JP2008146771A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細化したときにも高いデータ信頼性を得ることができる半導体記憶装置とそのデータ消去方法を提供する。
【解決手段】電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置において、 前記メモリセルアレイの消去単位内で、ダミーセルはメモリセルより緩和された消去電圧条件下でメモリセルと同時に消去されて、メモリセルの消去状態より高いしきい値分布に設定される。
【選択図】図4

Description

この発明は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルを用いて構成される半導体記憶装置(EEPROM)に係り、特にNAND型フラッシュメモリの誤書き込み率低減技術に関する。
電気的書き換えが可能でかつ、高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)として、NAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリでは、複数のメモリセルを隣接するもの同士でソース/ドレイン拡散層を共有する形で直列接続して、NANDセルユニットを構成する。NANDセルユニットの両端はそれぞれ、選択ゲートトランジスタを介してビット線及びソース線に接続する。この様なNANDセルユニット構成により、NOR型と比べて単位セル面積が小さくかつ大容量記憶が可能となる。
NAND型フラッシュメモリのメモリセルは、半導体基板にトンネル絶縁膜を介して形成された電荷蓄積層(浮遊ゲート)とその上にゲート間絶縁膜を介して積層された制御ゲートとを有し、浮遊ゲートの電荷蓄積状態によりデータを不揮発に記憶する。具体的には、浮遊ゲートに電子を注入したしきい値電圧の高い状態を例えばデータ“0”、浮遊ゲートの電子を放出させたしきい値電圧の低い状態をデータ“1”として、2値データ記憶を行う。最近は、書き込みしきい値分布を細分化して、4値等の多値記憶も行われている。
NAND型フラッシュメモリのデータ書き込みは、選択ワード線に沿って配列された全メモリセル(或いはその半分)を1ページとして、ページ単位で行われる。具体的に書き込みは、選択ワード線に書き込み電圧Vpgmを与えて、セルチャネルから浮遊ゲートにFNトンネリングにより電子を注入するという動作として行われる。この場合、ビット線から書き込みデータ“0”,“1”に応じてNANDセルチャネルの電位が制御される。
即ち、“0”書き込みの場合は、ビット線にVssを与えて、これをオンさせた選択ゲートトランジスタを介して選択セルのチャネルまで転送する。このとき、選択セルでは浮遊ゲートとチャネル間に大きな電界がかかって、浮遊ゲートに電子が注入される。一方、“1”書き込み(非書き込み)の場合は、ビット線にVddを与えて、NANDセルチャネルをVdd−Vth(Vthは選択ゲートトランジスタのしきい値電圧)まで充電してフローティング状態にする。このとき、セルチャネルがワード線からの容量結合により電位上昇して、浮遊ゲートへの電子注入が禁止される。
Vpgmが与えられた“1”書き込みセル(非書き込みセル)で、セルチャネルの昇圧が不十分であると、浮遊ゲートへの電子注入が生じ、望ましくないしきい値変動(誤書き込み)が生じる。非選択ワード線には通常、書き込み電圧Vpgmより低い書き込みパス電圧(中間電圧)Vmを与えて、NANDセルユニット内のチャネル電圧を制御して、“1”書き込みセルの浮遊ゲートへの電子注入を生じないようにしている。選択セルのチャネルブーストを十分にするためには、Vmを高めることが通常行われるが、逆に“0”書き込みセルを含むNANDセルユニット内では非選択セルに弱い書き込みが生じることになるため、Vmの最適化が必要である。
これまで、NAND型フラッシュメモリにおいて“1”書き込みセルや非選択セルでの誤書き込みを抑制するための書き込み時のチャネル電圧制御方式として、次のようなものが提案されている。
(1)“1”書き込み時、NANDセルユニット内の全チャネルをフローティング状態にして、ワード線からの容量結合によりチャネルをブーストするセルフブースト(Self−Boost:SB)方式。
(2)“1”書き込み時の選択セルのチャネルのみを他から分離してブーストするローカルセルフブースト(Local Self−Boost:LSB)方式。
(3)同様に、ソース線側のメモリセルから順番に書き込みを行うシーケンシャル書き込みを前提として、選択セルを含む未書き込み領域を既書き込み領域と分離してブーストする消去領域セルフブースト(Erase Area Self−Boost:EASB)方式。
これらのチャネル電圧制御方式を適用した場合にも、NAND型フラッシュメモリの微細化が更に進んだ場合に問題になるのは、選択ゲートトランジスタ(特にソース線側の選択ゲートトランジスタ)に隣接するセルでの誤書き込みである。データ書き込み時、ソース線側の選択ゲートトランジスタはゲート電圧0Vのオフ状態とされるが、これに隣接するセルが、書き込み電圧Vpgmが与えられた“1”書き込みセル(非書き込みセル)であるとき、選択ゲートトランジスタのドレイン端でゲート誘導ドレインリーク電流GIDL(Gate−Induced Drain Leakage)が発生し、隣接する非書き込みセルの浮遊ゲートに電子が注入されるという誤書き込みが生じる。選択ゲートトランジスタに隣接するセルに書き込みパス電圧Vm(<Vpgm)が与えられる場合にも同様の誤書き込みが生じる懸念がある。
更にビット線側の選択ゲートトランジスタに隣接するセルでも、同様の誤書き込みが生じる。
このGIDL電流に起因する誤書き込みを抑制するために、選択ゲートトランジスタのドレイン端のGIDL電流を抑制する工夫(例えば、チャネルプロファイルの改善)や、GIDLに起因するにホットエレクトロン注入を抑制するための工夫(例えば選択ゲートトランジスタとメモリセルの間の距離を大きくする)等が考えられている。しかしこれらの対策は、最小加工寸法がますます小さくなると、実効的な解決法にならない。
このような誤書き込みに対して、選択ゲートトランジスタの隣に、データ記憶に利用されないダミーセルを配置する方式は一定程度有効になる(例えば、特許文献1参照)。
更に一括消去後に消去セルのなかの過消去状態を解消させるために、所謂ソフトプログラムを行う方式が知られている(例えば、特許文献2参照)。この方式は、データのしきい値範囲を全体として狭くすることができるので、隣接セルの浮游ゲート間容量結合によるデータ変化を防止する上で重要になる。特に微細化の進んだNANDフラッシュメモリ、とりわけ多値NANDフラッシュメモリにおいて誤書き込み対策技術として重要である。
特開2006−186359号公報 特開2006−059532号公報
この発明は、微細化したときにも高いデータ信頼性を得ることができる半導体記憶装置とそのデータ消去方法を提供することを目的とする。
この発明の第1の態様によると、電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置において、
前記メモリセルアレイの消去単位内で、ダミーセルはメモリセルより緩和された消去電圧条件下でメモリセルと同時に消去されて、メモリセルの消去状態より高いしきい値分布に設定されることを特徴とする。
この発明の第2の態様による半導体記憶装置のデータ消去方法は、電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置のデータ消去方法であって、
前記メモリセルアレイの消去単位の一括消去に先立って、その中のダミーセルについてしきい値を上昇させるプリプログラムを行い、
次いで前記消去単位内のダミーセルを含む全メモリセルを、ダミーセルについてメモリセルより緩和された消去電圧条件として一括消去し、
その後前記消去単位内の過消去状態セルを解消するためのソフトプログラムを行うことを特徴とする。
この発明の第3の態様による半導体記憶装置のデータ消去方法は、電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置のデータ消去方法であって、
前記メモリセルアレイの消去単位内のダミーセルを含む全メモリセルを、ダミーセルについてメモリセルより緩和された消去電圧条件として一括消去し、
次いで前記消去単位内のダミーセルのしきい値を上昇させる書き込みを行い、
その後前記消去単位内の過消去状態セルを解消するためのソフトプログラムを行うことを特徴とする。
微細化したときにも高いデータ信頼性を得ることができる半導体記憶装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの全体構成の概略であり、図2はそのメモリセルアレイ100の等価回路を示す。NAND型フラッシュメモリの基本単位であるNANDセルユニット(NANDストリング)NUは、直列接続された複数のメモリセルMC0−MC31とその両端に配置された二つの選択トランジスタSG1,SG2を基本構成とする。
但しこの実施の形態では、選択ゲートトランジスタSG1,SG2にそれぞれ隣接して、データ記憶を行わない“ダミーセル”MCDD,MCDSが挿入されている。ダミーセルMCDD,MCDSは通常のアドレス入力によってアクセスができない他、他の通常のメモリセルMC0−MC31と同様に構成されている。以下では、ダミーセルとの対比で、通常のメモリセルMC0−MC31を“レギュラーセル”と称する場合がある。
NANDセルユニットNUは、その一端が選択トランジスタSG1を介してビット線BLに接続され、他端が選択トランジスタSG2を介して、メモリアレイ100内で共通のソース線CELSRCに接続されている。
1つのメモリセルは、シリコン基板のP型ウェルに形成されたN型ソース/ドレイン拡散層を有し、電荷蓄積層としての浮遊ゲートと制御ゲートの積層ゲート構造を有する。この浮遊ゲートに保持する電荷量を書き込み動作、消去動作で変化させることにより、メモリセルのしきい値を変化させて、1ビットのデータ、あるいは多ビットのデータを記憶させる。
但し、電荷蓄積層として浮游ゲートを持つメモリセル方式に代わり、ゲート絶縁膜中に絶縁層からなる電荷蓄積層(電荷トラップ)を持つメモリセルを用いることもできる。
NANDセルユニットNU内の各レギュラーセルMC0−MC31及びダミーセルMCDD,MCDSの制御ゲートは別々のレギュラーワード線WL0−WL31及びダミーワードWLDD,WLDSに接続され、選択ゲートトランジスタSG1,SG2のゲートはそれぞれ選択ゲート線SGD,SGSに接続される。
レギュラーワード線WL0−WL31、ダミーワード線WLDD,WLDS及び選択ゲート線SGD,SGSを共有するNANDセルユニットの集合は、データ一括消去の単位となるブロックBLKを構成する。通常図示のように、ビット線の方向に複数のブロックBLKi,BLKi+1,…が配列される。
NAND型フラッシュメモリは、種々の動作をコマンド入力を伴って実現している。たとえば、書き込み動作においては、データロードコマンドを入出力回路1からコマンドレジスタ2にラッチし、書き込み先アドレスを入出力回路1を介してアドレスレジスタ3にラッチし、続いて、書き込みデータを入出力回路1を介してセンスアンプ回路(兼書き込み回路)30にロードする。この後、書き込み実行コマンドを入出力回路1を介してコマンドレジスタ2にラッチすると、内部で自動的に書き込み動作が開始される。
即ち書き込み実行コマンドが入力されると、シーケンス制御回路4が動作を開始する。シーケンス制御回路4は、書き込み動作においては、書き込み動作に必要な電圧の制御や、書き込みパルス印加動作やベリファイ読み出し動作のタイミング制御、所望の書き込み動作が終了するまで書き込みパルス印加動作とベリファイ読み出し動作を繰り返す制御など行う。
高電圧発生回路5は、シーケンス制御回路4に制御されて、書き込み電圧Vpgm、書き込みパス電圧Vpassその他、ロウ系の信号駆動回路20やページバッファ制御回路6に必要な高電圧(昇圧電圧)を発生する。
ロウ系の信号駆動回路20は、ワード線電圧を制御する、NANDセルユニット内のワード線数に等しい数のCGデコーダ・ドライバ26と、ドレイン側選択ゲート線SGDを制御するSGDドライバ22、ソース側選択ゲート線SGSを制御するSGSドライバ23、ダミーワード線WLDD,WLDSを駆動するCGDD,CGDSドライバ24,25、及びブロックデコーダ用の昇圧電源電圧VRDECを出力するためのVRDECドライバ21を有する。これらのドライバ21−26は、メモリセルアレイ100の複数のブロックで共有される。
NAND型フラッシュメモリでは、選択されたNANDセルユニットの複数のワード線に対して複数の電圧を用いて動作させることが必要であるため、ロウアドレスの中で、NANDセルユニット内のワード線を選択するページアドレスが、CGデコーダ・ドライバ26のそれぞれに入力されている。
メモリセルアレイ100の各ブロックのワード線端部には、ブロック選択機能を持つ狭義のロウデコーダ10が配置されている。ロウデコーダ10は、アドレスレジスタ3からブロックアドレスを受けてこれをデコードするブロックデコーダ11と、このブロックデコーダ11の出力により共通に制御されて書き込み、消去及び読み出しに必要な電圧を選択ブロック内のワード線や選択ゲート線に伝達するための転送トランジスタアレイ12とを有する。ブロックデコーダ11には、転送トランジスタアレイ12の共通ゲートTGに所望の電圧を出力するためのレベルシフト回路が含まれる。
転送トランジスタアレイ12の各一端は、ドライバ21−26の出力に接続され、他端はセルアレイ100内のワード線、ダミーワード線及び選択ゲート線に接続される。例えば、書き込みパルス印加動作においては、選択ワード線に書き込み電圧Vpgm(20V程度)を印加する必要がある。このとき転送トランジスタ12の共通ゲートTGには、VRDECドライバ21から供給されるVpgm+Vt(Vtは転送トランジスタ12のしきい値相当の電圧)が印加される。
NAND型フラッシュメモリは、書き込みと消去にFNトンネル電流を用いる。特に書き込み動作においては、NOR型メモリセルと異なり、1つのメモリセルのしきい値シフトに必要な電流が微小であるため同時に多数のメモリセルを書き込むことができる。したがって、書き込み、読み出しの一括処理単位のページ長を、2kByteや4kByteと大きくすることができる。ページバッファを構成するセンスアンプ回路30内のセンスユニットSAも、ページ長と同数含まれている。
カラムデコーダ7は、例えば書き込みデータをロードする場合には、アドレスレジスタ3から送られるカラムアドレスをデコードして、入出力回路1と選択されたセンスユニットSAを接続して、カラムアドレス毎の書き込みデータをセンスアンプ回路30にセットする。読み出し動作においては、その逆であり、一括してページバッファ30に読み出したデータを、カラムアドレスに従って選択されたセンスユニットSAから入出力回路1に出力する。
図1では省略しているが、実際には入出力回路1とページバッファ30の間には、所定のサイクルでデータの入出力を実現するための回路が組み込まれている。センスユニットSAの具体的な回路は例えば、特開2001−325796号公報に開示されている。
図2は、偶数番のビット線BLeと隣接する奇数番のビット線BLoとが一つのセンスアンプSAを共有する例を示している。書き込みまたは読み出し時、選択信号SELe,SELoにより、偶数番ビット線BLeと奇数番ビット線BLoは勢選択的にセンスアンプSAに接続される。このとき非選択ビット線は、シールド線として機能させることにより、ビット線間の干渉が防止される。
このセンスアンプ方式の場合は、図2のワード線WL1が選択された場合について示しているが、1ワード線と全偶数番ビット線BLeにより選択されるメモリセルが同時書き込みまたは読み出しの単位である1ページ(偶数ページ)を構成し、1ワード線と全奇数番ビット線BLoにより選択されるメモリセルが同時書き込みまたは読み出しの単位である他の1ページ(奇数ページ)を構成する。
前述のように、ダミーワード線WLDD,WLDSは、レギュラーワード線WL0−31のようには選択アクセスされることはない。従って、ロウ系信号駆動回路20におけるレギュラーワード線駆動のためのデコーダ・ドライバ(CGDEC・DRV)26と、ダミーワード線駆動のためのドライバ(CGD DRV,CGS DRV)24,25とは、基本的に前者が5ビット或いは6ビットからなるワード線アドレスをデコードするデコーダを含み、後者はそれがない点で異なる。
図3Aは、具体的にレギュラーワード線駆動のためのデコーダ・ドライバ(CGDEC・DRV)26と、ダミーワード線駆動のためのドライバ(CGD DRV,CGS DRV)24,25とに対するアドレス信号入力の相違を示している。例えば32ワード線の一つを選択するためのアドレス信号がRA<4:0>であるとして、デコーダ・ドライバ(CGDEC・DRV)26にはこれらのアドレス信号RA<4:0>をデコードするデコーダ設けられている。
一方、ダミーワード線駆動のためのドライバ(CGD DRV,CGS DRV)24,25には、通常のアドレス信号は入らず、当該ブロックが選択されたときに常に活性になるように制御される。また、ダミーワード線を選択する必要があるテスト時には、これらにはコマンド等に基づくテスト時選択信号(或いは他の専用アドレス信号等)が入るようになっている。
更に、図3B及び図3Cはそれぞれ、レギュラーワード線駆動のためのデコーダ・ドライバ(CGDEC・DRV)26と、ダミーワード線駆動のためのドライバ(CGDDDRV,CGDSDRV)24,25の具体構成例を示している。
図3Bのドライバ26は、各動作でワード線WLiの選択/非選択状態に応じて所定タイミングで所定電圧を出力するように、ワード線WLiの選択/非選択状態を識別するためのデコーダ26aと、その選択/非選択信号に基づいて所定タイミングで所定電圧を出力するためのCGiロジック制御回路26bと、その制御信号を受けて種々の電圧を出力するためのスイッチ回路群26c〜26qとを有する。
デコーダ26aは、アドレスレジスタから出力される、NANDストリング内のワード線アドレスを識別するためのアドレス信号RA<4:0>をデコードして、各CGドライバ回路内のCGi制御ロジック回路に選択/非選択信号を伝達する。RAのビット数は、32個の直列接続セルからなる32NANDストリングの場合には5ビット、64個の直列接続セルからなる64NANDストリングの場合には6ビットとなる。
後述するページ書き込み動作においては、NANDストリング内の選択ワード線位置に応じて非選択状態の電圧が印加されることがあるため、CGデコーダ26aの出力は、自身の制御線CGiのみならず、複数のCGドライバにまたがって出力される。
CGi制御ロジック回路26bは、シーケンス制御回路から出力される選択ワード線用の制御信号CGSELV又は非選択ワード線用の制御信号CGUSELVを受けて、自身の選択/非選択状態を参照して、スイッチ回路群26c〜26qを制御する。
スイッチ回路群のうち転送ゲート26d,26fに付属するブースタ回路26c,26eは、詳細を示さないが、例えばNMOSトランジスタやキャパシタで構成される小規模の昇圧回路である。従って昇圧クロック信号PMPCLKと転送しようとする電圧が入力されている。一方、転送ゲート26h,26j,26l,26nにそれぞれ付属する回路26g,26i,26k,26mは、高耐圧トランジスタで構成された一般的なクロスカップル型のレベルシフタ回路であり、その高電位電源としてVBSTが入力されている。
例えば、ページ書き込み時に、CGiのドライバが選択された場合には、CGVSEL_Viがシーケンサの制御信号CGSELVと同期した波形となり、CGUSEL_Vi、CGVa_Vi、CGVb_Vi、CGVc_Vi、およびCGVE_Viは“L”のままとなる。CGVSEL_Viが“H”になると、ブースタ回路26cが高耐圧トランジスタ26dのゲートを昇圧して、VSELに印加されたVpgmがCGiに出力される。書き込み動作の非選択状態の場合には、書き込みパルスの電圧印加規則や、選択ワード線の位置によって、VUSEL、Va、Vb、Vcのいずれかが出力される。
CGVE_Vは消去動作時に、レギュラーワード線にVEを出力する場合の制御信号である。これはVEが0V固定の場合には必ずしも必要ではない。
各スイッチ回路の電圧転送ゲート(26d,26f,26h,26j,26l,26n)、および、接地パスのトランジスタ26p等には、CGiに書き込み電圧Vpgmが印加されるため、高耐圧トランジスタが用いられる。特に、Vpgmを放電するパスには、デプレション型の高耐圧トランジスタ26pとエンハンスメント型の高耐圧トランジスタ26qを直列接続して、一つのトランジスタに印加されるドレイン・ソース間電圧を緩和する措置がとられている。
図3Cは、ダミーワード線WLDS対応の制御線CGDS用ドライバ25の一例である。回路構成は、図3BのCGドライバ回路と似ているが、デコード回路は伴わない。CGDS制御ロジック回路25aと、その出力により制御されるスイッチ回路群25b〜25nにより、読み出し、書き込み、および消去動作において、ダミーワード線用の所定の電圧が出力されるように回路が構成されている。
通常は、レギュラーセルの非選択ワード線のように扱われるが、後述のように、所定の動作においては選択ワード線に印加される電圧VSELを用いて、選択ワード線のように書き込み動作やベリファイ動作も行えるように構成されている。すなわち、シーケンスにより決まった動作の中で、シーケンス制御回路から出力されるCGS選択信号により、選択ワード線のごとく動作する。あるいは、CGDS選択信号は、テストモードなどで、アドレス入力を伴って選択される場合もあるが、この場合には、ダミーワード線を選択するためのコマンドと、所定のロウアドレス入力とのAND論理が成立した場合などに限られる。
ダミーワード線WLDD対応の制御線CGDD側のドライバ回路は図示しないが、出力電圧や制御タイミングはやや異なるものの、図3CのCDGS側ドライバ回路とほぼ同じ構成となる。
図4は、この実施の形態のNAND型フラッシュメモリが4値記憶を行う場合のデータしきい値分布の一例を示している。レギュラーセルは、負しきい値状態Eと、3つの正のしきい値状態A,B,Cとのいずれかのデータ状態に設定される。これらのデータ状態がそれぞれ、E=(1,1),A=(1,0),B=(0,0),C=(0,1)なる4値データとなる。
ダミーセルのしきい値状態Dは、正のしきい値範囲でできるだけ狭い分布が望ましい。
図5は、ダミーセルが上述のような正のしきい値状態Dを持つ場合の書き込み時の電圧パルス波形を示す。ダミーセルは、後述するようにレギュラーセルMC0−31が書き込まれる前に、所定の正のしきい値に設定される。したがって、ダミーワード線WLDDには、図5に示すように、他のレギュラーワード線に先立って確実にオンする電圧VPDDを印加する。
タイミングT1からT2にかけてレギュラーセル側にビット線に印加された書き込み電位を転送する。タイミングT2以降、選択レギュラーワード線WLnに書き込み電圧Vpgmを、非選択レギュラーワード線には中間電圧(書き込みパス電圧)Vm(<Vpgm)を、選択レギュラーワード線に近いソース線側の非選択レギュラーワード線WLn−1,WLn−2にはそれぞれ、電圧Va,Vb(Vb<Va<Vm)をそれぞれ与える。電圧Vbはチャネル分離用の電圧で例えば0Vである。これは、チャネルブースト方式として、EASB方式を用いた場合を示している。
これにより、“0”書き込みセルでは、選択セルチャネルに0Vが転送されて、FNトンネル電流による書き込みが行われる。“1”書き込みセル(非書き込みセル)ては、NANDストリング内のチャネルおよび拡散層領域がワード線とのカップリングでブーストされ、書き込みは生じない。
図6は、ソース線CELSRCに最も近いレギュラーワード線WL0が選択された非書き込み(“1”書き込み)の場合の書き込み電圧印加条件をNANDストリングの断面で示している。図7は参考のため、ダミーセルMCDD,MCDSがない場合について、同様にワード線WL0が選択された非書き込みの場合の電圧印加条件を示している。これらでは、レギュラーワード線が8本の場合を例示しているが、これはあくまで一例に過ぎない。
図7の従来例では、ソース線側選択ゲートトランジスタSG2が0Vであり、これに隣接するレギュラーセルM0に書き込み電圧Vpgmが印加される結果、選択ゲートトランジスタSG2のドレイン端でGIDL電流が流れて電子がレギュラーセルMC0に注入されるという誤書き込みが生じる可能性がある。
これに対して、図6に示すように、ソース線側選択ゲートトランジスタに隣接してダミーセルMCDSを挿入することにより、レギュラーセルMC0での誤書き込みが防止される。すなわち、ダミーワード線WLDSに印加されるVPDSとダミーセルMCDSのしきい値電圧との関係で決まるダミーセル部のチャネル電位が、レギュラーセル領域のチャネル電位よりも低くなるようにして、レギュラーセルから選択ゲートトランジスタSG2に向けて、ブースト状態のチャネル電位を段階的に低下させる。これによって、レギュラーセルの隣のダミーセル部だけでなく、選択ゲートトランジスタSG2においても、GIDLを抑制することができ、誤書き込みの原因となるGIDLの発生を抑制することが容易となる。
VPDSは、ダミーセルMCDSのしきい値電圧に応じて最適な値をとりうるため、例えば図5に示したVm,Va,Vbと同じであってもよいし、或いはダミーセル用に生成される微調整可能な電圧でもよい。
レギュラーワード線WL0に接続されたメモリセルMC0に書き込みが行われる場合、ダミーセルMCDSのしきい値電圧が負の場合と正の場合を比較すると、しきい値電圧が負の場合には、最適化されるダミーワード線WLDSの電圧はしきい値が正の場合に比べて低い電圧になる。ここで、レギュラーセルMC0の書き込み特性に関して考えると、ダミーワード線WLDSに印加される電圧が低いとそのワード線とのカップリングによって、レギュラーセルMC0の書き込み特性が遅くなり、ダミーセルと隣接しないメモリセルより高い書き込み電圧を必要とすることになる。また、微細化に伴って、ワード線間の距離は世代毎に縮小されてきて、配線間の電界が懸念されるようになってきた。したがって、ダミーセルMCDSのしきい値電圧は、負の状態にあるより正の状態にあるほうが好ましい一面がある。
ビット線側でのダミーセルMCDDも同様にGIDLを防止する働きをする。このビット線側のダミーセルMCDDのダミーワード線WLDDに与える電圧VPDDは、ソース線側のダミーワード線WLDSの電圧VPDSと同じでもよいし、或いは異なってもよい。
図8は、図5で説明した書き込み電圧印加法の場合について、選択ワード線位置との関係で各レギュラーワード線WL0−WL7、ダミーワード線WLDS,WLDD及び選択ゲート線SGS,SGDの電圧関係をまとめて示している。
図9は、選択ワード線のソース線側に隣接する非選択ワード線の電圧をVa,Vb,Vc(Vc<Vb<Va)として、図8の例より更に電界緩和を図った例である。
これら図8及び図9との関係で、ダミーセルがない場合の従来の書き込み電圧印加法を示したのが、図10である。図10では太枠で囲んだ部分がGIDLに起因する誤書き込みが生じる可能性が高いことを示しているが、これらに対応する図8及び図9の箇所では電界が緩和されて、誤書き込みが防止される。
ブロック単位で消去を行う消去シーケンスにおいては、ダミーセルのしきい値電圧を高め、ソース線側のレギュラーワード線WL0が選択されたときにこれと隣接するダミーWLDSとの間の電位差、同様にビット線側のレギュラーワード線WL7が選択されたときにこれに隣接するダミーワード線WLDDの間の電位差を小さくすることを可能とするようなダミーセルしきい値制御を行う。
その様な消去シーケンス例を、以下に具体的に説明する。
[第1の消去シーケンス]
図11が第1の消去シーケンスである。図示のように、消去シーケンスの最初に、ダミーセルに対して予備的書き込み(プリプログラム)を行う(ステップS1)。このダミーセルに対するプリプログラムは、1パルス印加のみとする。
次に、選択ブロックについて消去パルスを印加し(ステップS2)、消去ベリファイを行う(ステップS3)。ここで消去は、消去単位である選択ブロック内でレギュラーセルとダミーセルに対して同時に行われるが、レギュラーワード線とダミーワード線に異なる電圧を印加する。その詳細は後述するが、消去ベリファイ動作に関しては、例えば特開2005−116102号公報に開示されている。
消去完了の判定(ステップS4)は、消去ベリファイ後にセンスアンプ兼ページバッファ内のデータをチェックして、消去Failに相当するNANDストリング数が所定数以下であるかどうかで判定する。
次に、レギュラーセルにおいては、特に、フローティングゲート型のNANDフラッシュメモリにおいては、消去しきい値から書き込みしきい値の最上位レベルまでの電位差を小さくすることが重要なので、ソフトプログラムを行う。
即ち図11に示すように、ソフトプログラムパルス印加動作を行い(ステップS5)、その後のソフトプログラムベリファイはステップS6,S8の2段階で行う。最初のソフトプログラムベリファイステップS6は、しきい値が所定のレベルまで書かれたか否かを判定するためのものであり、2回目のソフトプログラムベリファイステップS8は、ステップS6の判定レベルで終了したソフトプログラム後のしきい値分布が、所定のしきい値レベルを超えていないかどうかを最終判定するものである。
最初のベリファイステップS6の読み出し結果に対する判定ステップS7がFailであれば、再度ソフトプログラムを行う。2回目のベリファイステップS8の判定ステップS9がFailの場合は、消去失敗として、消去サイクルに戻る。
次に各ステップの動作を具体的に説明する。
図12は、ダミーセルに対するプリプログラムステップS1での書き込み電圧波形を示す。レギュラーワード線には、書き込みが生じないパス電圧Vmを印加し、ダミーセルのワード線(ダミーワード線)WLDD,WLDSに書き込み電圧Vpgmを印加する。この書き込み電圧Vpgmは、通常のレギュラーセル書き込み時のそれと同じではなく、ダミーセルのしきい値が幾分シフトするような、例えばデータ状態Aが書き込める程度の書き込み電圧とすればよい。
選択ゲートSGD,SGSにはVSG(約4.5V)を印加して、ビット線BLおよびソース線CELSRCは0Vとする。この選択ゲート線電圧により、ダミーワード線WLDD,WLDSと選択ゲート線SGD,SGSとの間の電位差を小さく設定する。
図13は、このプリプログラムによるダミーセルのしきい値変化を示している。
次に、選択ブロックについて消去パルスを印加し(ステップS2)、消去ベリファイを行う(ステップS3)が、図14は、3つの消去パルス印加法を示し、図15は消去パルス電圧波形を示している。
メモリセルアレイが形成されたp型ウェルの端子即ちセルウェル端子PWELLに消去電圧Veraを印加し、レギュラーワード線には0V(消去電圧印加法1)又はVE(≧0V)(消去電圧印加法2)を、ダミーワード線WLDD,WLDSにはVEDD(>VE),VEDS(>VE)を印加する。
選択ゲート線には、消去電圧Veraに近い電圧を印加するため、ダミーワード線WLDD,WLDSにレギュラーワード線より少し高い電圧を印加して電位差を緩和する。
例えば、レギュラーワード線0Vで、レギュラーセルは図16Aのしきい値分布E0に示すように、−1V以下程度の負のしきい値まで消去する。ダミーセルは、VEDDやVEDSが3Vだとすると、図16Bに示すように、2V程度以下にしか消去されない。
VEDDやVEDSは、消去時に選択ブロックのロウデコーダ内の転送トランジスタ12がオン状態となる電圧でなければならない。例えば図5に示す電圧印加例では、VEDD,VEDS<Vsg−Vt(Vyは、転送トランジスタのしきい値電圧)である。
図14の消去電圧印加方法3は、選択ゲート線にVESG(<Vpgm)を印加する方法である。選択ゲートトランジスタはメモリセルと異なり、フローティングゲート構造ではないため、ゲートとセルウェルPWELLの電位差4〜5V程度に制限する必要がある。消去電圧印加法1や2では、従来の方法で選択ゲートの電圧をセルアレイ内のカップリングで決めようとする方法で、回路で正確に制御するものでないのに対して、消去電圧印加法3では、セルウェルPWELLに印加する消去電圧との電位差が、所定の電位差(例えば3V程度)になるような電圧を選択ゲートに印加する。これにより、選択ゲート線ととなりのダミーワード線との間の電位差をより小さく、正確に制御できるようになる。
消去ベリファイ(ステップS3)では、図17に示すように、レギュラーセルに対しては、VEVでベリファイ読み出しするが、ダミーセルに対しては、VEVDD(>VEV),VEVDS(>VEV)でベリファイ読み出しする。
消去ベリファイ時の動作波形を図18に示す。消去ベリファイでは、通常の読み出し動作と異なり、セルソース線CELSRCにVddを与え、全ワード線に所定のベリファイ電圧を与え、ビット線を0Vに放電した後フローティングにして、ビット線側に出力されるソースフォロワ電圧をセンスする。
したがって、ビット線間の干渉を小さくするために、偶数番ビット線BLeをベリファイ読み出しする場合には、隣の奇数番ビット線BLoを固定電圧(例えば図のようにVdd)にしてシールド状態で読み出す。逆に、奇数番ビット線BLoをベリファイするには、偶数番ビット線BLeをシールドビット線とする。
選択ブロック内の全レギュラーワード線にVEV=0V、ダミーワード線WLDD,WLDSにVEVDD,VEVDSを印加したとき、例えば、レギュラーセルのしきい値がVt=−1V、ダミーセルのしきい値がVEVDD−2[V](VEVDS−2[V])ならば、ビット線の電圧はレギュラーセルのしきい値で決まる約1Vとなる。
この実施の形態では、レギュラーセルとダミーセルの消去ベリファイを同時に行うため、それぞれのワード線に印加された電圧に対するしきい値電圧の余裕の小さい方でビット線に出力される電圧が決まる。このようにしてメモリセルのしきい値に応じて出力されるビット線電圧を、所定のタイミング(図18のT3)で、センスアンプにより読み出す。
このビット線電圧が、所定の電圧以上であれば消去ベリファイパスとなる。例えばビット線電圧1V以上をパス・フェイル判定レベルとすると、図16Bに示されるダミーセルの判定レベルVEVDD−α/VEVDS−αは、VEVDD−1[V](VEVDS−1[V])が目安となる。図16Bには示されていないが、レギュラーセルの場合には、−1V以下が判定レベルの目安ということになる。
次に、図19は、ソフトプログラムパルス印加動作(ステップS5)の電圧印加法を示している。レギュラーセルのみにソフトプログラムする場合には、図19の電圧印加方法(1)のように、レギュラーワード線にVspgmを、ダミーワード線には、VSPDD(<Vspgm),VSPDS(<Vspgm)を印加する。
ソフトプログラムでは、レギュラーセルのしきい値分布をできるだけ狭くすることが重要なので、チャネルを0Vとする書き込み状態とチャネルをブーストさせる非書き込み状態がある。チャネルをブーストさせると、選択ゲートのエッジでGIDLが生じる懸念がある。
これによって第一に考えられる悪影響は、ダミーセルのしきい値をシフトさせることであるが、これ以外の何らかの悪影響の可能性を含め、GIDLの発生を抑制することを優先的に考えるならば、Vspgmより低いダミーワード線電圧VSPDD,VSPDSによって、選択ゲートのドレインエッジに印加される電圧を抑制する。
しかしながら、実際にはダミーセルのしきい値分布はできるだけ狭くすることが望ましいので、GIDL発生による影響が許容される範囲で、ダミーセルにもソフトプログラムをすることが望ましい。
図19の電圧印加方法(2)に示すようにダミーワード線WLDD,WLDSの電圧VspgmDD,VspgmDSとして、Vpgmあるいはそれ以上の所定の電圧を印加すれば、ダミーセルの主分布はほとんどシフトさせずに、下すそに分布する書き込み消去特性の速いセルを書き上げることができる。
ダミーワード線に対するソフトプログラムは、図19の電圧印加法(1)のようにソフトプログラム中の非書き込み時のGIDLを抑制する場合には、しきい値がほとんどシフトしない。しかし、方法(2)の場合には、GIDLの影響を含めてダミーセルのしきい値がシフトすることが考えられる。
従って、ソフトプログラムベリファイにおいては、ダミーセルのしきい値シフトがレギュラーセルのベリファイを妨げないように、ダミーセルが十分にオンする電圧を印加してベリファイを行う。2回のソフトプログラムベリファイステップS6,S8は、前述の消去ベリファイと同様、ソースフォロワー方式で行う。
図20は、2回のソフトプログラムベリファイステップS6,S8の電圧を示している。また図18には、消去ベリファイ時の他、ソフトプログラムベリファイ時の電圧波形も併せて示している。
最初のソフトプログラムベリファイステップS6は、全レギュラーワード線WL0−31に消去ベリファイ時と同様にVEVを、ダミーワード線WLDD,WLDSにはVRDD(>VEV),VRDS(>VEV)を与える。2回目のベリファイステップS8では、全レギュラーワード線にベリファイ電圧VSP(>VEV)を与え、ダミーワード線WLDD,WLDSには最初のベリファイステップS6と同様に、VRDD(>VSP),VRDS(>VSP)を与える。
図21は、ソフトプログラム及びそのベリファイの結果得られるダミーセルのしきい値分布を示している。
図22は、以上の実施の形態の各動作の電圧を、書き込み動作及び読み出し動作(ベリファイ読み出し動作)を含めて、まとめて示している。読み出し動作(ベリファイ読み出し動作)においては、選択ワード線(WL0)に読み出しデータに応じて設定される読み出し電圧(ベリファイ電圧)VCGRVが、非選択ワード線に読み出しパス電圧Vreadが、ダミーワード線WLDD,WLDSには消去動作によって保証されたダミーセルのしきい値電圧の上限でもダミーセルがオンする電圧VRDD,VRDSが印加される。
[第2の消去シーケンス]
図23は、第2の消去シーケンスを示す。ダミーセルのしきい値を正の状態に設定する点は先の第1の消去シーケンスの場合と同じであるが、異なる方法でダミーセルのしきい値制御を行う。
まず、消去シーケンスの最初に、選択ブロックに対して消去パルス印加動作を行う(ステップS11)。この時、第1の消去シーケンスに場合と同様に、レギュラーワード線にはVE(例えば0V)、ダミーワード線にはVEDD,VEDS(VEDD=VEDSでもよい)が印加され、ダミーセルのしきい値はレギュラーセルほど低く消去されない消去条件とする。
続いて、消去ベリファイ(ステップS12)と判定(ステップS13)も、先の消去シーケンスと同様に行い、レギュラーセルは、VEV−αになり(図16A)、ダミーセルはVEVDD−α/VEVDS−αになるように(図16B)、ベリファイされる。
両方のセルが、それぞれのベリファイレベル以下になり、所定の判定条件を満たすまでは、消去パルス印加動作が繰り返される。消去完了の判定(ステップS13)は、消去ベリファイ後にページバッファ内のデータをチェックして、消去Failに相当するNANDストリング数が所定数以下であるかどうかで判定する。
次に、ダミーセルの書き込み制御を行う。まず、ダミーセルの書き込みベリファイ動作を行う(ステップS14)。ダミーセルに印加されるベリファイ電圧は、0Vあるいはデータ状態Aの分布のベリファイ電圧程度として、それよりも低い状態にあるダミーセルを検出する。
前述の消去動作後のダミーセルのしきい値は、VEVDD/VEVDSより下の広い範囲に分布している。このベリファイ動作の結果、書き込みの対象になるダミーセルは、0VやデータAの分布下限値以下まで消去されうる消去の速いセルに分類されるものが多く含まれている可能性が高い。ベリファイ判定ステップS15で、その様な低いレベルまで消去されたダミーセルがないと判定(Pass)されれば、ダミーセルに対する書き込みは行わない。
ステップS15の判定がFailの場合、ダミーセルに対して書き込みパルス印加動作を行う(ステップS16)。即ち、図24或いは図25に示すように、ダミーセルワード線WLDS/WLDDに書き込み電圧Vpgmを印加し、全レギュラーセルワード線(非選択ワード線)には書き込みパス電圧Vm(<Vpgm)を印加する。
この書き込み動作では、書き込みと非書き込みの選択性が必要なため、ソース線側選択ゲート線SGSには0Vが印加される。すると、ダミーワード線WLDSと選択ゲート線SGSとの電位差はVpgmとなる。しかし、このダミーセル書き込みは、前述のように書き込みのターゲットであるベリファイ電圧は0Vからデータ状態Aの下限値程度である。また、書き込みの対象になるメモリセルは書き込み消去特性の速いセルであると考えられる。従って、書き込み電圧Vpgmとしてデータ状態Cを書き込む場合ほどの高電圧は不要であり、レギュラーセル書き込みに使用される書き込み電圧より低い電圧となる。
ダミーセル書き込み後、ベリファイ読み出しを行い(ステップS17)、ベリファイ判定を行う(ステップS18)。ダミーセルへの書き込みは、書き込みの対象になったダミーセルがベリファイレベルを超えれば終了となる。その判定条件は、例えば、すべての書き込み対象セルが書き込めること、としてもよいし、あるいは、正規の記憶データではないため、ベリファイ後のFailセルの数が所定の許容数以下であれば終了することにしてもよい。
ダミーセルが所望のベリファイレベルを超えるまで書き込めたら、次の書き込みパルス印加動作ではダミーセルを非書き込み状態とする。すなわち、そのNANDストリングが接続されるビット線電圧はVddとなる。
通常のページ書き込み動作においては、ビット線側選択ゲート線SGDに印加される電圧は、Vddよりやや低い電圧(例えば、Vdd=2.5Vのとき2V乃至2.5V程度)として、NANDストリング内をチャネルブーストする場合に選択ゲートトランジスタSG1がカットオフ状態になるようにする。しかし、NANDストリング内をチャネルブーストすると、選択ゲートトランジスタのドレイン端でGIDLが発生する状況を生じさせる。
図24の書き込みパルス印加動作の場合には、通常のページ書き込み時と同様に、選択ゲート線SGDをVsgd=〜2.5Vとしてダミーセルに書き込みを行う。GIDLによる影響は、発生した電子がフローティングゲートに注入されることにより、しきい値が正側にシフトする形で現れるが、元々ダミーセルのしきい値は正の状態に書き上げることになっているため、著しくしきい値が上昇したり、或いはGIDLが他の形で悪影響しなければ、この書き込みパルス印加条件でダミーセルを書き込み制御してよい。
ブースト状態のチャネル電位は、レギュラーワード線に印加するパス電圧Vmで調整されるので、GIDLの影響はこのパス電圧Vmの調整である程度最適化することができる。
一方、図25のような書き込みパルス印加動作を使うこともできる。この電圧印加方法では、ビット線側選択ゲート線SGDにより高い電圧VSG(例えば4.5V)を与えて、チャネルブーストしないで非書き込み状態とする。非書き込み状態となった場合に、選択ゲートトランジスタSG1がカットオフしないようにしてビット線の電圧VddをNANDストリング内のチャネルに供給して、実質的に書き込み禁止状態とする。
ダミーセル書き込みが終了したら、次にレギュラーセルのソフトプログラム制御を行う。このソフトプログラム制御は、先の第1の消去シーケンスの場合と同様であり、ソフトプログラム動作(ステップS19)と、2段階のソフトプログラムベリファイ動作(ステップS20,S22)、及びそれらのベリファイ読み出し結果に対する判定動作(ステップS21,S23)により行う。
図26は、以上の第2の消去シーケンスを適用した場合の各動作電圧を、書き込み動作及び読み出し動作(ベリファイ読み出し動作)を含めて示している。その主要部は図22と同様である。
以上、二つの消去シーケンス例を挙げて説明したように、消去動作において、ダミーセルのワード線と選択ゲートの配線との間の電位差を小さくなるように制御を行って、配線間の電界を緩和しつつ、ダミーセルのしきい値電圧を所定の正の電圧を超えない範囲に設定する。これによって、書き込み動作時においては、ダミーセルに印加する電圧をできるだけ高めることができ、レギュラーセルのワード線とダミーセルのワード線の電位差を小さくしつつ、GIDLによる誤書き込みを対策することができる。このように、配線間の電界を緩和する制御を行うことによって、微細化に対応したNAND型フラッシュメモリを実現することができる。
一実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの構成を示す図である。 同フラッシュメモリのメモリセルアレイ構成を示す図である。 同フラッシュメモリのロウデコーダのアドレス信号入力部の構成を示す図である。 ロウデコーダのレギュラーワード線対応のドライバ部の構成を示す図である。 ロウデコーダのダミーワード線対応のドライバ部の構成を示す図である。 同フラッシュメモリの4値データしきい値分布を示す図である。 同フラッシュメモリの書き込み時の電圧波形を示す図である。 同フラッシュメモリの書き込み時のNANDユニット内の電圧印加条件を示す図である。 従来のフラッシュメモリの書き込み時のNANDユニット内の電圧印加条件を示す図である。 実施の形態のフラッシュメモリの選択ワード線位置と書き込み電圧関係を示す図である。 実施の形態のフラッシュメモリの他の選択ワード線位置と書き込み電圧関係を示す図である。 比較のため従来のフラッシュメモリの選択ワード線位置と書き込み電圧関係を示す図である。 実施の形態の第1の消去シーケンスのフローを示す図である。 同シーケンスにおけるダミーセルに対するプリプログラムの動作波形を示す図である。 プリプログラムによるダミーセルのしきい値変化を示す図である。 同シーケンスにおける消去時の電圧印加法を示す図である。 同じく消去時の電圧波形を示す図である。 消去動作によるレギュラーセルのしきい値変化を示す図である。 消去動作によるダミーセルのしきい値変化を示す図である。 同シーケンスにおける消去ベリファイ時の電圧印加法を示す図である。 同じく消去ベリファイ時の電圧波形を示す図である。 同シーケンスのソフトプログラム時の電圧印加法を示す図である。 同シーケンスのソフトプログラムベリファイ時の電圧印加法を示す図である。 ソフトプログラムによるダミーセルのしきい値変化を示す図である。 同シーケンスを適用した場合の各動作の電圧をまとめて示す図である。 第2の消去シーケンスのフローを示す図である。 同シーケンスにおけるダミーセル書き込み時の電圧波形を示す図である。 同シーケンスにおけるダミーセル書き込み時の他の電圧波形を示す図である。 同シーケンスを適用した場合の各動作の電圧をまとめて示す図である。
符号の説明
1…I/Oバッファ、2…コマンドレジスタ、3…アドレスレジスタ、4…コントローラ、5…高電圧発生回路、6…ページバッファドライバ、7…カラムデコーダ、10…ロウデコーダ、11…ブロックデコーダ、12…転送トランジスタアレイ、20…ロウ系信号駆動回路、21…ブロックデコーダドライバ、22,23…選択ゲート線ドライバ、24,25…ダミーワード線ドライバ、26…ワード線デコーダ・ドライバ、30…ページバッファ、100…メモリセルアレイ、NU…NANDセルユニット、MC0−MC31…メモリセル(レギュラーセル)、MCDD,MCDS…ダミーセル、WL0−WL31…レギュラーワード線、WLDD,WLDS…ダミーワード線。

Claims (6)

  1. 電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置において、
    前記メモリセルアレイの消去単位内で、ダミーセルはメモリセルより緩和された消去電圧条件下でメモリセルと同時に消去されて、メモリセルの消去状態より高いしきい値分布に設定される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記メモリセルアレイが形成されたウェル領域に消去電圧が、前記消去単位内のメモリセルの制御ゲートに0V又はこれに近い第1の電圧が印加され、ダミーセルの制御ゲートに第1の電圧より高い第2の電圧が印加される消去モードを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記消去単位内の全NANDセルユニットの消去に先立って、その中のダミーセルを選択的にしきい値上昇させるプリプログラムが行われる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記消去単位内の全NANDセルユニットの消去の後、前記消去単位内のダミーセルに対して、メモリセルの消去状態より高いしきい値分布に設定するための書き込みが行われる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
  5. 電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置のデータ消去方法であって、
    前記メモリセルアレイの消去単位の一括消去に先立って、その中のダミーセルについてしきい値を上昇させるプリプログラムを行い、
    次いで前記消去単位内のダミーセルを含む全メモリセルを、ダミーセルについてメモリセルより緩和された消去電圧条件として一括消去し、
    その後前記消去単位内の過消去状態セルを解消するためのソフトプログラムを行う
    ことを特徴とする半導体記憶装置のデータ消去方法。
  6. 電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置のデータ消去方法であって、
    前記メモリセルアレイの消去単位内のダミーセルを含む全メモリセルを、ダミーセルについてメモリセルより緩和された消去電圧条件として一括消去し、
    次いで前記消去単位内のダミーセルのしきい値を上昇させる書き込みを行い、
    その後前記消去単位内の過消去状態セルを解消するためのソフトプログラムを行う
    ことを特徴とする半導体記憶装置のデータ消去方法。
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