JP2008140019A - 警備システム - Google Patents

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Abstract

【課題】警備対象を対処する対処要員の行動を侵入者に察知される危険性を低減する警備システムを提供する。
【解決手段】警備システムは、警備対象への侵入者を検知する防犯センサ(3)と、人体を検知すると所定時間だけ点灯する照明装置(4、5)と、防犯センサ(3)および照明装置(4、5)を接続して警備対象を監視する警備装置(6)を少なくとも有して構成される。警備装置(6)は、対処要員が対処中である巡回モードを含む複数の動作モードを管理するモード設定部(662)と、動作モードが巡回モードである場合に照明装置(4、5)の点灯を禁止させる照明制御部(663)を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、警備対象の異常を監視する警備装置を備えた警備システムに関し、特に、人体を検知した際に点灯して照明する照明装置を備えた警備システムに関する。
従来より、店舗または住宅などへの侵入者の侵入を検知し、早期に通報または対処要員の派遣を可能にするための警備システムが開発されている(特許文献1参照)。
例えば、特許文献1には、警備対象である監視建物に設置された侵入者検出センサ(防犯センサ)をコントローラ(警備装置)と接続し、侵入者検出センサが異常を検知したときにコントローラが通信回線を通じて異常信号を中央監視センタへ送信する集中監視システムが開示されている。
この集中監視システムにおいて、中央監視センタは、複数のコントローラからの異常信号を受信する中央監視装置を備えている。この中央監視装置は、異常信号を受信すると異常が発生した警備対象名を表示する。中央監視センタの管制員は、この中央監視装置を常時監視して警備対象における異常発生の有無を確認している。そして、管制員が異常発生を確認すると、異常の発生した警備対象の警備を担当する対処要員に対して警備対象への対処を指示する。そして、対処の要請を受けた対処要員は、異常が発生した警備対象に向かい対処を開始する。
一般に、対処要員が警備対象に到着すると、当該警備対象の施設の内部に入る前に、施設の出入口、窓、外壁など、警備対象の外周から点検を開始して、侵入者が警備対象の内部に侵入した形跡があるか否かを確認する。これにより、警備対象の内部を点検する前に対処要員が侵入者の存在を察知することができ、監視センタの管制員に対して、警察機関への通報や他の対処要員の応援を要請することなどが可能となる。
ここで、警備対象の外周には、人体を検知すると点灯することで、正当な利用者を案内するための案内用照明を行なったり、不審者を威嚇するための威嚇用照明を行なう人体検知機能付の照明装置、いわゆるセンサライトが設置される場合がある(例えば、特許文献2参照)。また、このような照明にカメラを連動させて、人体を検知したときに撮影用の照明を点灯するとともにカメラによって撮影を行う人体検知機能及び照明機能付のカメラ、いわゆるセンサライトカメラを設置することもある(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−16965号公報 実開昭64−33110号公報 特開平2−61794号公報
上記のように、警備対象にセンサライト又はセンサライトカメラなどの人体を検知して点灯する照明装置を設置すると、対処要員が警備対象を点検している際に、照明装置が対処要員を検知して点灯することがある。この場合、点灯した照明の光により、侵入者などの賊が対処要員の存在を察知するおそれがあった。そして、侵入者に対処要員の存在を察知されると、対処要員が侵入者から不意打ちを受けるなど、警備上望ましくない事態を招来してしまう可能性がある。
上記の問題点に鑑み、本発明の目的は、警備対象を点検する対処要員の行動を侵入者に察知される危険性を低減する警備システムを提供することにある。
かかる課題を解決するための本発明は、警備対象への侵入者を検知する防犯センサと、人体を検知すると所定時間だけ点灯する照明装置と、防犯センサおよび照明装置を接続して警備対象を監視する警備装置を少なくとも有して構成される警備システムを提供する。係る警備システムにおいて、警備装置は、対処要員が対処中である巡回モードを含む複数の動作モードを管理するモード設定部と、動作モードが巡回モードである場合に照明装置の点灯を禁止させる照明制御部を有することを特徴とする。
係る構成により、警備対象の警備装置が巡回モードに設定されるのに合わせて照明装置の点灯を禁止できるので、対処要員が警備対象を対処中に照明が点灯して侵入者に察知される危険性を低減することが可能となる。
なお、警備対象は、個々の建物そのものであってもよく、あるいは、ある建物の一区画であってもよい。
また、照明装置は警備対象施設の外周における人体検知に基づいて外周を照明するように設置され、警備装置は、遠隔から無線又は有線にて送信される巡回モードへの移行信号を受信する通信部を有していることが好ましい。係る構成により、照明装置が警備対象施設の外周に設置されている場合には、遠隔から巡回モードへの移行ができるので、対処要員が警備対象施設の外周を対処中に照明が点灯することにより、警備対象施設内部の侵入者に存在を察知されることを防止できる。なお、本発明に係る巡回モードへの移行信号は、センタ装置から通信回線を通じて、又は対処要員が所持する携帯端末から無線信号にて送信されることが好ましい。
さらに、警備装置は、対処要員が動作モードを内部点検モードに移行させるために操作する操作部を備え、巡回モードは、対処要員が警備対象施設の外周を点検している外部点検モードと、警備対象の内部を点検している内部点検モードを含み、モード設定部は、通信部から外部点検モードへの移行信号を受信すると外部点検モードに移行させ、操作部から内部点検モードへの移行信号を受信すると内部点検モードに移行させ、照明制御部は、外部点検モードである場合に限り照明装置の点灯を禁止することが好ましい。
係る構成により、対処要員が対処中である場合であって、特に対処要員が警備対象施設の外周を点検する場合に限って照明装置の点灯が禁止される。すなわち、対処要員が警備対象施設内部を点検する際には、照明装置の点灯を許可するので、侵入者が警備対象の外に逃走したり、侵入者が警備対象施設の外周にて待ち伏せしていることを対処要員が容易に察知できる。
本発明によれば、警備対象を対処する対処要員の行動を侵入者に察知される危険性を低減する警備システムを提供することが可能となる。
以下、本発明を適用した警備システムを図を参照しつつ説明する。
図1は、本発明を適用した警備システム1を警備対象施設2及びその外周である警備対象の警備に利用した例の全体システム構成を示す図である。図1に示すように、警備システム1は、警備対象施設2の内部に設置され、異常を検知する防犯センサ3と、警備対象施設2の外周に設置され、人体を検知すると点灯して周囲を照明する照明装置として機能するセンサライト4及びセンサライトカメラ5と、防犯センサ3、センサライト4及びセンサライトカメラ5と接続される警備装置6と、監視センタ8内に設置され、警備装置6と通信回線9を通じて接続されるセンタ装置7とを有する。さらに、センタ装置7を監視する管制員からの連絡により、警備対象へ向かう対処要員によって所持され、警備装置6を遠隔操作可能な巡回用携帯端末10を含む。
本発明を適用した警備システム1は、警備対象施設2内に設置された防犯センサ3が異常を検知すると、検知信号を警備装置6に送信し、その検知信号を警備装置6から通信回線9を通じてセンタ装置7へ異常検知信号として通報するものである。
異常検知信号が通報された際、センタ装置7又は巡回用携帯端末10から通報のあった警備対象の警備装置6の動作モードを、対処要員が警備対象を対処中である旨を示す巡回モードに設定すると、警備装置6は、センサライト4及びセンサライトカメラ5に点灯禁止信号を送信する。これにより、対処要員が当該警備対象の点検を行う際に、センサライト4又はセンサライトカメラ5が対処要員を検知して点灯することを防止するものである。
以下、警備システム1の各部について詳細に説明する。
防犯センサ3は、警備対象施設2の内部、または窓、ドアといった開閉部に設置され、警備対象施設2内への侵入者あるいは侵入物(以下、侵入者等という)を検知する。そして、防犯センサ3は、侵入者等を検知すると、検知信号を発生し、警備装置6へ送信する。なお、防犯センサ3として、例えば、窓またはドアといった開閉部に取り付けられ、その開閉を検知するマグネットセンサ、受光した赤外線の光量変化に基づいて探知範囲内への侵入者等の有無を検知する赤外線センサ、あるいは撮像画像と予め記憶された正常時の画像との差分信号に基づいて撮像範囲内への侵入者等の有無を検知する画像センサを使用することができる。
警備装置6は、警備対象施設2の内部に設置され、防犯センサ3、センサライト4またはセンサライトカメラ5からの検知信号により、警備対象における異常の発生を監視する。また警備装置6は、対処要員による操作又はセンタ装置7若しくは巡回用携帯端末10で動作モードを切り換えることが可能となっている。そして、警備装置6は、警備対象に異常が発生した場合、すなわち、防犯センサ3などから検知信号を受信した場合、設定された動作モードに応じて、監視センタ8内のセンタ装置7へ異常検知信号を送信するか否かを判断する。また、センサライト4若しくはセンサライトカメラ5の照明動作を制御する。
図2は、警備装置6の機能ブロック図である。図2に示すように、警備装置6は、入出力部61、通信部62、操作部63、表示部64、記憶部65及び制御部66を有する。
入出力部61は、防犯センサ3、センサライト4またはセンサライトカメラ5と通信を行うための入出力インターフェースであり、各防犯センサ3などと接続するための接続端子、通信用回路及びその制御プログラムなどで構成される。そして、各防犯センサ3などとの間で定められた所定の通信プロトコルにしたがって通信を行う。そして、防犯センサ3などで検知された場合の検知信号、センサライトカメラ5からの画像情報などを受信する。また、制御部66で生成された各種の制御信号をセンサライト4及びセンサライトカメラ5へ送信する。特に、入出力部61は、センサライト4またはセンサライトカメラ5に対して、照明を強制的に点灯させる点灯操作信号、照明を強制的に消灯する消灯操作信号、照明の点灯を禁止する点灯禁止信号、照明の点灯禁止の解除を指示する点灯禁止解除信号など、各種の照明制御を行う点灯制御信号を送信する。
通信部62は、通信回線9を通じてセンタ装置7との通信を行う有線通信部621と、対処要員が保持する巡回用の携帯端末10と無線通信を行う無線通信部622とを有する。
有線通信部621は、通信回線9を通じて所定の通信プロトコルにて通信を行う通信インターフェース及びドライバから構成される。そして、有線通信部621は、防犯センサ3などからの検知信号、センサライトカメラ5からの画像情報、警備装置6の識別番号、警備対象の識別番号、警備装置6の設定された動作モードなどの情報を通信回線9を通じてセンタ装置7へ送信する。また、有線通信部621は、警備装置6の動作モードを別の動作モードへ移行することを要求するモード移行信号などの制御信号、そのモード移行信号の送信元を明らかにするためのセンタ装置7の識別番号などを通信回線9を通じてセンタ装置7から受信する。
無線通信部622は、BlueTooth(ブルートゥース)(登録商標)、ZigBee(ジグビー)などの小電力の短距離無線通信規格に則って対処要員が所持する巡回用携帯端末10と無線通信を行う通信インターフェース及びドライバから構成される。そして、無線通信部622は、警備装置6の動作モードを別の動作モードへ移行することを要求するモード移行信号、巡回用携帯端末10の識別番号などを巡回用携帯端末10から受信する。
操作部63は、対処要員、あるいは警備対象施設2への入館を認められた正規の利用者などが警備装置6を操作するためのユーザインターフェースであり、対処要員が所持する巡回用カードや利用者が所持する利用者用カードなどのIDカードに記録された情報を読み取るカードリーダと、ライトスイッチ、モード指定ボタンなどの各種操作スイッチとを備える。
カードリーダは、挿入されたIDカードから、警備装置6の操作者を識別するための識別番号、挿入されたIDカードの種別(巡回用カードか利用者用カードか)を示すカード種別情報などを読み取り、制御部66へ通知する。
モード指定ボタンは、警備装置6の動作モードを指定するボタンである。操作者が警備装置6の動作モードを移行する場合、モード指定ボタンを操作して所望の動作モードを選択し、その後カードリーダにIDカードを挿入してカードに記録された情報を読み取らせることにより、選択された動作モードへの移行を要求するモード移行信号が制御部66に通知される。なお、警備装置6の動作モードの詳細については、後述する。
ライトスイッチは、センサライト4またはセンサライトカメラ5の照明を手動操作により点灯させるスイッチであり、個々のセンサライト4及びセンサライトカメラ5ごとに一つのライトスイッチが設けられる。そして、ライトスイッチをONにすると、照明を点灯させる点灯操作信号が制御部66を通じてそのライトスイッチと対応するセンサライト4又はセンサライトカメラ5に通知される。また、ライトスイッチをOFFにすると、照明を消灯させる消灯操作信号が制御部66を通じて対応するセンサライト4またはセンサライトカメラ5に通知される。
表示部64は、液晶ディスプレイなどの表示デバイスで構成され、警備装置6の動作モード、異常発生の有無、センサライトカメラ5が撮影した画像などを表示する。なお、表示部64をタッチパネル付きディスプレイで構成し、操作部64の操作スイッチの一部または全部と一体化して構成してもよい。
記憶部65は、フラッシュメモリやEEPROMなどの書き換え自在な不揮発性メモリ及びROMなどで構成される。そして記憶部65は、警備装置6の制御プログラム、警備装置6の動作モードを表すモードフラグ、操作部63、センタ装置7若しくは携帯端末10から取得した識別番号と照合するための照合情報、異常検知の履歴を表す異常履歴及びセンサライトカメラ5が撮影した画像などを記憶する。なお、照合情報としては、例えば、パスワード、登録された利用者または対処要員の識別番号、巡回用携帯端末10の識別番号、センタ装置7の識別番号などが用いられる。これらの情報は、必要に応じて制御部66により記憶部65から読み出され、あるいは制御部66により記憶部65に書き込まれる。
制御部66は、CPU、ROM、RAMなどから構成され、警備装置6の各部及び警備装置6に接続された防犯センサ3、センサライト4及びセンサライトカメラ5の制御全般について、制御プログラム及び設定された動作モードにしたがって処理を行う。そのために、制御部66は、通信部62又は操作部63から取得したモード移行信号及び識別番号に基づき、モード設定を許可するか否か判定する認証部661と、認証部661の判定結果を受けて警備装置6の複数の動作モードを管理するモード設定部662と、センサライト4及びセンサライトカメラ5の点灯制御を行う照明制御部663とを有する。認証部661、モード設定部662及び照明制御部663は、制御部66で実行される制御プログラムの一部を構成するプログラムモジュールとして実装される。
なお、メモリ制御、通信制御、モニタの表示制御などその他の処理については、通常に実施されている技術を用いているので、詳細な説明は省略する。
モード設定部662は、警備装置6の動作モードを設定する。ここで、警備装置の動作モードとしては、警備セットモード、警備解除モード、巡回モードの3種類が準備される。また、巡回モードには、外部点検モードと内部点検モードとがある。
警備セットモードは、警備装置6を通常の監視状態とするものである。このモードに設定されると(例えば、警備セットモードを表すものとしてモードフラグの値が‘0’に設定されると)、警備装置6は、防犯センサ3、センサライト4又はセンサライトカメラ5の何れかから検知信号を受信すると、センタ装置7へ異常検知信号として通報する。さらに、センサライトカメラ5で侵入者等を検知して撮影された画像情報を、センタ装置7へ送信する。
警備解除モードは、警備装置6にて警備対象の監視を行わない状態である。このモードに設定されると(例えば、警備解除モードを表すものとしてモードフラグの値が‘1’に設定されると)、警備装置6は、防犯センサ3、センサライト4又はセンサライトカメラ5の何れかから検知信号を受信しても無視し、センタ装置7への通報は行わない。
巡回モードは、異常発生がセンタ装置7に知らされた警備対象を対処要員が対処中であることを示すモードである。そして、巡回モードには、警備対象施設2の外周を対処要員が対処中であることを示す外部点検モードと、警備対象施設2の内部を対処要員が対処中であることを示す内部点検モードとがある。外部点検モードに設定されると(例えば、外部点検モードを表すものとしてモードフラグの値が‘2’に設定されると)、警備装置6は、防犯センサ3、センサライト4又はセンサライトカメラ5の何れかから検知信号を受信すると、記憶部65の異常履歴を更新する。外部点検モードに設定される場合、既に異常が発生していることがセンタ装置7に通知された後であるため、検知された異常は、センタ装置7へ通知されない。なお、異常としてではなく巡回モード時のセンサ検知情報としてセンタ装置7へ通知するようにしてもよい。そして、外部点検モードが設定されている場合、警備装置6は、警備対象施設2内の侵入者に対処要員の存在を悟られないように、警備対象施設2の外周に設置された照明装置(センサライト4及びセンサライトカメラ5)の点灯を禁止する。さらに、センサライトカメラ5で人体を検知して撮影された画像情報も、一時的に記憶部65に記憶する。また、警備セットモードと異なり、センサライト4又はセンサライトカメラ5の何れかで、人体を検知しても、センサライト4又はセンサライトカメラ5を点灯しないように制御するため、点灯禁止信号を全てのセンサライト4及びセンサライトカメラ5に送信する。
内部点検モードは、異常発生がセンタ装置7に知らされた警備対象施設2の内部を対処要員が点検する際に使用されるモードである。このモードに設定されると(例えば、内部点検モードを表すものとしてモードフラグの値が‘3’に設定されると)、警備装置6は、外部点検モードと同様に、防犯センサ3、センサライト4又はセンサライトカメラ5の何れかから検知信号を受信すると、記憶部65の異常履歴を更新する。また、検知された異常はセンタ装置7へ通知されない。なお、異常が検知されたこと及び検知したセンサの設置場所を、対処要員が所持する巡回用携帯端末10に通知してもよい。さらに、センサライトカメラ5で人体を検知して撮影された画像情報も、一時的に記憶部65に記憶する。ただし、外部点検モードと異なり、センサライト4又はセンサライトカメラ5の何れかで、人体を検知すると、その検知したセンサライト4又はセンサライトカメラ5が点灯して照明を行うように制御するため、点灯禁止解除信号を全てのセンサライト4及びセンサライトカメラ5に送信する。
本実施形態では、巡回モードを外部点検モードと内部点検モードに区別しているが、このような区別を行わずに、外部点検モードのみを巡回モードとしてもよい。
以下に、モード設定部662によるモード設定の動作を説明する。
モード設定部662は、操作部63からモード移行信号を取得し、且つ認証部661がそのモード移行信号による動作モードの変更を許可すると、警備装置6をそのモード移行信号に対応する動作モードに設定する。また、センタ装置7から通信回線9を通じてモード移行信号を受信し、且つ認証部661がそのモード移行信号による動作モードの変更を許可すると、警備装置6をそのモード移行信号に対応する動作モードに設定する。同様に、巡回用携帯端末10からの無線通信によりモード移行信号を受信し、且つ認証部661による動作モードの変更を許可すると、警備装置6をそのモード移行信号に対応する動作モードに設定する。
モード設定部662は、動作モードが移行される度に、記憶部65に記憶されたモードフラグの値をその移行後の動作モードを表す値に更新する。また、通信回線9を通じてセンタ装置7へその移行後の動作モードを警備装置6の識別番号と共に送信する。
認証部661は、操作部63の操作者が、登録された利用者または対処要員など、正当な操作権限を有する者か否か判定する。そのために、操作部63から取得した識別番号が、記憶部65に予め登録されたものと一致するか否か調べる。そして、一致した場合には、操作者を正当な操作権限を有するものとして認証し、操作部63を通じて行われた操作による警備装置6の動作モードの移行を可能とする。なお、パスワードが設定されている場合には、操作部63から取得したパスワードが、記憶部65に記憶されているパスワードと一致するか否かも調べ、一致した場合にのみ、動作モードの移行を許可する。
ここで、認証部661は、操作部63から入力されたモード移行信号に含まれるIDカードのカード種別情報が巡回用カードを表すものである場合、警備セットモード、警備解除モード、又は内部点検モードの何れかの動作モードへの移行を許可する。しかし、操作部63から入力されたモード移行信号に含まれるカード識別情報が利用者用カードを表すものである場合には、警備セットモード又は警備解除モードへの変更のみ許可し、外部点検モード又は内部点検モードへの移行は許可しない。
また、認証部661は、警備装置6がセンタ装置7あるいは巡回用携帯端末10からモード移行信号を通信部62から受信した場合、そのモード移行信号とともに受信した送信元を表す識別番号を、記憶部65に予め登録された設定変更を許可する装置の識別番号と照合する。そして、何れかの識別番号と一致する場合には、認証部661は、そのモード移行信号に対応する動作モードへの移行を許可する。ただし、通信部62から内部点検モードへの移行信号を受信しても、内部点検モードへの移行は許可しない。
照明制御部663は、警備装置6に接続されたセンサライト4及びセンサライトカメラ5の照明動作を制御するために、各センサライト4及びセンサライトカメラ5に対して、必要に応じて各種の照明制御信号を生成し、入出力部61を通じて出力する。具体的には、照明制御部663は、操作部63のライトスイッチから点灯操作信号あるいは消灯操作信号が入力されると、ライトスイッチにて指定されたセンサライト4又はセンサライトカメラ5に対して、入出力部61を通じて点灯操作信号あるいは消灯操作信号を出力する。
また、照明制御部663は、モード設定部662によって警備装置6の動作モードが外部点検モードに設定されると、接続された全てのセンサライト4及びセンサライトカメラ5に対して、入出力部61を通じて点灯禁止信号を出力する。一方、照明制御部663は、モード設定部662によって警備装置6の動作モードが外部点検モードからそれ以外のモード、すなわち、警備セットモード、警備解除モード又は内部点検モードに変更されると、接続された全てのセンサライト4及びセンサライトカメラ5に対して、入出力部61を通じて点灯禁止解除信号を出力する。
なお、警備対象施設2の内部にもセンサライト4やセンサライトカメラ5が設置され、警備装置6と接続される場合には、点灯禁止信号及び点灯禁止解除信号は、警備対象施設2の外周に設置されるものに対して送信されるようにする。この場合、記憶部65に内部設置される照明装置と外部設置される照明装置を区別して記憶しておき、照明制御部663が、外周に設置される照明装置を判断して点灯禁止信号及び点灯禁止解除信号を送信するようにすればよい。
次に、複数の監視対象を通信回線9を介して集中監視する監視センタ8に設置されるセンタ装置7について説明する。
センタ装置7は、監視センタ8内に設置され、通信回線9を通じて各警備装置6と通信を行うための通信部と、各警備装置6の状態を表示するモニタと、管制員がセンタ装置7の操作を行うための操作パネルと、センタ装置7全体の制御を行う制御部などで構成される。そして、センタ装置7は、何れかの警備装置6から異常検知信号を受信すると、モニタに異常発生したこと及び異常発生した警備装置(あるいは警備対象)を表示して、管制員に報知する。また、センタ装置7は、操作パネルを通じた管制員の操作により、異常検知信号を受信した警備装置6に対して、動作モードを外部点検モードに設定するようにモード移行信号を送信できる。その際、警備装置6での照合用に、センタ装置7の識別番号も併せて送信する。またセンタ装置7は、操作パネルを通じて管制員の操作によって、警備装置6の動作モードを警備セットモード又は警備解除モードに変更するモード移行信号をセンタ装置7の識別番号とともに送信することもできる。
センタ装置7からのモード移行信号は、後述する巡回用携帯端末10を用いれば、必ずしも必要とされるものではない。なお、管制員は、監視対象にて異常が発生しているのをモニタにて確認すると、対処要員にその監視対象の対処を指示する。
巡回用携帯端末10は、対処要員によって所持される無線通信端末であり、警備装置6の通信部62で使用される短距離無線通信プロトコルと同一の無線通信プロトコルによる通信が可能なものである。また、巡回用携帯端末10は、対処要員の操作により、警備装置6に対して動作モードを外部点検モード、警備解除モード又は警備セットモードに設定するためのモード移行信号とその巡回用携帯端末10自身の識別番号を送信できる。
次に、図3を参照して、警備装置6の動作モード移行処理の動作フローについて説明する。以下に説明する処理フローは、制御部66のモード設定部662及び照明制御部663が行うものである。また、本フローは、認証部661がモード移行を許可した場合に、モード設定部662にモード移行信号が入力されて開始されるものである。
図3に示すように、最初に、モード移行信号が入力されると、モード設定部662は、そのモード移行信号が外部点検モードへの移行信号か否か判定する(ステップS201)。そして、モード設定部662は、外部点検モードへの移行信号である場合、動作モードを外部点検モードに設定し、記憶部65に記憶されたモードフラグの値を外部点検モードを表す値に書き換える(ステップS202)。また、センタ装置7に、警備装置6の識別番号とともに動作モードが外部点検モードに移行されたことを通知する。なお、巡回用携帯端末10を用いて設定操作が行われた場合には、巡回用携帯端末10にも動作モードが外部点検モードに移行されたことを通知する。その後、照明制御部663は、点灯制御信号として、点灯禁止信号を入出力部61を通じてセンサライト4及びセンサライトカメラ5へ出力する(ステップS203)。その後、移行処理を終了する。
一方、ステップS201において、モード移行信号が外部点検モードへの移行信号でない場合、モード設定部662は、モード移行信号が内部点検モードへの移行信号であるか否か判定する(ステップS204)。そして、内部点検モードへの移行信号である場合、モード設定部662は、動作モードを内部点検モードに設定し、記憶部65に記憶されたモードフラグの値を内部点検モードを表す値に書き換える(ステップS205)。また、センタ装置7に、警備装置6の識別番号とともに動作モードが内部点検モードに移行されたことを通知する。その後、照明制御部663は、移行前の動作モードが外部点検モードか否か判定し(ステップS206)、移行前の動作モードが外部点検モードであった場合には、点灯制御信号として、点灯禁止解除信号を入出力部61を通じてセンサライト4及びセンサライトカメラ5へ出力する(ステップS207)。その後、移行処理を終了する。一方、移行前の動作モードが外部点検モード以外の動作モードであった場合には、特に点灯制御信号を出力することなく、移行処理を終了する。
また、ステップS204において、モード移行信号が内部点検モードへの移行信号でない場合、モード設定部662は、モード移行信号が警備セットモードへの移行信号であるか否か判定する(ステップS208)。モード移行信号が警備セットモードへの移行信号である場合、モード設定部662は、動作モードを警備セットモードに設定し、記憶部65に記憶されたモードフラグの値を警備セットモードを表す値に書き換える(ステップS209)。また、センタ装置7に、警備装置6の識別番号とともに動作モードが警備セットモードに移行されたことを通知する。一方、モード移行信号が警備セットモードへの移行信号でない場合、すなわち、本実施形態においてはモード移行信号が警備解除モードへの移行信号である場合、モード設定部662は、動作モードを警備解除モードに設定し、記憶部65に記憶されたモードフラグの値を警備解除モードを表す値に書き換える(ステップS210)。また、センタ装置7に、警備装置6の識別番号とともに動作モードが警備解除モードに移行されたことを通知する。
ステップS209又はS210の後、ステップS206及びS207の処理の後、移行処理を終了する。
センサライト4及びセンサライトカメラ5は、探知範囲内に入ってきた人体を検知するセンサと、照明用の光源を備えた照明装置であり、警備対象施設2の外周に設置される。そして、センサライト4及びセンサライトカメラ5は、環境光の照度が所定の値以下の場合において、探知範囲内で人体を検知すると点灯し、その周囲を照明する。さらにセンサライトカメラ5は、人体を検知すると所定範囲を撮像した画像情報を取得し、警備装置6へ取得した画像情報を送信する。
図4は、センサライト4の機能ブロック図である。図4に示すように、センサライト4は、照明部41、照度センサ42、検知部43、記憶部44、入出力部45及び点灯制御部46を有する。
照明部41は、ハロゲンランプ、白熱灯などの光源、光源に電流を供給する電源回路及び電源回路に設けられたスイッチなどで構成される。そして、点灯制御部46より、点灯指示がなされた場合、スイッチを接続して光源を点灯し、所定の範囲を照明する。
照度センサ42は、フォトトランジスタなど、受光した光量に応じて電流を発生する光電変換素子及び生じた電流を増幅する電子回路などで構成され、センサライト4周囲の環境光の照度を測定する。そして、照度センサ42は、測定した環境光の照度を、点灯制御部46へ送信する。
検知部43は、赤外線受光部431と判定部432を有し、探知範囲内における人体の有無を検知する。赤外線受光部431は、焦電素子などで構成される差動型の検出器であり、探知範囲内で発生した赤外線の変化量を検出し、その変化量を電気信号として判定部432へ送信する。判定部432は、電子回路などで構成され、赤外線受光部431から受信した赤外線の変化量を所定の閾値と比較する。そして、その変化量が所定の閾値よりも大きい場合、探知範囲内に人体が存在することを示す検知信号を点灯制御部46へ送信する。
記憶部44は、フラッシュメモリなど不揮発性の書き換え可能メモリ及びROMで構成され、センサライト4の動作を制御する制御プログラムなどを記憶する。また、記憶部44は、センサライト4の点灯許可/不許可を表す点灯禁止フラグを記憶する。
入出力部45は、警備装置6との通信を行うためのインターフェースであり、警備装置6との通信回線を接続するための接続端子、通信用回路及びその制御プログラムなどで構成され、警備装置6との間で定められた所定の通信プロトコルにしたがって、強制的な点灯実施あるいは点灯禁止など、各種の制御信号を警備装置6から受信する。一方、入出力部45は、点灯制御部46から発せられたセンサライト4の状態を表す信号、検知信号などを警備装置6へ送信する。なお、入出力部45は、警備装置6と有線で通信するものに限られず、無線で通信を行うものであってもよい。
点灯制御部46は、組み込み型のマイクロプロセッサ及びRAMなどで構成され、記憶部44から読み込んだ制御プログラムに従って動作して、センサライト4の各部の制御を行う。特に、点灯制御部46は、照度センサ42で検知された環境光の照度、検知部43からの検知信号、及び点灯禁止フラグの値に基づいて、照明部41を点灯させるか否かを制御する。具体的には、点灯制御部46は、環境光の照度が所定の閾値以下か否か判定する。環境光の照度が所定の閾値以下であれば、記憶部44に記憶された点灯禁止フラグを参照し、点灯禁止フラグがOFF、すなわち、点灯許可を示す値である場合(例えば、その値が‘0’のとき)、検知部43から探知範囲内の侵入者等の存在を検知したことを示す検知信号を受け取ると、照明部41を点灯させる。そして、検知部43が人体の存在を検知しなくなってから一定期間(例えば、30秒間)経過すると、照明部41を消灯させる。一方、点灯制御部46は、環境光の照度が所定の閾値以下であり、検知部43から検知信号を受け取った場合であっても、点灯禁止フラグがON,すなわち、点灯不許可を示す値である場合(例えば、その値が‘1’のとき)には、照明部41を点灯させない。さらに、環境光の照度が所定の閾値より高い場合、あるいは検知信号を受信しない場合も、点灯制御部46は、照明部41を点灯させない。なお、警備装置6より、強制的に照明を点灯させる点灯操作信号を受信した場合は、上記にかかわらず、照明部41を点灯させる。
次に、図5を参照して、センサライト4の照明動作について説明する。以下に説明する処理フローは、点灯制御部46上で実行される制御プログラムによって制御される。
まず、センサライト4の電源がONとなり、センサライト4が動作を開始すると、点灯制御部46は、点灯禁止フラグをOFF、すなわち、点灯許可を表す値に設定する(ステップS101)。その後、点灯制御部46は、警備装置6から点灯制御信号を受信したか否かを調べる(ステップS102)。点灯制御信号を受信していない場合、制御をステップS110の前へ移行する。一方、ステップS102において、点灯制御信号を受信すると、その点灯制御信号が点灯禁止信号か否か判定する(ステップS103)。点灯制御信号が点灯禁止信号である場合、点灯制御部46は、点灯禁止フラグをON、すなわち、点灯禁止を表す値に書き換える(ステップS104)。そして、制御をステップS110へ進める。
また、ステップS103において、点灯制御信号が点灯禁止信号でない場合、点灯制御部46は、その点灯制御信号が点灯禁止解除信号か否か判定する(ステップS105)。点灯制御信号が点灯禁止解除信号である場合、点灯制御部46は、点灯禁止フラグをOFFに書き換える(ステップS106)。そして、制御をステップS110へ進める。
また、ステップS105において、点灯制御信号が点灯禁止解除信号でない場合、点灯制御部46は、点灯制御信号が点灯操作信号か消灯操作信号かを判定する(ステップS107)。点灯制御信号が点灯操作信号である場合、点灯制御部46は、照明部41を点灯させる(ステップS108)。なお、点灯制御部46は、点灯禁止フラグの値を参照し、点灯禁止フラグがONの場合には、照明部41を点灯させないようにしてもよい。ステップS108の後、点灯制御部46は、制御をステップS102の前へ移行する。一方、点灯制御信号が消灯操作信号である場合、点灯制御部46は、照明部41を消灯させる(ステップS109)。その後、制御をステップS102の前へ移行する。
次に、ステップS110では、点灯制御部46は、検知部43において人体が検知されたか否か調べる。人体が検知されなかった場合、照明部41が点灯中であれば一定期間経過後に照明部41を消灯し(ステップS111)、制御をステップS102の前へ移行する。一方、ステップS110において、人体が検知された場合、点灯禁止フラグがONか否か判定する(ステップS112)。そして、点灯禁止フラグがONである場合、制御をステップS102の前に移行する。一方、点灯禁止フラグがOFFである場合、点灯制御部46は、照度センサ42により測定された照度が所定の値以下か否か判定する(ステップS113)。そして、照度が所定の値以下であれば、点灯制御部46は、照明部41を点灯させる(ステップS114)。その後、制御をステップS102の前に戻す。一方、ステップS113において、照度が所定の値よりも高ければ、点灯制御部46は、照明部41を点灯させることなく制御をステップS102の前に戻す。
そして、センサライト4の電源がOFFになるまで、上記の処理を繰り返す。
図6は、センサライトカメラ5の機能ブロック図である。図6に示すように、センサライトカメラ5は、照明部51、照度センサ52、検知部53、記憶部54、入出力部55、点灯制御部56及び撮像部57を有する。このうち、照明部51、照度センサ52、及び検知部53については、それぞれセンサライト4の照明部41、照度センサ42、検知部43と同様の機能及び構成を有するものであるため、以下では説明を省略する。
撮像部57は、CCD、C−MOSセンサなどの光電変換素子の2次元アレイからなる検出素子と、その検出素子上に所定領域の像を結像させる光学系などで構成される。そして、撮像部57は、点灯制御部56より撮影開始信号を受け取ると撮像を開始する。そして、点灯制御部56より撮影終了信号を受け取るまで、撮影した画像情報を点灯制御部56へ出力する。なお、撮像部57は、検知部53で人体を検知した場合に、その検知対象を画像上に記録するために、検知部53の探知範囲全域を含む範囲を撮影することが好ましい。
記憶部54は、センサライト4の記憶部44と同様に、フラッシュメモリなど不揮発性の書き換え可能メモリ及びROMで構成され、センサライトカメラ5の動作を制御する制御プログラム、センサライトカメラ5の点灯許可又は不許可を表す点灯禁止フラグなどを記憶する。さらに記憶部54は、撮像部57で撮影された画像情報を一時的に記憶してもよい。
入出力部55は、センサライト4の入出力部45と同様に、警備装置6との通信回線を接続するための接続端子、通信用回路及びその制御プログラムなどで構成され、警備装置6との間で定められた所定の通信プロトコルにしたがって、強制的な点灯実施あるいは点灯禁止など、各種の制御信号を警備装置6から受信する。一方、入出力部55は、点灯制御部46から発せられたセンサライトカメラ5の状態を表す信号、検知信号などの他、撮像部57で撮影した画像情報を警備装置6へ送信する。
点灯制御部56もまた、センサライト4の点灯制御部46と同様に、組み込み型のマイクロプロセッサ及びRAMなどで構成され、記憶部54から読み込んだ制御プログラムに従って動作して、センサライトカメラ5の各部の制御を行う。また、点灯制御部56は、照度センサ52で検知された環境光の照度、検知部53からの検知信号、及び点灯禁止フラグの値に基づいて、照明部51を点灯させるか否かを制御する。
さらに、点灯制御部56は、検知部53から探知範囲内の人体の存在を検知したことを示す検知信号を受け取ると、撮像部57に撮影開始信号を送信し、撮影を開始させる。その後、検知部53から検知信号を受け取らなくなったときから一定期間経過すると、点灯制御部56は、撮像部57に撮影終了信号を送信して、撮影を終了させる。その間点灯制御部56は、撮像部57から画像情報を受信し、記憶部54に記憶させる。あるいは、入出力部55を通じて、警備装置6へ画像情報を送信する。
なお、センサライトカメラ5の照明動作及びその照明動作を行うための点灯制御部56による制御は、上述したセンサライト4の照明動作及び点灯制御部46の制御と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上説明してきたように、本発明を適用した警備システムでは、対処要員が警備対象を対処中に、対処要員が検知されても点灯しないようにセンサライト及びセンサライトカメラを制御することができるので、対処要員の行動を警備対象内にいる侵入者に察知される危険性を低減することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。本実施形態では、巡回モードとして外部点検モードと内部点検モードとを有し、外部点検モードである場合に限って、照明装置を点灯禁止する構成を説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、外部点検モードと内部点検モードとを区別することなく、巡回モードの移行信号をセンタ装置7若しくは巡回用携帯端末10から警備装置6に送信し、又は操作部63から制御部66に入力する構成とし、認証部661にてモード移行が許可された場合に、照明装置を点灯禁止にするようにしてもよい。
この場合、警備装置6の図3に示す動作フローを次のように変更する。すなわち、ステップS201を、モード設定部662が巡回モードへの移行信号であるか否かを判定するものとし、ステップS202を、巡回モードを設定し、センタ装置7にその旨を通知するものとする。そして、ステップS204及びS205を削除し、ステップS201にて巡回モードへの移行信号でない判定されたとき(ステップS201:No)、ステップS208へ移行するようにする。
また、例えば、センサライト又はセンサライトカメラは、点灯が許可されているか、禁止されているかを判断するために、点灯禁止フラグを参照する代わりに、警備装置6に対して動作モードを問い合わせて記憶部に記憶しておき、人体を検知したときに、その動作モードが外部点検モード(巡回モード)であると判断すると、点灯を禁止するように制御し、動作モードが外部点検モード(巡回モード)以外であると判断すると、点灯を許可するように制御してもよい。
また、警備装置6は、操作者の照合を行うために、バイオメトリクス情報を用いるようにしてもよい。この場合、警備装置6には、指紋、掌紋、網膜、音声、顔画像などのバイオメトリクス情報を取得するバイオメトリクス取得装置を設け、認証部は、取得したバイオメトリクス情報と、予め記憶部に記憶させた登録利用者(対処要員も含む)の登録バイオメトリクス情報と照合を行う。そして、認証部が、取得したバイオメトリクス情報が何れかの登録バイオメトリクス情報と一致すると判定すると、操作者をその登録バイオメトリクス情報に対応する登録利用者として認証する。なお、バイオメトリクス情報取得装置及びバイオメトリクス情報の照合に使用するアルゴリズムとしては、公知の様々なものを利用することができるので、ここでは詳細な説明を省略する。
さらに、対処要員は、警備会社に所属するものでなくてもよく、警備対象施設2の利用者であってもよい。この場合、利用者は、巡回用携帯端末10としての携帯電話などで、識別情報を入力するとともにモード移行の要求の操作をし、携帯電話がモード設定信号を通信回線を介して警備装置6に送信することとなる。
さらに、上記の実施形態では、センサライト4とセンサライトカメラ5の両方が用いられていたが、本発明に係る警備システムは、センサライト4又はセンサライトカメラ5のどちらかだけを用いるものでもよい。さらに、センサライトカメラ5は、点灯が禁止されている場合(すなわち、点灯禁止フラグがONの場合)において、探知範囲内に人体を検知した場合に撮影する赤外線カメラを別途有してもよい。このような赤外線カメラを有することにより、照明が点灯されなくても、探知範囲内に入った人体の画像情報を記録することができる。
以上のように、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
本発明を適用した警備システムの全体システム構成図である。 一例として本発明に用いられる警備装置の機能ブロック図である。 本発明を適用した警備装置の動作フローチャートである。 一例として本発明に用いられるセンサライトの機能ブロック図である。 センサライトにおける照明制御の動作フローチャートである。 一例として本発明に用いられるセンサライトカメラの機能ブロック図である。
符号の説明
1 警備システム
2 警備対象施設
3 防犯センサ
4 センサライト(照明装置)
5 センサライトカメラ(照明装置)
6 警備装置
7 センタ装置
8 監視センタ
9 通信回線
10 巡回用携帯端末
41、51 照明部
42、52 照度センサ
43、53 検知部
44、54 記憶部
45、55 入出力部
46、56 点灯制御部
57 撮像部
61 入出力部
62 通信部
63 操作部
64 表示部
65 記憶部
66 制御部
661 認証部
662 モード設定部
663 照明制御部

Claims (5)

  1. 警備対象への侵入者を検知する防犯センサと、人体を検知すると所定時間だけ点灯する照明装置と、前記防犯センサおよび照明装置を接続して警備対象を監視する警備装置を少なくとも有して構成される警備システムであって、
    前記警備装置は、対処要員が対処中である巡回モードを含む複数の動作モードを管理するモード設定部と、前記動作モードが巡回モードである場合に前記照明装置の点灯を禁止させる照明制御部を有することを特徴とした警備システム。
  2. 前記照明装置は警備対象施設の外周における人体検知に基づいて外周を照明するように設置され、
    前記警備装置は、遠隔から無線又は有線にて送信される前記巡回モードへの移行信号を受信する通信部を有している請求項1に記載の警備システム。
  3. 前記警備装置はセンタ装置と通信回線にて接続されており、前記巡回モードへの移行信号は前記センタ装置から送信される請求項2に記載の警備システム。
  4. 前記巡回モードへの移行信号は、対処要員が所持する携帯端末から無線信号にて送信される請求項2又は3に記載の警備システム。
  5. 前記警備装置は、
    更に、対処要員が動作モードを内部点検モードに移行させるために操作する操作部を備え、
    前記巡回モードは、対処要員が警備対象施設の外周を点検している外部点検モードと、警備対象の内部を点検している内部点検モードを含み、
    前記モード設定部は、前記通信部から外部点検モードへの移行信号を受信すると外部点検モードに移行させ、前記操作部から内部点検モードへの移行信号を受信すると内部点検モードに移行させ、
    前記照明制御部は、前記外部点検モードである場合に限り前記照明装置の点灯を禁止する請求項2〜4の何れか一項に記載の警備システム。
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