JP2008147069A - 密閉型電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】 注液孔に封止栓を装着して封孔する密閉型電池において、封孔時に加えられる熱によって、電解液が漏出して溶接不良が生じることがない密閉型電池を提供する。
【解決手段】 アルミニウム合金からなる電池缶あるいは前記電池缶開口部を封口する蓋体2に設けられた段部71を備えた電解液の注液孔7に、円柱状の突起部12が植立されたフランジ部11を備えた封止栓1を装着し、溶接封止する密閉型電池において、フランジ部11の外周面に鍔部41を有する封止栓を用いる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、角形の密閉型電池に関し、特に電解液を注入した後に電解液の注液孔を封口する封止栓に特徴を有するリチウムイオン電池等の密閉型電池に関するものである。
携帯用の電子機器は、小型軽量化と共に機能の高度化が進んでいる。その結果、これらの電子機器に使用する電源用の電池には、小型、軽量で容積あたり容量の大きな電池が求められている。リチウムイオンをドープ、及び脱ドープする正極活物質と負極活物質を用いたリチウムイオン電池は、従来から用いられているニッケルカドミウム電池や鉛電池に比べて、容積あるいは質量当りのエネルギー密度が大きな二次電池として小型の電子機器用の電源として利用されている。
リチウムイオン電池は、正極電極と負極電極をセパレータを介して巻回して製造した電池要素、あるいは正極電極と負極電極を積層した電池要素を金属製の電池外装容器に収納し、電池外装容器とは極性の異なる電極を絶縁性部材で絶縁した電極を備えた蓋体を取り付けて電池外装容器と蓋体との嵌合部を封口した後、電解液の注液孔から所定の量の電解液を注液し、注液孔に封止栓を装着してレーザ溶接等によって溶接し注液孔を封止している。
図3は従来の密閉型電池の注液孔封止工程を説明する図であり、図3(a)は封止栓の平面図、図3(b)は封止栓を注液孔に挿入する前の状態の説明図、図3(c)は封止栓を注液孔に挿入し溶接した状態の説明図である。
電解液を注液した密閉型電池の蓋体2の、段部71を備えた注液孔7に封止栓1を挿入し、封止栓1と蓋体2の嵌合部にレーザ光を照射すると、レーザ光の照射によリ、照射部の金属が溶解し、注液孔7を設けた蓋体2あるいは電池缶のレーザ光照射部の発熱により電池内部の温度が上昇し、内部圧力の上昇により電解液が注液孔7と封止栓1の境界部から漏出し、レーザ溶接部3への電解液の付着により封止不良が発生することがあった。
特許文献1では、注液孔の内側にゴム等の弾性体を装着し、外側には金属製の封止栓を装着して外側の金属製の封止栓を電解液注液孔の壁面と溶接した密閉型電池が提案されている。しかしながら、ゴム等の弾性体からなる封止栓は溶接時に加えられる熱によって軟化し、内圧が高まった電池内部から電解液が漏出し、金属製の封止栓の溶接が不充分なものとなって封止不良が生じる可能性があった。
本発明の課題は、注液孔に封止栓を装着して封孔する密閉型電池において、封孔時に加えられる熱によって、電解液が漏出して溶接不良が生じることがない密閉型電池を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の密閉型電池はアルミニウム合金からなる電池缶あるいは前記電池缶開口部を封口する蓋体に設けられた段部を備えた注液孔に、円柱状の突起部が下部に植立され、上端の外周面に鍔部を有するフランジ部が形成された封止栓を装着し、溶接封止したことを特徴とする。
本発明の密閉型電池によれば、封止部から注液口までの沿面距離が長くなり電池内部への熱影響も少なくなることから、レーザ溶接時に電池缶内部からの電解液の漏出を防止することができ、電解液付着によるレーザ溶接不良のない安定したレーザ溶接を行うことが可能となり、封止不良の少ない密閉型電池を提供できる。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の密閉型電池を説明する図であり、図1(a)は密閉型電池を説明する斜視図であり、図1(b)は密閉型電池の平面図であり、図1(c)は注液孔の封止工程を説明する断面図であり、図1(d)は図1(b)の注液孔部分をA−A線で切断した断面図である。
本発明の密閉型電池は、電池缶5内に電池要素を収納した後に、電池缶5の開口部を蓋体2で封口したものであり蓋体2は中央部に電極端子6を有するとともに注液孔7を有している。
注液孔7は蓋体2を構成する板状の部材に段部71を有し階段状になっている。段部71を有する注液孔7はプレス加工等により形成される。封止栓1は上部に注液孔の段部71に収まるフランジ部11と下部に注液孔7に収まる先端が細くなった略円柱状の突起部12から形成され、フランジ部11の上部の外周面に鍔部41を有している。
電解液の注液孔7より、電解液を注入した後、注液孔7に、フランジ部11の上部の外周面に鍔部41を有する封止栓1を圧入する。封止栓1を圧入の際には、段部71の径より封止栓1の鍔部41の外径が大きく形成されているため鍔部41は蓋体2の上に配置される。その後レーザ溶接を行う。
鍔部41の端面と蓋体2とをレーザ溶接することにより、レーザ溶接部3と注液孔7までの沿面距離が長く、電解液への熱影響も少なくなり、電解液が漏出してくることがなく、安定したレーザ溶接を行うことができる。
図2は、本発明の密閉型電池の他の注液孔の封止工程を説明する図であり、図2(a)は封止栓の平面図、図2(b)は注液孔の封止工程を説明する断面図であり、図2(c)は注液孔の封止後の断面図である。電解液の注液孔7は蓋体2を構成する板状の部材の下部に段部71を有し上部に浅い切り込み部72を有し階段状になっている。封止栓1は上部に注液孔の段部71に収まるフランジ部11とフランジ部11の上部周縁部に鍔部41を有し、下部に注液孔7に収まる先端が細くなった略円柱状の突起部12を有している。
電解液の注液孔7より、電解液を注入した後、注液孔7に、フランジ部11の外周面に鍔部41を有する封止栓1を圧入する。鍔部41の外形に対応する切り込み部72に収まることにより封止栓1と蓋体2は同一平面を形成する。
幅30mm、高さ48mm、厚さ4mmのアルミニウム合金(A3003)製の電池缶に電池要素を収納した後、図1に示すように、段部71の直径2.0mm深さ0.5mmで中心に直径1.3mmの貫通孔を有した注液孔7を設けた厚さ1mmのアルミニウム合金(A3003)製の蓋体2を電池缶に嵌合し溶接して封口する。電解液として六フッ化燐酸リチウムを電解質としてジエチルカーボネート(DEC)とエチレンカーボネート(EC)の混合溶媒に溶解したものを注液孔7から注液した後、フランジ部11の直径2.0mm、厚さ0.5mm、フランジ部11からの鍔部の幅0.3mm、厚さ0.2mm、フランジ部11の中心から高さ0.7mm、直径1.2mmの略円柱状の突出部を有した封止栓1を、注液孔7に圧入し、抵抗溶接により注液孔7と封止栓1の接触部が溶接される。その後、封止栓1の鍔部41の端面にレーザ溶接を行った。作製した500個のリチウムイオン電池について、レーザ溶接後の封止状態を確認したところ、不良の発生はなかった。
蓋体2の構造を変更した以外は実施例1と同様にリチウムイオン電池を作製した。図2に示すように、蓋体2の段部71の直径2.0mm、深さ0.5mmで中心に直径1.2mmの貫通孔を有し、更に直径2.6mm、深さ0.2mmの切り込み部72を有した蓋体2にフランジ部11に鍔部を含めた直径2.6mm、鍔部厚さ0.2mm、フランジ部11の中心から高さ0.7mm、直径1.2mmの略円柱状の突起部12を有した封止栓1を注液孔7に圧入し、抵抗溶接を行い、その後レーザ溶接を行った。作製した500個のリチウムイオン電池について、レーザ溶接後の封止状態を確認したところ、不良の発生はなかった。
(比較例)
封止栓の構造を変更した以外は実施例1と同様にリチウムイオン電池を作製した。図3に示すように、蓋体2に段部71の直径2.0mm深さ0.5mmで中心に直径1.2mmの貫通孔を有した注液孔7に、フランジ部11の直径2.0mm、厚さ0.5mmの封止栓1を注液孔7に圧入し、レーザ溶接を行った。作製した500個のリチウムイオン電池について、レーザ溶接後の封止状態を確認したところ、3個ピンホールによる溶接不良が発生した。
封止栓の構造を変更した以外は実施例1と同様にリチウムイオン電池を作製した。図3に示すように、蓋体2に段部71の直径2.0mm深さ0.5mmで中心に直径1.2mmの貫通孔を有した注液孔7に、フランジ部11の直径2.0mm、厚さ0.5mmの封止栓1を注液孔7に圧入し、レーザ溶接を行った。作製した500個のリチウムイオン電池について、レーザ溶接後の封止状態を確認したところ、3個ピンホールによる溶接不良が発生した。
1 封止栓
2 蓋体
3 レーザ溶接部
5 電池缶
6 電極端子
7 注液孔
11 フランジ部
12 突起部
41 (フランジ部)鍔部
71 (注液孔の)段部
72 (注液孔の)切り込み部
2 蓋体
3 レーザ溶接部
5 電池缶
6 電極端子
7 注液孔
11 フランジ部
12 突起部
41 (フランジ部)鍔部
71 (注液孔の)段部
72 (注液孔の)切り込み部
Claims (1)
- アルミニウム合金からなる電池缶あるいは前記電池缶開口部を封口する蓋体に設けられた段部を備えた電解液の注液孔に、円柱状の突起部が下部に植立され、上端の外周面に鍔部を有するフランジ部が形成された封止栓を装着し、溶接封止したことを特徴とする密閉型電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006334342A JP2008147069A (ja) | 2006-12-12 | 2006-12-12 | 密閉型電池 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006334342A JP2008147069A (ja) | 2006-12-12 | 2006-12-12 | 密閉型電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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2006
- 2006-12-12 JP JP2006334342A patent/JP2008147069A/ja active Pending
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