JP2008191605A - プラズマディスプレイパネル駆動方法及びプラズマディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】PDP装置などに係わり、第1の技術を用いた場合に発生する画質劣化、特に、画像のエッジ部でのちらつき等や縦方向の解像度の劣化の抑制を実現できる技術を提供する。
【解決手段】本PDP装置の補正機能401では、第1の技術による画像のライン対及び画素対の所定の輝度比での同時駆動表示の際、輝度エッジ処理機能406により、入力の表示データをもとに、画像における画質劣化が顕在化する部位を、輝度のエッジ部の特徴などから特定し、対象の部位を含む表示データを補正するための補正条件を制御及び決定する。そして、画素データ補正処理機能411により、補正条件により当該表示データを画質劣化が抑制されるように補正処理する。
【選択図】図1
【解決手段】本PDP装置の補正機能401では、第1の技術による画像のライン対及び画素対の所定の輝度比での同時駆動表示の際、輝度エッジ処理機能406により、入力の表示データをもとに、画像における画質劣化が顕在化する部位を、輝度のエッジ部の特徴などから特定し、対象の部位を含む表示データを補正するための補正条件を制御及び決定する。そして、画素データ補正処理機能411により、補正条件により当該表示データを画質劣化が抑制されるように補正処理する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プラズマディスプレイパネル(PDP)駆動方法及びその表示装置(プラズマディスプレイ装置:PDP装置)等の多階調表示方法及び装置に関し、特に、画質劣化抑制のための画像処理に関する。
PDP装置をはじめとする表示装置には、より高精細な動画像表示性能の実現が強く求められている。これを実現するためには、パネル(PDP)上に形成する画素(セル)数を増やし、表示解像度を高める必要がある。しかし、画素数の増加は、輝度の低下、装置コストの増大、電力消費量の増大などを招く要因となる。そのため、高解像度化の上では、輝度等の画質性能と、コストや消費電力量などの装置性能との適切なバランスを実現することが課題となっている。
特にPDP装置において、基本的なプログレッシブ表示やインタレース表示の方式では、アドレス動作に比較的大きな電力を要する。
上記課題に対する従来技術として、例えば特開平10−133621号公報(特許文献1)記載のものが挙げられる。この技術は、パネルの高解像度化に伴う輝度の低下を補うことや、画像データの増加に伴う消費電力量の増加の抑制に係わる。この技術は、具体的には、プログレッシブ表示が可能なパネルにおいて、画像種に応じてインタレース表示を行うようにし、本来のインタレース表示では非駆動対象の表示ライン上の画素(セル)を、駆動対象である隣接の表示ラインと同じデータを与えて駆動表示させる、というものである。上記インタレース表示にすることで、アドレスデータの変化が半減されるため、アドレス動作時の消費電力量が低減し、システム全体での消費電力量が削減される効果がある。また、2ライン同時点灯により、プログレッシブ表示と同等の輝度が確保される効果がある。
また、上記課題についてパネル構造の面から対処する技術も提案されている。例えば、特開平9−160525号公報(特許文献2)記載のものが挙げられる。これは、隣接画素間で電極を共有する共通電極型PDP(いわゆるALIS−PDP)に関するものである。このパネル構造といわゆるALIS駆動とを組み合わせることにより、高解像度を少ない電極数(垂直方向の画素数の約半分)で実現し、高解像度化と低コスト化を両立している。
また、特開2003−233346号公報(特許文献3)では、特許文献2に示されるPDPに対し特許文献1に示される方法を適用する際に必要な方法について記載されている。
特開平10−133621号公報
特開平9−160525号公報
特開2003−233346号公報
前述したように、パネルの高解像度化に伴う輝度低下、高コスト化、電力消費増加などに対する方策として、前記特許文献1の技術のように、プログレッシブ表示が可能なパネルの表示領域でインタレース表示する際、同一の表示ラインの表示データにより隣接の表示ラインを同時に駆動表示させる方法(説明のため、第1の技術(2ライン駆動)と称する)が有効である。この第1の技術は、換言すれば、奇数または偶数ラインを奇数または偶数フィールドで表示するモードの際、表示対象の第1のラインの画素(セル)に対して、縦方向で隣接する第2のラインの画素(セル)を、同一の輝度または一定比率で減衰させた輝度で、同時に駆動表示させるものである。隣接する2つの表示ラインの対(組)が制御単位となる。なお第1の技術が適用可能な表示パネル構造は特に限定されない。第1の技術により、アドレス動作を単純に1/2にすることで、低電力化などの効果が得られる。
しかしながら、第1の技術を用いる場合、画質劣化、特に、(1)画像の境界(エッジ)部分における輝度変化による画像のちらつきや揺らぎ等の発生、(2)画素表示の縦方向への拡大、換言すればライン対(画素対)での同等表示による、縦方向の解像度(分解能)の低下などが発生する問題がある。前述した従来技術例では、このような画質劣化に対処する方法については記載されていない。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、多階調表示処理を行うPDP装置などに係わり、前記第1の技術を用いた場合に発生する画質劣化の抑制・防止、特に、(1)画像の境界部分でのちらつきや揺らぎ等の抑制、(2)画像の縦方向の解像度の劣化の抑制、を実現できる技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明は、多階調表示処理を行うPDP駆動方法及びPDP装置等の技術であって、以下に示す手段及び構成を備えることを特徴とする。
本PDP装置は、まず、プログレッシブ表示が可能な構造のPDPに対する、基本のインタレース表示(表示領域の奇数または偶数ライン群の表示)が可能な構成において、第1の技術によりPDPを駆動表示する第1の手段(2ライン駆動手段)を有する。即ち、第1の手段による駆動の際には、対象となるライン対及びその上の画素対について、第1のライン(例:奇数ライン)上の画素(P1)に対して、縦方向で隣接する第2のライン(例:偶数ライン)上の画素(P2)を、第1のラインの表示データに基づき、第1のラインの画素(P1)と同一輝度または所定の輝度比(第1条件)で減衰させた輝度で、同時に駆動表示(アドレス動作及びサステイン動作)する。
本PDP装置では、第1の手段によるライン対及び画素対の駆動の際に、画質劣化の抑制のために、表示対象の画像の表示データから抽出した輝度のエッジ部の特徴(輝度変化の量及び向きなど)、画面極性(奇数または偶数フィールド)、画素対の2つの画素(P1,P2)の輝度等の関係、画素対の輝度比(第1条件)等に基づき、表示データの補正の条件を決定して補正処理を行うものである。
(1)本PDP駆動方法では、前記(1)の問題(エッジ部のちらつき等)に対処するために、第1の手段による駆動の際、第1条件に基づき対象のライン対及び画素対の表示データを補正する補正処理のための補正条件を決定し、補正条件に基づき対象のライン対及び画素対の表示データを補正する補正処理を行う。その補正処理では、画素対の2つの画素の間の輝度変化が緩やかになるように、第1条件の輝度比に応じた画素対の2つの画素(P1,P2)の間の発光重心位置の輝度と、画素対の2つの画素の個別同時発光時の合計輝度と、が略一致するように補正する。
本PDP装置は、第1の手段による表示モードにおける、少なくとも画像中の1つのライン対の表示において、その対象となるライン対及び画素対における、縦方向で隣接する各々の画素(P1,P2)の本来の表示データを、第1条件に応じて補正処理を行う第2の手段を有する。第2の手段において、第1の手段によるライン対を含む画像の表示の際に、第1条件の輝度比を判断する処理と、第1条件に基づき、第1の手段による対象のライン対及び画素対の表示データを補正する補正処理のための補正条件を制御及び決定する処理と、前記補正条件に基づき、前記対象のライン対及び画素対の表示データを補正する補正処理とを有する。
また例えば、前記補正処理は、画素対を構成する各画素(P1,P2)の本来の表示データの加重平均処理(フィルタ処理)である。また例えば、前記補正処理は、第1条件の輝度比に応じて画素対の2つの画素(P1,P2)の間の任意の位置のデータ値を、その2つの画素の間の座標の一次関数などに基づき、内挿補間する点として計算する処理である。また例えば、第2手段において、画像中の画素対の画素間で所定の輝度変化が発生する特定の部位と画素対との位置関係を参照して、前記補正条件(第3条件)として前記補正処理の有効または無効などを決定する。
(2)本PDP駆動方法では、前記(2)の問題(縦方向の解像度の劣化)に対処するために、第1の手段による駆動の際、入力の表示データに基づき表示対象の画像の画素毎の輝度データを取得し、その輝度データに基づき所定の輝度変化が発生するエッジ部及びその特徴を抽出し、エッジ部の特徴に基づき画像の画素の表示データを補正処理するための補正条件を決定し、補正条件に基づき画像の画素の表示データを補正する補正処理を行う。その補正処理では、画像の第2方向の解像度の劣化を抑制するように、表示対象の画像におけるエッジ部の画素の表示データに対し、そのエッジ部の特徴に適応した補正を行う。
本PDP装置は、第1の手段による表示モードにおける、少なくとも画像中の1つのライン対の表示において、表示すべき画像の表示データの中で、輝度差が発生する部位(エッジ部)にある画素を抽出等し、また、そのエッジ部の特徴を抽出(画素間の輝度変化の状態を分析)する処理と、その部位の画素の表示データを、その特徴(輝度差の状態)に応じて、画像の縦方向の解像度を改善するように補正処理するための補正条件を、計算もしくは複数の補正条件からの選択などによって制御及び決定する処理と、補正条件に基づき、画像の画素の表示データを補正する補正処理と、を行う第3の手段を有する。
また例えば、前記補正処理は、画素対を構成する各画素(P1,P2)の本来の表示データの加重平均処理(フィルタ処理)である。また例えば、第3の手段は、補正処理の対象となる各画素の位置における輝度変化の向きと、表示対象の画像の表示における奇数または偶数画面の極性の情報とを参照して、補正条件を最適化するように決定する。
また、他のPDP装置において、第3の手段は、補正処理の対象の各画素の動きを参照し、それに基づき、好適な補正処理を選択して適用する。例えば、動きの量が0でない部位に対しては、前記加重平均処理などを選択し、動きの量が0の部位に対して、補正処理として、演算処理を選択する。この演算処理では、第1条件の輝度比を反映した奇数と偶数の画面の加算画像に対しての補正量(Δ)を設け、その補正量を考慮した加算画像と、エッジ部の輝度変化を緩やかにした画質劣化が少ない目標画像と、が略一致するように補正量を計算する処理を行う。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明によれば、多階調表示処理を行うPDP装置などに係わり、前記第1の技術を用いた場合に発生する画質劣化の抑制・防止、特に、(1)画像の境界部分でのちらつきや揺らぎ等の抑制、(2)画像の縦方向の解像度の劣化の抑制、を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。尚サブフィールドをSFと略称する。
<従来技術>
まず、図17〜図19を用いて、本発明の実施の形態をわかりやすく説明するために、本発明の実施の形態に対する従来技術例(前提技術)や問題点などについて簡単に説明する。前述の第1の技術(2ライン駆動)を用いる場合に発生する画質劣化、特に、(1)画像の境界部分における輝度変化による画像のちらつきや揺らぎ等の発生、(2)画素表示の縦方向への拡大による解像度の低下、についての状況を説明する。なお、PDP装置におけるラインや画素などを対象とした駆動表示(駆動または表示)とは、アドレス動作及びサステイン動作によりセルの点灯(オン)/非点灯(オフ)を行うことを指している。
まず、図17〜図19を用いて、本発明の実施の形態をわかりやすく説明するために、本発明の実施の形態に対する従来技術例(前提技術)や問題点などについて簡単に説明する。前述の第1の技術(2ライン駆動)を用いる場合に発生する画質劣化、特に、(1)画像の境界部分における輝度変化による画像のちらつきや揺らぎ等の発生、(2)画素表示の縦方向への拡大による解像度の低下、についての状況を説明する。なお、PDP装置におけるラインや画素などを対象とした駆動表示(駆動または表示)とは、アドレス動作及びサステイン動作によりセルの点灯(オン)/非点灯(オフ)を行うことを指している。
<(1)エッジ部でのちらつき等>
図17及び図18において、まず、前記(1)画像の境界部分でのちらつき等の発生の状況を説明する。ここで、説明のために、本来のインタレース表示(パネル表示領域の奇数と偶数のライン群を時分割したフィールドで駆動表示する方式)において、あるフィールドで駆動対象となるライン上の画素を、主画素(P1)と称し、また逆にそのフィールドでは駆動対象ではないが第1の技術の処理によって主画素(P1)と同時に駆動するように制御されるライン上の画素を、補助画素(P2)と称する。
図17及び図18において、まず、前記(1)画像の境界部分でのちらつき等の発生の状況を説明する。ここで、説明のために、本来のインタレース表示(パネル表示領域の奇数と偶数のライン群を時分割したフィールドで駆動表示する方式)において、あるフィールドで駆動対象となるライン上の画素を、主画素(P1)と称し、また逆にそのフィールドでは駆動対象ではないが第1の技術の処理によって主画素(P1)と同時に駆動するように制御されるライン上の画素を、補助画素(P2)と称する。
図17において、本来のインタレース表示の場合を示している。(a)に示すように、白い背景中に黒い矩形が存在する静止画像101を例にする。表示画面の水平(横)方向、垂直(縦)方向を、座標軸でx,yとする。ここで、(b)に、奇偶ラインを合わせたプログレッシブ画面(Fp)の場合における、y軸方向の線分ABに沿う各画素の強度分布プロファイルを示している。横軸は各画素を、縦軸は各画素の発光強度(E)を示す。インタレース表示の場合、画像フレームを、奇数ライン(Lo)のみで構成される奇数画面(奇数フィールドFo)と、偶数ライン(Le)のみで構成される偶数画面(偶数フィールドFe)とに分けて表示する。白丸は、奇数ライン(Lo)上の画素(奇数画素)を示し、奇数画面(Fo)の表示時に駆動対象となる。また、黒丸は、偶数ライン(Le)上の画素(偶数画素)を示し、偶数画面(Fe)の表示時に駆動対象となる。発光強度として、静止画像101の黒矩形部と白背景部に対応した2つのレベル(K1,K2)のみ有する。
また、(c),(d)は、奇偶それぞれの画面(Fo,Fe)における線分ABに沿う各画素の強度分布プロファイルを示している。このプロファイルを有する奇数画面(Fo)と偶数画面(Fe)を、例えば周波数60Hzで繰り返し表示することにより、線分ABに沿う各画素が、(b)のプロファイルを持つように見え、(a)の画像のようにユーザに感知される。このようにインタレース表示では、全ての画素において点滅を繰り返しているが、十分短い繰り返し周期であれば、画像のエッジ部位(例えば黒矩形部と白背景部との境界線)などが揺らいだり、ちらついたりする現象は発生しない。
図18において、更に第1の技術による表示の場合を図17と同様に示している。前述同様に図17(a)の静止画像101を表示する場合を例にする。(a)は、プログレッシブ画面(Fp)における、線分ABに沿う画素の強度分布プロファイルである。(b),(d)は、従来のインタレース表示の奇数画面(Fo)と偶数画面(Fe)のそれぞれのプロファイルを示している。各プロファイルにおいて、楕円で囲った2つの画素の対(PP)は、その中の主画素(P1)と、それと同時に駆動する補助画素(P2)との対を示している。その画素対(PP)の中では、奇数画面(Fe)では奇数ライン(Lo)上の画素が、偶数画面(Fe)では偶数ライン(Le)上の画素が、それぞれ主画素(P1)となり、逆側が補助画素(P2)となる。説明上、一部に対してのみ画素対(PP)を示しているが、順番に2画素ずつ同様に画素対(PP)となる。
従って、(c),(e)のように、第1の技術により画素対(PP)の両画素(P1,P2)が同一輝度で同時に駆動表示される場合の強度分布プロファイルが構成される(Fo2,Fe2)。前記通常のインタレース表示の場合と同様に、(c),(e)の2つの状態が、例えば周波数60Hzで繰り返し表示される。ここで、奇数画面((b)Fo,(c)Fo2)と偶数画面((d)Fe,(e)Fe2)のそれぞれの発光状態を比較すると、発光している画素数が、従来のインタレース表示に対して、第1の技術の場合では、2倍になり、画面全体の輝度が増加することがわかる。しかし、第1の技術の場合、例えば、pA,pBとして示される2つの画素では、(c),(e)の2つの状態を繰り返すことにより、その輝度が繰り返し周期で大きく変化することになる(204,205)。これに対して、その2画素(pA,pB)以外の画素では、(c),(e)の2つの状態を繰り返しても輝度の変化は無い。このように、発光強度の変化が、特定の部位、即ち輝度のエッジ部などに一定周期で発生すると、その部位がちらついたり、あるいは画像内の境界位置が移動して見えたりするため画像の揺らぎとして感知される。本現象が、解決すべき問題の一つである。
<(2)縦方向の解像度の低下>
次に、図19において、前記(2)縦方向の解像度の低下の状態について説明する。ここでは、静止画表示された画素領域における斜め線の境界部分を例とする。(a),(b),(c)は、斜め線境界部の輝度分布状態を、通常のインタレース表示と、第1の技術の場合とで比較したものである。本例では、5行5列の25画素による画素領域を拡大表示して示している。また、画素を構成するR,G,Bの3色のサブ画素(セル)については考慮せずに、画素毎の輝度を示している。白抜きの画素は低輝度(輝度レベル1(k1)とする)、斜線を付けた画素は高輝度(輝度レベル2(k2)とする)、を示している。
次に、図19において、前記(2)縦方向の解像度の低下の状態について説明する。ここでは、静止画表示された画素領域における斜め線の境界部分を例とする。(a),(b),(c)は、斜め線境界部の輝度分布状態を、通常のインタレース表示と、第1の技術の場合とで比較したものである。本例では、5行5列の25画素による画素領域を拡大表示して示している。また、画素を構成するR,G,Bの3色のサブ画素(セル)については考慮せずに、画素毎の輝度を示している。白抜きの画素は低輝度(輝度レベル1(k1)とする)、斜線を付けた画素は高輝度(輝度レベル2(k2)とする)、を示している。
(a)は、元画像をプログレッシブ表示する場合を示している。奇数画面(Fo)301と偶数画面(Fe)302とで同一の画像が表示され、それらの合成画像(G1)303として、分解能が保たれた高輝度な画像が得られる。ここで、縦線を付けた画素は、前記斜線の画素の輝度(k2)に対して2倍の輝度(輝度レベル3(k3)とする)である。
(b)は、インタレース表示の場合である。奇数画面(Fo)304と偶数画面(Fe)305のそれぞれで、奇偶の1ライン飛びでの表示が行われる。そのため、これらの合成された画像(G2)306の輝度(k2)は、(a)のプログレッシブ画像の合成画像(G1)303の輝度(k3)の半分となるが、分解能は保たれている。
(c)は、第1の従来による表示の場合を示している。前述(図18)の通り、インタレース表示における主画素(P1)とその補助画素(P2)とからなる画素対(PP)及び対応するライン対が、主画素(P1)のデータに基づき同時に表示される。尚ここでは、その際の条件(第1条件:j1)として、画素対(PP)を構成する2つの画素(P1,P2)を、同一輝度で発光させるものとする(輝度比が1:1)。この結果、合成画像(G3)309の輝度は、奇数画面(Fo)307と偶数画面(Fe)308との両方で発光する画素では2倍(k3)に、またそれぞれ一方でしか発光しない画素では1倍(k2)となり、画像全体として輝度が向上するという効果が得られる。しかしながら、縦方向に並ぶ主画素(P1)とその補助画素(P2)が同一輝度で発光するため、空間分解能が縦方向で1/2となり、画質劣化が発生する。本現象が、解決すべき問題の一つである。
<第1の技術(2ライン駆動)>
図20において、前提技術であるインタレース表示及び第1の技術(2ライン駆動)の概要及び表示データの使用関係などを模式的に示しており、簡単に説明する。(a)において、通常のインタレース表示の方式において、1つの画像フレーム(f)を構成するための奇偶の2つのフィールドFo,Fe(例:F1,F2)における、一部の領域の表示ライン(例:L1〜L4)及びその駆動に使用する表示データ(例:DL1〜DL4)を示している。白部は駆動対象である。F1(Fo)では、奇数ライン(例:L1)をその表示データ(例:DL1)で駆動し、F2(Fe)では、偶数ライン(例:L2)をその表示データ(例:DL2)で駆動する。同一フィールド内では駆動対象のラインを順次走査して駆動する。尚、制御単位として、隣接の奇数と偶数の表示ラインの対をLP(例:LP1,LP2)として示している。
図20において、前提技術であるインタレース表示及び第1の技術(2ライン駆動)の概要及び表示データの使用関係などを模式的に示しており、簡単に説明する。(a)において、通常のインタレース表示の方式において、1つの画像フレーム(f)を構成するための奇偶の2つのフィールドFo,Fe(例:F1,F2)における、一部の領域の表示ライン(例:L1〜L4)及びその駆動に使用する表示データ(例:DL1〜DL4)を示している。白部は駆動対象である。F1(Fo)では、奇数ライン(例:L1)をその表示データ(例:DL1)で駆動し、F2(Fe)では、偶数ライン(例:L2)をその表示データ(例:DL2)で駆動する。同一フィールド内では駆動対象のラインを順次走査して駆動する。尚、制御単位として、隣接の奇数と偶数の表示ラインの対をLP(例:LP1,LP2)として示している。
(b)において、(a)のインタレース表示の制御をもとにした、2ライン駆動の制御を同様に示している。矢印は、同一表示データの使用関係を示している。本制御では、(a)のインタレース表示では非駆動対象のライン上の画素(セル)を、駆動対象のラインと同じ表示データをもとに同時に駆動表示する。本制御では、SFのアドレス期間に、1ラインのデータを2ラインへ同時に書き込む。即ちアドレス動作時におけるライン対の走査のタイミングは、同一になる。本制御では、PDP10の表示領域の各ライン対(LP)において、F1(Fo)では、奇数ライン(例:L1)及びその画素(P1)に対し偶数ライン(L2)及びその画素(P2)を、奇数ライン(L1)の表示データ(DL1)を使用して駆動する。画素対(PP)単位では、主画素P1に対し補助画素P2を、同一輝度もしくは所定の輝度比(α)で減衰した輝度になるように駆動する。続くF2(Fe)では、駆動対象及び表示データの使用関係をF1(Fo)とは逆にして同様に駆動する。同一フィールド内では駆動対象のライン対(例:LP1,LP2)を順次走査して駆動する。本制御により、パネルの高解像度化に伴う輝度の低下を補うことや、画像データの増加に伴う消費電力量の増加の抑制などの効果を得る。
(実施の形態1)
以上を踏まえ、図1〜図13等を用いて、本発明の実施の形態1のPDP装置を説明する。実施の形態1は、特徴として、前記(1)と(2)の両方の問題に対処する処理機能である補正機能401を備えるものである。この補正機能401は、大きくは、画像の輝度エッジ部に基づく補正条件の決定の機能(輝度エッジ処理機能406)と、その補正条件による表示データの補正の機能(画素データ補正処理機能411)とから構成されている。なお、前記(1)または(2)の問題に個別に対処するための処理機能を具備する形態なども可能である。また、本実施の形態では、基本のインタレース表示のモードに対して、2ライン駆動による表示モードを選択的に実行可能である。また、本実施の形態では、2ライン駆動手段は、従来同様に、PDP10の駆動制御回路(特に画像データ処理部1300)内の処理機能として実現されている。また、2ライン駆動の際、同一表示データの使用関係はライン単位であり、駆動対象のライン対のすべての画素対を同様の第1条件(j1)に基づき処理する。また、2ライン駆動の際の駆動対象は、PDP10の表示領域の全ライン対とする。
以上を踏まえ、図1〜図13等を用いて、本発明の実施の形態1のPDP装置を説明する。実施の形態1は、特徴として、前記(1)と(2)の両方の問題に対処する処理機能である補正機能401を備えるものである。この補正機能401は、大きくは、画像の輝度エッジ部に基づく補正条件の決定の機能(輝度エッジ処理機能406)と、その補正条件による表示データの補正の機能(画素データ補正処理機能411)とから構成されている。なお、前記(1)または(2)の問題に個別に対処するための処理機能を具備する形態なども可能である。また、本実施の形態では、基本のインタレース表示のモードに対して、2ライン駆動による表示モードを選択的に実行可能である。また、本実施の形態では、2ライン駆動手段は、従来同様に、PDP10の駆動制御回路(特に画像データ処理部1300)内の処理機能として実現されている。また、2ライン駆動の際、同一表示データの使用関係はライン単位であり、駆動対象のライン対のすべての画素対を同様の第1条件(j1)に基づき処理する。また、2ライン駆動の際の駆動対象は、PDP10の表示領域の全ライン対とする。
<補正機能>
図1において、本実施の形態1のPDP装置における補正機能(補正処理)401の構成例(ソフトウェア的な処理フロー)を示している。本図1において、データ/情報の流れ及び補正処理工程などを説明する。補正機能401は、図2の補正処理部100の処理により実現される。
図1において、本実施の形態1のPDP装置における補正機能(補正処理)401の構成例(ソフトウェア的な処理フロー)を示している。本図1において、データ/情報の流れ及び補正処理工程などを説明する。補正機能401は、図2の補正処理部100の処理により実現される。
補正機能401の前後には、PDP駆動表示制御のために必要な公知の処理402,403が存在するが、説明は省略する。入力の画像データ(表示データ:d1)404は、画像(フレーム)の画素毎にR,G,Bの各データを有している。補正機能401に入力された画像データ(d1)404は、2系統の処理機能に分離されて並列に処理される。その一方は、輝度エッジ処理機能406であり、その他方は、画素データ補正処理機能411である。また、補正機能401に対して、2ライン駆動における第1条件(j1)405が入力される。第1条件(j1)405は、2ライン駆動におけるライン対及び画素対(PP)の同時点灯条件となる輝度比(α)の情報である。第1条件(j1)405は、例えば、本PDP装置に予め内部設定されるか、ユーザ入力設定等がなされる。
輝度エッジ処理機能406では、輝度変換処理407、輝度エッジ部抽出処理408、輝度エッジ特徴抽出処理409、及び補正条件制御処理410の各処理工程を有する。輝度変換処理407工程では、入力の画素毎のR,G,Bのデータ(d1)から、その画素の輝度データ(d2)を算出する処理を行う。輝度エッジ部抽出処理408工程では、輝度変換処理407により変換された輝度データ(d2)から、輝度の変化点すなわち輝度エッジ部を算出する処理を行う。輝度エッジ特徴抽出処理409工程では、輝度エッジ部抽出処理408により抽出された輝度エッジ部についての、強度、向き、同一画面内での順位、座標、等の特徴を抽出する処理を行う。
補正条件制御処理410工程では、輝度エッジ特徴抽出処理409により抽出された輝度エッジの特徴と、別途入力される第1条件(j1)とに基づいて、エッジ部画素補正処理(413)の条件(第2条件:j2)を制御する。また、補正条件制御処理410工程では、前記輝度エッジの特徴に基づき、画像対データ補正処理(412)の条件(第3条件:j3)を制御する。
また他方、画素データ補正処理機能411では、画素対データ補正処理412、及びエッジ部画素補正処理413の各処理工程を有する。尚、画素データ補正処理機能411では、各画素の各R,G,Bデータ(d2)が個別に並列処理される。画素対データ補正処理412工程では、前記輝度エッジの特徴に基づく補正処理のための第3条件(j3)と、別途入力される第1条件(j1)とを参照し、それに基づき、画素対を構成する各画素(P1,P2)の表示データを補正処理する。
エッジ部画素補正処理413工程では、画素対データ補正処理412による補正処理後の画素データを、補正条件制御処理410工程により決定される補正条件(j2)に従って、補正処理する。補正処理された画像データが、PDP駆動表示のための表示データ(d3)として出力される。
<PDP装置>
図2において、補正機能401を備えるPDP装置の構成例を示している。本PDP装置は、従来一般的なPDP装置に対し、補正処理部100を追加した構成である。補正処理部100を従来構成の入力段に配置した構成において、表示データ等に対して補正(補正処理)を施すことにより、その他は従来構成同様で、PDP10制御を実現している。
図2において、補正機能401を備えるPDP装置の構成例を示している。本PDP装置は、従来一般的なPDP装置に対し、補正処理部100を追加した構成である。補正処理部100を従来構成の入力段に配置した構成において、表示データ等に対して補正(補正処理)を施すことにより、その他は従来構成同様で、PDP10制御を実現している。
本PDP装置において、入力の画像データ(d1)1301は、画像データ処理部1300により処理され、その処理結果のデータ(d3)に基づいて、PDP10に制御が働く。PDP装置の入力信号としては、画像データ1301の他、従来同様、制御クロック、垂直同期信号、水平同期信号などを有する。制御・駆動回路部として、画像データ処理部1300、Yサステインパルス制御部1306、Xサステインパルス制御部1310、Xサステイン回路1311、Yサステイン回路1307、スキャンドライバ1308、アドレスドライバ1309等を含む。
画像データ処理部1300は、スキャンコントローラ部1302、データコントローラ部1303、画像処理プロセッサ部1304、フレームメモリ部1305を有する。スキャンコントローラ部1302は、アドレス動作のためのライン選択信号を制御する。データコントローラ部1303は、階調制御のために画像データ1301をフィールド及びSFデータへ展開(SF変換処理)する。画像処理プロセッサ部1304は、高画質化のための処理等を行う。フレームメモリ部1305は、フィールド及びSFデータ等を格納する。
画像データ処理部1300により処理されたデータは、Xサステインパルス制御部1310及びYサステインパルス制御部1306に与えられ、Yサステイン回路1307及びXサステイン回路1311により、維持放電(サステイン動作)の制御を行う。また、アドレスドライバ1309とスキャンドライバ1308を同期して制御することによりアドレス動作を行う。
PDP10は、画素に対応付けられるセルの行列による表示領域が構成される、例えばX電極31、Y電極32、アドレス(A)電極33を備える三電極・交流駆動(AC)型のパネルである。各ドライバ(1311,1307,1308,1309)は、対応するPDP10の電極群(31,32,33)を、電圧印加により駆動する。
<PDP>
図3において、PDP10の構造例を、1画素に対応付けられる3つのセル(Cr,Cb,Cb)のセットに対応した部分で示している。PDP10は、前面基板21及び背面基板22の構造体が対向して組み合わされ、その周囲部が封止され、その空間に放電ガスが封入されることにより構成される。
図3において、PDP10の構造例を、1画素に対応付けられる3つのセル(Cr,Cb,Cb)のセットに対応した部分で示している。PDP10は、前面基板21及び背面基板22の構造体が対向して組み合わされ、その周囲部が封止され、その空間に放電ガスが封入されることにより構成される。
前面基板21側には、パネル平面で、水平方向(第1方向)に平行に伸びて垂直方向(第2方向)に交互に、Y電極(走査電極)32及びX電極(共通電極)31から構成される表示電極(維持放電電極)群が配置される。これらの表示電極群は、誘電体層23及び更に保護層24により覆われている。
背面基板22側には、第2方向に平行に伸びて、アドレス電極33群が形成されており、更に誘電体層26に覆われている。誘電体層26上、アドレス電極33の両側には、第2方向に伸びるストライプ状の隔壁(リブ)27が形成されている。更に隔壁27間には、紫外線により励起されて赤(R),緑(G),青(B)の各色の可視光を発生する蛍光体28が塗布されている。
表示電極(31,32)の対に対応して表示の行(ライン)が構成され、更にアドレス電極33との交差に対応して表示の列及びセルが構成される。セル行列によりPDP10の表示領域が構成され、表示単位となるフィールド及びSFに対応付けられる。PDPは、駆動方式などに応じて各種構造が存在する。
<フィールド>
図4において、PDP10を用いて画面に映像を表示する際の基本的なシーケンスの構成を示している。パネル表示領域に対応する1画面を表示する単位をフィールド(F)と称する。1フィールドは、例えば16ms程度の時間とする。動画などの映像は、フィールド単位の画像を時系列に変化させることにより得られる。フィールドは、更に階調表現のための複数のサブフィールド(SF)に分割されている。例えばフィールドは6個のSF(SF1〜SF6)により構成される。SF毎に異なる輝度の画像を表示することにより、フィールド単位で得られる画像の輝度に階調を発生させる。各SFは、リセット期間71、アドレス期間72、サステイン(維持放電)期間73に分けられる。リセット期間71では、その後のアドレス期間72に行われるアドレス動作に対する初期化(リセット)を行う。アドレス期間72では、表示データに基づき、その後のサステイン期間73で放電させる画素(セル)を選択するアドレス動作を行う。具体的には、Y電極32に対する走査パルスの印加、かつ、アドレス電極33に対するアドレスパルスの印加により、対象セルでアドレス放電を発生させる。サステイン期間73では、X電極31とY電極32へのサステインパルスの印加により、アドレス期間72で選択された画素(セル)での維持放電による発光を発生させる。
図4において、PDP10を用いて画面に映像を表示する際の基本的なシーケンスの構成を示している。パネル表示領域に対応する1画面を表示する単位をフィールド(F)と称する。1フィールドは、例えば16ms程度の時間とする。動画などの映像は、フィールド単位の画像を時系列に変化させることにより得られる。フィールドは、更に階調表現のための複数のサブフィールド(SF)に分割されている。例えばフィールドは6個のSF(SF1〜SF6)により構成される。SF毎に異なる輝度の画像を表示することにより、フィールド単位で得られる画像の輝度に階調を発生させる。各SFは、リセット期間71、アドレス期間72、サステイン(維持放電)期間73に分けられる。リセット期間71では、その後のアドレス期間72に行われるアドレス動作に対する初期化(リセット)を行う。アドレス期間72では、表示データに基づき、その後のサステイン期間73で放電させる画素(セル)を選択するアドレス動作を行う。具体的には、Y電極32に対する走査パルスの印加、かつ、アドレス電極33に対するアドレスパルスの印加により、対象セルでアドレス放電を発生させる。サステイン期間73では、X電極31とY電極32へのサステインパルスの印加により、アドレス期間72で選択された画素(セル)での維持放電による発光を発生させる。
インタレース表示の場合、1つの画像フレーム(f)は、表示領域の奇数ライン(Lo)群と偶数ライン(Le)群とで時分割した2つのフィールド、即ち奇数フィールド(Fo)と偶数フィールド(Fe)、に対応付けられて表示される。
<補正処理部>
次に、図5において、補正処理部100の内部構成を示している。これは、図1のソフトウェア的な構成に対応して、ハードウェア的な構成例を示している。補正処理部100は、メモリ部1314、輝度演算部1315、輝度エッジ算出部1316、エッジ判定処理部1317、補正処理条件テーブル1318、画素対データ処理部1319、エッジ部画素処理部1320を有する。
次に、図5において、補正処理部100の内部構成を示している。これは、図1のソフトウェア的な構成に対応して、ハードウェア的な構成例を示している。補正処理部100は、メモリ部1314、輝度演算部1315、輝度エッジ算出部1316、エッジ判定処理部1317、補正処理条件テーブル1318、画素対データ処理部1319、エッジ部画素処理部1320を有する。
入力の画像データ(d1)1301は、一旦メモリ部1314に蓄えられる。メモリ部1314は、画像データ1301の1ライン分を単位として、複数のラインのデータを蓄えるように構成されている。本処理部において、これら複数のラインから同時にデータの読み出しが行われ、それぞれ輝度演算部1315と画素対データ処理部1320に入力される。
輝度演算部1315では、輝度変換処理407に対応する演算が行われ、画素の輝度データ(d2)が出力される。次に、輝度エッジ算出部1316では、輝度データ(d2)をもとに、輝度エッジ部抽出処理408に対応する演算が行われる。次に、エッジ判定処理部1317により、輝度エッジ特徴抽出処理409に対応する演算が行われる。そして、その抽出された輝度エッジ特徴の情報/データ等を用いて、補正条件制御処理(410)を行う。この処理について、図5に示す構成例では、複数の補正条件(補正条件#1〜#N)が補正処理条件テーブル1318に記憶され、エッジ判定部1317の出力(エッジ特徴)によりそれら補正条件から選択し、選択された補正条件を、エッジ部画素処理部1320等へ出力する構成としている。また、エッジ判定処理部1317の結果は、画素対データ処理部1319に対しても反映されるようになっている。尚、補正条件制御処理(410)は、上記のように複数の補正条件から選択する形態に限らず、例えば補正条件を計算処理して決定し出力する形態などとしてもよい。また、表示データの補正処理の部位(1319,1320)は、補正条件に応じて複数の処理部からいずれかが選択される形態などとしてもよい。
<輝度エッジ処理(1),(2)>
次に、図6において、輝度エッジ処理機能406による処理工程を説明する。前述同様(図19)の静止画表示された斜め線の境界部分を例とする。(a),(b),(d),(f)の系列は、基本的な第1の輝度エッジ処理を示しており、エッジ部画素補正処理413に用いる第2条件(j2)を決定するものである。他方、(a),(c),(e),(g)の系列は、上記基本的な処理に加えた第2の輝度エッジ処理を示しており、画素対データ補正処理412に用いる第3条件(j3)を決定するものである。まず、(a)は、輝度変換処理(407)により、入力された画素データ(d1)が画素毎の輝度データ(d2)に変換された状態を示す。
次に、図6において、輝度エッジ処理機能406による処理工程を説明する。前述同様(図19)の静止画表示された斜め線の境界部分を例とする。(a),(b),(d),(f)の系列は、基本的な第1の輝度エッジ処理を示しており、エッジ部画素補正処理413に用いる第2条件(j2)を決定するものである。他方、(a),(c),(e),(g)の系列は、上記基本的な処理に加えた第2の輝度エッジ処理を示しており、画素対データ補正処理412に用いる第3条件(j3)を決定するものである。まず、(a)は、輝度変換処理(407)により、入力された画素データ(d1)が画素毎の輝度データ(d2)に変換された状態を示す。
(b)は、輝度エッジ部抽出処理(408)により、上記輝度データ(d2)から、輝度のエッジ部(E1)とみなされる部位を抽出した結果を示している。エッジ部(E1)は、升目模様を付された画素で示されている。この際のエッジ算出方法は、例えば3×3の画素配列から算出する公知の方法を使用しているが、計算方法はこれに限定されるものではない。
一方、(c)は、上記(a)の輝度データ(d2)における画素対(PP)において、一方と他方の画素で図示するような輝度差が存在する部位(Q1:輝度変化発生画素対)の抽出処理の結果を示している。Q1で示す画素対では、一方の画素が輝度レベルk1、他方の画素が輝度レベルk2である。本抽出処理では、画素対の画素間の輝度レベル差が、例えば所定の閾値以上である場合、当該部位(Q1)として抽出する。
(d)は、輝度エッジ特徴抽出処理(409)により、上記(b)で抽出されたエッジ部(E1)の夫々において、各エッジ強度とその向きを、エッジ特徴(E2)として分析した結果である。エッジ特徴(E2)として、矢印(ベクトル)の長さで各画素のエッジ強度を、またその向きでエッジの方向を示している。
一方、(e)は、上記(c)で抽出された画素対(PP)の画素間における輝度差の存在する部位(Q1)を、前記(d)のエッジ特徴(E2)を参照して選別した結果(Q2)である。ここでは、その結果(Q2)として、上記(c)で抽出された画素対(PP)における輝度差の存在する部位(Q1)で、かつ、エッジ特徴(E2)中のエッジ強度が強い部位、に相当するものが選択されている。本例では、輝度差の存在する2つの部位(Q1)とエッジ強度が強い部位とが一致しているため、その2つの部位(Q1)ともに、結果(Q2)として選択されている。
(f)は、補正条件制御処理(410)により、上記(d)で抽出されたエッジ特徴(E2)から、エッジ部画素補正(413)のための補正条件(j2)を決定した状態を示している。本実施の形態では、エッジ部画素補正(413)では、2次元のフィルタ処理(加重平均処理)を使用している。画素に対して付与されている丸印は、補正条件(j2)として、フィルタ処理の係数(フィルタ係数(E3))を表している。フィルタ係数(E3)の丸印の大きさで、フィルタ処理に使用される画素の領域の広さと、フィルタの強度(強いほど狭帯域)とを示している。また、決定されたエッジ部画素補正(413)のための補正条件(j2)であるフィルタ係数(E3)は、最終的に、画面の極性(FoまたはFe)を考慮して最適化される(後述)。尚、この最適化の処理は、補正条件制御処理410内に含まれる。
一方、(g)は、上記(e)で画素対(PP)における輝度差の存在する部位(Q1)の選択の結果(Q2)から決定された、画素対データ補正(412)の補正条件(第3条件:j3)を示している。本例では、選択された部位(Q3)においては、画素対データ補正(412)を行わないようにする条件(OFF)が設定されている。
<画素対データ補正(1)>
次に、図7において、画素対データ補正(412)の処理内容と効果を説明する。ここでは、前述同様、(a)に示すように、静止画表示された斜め線の画像601を例にする。なお、斜線部は高輝度部(K2)、白抜き部は低輝度部(K1)とする。線分ABに沿う各画素の強度分布プロファイルは、静止画像であるので、奇数画面(Fo)・偶数画面(Fe)とも同一であり、Foでは(b)、Feでは(e)のようになる。横軸は各画素、縦軸は各画素の発光強度を示す。白丸は奇数ライン(Lo)上の画素(奇数画素)を示し、インタレース表示の際は、奇数画面(Fo)表示時に主画素(P1)として駆動される。また、黒丸は、偶数ライン(Le)上の画素(奇数画素)を示し、インタレース表示の際は、偶数画面(Fe)表示時に主画素(P1)として駆動される。また、白丸と黒丸の画素の間における点は、補正値(内挿補間データ603)を示している(後述)。
次に、図7において、画素対データ補正(412)の処理内容と効果を説明する。ここでは、前述同様、(a)に示すように、静止画表示された斜め線の画像601を例にする。なお、斜線部は高輝度部(K2)、白抜き部は低輝度部(K1)とする。線分ABに沿う各画素の強度分布プロファイルは、静止画像であるので、奇数画面(Fo)・偶数画面(Fe)とも同一であり、Foでは(b)、Feでは(e)のようになる。横軸は各画素、縦軸は各画素の発光強度を示す。白丸は奇数ライン(Lo)上の画素(奇数画素)を示し、インタレース表示の際は、奇数画面(Fo)表示時に主画素(P1)として駆動される。また、黒丸は、偶数ライン(Le)上の画素(奇数画素)を示し、インタレース表示の際は、偶数画面(Fe)表示時に主画素(P1)として駆動される。また、白丸と黒丸の画素の間における点は、補正値(内挿補間データ603)を示している(後述)。
(c)及び(f)は、Fo,Feに関し、本実施の形態による画素対データ補正(412)を適用しない状態で、2ライン駆動、即ち画素対(PP)における主画素(P1)と補助画素(P2)を同一データにより同一輝度で同時駆動した場合のプロファイル(Fo2,Fe2)である。この場合、前述したように、例えば画素pA,pBで示す部位では、画素間の大きな輝度変化があるために、ちらつき等が発生する。これに対して、(d)及び(g)は、Fo,Feに関し、本実施の形態による画素対データ補正(412)を適用して、2ライン駆動を実行した場合のプロファイルである。前述(図6)のように、この画素対データ補正(412)には、輝度エッジ処理機能406の処理結果が補正条件(j3)として反映される場合があるが、それについては後述する。
本実施の形態では、画素対データ補正(412)に際して、(b)または(e)に示すように、各画素対(PP)の画素間にその2点間を結ぶ一次関数(内挿補間関数)604を想定する。この一次関数604により、各画素対(PP)の画素間の任意の位置における強度を内挿補間することができる。内挿補間のための座標情報(位置)は、2ライン駆動の第1条件(j1)として、主画素(P1)と補助画素(P2)の点灯の強度の比率(輝度比:α)により与えられる。本例では、主画素(P1)と補助画素(P2)とを同一輝度にするため、第1条件(j1)として与えられる比率(α)は1:1である。これに従い、各画素対(PP)の主画素(P1)と補助画素(P2)の間の一次関数604上で、主画素(P1)と補助画素(P2)の間の距離が1:1になる点、つまり中点の座標を代入し、前記補正値(603)が得られる。この算出結果を、各画素対(PP)の主画素(P1)の値とすることにより、画素対データ補正(412)が行われる。即ち、この結果、(d)及び(g)に示すように、Fo,Feに関する、補正後のプロファイル(Fo3,Fe3)が得られる。ここで、前記補正無しの場合((c)及び(f))に、奇数画面(Fo)と偶数画面(Fe)の切り替わりで輝度変化が発生していた画素対、例えばpA,pBの部分(605)は、本補正処理により、その輝度変化が抑制されていることがわかる。即ち、ちらつき等の発生が抑制される。
<画素対データ補正(2)>
図8において、図7(a)と同様の画像601を例に、第1条件(j1)の値が異なる場合を説明する。本例では、(a)Fo,(d)Feに示すように、第1条件(j1)における画素対(PP)の主画素(P1)と補助画素(P2)の輝度比(α)は1:0.6である。なお、輝度比(α)に応じた画素対(PP)の2画素(P1,P2)間の発光重心位置をcで示している。この条件の下、本画素対データ補正(412)を適用しない状態で2ライン駆動を実行した場合の強度分布プロファイルは、(b)Fo2,(e)Fe2のようになる。この場合、輝度比(α)が1:1の場合と同様に、例えば画素pA,pBで示す部位の輝度変化のため、ちらつき等が発生する。
図8において、図7(a)と同様の画像601を例に、第1条件(j1)の値が異なる場合を説明する。本例では、(a)Fo,(d)Feに示すように、第1条件(j1)における画素対(PP)の主画素(P1)と補助画素(P2)の輝度比(α)は1:0.6である。なお、輝度比(α)に応じた画素対(PP)の2画素(P1,P2)間の発光重心位置をcで示している。この条件の下、本画素対データ補正(412)を適用しない状態で2ライン駆動を実行した場合の強度分布プロファイルは、(b)Fo2,(e)Fe2のようになる。この場合、輝度比(α)が1:1の場合と同様に、例えば画素pA,pBで示す部位の輝度変化のため、ちらつき等が発生する。
これに対して、(c)Fo3,(f)Fe3には、本画素対データ補正(412)を適用した場合を示す。輝度比(α)が1:0.6であるので、画素対(PP)における内挿補間データ803の位置は、一次関数804上で主画素(P1)側に偏った位置となり、(a),(d)中に示す白丸と黒丸の間に示す点がその補正値に相当する。この補正値のデータ(803)により画素対(PP)の主画素(P1)のデータを補正(画素対データ補正(412))した結果が(c),(f)である。この結果で、例えばpA,pBで示す部位(805)の輝度変化が低減するため、ちらつき等の発生が抑制される。
上述の処理について換言すると、エッジ部のちらつき等の抑制のための処理において、輝度エッジ処理機能406は、まず、2ライン駆動の際に対象のライン対上の画素対を同時駆動する際の第1条件(j1)を判断する(本例では設定値を入力する)。輝度エッジ処理機能406は、その判断結果の第1条件(j1)に応じて、同時駆動する画素対の各画素(P1,P2)の表示データの補正条件(j2等)を決定する。第1条件(j1)である輝度比の係数としてαを用い、α=0(0%)〜1(100%:同一輝度)で変化する。本処理において、同時駆動する画素対の2画素(P1,P2)の発光重心位置(c)が、それらの単独点灯時よりも、画素ピッチのα:1となるような仮想的な位置(換言すれば主画像(P1)から補助画素(P2)方向へα/hの位置)に移動すると考えられる。そこで、本処理(エッジ部画素補正処理413)では、画素対の表示データの補正条件(j2)として、上記移動した位置(補正値)での発光輝度と、画素対の2画素(P1,P2)の個別同時発光時の合計輝度とが略一致するという条件を満たすように、画素対の表示データを補正する。
<画素対データ補正(3)>
図9において、本画素対データ補正(412)に対して、輝度エッジ処理機能406の処理結果が補正条件(第3条件:j3)として反映される場合の例を示す(前記図6(c),(e),(g)で示す例に対応する)。本例では、与えられる補正条件(j3)は、画素対(PP)の画素間に輝度変化が存在し、更にその部位のエッジ強度が強い場合に、画素対データ補正(412)を奇数画面(Fo)に限って無効にする、というものとする。
図9において、本画素対データ補正(412)に対して、輝度エッジ処理機能406の処理結果が補正条件(第3条件:j3)として反映される場合の例を示す(前記図6(c),(e),(g)で示す例に対応する)。本例では、与えられる補正条件(j3)は、画素対(PP)の画素間に輝度変化が存在し、更にその部位のエッジ強度が強い場合に、画素対データ補正(412)を奇数画面(Fo)に限って無効にする、というものとする。
(a)Fo3,(c)Fe3は、前述(図7(d),(g))と同様の補正後の結果である。ここで、例えば画素pA,pBで示される画素対(PP)は、その画素間に輝度差が存在し、更に最も強いエッジ位置に相当する。そのため、画素対データ補正(412)を奇数画面(Fo)に限って無効にするという条件(j3)に該当する。従って、本処理では、(a)Fo3の状態から、画素pA,pBの画素対(PP)のみ、補正無しの状態に置き換える。これにより、全体のプロファイルは、(b)Fo4の通りになる。
本条件(j3)を与えない場合、画素対データ補正(412)により画素pA,pBは、(a),(c)に示す通りに、奇数画面(Fo)・偶数画面(Fe)の夫々で中間色を表示するようになる。これにより輝度変化が無くなり、ちらつき等が抑制されるが、中間色領域が明確に表示されるため、画像ボケまたは輪郭として認識される場合がある。これは、特に、細い線や文字などを表示する際に顕著である。
これに対して、本条件(j3)を与えた場合には、中間色を表示する画面が(c)のような偶数画面(Fo)に限定されるため、中間色の輝度が低下する。また、奇数画面(Fo)と偶数画面(Fe)とで画素pA,pBの輝度差が抑制されているので、画素対データ補正(412)の目的であるちらつき等の低減効果も得ている。結果、不要な中間色による画像ボケや輪郭の発生の抑制と、同時にちらつき等の発生の抑制とが、両立可能になる。
図10において、上記図9の処理の効果の具体例を示している。(a)は、本例での元画像である。簡単のため、例として白地に黒抜きの文字‘E’を表示している場合とする。点線枠で囲んだ、文字‘E’の各横線部分(LX)は、前記画素対(PP)の画素間に輝度変化を生じる位置に配置されている。従って、輝度エッジ処理機能406から画素対データ補正(412)に対する補正条件(j3)として、前記画素対データ補正(412)を奇数画面(Fo)に限って無効にする条件が与えられる。(b)は、輝度エッジ処理機能406の処理結果による補正条件(j3)を反映させない場合の、画素対データ補正(412)の結果を示している。ちらつき等が発生する文字‘E’の各横線部分(LX)には、ちらつき等の発生を抑制するために、中間色が、図示する部位(901)に発生する。本例のように、文字などの細い線で構成される図柄の場合、この中間色の部位(901)が画質劣化感を与える場合がある。
一方、(c)は、輝度エッジ処理機能406から画素対データ補正(412)に対する補正条件(j3)を反映させた場合の結果である。文字‘E’の各横線部分(LX)に対し、ちらつき等を抑制するために付加される中間色の部位では、図示する部位(902)のように、輝度が低下する。このため、文字などの細い線で構成される図柄の場合でも、画質劣化感が無く、ちらつき等の発生が抑制される。
<エッジ部画素補正>
次に、図11において、エッジ部画素補正(413)の処理内容と効果を説明する。本処理内容は、実施の形態1の各処理構成において共通である。前述(図6,図19)同様に静止画表示された斜め線の境界部分の画像を例とする。(b)((b1)〜(b3))は、第1の技術によりインタレース表示時に画素対(PP)を同一輝度(第1条件(j1)の輝度比(α)が1:1)で同時に駆動表示する場合である。(b1)は、元画像(f)である。これを、(b2)に示す奇数画面(Fo)と(b3)に示す偶数画面(Fe)との状態にして、交互に繰り返し表示する。これら各画面(Fo,Fe)において、画素の縦方向への拡大による分解能の低下が顕在化していることがわかる。
次に、図11において、エッジ部画素補正(413)の処理内容と効果を説明する。本処理内容は、実施の形態1の各処理構成において共通である。前述(図6,図19)同様に静止画表示された斜め線の境界部分の画像を例とする。(b)((b1)〜(b3))は、第1の技術によりインタレース表示時に画素対(PP)を同一輝度(第1条件(j1)の輝度比(α)が1:1)で同時に駆動表示する場合である。(b1)は、元画像(f)である。これを、(b2)に示す奇数画面(Fo)と(b3)に示す偶数画面(Fe)との状態にして、交互に繰り返し表示する。これら各画面(Fo,Fe)において、画素の縦方向への拡大による分解能の低下が顕在化していることがわかる。
これに対して、(a)((a1)〜(a5))は、本実施の形態の処理の場合を示している。本エッジ部画素補正(413)では、(a2)のような入力画像(f)に対して、輝度エッジ処理機能406により決定される(a1)のような補正条件(j2)を参照して、補正処理(エッジ部画素補正処理413)が行われる。本例では、補正処理として前記2次元のフィルタ処理を行う。(a1)に示す補正条件(j2)は、前述(図6(f))のように、丸印の大きさにより、フィルタへの入力画素範囲の広さと、フィルタの強さ(強いほど狭帯域)を示している。この補正条件(j2)に従って、(a2)の入力画像(f)を補正(エッジ部画素補正処理413)した結果を、(a3)の画像(f2)として示す。ここで各画素単位の領域に付したパターンは、斜め線パターン(k11)、密点パターン(k12)、疎点パターン(k13)の順に輝度が高い。本補正処理により、(a4)に示す奇数画面(Fo)と(a5)に示す偶数画面(Fe)との各状態において、斜め線パターン(k11)の境界部に輝度のグラデーション(k12,k13による)が発生する。これにより、前記(2)画素の縦方向への拡大による分解能の低下、の顕在化を抑制している。
<補正条件制御(1)>
次に、図12において、輝度エッジ処理機能406による補正条件(j2)の決定のための処理内容を示している。これは、補正条件制御処理410の一例である。(c)((c1)〜(c3))は、その処理の概略を示している。(c1)に示す、前述(図6(d))のような矢印(ベクトル)で示す、各画素の輝度エッジ(E1)の強度と向き等の特徴(E2)を求める。その輝度エッジの強度に基づいて、(c2)に示すようなフィルタ条件(フィルタ係数:E3)を決定する。次に、その求まったフィルタ条件(E3)を、各画素の輝度エッジの向きとその時点での画面の極性(Fo/Fe)を参照して、(c3)のように最適化する(最適化されたフィルタ係数:E3’)。
次に、図12において、輝度エッジ処理機能406による補正条件(j2)の決定のための処理内容を示している。これは、補正条件制御処理410の一例である。(c)((c1)〜(c3))は、その処理の概略を示している。(c1)に示す、前述(図6(d))のような矢印(ベクトル)で示す、各画素の輝度エッジ(E1)の強度と向き等の特徴(E2)を求める。その輝度エッジの強度に基づいて、(c2)に示すようなフィルタ条件(フィルタ係数:E3)を決定する。次に、その求まったフィルタ条件(E3)を、各画素の輝度エッジの向きとその時点での画面の極性(Fo/Fe)を参照して、(c3)のように最適化する(最適化されたフィルタ係数:E3’)。
(a)は、表示画像全体に含まれる輝度エッジ強度(I)の分布1101を、一定周期でヒストグラムとしてサンプリングした状態を示している。表示画像は時間と共に変化するので、サンプリングされる輝度エッジ強度(I)の分布1101も、(a)のように変化する。輝度エッジ処理機能406では、(a)のように、一定周期(更新時刻:t1,t2,……)で輝度エッジ強度(I)の分布1101をサンプリングする。時間軸(T)において、tは現在時刻である。分布1101において、hは、輝度エッジ強度(I)に対する頻度である。そして、その時刻の画面内に含まれる輝度エッジ強度(I)の最大値(max)1103と最小値(min)1102とから、画面内輝度エッジ強度レンジ(レンジ:r)1104を算出する。そして、次の輝度エッジ強度(I)の分布1101の更新までの期間では、現在時刻(t)における処理される画素(現在画素)の輝度エッジ強度(i)を、レンジ(r)1104により規格化(順位付け)する。規格化値(u)は、i/rである。これは、現在画素の輝度エッジ強度(i)と画面内輝度エッジ強度の最小値(min)1102との差分を、レンジ(r)1104により規格化するものでもよい。輝度エッジ強度(I)の分布1101が更新された後は、新たに求まるレンジ(r)1104により規格化する。
本処理では、上記のようにして得られる規格化値(u)に対して、(b)のような指標(s1)1107を設け、その指標(s1)1107を参照値としてフィルタ効果(フィルタ特性)を選択する。指標(s1)1107は、段階的区分である。そのため、本装置では、その指標(s1)1107と、フィルタ特性を決める指標(s2)1108との対応付けを予めしておく。(b)は、その指標(s1)1107とフィルタ特性を決める指標(s2)1108との対応付けの一例を示している。本例では、指標(s1)1107が9段階(0〜8)、フィルタ特性の指標(s2)1108が7種類(1〜7)存在し、夫々の対応が、実線の折れ線(対応関数1105)の通りに予め定められている。フィルタ特性の指標(s2)1108の値が大きいほど、フィルタ効果が強い(広範囲かつ狭帯域)ことを示し、逆に小さいほど弱い(狭範囲かつ広帯域)ことを示す。また、一点鎖線の折れ線(対応関数1106)で示した対応は、実線の折れ線(1105)の対応をもとに、輝度エッジ強度(I)の最大値(max)1103が小さい場合に対応させて、指標(s1)1107と指標(s2)1108の対応付けの特性を変換した場合である。これにより、前記規格化値(u)では同じ指標(s1)1107であっても最大値(max)1103が違う場合、においても、適切なフィルタ特性の指標(s2)1108の選択を可能としている。
以上のようにして得られたフィルタ特性の指標(s2)1108に対して、次に、本処理では、前記輝度エッジの向きと画面の極性(Fo,Fe)とを参照して最適化を行う。
<補正条件制御(2)>
図13((a1)〜(a11))において、補正条件制御処理410の一部における、フィルタ特性(指標1108)の最適化の処理及び効果を示す。本最適化の処理は、2ライン駆動の際の第1条件(j1)の輝度比(α)が1:1では無い場合に特に有効となる。そのため、本例ではこの第1条件(j1)の輝度比を例えば1:0.5等とする。(a1)は、元画像(f)であり、前述同様に、斜め線の境界部分の画像を例とする。また、各画素のパターンは、輝度の強弱を表し、前述同様に、k11、k12、k13の順に輝度が高い。本例で説明するフィルタ特性の最適化が無い場合には、そのフィルタ条件(フィルタ係数:E3)1221は、(a2)の通りであり、またそれによる補正結果の画像(f2)は、(a3)の通りとなる。また、その画像(f2)についての奇数画面(Fo)・偶数画面(Fe)の夫々での状態は、(a4)Foと(a5)Feの通りになる。
図13((a1)〜(a11))において、補正条件制御処理410の一部における、フィルタ特性(指標1108)の最適化の処理及び効果を示す。本最適化の処理は、2ライン駆動の際の第1条件(j1)の輝度比(α)が1:1では無い場合に特に有効となる。そのため、本例ではこの第1条件(j1)の輝度比を例えば1:0.5等とする。(a1)は、元画像(f)であり、前述同様に、斜め線の境界部分の画像を例とする。また、各画素のパターンは、輝度の強弱を表し、前述同様に、k11、k12、k13の順に輝度が高い。本例で説明するフィルタ特性の最適化が無い場合には、そのフィルタ条件(フィルタ係数:E3)1221は、(a2)の通りであり、またそれによる補正結果の画像(f2)は、(a3)の通りとなる。また、その画像(f2)についての奇数画面(Fo)・偶数画面(Fe)の夫々での状態は、(a4)Foと(a5)Feの通りになる。
本例の場合、画素対の輝度比は例えば1:0.5であるので、2ライン駆動の際には、Fo,Feの夫々での点灯状態は、(a6)Fo2と(a7)Fe2の通りになる。ここで、(a6)と(a7)で付した点線の曲線は、各画面(Fo,Fe)での点灯強度の等高線(1201)であり、ユーザ(視者)が知覚する形状を示している。(a6)Foの場合、画素対(PP)の画素間の点灯強度の関係は、上(P1)側が強く下(P2)側が弱い関係であるが、巨視的な強度関係は、それと逆の下から上に強度が増すため、相反する関係となっている。そのため、この奇数画面(Fo)では、点灯強度の等高線(1201)が櫛状になってしまい、斜め線のエッジの滑らかさが損われてしまう。
これに対して、(a7)Feの場合、画素対(PP)の画素間の点灯強度の関係は、上(P2)側が弱く下(P1)が強い関係となり、巨視的な強度関係と一致する。そのため、この偶数画面(Fe)では、点灯強度の等高線(1202)が滑らかになる。また、巨視的な強度関係が本例と逆である場合には、上記エッジが櫛状になる現象は偶数画面(Fe)で発生し、奇数画面(Fo)では滑らかになる、というように逆になる。従って、輝度エッジの向きと画面の極性との組み合わせから、本例のように、修正すべき部位がどこになるかが一意に決定される。
(a8)は、画像の各画素で算出されるエッジの方向(エッジ特徴:E2)を示している。本処理では、このエッジの方向を参照して、(a2)のフィルタ条件(E3)1221が、(a9)に示す通りのフィルタ条件(E3’)1222のように修正される。ここでは、特定方向の傾き(本例での(a8)の左下向きベクトル)を有する画素に対するフィルタ条件(E3)1221が、一律に弱められている(より小さい丸になっている)。この修正されたフィルタ条件(E3’)1222を(a1)の元画像(f)に対し適用することにより、(a10)に示す補正された画像(f3)が得られる。そして、本例では、前記最適化から、奇数画面(Fo)のみ修正された補正画像(Fo2)をもとに表示されるので、(a11)に示す通り、修正された、2ライン駆動時の奇数画面(Fo3)が得られる。この画像の輝度等高線(1203)は、前記(a6)のFo2の等高線(1201)のような櫛状の凹凸が抑制されて、滑らかなものになる。
以上説明したように、実施の形態1によれば、インタレース表示に基づき2ライン駆動を用いて低電力化などを実行する際、補正機能401による2系統の処理により、前記(1)のエッジ部のちらつき等の発生を抑制することができ、また、前記(2)の縦方向の解像度の低下の顕在化を抑えることができる。
(実施の形態2)
次に、図14〜図15等を用いて、本発明の実施の形態2のPDP装置を説明する。前述の実施の形態1では、前記(2)の縦方向の解像度の低下を抑制するための補正手段として2次元のフィルタ処理を用いる構成例を説明した。一方、本実施の形態2では、基本的な装置構成等は実施の形態1と同様であり、各画素について静止画素であるか動作画素(動き部)であるかを判別し、上記補正手段を、画像内の静止部と動き部とで切り替えて適用する構成とする。これにより前記(2)の縦方向解像度低下の抑制効果の向上を図った例である。静止部のエッジ部画素処理において、元画像から、画質劣化が小さくなる目標画像を、計算して得るものである。
次に、図14〜図15等を用いて、本発明の実施の形態2のPDP装置を説明する。前述の実施の形態1では、前記(2)の縦方向の解像度の低下を抑制するための補正手段として2次元のフィルタ処理を用いる構成例を説明した。一方、本実施の形態2では、基本的な装置構成等は実施の形態1と同様であり、各画素について静止画素であるか動作画素(動き部)であるかを判別し、上記補正手段を、画像内の静止部と動き部とで切り替えて適用する構成とする。これにより前記(2)の縦方向解像度低下の抑制効果の向上を図った例である。静止部のエッジ部画素処理において、元画像から、画質劣化が小さくなる目標画像を、計算して得るものである。
<補正処理部(2)>
図14において、実施の形態2における補正処理部1400の構成を示している。補正処理部1400は、メモリ部1404、輝度演算部1405、輝度エッジ算出部1406、エッジ判定処理部1407、補正処理条件テーブル1408、画素対データ処理部1409、動き判定部1411、処理選択制御部1412、エッジ部画素処理部として第1エッジ部画素処理部(フィルタ)1413及び第2エッジ部画素処理部(演算)1414を有する。
図14において、実施の形態2における補正処理部1400の構成を示している。補正処理部1400は、メモリ部1404、輝度演算部1405、輝度エッジ算出部1406、エッジ判定処理部1407、補正処理条件テーブル1408、画素対データ処理部1409、動き判定部1411、処理選択制御部1412、エッジ部画素処理部として第1エッジ部画素処理部(フィルタ)1413及び第2エッジ部画素処理部(演算)1414を有する。
本補正処理部1400において、入力の各画素の画像データ(d1)1401は、一旦メモリ部1404に蓄えられる。また、これと併せて、その画素の動き検出結果1402も同時にメモリ部1404に蓄えられる。尚、動き検出に関しては、公知の動き検出方法を用いて予め求められるものとする。メモリ部1404は、各画素の画像データ(d1)1401及び動き検出結果1402についての1ライン分を単位として複数のラインのデータを蓄えるように構成されている。本処理部により、複数のメモリから複数のライン上の画素のデータを同時に読み出し、輝度演算部1405と画素対データ処理部1406に入力する。また、その読み出された画像データに対応する各画素の動き検出結果1402も同時に読み出され、動き判定部1411に入力される。動き判定部1411は、当該画素に関する動きの有無を判断し、その結果を2値(有り“1”/無し“0”)で出力するものとする。
前述同様に、輝度エッジ算出部1406では輝度エッジが抽出され、エッジ判定処理部1407により輝度エッジの特徴抽出が行われる。抽出された輝度エッジ特徴により補正条件制御(410)が行われる。本例では、エッジ判定部1407の出力により、複数の補正条件が記憶された補正処理条件テーブル1408から補正条件を選択して出力する構成としている。また、エッジ判定処理部1407の結果は、画素対データ処理部1409に反映されるようになっている。前述同様に、第2条件(f2)がエッジ部画素処理部(1413,1414)に与えられ、第3条件(j3)が画素対データ補正部1409に与えられる。
本例では、エッジ部画素処理部として2種類(1413,1414)が設けられている。一方(1413)は、実施の形態1で説明したフィルタ処理の構成(前記図6(f)等)となっており、それを第1エッジ部画素処理部(フィルタ)1413とする。この処理部(1413)に対しては、補正処理条件テーブル1408からの出力(j2)が反映される。また、もう一方(1414)は、第2エッジ部画素処理部(演算)1414とする。これら2つの処理部(1413,1414)は、組み合わせで有効になる。これら2種類のエッジ部画素処理部(1413,1414)は、動き判定部1411の出力結果により制御される処理選択制御部(スイッチ等)1412によって選択されるように構成されている。本例では、本処理部は、該当画素についての動き量が0(動き無し)の場合には、該当画素に対する処理を、第2エッジ部画素処理部(演算)1414により行うように選択し、動き量が0でない場合には、該当画素に対する処理を、第1エッジ部画素処理部(フィルタ)1413により行うように選択する。第2エッジ部画素処理部(演算)1414は、元画像から目標画像を演算して得る。
<第2エッジ部画素処理部>
図15において、第2エッジ部画素処理部(演算)1414の処理内容を示している。上記の通り、本処理は、動き量が0、つまり静止画像部分に対して適用されるものである。画像中の静止部では奇数画面(Fo)と偶数画面(Fe)が視覚的に合成されて解像度が高い静止画像が構成できることを利用することにより、縦方向の解像度の低下を抑制するものである。つまり、本処理では、奇数画面(Fo)と偶数画面(Fe)が合成された結果として得られる画像(G)において、縦方向解像度低下の抑制効果が最も高くなるように、2ライン駆動する画素の条件(j1)に応じて、各画素の表示データを補正するものである。
図15において、第2エッジ部画素処理部(演算)1414の処理内容を示している。上記の通り、本処理は、動き量が0、つまり静止画像部分に対して適用されるものである。画像中の静止部では奇数画面(Fo)と偶数画面(Fe)が視覚的に合成されて解像度が高い静止画像が構成できることを利用することにより、縦方向の解像度の低下を抑制するものである。つまり、本処理では、奇数画面(Fo)と偶数画面(Fe)が合成された結果として得られる画像(G)において、縦方向解像度低下の抑制効果が最も高くなるように、2ライン駆動する画素の条件(j1)に応じて、各画素の表示データを補正するものである。
(a)は、インタレース表示時における2ライン駆動において、Fo、Fe、及びそれらの合成画像(G)上の画素の発光強度の関係を説明するものである。第1条件(j1)の輝度比をα(α=0〜1)とする。上記2ライン駆動では、駆動対象のライン(例えばFo時のLo)上の主画素(P1)に対する隣接のライン(Le)上の補助画素(P2)を、点灯ライン(Lo)上の主画素(P1)のデータに基づき、第1条件(j1)の輝度比(α)で、同時に駆動表示させる。
2ライン駆動の対象のライン対(LP)上の画素対(PP)において、奇数画面(Fo)では、奇数ライン(Lo)上の例えば縦線を付した画素pA(P1)が強度aで点灯(オン)し、それと同時に、横線を付した画素pB(P2)をpAに対し係数α倍された強度αaで点灯させる(pA,pB両方とも点灯の場合)。偶数画面(Fo)では、偶数ライン上の例えば画素pB(P1)が強度bで発光し、それと同時に、画素pA(P2)をpBに対し係数α倍された強度αbで点灯させる。合成画像(G)上では、画素pA,pBの夫々の強度は、c,dとなる(変数c,dとする)。この強度c,dは、式(1)のような行列式により表される。
一方、(b)は、実施の形態2での処理内容を示している。実施の形態2の方法では、はじめに元画像(f)を加工して目標画像(g)を生成する。この処理は、一般的なフィルタ処理などが適用できる。この目標画像(g)上での画素対(PP)の画素pA,pBの強度(目標)をct,dtとする(変数ct,dtとする)。元画像(f)上での画素pA,pBの強度をa,bとし、2ライン駆動の際の第1条件(j1)として係数αを用いて、式(2)のような行列式の関係を満たすための補正量Δa,Δbを、式(3)(式(3)は、式(2)の展開により得られる)により算出する。この算出した値により、画素pA,pBの強度を補正する。これにより2ライン駆動を行った際に得られる合成画像は、目標画像(g)に略一致することとなる。
(c)は、実施の形態2の処理を適用する場合と適用しない場合との夫々で得られる合成画像(G1,G2)を示している。点線は、強度の等高線を示し、実施の形態2を適用した場合の合成画像(G2)には、適用しない場合の合成画像(G1)よりも滑らかな等高線が得られ、縦方向解像度低下の抑制効果が高いことがわかる。
(実施の形態3)
次に、図16等を用いて、本発明の実施の形態3のPDP装置を説明する。図16において、実施の形態3として、基本的な装置構成等は実施の形態1と同様であり、前述(図7等)した内挿補間による処理を、内挿補間関数として一次関数ではなく多項式により行う場合の構成例を示している。
次に、図16等を用いて、本発明の実施の形態3のPDP装置を説明する。図16において、実施の形態3として、基本的な装置構成等は実施の形態1と同様であり、前述(図7等)した内挿補間による処理を、内挿補間関数として一次関数ではなく多項式により行う場合の構成例を示している。
(a)は、表示対象の画像1700の例を示しており、白部分は高輝度(K2)、黒部分は低輝度(K1)とする。画像1700の線分ABに沿う輝度プロファイルは、(b)の通りである。また、画素ごとの発光強度を示す点を繋いでいる線は、線分ABに沿う輝度プロファイルの理想値(1702)を示している。この通り、各画素は、理想値(1702)を、画素の持つ周期でサンプリングしたものである。
(c)は、前述(図7等)の例の通りに一次関数(604等)により内挿補間して補正値(1703)を算出した場合である。ここでは、画素pA,pBの中間点(輝度比(α)が1:1の場合)を内挿補間している。本例のように、一次関数によって内挿補間すると、算出された点(1703)は、点間を繋ぐ破線で示す輝度プロファイルの理想値(1704)から大きくずれる場合がある。
上記(c)に対し、(d)には、実施の形態3の特徴的な処理として、対象画素に対し縦方向の上下に並ぶ複数の画素の画素データの変化を、画素座標の多項式として近似した結果をもとに内挿補間する場合を示している。ここでは、画素pA,pBを含み線分ABに沿って縦方向の上下に並ぶ複数の画素に対して、実線で示す多項式近似関数1706を算出し、その多項式近似関数1706から内挿補間点(1705)を算出している。この場合、多項式近似関数1706と輝度プロファイルの理想値1707のずれは小さくなるため、内挿補間点(1705)のずれも小さくなり、補正の精度が向上している。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、多階調表示処理を行うPDP装置等の表示装置に利用可能である。
10…PDP、21…前面基板、22…背面基板、23,26…誘電体層、24…保護層、27…隔壁、28…蛍光体、31…X電極、32…Y電極、33…アドレス電極、71…リセット期間、72…アドレス期間、73…サステイン期間、100,1400…補正処理部、101,601,1701…静止画像、204,205…画素対、301,304,307…奇数画面(Fo)、302,305,308…偶数画面(Fe)、303,306,309…合成画像、401…補正機能(補正処理機能)、402,403…処理、404…画像データ(d1)、405…第1条件(j1)、406…輝度エッジ処理機能、407…輝度変換処理、408…輝度エッジ部抽出処理、409…輝度エッジ特徴抽出処理、410…補正条件制御処理、411…画素データ補正処理機能、412…画素対データ補正処理、413…エッジ部画素補正処理、603,803,1703,1705…内挿補間データ(補正値)、604,804…一次関数、605,805,905…画素対、804…多項式、901,902…画素、1101…輝度エッジ強度分布、1102…最小値(min)、1103…最大値(max)、1104…レンジ(r)、1105,1106…対応関数、1107…指標(s1)、1108…指標(s2)、1201〜1203…輝度等高線、1221,1222…フィルタ条件、1300…画像データ処理部、1301,1401…画像データ(d1)、1302…スキャンコントローラ部、1303…データコントローラ部、1304…画像処理プロセッサ部、1305…フレームメモリ部、1306…Yサステインパルス制御部、1307…Yサステイン回路、1308…スキャンドライバ、1309…アドレスドライバ、1310…Xサステインパルス制御部、1311…Xサステイン回路、1314,1404…メモリ部、1315,1405…輝度演算部、1316,1406…輝度エッジ算出部、1318,1408…補正処理条件テーブル、1319,1409…画素対データ処理部、1320…エッジ部画素処理部、1402…動き検出結果、1411…動き判定部、1412…処理選択制御部、1413…第1エッジ部画素処理部、1414…第2エッジ部画素処理部、1702,1704,1707…理想値、1706…多項式近似関数。
Claims (15)
- 奇数と偶数の表示のライン群及び画素の行列による表示領域が構成されるプラズマディスプレイパネルに対して、入力の表示データに基づき、多階調の動画像を表示するプラズマディスプレイパネル駆動方法であって、
前記表示領域の奇数と偶数のライン群の一方の表示を基本として、1つ以上のライン対を対象として、一方の第1のラインの表示データに基づき、一方の第1のラインの画素に対し他方の第2のラインの画素を、第1条件の輝度比の輝度で同時に駆動表示する際に、
前記第1条件に基づき前記対象のライン対又は画素対の表示データを補正する補正処理のための補正条件を決定し、前記補正条件に基づき前記対象のライン対又は画素対の表示データを補正する補正処理を行い、
前記補正処理では、前記画素対の2つの画素の間の輝度変化が緩やかになるように、前記第1条件の輝度比に応じた前記画素対の2つの画素の間の発光重心位置の輝度と、前記画素対の2つの画素の個別同時発光時の合計輝度と、が略一致するように補正することを特徴とするプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 奇数と偶数の表示のライン群及び画素の行列による表示領域が構成されるプラズマディスプレイパネルに対して、入力の表示データに基づき、多階調の動画像を表示するプラズマディスプレイパネル駆動方法であって、
前記表示領域の奇数と偶数のライン群の一方の表示を基本として、1つ以上のライン対を対象として、一方の第1のラインの表示データに基づき、一方の第1のラインの画素に対し他方の第2のラインの画素を、第1条件の輝度比の輝度で同時に駆動表示する際に、
前記入力の表示データに基づき表示対象の画像の画素毎の輝度データを取得し、その輝度データに基づき所定の輝度変化が発生するエッジ部及びその特徴を抽出し、前記エッジ部の特徴に基づき前記画像の画素の表示データを補正処理するための補正条件を決定し、前記補正条件に基づき前記画像の画素の表示データを補正する補正処理を行い、
前記補正処理では、前記画像の第2方向の解像度の劣化を抑制するように、前記表示対象の画像における前記エッジ部の画素の表示データに対し、そのエッジ部の特徴に適応した補正を行うことを特徴とするプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 第1方向に走査電極と共通電極を有しそれらと交差する第2方向にアドレス電極を有し、隣接する走査電極と共通電極の対による表示のラインの群と前記アドレス電極の群の交差により、画素に対応付けられる表示のセルの行列による表示領域が構成されるプラズマディスプレイパネルを有し、前記表示領域に対し画像フレームを表示する単位となるフィールドが階調表現のための複数のサブフィールドにより構成され、前記サブフィールドがセルを選択するアドレス期間と選択されたセルを維持放電させるサステイン期間とを含み、入力の表示データをもとに前記フィールドの複数のサブフィールドの選択点灯により前記表示領域に多階調の画像群を表示するプラズマディスプレイ装置であって、
時分割で前記表示領域の奇数と偶数のライン群の一方の表示を駆動する手段と、
1つ以上のライン対を対象として、一方の第1のラインの表示データに基づき、一方の第1のラインの画素に対し他方の第2のラインの画素を、第1条件の輝度比の輝度で同時に駆動表示する第1の手段と、
前記第1の手段による駆動表示の際に、
前記第1条件の輝度比を判断する処理と、
前記第1条件に基づき、前記第1の手段による駆動対象のライン対又は画素対の表示データを補正する補正処理のための補正条件を決定する処理と、
前記補正条件に基づき、前記駆動対象のライン対又は画素対の表示データを補正する補正処理と、を行う第2の手段を有し、
前記補正処理では、前記画素対の2つの画素の間の輝度変化が緩やかになるように、前記第1条件の輝度比に応じた前記画素対の2つの画素の間の発光重心位置の輝度と、前記画素対の2つの画素の個別同時発光時の合計輝度と、が略一致するように補正し、
前記補正処理された表示データにより前記パネルを駆動表示することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項3記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第2の手段は、前記補正処理として、前記補正処理の対象となる各画素について、その注目画素とその周辺画素との加重平均処理を行い、その加重平均処理の係数を前記補正条件として決定することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項3記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第2の手段において、前記第1条件の輝度比に応じて、前記画素対の2つの画素の間の任意の位置のデータ値を、その2つの画素の間の座標の一次関数をもとに、内挿補間する点として計算し、その点のデータ値を用いて前記補正処理を行うことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項3記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第2の手段において、前記第1条件の輝度比に応じて、前記画素対の2つの画素の間の任意の位置のデータ値を、その2つの画素を含んで第2方向に並ぶ複数の画素を含めた複数の画素データの変化を座標の多項式として近似した結果をもとに、内挿補間の点として計算し、その点のデータ値を用いて前記補正処理を行うことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項3記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第2の手段において、前記画像中の前記画素対の2つの画素の間で所定の輝度変化が発生する特定の部位と前記画素対との位置関係を参照して、前記補正条件として前記補正処理の有効または無効を決定することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 第1方向に走査電極と共通電極を有しそれらと交差する第2方向にアドレス電極を有し、隣接する走査電極と共通電極の対による表示のラインの群と前記アドレス電極の群の交差により、画素に対応付けられる表示のセルの行列による表示領域が構成されるプラズマディスプレイパネルを有し、前記表示領域に対し画像フレームを表示する単位となるフィールドが階調表現のための複数のサブフィールドにより構成され、前記サブフィールドがセルを選択するアドレス期間と選択されたセルを維持放電させるサステイン期間とを含み、入力の表示データをもとに前記フィールドの複数のサブフィールドの選択点灯により前記表示領域に多階調の画像群を表示するプラズマディスプレイ装置であって、
時分割で前記表示領域の奇数と偶数のライン群の一方の表示を駆動する手段と、
少なくとも1つのライン対を対象として、一方の第1のラインの画素に対し他方の第2のラインの画素を、第1のラインの表示データを用いて、第1条件の輝度比で同時に駆動表示する第1の手段を有し、
前記第1の手段による駆動表示の際に、
入力の表示データに基づき、表示対象の画像の画素毎の輝度データを含む表示データを取得する処理と、
前記輝度データに基づき、所定の輝度変化が発生するエッジ部及びその特徴を抽出する処理と、
前記輝度エッジ部の特徴に基づき、前記画像の画素の表示データを補正処理するための補正条件を制御及び決定する処理と、
前記補正条件に基づき、前記画像の画素の表示データを補正する補正処理と、を行う第3の手段を有し、
前記補正処理では、前記画像の第2方向の解像度の劣化を抑制するように、前記表示対象の画像における前記エッジ部の画素の表示データに対し、そのエッジ部の特徴に適応した補正を行い、
前記補正処理された表示データにより前記パネルを駆動表示することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第3の手段は、前記補正処理として、前記補正処理の対象となる各画素について、その注目画素とその周辺画素との加重平均処理を行い、その加重平均処理の係数を前記補正条件として決定することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第3の手段は、前記表示対象の画像の全体に含まれる輝度変化の範囲を参照し、その範囲に対する、前記補正処理の対象となる各画素の位置における輝度変化の大きさを、規格化し、その規格化された値により、前記補正処理のための補正条件を決定することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第3の手段は、前記補正処理の対象となる各画素の位置における輝度変化の向きと、前記表示対象の画像の表示における奇数または偶数の画面の極性とを参照して、前記補正条件を最適化するように決定することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第3の手段は、前記補正処理の対象の各画素の動きを参照し、それに基づき、前記補正処理を選択することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項12記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記第3の手段は、前記動きの量が0である場合には、前記補正処理として、
前記第1の手段による駆動の対象のライン対又は画素対における前記第1条件の輝度比を反映した奇数と偶数の画面の加算画像に対しての補正量を設け、その補正量を考慮した加算画像と、エッジ部の輝度変化を緩やかにした画質劣化が少ない目標画像と、が略一致するように前記補正量を計算する処理を行うことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 第1方向に走査電極と共通電極を有しそれらと交差する第2方向にアドレス電極を有し、隣接する走査電極と共通電極の対による表示のラインの群と前記アドレス電極の群の交差により、画素に対応付けられる表示のセルの行列による表示領域が構成されるプラズマディスプレイパネルを有し、前記表示領域に対し画像フレームを表示する単位となるフィールドが階調表現のための複数のサブフィールドにより構成され、前記サブフィールドがセルを選択するアドレス期間と選択されたセルを維持放電させるサステイン期間とを含み、入力の表示データをもとに前記フィールドの複数のサブフィールドの選択点灯により前記表示領域に多階調の画像群を表示するプラズマディスプレイ装置であって、
時分割で前記表示領域の奇数と偶数のライン群の一方の表示を駆動する手段と、
1つ以上のライン対を対象として、一方の第1のラインの表示データに基づき、一方の第1のラインの画素に対し他方の第2のラインの画素を、第1条件の輝度比の輝度で同時に駆動表示する第1の手段と、
前記第1の手段による駆動表示の際に、
前記第1条件の輝度比を判断する処理と、
前記第1条件に基づき、前記第1の手段による駆動対象のライン対又は画素対の表示データを補正する補正処理のための補正条件を決定する処理と、
前記補正条件に基づき、前記駆動対象のライン対又は画素対の表示データを補正する補正処理と、を行う第2の手段を有し、
前記第2の手段において、前記第1条件の輝度比に応じて、前記画素対の2つの画素の間の任意の位置のデータ値を、その2つの画素の間の座標の一次関数をもとに、内挿補間する点として計算し、その点のデータ値を用いて前記補正処理を行い、
前記補正処理された表示データにより前記パネルを駆動表示することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 第1方向に走査電極と共通電極を有しそれらと交差する第2方向にアドレス電極を有し、隣接する走査電極と共通電極の対による表示のラインの群と前記アドレス電極の群の交差により、画素に対応付けられる表示のセルの行列による表示領域が構成されるプラズマディスプレイパネルを有し、前記表示領域に対し画像フレームを表示する単位となるフィールドが階調表現のための複数のサブフィールドにより構成され、前記サブフィールドがセルを選択するアドレス期間と選択されたセルを維持放電させるサステイン期間とを含み、入力の表示データをもとに前記フィールドの複数のサブフィールドの選択点灯により前記表示領域に多階調の画像群を表示するプラズマディスプレイ装置であって、
時分割で前記表示領域の奇数と偶数のライン群の一方の表示を駆動する手段と、
1つ以上のライン対を対象として、一方の第1のラインの表示データに基づき、一方の第1のラインの画素に対し他方の第2のラインの画素を、第1条件の輝度比の輝度で同時に駆動表示する第1の手段と、
前記第1の手段による駆動表示の際に、
前記第1条件の輝度比を判断する処理と、
前記第1条件に基づき、前記第1の手段による駆動対象のライン対又は画素対の表示データを補正する補正処理のための補正条件を決定する処理と、
前記補正条件に基づき、前記駆動対象のライン対又は画素対の表示データを補正する補正処理と、を行う第2の手段を有し、
前記第2の手段において、前記第1条件の輝度比に応じて、前記画素対の2つの画素の間の任意の位置のデータ値を、その2つの画素を含んで第2方向に並ぶ複数の画素を含めた複数の画素データの変化を座標の多項式として近似した結果をもとに、内挿補間の点として計算し、その点のデータ値を用いて前記補正処理を行い、
前記補正処理された表示データにより前記パネルを駆動表示することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
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JP2007028714A JP2008191605A (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | プラズマディスプレイパネル駆動方法及びプラズマディスプレイ装置 |
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-
2007
- 2007-02-08 JP JP2007028714A patent/JP2008191605A/ja active Pending
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