JP2008154383A - 車両用発電機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのバッテリを排気ガスの排出量が少なくなるように充電する。
【解決手段】本発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを停止し、停止した後に所定の再始動条件が成立したときに該エンジンを再始動するアイドリングストップを行う車両用の第1および第2のバッテリを充電する発電機を制御する車両用発電機の制御装置であって、エンジンを始動させるスタータに電力を供給するように設定された第1のバッテリと、アイドリングストップ中の車両の電気負荷に電力を供給するように設定された第2のバッテリと、前記第1および第2のバッテリを充電するための発電機と、前記第1のバッテリと前記発電機とを接続するまたは遮断する第1のリレーと、車両の減速を検出する減速検出手段と、前記減速検出手段が減速を検出しているときに前記第1のリレーに前記第1のバッテリと前記発電機とを接続させる制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アイドリングストップを実行する車両用の、エンジンを始動させるスタータと、エンジンオイルを循環させるためのATポンプや車両内温度を調節するエアコンなどの電気負荷とに電力を供給するバッテリを充電するための車両用発電機の制御装置に関し、車両の電力を制御する技術分野に属する。
従来より、環境対策としてアイドリング中の排気ガスの排出を停止させるために、所定の自動停止条件が成立したときはエンジンを停止し、停止した後に所定の再始動条件が成立したときに該エンジンを再始動するアイドリングストップを実行する車両において、2つのバッテリを搭載したものが知られている。例えば、特許文献1や2に記載のものにおいては、2つのバッテリはエンジンを始動させるためのスタータの電源として使用され、一方がイグニッションキーがONされたときにスタータの電源として使用され、他方がアイドリングストップ後の再始動時にスタータの電源として使用される。
特開2005−36795公報 特許第3812459号公報
しかしながら、上述のようにアイドリングストップを実行する車両が2つのバッテリを搭載する場合、それらのバッテリの充電方法を考慮する必要がある。具体的に説明する。2つのバッテリは駆動中のエンジンに駆動されて電力を発生する発電機によって充電されるが、例えば車両の走行中に2つのバッテリに対して充電を行うと、エンジン出力の一部がバッテリ充電のための発電力に使用され、その結果充電しない場合に比べて車両を走行させるための駆動力が低下する。安定走行のために駆動力を低下させずに略一定にするためには、バッテリ充電中は多くの燃料を使用してエンジン出力を上げる必要がある。ところが、燃料を多く使用すると当然ながら排気ガス量が増加することになり、アイドリング中の排気ガスの排出を停止させる、すなわち車両から排出される排気ガス量を減少させるというアイドリングストップの環境に対する効果が薄れるまたは損なわれることになる。
そこで、本発明は、アイドリングストップを実行する2つのバッテリを搭載する車両用であって、排気ガスの排出量が少なくなるように2つのバッテリを充電する車両用発電機の制御装置を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを停止し、停止した後に所定の再始動条件が成立したときに該エンジンを再始動するアイドリングストップを行う車両用の第1および第2のバッテリを充電する発電機を制御する車両用発電機の制御装置であって、エンジンを始動させるスタータに電力を供給するように設定された第1のバッテリと、アイドリングストップ中の車両の電気負荷に電力を供給するように設定された第2のバッテリと、前記第1および第2のバッテリを充電するための発電機と、前記第1のバッテリと前記発電機とを接続するまたは遮断する第1のリレーと、車両の減速を検出する減速検出手段と、前記減速検出手段が減速を検出しているときに前記第1のリレーに前記第1のバッテリと前記発電機とを接続させる制御手段とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用発電機の制御装置であって、前記第2のバッテリと前記発電機とを接続するまたは遮断する第2のリレーを有し、前記制御手段は、前記第1のリレーが前記第1のバッテリと前記発電機とを接続しているとき、前記第2のリレーに前記第2のバッテリと前記発電機とを遮断させることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用発電機の制御装置であって、前記第1のバッテリの劣化を検出するバッテリ劣化検出手段を有し、前記制御手段は、前記バッテリ劣化手段が前記第1のバッテリの劣化を検出したとき、前記第1のリレーに前記第1のバッテリと前記発電機とを接続させることを特徴とする。。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用発電機の制御装置であって、前記第1のバッテリの高温状態を検出する高温度状態検出手段を有し、前記制御手段は、前記高温度状態検出手段が前記第1のバッテリの高温状態を検出したとき、前記第1のリレーに前記第1のバッテリと前記発電機とを接続させることを特徴とする。
加えて、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用発電機の制御装置であって、車両が所定時間経過するまでに減速されるか否かを予測する減速予測手段を有し、前記制御手段は、前記減速予測手段が車両が所定時間経過するまでに減速されないことを予測したとき、前記第1のリレーに前記第1のバッテリと前記発電機とを接続させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1および第2のバッテリは、スタータ専用と電気負荷専用とに設定され、スタータ用の第1のバッテリが車両の走行中(車両が動いている間)において減速時のみ充電され、電気負荷用の第2のバッテリが走行中において常に充電される。その結果、走行中において常に両方のバッテリを同時に充電する場合に比べて排気ガスの排出量が少なくなる。
また、請求項2に記載の発明によれば、スタータ用の第1のバッテリが車両の走行中において減速時のみ充電され、電気負荷用の第2のバッテリが走行中の減速時以外において充電される。すなわち、第1のバッテリと第2のバッテリが同時に充電されることがなくなる。その結果、スタータ用の第1のバッテリが車両の走行中において減速時のみ充電されて電気負荷用の第2のバッテリが走行中において常に充電される場合に比べて、エンジンの出力が効率よく第1のバッテリの充電に使用される。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、スタータ用の第1のバッテリが劣化していることがわかると、該バッテリが発電機と接続されて充電される。これは、劣化によって自己放電量が増加することにより第1のバッテリの蓄電量が減少し、エンジン始動時にスタータに該バッテリから供給する電力が不足することがあるためである。すなわち、劣化によって増加した自己放電量を考慮して大量の電力を第1のバッテリに蓄えるために、車両の減速時以外にも該バッテリを充電するようにしている。その結果、スタータが第1のバッテリから十分量の電力を供給されて確実にエンジンを始動させることができる。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、スタータ用の第1のバッテリが高温状態であることがわかると、該バッテリが発電機と接続されて充電される。これは、第1のバッテリが高温状態になることによって自己放電量が増加することにより該バッテリの蓄電量が減少し、エンジン始動時にスタータに該バッテリから供給する電力が不足することがあるためである。すなわち、第1のバッテリが高温状態になることによって増加した自己放電量を考慮して大量の電力を該バッテリに蓄えるために、車両の減速時以外にも該バッテリを充電するようにしている。その結果、スタータが第1のバッテリから十分量の電力を供給されて確実にエンジンを始動させることができる。
加えて、請求項5に記載の発明によれば、車両が所定時間経過するまでに減速されないことが予測されると、第1のバッテリが発電機と接続されて充電される。これは、所定時間経過するまでに第1のバッテリが自己放電により空になり、減速時の充電だけではスタータがエンジンを始動させるための電力が該バッテリに蓄えられないためである。これにより、スタータが第1のバッテリから十分量の電力を供給されて確実にエンジンを始動させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用発電機の制御装置を含む車両の電力制御システムの構成を概略的に示している。
図において符号10で示される電力制御システムは、2つのバッテリ12、14(特許請求の範囲に記載の第1のバッテリが12に、第2のバッテリが14に対応。)と、2つのバッテリ12、14を充電するための発電機16と、エンジン18を始動させるスタータ20と、ATポンプやエアコンなどの電気負荷22と、発電機16とバッテリ12とを接続するまたは遮断するリレー(特許請求の範囲に記載の第1のリレーに対応。)24と、スタータ20のスイッチ26と、発電機16、エンジン18、リレー24、およびスイッチ26を制御するコントロールユニット28とを有する。
また、電力制御システム10は、該電力制御システム10を備えた車両の車速を検出する車速センサ30と、バッテリ12の劣化状態を検出するために該バッテリ12の電圧を検出するバッテリ電圧センサ32および該バッテリ12の出入力電流を検出するバッテリ電流センサ34と、アクセルペダルの踏込み量を検出するアクセルペダルセンサ36とを有する。
2つのバッテリ12、14は例えば鉛バッテリであって、バッテリ12はスタータ20専用に設定され、バッテリ14は電気負荷22専用に設定されている。
発電機16は、エンジン18に駆動連結されており、エンジン18によって駆動されることにより電力を発生するように構成されている。発電機16が発生した電力は、2つのバッテリ12、14に供給される。また、発電機16は、発生させる電力(発電機16から出力する電力量)を調節するためにレギュレート電圧が設定変更できるように構成されている。
エンジン18は、燃料を使用して発電機16や車両の駆動系統(図示せず)に供給する力を発生するように構成されている。エンジン18の駆動制御(出力制御)は、コントロールユニット28によって行われる。具体的には、エンジン18の気筒に供給する燃料の量やその供給タイミング、また気筒に供給された燃料に点火するタイミングなどがコントロールユニット28に制御される。
スタータ20はエンジン18を始動する(クランキングする)ためのものであって、バッテリ12から電力を供給されてエンジン18を始動させる。
電気負荷22は、例えばATポンプやエアコンなどの車両において電力の供給を必要とするものであって、イグニッションキーがONされてOFFされるまでの間中稼動するものも含まれる。すなわち、アイドリングストップ中も電力の供給を必要とする車両の電気負荷も含まれる。電気負荷22は、車両の走行中は発電機16または発電機16とバッテリ14の両方から電力の供給を受け、アイドリングストップ中はバッテリ14から電力の供給を受ける。
リレー24は、バッテリ12と発電機16との間に配置されて、コントロールユニット28に制御されることによりバッテリ12と発電機16とを接続する、またはバッテリ12と発電機16との間を遮断するように構成されている。リレー24は、ON状態であるときはバッテリ12と発電機16とを接続し、OFF状態であるときはバッテリ12と発電機16との間を遮断するように構成されている。これにより、バッテリ12、14の両方を充電するときと、バッテリ14のみを充電するときとに切り替えられる。
スイッチ26は、スタータ20に電力を供給するまたはスタータ20への電力供給を停止するためのものであって、コントロールユニット28によって制御されるように構成されている。スイッチ26は、ON状態であるときはスタータ20に電力を供給し、OFF状態であるときはスタータ20への電力供給を停止するように構成されている。
コントロールユニット28は、車速センサ30、バッテリ電圧センサ32、バッテリ電流センサ34、およびアクセルペダルセンサ36からの信号を受け取るように、また発電機16、エンジン18、リレー24、スイッチ26に制御信号を出力するように構成されている。
コントロールユニット28は、乗員からのエンジン18の始動要求を受けて、スタータ20に電力供給するためにスイッチ26をON状態に制御するように構成されている。ここで言う「エンジン18の始動要求」とは、乗員がエンジン18を始動するための操作であって、例えば、乗員がイグニッションキーをONする、サイドブレーキを解除する、アクセルペダルを踏むなどの操作などが該当する。エンジン18の始動要求を検出するために、例えばアクセルペダルを踏む操作を検出するためにアクセルペダルの踏込み量を検出するアクセルペダルセンサ36が使用される。
また、コントロールユニット28は、所定の自動停止条件が成立したとき、エンジン18を停止させるように構成されている。ここで言う「所定の自動停止条件が成立する」とは、アイドリングストップを実行する条件が成立したことであって、例えば車速センサ30から車速ゼロに対応する信号を受け取ったときが該当する。
さらに、コントロールユニット28は、エンジン18を自動停止させて後、所定の再始動条件が成立したとき、エンジン18を再始動するように構成されている。ここで言う「所定の再始動条件が成立する」とは、エンジン18をコントロールユニット28が停止させた後において、例えばアクセルペダルの踏込み量を検出するアクセルペダルセンサ36がアクセルペダルが踏まれたことを検出したときが該当する。それ以外として、例えばサイドブレーキが解除されたことを検出したときなどが該当する。
さらにまた、コントロールユニット28は、車速センサ30からの信号の変化に基づいて車両の減速を検出するように構成されている(特許請求の範囲に記載の減速検出手段として機能する)。車両の減速を検出したときは、リレー24をON状態にして2つのバッテリ12、14の両方を充電する。一方、車両の減速が検出されないときは、リレー24をOFF状態にしてバッテリ14のみを充電する。言い換えると、スタータ20用のバッテリ12が車両の走行中(車両が動いている間)において減速時のみ充電され、電気負荷22用のバッテリ14が走行中において常に充電される。すなわち、コントロールユニット28は、特許請求の範囲に記載の制御手段として機能する。なお、他の減速の検出方法として、スロットル弁が全閉かつエンジン回転数がアイドリング回転数よりも所定数高い、いわゆるエンジンブレーキ作動状態を検出するようにしてもよい。
加えて、コントロールユニット28は、バッテリ電圧センサ32とバッテリ電流センサ34からの信号に基づいてバッテリ12の劣化状態を検出するように構成されている(特許請求の範囲に記載のバッテリ劣化検出手段として機能する。)。ここで言う「劣化状態」とは、自己放電量が増加した状態であって、一定の量の電力をバッテリが蓄え続けることができない、ある量の電力を蓄えてもすぐにある量から蓄電量が減少する状態を言う。バッテリ12の劣化状態は、バッテリ12の電圧と該バッテリ12から出力される電流に基づいて検出される。バッテリ12の劣化状態を検出したとき、コントロールユニット28は、車両の減速を検出していなくても、リレー24をON状態にしてバッテリ12の充電を実行する。
これは、劣化によって自己放電量が増加することによりバッテリ12の蓄電量が減少し、エンジン18始動時にスタータ20に該バッテリ12から供給する電力が不足することがあるためである。すなわち、劣化によって増加した自己放電量を考慮して大量の電力をバッテリ12に蓄えるために、車両の減速時以外にも該バッテリ12を充電するようにしている。その結果、スタータ20がバッテリ12から十分量の電力を供給されて確実にエンジン18を始動させることができる。
ここからは、コントロールユニット28が実行する制御動作の流れについて、図2に示すフローを参照しながら説明する。
図2に示すフローは、アイドリングストップに関わるコントロールユニット28の制御動作の一例を示している。すなわち、車両の走行中に開始されるフローである。
まず、コントロールユニット28は、S10において車速センサ30、バッテリ電圧センサ32、およびバッテリ電流センサ34からの信号を読み込む。
次に、コントロールユニット28は、S20においてエンジン18の所定の自動停止条件が成立したか否かを判定する。例えば車速センサ30からの速度ゼロに対応する信号を読み込んだとき、所定の自動停止条件が成立したものとする。所定の自動停止条件が成立した場合はS30に進む。そうでない場合はS110に進む。
S30において、コントロールユニット28は、エンジン18を停止させる、すなわちアイドリングストップを実行する。
S40において、コントロールユニット28は、所定の再始動条件が成立したことを確認する。例えばアクセルペダルの踏込み量を検出するアクセルペダルセンサ36がアクセルの踏込みを検出したとき、所定の再始動条件が成立したものとする。所定の再始動条件が成立したことが確認されるとS50に進む。
S50において、コントロールユニット28は、エンジン18を再始動させる。エンジン18を再始動させるために、コントロールユニット28は、スイッチ26をON状態にしてバッテリ12から電力を供給してスタータ20を駆動させる。
S50で再始動してエンジン18が駆動している状態のS60において、コントロールユニット28は、バッテリ電圧センサ32とバッテリ電流センサ34それぞれからの信号に基づいてスタータ20用のバッテリ12が劣化状態にあるか否かを検出する。バッテリ12の劣化状態が検出された場合はS70に進み、そうでない場合はS90に進む。
S70において、コントロールユニット28は、リレー24をON状態にする。
S80において、コントロールユニット28は、2つのバッテリ12、14の両方を充電するために、発電機16のレギュレート電圧を高電圧側に設定する(発電機16からの出力される電力量が大量となる。)。そして、スタートに戻る。
それに対してS60でバッテリ12の劣化状態が検出されなかったとき、S90において、コントロールユニット28は、リレー24をOFF状態にする。
続くS100において、コントロールユニット28は、バッテリ14のみを充電するために、発電機16のレギュレート電圧を低電圧側に設定する(発電機16からの出力される電力量が小量となる。)。そして、スタートに戻る。
一方、S20で所定の自動停止条件が成立しなかった場合、S110において、コントロールユニット28は、車速センサ30からの信号に基づいて車両が減速しているか否かを判定する。車両の減速を検出した場合はS120に進み、そうでない場合はS140に進む。
S120において、コントロールユニット28は、リレー24をON状態にする。
S130において、コントロールユニット28は、2つのバッテリ12、14の両方を充電するために、発電機16のレギュレート電圧を高電圧側に設定する(発電機16からの出力される電力量が大量となる。)。そして、スタートに戻る。
それに対してS110でバッテリ12の車両の減速が検出されなかったとき、S140において、コントロールユニット28は、リレー24をOFF状態にする。
続くS150において、コントロールユニット28は、バッテリ14のみを充電するために、発電機16のレギュレート電圧を低電圧側に設定する(発電機16からの出力される電力量が小量となる。)。そして、スタートに戻る。
この制御内容を間単に説明するために、図2のフローにしたがってコントロールユニット28が制御動作を実行することによって変化する2つのバッテリ12、14の電流の変化を図3に示す。
図3は、2つのバッテリ12、14の電流の変化、それに対応する車速の変化、および対応するリレー24のON/OFF状態を示している。
図に示すように、スタータ20専用のバッテリ12は、実線で示すように、アイドルストップ中は電流を放電せず、エンジン18の再始動時のみ放電する(スタータ20に電力を供給するために放電する。)。また、バッテリ12は、走行中において減速時にリレー24がON状態にされて充電される。
一方、バッテリ14は、一点鎖線で示すように、アイドリングストップ中は電気負荷22に対して放電する。また、バッテリ14は走行中において常に充電される。
すなわち、コントロールユニット28は、車両の走行中において減速時のみ2つのバッテリ12、14の両方を充電し、走行中において減速時以外のときはバッテリ14のみを充電する。これにより、走行中において常に両方のバッテリを同時に充電する場合に比べて排気ガスの排出量が少なくなる。
以上、上述の一実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、上述の実施形態においては、車両の減速時にスタータ用のバッテリが充電されるとき、それと同時に電気負荷用のバッテリも充電される。これに対して、電気負荷用バッテリの充電時期を、スタータ用バッテリが充電されないとき、すなわち車両の走行中において減速時以外のときと設定してもよい。
そのために、電気負荷用バッテリと発電機との間にリレー(特許請求の範囲に記載の第2のリレーに対応。)を配置する。コントロールユニットは、車両の減速中、スタータ用バッテリと発電機との間のリレーをON状態にするとともに電気負荷用バッテリと発電機との間のリレーOFF状態にして、スタータ用バッテリのみを充電する。一方、減速時以外の車両の走行中の減速時以外のときにおいて、コントロールユニットは、スタータ用バッテリと発電機との間のリレーをOFF状態にするとともに電気負荷用バッテリと発電機との間のリレーON状態にして、電気負荷用バッテリのみを充電する。これにより、上述の実施形態に比べて、エンジンの出力が効率よくスタータ用バッテリの充電に使用される。
また、スタータ用のバッテリが高温状態であるとき、スタータ用バッテリを充電するようにしてもよい。これは、スタータ用のバッテリが高温状態になることによって自己放電量が増加することにより該バッテリの蓄電量が減少し、エンジン始動時にスタータに該バッテリから供給する電力が不足することがあるためである。すなわち、スタータ用のバッテリが高温状態になることによって増加した自己放電量を考慮して大量の電力を該バッテリに蓄えるために、車両の減速時以外にも該バッテリを充電するようにしている。その結果、スタータがスタータ用のバッテリから十分量の電力を供給されて確実にエンジンを始動させることができる。
そのために、スタータ用のバッテリの温度を検出するセンサ(特許請求の範囲に記載の高温度状態検出手段に対応。)を設けるとともに、コントロールユニットを、センサからの信号に基づいてスタータ用のバッテリと発電機との間のリレーをON/OFFするように構成する必要がある。
さらに、車両が所定時間経過するまでに減速されないことが予測される場合、スタータ用のバッテリを充電するようにしてもよい。これは、所定時間経過するまでにスタータ用のバッテリが自己放電により空になり、減速時の充電だけではスタータがエンジンを始動させるための電力が該バッテリに蓄えられないことが考えられるためである。
そのために、車両が所定時間経過するまでに減速されるか否かを予測する減速予測手段が必要となる。車両が所定時間経過するまでに減速されるか否かを予測する方法は、例えば、車両のナビゲーションシステムを利用する方法がある。例えば、ナビゲーションシステムが高速道路において料金所から所定距離離れた位置を車両が走行していることを検出しているとき、車両が所定時間経過するまでに減速されないと予測する。または高速道路以外の道路において信号から所定距離離れた位置を車両が走行していることをナビゲーションシステムが検出しているとき、車両が所定時間経過するまでに減速されないと予測する。この場合、コントロールユニットは、ナビゲーションシステムから車両の走行位置情報を取得して車両が所定時間経過するまでに減速されるか否かを予測し、車両が所定時間経過するまでに減速されないことを予測したとき、スタータ用バッテリと発電機との間のリレーをON状態にするように構成される。
本発明の一実施形態に係る車両用発電機の制御装置を含む電力制御システムの概略図である。 コントロールユニットの動作の流れの一例を示すフロー図である。 図2に示すフローに従うコントロールユニットの動作によって変化する2つのバッテリそれぞれの電流の変化と、それに対応する車速の変化およびリレーのON/OFF状態を示す図である。

Claims (5)

  1. 所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを停止し、停止した後に所定の再始動条件が成立したときに該エンジンを再始動するアイドリングストップを行う車両用の第1および第2のバッテリを充電する発電機を制御する車両用発電機の制御装置であって、
    エンジンを始動させるスタータに電力を供給するように設定された第1のバッテリと、
    アイドリングストップ中の車両の電気負荷に電力を供給するように設定された第2のバッテリと、
    前記第1および第2のバッテリを充電するための発電機と、
    前記第1のバッテリと前記発電機とを接続するまたは遮断する第1のリレーと、
    車両の減速を検出する減速検出手段と、
    前記減速検出手段が減速を検出しているときに前記第1のリレーに前記第1のバッテリと前記発電機とを接続させる制御手段とを有することを特徴とする車両用発電機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用発電機の制御装置であって、
    前記第2のバッテリと前記発電機とを接続するまたは遮断する第2のリレーを有し、
    前記制御手段は、前記第1のリレーが前記第1のバッテリと前記発電機とを接続しているとき、前記第2のリレーに前記第2のバッテリと前記発電機とを遮断させることを特徴とする車両用発電機の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用発電機の制御装置であって、
    前記第1のバッテリの劣化を検出するバッテリ劣化検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記バッテリ劣化手段が前記第1のバッテリの劣化を検出したとき、前記第1のリレーに前記第1のバッテリと前記発電機とを接続させることを特徴とする車両用発電機の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用発電機の制御装置であって、
    前記第1のバッテリの高温状態を検出する高温度状態検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記高温度状態検出手段が前記第1のバッテリの高温状態を検出したとき、前記第1のリレーに前記第1のバッテリと前記発電機とを接続させることを特徴とする車両用発電機の制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用発電機の制御装置であって、
    車両が所定時間経過するまでに減速されるか否かを予測する減速予測手段を有し、
    前記制御手段は、前記減速予測手段が車両が所定時間経過するまでに減速されないことを予測したとき、前記第1のリレーに前記第1のバッテリと前記発電機とを接続させることを特徴とする車両用発電機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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