JP2008196264A - バルコニーの構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物の入隅部1に設けられた玄関ポーチ2の外側角部に第1支柱3が立設され、この第1支柱3の上端部と前記建物の入隅部1にある互いに直交する外壁30,30との間にそれぞれ第1まぐさ4,4が架設され、バルコニー床を構成する床パネル7が2階の床11より低くした状態で前記第1まぐさ4,4および外壁30,30によって支持されているので、バルコニー床から2階の床11へ雨水等の水の進入を防止できる。
【選択図】図1
Description
前記第1支柱3の上方には、該第1支柱3と同軸に第2支柱15が前記第1マグサ4に設置され、前記第1支柱3の上端部と前記第2支柱15の下端部とは、前記第1マグサ4を貫通する連結部材16によって連結され、
前記第2支柱15の上端部と前記建物の入隅部1にある互いに直交する外壁31,31との間にそれぞれ第2まぐさ20,20が架設され、
前記第2まぐさ20,20によってバルコニーの上方に位置する屋根の軒先部24が支持されていることを特徴とする。
前記第1まぐさ4の成は、第2まぐさ20の成より大きくなっている
前記第2まぐさ20は、バルコニーの上方に位置する屋根の軒先部24の軒天井25より上方に位置していることを特徴とする。
図13に示すように、建物には入隅部1が設けられており、この入隅部1には玄関ポーチ2が設けられている。この玄関ポーチ2の外側の角部には第1支柱3が立設されている。
また、第1支柱3は四角筒状のものであり、その上端部と、建物の入隅部1にある互いに直交する外壁30,30との間にはそれぞれ第1まぐさ4,4が以下のようにして架設されている。
すなわち図1および図3に示すように、第1支柱3の上端面に第1まぐさ4の一端部が設置されており、図3および図7に示すように、外壁30に形成された凹所に第1まぐさ4の他端部が挿入され、この他端部が前記凹所に設けられた調整材6の上端面に設置されている。
そして、第1まぐさ4および外壁によってバルコニー床を構成する床パネル7が以下のようにして支持されている。
床パネル7は、框材を矩形枠状に組み立ててなる枠体の上面に、合板等からなる面材を取り付けて形成されたものであり、枠体の内部には必要に応じて補強桟材が縦横に組み付けられている。床パネル7の上面には、図1に示すように、床面材12が桟材12a,12bによって所定の水勾配を付与されて設けられている。この床面材12もその上面が2階床11の上面より低くなるようにして設置されており、床面材12の基端部の上方に、2階床11からバルコニー床に出入りするための引違い戸14が設けられている。
また、床パネル7の下方には軒天材13が設けられており、この軒天材13によって下方から床パネル7が見えないようになっている。なお、この軒天材13は第1まぐさ4と外壁30によって支持されている。
一方、第2支柱15は四角筒状のものであり、その下端部には操作穴が18が形成されている。また、緊結ボルト16の上端部は、第2支柱15の下端部内部に下端フランジを貫通して挿入されている。そして、前記操作孔18からナット19を挿入して、緊結ボルト16の上端部に螺合して締め付けることによって、緊結ボルト16によって、第1支柱3の上端部と第2支柱15の下端部とが連結されている。
まず、図5に示すように、入隅部1を形成する1階の外壁30を構成する外壁パネルを基礎上に設置する。なお、一方の外壁30には、玄関扉を取り付けるための開口部が形成されている。
次に、図6に示すように、基礎にベースプレートをアンカーによって固定し、このベースプレートに第1支柱3を固定する。第1支柱3の下端にはフランジが形成されており、このフランジをベースプレートにボルト接合する。
次に、図7に示すように、第1支柱3の上端部と、建物の入隅部1にある互いに直交する外壁30,30との間にそれぞれ第1まぐさ4,4を架設する。また、図1に示すように、第1まぐさ4,4の端部の交差部分に緊結ボルト16用の貫通孔17を形成する。
次に、図9に示すように、バルコニー床を構成する複数の床パネル7を、第1まぐさ4,4と建物の入隅部1にある互いに直交する外壁30,30とで囲まれた部分に落とし込み配置する。この際、図1に示すように、第1まぐさ4の側面と外壁30とにそれぞれ受け材8,10を取り付けておき、この受け材8,8によって床パネル7を下方から支持する。床パネル7を落とし込み配置することによって、バルコニー床は2階床より1段低くなる。
次に、図10に示すように、2階の外壁31を構成する外壁パネルを、入隅部1を形成するようにして配置する。なお、外壁31,31には、バルコニーに出入りするための戸を取り付けるための開口部が形成されている。
次に、図12に示すように、第2支柱15の上端部と建物の入隅部1にある互いに直交する外壁31,31との間にそれぞれ第2まぐさ20,20を架設する。そして、この第2まぐさ20,20の端部の交差部と第2支柱15とを緊結ボルト23(図4参照)によって連結する
次に、図13に示すように、外壁パネル31の上端面に屋切パネル32を設置し、さらに図示しない屋根パネルを設置し、この屋根パネルの軒先部を第2まぐさ20,20によって支持する(図4参照)。
また、図1および図4に示すように、第1支柱3と第2支柱15に、それぞれ柱カバー26,27を取り付ける。なお、この柱カバー26,27の取り付けは、第2支柱15を取り付け、その上端部に第2まぐさ20,20を取り付けた後に行ってもよい。
また、第1支柱3の上端部と第2支柱15の下端部とが、第1マグサ4を貫通する緊結ボルト(連結部材)16によって連結されているので、第2支柱15は第1支柱3によって確実に支持される。そして、この第2支柱15の上端部と建物の入隅部1にある互いに直交する外壁31,31との間にそれぞれ第2まぐさ20,20が架設され、この第2まぐさ20,20によってバルコニーの上方に位置する屋根の軒先部24が支持されているので、この屋根の軒先部24の軒の出が大きくなっても、該屋根の軒先部24を確実に支持できる。したがって、バルコニーが大きくなっても、該バルコニーの上方を屋根の軒先部24によって容易に覆うことができる。
また、第2まぐさ20がバルコニーの上方に位置する屋根の軒先部24の軒天井25より上方に位置しているので、該第2まぐさ20は軒天井25に隠されて見えることがないので、バルコニーとしての仕上がりが秀麗なものとなる。
また、第1支柱3および第2支柱15にそれぞれ取り付けられた柱カバー26,27は同一素材でかつ同一直径であるので、外観上、第1支柱3、第2支柱15が上下に延びる1本柱のように見え、シンプルなものとなる。
2 玄関ポーチ
3 第1支柱
4 第1まぐさ
7 床パネル
11 2階の床
15 第2支柱
16 緊結ボルト(連結部材)
20 第2まぐさ
24 軒先部
25 軒天井
26,27 柱カバー
30,31 外壁
Claims (5)
- 建物の入隅部に設けられた玄関ポーチの外側角部に第1支柱が立設され、この第1支柱の上端部と前記建物の入隅部にある互いに直交する外壁との間にそれぞれ第1まぐさが架設され、バルコニー床を構成する床パネルが2階の床より低くした状態で前記第1まぐさおよび外壁によって支持されていることを特徴とするバルコニー構造。
- 請求項1に記載のバルコニー構造において、
前記第1支柱の上方には、該第1支柱と同軸に第2支柱が前記第1マグサに設置され、前記第1支柱の上端部と前記第2支柱の下端部とは、前記第1マグサを貫通する連結部材によって連結され、
前記第2支柱の上端部と前記建物の入隅部にある互いに直交する外壁との間にそれぞれ第2まぐさが架設され、
前記第2まぐさによってバルコニーの上方に位置する屋根の軒先部が支持されていることを特徴とするバルコニー構造。 - 請求項2に記載のバルコニー構造において、
前記第1まぐさの成は、第2まぐさの成より大きくなっていることを特徴とするバルコニー構造。 - 請求項2または3に記載のバルコニー構造において、
前記第2まぐさは、バルコニーの上方に位置する屋根の軒先部の軒天井より上方に位置していることを特徴とするバルコニー構造。 - 前記第1支柱および第2支柱には、それぞれ柱カバーが取り付けられており、これら柱カバーは同一素材でかつ同一直径のものであることを特徴とするバルコニー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007034722A JP2008196264A (ja) | 2007-02-15 | 2007-02-15 | バルコニーの構造 |
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JP2007034722A Pending JP2008196264A (ja) | 2007-02-15 | 2007-02-15 | バルコニーの構造 |
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2007
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