JPH04217739A - 空気調和機の吹出し機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は床置形空気調和機の吹
出し口に設けられる吹出し機構に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図７は例えば特開昭５９−９３１３３号
公報に示された従来の空気調和機の吹出し機構を示す斜
視図である。図中、（１）は空気調和機本体、（２）は
本体（１）の正面下部に設けられた吸込み口、（３）は
同じく正面上部に設けられた正面吹出し口、（４）は同
じく側面上部に設けられた側面吹出し口、（５）は側面
吹出し口（４）に着脱可能に装着された側面吹出し口閉
鎖板である。

【０００３】従来の空気調和機の吹出し機構は上記のよ
うに構成され、本体（１）の吸込み口（２）から吸い込
まれた空気は、熱交換器（図示しない）により熱交換さ
れ、正面吹出し口（３）から吹き出される。側面吹出し
口（４）は、本体（１）の室内据付け位置によって、側
面吹出し口閉鎖板（５）を着脱する。側面吹出し口閉鎖
板（５）を取り外せば側面吹出し口（４）は開放し、風
量の数パーセントを吹き出させることが可能となる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
気調和機の吹出し機構では、側面吹出し口（４）を閉鎖
板（５）で閉鎖するようにしているため、閉鎖板（５）
を取り外した場合、吹出し口開口面積は大きくなり、風
速は低下する。また、側面吹出し口（４）と正面吹出し
口（３）の開口面積比が大きく異なるため、側面吹出し
口（４）からの吹出し風量を確保できず、良好な室内温
度分布が得られないという問題点がある。

【０００５】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、吹出し口の総開口面積を一定とし、かつ
側面吹出し口から吹き出される風量を確保できるように
した空気調和機の吹出し機構を提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明の第１の発明に
係る空気調和機の吹出し機構は、正面吹出し口及び側面
吹出し口に、互換性を有する複数個の吹出し開放枠と吹
出し閉鎖枠とを着脱自在に装着したものである。

【０００７】また、この発明の第２の発明に係る空気調
和機の吹出し機構は、本体隅部に正面吹出し口及び側面
吹出し口の一方を開口し、他方を閉鎖する開閉板を枢着
したものである。

【０００８】

【作用】この発明の第１の発明においては、正面及び側
面吹出し口に、吹出し開放枠と吹出し閉鎖枠とを着脱自
在に装着したため、吹出し開放枠と吹出し閉鎖枠を入れ
換えれば、吹出し口の開口面積は一定のままで、吹出し
方向を変化できる。

【０００９】また、この発明の第２の発明においては、
本体隅部に枢着された開閉板により、正面吹出し口及び
側面吹出し口の一方を開放し他方を閉鎖するようにした
ので、吹出し口の面積は一定のままで、吹出し方向を変
化できる。

【００１０】

【実施例】

実施例１． 図１〜図４はこの発明の一実施例を示す図で、図１は要
部斜視図、図２は正面吹出しを示す要部斜視図、図３は
正面及び両側面吹出しを示す要部斜視図、図４は正面及
び右吹出しを示す要部斜視図であり、従来装置と同様の
部分は同一符号で示す。

【００１１】図１において、（１１）は正面吹出し口（
３）に３個着脱自在に装着され空気を流通させる開放部
（１１ａ）を有する吹出し開放枠、（１２）は吹出し開
放枠（１１）と同外形寸法に形成され空気の流通を阻止
する閉鎖板（１２ａ）を有し、両側面吹出し口（４）に
着脱自在に装着された吹出し閉鎖枠である。

【００１２】上記のように構成された空気調和機の吹出
し機構においては、各吹出し口（３）（４）には、互換
性を有する吹出し開放枠（１１）及び吹出し閉鎖枠（１
２）が複数個装着され、取外し及び取付けが可能となっ
ている。これらを組み合わせることにより、吹出し位置
を自由に選択できる。

【００１３】例えば、正面吹出しだけを行う場合には、
図２に示すように吹出し開放枠（１１）を正面吹出し口
（３）に装着し、吹出し閉鎖枠（１２）を左右両側面吹
出し口（４）に装着する。また、側面吹出し及び正面吹
出しを行う場合には、図３に示すように吹出し開放枠（
１１）を左右両側面吹出し口（４）及び正面吹出し口（
３）の中央に装着し、吹出し閉鎖枠（１２）を正面吹出
し口（３）の左右両側に装着する。また、右正面吹出し
及び右側面吹出しを行う場合には、図４に示すように吹
出し開放枠（１１）を正面吹出し口（３）の右側２箇所
及び右側面吹出し口（４）に装着し、吹出し閉鎖枠（１
２）を正面吹出し口（３）の左側及び左側面吹出し口（
図示しない）に装着する。これで、図１〜図４の場合の
各吹出し口（３）（４）の総開口面積は同一であり、各
吹出し口（３）（４）からの風量は確保される。

【００１４】 実施例２． 図５及び図６はこの発明の第２の発明の一実施例を示す
図で、図５は斜視図、図６は図５の要部横断面図であり
、本体（１）の隅部に正面吹出し口（３）の一部及び側
面吹出し口（４）を閉鎖する開閉板（１５）が軸（１６
）により枢着されている。

【００１５】すなわち、開閉板（１５）が図６の鎖線の
位置にあるときは、側面吹出し口（４）は閉鎖され、正
面吹出し口（３）は開放される。開閉板（１５）を回動
して実線の位置に移動させると、正面吹出し口（３）の
一部が閉鎖され、正面吹出し口（３）の開口面積は減少
する。一方、側面吹出し口（４）は開放されるため、吹
出し口の総開口面積は一定であり、各吹出し口（３）（
４）からの風量は確保される。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第１の発
明では、正面及び側面吹出し口に、吹出し開放枠と吹出
し閉鎖枠とを着脱自在に装着し、第２の発明では、本体
隅部に枢着された閉鎖板により、正面吹出し口及び側面
吹出し口の一方を開放し他方閉鎖するようにしたので、
吹出し口の開口面積は一定のままで、吹出し方向を変化
でき、各吹出し口からの風量は確保でき、空気調和機を
室内の端に据え付けた場合でも、室内を適切な温度分布
とすることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１の発明による空気調和機の吹出
し機構の一実施例を示す要部斜視図。

【図２】図１の正面吹出しを示す要部斜視図。

【図３】図１の正面及び両側面吹出しを示す要部斜視図
。

【図４】図１の正面及び右吹出しを示す要部斜視図。

【図５】この発明の第２の発明による空気調和機の吹出
し機構の一実施例を示す斜視図。

【図６】図５の要部横断面図。

【図７】従来の空気調和機の吹出し機構を示す斜視図。

【符号の説明】

１　　　　空気調和機本体 ３　　　　正面吹出し口 ４　　　　側面吹出し口 １１　　吹出し開放枠 １１ａ　開放部 １２　　吹出し閉鎖枠 １２ａ　閉鎖板 １５　　開閉板

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　本体正面及び側面に空気の吹出し口を
   有する床置形の空気調和機において、複数個からなりか
   つ互換性を有し、上記空気を流通させる開放部を有する
   吹出し開放枠と、上記空気の流通を阻止する閉鎖板を有
   する吹出し閉鎖枠とを上記正面及び側面の吹出し口にそ
   れぞれ着脱自在に装着したことを特徴とする空気調和機
   の吹出し機構。
2. 【請求項２】　　本体正面及び側面に空気の吹出し口を
   有する床置形の空気調和機において、上記本体の隅部に
   枢着され上記正面及び側面の吹出し口の一方を開放し他
   方を閉鎖する開閉板を備えたことを特徴とする空気調和
   機の吹出し機構。