JP2008164963A - 光学装置および表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の表示装置は、複数の光源の発光色を選択的に発光させなければならず、表示パターン毎に表示色彩がそれぞれ異なり、同一色彩で異なる表示パターンは表示できないという制約があった。また、光源は、表示パターンマスクの背後に配置しなければならず、表示装置には背部光源の厚みが必要で、薄型のパネルに設置するには不向きである。
【解決手段】側面を光入射面とし、上面を光出射面とする多角形の導光板と、この導光板に形成された三角柱状の反射凹部よりなり、この三角柱状の反射凹部は導光板の光入射面からの入射光を光出射面に対して略直角反射させる1個の反射面と、光入射面からの入射光を略透過させる3個の透過面とを有し、この反射凹部は反射面を導光板の光入射面に向けて配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作機器パネル等の表示装置に関するものであり、数種類の固定表示パターンを同一表示面に個別に表示するための光学装置、および、その光学装置を用いた表示装置に係る。
同一面に異なるパターン表示を行なうために、波長の異なる複数の光源と各表示板の波長選択性を利用した表示装置がある。(例えば、特許文献1参照)
さらに、表示装置ではないが、液晶パネルのバックライト装置として、導光板の表面側に拡散プリズムを形成して、導光板側面からの入射光を略直角反射させて上面側へ出射光を導くバックライトがある。
以下、特許文献1に記載された従来の表示装置を図面にもとづいて説明する。
図10は従来の表示装置の斜視図である。
図10において、50は従来の表示装置である。51は筐体、52a、52b、52cはマスク、53a、53b、53cは光源、54はスクリーンである。
マスク52a、52b、52cは、それぞれ異なる表示パターン「A」「B」「C」であって、かつ、その表示パターン以外の部分は特定波長域の光は反射する。光源53a、53b、53cは、マスク52a、52b、52cとそれぞれ対応して、異なる波長の光を発光する。
つまり、マスク52aの表示パターン部は光源53aの波長を透過し、表示パターン部以外は光源53aの光を反射するので、マスク52aの表示パターン「A」が背面の光源によりスクリーン54に投影され、明瞭に表示されるのである。
同様に、マスク52bの表示パターン「B」は光源53bを発光することでスクリーン54に投影表示され、マスク52cの表示パターン「C」は光源53cを発光することでスクリーン54に投影表示される。
すなわち、従来の表示装置50はマスク52a、52b、52c、光源53a、53b、53c、スクリーン54を筐体51に収納してあり、各光源の発光色を選択的に発光させることにより、それぞれ異なる表示パターン「A」「B」「C」を選択的に同一スクリーン54に写し出すことができるというものである。
特開平8−129350号公報(第3−4頁、第1−2図)
しかしながら、前述の特許文献1に記載の表示装置50は、表示パターン毎に光源53a、53b、53cの発光特性とマスク52a、52b、52cの反射波長特性を対応した特性に合わせる必要があった。
また、前述の特許文献1に記載の表示装置50は、マスク52a、52b、52cの表示パターン「A」「B」「C」をスクリーン54に投影表示するため、光源53a、53b、53cはマスク52a、52b、52cの背部に配置する必要があった。
すなわち、従来の表示装置は、複数の光源の発光色を選択的に発光させなければならず、表示パターン毎に表示色彩がそれぞれ異なり、同一色彩で異なる表示パターンは表示できないという制約があった。また、光源は、表示パターンマスクの背後に配置しなければならず、表示装置には背部光源の厚みが必要で、薄型のパネルに設置するには不向きであるというという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、薄型で表示パターン毎に色彩選択が自由な光学装置、および、その光学装置を用いた表示装置を提供することにある。
本発明の光学装置、および、その光学装置を用いた表示装置は、基本的には下記記載の構成要件を採用するものである。
まず、本発明の光学装置は、側面を光入射面とし、上面を光出射面とする多角形の導光板と、この導光板に形成された三角柱状の反射凹部よりなり、この三角柱状の反射凹部は導光板の光入射面からの入射光を光出射面に対して略直角反射させる1個の反射面と、光入射面からの入射光を略透過させる3個の透過面とを有し、この反射凹部は反射面を導光板の光入射面に向けて配設されていることを特徴とする。
また、前記導光板の光入射面に向けて複数の反射凹部が、所定のパターンを形成するように配設されていることを特徴とする。
また、前記反射面の傾斜角は、35〜55度であることを特徴とする。
また、前記多角形の導光板の複数側面を各々光入射面とし、各々の光入射面に対応して先の反射凹部が配設されていることを特徴とする。
また、前記の導光板は四角形であることを特徴とする。
つまり、本発明によれば、四角あるいは多角形の導光板の各側面に対応する複数の三角柱状の反射凹部を配置してあり、この三角柱状の反射凹部は、対応している側面からの入射光のみ略直角に反射する。従って、この導光板の各側面の光源を選択することで、任意の側面光源の光を導光板の表面から出射する薄型で色彩選択が自由な光学装置を提供できる。
また、側面を光入射面とし、上面を光出射面とする多角形の導光板と、前記導光板の側面に設けられた光源と、前記導光板に形成された三角柱状の反射凹部よりなり、前記三角柱状の反射凹部は光源からの入射光を光出射面に向けて略直角反射させる1個の反射面と、光源からの入射光を略透過させる3個の透過面とを有し、前記反射凹部は反射面を光源からの入射光に向けて所定のパターンを形成するように配設されていることを特徴とする。
前記反射面の傾斜角は、35〜55度であることを特徴とする。
また、前記導光板の複数の側面に各々光源が設けられ、複数の反射凹部が各光源からの入射光に向けて各々配設されていることを特徴とする。
また、前記導光板の複数の側面に各々設けられた光源は、各々発光色の異なる光源であることを特徴とする。
つまり、本発明によれば、前記導光板に設ける各側面に対応する複数の三角柱状を所定のパターンを形成するように配置して、任意の側面光源を選択的に発光することで、
各側面光源に対応した所定パターンを導光板の表面に表示する、薄型で表示パターン毎に色彩選択も自由な表示装置を提供できる。
また、前記導光板の少なくとも3側面に3個の光源が設けられ、この3個の光源は赤色、緑色、青色であることを特徴とする。
また、前記導光板は四角形であることを特徴とする。
つまり、本発明によれば、前記導光板に設ける各側面の光源を光の3原色とし、各光源を切り換えることで、前記導光板の表面に異なる色調の光を出射できる面光源の光学装置、あるいは、その光学装置を用いた表示装置を提供できる。
また、前記導光板の下面側に光吸収性のシート部材を配設したことを特徴とする。
つまり、本発明によれば、前記導光板下面側に配置した光吸収性のシート部材により、導光板の下面から出射された光は吸収されるため、表示パターンを鮮明に浮き立たせる表示装置を提供できる。
以上に述べたように、本発明によれば、四角あるいは多角形の導光板の各側面に各々対応する複数の三角柱状の反射凹部を配置してあり、この三角柱状の反射凹部は、対応している側面からの入射光のみ略直角に反射する。従って、この導光板の各側面の光源を選択することで、任意の側面光源の光を導光板の表面から出射する薄型で色彩選択が自由な光学装置、あるいは、その光学装置を用いた表示装置を提供できる。
本発明の光学装置、および、その光学装置を用いた表示装置の基本的な構造を図面にもとづき説明する。本発明の最も特徴的な構造は、導光板の各辺の光源に対向して三角柱状の反射凹部を配置したことにある。
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は本発明による光学装置を構成する光学素子である導光板の外観を示す斜視図である。図2は図1のAA部の部分拡大斜視図である。
図1および図2において、10は導光板、11は基板、12は第1の反射凹部、13は第2の反射凹部、14は第3の反射凹部、15は第4の反射凹部である。16a、16b、16c、16dは各反射凹部12、13、14、15に対応した光入射面で、符号A、B、C、Dは各光入射面16a、16b、16c、16dからの入射光である。
図1において、四角い導光板10は、樹脂製の透明な基板11の下面側から複数個の三角柱状反射凹部12、13、14、15が形成してある。つまり、反射凹部12、13、14、15は基板11の下面側に形成した三角柱状の空間である。入射光A、B、C、Dは基板11の側面に設けた入射面16a、16b、16c、16dからの入射光であって、後述するように、対応する反射凹部12、13、14、15の反射により、基板11の上面側、つまり、出射面に対して、略直角方向に出射する。
次に、図2に基づいて、反射凹部12、13、14、15の詳細形状を説明する。
反射凹部12、13、14、15のそれぞれの三角柱状空間の傾斜面は、各入射光A、B、C、Dの入射方向にそれぞれ対向している。前記三角柱の他の面は基板11の上下面に対して直角である。後述するが、第1の反射凹部12は入射光Aのみを基板11の上面側から出射し、同様に、第2の反射凹部13は入射光Bのみを、第3の反射凹部14は入射光Cのみを、第4の反射凹部15は入射光Dのみを基板11の上面側から出射するのである。
次に、各反射凹部12、13、14、15が入射光A、B、C、Dに対応して、それぞれ基板11の上面側から出射する様子を図面にもとづいて説明する。
図3は各反射凹部の光路を示す斜視図である。
図3(a)は、第1の反射凹部12を示す。図3(a)において、12aは反射凹部12の傾斜面で、入射光Aに対向している。12bおよび12cは反射凹部12の側面である。12dは反射凹部12の背面である。反射凹部12の傾斜面12aに対向した入射光Aは、後述するように、傾斜面12aで全反射し、Eが出射方向である。
同様に、図3(b)は、第2の反射凹部13で、Bが入射方向であり、Eが出射方向である。13aは反射凹部13の傾斜面である。図3(c)は、第3の反射凹部14で、Cが入射方向であり、Eが出射方向である。14aは反射凹部14の傾斜面である。図3(d)は、第4の反射凹部15で、Dが入射方向であり、Eが出射方向である。15aは反射凹部15の傾斜面である。各反射凹部13、14、15は反射凹部12に対して90度ずつ向きが異なり、符号は付与していないが、反射凹部13、14、15にも第1の反射凹部12と同様に、側面および背面がある。
各反射凹部12、13、14、15の傾斜面12a、13a、14a、15aの角度は、図1、図2で示した基板11の上下面に対して45度であり、他の面は直角をなす三角形の形状である。この傾斜面12a、13a、14a、15aに対応する各入射光A、B、C、Dが正面入射光である。つまり、基板11の側面16a、16b、16c、16dからの各入射光A、B、C、Dの各反射凹部12、13、14、15に対する正面入射光の入射角度θ1は45度となる。従って、後述するように、正面入射光は全てこの傾斜面で全反射して、基板11の上面方向Eに出射する。
引き続き図3(a)に示す第1の反射凹部12にもとづいて入射光の光路の詳細を説明する。
まず、図3(a)の第1の反射凹部12において、入射面16aからの入射光Aは透明樹脂製の基板11内を直進し、第1の反射凹部12の45度の傾斜面12aに突き当たる。すなわち、入射光Aの第1の反射凹部12への入射角度は45度である。第1の反射凹部12は空洞であり、透明樹脂製の基板11より屈折率が低い。おおよその屈折率は、透明樹脂の屈折率が約1.5、反射凹部の空洞(ここでは空気)の屈折率は約1である。
ここで、スネルの法則により、光が屈折率n1とn2の異なる境界平面に入射した場合の入射角度θ1と出射角度θ2の関係は、
n1・sinθ1=n2・sinθ2
また、光が屈折率の高い物質から屈折率の低い物質へ伝播するとき、入射角によって透過する場合と全反射する場合があり、臨界角度以上の入射光は全反射する。全反射時の出射角度は90度であるから、
n1≒1.5、n2≒1、θ2=90度を代入すると、
1.5×sinθ1=1×sin90 から、 θ1≒41.8 である。
すなわち、臨界角度は、約42度である。
この結果、入射光Aの第1の反射凹部12への入射角45度は臨界角度42度以上であるから、入射光Aは第1の反射凹部12の傾斜面12aで入射角度と等しい角度で全反射する。つまり、基板11の側面から水平に入射した入射光Aは、反射凹部12の傾斜面12aで90度の反射角度となり、基板11の平面上の垂直方向E、つまり、導光板10の光出射面に対して直角に出射するのである。
同様に、図3(b)第2の反射凹部13において、入射光Bは反射凹部13の傾斜面13aで全反射し、図3(c)第3の反射凹部14において、入射光Cは反射凹部14の傾斜面14aで全反射し、図3(d)第4の反射凹部15において、入射光Dは反射凹部15の傾斜面15aで全反射し、いずれも導光板10の光出射面に対して直角に出射するのである。
次に、上述した各反射凹部12、13、14、15の45度に傾斜した傾斜面以外の角度からの入射光の光路を説明する。
図4は反射凹部の詳細形状を示す斜視図である。
図4において、図4(a)は、第1の反射凹部12に対する入射光BおよびD、つまり反射凹部12の側面12bおよび12cに対する側面入射光の光路を示す。この側面12bおよび12cは、基板11の平面に対して、略垂直であり、70〜110度の範囲に設定されて形成されている。従って、入射光BおよびDは反射凹部12を直進して突き抜け、一部は反射して元の光路を辿る。
以下同様に、第2の反射凹部13の側面入射光A、C、あるいは、第3の反射凹部14の側面入射光B、D、あるいは、第4の反射凹部15の側面入射光C、Aは、各反射凹部13、あるいは、14、あるいは、15を直進して突き抜け、一部は反射して元の光路を辿る。
次に、図4において、図4(b)は第1の反射凹部12に対する入射光Cの光路を示す。入射光Cは反射凹部12の傾斜面12aに対して入射光Aと逆な方向、つまり、背面12dからの背面入射光である。この反射凹部12の背面12dへの入射面は、基板11の平面に対して垂直である。従って、入射光Cは、一部は反射して元の光路を辿るが、大部分は反射凹部12を突き抜ける。しかし、入射光Cは、反射凹部12の傾斜面12aに突き当たり、再び樹脂製基板11に入射する。ここで反射凹部12の空間と樹脂製基板11の屈折率の違いにより光路は屈折する。
つまり、ここでは、屈折率の少ない反射凹部12から屈折率の高い樹脂製基板11に入射した光路の屈折となる。前出のスネルの法則により、
n1sinθ1=n2sinθ2
ここでは、n1≒1、n2≒1.5であり、θ1=45度であるから、
1×sin45=1.5×sinθ2 から、 θ2≒28.1 である。
すなわち、入射光Cが反射凹部12の傾斜面12aにおける屈折角度は約28度である。
つまり、図4(b)に示した第1の反射凹部12に対する入射光C、すなわち、背面入射光の入射角度は45度で、屈折後の出射光E’の出射角度は約28度となる。
以下同様に、反射凹部13、14、15の各傾斜面13a、14a、15aに対して、B、C、Dと逆な方向からの背面入射光、つまり、第2の反射凹部13に対しては入射光D、第3の反射凹部14に対しては入射光A、第4の反射凹部15に対しては入射光Bの各出射角度は約28度となる。
次に、この図4(b)に示した、第1の反射凹部12の背面入射光Cの基板11内光路を図5にもとづいて詳細に説明する。
図5は背面入射光Cの光路を示す断面図である。
図5において、入射光Cは第1の反射凹部12に対する背面入射光である。背面入射光Cは、反射凹部12の傾斜面12aで屈折する。前述のように、このときの傾斜面に対する入射角度θ1は45度である。そして、屈折した出射光E’の出射角度θ2は約28度である。従って、屈折後の出射光E’の光路は幾何学的に、基板11の上面に対する入射角度θ3が約73度となり、前出の臨界角度約42度より大きいので、基板11上面の符号24で示す点で全反射する。
基板11は、上面と下面が平行な透明基板であるから、反射凹部12aを屈折透過した背面入射光Cは、基板11の上下面で全反射を繰り返し、基板11の端部より出ていく。
他の反射凹部13、14、15に関しても、これら正面入射光、側面入射光、背面入射光の光路は同様な経路を描く。つまり、三角柱状の反射凹部は、導光板の光入射面に向けて傾斜した1個の反射面と、3個の透過面を有している。
なお、図5において、23は導光板10の下面に配設した光吸収性シートであり、背面入射光をはじめ、基板11の下面から出射した光を吸収し、導光板10の上面に出射する正面入射光以外の不要な光をカットして、表示パターンのS/Nを向上する。
次に、本発明による導光板10の要である反射凹部の特性について第1の反射凹部12を代表例に測定結果を説明する。
図6は特性測定の定義を説明する反射凹部の形状断面図である。
図6において、12eは反射凹部12の内部空間である。導光板10の基板11に設けた反射凹部12の正面入射光Aは、基板11と反射凹部12の内部空間12eとの屈折率が異なるため、この反射凹部12の傾斜面12aで全反射して出射光Eとして基板11上面から導光板10の表面に出ていく。このときの、反射凹部12の傾斜面12aの傾きを反射面傾斜角度α、出射光Eの基板11に対する垂線からのブレ角度を出射方向βとする。
図7は反射面傾斜角度に対する出射方向特性図である。図7において、反射面傾斜角度αに対する出射方向のβ特性、つまり、出射光の正規期待方向に対するブレ角度の特性を示す。31は測定データの一例である。
図8は反射面傾斜角度に対する正面強度特性図である。図8において、反射面傾斜角度αに対する反射光Eの正面強度である。正面強度は、入射光の輝度と反射光Eの正面輝度の比を示す。32は測定データの一例である。
反射凹部は形状的に小さいため、測定精度は高くはないが、この反射凹部の特性では、反射面傾斜角度αが35〜55度が実用範囲であり、製造上も特に問題の無い値である。
以上に述べたように、本発明による導光板は、樹脂製の透明な基板の下面に複数の三角柱状の反射凹部を各側面からの入射光に対応するように配置してあり、この三角柱状の各反射凹部は、対応している側面の入射光のみ略直角に反射するので、側面の光源色を異ならせ、選択的に発光することで、導光板上に異なる色彩を表示する薄型の光学装置を提供できる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図9は本発明による表示装置の外観斜視図である。
図9(a)は本発明による表示装置全体の外観斜視図である。図9(b)は第1の表示状態を示す表示装置の外観斜視図である。図9(c)は第2の表示状態を示す表示装置の外観斜視図である。
図9(a)〜(c)において、40は表示装置である。41は樹脂製の基板であって、複数個の三角柱状の反射凹部で表示パターン42、43、44を形成してある。本実施形態の表示パターンは、簡単な記号を用いて説明しているが、使用する用途に応じて任意に設定でき、文字や絵などの表示も可能である。
第1の表示パターン42(ここでは円形)は、図1〜3において説明した第1の反射凹部12と同じ向きの複数個の三角柱状の反射凹部で形成してある。第2の表示パターン43(ここでは三角形)は、同様に、第2の反射凹部13と同じ向きの複数個の三角柱状の反射凹部で形成してある。第3の表示パターン44(ここでは四角形)は、同様に、第3の反射凹部14と同じ向きの複数個の三角柱状の反射凹部で形成してある。
46aは第1の光源であって、ここでは赤色LED、46bは第2の光源であって、ここでは青色LED、46cは第3の光源であって、ここでは青色LEDである。
つまり、第1の表示パターン42に対応する正面入射光源は赤色LED46aであり、第2の表示パターン43に対応する正面入射光源は緑色LED46bであり、第3の表示パターン44に対応する正面入射光源は青色LED46cである。
図9(b)は第1の光源46aを点灯した第1の表示状態であって、第1の表示パターン42が赤色に表示される。図9(c)は第2の光源46bを点灯した第2の表示状態であって、第2の表示パターン43が緑色に表示される。同様に、第3の光源46cを点灯すれば、第3の表示パターン44が青色に表示される。
すなわち、第1の表示状態では、第1の光源46aを発光することで、光源46aからの入射光Aが第1の表示パターン42で全反射して、基板41の正面に特定のパターン形状の円形が第1の光源色で表示される。第2の表示状態では、第2の光源46bを発光することで、光源46bからの入射光Bが第2の表示パターン43で全反射して、基板41の正面に特定のパターン形状の三角形が第2の光源色で表示される。
また、光源46bからの入射光Bは第1の表示パターン42に対して側面入射光であり、光源46aからの入射光Aも第2の表示パターン43に対して側面入射光であるから、第1の表示状態、あるいは、第2の表示状態で他方のパターン形状が表示されることはない。同様に、光源46cからの入射光も第1の表示パターン42あるいは第2の表示パターン43に対して側面入射光、あるいは、背面入射光であるから、第1の表示パターン、あるいは、第2の表示パターンなど正規の表示に支障をきたすことは無い。
以上に述べたように、本発明による表示装置は、樹脂製の透明な基板の下面に複数の三角柱状の反射凹部を基板に並べて特定のパターン形状を形成し、各側面からの正面入射光に対応するように配置してあるので、各側面の光源を選択的に発光することで、導光板上に異なるパターン形状を表示する薄型の表示装置を提供できる。
以上、本発明による光学装置、および、その光学装置を用いた表示装置は、四角い導光板の形状にもとづいて説明したが、導光板を形成する透明基板は四角形に限らず、三角形、あるいは、四角形以上の多角形でも差し支えなく、それぞれの辺に対応する光源と、この光源に正対する三角柱状の反射凹部を透明基板に形成すれば良い。
また、上記の実施形態では、発光色の異なるLEDを用いて各パターンの表示を行っていたが、同一の発光色の光源を用いても構わない。
また、本発明の光学装置は、操作モードによってボタンの機能が変更する、例えば、携帯電話の操作パネルに配置して、操作モードにあわせてボタン部の表示を変更するようにすることもできる。また、各種の看板などの表示パネルにも適応できる。
本発明による光学装置を構成する導光板の外観を示す斜視図である。 図1のAA部の部分拡大斜視図である。 各反射凹部の光路を示す斜視図である。 反射凹部の詳細形状を示す斜視図である。 背面入射光Cの光路を示す断面図である。 特性測定の定義を説明する反射凹部の形状断面図である。 反射面傾斜角度に対する出射方向特性図である。 反射面傾斜角度に対する正面強度特性図である。 本発明による表示装置の外観斜視図である。 従来の表示装置の斜視図である。
符号の説明
10 導光板
11 基板
12、13、14、15 反射凹部
16a、16b、16c、16d 光入射面
12a、13a、14a、15a 傾斜面
12b、12c 側面
12d 背面
23 光吸収性シート
40 表示装置
41 基板
42、43、44 表示パターン
46a、46b、46c LED

Claims (12)

  1. 側面を光入射面とし、上面を光出射面とする多角形の導光板と、前記導光板に形成された三角柱状の反射凹部よりなり、前記三角柱状の反射凹部は前記導光板の光入射面からの入射光を光出射面に対して略直角反射させる1個の反射面と、光入射面からの入射光を略透過させる3個の透過面とを有し、前記反射凹部は前記反射面を前記導光板の光入射面に向けて配設されていることを特徴とする光学装置。
  2. 前記導光板の光入射面に向けて複数の反射凹部が、所定のパターンを形成するように配設されていることを特徴とする請求項1記載の光学装置。
  3. 前記反射面の傾斜角は、35〜55度であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学装置。
  4. 前記多角形の導光板の複数側面を各々光入射面とし、各々の光入射面に対応して前記反射凹部が配設されていることを特徴とする請求項1乃至3項のうち何れか1項に記載の光学装置。
  5. 前記導光板は四角形であることを特徴とする請求項1乃至4項のうち何れか1項に記載の光学装置。
  6. 側面を光入射面とし、上面を光出射面とする多角形の導光板と、該導光板の側面に設けられた光源と、前記導光板に形成された三角柱状の反射凹部よりなり、前記三角柱状の反射凹部は光源からの入射光を光出射面に向けて略直角反射させる1個の反射面と、光源からの入射光を略透過させる3個の透過面とを有し、前記反射凹部は反射面を前記光源からの入射光に向けて所定のパターンを形成するように配設されていることを特徴とする表示装置。
  7. 前記反射面の傾斜角は、35〜55度であることを特徴とする請求項6に記載の光学装置。
  8. 前記導光板の複数の側面に各々光源が設けられ、複数の反射凹部が各光源からの入射光に向けて各々配設されていることを特徴とする請求項6または7に記載の表示装置。
  9. 前記導光板の複数の側面に各々設けられた光源は、各々発光色の異なる光源であることを特徴とする請求項8記載の表示装置。
  10. 前記導光板の少なくとも3側面に3個の光源が設けられ、前記3個の光源は赤色、緑色、青色であることを特徴とする請求項9記載の光学装置。
  11. 前記導光板は四角形であることを特徴とする請求項6乃至10項のうち何れか1項に記載の表示装置。
  12. 前記導光板の下面側に光吸収性のシート部材を配設したことを特徴とする請求項6乃至11項のうち何れか1項に記載の表示装置。
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