JP2008184053A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】石噛み対策を施す上でタイヤの長寿命化を図った空気入りタイヤを提供することを課題とする。
【解決手段】トレッド部18に形成されたセンター主溝20では、ジグザグ状に折れ曲がる屈曲部24の溝底にのみ石噛み防止用突起28を配置するとともに、隣り合う屈曲部同士を接続している直線部26の溝壁のトレッド法線方向に対する溝壁角度を、屈曲部24の溝壁のトレッド法線方向に対する溝壁角度よりも大きくしている。これにより、直線部26では、石噛み防止用突起を配置していなくても従来と同等のレベルで石噛みし難くすることができる。従って、石噛み防止用突起28の配置数を従来よりも大幅に低減させることができ、タイヤが使用可能である状態で石噛み防止用突起28がタイヤ表面に出てくる確率が大幅に低減する。
【選択図】図2

Description

本発明は、石噛み対策が施された空気入りタイヤに関し、更に詳細には、特にトラック・バス用タイヤなどの重荷重用タイヤとして最適な空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤでは、路面走行時にトレッド部の周方向溝(主溝)に石を噛み込み易い。この石噛みにより、溝部やベルトが損傷を受けるという弊害が発生し易いので、石噛み対策は重要である。
この石噛み対策として、例えば特許文献1には、タイヤ赤道面を通過するセンター主溝の溝底に石噛み防止用突起を多数配置し、噛み込んだ石を排出させることが開示されている。しかしこの対策では、摩耗が進展して一部の石噛み防止用突起がタイヤ表面に現れると、まだ使用可能であるのに完全に摩耗したとして判断されて早期にタイヤが棄却されてしまうケースが多いという問題があった。
特開2001−30717号公報
本発明は、上記事実を考慮して、石噛み対策を施す上でタイヤの長寿命化を図った空気入りタイヤを提供することを課題とする。
本発明者は、タイヤが使用可能状態である場合には石噛み防止用突起がタイヤ表面になるだけ出てこない構造にすることを検討した。その際、以下の点に着目した。
1)溝幅を広くすることや溝深さを浅くすることは、タイヤの磨耗ボリュームを小さくすることになる為、タイヤの寿命を短くすることになる。
2)溝壁のトレッド法線方向に対する角度(溝壁角度)を大きくすることは、溝底面の曲率半径を小さくする為、応力集中が発生しやすくなり、クラックが発生しやすくなる。
3)石噛み防止用突起は、従来、タイヤ全周にわたり配されている為、磨耗が石噛み防止用突起まで進展するとユーザーはタイヤが使用可能末期にまで磨耗したと感じる為、製品として早期磨耗の印象を与える。
4)ジグザグ状にタイヤ周方向に延びるリブ溝においては、ジグザグ状に折れ曲がる折れ曲がり部に石噛みが多く発生し、直線部にはあまり石噛みはみられない。また、ショルダー主溝より、センター主溝の方が石噛みし易い。
5)従って、溝幅、溝深さや溝壁角度の調整をしても、依然として石噛みが起こりうる。また、タイヤ全周に石噛み防止用突起を配したのでは3)の懸念が残る。
そして、本発明者は、鋭意検討の結果、石噛み防止用突起の配置位置を所定部位に限定することで上記課題を解決できることを見い出し、実験を重ね、本発明を完成するに至った。
請求項1に記載の発明は、タイヤ周方向にジグザグ状に延びる複数本の主溝をトレッド部に有する空気入りタイヤにおいて、少なくともタイヤ赤道面に最も近い主溝では、ジグザグ状に折れ曲がる折れ曲がり部の溝底にのみ石噛み防止用突起を配置するとともに、隣り合う前記折れ曲がり部同士を接続している主溝部分の溝壁のトレッド法線方向に対する角度を、前記折れ曲がり部の溝壁のトレッド法線方向に対する角度よりも大きくしたことを特徴とする。
ここで、タイヤ周方向にジグザグ状に延びるとは、タイヤ周方向に対して傾斜している溝部分が、傾斜方向が互い違いになるように折り返しながらタイヤ周方向に延びることをいう。
上記主溝部分は直線状であることが多いが、必ずしも直線状に限定する必要はなく、折れ曲がっていない湾曲状の溝部分などが形成されているものも含む概念である。
請求項1に記載の発明では、このように、上記主溝部分の溝壁のトレッド法線方向に対する角度を、折れ曲がり部の溝壁のトレッド法線方向に対する角度よりも大きくしている。従って、上記主溝部分では、石噛み防止用突起を配置していなくても従来と同等のレベルで石噛みし難くすることができ、これにより、石噛み防止用突起の配置数を従来よりも大幅に低減させることができ、タイヤが使用可能である状態で石噛み防止用突起がタイヤ表面に出てくる確率が大幅に低減する。
なお、石噛みは、タイヤ赤道面から遠い主溝(ショルダー主溝)に比べ、タイヤ赤道面に近い主溝(センター主溝)のほうで生じ易い。従って、タイヤ赤道面に最も近い主溝の折れ曲がり部の溝底にのみ石噛み防止用突起を配置することにより、石噛み防止用突起の配置数を最も低減させることができる。
また、請求項1に記載の発明では、少なくともタイヤ赤道面に最も近い主溝では、石噛みし易い折れ曲がり部の溝底にのみ石噛み防止用突起を配置している。そして、応力集中が生じ易いこの折れ曲がり部では、溝壁のトレッド法線方向に対する角度を主溝部分ほどには大きくしていないので、溝幅を広くしなくても溝底の曲率半径をあまり小さくしなくても済む。従って、折れ曲がり部における耐クラック性(クラックの発生のし難さ)を従来と同等のレベルに維持できる。
このように、請求項1に記載の発明では、耐クラック性や耐石噛み性を従来と同等のレベルに維持しつつ、タイヤが使用可能である状態で石噛み防止用突起がタイヤ表面に出てくる確率が大幅に低減し、石噛み対策を施す上でタイヤの長寿命化が図られた空気入りタイヤとすることができる。
石噛み防止用突起の高さは主溝深さの5〜50%の範囲とされていることが、主溝の壁面と石噛み防止用突起との間に石を噛み込み難くさせる観点で好ましい。
請求項2に記載の発明は、前記主溝部分の溝壁のトレッド法線方向に対する角度を15〜20度の範囲としたことを特徴とする。
15度よりも小さいと石噛みしやすく、20度を越えると溝幅が広くなりすぎ易い。請求項2に記載の発明により、上記主溝部分の溝幅を適度に広げて石噛みし難くすることができる。
請求項3に記載の発明は、前記主溝部分のトレッド表面における溝幅をW、前記主溝部分の溝深さをhとして、W/hを0.8〜1.2の範囲としたことを特徴とする。
0.8よりも小さいと、溝が深くなり過ぎ易く、1.2よりも大きいと溝幅が広くなりすぎ易い。請求項3に記載の発明により、上記主溝部分を石噛みし難い形状にすることができる。
請求項4に記載の発明は、前記主溝部分の溝壁のトレッド法線方向に対する角度が、前記折れ曲がり部から前記主溝部分に沿った2.0mm以内の範囲で変化していることを特徴とする。
2.0mmよりも大きい範囲で変化していると、石噛みをしやすいW/hの範囲が広くなってしまうからである。請求項4に記載の発明により、更に石噛みし難くすることができる。
本発明によれば、石噛み対策を施す上でタイヤの長寿命化を図った空気入りタイヤとすることができる。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ10は、トラック・バス用のタイヤであって、カーカス12を備えている。カーカス12は、両端部がそれぞれビード部11のビードコア11Cで折り返されてなる折り返し部12Eを有する。
カーカス12のクラウン部12Cのタイヤ径方向外側にはベルト層14が埋設されている。ベルト層14のタイヤ径方向外側には、溝を配設したトレッド部18(図2も参照)が形成されている。
図2に示すように、トレッド部18には、タイヤ赤道面CL上をタイヤ周方向Uにジグザグ状に延びるセンター主溝20と、センター主溝20のタイヤ幅方向両側にそれぞれ位置してタイヤ周方向Uにジグザグ状に延びるショルダー主溝22L、22Rとが形成されており、トレッドパターンとしていわゆるリブラグパターンが形成されている。この3本の主溝によって、トレッド部18には、内側陸部列30L、30R、及び、外側陸部列50L、50Rの合計4本の陸部列が形成されている。
内側陸部列30Lには、センター主溝20によって形成されたセンター主溝側屈曲凹部32Lから延び出して陸部列途中で終端している内側ラグ溝34Lと、ショルダー主溝22Lによって形成されたショルダー主溝側屈曲凹部36Lから延び出して陸部列途中で終端している外側ラグ溝38Lと、が形成されている。同様に、内側陸部列30Rには、センター主溝20によって形成されたセンター主溝側屈曲凹部32Rから延び出して陸部列途中で終端している内側ラグ溝34Rと、ショルダー主溝22Rによって形成されたショルダー主溝側屈曲凹部36Rから延び出して陸部列途中で終端している外側ラグ溝38Rと、が形成されている。
また、内側陸部列30Lには、センター主溝20によって形成されたセンター主溝側屈曲凸部42Lから延び出して陸部列途中で終端している内側第1サイプ44Lと、センター主溝側屈曲凹部32Lの付近から延び出して陸部列途中で終端している内側第2サイプ46Lと、ショルダー主溝側屈曲凹部36Lから延び出して陸部列途中で終端している外側サイプ48Lと、が形成されている。同様に、内側陸部列30Rには、センター主溝20によって形成されたセンター主溝側屈曲凸部42Rから延び出して陸部列途中で終端している内側第1サイプ44Rと、センター主溝側屈曲凹部32Rの付近から延び出して陸部列途中で終端している内側第2サイプ46Rと、ショルダー主溝側屈曲凹部36Rから延び出して陸部列途中で終端している外側サイプ48Rと、が形成されている。
外側陸部列50L、50Rには、タイヤ周方向Uと交差する複数本のラグ溝52が形成されている。各ラグ溝52のタイヤ幅方向外側の端部は、トレッド端Tを越えてタイヤ幅方向外側へ排水可能なように延びている。ここで、トレッド端とは、空気入りタイヤをJATMA YEAR BOOK(2006年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大負荷能力を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を指す。なお、使用地又は製造地においてTRA規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に従う
センター主溝20は、ジグザグ状に折れ曲がる屈曲部(折れ曲がり部)24と、タイヤ周方向Uに隣り合う屈曲部24同士を接続する直線状の主溝部分(以下、直線部という)26と、で構成されている。本実施形態では、屈曲部24の溝底にのみ石噛み防止用突起(ストーンイジェクター)28が配置されている(図3も参照)。これにより、石噛み防止用突起の配置数を従来よりも大幅に低減させることができ、タイヤが使用可能である状態で石噛み防止用突起がタイヤ表面に出てくる確率が大幅に低減する。
また、本実施形態では、最も石噛みし易いセンター主溝20の屈曲部24にのみ石噛み防止用突起28を配置してセンター主溝20の耐久性を確保し、ショルダー主溝22L、22Rには石噛み防止用突起を配置していない。従って、石噛み防止用突起28の配置数を最も低減させた構造とすることができるので、タイヤが使用可能である状態で石噛み防止用突起がタイヤ表面に出てくる確率が大幅に低減する。このため、ユーザーに早磨感を与えず、ユーザーのタイヤの使い切り感を向上させることができる。
なお、本実施形態では、石噛み防止用突起28の高さJ(図3参照)はセンター主溝20の溝深さの5〜50%の範囲内とされており、これにより、壁面(図3の溝壁24W)と石噛み防止用突起28との間に石が噛み込まれ難い。
また、図4、図5に示すように、直線部26の溝壁26Wのトレッド法線方向Nに対する溝壁角度θ(図4のθ1、図5のθ2)が、屈曲部24の端部から直線部26に沿ったD=2.0mm以内の範囲(直線部部分)で徐々に変化(徐変)している。すなわち、屈曲部24の端部からθが徐々に増大している。これにより、この徐変している直線部部分及びその近辺で石噛みし難くすることができる。なお、本実施形態では、石噛み防止用突起28の両端部が屈曲部24の両端部に位置しているので、石噛み防止用突起28の端部から2.0mm以内の範囲で溝壁角度θが徐変している。
また、直線部26の溝壁26Wのトレッド法線方向Nに対する溝壁角度θが15〜18度の範囲内とされ、屈曲部24の溝壁24Wのトレッド法線方向Nに対する溝壁角度αよりも大きくされている。これにより、直線部26の溝幅を適度に広げて耐石噛み性を更に向上させることができる。
また、屈曲部24では、折れ曲がり形状とすることによって応力集中が生じ易いが、本実施形態では、この屈曲部24の溝壁24Wのトレッド法線方向Nに対する溝壁角度αを直線部26の溝壁角度θよりも小さくしている。これにより、屈曲部24の溝幅を広げなくても屈曲部24の溝底の曲率半径をさほど小さくしなくても済むので、屈曲部24の溝底における耐クラック性を従来と同等のレベルとすることができる。
更に、直線部26のトレッド表面における溝幅Wと溝深さhとの比W/hが0.8〜1.2の範囲内とされている。これにより、直線部26を更に石噛みし難い形状にすることができる。
また、石噛み防止用突起28の両端部は、いわゆるシングルRで丸くされ、チッピング等の損傷が生じ難い形状とされている。
<試験例1(摩耗抑制効果の確認試験)>
本発明の効果を確かめるために、本発明者は、上記実施形態の空気入りタイヤ10の一例(以下、実施例のタイヤという)、及び、従来の空気入りタイヤの二例(以下、従来例1のタイヤ、従来例2のタイヤという)を用意し、実車走行による摩耗量を測定し、耐石噛み性とタイヤ寿命とを評価した。
ここで、従来例1のタイヤは、図6に示すように、実施例のタイヤに比べ、石噛み防止用突起28が形成されていないセンター主溝70が形成され、センター主溝70を構成する直線部76の溝壁のトレッド法線方向に対する角度(溝壁角度)が実施例のタイヤよりも小さくなったタイヤである。従来例2のタイヤは、特許文献1に開示されたのと同等の空気入りタイヤであり、実施例のタイヤに比べ、図7に示すように、タイヤ赤道面CLを通過するセンター主溝80の溝底全体にわたって石噛み用防止突起が形成されるように、センター主溝80を構成する直線部86の溝底部に直線部石噛み防止用突起88が直線部86に沿って一列に配置され、直線部86の溝壁のトレッド法線方向に対する角度(溝壁角度)が実施例のタイヤよりも小さくなったタイヤである。
なお、実施例のタイヤでは、石噛み防止用突起28は、屈曲部24に沿って屈曲した形状であり、屈曲中心から両端部に向けて各々L=4mm溝方向へ延びる寸法とされている。また、直線部26の溝形状は、直線部26の長手方向中央部において、図5に示すように、溝深さh:溝幅W=5:4であり、W/hが0.8である。
本試験例では、タイヤは全てトラック・バス用タイヤであり、タイヤサイズは何れも11R22.5である。本試験例では、何れのタイヤについても、正規リムに組み込み後、車両(2D4)にドライブ装着とし、正規荷重、正規内圧とした。ここで、「正規リム」とは、例えばJATMAが発行する2006年版のYEAR BOOKに定められた適用サイズにおける標準リムを指し、「正規荷重」及び「正規内圧」とは、同様に、JATMAが発行する2006年版のYEAR BOOKに定められた適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重及び該最大荷重に対する空気圧を指す。使用地又は製造地において、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合は、各々の規格に従う。
そして、悪路を走行し、F軸タイヤのセンター主溝に噛み込まれた石数の平均値(平均石噛み数)を求めた。
本試験例では、何れのタイヤについても、車両におけるタイヤ装着位置を固定するとともに車両間でローテーションを行い、15000km走行毎に計5回にわたって行った。試験結果を表1に示す。
Figure 2008184053
表1から判るように、従来例1のタイヤでは、5回の測定による石噛み数の合計値は44個であった。また、従来例2のタイヤでは、石噛み数の合計値は0個であった。一方、実施例のタイヤでは、石噛み数の合計値が2個であり、従来例2と同等の耐石噛み性能を有することが判った。
<試験例2>
また、本発明者は、実施例のタイヤ、従来例1のタイヤ、従来例2のタイヤについて、それぞれ、正規リムに組み込み後、車両(2D4)にドライブ装着とし、正規荷重、正規内圧にて実地走行し、タイヤ赤道面CLのゴム部分が完全に摩耗したとユーザーが判断したときのショルダー主溝の残溝深さを測定した。本試験でも、何れのタイヤについても、車両におけるタイヤ装着位置を固定するとともに車両間でローテーションを行った。また、5回の測定を行い、平均値を残溝深さとした。各タイヤの残溝深さを表2に示す。
Figure 2008184053
表2から判るように、従来例1のタイヤでは、ショルダー主溝22L、22R(図6参照)の残溝深さが2.1mmであった。また、従来例2のタイヤでは、ショルダー主溝22L、22R(図7参照)の残溝深さが5.0mmであった。一方、実施例のタイヤでは、ショルダー主溝22L、22Rの残溝深さが2.9mmであった。従って、実施例のタイヤでは、従来例1のタイヤと同程度の残溝深さになるまでタイヤが使用されており、従来例2に比べ、タイヤ寿命が遥かに長くなっていることが判った。
なお、本実施形態では、センター主溝20の屈曲部24にのみ石噛み防止用突起28を配置したが、ショルダー主溝22L、22Rについても、センター主溝20と同様に、屈曲部に石噛み防止用突起を配置して溝壁角度などの調整を行ってもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向断面図である。 本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す平面図である。 図2の矢視3−3の断面図である。 図2の矢視4−4の断面図である。 図2の矢視5−5の断面図である。 従来の空気入りタイヤの一例のトレッドパターンを示す平面図である。 従来の空気入りタイヤの別の一列のトレッドパターンを示す平面図である。
符号の説明
10 空気入りタイヤ
18 トレッド部
20 センター主溝(主溝)
22L ショルダー主溝(主溝)
22R ショルダー主溝(主溝)
24 屈曲部(折れ曲がり部)
26 直線部(主溝部分)
28 石噛み防止用突起
26W 溝壁
70 センター主溝
76 直線部(主溝部分)
80 センター主溝(主溝)
86 直線部(主溝部分)
CL タイヤ赤道面
N トレッド法線方向
θ 溝壁角度(角度)
θ1 溝壁角度
θ2 溝壁角度
W 溝幅
U タイヤ周方向

Claims (4)

  1. タイヤ周方向にジグザグ状に延びる複数本の主溝をトレッド部に有する空気入りタイヤにおいて、
    少なくともタイヤ赤道面に最も近い主溝では、ジグザグ状に折れ曲がる折れ曲がり部の溝底にのみ石噛み防止用突起を配置するとともに、隣り合う前記折れ曲がり部同士を接続している主溝部分の溝壁のトレッド法線方向に対する角度を、前記折れ曲がり部の溝壁のトレッド法線方向に対する角度よりも大きくしたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記主溝部分の溝壁のトレッド法線方向に対する角度を15〜20度の範囲としたことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記主溝部分のトレッド表面における溝幅をW、前記主溝部分の溝深さをhとして、W/hを0.8〜1.2の範囲としたことを特徴とする請求項1または2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記主溝部分の溝壁のトレッド法線方向に対する角度が、前記折れ曲がり部から前記主溝部分に沿った2.0mm以内の範囲で変化していることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の空気入りタイヤ。
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