JP2008185274A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内空間全体の温度分布を均一化することができる空気調和機を提供する。
【解決手段】室内機50は、筐体4の正面に4つの吹出口を有している。4つの吹出口は、上吹出口1、右側部吹出口2a、左側部吹出口2b、および下吹出口3からなる。一方、吸込口10は、筐体4の背面に設けられている。これによれば、コアンダ効果によって、上吹出口1から吹き出された暖気は天井面に沿って流れ、下吹出口3から吹き出された暖気は床面に沿って流れ、右側部吹出口2aおよび左側部吹出口2bのそれぞれから吹き出された暖気は部屋の壁面に沿って流れる。その結果、室内空間全体が包み込まれるような暖気が生成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内の床上に置いて用いられるファン−熱交換器ユニットを有する空気調和機に関するものである。
従来から、空気調和機の一例として、リビングなどに設置されるパッケージエアコン等が用いられている。従来のパッケージエアコン等の空気調和機の床置き式の室内機、すなわち、床置き式のファン交換器−ユニットにおいては、一般的に、下部の正面に設けられた吸込口から外部の空気が吸い込まれ、上部の正面に設けられた吹出口から冷風または温風が吹き出される。
特開2006−189198号公報
一般に、たとえば空気調和機の暖房運転時には床面に温かい空気を接触させることが望ましい。ただし、床面に温かい空気を接触させるように温風を吹き出すためには、空気調和機の下部の正面に温風の吹出口を設ける必要がある。しかしながら、たとえば、何ら工夫なく、吸込口と吹出口との双方を正面に設けてしまうと、空気調和機の下部の正面の吹出口から吹き出された温風が上昇して吸込口から空気調和機内へ吸い込まれてしまう。つまり、温風のショートサーキットが発生してしまう。ショートサーキットが発生すると、室内空間全体の温度分布を均一にすることができなくなる。なお、冷房運転時においても、同様の不具合が生じるおそれがある。
また、パッケージエアコン等の床置式の室内機は、室内空間のコーナー部に設置される場合が多い。この場合には、室内機からの風の吹出し方向が主に室内空間を構成する直方体の一の対角線方向に沿って吹き出される。そのため、前述の一の対角線とは異なる他の対角線上にある室内空間のコーナー部の近傍には、冷風または温風が到達し難くい。
本発明は、上述の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、室内空間全体の温度分布を均一化することができる空気調和機を提供することである。
本発明の空気調和機は、筐体と、筐体内に設けられたファンと、筐体の上部の正面に設けられ、ファンが生成した気流を外部へ放出するための上吹出口と、筐体の下部の正面に設けられ、ファンが生成した気流を外部へ放出するための下吹出口とを備えている。また、空気調和機は、筐体の左側部の正面に設けられ、ファンが生成した気流を外部へ放出するための左側部吹出口と、筐体の右側部の正面に設けられ、ファンが生成した気流を外部へ放出するための右側部吹出口と、筐体の背面に設けられ、外部からファンに向かって気流を導くための吸込口と、筐体内に設けられ、ファンが生成した気流に冷熱または温熱を与える熱交換器とを備えている。
これによれば、吹出口と吸込口との間でショートサーキットが生じてしまうことなく、床面に沿って温風を吹き出すことができる。また、コアンダ効果によって、上吹出口から吹き出された暖気は天井面に沿って流れ、下吹出口から吹き出された暖気は床面に沿って流れ、左側部吹出口および右側部吹出口のそれぞれから吹き出された暖気は壁面に沿って流れる。その結果、室内空間全体が包み込まれるような暖気が生成される。したがって、暖房運転時において室内空間の温度分布を均一化することができる。
また、本発明の空気調和機は、より好ましくは、ファンと下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、下ダクト内に設けられた下ダンパと、ファンおよびダンパを制御するコントローラとをさらに備えており、コントローラが冷房運転時に下ダンパを閉じる制御を実行する。
上記の構成によれば、冷房運転時(除湿運転時を含む)に下ダンパを適宜閉じることによって、下吹出口から冷風を吹き出すことなく、上吹出口、左側部吹出口、および右側部吹出口のみから冷風を吹き出すことができる。それにより、冷房運転時において床面の近傍に冷気溜りが発生してしまうことが防止される。一方、上吹出口から吹き出される冷気は、上方から下方へ降り注ぐ。したがって、冷房運転時に室内空間の温度分布が上下方向においてより均一になる。
本発明の空気調和機は、より好ましくは、ファンと下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、下ダクト内に設けられた下ダンパと、ファンおよびダンパを制御するコントローラとをさらに備えており、コントローラが暖房運転時に下ダンパを開く制御を実行する。
上記の構成によれば、暖房運転時に上吹出口、下吹出口、左側部吹出口、および右側部吹出口から温風が吹き出されることにより、上述のように、室内空間の温度分布を均一化することができる。
また、本発明の空気調和機は、より好ましくは、ファンと下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、下ダクト内に設けられた下ダンパと、ファンおよびダンパを制御するコントローラとをさらに備えており、コントローラが暖房運転時に下ダンパを閉じる制御を実行する。
上記の構成によれば、下吹出口から吹き出された温風が床面から上方へ向かって吹き上がることに起因する不都合の発生を防止することができる。なお、不都合の一例としては、下吹出口から吹き出された温風によって机上の書類が舞い上がってしまったり、下吹出口から吹き出された温風が床面上に置かれた物体に衝突してしまったりすることが考えられる。
また、本発明の空気調和機は、より好ましくは、ファンと下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、下ダクト内に設けられた下ダンパと、ファンおよびダンパを制御するコントローラとをさらに備えており、コントローラが、最大出力での冷房運転のための制御をしている場合に、目標とする室内温度の設定値を最も低くするとともに下ダンパを開く制御を実行する。
上記の構成によれば、最大出力で冷房運転が行なわれているときに、上吹出口、左側部吹出口、および右側部吹出口のみならず、下吹出口からも冷風を吹き出すことによって、室内空間を急速に冷房することが可能になる。
また、本発明の空気調和機は、より好ましくは、ファンと下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、下ダクト内に設けられた下ダンパと、ファンと上吹出口との間の流路を構成する上ダクトと、ダクト内に設けられた上ダンパと、ファン、下ダンパ、および上ダンパを制御するコントローラとをさらに備えている。この場合、コントローラは、冷房運転時に上ダンパを開くとともに下ダンパを閉じる制御を実行することが望ましい。
上記の構成によれば、冷房運転時に上吹出口、左側部吹出口、および右側部吹出口から冷風が吹き出される。これによれば、前述のように、冷房運転時には、下吹出口から冷風が吹き出されないため、床面の近傍に冷気溜りが発生してしまうことが防止される。なお、上吹出口から吹き出される冷気が上方から下方へ降り注ぐため、室内空間の温度分布が上下方向においてより均一になる。
また、本発明の空気調和機は、より好ましくは、ファンと下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、下ダクト内に設けられた下ダンパと、ファンと上吹出口との間の流路を構成する上ダクトと、ダクト内に設けられた上ダンパと、ファン、下ダンパ、および上ダンパを制御するコントローラとをさらに備えている。この場合、コントローラが暖房運転時に上ダンパを開くとともに下ダンパを閉じる制御を実行することが望ましい。
これによれば、暖房運転時に、下ダンパを閉じることにより、上吹出口、左側部吹出口、および右側部吹出口から温風が吹き出される。したがって、下吹出口から吹き出された気流が床面から上方に向かって吹き上がることに起因する不都合の発生を防止することができる。このとき、上ダンパを開くことにより、温風の風量を大きくすることができるため、暖房能力を向上させることができる。
また、本発明の空気調和機は、より好ましくは、ファンと下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、下ダクト内に設けられた下ダンパと、ファンと上吹出口との間の流路を構成する上ダクトと、ダクト内に設けられた上ダンパと、ファン、下ダンパ、および上ダンパを制御するコントローラとをさらに備えている。この場合、コントローラが暖房運転時に上ダンパを閉じるとともに下ダンパを開く制御を実行することが望ましい。
これによれば、暖房運転時に下吹出口、左側部吹出口、および右側部吹出口から温風が吹き出される。つまり、暖房運転時に上吹出口から温風が吹き出されない。そのため、下吹出口、左側部吹出口、および右側部吹出口から吹き出される温風の量が増加する。その結果、床面の近傍の空間において空気調和機から遠い位置まで温風を到達させることができる。
また、本発明の空気調和機は、より好ましくは、ファンと下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、下ダクト内に設けられた下ダンパと、ファンと上吹出口との間の流路を構成する上ダクトと、ダクト内に設けられた上ダンパと、ファン、下ダンパ、および上ダンパを制御するコントローラとをさらに備えている。この場合、コントローラが、最大出力での冷房運転のための制御を実行している場合に、目標とする室内温度の設定値を最も低くするとともに下ダンパおよび上ダンパの双方を開く制御を実行することが望ましい。
上記の構成によれば、最大出力での冷房運転が行なわれている場合には、上吹出口、下吹出口、左側部吹出口、および右側部吹出口から風が吹き出される。そのため、冷房運転時においては、室外空間を急速に冷房することが可能になる。
前述の場合、本発明の空気調和機は、さらに好ましくは、室内の空気の温度を測定する室内温度センサまたは熱交換器の温度を測定する熱交換器温度センサをさらに備えている。この場合、コントローラが、最大出力で冷房運転しながら下ダンパおよび上ダンパの双方を開く制御をしている場合に、室内温度センサまたは熱交換器温度センサによって検出された室内温度の値が目標とする室内温度または熱交換器の温度の設定値より低い値になるかまたは所定時間だけ継続して設定値より高い所定値とその設定値との間の値になっていれば、下ダンパを閉じる制御を実行することが望ましい。
一般に、冷房運転時に、長時間にわたって下吹出口から冷風を吹き出していると、床面に結露が発生する恐れがある。しかしながら、上記の構成によれば、室内温度が目標とする温度まで下がっていると推定される場合には、下ダンパを閉じることにより、下吹出口からの冷風の吹き出しが停止されるため、床面上での結露の発生を防止することができる。
また、本発明の空気調和機は、より好ましくは、ファンと下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、下ダクト内に設けられた下ダンパと、ファンと上吹出口との間の流路を構成する上ダクトと、ダクト内に設けられた上ダンパと、ファン、下ダンパ、および上ダンパを制御するコントローラとをさらに備えている。この場合、コントローラは、最大出力での暖房運転のための制御を実行している場合には、目標とする室内温度の設定値を最も高くするとともに下ダンパおよび上ダンパの双方を開く制御を実行することが望ましい。
上記の構成によれば、最大出力での暖房運転時においては、空気調和機から吹き出される全風量が増加するため、暖房能力が向上する。
前述の場合、本発明の空気調和機は、さらに好ましくは、室内の空気の温度を測定する室内温度センサまたは熱交換器の温度を測定する熱交換器温度センサをさらに備えている。また、コントローラは、最大出力で暖房運転をしながら下ダンパおよび上ダンパの双方を開く制御を実行している場合に、室内温度センサまたは熱交換器温度センサによって検出される室内温度または熱交換器の温度の値が目標とする室内温度または熱交換機の温度の設定値を超えれば、上ダンパを閉じる制御を実行することが望ましい。
一般に、温風は、空気密度が低く軽いため、上方へ流れ易くなっている。この場合、上記の構成によれば、室内空間の温度が既に設定温度に達しているかまたは超えているときに、上吹出口から温風が吹き出されることを停止することによって、室内空気の温度の均一性を維持することができる。
本発明の空気調和機は、左側部吹出口を閉じ得るとともに左側部吹出口から吹き出される風が流れる方向を変化させ得るように姿勢を変更することが可能に設けられた左側部蓋部材と、右側部吹出口を閉じ得るとともに右側部吹出口から吹き出される風が流れる方向を変化させ得るように姿勢を変更することが可能に設けられた右側部蓋部材とをさらに備えていることが望ましい。
また、左側部蓋部材および右側部蓋部材は、それぞれ、当該空気調和機によって温度調節される空間内の当該空気調和機の設置位置に応じて姿勢が変更され得るものであることが望ましい。
上記構成によれば、空気調和機の空間内における設置位置に応じて内側壁に沿った方向において効果的に風を吹き出すことが可能になる。そのため、コアンダ効果を利用して室内空間全体を包み込むように風を生成することによって、室内空間の温度分布を均一化することができる。また、左側部蓋部材および右側部蓋部材がそれぞれ左側部吹出口および右側部吹出口を閉じているときには、上吹出口から集中的に風を吹き出すことができるため、通常ユーザが居住する室内空間の中央部を急速に冷房または暖房することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態の空気調和機を説明する。なお、以下参照される図面において同一の符号が付されている部位は、同一の機能を果たすものであるため、特に必要がない限り、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
まず、図1〜図16を用いて、本実施の形態の空気調和機の構造が説明される。本実施の形態の空気調和機は、図1〜図14に示されるように、室内機50を備えている。室内機50は、ファンと熱交換器とを含むユニットであって、室内の床上に置かれて、使用されるものである。また、本実施の形態においては、室内機50に空気調和機の発明の特徴が備えられているため、室外機の説明については省略されるとともに、室外機は図示されていない。室外機は、通常の空気調和機に用いられる室外機と全く同様の機能を有している。なお、一般に、室外機は、冷媒を圧縮するコンプレッサおよび室外熱交換器を有しており、室内機50と室外機とは冷媒が循環する配管によって接続されている。
室内機50は、図1および図2に示されるように、筐体4を備えている。筐体4は、その正面に4つの吹出口を有している。4つの吹出口は、上吹出口1、左側部吹出口2b、右側部吹出口2a、および下吹出口3からなる。
また、図3に示されるように、筐体4内には、気流を生成するファン5が設けられている。ファン5は、上ダクト19および下ダクト16に対して気流を流すことができる。また、下ダクト16内には下ダンパ6が設けられており、下ダンパ6の開閉動作によって、下ダクト16内を気流が進行するか否かが決定される。また、上ダクト19内には、上ダンパ9が設けられており、上ダンパ9の開閉動作によって、上吹出口1から気流が吹き出されるか否かが決定される。
また、図4に示されるように、筐体4の背面の中央部には、吸込口10が設けられている。吸込口10の近傍にはフィルタ8が設けられている。フィルタ8は、吸込口10を通過する空気から埃等の異物を除去する。フィルタ8を通過した空気は熱交換器7を通過する。このとき、空気と熱交換器7との間で熱交換が行なわれる。熱交換された空気は、ファン5に到達した後、ファン5を経て、上ダクト19および下ダクト16に流れ込む。
このような本実施の形態の空気調和機においては、熱交換器7がファン5の上流側に設けられているため、すなわち、ファン5が熱交換器の下流に設けられているため、ファン5が生成した気流の速度が熱交換器7によって低下されることなく、上ダクト19および下ダクト16に流れ込む。したがって、上吹出口1、左側部吹出口2b、右側部吹出口2a、および下吹出口3から吹出される気流の速度が従来に比べて大きくなっている。
上記本実施の形態の空気調和機の構造によれば、上吹出口1、下吹出口3、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのそれぞれと吸込口10との間でショートサーキットが生じてしまうことなく、天井面、床面、および壁面に沿って冷風または温風を吹き出すことができる。
また、コアンダ効果によって、図5〜図8に示されるように、上吹出口1から吹き出された暖気は天井面100aに沿って流れ、下吹出口3から吹き出された暖気は床面100bに沿って流れ、左側部吹出口2bおよび右側部吹出口2aのそれぞれから吹き出された暖気は部屋の壁面100cに沿って流れる。その結果、室内空間全体が包み込まれるような冷気または暖気が生成される。したがって、冷房運転時および暖房運転時のそれぞれにおいて室内空間の温度分布を均一化することができる。
図5〜図8を用いて、上記実施の形態の空気調和機の室内機が生成する気流がより詳細に説明される。図5〜図8に示されるように、直方体の室内空間の角部の内側の床面上に室内機50が設置されている。この場合には、上吹出口1および下吹出口3の双方から気流が吹き出される場合においては、図5および図6に示されるように、天井面100a、床面100b、および壁面100cに沿って気流が流れる。一方、下ダンパ6が閉じられ上吹出口1のみから気流が吹き出されている場合には、図7および図8に示されるように、天井面100aに沿って気流が流れるが、床面100bの付近には気流は生じない。また、壁面100cの壁に沿って気流が流れることは同様である。
また、筐体4内にはコントローラ30が設けられている。コントローラ30はファン5を回転させる駆動装置(図示せず)、上ダンパ9を回動させる駆動装置(図示せず)、および下ダンパ6を回動させる駆動装置(図示せず)に電気的に接続されている。また、コントローラ30は、操作部20を用いたユーザからの指令信号の入力を受けて、各駆動装置を制御することにより、上ダンパ9および下ダンパ6のそれぞれの開閉動作を独立して制御する。
なお、上ダンパ9および下ダンパ6を回動させる駆動装置は、それぞれ、ステッピングモータ等からなっている。より具体的には、コントローラ30は、上ダンパ9および下ダンパ6の開閉動作のために、ステッピングモータに回転角度を調節する。それにより、コントローラ30は、上ダンパ9および下ダンパ6のそれぞれの姿勢を制御する。さらに、コントローラ30は、ユーザから出された指令信号の種類に応じて、ファン5の回転数を制御する。それにより、上ダクト19および下ダクト16内を流れる気流の速度を制御することができる。
図1〜図4に示す本実施の形態の室内機50の構造が、図9〜図11に模式的に示されている。なお、図10には、上吹出口1の開閉を行なうための上ルーバ1aと、下吹出口3の開閉を行なう下ルーバ3aとが描かれている。上ルーバ1aの姿勢および下ルーバ3aの姿勢は、それぞれ、手動で変更されてもよいが、上ダンパ9および下ダンパ6の制御と連動するようにコントローラ30の制御によって変更されてもよい。
なお、本実施の形態においては、上ダクト19を流れる気体の流量を制御するために、上ダンパ9が設けられている室内機50が示されているが、図12および図13に示されるように、上ダンパ9が設けられておらずに下ダンパ6のみが設けられている空気調和機が用いられてもよい。ただし、上ダンパ9および下ダンパ6の双方が設けられている空気調和機は、上ダンパ9を常に開いた状態にすることによって、下ダンパ6のみが設けられている空気調和機によって発揮される機能と同様の機能を発揮することができる。
また、本実施の形態の室内機50内における空気の流れが図14に矢印で示されている。本実施の形態の室内機50においては、吸込口10から吸込まれた空気は、フィルタ8、熱交換器7、およびファン5を経由して、上ダクト19および下ダクト16のそれぞれに送り込まれ、その後、上吹出口1および下吹出口3から外部へ排出される。
次に、本実施の形態の空気調和機の制御システムが、図15に示されているブロック図を用いて説明される。
図15において、コントローラ30は、操作部20の操作によって送信されてきた制御信号に応じた制御を行なうとともに、室内温度センサ40および熱交換器温度センサ60のそれぞれが検出した温度を特定可能な信号に応じた制御を行なうことができる。
また、コントローラ30は、モータ6aに指令信号を出力する。モータ6aの回転により下ダンパ6の姿勢が制御される。また、コントローラ30は、モータ9aに指令信号を送信する。モータ9aは、上ダンパ9の姿勢を制御する。さらに、コントローラ30は、モータ5aに指定信号を送信する。モータ5aの回転により、ファン5の回転速度が制御される。
次に、図16を用いて、本実施の形態の空気調和機の室内機50のコントローラ30において行なわれる制御フローが説明される。なお、図16は、図12に示されるような上ダンパ9および上ルーバ1aが設けられていない空気調和機の制御を示すフローチャートである。
図16に示されるように、本実施の形態の空気調和機の室内機50の制御フローにおいては、コントローラ30は、まず、冷房運転を開始すると、上ルーバ1a、左ルーバ(図示せず)、および右ルーバ(図示せず)を開く。
次に、ステップS1において、現在の運転状態が冷房であるかまたは暖房であるのかが判定される。ステップS1において、現在の運転状態が冷房であると判定された場合には、ステップS2において、下ダンパ6および下ルーバ3aを閉じるための制御が実行される。なお、下ルーバ3aが手動式である場合には、下ルーバ3aは常に開かれた状態になっているものとする。また、下ルーバ3aは、下ダンパ6の動作に連動して開閉制御が行なわれるものでない場合には、常に開いているように制御される。次に、ステップS3において、その他の通常仕様の運転が実行される。
一方、ステップS1において、現在の運転状態が暖房運転状態であると判定された場合には、ステップS4において、下ダンパ6および下ルーバ3aを開くための制御が行なわれる。その後、ステップS3において、その他の通常仕様の運転が行なわれる。
図16に示されるように、本実施の形態の空気調和機の室内機50の制御においては、冷房運転時には、下ダンパ6および下ルーバ3aが閉じられ得るため、床面に沿って冷気が流れることが抑制され得る。なお、下ルーバ3aが手動式である場合には、下ルーバ3aは常に開かれた状態になっているものとするため、下ダンパ6のみが閉じられることによって、床面上での結露の発生が防止される。また、暖房運転時には、下ダンパ6および下ルーバ3aが開かれるため、床面に沿って、暖かい空気が流れる。その結果、床面の近傍も含めて、室内空気をより均一な温度にすることが可能になる。
なお、本実施の形態においては、下ルーバ3aが設けられている空気調和機が示されているが、下ルーバ3aが設けられていない空気調和機において下ダンパ6のみを前述のように制御しても、本実施の形態の空気調和機によって得られる効果と同様の効果を得ることができる。このことは、以下に示される各実施の形態の空気調和機の制御においても同様である。
また、本実施の形態においては、下ルーバ3aが設けられている空気調和機において、下ルーバ3aを手動またはコントローラ30の制御によって常に開いた状態に設定しておき、下ダンパ6のみを前述のように制御しても、本実施の形態の空気調和機によって得られる効果と同様の効果を得ることができる。このことは、以下に示される各実施の形態の空気調和機の制御においても同様である。
(実施の形態2)
次に、図17を用いて、本実施の形態の空気調和機の室内機50のコントローラ30において行なわれる制御フローが説明される。なお、図17は、図12に示されるような上ダンパ9および上ルーバ1aが設けられていない空気調和機の制御を示すフローチャートである。
本実施の形態の空気調和機の室内機50の構造および機能は、前述の実施の形態1の空気調和機の室内機50の構造および機能とほぼ同一であるため、以下においては、本実施の形態の空気調和機の室内機50の構成のうち上記実施の形態1の空気調和機の室内機50の構成と異なる点が主に説明される。
本実施の形態においては、図17に示されるように、まず、ステップS11において、現在の運転状態が冷房運転状態であるかまたは暖房運転状態であるかが判定される。ステップS11において、現在の運転状態が冷房状態であると判定されれば、ステップS12において、下ダンパ6および下ルーバ3aを閉じる制御が実行される。その後、ステップS13において、その他の通常仕様の運転が実行される。
一方、ステップS11において、現在の運転状態が暖房運転状態であると判定された場合には、ステップS14において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にする、すなわち下吹出口3からの空気の吹き出しを停止することを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきたか否かが判定される。ステップS14において、ユーザが、操作部20の操作によって、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみからの空気が吹き出される状態にすることを示す指令信号をコントローラ30に送信しているのであれば、ステップS12において、下ダンパ6および下ルーバ3aを閉じる制御が実行される。一方、ステップS14において、ユーザが、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから気流が吹き出される状態にすることを示す指令信号が入力されていないのであれば、ステップS15において、下ダンパ6および下ルーバ3aを開くための制御が実行される。その後、ステップS13の処理が実行される。
上記本実施の形態の空気調和機の室内機50の制御によれば、暖房運転時においても、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから気流が吹き出される状態にする制御が実行されることが決定されている場合には、下ダンパ6および下ルーバ3aが閉じられ、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから気流が吹き出される。その結果、暖房運転時においても、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから気流を吹き出することによって、上吹出口1、下吹出口3、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aの全てから気流を吹き出す場合に比較して、より遠方に暖かい空気を送り出すことができる。
(実施の形態3)
次に、図18を用いて、本発明の実施の形態の空気調和機が説明される。
本実施の形態の空気調和機の室内機50の構造および機能は、前述の実施の形態1の空気調和機の室内機50の構造および機能とほぼ同一であるため、以下においては、本実施の形態の空気調和機の室内機50の構成のうち上記実施の形態1の空気調和機の室内機50の構成と異なる点が主に説明される。
図18に示されるように、本実施の形態の空気調和機の室内機50のコントローラ30においては、まず、ステップS21において、現在の運転状態が冷房運転状態であるか暖房運転状態であるかが判定される。ステップS21において、現在の運転状態が冷房状態であると判定されれば、ステップS22において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきたか否かが判定される。ステップS21において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきていれば、ステップS24において、下ダンパ6を閉じるための制御が実行される。
一方、ステップS22において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきていないのであれば、ステップS23において、最大出力で運転するための制御が実行されているか否かが判別される。ステップS23において、最大出力で冷房運転することが決定されていない場合には、S24において、下ダンパを閉じるための制御が実行される。
なお、本明細書において、最大出力での運転とは、ファン5の回転速度をモータの最大能力で回転させるか、または、圧縮機の回転または往復運動の速度等の冷凍機を最大能力で運動させることを意味する。このことは、以後の各実施の形態において同様とする。
一方、ステップS23において、最大出力で冷房運転することが決定されている場合には、ステップS27において、下ダンパ6を開くための制御が実行される。
また、ステップS21において、現在の状態が暖房運転状態である場合には、ステップS26において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきているか否かが判定される。
ステップS26において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきている場合には、ステップS24において、コントローラ30は、目標とする室内温度の設定値を最も小さくするとともに、下ダンパ6を閉じるための制御を実行する。一方、ステップS26において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきていないのであれば、S27において、下ダンパ6を開くための制御が実行される。なお、ステップS25においては、その他の通常仕様の運転が実行される。
上記の構成によれば、最大出力での冷房運転時に、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみならず、下吹出口3からも冷風を吹き出すことによって、室内空間を急速に冷房することが可能になる。
(実施の形態4)
次に、図19を用いて、本発明の実施の形態4の空気調和機が説明される。本実施の形態の空気調和機の室内機50の構造および機能は、前述の実施の形態1の空気調和機の室内機50の構造および機能とほぼ同一であるため、以下においては、本実施の形態の空気調和機の室内機50の構成のうち上記実施の形態1の空気調和機の室内機50の構成と異なる点が主に説明される。
図19に示されるように、本実施の形態の空気調和機の室内機50のコントローラ30においては、まず、ステップS31において、現在の運転状態が冷房運転状態であるかまたは暖房運転状態であるか否かが判定される。ステップS31において、現在の運転状態が冷房状態であると判定された場合には、ステップS32において、上ダンパ9が開かれるとともに下ダンパ6が閉じられる制御が実行される。
一方、ステップS31において、現在の運転状態が暖房運転状態であると判定された場合には、ステップS34において、上ダンパ9が閉じられるとともに下ダンパ6が開かれる制御が実行される。ステップS32およびステップS34のうちのいずれの処理が終わった後においても、ステップS33において、その他の通常仕様の運転の制御が実行される。
上記の構成によれば、冷房運転時には、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aから冷風が吹き出され、暖房運転時には、下吹出口3、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aから温風が吹き出される。
このような本実施の形態の制御によれば、冷房運転時には、下吹出口3から冷風が吹き出されないため、床面の近傍に冷気溜りが発生してしまうことが防止される。なお、上吹出口1から吹き出される冷気が上方から下方へ降り注ぐため、室内空間の温度分布が上下方向においてより均一になる。
また、暖房運転時には、上吹出口1から風が吹き出されないために、下吹出口3、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aから吹き出される温風の量が増加する。そのため、床面の近傍の空間において空気調和機の室内機50から遠い位置まで温風を到達させることができる。
(実施の形態5)
次に、図20を用いて、本発明の実施の形態5の空気調和機の制御が説明される。本実施の形態の空気調和機の室内機50の構造および機能は、前述の実施の形態1の空気調和機の室内機50の構造および機能とほぼ同一であるため、以下においては、本実施の形態の空気調和機の室内機50の構成のうち上記実施の形態1の空気調和機の室内機50の構成と異なる点が主に説明される。
図20に示されるように、本実施の形態の空気調和機の室内機50のコントローラ30の制御においては、まず、ステップS41において、現在の運転状態が冷房運転状態であるかまたは暖房運転状態であるか否かが判定される。現在の運転状態が冷房運転状態であると判定されれば、ステップS42において、上ダンパ9が開かれるとともに下ダンパ6が閉じられる制御が実行される。
一方、ステップS41において、現在の運転状態が暖房運転状態であると判定されれば、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきているか否か判定される。ステップS44において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきていれば、ステップS42において、上ダンパ9が開かれるとともに下ダンパ6が閉じられる制御が実行される。一方、ステップS44において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきていなければ、上ダンパ9が閉じられるとともに下ダンパ6が開かれる制御が実行される。
なお、本実施の形態においても、ステップS42およびS45が終了した後には、ステップS43において、その他の通常仕様の運転が実行される。
本実施の形態の制御によれば、S42において、暖房運転時に、下ダンパ6を閉じることにより、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aから温風を吹き出すための処理が実行される。したがって、暖房運転時に、下吹出口3から気流が床面から上方に向かって吹き上がることに起因する不都合の発生を防止することができる。不都合としては、例えば、机上の紙などの軽いものが吹き飛ばされたり、下吹出口3を遮蔽するように置かれた物に集中的に温風が衝突したりすることなどが考えられる。このとき、上ダンパ9を開くことにより、温風の風量を大きくすることができるため、暖房能力を向上させることができる。
(実施の形態6)
次に、図21を用いて、本発明の実施の形態6の空気調和機の制御が説明される。本実施の形態の空気調和機の室内機50の構造および機能は、前述の実施の形態1の空気調和機の室内機50の構造および機能とほぼ同一であるため、以下においては、本実施の形態の空気調和機の室内機50の構成のうち上記実施の形態1の空気調和機の室内機50の構成と異なる点が主に説明される。
図21に示されるように、本実施の形態の空気調和機の室内機50のコントローラ30の制御においては、まず、ステップS51において、現在の運転状態が、暖房状態であるか冷房状態であるかが判定される。ステップS51において、現在の運転状態が冷房状態であると判定された場合には、ステップS52において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきているか否かが判定される。ステップS52において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきているのであれば、ステップS53において、最大出力で冷房運転することを指示する信号がコントローラ30に送信されてきているか否かが判定される。
ステップS53において、最大出力で冷房運転することを指示する信号がコントローラ30に送信されてきていなければ、ステップS54の処理が実行される。ステップS54においては、上ダンパ9が開かれ、下ダンパ6が閉じられる。その後、ステップS55において、その他の通常仕様運転が実行される。
また、ステップS51において、現在の運転状態が暖房運転状態であると判定されれば、ステップS56において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきているか否かが判定される。ステップS56において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきているのであれば、ステップS54において、上ダンパ5が開かれるとともに下ダンパ6が閉じられる。
一方、ステップS56において、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aのみから空気が吹き出される状態にすることを指示する指令信号がコントローラ30に送信されてきていないのであれば、ステップS57において、最大出力で暖房運転することを指示する信号がコントローラ30に送信されてきているか否かが判定される。
ステップS57において、最大出力で暖房運転することを指示する信号がコントローラ30に送信されてきていなければ、ステップS59において、上ダンパ9が閉じられるとともに下ダンパ6が開かれる。一方、ステップS57において、最大出力で暖房運転することを指示する信号がコントローラ30に送信されてきていれば、ステップS58において、上ダンパ9が開かれるとともに下ダンパ6も開かれる。なお、ステップS58およびステップS59の処理が終了した後においては、ステップS55の処理が実行される。
本実施の形態の制御によれば、S54において、暖房運転時に、下ダンパ6を閉じることにより、上吹出口1、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aから温風を吹き出すための処理が実行される。したがって、下吹出口3から気流が床面から上方に向かって吹き上がることに起因する不都合の発生を防止することができる。このとき、上ダンパ9を開くことにより、温風の風量を大きくすることができるため、暖房能力を向上させることができる。
また、上記の構成によれば、最大出力で運転する場合には、冷房運転時および暖房運転時のいずれにおいても、S58において、上吹出口1、下吹出口3、左側部吹出口2b、および右側部吹出口2aから風を吹き出す制御が実行される。そのため、冷房運転時には、室外空間を急速に冷房することが可能になる。また、暖房運転時においては、空気調和機から吹き出される全風量が増加するため、暖房能力が向上する。
(実施の形態7)
次に、図22を用いて、実施の形態7の空気調和機の室内機50のコントローラ30の制御が説明される。本実施の形態の空気調和機の室内機50の構造および機能は、前述の実施の形態1の空気調和機の室内機50の構造および機能とほぼ同一であるため、以下においては、本実施の形態の空気調和機の室内機50の構成のうち上記実施の形態1の空気調和機の室内機50の構成と異なる点が主に説明される。
図22に示されるように、本実施の形態の空気調和機のコントローラ30の制御においては、まず、ステップS60において、冷房運転状態において、最大出力の冷房運転が実行されており、かつ、目標とすべき室内温度または熱交換器7の温度の設定値が最低値に設定されるとともに、その他の通常仕様の運転が実行される。次に、ステップS61において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60からコントローラ30へ送信されてきた信号によって特定される室内空気の温度または熱交換器7の温度が、目標とすべき室内温度または熱交換器7の温度の設定値に到達したか否かが判定される。
ステップS61において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60からコントローラ30へ送信されてきた信号によって特定される室内空気の温度または熱交換気7の温度が、目標とすべき室内温度または熱交換器7の温度の設定値に到達したと判定された場合には、ステップS64において、下ルーバ3aおよび下ダンパ6が閉じられる。なお、下ルーバ3aは、手動操作によって開閉される場合には、常に開かれた状態になっている。
一方、ステップS61において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60から送信されてきた信号によって特定される室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60の温度が、目標とすべき室内温度または熱交換器7の温度の設定値に到達していなければ、ステップS62において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60から送信されてきた信号によって特定される室内空気の温度または熱交換器7の温度が設定値より高い所定値とその設定値との間の温度の状態で所定時間が経過しているか否かが判定される。
ステップS62において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60から送信されてきた信号によって特定されるそれらの温度が設定値と所定値との間の温度でありかつ所定時間以上が経過していれば、ステップS64において、下ルーバ3aおよび下ダンパ6が閉じられる。
一方、ステップS62において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60から送信されてきた信号によって特定されるそれらの温度が設定値より高い所定値とその設定値との間の温度でありかつ所定時間が経過していなければ、ステップS63において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60からコントローラ30へ送信されてきた信号によって特定されるその温度が、目標とすべき室内温度または熱交換器7の温度の設定値に到達した後、所定時間が経過しているか否かが判定される。
ステップS63において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60からコントローラ30へ送信されてきた信号によって特定される室内空気の温度または熱交換器7の温度が、目標とすべき室内温度または熱交換器7の温度の設定値に到達した後、所定時間が経過していなければ、ステップS60〜ステップS63の処理が繰返される。一方、ステップS63において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60からコントローラ30へ送信されてきた信号によって特定される室内空気の温度または熱交換器7の温度が、目標とすべき室内温度または熱交換器7の温度の設定値に到達した後、所定時間が経過していれば、ステップS64において、下ダンパ6および下ルーバ3aが閉じられる。
一般に、冷房運転時に、長時間にわたって下吹出口3から冷風を吹き出していると、床面に結露が発生する恐れがある。しかしながら、上記の構成によれば、室内温度が設定温度に達した場合には、下ダンパ6および下ルーバ3aを閉じることにより、下吹出口3からの冷風の吹き出しが停止されるため、床面上での結露の発生を防止することができる。
(実施の形態8)
次に、図23を用いて、実施の形態8の空気調和機の室内機の制御が説明される。本実施の形態の空気調和機の室内機50の構造および機能は、前述の実施の形態1の空気調和機の室内機50の構造および機能とほぼ同一であるため、以下においては、本実施の形態の空気調和機の室内機50の構成のうち上記実施の形態1の空気調和機の室内機50の構成と異なる点が主に説明される。
図23に示されるように、本実施の形態の空気調和機の制御においては、まず、ステップS71において、最大出力での暖房運転状態に設定され、かつ、その他の通常仕様の運転が実行される。次に、ステップS72において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60によって特定される室内空気の温度または熱交換器7の温度が目標とすべき温度の設定値に達したか否かが判定される。
ステップS72において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60によって特定される室内空気の温度または熱交換器7の温度が目標とすべき温度の設定値に達していなければ、ステップS71の処理が繰返される。一方、ステップS72において、室内温度センサ40または熱交換器温度センサ60によって特定される室内空気の温度または熱交換器7の温度が目標とすべき温度の設定値に達していれば、ステップS73において、上ルーバ1aおよび上ダンパ9が閉じられる。
一般に、温風は、空気密度が低く軽いため、上方へ流れ易くなっている。上記の構成によれば、室空間の温度が設定温度に達しているまたは超えている場合に、上吹出口1から温風が吹き出されることを停止することにより、室内空気の温度の均一性を維持することができる。
上記各実施の形態の空気調和機は、左側部吹出口2bを閉じ得るとともに左側部吹出口2bから吹き出される風が流れる方向を変化させ得るように姿勢を変更することが可能に設けられた左側部蓋部材20bと、右側部吹出口2aを閉じ得るとともに右側部吹出口2aから吹き出される風が流れる方向を変化させ得るように姿勢を変更することが可能に設けられた右側部蓋部材20aとをさらに備えていることが望ましい。
また、左側部蓋部材20bおよび右側部蓋部材20aは、それぞれ、当該空気調和機によって温度調節される空間内の当該空気調和機の設置位置に応じて姿勢が変更され得るものであることが望ましい。
上記構成によれば、空気調和機の空間内における設置位置に応じて内側壁に沿った方向において効果的に風を吹き出すことが可能になる。そのため、コアンダ効果を利用して室内空間全体を包み込むように風を生成することによって、室内空間の温度分布を均一化することができる。また、左側部蓋部材20bおよび右側部蓋部材20aがそれぞれ左側部吹出口2bおよび右側部吹出口2aを閉じているときには、上吹出口1から集中的に風を吹き出すことができるため、通常ユーザが居住する室内空間の中央部を急速に冷房または暖房することができる。なお、左側部蓋部材20bおよび右側部蓋部材20aは、それぞれ、手動で姿勢が変更されるものであっても、ステッピングモータ等によりコントローラ30からの制御信号に応じて姿勢が変更されるものであってもよく、いずれの構成によっても同一の効果が得られる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態の空気調和機の室内機の正面図である。 実施の形態の空気調和機の室内機の左側面図である。 実施の形態の空気調和機の室内機の内部構成を示す図である。 実施の形態の空気調和機の室内機の内部構成を示す図である。 左側部吹出口、右側部吹出口、上吹出口および下吹出口のそれぞれから気流が吹き出されているときの状態を説明するための横断面の模式図である。 左側部吹出口、右側部吹出口、上吹出口および下吹出口のそれぞれから気流が吹き出されているときの状態を説明するための縦断面の模式図である。 左側部吹出口、右側部吹出口、および上吹出口のみから気流が吹き出されているときの状態を説明するための横断面の模式図である。 左側部吹出口、右側部吹出口、上吹出口のみから気流が吹き出されている状態を示す縦断面の模式図である。 実施の形態の空気調和機の室内機を模式的に示す図である。 実施の形態の空気調和機の室内機を模式的に示す図である。 実施の形態の空気調和機の室内機を模式的に示す図である。 実施の形態の空気調和機の室内機を模式的に示す図である。 実施の形態の空気調和機の室内機を模式的に示す図である。 実施の形態の空気調和機の室内機の空気の流れを説明するための図である。 実施の形態の空気調和機の室内機のシステム構成を説明するためのブロック図である。 実施の形態1の空気調和機の室内機の制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2の空気調和機の室内機の制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3の空気調和機の室内機の制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態4の空気調和機の室内機の制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態5の空気調和機の室内機の制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態6の空気調和機の室内機の制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態7の空気調和機の室内機の制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態8の空気調和機の室内機の制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 上吹出口、2a 右側部吹出口2a 左側部吹出口、3 下吹出口、4 筐体、5 ファン、6 下ダンパ、7 熱交換器、8 フィルタ、9 上ダンパ、16 下ダクト、19 上ダクト、20 操作部、30 コントローラ、40 室内温度センサ、50 室内機、60 熱交換器センサ、100 室内空間、100a 天井面、100b 床面、100c 壁面。

Claims (14)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられたファンと、
    前記筐体の上部の正面に設けられ、前記ファンが生成した気流を外部へ放出するための上吹出口と、
    前記筐体の下部の正面に設けられ、前記ファンが生成した気流を外部へ放出するための下吹出口と、
    前記筐体の左側部の正面に設けられ、前記ファンが生成した気流を外部へ放出するための左側部吹出口と、
    前記筐体の右側部の正面に設けられ、前記ファンが生成した気流を外部へ放出するための右側部吹出口と、
    前記筐体の背面に設けられ、外部から前記ファンに向かって気流を導くための吸込口と、
    前記筐体内に設けられ、前記ファンが生成した気流に冷熱または温熱を与える熱交換器とを備えた、空気調和機。
  2. 前記ファンと前記下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、
    前記下ダクト内に設けられた下ダンパと、
    前記ファンおよび前記ダンパを制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、冷房運転時に前記下ダンパを閉じる制御を実行する、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記ファンと前記下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、
    前記下ダクト内に設けられた下ダンパと、
    前記ファンおよび前記ダンパを制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、暖房運転時に前記下ダンパを開く制御を実行する、請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記ファンと前記下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、
    前記下ダクト内に設けられた下ダンパと、
    前記ファンおよび前記ダンパを制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、暖房運転時に前記下ダンパを閉じる制御を実行する、請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記ファンと前記下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、
    前記下ダクト内に設けられた下ダンパと、
    前記ファンおよび前記ダンパを制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、最大出力での冷房運転のための制御をしている場合に、目標とする室内温度の設定値を最も低くするとともに前記下ダンパを開く制御を実行する、請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記ファンと前記下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、
    前記下ダクト内に設けられた下ダンパと、
    前記ファンと前記上吹出口との間の流路を構成する上ダクトと、
    前記ダクト内に設けられた上ダンパと、
    前記ファン、前記下ダンパ、および前記上ダンパを制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、冷房運転時に前記上ダンパを開くとともに前記下ダンパを閉じる制御を実行する、請求項1に記載の空気調和機。
  7. 前記ファンと前記下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、
    前記下ダクト内に設けられた下ダンパと、
    前記ファンと前記上吹出口との間の流路を構成する上ダクトと、
    前記ダクト内に設けられた上ダンパと、
    前記ファン、前記下ダンパ、および前記上ダンパを制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、暖房運転時に前記上ダンパを開くとともに前記下ダンパを閉じる制御を実行する、請求項1に記載の空気調和機。
  8. 前記ファンと前記下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、
    前記下ダクト内に設けられた下ダンパと、
    前記ファンと前記上吹出口との間の流路を構成する上ダクトと、
    前記ダクト内に設けられた上ダンパと、
    前記ファン、前記下ダンパ、および前記上ダンパを制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、暖房運転時に前記上ダンパを閉じるとともに前記下ダンパを開く制御を実行する、請求項1に記載の空気調和機。
  9. 前記ファンと前記下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、
    前記下ダクト内に設けられた下ダンパと、
    前記ファンと前記上吹出口との間の流路を構成する上ダクトと、
    前記ダクト内に設けられた上ダンパと、
    前記ファン、前記下ダンパ、および前記上ダンパを制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、最大出力での冷房運転のための制御を実行している場合に、目標とする室内温度の設定値を最も低くするとともに前記下ダンパおよび前記上ダンパの双方を開く制御を実行する、請求項1に記載の空気調和機。
  10. 室内の空気の温度を測定する室内温度センサまたは前記熱交換器の温度を測定する熱交換器温度センサをさらに備え、
    前記コントローラは、最大出力で冷房運転しながら前記下ダンパおよび前記上ダンパの双方を開く制御をしている場合に、前記室内温度センサまたは前記熱交換器温度センサによって検出された室内温度の値が目標とする室内温度または熱交換器の温度の設定値より低い値になるかまたは所定時間だけ継続して前記設定値より高い所定値と前記設定値との間の値になっていれば、前記下ダンパを閉じる制御を実行する、請求項9に記載の空気調和機。
  11. 前記ファンと前記下吹出口との間の流路を構成する下ダクトと、
    前記下ダクト内に設けられた下ダンパと、
    前記ファンと前記上吹出口との間の流路を構成する上ダクトと、
    前記ダクト内に設けられた上ダンパと、
    前記ファン、前記下ダンパ、および前記上ダンパを制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、最大出力での暖房運転のための制御を実行している場合には、目標とする室内温度の設定値を最も高くするとともに前記下ダンパおよび前記上ダンパの双方を開く制御を実行する、請求項1に記載の空気調和機。
  12. 室内の空気の温度を測定する室内温度センサまたは前記熱交換器の温度を測定する熱交換器温度センサをさらに備え、
    前記コントローラは、最大出力で暖房運転をしながら前記下ダンパおよび前記上ダンパの双方を開く制御を実行している場合に、前記室内温度センサまたは前記熱交換器温度センサによって検出される室内温度または熱交換器の温度の値が目標とする室内温度または熱交換器の温度の設定値を超えれば、前記上ダンパを閉じる制御を実行する、請求項11に記載の空気調和機。
  13. 前記左側部吹出口を閉じ得るとともに前記左側部吹出口から吹き出される風が流れる方向を変化させ得るように姿勢を変更することが可能に設けられた左側部蓋部材と、
    前記右側部吹出口を閉じ得るとともに前記右側部吹出口から吹き出される風が流れる方向を変化させ得るように姿勢を変更することが可能に設けられた右側部蓋部材とをさらに備えた、請求項1に記載の空気調和機。
  14. 前記左側部蓋部材および前記右側部蓋部材は、それぞれ、当該空気調和機によって温度調節される空間内の当該空気調和機の設置位置に応じて姿勢が変更され得るものである、請求項13に記載の空気調和機。
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