JP2008199835A - ステッピングモータ、それを用いた電子機器、及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステッピングモータ、それを用いた電子機器、及びその製造方法において、ディテントトルクを低減して振動や騒音を低減できるとともに、空芯コイルの巻線の端末処理が容易となるようにする。
【解決手段】 ステッピングモータ1が、円周方向に多極磁化された円筒状の永久磁石2を有するロータ3と、その周囲を囲んだ状態で、軸線L方向に互いに隣接するように配された環状のステータ4、5とを備え、それらステータが、環状の空芯コイル15と、磁極歯16aを有する外ヨーク16と、磁極歯17aを有し、磁極歯17aが外ヨーク16の磁極歯16aに対して非接触状態で交互に等間隔で並ぶように配置される内ヨーク17とを有し、ステータ4、5の間には、ステータ4、5を軸線L方向に離間させる非磁性体のスペーサ6が設けられた構成とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ステッピングモータ、それを用いた電子機器、及びその製造方法に関する。例えば、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話器等の電子機器に用いて、フォーカスやズーム等のレンズ駆動等を行う駆動源に好適に用いることができるステッピングモータ及びその製造方法に関する。
ステッピングモータは、デジタル制御系との整合性に優れており、最近ではデジタルカメラやカメラ付き携帯電話器等の電子機器において、フォーカスやズーム等のレンズ駆動等を行う駆動源として頻繁に利用されている。特にクローポール式のステッピングモータに関しては、製造コストを低減し易く、制御も容易であることから、より頻繁に使用されている。
例えば、特許文献1には、極歯の周りにコイル巻線が直接巻き回された内ステータコアと、コイル巻線および内ステータコアを外周側から覆う外ステータコアとからなるステータを、ロータの軸線方向に隣接して配列した2相PM型のステッピングモータおよびその製造方法が記載されている。
コイル巻線を巻きつけるためのボビンを使用するタイプのステッピングモータでは、一般にボビンを利用してコイル巻線の端末処理を行うことができるが、特許文献1に記載されたようなボビンを用いないタイプのステッピングモータでは、コイル巻線の端末処理をどのように行うかが問題となる。
特許文献1では、内ステータコアのフランジ部の外縁部から側方に2本の端子ピンを突出させ、この端子ピンに巻線を巻き付けている。そして、A相、B相の内ステータコアを隣接させた状態で、それぞれの外周を外ステータコアで覆ってステッピングモータを構成している。
また、特許文献2には、空芯コイルを収納した第1、第2のステータコアを隣接させてから、それぞれの空芯コイルの巻線の端末を外周部に出し、ステータコアの側面に嵌合可能な端子台を、ステータコアに嵌合するとともに、端子台上の端子ピンに巻線の端末を巻き付けるようにした2相PM型のステッピングモータが記載されている。
特開2004−112985号公報 特開2006−280035号公報
しかしながら、上記のような従来のステッピングモータ及びその製造方法には、以下のような問題があった。
特許文献1に記載の技術では、A相ステータとB相ステータとは、直接隣接し、1つの外ステータコアで覆われている。また、ボビンを設けず、コイル巻線の端末処理のための部材も設けないため、内ステータコアの外縁部から側方に端子ピンを突出させている。
このため、A相、B相ステータの磁気回路は分離されておらず、これに加えて外ステータコアの切り欠きにより磁気分布の乱れた生じるため、ディテントトルクが大きくなり、駆動トルクが増大したり、振動が大きくなったりするという問題がある。
また、特許文献2に記載の技術では、別部材の端子台をステータの側方に設けるため、端子台を設置するために外ステータコアの切り欠きが必要となる。また、2つのステータが直接接している点は、特許文献1のステッピングモータと同様のため、やはりその影響によりディテントトルクや振動が増大するという問題がある。
また、ステータに空芯コイルを取り付けてから、端子台への端末処理を行うため、組立に手間がかかるという問題がある。
そして、これらの技術では端子ピンや端子台がステータの径方向に張り出してしまうため、実際的にモータの大きさが増大してしまうという欠点を有していた。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、ディテントトルクを低減して振動や騒音を低減できるとともに、空芯コイルの巻線の端末処理が容易となるステッピングモータ、それを用いた電子機器、及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、ステッピングモータにおいて、円周方向に多極磁化された円筒状の永久磁石を有するロータと、該ロータの周囲を囲んだ状態で、前記ロータの軸線方向に互いに隣接するように配された環状の第1及び第2のステータとを備え、該第1及び第2のステータは、それぞれ、環状の空芯コイルと、該空芯コイルを内部に収納するとともに、該空芯コイルの内周側に周方向に沿って一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有する外ヨークと、環状の基体部上に前記空芯コイルの内周側に周方向に沿って一定の間隔を空けて複数立設された磁極歯を有し、該磁極歯が前記外ヨークの磁極歯に対して非接触状態で交互に等間隔で並ぶように配置される内ヨークとを有し、前記第1及び第2のステータの間には、前記第1及び第2のステータを前記ロータの軸線方向に離間させる非磁性体の離間部材が設けられた構成とする。
この発明によれば、非磁性体の離間部材により、第1及び第2のステータをロータの軸線方向に離間させるので、第1及び第2のステータによるA相、B相のそれぞれの磁気回路がロータの軸線方向に離されるため、ディテントトルクを低減することができる。
また、第1及び第2のステータに挟まれた離間部材により巻線の端末処理を行うための部材を配置したり、端末処理を行うスペースを離間部材の側方に確保したりすることができるので、各ステータの側方を利用することなく巻線の端末処理を行うことができる。そのため、空芯コイルの側方の外ヨークに磁気分布を乱すような切り欠きなどを設ける必要がないので各ステータの磁界分布の乱れを低減することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のステッピングモータにおいて、前記第1及び第2のステータの各内ヨークは、前記各基体部で、前記離間部材にそれぞれ固定されてなる構成とする。
この発明によれば、離間部材に第1及び第2のステータの各内ヨークの基体部を固定するため各内ヨークの磁極歯の位置合わせが容易となるとともに、磁極歯がそれぞれロータの軸線方向の両側に延ばされた状態に組み付けることができるため空芯コイルの形成、取り付けを両側から効率的に行うことができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載のステッピングモータにおいて、前記第1及び第2のステータの各内ヨークは、前記各基体部に、周方向位置の位置決めに用いる被位置決め部を備え、前記離間部材は、前記各内ヨークの前記各被位置決め部に嵌合する複数の位置決め部を備える構成とする。
この発明によれば、離間部材に複数の位置決め部を備えるので、第1及び第2のステータの各内ヨークの基体部の被位置決め部にそれぞれ嵌合させることで、各内ヨークの周方向位置を容易かつ高精度に位置決めすることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか一つに記載のステッピングモータにおいて、前記離間部材は、前記第1及び第2のステータの前記各空芯コイルから延びる巻線の端末をそれぞれ固定して外部回路との電気的な接続を可能にする端末処理部を、外縁部に設けた構成とする。
この発明によれば、端末処理部が、離間部材の外縁部に設けられているので、空芯コイルから延びる巻線の端末を離間部材の外縁部に導いて端末処理部に接続することができる。そのため、端末処理のために、例えば端子台などの部材を設けることなく、また第1及び第2のステータの側方の空間を端末処理に用いないので、構成が簡素になり、端末処理の作業が容易となる。
また、空芯コイルの側方の外ヨークに切り欠きなどを設ける必要がないので各ステータの磁界分布の乱れを低減することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載のステッピングモータにおいて、前記端末処理部は、前記離間部材の表面に、はんだ付け用の複数のランド部が形成されてなる構成とする。
この発明によれば、離間部材に設けられた端末処理部に、ランド部が形成されているので、はんだ付けによる端末処理を行うことができる。
また、ランド部に巻線端末をはんだ付けしてから、離間部材に固定された内ヨークに巻線の巻き付けを行って空芯コイルを形成することが容易となる。
請求項6に記載の発明では、請求項4に記載のステッピングモータにおいて、前記端末処理部は、前記離間部材の外周側の側方に延出された折り曲げ可能な板状部に形成され、
該板状部の基端側に前記複数のランド部が設けられ、該複数のランド部から、前記板状部の先端側に向かって導電パターンが形成された構成とする。
この発明によれば、板状部が折り曲げ可能なため、板状部をモータ外周側に折り曲げることにより、端子をモータ径方向に突出させることなく設置することができ、モータを小型化できる。また、板状部を延出方向の適宜位置で折り曲げてはいまわすことにより、モータの側面部に限らず、軸方向の両端部や周方向の任意の位置に端子を自由に設置することができる。特に、モータ外周面に沿ってはいまわすことで配線スペースを節減できるため、モータの配置スペースを低減することが可能となる。
ここで、板状部はFPC等の可撓性を有する基板等により構成され、折り曲げ部に切欠部が設けられていることが望ましい。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか一つに記載のステッピングモータにおいて、前記端末処理部は、前記離間部材の外周側の側方に突出されてなる巻線巻き付け部からなる構成とする。
この発明によれば、巻線巻き付け部を備えるので、空芯コイルの巻線の端末を巻線巻き付け部に巻き付けて端末処理することができる。
請求項8に記載の発明では、電子機器において、請求項1〜7のいずれかに記載のステッピングモータを用いた構成とする。
この発明によれば、請求項1〜7のいずれかに記載のステッピングモータを用いるので、請求項1〜7のいずれか一つに記載の発明と同様の作用効果を奏する。
請求項9に記載の発明では、円周方向に多極磁化された円筒状の永久磁石を有するロータと、該ロータの周囲を囲んだ状態で、前記ロータの軸線方向に互いに隣接するように配された環状の第1及び第2のステータとを備え、該第1及び第2のステータは、それぞれ、環状の空芯コイルと、該空芯コイルを内部に収納するとともに、該空芯コイルの内周側に周方向に沿って一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有する外ヨークと、環状の基体部上に前記空芯コイルの内周側に周方向に沿って一定の間隔を空けて複数立設された磁極歯を有し、該磁極歯が前記外ヨークの磁極歯に対して非接触状態で交互に等間隔で並ぶように配置される内ヨークとを有し、前記第1及び第2のステータの間には、前記第1及び第2のステータを前記ロータの軸線方向に離間させる非磁性体の離間部材が設けられたステッピングモータの製造方法であって、前記離間部材の表裏面に、前記2つの内ヨークを前記基体部でそれぞれ固定して、内ヨーク組立体を形成する内ヨーク組立体形成工程と、前記内ヨーク組立体の前記端末処理部に、前記巻線の端末を固定し、前記各内ヨークの磁極歯の外周側に、前記巻線を巻き付けて前記空芯コイルをそれぞれ形成する空芯コイル形成工程とを備える方法とする。
この発明によれば、内ヨーク組立体形成工程により、内ヨーク組立体を形成し、次に、空芯コイル形成工程により、端末処理部に空芯コイルの巻線の端末を固定して、各内ヨークの磁極歯の外周側に巻線を巻き付けて空芯コイルを、それぞれ形成する。そのため、空芯コイルを形成してから内ヨークに取り付ける場合のように、未固定の巻線の端末を残したまま組み付けなくてもよいので、効率的な製造を行うことができる。
本発明のステッピングモータ、それを用いた電子機器、及びその製造方法によれば、離間部材により第1及び第2のステータの磁気回路が離され、離間部材の側方にスペースが設けられるので、ディテントトルクを低減して振動や騒音を低減できるとともに、空芯コイルの巻線の端末処理が容易となるという効果を奏する。
また、離間部材を端末処理部材として利用することで、端子を小型化し、モータ全体の小型化を図ることが可能である。
以下では、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータについて説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの正面図および平面図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの分解斜視図である。図3は、図1(b)におけるA−A断面図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータに用いる離間部材の斜視図である。図5は、図2におけるB部の拡大斜視図である。図6は、本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータに用いる内ヨークの平面図である。
本実施形態のステッピングモータ1は、図1〜3に示すように、ロータ3(図2、3参照)と、このロータ3の周囲を囲んだ状態で、ロータ3の軸線L方向に互いに重なるように配された環状のステータ4(第1のステータ)、ステータ5(第2のステータ)と、これらステータ4、5を軸線L方向に対向させて固定するスペーサ6(離間部材)と、ステータ4、5を、軸線L方向沿って両側から挟み込むと共に、ロータ3を軸線L回りに回転可能に支持する一対のプレート8、9とを備えた、クローポール式の2相PM型ステッピングモータである。
ロータ3は、軸線L方向に延ばされたシャフト10と、円周方向Rに多極磁化された円筒状の永久磁石2とからなる。永久磁石2は、シャフト10の周囲を囲むようにしてシャフト10に対して、例えば、接着剤等を介在させることで固着一体化されている。
永久磁石2は、本実施形態では、一例として、円周方向Rに磁極が8分割され、交互に極性が異なるように着磁されている。
スペーサ6は、図4に示すように、ロータ3を貫通可能とする内径を有する円板状のスペーサ本体6aと、その外縁部において側方に突出した外形を有する端末処理部6bとを備える略環状の板部材からなり、スペーサ本体6aの中心軸が軸線Lに一致する状態で配置される。スペーサ本体6aと端末処理部6bとは一体に設けられているため、明確な境界はないが、本実施形態では、端末処理部6bが、突出された先端部から、スペーサ本体6aの内径側に貫通する領域を指すものとする。
スペーサ6は、ステータ4、5を軸線L方向に離間させて、それぞれの磁気回路を分離できるような厚さを有する非磁性体から構成される。
非磁性体の材質、種類は特に限定されないが、本実施形態では、少なくとも一部が表面に露出する導電パターン6Aが形成できる、合成樹脂などの非磁性の絶縁体材料を採用している。例えば、プリント基板や、フレキシブルプリント配線板(FPC)なども好適に採用することができる。
本実施形態のスペーサ本体6aには、ステータ4、5の円周方向Rの相対位置を位置決めするための位置決め部として、同径の貫通孔からなる2つの位置決め穴6fと2つの位置決め穴6gとが、軸線Lを中心軸とする円周を等分するピッチで設けられている。
これら位置決め穴6f、6gと端末処理部6bとの位置関係は、適宜設定することができるが、本実施形態では、一例として、各位置決め穴6fと、各位置決め穴6gとを、軸線Lと端末処理部6bの中心とを通る中心線mに関して対称に配置している。すなわち、中心線mは、位置決め穴6f、6gの中心を結ぶ2本の直線とそれぞれ45°で交差している。
端末処理部6bの表裏面には、ランド部6c、導体部6d、端子部6eからなる連続した導電部が、それぞれ一対ずつ配列された導電パターン6Aが形成されている。裏面の形状も同一のため、裏面の図示は省略し、図4を参照して、表面側の導電パターン6Aについて説明する。
一対のランド部6cは、空芯コイル15の巻線端末15a、15b(図8参照)をそれぞれはんだ付けするためのもので、端末処理部6bの基端側に円周方向Rに隣接して設けられている。内ヨーク17との干渉を避けるためには、スペーサ本体6aの外周位置に相当する位置の近傍に設けることが好ましい。
導体部6dは、各ランド部6cから端末処理部6bの先端側に向けて延ばされたリード線パターンである。
端子部6eは、導体部6dの先端に接続され、適宜の外部回路と電気的に接続するためのもので、外部回路の必要に応じて、適宜のピッチ、形状で設けられている。例えば、フレキシブル基板をはんだ付けしたり、コネクタと接触させたりすることで、電気的に接続できるようになっている。
このように、端末処理部6bを板状部として構成するため、外部回路と接続するための汎用的なフレキシブル基板、コネクタ等に対応した端子部6eを形成することが容易である。
導電パターン6Aは、本実施形態では、端末処理部6bの表面に金属膜などを、例えば、印刷などによって成膜することで形成することができる。
なお、スペーサ6をプリント基板や、FPCなどで形成する場合には、導電パターン6Aは、基板内の配線パターンとしてスペーサ6に一体形成することができる。この場合、例えば、導体部6dなど、表面に露出させる必要がないパターンは、基板内部に設けられていてもよい。
次に、ステータ4、5について説明する。本実施形態のステータ4、5は、同一構成を有しており、スペーサ6に対する取り付けの位置関係が異なるのみである。そして、ステータ4がA相ステータ、ステータ5がB相ステータとして二相励磁駆動ができるようになっている。
そこで、以下では、ステータ4について説明し、ステータ5の構成の説明は省略する。
ステータ4は、表面が絶縁状態とされた環状の空芯コイル15と、この空芯コイル15を内部に収納すると共に、空芯コイル15の内周面に対向配置された状態で、円周方向Rに一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯(クローポール;誘導子)16aを有する外ヨーク16と、空芯コイル15の内周面に対向配置された状態で、円周方向Rに一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯17aを有し、この磁極歯17aが外ヨーク16の磁極歯16aに対して非接触状態で円周方向Rに交互に等間隔で並ぶように外ヨーク16に組み合わされる内ヨーク17とを備えている。
空芯コイル15は、予め所定の大きさ(外径、内径、厚さ、高さ等)の環状となるようにコイル巻線が渦巻いて成型されるか、または内ヨーク17の磁極歯17aの外周に直接巻き付けて形成されている。本実施形態では、後者の例を用いた場合の構成および製造方法を説明する。
空芯コイル15の表面は、本実施形態では、コイル線材外皮に設けられた絶縁層及び接着層により絶縁状態となっている。
外ヨーク16は、例えば、純鉄等の磁性体の金属材料により中心部に貫通孔を有するカップ状に形成されている。具体的には、この外ヨーク16は、軸線Lを中心として円筒状に形成された外筒部16bと、この外筒部16bの一端側の外縁から軸線L側に向けて略90度折り曲げられ、平面視環状、本実施形態では略円環状、の平面を形成する背面部16cとを備えている。そして、上記の磁極歯16aは、背面部16cの内縁から軸線L方向に沿って、外筒部16bと対向するように略90度折り曲げて形成され、平面視では軸線Lを中心とする円筒面に整列されている。
磁極歯16aの側面視形状は、背面部16c側の基端部から先端に向かって徐々に幅が狭くなる台形形状とされている。
ここで、背面部16cの内縁に立設された磁極歯16aと、外筒部16bとの高さ寸法(曲げ内寸法)は、図3に示すように、空芯コイル15の高さよりわずかに高い略同寸法とされている。
このため、外筒部16b、背面部16c、磁極歯16aとで囲まれた径方向断面が略コ字状で、周方向には円筒状をなすスペースは、空芯コイル15をちょうど収納できるようになっている。
このような外ヨーク16は、例えば、プレス加工などによって形成することができる。
なお、本実施形態では、一例として、磁極歯16aが円周方向Rに一定の間隔を空けて4つ並んで形成された場合で説明する。
内ヨーク17は、外筒部16bの他端側の内周面に、外縁部が略嵌合する平面視略環状のリング部17bと、上記の磁極歯17aとからなり、磁極歯17aは、このリング部17bの内縁側から軸線L方向に沿って略90度折り曲げて複数形成されている。
なお、本実施形態では、ヨーク17の磁極歯17aは、外ヨーク16の磁極歯16aに対応して、円周方向Rに一定の間隔を空けて4つ並ぶように設けられている。
内ヨーク17の材質は、外ヨーク16と同様の、純鉄等の磁性体の金属材料を採用することができる。
内ヨーク17の磁極歯17aの側面視形状は、リング部17b側の基端部から先端に向かって徐々に幅が狭くなる台形形状とされている。また、磁極歯17aのリング部17bからの高さ寸法(曲げ内寸法)は、外ヨーク16の磁極歯16aの高さ寸法と略同一寸法とされている。
すなわち、ステータ4の空芯コイル15は、組立時に、外筒部16b、背面部16c、磁極歯16a、17a、リング部17bで囲まれる状態で収納されている。特に、空芯コイル15の側面視では、外筒部16bにより略覆われた状態とされている。
空芯コイル15の内周面では、磁極歯16a、17aの台形の斜辺同士が隙間を空けて隣接し、互いの磁極歯16a、17aが非接触状態で円周方向Rに交互に等間隔で並ぶようになっている。
リング部17bのスペーサ6に対向させる面上には、図3、4に示すように、内ヨーク17をスペーサ6に対して円周方向Rに位置決めするための被位置決め部として、位置決め穴6f、6gに嵌合可能な突起部17cが2箇所に設けられている。
これらの突起部17cは、軸線Lを中心として、位置決め穴6f、6gが位置するのと同一径の円周上の1/4円弧の両端となる位置に設けられている。
突起部17cは、適宜の突起により形成することができるが、本実施形態では、ハーフパンチ(半抜き)加工によりスペーサ6に対向する側に突出された突起として形成されている。そのため、リング部17bの裏面の突起部17cに対応する位置に凹部が形成されている(図5参照)。図6では、便宜的にこの凹部が見える実線を突起部17cとして指示しており、実際の突起部17cは、図示のリング部17bの裏面側(紙面奥側)に突出されている。
また、リング部17bでは、図6に示すように、軸線Lを通り、2つの突起部17cを結ぶ直線と平行な中心線Mと交差する位置の外縁に、中心線Mを中心として、端末処理部6bの幅をよりも大きい幅で内径側に切り欠かれた切り欠き部17dが形成されている。
ステータ4の突起部17cは、本実施形態では、スペーサ6の位置決め穴6f、6fにそれぞれ嵌合するようになっている。そのため、内ヨーク17がスペーサ6に固定されたとき、切り欠き部17dによって、スペーサ6の端末処理部6b上に開放されたスペースが形成される。したがって、スペーサ6の導電パターン6A上に巻線を固定するための配線スペースおよび配線作業のためのスペースが確保される。
本実施形態では、ステータ4の各磁極歯17aは、切り欠き部17dに近い方から、図6における反時計回りに、磁極歯17A、17B、17C、17Dの順に配列され、それぞれの幅方向の中心線PA、PB、PC、PDは、中心線Mからそれぞれ反時計回りに測って、それぞれ33.75°、123.75°、213.75°、303.75°(中心線Mから時計回りに56.25°)の方位に位置している。
このように位置決めされた内ヨーク17は、スペーサ6に、例えば、接着などの適宜の固定手段により固定される。もしくは、それぞれの内ヨーク17によりスペーサ6を挟み、突起部17c等を介して溶接などの固定手段により固定される。
また、外ヨーク16は、スペーサ6、もしくは内ヨーク17に対して、上記の位置関係に位置決めされた状態で、例えば、接着または溶接などの適宜の固定手段により固定される。外ヨーク16の位置決めは、位置決め治具などを用いてもよいし、図示しない位置決め形状をそれぞれに設けて位置決めしてもよい。
ステータ5は、このような構成のステータ4と同じものを、突起部17cをスペーサ6の裏面側(図3の下側)からスペーサ6の位置決め穴6gで位置決めして、固定したものである。
そのため、ステータ5の磁極歯17aの位置は、図6における各磁極歯17aを、中心線Mに対して線対称に折り返した位置に配置される。このため、図7に示すように、ステータ4の各磁極歯17aとステータ5の各磁極歯17aとが、円周方向R上で、磁極歯17aの幅の半分だけずらされた状態で位置決めされるようになっている。すなわち、本実施形態では、例えば、ステータ4の磁極歯17Aの中心線PAに対して、ステータ5の磁極歯17Dの中心線PDが平面視において、円周方向Rに22.5°だけ回転した位置に配置されている。
また、一対のプレート8、9は、外ヨーク16の外径と同じ大きさで形成された円形状のプレートであり、重ね合わされたステータ4、5を両側から挟み込んだ状態で、例えば、溶接などにより各ステータ4、5に接合されている。また、この一対のプレート8、9は、それぞれシャフト10を挿通させると共に、軸線L回りに回転可能に支持する軸受け部8a、9aを有している。
次に、ステッピングモータ1の製造方法について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの製造方法における内ヨーク組立体形成工程について説明する斜視図である。図8は、本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの製造方法における空芯コイル形成工程について説明する斜視図である。図9は、本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの製造方法における外ヨーク組付工程について説明する斜視図である。
ステッピングモータ1の製造方法は、内ヨーク組立体形成工程、空芯コイル形成工程、外ヨーク組付工程、ロータ組付工程を、この順に行う方法となっている。
まず、内ヨーク組立体形成工程では、図7に示すように、2つの内ヨーク17を、それぞれの突起部17cを、位置決め穴6f、6gに嵌合させて位置決めし、それぞれの内ヨーク17をスペーサ6上に溶接などによって固定し、内ヨーク組立体7を形成する。
次に、空芯コイル形成工程では、まず、不図示の固定治具などを用いて、内ヨーク組立体7を固定し、図8に示すように、2つの空芯コイル15を形成するための2本の巻線15A、15Bの各巻線端末15aを、端末処理部6bの表裏のランド部6cにはんだ付けする。
そして、巻線15Aを図示上側の内ヨーク17の磁極歯17aの外周面に巻き付け、巻線15Bを図示下側の内ヨーク17の磁極歯17aの外周面に巻き付けていく。巻き付ける磁極歯17aはそれぞれスペーサ6の両側に分かれているので、それぞれを並行して同時に巻き付けることができる。
また、このとき、巻き付け開始側の巻線端末15aはすでにランド部6cにはんだ付けされているので、巻線端末15aが空中に浮遊たりして巻き付け作業の支障とならず、巻き付け作業が容易となる。
このようにして、それぞれの巻線15A、15Bを所定の巻数だけ、各磁極歯17aの上下方向にわたって巻き付ける。これにより所定の厚さ、高さの環状の2つの空芯コイル15が形成される。
この巻き付け作業終了後、巻線15A、15Bのそれぞれの終端の巻線端末15bを、それぞれ端末処理部6bの表裏において、巻線端末15aがはんだ付けされたのと異なるランド部6c上に導き、ランド部6cにはんだ付けして固定する。
ここで、端末処理部6b上には、内ヨーク17の切り欠き部17dにより、開放されたスペースを形成しているので、把持された巻線端末15bやはんだ付け装置などが、容易にランド部6cに接近することできるので、はんだ付け作業が容易となる。
はんだ付けが終了すると、各端子部6eと各巻線端末15a、15bとが、導体部6d、ランド部6cを介して電気的に接続された状態となる。
次に、外ヨーク組付工程では、図9に示すように、各外ヨーク16の各切り欠き部16eが端末処理部6bを跨ぐように位置合わせするとともに、磁極歯16aが各内ヨーク17の磁極歯17aの間の隙間の位置に差し込まれ各磁極歯17aと各磁極歯16aとが非接触状態となるように各外ヨーク16を位置合わせする。そして、各外ヨーク16の他端側を、空芯コイル15が形成された内ヨーク組立体7の両端側に向けて、各外ヨーク16を挿入し、空芯コイル15を外ヨーク16の内部に収納するように、リング部17bの表面にそれぞれ突き当てる。
この状態で、各外ヨーク16を、溶接などによってスペーサ6、もしくは内ヨーク17に固定する。
このとき、側面視では、各空芯コイル15が、外筒部16bで覆われる状態となってい。そして、導電パターン6Aの上方には、内ヨーク17の切り欠き部17dが配置されているため、各外ヨーク16は、ランド部6c上にはんだ付けされた巻線端末15a、15b上を跨いだ状態で固定される。
次に、ロータ組付工程では、予め、上記工程と並行してシャフト10に永久磁石2を固着一体化し、ロータ3を形成しておく。
そして、ロータ3を、ステータ4、5を貫くように挿入する。ロータ3の挿入後、軸受け部8a、9aにシャフト10を挿通させながら、ステータ4、5を両側から挟み込むように一対のプレート8、9を取り付け、例えば、溶接などによって接合する。この際、図3に示すように、永久磁石2とステータ4、5の磁極歯16a、17aとの間は、所定の距離Hが空いた状態になるように治具等により調整されている。
このようにして、ステッピングモータ1が製造される。
本実施形態の製造方法によれば、空芯コイル形成工程により、ランド部6cに巻線端末15aを固定して磁極歯17aに直接巻線15A、15Bを巻き付けていくので、製造工程の自動化に好適な製造方法となっている。
例えば、空芯コイル15を別体に形成してから、内ヨーク17に挿入し、巻線端末15a、15bをそれぞれランド部6cのはんだ付けしてもよいが、この場合、不安定な形状の巻線端末15a、15bを有した空芯コイル15を搬送、挿入し、巻線端末15a、15bを把持して、ランド部6cに導く必要があるので、大がかりな治具やロボットなどを用いる必要があり、本実施形態で説明した製造方法と比べると組付工程を完全には自動化しにくいものとなる。
このような構成のステッピングモータ1は、A相ステータとなるステータ4と、B相ステータとなるステータ5とを、非磁性体からなるスペーサ6を用いて、軸線L方向に離間した状態で、隣接配置した構成のクローポール式の2相PM型ステッピングモータとなっている。
すなわち、ステッピングモータ1は、空芯コイル15に電流を流すと、ステータ4、5の各磁極歯16a、17aが順にN極、S極に励磁される。その結果、ロータ3を軸線L回りに回転させることができる。
ステッピングモータ1では、スペーサ6の厚さを適宜調整することで、A相ステータと、B相ステータとの磁気回路を実質的に分離することができる。したがって、ディテントトルクが低減され、ディテントトルクに起因する振動、騒音を低減することができる。
また、スペーサ6は、外縁部に端末処理部6bを備え、空芯コイル15の巻線端末15a、15bをスペーサ6上の各ランド部6cにそれぞれはんだ付けする巻線の端末処理を行うことができるので、例えば、巻線を通したりするために外ヨーク16に空芯コイル15の側方を開口して磁気漏れを発生させたり、端子台を取り付ける孔や切り欠き形状を設けたりしなくてもよいので、内ヨーク17、外ヨーク16の形状が簡素になるとともに、磁気分布の乱れを抑制することができる。そのため、さらにディテントトルクを低減することができる。
また、巻線の端末処理などのために端子台などが不要なので、部品点数を削減することができる。
また、端末処理部6bは、スペーサ6に一体化され、側方に突出して設けられているので、空芯コイル15を形成する妨げとならず効率的な製造が行える。
また、ステッピングモータ1は、コイル巻線をボビンの外周に巻き付けた従来の励磁コイルを利用するものとは異なり、環状に形成された空芯コイル15を励磁コイルとして利用しているので、従来ボビンが占有していたスペースを、空芯コイル15用のスペースに当てることができる。そのため、全体のサイズを変えずに、コイル体積を増大することができる。その結果、コイルの起磁力も増大してトルク性能を向上することができる。
このように、本実施形態のステッピングモータ1によれば、離間部材により第1及び第2のステータの磁気回路が離間され、離間部材の側方に空芯コイルの巻線の端末処理を行うスペースを設けることができるので、ディテントトルクを低減して振動や騒音を低減できるとともに、空芯コイルの巻線の端末処理が容易となるものである。
次に、本実施形態の第1変形例について説明する。
図10は、本発明の第1実施形態に係るステッピングモータの第1変形例の主要部の構成を示す斜視図である。
本変形例のステッピングモータ200は、図10に、ロータ3、プレート8、9等を除いた主要部を示すように、上記第1の実施形態のステッピングモータ1のスペーサ6に代えて、スペーサ60(離間部材)を備える。以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
スペーサ60は、スペーサ6において、導電パターン6Aが形成された端末処理部6bに代えて、スペーサ本体6aの外縁から、櫛歯状に突出された4本の端子ピン60a(端末処理部)を備えるものである。端子ピン60a上には、金属薄膜やはんだ層などが、例えば印刷などの適宜手段により設けられている。したがって、スペーサ本体6aに対して取り付けられるステータ4、5の構成および取り付け態様は上記第1の実施形態と全く同様である。
なお、端子ピン60aは、巻線端末15a、15bを巻き付けてはんだ付けしても、隣接する端子ピン60a同士が導通しないような隙間を形成しておくものとする。
端子ピン60aは、ステータ4、5のそれぞれの空芯コイル15からの巻線端末15a、15bを巻き付けてはんだ付けによって固定するためのピン状の突起部である。
すなわち、上記の空芯コイル形成工程において、各巻線端末15aを、端子ピン60aに巻き付けて固定してから、空芯コイル15の巻き付けを開始する。そして、空芯コイル15が形成されてから、巻線端末15bを各端子ピン60aに巻き付けて固定する。
これらを、端子ピン60aの4箇所について行った後、各端子ピン60aにおいて、各巻線端末15a、15bを一斉にはんだ付けする。はんだ付けは、フロー方式でも、リフロー方式でもよい。
このはんだ付けにより、端子ピン60aには、はんだ層による導体部が形成されるので、外部回路と電気的に接続することが可能な端末処理部を形成することができる。
本変形例によれば、巻線端末15a、15bを巻き付けて端子ピン60aに固定しておき、後から一斉にはんだ付けすることができるので、はんだ付け工程が一回で済み、製造効率を向上することができる。
また、はんだ付けする際に、巻線端末15a、15bを押さえておく必要がないため、巻線装置の動作が簡素化され、さらに自動化に適する製造方法となる。
次に、本実施形態の第2変形例について説明する。
図11は、本発明の第1実施形態に係るステッピングモータの第2変形例の主要部の構成を示す斜視図である。
本変形例のステッピングモータ210は、図11に、ロータ3、プレート8、9等を除いた主要部を示すように、上記第1の実施形態のステッピングモータ1のスペーサ6に代えて、スペーサ61(離間部材)を備える。以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
スペーサ61は、スペーサ6において、導電パターン6Aが形成された端末処理部6bに代えて、導電パターン6Bが形成された板状部61aを備えるものであり、例えばFPCなどの折り曲げ可能なシート部材から構成されている。したがって、スペーサ本体6aに対して取り付けられるステータ4、5の構成および取り付け態様は上記第1の実施形態と全く同様である。
板状部61aの表裏面には、ランド部6c、導体部61d、端子部61eからなる導電部が、それぞれ一対ずつ配列された導電パターン6Bが形成されている。図示の例では、表面において、端部に、ランド部6c、端子部61eがそれぞれ並列して2箇所に設けられ、それぞれのランド部6c、端子部61eを接続する2本の導体部61dが離間して形成され、また、これらの端子部61e、61eの間には、さらに端子部61e、61eが並列して設けられている。そして、特に図示しないが、裏面には、これらの間の位置に延ばされた2本の導体部が形成され、この裏面の各導体部の先端側端部が、表面の導体部61dに接続されていない端子部61e、61eにそれぞれ導通されている。
すなわち、板状部61aの表面側の先端部に形成された4つの端子部61eは、それぞれ、表裏面の4つのランド部6cに導通されている。
また、板状部61aには、端子部61e、ランド部6cの間に、板状部61aの幅方向外側に幅方向に交差して折り曲げる目印となるノッチ61c、61cが、2組、形成されている。
本変形例によれば、スペーサ61の外縁から板状部61aが延ばされ、その上に、空芯コイル15、15が、外部回路と電気的に接続するための導電パターン6Bが形成されている。そのため、板状部61aの長さ、および端子部61eの形状を適宜設定することで、ステッピングモータ210から離れたコネクタ等に、板状部61aを直に挿入して、他のリード線やコネクタを介することなく電気的な接続を行うことができる。
そして、必要に応じて、板状部61aを折り曲げることで端子部61eを適宜の位置、方向、例えば、モータ径方向、軸方向、周方向などに向けることができるので、端子部61eの配置位置を、モータの側面部に限らず、軸方向の両端部や周方向の任意の位置に自由に設定することができるようになり、汎用性を向上することができる。
また、切り欠き61bの基端部で折り曲げて、板状部61aを外ヨーク16の外周面に沿って配置することで、モータ側方への突出部分を低減することができるため、ステッピングモータ1の一層の小型化を図ることができる。この場合、シート状の板状部61aを外ヨーク16の外周面に沿って配線のはいまわしを行うことで、配線スペースを低減し、省スペースかを図ることができる。外ヨーク16の外周面に沿ってはいまわす場合、板状部61aは、外ヨーク16と、例えば接着などにより固定することが好ましい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る電子機器について説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る電子機器の概略構成を示す断面図である。
本実施形態のカメラ付き携帯電話器100(電子機器)は、図12に示すように、上記第1の実施形態のステッピングモータ1と、光軸L1に沿って移動可能に配されたレンズ体101と、ステッピングモータ1のロータ3の回転に伴って、レンズ体101を光軸L1に沿って移動させるレンズ駆動手段102と、光軸L1上に配された撮像素子103とを有するカメラモジュール104とを備えている。
ステッピングモータ1は、第1の支持プレート110に固定されたモータ支持部材111に連結されて固定されている。第1の支持プレート110は、上面がカバー112に覆われ、この第1の支持プレート110とカバー112とで、カメラモジュール104のケーシング113を構成している。
また、第1の支持プレート110の裏面には、図示しない制御部、モータドライバ及び信号処理部や上記撮像素子103が実装された回路基板114が取り付けられている。このうち、撮像素子103は、第1の支持プレート110に形成された開口部110a内に収まるように、設置位置が調整されている。なお、この撮像素子103は、例えば、CCDやCMOS等の半導体デバイスである。
なお、上記制御部は、CPUやメモリ等を有しており、撮像素子103の動作を制御すると共にカメラモジュール104全般を総合的に制御している。また、モータドライバは、ステッピングモータ1の各空芯コイル15の巻線端末にそれぞれ電流を供給している。
信号処理部は、撮像素子103から出力された信号を処理して制御部に出力している。
撮像素子103の上方には、レンズ体101が配されている。このレンズ体101は、円筒状のレンズホルダ部115と、レンズホルダ部115の内周面に固定された複数のレンズRとで構成されている。撮像素子103は、上述したようにこれらレンズRの光軸L1上に配されるように、設置位置が調整されている。さらに、カバー112には、レンズRの光軸L1上に位置する箇所に、採光孔112aが形成されている。
このレンズホルダ部115は、レンズ駆動手段102の出力ギヤ126aによって回転駆動される送りねじ軸120によって、光軸L1に沿う方向(図示上下方向)に直線運動可能とされた移動ホルダ116、117に保持されている。
ステッピングモータ1のシャフト10の先端には、レンズ駆動手段102の入力ギヤ123aに噛み合う駆動ギヤ122が設けられている。
移動ホルダ116、117は、送りネジ軸120の回転によって、レンズ体101の位置およびズーム動作を実現する移動機構を構成している。
このような構成により、ステッピングモータ1を作動させることで、シャフト10の回転が、ギヤ伝動部130により適宜減速されて、送りねじ軸120に伝達され、移動ホルダ116が直線移動される。このため、レンズ体101を光軸L1上で移動させ、フォーカス動作やズーム動作を行うことができる。
また、本実施形態のカメラ付き携帯電話器100によれば、ディテントトルクが低減された上記第1の実施形態のステッピングモータ1を有しているので、ズームやフォーカス動作を、滑らか、かつ低騒音の状態で行うことができる。
なお、上記の説明では、位置決めは、内ヨークの突起部を被位置決め部として、離間部材の貫通孔を位置決め部とした例で説明したが、位置決め部は、このような凹凸嵌合には限定されない。例えば、突起部17cに代えて貫通孔を設け、内ヨーク組立体の組立時に、それぞれに貫通するピン状の位置決め治具を用いて位置決めし、その状態で、それぞれを固定して、固定後、位置決め治具を撤去するようにしてもよい。
また、上記の説明では、固定手段として、溶接を挙げているが、必要に応じて、周知の他の固定手段、例えば、カシメ、接着、ネジ止めなどを用いて固定してもよい。
また、上記の説明は、ロータの磁極の数を8とし、各ステータの磁極歯を4つずつ設けた構成にしたが、この場合に限られず、ロータの磁極の数を4、6又は10等、ヨークの磁極歯の数を2、3又は5等に適時変更して構わない。
また、上記の第2の実施形態の説明では、電子機器としてカメラ付き携帯電話器を例にして説明したが、この場合に限られるものではない。例えば、デジタルカメラ等でも構わない。
また、上記の第2の実施形態の説明では、上記第1の実施形態のステッピングモータ1を用いる場合の例で説明したが、ステッピングモータは、本発明のいずれのステッピングモータを用いるものであってもよく、例えば、第1変形例のステッピングモータ200、第2変形例のステッピングモータ210なども採用することができる。
また、上記の各実施形態、各変形例に記載された構成要素は、技術的に可能であれば、本発明の技術的思想の範囲内で適宜組み合わせて実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの正面図および平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの分解斜視図である。 図1(b)におけるA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータに用いる離間部材の斜視図である。 図2におけるB部の拡大斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータに用いる内ヨークの平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの製造方法における内ヨーク組立体形成工程について説明する斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの製造方法における空芯コイル形成工程について説明する斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの製造方法における外ヨーク組付工程について説明する斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るステッピングモータの第1変形例の主要部の構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るステッピングモータの第2変形例の主要部の構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る電子機器の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1、200、210 ステッピングモータ
3 ロータ
4 ステータ(第1のステータ)
5 ステータ(第2のステータ)
6、60、61 スペーサ(離間部材)
6A、6B 導電パターン
6c ランド部
6d、61d 導体部
6e、61e 端子部
6a スペーサ本体
6b 端末処理部
6f、6g 位置決め穴(位置決め部)
7 内ヨーク組立体
8、9 プレート
L 軸線
15 空芯コイル
15a、15b 巻線端末
16 外ヨーク
17 内ヨーク
16a、17a 磁極歯
17b リング部(基体部)
17c 突起部(被位置決め部)
17d 切り欠き部
60a 端子ピン(端末処理部)
61a 板状部(端末処理部)
61c ノッチ(分断用加工)
100 カメラ付き携帯電話器(電子機器)

Claims (9)

  1. 円周方向に多極磁化された円筒状の永久磁石を有するロータと、
    該ロータの周囲を囲んだ状態で、前記ロータの軸線方向に互いに隣接するように配された環状の第1及び第2のステータとを備え、
    該第1及び第2のステータは、それぞれ、
    環状の空芯コイルと、
    該空芯コイルを内部に収納するとともに、該空芯コイルの内周側に周方向に沿って一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有する外ヨークと、
    環状の基体部上に前記空芯コイルの内周側に周方向に沿って一定の間隔を空けて複数立設された磁極歯を有し、該磁極歯が前記外ヨークの磁極歯に対して非接触状態で交互に等間隔で並ぶように配置される内ヨークとを有し、
    前記第1及び第2のステータの間には、前記第1及び第2のステータを前記ロータの軸線方向に離間させる非磁性体の離間部材が設けられたことを特徴とするステッピングモータ。
  2. 前記第1及び第2のステータの各内ヨークは、前記各基体部で、前記離間部材にそれぞれ固定されてなることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 前記第1及び第2のステータの各内ヨークは、
    前記各基体部に、周方向位置の位置決めに用いる被位置決め部を備え、
    前記離間部材は、
    前記各内ヨークの前記各被位置決め部に嵌合する複数の位置決め部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のステッピングモータ。
  4. 前記離間部材は、
    前記第1及び第2のステータの前記各空芯コイルから延びる巻線の端末をそれぞれ固定して外部回路との電気的な接続を可能にする端末処理部を、外縁部に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のステッピングモータ。
  5. 前記端末処理部は、
    前記離間部材の表面に、はんだ付け用の複数のランド部が形成されてなることを特徴とする請求項4に記載のステッピングモータ。
  6. 前記端末処理部は、
    前記離間部材の外周側の側方に延出された折り曲げ可能な板状部に形成され、
    該板状部の基端側に前記複数のランド部が設けられ、
    該複数のランド部から、前記板状部の先端側に向かって導電パターンが形成されたことを特徴とする請求項4に記載のステッピングモータ。
  7. 前記端末処理部は、
    前記離間部材の外周側の側方に突出されてなる巻線巻き付け部からなることを特徴とする請求項4に記載のステッピングモータ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載のステッピングモータを用いた電子機器。
  9. 円周方向に多極磁化された円筒状の永久磁石を有するロータと、該ロータの周囲を囲んだ状態で、前記ロータの軸線方向に互いに隣接するように配された環状の第1及び第2のステータとを備え、該第1及び第2のステータは、それぞれ、環状の空芯コイルと、該空芯コイルを内部に収納するとともに、該空芯コイルの内周側に周方向に沿って一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有する外ヨークと、環状の基体部上に前記空芯コイルの内周側に周方向に沿って一定の間隔を空けて複数立設された磁極歯を有し、該磁極歯が前記外ヨークの磁極歯に対して非接触状態で交互に等間隔で並ぶように配置される内ヨークとを有し、前記第1及び第2のステータの間には、前記第1及び第2のステータを前記ロータの軸線方向に離間させる非磁性体の離間部材が設けられたステッピングモータの製造方法であって、
    前記離間部材の表裏面に、前記2つの内ヨークを前記基体部でそれぞれ固定して、内ヨーク組立体を形成する内ヨーク組立体形成工程と、
    前記内ヨーク組立体の前記端末処理部に、前記巻線の端末を固定し、前記各内ヨークの磁極歯の外周側に、前記巻線を巻き付けて前記空芯コイルをそれぞれ形成する空芯コイル形成工程とを備えることを特徴とするステッピングモータの製造方法。
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