JP2008191388A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成動作終了後における定着器の温度のオーバーシュート発生を低減させることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙2上に形成された像を用紙2上に定着させる定着器13と、画像形成の制御を実行するエンジン制御部203と、画像形成に関するデータをエンジン制御部203に送るコントローラ部201とを備え、エンジン制御部203のCPU211は、プリント処理を開始(S1003)した後、連続プリント枚数を加算し(S1005)、連続プリント枚数がN1より大きく(S1006 YES)、プリント予約枚数がN2より小さいときに(S1007 YES)、定着器13の定着温度を切り替える(S1008)構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、特に電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、例えば複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に関する。
従来、電子写真技術を用いた画像形成装置は、転写材上(記録媒体上)にトナーを定着させる方法として、熱ローラ定着方式の定着器(定着装置)を用いている。この熱ローラ定着方式の定着器を用いた場合には、定着温調温度の設定は次のように行うように構成される。すなわち、プリント中の定着温調設定は、ある特定の温調温度を決めて、プリント開始からプリント終了まで一定温度で定着温調を行うように構成されている。あるいはプリント開始から段階的にプリント枚数に依存して温調温度を変更することによって温調を行うように構成されている。しかし、連続プリント動作を行った場合は、定着器を構成するローラが十分に温められ、プリント終了後に前述したローラ温度のオーバーシュートが発生する可能性があった。ローラ温度のオーバーシュートの発生は、温度異常の誤検知や、ローラや周辺の部材へダメージを与える可能性や、次プリント時の定着不良等を引き起こす可能性がある。そこで、プリント終了後のオーバーシュートを防止する方法として、プリント終了前の所定枚数以降では温調温度を段階的に低下させる方法(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
特開平8−166742号公報
しかしながら、プリント開始からプリント終了までの連続プリント枚数を確定しない場合において、前述した方法においては温調温度変更タイミングを取得することが困難であるため、オーバーシュートが発生してしまう可能性がある。例えば、図2で示す構成の画像形成装置は連続プリント枚数を確定しない画像形成装置例である。図2で示す画像形成装置は、コントローラ部201とエンジン制御部203から構成され、コントローラ部201は、ホストコンピュータ200、エンジン制御部203と相互に通信を行う。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報とプリント命令を受け取る。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200からのプリント命令に従ってエンジン制御部203へプリント予約コマンドを送信し、プリント開始時にエンジン制御部203へプリント開始コマンドとビデオ信号を送信する。エンジン制御部203はプリント指示を受信すると、プリント予約に従ってプリント動作を開始する構成である。エンジン制御部203はプリント中においてもプリント予約を受け取ることが可能であり、プリント予約がある場合はプリント開始コマンドに従いプリント動作を連続で行うため、プリント終了タイミングを確定することができない。
そこで、本発明では、連続プリント枚数と予約指示されたプリント数から、プリント動作終了タイミングを予測して定着温度を切り替えることにより、プリント動作終了後の定着器の温度のオーバーシュートを低減させる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は以下の構成を備える。
(1)記録媒体上に形成された像を前記記録媒体上に定着させる定着装置と、画像形成の制御を実行するエンジン制御部と、前記画像形成に関するデータを前記エンジン制御部に送るコントローラ部とを備え、前記エンジン制御部は、前記コントローラ部から画像形成を予約指示された数をカウントする予約指示カウント手段と、画像形成動作を開始した後、前記画像形成を行った数をカウントする画像形成カウント手段と、前記予約指示カウント手段によるカウント値と前記画像形成カウント手段によるカウント値とに基づき前記定着装置の定着温度制御値を切り替える温度切り替え手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、連続プリント枚数と予約指示されたプリント数から、プリント動作終了タイミングを予測して定着温度を切り替えることにより、プリント動作終了後の定着器の温度のオーバーシュートを低減させることが可能となる。
以下、本発明に係る画像形成装置及び定着温度切り替え方法を図面に則して更に詳しく説明する。
図3で本発明に係る画像形成装置全体の構成についての概略を説明する。
画像形成装置は、画像形成部において、図示しないコントローラ部から送信された画像信号に基づいて形成される画像光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して可視画像を重畳転写してカラー可視画像を形成する。そして、このカラー可視画像を用紙2(記録媒体)へ転写し、その用紙2上(記録媒体上)のカラー可視画像を定着させる。画像形成部は、次のように構成される。まず、現像色分並置したステーション毎の感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(7Y、7M、7C、7K)、現像手段(8Y、8M、8C、8K)である。また、トナーカートリッジ(11Y、11M、11C、11K)、中間転写体12、給紙カセット1、転写部(転写ローラ9a、9b)および定着器13(定着装置)によって構成されている。
感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(7Y、7M、7C、7K)、現像手段(8Y、8M、8C、8K)は、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ(22Y、22M、22C、22K)に搭載されている。
上記感光ドラム(感光体)5Y、5M、5C、5Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転する。駆動モータは感光ドラム5Y、5M、5C、5Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。感光ドラム5Y、5M、5C、5Kへの露光光はスキャナ部10Y、10M、10C、10Kから送られ、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面に選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
一次帯電手段として、各ステーションにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させるための4個の注入帯電器7Y、7M、7C、7Kを備える構成である。各注入帯電器7Y、7M、7C、7Kにはそれぞれスリーブ7YS、7MS、7CS、7KSが備えられている。
現像手段として、上記静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器8Y、8M、8C、8Kとを備える構成である。各現像器8Y、8M、8C、8Kには、それぞれスリーブ8YS、8MS、8CS、8KSが設けられている。各々の現像器8Y、8M、8C、8Kは脱着可能に取り付けられている。
中間転写体12は、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの回転に伴って回転し、可視画像の転写を受ける。また、中間転写体12は後述する前回転時に転写ローラ9aが接触し、プリント処理時は用紙2を狭持搬送することにより用紙2に中間転写体12上のカラー可視画像を同時に重畳転写する。
転写ローラ9aは、中間転写体12上のカラー可視画像を重畳転写している間は、中間転写体12に当接させるが、プリント処理終了後の後述する後回転時に、9bの位置に離開する。
定着器13は、用紙2を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、用紙2を加熱する定着ローラ14と用紙2を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15と、定着ローラ14の温度を検知するサーミスタ30を備えている。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が内蔵され、サーミスタ30の検知温度により所定温度を維持するように図示しないCPUによりヒータ16、17の点灯/消灯の制御を行う。カラー可視画像を保持した用紙2は定着ローラ14と加圧ローラ15により搬送されるとともに、熱および圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。可視画像定着後の用紙2は、排紙部に排出して画像形成動作を終了する。
プリンタ(画像形成装置)は、用紙搬送路上の、搬送センサ24、レジストセンサ19、定着前センサ27、定着排紙センサ20、排紙センサ28によって、搬送状況を管理する。
クリーニング手段21は、感光ドラム5Y、5M、5C、5K及び中間転写体12上に残ったトナーをクリーニングするものである。感光ドラム5Y、5M、5C、5K上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体12に転写した後の廃トナーあるいは中間転写体12上に形成された4色のカラー可視画像を用紙2に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
図2は、画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。CPU211は上記説明した画像形成部の構成要素を駆動する駆動制御部213の制御と、定着器13を制御する定着制御部214の制御と、ビデオインターフェイス部210を介してコントローラ部(201)との通信を行う。
コントローラ部201は、ホストコンピュータ200、エンジン制御部203と相互に通信が可能となっている。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報とプリント命令を受け取り、受け取った画像情報を解析してビットデータに変換する。そして、ビデオインターフェイス部210を介して、用紙毎にプリント予約コマンド、プリント開始コマンド、および、ビデオ信号(画像形成に関するデータ)をエンジン制御部203に送出する。
コントローラ部201は、エンジン制御部203へ、ホストコンピュータ200からのプリント命令に従ってプリント予約コマンド、プリント開始コマンドを送信する。エンジン制御部203は、コントローラ部201からのプリント開始コマンドによりプリント予約コマンドに従って一連の画像形成動作を開始する。
一連の画像形成動作は、前処理、プリント処理にわかれる。前処理は、駆動制御部213による画像形成部の構成要素を駆動する駆動モータの回転開始、転写ローラ9aの接触処理を行う。また、定着制御部214によりプリント予約された用紙情報に合わせたプリント温度に向けて定着器13の温度制御を開始し、プリント可能な温度に到達すると前処理を終了して前述したプリント処理に移る。後処理は、画像形成部の構成要素を駆動する駆動モータの回転停止、転写ローラ9aの離間処理、定着器13の温度制御の停止を行う。
連続プリント時は、用紙2を所定間隔で搬送し、前処理を行った後、プリント処理を繰り返し実行し、最後に後処理を実行して一連の画像形成動作を終了する。
次に、本発明の特徴である定着温度切り替え制御フローについて図1のフローチャートを用いて説明する。
エンジン制御部203のCPU211(予約指示カウント手段、画像形成カウント手段、温度切り替え手段)は、まずプリント予約コマンドを受信する(ステップS1000、以下「ステップ」は省略)(プリント予約受信)。次にプリント開始コマンドの受信を待つ(S1001)。プリント開始コマンド受信後、前処理(プリント前処理)を実行する(S1002)。前処理では、前述した前処理に加えて、連続プリント枚数カウント(画像形成カウント手段によるカウント値)の初期化を行う(連続プリント枚数初期化)。本実施例ではプリント温度を180℃(定着温度制御値)と設定して(定着温度設定)温調制御を開始する。定着器13の温度がプリント可能温度、例えば170℃に到達したと判断すると前処理を終了し、1枚目のプリント予約コマンドに従って前述したプリント処理を開始する(S1003)。プリント処理が終了すると(S1004)、連続プリント枚数を1枚増加させる(S1005)(連続プリント枚数加算)。本実施例ではプリント処理終了とは、用紙2の後端が排紙センサ28を抜けたタイミングとする。
次に、連続プリント枚数カウントが所定枚数N1以上(第一の比較値以上)となるかを調べる(S1006)。所定枚数N1はN1枚の連続プリントを行うことにより、定着器13が十分に温まることが予測される値を設定する。本実施例ではN1=8と設定する。連続プリントカウントがN1に到達しない場合は、プリント予約が残っているかを確認し(S1009)、プリント予約がまだ残っている場合は、プリント処理を継続する(S1003)。プリント予約が無くなったと判断すると、後処理を実施して(S1010)、一連の画像形成動作を終了する。
プリント予約が有り、連続プリント枚数カウントが所定枚数N1以上となった場合は、プリント予約によるプリント予約の残り枚数(予約指示カウント手段によるカウント値)が所定枚数N2以下(第二の比較値以下)となるかを調べる(S1007)。所定枚数N2は、定着器13の定着温度を低い温度に切り替えても、プリント予約枚数分の用紙2の定着が可能な値を設定する。本実施例ではN2=3と設定する。プリント予約枚数がN2よりも多いと判断した場合は、引き続きプリント処理を実施する。プリント予約枚数がN2以下と判断した場合は、定着器13の定着温度を低い温度に切り替える(温度切り替え手段)(S1008)。本実施例では、定着温度を170℃(定着温度制御値)に設定して、プリント予約が無くなるまでプリント処理を行い、プリント予約がなくなると、プリント後処理を実行して終了する。
図7に上記制御例による温度切り替えを行った場合の定着ローラ14の温度推移(定着ローラ温度と図示)と、温度切り替えを行わなかった場合の温度推移との比較例を示す。図7(A)は連続プリント枚数とプリント予約枚数と定着温度切り替えタイミング(温調切替タイミング)を示している。図7(B)は本実施例の制御による定着ローラ14の温度推移と定着温度設定値を示している。図7(C)は温度切り替えを行わなかった場合の定着ローラ14の温度推移と定着温度設定値を比較用に示している。図7中の横軸の時間は全て同一の時間軸である。温度切り替えを行う場合(図7(B)では185℃)の方が、温度切り替えを行わない場合(図7(C)では195℃)よりも温度オーバーシュートが少ないことを示している。
本実施例の制御により、連続プリント枚数カウントにより定着器13の温まり状態を判断し、プリント予約枚数によりプリント終了タイミングを予測することによって定着温度を切り替える。これにより、画像形成動作終了後における定着器13の温度のオーバーシュートを低減させることが可能となる。
また、エンジン制御部203がプリント中に、コントローラ部201がホストコンピュータ200から新たなプリント命令を受信した場合においても、生産性を低下させることなく、プリント動作終了後のオーバーシュートを低減させることが可能となる。これは、コントローラ部201がエンジン制御部203へ、プリント予約枚数がN2以下になる前に新たなプリント予約を送信することによって新たなプリント予約に対する連続プリント処理を行うことが可能となるためである。
本実施例では、実施例1に示された画像形成装置において、定着温度切り替え手段(温度切り替え手段)の機能を向上する方法についての動作例を説明する。
本実施例においても、実施例1で、図2、図3を参照して説明した画像形成装置のシステム構成が使用される。従って、画像形成装置及び画像形成装置画像形成動作の説明は実施例1を援用し、ここでは再度の説明は省略する。
図4は、実施例1で説明した連続プリント枚数カウントにより定着器13が十分に温まる状態となるかを判断する値N1(所定枚数N1、第一の比較値)を用紙サイズ、用紙種類、電源電圧から決定するためのテーブルである。また、定着器13の定着温度を低い温度に切り替えても、プリント予約枚数分の用紙2の定着が可能な値N2(所定枚数N2、第二の比較値)を用紙サイズ(Psize)、用紙種類(普通紙、厚紙)、電源電圧(V)から決定するためのテーブルである。
本実施例では用紙サイズ、用紙種類はコントローラ部201によるプリント予約コマンドにより指定されるものとする。用紙サイズ、および用紙種類をエンジン制御部203で検知可能な画像形成装置の場合は、エンジン制御部203で検知した値を用いてもよい。例えば、給紙カセット1にカセットサイズ検知機構(不図示)を持つ構成の画像形成装置の場合である。電源電圧は、画像形成装置のシステム構成を示す図2中の操作パネル部202によりオペレータが電源電圧を入力することにより、コントローラ部201からエンジン制御部203にビデオインターフェイス部210を介して通知される。もちろん、画像形成装置の電源投入後に、CPU211が電源電圧検知回路(不図示)より電源電圧の検知を行う構成により電源電圧が取得可能な構成であってもよい。
定着温度切り替え制御フローについては実施例1で説明した図1のフローチャートを援用し、ここでは再度の説明は省略する。電源電圧、用紙サイズ、用紙種類により、定着器13が十分に温まる状態であるかを判断する値N1と、定着器13の定着温度を低い温度に切り替えてもプリント予約枚数分の用紙2の定着が可能な値N2を選択する。これにより、定着器13の状態をより精度良く判断することが可能となり、実施例1で説明した画像形成動作終了後における定着器13の温度のオーバーシュートを低減させる効果をより向上させることが可能となる。
本実施例では、実施例1に示された画像形成装置において、定着温度切り替え手段(温度切り替え手段)の機能を向上する方法についての動作例を説明する。
本実施例においても、実施例1で、図2、図3を参照して説明した画像形成装置のシステム構成が使用される。従って、画像形成装置及び画像形成装置画像形成動作の説明は実施例1を援用し、ここでは再度の説明は省略する。
コントローラ部201は、連続プリント枚数と予約指示されたプリント数から、画像形成動作終了タイミングを予測して定着温度を切り替える制御を、有効とするか無効とするかの指定を、ビデオインターフェイス部210を介してエンジン制御部203に通知する。本実施例では上記定着温度を切り替える制御を有効とするか無効とするかの判断は、図2中の操作パネル部202によりユーザが指定可能とする。
次に、定着温度切り替え制御フローについて図5のフローチャートを用いて説明する。エンジン制御部203は、プリント予約コマンドを受信すると(ステップS1100、以下「ステップ」を省略)、次にプリント開始コマンドの受信を待つ(S1101)。プリント開始コマンド受信後、前処理(プリント前処理)を実行する(S1102)。ここでは例として、プリント予約された用紙情報に合わせたプリント温度を180℃と設定して温調制御を開始する。定着器13の温度がプリント可能温度、例えば170℃に到達したと判断すると、連続プリント枚数カウントを初期化して、前処理を終了し、1枚目のプリント予約コマンドに従って前述したプリント処理を開始する(S1103)。プリント処理が終了すると(S1104)、連続プリント枚数を1枚増加させる(S1105)。本実施例ではプリント処理終了とは、用紙2の後端が排紙センサ28を抜けたタイミングとする。
次に、定着温度切り替え制御を有効とするか無効とするか判断する(S1106)。この判断は、コントローラ部201から通知された、連続プリント枚数と予約指示されたプリント数から、画像形成動作終了タイミングを予測して定着温度を切り替える制御を、有効とするか無効とするかの指定による。定着温度切り替え制御を無効とすると通知されていた場合は、プリント予約が残っているかを確認し(S1110)、プリント予約がまだ残っている場合は、プリント処理を継続する(S1103)。プリント予約が無くなったと判断すると、後処理(プリント後処理)を実施して(S1111)、プリント動作を終了する。
定着温度切り替え制御を有効とすると通知されていた場合は、次に、連続プリント枚数カウントが所定枚数N1以上となるかを調べる(S1107)。本実施例においてもN1=8と設定する。連続プリントカウントがN1に到達しない場合は、引き続きプリント処理を実施する。連続プリントカウントがN1以上となる場合は、プリント予約によるプリント予約枚数が所定枚数N2以下となるかを調べる(S1108)。本実施例においてもN2=3と設定する。プリント予約枚数がN2よりも多いと判断した場合は、引き続きプリント処理を実施する。プリント予約枚数がN2以下と判断した場合は、定着器13の定着温度を低い温度に切り替える(S1109)。本実施例では、定着温度を170℃に設定して、プリント予約が無くなるまでプリント処理を行い、プリント予約がなくなると、プリント後処理を実行して(S1111)終了する。
本実施例で説明したように、連続プリント枚数と予約指示されたプリント数から、プリント動作終了タイミングを予測して定着温度を切り替える制御を、有効とするか無効とするかの判断を行う。これにより、コントローラ部201がエンジン制御部203に対して、連続プリントを行う予定があるにも関わらず、プリント予約枚数がN2以下になってしまう場合において、定着温度の切り替え制御が誤って実行されることを防止することが可能となる。例えば、コントローラ部201における画像メモリ容量やプリント画像データサイズにより連続して送信可能な画像データ保持数は変化するため、プリント予約枚数の所定枚数N2以上を保持することができなくなる場合がある。
また、前述した定着温度を切り替える制御を有効とするか無効とするかの判断を、操作パネル部202から指定する方法ではなく、コントローラ部201自身の制御により有効とするか無効とするかを判断し、エンジン制御部203に通知する構成としてもよい。この場合も同様の効果を得ることが可能である。
本実施例では、実施例1に示された画像形成装置において、定着温度切り替え手段(温度切り替え手段)の機能を向上する方法についての動作例を説明する。
本実施例においても、実施例1で、図2、図3を参照して説明した画像形成装置のシステム構成が使用される。従って、画像形成装置及び画像形成装置画像形成動作の説明は実施例1を援用し、ここでは再度の説明は省略する。
定着温度切り替え制御フローについて図6を用いて説明する。
エンジン制御部203は、プリント予約コマンドを受信すると(S1200)、次にプリント開始コマンドの受信を待つ(S1201)。プリント開始コマンド受信後、前処理(プリント前処理)を実行する(S1202)。ここでは例として、プリント予約された用紙情報に合わせたプリント温度を180℃と設定して温調制御を開始する。定着器13の温度がプリント可能温度、例えば170℃に到達したと判断すると、連続プリント枚数カウントを初期化して、前処理を終了し、1枚目のプリント予約コマンドに従って前述したプリント処理を開始する(S1203)。プリント処理が終了すると(S1204)、連続プリント枚数を1枚増加させる(S1205)。本実施例ではプリント処理終了とは、用紙2の後端が排紙センサ28を抜けたタイミングとする。
次に、連続プリント枚数カウントが所定枚数N1以上となるかを調べる(S1206)。所定枚数N1はN1枚の連続プリントを行うことにより、定着器13が十分に温まることが予測される値を設定する。本実施例ではN1=8と設定する。連続プリントカウントがN1に到達しない場合は、プリント予約が残っているかを確認し(S1209)、プリント予約がまだ残っている場合は、プリント処理を継続する(S1203)。プリント予約が無くなったと判断すると、後処理(プリント後処理)を実施して(S1210)、画像形成動作を終了する。
プリント予約が有り、連続プリント枚数カウントが所定枚数N1以上となった場合は、プリント予約によるプリント予約枚数が所定枚数N2以下となるかを調べる(S1206)。所定枚数N2は、定着器13の定着温度を低い温度に切り替えても、プリント予約枚数分の用紙2の定着が可能な値を設定する。本実施例ではN2=3と設定する。プリント予約枚数がN2よりも多いと判断した場合は、引き続きプリント処理を実施する。プリント予約枚数がN2以下と判断した場合は、定着器13の定着温度を低い温度に切り替える(S1208)。本実施例では、定着温度を170℃に設定する。次に、現段階でのプリント予約枚数を残りプリント可能枚数Z(記憶手段により記憶された数)として記憶する(記憶手段)(S1211)。記憶したプリント可能枚数Z枚のプリント処理を行った後(S1212)、後処理を実行して(S1210)一連の画像形成動作を終了する。一度定着温度の切り替えを行い、プリント可能枚数Zを記憶した後では、新たなプリント予約を受け付け、プリント予約枚数が増加してもZ枚のプリント処理が終了した後にプリント後処理を実行して一連の画像形成動作を終了する。
プリント予約枚数がN2以下となり定着温度が切り替わった後に、新たなプリント予約を受信した場合は、定着温度を切り替えを行っているため、新たなプリント予約に対するプリント処理時に定着不良を発生させてしまう可能性がある。そこで、本実施例で説明した制御により、プリント予約枚数がN2以下となり定着温度が切り替わった後に、プリント可能枚数Zを記憶し、記憶したプリント可能枚数分のプリント処理を行った後に画像形成動作を終了させる。そして、新たなプリント予約に対しては、再度画像形成動作を最初から実行することにより、定着温度低下による画像品質低下を防止することが可能となる。
[その他の実施例]
なお、本発明では、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。ここで、コンピュータはCPUやMPUであってもよい。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後においても同様である。すなわち、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
また、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードがネットワークを介して配信される場合も含む。これにより、当該プログラムコードがシステム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納される。そして、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても、達成される。
実施例1に係る定着温度切り替え制御を説明するフローチャート 実施例1に係る画像形成装置のシステム構成を説明するブロック図 実施例1に係る画像形成装置全体の概略構成垂直断面図 実施例2に係るN1、N2を用紙サイズ、用紙種類、電源電圧から決定するためのテーブル 実施例3に係る定着温度切り替え制御を説明するフローチャート 実施例4に係る定着温度切り替え制御を説明するフローチャート (A)連続プリント枚数とプリント予約枚数と温調切替タイミングを示す図、(B)実施例1に係る定着温度切り替え制御を行った場合の定着ローラ温度の推移と定着温度設定値を示す図、(C)定着温度切り替え制御を行わなかった場合の定着ローラ温度の推移と定着温度設定値を示す図
符号の説明
1 給紙カセット
2 用紙(記録媒体)
5Y、5M、5C、5K 感光体
7Y、7M、7C、7K 帯電手段
8Y、8M、8C、8K 現像手段
9a、9b 転写ローラ
10Y、10M、10C、10K スキャナ部
11Y、11M、11C、11K トナーカートリッジ
12 中間転写体
13 定着器(定着装置)
14 定着ローラ
15 加圧ローラ
16、17 ヒータ
19 レジストセンサ
20 定着排紙センサ
21 クリーニング手段
22Y、22M、22C、22K プロセスカートリッジ
24 搬送センサ
27 定着前センサ
28 排紙センサ
30 サーミスタ
200 ホストコンピュータ
201 コントローラ部
202 操作パネル部
203 エンジン制御部
210 ビデオインターフェイス部
211 CPU(予約指示カウント手段、画像形成カウント手段、温度切り替え手段)
213 駆動制御部
214 定着制御部

Claims (5)

  1. 記録媒体上に形成された像を前記記録媒体上に定着させる定着装置と、
    画像形成の制御を実行するエンジン制御部と、
    前記画像形成に関するデータを前記エンジン制御部に送るコントローラ部とを備え、
    前記エンジン制御部は、前記コントローラ部から画像形成を予約指示された数をカウントする予約指示カウント手段と、画像形成動作を開始した後、前記画像形成を行った数をカウントする画像形成カウント手段と、前記予約指示カウント手段によるカウント値と前記画像形成カウント手段によるカウント値とに基づき前記定着装置の定着温度制御値を切り替える温度切り替え手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記温度切り替え手段は、前記画像形成カウント手段によるカウント値が第一の比較値以上になり、かつ前記予約指示カウント手段によるカウント値が第二の比較値以下になった場合に、前記定着温度制御値を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記第一の比較値及び前記第二の比較値は、電源電圧、前記記録媒体のサイズ、前記記録媒体の種類、の少なくとも一つに基づいて決定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記コントローラ部は、前記温度切り替え手段を有効とするか無効とするかを指定可能であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記エンジン制御部は、前記温度切り替え手段により前記定着温度制御値の切り替えを行った際に、前記コントローラ部から画像形成を予約指示された数を記憶する記憶手段を有し、
    前記エンジン制御部は、前記温度切り替え手段による前記定着温度制御値の切り替えを行った後の前記コントローラ部から画像形成を予約指示された数に関わらず、前記記憶手段により記憶された数の画像形成の制御を行った後に、画像形成の動作を終了することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014224982A (ja) * 2013-04-22 2014-12-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、定着動作制御方法
US11543764B2 (en) 2020-08-04 2023-01-03 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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