JP5287084B2 - 面発光装置及び表示装置 - Google Patents
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Description
このようなバックライト装置では、導光板71の傾斜反射面71bに反射ドット76を有するくさび型の導光板71に光源72からの光を導入することにより視聴者側へ高い均斉度で射出することができるほか、薄型化に優れている。
このようなバックライト装置では、光源82から射出された光が拡散板84を介して拡散することで大型ディスプレイ装置においても視聴者側へ高い均斉度と高輝度の面光源を提供することができる。
すなわち、光源の部分と光源間に位置する部分に生じる輝度差(以後、輝度ムラと記す)は液晶パネルと光源の間に拡散板を備えることで高い均斉度を得ていたが、光源の本数が削減されるにともない、光源間の距離が大きくなったため、現状の拡散板のみでは輝度ムラを抑え、高い均斉度を得ることができない。
その要因として、直下型バックライト装置では、図3に示すように、光源82の真上に位置する拡散板84の部分には、光源82から射出された光線L1が直接入射され、さらに反射板83による反射光線L2でかなりの輝度を得ることができるが、拡散板84のそれ以外の場所(光源の真上部分でない部分)には、反射板などで反射された反射光線L2が主に入射されるのみで、拡散板84に入射されたそれらの光を拡散しても、発光面上の光源の真上部分の輝度が高く、光源の真上部分から外れた部分の輝度は低くなり、その結果、輝度ムラが発生し、発光面の輝度を均一にすることができない。
請求項3の発明は、請求項2記載の面発光装置において、前記複数の発光体からなる点光源の各発光体の発光色が互いに異なることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至4の何れか1項記載の面発光装置において、前記光射出面に、該光射出面から射出される光を拡散する拡散層が設けられていることを特徴とする。
以下、本発明にかかる面発光装置及びこれを用いた液晶表示装置の実施の形態について図5〜図10を参照して詳細に説明する。なお、図に示す各部位の縮尺または比率は実際とは一致しない。また、本発明にかかる面発光装置は、図示する構造のものに限定されるものではない。
図5は本発明にかかる面発光装置及びこれを用いた液晶表示装置の一例を示す概略断面図、図6は本発明の実施の形態における面発光装置の概略平面図、図7は本発明の一実施の形態における光源と導光体の詳細を示す拡大断面図、図8は本実施の形態における光源の導光体への支持構造の一例を示す要部の斜視図、図9は本実施の形態における拡散板の導光体への支持構造の一例を示す要部の斜視図、図10は本実施の形態における面発光装置の導光体内での光路を示す説明図、図11は本実施の形態における面発光装置の導光体内での光路の他の例を示す説明図、図12は本実施の形態における面発光装置の導光体内での光路の更に他の例を示す説明図である。
面発光装置30は、図5に示すように、光源2、反射板8、拡散板9、導光体11を備えて構成される。
また、光源2の光を拡散板9に導くために、光源2と対向する導光体11の側面を光入射面11aとし、導光体11の厚さ方向の両端に位置する2つの端面のうちの一方の端面を光射出面11bとする。そして、導光体11には、光源2から光入射面11aを通して導光体11内に進入した光を光射出面11bから射出させる反射面12が導光体11の延在方向Yである長さ方向に互いに間隔をおいて複数形成されている。さらに、この各反射面12は直線状光源2と平行する導光体11の全長に亘り光源2の長手方向と平行になるように構成されている。
光源2と、この光源2ごとに設けられた各導光体11は単位面発光素体を構成し、この単位面発光素体を複数、図6に示すように、それぞれの光射出面11bが同一平面上に位置するようにして一次元方向に配置することで、液晶表示パネル10に適合する表面積の面光源を構成するようになっている。
また、反射面12の光射出面11bに対する傾斜角度θは、30°以上60°未満の範囲に設定されている。特に反射面12の傾斜角度θが45°である場合、この反射面12に到達する光は光射出面11b側へ全反射されることになり、最も好ましい。
また、光源2の両端は、図8に示すように、支持部22を介して導光体11に支持されている。
また、光源2の長手方向に沿う導光体11の長手方向における光射出面11bの両端には、図9に示すように、支持部23が突設され、この支持部23により拡散板9が導光体11に支持されるように構成されている。
また、本実施の形態における導光体11は、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)で成形されているが、この材料に限定されるものではなく、全光線透過率の高い他の材質を選択することができる。例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリルスチレン(AS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、メタクリルスチレン(MS)、またはガラスなどが挙げられる。
また、図10に示すように、導光体11内を光路18bで進行する光は、2列目の反射面12bで光射出面11bに向け全反射され、光射出面11bから照明光L13として射出される。
さらに、光源2の上面側領域から上方に向け射出された光L4は、図10に示すように、図5に示す拡散板9に向けて射出される。また、光源2の下面がわ領域から下方に向け射出された光L5は、図10に示すように、図5に示す反射板8に向けて射出され、反射板8により導光体11の光射出面11bと反対の面に向け反射される。
このようにして、拡散板9は、各光源2から射出された光、および導光体11の各反射面12により反射された光を拡散し輝度ムラのない均斉度の高い面光源として液晶表示パネル10に供給する。
また、図10に示すように、導光板11の光射出面11bは、隣り合う光源2の外周上面を結んだラインX−Yを少し超えて配置されている。これにより、光源2からの光を効率的に導光板11に入射させることができ、導光板11の光射出面11bからより強い輝度の光が出射されるようになる。
また、このような導光体11の光射出面11bから射出した一定の輝度(入射された光に応じた輝度)の光が拡散板9で拡散されることにより、光源の数を削減できるとともに少ない数の光源でも輝度ムラのない均斉度の高い面光源を得ることができる。
さらに、白色膜等の吸収をともなう乱反射ではなく、導光体11と空間13との界面である反射面12での全反射を利用しているため光の減衰がなく、輝度を損なうことがない。
図13により、本発明の面発光装置に使用される導光体の他の例について説明する。
本実施の形態に示す導光体は、直線状光源2の径より大きい厚さと、直線状光源2より長い長さと、一定の幅を有する短冊状の導光体11A、11Bを用いて行う。
導光体11Aは、導光体11Aの幅方向の一方の側面に光源2の側面に対向して形成された光入射面11aと、導光体11Aの厚さ方向と直交する一方の面に形成された光射出面11bとを有し、さらに、導光体11Aの幅方向の光入射面11aと反対の側面に、光源2から光入射面11aを通して導入される光を光射出面11bに向け全反射させる傾斜反射面12cが形成されている。
導光体11Bは、導光体11Bの幅方向の一方の側面に導光体11Aの傾斜反射面12cと同一角度で規制された接合傾斜面11cと、導光体11Bの厚さ方向と直交する一方の面に形成された光射出面11dとを有し、さらに、導光体11Bの幅方向の接合傾斜面11cと反対の側面に、光源2から導光体11Aを通して導入される光を光射出面11dに向け全反射させる傾斜反射面12dを形成されている。
このように成型された導光体11Aと11Bは、導光体11Aの傾斜反射面12cに導光体11Bの接合傾斜面11cが近接もしくは接するように、かつ光射出面11bと光射出面11dとが同一平面上に位置するようにして導光体の幅方向に配列される。そして、このように配列された導光体11Aと11Bは、光源2を挟んで光源2の左右両側に左右対称に配設されている。
このような実施の形態4に示す導光体を用いた面発光装置においても、上記実施の形態1に示す場合と同様な効果が得られる。
図14により、本発明の面発光装置に使用される導光体の更に他の例について説明する。
本実施の形態に示す導光体は、直線状光源2の径より大きい厚さと、直線状光源2より長い長さと、一定の幅を有する導光部材から構成される。
導光体11は、図14に示すように、厚さ方向に縦断面形状が直角二等辺三角形を呈しており、この導光体11の互いに直角な幅方向の側面に高原2の側面と対向して形成された光入射面11eと、導光体11の互いに直角な厚さ方向と直交する面に形成された光射出面11fとを有し、さらに、導光体11の直角二等辺三角形の傾斜面に相当する面に、光源2から光入射面11eを通して導入される光を光射出面11fに向け全反射させる反射面12eが形成されている。
このように成型された導光体11は、光射出面11fが同一平面上に位置するようにして導光体11の幅方向に複数、例えば5個配列される。そして、このように配列された導光体11は、光源2を挟んで光源2の左右両側に左右対称に配設されている。
このような実施の形態3に示す導光体を用いた面発光装置においても、上記実施の形態1に示す場合と同様な効果が得られる。
図15により、本発明の面発光装置に使用される導光体の更に他の例について説明する。
本実施の形態に示す導光体は、直線状光源2の径より大きい厚さと、直線状光源2より長い長さと、直線状光源2を中心にして光源2から離間する方向に延在する一定の幅を有する平板状の導光体11から構成される。
導光体11は、図15に示すように、導光体11の幅方向の一方の側面に光源2の側面に対向して形成された光入射面11gと、導光体11の厚さ方向と直交する一方の面に系形成された光射出面11hとを有し、さらに、導光体11の内部には2つの四角形状の空間16a,16bが導光体11の幅方向に延在して形成されている。そして、空間16aと16bとの間を区画する隔壁111は、光射出面11hに対して30°未満乃至60°未満の範囲の傾斜角度θに設定されている。
また、隔壁111の光入射面11gと対向する面には、光源2から光入射面11aを通して空間16aに導入される光を光射出面11hに向け全反射させる反射面12fが形成されている。さらに、導光体11の幅方向の光入射面11aと反対の側面と対向する空間16bの内面には、光源2から光入射面11a、空間16a及び隔壁111を通して空間16bに導入される光を光射出面11hに向け全反射させる反射面12gが形成されている。
このように成型された導光体11は、光射出面11hが同一平面上に位置するようにして光源2を挟んで光源2の左右両側に左右対称に配設されている。
このような実施の形態に示す導光体を用いた面発光装置においても、上記実施の形態1に示す場合と同様な効果が得られる。
図16により、本発明の面発光装置に使用される導光体の更に他の例について説明する。
本実施の形態に示す導光体は、直線状光源2の径より大きい厚さと、直線状光源2より長い長さと、直線状光源2を中心にして光源2から離間する方向に延在する一定の幅を有する平板状の導光体11から構成される。
図16(A)に示す導光体11は、導光体11の幅方向の一方の側面に光源2の側面に対向して形成された光入射面11iと、導光体11の厚さ方向と直交する一方の面に形成された光射出面11jとを有している。さらに、導光体11の幅方向の中間箇所には、直角三角形の断面形状を呈する空間17が直線状光源2の長手方向に沿い延在して形成されている。そして、空間17と導光体11との境である傾斜界面が、光源2から光入射面11iを通して導入された光を光射出面11jに向け全反射させる反射面12hとして構成される。さらに、導光体11の幅方向の光入射面11iと反対の側面には、光源2から光入射面11iを通して導光体11に導入された光を光射出面11jに向け全反射させる反射面12iが形成されている。
このように成型された導光体11は、光射出面11iが同一平面上に位置するようにして光源2を挟んで光源2の左右両側に左右対称に配設されている。
このような実施の形態5に示す導光体を有する面発光装置においても、上記実施の形態1に示す場合と同様な効果が得られる。
また、導光体11の光射出面11lと反対の面に対応する直角三角形状の空間171の底辺には連結部113が設けられている。また、空間171の反射面12jとの頂角部分114は光射出面11lに達する構造になっている。
このように成型された導光体11は、光射出面11lが同一平面上に位置するようにして光源2を挟んで光源2の左右両側に左右対称に配設されている。
このような実施の形態に示す導光体を用いた面発光装置においても、上記実施の形態1に示す場合と同様な効果が得られる。
また、導光体11の光射出面11lと反対の面に対応する直角三角形状の空間171の底辺には連結部115が設けられている。さらに、空間172の反射面12lとの頂角部分には連結部116が設けられている。
このように成型された導光体11は、光射出面11nが同一平面上に位置するようにして光源2を挟んで光源2の左右両側に左右対称に配設されている。
このような実施の形態に示す導光体を用いた面発光装置においても、上記実施の形態1に示す場合と同様な効果が得られる。
図17により、本発明の面発光装置に使用される導光体の更に他の例について説明する。
本実施の形態に示す導光体は、直線状光源2の径より大きい厚さと、直線状光源2より長い長さと、直線状光源2を中心にして光源2から離間する方向に延在する一定の幅を有する平板状の導光体11から構成される。
図17(A)に示す導光体11において、上記図5に示した構成要素と同一の構成要素には同一符号を付してその構成説明を省略し、図5と異なる部分を重点に説明する。
図17(A)において、図5と異なる点は、光射出面11bの反射面12と対向する箇所に片寄らせて、該光射出面11bから射出される光を拡散して射出する拡散層19を設けたところにある。
拡散層19は、導光体11の光射出面11bから射出される光を拡散することで、射出される光の配向分布などの光の性質を加工するものであり、この機能は光透過性の基材191の表面にランダムな凹凸部192を形成したり、もしくは基材191の表面にビーズをバインダによりコーティングしたものなどで構成することで発揮される。
図17(B)において、図5と異なる点は、光射出面11bの反射面12と対向する箇所に片寄らせて、該光射出面11bから射出される光を拡散して射出する凹レンズ21を設けたところにある。
凹レンズ21は、導光体11の光射出面11bから射出される光を拡散することで、射出される光の配向分布などの光の性質を加工するものである。
図17(C)において、図5と異なる点は、光射出面11bの反射面12と対向する箇所に片寄らせて、該光射出面11bから射出される光を集光して射出する凸レンズ22を設けたところにある。
凹レンズ22は、導光体11の光射出面11bから射出される光を集光することで、射出される光の配向分布などの光の性質を加工するものである。
次に、本発明にかかる面発光装置の他の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図18は点光源を用いた面発光装置の平面図、図19は図18のA−A線に沿う拡大断面図である。
本実施の形態における面発光装置30は、図18に示すように、複数の単位面発光素体301を二次元方向にマトリクス状に配列することで構成される。
単位面発光素体301は、図18及び図19に示すように、1つの点光源302と、この光源2を中心にして当該光源2から四方に向け離間する方向に沿い平板状に延在して配置された、厚さを有する方形板状の導光体303とを備える。
導光体303の中心部には点光源302が挿入される貫通穴304が導光体303の厚さ方向に貫通して形成されている。そして、光源302の光を導光体303内に導入し射出させるために貫通穴304の内壁面を光入射面303aとし、導光体303の厚さ方向の両端に位置する2つの平面のうちの一方の平面を光射出面303bとする。
また、導光体303には、図18及び図19に示すように、点光源302から光入射面303aを通して導光体303内に進入した光を光射出面303bから射出させる反射面305が矢印Y1、Y2で示す導光体303の延在方向に互いに間隔をおいて複数、例えば2段に形成されている。この各反射面305は点光源302を取り巻くように方形状を呈し、かつ同心状に配列されている。
反射面305は、図19に示すように、導光体303の厚さ方向の断面が直角二等辺三角形状を呈する空間306と、導光体303との境に位置する傾斜した界面で構成される。また、点光源302及び導光体303は、反射板を兼ねた基板307上に支持されている。
また、図18及び図19に示す点光源を用いた面発光装置の構成を、次のように言い表すことができる。
単位面発光素体は、点光源302と、前記点光源を中心にして該点光源から離間する方向に平板状に延在することで平面視方形を呈するとともに均一の厚さを有する第1導光部及び前記第1導光部の外周を取り巻くようにして配置され、かつ前記第1導光部から離間する方向に平板状に延在することで平面視方形の枠状を呈するとともに前記第1導光部と同一の厚さを有する第2導光部からなる導光体とを備える。
前記第1導光部の中心部に前記点光源302が挿入される貫通穴304を形成して該貫通穴304の内壁面を光入射面303aとしている。
前記第1導光部の厚さ方向の両端に位置する前記平面視方形の2つの平面のうちの一方の平面は光射出面303bとされる。
前記第1導光部の前記平面視方形の前記一方の面の4辺と前記他方の面の4辺どうしを接続する4つの端面は、前記一方の面及び前記他方の面に対して前記基板307の前記反射面に向くように傾斜している。
前記第1導光部の前記4つの端面は、前記点光源302から前記光入射面303aを通して前記第1導光部内に進入した光を前記第1導光部の前記光射出面303bから射出させる第1反射面305として形成されている。
前記第1導光部の前記一方の平面と同一面上に位置する前記第2導光部の厚さ方向の両端に位置する前記平面視方形の2つの平面のうちの一方の平面は光射出面303bとされる。
前記第2導光部は、前記平面視方形の枠状の前記一方の面の内側の各4辺と前記他方の面の内側の各4辺どうしを接続する4つの内側端面と、前記平面視方形の枠状の前記一方の面の外側の各4辺と前記他方の面の外側の各4辺どうしを接続する4つの外側端面とを有している。
前記4つの内側端面は前記点光源302から前記第1導光部を透過してくる光の光入射面として形成されている。
前記第1導光部の4つの外側端面は、前記基板307の前記反射面に向くように傾斜しているとともに前記点光源203から前記第1導光部を通して前記第2導光部の前記光入射面から該第2導光部内に進入した光を前記第2導光部の前記光射出面303bから射出させる第2反射面305として形成されている。
前記第1導光部の4つの外側端面は、前記基板307の前記反射面に向くように傾斜しているとともに前記点光源302から前記第1導光部を通して前記第2導光部内に進入した光を前記第2導光部の前記光射出面303bから射出させる第2反射面305として形成されている。
前記第1反射面305と該第1反射面305と対向する前記基板307の前記反射面と前記4つの内側端面とで形成される空間306及び前記第2反射面305と該第2反射面305と対向する前記基板307の前記反射面と前記第2反射面305に隣接して配置される前記単位面発光素体の第2反射面とで形成される空間306に空気が充填されている。
図20(A)に示す点光源は、携帯電話などのモバイル機器に用いられるもので、支持部材47に実装された青色に発光する青色LED素子50を、内面を黄色に発光する蛍光体51で塗工したLED用レンズ53で覆い、擬似白色に発光する方式の白色LED46である。
この方式では、単色のLED素子を蛍光体で覆うだけで擬似白色発光が実現できる利点ある。また、本発明に用いる点光源としては、上述する構成のものに限らず、一つの単色LED素子を少なくとも1種類以上の蛍光体で覆った構造のものであってもよい。
この場合、図22(B)のように赤色LED54、緑色LED55、青色LED56を一個ずつ、三角錐状支持部材47の各傾斜面にそれぞれ実装し組み合わせることで点光源ユニットとして構成してもよい。
また、図22(C)のように、光出力が弱い色、例えば、緑色LED55を四角錐状支持部材47の各傾斜面にそれぞれ実装し組み合わせることで点光源ユニットとして構成してもよい。
また、上述の点光源ユニットを形成する場合、LEDの数は限定されない。また、上述の点光源ユニットを配置する場合、隣接する点光源ユニット同士では、隣接するLEDの発光する色は異なることが好ましい。その理由は、隣接するLEDの発光する色を同じにした場合、隣接するLEDの発光する色の強度が強くなり、観察者側から色ムラとして視認されためである。
図24〜図26は複数の点光源もしくは点光源ユニットの配置態様を模式的に示す平面図である。
図24に示すように、複数の点光源もしくは点光源ユニットを配置する第1の配置態様としては、直下型バックライト装置(面発光装置)の縦方向および横方向に沿って、複数の点光源もしくは点光源ユニット200を一定の間隔で配置した構成とすることができる。
また、第2の配置態様としては、図25に示すように、図24に示すポイントP1〜P4における点光源もしくは点光源ユニットを取り除いたような構成、すなわち、四角形の四頂点に位置するそれぞれに点光源もしくは点光源ユニット200を配置し、さらに、この矩形の対角線の交点P5に点光源もしくは点光源ユニット200を配置したような構成とすることができる。
さらに、第3の配置態様としては、図26に示すように、正六角形が連続して形成されたハニカム構造の各頂点に位置するそれぞれに点光源もしく点光源ユニット200をそれぞれ配置したような構成とすることができる。
本発明において、隣接する点光源ユニットの中心間の距離は、15mm〜150mmであることが好ましく、20mm〜100mmであることがより好ましい。上述の距離を上記範囲とすることにより、直下型バックライト装置(面発光装置)の消費電力を低減できるとともに、当該直下型バックライト装置の組み立てが容易になり、かつ発光面の輝度むらを抑えることができる。
(実施例1)
本実施例の導光板は以下の方法で作成した。
厚み5.0mmのアクリル板から40mm(光源長手方向)×12mm(光源の径方向)の小片を切り出した。その小片の光源長手方向の四隅の1角をθ=45°になるように削り取ることで光を全反射させるための反射面を作成した。乱反射を避けるため研磨紙で表面を鏡面仕上げした。
バックライト装置(面発光装置)は下面側から順に、光を反射する反射板、、それぞれが1つの光源として機能する輝線を作り出す導光板、そして光を拡散し、面発光する拡散板とを備えた。直径4.0mmの線状光源を3本備え、その各光源を反射板から高さ9mm、光源の間隔をそれぞれ55mmで配置した。導光板は視聴者側へ光を全反射するプリズムが光源中央に向かって向き合うように光源間中央の左右にそれぞれ2枚ずつ配置した。拡散板は反射板から27mmの位置に配置した。
上記構成で固定したときに、従来の拡散板のみの構成では、輝度ムラが生じ、輝度が低下するが、本発明の導光板を用いた場合は輝度ムラが生じず、輝度があまり低下しないことを確認した。以下に、目視での評価結果を図27に示す。
図27において、×印は輝度ムラが生じ、輝度が低下していること表し、また、丸印は輝度ムラが生じず、輝度があまり低下しないことを表す。
本発明では、冷陰極管を用いた場合だけでなく、擬似白色のLED光源を配置させた場合も同様に輝度ムラが生じず、また輝度の低下はあまりみられなかった。
Claims (8)
- 反射面を有する基板と、
前記反射面上に、互いに近接して二次元方向にマトリクス状に配列された複数の単位面発光素体とを備え、
単位面発光素体は、
点光源と、
前記点光源を中心にして該点光源から離間する方向に平板状に延在することで平面視方形を呈するとともに均一の厚さを有する第1導光部及び前記第1導光部の外周を取り巻くようにして配置され、かつ前記第1導光部から離間する方向に平板状に延在することで平面視方形の枠状を呈するとともに前記第1導光部と同一の厚さを有する第2導光部からなる導光体とを備え、
前記第1導光部の中心部に前記点光源が挿入される貫通穴を形成して該貫通穴の内壁面を光入射面とし、
前記第1導光部の厚さ方向の両端に位置する前記平面視方形の2つの平面のうちの一方の平面は光射出面とされ、
前記第1導光部の前記平面視方形の前記一方の面の4辺と前記他方の面の4辺どうしを接続する4つの端面は、前記基板の前記反射面に向くように傾斜しており、
前記4つの端面は、前記点光源から前記光入射面を通して前記第1導光部内に進入した光を前記第1導光部の前記光射出面から射出させる第1反射面として形成され、
前記第1導光部の前記一方の平面と同一面上に位置する前記第2導光部の厚さ方向の2つの平面のうちの一方の平面は光射出面とされ、
前記第2導光部は、前記平面視方形の枠状の前記一方の面の内側の各4辺と前記他方の面の内側の各4辺どうしを接続する4つの内側端面と、前記平面視方形の枠状の前記一方の面の外側の各4辺と前記他方の面の外側の各4辺どうしを接続する4つの外側端面とを有し、
前記4つの内側端面は前記点光源から前記第1導光部を透過してくる光の光入射面として形成され、
前記第2導光部の4つの外側端面は、前記基板の前記反射面に向くように傾斜しているとともに前記点光源から前記第1導光部を通して前記第2導光部の前記光入射面から該第2導光部内に進入した光を前記第2導光部の前記光射出面から射出させる第2反射面として形成され、
前記第1反射面と該第1反射面と対向する前記基板の前記反射面と前記4つの内側端面とで形成される空間及び前記第2反射面と該第2反射面と対向する前記基板の前記反射面と前記第2反射面に隣接して配置される前記単位面発光素体の第2反射面とで形成される空間に空気が充填されている、
ことを特徴とする面発光装置。 - 前記点光源は1つまたは複数の発光体で構成されていることを特徴とする請求項1記載の面発光装置。
- 前記複数の発光体からなる点光源の各発光体の発光色が互いに異なることを特徴とする請求項2記載の面発光装置。
- 前記反射面の前記光射出面に対する傾斜角度は、30°以上60°未満の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の面発光装置。
- 前記光射出面に、該光射出面から射出される光を拡散する凹レンズもしくは前記光射出面から射出される光を集光する凸レンズが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の面発光装置。
- 前記光射出面に、該光射出面から射出される光を拡散する拡散層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の面発光装置。
- 前記導光体の前記光射出面側に、該光射出面から射出された光を拡散し面発光させる拡散板を配設したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の面発光装置。
- 画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する画像表示素子と、
前記画像表示素子の背面に、請求項1乃至7の何れか1項に記載の面発光装置を少なくとも備える、
ことを特徴とする表示装置。
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