JP2008145770A - 投写レンズおよびこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

投写レンズおよびこれを用いた投写型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】広角でかつ系中にミラー等を配設可能なコンパクト化に適した構成を有するとともに、大幅に縮小化されたライトバルブに適応することができ、諸収差を良好に補正し得る高解像度な投写レンズ、およびこのような投写レンズを用いた投写型表示装置を得る。
【解決手段】拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、開口絞り3と、正の屈折力を有する第2レンズ群Gとが配列されてなり、縮小側が略テレセントリックとされている。また、第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gには、3枚のレンズが接合された3枚接合レンズTC1およびTC2が、それぞれ配置されている。また、第1レンズ群Gと第2レンズ群Gとの間に、ミラーを配設可能な空気間隔を有するように構成されており、さらに条件式(1)〜(9)を満足する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示素子等のライトバルブからの表示情報等を拡大投写する投写レンズに関し、特にリアプロジェクションテレビ等のリア式の投写型表示装置に好適な投写レンズおよびこれを用いた投写型表示装置に関する。
従来、投写型表示装置としては、投写レンズがスクリーンに対して鑑賞者と同じ側に配置され、投写レンズより出射される光を反射型のスクリーンに結像させるフロント式の装置と、投写レンズおよび鑑賞者がスクリーンを挟むように配置され、投写レンズより出射される光を透過型のスクリーンに結像させるリア式の装置とが知られている。
このうちリア式の投写型表示装置では、例えばリアプロジェクションテレビのように、光源からスクリーンまでをキャビネットに納め、キャビネット前面に配設されたスクリーンに向けて、背面に配された投写レンズから映像情報を担持した光を投写する構成がよく知られている。
近年、このようなキャビネット型の投写型表示装置に適用するために、種々の投写レンズが提案されている(下記特許文献1〜3参照)。
特開2002−365541号公報 特開2004−177688号公報 特開2003−57540号公報 特願2005−219676号明細書
キャビネット型の投写型表示装置においては、装置全体を低背化、薄型化することが要望されている。このような要望に応えるためには、投写レンズの系中に光路を偏向させるミラーやプリズム等の光路偏向手段を配設して系全体を折り曲げた形で配置することや、投写レンズを広角化して投写距離(投写レンズの最もスクリーン側の面からスクリーンまでの距離)を短くすることにより、投写レンズの系全体をコンパクト化することが必要とされている。
また、複数のライトバルブを用いてカラー画像を形成するタイプの投写型表示装置においては、各ライトバルブからの各色光を合成する合成部を必要とするため、バックフォーカスの長い投写レンズが求められている。
さらに、近年、ライトバルブの高解像度化に伴い、投写レンズの解像度を大きく向上させることが要望されている。特に、広角な投写レンズの場合、色収差による解像度の劣化が問題とされている。
このような各要望は並立が困難なこともあり、これらを高い次元で満足するような投写レンズはこれまで実現されていなかった。
例えば、上記特許文献1,2では、3枚接合レンズを用いることにより上記色収差の問題の解決を図るとともに、バックフォーカスの長い投写レンズを提案しているが、ミラー等の光路偏向手段を配設するスペースを有していないので、投写レンズの系全体のコンパクト化を図ることが難しい。
一方、上記特許文献3では、3枚接合レンズを用いるとともに、上記スペースを確保した投写レンズを提案しているが、高解像度のライトバルブを用いた場合の色収差補正が不十分であり、また拡大側のレンズが大型であるため、投写レンズの系全体のコンパクト化を図ることが難しい。
そこで、本願出願人は、このような問題を解決し得る投写レンズを想起し、これを特許庁に開示した(上記特許文献4参照)。
この投写レンズは、上記問題解決のために極めて有効である。しかし、近年のコンパクトなライトバルブに対応するためには、さらなる改良が求められる。すなわち、昨今のライトバルブ(液晶表示パネルやDMD)のコンパクト化の速度は目覚しく、例えば、1ピクセルの大きさが1年に2〜3割程度の割合で縮小化され、ライトバルブの表示面も大幅に縮小化されている。これに伴い、表示されるイメージサイズも格段と縮小化されるため、投写レンズの焦点距離を短くするなど、光学系における種々の工夫が必要となる。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、広角でかつ系中に光路偏向手段を配設可能なコンパクト化に適した構成を有するとともに、近年のライトバルブの縮小化に対応したものとされ、諸収差、特に色収差を良好に補正し得る高解像度な投写レンズ、およびこのような投写レンズを用いた投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の投写レンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配列されてなる投写レンズであって、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が、当該投写レンズにおいて最長の空気間隔に設定されるとともに、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群には、3枚のレンズが接合された3枚接合レンズがそれぞれ少なくとも1つ配置され、
以下の条件式(1)〜(4)を満足することを特徴とする。
−3.5<f/f<−1.2 ……(1)
8.0≦f/f<12.0 ……(2)
6.0<DG1G2/f ……(3)
5.0<Bf/f ……(4)
また、本発明に係る第2の投写レンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配列されてなる投写レンズであって、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が、当該投写レンズにおいて最長の空気間隔に設定されるとともに、
前記第1レンズ群の最も縮小側に、1枚の正レンズを2枚の負レンズで挟んでなる3枚接合レンズが配置され、
縮小側が略テレセントリックとされており、
上記条件式(1)〜(4)と、以下の条件式(5)を満足することを特徴とする。
−8.0<fTC1/f<−3.0 ……(5)
また、本発明に係る第3の投写レンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配列されてなる投写レンズであって、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が、当該投写レンズにおいて最長の空気間隔に設定されるとともに、
前記第2レンズ群に、1枚の負レンズを2枚の正レンズで挟んでなる3枚接合レンズが少なくとも1つ配置され、
縮小側が略テレセントリックとされており、
上記条件式(1)〜(4)と、以下の条件式(6)、(7)を満足することを特徴とする。
−0.15<f/fTC2<0.1 ……(6)
1.77<N ……(7)
なお、本発明に係る第1の投写レンズにおいては、第2レンズ群に配置された3枚接合レンズのうち少なくとも1つは、1枚の負レンズを2枚の正レンズで挟んでなるものであり、上記条件式(6)、(7)を満足することが好ましい。
また、本発明に係る第1または第3の投写レンズにおいては、第1レンズ群の最も縮小側に、1枚の正レンズを2枚の負レンズで挟んでなる3枚接合レンズが配置され、上記条件式(5)を満足することが好ましい。
また、本発明に係る投写レンズにおいては、以下の条件式(8)、(9)を満足することが好ましい。
10.0<DG1G2/f ……(8)
6.5<Bf/f ……(9)
なお、上記条件式(1)〜(9)における各記号は、以下の内容を示している。
f:全系の焦点距離
:第1レンズ群の焦点距離
:第2レンズ群の焦点距離
G1G2:第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔
Bf:第2レンズ群で最も縮小側のレンズの縮小側レンズ面から縮小側結像面までの空気換算長
TC1:第1レンズ群の最も縮小側に配置された3枚接合レンズの焦点距離
TC2:第2レンズ群に配置された3枚接合レンズの焦点距離
:第2レンズ群に配置された3枚接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率
また、本発明に係る投写レンズにおいては、第1レンズ群は、拡大側から順に、屈折力の小さい非球面レンズと、縮小側に凹面を向けた負のメニスカスレンズと、1枚の両凸レンズを2枚の負レンズで挟んでなる3枚接合レンズと、からなるものとすることができ、また、第1レンズ群と第2レンズ群との間に、光路を偏向させる光路偏向手段を配置することができる。
なお、上記「屈折力の小さい非球面レンズ」とは、当該非球面レンズのレンズ機能が収差補正を主とするものであって、パワーは収差補正機能に付随して付与されたものであることを意味する。
また、第1レンズ群の最も拡大側と第2レンズ群とには、非球面レンズがそれぞれ配置されており、投写距離の変化に応じて、前記第1レンズ群の最も拡大側に配置された前記非球面レンズが該第1レンズ群の光軸方向に移動可能とされ、前記投写距離の変化により生じる像面湾曲の補正が可能となるように構成することや、第1レンズ群が該第1レンズ群の光軸方向に移動可能とされ、フォーカス調整が可能となるように構成することができる。
また、本発明に係る投写型表示装置は、光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、本発明に係る上記投写レンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投写レンズによりスクリーンに投写することを特徴とするものである。
本発明の投写レンズは、上記構成を備えたことにより、広角でかつ系中にミラー等の光路偏向手段を配設可能なコンパクト化に適した構成となっている。また、近年のライトバルブ、特に表示面の縮小化に対応したものとすることができるとともに、諸収差、特に色収差を良好に補正することができ、解像度を向上させることが可能である。
また、本発明の投写型表示装置は、本発明の投写レンズを用いていることにより、低背化、薄型化することが可能であるとともに、特に色収差が良好に補正された高解像度な大画面を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明に係る投写レンズを示すものであり、後述する実施例1,2のレンズ構成図である。このレンズを本実施形態の代表として、以下に説明する。なお、図中Xは光軸を表している。
本実施形態の投写レンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、開口絞り3と、正の屈折力を有する第2レンズ群Gとが配列されてなり、縮小側が略テレセントリックとされている。また、第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gには、3枚のレンズが接合された3枚接合レンズTC1およびTC2が、それぞれ配置されている。
3枚接合レンズTC1は、1枚の正レンズからなる第4レンズLを負レンズからなる2枚の第3および第5レンズL,Lで挟んでなり、第1レンズ群Gの最も縮小側に配置されている。第1レンズ群Gには、この3枚接合レンズTC1よりも拡大側に、第1レンズLおよび第2レンズLが拡大側よりこの順で配置されている。
3枚接合レンズTC2は、1枚の負レンズからなる第11レンズL11を正レンズからなる2枚の第10および第12レンズL10,L12で挟んでなる。第2レンズ群Gには、この3枚接合レンズTC2よりも拡大側において、第6レンズL、第7レンズL、第8レンズL、および第9レンズLが拡大側よりこの順で配置されており、3枚接合レンズTC2よりも縮小側において、第13レンズL13が配置されている。なお、第7レンズLおよび第8レンズLは互いに接合されている。
なお、図1の投写レンズでは、紙面右側より入射されライトバルブ1において画像情報を与えられた光束が、ガラスブロック2を介しこの投写レンズに入射され、この投写レンズにより紙面左側方向に拡大投写されるようになっている。図1には、見易さのため1枚のライトバルブ1のみを記載しているが、投写型表示装置において、光源からの光束を色分離光学系により3原色光に分離し、各原色光用に3つのライトバルブを配設して、フルカラー画像を表示可能とするものがある。ガラスブロック2の位置にクロスダイクロイックプリズム等の色合成手段を配設することによりこの3原色光を合成することができる。
また、本実施形態の投写レンズは、第1レンズ群Gと第2レンズ群Gとの間に、当該投写レンズにおいて最長の空気間隔を有するように構成されており、以下の条件式(1)〜(7)を満足する。図3の投写レンズは、図1の投写レンズの第1レンズ群Gと第2レンズ群Gとの間に、光路を偏向させる光路偏向手段としてのミラー5を配設した場合の構成を示したものである。
−3.5<f/f<−1.2 ……(1)
8.0≦f/f<12.0 ……(2)
6.0<DG1G2/f ……(3)
5.0<Bf/f ……(4)
−8.0<fTC1/f<−3.0 ……(5)
−0.15<f/fTC2<0.1 ……(6)
1.77<N ……(7)
ここで、
f:全系の焦点距離
:第1レンズ群の焦点距離
:第2レンズ群の焦点距離
G1G2:第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔
Bf:第2レンズ群で最も縮小側レンズの縮小側レンズ面から縮小側結像面までの空気換算長
TC1:第1レンズ群の最も縮小側に配置された3枚接合レンズの焦点距離
TC2:第2レンズ群に配置された3枚接合レンズの焦点距離
:第2レンズ群に配置された3枚接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率
以上のように構成することにより、本実施形態の投写レンズは、広角でかつ系中にミラー5を配設可能なコンパクト化に適した構成となっている。また、諸収差、特に色収差を良好に補正することができ、解像度を向上させることが可能となっている。上記各構成要素は相互に関連を持って設定されているので、上記の条件を全て満足することによりこれらの作用効果を得られるものであるが、各作用効果に比較的大きな影響を与えている条件式(1)〜(7)について、以下に説明する。
条件式(1)は、全系の焦点距離fに対する第1レンズ群Gの焦点距離fの比を規定したものであり、この下限値を下回ると、第1レンズ群Gのパワーが小さくなり過ぎ第1レンズ群Gが大型化してしまう。また、この上限値を上回ると、第1レンズ群Gのパワーが大きくなり過ぎ収差補正が困難となる。
条件式(2)は、全系の焦点距離fに対する第2レンズ群Gの焦点距離fの比を規定したものであり、この下限値を下回ると、第2レンズ群Gのパワーが大きくなり過ぎ収差補正が困難となる。また、この上限値を上回ると、第2レンズ群Gのパワーが小さくなり過ぎ第2レンズ群Gが大型化してしまう。特に、この条件式(2)を満足することによって、大幅にコンパクト化されたライトバルブを採用した場合にも適応させることが可能となる。すなわち、近年では、ライトバルブのピクセルの縮小化が進み、投写型表示装置に、大幅にコンパクト化されたライトバルブを搭載することが可能となっているが、このようなライトバルブでは表示面が縮小化され、表示されたイメージも縮小化されたものとなっているので、この条件式(2)を満足することによって、投写レンズの焦点距離の最適化を図り、大幅にコンパクト化されたライトバルブの実効を確保する。
条件式(3)は、第1レンズ群Gと第2レンズ群Gとの間に光路を偏向させるミラー5を配設可能な空気間隔を有し、かつ系をコンパクトに構成するために設定されたものであり、この下限値を下回ると、ミラー5を設置することが困難となったり、偏向(折り曲げ)角度が制限されたりする。なお、上記位置に光路を偏向させるミラー5を配設することは、図4に示すように、リア式の投写型表示装置における装置コンパクト化に有効な手法である。なお、上記条件式(2)の場合と同様に、この条件式(3)を満足することによって、大幅にコンパクト化されたライトバルブを採用した場合にも適応させることが可能となる。
条件式(4)は、この投写レンズのバックフォーカスを規定するもので、投写レンズの縮小側に色合成用のプリズム等を配置するスペースとして要請される、必要十分なバックフォーカスを設定するものである。この下限値を下回ると、色合成用のプリズム等の挿入が困難となってしまう。なお、上記条件式(2)の場合と同様に、この条件式(4)を満足することによって、大幅にコンパクト化されたライトバルブを採用した場合にも適応させることが可能となる。
条件式(5)は、第1レンズ群Gに配置された3枚接合レンズTC1の焦点距離fTC1と、全系の焦点距離fとの比を規定したものであり、この下限値を下回ると、3枚接合レンズTC1のパワーが小さくなり過ぎ第1レンズ群Gが大型化してしまう。また、この上限値を上回ると、3枚接合レンズTC1のパワーが大きくなり過ぎ収差補正が困難となる。
条件式(6)は、第2レンズ群Gに配置された3枚接合レンズTC2の焦点距離fTC2と、全系の焦点距離fとの比を規定したものであり、この範囲を超えると、3枚接合レンズTC2のパワーが大きくなり過ぎ収差補正が困難となる。
条件式(7)は、第2レンズ群Gに配置された3枚接合レンズTC2を構成する負レンズ(第11レンズL11)のd線に対する屈折率Nを規定するものであり、この下限値を下回ると、3枚接合レンズTC1の接合面による特に高次の色収差補正が難しくなり性能劣化につながる。
また、本実施形態の投写レンズでは、第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gに、3枚接合レンズTC1およびTC2がそれぞれ配置されていることにより、色収差(特に高次の色収差)を良好に補正しつつ、全系をコンパクト化することが可能となっている。
また、本実施形態に係る投写レンズにおいて、投写距離の変化に応じて、第1レンズ群Gに配置された非球面レンズ(第1レンズL)を第1レンズ群Gの光軸X方向に移動させ、投写距離の変化により生じる像面湾曲を補正するように構成するとともに、第1レンズ群Gを光軸X方向に移動させることにより、フォーカス調整をするように構成してもよい。
次に、本発明に係る投写型表示装置の実施形態について説明する。図4は本発明の一実施形態に係る投写型表示装置の縦断面図であり、図5は図4に示す照明光学系10の一例を示す構成図である。
図4に示す投写型表示装置は、上述した投写レンズの作用効果を特に発揮させるものとしてのリア式の投写型表示装置であり、光源と、ライトバルブと、光源からの光束をライトバルブへ導く照明光学部と(いずれも図示の照明光学系10に含まれる)、上記投写レンズとをキャビネット8内に備え、光源からの光束をライトバルブで光変調し、画像情報を担持した光束を、上記投写レンズおよび背面ミラー6を介し、所定の距離に配されたスクリーン7の裏面に投写するように構成されている。鑑賞者はスクリーン7に拡大投写された画像をこのスクリーン7の表面側(紙面左側)から見ることになる。
図5に示すように上記照明光学系10は、ライトバルブとしての透過型液晶パネル11a〜11cと、色分解のためのダイクロイックミラー12,13と、色合成のためのクロスダイクロイックプリズム14と、コンデンサレンズ16a〜16cと、全反射ミラー18a〜18cとを備えている。ダイクロイックミラー12の前段は図示を省略しているが、光源からの白色光は照明光学部を介して、3つの色光光束(G光、B光、R光)にそれぞれ対応する液晶パネル11a〜11cに入射されて光変調され、図4に示す投写レンズによりスクリーン7に投写される。
この投写型表示装置は、本発明に係る投写レンズを用いているので、色収差が良好に補正された高解像度な大画面を得ることが可能となっている。また、投写レンズの第1レンズ群Gと第2レンズ群Gとの間に光路を偏向させるミラー5を配設して、光路を鋭角的に折り曲げるように構成されているので、低背化、薄型化することが可能となっている。
以下、本発明に係る投写レンズの具体的な実施例について説明する。なお、実施例3の構成を示す図2において、実施例1と同様の作用効果をなす部材には図1で用いたものと同一の符号を付している。また、以下の実施例において示される各数値は、焦点距離を1.0で規格化した場合の数値である。
なお、この実施形態では、3枚接合レンズTC1およびTC2を、第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gにそれぞれ配置する構成としているが、いずれかのレンズ群GまたはGのみに、3枚接合レンズTC1またはTC2を配置する構成としても、上述したのと同様の効果をある程度得ることができる。
<実施例1>
図1に示すように、実施例1に係る投写レンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、開口絞り3と、正の屈折力を有する第2レンズ群Gとが配列されてなり、縮小側が略テレセントリックとされている。
第1レンズ群Gは、拡大側から順に、屈折力の小さい非球面レンズよりなる第1レンズLと、縮小側に凹面を向けた負メニスカスレンズよりなる第2レンズLと、1枚の両凸レンズからなる第4レンズLを負レンズからなる2枚の第3および第5レンズL,Lで挟んでなる3枚接合レンズTC1とが配列されてなる。
一方、第2レンズ群Gは、拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズよりなる第6レンズLと、両凹レンズからなる第7レンズLと、両凸レンズからなる第8レンズLと、縮小側に凸面を向けた非球面レンズよりなる第9レンズLと、1枚の負レンズからなる第11レンズL11を正レンズからなる2枚の第10および第12レンズL10,L12で挟んでなる3枚接合レンズTC2と、両凸レンズからなる第13レンズL13とが配列されてなる。なお、第7レンズLおよび第8レンズLは互いに接合されている。
上記各非球面の形状は、下記に示す非球面式により規定される。非球面を有する第1レンズLおよび第9レンズLにおいては、いずれか一方の面が非球面とされたレンズであっても効果を得ることができるが、両面が非球面とされたレンズであることがより好ましい。
Figure 2008145770
実施例1に係る投写レンズは、上記条件式(1)〜(7)を満足するように構成されているが、上記条件式(3)、(4)については、その下限値がより好ましい数値に設定された以下の条件式(8)、(9)を満足するように構成されている。
10.0<DG1G2/f ……(8)
6.5<Bf/f ……(9)
また、図1には、ライトバルブ1およびガラスブロック2が記載されている。実施例1に係る投写レンズは、第1レンズ群Gと第2レンズ群Gとの間に、光路を偏向させるミラーを配設可能な空気間隔を有しており、図3に示すようにミラー5を配設することができる。なお、この投写レンズは縮小側にテレセントリックとなるように構成されているので、ガラスブロック2として色合成手段を配設する構成にも好適である。
実施例1に係る投写レンズの各レンズ面の曲率半径R(焦点距離を1として規格化している:以下の実施例において同じ)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔(以下「軸上面間隔」と称す)D(焦点距離を1として規格化している:以下の実施例において同じ)、各レンズのd線における屈折率Nおよび各レンズのd線におけるアッベ数νの値を、表1の上段に示す。なお、表1および以下の表において面番号の数字は拡大側からの順番を表すものであり、面番号の左側に*印が付された面は非球面とされている。実施例1および以下の実施例2〜5において、これらの非球面の曲率半径Rは、各表において光軸X上での曲率半径Rの値として示しているが、対応するレンズ構成図においては図面を見やすくするため、引出線は必ずしも光軸Xとの交点から引き出されていないものがある。
また、上述したように実施例1に係る投写レンズでは、投写距離の変化に応じて第1レンズLが光軸X方向に移動するようになっており、表1の下段には、投写距離(拡大側共役位置〜レンズ第1面の間隔)と、第1レンズLおよび第2レンズLの空気間隔(可変間隔)との関係が例示されている。
Figure 2008145770
表2には、各非球面に対応する各定数K,A〜A12の値が示されている。
Figure 2008145770
実施例1において各条件式(1)〜(7)に対応する値は、後述する表11に示すとおりであり、条件式(1)〜(7)を全て満足している(条件式(8)、(9)も全て満足する)。
<実施例2>
実施例2に係る投写レンズは、図2に示す後述の実施例3の投写レンズと略同様の構成とされており、図2を概要例として使用するとともに、共通する部分についての説明は省略する。
すなわち、実施例1に係る投写レンズにおいては、第5レンズLが、拡大側に凹面を向けた負のメニスカスレンズとされているのに対し、本実施例および以下の実施例においては、第5レンズLが、両凹レンズとされている点において相違するが、その他の点においてはいずれの実施例も基本的構成が共通するものとされている。
実施例2に係る投写レンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの軸上面間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよび各レンズのd線におけるアッベ数νの値を、表3の上段に示す。また、表3の下段には、投写距離(拡大側共役位置〜レンズ第1面の間隔)が示されている。
Figure 2008145770
表4には、各非球面に対応する各定数K,A〜A12の値が示されている。
Figure 2008145770
実施例2において各条件式(1)〜(7)に対応する値は、後述する表11に示すとおりであり、条件式(1)〜(7)を全て満足する(条件式(8)、(9)も全て満足する)。
<実施例3>
実施例3に係る投写レンズの構成は、図2に示すとおりである。この投写レンズは、実施例1の投写レンズと略同様の構成とされており、共通する部分についての説明は省略する。
実施例3に係る投写レンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの軸上面間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよび各レンズのd線におけるアッベ数νの値を、表5の上段に示す。また、表5の下段には、投写距離(拡大側共役位置〜レンズ第1面の間隔)が示されている。
Figure 2008145770
表6には、各非球面に対応する各定数K,A〜A20の値が示されている。
Figure 2008145770
実施例3において各条件式(1)〜(7)に対応する値は、後述する表11に示すとおりであり、条件式(1)〜(7)を全て満足する(条件式(8)、(9)も全て満足する)。
<実施例4>
実施例4に係る投写レンズは、図2に示す実施例3の投写レンズと略同様の構成とされており、図2を概要例として使用するとともに、共通する部分についての説明は省略する。
実施例4に係る投写レンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの軸上面間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよび各レンズのd線におけるアッベ数νの値を、表7の上段に示す。また、表7の下段には、投写距離(拡大側共役位置〜レンズ第1面の間隔)が示されている。
Figure 2008145770
表8には、各非球面に対応する各定数K,A〜A20の値が示されている。
Figure 2008145770
実施例4において各条件式(1)〜(7)に対応する値は、後述する表11に示すとおりであり、条件式(1)〜(7)を全て満足する(条件式(8)、(9)も全て満足する)。
<実施例5>
実施例5に係る投写レンズは、図2に示す実施例3の投写レンズと略同様の構成とされており、図2を概要例として使用するとともに、共通する部分についての説明は省略する。
実施例5に係る投写レンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの軸上面間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよび各レンズのd線におけるアッベ数νの値を、表9の上段に示す。また、表9の下段には、投写距離(拡大側共役位置〜レンズ第1面の間隔)が示されている。
Figure 2008145770
表10には、各非球面に対応する各定数K,A〜A12の値が示されている。
Figure 2008145770
実施例5において各条件式(1)〜(7)に対応する値は、後述する表11に示すとおりであり、条件式(1)〜(7)を全て満足する(条件式(8)、(9)も全て満足する)。
また、上述した実施例1〜5において各条件式(1)〜(9)に対応する値を、表11に示す。
Figure 2008145770
また、図6〜10は、実施例1〜5に係る投写レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。これらの収差図において、ωは半画角を示し、球面収差の収差図にはd線、F線およびC線の収差曲線を示し、倍率色収差の収差図にはd線に対するF線およびC線の収差曲線を示している。図6〜10に示すように、実施例1〜5に係る投写レンズは、歪曲収差や倍率色収差をはじめ各収差が良好に補正され、半画角44.4〜44.7度、Fナンバ2.00〜2.01と、広角で明るい投写レンズとされている。
なお、本発明の投写レンズとしては、上記実施例のものに限られるものではなく種々の態様の変更が可能であり、例えば各レンズの曲率半径Rおよびレンズ間隔(もしくはレンズ厚)Dを適宜変更することが可能である。
また、本発明の投写型表示装置としても、上記構成のものに限られるものではなく、本発明の投写レンズを備えた種々の装置構成が可能である。ライトバルブとしては、例えば、透過型または反射型の液晶表示素子や、傾きを変えることができる微小な鏡が略平面上に多数形成された微小ミラー素子(例えば、テキサス・インスツルメント社製のデジタルマイクロミラーデバイス:DMD)を用いることができる。また、照明光学系としても、ライトバルブの種類に対応した適切な構成を採用することができる。
本発明の実施例1に係る投写レンズの構成を表す図 本発明の実施例3に係る投写レンズの構成を表す図 図1の投写レンズの所定位置にミラーを配した場合の構成を表す図 本発明の投写型表示装置の概略構成を表す図 投写型表示装置の照明光学系の構成を表す図 実施例1に係る投写レンズの諸収差図 実施例2に係る投写レンズの諸収差図 実施例3に係る投写レンズの諸収差図 実施例4に係る投写レンズの諸収差図 実施例5に係る投写レンズの諸収差図
符号の説明
1 ライトバルブ
2 ガラスブロック
3 開口絞り
5 ミラー
6 背面ミラー
7 スクリーン
8 キャビネット
10 照明光学系
11a〜11c 透過型液晶パネル
12,13 ダイクロイックミラー
14 クロスダイクロイックプリズム
16a〜16c コンデンサレンズ
18a〜18c 全反射ミラー
TC1,TC2 3枚接合レンズ
,G レンズ群
〜L13 レンズ
〜R26 レンズ面等の曲率半径
〜D25 レンズ面間隔(レンズ厚)
X 光軸

Claims (11)

  1. 拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配列されてなる投写レンズであって、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が、当該投写レンズにおいて最長の空気間隔に設定されるとともに、
    前記第1レンズ群および前記第2レンズ群には、3枚のレンズが接合された3枚接合レンズがそれぞれ少なくとも1つ配置され、
    以下の条件式(1)〜(4)を満足することを特徴とする投写レンズ。
    −3.5<f/f<−1.2 ……(1)
    8.0≦f/f<12.0 ……(2)
    6.0<DG1G2/f ……(3)
    5.0<Bf/f ……(4)
    ここで、
    f:全系の焦点距離
    :第1レンズ群の焦点距離
    :第2レンズ群の焦点距離
    G1G2:第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔
    Bf:第2レンズ群で最も縮小側のレンズの縮小側レンズ面から縮小側結像面までの空気換算長
  2. 拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配列されてなる投写レンズであって、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が、当該投写レンズにおいて最長の空気間隔に設定されるとともに、
    前記第1レンズ群の最も縮小側に、1枚の正レンズを2枚の負レンズで挟んでなる3枚接合レンズが配置され、
    縮小側が略テレセントリックとされており、
    以下の条件式(1)〜(5)を満足することを特徴とする投写レンズ。
    −3.5<f/f<−1.2 ……(1)
    8.0≦f/f<12.0 ……(2)
    6.0<DG1G2/f ……(3)
    5.0<Bf/f ……(4)
    −8.0<fTC1/f<−3.0 ……(5)
    ここで、
    f:全系の焦点距離
    :第1レンズ群の焦点距離
    :第2レンズ群の焦点距離
    G1G2:第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔
    Bf:第2レンズ群で最も縮小側レンズの縮小側レンズ面から縮小側結像面までの空気換算長
    TC1:第1レンズ群の最も縮小側に配置された3枚接合レンズの焦点距離
  3. 拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配列されてなる投写レンズであって、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が、当該投写レンズにおいて最長の空気間隔に設定されるとともに、
    前記第2レンズ群に、1枚の負レンズを2枚の正レンズで挟んでなる3枚接合レンズが少なくとも1つ配置され、
    縮小側が略テレセントリックとされており、
    以下の条件式(1)〜(4)、(6)、(7)を満足することを特徴とする投写レンズ。
    −3.5<f/f<−1.2 ……(1)
    8.0≦f/f<12.0 ……(2)
    6.0<DG1G2/f ……(3)
    5.0<Bf/f ……(4)
    −0.15<f/fTC2<0.1 ……(6)
    1.77<N ……(7)
    ここで、
    f:全系の焦点距離
    :第1レンズ群の焦点距離
    :第2レンズ群の焦点距離
    G1G2:第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔
    Bf:第2レンズ群で最も縮小側レンズの縮小側レンズ面から縮小側結像面までの空気換算長
    TC2:第2レンズ群に配置された3枚接合レンズの焦点距離
    :第2レンズ群に配置された3枚接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率
  4. 前記第2レンズ群に配置された前記3枚接合レンズのうち少なくとも1つは、1枚の負レンズを2枚の正レンズで挟んでなるものであり、
    以下の条件式(6)、(7)を満足することを特徴とする請求項1記載の投写レンズ。
    −0.15<f/fTC2<0.1 ……(6)
    1.77<N ……(7)
    ここで、
    TC2:第2レンズ群に配置された3枚接合レンズの焦点距離
    :第2レンズ群に配置された3枚接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率
  5. 前記第1レンズ群の最も縮小側に、1枚の正レンズを2枚の負レンズで挟んでなる3枚接合レンズが配置され、
    以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1または3記載の投写レンズ。
    −8.0<fTC1/f<−3.0 ……(5)
    ここで、
    TC1:第1レンズ群の最も縮小側に配置された3枚接合レンズの焦点距離
  6. 以下の条件式(8)、(9)を満足することを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項記載の投写レンズ。
    10.0<DG1G2/f ……(8)
    6.5<Bf/f ……(9)
  7. 前記第1レンズ群は、拡大側から順に、屈折力の小さい非球面レンズと、縮小側に凹面を向けた負のメニスカスレンズと、1枚の両凸レンズを2枚の負レンズで挟んでなる3枚接合レンズと、からなることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項記載の投写レンズ。
  8. 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に、光路を偏向させる光路偏向手段が配置されていることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項記載の投写レンズ。
  9. 前記第1レンズ群の最も拡大側と前記第2レンズ群とには、非球面レンズがそれぞれ配置されており、
    投写距離の変化に応じて、前記第1レンズ群の最も拡大側に配置された前記非球面レンズが該第1レンズ群の光軸方向に移動可能とされ、前記投写距離の変化により生じる像面湾曲の補正が可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1項記載の投写レンズ。
  10. 前記第1レンズ群が該第1レンズ群の光軸方向に移動可能とされ、フォーカス調整が可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1項記載の投写レンズ。
  11. 光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、請求項1〜10のうちいずれか1項記載の投写レンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投写レンズによりスクリーンに投写することを特徴とする投写型表示装置。
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