JP2007259645A - バッテリ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの並列に接続されたバッテリの温度が異なる場合であっても、バッテリの性能低下を抑制することができるバッテリ制御装置を提供する。
【解決手段】本発明は、車両用電気機器(20)に電力を供給し、車両用発電機(18)によって充電される2つの並列に接続されたバッテリ(14、16)に対する充放電を制御するバッテリ制御装置(1)であって、各バッテリから、車両用電気機器への給電を切り替える給電切替手段(4)と、車両用発電機から、各バッテリへの充電を切り替える充電切替手段(6)と、各バッテリの温度を検出する検出手段(8、10)と、各バッテリの温度差が所定値以上である場合、温度の低い方のバッテリのみから給電されるように給電切替手段を切り替えると共に、温度の低い方のバッテリのみに充電するように充電切替手段を切り替える制御手段(2)と、を有することを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリ制御装置に関し、特に、車両に搭載された車両用電気機器に電力を供給し、車両用発電機によって充電される2つの並列に接続されたバッテリに対する充放電を制御するバッテリ制御装置に関する。
特開平5−319184号公報(特許文献1)には、車両用電源電圧切換装置が記載されている。この車両用電源電圧切換装置では、車両に2つのバッテリが搭載されており、これらのバッテリを直列接続することにより大電力負荷に電力を供給している。一方、充電を行う際には、これらのバッテリを並列接続に切り換え、1つの発電機により2つのバッテリを同時に充電している。
特開平5−319184号公報
しかしながら、並列に接続される2つのバッテリが、必ずしも同一の温度にはならないという問題がある。例えば、アイドリングストップシステムが搭載された車両では、1つのバッテリをエンジンルームに配置し、もう1つのバッテリをトランクルームに配置することがある。このような場合には、2つのバッテリの周囲温度が大きく異なるので、バッテリの温度も大きく異なることになる。或いは、2つのバッテリがエンジンルーム内に配置されている場合でも、エンジンルーム内の温度は必ずしも一様ではなく、各バッテリの温度が異なる場合もある。
ここで、バッテリの充電特性、放電特性は、一般に温度に依存して変化するので、何れか一方のバッテリの特性に合わせて充電、放電を制御すると、温度が異なる他方のバッテリは過充電或いは過放電状態となり、バッテリの寿命を縮めてしまうという問題がある。
従って、本発明は、2つの並列に接続されたバッテリの温度が異なる場合であっても、バッテリの性能低下を抑制することができるバッテリ制御装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、車両に搭載された車両用電気機器に電力を供給し、車両用発電機によって充電される2つの並列に接続されたバッテリに対する充放電を制御するバッテリ制御装置であって、2つのバッテリから、車両用電気機器への給電を切り替える給電切替手段と、車両用発電機から、2つのバッテリへの充電を切り替える充電切替手段と、2つのバッテリの温度に関する情報を夫々検出する検出手段と、この検出手段によって検出された各バッテリの温度差が所定値以上である場合において、温度の低い方のバッテリのみから車両用電気機器へ給電されるように給電切替手段を切り替えると共に、車両用発電機が温度の低い方のバッテリのみに充電するように充電切替手段を切り替える制御手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、検出手段が2つのバッテリの温度に関する情報を夫々検出する。制御手段は、検出手段によって検出された各バッテリの温度差が所定値以上である場合、温度の低い方のバッテリのみに対して充電、放電が行われるように、給電切替手段及び充電切替手段を切り替える。温度の低い方のバッテリに対する充電又は放電が行われることにより、そのバッテリの温度が上昇して、2つのバッテリの温度差が減少する。
このように構成された本発明によれば、2つのバッテリの温度差が所定値よりも小さい場合に、各バッテリに対する充電、放電が同時に行われるので、バッテリの温度差に起因する一方のバッテリの過充電又は過放電を防止することができ、バッテリの性能低下を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、車両には、所定のエンジン停止条件が成立するとエンジンを自動停止し、所定のエンジン再始動条件が成立すると車両用電気機器であるスタータモータを起動させるエンジン自動停止始動手段が搭載されており、制御手段は、検出手段によって検出された各バッテリの温度差が、所定値以上である場合において、温度の低い方のバッテリのみからスタータモータへ給電されるように、給電切替手段を切り替える。
このように構成された本発明においては、所定のエンジン再始動条件が成立すると、エンジン自動停止始動手段はスタータモータを起動させ、エンジンを再始動させる。制御手段は、検出手段によって検出された各バッテリの温度差が、所定値以上である場合においては、温度の低い方のバッテリのみからスタータモータに電力を供給させる。
このように構成された本発明によれば、消費電力の大きいスタータモータを、温度の低い方のバッテリによって起動させるので、電力を供給したバッテリの温度は速やかに上昇し、各バッテリの温度差を速やかに減少させることができる。
本発明のバッテリ制御装置によれば、2つの並列に接続されたバッテリの温度が異なる場合であっても、バッテリの性能低下を抑制することができる。
次に、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態によるバッテリ制御装置を説明する。
図1は、本発明の実施形態によるバッテリ制御装置のシステム構成図である。また、図2は、本実施形態のバッテリ制御装置による制御フローを示すフローチャートである。
図1に示すように、本発明の実施形態によるバッテリ制御装置1は、制御手段であるコントローラ2と、このコントローラ2によって切り替えられる給電切替手段である給電切替リレー4と、コントローラ2によって切り替えられる充電切替手段である充電切替リレー6と、を有する。さらに、バッテリ制御装置1は、第1バッテリ14の温度を検出する検出手段である第1温度センサ8と、第2バッテリ16の温度を検出する検出手段である第2温度センサ10と、を有する。
コントローラ2は、車両に搭載された各種センサからの信号に基づいて、燃料噴射弁(図示せず)、点火プラグ(図示せず)、発電機18、給電切替リレー4、充電切替リレー6、スタータモータ用リレー12等を制御するように構成されている。また、コントローラ2は、車速センサ、アクセル開度センサ、ブレーキスイッチセンサ(以上図示せず)による検出結果に基づいて、エンジンの自動停止及び再始動時期を判断するエンジン自動停止始動手段2aを内蔵している。コントローラ2は、具体的には、CPU、メモリ、これに記憶された制御プログラム等によって構成されている。
給電切替リレー4は、第1給電切替部4a及び第2給電切替部4bを有し、コントローラ2からの制御信号により、導通、遮断が切り替えられるように構成されている。第1給電切替部4aは、第1バッテリ14と各車両用電気機器との間に接続されており、第1給電切替部4aが導通状態にされると第1バッテリ14から各車両用電気機器に電力が供給されるように構成されている。同様に、第2給電切替部4bは、第2バッテリ16と各車両用電気機器との間に接続されており、第2給電切替部4bが導通状態にされると第2バッテリ16から各車両用電気機器に電力が供給されるように構成されている。従って、第1給電切替部4a及び第2給電切替部4bが同時に導通状態にされた場合には、第1バッテリ14及び第2バッテリ16は並列に接続されて各車両用電気機器に電力を供給する。
なお、車両に搭載される車両用電気機器としては、エンジンを始動させるためのスタータモータ22の他に、ヘッドライト、カーエアコン、カーステレオ等があり、図1ではこれらの電気負荷を符号20として図示している。また、給電切替リレー4とスタータモータ22の間には、エンジン始動用リレー12が接続されており、エンジンを始動させる際は、コントローラ2がエンジン始動用リレー12を導通状態に切り替え、スタータモータ22を起動させる。
充電切替リレー6は、第1充電切替部6a及び第2充電切替部6bを有し、コントローラ2からの制御信号により、導通、遮断が切り替えられるように構成されている。第1充電切替部6aは、車両に搭載された発電機18と第1バッテリ14との間に接続されており、第1充電切替部6aが導通状態にされると発電機18から第1バッテリ14へ充電されるように構成されている。同様に、第2充電切替部6bは、発電機18と第2バッテリ16との間に接続されており、第2充電切替部6bが導通状態にされると発電機18から第2バッテリ16へ充電されるように構成されている。従って、第1充電切替部6a及び第2充電切替部6bが同時に導通状態にされた場合には、第1バッテリ14及び第2バッテリ16は並列に接続されて発電機18によって充電される。
また、発電機18は、伝導用ベルト(図示せず)によってエンジンのクランクシャフト(図示せず)に連結され、エンジンが生成する動力を電気エネルギーに変換するように構成されている。発電機18による発電量は、発電機18に内蔵されたフィールドコイル(図示せず)に流す電流を変化させることにより可変される。コントローラ2は、車両の走行状態、各バッテリの残容量等に基づいて、発電機18による発電量を制御する。
第1温度センサ8は、第1バッテリ14に取り付けられ、第1バッテリ14のバッテリ液の温度を検出するように構成されている。同様に、第2温度センサ10は、第2バッテリ16に取り付けられ、第2バッテリ16のバッテリ液の温度を検出するように構成されている。各温度センサによって検出されたバッテリ液の温度は、コントローラ2に入力される。
次に、図2を参照して、本発明の実施形態によるバッテリ制御装置1の作用を説明する。なお、図2のフローチャートの処理は、コントローラ2の作動中、繰り返し実行される。
まず、図2のステップS1においては、車速センサ、アクセル開度センサ、ブレーキスイッチセンサ(以上図示せず)、第1温度センサ8、第2温度センサ10から、車速S、アクセル開度a、ブレーキの作動状態b、第1バッテリ14の液温度t1、第2バッテリ16の液温度t2が、コントローラ2に夫々入力される。
次に、ステップS2においては、ステップS1で読み込まれた車速Sが0であるか否かがコントローラ2によって判断される。車速Sが0である場合にはステップS3に進み、車速Sが0でない場合、即ち、車両が走行中である場合にはステップS15に進む。なお、車両の走行中においては、スタータモータ22が起動されることはないので、エンジン始動用リレー12は、コントローラ2によって常に遮断状態に切り替えられている。
ステップS15においては、第1バッテリ14の液温度t1と第2バッテリ16の液温度t2の温度差がコントローラ2によって判断される。即ち、ステップS15では、液温度t1から液温度t2が減じられ、その温度差の絶対値が所定値以上であるか否かが判断される。温度差の絶対値が所定値よりも小さい場合にはステップS16に進み、所定値以上の場合にはステップS17に進む。本実施形態においては、温度差の絶対値が、15゜C以上の場合にステップS17以下の処理が実行される。
ステップS16においては、第1バッテリ14の液温度t1と第2バッテリ16の液温度t2の温度差は十分に小さく、これらのバッテリの特性に大きな相違は生じていないため、第1バッテリ14及び第2バッテリ16は並列状態で使用される。即ち、給電切替リレー4の第1給電切替部4a及び第2給電切替部4b、充電切替リレー6の第1充電切替部6a及び第2充電切替部6bは、コントローラ2によって全て導通状態に切り替えられて、図2のフローチャートの1回の処理が終了する。従って、発電機18によって生成された電力は、第1バッテリ14及び第2バッテリ16に充電され、車両用電気機器20に対しては第1バッテリ14及び第2バッテリ16から電力が供給される。
一方、ステップS17においては、第1バッテリ14の液温度t1と第2バッテリ16の液温度t2のどちらが高いかがコントローラ2によって判断される。第1バッテリ14の液温度t1が高い場合にはステップS18以下の処理が実行され、第2バッテリ16の液温度t2が高い場合にはステップS19以下の処理が実行される。
ステップS18においては、給電切替リレー4の第1給電切替部4aは、コントローラ2によって遮断状態に切り替えられ、第2給電切替部4bは導通状態に切り替えられる。また、充電切替リレー6の第1充電切替部6aは、コントローラ2によって遮断状態に切り替えられ、第2充電切替部6bは導通状態に切り替えられる。これにより、発電機18によって生成された電力は、第2バッテリ16のみに充電され、車両用電気機器20に対しては第2バッテリ16のみから電力が供給されるようになる。第2バッテリ16への充電及び第2バッテリ16からの放電が行われることにより、第2バッテリ16の液温度t2は上昇する。このように、第2バッテリ16のみに対して充放電が行われると、第2バッテリ16の液温度t2のみが上昇して、第1バッテリ14の液温度t1に接近する。この作用により、第1バッテリ14と第2バッテリ16の液温度の差が所定値以下になった後は、前述したステップS16の処理が実行されるようになり、第1バッテリ14及び第2バッテリ16に対する充電、放電が行われるようになる。
一方、第2バッテリ16の温度が高い場合に実行されるステップS19においては、給電切替リレー4の第1給電切替部4aは、コントローラ2によって導通状態に切り替えられ、第2給電切替部4bは遮断状態に切り替えられる。また、充電切替リレー6の第1充電切替部6aは、コントローラ2によって導通状態に切り替えられ、第2充電切替部6bは遮断状態に切り替えられる。これにより、発電機18によって生成された電力は、第1バッテリ14のみに充電され、車両用電気機器20に対しては第1バッテリ14のみから電力が供給されるようになる。第1バッテリ14への充電及び第1バッテリ14からの放電が行われることにより、第1バッテリ14の液温度t1は上昇し、第2バッテリ16の液温度t2に接近する。
次に、ステップS3以下に示す、車両の停止状態における処理を説明する。
ステップS3においては、ブレーキスイッチセンサ(図示せず)による検出結果がコントローラ2によって判断される。ブレーキスイッチがオンである場合、即ち、ブレーキペダル(図示せず)が踏まれている場合にはステップS4に進み、ブレーキスイッチがオフである場合には上述したステップS15以下の処理が実行される。
さらに、ステップS4においては、アクセル開度センサ(図示せず)による検出結果がコントローラ2によって判断される。アクセル開度aが全閉である場合にはステップS5に進み、アクセル開度aが全閉でない場合には上述したステップS15以下の処理が実行される。
ステップS5においては、コントローラ2に内蔵されたエンジン自動停止始動手段2aが、エンジンを自動停止させる条件が成立したとして、エンジンの自動停止処理が開始される。ステップS5においては、エンジン自動停止始動手段2aによって、燃料噴射弁(図示せず)からの燃料噴射、及び点火プラグ(図示せず)による点火が停止される。これによりエンジンは停止される。
次いで、ステップS7においては、アクセル開度センサ(図示せず)による検出結果がコントローラ2によって判断される。アクセル開度aが全閉である場合にはステップS5に戻り、アクセル開度aが全閉でない場合にはステップS8に進む。
さらに、ステップS8においては、ブレーキスイッチセンサ(図示せず)による検出結果がコントローラ2によって判断される。ブレーキスイッチがオンである場合にはステップS5に戻り、ブレーキスイッチがオフである場合にはステップS9に進む。
ステップS9においては、アクセルが開かれ、ブレーキが解除されているので、コントローラ2に内蔵されたエンジン自動停止始動手段2aは、エンジンを再始動させる条件が成立したと判断して、エンジンの再始動処理が開始される。
次に、ステップS10においては、第1バッテリ14の液温度t1と第2バッテリ16の液温度t2の温度差がコントローラ2によって判断される。即ち、ステップS10では、液温度t1から液温度t2が減じられ、その温度差の絶対値が所定値以上であるか否かが判断される。温度差の絶対値が所定値よりも小さい場合にはステップS11に進み、所定値以上の場合にはステップS12に進む。
ステップS11においては、第1バッテリ14の液温度t1と第2バッテリ16の液温度t2の温度差は十分に小さく、これらのバッテリの特性に大きな相違は生じていないため、第1バッテリ14及び第2バッテリ16は並列状態で使用される。即ち、給電切替リレー4の第1給電切替部4a及び第2給電切替部4b、充電切替リレー6の第1充電切替部6a及び第2充電切替部6bは、コントローラ2によって全て導通状態に切り替えられる。さらに、エンジン自動停止始動手段2aは、エンジン始動用リレー12を所定時間導通状態に切り替える。これにより、第1バッテリ14及び第2バッテリ16からスタータモータ22に電力が供給され、スタータモータ22が起動されて、エンジンが再始動される。
一方、ステップS12においては、第1バッテリ14の液温度t1と第2バッテリ16の液温度t2のどちらが高いかがコントローラ2によって判断される。第1バッテリ14の液温度t1が高い場合にはステップS13以下の処理が実行され、第2バッテリ16の液温度t2が高い場合にはステップS14以下の処理が実行される。
ステップS13においては、給電切替リレー4の第1給電切替部4aは、コントローラ2によって遮断状態に切り替えられ、第2給電切替部4bは導通状態に切り替えられる。また、充電切替リレー6の第1充電切替部6aは、コントローラ2によって遮断状態に切り替えられ、第2充電切替部6bは導通状態に切り替えられる。さらに、エンジン自動停止始動手段2aは、エンジン始動用リレー12を所定時間導通状態に切り替える。これにより、第2バッテリ16からスタータモータ22に電力が供給され、スタータモータ22が起動されて、エンジンが再始動される。第2バッテリ16からの放電が行われることにより、第2バッテリ16の液温度t2は上昇する。このように、第2バッテリ16のみから放電が行われると、第2バッテリ16の液温度t2のみが上昇して、第1バッテリ14の液温度t1に接近する。また、スタータモータ22が消費する電力は、各車両用電気機器の中で比較的大きいため、液温度t2の上昇も大きく、液温度t2は速やかに第1バッテリ14の液温度t1に接近する。
一方、第2バッテリ16の液温度t2が高い場合であるステップS14においては、給電切替リレー4の第1給電切替部4aは、コントローラ2によって導通状態に切り替えられ、第2給電切替部4bは遮断状態に切り替えられる。また、充電切替リレー6の第1充電切替部6aは、コントローラ2によって導通状態に切り替えられ、第2充電切替部6bは遮断状態に切り替えられる。さらに、エンジン自動停止始動手段2aは、エンジン始動用リレー12を所定時間導通状態に切り替える。これにより、スタータモータ22に対しては第1バッテリ14のみから電力が供給される。第1バッテリ14からの放電が行われることにより、第1バッテリ14の液温度t1は上昇し、第2バッテリ16の液温度t2に接近する。
本発明の実施形態のバッテリ制御装置によれば、2つのバッテリの温度差が十分に小さい場合に、各バッテリに対する充電、放電が同時に行われるので、バッテリの温度差に起因する一方のバッテリの過充電又は過放電を防止することができ、バッテリの性能低下を抑制することができる。
また、本実施形態のバッテリ制御装置によれば、消費電力の大きいスタータモータを、温度の低い方のバッテリによって起動させるので、電力を供給したバッテリの温度は速やかに上昇し、各バッテリの温度差は速やかに減少させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態では、温度センサによって各バッテリの液温度を直接検出していたが、他のセンサを利用して液温度を検出することもできる。例えば、エンジンルーム内の温度に基づいて、エンジンルーム内に配置されたバッテリの液温度を推定するように構成することもできる。なお、本明細書において、バッテリの温度に関する情報を検出する検出手段には、バッテリの液温度を直接検出する温度センサの他に、任意の手段を利用してバッテリの液温度を推定する手段が含まれるものとする。
また、上述した実施形態においては、給電切替リレー及び充電切替リレーを同時に切り替えていたが、これらのリレーの切り替えは必ずしも同時でなくても良く、発電機による発電量、車両用電気機器の電力消費等に応じて順次切り替えられるように構成することもできる。
本発明の実施形態によるバッテリ制御装置のシステム構成図である。 本実施形態のバッテリ制御装置による制御フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1 本発明の実施形態によるバッテリ制御装置
2 コントローラ
2a エンジン自動停止始動手段
4 給電切替リレー
4a 第1給電切替部
4b 第2給電切替部
6 充電切替リレー
6a 第1充電切替部
6b 第2充電切替部
8 第1温度センサ
10 第2温度センサ
12 エンジン始動用リレー
14 第1バッテリ
16 第2バッテリ
18 発電機
20 車両用電気機器
22 スタータモータ

Claims (2)

  1. 車両に搭載された車両用電気機器に電力を供給し、車両用発電機によって充電される2つの並列に接続されたバッテリに対する充放電を制御するバッテリ制御装置であって、
    上記2つのバッテリから、上記車両用電気機器への給電を切り替える給電切替手段と、
    上記車両用発電機から、上記2つのバッテリへの充電を切り替える充電切替手段と、
    上記2つのバッテリの温度に関する情報を夫々検出する検出手段と、
    この検出手段によって検出された上記各バッテリの温度差が所定値以上である場合において、温度の低い方のバッテリのみから上記車両用電気機器へ給電されるように上記給電切替手段を切り替えると共に、上記車両用発電機が温度の低い方のバッテリのみに充電するように上記充電切替手段を切り替える制御手段と、
    を有することを特徴とするバッテリ制御装置。
  2. 上記車両には、所定のエンジン停止条件が成立するとエンジンを自動停止し、所定のエンジン再始動条件が成立すると車両用電気機器であるスタータモータを起動させるエンジン自動停止始動手段が搭載されており、上記制御手段は、上記検出手段によって検出された上記各バッテリの温度差が、所定値以上である場合において、温度の低い方のバッテリのみからスタータモータへ給電されるように、上記給電切替手段を切り替える請求項1記載のバッテリ制御装置。
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