JP2003288040A - 表示装置の表示方法 - Google Patents

表示装置の表示方法

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JP2003288040A
JP2003288040A JP2002088486A JP2002088486A JP2003288040A JP 2003288040 A JP2003288040 A JP 2003288040A JP 2002088486 A JP2002088486 A JP 2002088486A JP 2002088486 A JP2002088486 A JP 2002088486A JP 2003288040 A JP2003288040 A JP 2003288040A
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JP2002088486A
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English (en)
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Takayoshi Nagai
孝佳 永井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDP、DMD等の、複数のピクセルが行列
状に配置され、1フィールド期間を複数のサブフィール
ドに分割して階調表示を行う表示装置において、入力さ
れる映像信号のフィールド周波数が低い場合に障害とな
るフリッカを低減するとともに、動画偽輪郭を低減しつ
つ、階調数を増やすことにより、総合的に画質を改善す
る表示方法を提供する。 【解決手段】 1フィールド期間中に、奇数番目の行の
み表示を行う奇数サブフィールドと偶数番目の行にのみ
表示を行う偶数サブフィールドとにより構成される偶奇
分離サブフィールド対を含む。また、重みが同じ2つの
サブフィールドによって3値の階調を得ることができる
3値サブフィールド対を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイ装置(PDP)やデジタルマイクロミラーアレイデ
ィスプレイ装置(DMD)等、サブフィールド法を用い
て階調表示を行う表示装置の表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の一例としてAC型のプラズ
マディスプレイ装置について説明する。図9は、従来の
AC型プラズマディスプレイパネル101を説明するた
めの斜視図である。図9において、プラズマディスプレ
イパネル101は、表示面を成す前面ガラス基板102
と、放電空間111を挟んで前面ガラス基板102に対
向して配置された背面ガラス基板103とを備える。
【0003】前面ガラス基板102の放電空間111側
の表面上に、互いに対を成す帯状のスキャン電極104
及びコモン電極105がそれぞれ複数本ずつ延長形成さ
れている。なお、図9では図示化の範囲の都合上、電極
104、105を1本ずつ図示している。互いに対を成
す電極104、105は放電ギャップDGを介して配置
されている。スキャン電極104及びコモン電極105
は、それぞれ透明電極104a、105a及び金属(補
助)電極(母電極又はバス電極ともいう)104b、1
05bにより構成される。スキャン電極104及びコモ
ン電極105を被覆して誘電体層106が形成されてお
り、誘電体層106の表面上に誘電体であるMgO(酸
化マグネシウム)からなる保護膜107が形成されてい
る。
【0004】他方、背面ガラス基板103の放電空間1
11側の表面上に、帯状の複数本のアドレス電極108
が行電極104、105と直交するように(立体交差す
るように)延長形成されている。なお、図9では図示化
の範囲の都合上、3本のアドレス電極108を図示して
いる。隣接するアドレス電極108間に隔壁ないしは
(バリア)リブ110がアドレス電極108と平行に延
長形成されている。
【0005】隣接する隔壁110と背面ガラス基板10
3とが成す略U字型溝の内面に、アドレス電極108を
覆って蛍光体層109が形成されている。詳細には、上
記略U字型溝毎に赤、緑、青の各発光色用の各蛍光体層
109R、109G、109Bが形成されており、例え
ば蛍光体層109R、蛍光体層109G、蛍光体層10
9Bの順番でプラズマディスプレイパネル101全体に
配置されている。
【0006】上述の構成を有する前面ガラス基板102
及び背面ガラス基板103は互いに封着され、前面ガラ
ス基板102と背面ガラス基板103との間の放電空間
111にNe−Xe混合ガスやHe−Xe混合ガス等の
放電用ガスが大気圧以下の圧力で封入されている。
【0007】プラズマディスプレイパネル101におい
て、一対のスキャン電極104及びコモン電極105
と、アドレス電極108との(立体)交差点に、放電セ
ル(又は発光セル)が形成される。即ち、図9には3個
の放電セルが図示される。赤、緑、青の発光がそれぞれ
行われる計3個の放電セルにより、1つのピクセル(画
素)が構成される。ピクセルに対して、各々の放電セル
をサブピクセルと呼ぶ。
【0008】図10に、プラズマディスプレイ装置10
0の全体構成を説明するためのブロック図を示す。プラ
ズマディスプレイ装置100は、上述のプラズマディス
プレイパネル101と駆動装置と制御回路30と電源回
路40とを備えている。
【0009】駆動装置は、アドレス電極ドライバ21、
スキャン電極ドライバ22及びコモン電極ドライバ23
により構成される。アドレス電極ドライバ21は、更に
共通アドレスドライバ21aと個別アドレスドライバ2
1bとにより構成される。また、スキャン電極ドライバ
22は、更に共通スキャンドライバ22a及び個別スキ
ャンドライバ22bにより構成される。
【0010】個別アドレス電極ドライバ21b、個別ス
キャン電極ドライバ22b及びコモン電極ドライバ23
は、それぞれプラズマディスプレイパネル101のh本
のアドレス電極A1からAh、v本のスキャン電極S1
からSv、及び、v本のコモン電極C1からCvに接続
される。それぞれの電極には各種駆動波形が印加される
が、共通アドレスドライバ21a及び共通スキャンドラ
イバ22aは各電極に共通に印加する波形を生成し、一
方、個別アドレスドライバ21b及び個別スキャンドラ
イバ22bは1本1本の電極に個別に印加する波形を生
成する。これによって、プラズマディスプレイパネル1
01上の所望の立体交差点に発光セルを形成し、各種の
画像を表示する。
【0011】次に、プラズマディスプレイ装置の駆動方
法について説明する。図11は、プラズマディスプレイ
装置の1駆動期間における駆動波形図である。図11に
おいては、縦軸に各印加電圧、横軸に時間が取られてお
り、1駆動期間は、後述の1サブフィールド期間に相当
する。1駆動期間はリセット期間、アドレス期間及び維
持期間を含む。
【0012】リセット期間では、放電確率を高めるため
に表示履歴にかかわらず全放電セルを放電させる(プラ
イミング放電)。このプライミング放電により、全放電
セルにおいて壁電荷を消去する。図11に示した駆動方
法においては、プライミングパルス51を印加すること
により、プライミング放電を発生させている。
【0013】アドレス期間では、スキャン電極にスキャ
ンパルス52を順次印加すると共にアドレス電極に表示
画像に応じてアドレスパルス53を印加することによ
り、スキャン電極104とアドレス電極108との組み
合わせによりマトリックス的に放電セルを選択し、所定
の放電セルに放電(書き込み放電又はアドレス放電)を
形成する。
【0014】維持期間では、スキャン電極とコモン電極
とに交互に維持パルス54を所定の回数繰り返し印加す
ることにより、アドレス期間で書き込み放電が形成され
た放電セルにおいて所定の回数、放電を繰り返し発生さ
せる。この繰り返し回数によって輝度が決まる。
【0015】このとき、マトリクス状に配置された複数
の放電セルの内の所定(1又は複数)の放電セルにおい
て、まず書き込み放電を形成し、その後、維持放電を形
成することによって、文字・図形・画像等を表示するこ
とができる。
【0016】さて、PDPやDMD等、セル毎に点灯又
は非点灯の2値の出力を有する表示装置に多階調表示を
行う方法として、サブフィールド法が知られている。こ
の方法は、1フィールド期間を複数のサブフィールドに
分割し、サブフィールド毎に発光又は非発光を制御する
ことにより多階調表示を行うものである。サブフィール
ド法に関しては、例えば、「プラズマディスプレイ最新
技術」、御子柴茂生著、EDリサーチ社(1996年5
月20日発行)の104〜106頁に示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サブフ
ィールド法を用いた場合には、階調が滑らかに変化する
平坦な画像がその階調の変化方向に移動するような動画
映像に対して、縞状の偽輪郭が発生してしまうという問
題がある。このような動画偽輪郭に関しては、例えば同
書115〜119頁に示されている。
【0018】一方、表示装置の他の問題として、フリッ
カの問題がある。フリッカはフィールド周波数が充分に
高い場合や、発光面積が狭い場合、あるいは発光輝度が
低い場合にはそれほど問題にならないが、逆にフィール
ド周波数が低い場合や、発光面積が広い場合、あるいは
発光輝度が高い場合にはちらつきとして知覚され、画質
を劣化させる一因となる。
【0019】特に、近年、PDPやDMD等では大画面
化・高輝度化等に対する性能の向上が著しいので、この
ようなPDPやDMD等においてPAL(Phase Altern
ation by Line)方式やSECAM(Sequential Couleu
r A Memoire)方式等の垂直同期周波数が50Hzのビ
デオ信号を表示したような場合に最もフリッカの問題が
顕著となる。
【0020】また、サブフィールド法を用いた場合、階
調数を増やすためには1フィールド期間当たりのサブフ
ィールドの数を増やす必要がある。例えば、1フィール
ド期間当たりn個のサブフィールドがある場合、最大で
2のn乗階調の表現が可能となる。一方、1つのサブフ
ィールドを構成するためには、セル毎のON/OFF状
態を選択するアドレス期間と、実際に発光表示を行う維
持期間とが必要であるため、1フィールド期間当たりの
サブフィールドの数nをあまり増やすことはできず、階
調数は有限の値となる。階調数が少なくなり過ぎると、
階調数不足により画像のなめらかさが失われるという問
題がある。
【0021】これらの問題に対しては、従来から様々な
対策が提案されてきた。例えば、特開平10−1160
53号公報(第1の従来の技術)には、フィールド内の
発光の時間重心(以下、発光重心)の変動が近接階調間
で大きく異なる場合に動画偽輪郭が顕著になるという認
識のもとに、2のべき乗から外れた輝度の相対比をもつ
サブフィールドを有することによってサブフィールドに
冗長性を持たせるとともに、一定の桁上がり法則に従っ
て各階調毎におけるサブフィールド毎の発光・非発光状
態(階調制御コード)を選択して、階調間での発光重心
の移動量を小さくし、動画偽輪郭を低減する方法が開示
されている。ここで、発光重心とは、1フィールド期間
中の発光しているサブフィールドを合計し、その発光合
計期間において1/2サブフィールド期間経過した時点
を意味する。
【0022】また、同文献には、ピクセルを例えば千鳥
格子状にA系列とB系列とに分類し、系列毎に階調制御
コードを異ならせることにより、平均的に発光重心の移
動量が小さくなるようにする方法も開示されている。こ
のような冗長なサブフィールドを用いる方法は、動画偽
輪郭を効果的に低減することができるものであるが、上
述したフリッカを抑制するという課題について解決する
ものではない。
【0023】特開2000−66630号公報(第2の
従来の技術)には、サブフィールドを類似した構造の2
つのサブフィールドグループに分割し、発光重みを2個
のサブフィールドグループに対称的に分散させる方法が
開示されている。この方法によれば、50Hzのフリッ
カのルミナンス成分が低減され、フリッカを抑制するこ
とができるとされている。
【0024】しかしながら、2個に分割されたサブフィ
ールドグループの対応するサブフィールドに同じデータ
を表示するため、サブフィールドの数のわりには階調数
が少なくなってしまうという問題があった。例えば、n
個のサブフィールドをn/2個のサブフィールドよりな
るサブフィールドグループ2つで構成し、対応するサブ
フィールドで同じデータを表示した場合、得られる階調
数は最大で2n/2となる。通常のサブフィールド法に
おいては、最大2の階調数が得られていたのと比較す
ると、特にnが大きくなった場合の階調数の減少が著し
い。
【0025】また、同文献には、下位側サブフィールド
においてはサブフィールドグループ間で重みを同一にす
る必要が無いとして、2つのサブフィールド間で異なっ
た重みを配置しているが、この場合低階調付近で近接階
調間の発光重心の移動量が大きくなり、動画偽輪郭の問
題が出てくる場合もある。
【0026】また、特開2001−42818号公報
(第3の従来の技術)に記載のプラズマディスプレイの
表示方法によれば、上位のサブフィールドを2つのサブ
フィールドグループに分割配置する一方で、下位のサブ
フィールドについてはフィールドの中央付近に配置する
ことにより、低階調付近でも動画偽輪郭を改善してい
る。しかしながら、サブフィールドグループ間の時間間
隔は1/2フィールド時間に設定する必要があるため、
フィールドの中央付近に配置する下位のサブフィールド
数を増やすことができず、階調数が減少するという問題
がある。
【0027】特開平11−24625号公報(第4の従
来の技術)には、PDPにおいて、飛び越し走査を行う
ことにより奇数ラインをフィールドの前方で表示し、偶
数ラインをフィールドの後方で表示することにより、動
画偽輪郭を軽減する方法が示されている。しかしなが
ら、フィールド内といえども、このように奇数ラインと
偶数ラインの表示を時間的に分離してしまうと、インタ
ーレース表示を行った場合と同様に、上下に動く画像が
一本おきに見えてしまう、いわゆるラインクローリング
妨害が発生する。ラインクローリング妨害自体はCRT
を用いた現行方式TV等においてもみられるが、PDP
やDMD等のドットマトリックス表示装置の場合はライ
ンとラインの間が明確に区切られているために妨害がよ
り顕著となる。また、PDPにおいて奇数ラインと偶数
ラインの表示期間を分けてしまうと、維持パルスの印加
1回当たりの発光輝度が半分となってしまい、同一の輝
度を得るためには維持期間が2倍必要となるため、1フ
ィールド期間当たりのサブフィールド数を増やすことが
できなくなり、その結果階調数が減少してしまうという
問題もあった。
【0028】以上のように、サブフィールド法を用いる
表示装置においては、動画偽輪郭が発生する、フリッカ
が発生する、階調数が不足する等の問題があり、上述の
ように様々な対策がとられてきたものの、これらの問題
を同時に解消することはできていなかった。従って、本
発明は、サブフィールド法を用いる表示装置において、
動画偽輪郭及びフリッカの発生を抑制し、充分な階調数
が得られる表示方法を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の表示方法は、1
フィールド期間を複数のサブフィールドに分割し、当該
分割された複数のサブフィールドに基づいて行列状に配
置された複数のピクセルを有する表示装置に階調表示を
行う表示方法であって、上記複数のサブフィールドは、
上記複数のピクセル中の奇数番目の行に表示を行う奇数
サブフィールドと、偶数番目の行に表示を行う偶数サブ
フィールドと、奇数番目の行か偶数番目の行かに関わり
なく表示を行う偶奇サブフィールドとを含み、上記奇数
サブフィールド、上記偶数サブフィールド及び上記偶奇
サブフィールドを上記1フィールド期間内に配置するこ
とによって階調表示を行うことを特徴とする。
【0030】また、上記奇数サブフィールドと偶数サブ
フィールドとにより偶奇分離サブフィールド対を構成
し、上記1つの偶奇分離サブフィールド対に含まれる奇
数サブフィールドと偶数サブフィールドとは、ほぼ同等
の発光重みを有することを特徴とする。
【0031】本発明の表示方法は、また、1フィールド
期間を複数のサブフィールドに分割し、当該分割された
複数のサブフィールドに基づいて行列状に配置された複
数のピクセルを有する表示装置に階調表示を行う表示方
法であって、上記複数のサブフィールドは、発光重みが
ほぼ同等である2つのサブフィールドにより構成される
サブフィールド対を含み、当該2つのサブフィールドは
2行ずつ同じデータを表示することを特徴とする。
【0032】本発明の表示方法は、また、1フィールド
期間を複数のサブフィールドに分割し、当該分割された
複数のサブフィールドに基づいて行列状に配置された複
数のピクセルを有する表示装置に階調表示を行う表示方
法であって、上記複数のサブフィールドは、発光重みが
ほぼ同等である2つのサブフィールドにより構成され、
かつ、当該2つのサブフィールドの発光と非発光との組
み合わせにより3値の発光出力を有する3値サブフィー
ルド対を含み、上記複数のピクセルは、2つのピクセル
群により構成されるものであり、上記2つのピクセル群
に略同一の階調レベルを表示し、かつ、一方のピクセル
群において上記3値サブフィールド対のうち一方のサブ
フィールドが発光、他方のサブフィールドが非発光であ
る場合には、他方のピクセル群において上記3値サブフ
ィールド対のうち上記一方のサブフィールドを非発光、
上記他方のサブフィールドを発光とすることを特徴とす
る。
【0033】また、上記複数のサブフィールドは、更
に、奇数番目の行に表示を行う奇数サブフィールドと偶
数番目の行に表示を行う偶数サブフィールドとから構成
されて、かつ、当該奇数サブフィールドと偶数サブフィ
ールドとの発光重みがほぼ同等である偶奇分離サブフィ
ールド対を含むものであり、上記偶奇分離サブフィール
ド対は、3値サブフィールド対よりも発光重みが小さい
サブフィールドから構成されることを特徴とする。
【0034】また、上記表示装置はプラズマディスプレ
イ装置であって、奇数サブフィールド及び偶数サブフィ
ールドにおいては、飛び越し走査を行うことを特徴とす
る。また、上記サブフィールド対は、互いに1/2フィ
ールド期間離間して配置されることを特徴とする。ま
た、上記複数のサブフィールドは、1つの階調レベルを
サブフィールドの複数の組み合わせにて表示可能とする
冗長サブフィールドを含むことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は、実施の
形態1における、1フィールド期間内のサブフィールド
(SF)構成を説明するためのタイミングチャートであ
る。ここでは、1フィールド期間が8つのサブフィール
ドで構成されている場合について説明する。それぞれの
サブフィールドは、例えばPDPの場合には、リセット
期間(rst)、アドレス期間(adr)、維持期間
(sus)より構成される。アドレス期間における斜線
は、図11に示したアドレス期間におけるスキャンパル
スに対応し、横軸に示した時間tと共にLine−1
(スキャン電極S1に対応した行)からLine−v
(スキャン電極Svに対応した行)まで順次スキャンし
て行く様子を模式的に表している。また、維持期間に記
入してある数字は、各サブフィールドにおける輝度の相
対比(重み又は発光重み)を表している。
【0036】図1において、1フィールド期間は,フィ
ールド期間の中央、即ち、フィールドの開始時点から1
/2フィールド経過した時点において2分割されてお
り、横軸の時間tのうちの前半をサブフィールドグルー
プa、後半をサブフィールドグループbと呼ぶ。それぞ
れのサブフィールドグループには4つのサブフィール
ド、即ち、サブフィールドグループaには重みの低い順
からSF1o、SF2o、SF3a及びSF4a、サブ
フィールドグループbには重みの低い順からSF1e、
SF2e、SF3b及びSF4bが含まれる。
【0037】2つのサブフィールドグループaとbとの
間でそれぞれ対応するサブフィールドの組(SF1oと
SF1e、SF2oとSF2e、SF3aとSF3b、
SF4aとSF4b)をサブフィールド対と呼ぶ。それ
ぞれのサブフィールド対に含まれる2つのサブフィール
ドは、互いに同程度の発光重み(PDPの場合は維持パ
ルスの数に比例)を有する。ここでは、SF1o及びS
F1eの重みを1として、SF2o及びSF2eの重み
を2、SF3a及びSF3bの重みを同じく2、SF4
a及びSF4bの重みを4とする。ただし、後述するよ
うに、SF1o及びSF1eでは、奇数番目の行又は偶
数番目の行のいずれか、即ち、半分のラインのみで発光
が行われるため、発光時の実質的な重みは1/2とな
る。同様に、SF2o及びSF2eの実質的な重みにつ
いても、2×(1/2)=1となる。従って、サブフィ
ールドグループa及びbではそれぞれ、SF1o〜SF
4a及びSF1e〜SF4bが、発光時の実質的な重み
に関しては、2のn乗則に従って昇順に配置されている
ことになる。また、1つのサブフィールド対に含まれる
2つのサブフィールドは互いにおよそ1/2フィールド
期間離間して配置される。
【0038】さて、各々のサブフィールド対は、後述す
るように、偶奇分離サブフィールド対と偶奇共通サブフ
ィールド対の2つに種別される。このとき、サブフィー
ルド対のうち、比較的下位の(重みの小さい)サブフィ
ールド対を偶奇分離サブフィールド対、比較的上位の
(重みの大きい)サブフィールド対を偶奇共通サブフィ
ールド対とする。ここでは、SF1oとSF1e、及
び、SF2oとSF2e、を偶奇分離サブフィールド
対、SF3aとSF3b、及び、SF4aとSF4bを
偶奇共通サブフィールド対として、以下説明する。
【0039】偶奇分離サブフィールド対に属するサブフ
ィールドのうち、サブフィールドグループaに属するS
F1oとSF2oは奇数サブフィールドであり、奇数ラ
インに対してのみアドレス動作が行われる。サブフィー
ルドグループbに属するSF1eとSF2eは偶数サブ
フィールドであり、偶数ラインに対してのみアドレス動
作が行われる。偶奇共通サブフィールド対に属する偶奇
サブフィールドSF3a、SF3b、SF4a及びSF
4bにおいては、偶数ラインか奇数ラインかに関わら
ず、両方にアドレス動作が行われる。従って、奇数サブ
フィールドSF1o、SF2o及び偶数サブフィールド
SF1e、SF2eにおけるアドレス動作に要する時間
は、偶奇サブフィールドSF3a、SF3b、SF4a
及びSF4bの1/2となる。例えば、PDPの場合、
図2(a)及び(b)に奇数サブフィールド及び偶数サ
ブフィールドについての駆動波形の一例を示したよう
に、走査パルスを1行おきに順次印加する(飛び越し走
査)ことにより実現することができる。
【0040】維持動作については、全ラインに対して同
時に行なう。このようにして、表示発光は、奇数サブフ
ィールドSF1o、SF2oにおいては奇数ラインのみ
にて、偶数サブフィールドSF1e、SF2eにおいて
は偶数ラインのみにて行われ、偶奇サブフィールドSF
3a、SF3b、SF4a及びSF4bにおいては、偶
数ラインか奇数ラインかには関わらず表示発光が行われ
る。
【0041】つぎに、階調と各サブフィールドの発光・
非発光との関係(この関係を階調コードとよぶ)につい
て説明する。表1は、図1に示したサブフィールド構成
に対応する階調コードの表である。各サブフィールド毎
に「1」は発光(ON)を、「0」は非発光(OFF)
を示している。
【0042】
【表1】
【0043】実施の形態1においては、2つのサブフィ
ールドグループa及びbが同じ階調コードに従ってON
・OFFするようにした。即ち、同一のサブフィールド
対に属する2つのサブフィールドは、同時にON・OF
Fがなされる。このようにすると、偶奇共通サブフィー
ルド対においては、1/2フィールド時間毎に同じ重み
で発光が行われるため、実質的にフィールド周波数の2
倍の周波数となり、フリッカによる障害を抑制すること
ができる。
【0044】ここでは更に、偶奇分離サブフィールド対
においても同様にフリッカが低減されることについて説
明する。偶奇分離サブフィールド対においては、サブフ
ィールドグループaにおいては奇数ラインのみ、サブフ
ィールドグループbにおいては偶数ラインのみの発光と
なるため、1つのピクセル単位で見れば1フィールド周
期の発光となる。しかしながら、人間の目には隣接する
複数のセルの平均的な輝度レベルが感知されるため、視
覚的には偶数ラインと奇数ラインとの平均的な値が発光
レベルとして感知される。従って、偶奇分離サブフィー
ルド対においても、1/2フィールド周期の発光として
認識されることになる。更に、視覚特性上、輝度が低く
なるほどフリッカとして感じにくくなることを考慮し
て、偶奇分離サブフィールド対は比較的重みの低いサブ
フィールドを割り当てているため、よりフリッカは感知
されにくくなる。このようにして、偶奇分離サブフィー
ルド対においても、ほとんどフリッカは感じられないこ
とになる。
【0045】次に、各階調における発光重心をもとに動
画偽輪郭特性について説明する。時間軸上の発光重心t
gは、下記数式1
【0046】
【数1】
【0047】により定義される時点である。例えば、1
つのサブフィールドが発光している場合には、その発光
しているサブフィールドの期間の中央の時点であり、複
数のサブフィールドが発光する場合には、上記数式1に
より求めることができる。ここで、bkは第kサブフィ
ールドにおけるON(発光)・OFF(非発光)状況で
あり、ONのとき1、OFFのとき0である。tkは、
第kサブフィールドの発光重心であり、 tk=((第kサブフィールドの発光中心時刻)−(フィールド開始時刻)) /(フィールド周期) ・・・(数式2) で表すことができる。mkは第kサブフィールドの発光
重みである。nは1フィールド期間当たりのサブフィー
ルド数である。上記数式1より、tg=0は発光重心が
1フィールド期間の時間的な先端部分の時点を示してお
り、tg=1は発光重心が1フィールド期間の時間的な
後端部分の時点を示す。
【0048】図3に、上記数式1及び表1より求めた階
調と発光重心tgとの関係を示す。実施の形態1におけ
る発光重心tgは、フィールドの中央付近、およそ0.
3〜0.7の範囲内であり、発光重心の範囲として約
0.4の幅に収まっていることがわかる。これは、上述
したように、偶奇共通サブフィールド対では同時に発光
し、一方、偶奇分離サブフィールド対では奇数ラインの
みか偶数ラインのみの発光となるが、視覚的には偶数ラ
インと奇数ラインとの平均的な値が発光レベルとして感
知されるから、実質的に同時に発光しているとすること
ができるため、1フィールド期間内の発光重心は、サブ
フィールドグループaの発光重心とサブフィールドグル
ープbの発光重心との中間点となるためである。したが
って、発光重心の範囲の幅は必ず0.5、即ち、1/2
フィールド期間よりも小さくなる。このように、発光重
心がフィールドの中央付近に集まっているため、近接す
る階調間の発光重心の移動量を減少することができ、動
画偽輪郭の発生を抑制することができる。
【0049】次に、実施の形態1において得られる階調
数について検討する。サブフィールド数がnである場
合、得られる階調数の最大値は、2(n/2)であり、
第2の従来の技術における階調数と見かけ上は同じであ
る。しかしながら、偶奇分離サブフィールド対において
はアドレス時間が1/2で済むため、1フィールド期間
内に収めることのできるサブフィールド数を増やすこと
ができ、第2の従来の技術に比べて階調数を増やすこと
ができる。
【0050】また、第4の従来の技術について問題を指
摘したラインクローリングの問題についても、本実施の
形態においては、偶奇分離サブフィールド対には下位の
(発光重みの低い)サブフィールドが割り当てられ、上
位の(発光重みの高い)サブフィールドは偶奇共通サブ
フィールド対を構成するので、ラインクローリングの発
生を抑制することができる。
【0051】以上のように、本発明の実施の形態1によ
れば、フィールド周波数が低い場合に発生するフリッカ
を低減しつつ、動画偽輪郭の発生も抑制し、階調数も多
くすることが可能となる。また、ラインクローリングの
発生も抑制することができる。
【0052】この実施の形態1では、偶奇分離サブフィ
ールド対について、サブフィールドグループaをSF1
o及びSF2oという奇数サブフィールドで構成し、サ
ブフィールドグループbをSF1e及びSF2eという
偶数サブフィールドで構成する場合を示したが、サブフ
ィールドグループaをSF1o及びSF2eという奇数
サブフィールド及び偶数サブフィールドで構成し、サブ
フィールドグループbをSF1e及びSF2oという偶
数サブフィールド及び奇数サブフィールドで構成する等
のように、奇数サブフィールドと偶数サブフィールドと
を交互に配置してもよい。この場合、ラインクローリン
グが更に軽減される。
【0053】また、実施の形態1では、1フィールド期
間が8つのサブフィールドで構成されている場合につい
て示したが、サブフィールドの数については、フィール
ド周波数、適用する表示装置の発光面積、求められてい
る発光輝度等の諸条件に応じて設定することができる。
また、偶奇分離サブフィールド対及び偶奇共通サブフィ
ールド対を2つずつとしたが、偶奇分離サブフィールド
対は発光重みの最も低いサブフィールド対から1つ以
上、偶奇共通サブフィールド対は発光重みの最も高いサ
ブフィールド対から1つ以上であればよく、その数につ
いても増減は可能である。
【0054】<実施の形態2>実施の形態1において
は、アドレス時間の低減を、偶奇分離サブフィールド対
を適用することにより達成する場合を示したが、本実施
の形態2においては、2つのサブフィールドが2行ずつ
同じデータを表示するサブフィールド対を適用すること
により達成する場合を示す。例えば、PDPの場合に
は、2行ずつ同じデータを書き込んで表示する、いわゆ
る2行同時書込が行われる。
【0055】この2行同時書込については、例えば、"A
ddress Time Reduction in PDPs bymeans of Partial L
ine Doubling"、J.Hoppenbrouwers, R. van Dijk, T.Ho
ltslag and F. Laffargue著、 Digest SID 2001(43.
4)、1142〜1145頁に記載されており、同文献には、その
発展型であるPartial Line Doubling法についても示さ
れている。この方法は、サブフィールドの一部、特に重
みの低いサブフィールドにおいて、2行ずつ同じデータ
を表示することによってアドレス時間を1/2に短縮す
る方法である。
【0056】本実施の形態2においては、実施の形態1
に示した偶奇分離サブフィールド対を構成する奇数サブ
フィールド及び偶数サブフィールドに、この2行同時書
込の方法を適用する。即ち、図1と同様に、1フィール
ド期間を複数のサブフィールドによって構成すると共
に、発光重みの低い奇数サブフィールド及び偶数サブフ
ィールドにおいて、2行ずつ同時にアドレス動作を行う
ことにより、2行ずつ同じデータを表示する。例えば、
偶奇分離サブフィールド対のうち奇数サブフィールドに
おいては、奇数番目の行とその次の行、即ち、1行目と
2行目、3行目と4行目、・・・・k行目とk+1行目
(kは奇数)に同じデータを表示し、もう一方の偶数サ
ブフィールドにおいては1行ずらして、偶数番目の行と
その次の行、即ち、2行目と3行目、4行目と5行目、
・・・・k+1行目とk+2行目(kは奇数)、に同じ
データを表示する。このように、発光重みの低い偶奇分
離サブフィールド対を構成する奇数サブフィールド及び
偶数サブフィールドに2行同時書込の方法を用いても、
実施の形態1と同様にフリッカを低減しつつ、アドレス
時間を短くすることによりサブフィールド数を増やすこ
とができる。
【0057】本実施の形態に示した2行同時書き込みの
方法は、実施の形態1に示したような1行ずつ書き込み
を行う方法に比べると、1行のデータが2行に広がって
表示されるため、解像度は若干低くなるが、ラインクロ
ーリングの発生を抑制することができるので、比較的重
みの高いサブフィールドにまで適用することができ、サ
ブフィールド数をより増やすことができる。
【0058】本実施の形態2では、発光重みの最も低い
サブフィールド対から2つについて2行同時書込を行う
場合について示したが、2行同時書込を行うサブフィー
ルド対の数について増減は可能である。ただし、解像度
の低下を抑制する点においては、発光重みの低いサブフ
ィールドについてのみ2行同時書込を適用することが好
ましい。
【0059】<実施の形態3>実施の形態1において
は、複数のサブフィールドを偶奇分離サブフィールド対
と偶奇共通サブフィールド対とから構成することによ
り、フリッカを低減しつつ、動画偽輪郭を軽減し、また
比較的多くの階調数を得る方法を示した。しかしなが
ら、偶奇分離サブフィールド対を上位のサブフィールド
に適用すると、既述のラインクローリング等の問題が顕
著になることがあるため、偶奇分離サブフィールド対は
下位のサブフィールドに適用することが好ましく、この
ため、更に多くの階調数が求められる場合がある。ま
た、実施の形態2に示した2行同時書込の方法を用いる
と、解像度の低下が視覚的に目立ってしまう場合もあ
る。
【0060】実施の形態3においては、上位のサブフィ
ールドに対して以下の3値サブフィールド対を適用する
ことにより階調数を更に増加させる。図4は、実施の形
態3における、1フィールド期間内のサブフィールド構
成を説明するためのタイミングチャートである。図4に
おいては、各サブフィールドにおけるリセット期間は省
略し、アドレス期間及び維持期間のみを示す。
【0061】図4において、SF1oとSF1e、及
び、SF2oとSF2eは、実施の形態1で説明したも
のと同様の偶奇分離サブフィールド対である。これらの
偶奇分離サブフィールド対SF1oとSF1e、及び、
SF2oとSF2eは、以下に説明する3値サブフィー
ルド対よりも、発光重みが小さいサブフィールドから構
成される。即ち、実施の形態3においては、1フィール
ド期間がサブフィールドグループcとサブフィールドグ
ループdとからなり、更に、サブフィールドグループc
は重みの昇順でSF1o、SF2o、SF3c及びSF
4c、サブフィールドグループdはSF1e、SF2
e、SF3d及びSF4dにより構成される。SF3c
とSF3d、及び、SF4cとSF4dとは、それぞれ
3値サブフィールド対を構成する。
【0062】本実施の形態3が実施の形態1と異なる点
は、実施の形態1における偶奇共通サブフィールド対S
F3aとSF3b、及び、SF4aとSF4bの代わり
に、3値サブフィールド対を用いた点である。この3値
サブフィールド対SF3cとSF3d、及び、SF4c
とSF4dは、それぞれ発光重みがほぼ同等である2つ
のサブフィールドにより構成される。また、3値サブフ
ィールド対を構成する2つのサブフィールドの発光と非
発光との組み合わせ、即ち、2つのサブフィールドが両
方とも発光の場合、一方が発光でもう一方が非発光の場
合、両方とも非発光の場合、により3値の発光出力を有
する。
【0063】ここで、SF3c及びSF3dの重みは
4、SF4c及びSF4dの重みは12である。これら
の重みの値は以下の(数式3)によって定められる。 Mkc=Mkd=M1c+M1d+M2c+M2d+・・・・+M(k−1) c+M(k−1)d+Mu (数式3) ここで、Mkc、Mkdは、それぞれサブフィールドグ
ループc及びdの第kサブフィールドにおける実質重
み、Muは単位階調当たりの重み、すなわち((階調k
における重み)−(階調k−1における重み))であ
る。
【0064】本実施の形態においては、1階調増える毎
に1フィールド期間内の点灯サブフィールドの重みが1
ずつ増すので、Mu=1である。また、上記数式3のう
ち、M1c+M1d+M2c+M2d+・・・・+M
(k−1)c+M(k−1)dの項は、SFkc、SF
kdより重みの小さいサブフィールドが有する重みの合
計、即ち、該当サブフィールドより前のサブフィールド
が全て発光しているとした場合の合計の重みであるか
ら、実施の形態1で述べたとおりSF1o、SF1eの
実質重みは1/2、SF2o、SF2eの実質重みは2
×1/2=1である。これをそれぞれM1c、M1d、
M2c及びM2dに代入してM3c=M3d=1/2+
1/2+1+1+1=4となる。また、M4c=M4d
=1/2+1/2+1+1+4+4+1=12となる。
【0065】実施の形態3においては、表示装置に配列
されたピクセルを2つのピクセル群A及びBにより構成
するようにする。ピクセル群Aとピクセル群Bとは、例
えば図5(a)に示すようにピクセルを千鳥格子状に配
列して構成する。また、ピクセル群の配列は、その他図
5(b)〜(d)に示すように1行おき、1列おき、縦
長千鳥等各種配列が適用可能であるが、単位面積当たり
のピクセル群Aとピクセル群Bとの数はほぼ同数とす
る。
【0066】また、2つのピクセル群AとBとは、同一
の階調レベルを表示し、かつ、一方のピクセル群におい
て3値サブフィールド対のうち一方のサブフィールドが
発光、他方のサブフィールドが非発光である場合、他方
のピクセル群においては上記一方のサブフィールドが非
発光、上記他方のサブフィールドが発光となるようにす
る。このような3値サブフィールド対を、表2に示した
実施の形態3における階調コードによって説明する。
【0067】
【表2】
【0068】表2において、3値サブフィールド対であ
るSF3cとSF3dとに着目し、階調レベル=0、
4、8を比較する。階調レベル=0においては、SF3
cとSF3dの階調コードは共に0(OFF)である。
階調レベル=8においては、SF3cとSFdの階調コ
ードは共に1(ON)である。そして、階調レベル=4
においては、ピクセル群Aにおいては、SF3cの階調
コードは1(ON)でSF3dの階調コードは0(OF
F)、ピクセル群Bにおいては、逆にSF3cの階調コ
ードが0(OFF)でSF3dの階調コードが1(O
N)であるように、2つのピクセル群AとBとは同一の
階調レベルを表示するが、発光と非発光との組み合わせ
を逆にする。
【0069】このように、一方のピクセル群において3
値サブフィールド対のうち一方のサブフィールドが1
(ON)、他方のサブフィールドが0(OFF)である
場合、他方のピクセル群においては一方のサブフィール
ドが0(OFF)、他方のサブフィールドが1(ON)
となるように、1(ON)となる側のサブフィールドを
2つのピクセル群AとBとで逆になるように分散させる
ことにより、平均的にはピクセル群Aとピクセル群Bと
の両方で同じ強度の発光が得られ、フリッカを低減する
ことができる。更に、発光重心の移動量については、図
6に階調と発光重心tgとの関係について示したよう
に、実施の形態1と同様に小さくなっており、動画偽輪
郭を抑制することができる。
【0070】また、SF3cとSF3dとが、両方OF
F、両方ON、一方のみON、の3つの組み合わせを有
することにより、重みが同じ2つのサブフィールドによ
って3つの階調レベルを実現可能であるから、3値サブ
フィールド対が2組(合計4サブフィールド)あれば、
最大得られる階調数は3=9となる。3値サブフィー
ルド対がn/2組(合計nサブフィールド、nは偶数)
あれば、最大得られる階調数は3n/2となる。
【0071】同様に、r個の偶奇分離サブフィールドと
s個の3値サブフィールド対(r、sは偶数)とを組み
合わせて用いることにより、2r/2×3s/2の階調
数を実現することができる。上述の例においては、実施
の形態1と同じサブフィールド数(8つ)でありなが
ら、実施の形態1で16階調であったのが、実施の形態
3では36階調を得ることができる。
【0072】更に、階調レベル=16は、SF3cとS
F3d、SF4cとSF4dとの2つの3値サブフィー
ルド対において、いずれも一方のサブフィールドのみO
Nとなる場合である。このとき、ピクセル群Aにおいて
は、SF3cとSF3dの対のうちSF3cのみをO
N、SF4cとSF4dの対のうちSF4dのみをO
N、というように、1つのピクセル群において3値サブ
フィールド対が2つ以上あって、一方のサブフィールド
が発光、他方のサブフィールドが非発光である3値サブ
フィールド対が少なくとも2つある場合、当該3値サブ
フィールド対の一方のサブフィールドを発光、他方を非
発光とすれば、もう一方の3値サブフィールド対では、
一方を非発光、他方を発光として、2つの3値サブフィ
ールド対の間でONとなるサブフィールドを反転させて
いる。ピクセル群Bにおいても、やはり隣接する3値サ
ブフィールド間でON・OFFを反転させる。
【0073】このように、隣接する3値サブフィールド
対がいずれも一方のみONの場合、ONとなる側のサブ
フィールドグループを反転させることにより、ピクセル
群Aとピクセル群Bとの発光位置が大きく食い違わない
ようにしている。このようにすることにより、比較的近
くから表示画像を見る等、セル群Aとセル群Bとが充分
に平均化されないような場合においても、フリッカや動
画偽輪郭が低減されるようになる。
【0074】実施の形態3では、偶奇分離サブフィール
ド対と3値サブフィールド対とを用いる場合について示
したが、更に実施の形態1で示したような偶奇共通サブ
フィールド対をも用いてもよい。この場合の階調数とし
ては、3値サブフィールド対ではない偶奇分離サブフィ
ールド対又は偶奇共通サブフィールド対をr’個、3値
サブフィールド対をs個とすると(r’、sは偶数)、
r’/2×3s/2のものが得られることになる。
【0075】<実施の形態4>実施の形態1において
は、各サブフィールド群におけるサブフィールドの実質
的な重みは2のn乗則に従った場合を示した。また、実
施の形態3においては、各サブフィールド群におけるサ
ブフィールドの重みは数式3に従って定める場合を示し
た。これらは、1つの階調を必ずサブフィールドの1つ
の組み合わせのみによって実現する、即ち、1つの階調
を異なるサブフィールドの組み合わせによって実現する
ような場合を排除することによって、各実施の形態にお
ける最大の階調数が得られるものである。
【0076】実施の形態4においては、第1の従来の技
術に示したような、1つの階調レベルをサブフィールド
の複数の組み合わせにて表示可能とする冗長サブフィー
ルドを用いることにより、階調数は多少犠牲にしつつも
動画偽輪郭を更に低減する。
【0077】図7に、実施の形態4における、1フィー
ルド期間内のサブフィールド構成を説明するためのタイ
ミングチャートを示す。本実施の形態においては、1フ
ィールド期間が6つのサブフィールドをそれぞれ有する
サブフィールドグループfとgとからなり、合計12の
サブフィールドを有する場合について説明する。図7に
は、簡略化するために、サブフィールドの並び順と各サ
ブフィールドの重みのみを示す。このうち、SF1oと
SF1eとは実施の形態1にて説明した偶奇分離サブフ
ィールド対、SF2f〜SF6fとSF2g〜SF6g
とは実施の形態3にて説明した3値サブフィールド対を
それぞれ構成する。
【0078】各サブフィールドの重みは、 SF1o:SF2f:SF3f:SF4f:SF5f:SF6f =SF1e:SF2g:SF3g:SF4g:SF5g:SF6g =1:2:6:14:31:48 とした。ここで、SF1o及びSF1eは偶奇分離サブ
フィールド対であるので、実質的な重みは1/2とな
り、実質的な重みの比は SF1o:SF2f:SF3f:SF4f:SF5f:SF6f =SF1e:SF2g:SF3g:SF4g:SF5g:SF6g =0.5:2:6:14:31:48 である。
【0079】ここで、冗長なサブフィールド対を使用せ
ずに、上記数式3に従って実質重みを設定した場合に
は、単位階調当たりの重み(数式3のMu)は1である
ので、 SF1o:SF2f:SF3f:SF4f:SF5f:SF6f =SF1e:SF2g:SF3g:SF4g:SF5g:SF6g =0.5:2:6:18:54:162 となっていたところであるが、本実施の形態においては
SF4f及びSF4g以上のものを数式3に従って得ら
れる値より少ない値とした。このように設定することに
より、1つの階調レベルを複数のサブフィールドの組み
合わせにて表示可能としている。即ち、本実施の形態の
場合、冗長サブフィールド対として、SF4fとSF4
g、SF5fとSF5G、SF6fとSF6gを用いて
いる。
【0080】例えば、階調14は、SF4f(又はSF
4g)をON、他のサブフィールドをOFFとしても実
現可能であるし、また、SF2f、SF3f、SF3g
(又はSF3f、SF2f、SF3g)をON、他のサ
ブフィールドをOFFとしても実現可能である。このよ
うな冗長サブフィールド対を用いて、隣接する階調間で
発光重心の移動量が少なくなるような階調コードを選択
することにより、動画偽輪郭を低減することが可能とな
る。
【0081】図8は、実施の形態4における階調と発光
重心tgとの関係を示すグラフである。各点は、図7に
示したサブフィールド構成にて表示可能な階調と発光重
心tgを示したものである。同じ階調で複数のサブフィ
ールドの組み合わせが可能となる場合は、発光重心tg
の移動量が小さくなるように、発光重心tgが0に最も
近くなる(サブフィールドの先端に最も近くなる)もの
を選択する。このような点を階調の順に結んだ線を図8
に示している。この選択方法は、各サブフィールドグル
ープにおいて、重みを昇順に並べたときに、階調間の発
光重心tgの移動量を小さくするのに有効である。逆
に、重みを降順に並べた場合は発光重心tgが1(フィ
ールドの後端)に最も近いものを選択するのが好まし
い。
【0082】階調数について計算すると、12のサブフ
ィールドのうちSF2f〜SF6f、SF2g〜SF6
gを上記数式3に従って重みを設定した場合は、 (0.5+2+6+18+54+162)×2+1=2
×3=486 であるのに対して、本実施の形態4における冗長サブフ
ィールド対を用いる場合は、 (0.5+2+6+14+31+48)×2+1=20
4 であり、若干減少している。しかしながら、動画偽輪郭
が大幅に軽減し、総合的にはより良好な結果が得られ
る。上記の冗長サブフィールド対を構成するサブフィー
ルドの重みは、図8に示したような発光重心tgの移動
量から適宜設定することができ、そのサブフィールドの
数についても適宜設定可能である。
【0083】実施の形態3及び4においては、1フィー
ルド期間を3値サブフィールド対と偶奇分離サブフィー
ルド対とにて構成する場合について示したが、1フィー
ルド期間を3値サブフィールド対のみで構成することも
可能である。
【0084】以上、実施の形態1〜4に示した方法は、
あらゆる入力信号形式に対して行ってもよいが、入力信
号形式を判別し、フィールド周波数が比較的低い入力信
号形式に対して本発明の表示方法を適用する一方、フィ
ールド周波数が比較的高い入力信号形式に対しては、例
えば第1の従来の技術に示されたような表示方法を適用
しても良い。このように入力信号形式により表示方法を
適応的に切り替える方法によれば、フィールド周波数が
低くフリッカが目立つような場合には本発明の表示方法
によりフリッカを抑制し、逆にフィールド周波数が高い
場合には動画偽輪郭や階調数等の他の特性をより良好に
することにより、総合的により良好な表示品質が得られ
る。この場合、本発明の表示方法を適用する範囲として
は、視覚特性における臨界融合周期が50〜60Hzで
ある点に鑑み、PALやSECAM等フィールド周波数
が50Hzである入力信号形式に対してのみに適用する
か、あるいは、NTSC信号等フィールド周波数が60
Hzである信号までを適用範囲とするのが好ましい。
【0085】ところで、全てのサブフィールドにおける
時間の合計が1フィールド期間よりも短い場合には、何
も動作をしない休止期間が発生する。このような場合に
は、休止期間を2分割して各サブフィールドグループの
最初又は最終に挿入することにより、各サブフィールド
対間の時間を1/2フィールド時間に固定することが可
能である。
【0086】上記実施の形態1〜4においては主として
PDPについて説明を行ったが、DMD、液晶表示装置
(LCD)、EL(エレクトロルミネッセンス)表示装
置等、サブフィールド法を用いて階調表示を行う表示装
置であれば適用することが可能である。
【0087】
【発明の効果】本発明の表示方法は、複数のピクセル中
の奇数番目の行に表示を行う奇数サブフィールドと、偶
数番目の行に表示を行う偶数サブフィールドと、奇数番
目の行か偶数番目の行かに関わりなく表示を行う偶奇サ
ブフィールドとを含むので、ラインクローリング等のイ
ンターレース独特の問題を回避しつつ、1フィールド期
間中に含むことのできるサブフィールドの数を増やすこ
とができ、フリッカを低減する、動画偽輪郭を低減す
る、階調数を増やす等の画質の改善が可能となる。
【0088】また、上記奇数サブフィールドと偶数サブ
フィールドとにより偶奇分離サブフィールド対を構成
し、1つの偶奇分離サブフィールド対に含まれる奇数サ
ブフィールドと偶数サブフィールドは、ほぼ同等の発光
重みを有するので、特にフリッカを低減することが可能
となる。また、ラインクローリング等の問題を回避しつ
つ、1フィールド期間中に含むことのできるサブフィー
ルドの数を増やすことができ、動画偽輪郭を低減する、
階調数を増やす等の画質の改善が可能となる。
【0089】本発明の表示方法は、また、発光重みがほ
ぼ同等である2つのサブフィールドにより構成されるサ
ブフィールド対を含み、当該2つのサブフィールドは2
行ずつ同じデータを表示するので、1フィールド期間中
に含むことのできるサブフィールドの数を増やすことが
でき、フリッカを低減する、動画偽輪郭を低減する、階
調数を増やす等の画質の改善が可能となる。
【0090】本発明の表示方法は、また、発光重みがほ
ぼ同等である2つのサブフィールドにより構成され、か
つ、当該2つのサブフィールドの発光と非発光との組み
合わせにより3値の発光出力を有する3値サブフィール
ド対を含み、上記複数のピクセルは、2つのピクセル群
により構成されるものであり、上記2つのピクセル群に
略同一の階調レベルを表示し、かつ、一方のピクセル群
において上記3値サブフィールド対のうち一方のサブフ
ィールドが発光、他方のサブフィールドが非発光である
場合には、他方のピクセル群において上記3値サブフィ
ールド対のうち上記一方のサブフィールドを非発光、上
記他方のサブフィールドを発光とするので、1フィール
ド期間中に含むことのできるサブフィールドの数を増や
すことができ、フリッカを低減する、動画偽輪郭を低減
する、階調数を増やす等の画質の改善が可能となる。
【0091】また、上記複数のサブフィールドは、更
に、奇数番目の行に表示を行う奇数サブフィールドと偶
数番目の行に表示を行う偶数サブフィールドとから構成
されて、かつ、当該奇数サブフィールドと偶数サブフィ
ールドとは発光重みがほぼ同等である偶奇分離サブフィ
ールド対を含むものであり、上記偶奇分離サブフィール
ド対は、3値サブフィールド対よりも発光重みが小さい
サブフィールドから構成されるので、1フィールド期間
中に含むことのできるサブフィールドの数を更に増やす
ことができ、フリッカを低減する、動画偽輪郭を低減す
る、階調数を増やす等の画質の改善が可能となる。
【0092】また、上記表示装置はプラズマディスプレ
イ装置であって、奇数サブフィールド及び偶数サブフィ
ールドにおいては、飛び越し走査を行うので、画質を改
善することが可能となる。また、上記サブフィールド対
は、互いに1/2フィールド期間離間して配置されるの
で、フリッカを更に低減することができる。また、上記
複数のサブフィールドは、1つの階調レベルをサブフィ
ールドの複数の組み合わせにて表示可能とする冗長サブ
フィールドを含むので、動画偽輪郭を更に低減すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る表示方法を説明するタイ
ミングチャートである。
【図2】 実施の形態1に係る表示方法をPDPに適用
する場合における、飛び越しスキャンの方法を説明する
駆動波形図である。
【図3】 実施の形態1に係る表示方法における、階調
と発光重心との関係を示すグラフである。
【図4】 実施の形態3に係る表示方法を説明するタイ
ミングチャートである。
【図5】 実施の形態3に係る表示方法における、ピク
セル群Aとピクセル群Bとの配置の一例である。
【図6】 実施の形態3に係る表示方法における、階調
と発光重心との関係を示すグラフである。
【図7】 実施の形態4に係る表示方法を説明するタイ
ミングチャートである。
【図8】 実施の形態4に係る表示方法における、階調
と発光重心との関係を示すグラフである。
【図9】 プラズマディスプレイパネルの構造を説明す
るための斜視図である。
【図10】 プラズマディスプレイ装置の全体構成を説
明するためのブロック図である。
【図11】 プラズマディスプレイ装置の駆動方法を説
明するための駆動波形図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フィールド期間を複数のサブフィール
    ドに分割し、当該分割された複数のサブフィールドに基
    づいて行列状に配置された複数のピクセルを有する表示
    装置に階調表示を行う表示方法であって、上記複数のサ
    ブフィールドは、上記複数のピクセル中の奇数番目の行
    に表示を行う奇数サブフィールドと、偶数番目の行に表
    示を行う偶数サブフィールドと、奇数番目の行か偶数番
    目の行かに関わりなく表示を行う偶奇サブフィールドと
    を含み、上記奇数サブフィールド、上記偶数サブフィー
    ルド及び上記偶奇サブフィールドを上記1フィールド期
    間内に配置することによって階調表示を行うことを特徴
    とする表示方法。
  2. 【請求項2】 奇数サブフィールドと偶数サブフィール
    ドとにより偶奇分離サブフィールド対を構成し、上記1
    つの偶奇分離サブフィールド対に含まれる奇数サブフィ
    ールドと偶数サブフィールドとは、ほぼ同等の発光重み
    を有することを特徴とする請求項1記載の表示方法。
  3. 【請求項3】 1フィールド期間を複数のサブフィール
    ドに分割し、当該分割された複数のサブフィールドに基
    づいて行列状に配置された複数のピクセルを有する表示
    装置に階調表示を行う表示方法であって、上記複数のサ
    ブフィールドは、発光重みがほぼ同等である2つのサブ
    フィールドにより構成されるサブフィールド対を含み、
    当該2つのサブフィールドは2行ずつ同じデータを表示
    することを特徴とする表示方法。
  4. 【請求項4】 1フィールド期間を複数のサブフィール
    ドに分割し、当該分割された複数のサブフィールドに基
    づいて行列状に配置された複数のピクセルを有する表示
    装置に階調表示を行う表示方法であって、上記複数のサ
    ブフィールドは、発光重みがほぼ同等である2つのサブ
    フィールドにより構成され、かつ、当該2つのサブフィ
    ールドの発光と非発光との組み合わせにより3値の発光
    出力を有する3値サブフィールド対を含み、上記複数の
    ピクセルは、2つのピクセル群により構成されるもので
    あり、上記2つのピクセル群に略同一の階調レベルを表
    示し、かつ、一方のピクセル群において上記3値サブフ
    ィールド対のうち一方のサブフィールドが発光、他方の
    サブフィールドが非発光である場合には、他方のピクセ
    ル群において上記3値サブフィールド対のうち上記一方
    のサブフィールドを非発光、上記他方のサブフィールド
    を発光とすることを特徴とする表示方法。
  5. 【請求項5】 複数のサブフィールドは、更に、奇数番
    目の行に表示を行う奇数サブフィールドと偶数番目の行
    に表示を行う偶数サブフィールドとから構成されて、か
    つ、当該奇数サブフィールドと偶数サブフィールドとの
    発光重みがほぼ同等である偶奇分離サブフィールド対を
    含むものであり、上記偶奇分離サブフィールド対は、3
    値サブフィールド対よりも発光重みが小さいサブフィー
    ルドから構成されることを特徴とする請求項4記載の表
    示方法。
  6. 【請求項6】 表示装置はプラズマディスプレイ装置で
    あって、奇数サブフィールド及び偶数サブフィールドに
    おいては、飛び越し走査を行うことを特徴とする請求項
    1、2及び5のいずれか1項記載の表示方法。
  7. 【請求項7】 サブフィールド対は、互いに1/2フィ
    ールド期間離間して配置されることを特徴とする請求項
    2乃至6のいずれか1項記載の表示方法。
  8. 【請求項8】 複数のサブフィールドは、1つの階調レ
    ベルをサブフィールドの複数の組み合わせにて表示可能
    とする冗長サブフィールドを含むことを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれか1項記載の表示方法。
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