JP2008183435A - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィット性が高く、液漏れを確実に防止し得る多重の立体ギャザーを備えた吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の吸収性物品は、基壁部13及び基壁部13から片側に張り出す複数の襞部14、15を有する立体ギャザー12を備えている。襞部14、15が何れも外側に張り出している。下側又は外側の襞部15の幅が上側又は内側の襞部14の幅よりも広く設けられていることが好ましい。襞部14、15内に1本以上の弾性部材が配されていることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、生理用ナプキン、使い捨ておむつ、失禁パッド等の吸収性物品に用いられる立体ギャザーを備えた吸収性物品及びその製造方法に関する。
下記特許文献1には、基壁部から両側に張り出した張出し部を有するT字型の立体ギャザーを、吸収体の側縁よりも外方に設けた使い捨ておむつに関する技術が提案されている。この使い捨ておむつは、T字型の立体ギャザーの上面を、着用者の大腿部へ面で当接させて、***物の漏れを防止しようとするものである。
ところで、このように立体ギャザーの張り出し部が両側に張り出していると、内側の張り出し部によって表面シートの肌当接面の面積が狭められるため、フィット性及び液漏れ性を備え且つ表面シートの肌当接面を十分に確保し得る手段が望まれていた。
一方、下記特許文献2〜6には、複数の立体ギャザーを組み合わせて漏れ防止を図った吸収性物品が提案されているが、ギャザー部分が体の動きに追従しづらく、フィット性が損なわれていた。
特開平1−68503号公報 特開2000−140009号公報 特開平3−218752号公報 特開平2−174845号公報 特開平11−104174号公報 特開2002−45396号公報
従って、本発明は、フィット性が高く、表面シートの肌当接面を十分に確保しつつ液漏れを確実に防止し得る立体ギャザーを備えた吸収性物品及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、基壁部及び該基壁部から片側に張り出す複数の襞部を有する立体ギャザーを備えた吸収性物品を提供することにより、前記目的を達成したものである。
また、本発明は、基壁部及び該基壁部から片側に張り出す複数の襞部を有する立体ギャザーを備えた吸収性物品の製造方法であって、帯状のシートを搬送しながら該シートの片面の幅方向中間部に該シートの長手方向に沿って第1の弾性部材を伸張状態で配し、該第1の弾性部材を境として該シートの一方の面部を、該第1の弾性部材を覆うように絞り込んで第1の襞部を形成し、絞り込まれた前記一方の面部の露呈面に前記シートの長手方向に沿って第2の弾性部材を伸長状態で配し、前記一方の面部をさらに該第2の弾性部材を覆うように折り曲げて第2の襞部を形成し、前記第1の襞部を前記第2の襞部と共に前記基壁部の片側に折り曲げて立体ギャザー形成用部材を形成する工程を具備する吸収性物品の製造方法を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明によれば、フィット性が高く、表面シートの肌当接面を十分に確保しつつ液漏れを確実に防止し得る立体ギャザーを備えた吸収性物品及びその製造方法が提供される。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本発明の吸収性物品を生理用ナプキンに適用した一実施形態を模式的に示すものである。これらの図において、符号11は生理用ナプキンを示している。
図1及び図2に示すように、本実施形態の生理用ナプキン11は、襞部(第1の襞部)14及び襞部(第2の襞部)15が基壁部13の上端部から片側(外側)に張り出した形態の立体ギャザー12を備えている。立体ギャザー12は、液透過性の表面シート16で覆われた吸収性層17の両側に配されている。
図2に示すように、襞部14内には、弾性部材(第1の弾性部材)40及び弾性部材(第4の弾性部材)41が所定間隔をおいて配されている。また、襞部15内には、弾性部材(第2の弾性部材)50及び弾性部材(第4の弾性部材)51が所定間隔をおいて配されている。また、基壁部13の上端部に位置する各襞部の基部には弾性部材(第3の弾性部材)60が配されている。
襞部14の幅W14は、立体ギャザー12のフィット性、表面シートの肌当接面の確保、液漏れ防止性を考慮すると、5〜20mmが好ましい。同様に、襞部15の幅W15は、10〜30mmが好ましい。二重の襞構造による漏れ防止効果をより高める上では、下側又は外側の襞部の幅を上側又は内側の襞部の幅よりも広いことが好ましく、本実施形態では、襞部15の幅W15が、襞部14の幅よりW14広く設けられている。
立体ギャザー12を構成するシートは、立体ギャザー12が肌に直接当接することから、肌触りの良好なものが好ましい。また、低表面張力の液が透過することを防止する観点から疎水性のものであることが好ましい。これらの要請を満足するシートとして、疎水性繊維からなるか又は疎水化処理されたエアスルー不織布、スパンボンド不織布又はスパンボンド/メルトブロー複合不織布を用いることが好ましい。
立体ギャザー12を不織布で構成する場合、該不織布は、立体ギャザー12の長さ方向について測定されたバルクソフトネスが0.03〜0.3N、特に0.05〜0.2Nであることが好ましく、立体ギャザー12の幅方向(高さ方向)について測定されたバルクソフトネスが0.05〜0.5N、特に0.07〜0.3Nであることが好ましい。更に幅方向のバルクソフトネス値が、長さ方向のバルクソフトネス値と同等又はそれ以上であることが好ましい。前記不織布の長さ方向及び幅方向のバルクソフトネス値を前記範囲とし、また両バルクソフトネス値の大小関係を前述のものとすることにより、襞部14、15に配された各弾性部材が、長さ方向に収縮し易くなる。また、襞部14、15によるシール効果、及び立体ギャザーの起立性が、着用者の動作にかかわらず安定的に維持される。幅方向のバルクソフトネス値を長さ方向のバルクソフトネス値よりも高くする為には、例えば不織布の幅方向に波状のエンボス等を施す方法が好ましく挙げられる。
前記バルクソフトネスは、以下の方法で測定される。即ち、テンシロン(東洋ボールドウィン製、型式:RTM−25)を用い、不織布サンプルを120mm×10mmにカットし、10mmの高さの円筒を作り、その上端と下端をステープルで止め、測定用の円筒サンプルを作る。この円筒サンプルの高さ方向に圧縮速度10mm/minで圧縮した時の最大荷重を測定し、その値をバルクソフトネス値とする。長さ方向のバルクソフトネス値とは、不織布の長さ方向が圧縮方向となる場合の値をいい、幅方向のバルクソフトネス値とは、不織布の幅方向が圧縮方向となる場合の値をいう。
前記各弾性部材の構成材料は、生理用ナプキンに従来用いられる各種のものを特に制限なく用いることができるが、ポリオレフィン類及びポリウレタン類の発泡体並びに天然ゴムが特に好ましく用いられる。
前記各弾性部材には、糸状の他、帯状、フィルム状等の形状のものを用いることができる。各弾性部材の配置、伸張率及び/又は本数は、弾性部材の形態、生理用ナプキンの用途に応じて適宜変更することができる。
前記各弾性部材は、シートに伸張状態で固定されている。そして、各弾性部材の弾性収縮により図1に示すように立体ギャザーに皺が発現される。弾性部材の固定手段は、生理用ナプキンに通常用いられるものであれば特に制限されないが、ホットメルト接着剤、ヒートシールが好ましく用いられる。
立体ギャザー12は、基壁部13の端部が表面シート16とともに吸収性層17の裏側に配され、側面シート19が貼り合わされた液不透過性の裏面シート18に、表面シート16とともに固定されている。襞部14、15の前後端部は、図1に示すように、吸収性物品1の外縁部において固定されている。
生理用ナプキン11を構成する表面シート16、吸収性層17、裏面シート18、側面シート19には、従来から生理用ナプキンに通常用いられている公知の部材が採用されている。
ナプキン11は、このような二重の襞部を有する立体ギャザー12を備えているため、フィット性が高く、表面シートの肌当接面を十分に確保しつつ液漏れを確実に防止することができる。
次に、本発明の吸収性物品の製造方法の好ましい実施形態を、上記ナプキン11の製造方法に基づいて図面を参照しながら説明する。
図3は、本発明の吸収性物品の製造装置(以下、単に装置ともいう。)を生理用ナプキンの製造装置に適用した一実施形態を示すものであり、図3における符号1は装置、Rはシートの搬送経路を示している。
図3に示す装置1は、生理用ナプキン11の製造装置の一部を示すものであり、前記立体ギャザー12を形成する部材の製造装置である。
図3〜図5に示すように、装置1は、帯状のシート10の供給手段2と、シート10を長手方向に沿って搬送経路Rで搬送する搬送手段3と、シート10の上面(片面)の幅方向中間部に弾性部材40を供給する第1の弾性部材供給手段4Aと、弾性部材40を境としてシート10の一方の面部10Aを弾性部材40を覆うよう、Z字状の断面形状に絞り込んで襞部14を形成する第1の加工手段1Aと、絞り込まれた前記一方の面部の上面(露呈面)に弾性部材50を供給する第2の弾性部材供給手段5Aと、前記一方の面部をさらに弾性部材50を覆うように折り曲げて襞部15を形成する第2の加工手段1Bと、襞部14を襞部15と共に基壁部13の片側に折り曲げる第3の加工手段1Cとを具備している。
また、装置1は、襞部14及び襞部15を形成する前に、襞部14及び襞部15内に配されるように弾性部材40及び弾性部材50と所定間隔をおき且つシート10の長手方向に沿うように弾性部材41、51を供給する第4の弾性部材供給手段4B、5Bを具備している。
また、装置1は、シート10の上面に弾性部材40と所定間隔をおき、且つシート10の長手方向に沿うように弾性部材60を供給する第3の弾性部材供給手段6と、前記各弾性部材40、41、50、51及び60に接着剤を塗布する接着剤の塗工手段7と、前記各加工手段で加工を終えたシートを加圧する加圧手段8とを備えている。
第1の加工手段1Aは、図4(a)及び図5(a)に示すように、平面視して台形形状で、シート10の幅方向中間部を突出基部として搬送経路Rの上流から下流にかけて突出幅が漸次広がるように突出する板状のガイド11Aを具備している。ガイド11Aは、シート10の片面に配された弾性部材40を境として弾性部材40、41を覆うようにシート10の一方の面部10Aを絞り込んで襞部14を形成する。
第2の加工手段1Bは、図4(b)及び図5(b)に示すように、平面視して三角形形状で、シート10の搬送経路Rの上流から下流にかけて突出幅が漸次広がるように突出する板状のガイド11Bを具備している。ガイド11Bは、弾性部材50、51を覆うように、一方の面部10Aをさらに折り曲げて襞部15を形成するとともに、弾性部材60を覆うように、一方の面部10Aの側縁部を他方の面部10Bの側縁部に合わせて基壁部13を形成する。
第3の加工手段1Cは、図4(c)及び図5(c)に示すように、平面視して三角形形状で、シート10の搬送経路Rの上流から下流にかけて突出幅が漸次広がるように突出する板状のガイド11Cを具備している。ガイド11Cは、襞部14を襞部15と共に基壁部13の片側に折り曲げる。
供給手段2は、図3に示すように、帯状のシート10のロール状物100を回転自在に支持する支持軸を備えており、シート10を連続的に繰り出して第1の加工手段1Aに供給する。
搬送手段3は、供給手段2から繰り出されたシート10を、加工手段1A〜1Cを経由する搬送経路所Rで搬送するローラー群(図示せず)を備えている。
図3に示す第1の弾性部材供給手段4A及び第4の弾性部材供給手段4Bは、弾性部材40及び41をそれらのロール状物からそれぞれ連続的に繰り出し、図4(a)に示すようにシート10の上面(片面)の幅方向中間部に供給する。
図3に示す第2の弾性部材供給手段5A及び第4の弾性部材供給手段5Bは、弾性部材50、51をそれらのロール状物からそれぞれ連続的に繰り出し、図4(b)に示すように、絞り込まれたシート10の一方の面部10Aの上面(露呈面)に供給する。
図3に示す第3の弾性部材供給手段6は、弾性部材60をそのロール状物から連続的に繰り出し、図4(b)に示すように、シート10の他方の面部10Bに弾性部材40と所定間隔をおき、且つシート10の長手方向に沿うように供給する。
装置1においては、各弾性部材のロール状物は、同じ回転軸に支持されている。これらのロール状物は別の回転軸で支持しもよい。
図3に示すように、接着剤の塗工手段7は、第1の加工手段1Aの手前で弾性部材40、41に接着剤を塗布し、第2の加工手段1Bの手間で弾性部材50、51及び60に接着剤を塗布するように配されている。塗工手段7は、これらの弾性部材に間欠的に接着剤を塗布するように設けられている。塗工手段7には、従来から吸収性物品において弾性部材の接合用に用いられているものが使用される。
図3に示すように、加圧手段8は、加工手段1A〜1Cの下流側に配設されている。加圧手段8は一対のニップロール81、82を備えており、これらの両ロール間に、基壁部13及び襞部14、15を形成した後の立体ギャザー形成用部材を挿通させることにより、これらを加圧し、基壁部13及び襞部14、15の折曲状態並びに各弾性部材とシートとの接着状態をより強固なものとするようになしてある。
上記装置1を用い、先ず、図3に示すシート供給手段2によって帯状のシート10を繰り出して第1の加工手段1Aに供給し、図4(a)及び図5(a)に示すように、シート10をガイド11Aと31に沿った状態で搬送する。このシート10に合流させるように、第1の弾性部材供給手段4A及び第4の弾性部材供給手段4Bによって、シート10の幅方向中間部の上面にシート10の長手方向に沿って弾性部材40、41を伸張状態で供給する。弾性部材40、41には、第1の加工手段1Aの手前で、塗工手段7によって接着剤を間欠的に塗工する。弾性部材40、41の伸長状態や接着剤の塗工形態は、弾性部材の弾性率と吸収性物品の長さに応じて設定される。
シート10、弾性部材40、41、前記接着剤には、従来からこの種の生理用ナプキンに用いられているものを特に制限なく用いることができる。
次に、図4(a)及び図5(a)に示すように、第1の加工手段1Aのガイド11Aによって、シート10に固定された弾性部材40を境としてシート10の一方の面部10Aを絞り込んで襞部14を形成する。
次に、図3に示すように、加圧手段8のニップロール81、82の間を通して襞部14内に弾性部材40、41を接着させた後、シート10を弾性部材40、41とともに第2加工手段1Bに搬送する。
次に、図3に示す第2の弾性部材供給手段5A及び第4の弾性部材供給手段5Bによって、図4(b)及び図5(b)に示すように、ガイド11Aで絞り込まれた一方の面部10Aの上面に、弾性部材50、51をシート10の長手方向に沿って伸長状態で供給するとともに、シート10の他方の面部10Bに、第3の弾性部材供給手段6によって弾性部材40と所定間隔をおき且つシートの長手方向に沿うように弾性部材60を供給する。
次に、図3に示す第2の加工手段1Bのガイド11Bによって、図4(b)及び図5(b)に示すように、一方の面部10Aをさらに弾性部材50、51を覆うように折り曲げて襞部15を形成する。
次に、図3に示すように、加圧手段8のニップロール81、82の間を通して襞部15内に弾性部材50、51を接着させるとともに、一方の面部10Aと他方の面部10Bとの間に弾性部材60を接着させ、第3の加工手段1Cに搬送する。弾性部材50、51、60の伸長状態や接着剤の塗工形態は、弾性部材の弾性率と吸収性物品の長さに応じて設定される。
次に、図3に示す第3の加工手段1Cのガイド11Cによって、図4(c)及び図4(c)に示すように、第3の弾性部材60を基準として襞部14を襞部15と共に基壁部13の片側に折り曲げる。
その後、図3に示すように、加圧手段8のニップロール81、82の間を通して襞部14及び襞部15の曲げ形状の保持性を高める。
上述のようにして製造された立体ギャザー形成用部材は、基壁部13の端部がプレカットされ、生理用ナプキンの製造ラインに供給される。そして、図2に示すように、基壁部13の端部が表面シート16とともに吸収性層17の裏側に配され、側面シート19が貼り合わされた液不透過性の裏面シート18に、表面シート16とともに固定される。これらのナプキンの製造工程は、従来と同様の工程が採用される。
以上説明したように、本実施形態の製造方法によれば、二重の襞部を有する立体ギャザー形成用部材を連続的且つ安定的に製造することができる。
本発明は前記実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
本発明は、前記実施形態のようにして得られた立体ギャザー形成用部材の基壁部をさらに折り曲げることによって、図6及び図7に示すナプキン11'のように、基壁部13が屈曲し、その上端部から襞部14、15が内側や外側に折れ曲がった形態の二重立体ギャザー12'を形成することができる。
また、襞部14、15の基部に位置する弾性部材60は第1の加工手段で絞り込んだ一方の面部の上に配してもよい。襞部14、15に配置した弾性部材41、51は本数を増やして、平行かつ等間隔に配置してもよいし、また、省略することもできる。
前記実施形態では、第1加工工程、第2加工工程の前において各弾性部材をシートに配したが、第1加工工程の前において予め全ての弾性部材をシートに配していてもよい。
本発明においては、前記実施形態におけるように、前記弾性部材に間欠的に接着剤を塗工してシートに固定することが好ましいが、弾性部材に接着剤を連続的に塗工することもできる。また、シート側に接着剤を塗工しておくこともできる。
本発明は、前記実施形態のように、二つの襞部を備えた立体ギャザーを備えたナプキンの製造に好適であるが、第1の加工手段を第1と第2の加工手段の間に追加することによって、基壁部から片側に折れ曲がる3以上の襞部を有する立体ギャザーを備えたナプキンを製造することもできる。
本発明の吸収性物品の製造方法及び装置は、生理用ナプキンの他、使い捨ておむつ、失禁パッド等の他の吸収性物品にも適用できる。
また、本発明の吸収性物品は、前記実施形態のような基壁部から片側に張り出す複数の襞部を有する立体ギャザーを備えていればよく、生理用ナプキンの他、使い捨ておむつ、失禁パッド等の吸収性物品も含まれる。
本発明の吸収性物品を生理用ナプキンに適用した一実施形態を模式的に示す斜視図である。 図1のX−X矢視断面図を模式的に示す図である。 本発明の吸収性物品の製造装置の一実施形態を模式的に示す図である。 図3に示す装置における加工工程を模式的に示す部分平面図であり、(a)は第1の加工手段による加工工程を示す図、(b)は第2の加工手段による加工工程を示す図、(c)は第3の加工手段による加工工程を示す図である。 図3に示す装置における加工工程を模式的に示す部分断面であり、(a)は第1の加工手段による加工工程を示す図、(b)は第2の加工手段による加工工程を示す図、(c)は第3の加工手段による加工工程を示す図である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態を模式的に示す要部断面図である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態を模式的に示す要部断面図である。
符号の説明
1 吸収性物品の製造装置
1A 第1の加工手段
1B 第2の加工手段
1C 第3の加工手段
2 シートの供給手段
3 シートの搬送手段
4A 第1の弾性部材の供給手段
4B 第4の弾性部材の供給手段
5A 第2の弾性部材の供給手段
5B 第4の弾性部材の供給手段
6 第3の弾性部材の供給手段
10 シート
10A 一方の面部
10B 他方の面部
11、11' 生理用ナプキン(吸収性物品)
12、12' 立体ギャザー
13 基壁部
14 第1の襞部
15 第2の襞部
40、41、50、51、60 弾性部材

Claims (8)

  1. 基壁部及び該基壁部から片側に張り出す複数の襞部を有する立体ギャザーを備えた吸収性物品。
  2. 前記襞部が何れも外側に張り出している請求項1記載の吸収性物品。
  3. 下側又は外側の襞部の幅が上側又は内側の襞部の幅よりも広く設けられている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記各襞部内に1本以上の弾性部材が配されている請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 基壁部及び該基壁部から片側に張り出す複数の襞部を有する立体ギャザーを備えた吸収性物品の製造方法であって、
    帯状のシートを搬送しながら該シートの片面の幅方向中間部に該シートの長手方向に沿って第1の弾性部材を伸張状態で配し、該第1の弾性部材を境として該シートの一方の面部を、該第1の弾性部材を覆うように絞り込んで第1の襞部を形成し、絞り込まれた前記一方の面部の上面に前記シートの長手方向に沿って第2の弾性部材を伸長状態で配し、前記一方の面部をさらに該第2の弾性部材を覆うように折り曲げて第2の襞部を形成し、前記第1の襞部及び前記第2の襞部を共に前記基壁部の片側に折り曲げて立体ギャザー形成用部材を形成する工程を具備する吸収性物品の製造方法。
  6. 前記シートの他方の面部に前記第1の弾性部材と所定間隔をおくか又は前記一方の面部の露呈面に前記第2の弾性部材と所定間隔をおき、且つ前記シートの長手方向に沿うように第3の弾性部材を配し、前記第3の弾性部材を基準として前記第1及び第2の襞部を共に折り曲げる請求項5記載の吸収性物品の製造方法。
  7. 前記第1の襞部又は前記第2の襞部を形成する前に、該第1の襞部又は該第2の襞部内に配されるように前記第1の弾性部材又は前記第2の弾性部材と所定間隔をおいて前記シートの長手方向に沿って該シートに第4の弾性部材を伸長状態で配する請求項5又は6記載の吸収性物品の製造方法。
  8. 前記各弾性部材に接着剤を間欠的に塗工して前記シートに固定する請求項5〜7の何れかに記載の吸収性物品の製造方法。
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