1の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第1の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図1において、通信端末1a(送信側)は、利用者のキー操作などによる音声メッセージの送信要求に従い、情報通信ネットワーク3を介して音声メッセージ伝達装置2にアナログ通信回線として接続する。通信端末1aは、利用者が指定した送信先アドレス情報(この場合通信端末1n)などの音声メッセージに関連する情報を音声信号に変換して音声メッセージ伝達装置2に送信すると共に、利用者が発した音声によるメッセージを音声信号として音声メッセージ伝達装置2に送信する。
音声メッセージ伝達装置2は、アナログ通信回線を通して通信端末1aから送信された音声信号を信号変換する。そしてその中から送信先アドレスなどの音声メッセージに関連する情報を抽出し、音声メッセージと共に内部データベースに登録する。そして音声メッセージ伝達装置2は、送信先アドレス情報を基に、音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを作成し、送信先アドレスに宛てて送信する。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。そして通信端末1nは、受信した電子メールを確認したメッセージ受信対象者のキー操作などによる音声メッセージ受信要求に従い、情報通信ネットワーク3を介して音声メッセージ伝達装置2にアナログ通信回線として接続する。そして通信端末1nは、音声メッセージ伝達装置2に、電子メールに記載された当該音声メッセージの固有IDなどの音声メッセージを受信するための情報と共に音声メッセージ受信要求を行う。これらの情報は、音声信号に変換した上で送信される。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1nの音声信号を信号変換する。そしてその中から、音声メッセージ受信要求やメッセージ固有IDなどの音声メッセージを受信するための情報を抽出し、固有IDを基に指定された音声メッセージを選択し、通信端末1nに向けて音声として発信する。
情報通信ネットワーク3は、加入電話回線やインターネット、携帯電話網、専用通信回線、無線通信回線などの、単一あるいは複数の情報通信ネットワークであって、少なくとも音声による通信及び電子メールパッケージの通信が可能である。
このように、本実施形態においては、音声メッセージ及びその関連情報をアナログ信号として通信するので、通信端末1及び音声メッセージ伝達装置2それぞれが信号変換機能を有する。また、音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1から音声信号として送信されたアナログ信号から音声メッセージに関連する情報を抽出する機能を有する。
また、本実施形態においては、送信先アドレス情報や要求する音声メッセージの固有IDなどの音声メッセージに関連する情報を、音声メッセージと同じ音声信号として送受信するので、通信端末1と音声メッセージ伝達装置2間の通信が一本化され、簡素な構造とすることができ、また利用者の操作も単純化することが出来る利点がある。
なお、送信先アドレス情報などを音声信号に変換する際の「音声信号」とは、可聴音域信号に限ったものではなく、非可聴音域も含めたものであることはもちろんである。
また、デジタル信号をアナログ信号に変換し、逆にアナログ信号をデジタル信号に変換するための実装方法は、以上の説明と従来の関連技術とから当業者には明らかであるので、これ以上の詳しい説明は省略する。
図11に、本発明に係る通信端末1の内部ブロック図を示す。基本動作は図2の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、通信部101と電子メール処理部105の動作が異なる。また、信号変換部120を有する。
図において、通信部101は、有線あるいは無線を経由して、情報通信ネットワーク3との間でアナログ回線による通信を行うことが出来る。
図において、電子メール処理部105は、音声メッセージの受信時においては、通信端末1が音声メッセージ伝達装置2に発呼し、音声メッセージを確認するため音声メッセージ固有IDなど音声メッセージを受信するための情報を送信する際、それらの信号を、信号変換部120において音声信号に変換し、送信することが出来る。
また、音声メッセージの送信時においては、メッセージ送信先アドレスなどの音声メッセージに関連する情報を信号変換部120において音声信号に変換し、音声メッセージと共に送信することが出来る。
信号変換部120は、デジタル信号とアナログ信号の変換を行うことができる。
なお、通信端末1は、具体的には例えば加入電話などの形態がある。
図12に、本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図を示す。基本動作は図3の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、受信メッセージ処理部202及び送信メッセージ処理部203の動作が異なる。また、信号変換部220を有する。
図において、受信メッセージ処理部202は、通信端末1から送信された音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を音声信号として受信する。受信メッセージ処理部202は、受信した音声信号を信号変換部220において信号変換し、そして、音声メッセージ送信先アドレスなどの音声メッセージに関連する情報を元のデータフォーマットとして抽出する。
図において、送信メッセージ処理部203は、通信端末1から送信された音声メッセージ受信要求や音声メッセージ固有IDなどの音声メッセージを受信するための情報を音声信号として受信する。送信メッセージ処理部203は、受信した音声信号を信号変換部220において信号変換し、そして、音声メッセージ受信要求や音声メッセージ固有IDなどの情報を元のデータフォーマットとして抽出する。
信号変換部220は、デジタル信号とアナログ信号の変換を行うことができる。
図13に、メッセージ送信者が通信端末1a(送信側)を用いて送信した音声メッセージが、音声メッセージ伝達装置2を介して最終的に通信端末1n(受信側)を操作するメッセージ受信対象者に確認されるまでの動作の手順を、シーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
基本的な手順は図4の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図13において、通信端末1aは、音声メッセージ送信者の操作により、送信先メールアドレスを記録し(ステップS10)、音声メッセージ伝達装置2へ回線接続を開始し(ステップS11)、音声メッセージ伝達装置2は、これを受け回線を接続する(ステップS12)。ここまでは、図4の手順と同様である。
ただし、本実施形態においては、アナログ回線として接続している。
次に通信端末1aは、音声メッセージ送信を要求する信号や送信先メールアドレス情報、認証情報などの音声メッセージに関連する情報を音声信号に変換する。(ステップS100)
そして、信号変換されたその信号を音声メッセージ伝達装置2に送信する。(ステップS13)
次に音声メッセージ伝達装置2は、受信した音声信号を信号変換する。(ステップS101)
そして、音声メッセージ伝達装置2は、変換した信号から送信先メールアドレス情報、認証情報などの情報を抽出する。(ステップS102)
次に音声メッセージ伝達装置2は、抽出した認証情報などを用いて利用者の認証を行う。(ステップS14)
以下、ステップS22までの動作は、第1の実施の形態と同様となるので省略する。
次に、音声メッセージ伝達装置2から電子メールを受け取った通信端末1nは、音声メッセージ受信対象者の操作により、音声メッセージ伝達装置2へ回線接続を開始し(ステップS22)、音声メッセージ伝達装置2は、これを受け回線を接続する。(ステップS23)ここまでは、図4の手順と同様である。
次に通信端末1nは、音声メッセージ受信を要求する信号や音声メッセージ固有ID、認証情報などの情報を音声信号に変換する。(ステップS110)
そして、信号変換されたその信号を音声メッセージ伝達装置2に送信する。(ステップS24)
次に音声メッセージ伝達装置2は、受信した音声信号を信号変換する。(ステップS111)
そして、音声メッセージ伝達装置2は、変換した信号から音声メッセージ固有ID、認証情報などの情報を抽出する。(ステップS112)
次に音声メッセージ伝達装置2は、抽出した音声メッセージ固有IDを用いて音声メッセージデータベース204から該当する音声メッセージを選択する。(ステップS25)
これ以後の動作は第1の実施の形態と同様となるので説明は省略する。
本実施形態における音声メッセージ送信画面の具体例は、図5の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
本実施形態における、音声メッセージデータベース204として登録する際のデータ形式の具体例は、図6の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
本実施形態における、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例は、図7の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
本実施形態における、音声メッセージ伝達装置2への接続確認画面の具体例は、図8の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
本実施形態における、音声による返信メッセージを送信するための画面の具体例は、図9の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
音声メッセージ受信対象者が、その音声メッセージを確認した後、メッセージの送信者に宛てて音声メッセージの返信を行い、その返信メッセージを、初めの送信者が確認するまでの動作の手順については、図10の第1の実施の形態における動作の手順と基本的に変わらない。ただし、本実施形態においては、アナログ回線による通信を行い、音声メッセージに関連する情報を音声信号に信号変換して送信し、受信側は音声信号を信号変換して必要な情報を抽出する動作が含まれているところが異なる。
このように、アナログ信号として通信する形態においても音声メッセージの伝達を可能とすることで、加入電話などの既存のアナログ回線を活用できるメリットは大きい。
なお、本実施例では、通信端末1a(送信側)、通信端末1n(受信側)共にアナログ信号として通信する形を示したが、これに限定されず、どちらかの端末がデジタル信号による通信を行い、他方がアナログ信号による通信を行う場合でもよいことはもちろんである。この場合、音声メッセージ伝達装置2は、デジタル信号による通信及びアナログ信号による通信双方を処理する機能を有する。
なお、アナログ信号を用いた電子メールの送受信についても、信号変換手段を用いることで可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図20を参照して説明する。
本実施形態では、通信端末1が音声メッセージを音声データとして作成した後、音声メッセージ伝達装置2に送信する場合を想定している。また、音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1が音声メッセージを音声データとして取得できるようにHTTP(Hypertext Transfer Protocol)などによる通信を行う場合を想定している。
この形態は、第1の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第1の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図1において、通信端末1a(送信側)は、利用者のキー操作などによる音声メッセージの送信要求に従い、まず音声メッセージの録音及び音声データの作成を行う。次に通信端末1aは情報通信ネットワーク3を介して音声メッセージ伝達装置2に接続する。通信端末1aは、利用者が指定した送信先アドレス情報(この場合通信端末1n)などの音声メッセージに関連する情報と共に、利用者が発した音声によるメッセージを基に作成した音声データを音声メッセージ伝達装置2に送信する。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aから送信された音声データである音声メッセージ、及び送信先アドレスなどの音声メッセージに関連する情報を内部データベースに登録する。そして、音声メッセージ伝達装置2は、送信先アドレス情報を基に、音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを作成し、送信先アドレスに宛てて送信する。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。そして通信端末1nは、受信した電子メールを確認したメッセージ受信対象者のキー操作などによる音声メッセージ受信要求に従い、情報通信ネットワーク3を介して音声メッセージ伝達装置2に接続する。そして通信端末1nは、電子メールに記載された当該音声メッセージデータのURL(Uniform Resource Locator)を基に音声メッセージ伝達装置2から音声データを取得する。そして通信端末1nは、受信した音声データを音声として再生する。
このように、本実施形態においては、音声メッセージを音声データとして送受信する場合を想定している。
図14に、本発明に係る通信端末1の内部ブロック図を示す。基本動作は図2の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、通信部101と電子メール処理部105の動作が異なる。また、音声データ処理部130及びWebアクセス部131を有する。
図において、通信部101は、有線あるいは無線を用い、情報通信ネットワーク3を介して音声メッセージ伝達装置2との間でHTTPなどによる通信を行うことが出来る。
図において、電子メール処理部105は、音声メッセージの受信時においては、電子メールに記載された当該音声メッセージデータのURL(Uniform Resource Locator)その他の音声メッセージを受信するための情報を抽出し、このURLを基に音声メッセージ伝達装置2にアクセスすることができる。HTTPなどの通信による実際の処理はWebアクセス部131が行う。
また、音声メッセージの送信時においては、音声データ処理部130において作成された音声メッセージデータを、音声メッセージに関連する情報と共に送信することが出来る。
図において、音声データ処理部130は、音声メッセージの送信時においては、音声メッセージの送信者が発した音声を送受話部104により音声信号に変換した後、これを音声データとして作成することができる。
また、音声メッセージの受信時においては、音声メッセージ伝達装置2から取得した音声データを元の音声メッセージとして再生することが出来る。
図において、Webアクセス部131は、音声メッセージ伝達装置2との間でHTTPなどによる通信を行い、電子メールに記載された音声メッセージデータのURLを基に音声メッセージ伝達装置2から音声データを取得することができる。
図15に、本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図を示す。基本動作は図3の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、受信メッセージ処理部202及び電子メール処理部205の動作が異なる。また、WWWサーバー230を有する。
図において、受信メッセージ処理部202は、通信端末1から音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を受信するが、音声メッセージは既に音声データとなっているので、メッセージを録音する必要はない。
図において、電子メール処理部205は、接続先電話番号の替わりに音声メッセージデータを保存した位置を表すURLを、作成する電子メールに記載する。
図において、WWWサーバー230は、通信端末1が音声メッセージデータを取得できるように、通信端末1との間でHTTPなどによる通信を行うことが出来る。
図16に、音声メッセージ送信者が通信端末1a(送信側)を用いて送信した音声メッセージが、音声メッセージ伝達装置2を介して最終的に通信端末1n(受信側)を操作するメッセージ受信対象者に確認されるまでの動作の手順を、シーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
基本的な手順は図4の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、音声メッセージ送信者の操作により、通信端末1aは音声メッセージ送信の処理を開始する。通信端末1aは、まず案内画面やアナウンスにより、メッセージ送信者に音声メッセージを録音するよう促す。メッセージ送信者は送受話部104を用いてメッセージを発する。通信端末1aは、送受話部104により音声信号となったメッセージを用いて、音声データ処理部130において音声データを作成する。(ステップS200)
音声データの形式はMP3やAACなど、数々のフォーマットが考えられる。
次に、音声メッセージ送信者は、入力部102を用いてメッセージの送信先メールアドレスなどを指定する。(ステップS201)これは、第1の実施の形態のステップS10と同様である。ただし、このとき音声メッセージである音声データの指定も行う。
なお、音声メッセージである音声データについては、通信端末1a自体で必ずしも作成する必要はなく、他の装置で事前に作成した上で、この時点で通信端末1aに取り込むことも出来る。これにより、音声メッセージデータの作成がより柔軟に行える利点がある。
次に、音声メッセージの送信者がキーなどを操作して音声メッセージ伝達装置2への接続を選択すると、通信端末1aは、音声メッセージ伝達装置2の接続先電話番号に発呼する。(ステップS202)
なお、このとき回線接続による通信に限らず、パケット交換などによる通信を用いてもよいことはもちろんである。
これ以降、図におけるステップS209までは、音声メッセージを基にした音声データの作成を通信端末1a側で行ったか音声メッセージ伝達装置2側で行ったかの違いだけであり、それ以外は第1の実施の形態のステップS18までの動作と同様であるので説明は省略する。
次に、音声メッセージ伝達装置2は、受信メッセージ処理部202において受信した音声メッセージや、送信先メールアドレスなどの音声メッセージに関連する情報を、音声メッセージを基に関連付けて音声メッセージデータベース204として登録する。この際、音声メッセージを識別するための音声メッセージ固有IDを割り付ける。(ステップS209)また、このときWWWサーバー230は、音声メッセージデータに外部からHTTP通信などでアクセスできるように設定を行う。
ステップS210において、音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージが届いていることを音声メッセージ受信対象者に知らせるための電子メールを作成する。これは第1の実施の形態のステップS19における電子メールの作成と同様である。ただし、この場合、メッセージを確認するための接続先電話番号と音声メッセージ固有IDを記載する替わりに、メッセージデータの記録位置を示すURLを記載する。
ステップS210において作成した電子メールを、音声メッセージ伝達装置2は送信する。(ステップS211)
通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2から送信された電子メールを受信する。(ステップS212)
音声メッセージ受信対象者は、音声メッセージ伝達装置2から送信された電子メールを確認する。そして音声メッセージ確認のため、キーなどを操作して、電子メールに記載されたURLを選択すると、通信端末1nは電子メール本文からURLその他の音声メッセージを受信するための情報を抽出し、Webアクセス部131にてHTTPなどによる通信を開始する。(ステップS213)このとき、記入画面を用意し、パスワードなどの認証情報その他を記録することが出来る。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1nからの接続要求を受け付け、WWWサーバー230を介して通信を開始する。(ステップS214)
次に、通信端末1nは、ステップS213において記録した、メッセージデータの記録位置を示すURLや認証情報などの音声メッセージを受信するための情報を、音声メッセージ受信要求(HTTPにおいては、例えばGETメソッドなど)と共に送信する。(ステップS215)
音声メッセージ伝達装置2は、送信されたメッセージデータの記録位置を示すURLを基に、音声メッセージデータベース204から該当する音声メッセージを選択する。(ステップS216)
次に、音声メッセージ伝達装置2は、認証部208において、利用者の認証を行う。(ステップS217)認証には、メッセージ単位の認証や利用者単位の認証を行うことが出来る。
そして、音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1nが指定した音声メッセージ(音声データ)を通信端末1nに送信する。(ステップS218)
通信端末1nは、Webアクセス部131を用いて音声データを受信する。(ステップS219)
受信が終了すると、通信端末1nは通信を切断する。(ステップS220)
そして通信端末1nは、音声データ処理部130を用いて、受信した音声データを元の音声メッセージとして再生する。(ステップS221)
通信端末1nを利用する音声メッセージ受信対象者は、送受話部104を介して発せられる音声メッセージを確認する。(ステップS222)
図17に、通信端末1が音声メッセージを送信する際、音声メッセージを録音するための案内画面の具体例を示す。
図において、「開始」ボタンを選択すると、通信端末1は音声メッセージの録音を開始し、録音を終了した時点で、録音した音声メッセージから音声データを作成する。音声データの形式はMP3やAACなど、数々のフォーマットが考えられる。
図18に、通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す。
画面構成は図5の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、「音声データ」記入欄が追加されているが、これは音声メッセージを音声データとして送信するため、送信する音声データを特定するためのものである。
先にメッセージを録音したのであれば、この欄には、通信端末1が、作成した音声データを自動的に記入することが出来る。以前に作成した音声データなどは、「参照」ボタンを用いて検索することが出来る。また、他の装置で作成した音声データでも、外部記憶部107やネットワーク経由などで取得できるのであれば、これらのデータも利用できる。
本実施形態における、音声メッセージデータベース204として登録する際のデータ形式の具体例は、図6の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図19に、音声メッセージ受信対象者が、通信端末1を用いて音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例を示す。
画面構成は図7の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、本文内には、音声メッセージ伝達装置2への接続先電話番号と音声メッセージ固有IDの替わりに音声メッセージデータの記録位置を示すURLが記されている。図における「http://www.xxx.jp/xxx/xx0001.dat」がこれに当たる。メッセージ受信対象者がキーなどを操作し、そのURLを選択すると、通信端末1は、電子メール本文から上記URLその他の必要な情報を抽出し、音声メッセージを確認するため、音声メッセージ伝達装置2に接続する処理を開始する。
図20に、通信端末1による音声メッセージ伝達装置2への接続確認画面の具体例を示す。
画面構成は図8の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
本実施形態における、音声による返信メッセージを送信するための画面の具体例は、図9の第1の実施の形態に、音声メッセージデータを選択するための欄を追加するだけであるので、詳しい説明は省略する。
音声メッセージ受信対象者が、その音声メッセージを確認した後、メッセージの送信者に宛てて音声メッセージの返信を行い、その返信メッセージを、初めの送信者が確認するまでの動作の手順については、図16の音声メッセージの送信手順と基本的に変わらないので、詳しい説明は省略する。
このように、本実施形態においては、音声メッセージをリアルタイムに音声メッセージ伝達装置2へ送信する替わりに、通信端末1で音声メッセージから音声データを先に作成し、その音声データを音声メッセージ伝達装置2へ送信している。
このようにすることで、例えば長時間録音された音声メッセージにおいても、実際の送信においては短時間の通信で完了することが出来る利点がある。通信速度や音声圧縮手段の改善により、実際の録音時間をはるかに短縮した形での送信が可能となる。また、これは通信料金の軽減にもつながる。
この通信時間の短縮効果は、音声メッセージの受信時にも同じことが言える。音声データとして受信するので、実際の録音時間に左右されることがない。
また、音声メッセージを事前に作成することで、メッセージの編集が可能となる。通信端末1もしくは他の装置を用いて音声メッセージを録音し、その音声データを編集手段を用いて編集することが出来る。これにより、例えばメッセージに必要な部分以外のデータを削除したり、逆にいくつかの音声メッセージを組み合わせてひとつのメッセージにすることも出来る。また、効果音を追加するなどの方法も考えられる。このようにすることで、音声メッセージをより効果的に希望する形で伝えられる利点は大きい。
また、音声メッセージの受信に関しては、音声データとして受信するので、通信端末1において何度も再生が可能である。これにより音声メッセージを繰り返し確認することが簡単に出来る。また追加の通信料も発生しない。これは高齢者などに有効である。
また、通信端末1に音声データとして保存されるので、音声メッセージの再利用も出来る。また、外部記憶部107などに保存することで永久保存することも可能である。
なお、本実施形態においては、通信端末1と音声メッセージ伝達装置2との間を回線接続により通信する形を示したが、これに限定されず、パケット通信などの蓄積交換による通信を用いても良いことはもちろんである。本実施形態では、リアルタイムの通信が必要ないので、データの遅延が大きな問題とならない。よって遅延を極力抑えたIP電話などの特殊なパケット通信を用いる必要もない。音声メッセージデータ(ファイル)や音声メッセージに関連する情報の通信ができるのでれば、例えばHTTPやFTPなどによる通信で構成することも出来る。この場合、通信端末1と音声メッセージ伝達装置2はHTTPやFTPなどによる通信手段を有する。実装の詳細については、これまでの説明と従来の関連技術とから、当業者には明らかであるので、これ以上の詳しい説明は省略する。
このような蓄積交換による通信を行うことで、通信端末1と音声メッセージ伝達装置2との物理的距離の問題を解消できる利点は大きい。つまり、遠方にある通信端末1どうしの音声メッセージの交換においても、電子メールシステムのように距離が通信料金に反映しないシステムを構築できる。
なお、本実施形態においては、HTTPによる通信の形態を示したが、これに限定されず、例えばFTP(File Transfer Protocol)を用いた通信でも構わない。この場合、通信端末1はFTPによる通信手段を有し、音声メッセージ伝達装置2はFTPサーバーを有することになる。もちろんFTP以外にも音声データの通信が可能であれば他の通信手段を用いてもよい。
また、本実施形態においては、デジタル通信を行う場合を示したが、これに限定されず、加入電話などのアナログ信号として通信する場合でもよいことはもちろんである。この場合、第2の実施の形態に示すように、通信端末1、音声メッセージ伝達装置2の双方に「信号変換部」を設け、作成した音声データを信号変換してアナログ信号として送受信することで可能となる。
なお、本実施形態においては、通信端末1から音声メッセージ伝達装置2への送信、また音声メッセージ伝達装置2から通信端末1への送信は、共に音声メッセージを音声データとして送信している形態を示したが、これに限定されず、例えば通信端末1から音声メッセージ伝達装置2への送信においては音声メッセージ伝達装置2側で音声メッセージを録音し音声データを作成する形態でも良いことはもちろんである。また、逆に音声メッセージ伝達装置2から通信端末1への送信において、音声メッセージ伝達装置2が音声メッセージを再生して音声として通信端末1に送信する形態でも良いことはもちろんである。
(第4の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図24を参照して説明する。
本実施形態では、音声メッセージ伝達装置2が、音声メッセージ受信対象者に送られた音声メッセージの一覧を示し、通信端末1を利用する音声メッセージ受信対象者は、通信端末1に表示される音声メッセージの一覧から求める音声メッセージを選択することで、音声メッセージの確認を行う場合を想定している。
この形態は、第3の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第3の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図1において、通信端末1a(送信側)から音声メッセージ伝達装置2への音声メッセージ送信の動作は、第3の実施の形態と同様である。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aから送信された音声データである音声メッセージ、及び送信先アドレスなどの音声メッセージに関連する情報を内部データベースに登録する。そして、送信先アドレスが一致する(つまり同一の音声メッセージ受信対象者の)音声メッセージの一覧を表示するためのWebページを作成する。そして、音声メッセージ伝達装置2は、送信先アドレス情報を基に、音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを作成し、送信先アドレスに宛てて送信する。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。そして通信端末1nは、受信した電子メールを確認したメッセージ受信対象者のキー操作などによる音声メッセージ受信要求に従い、情報通信ネットワーク3を介して音声メッセージ伝達装置2に接続する。そして通信端末1nは、電子メールに記載されたURLを基に音声メッセージ伝達装置2からWebページデータを受信し、音声メッセージの一覧を表示する。メッセージ受信対象者が求める音声メッセージを選択すると、通信端末1nは音声データを取得する。そして通信端末1nは、受信した音声データを音声として再生する。
本実施形態における通信端末1の内部ブロック図は、図14の第3の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、Webアクセス部131の動作が異なる。
図において、Webアクセス部131は、電子メールに記載されたURLにアクセスし、音声メッセージ伝達装置2から音声メッセージの一覧を表示するWebページを取得する。Webアクセス部131は、Webブラウザとして、取得したWebページを表示する。音声メッセージ受信対象者が通信端末1nを操作し、音声メッセージ一覧の中から求める音声メッセージを選択すると、Webアクセス部131は、表示データにリンクされた実際の音声メッセージを受信する。
図21に、本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図を示す。基本動作は図15の第3の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、電子メール処理部205の動作が異なる。また、Webページ作成部240を有する。
図において、Webページ作成部240は、送信先アドレスが一致する音声メッセージを一覧表示できるようにWebページを作成する。一覧表示された各音声メッセージ情報には、それぞれの実際の音声メッセージデータがリンク付けされている。
図において、電子メール処理部205は、Webページ作成部240により作成されたWebページのURLを、作成する電子メールに記載する。
図22に、音声メッセージ送信者が通信端末1a(送信側)を用いて送信した音声メッセージが、音声メッセージ伝達装置2を介して最終的に通信端末1n(受信側)を操作するメッセージ受信対象者に確認されるまでの動作の手順を、シーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
基本的な手順は図16の第3の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、音声メッセージ伝達装置2が、受信メッセージ処理部202において受信した音声メッセージや、送信先メールアドレスなどの音声メッセージに関連する情報を、音声メッセージを基に関連付けて音声メッセージデータベース204として登録するところまでは、図16の第3の実施の形態におけるステップS209までの動作と同様であるので説明は省略する。
次に、ステップS300において、音声メッセージ伝達装置2は、登録した音声メッセージの送信先アドレスと一致する音声メッセージを一覧表示したWebページを作成する。一覧表示された各音声メッセージ情報には、それぞれの実際の音声メッセージデータがリンク付けされる。実際の処理はWebページ作成部240にて行う。
ステップS210において、音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージが届いていることを音声メッセージ受信対象者に知らせるための電子メールを作成する。このとき、作成されたWebページのURLを、電子メールに記載する。
ステップS210において作成した電子メールを、音声メッセージ伝達装置2は送信する。(ステップS211)
通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2から送信された電子メールを受信する。(ステップS212)
音声メッセージ受信対象者は、音声メッセージ伝達装置2から送信された電子メールを確認する。そして音声メッセージ確認のため、キーなどを操作して、電子メールに記載されたURLを選択すると、通信端末1nは電子メール本文からURLその他の必要な情報を抽出し、Webアクセス部131にてHTTPなどによる通信を開始する。(ステップS213)
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1nからの接続要求を受け付け、WWWサーバー230を介して通信を開始する。(ステップS214)
ステップS301において、音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1nがURLにより指定したWebページデータを選択する。
ステップS302において、音声メッセージ伝達装置2は、選択したWebページデータを通信端末1nに送信する。
ステップS303において、通信端末1nは、Webアクセス部131により、受信したWebページデータをWebブラウザとして表示する。画面には、受信している音声メッセージの一覧が表示される。
ステップS304において、音声メッセージ受信対象者が通信端末1nを操作し、音声メッセージ一覧の中から求める音声メッセージを選択すると、通信端末1nは、選択した音声メッセージ情報にリンクされた実際の音声メッセージデータのURLなどをWebページから取得する。
次に、通信端末1nは、取得したメッセージデータの記録位置を示すURLや認証情報などを、音声メッセージ受信要求(HTTPにおいては、例えばGETメソッドなど)と共に送信する。(ステップS215)
これ以降の動作は第3の実施の形態と同様となるので、説明は省略する。
図23に、音声メッセージ受信対象者が、通信端末1を用いて音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例を示す。
画面構成は図19第3の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、本文内には、音声メッセージの一覧情報を表示したWebページのURLが記されている。図における「http://www.xxx.jp/xxx/xxxx.html」がこれに当たる。メッセージ受信対象者がキーなどを操作し、そのURLを選択すると、通信端末1は、電子メール本文から上記URLその他の必要な情報を抽出し、音声メッセージを確認するため、音声メッセージ伝達装置2に接続する処理を開始する。
なお、図には実際の音声メッセージデータの記録位置を示すURLも別途記載されている。このようにすることで、直接本メッセージのみを確認したい場合に利用することができる。
図24に、音声メッセージ伝達装置2が作成したWebページデータを通信端末1が受信し、それを通信端末1が画面に表示したときの表示画面の具体例を示す。ここには、音声メッセージ受信対象者宛に届いている音声メッセージが一覧表示されている。それぞれのメッセージは、「件名」「送信者アドレス」「記録日時」「録音時間」「有効期限」など、各音声メッセージを特定するための情報が記されている。表示されている各音声メッセージには、実際の音声データを記録した位置を示すURLなどの情報がリンク付けされている。
このように、本実施形態においては、音声メッセージ伝達装置2がWebページを作成し、音声メッセージ受信対象者が、送られた音声メッセージの一覧を確認できるようにしている。このようにすることで、音声メッセージ受信対象者は、自らに送られた音声メッセージの全てを一覧として確認することが可能となる。これは多数の音声メッセージをやり取りする場合などに有効である。
なお、本実施形態においては、送信先アドレスが一致する音声メッセージのみを一覧として表示する形を示したが、これに限定されるものではない。例えば音声メッセージ受信対象者が複数のメールアドレスを利用する場合は、このままでは同じ一覧表示とはならない。そのような場合、例えば音声メッセージ受信対象者の複数のアドレスを音声メッセージ伝達装置2に登録することで、音声メッセージ伝達装置2がWebページ作成部240にてWebページを作成する際に、同じ音声メッセージ受信対象者宛のメッセージとして一覧表示することが可能となる。
なお、Webページへのアクセスに関する認証については、必要であれば利用者単位の認証を用いることが出来る。また、個々の音声メッセージの認証には、必要であれば利用者単位の認証やメッセージ個別のパスワードなどの認証を用いることが出来る。
(第5の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図27を参照して説明する。
本実施形態では、セキュリティを高めるため、情報の送受信時に通信自体を暗号化する場合を想定している。
この形態は、第1の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第1の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
情報の暗号化において、通信自体を暗号化することができる。この場合、個別の情報を暗号化する必要がないという利点がある。
具体的には、通信端末1及び音声メッセージ伝達装置2双方に、例えばIPsec(Security Architecture for Internet Protocol)やSSL(Secure Socket Layer)などを用いることで、通信自体を暗号化することが可能となる。以下に、SSLを用いる場合を示す。
図1において、通信端末1a(送信側)と音声メッセージ伝達装置2は、情報通信ネットワーク3を介して、例えばSSLによる通信を行うことができる。この場合、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)を用いた暗号化通信を行うことが出来るし、HTTPS以外のプロトコルで通信する場合は、ポートフォワーディングを用いることで暗号化通信が可能となる。これにより通信端末1a(送信側)は、音声メッセージや音声メッセージに関連する情報の送信を、暗号化通信を用いて行うことが出来る。
同様の手段で、音声メッセージ伝達装置2と通信端末1n(受信側)との間でSSLによる暗号化通信が可能となる。これにより通信端末1n(受信側)は、暗号化通信を用いて音声メッセージを受信することが出来る。
図25に、本発明に係る通信端末1の内部ブロック図を示す。基本動作は図2の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、暗号処理部150を有する。
図において、暗号処理部150は、通信時に、SSLなどによる暗号化通信を行うことが出来る。
図26に、本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図を示す。基本動作は図3の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、暗号処理部250を有する。
図において、暗号処理部250は、通信時に、SSLなどによる暗号化通信を行うことが出来る。
図27に、通信端末1と音声メッセージ伝達装置2とが暗号化通信を行う際の動作の手順を、SSLを例に、シーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
図において、通信端末1は、暗号化通信を開始するため、SSLによる接続要求を音声メッセージ伝達装置2に送信する。(ステップS400)
次に、音声メッセージ伝達装置2は、自らの信頼性を証明するため、認証機関から発行されたサーバー証明書を通信端末1に送信する。(ステップS401)
次に、音声メッセージ伝達装置2は、公開鍵を送信する。(ステップS402)
通信端末1は、暗号化通信を行うために用いる共通鍵の元となるデータを作成する。(ステップS403)
次に、通信端末1は、共通鍵の元となるデータを、音声メッセージ伝達装置2から送られた公開鍵で暗号化する。(ステップS404)
そして通信端末1は、暗号化した共通鍵の元となるデータを、音声メッセージ伝達装置2に送信する。(ステップS405)
通信端末1は、共通鍵の元となるデータをもとに、実際の共通鍵を作成する。(ステップS406)
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1から送られた暗号データを、自らが送った公開鍵に対応する秘密鍵で復号化し、共通鍵の元となるデータを取得する。そして、この共通鍵の元となるデータをもとに、実際の共通鍵を作成する。(ステップS407)
そして、通信端末1と音声メッセージ伝達装置2は、作成した同じ共通鍵を用いて、共通鍵暗号方式による暗号化通信を開始する。(ステップS408)
なお、IPsecやSSLを用いたVPN(Virtual Private Network)であるIPsec-VPNやSSL-VPNを用いることもできる。
IPsecやSSLの実装方法は、以上の説明と従来の関連技術とから当業者には明らかであるので、これ以上の詳しい説明は省略する。
このように通信自体を暗号化することで、音声メッセージや音声メッセージに関連する情報などの個別の情報を暗号化することなく安全に送受信できる利点は大きい。
なお、このとき音声メッセージは、IP電話などの音声として送受信することも出来るし、ファイル化された音声データとして送受信することも出来る。
(第6の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図29を参照して説明する。
本実施形態では、セキュリティを高めるため、個別の情報を暗号化して送受信する場合を想定している。しかも、この場合、情報の暗号化及び復号化は、音声メッセージ伝達装置2で行わず、通信端末1間で行う場合を想定している。
この形態は、第1の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第1の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図1において、通信端末1a(送信側)は、音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を音声メッセージ伝達装置2に送信するが、その際、必要により情報を暗号化して送信することが出来る。暗号化する情報は、音声メッセージや文字メッセージ、メッセージ個別のパスワードなどが考えられる。
情報の暗号化には、共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式などを用いることができる。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aから送信された音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を内部データベースに登録する。その際、情報の復号化は行わない。つまり、暗号化された情報は、そのまま記録される。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。このとき、暗号化されている情報は復号化することができる。そして通信端末1nは、電子メールに記載された情報を基に音声メッセージを受信するが、このとき音声メッセージが暗号化されていれば、復号化することができる。
情報の復号化には、共通鍵暗号方式であれば、送信者の有する共通鍵と同じ鍵を用いて復号化を行う。また、公開鍵暗号方式であれば、送信者が用いた公開鍵に対応する秘密鍵を用いて復号化することができる。
図25に、本発明に係る通信端末1の内部ブロック図を示す。基本動作は図2の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、暗号処理部150を有する。この場合、暗号処理部150の動作は、第5の実施の形態とは異なる。
図において、暗号処理部150は、情報を送信する際、音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を暗号化することが出来る。情報暗号化のタイミングは、利用者がキー操作などにより、必要な情報を暗号化する操作を行ったときが考えられる。また、通信端末1に事前に設定することにより、必要な情報の暗号化を送信時に自動的に行うこともできる。
また、受信時において、暗号処理部150は、暗号化された情報を復号化することが出来る。復号化のタイミングは、利用者がキー操作などにより、暗号化された情報を復号化する操作を行ったときが考えられる。また、通信端末1に事前に設定することにより、暗号化された情報の復号化を受信時に自動的に行うこともできる。
本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図は図3の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図28に、通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す。
画面構成は図5の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。図において、「暗号化」ボタンが追加されている。
音声メッセージの送信者は、「暗号化」ボタンを選択することで、情報の暗号化を行うことが出来る。図において、文字メッセージを暗号化した後の画面の例を示す。図の「本文」における、「-----BEGIN MESSAGE-----」から「-----END MESSAGE-----」までが暗号化データに当たる。もちろん、情報の暗号化を送信時に自動的に行うこともできる。
図29に、通信端末1が音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例を示す。
画面構成は図7の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。図において、「復号化」ボタンが追加されている。
図において、文字メッセージが暗号化されている。図の「文字メッセージ」における、「-----BEGIN MESSAGE-----」から「-----END MESSAGE-----」までが暗号化データに当たる。音声メッセージ受信対象者は、「復号化」ボタンを選択することで、情報の復号化を行うことが出来る。
なお、暗号化された情報の復号化を受信時に自動的に行うこともできる。
このように、通信端末1間で情報を暗号化及び復号化することで、情報の盗聴などを防ぐことが可能となる。
なお、送信画面、受信画面の例では文字メッセージを暗号化した場合を示したが、音声メッセージや、その他の情報を暗号化・復号化することも可能である。
また、通信端末1間で情報を暗号化及び復号化しているので、音声メッセージ伝達装置2に暗号化及び復号化の機能を持たせる必要がない利点がある。これは、音声メッセージ伝達装置2に関わりなく、通信端末1の暗号化・復号化手段を変更できるという利点でもある。
また、文字メッセージの暗号化を利用して、文字メッセージ内に、音声メッセージの認証情報である個別のパスワードを記入しておくことが出来る。このようにすることで、音声メッセージ単位で異なるパスワードの、メッセージ受信対象者への配送の問題を解決できる。音声メッセージを受信対象者以外が受信できないようにするため、各メッセージに認証情報であるパスワードを設定することは有効であるが、問題は、メッセージごとにパスワードを変える必要が発生し、それを受信対象者に伝えなければならないことである。文字メッセージ内にそのパスワードを記入し暗号化することで、この問題を解決できる利点は大きい。メッセージ受信対象者は、文字メッセージを復号化し、そこに書かれたパスワードを用いて、求める音声メッセージを受信することが出来る。
なお、本実施形態においては、送信時に文字メッセージ全体を暗号化しているが、もちろんこれに限定されず、例えば音声メッセージの認証情報である個別パスワードのみを暗号化して文字メッセージ内に挿入してもよい。受信対象者が用いる通信端末1は、受信した電子メールの文字メッセージ内の暗号化された部分を復号化し、そこに記されたパスワードを用いて音声メッセージを受信することが出来る。
なお、アナログ通信の形態においても、信号変換することで実現できる。
(第7の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図30を参照して説明する。
本実施形態では、セキュリティを高めるため、個別の情報を暗号化して送受信する場合を想定している。この場合、情報の暗号化及び復号化は、通信端末1と音声メッセージ伝達装置2との間で行う場合を想定している。
この形態は、第1の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第1の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図1において、通信端末1a(送信側)は、音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を音声メッセージ伝達装置2に送信するが、その際、必要により情報を暗号化して送信することが出来る。暗号化する情報は、音声メッセージや文字メッセージ、メッセージ個別のパスワード、また利用者単位の認証情報である利用者のIDとパスワードなどが考えられる。
情報の暗号化には、共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式などを用いることができる。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aから送信された音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を受信する。このとき、暗号化されている情報があれば復号化したうえで内部データベースに登録することができる。
また、音声メッセージ伝達装置2は、電子メールの送信時において、特定の情報を暗号化した上で電子メールに記載することが出来る。特定の情報とは、例えば電子メール本文全体や音声メッセージの詳細情報、音声メッセージの固有IDなどである。どの情報を暗号化するかは、事前に音声メッセージ伝達装置2に設定することが出来る。
また、音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージを暗号化して通信端末1に送信することが出来る。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。このとき、暗号化されている情報は復号化することができる。そして通信端末1nは、電子メールに記載された情報を基に音声メッセージを受信するが、このとき音声メッセージが暗号化されていれば、復号化することができる。
情報の復号化には、共通鍵暗号方式であれば、音声メッセージ伝達装置2の有する共通鍵と同じ鍵を用いて復号化を行う。また、公開鍵暗号方式であれば、音声メッセージ伝達装置2が用いた公開鍵に対応する秘密鍵を用いて復号化することができる。
図25に、本発明に係る通信端末1の内部ブロック図を示す。基本動作は図2の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、暗号処理部150を有する。
図において、暗号処理部150の基本動作は、第6の実施の形態と同様である。ただし、本実施形態においては、音声メッセージ伝達装置2において暗号化及び復号化が可能なので、件名や利用者単位の認証情報である利用者のIDとパスワードなどの情報も暗号化が可能となる。
図26に、本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図を示す。基本動作は図3の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、暗号処理部250を有する。この場合、暗号処理部250の動作は、第5の実施の形態とは異なる。
図において、暗号処理部250は、通信端末1からの受信時において、暗号化された情報を復号化することが出来る。また、送信時においては、必要な情報を暗号化することが出来る。
通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例は、図28の第6の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。ただし、この場合、利用者単位の認証情報である利用者のIDとパスワードなどの情報も暗号化が可能となる。
図30に、通信端末1が音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例を示す。
画面構成は図7の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。図において、「復号化」ボタンが追加されている。
図の(A)においては、電子メールの本文が音声メッセージ伝達装置2により暗号化されている。この中には、「送信者アドレス」や音声メッセージの詳細情報、音声メッセージの接続先情報などが含まれている。図の「-----BEGIN MESSAGE-----」から「-----END MESSAGE-----」までが暗号化データに当たる。また、本文内に、暗号化情報を復号化するよう案内文が挿入されている。
音声メッセージ受信対象者は、「復号化」ボタンを選択することで、情報の復号化を行うことが出来る。もちろん、暗号化された情報の復号化を受信時に自動的に行うこともできる。
このように電子メールの本文全体を暗号化することで、音声メッセージに関する情報全体を盗聴できないようにすることが出来る利点は大きい。
また、図の(B)においては、電子メール本文内に、音声メッセージの認証情報である個別のパスワードが、音声メッセージ伝達装置2により暗号化して挿入されている。図の「-----BEGIN MESSAGE-----」から「-----END MESSAGE-----」までが暗号化データに当たる。音声メッセージ受信対象者は、「復号化」ボタンを選択することで、情報の復号化を行うことが出来る。このようにすることで、音声メッセージ受信対象者は、メッセージに個別に設定されたパスワードを確認することが出来る。
図の(B)においては、秘匿情報である個別パスワードのみを暗号化することで、それ以外の音声メッセージに関する情報を簡単に閲覧できる利点がある。
このように、通信端末1と音声メッセージ伝達装置2との間で情報を暗号化及び復号化することで、音声メッセージに関する情報全体を暗号化することが可能となる。また、音声メッセージ伝達装置2に設定することで、送信する電子メールにおける情報を、どこまで暗号化して秘匿するかなどの細かな操作が可能となる。
また、メッセージの送信時においては、利用者単位の認証情報である利用者のIDとパスワードなどの情報も暗号化できるので、よりセキュリティを強化できる。
また、音声メッセージの認証情報である個別のパスワードを、暗号化情報として電子メールで知らせることが出来るので、送信者と受信者間のパスワードの管理がはるかに容易になる。これにより、送信者は、自由にメッセージ個別のパスワードを設定し、セキュリティを向上させることが出来る。
なお、本実施形態におけるように、情報の暗号化及び復号化を、通信端末1と音声メッセージ伝達装置2との間で行う手段と、第6の実施の形態におけるように、情報の暗号化及び復号化を、音声メッセージ伝達装置2で行わず、通信端末1間で行う手段は、共に併用することが出来ることはもちろんである。この2種類の手段を併用することで、それぞれの利点を生かすことが出来る。例えば、メッセージ固有のパスワードは、送信側の通信端末1で暗号化して文字メッセージ内に挿入してもよいし、音声メッセージ伝達装置2が暗号化し、電子メール本文内に挿入してもよい。
なお、アナログ通信の形態においても、信号変換することで実現できる。
(第8の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図34を参照して説明する。
本実施形態では、セキュリティを高めるため、音声メッセージの認証情報である個別のパスワードを暗号化して送信する場合を想定している。しかも、この場合、個別のパスワードを自動生成して用いる場合を想定している。また、情報の暗号化及び復号化は、音声メッセージ伝達装置2で行わず、通信端末1間で行う場合を想定している。
この形態は、第6の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第6の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
本実施形態は、また第1の実施の形態の変形例でもある。
音声メッセージの認証情報である個別のパスワードは、音声メッセージ伝達装置2に登録された音声メッセージに不正にアクセスされないための重要な情報である。本実施形態においては、このパスワードの有効活用のため、メッセージごとに違うパスワードを設定する煩雑さの問題及びパスワード情報の配送の問題を、パスワードの自動生成手段と作成したパスワードを暗号化して文字メッセージに挿入することで解決している。
図1において、通信端末1a(送信側)は、音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を音声メッセージ伝達装置2に送信するが、その際、必要により情報を暗号化して送信することが出来る
また、通信端末1aは、乱数を生成し、その乱数を基に音声メッセージの認証情報である個別のパスワードを生成することが出来る。
そして、生成したパスワードを暗号化し、暗号化したパスワードを文字メッセージに挿入することが出来る。
情報の暗号化には、共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式などを用いることができる。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aから送信された音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を内部データベースに登録する。その際、情報の復号化は行わない。つまり、暗号化された情報は、そのまま記録される。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。このとき、暗号化されている情報は復号化することができる。そして、復号化した情報から音声メッセージの認証情報である個別パスワードを抽出し、このパスワードを用いて音声メッセージを受信する。
図31に、本発明に係る通信端末1の内部ブロック図を示す。基本動作は第6の実施の形態で示したものと同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、新たに乱数生成部180を有する。
図において、乱数生成部180は、音声メッセージの認証情報である個別のパスワードを生成するための乱数を生成することが出来る。そして、その乱数を基にパスワードを生成する。パスワードの生成には、乱数に何らかの情報を付加する形でもよいし、乱数に数学的処理を行ってもよい。また生成した乱数をそのままパスワードとして用いても良い。
本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図は図3の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図32に、音声メッセージ送信者が通信端末1a(送信側)を用いて送信した音声メッセージが、音声メッセージ伝達装置2を介して最終的に通信端末1n(受信側)を操作するメッセージ受信対象者に確認されるまでの動作の手順を、シーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
基本的な手順は図4の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、音声メッセージ送信者の操作により、通信端末1aは送信先アドレスなどの情報を記録する。(ステップS10)
次に、ステップS800において、送信者が例えば「パスワード生成」ボタンを選択することで、通信端末1aは乱数を生成する。
次に、ステップS801において、通信端末1aは生成した乱数を基にパスワードを生成する。そして、生成したパスワードを音声メッセージの認証情報である個別のパスワードとして記録する。パスワードの値は、生成のたびに違うものとなる。なお、生成した乱数をそのままパスワードとしても良い。
次に、ステップS802において、通信端末1aは生成したパスワードを暗号化する。暗号化においては、共通鍵暗号方式であれば、メッセージ受信対象者と共有する共通鍵を用いる。公開鍵暗号方式であれば、メッセージ受信対象者の公開鍵を用いる。
なお、復号化のときにパスワード情報であることを識別するため、特定の形式でパスワードを記述し暗号化することも出来る。例えば、パスワードが「eT954B」であるとき、表記を「//PWD= eT954B//」として暗号化するなどの方法が考えられる。
次に、ステップS803において、通信端末1aは、暗号化したパスワードを文字メッセージに挿入する。
次に、ステップS11において、音声メッセージ伝達装置2に接続を開始するが、ここからステップS21における、通信端末1n(受信側)による電子メールの受信までは、図4の第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
ステップS804において、通信端末1nは、受信した電子メールに含まれる暗号化された情報の復号化を行う。
次に、ステップS805において、通信端末1nは、復号化した情報からメッセージの個別パスワードを抽出し記録する。パスワードが特定の形式で記述してあるならば、その形式をもとにパスワードを抽出する。
そして、通信端末1nは、音声メッセージを受信するため、音声メッセージ伝達装置2に接続を開始し(ステップS22)、音声メッセージ伝達装置2は接続を受け付け(ステップS23)、通信端末1nは音声メッセージ受信要求を行う。(ステップS24)
このとき、先ほど記録したパスワードを他の情報と共に送信する。
これ以降は、図4の第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
図33に、通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す。
画面構成は図28の第6の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。図において、「パスワード生成」ボタンが追加されている。
音声メッセージの送信者は、「パスワード生成」ボタンを選択することで、乱数を用いたパスワードを自動生成することが出来る。通信端末1は、生成したパスワードを「メッセージパスワード」欄に記入し、また、そのパスワードを暗号化し、暗号化したパスワード情報を文字メッセージに挿入することが出来る。画面例には、挿入した暗号情報が「本文」欄に記されている。
なお、図における「暗号化」ボタンは、この場合、その他の情報を暗号化する場合に用いることが出来る。
なお、「パスワード生成」ボタンなどを用いず、通信端末1が音声メッセージ伝達装置2に音声メッセージに関連する情報を送信する際、自動的にパスワードを生成し、暗号化し、文字メッセージに挿入することも出来る。
図34に、通信端末1が音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例を示す。
画面構成は図29の第6の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、文字メッセージ内に音声メッセージの個別パスワードが暗号化されて挿入されているが、音声メッセージ受信対象者は、「復号化」ボタンを選択することで、情報の復号化を行うことが出来る。また、このときメッセージの個別パスワードを、復号化した情報から抽出し記録する。パスワードが特定の形式で記述してあるならば、その形式をもとにパスワードを抽出する。
このパスワードを基に、通信端末1は音声メッセージを受信することが出来る。
なお、「復号化」ボタンなどを用いず、メッセージ受信対象者が暗号化された部分を選択すると自動的に復号化を行うことも出来る。また、復号化の処理を、電子メールの受信時に自動的に行うことも出来る。
音声メッセージの認証情報である個別のパスワードは、音声メッセージごとに違う値を設定すべきであるが、送信者の手作業では大変手間のかかる作業である。また、その値を受信対象者に伝える問題もある。そこで、本実施形態のように、通信端末1が乱数を用いてパスワードを自動生成し、暗号化することで、セキュリティの向上と、利用者の操作性の向上を同時に満たすことが可能となる。
また、本実施形態においては、通信端末1間で以上の処理を行っているので、音声メッセージ伝達装置2に新たな機能を追加する必要がない利点がある。これは、音声メッセージ伝達装置2に関わりなく、通信端末1のパスワード生成手段などを変更できるという利点でもある。
もちろん、自動生成したパスワードを、暗号化せずに用いることも出来る。
なお、アナログ通信の形態においても、信号変換することで実現できる。
(第9の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図37を参照して説明する。
本実施形態では、セキュリティを高めるため、音声メッセージの認証情報である個別のパスワードを暗号化して送信する場合を想定している。しかも、この場合、個別のパスワードを自動生成して用いる場合を想定している。また、情報の暗号化及び復号化は、通信端末1と音声メッセージ伝達装置2との間で行う場合を想定している。
この形態は、第7の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第7の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
本実施形態は、また第1の実施の形態及び第8の実施の形態の変形例でもある。
本実施形態では、第8の実施の形態と異なり、音声メッセージ伝達装置2において、音声メッセージの認証情報である個別のパスワードの自動生成と、作成したパスワードを暗号化して電子メールに挿入する場合を想定している。
図1において、通信端末1a(送信側)は、音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を音声メッセージ伝達装置2に送信するが、その際、必要により情報を暗号化して送信することが出来る
情報の暗号化には、共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式などを用いることができる。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aから送信された音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を受信する。このとき、暗号化されている情報があれば復号化したうえで内部データベースに登録することができる。
また、音声メッセージ伝達装置2は、乱数を生成し、その乱数を基に音声メッセージの認証情報である個別のパスワードを生成することが出来る。そして、生成したパスワードを暗号化し、暗号化したパスワードを電子メールに挿入することが出来る。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。このとき、暗号化されている情報は復号化することができる。そして、復号化した情報から音声メッセージの認証情報である個別パスワードを抽出し、このパスワードを用いて音声メッセージを受信する。
本発明に係る通信端末1の内部ブロック図は、図25を用いた第7の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図35に、本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図を示す。基本動作は図26を用いた第7の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、新たに乱数生成部290を有する。
図において、乱数生成部290は、音声メッセージの認証情報である個別のパスワードを生成するための乱数を生成することが出来る。そして、その乱数を基にパスワードを生成する。パスワードの生成には、乱数に何らかの情報を付加する形でもよいし、乱数に数学的処理を行ってもよい。また生成した乱数をそのままパスワードとして用いても良い。
生成したパスワードは、音声メッセージに関連付けられて音声メッセージデータベース204に登録される。
図36に、音声メッセージ送信者が通信端末1a(送信側)を用いて送信した音声メッセージが、音声メッセージ伝達装置2を介して最終的に通信端末1n(受信側)を操作するメッセージ受信対象者に確認されるまでの動作の手順を、シーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
基本的な手順は図4の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、通信端末1aが送信した音声メッセージや音声メッセージに関連する情報をデータベースに登録したのち(ステップS18)、音声メッセージ伝達装置2は、乱数を生成する。(ステップS900)
なお、音声メッセージに個別のパスワードは、音声メッセージ伝達装置2で生成するので、通信端末1aでは記録しない。
次に、ステップS901において、音声メッセージ伝達装置2は生成した乱数を基にパスワードを生成する。そして、生成したパスワードを音声メッセージに関連付けて音声メッセージデータベース204に登録する。パスワードの値は、生成のたびに違うものとなる。なお、生成した乱数をそのままパスワードとしても良い。
次に、ステップS902において、音声メッセージ伝達装置2は生成したパスワードを暗号化する。暗号化においては、共通鍵暗号方式であれば、メッセージ受信対象者と共有する共通鍵を用いる。公開鍵暗号方式であれば、メッセージ受信対象者の公開鍵を用いる。
なお、復号化のときにパスワード情報であることを識別するため、特定の形式でパスワードを記述し暗号化することも出来る。例えば、パスワードが「eT954B」であるとき、表記を「//PWD= eT954B//」として暗号化するなどの方法が考えられる。
次に、ステップS903において、音声メッセージ伝達装置2は、暗号化したパスワードを通信端末1n(受信側)に送信する電子メールに挿入する。
音声メッセージ伝達装置2は、電子メールを作成し(ステップS19)、通信端末1nに送信する(ステップS20)。通信端末1nは、電子メールを受信する(ステップS21)。
次に、情報の復号化(ステップS904)を行うが、これ以降は図32の第8の実施の形態における情報の復号化(ステップS804)からの動作と同様であるので説明は省略する。
図37に、通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す。
画面構成は図5の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、「暗号化」ボタンを選択すると、情報を暗号化することが出来る。また図において、「メッセージパスワード」記入欄がないが、これは、音声メッセージの認証情報である個別のパスワードを、音声メッセージ伝達装置2が生成するためである。
通信端末1が音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例は、図30の第7の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、電子メール内に音声メッセージの個別パスワードが暗号化されて挿入されているが、音声メッセージ受信対象者は、「復号化」ボタンを選択することで、情報の復号化を行うことが出来る。また、このときメッセージの個別パスワードを、復号化した情報から抽出し記録する。パスワードが特定の形式で記述してあるならば、その形式をもとにパスワードを抽出する。
このパスワードを基に、通信端末1は音声メッセージを受信することが出来る。
なお、「復号化」ボタンなどを用いず、メッセージ受信対象者が暗号化された部分を選択すると自動的に復号化を行うことも出来る。また、復号化の処理を、電子メールの受信時に自動的に行うことも出来る。
このように、本実施形態においては、音声メッセージ伝達装置2が音声メッセージの個別パスワードを生成している。これにより、送信側の通信端末1が送信する音声メッセージにパスワードなどを設定しなくとも、音声メッセージ伝達装置2により、自動的にパスワードを設定することでセキュリティの向上を図ることが出来る。
また、音声メッセージ伝達装置2が、電子メール内に暗号化したパスワードを挿入しているので、受信側の通信端末1は、設定されたメッセージ個別のパスワード情報を安全に取得することが出来る。これにより、セキュリティの向上と利便性を同時に満たすことが可能となる。
なお、本実施形態においては、音声メッセージの認証情報である個別のパスワードの生成と、また、そのパスワード情報を受信対象者に知らせるため、そのパスワードを暗号化して電子メールに挿入する処理を、共に音声メッセージ伝達装置2が行っているが、これに限定されず、メッセージ個別のパスワードの生成を通信端末1で行ってもよいことはもちろんである。この場合、メッセージ個別のパスワードの生成は通信端末1で行い、音声メッセージ伝達装置2は、そのパスワード情報を知らせるため、パスワードを暗号化して電子メールに挿入する処理を行う。これは、第8の実施の形態と第9の実施の形態を組み合わせた形態ということもできる。
もちろん、作成したパスワードを、暗号化せずに用いることも出来る。
なお、アナログ通信の形態においても、信号変換することで実現できる。
(第10の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図41を参照して説明する。
本実施形態では、通信端末1が、音声メッセージの送信要求を検知する検知手段を有する場合を想定している。
つまり、通信端末1が検知手段により、音声メッセージの送信要求を検知することで、これを起点として、通信端末1が音声メッセージ伝達装置2に自動接続し、音声メッセージの送信に必要な関連する情報を自動送信し、場合によっては音声メッセージをも自動送信するという、一連の処理を自動化する場合を想定している。
同様に、本実施形態では、通信端末1が、音声メッセージの受信要求を検知する検知手段を有する場合を想定している。
つまり、通信端末1が検知手段により、音声メッセージの受信要求を検知することで、これを起点として、通信端末1が音声メッセージ伝達装置2に自動接続し、音声メッセージの受信に必要な関連する情報を自動送信し、音声メッセージを自動受信するという、一連の処理を自動化する場合を想定している。
この形態は、第1の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第1の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図38に、本発明に係る通信端末1の内部ブロック図を示す。基本動作は図2を用いた第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、新たに要求検知部1100を有する。
図において通信端末1は、要求検知部1100を用いて、音声メッセージ送信者による音声メッセージ送信要求を検知し、これを起点として一連の処理を自動化することが出来る。
また、通信端末1は、要求検知部1100を用いて、音声メッセージ受信対象者による音声メッセージ受信要求を検知し、これを起点として一連の処理を自動化することが出来る。
音声メッセージの送信においては、具体的には、例えば通信端末1に備える特定のボタンが押されたことを要求検知部1100にて検知し、この検知結果を「音声メッセージ送信要求」と判断し、これを起点として、通信端末1が音声メッセージ伝達装置2に自動接続し、音声メッセージの送信に必要な関連する情報を自動送信し、場合によっては音声メッセージをも自動送信するという形で、一連の処理を自動化することが出来る。ボタンの設定は、「自動送信」などの特定のボタンを別途用意してもよいし、既存のボタンを「音声メッセージ送信要求用ボタン」と設定することで対応することも出来る。
音声メッセージの受信においては、具体的には、例えば通信端末1に備える特定のボタンが押されたことを要求検知部1100にて検知し、この検知結果を「音声メッセージ受信要求」と判断し、これを起点として、通信端末1が音声メッセージ伝達装置2に自動接続し、音声メッセージの受信に必要な関連する情報を自動送信し、音声メッセージを自動受信するという形で、一連の処理を自動化することが出来る。ボタンの設定は、「自動受信」などの特定のボタンを別途用意してもよいし、既存のボタンを「音声メッセージ受信要求用ボタン」と設定することで対応することも出来る。
音声メッセージの送信に必要な関連する情報については、事前に通信端末1に設定することが出来る。例えば送信先アドレスや、利用者単位の認証情報である利用者のIDとパスワードなどが挙げられる。また、件名や本文などは、自動処理の開始時までに記されている情報を、それらの情報として自動取得することが出来る。
また、音声メッセージを自動送信するのであれば、音声メッセージの送信段階において、通信端末1が音声メッセージの送信を促す案内を行い、送信者が音声メッセージの送信を終了した段階で、送信の終了処理に移ることが出来る。送信者が音声メッセージの送信を終了したかどうかの判断は、例えば無音時間の長さにより判断するなどの方法がある。
同様に、音声メッセージの受信に必要な関連する情報については、事前に通信端末1に設定することが出来る。例えば、利用者単位の認証情報である利用者のIDとパスワードなどが挙げられる。また、受信した電子メールから必要な情報を自動抽出することが出来る。
なお、第2の実施の形態のように、アナログ通信を行うのであれば、通信時に自動的に信号変換を行うことが出来る。
また、第3の実施の形態のように、音声メッセージを音声データとして送信するのであれば、自動処理の開始時に、通信端末1が音声メッセージを録音するよう促す案内を行い、自動録音することで可能となる。既に音声データが存在するのであれば、事前に設定することで、音声データを自動送信することが出来る。
また、受信において、音声メッセージを音声データとして受信するのであれば、受信終了後に自動再生することが出来る。
また、第5の実施の形態のように、通信を暗号化するのであれば、音声メッセージ伝達装置2との通信開始時に、そのような処理を自動的に行うことが出来る。
また、第6、第7の実施の形態のように情報を暗号化するのであれば、送受信時に、暗号化及び復号化の処理を自動的に行うことが出来る。
また、第8の実施の形態のように音声メッセージの認証情報である個別のパスワードを生成するのであれば、送信時に、そのような処理を自動的に行うことが出来る。
本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図は、図3を用いた第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
音声メッセージ送信者が通信端末1a(送信側)を用いて送信した音声メッセージが、音声メッセージ伝達装置2を介して最終的に通信端末1n(受信側)を用いるメッセージ受信対象者に確認されるまでの動作の手順を、図4のシーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
基本的な手順は図4を用いた第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
まず、図のステップS10おいて、第1の実施の形態では、通信端末1aが音声メッセージ送信者のボタン操作などにより記録された、音声メッセージに関連する情報を取得している。具体的には、送信先アドレスなどである。
しかし本実施の形態においては、音声メッセージ送信者が、最初に例えば特定のボタンを選択することで、音声メッセージ送信に関する処理の全てを行う。特定のボタンとは、例えば「自動送信」ボタンなどが考えられる。通信端末1aは、これによりメッセージ送信要求を要求検知部1100にて検知し、自動送信処理を開始する。
まず、ステップS10おいて、送信先アドレスなどの音声メッセージに関連する情報を自動で取得する。
送信先アドレスは、事前に通信端末1aに設定することが出来る。複数のアドレスがある場合は、優先順位を設ける方法がある。また、複数に送信する方法もある。文字メッセージは、この時点までに記録された情報を自動取得することが出来る。もしくは、案内メッセージを用い、記入を促す方法もある。その他の情報も同様に処理できる。
次にステップS11おいて、通信端末1aは、音声メッセージ伝達装置2に自動的に接続を開始する。
接続が確立すると(ステップS12)、通信端末1aは、音声メッセージに関連する情報を送信する。(ステップS13)
認証が終了すると(ステップS14)、通信端末1aは、音声メッセージの送信を開始する。(ステップS15)
実際の処理においては、例えば音声メッセージ送信の準備が出来た段階で、通信端末1aが送信者に文字や音声を使ってアナウンスを送り、これにより送信者が実際の音声メッセージを発する、などの方法がある。メッセージ終了のタイミングは、時間の長さを設定しておいてもよいし、終了ボタンを選択するよう先に案内をしておいてもよい。また無音時間で判断することも出来る。もし記録した音声メッセージデータを用いるのであれば、そのまま送信することが出来る。
音声メッセージ伝達装置2がメッセージを受信したのち(ステップS16)、通信端末1aは、通信を自動的に切断する。(ステップS17)
通信端末1aによる音声メッセージ自動送信の手順は、以上のようになる。
これ以降、ステップS20における、音声メッセージ伝達装置2による電子メールの送信までは、第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
ステップS21において、通信端末1nは電子メールを受信する。メッセージ受信対象者はメールの内容を確認する。
そして、ステップS22おいて、音声メッセージ受信対象者が、例えば特定のボタンを選択することで、音声メッセージ受信に関する処理の全てを行うことができる。特定のボタンとは、例えば「自動受信」ボタンなどが考えられる。通信端末1nは、これによりメッセージ受信要求を要求検知部1100にて検知し、自動受信処理を開始する。
まず、通信端末1nは、受信した電子メールから音声メッセージの受信に必要な関連する情報を自動で抽出し記録する。抽出する項目は事前に設定することが出来る。また、暗号化してある場合は復号化を行う。
次に通信端末1nは、音声メッセージ伝達装置2に自動的に接続を開始する。
接続が確立すると(ステップS23)、通信端末1nは、音声メッセージを受信するため、音声メッセージを受信するための情報を送信する。(ステップS24)
音声メッセージ伝達装置2は、受信した情報をもとに音声メッセージを選択し(ステップS25)、認証が終了すると(ステップS26)、音声メッセージの送信を開始する。(ステップS27)
通信端末1nを利用する音声メッセージ受信対象者は、送受話部104を介して発せられる音声メッセージを確認する。(ステップS28)
メッセージが音声データとして送信された場合は、受信を終えた段階で、自動的に音声を再生する。
通信端末1nは、音声メッセージの受信が完了すると、自動的に音声メッセージ伝達装置2との通信を切断する。(ステップS29)
図39に、通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す。
画面構成は図5の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、「自動送信」ボタンが追加されている。
図において、送信者が「自動送信」ボタンを選択すると、通信端末1は、音声メッセージの自動送信処理を開始する。
図40に、通信端末1が音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例を示す。
画面構成は図7の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、「自動受信」ボタンが追加されている。
図において、送信者が「自動受信」ボタンを選択すると、通信端末1は、音声メッセージの自動受信処理を開始する。
このようにすることで、通信端末1の利用者は、細かい操作を理解していなくとも、特定のボタンを押すだけで音声メッセージを送信もしくは受信することができるという利便性がある。
これはまた、災害時などの緊急時において、利用者が冷静に通信端末1を操作出来る状況ではない場合にも有効な手段となる。
また、高齢者や障害者においても、複雑な操作を伴わない本実施形態は利益が大きい。
また、工事現場や作業現場においても、面倒な操作を伴わず、しかも音声を伝言メモのように使えるので業務に活用できる。
また、特定の音(音声認識による単語の特定や発声者の特定、また音程、波形、音量などを用いて特定する。)を認識することで、「音声メッセージ送信要求」もしくは「音声メッセージ受信要求」として検知する方法もある。これにより、例えば利用者が発する音声による自動処理が可能となる。これは、緊急時や高齢者、障害者の利用において有効である。
なお、音声メッセージの自動受信については、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールの自動受信から始めることもできる。この場合、通信端末1に事前に設定することで、電子メールを定期的に自動受信することが出来る。そして、受信した電子メールが音声メッセージ伝達装置2からのもので、しかも音声メッセージが届いていることを知らせるものであれば、その中から音声メッセージを受信するための情報を自動で抽出し記録する。以後の動作は既に説明してあるので、ここでの説明は省略する。もし音声メッセージが音声メッセージ伝達装置2側で再生される場合であれば、通信端末1に録音手段を備え、メッセージを自動録音して記録することができる。これにより、後ほどメッセージ受信対象者はメッセージを確認することが出来る。音声メッセージ伝達装置2が音声データとして送信するのであれば、そのままデータを保存すればよい。なお、音声メッセージを自動受信した際、メッセージ受信対象者に知らせるため、音や文字を用いてアナウンスをすることも出来る。
このように、電子メールの受信までを自動化することで、音声メッセージの受信に関する全ての処理を自動化することが出来る。
また、環境情報を取得することで、その情報を基に「音声メッセージ送信要求」もしくは「音声メッセージ受信要求」として検知することもできる。これにより、気温などの、ある環境情報の変化を起点として通信端末1による音声メッセージの自動処理が可能となる。
同様に、健康情報を取得することで、その情報を基に「音声メッセージ送信要求」もしくは「音声メッセージ受信要求」として検知することもできる。これにより、体温などの、ある健康情報の変化を起点として通信端末1による音声メッセージの自動処理が可能となる。
同様に、医療情報を取得することで、その情報を基に「音声メッセージ送信要求」もしくは「音声メッセージ受信要求」として検知することもできる。これにより、心電図などの、ある医療情報の変化を起点として通信端末1による音声メッセージの自動処理が可能となる。
図41に、本発明に係る通信端末1の内部ブロック図を示す。基本動作は図2を用いた第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、新たに環境情報取得部1101、健康情報取得部1102、医療情報取得部1103を有する。
図において環境情報取得部1101は、現在地において、緯度経度などで表される位置情報や、温度、湿度、風速、大気質(酸素濃度、照度、有毒ガス濃度、粉塵質量濃度、など)、水質(水素イオン濃度、残留塩素濃度、導電率、など)、土壌質(土壌の体積含水率、土中酸素濃度、土壌の通気係数、など)、騒音、振動、放射能などの測定もしくは生物生態調査により得られる環境情報のいずれかひとつ、もしくは複数の情報を取得することができる。取得した環境情報は、所定のデータフォーマットもしくは文字データや画像データとして内部記憶部106もしくは外部記憶部107に保存する。
通信端末1は、環境情報取得部1101において取得した環境情報の変化を基に、「音声メッセージ送信要求」もしくは「音声メッセージ受信要求」として検知することができる。環境情報の変化とは、例えば環境情報の値が、ある基準値を超えた場合や逆に下回った場合が考えられる。または、基準となる環境情報のパターンと同じパターンが現れた場合も利用できる。具体的には、例えば環境情報取得部1101において取得した気温がある値を超えた場合、これを要求検知部1100が「音声メッセージ送信要求」として検知し、音声メッセージの自動送信処理を開始することが出来る。
これにより、例えば介護の現場では、通信端末1を利用する被介護者の部屋の温度や湿度などがある値を超えた場合、通信端末1が自動的に音声メッセージの送信処理を開始し、被介護者の音声をメッセージとして介護センターなどに送信することが出来る。このとき音声メッセージ送信の段階で、利用者がメッセージを発するよう、通信端末1が音声などでアナウンスをすることも出来る。また、たとえ利用者が音声を発しなくとも、現場の状況を示す音声を自動で送信できるので、現場の状況を知る貴重な手がかりになることは間違いない。
このようにすることで、通信端末1を利用する被介護者は、環境の変化のタイミングで簡単に音声メッセージを送ることが出来る。また、介護者は、現場から離れていても被介護者の現状をより細かく把握できるようになる。
また、工事現場などでは、通信端末1の利用者周辺の気温や風速、雨量、放射能、位置などの環境情報をもとに、その情報の変化を判断して、通信端末1が自動的に音声メッセージの送信処理を開始し、利用者の音声をメッセージとして管理センターなどに送信することが出来る。これにより、利用者の安全管理などに用いることが出来る。例えば放射能がある基準値を超えた場合、利用者がたとえ音声を発しなくとも、通信端末1が現地の情報を音声として記録し送信するので、現地の状況の把握に活用できる。
図において健康情報取得部1102は、血圧値、脈拍数、体脂肪率、血糖値などの健康情報を取得することができる。取得した健康情報は、所定のデータフォーマットもしくは文字データや画像データとして内部記憶部106もしくは外部記憶部107に保存する。
通信端末1は、健康情報取得部1102において取得した健康情報の変化を基に、要求検知部1100において「音声メッセージ送信要求」もしくは「音声メッセージ受信要求」として検知することができる。
これにより、例えば介護の現場では、通信端末1を利用する被介護者の体温がある値を超えた場合、通信端末1が自動的に音声メッセージの送信処理を開始し、被介護者の音声をメッセージとして介護センターなどに送信することが出来る。また逆に、音声メッセージの受信処理を開始することで、介護センターなどからの問い合わせメッセージなどを自動受信することが出来る。これにより、被介護者のより細かな健康管理が可能となる。これは福祉の現場や障害者の支援現場でも活用できる。
図において医療情報取得部1103は、超音波診断画像やX線撮影画像、心電図などの医療情報を取得することができる。取得した医療情報は、所定のデータフォーマットもしくは文字データや画像データとして内部記憶部106もしくは外部記憶部107に保存する。
通信端末1は、医療情報取得部1103において取得した医療情報の変化を基に、要求検知部1100において「音声メッセージ送信要求」もしくは「音声メッセージ受信要求」として検知することができる。
これにより、例えば医療の現場では、通信端末1を利用する患者の例えば心電図に変化が起こった場合、通信端末1が自動的に音声メッセージの送信処理を開始し、患者の音声をメッセージとして医療センターなどに送信することが出来る。逆に医療センターなどからの問い合わせメッセージなどを自動受信することも出来る。これは、救急医療現場や災害現場などで活用することが出来る。
(第11の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図46を参照して説明する。
本実施形態では、音声メッセージ伝達装置2が音声メッセージを音声認識する音声認識手段を有する場合を想定している。また、認識した音声メッセージを文書化する文書化手段を有する場合を想定している。
この形態は、第1の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第1の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図1において、通信端末1a(送信側)は、音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を音声メッセージ伝達装置2に送信する。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aから送信された音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を受信し、データベースに登録する。そして、音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージを音声認識し、認識した内容を文字情報としてデータベースに登録する。そして、音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを送信先アドレスに送信する。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。そして、受信した電子メールに記載された情報を元に、文書化された音声メッセージを音声メッセージ伝達装置2から受信する。そして通信端末1nは、受信した文字データである音声メッセージを文書として出力する。
このようにすることで、音声である音声メッセージを、文字情報としても伝達することが出来るようになる。
また、音声メッセージ伝達装置2の装置提供者は、音声の自動文書化サービスを提供できるようになる。
本発明に係る通信端末1の内部ブロック図は、図2を用いた第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図42に、本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図を示す。基本動作は図3を用いた第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、新たに音声認識部2110及び文書化部2111を有する。
図において、音声認識部2110は、音声情報である音声メッセージを解析し、音声を認識することが出来る。認識した情報は、所定のデータフォーマットもしくは文字データとして内部記憶部206もしくは外部記憶部207に保存する。
図において、文書化部2111は、音声認識部2110により音声認識した音声メッセージを文字情報として出力することが出来る。出力した文字情報は、音声メッセージに関連付けられて音声メッセージデータベース204に登録される。
図43に、音声メッセージ送信者が通信端末1a(送信側)を用いて送信した音声メッセージが、音声メッセージ伝達装置2を介して最終的に通信端末1n(受信側)を操作するメッセージ受信対象者に確認されるまでの動作の手順を、シーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
基本的な手順は図4の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、通信端末1aが送信した音声メッセージや音声メッセージに関連する情報をデータベースに登録したのち(ステップS18)、音声メッセージ伝達装置2は、音声認識部2110において音声メッセージを解析し、音声を認識する。(ステップS1100)
次に、ステップS1101において、音声メッセージ伝達装置2は、音声認識した音声メッセージを文書化部2111において文字情報として出力する。
そして音声メッセージ伝達装置2は、出力された文字情報を音声メッセージに関連付けて音声メッセージデータベース204に登録する。(ステップS1102)
次に音声メッセージ伝達装置2は、記録した音声メッセージの文書化データについての情報を含む電子メールを作成し(ステップS19)、通信端末1nに送信する(ステップS20)。通信端末1nは、電子メールを受信する(ステップS21)。
これ以降の動作は、図4の第1の実施の形態における動作と同様であるが、通信端末1nが受信するメッセージは、音声メッセージではなく、文書化された音声メッセージの文字データであるところが異なる。
通信端末1nを操作するメッセージ受信対象者が、受信した電子メールに記載された文書化メッセージの受信先情報をキー操作などにより選択すると、通信端末1nは音声メッセージ伝達装置2から文書データを受信し、表示部103に表示する。
図44に、通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す。
画面構成は図5の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。図において、「文書化」のチェックボックスが新たに追加されている。
音声メッセージの送信者が、「文書化」チェックボックスをチェックすることで、通信端末1は、音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報の送信の際、音声メッセージの文書化を要求する情報も送信する。このようにすることで、音声メッセージ伝達装置2にメッセージの文書化を指示することが出来る。
なお、このとき宛先を自分自身にすることも出来る。このようにすることで、自らの音声メッセージの文書化データを自ら受け取ることが出来る。よって、自らの音声の文字起こしを自動化することが出来る利点がある。
図45に、音声メッセージ伝達装置2が、通信端末1から送信された音声メッセージ及び関連情報を受信し、音声メッセージデータベース204として登録する際のデータ形式の具体例を示す。
データの構成は図6の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。図において、「文書データ保存場所」の項目が新たに追加されている。
「文書データ保存場所」は、文書化部2111により音声メッセージが文字情報として出力された文書データの保存先を示す情報である。この情報は、元の音声メッセージに関連付けて登録されている。
図46に、音声メッセージ受信対象者が、通信端末1を用いて音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例を示す。
画面構成は図7の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、本文内には、音声メッセージへの接続先情報と共に、音声メッセージ伝達装置2が作成した音声メッセージの文書化データへの接続先情報が記されている。
図における「/098-xxx-xxxx?id=xx0001?text=yes/」がこれに当たる。このようにすることで、メッセージ受信対象者は、音声メッセージの受信と同様な操作により、文書化データを受信することが出来る。受信したデータは、通信端末1のディスプレーに表示される。もしくは外部記憶部107などに保存することも出来る。
このように、音声メッセージ伝達装置2が、受信した音声メッセージを文書化することができるので、音声メッセージ伝達装置2の装置提供者は、通信端末1の利用者に音声の文書化サービスを提供することが可能となる。
本発明は、リアルタイムのコミュニケーション技術ではないため、音声メッセージ伝達装置2は、音声認識処理、及び文書化の処理に時間をかけることが出来る。これにより、より高精度で高品質な音声認識処理及び文書化の処理が可能である。
また、通信端末1の利用者は、メッセージの送信先に、音声と共に文字によるメッセージの送信が可能となる。音声を文字化することで数々の応用が可能となる。
これは、例えば、電子メールによる文書の入力に手間がかかる携帯電話などにおいても有効な手段となる。携帯電話の面倒な文字入力の代わりに、音声によるメッセージを音声メッセージ伝達装置2に送信すると、音声メッセージ伝達装置2は自動的に文書に変換する。メッセージの受信者は、その文書を受信することが出来る。
また、高齢者や障害者にとっては、活字による表現手段に応用できる。通信端末1を用いて音声を送信することで、文字起こしを自動で行えるようになる。
その他、会議の文字起こしなどにも活用できる。
なお、アナログ通信の形態においても、信号変換することで実現できる。
また、情報を暗号化して用いることが出来ることももちろんである。
(第12の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図51を参照して説明する。
本実施形態では、音声メッセージ伝達装置2が音声メッセージを音声認識する音声認識手段を有する場合を想定している。また、認識した音声メッセージを翻訳する翻訳手段、及び音声として出力する音声合成手段を有する場合を想定している。
この形態は、第11の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第11の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図1において、通信端末1a(送信側)は、音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を音声メッセージ伝達装置2に送信する。送信の際、翻訳する言語の指定情報も送信する。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aから送信された音声メッセージや音声メッセージに関連する情報を受信し、データベースに登録する。そして、音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージを音声認識し、認識した内容を用いて、通信端末1aにより指定された言語への翻訳を行う。翻訳した情報を文書として保存するのであれば、文書化した上でデータベースに登録する。音声として出力するのであれば、翻訳した情報を音声合成し、音声データとしてデータベースに登録する。そして、音声メッセージ伝達装置2は、音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを送信先アドレスに送信する。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。そして、受信した電子メールに記載された情報を元に、翻訳されたメッセージを音声メッセージ伝達装置2から受信する。翻訳されたメッセージは、文書の場合も音声の場合も有り得る。そして通信端末1nは、受信したメッセージを音声もしくは文字として出力する。
このようにすることで、言語を越えた音声によるメッセージの交換が可能となる。
また、音声メッセージ伝達装置2の装置提供者は、音声の自動翻訳サービスを提供できるようになる。
本発明に係る通信端末1の内部ブロック図は、図2を用いた第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図47に、本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図を示す。基本動作は図42を用いた第11の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、新たに翻訳部2120及び音声合成部2121を有する。
図において、翻訳部2120は、音声認識部2110により認識された音声メッセージの内容を指定の言語に翻訳することが出来る。翻訳には、個別言語に依存しない人工的な中間言語を介在させる中間言語方式や、元の文の構文構造から翻訳しようとする言語の構文構造に置き換える、トランスファー方式などを用いる。翻訳した情報は、所定のデータフォーマットもしくは文字データとして内部記憶部206もしくは外部記憶部207に保存する。
図において、音声合成部2121は、翻訳部2120により指定の言語に翻訳した翻訳情報を基に音声として出力するため音声を合成することが出来る。音声合成したデータは、音声データとして、音声メッセージに関連付けられて音声メッセージデータベース204に登録される。
図48に、音声メッセージ送信者が通信端末1a(送信側)を用いて送信した音声メッセージが、音声メッセージ伝達装置2を介して最終的に通信端末1n(受信側)を操作するメッセージ受信対象者に確認されるまでの動作の手順を、シーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
基本的な手順は図43の第11の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、通信端末1aが送信した音声メッセージや音声メッセージに関連する情報をデータベースに登録したのち(ステップS18)、音声メッセージ伝達装置2は、音声認識部2110において音声メッセージを解析し、音声を認識する。(ステップS1100)
次に、ステップS1200において、音声メッセージ伝達装置2は、音声認識した音声メッセージを翻訳部2120において他の言語に翻訳する。言語の指定は、通信端末1aからの情報に従う。
次に、ステップS1201において、翻訳した情報を基に音声合成部2121において音声を合成する。
そして音声メッセージ伝達装置2は、合成した音声データを音声メッセージに関連付けて音声メッセージデータベース204に登録する。(ステップS1202)
なお、翻訳した情報の音声合成と共に、文書化部2111において、翻訳した情報を基に文書データを出力することも出来る。
次に音声メッセージ伝達装置2は、記録した音声メッセージの翻訳データについての情報を含む電子メールを作成し(ステップS19)、通信端末1nに送信する(ステップS20)。通信端末1nは、電子メールを受信する(ステップS21)。
これ以降の動作は、図43の第11の実施の形態における動作と同様であるが、通信端末1nが受信するメッセージが音声メッセージの翻訳データであるところが異なる。
通信端末1nを操作するメッセージ受信対象者が、受信した電子メールに記載された翻訳データの受信先情報をキー操作などにより選択すると、通信端末1nは音声メッセージ伝達装置2から翻訳データを受信し、音声として出力する。翻訳データが文書データであるならば、文字として表示する。
図49に、通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す。
画面構成は図5の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。図において、「翻訳」の選択欄が新たに追加されている。
音声メッセージの送信者が、「翻訳」選択欄で選択することで、通信端末1は、音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報の送信の際、音声メッセージの翻訳についての情報も送信する。このようにすることで、音声メッセージ伝達装置2にメッセージの翻訳について指示することが出来る。
具体的には、翻訳する元言語、つまり音声メッセージの言語の指定や、翻訳する先の言語の指定、出力形式として音声合成するか、文書として出力するか、などの指定が考えられる。もちろん、翻訳する元言語については、音声メッセージ伝達装置2側で自動認識することも出来る。
図においては、翻訳する元言語を「日本語」、翻訳先の言語を「英語」、出力形式を「音声」と指定している例を示している。
なお、このとき宛先を自分自身にすることも出来る。このようにすることで、自らの音声メッセージの翻訳データを自ら受け取ることが出来る。よって、自らの音声メッセージの翻訳を自動化することが出来る利点がある。
図50に、音声メッセージ伝達装置2が、通信端末1から送信された音声メッセージ及び関連情報を受信し、音声メッセージデータベース204として登録する際のデータ形式の具体例を示す。
データの構成は図6の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。図において、「翻訳元言語」「翻訳先言語」「翻訳音声データ保存場所」「翻訳文書データ保存場所」の項目が新たに追加されている。
「翻訳元言語」は、通信端末1が示した音声メッセージ自身の使用言語を示す情報である。「翻訳先言語」は、通信端末1が指示した翻訳先の言語を示す情報である。「翻訳音声データ保存場所」は、翻訳され音声合成された音声データの保存先を示す情報である。「翻訳文書データ保存場所」は、翻訳され文書化された文書データの保存先を示す情報である。これらの情報は、元の音声メッセージに関連付けて登録されている。
図51に、音声メッセージ受信対象者が、通信端末1を用いて音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信したときの、受信画面の具体例を示す。
画面構成は図7の第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
図において、本文内には、音声メッセージへの接続先情報と共に、音声メッセージ伝達装置2が作成した音声メッセージの翻訳データへの接続先情報が記されている。
図における「/098-xxx-xxxx?id=xx0001?translation=yes?voice=yes/」がこれに当たる。このようにすることで、メッセージ受信対象者は、音声メッセージの受信と同様な操作により、翻訳データを受信することが出来る。受信したデータは、音声であれば音声として出力される。文書であれば、ディスプレーに表示される。もしくは外部記憶部107などに保存することも出来る。
このように、音声メッセージ伝達装置2が、受信した音声メッセージを翻訳することが出来るので、音声メッセージ伝達装置2の装置提供者は、通信端末1の利用者に音声の翻訳サービスを提供することが可能となる。しかも、翻訳した内容を、音声もしくは文書として出力するサービスを提供できる。
本発明は、リアルタイムのコミュニケーション技術ではないため、音声メッセージ伝達装置2は、翻訳処理、及び音声合成処理に時間をかけることが出来る。これにより、より高精度で高品質な翻訳処理及び音声合成処理が可能である。
また、通信端末1の利用者は、これにより、言語の違いを超えて音声メッセージによるコミュニケーションが可能となる。つまり、国や地域を越えた利用者によるメッセージの交換が可能となる意義は大きい。これはリアルタイムのコミュニケーション技術ではない本発明の有利な点でもある。
なお、アナログ通信の形態においても、信号変換することで実現できる。
また、情報を暗号化して用いることが出来ることももちろんである。
(第13の実施の形態)
本発明の他の実施の形態について、図1〜図52を参照して説明する。
本実施形態では、音声と映像を伴ったメッセージを伝達する場合を想定している。前記各実施形態においては、音声によるメッセージの伝達について説明したが、音声と映像を伴ったメッセージにおいても、それらの技術はそのまま用いることができる。
この形態は、第1の実施の形態の変形例である。システムの基本的な構成や動作については第1の実施の形態と同様であるので、変更された部分のみについて説明する。
図1において、通信端末1a(送信側)は、音声と映像のメッセージや音声と映像のメッセージに関連する情報を音声メッセージ伝達装置2に送信する。
音声メッセージ伝達装置2は、通信端末1aから送信された音声と映像のメッセージや音声と映像のメッセージに関連する情報を受信し、データベースに登録する。そして、音声メッセージ伝達装置2は、音声と映像のメッセージが届いていることを知らせるための電子メールを送信先アドレスに送信する。
送信先アドレスを有する通信端末1n(受信側)は、音声メッセージ伝達装置2からの電子メールを受信する。そして、受信した電子メールに記載された情報を元に、音声と映像のメッセージを音声メッセージ伝達装置2から受信する。そして通信端末1nは、受信した音声と映像のメッセージを音と映像として出力する。
このようにすることで、音声のみではなく、映像を伴ったメッセージの伝達が可能となる。映像を伴うことで、よりリアルなメッセージの交換が出来る利点は大きい。
図52に、本発明に係る通信端末1の内部ブロック図を示す。基本動作は図2を用いた第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態では、新たに映像撮影部1130を有する。
図において、映像撮影部1130は、ビデオカメラ等を備え、動画の撮影を行い、映像信号を出力することが出来る。映像信号を記録する場合は、映像情報として所定のデータフォーマットで内部記憶部106もしくは外部記憶部107に保存する。
なお、このとき、送受話部104と連動して音声信号と共に映像信号を出力することが出来る。また、記録する場合は、音声信号と映像信号を組み合わせてひとつのマルチメディアデータとして記録することも出来る。
なお、表示部103は、映像を表示することが出来る。
本発明に係る音声メッセージ伝達装置2の内部ブロック図は、図3を用いた第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
なお、この場合、音声メッセージデータベース204には、音声データと共に映像データも登録される。このとき、音声データと映像データを組み合わせてひとつのマルチメディアデータとして記録することも出来る。例えばMPEGやAVIなどのデータ形式を用いることが出来る。
メッセージ送信者が通信端末1a(送信側)を用いて送信した音声と映像のメッセージが、音声メッセージ伝達装置2を介して最終的に通信端末1n(受信側)を用いるメッセージ受信対象者に確認されるまでの動作の手順を、図4のシーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。
基本的な手順は図4を用いた第1の実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。本実施形態においては、音声情報と共に映像情報を送受信するところが異なる。
図のステップS15おいて、通信端末1aはメッセージを送信するが、このとき、音声信号と共に映像信号を送信する。
図のステップS18おいて、音声メッセージ伝達装置2はメッセージをデータベースに登録するが、このとき、音声データと共に映像データを登録する。音声と映像はまとめてひとつのデータ形式で保存することが出来る。
図のステップS27おいて、音声メッセージ伝達装置2はメッセージを送信するが、このとき、音声信号と共に映像信号を送信する。
図のステップS28おいて、通信端末1nはメッセージを受信するが、このとき、音声信号と共に映像信号を受信し、音声は送受話部104を用いて発し、映像は表示部103にて表示する。
このようにすることで、音声と映像によるメッセージの伝達が可能となる。映像を伴うことで、よりリアルなメッセージの交換が出来る利点は大きい。
なお、音声と映像を先にデータ化した上でメッセージの送受信を行うことも出来る。その場合、通信端末1は、送受話部104と映像撮影部1130を用いて音声と映像を記録し、MPEGなどのマルチメディアデータとして保存し、送信することが出来る。またメッセージの受信時においては、音声メッセージ伝達装置2は、MPEGなどのマルチメディアデータをそのまま送信することが出来る。通信端末1は、MPEGなどのマルチメディアデータを先に受信し、受信したデータを再生して音声と映像として出力することが出来る。
なお、アナログ通信の形態においても、信号変換することで実現できる。
また、情報を暗号化して用いることが出来ることももちろんである。
なお、通信端末1は、具体的には例えば携帯電話の形態がある。また、PHS(Personal Handyphone System)やPDA(Personal Digital Assistants)、パーソナルコンピュータなどの形態も有り得る。同じく、送受話機能と電子メールの機能などを有するのであれば、IP電話などの固定電話の形態も有り得る。このように、通信端末1の形態は限定されるものではない。また、それらの異なる形態の通信端末1間においても、同じように音声メッセージの交換が可能である。
また、上記の各実施の形態では、電子メールを用いて音声メッセージが届いていることを通知する形を示したが、これに限定されず、蓄積交換型の文字伝達システムであれば、それらを用いることが出来る。
また、音声メッセージ伝達装置2における利用者単位の認証情報として、利用者のIDとパスワードを示したが、これに限定されず、例えば指紋や網膜、虹彩、血管、音声、などの生態認証情報を用いても良い。もちろんこれらを暗号化して利用してもよい。
なお、音声メッセージ伝達装置2は、実装において1個の装置構成でもよく、また複数の装置を用いて動作するものでもよい。
なお、以上説明した通信端末1、音声メッセージ伝達装置2は、それぞれCPUおよびメモリを備えたコンピュータに上記の通信端末1、もしくは音声メッセージ伝達装置2として機能させるためのソフトウェアプログラムにより、実現することができる。また、上に説明した音声メッセージ通信方法、音声メッセージ伝達方法は、それぞれCPUおよびメモリを備えたコンピュータに上記の処理を行うソフトウェアプログラムを実行させることにより、実現することができる。
これらのとき、その一部をハードウェア回路によって実現することもできる。このようなソフトウェア及びハードウェアによる実装方法自体は、以上の説明と従来の関連技術とから、当業者には明らかであるので、これ以上の詳しい説明は省略する。
また、本発明をコンピュータによって実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な可搬記憶媒体、半導体メモリ、ハードディスクなどの適当な記憶媒体に格納することができることは言うまでもない。また、情報通信ネットワーク3を介したファイルのダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
なお、上記の各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明における通信端末1及び音声メッセージ伝達装置2と、それらを用いた音声メッセージ伝達システム10の概要を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末1の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末1の音声メッセージ送信手順、音声メッセージ伝達装置2の音声メッセージ伝達手順、通信端末1の音声メッセージ受信手順を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2が、音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を登録する際のデータ形式の具体例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージ伝達装置2から電子メールを受信する際の、受信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを受信するため音声メッセージ伝達装置2へ接続する際の接続確認画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを返信する際の、返信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末1の音声メッセージ返信手順、音声メッセージ伝達装置2の音声メッセージ伝達手順、通信端末1の音声メッセージ受信手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信端末1の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信端末1の音声メッセージ送信手順、音声メッセージ伝達装置2の音声メッセージ伝達手順、通信端末1の音声メッセージ受信手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信端末1の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信端末1の音声メッセージ送信手順、音声メッセージ伝達装置2の音声メッセージ伝達手順、通信端末1の音声メッセージ受信手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを録音するための案内画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージ伝達装置2から電子メールを受信する際の、受信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを受信するため音声メッセージ伝達装置2へ接続する際の接続確認画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る通信端末1の音声メッセージ送信手順、音声メッセージ伝達装置2の音声メッセージ伝達手順、通信端末1の音声メッセージ受信手順を示すシーケンス図である。 本発明の第4の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージ伝達装置2から電子メールを受信する際の、受信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージ伝達装置2から受信したWebページデータを表示した、表示画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態に係る通信端末1の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る通信端末1と音声メッセージ伝達装置2とが暗号化通信を行う際の動作の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第6の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第6の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージ伝達装置2から電子メールを受信する際の、受信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第7の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージ伝達装置2から電子メールを受信する際の、受信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第8の実施形態に係る通信端末1の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第8の実施形態に係る通信端末1の音声メッセージ送信手順、音声メッセージ伝達装置2の音声メッセージ伝達手順、通信端末1の音声メッセージ受信手順を示すシーケンス図である。 本発明の第8の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第8の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージ伝達装置2から電子メールを受信する際の、受信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第9の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第9の実施形態に係る通信端末1の音声メッセージ送信手順、音声メッセージ伝達装置2の音声メッセージ伝達手順、通信端末1の音声メッセージ受信手順を示すシーケンス図である。 本発明の第9の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第10の実施形態に係る通信端末1の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第10の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第10の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージ伝達装置2から電子メールを受信する際の、受信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第10の実施形態に係る通信端末1の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第11の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第11の実施形態に係る通信端末1の音声メッセージ送信手順、音声メッセージ伝達装置2の音声メッセージ伝達手順、通信端末1の音声メッセージ受信手順を示すシーケンス図である。 本発明の第11の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第11の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2が、音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を登録する際のデータ形式の具体例を示す模式図である。 本発明の第11の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージ伝達装置2から電子メールを受信する際の、受信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第12の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第12の実施形態に係る通信端末1の音声メッセージ送信手順、音声メッセージ伝達装置2の音声メッセージ伝達手順、通信端末1の音声メッセージ受信手順を示すシーケンス図である。 本発明の第12の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージを送信する際の、送信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第12の実施形態に係る音声メッセージ伝達装置2が、音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を登録する際のデータ形式の具体例を示す模式図である。 本発明の第12の実施形態に係る通信端末1が音声メッセージ伝達装置2から電子メールを受信する際の、受信画面の具体例を示す模式図である。 本発明の第13の実施形態に係る通信端末1の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、1a〜1x 通信端末
2 音声メッセージ伝達装置
3 情報通信ネットワーク
10 音声メッセージ伝達システム

Claims (68)

  1. 情報通信ネットワークと通信する通信手段と、
    音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を送信する送信手段と、
    音声メッセージが届いていることを知らせる電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    受信した電子メールから音声メッセージを受信するための情報を抽出する抽出手段と、
    音声メッセージを受信するための情報を送信する送信手段と、
    音声メッセージを受信する音声メッセージ受信手段と、
    を有することを特徴とする通信端末。
  2. 前記通信手段は、デジタル信号をアナログ信号に変換し、かつアナログ信号をデジタル信号に変換する変換手段を有することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 音声メッセージである音声データを作成する音声データ作成手段と、
    前記音声メッセージを送信する送信手段は、音声メッセージである音声データを送信する送信手段と、
    前記音声メッセージ受信手段により音声データを受信し、その音声データを用いて音声メッセージを再生する音声再生手段と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末。
  4. 前記通信手段は、蓄積交換による通信手段を有することを特徴とする請求項1または3に記載の通信端末。
  5. 情報を暗号化する暗号化手段と、暗号化された情報を復号化する復号化手段とを有することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の通信端末。
  6. 前記暗号化手段は、通信を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、通信を復号化する復号化手段を有することを特徴とする請求項5に記載の通信端末。
  7. 前記暗号化手段は、音声メッセージを暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、音声メッセージを復号化する復号化手段を有することを特徴とする請求項5または6に記載の通信端末。
  8. 前記暗号化手段は、音声メッセージに関連する情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、音声メッセージに関連する情報を復号化する復号化手段を有することを特徴とする請求項5乃至7いずれかに記載の通信端末。
  9. 音声メッセージの認証情報を作成するために乱数を生成して用いるための乱数生成手段を有することを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の通信端末。
  10. 前記暗号化手段は、前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、前記認証情報を復号化する復号化手段を有することを特徴とする請求項9に記載の通信端末。
  11. 音声メッセージ送信要求を検知する検知手段と、
    音声メッセージに関連する情報を自動送信する自動送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の通信端末。
  12. 音声メッセージに関連する情報と共に音声メッセージを自動送信する自動送信手段を有することを特徴とする請求項11に記載の通信端末。
  13. 音声メッセージ受信要求を検知する検知手段と、
    音声メッセージが届いていることを知らせる電子メールから音声メッセージを受信するための情報を自動抽出する自動抽出手段と、
    音声メッセージを受信するための情報を自動送信する自動送信手段と、
    音声メッセージを自動受信する音声メッセージ自動受信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至12いずれかに記載の通信端末。
  14. 環境情報を取得する環境情報取得手段を備え、
    前記検知手段は、前記環境情報をもとに要求を検知することを特徴とする請求項11乃至13いずれかに記載の通信端末。
  15. 健康情報を取得する健康情報取得手段を備え、
    前記検知手段は、前記健康情報をもとに要求を検知することを特徴とする請求項11乃至14いずれかに記載の通信端末。
  16. 医療情報を取得する医療情報取得手段を備え、
    前記検知手段は、前記医療情報をもとに要求を検知することを特徴とする請求項11乃至15いずれかに記載の通信端末。
  17. 前記音声メッセージは、音声情報と共に映像情報を含むことを特徴とする請求項1乃至16いずれかに記載の通信端末。
  18. 情報通信ネットワークと通信する通信手段と、
    音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を受信する受信手段と、
    音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を登録する登録手段と、
    音声メッセージの送信先に、音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを作成する電子メール作成手段と、
    作成した電子メールを送信する電子メール送信手段と、
    音声メッセージ受信要求を受信する受信手段と、
    前記音声メッセージ受信要求に基づいて音声メッセージを選択する音声メッセージ選択手段と、
    選択した音声メッセージを送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする音声メッセージ伝達装置。
  19. 前記通信手段は、アナログ信号をデジタル信号に変換し、かつデジタル信号をアナログ信号に変換する変換手段を有することを特徴とする請求項18に記載の音声メッセージ伝達装置。
  20. 前記音声メッセージ受信手段は、音声メッセージである音声データを受信する受信手段と、
    前記送信手段は、音声メッセージである音声データを送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項18または19に記載の音声メッセージ伝達装置。
  21. 前記通信手段は、蓄積交換による通信手段を有することを特徴とする請求項18または20に記載の音声メッセージ伝達装置。
  22. 情報を暗号化する暗号化手段と、暗号化された情報を復号化する復号化手段とを有することを特徴とする請求項18乃至21いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置。
  23. 前記暗号化手段は、通信を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、通信を復号化する復号化手段を有することを特徴とする請求項22に記載の音声メッセージ伝達装置。
  24. 前記暗号化手段は、音声メッセージを暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、音声メッセージを復号化する復号化手段を有することを特徴とする請求項22または23に記載の音声メッセージ伝達装置。
  25. 前記暗号化手段は、音声メッセージに関連する情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、音声メッセージに関連する情報を復号化する復号化手段を有することを特徴とする請求項22乃至24いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置。
  26. 音声メッセージの認証情報を作成するために乱数を生成して用いるための乱数生成手段を有することを特徴とする請求項18乃至25いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置。
  27. 前記暗号化手段は、前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記復号化手段は、前記認証情報を復号化する復号化手段を有することを特徴とする請求項26に記載の音声メッセージ伝達装置。
  28. 音声メッセージを音声認識する音声認識手段と、
    前記音声認識手段により認識した音声メッセージを文書化する文書化手段と、
    を有することを特徴とする請求項18乃至27いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置。
  29. 前記音声認識手段により認識した音声メッセージを翻訳する翻訳手段を有することを特徴とする請求項28に記載の音声メッセージ伝達装置。
  30. テキストを音声に変換する音声合成手段を有することを特徴とする請求項28または29に記載の音声メッセージ伝達装置。
  31. 前記音声メッセージは、音声情報と共に映像情報を含むことを特徴とする請求項18乃至30いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置。
  32. 情報通信ネットワークと通信する通信ステップと、
    音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を送信する送信ステップと、
    音声メッセージが届いていることを知らせる電子メールを受信する電子メール受信ステップと、
    受信した電子メールから音声メッセージを受信するための情報を抽出する抽出ステップと、
    音声メッセージを受信するための情報を送信する送信ステップと、
    音声メッセージを受信する音声メッセージ受信ステップと、
    を有することを特徴とする音声メッセージ通信方法。
  33. 前記通信ステップは、デジタル信号をアナログ信号に変換し、かつアナログ信号をデジタル信号に変換する変換ステップを有することを特徴とする請求項32に記載の音声メッセージ通信方法。
  34. 音声メッセージである音声データを作成する音声データ作成ステップと、
    前記音声メッセージを送信する送信ステップは、音声メッセージである音声データを送信する送信ステップと、
    前記音声メッセージ受信ステップにより音声データを受信し、その音声データを用いて音声メッセージを再生する音声再生ステップと、
    を有することを特徴とする請求項32または33に記載の音声メッセージ通信方法。
  35. 前記通信ステップは、蓄積交換による通信ステップを有することを特徴とする請求項32または34に記載の音声メッセージ通信方法。
  36. 情報を暗号化する暗号化ステップと、暗号化された情報を復号化する復号化ステップとを有することを特徴とする請求項32乃至35いずれかに記載の音声メッセージ通信方法。
  37. 前記暗号化ステップは、通信を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、通信を復号化する復号化ステップを有することを特徴とする請求項36に記載の音声メッセージ通信方法。
  38. 前記暗号化ステップは、音声メッセージを暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、音声メッセージを復号化する復号化ステップを有することを特徴とする請求項36または37に記載の音声メッセージ通信方法。
  39. 前記暗号化ステップは、音声メッセージに関連する情報を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、音声メッセージに関連する情報を復号化する復号化ステップを有することを特徴とする請求項36乃至38いずれかに記載の音声メッセージ通信方法。
  40. 音声メッセージの認証情報を作成するために乱数を生成して用いるための乱数生成ステップを有することを特徴とする請求項32乃至39いずれかに記載の音声メッセージ通信方法。
  41. 前記暗号化ステップは、前記認証情報を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、前記認証情報を復号化する復号化ステップを有することを特徴とする請求項40に記載の音声メッセージ通信方法。
  42. 音声メッセージ送信要求を検知する検知ステップと、
    音声メッセージに関連する情報を自動送信する自動送信ステップと、
    を有することを特徴とする請求項32乃至41いずれかに記載の音声メッセージ通信方法。
  43. 音声メッセージに関連する情報と共に音声メッセージを自動送信する自動送信ステップを有することを特徴とする請求項42に記載の音声メッセージ通信方法。
  44. 音声メッセージ受信要求を検知する検知ステップと、
    音声メッセージが届いていることを知らせる電子メールから音声メッセージを受信するための情報を自動抽出する自動抽出ステップと、
    音声メッセージを受信するための情報を自動送信する自動送信ステップと、
    音声メッセージを自動受信する音声メッセージ自動受信ステップと、
    を有することを特徴とする請求項32乃至43いずれかに記載の音声メッセージ通信方法。
  45. 環境情報を取得する環境情報取得ステップを備え、
    前記検知ステップは、前記環境情報をもとに要求を検知することを特徴とする請求項42乃至44いずれかに記載の音声メッセージ通信方法。
  46. 健康情報を取得する健康情報取得ステップを備え、
    前記検知ステップは、前記健康情報をもとに要求を検知することを特徴とする請求項42乃至45いずれかに記載の音声メッセージ通信方法。
  47. 医療情報を取得する医療情報取得ステップを備え、
    前記検知ステップは、前記医療情報をもとに要求を検知することを特徴とする請求項42乃至46いずれかに記載の音声メッセージ通信方法。
  48. 前記音声メッセージは、音声情報と共に映像情報を含むことを特徴とする請求項32乃至47いずれかに記載の音声メッセージ通信方法。
  49. 情報通信ネットワークと通信する通信ステップと、
    音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を受信する受信ステップと、
    音声メッセージ及び音声メッセージに関連する情報を登録する登録ステップと、
    音声メッセージの送信先に、音声メッセージが届いていることを知らせるための電子メールを作成する電子メール作成ステップと、
    作成した電子メールを送信する電子メール送信ステップと、
    音声メッセージ受信要求を受信する受信ステップと、
    前記音声メッセージ受信要求に基づいて音声メッセージを選択する音声メッセージ選択ステップと、
    選択した音声メッセージを送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とする音声メッセージ伝達方法。
  50. 前記通信ステップは、アナログ信号をデジタル信号に変換し、かつデジタル信号をアナログ信号に変換する変換ステップを有することを特徴とする請求項49に記載の音声メッセージ伝達方法。
  51. 前記音声メッセージ受信ステップは、音声メッセージである音声データを受信する受信ステップと、
    前記送信ステップは、音声メッセージである音声データを送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とする請求項49または50に記載の音声メッセージ伝達方法。
  52. 前記通信ステップは、蓄積交換による通信ステップを有することを特徴とする請求項49または51に記載の音声メッセージ伝達方法。
  53. 情報を暗号化する暗号化ステップと、暗号化された情報を復号化する復号化ステップとを有することを特徴とする請求項49乃至52いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法。
  54. 前記暗号化ステップは、通信を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、通信を復号化する復号化ステップを有することを特徴とする請求項53に記載の音声メッセージ伝達方法。
  55. 前記暗号化ステップは、音声メッセージを暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、音声メッセージを復号化する復号化ステップを有することを特徴とする請求項53または54に記載の音声メッセージ伝達方法。
  56. 前記暗号化ステップは、音声メッセージに関連する情報を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、音声メッセージに関連する情報を復号化する復号化ステップを有することを特徴とする請求項53乃至55いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法。
  57. 音声メッセージの認証情報を作成するために乱数を生成して用いるための乱数生成ステップを有することを特徴とする請求項49乃至56いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法。
  58. 前記暗号化ステップは、前記認証情報を暗号化する暗号化ステップを有し、前記復号化ステップは、前記認証情報を復号化する復号化ステップを有することを特徴とする請求項57に記載の音声メッセージ伝達方法。
  59. 音声メッセージを音声認識する音声認識ステップと、
    前記音声認識ステップにより認識した音声メッセージを文書化する文書化ステップと、
    を有することを特徴とする請求項49乃至58いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法。
  60. 前記音声認識ステップにより認識した音声メッセージを翻訳する翻訳ステップを有することを特徴とする請求項59に記載の音声メッセージ伝達方法。
  61. テキストを音声に変換する音声合成ステップを有することを特徴とする請求項59または60に記載の音声メッセージ伝達方法。
  62. 前記音声メッセージは、音声情報と共に映像情報を含むことを特徴とする請求項49乃至61いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法。
  63. コンピュータを、請求項1乃至17いずれかに記載の通信端末として機能させるプログラム。
  64. コンピュータを、請求項18乃至31いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置として機能させるプログラム。
  65. コンピュータに、請求項32乃至48いずれかに記載の音声メッセージ通信方法を実行させるプログラム。
  66. コンピュータに、請求項49乃至62いずれかに記載の音声メッセージ伝達方法を実行させるプログラム。
  67. 請求項63乃至66いずれかに記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  68. 請求項1乃至17いずれかに記載の通信端末と、
    情報通信ネットワークを介して前記通信端末と通信する請求項18乃至31いずれかに記載の音声メッセージ伝達装置と、
    を具備したことを特徴とする音声メッセージ伝達システム。
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