JP2008143330A - 電動補助自転車の駆動力制御装置及び電動補助自転車 - Google Patents
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Abstract
【課題】実用的な補助駆動力の大きさや機会を変えることなく航続距離をさらに延ばすことができる電動補助自転車の駆動力制御装置及び電動補助自転車を提供する。
【解決手段】補助駆動力制御部109は、傾斜角検出部105によって検出された傾斜角αに基づいて電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、電動補助自転車が平坦路を走行している場合よりも補助駆動力taを低くする。
【選択図】図2
【解決手段】補助駆動力制御部109は、傾斜角検出部105によって検出された傾斜角αに基づいて電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、電動補助自転車が平坦路を走行している場合よりも補助駆動力taを低くする。
【選択図】図2
Description
本発明は、走行路面の傾斜角に応じて電気モータが発生する補助駆動力を変化させる電動補助自転車の駆動力制御装置及び電動補助自転車に関する。
従来、乗り手がクランクペダルを漕ぐ力(以下、“人力トルク”と適宜省略する)に応じて電気モータのトルク(以下、“モータトルク”と適宜省略する)を制御し、所定の補助駆動力を発生する電動補助自転車が広く用いられている。
このような電動補助自転車の駆動力制御装置は、人力トルクを検出し、検出した人力トルクに応じてモータトルクを制御する制御信号を出力する。さらに、電動補助自転車の走行路面の傾斜角を検出し、上り坂における補助駆動力を平坦路よりも大きくする方法も知られている(例えば、特許文献1)。
特開平11−34966号公報(第4頁、第5図)
しかしながら、上述した従来の電動補助自転車の駆動力制御装置には、次のような問題があった。すなわち、電動補助自転車は、電気モータや、電気モータの駆動に用いられるバッテリーの搭載によって一般的な自転車よりも重量が重くなっている。このため、バッテリーに蓄えられている電力の消耗によって補助駆動力が得られない場合、乗り手は、一般的な自転車よりも大きな力でクランクペダルを漕がなければならないといった問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、実用的な補助駆動力の大きさや提供の機会を変えることなく航続距離をさらに延ばすことができる電動補助自転車の駆動力制御装置及び電動補助自転車を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、乗り手がクランク軸(クランク軸40)に連結されたクランクペダル(クランクペダル41)を漕ぐことによって発生する人力トルクを検出する人力トルク検出部(トルク検出部107)と、走行路面(路面R)の傾斜角(傾斜角α)を検出する傾斜角検出部(傾斜角検出部105)と、前記人力トルク検出部によって検出された前記人力トルク、及び前記傾斜角検出部によって検出された前記傾斜角に応じて、電気モータ(電気モータ111)が発生する補助駆動力(補助駆動力ta)を制御する補助駆動力制御部(補助駆動力制御部109)とを備える電動補助自転車(電動補助自転車10)の駆動力制御装置(駆動力制御装置100)であって、前記補助駆動力制御部は、前記傾斜角検出部によって検出された前記傾斜角に基づいて前記電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、前記電動補助自転車が平坦路を走行している場合よりも前記補助駆動力を低くすることを要旨とする。
このような電動補助自転車の駆動力制御装置によれば、電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、電動補助自転車が平坦路を走行している場合よりも補助駆動力が低くなる。すなわち、電動補助自転車が下り坂を走行している場合、電気モータが発生するトルク(モータトルク)を低くすることよって、消費電力が抑制される。なお、補助駆動力が低くなるのは電動補助自転車下り坂を走行している場合であるため、乗り手は、補助駆動力の低下による違和感がない。つまり、このような電動補助自転車の駆動力制御装置によれば、実用的な補助駆動力の大きさや機会を変えることなく電動補助自転車の航続距離をさらに延ばすことができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記クランク軸の回転速度(クランク軸回転速度VR)を検出するクランク軸回転速度検出部(クランク軸回転速度検出部101)をさらに備え、前記補助駆動力制御部は、前記電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、前記クランク軸回転速度検出部によって検出された前記回転速度に基づいて、前記補助駆動力を低くするか否かを決定することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記電動補助自転車の走行速度(走行速度V)を検出する走行速度検出部(走行速度検出部103)と、前記傾斜角、前記回転速度、前記走行速度及び前記補助駆動力が少なくとも対応付けられた制御マップを記憶する記憶部(記憶部115)とをさらに備え、前記補助駆動力制御部は、前記電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、前記記憶部に記憶された前記制御マップに基づいて前記補助駆動力を制御することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、路面(路面R)を転動する車輪(前輪20,後輪30)と、前記車輪の方向を操作するハンドル(ハンドル21)と、クランク軸(クランク軸40)と連結されたクランクペダル(クランクペダル41)と、補助駆動力を発生する電気モータ(電気モータ111)と、乗り手が前記クランクペダルを漕ぐことによって発生する人力トルクを検出する人力トルク検出部(トルク検出部107)と、走行路面(路面R)の傾斜角を検出する傾斜角検出部(傾斜角検出部105)と、前記人力トルク検出部によって検出された前記人力トルク、及び前記傾斜角検出部によって検出された前記傾斜角に応じて、前記補助駆動力を制御する補助駆動力制御部(補助駆動力制御部109)とを備える電動補助自転車(電動補助自転車10)であって、前記補助駆動力制御部は、前記傾斜角検出部によって検出された前記傾斜角に基づいて前記電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、前記電動補助自転車が平坦路を走行している場合よりも前記補助駆動力を低くすることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第2または第3の特徴に係る電動補助自転車の駆動力制御装置を備える電動補助自転車であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、実用的な補助駆動力の大きさや機会を変えることなく航続距離をさらに延ばすことができる電動補助自転車の駆動力制御装置及び電動補助自転車を提供することができる。
次に、本発明に係る電動補助自転車の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(電動補助自転車の構造)
図1は、本実施形態に係る電動補助自転車10の右側面図である。図1に示すように、電動補助自転車10は、路面Rを転動する前輪20及び後輪30を備える二輪車である。また、電動補助自転車10は、ハンドル21、クランク軸40及び駆動力制御装置100を備える。
図1は、本実施形態に係る電動補助自転車10の右側面図である。図1に示すように、電動補助自転車10は、路面Rを転動する前輪20及び後輪30を備える二輪車である。また、電動補助自転車10は、ハンドル21、クランク軸40及び駆動力制御装置100を備える。
ハンドル21は、乗り手によって把持され、前輪20の方向を操作するために用いられる。クランク軸40には、クランクペダル41が連結される。クランクペダル41を乗り手が漕ぐ力(人力トルク)ことによってクランク軸40が回転し、チェーン42を介して後輪30に駆動力が伝達される。
駆動力制御装置100は、クランクペダル41を乗り手が漕ぐ力(人力トルク)に応じて、電気モータ111のトルク(モータトルク)を制御し、所定の補助駆動力taを発生させる。駆動力制御装置100及び電気モータ111は、前輪20の上方に配設されたバッテリー50と接続される。
(電動補助自転車の駆動力制御装置の機能ブロック構成)
図2は、駆動力制御装置100の機能ブロック構成図である。図2に示すように、駆動力制御装置100は、クランク軸回転速度検出部101、走行速度検出部103、傾斜角検出部105、トルク検出部107、補助駆動力制御部109、電気モータ111、変速ギア部113及び記憶部115を備える。
図2は、駆動力制御装置100の機能ブロック構成図である。図2に示すように、駆動力制御装置100は、クランク軸回転速度検出部101、走行速度検出部103、傾斜角検出部105、トルク検出部107、補助駆動力制御部109、電気モータ111、変速ギア部113及び記憶部115を備える。
クランク軸回転速度検出部101は、クランク軸40のクランク軸回転速度VRを検出する。具体的には、クランク軸回転速度検出部101は、クランク軸回転速度VRを検出するセンサを有し、当該センサが検出したクランク軸回転速度VRを補助駆動力制御部109に出力する。
走行速度検出部103は、電動補助自転車10の走行速度Vを検出する。具体的には、走行速度検出部103は、後輪30(または前輪20)の回転速度を検出するセンサを有し、当該センサが検出した後輪30の回転速度を補助駆動力制御部109に出力する。なお、補助駆動力制御部109は、走行速度検出部103から出力された後輪30の回転速度に基づいて、電動補助自転車10の走行速度Vを演算する。
傾斜角検出部105は、電動補助自転車10が走行する路面R(走行路面)の傾斜角αを検出する。具体的には、傾斜角検出部105は、傾斜角αを検出するセンサを有し、当該センサが検出した傾斜角αを補助駆動力制御部109に出力する。
トルク検出部107は、後輪30に伝達される駆動力(駆動トルク)を検出する。具体的には、トルク検出部107は、人力トルク及びモータトルクの合計トルクを検出する。本実施形態において、トルク検出部107は、人力トルク検出部を構成する。
補助駆動力制御部109は、クランクペダル41を乗り手が漕ぐ力(人力トルク)に応じて、電気モータ111のトルク(モータトルク)を制御し、所定の補助駆動力taを発生させる。具体的には、補助駆動力制御部109は、トルク検出部107によって検出された合計トルクに基づいて人力トルクを演算し、演算した人力トルクに応じてモータトルクを制御する制御信号を電気モータ111に出力する。
特に、本実施形態では、補助駆動力制御部109は、人力トルク、及び傾斜角検出部105によって検出された傾斜角αに応じて、補助駆動力taを制御する。具体的には、補助駆動力制御部109は、傾斜角検出部105によって検出された傾斜角αに基づいて電動補助自転車10が下り坂を走行していると判定した場合、電動補助自転車10が平坦路を走行している場合よりも補助駆動力taを低くする。つまり、補助駆動力制御部109は、電動補助自転車10が下り坂を走行している場合、電気モータ111が発生するトルク(モータトルク)を低くし、消費電力を抑制する。
また、補助駆動力制御部109は、電動補助自転車10が下り坂を走行していると判定した場合、クランク軸回転速度検出部101によって検出されたクランク軸回転速度VRに基づいて、補助駆動力taを低くするか否かを決定することができる。つまり、補助駆動力制御部109は、電動補助自転車10が下り坂を走行している場合でも、乗り手がクランクペダル41を所定の速度以上で漕いでいる場合、平坦路と同様の補助駆動力taを発生させる。
また、本実施形態では、補助駆動力制御部109は、電動補助自転車10が下り坂を走行していると判定した場合、記憶部115に記憶された制御マップに基づいて補助駆動力taを制御する。
ここで、図4は、記憶部115に記憶される制御マップの一例を示す。図4に示すように、制御マップでは、傾斜角α(下り方向)、クランク軸回転速度VR、走行速度V及び補助駆動力taが対応付けられる。
図4に示す例では、平坦路の走行時に用いられる制御マップM11〜M13、及び下り坂の走行時に用いられる制御マップM21が設定されている。制御マップM21では、傾斜角αの値が下り坂を示す場合(所定の大きさ以上の負の値である場合)、制御マップM11〜M13と比較して、補助駆動力taが減らされている。また、制御マップM11〜M13は、電動補助自転車10のユーザによって選択できるようにしてもよい。
補助駆動力制御部109は、クランク軸回転速度検出部101によって検出されたクランク軸回転速度VRに基づいて、制御マップM21を用いるか否かを判定する。具体的には、補助駆動力制御部109は、クランク軸回転速度VRの変化量が所定の大きさ以上の場合、制御マップM21を用いる。
なお、制御マップには、傾斜角α、クランク軸回転速度VR、走行速度V及び補助駆動力taに加えて、トルク検出部107によって検出された人力トルクを対応付けてもよい。
電気モータ111は、補助駆動力制御部109から出力された制御信号に基づいて、補助駆動力taを発生する。電気モータ111は、チェーン42と係合しており、チェーン42を介して後輪30に補助駆動力taが伝達される。
変速ギア部113は、電気モータ111の回転速度を変速する。具体的には、変速ギア部113は、電気モータ111の回転速度を減速する。なお、変速ギア部113は、減速比の異なる複数のギアで構成してもよい。
記憶部115は、図4に示した制御マップを記憶する。具体的には、記憶部115は、不揮発性のRAMによって構成される。
(電動補助自転車の駆動力制御装置の動作)
次に、駆動力制御装置100の動作について説明する。具体的には、電動補助自転車10が下り坂を走行していると判定した場合、電動補助自転車10が平坦路を走行している場合よりも補助駆動力taを低くする動作について説明する。
次に、駆動力制御装置100の動作について説明する。具体的には、電動補助自転車10が下り坂を走行していると判定した場合、電動補助自転車10が平坦路を走行している場合よりも補助駆動力taを低くする動作について説明する。
図3は、駆動力制御装置100の動作フロー図である。図3に示すように、ステップS10において、駆動力制御装置100は、人力トルクを検出する。具体的には、駆動力制御装置100は、トルク検出部107が検出した人力トルク及びモータトルクの合計トルクに基づいて人力トルクを演算する。
ステップS20において、駆動力制御装置100は、電動補助自転車10が走行する路面Rの傾斜角αを検出する。ステップS30において、駆動力制御装置100は、クランク軸回転速度VRを検出する。ステップS40において、駆動力制御装置100は、走行速度Vを検出する。なお、ステップS10〜S40の処理は、時系列ではなく、同時に実行されても構わない。
ステップS50において、駆動力制御装置100は、検出した傾斜角αに基づいて、電動補助自転車10が下り坂を走行中であるか否かを判定する。なお、駆動力制御装置100は、傾斜角αに加え、走行速度Vが所定の値以上の場合、下り坂を走行中であると判定してもよい。
電動補助自転車10が下り坂を走行中である場合(ステップS50のYES)、ステップS60において、駆動力制御装置100は、制御マップを参照する。具体的には、駆動力制御装置100は、検出した傾斜角α及びクランク軸回転速度VRに基づいて、下り坂の走行時に用いられる制御マップM21(図4参照)を用いるか否かを判定する。ここでは、制御マップM21が選択されたものとする。
ステップS70において、駆動力制御装置100は、参照した制御マップM21に基づいて、補助駆動力taを低くする必要があるか否かを判定する。
補助駆動力taを低くする必要がある場合(ステップS70のYES)、ステップS80において、駆動力制御装置100は、補助駆動力taを低くする。具体的には、駆動力制御装置100は、電気モータ111のトルク(モータトルク)を、電動補助自転車10が平坦路を走行している場合よりも低くする。
(作用・効果)
駆動力制御装置100によれば、電動補助自転車10が下り坂を走行していると判定した場合、電動補助自転車10が平坦路を走行している場合よりも補助駆動力taが低くなる。すなわち、電動補助自転車10が下り坂を走行している場合、電気モータ111が発生するトルク(モータトルク)を低くすることよって、消費電力が抑制される。なお、補助駆動力taが低くなるのは電動補助自転車10が下り坂を走行している場合であるため、乗り手は、補助駆動力taの低下による違和感がない。つまり、駆動力制御装置100によれば、実用的な補助駆動力taの大きさや機会を変えることなく電動補助自転車10の航続距離をさらに延ばすことができる。
駆動力制御装置100によれば、電動補助自転車10が下り坂を走行していると判定した場合、電動補助自転車10が平坦路を走行している場合よりも補助駆動力taが低くなる。すなわち、電動補助自転車10が下り坂を走行している場合、電気モータ111が発生するトルク(モータトルク)を低くすることよって、消費電力が抑制される。なお、補助駆動力taが低くなるのは電動補助自転車10が下り坂を走行している場合であるため、乗り手は、補助駆動力taの低下による違和感がない。つまり、駆動力制御装置100によれば、実用的な補助駆動力taの大きさや機会を変えることなく電動補助自転車10の航続距離をさらに延ばすことができる。
さらに、電気モータ111による消費電力が抑制されるため、より小型、軽量なバッテリー50を用いることができる。また、電気モータ111による消費電力が抑制されるため、バッテリー50の消耗状態に応じて乗り手が通常モード(パワーモード)と省電力モードとを切り替えるモード切替部を設ける必要がない。
本実施形態では、駆動力制御装置100は、クランク軸回転速度VRに基づいて、補助駆動力taを低くするか否かを決定することができる。具体的には、電動補助自転車10が下り坂を走行している場合でも、乗り手がクランクペダル41を所定の速度以上で漕いでいる場合、平坦路と同様の補助駆動力taを発生させることができる。
つまり、電動補助自転車10が下り坂を走行している場合でも、乗り手が補助駆動力taを必要としている場合には、平坦路と同様の補助駆動力taを発生させることができる。
本実施形態では、駆動力制御装置100は、記憶部115に記憶された制御マップに基づいて補助駆動力taを制御する。このため、記憶部115に記憶される制御マップの内容を書き換えることによって、容易に補助駆動力taの制御パターンを変更することができる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、不揮発性のRAMによって構成される記憶部115制御マップが記憶されていたが、記憶部115をROMによって構成してもよい。また、上述した実施形態では、前輪20と後輪30とを備える二輪車を例として説明したが、本発明は、二輪車以外の電動補助自転車、例えば三輪を備える電動補助自転車にも勿論適用することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10…電動補助自転車、20…前輪、21…ハンドル、30…後輪、40…クランク軸、41…クランクペダル、42…チェーン、50…バッテリー、100…駆動力制御装置、101…クランク軸回転速度検出部、103…走行速度検出部、105…傾斜角検出部、107…トルク検出部、109…補助駆動力制御部、111…電気モータ、113…変速ギア部、115…記憶部、M11〜M13,M21…制御マップ、R…路面
Claims (5)
- 乗り手がクランク軸に連結されたクランクペダルを漕ぐことによって発生する人力トルクを検出する人力トルク検出部と、
走行路面の傾斜角を検出する傾斜角検出部と、
前記人力トルク検出部によって検出された前記人力トルク、及び前記傾斜角検出部によって検出された前記傾斜角に応じて、電気モータが発生する補助駆動力を制御する補助駆動力制御部と
を備える電動補助自転車の駆動力制御装置であって、
前記補助駆動力制御部は、前記傾斜角検出部によって検出された前記傾斜角に基づいて前記電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、前記電動補助自転車が平坦路を走行している場合よりも前記補助駆動力を低くする電動補助自転車の駆動力制御装置。 - 前記クランク軸の回転速度を検出するクランク軸回転速度検出部をさらに備え、
前記補助駆動力制御部は、前記電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、前記クランク軸回転速度検出部によって検出された前記回転速度に基づいて、前記補助駆動力を低くするか否かを決定する請求項1に記載の電動補助自転車の駆動力制御装置。 - 前記電動補助自転車の走行速度を検出する走行速度検出部と、
前記傾斜角、前記回転速度、前記走行速度及び前記補助駆動力が少なくとも対応付けられた制御マップを記憶する記憶部と
をさらに備え、
前記補助駆動力制御部は、前記電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、前記記憶部に記憶された前記制御マップに基づいて前記補助駆動力を制御する請求項2に記載の電動補助自転車の駆動力制御装置。 - 路面を転動する車輪と、
前記車輪の方向を操作するハンドルと、
クランク軸と連結されたクランクペダルと、
補助駆動力を発生する電気モータと、
乗り手が前記クランクペダルを漕ぐことによって発生する人力トルクを検出する人力トルク検出部と、
走行路面の傾斜角を検出する傾斜角検出部と、
前記人力トルク検出部によって検出された前記人力トルク、及び前記傾斜角検出部によって検出された前記傾斜角に応じて、前記補助駆動力を制御する補助駆動力制御部と
を備える電動補助自転車であって、
前記補助駆動力制御部は、前記傾斜角検出部によって検出された前記傾斜角に基づいて前記電動補助自転車が下り坂を走行していると判定した場合、前記電動補助自転車が平坦路を走行している場合よりも前記補助駆動力を低くする電動補助自転車。 - 請求項2または3の何れかの電動補助自転車の駆動力制御装置を備える電動補助自転車。
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2006
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